説明

番組録画システム、録画装置、番組録画プログラム及び無線端末

【課題】視聴者がテレビ放送を視聴しているときに、テレビの視聴を妨げないで端末装置側で番組予約できる方法を提供する。
【解決手段】録画装置は、放送波を受信する放送受信手段と、番組の予約を受け付けた場合に予約情報を作成する番組予約手段と、無線端末と予約情報を送受信する無線端末通信手段と、予約情報に含まれる番組を録画する録画手段とを備え、無線端末は、識別情報と、番組に関する番組関連情報とを含む番組配列情報を受信する番組配列情報受信手段と、録画装置から送信された予約情報を受信する予約情報受信手段と、予約情報に同じ識別情報が含まれている番組の番組関連情報と、予約情報に同じ識別情報が含まれていない番組の番組関連情報とを異なる表示で一覧表示する第二の表示手段と、予約情報の変更を受け付ける入力手段と、入力手段により変更された予約情報を録画装置に送信する録画装置通信手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク端末システム、及び端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、特開2009−055614号公報(特許文献1)がある。この公報には、「リモコンと操作対象機器の間で双方向の通信が可能であることから、送達確認により確実な通信を行なったり、GUI操作を活用した複雑なコマンド体系を取り扱ったり、比較的広い帯域を利用して動画像ストリーミングなど大容量データ伝送を行なうことができる。」と記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−055614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1には、ネットワークに接続された無線リモコンにより、表示装置で受信した番組情報を無線リモコン側に転送し、無線リモコン側でEPGを表示する方法が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載の発明の場合、表示装置側の番組情報を使用するため、番組情報のデータ転送量が多くなり、全データを一度に取得できないために表示が遅くなったりするなどの問題があった。また、テレビで視聴している番組や録画予約済みの番組の確認方法が開示されていない。さらには録画予約を変更する場合の方法が開示されていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、視聴者がテレビ放送を視聴しているときに、他の端末装置で番組表を表示することにより、テレビの視聴を妨げないで番組予約を行うことができる。
【0007】
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1(a)】ネットワーク端末システムのブロック図の一例である。
【図1(b)】テレビ受信機の構成図の一例である。
【図1(c)】無線端末の構成図の一例である。
【図1(d)】テレビ受信機のストレージ・メモリの構成の一例である。
【図1(e)】無線端末のストレージ・メモリの構成の一例である。
【図2】番組状態情報のデータ形式の一例である。
【図3】番組状態情報の属性の詳細の一例である。
【図4】EPGに固有の識別表示をするための動作シーケンスの一例である。
【図5】テレビ受信機にEPGを表示したときの画面表示の一例である。
【図6】無線端末に表示されるEPGの画面表示の一例である。
【図7】無線端末に表示されるEPGの画面表示の一例である。
【図8】無線端末に表示されるEPG起動時の画面表示の一例である。
【図9】無線端末のストレージ・メモリの構成の一例である。
【図10】予約情報のデータ形式の一例である。
【図11】予約情報のデータ形式の一例である。
【図12】EPGによる番組予約時の動作シーケンスの一例である。
【図13】録画予約マークの付いた番組を選択したときの予約設定画面の表示例である。
【図14】予約詳細設定画面の表示例である。
【図15】放送中の番組を選択したときの予約設定画面の表示例である。
【図16(a)】テレビ受信機のストレージ・メモリの構成の一例である。
【図16(b)】無線端末のストレージ・メモリの構成の一例である。
【図17】EPG画面で番組を選択したときのEPG画面の表示例である。
【図18】現在認証されている接続機器の予約設定画面の表示例である。
【図19】現在認証されていない接続機器の予約設定画面の表示例である。
【図20】現在認証されていない接続機器の予約詳細設定画面の表示例である。
【図21】チャンネル配列情報の一例である。
【図22】テレビ受信機のストレージ・メモリの構成の一例である。
【図23】番組表から番組予約を行う場合の動作シーケンスの一例である。
【図24】予約設定画面の表示例である。
【図25】詳細設定画面の表示例である。
【図26】予約状態情報表示の表示例である。
【図27】第八の実施形態に係る予約情報のデータ形式の一例である。
【図28】EPGによる番組予約時の動作シーケンスの一例である。
【図29】番組予約内容の変更等を行う場合の動作シーケンスの一例である。
【図30】番組予約マークの付いている番組を選択したときのEPG画面の表示例である。
【図31】予約設定画面の表示例である。
【図32】詳細設定画面の表示例である。
【図33】予約状態情報表示の表示例である。
【図34】無線端末のストレージ・メモリの構成の一例である。
【図35】予約情報のデータ形式の一例である。
【図36】EPGによる番組予約時の動作シーケンスの一例である。
【図37】番組予約マークの付いていない番組を選択するときのEPG画面の表示例である。
【図38】予約設定画面の表示例である。
【図39】詳細設定画面の表示例である。
【図40】番組予約一覧を無線端末に表示した場合の表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0010】
以下においては、番組配列情報(イベント情報)を含むデジタル放送波を受信し、受信した番組配列情報に基づいてデジタル放送の電子番組表(EPG)を表示するデジタル放送受信機能付きテレビ受信機および無線装置から構成されるネットワーク端末システムを例にして説明を行なう。
【0011】
日本国で運用されているBSデジタル放送、CSデジタル放送、および地上デジタルテレビジョン放送では、1つのトランスポンダ(周波数チャネル)に複数のトランスポートストリーム(以下、「TS」と略記する)を多重化して伝送している。TSは、社団法人電波産業会(ARIB)の標準規格に従ったデータ構造を有しており、コンテンツデータとしての要素信号(ES:Elementary Stream)に対して、イベント情報としての番組配列情報をヘッダとして付加した TSパケットで構成されている。
【0012】
番組配列情報のデータ構造は、ARIB標準規格であるARIB STD-B10「デジタル放送に使用する番組配列情報標準規格」に従ったものである。番組配列情報は、MPEG(Moving Picture Expert Group)−2システム規格で規定された伝送制御情報であるPSI(Program Specific Information:番組特定情報)と、EPGなどを構築するためのSI(Service Information:サービス情報)とで構成される。
【0013】
SIは、BIT(Broadcaster Information Table:放送局情報テーブル)、SDT(Service Description Table:サービス記述テーブル)、EIT(Event Information Table:イベント情報テーブル)およびTOT(Time Offset Table:時刻オフセットテーブル)の4つのテーブルで構成されている。
【0014】
BITは、ネットワーク内の放送局に関する情報を記載したものである。SDTは、TS情報部とサービス情報部に分かれており、TS情報部は、ネットワークを識別するためのネットワークIDと、TSを識別するためのTS ID(Identifier)とを含んでいる。
【0015】
ネットワークIDは、BSネットワーク、CS1ネットワークおよびCS2ネットワークには、それぞれ異なるネットワークIDが割り当てられている。また、地上デジタル放送の場合は、同じ地域では放送局ごとに異なる値のネットワークIDが割り当てられている。サービス情報部は、ネットワーク内で個々のサービス(チャンネル)を識別するための識別子であるサービスID(いわゆるチャンネル番号)を含んでいる。
【0016】
EITは、イベント(いわゆる番組)ごとの番組情報を記述したものであり、サービス情報部とイベント情報部に分かれている。サービス情報部は、ネットワーク内で個々のサービス(チャンネル)を識別するための識別子であるサービスID(いわゆるチャンネル番号)を含んでいる。イベント情報部は、イベントID、イベント開始時刻、イベント継続時間、イベントの名称(いわゆる番組タイトル)、イベントのジャンルなどを含んでいる。TOTは、現在時刻を記述したものである。
【0017】
以下、本発明に係る第一の実施形態を説明する。
【0018】
図1(a)は、第一の実施形態に係るネットワーク端末システムの一実施例を示すブロック構成図である。
【0019】
本実施例のネットワーク端末システムは、例えば、テレビ受信機1、無線端末15、無線ルーター13、外部ネットワーク14から構成される。図示の例は、情報通信端末としての携帯電話機等の移動体通信端末である無線端末15の利用者が、その無線端末15を持って家庭や店舗等で、テレビ受信機1でテレビ番組を視聴しているときの例である。
【0020】
無線ルーター13は、Wi−Fi(登録商標)などの無線LAN機能を備え、通信回線を経由して外部ネットワークに接続できる。また、無線ルーター13は、テレビ受信機1、テレビ受信機24、無線端末15、外部ネットワーク14と接続されており、テレビ受信機1、テレビ受信機24または無線端末15は、インターネット網から情報を入手することができる。
【0021】
また、無線ルーター13は、テレビ受信機1またはテレビ受信機24とは、有線LANまたは無線LANで接続されており、無線端末15とは無線LANで接続されているものとする。ここで、Wi−Fiは、IEEE(米国電気電子学会)の規格「IEEE 802.11a/IEEE 802.11b」で策定された無線LAN(Local Area Network)の標準規格である。
【0022】
図1(b)は、テレビ受信機1の構成図である。
【0023】
テレビ受信機1は、アンテナ38に接続され、チューナ・復調部2、信号分離部3、制御部4、選局制御部5、入力手段6、ストレージ8、メモリ37、重畳部10、表示部11、通信I/F12、音声復号部39、映像復号部40、スピーカ41、音声出力部42、映像出力部43などを含む。それぞれの処理部がバス120を介して接続される。
【0024】
また、テレビ受信機1は、アプリケーションプログラムをストレージ8に格納可能としており、制御部4がストレージ8から上記プログラムをメモリ37に展開し、制御部4が上記プログラムを実行することでさまざまな機能を実現することができる。以後の説明では説明を簡単にするため、制御部4が各アプリケーションプログラムを実行して実現する各種機能を、各種プログラム機能部が主体となって実現することとして説明する。
【0025】
なお、アプリケーションプログラムは、テレビ受信機1が出荷されるまでに予めストレージ8に格納されていても良いし、CD(Compact Disk)・DVD(Digital Versatile Disk)などの光学メディアや半導体メモリ等の媒体に格納されて図示しない媒体接続部を介してテレビ受信機1にインストールされても良い。また、通信I/F12及び無線ルーター13を介して外部ネットワーク14からダウンロードしてインストールすることも可能である。
【0026】
また、アプリケーションプログラムの各種機能は同様の機能を持つ処理部として、ハードウェアで実現することも可能である。ハードウェアとして実現する場合は、各処理部が主体となって各機能を実現する。
【0027】
入力手段6は、ユーザーからのテレビ受信機1に対する操作を受け付け、入力操作に関する制御情報を入力する入力手段であり、例えば、リモコン、キーボード、マウス等のポインティングデバイス等により実現される。
【0028】
制御部4は、ユーザーの操作要求を入力手段6を経由して受け取り、信号分離部3、選局制御部5、ストレージ8、重畳部10、通信I/F12、各種プログラム機能部の各ブロックを制御する。
【0029】
ストレージ8は、制御部4の指示により制御され、アプリケーションプログラムを保存することができる。また、アプリケーションプログラムで作成した各種情報を保存する。また、チューナ・復調部2や通信I/F12から受信した信号から映像音声ストリーム等のコンテンツを保存してもよい。
【0030】
メモリ37は、制御部4の指示により制御される。メモリ37に、ストレージ8に格納しているアプリケーションプログラムの機能部が展開される。
【0031】
チューナ・復調部2は、選局制御部5により、所望のサービスのチャンネルに同調することで、放送局より放送信号を受信し、受信した放送信号を復調してトランスポートストリームを取得する。
【0032】
選局制御部5は、入力手段6を経由してサービスを選局する指示を受け、指示に応じて選局するチャンネルを切り替えるようにチューナ・復調部2を制御する。また、選局制御部5は、各種プログラム機能部からの指示を受けとることができ、現在放送中のイベント(番組)を放送しているサービス(チャンネル番号)およびそのサービスが属する放送提示単位に切り替えるようにチューナ・復調部2を制御する。
【0033】
通信I/F12は、有線LANまたは無線LANにより、無線ルータ13に接続される。また、通信I/F12はIrDA(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの方法で外部の機器と無線ルータ13を介さずに直接通信することが可能である。通信I/Fは、異なる通信方式をそれぞれのチップが行うものとして複数実装されていても良いし、複数の通信方式を一つのチップで扱うものとして実装されていても良い。通信I/F12はテレビ受信機24や無線端末15と各種情報を送受信する。また、通信I/F12は、外部ネットワークと接続された装置とも各種情報を送受信可能である。例えば、外部ネットワークと接続されたサーバからIP放送や、ビデオオンデマンド、など形態でコンテンツストリーム(映像音声ストリーム)を受信することも可能である。また、外部ネットワークと接続されたサーバから映像ストリームやアプリケーションプログラムをダウンロードすることも可能である。ダウンロードした情報は、例えば、ストレージ8に格納される。
【0034】
信号分離部3は、チューナ・復調部2で得たトランスポートストリームや、通信I/F12を介して得たコンテンツのストリームについて、映像データ、音声データ、字幕文データ、番組情報等、種類ごとに分離する。また番組情報(例えば、番組配列情報SI)を取得し、他の処理ブロックに送信する機能を有する。また、他の処理部からデータ送信要求があった場合には、指定されたデータを、要求元へデータを送信する。
【0035】
音声復号部39は、信号分離部3で分離した音声データを復号する。音声復号部39で復号された音声情報は、スピーカ41から出力される。音声復号部39で復号された音声情報は、音声出力部42から外部機器へ出力してもよい。
【0036】
映像復号部40は、信号分離部3で分離した映像データを復号する。映像復号部40で復号された映像情報は、重畳部10に送られる。
【0037】
重畳部10は、映像復号部40から送られら復号映像情報に各種プログラム機能部で作成されたEPG画像、OSD画像や、信号分離部3から分離された各種情報(字幕情報、字幕スーパー、データ放送データ等)から生成された画像等を重畳する。
【0038】
重畳部10を経た映像情報は表示部11で表示する。表示部11は、例えばテレビやパソコンのディスプレイあるいは液晶パネル等によって構成される。また、重畳部10を経た映像情報は、映像出力部43から外部機器へ出力してもよい。
【0039】
また、信号分離部3で所定の番組についてのトランスポートストリームを分離し、映像や音声を復号せずに出力するデジタルI/F44を設けてもよい。
【0040】
テレビ受信機24の各部の構成は、テレビ受信機1と同様のため、ここでは説明を省略する。本実施例では1はテレビ受信機として説明をするが、レコーダーなどで代替することも可能であり、この場合は図1(b)のテレビ受信機の構成からスピーカ41や表示部11を省略することも可能である。
【0041】
図1(c)は無線端末15の構成図である。
無線端末15は、例えば、通信I/F16、制御部17、表示部19、入力手段20、信号分離部21、チューナ・復調部22、ストレージ25、移動体通信I/F31、メモリ32、加速度センサ部33、地磁気センサ部34、GPS受信部35、ジャイロセンサ部36を有し、それぞれの処理部がバス121を介して接続される。
【0042】
また、無線端末15は、アプリケーションプログラムをストレージ25に格納しており、制御部17がストレージ25から上記プログラムをメモリ32に展開し、制御部17が上記プログラムを実行することで各種機能を実現することができる。以後の説明では説明を簡単にするため、制御部17が各アプリケーションプログラムを実行して実現する各種機能を、各種プログラム機能部が主体となって実現することとして説明する。
【0043】
なお、アプリケーションプログラムは、無線端末15が出荷されるまでに予めストレージ25に格納されていても良いし、CD(Compact Disk)・DVD(Digital Versatile Disk)などの光学メディアや半導体メモリ等の媒体に格納されて図示しない媒体接続部を介して無線端末15にインストールされても良い。また、通信I/F16及び無線ルーター13を介して外部ネットワーク14からダウンロードしてインストールしてもよい。若しくは移動体通信I/F31を介して基地局23を介して配信元からダウンロードしてインストールしてもよい。さらに、ネットワークを介してアプリケーションプログラムを取得したパーソナルコンピュータ(PC)に図示しない外部機器接続I/Fを介して接続し、PCから無線端末15にムーブまたはコピーしてインストールすることも可能である。
【0044】
また、アプリケーションプログラムは、同様の機能を持つ処理部として、ハードウェアで実現することも可能である。ハードウェアとして実現する場合は、各処理部が主体となって各機能を実現する。
【0045】
通信I/F16は、Wi‐fiや無線LAN、IrDA、Bluetooth、NFC(Near Field Communication)などの方法で、無線ルータ13を介さずに外部の機器と直接通信することが可能である。通信I/Fは、テレビ受信機1の通信I/F12と各種情報の送受信を行う。また、通信I/F16は、外部ネットワークと接続され、外部ネットワーク上のサーバ等と情報の送受信を行う。通信I/Fは、Wi−Fi専用の通信I/Fなどのように、異なる通信方式を行うものとして複数実装されていても良いし、複数の通信方式を扱うチップとして実装されていても良い。
【0046】
移動体通信I/F31は、GSM(Global System for Mobile Communications:登録商標)やW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:登録商標)、CDMA2000(Code Division Multiple Access:登録商標)LTE(Long Term Evolution:登録商標)などの移動体通信網を利用して基地局23を通して通信ネットワークに接続され、通信ネットワーク上のサーバと情報の送受信を行なうことができる。
【0047】
制御部17は、ユーザーの操作要求を入力手段20を経由して受け取り、信号分離部21、表示部19、通信I/F16、各種プログラム機能部を制御する。
【0048】
制御部17は、通信I/F16及び無線ルーター13を経由して外部ネットワーク14、または、移動体通信I/F31及び基地局23を経由して外部ネットワーク14からも番組情報を抽出し番組配列情報を取得でき、各種プログラム機能部に渡す機能も有する。
【0049】
本実施例では、信号分離部21でデジタル放送の番組情報を抽出し番組配列情報SIを取得する場合の例について説明するが、通信I/F16や移動体通信I/F31を介して外部ネットワークや配信元から番組配列情報SIを取得することも可能である。この場合は信号分離部21及びチューナ・復調部22を無線端末15の構成から省略することも可能である。
【0050】
ストレージ25は、制御部17の指示により制御され、アプリケーションプログラムを保存することができる。また、アプリケーションプログラムで作成した各種情報を保存する。また、チューナ・復調部22、通信I/F16、または移動体通信I/F31から受信した信号から映像音声ストリーム等のコンテンツを保存してもよい。
【0051】
メモリ32は、制御部17の指示により制御される。制御部17によってメモリ32に、ストレージ25に格納しているアプリケーションプログラムの機能部が展開される。
【0052】
表示部19は、画像や映像を表示する。表示する画像、映像はアプリケーションプログラムで生成された画像でもよく、チューナ・復調部22を介して受信したコンテンツの画像、映像でもよく、通信I/F16を介して外部ネットワーク上のサーバから受信した画像、映像でもよく、通信I/F16を介してテレビ受信機1から受信した画像、映像でもよく、移動体通信I/F31を介して通信ネットワーク上のサーバから配信された画像、映像でもよい。また、表示部19は、例えば下記のタッチパネル等と一体として構成されてもよい。
【0053】
入力手段20は、ユーザーからの無線端末15に対する操作を受け付け、入力操作に関する制御情報を入力する入力手段であり、例えば、物理的なボタンやタッチパネルなどを用いることができる。
【0054】
チューナ・復調部22、信号分離部21は、それぞれテレビ受信機1のチューナ・復調部2、信号分離部3、と同等の働きを持つ。
【0055】
加速度センサ部33は、無線端末15にかかる加速度を測定する。制御部17は、例えば加速度センサ部33により重力加速度を測定することによって、無線端末15のどの部分が上方であるのかを知ることができ、表示部19に表示させる画面の上方を加速度センサ部33が測定した上方と合わせるように表示させることによって、ユーザによる無線端末15の持ち方に合わせた画面を表示させることができる。
【0056】
地磁気センサ部34は、複数の磁気センサを利用するなどして地磁気を測定する。
【0057】
GPS受信部35は、GPS(Grobal Positioning System)を利用して複数の衛星から送信される信号を受信する。制御部17は、GPS受信部35が受信した信号を基に、無線端末15の位置情報を計算することができる。制御部17は、例えば通信I/Fや移動体通信I/Fを介してネットワークから番組配列情報SIを取得する場合に、無線端末15の位置情報を番組配列情報SIの送信元に送信し、番組配列情報SIの送信元は無線端末15がある地域に応じた番組配列情報SIを無線端末15に送信することができる。
【0058】
ジャイロセンサ部36は、無線端末15をユーザが動かした場合などに発生する無線端末15の角速度を測定する。
【0059】
図1(d)は、テレビ受信機1の構成のうちストレージ8とメモリ37を示している。図1(d)において、テレビ受信機1は、ストレージ8に番組予約データ2201、EPG作成プログラム2001、番組予約プログラム2002、番組状態情報作成プログラム2003を格納しており、制御部4がEPG作成プログラム2001、番組予約プログラム2002、番組状態情報作成プログラム2003をメモリ37にEPG作成部2101、番組予約部2102、番組状態情報作成部2103として展開した状態を示している。EPG作成プログラム2001、番組予約プログラム2002は、製品の出荷時点でストレージ8に格納しておいてもよく、通信I/F12を介してダウンロードしてもよい。
【0060】
番組予約データ2201は、番組予約部2102によって作成される情報であって、各番組の予約の詳細情報である予約情報によって構成される。予約情報は、予約対象の番組を一意に特定するためのネットワークIDおよびサービスIDおよびイベントIDを含む識別情報と、視聴予約か録画予約かを示す情報および対象番組を録画する場合は録画の画質を示す情報および録画先(ストレージ8か、デジタルI/F44に接続された外部ストレージか、など)を示す情報などの録画予約または視聴予約を実行するに際して必要な予約状態情報と、が含まれる。
【0061】
EPG作成部2101は、信号分離部3が分離した番組配列情報を取得し、取得した番組配列情報に基づいてサービスIDを横に配列し、各サービスIDごとに時系列に沿って下方向に番組欄を並べた電子番組表を作成する。電子番組表の各番組欄には番組配列情報に含まれる番組内容の詳細などの一部または全部を配置することができる。
【0062】
番組予約部2102は、番組予約を行うためのGUI(Graphical User Interface)を作成し、GUIに対してユーザーが入力手段6で入力した内容に従って予約情報を作成し、番組予約データ2201に格納して管理する。また、番組予約データ2201に記載された予約情報の内容に従い、番組予約が視聴予約である場合は、予約時刻になった場合に選局制御部5に対して予約された番組を放送するチャンネルのサービスIDを送信し、送信したサービスIDが示す番組を表示部11に表示させる。番組予約が録画予約である場合も同様にして予約された番組を放送するチャンネルのサービスIDを選局制御部5に送信するが、映像復号部40及び音声復号部39が復号した映像及び音声を符号化してストレージ8にコンテンツとして格納する。
【0063】
番組状態情報作成部2103は、信号分離部3によって分離された番組配列情報SIに記載された識別情報から、所定の属性を持っている番組の識別情報を取得し、取得した識別情報に属性を付すことで番組状態情報を作成する。
【0064】
また、図1(e)は、無線端末15の構成のうちストレージ25とメモリ32を示している。図1(e)は、ストレージ25にEPG作成プログラム3001を格納しており、制御部17がEPG作成プログラム3001をメモリ32にEPG作成部3101として展開した状態を示している。EPG作成プログラム3001は、製品の出荷時点でストレージ25に格納しておいてもよく、通信I/F16または移動体通信I/F31を介してダウンロードしてもよい。
【0065】
EPG作成部3101は、テレビ受信機1のEPG作成部2101と同様であるため、説明を省略する。
【0066】
次に、図2、図3を用いて本実施形態のネットワーク端末システムに関連するデータ形式について説明する。
【0067】
図2は、番組状態情報のデータ形式の一例を示す図である。
番組状態情報は、図2に示されるように、ネットワークID101、サービスID102、イベントID103および属性104の形式で構成される。
【0068】
図3は、図2の番組状態情報の属性104の詳細の一例を示す図である。属性104は、テレビ受信機1の視聴または予約等の番組状態105を示す。ここで、現在放送されている番組が「3」、選局制御部5によりチューナ・復調部2が同調しているチャンネルの番組であって、現在放送中の番組が「0」、後述する番組予約部2102が管理する予約情報にネットワークID、サービスID、イベントIDが登録されている番組が「1」、「2」、「4」であり、録画予約の場合は「1」、視聴予約の場合は「2」、お好み自動録画予約の場合は「4」である。
【0069】
次に、図1、図2、図3および図4を用い、入力手段20がユーザーからの操作を受け無線端末15がEPGを表示部19に表示する場合の例について説明する。
【0070】
図4は、EPG作成部3101が、EPGに固有の識別表示を行うための動作シーケンスの一例を示す図である。
EPG作成部3101は、入力手段20によりEPG起動の指令を受けると(S401)、信号分離部21から分離された番組配列情報SIを取得する。EPG作成部3101は、番組配列情報SIに含まれるEITに基づきEPG画面を作成し(S402)、表示部19にEPG画面を表示させる。また、EPG作成部3101は、テレビ受信機1に対して、番組状態情報の送信を要求する(S403)。
【0071】
番組状態情報作成部2103は、番組状態情報の送信要求を受信すると、ストレージ8に記録されている番組予約データ2201を参照して録画予約、視聴予約のある番組の識別情報を取得する。また、番組配列情報SIに含まれる現在視聴中の番組及び放送中の番組の識別情報を取得する。そして取得した識別情報に、各番組の番組状態に応じた属性を付して番組状態情報を作成し、無線端末15の通信I/F16を経由してEPG作成部3101に送信する。
【0072】
EPG作成部3101は、番組状態情報作成部2103から送信された番組状態情報を受信し(S404)、信号分離部21から分離された番組配列情報SIに含まれる識別情報に、受信した番組状態情報に記載の識別情報と一致するものがあった場合は(S405:YES)、受信した番組状態情報に含まれるその番組の属性104に応じて図6に示すようにその番組に対して固有の識別表示をしたEPG画面を作成し、表示部19に表示させる。
【0073】
EPG作成部2101もEPG作成部3101と同様にして、番組状態情報を番組状態情報作成部2103から取得してEPG画面を作成し、作成したEPG画面を重畳部10を介して表示部11に表示させる。
【0074】
図5は、テレビ受信機1にEPG画面を表示したときの画面表示の一例を示す図である。マーク106は視聴予約、マーク107は録画予約を示すマークであり、EPGに表示される番組の予約状態が判別できるようになっている。また、四角枠108は、現在視聴中の番組を示すものである。
【0075】
番組状態情報の属性が「0」(現在視聴中)の番組が108、属性が「1」(番組予約(録画))の番組が107、属性が「2」(番組予約(視聴))の番組が106のように表示される。本実施例の説明では、図5は無線端末15に表示されるEPGの画面と対比して説明するためのものであり、操作および操作の説明は省略する。
【0076】
図6は、無線端末15に表示されるEPGの画面表示の一例を示す図である。マーク109またはマーク110は、それぞれ、図5のマーク106またはマーク107に対応している。また、四角枠111は、図5の四角枠108に対応している。本実施例では、テレビ受信機1と無線端末15で、固有の識別表示例として同じマーク形状または枠形状を使用しているが、それぞれで異なる形状にしても構わない。また、マークの表示、枠線の形態を変化させる他に、枠内に色を付す、番組名のフォントを変えるなど、属性104を有さない番組と属性104を有する番組とを区別可能に表示すればよい。
【0077】
図に示すように、図5に示すテレビ受信機1に表示されるEPGと図6に示す無線端末15に表示されるEPGは、表示部11と表示部19の表示能力の違い(表示アスペクト比、表示画素数等)により、チャンネルごとに時系列に従って配列されたイベント情報(番組)は、その配列が異なる場合があり、また、EPGの表示領域により同時に表示できるサービスID(チャンネル番号)およびイベント情報(番組)の数がテレビ受信機1と無線端末15とで異なる場合がある。
【0078】
本実施例の図6と図5でも、横方向のサービスID(チャンネル番号)と縦方向の時間軸表示は、テレビ受信機1ではそれぞれ5チャンネル、3時間表示となっていて、無線端末15ではそれぞれ3チャンネル、4時間表示となっているが、TV1と無線端末15に表示される視聴または予約している番組の情報が共有されているため、ユーザーは、テレビ受信機のEPGと無線端末のEPGの両方を見比べることなく、視聴または予約している番組をユーザーが認識することが可能となる。
【0079】
なお、以上では無線端末15からの要求時に番組状態情報を作成するとして説明したが、番組状態情報作成部2103が予め番組状態情報を作成しておき、番組状態に変更がある毎に、制御部4が更新するようにし、無線端末15からの要求があった場合に番組状態情報を送信しても良い。
【0080】
また、特に頻繁に更新される図3の「現在視聴中」及び「放送中」の番組状態情報のみを無線端末15からの要求があった場合に作成し、その他の番組状態情報は予め作成することも可能である。
【0081】
さらに、テレビ受信機1は番組状態情報が作成または更新された日時を番組状態情報に記録し、無線端末15が番組状態情報の送信を要求した場合に前回の更新日時を含めて送信することで、前回の無線端末15の番組状態情報の更新以降の更新のみを送信すれば、無線端末15の番組状態情報を最新のものに更新できる。
【0082】
これらによって、無線端末15から頻繁に要求があった場合でも、番組状態情報を作成する処理を省くことができ、応答速度を速めることもできる。
【実施例2】
【0083】
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図1、図7および図8を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第一の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
本実施形態でのネットワーク端末システムは、第一の実施形態における図1(a)から(e)までと同様であるため説明を省略する。
【0084】
図7は、本実施形態での無線端末15に表示されるEPGの画面表示の一例を示す図である。
本実施形態の制御部17は、第一の実施形態と同様にして受信した番組状態情報に「現在視聴中」を示す属性104「0」の番組があった場合で、番組状態情報に含まれるこの番組の識別情報と、信号分離部21から分離された番組配列情報に含まれる識別情報とが一致する場合は、この番組の識別情報に含まれるサービスIDが、他のサービスIDよりも優先的に表示部19の中央に配列されるように制御する。
【0085】
本実施形態における表示部19のEPG表示では、横方向にサービスIDを配列し縦方向に時系列に沿ってイベントを配置しているが、現在視聴中の番組111(女神の市場)が含まれるサービスID(放送局:東テレ)を、他のサービスIDよりも優先してEPG表示の中央に配列するように表示する。表示部19に、横方向に偶数局が配列される場合は、例えば4局表示のような場合は、左から2番目または3番目に表示するように中央寄りに配列しても良い。
【0086】
なお、現在視聴中の番組のサービスIDの表示は、ユーザによる認識が容易であればよく、例えば現在視聴中のサービスIDを表示部19の左端若しくは右端に表示してもよい。さらに、少なくともEPG画面の表示操作を行った場合の初期画面に現在視聴中のサービスIDが表示されればよい。ただし、ユーザによる認識のしやすさの観点から、表示部19の表示画面の所定の位置に現在視聴中のサービスIDを配置することが望ましい。
【0087】
図8は、本実施形態での表示部19に表示されるEPG画面表示の別の一実施例を示す図である。
図8では、図7の説明と同様にして現在視聴中の番組の番組詳細を起動時の初期表示として表示する。番組詳細には、その番組の出演者や番組内容などを含めることができ、放送波からチューナ22を介して番組配列情報を取得している場合はEITに含まれた番組詳細の一部または全部の内容を表示する。また、番組配列情報を外部ネットワーク14から通信I/F16や移動体通信I/F31を介して取得している場合は、外部ネットワーク14からXMLなどの形式で提供される番組に関する情報の一部または全部を番組詳細として表示する。
【0088】
図8の例では、番組111(女神の市場)が現在視聴中の番組であるので、この番組の番組詳細が起動時の初期表示として表示される。
このように、現在テレビ受信機で視聴中の番組をEPGの中央に優先的に配列することにより、現在視聴しているチャンネルの番組情報の確認を行うことができ、今後の放送予定または前後のチャンネルの放送番組も現在視聴中の番組またはチャンネルを中心にして見たい番組を探したり、番組予約することができる。
【実施例3】
【0089】
以下、本発明に係る第三の実施形態を、図6、図9〜図15を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第一の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
【0090】
図9は、第三の実施形態に係る無線端末15の構成のうちストレージ25とメモリ32を示している。図9において、無線端末15は、ストレージ25に番組予約データ3201、EPG作成プログラム3001、番組予約プログラム3003を格納しており、制御部17がEPG作成プログラム3001、番組予約プログラム3002をメモリ32にEPG作成部3101、番組予約部3102として展開した状態を示している。EPG作成プログラム3001、番組予約プログラム3002は、製品の出荷時点でストレージ25に格納しておいてもよく、通信I/F16や移動体通信I/F31を介してダウンロードしてもよい。
【0091】
録画予約データ3201および番組予約部3102の詳細は、第一の実施形態におけるテレビ受信機1の録画予約データ2201及び番組予約部2102と同様であるため、説明を省略する。
ストレージ25は、入力手段20が受け付けたユーザ操作に従い番組予約部3102により作成された予約情報を番組予約データ3201に格納する。また、通信I/F12、通信I/F16を経由して受け取ったテレビ受信機1の予約情報を番組予約データ3201に格納する。
【0092】
また、制御部17は、番組予約データ3201に保存された予約情報を通信I/F16、通信I/F12を経由して、制御部4に送信することができる。
【0093】
ストレージ8は、入力手段6が受け付けたユーザ操作に従い番組予約部2102により作成された予約情報を番組予約データ2201に保存する。また、通信I/F16、通信I/F12を経由して受け取った無線端末15の予約情報を番組予約データ2201に保存または上書き保存する機能を有する。さらに、制御部17の要求により、ストレージ8の番組予約データ2201に保存された予約情報を通信I/F12、通信I/F16を経由して、制御部17に送信することができる。
【0094】
番組予約部2102は、予約情報に含まれる各設定項目についてプルダウン形式、チェックボックス形式などで設定内容を選択できるGUIを作成し、入力手段6が受け付けたユーザ操作に従い、予約情報を作成する。
【0095】
次に、図10および図11を用いて本実施形態のネットワーク端末システムに関連するデータ形式について説明する。
【0096】
図10は、予約情報のデータ形式の一例を示す図である。
予約情報は、図10に示されるように、番組名201、日付、時刻、チャンネル202、録画モード、視聴/録画のデータから構成される。録画モードのデータは視聴/録画のデータが「録画」である場合のみ使用され、TS(放送画質)、TSE(高画質・2倍)、TSX4(高画質・4倍)、TSE8(高画質・8倍)、TSX24(最長時間)のように録画の画質を示す。また、上記の例に加えて予約情報には、毎週同じ時間帯に録画を行うことを示す「毎回/毎週予約」、毎回/毎週予約で新しく録画する番組を前回録画した番組に上書きするかしないかを示す「更新録画設定」、録画した映像、音声のデータを保存するフォルダを指定する「フォルダ指定」、テレビ受信機1が複数の録画先(HDD、DVDなど)を有す場合に予約録画する番組の録画先を示す「録画先」などの情報が含まれていても良い。
【0097】
図11は、予約情報のデータ形式の一変形例を示す図である。
図11の予約情報のデータ形式は、図10に比べて番組名201が無いが、この番組名などチャンネル202及び日付、時刻以外の番組に付随する情報は、無線端末15のEPG作成部3101より作成されたEPG画面の番組情報を用いることもできる。さらには、ネットワークIDとサービスIDとイベントIDのように、番組を一意に特定できる情報(識別情報など)と、特定された番組の予約に関する情報(予約状態情報など)が送信されればよい。
【0098】
このようにすることにより、テレビ受信機1と無線端末15間の通信データの量を低減できることと、外部ネットワークまたは通信ネットワークから番組配列情報を入手できる場合は、番組情報量が多く詳細な表示が可能となる場合にも対応できる。
【0099】
次に、図6、図9、図12〜図15を用いて、ユーザーが無線端末15のEPGを起動して番組予約をする場合の例について説明する。
【0100】
入力手段20により、番組予約マークの付いた番組を選択した場合について説明する。
【0101】
図12は、EPGによる番組予約時の動作シーケンスの一例を示す図である。
EPG表示に識別マークを表示するまでの処理(S405)までは、図4の説明と同様であるため省略する。EPG表示に識別マークを表示した後、入力手段20によりEPG画面の番組が選択され(S1201)、その番組が録画予約マーク付きの場合は(S1202:YES)、制御部17は、制御部4に対して選択された番組の予約情報の送信を要求する(S1203)。予約情報の送信要求には、その番組の識別情報が含まれており、その識別情報は制御部17がEPG作成部3101から取得される。
【0102】
制御部4は、予約情報の送信を要求された番組を、予約情報の送信要求に含まれる識別情報から特定し、番組予約データ2201を参照して要求された番組の予約情報を制御部17に送信する。制御部17は、制御部4から送信された予約情報を受信し(S1204)、図13に示すように予約設定画面を表示する(S1205)。
【0103】
図13は、図6で録画予約マーク110の付いた番組を選択したときの予約設定画面203の表示例を示す図である。
図14は、予約詳細設定画面206の表示例を示す図である。
図6において、入力手段20への入力によって録画予約マーク110の付いた番組「ヒラメキパーツ」が選択されると、図13のように予約設定画面203が表示される。録画予約マークの付いた番組は、テレビ受信機1ですでに予約されている番組であるので、無線端末15の制御部17は、図12の手順によりテレビ受信機1から予約情報を取得し、ストレージ25の番組予約データ3201に一時保存する。
【0104】
番組予約部3102は、番組予約データ3201に一時保存された予約情報に含まれる識別情報を元にEPG作成部3101が取得した番組配列情報から番組の詳細情報を取得し、図13に示す予約設定画面203を作成する。予約設定画面203には、番組の詳細情報と共に図14の予約詳細設定画面206に移行するための「予約ボタン」204を備える。
【0105】
本実施例における予約情報には、「録画モード」と「視聴/録画」に関する情報が含まれているため、予約詳細設定画面206には予約情報から取得したこれらの情報が表示される。これらの情報は無線端末15の入力手段20が受け付ける入力により、例えばプルダウン形式などの変更可能な形式で表示され、「録画モード」は録画の画質の選択、「視聴/録画」は、視聴予約や録画予約の選択ができる。また、前述のように予約情報に他の情報が含まれている場合は、番組予約部3102はこれらの情報を予約詳細設定画面206に表示し、それぞれの情報を変更可能な形式で表示する。
【0106】
図14の「予約するボタン」207は、予約詳細設定画面206で設定変更等を行った後に設定変更を確定するためのボタンである。「予約するボタン」207を選択すると、番組予約部3102は、変更を番組予約データ3201の予約情報に反映し、通信I/F16を経由して、テレビ受信機1の制御部4に送信する。制御部4は、更新された予約情報を受信した場合、ストレージ8の番組予約データ2201に予約情報を上書き保存する。
次に、入力手段20により、番組予約マークの付いていない番組を選択した場合について説明する。
【0107】
番組予約マークの付いていない番組が選択された場合、番組予約部3102は選択された番組の識別情報をEPG作成部3101から取得し、その識別情報により識別される番組の番組配列情報から番組の詳細情報を取得する。そして番組予約マークのついている番組が選択された場合と同様にして予約設定画面203、予約詳細設定画面206を表示する。ただし、その番組についての予約情報は作成されていないため、予約詳細設定画面の「録画モード」等は空白もしくはデフォルトで設定された値を入力し、ユーザによってこれらの値を変更可能な状態で表示させる。ユーザによる「予約する」ボタン207が選択された場合は、番組予約部3102は予約詳細設定画面206で設定された内容に基づき予約情報を作成し、通信I/F16を経由して、テレビ受信機1の制御部4に送信する。制御部4は、予約情報を受信すると、ストレージ8の番組予約データ2201に予約情報を新規作成する。
次に、入力手段20により、現在放送中の番組を選択した場合について説明する。
【0108】
図15は、図6で放送中の番組を選択したときの予約設定画面208の表示例である。図13と異なる箇所は、「録画ボタン」224、「選局ボタン」209が追加され、「予約ボタン」204がないことである。
【0109】
「選局ボタン」209は、現在放送中の番組を選択したときに表示されるもので、このボタンが選択されることにより、現在選択中の番組を一意に特定できる情報を含む選局情報を、上記予約情報と同様に制御部4に送信する。選局情報を受信した制御部4は、選局制御部5を経由してチューナ2を制御し、選択された放送中の番組を表示部11に表示するように制御する。
【0110】
ここで、選局情報はネットワークIDとサービスID(チャンネル番号)から構成され、イベントIDは省略することができる。
【0111】
「録画ボタン」224は、現在放送中の番組を選択したときに表示されるもので、このボタンが選択されることにより、番組予約部3102は予約詳細設定画面206と同様の画面を表示させ、表示させた画面で入力された内容で予約情報と同様の情報を持つ録画情報を作成する。作成された録画情報は、通信I/F16を経由して、テレビ受信機1の制御部4に送信され、制御部1は録画情報の記載に従って現在放送中の番組の録画を行う。なお、「録画ボタン」224が選択された場合に、「録画モード」等をデフォルトで設定された値で録画情報を作成して送信することも可能である。このようにすることで、現在放送中の番組を即座に録画できる。
このように、無線端末側でテレビ受信機の番組予約を新規に登録したり、予約済みの番組予約の変更も簡単に行うことができ、さらに無線端末およびテレビ受信機間のデータ通信量も抑えることができる。
【実施例4】
【0112】
以下、本発明に係る第四の実施形態を、図16〜図20を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第三の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
【0113】
図16(a)は、テレビ受信機1の構成のうちストレージ8とメモリ37を示している。また、図16(b)は、無線端末15の構成のうちストレージ25とメモリ32を示している。図16(a)および(b)において、テレビ受信機1および無線端末15は、図1(d)または図9の構成に加えてストレージ8、25に認証データ3202および3202、機器認証プログラム2004および3004を格納しており、制御部4および17が機器認証プログラム2004および3004をメモリ37および32に機器認証部2104および3104として展開した状態を示している。機器認証プログラム2004および3004は、製品の出荷時点でストレージ8および25に格納しておいてもよく、通信I/F12および16または移動体通信I/F31を介してダウンロードしてもよい。
【0114】
機器認証にあたり、テレビ受信機1にはユーザによる入力手段6を用いた入力によって設定された、若しくはテレビ受信機1の工場出荷前などに予め設定されたユーザーID及びパスワードなどの認証情報がストレージ8の認証データ2202に記憶されており、機器認証部2104はこれを参照できるものとする。また、上記の認証情報はユーザによる操作によって表示部11に表示させたり、テレビ受信機1の購入時に添付された書類等によってユーザが確認できるものとする。
機器認証部3104は、テレビ受信機1からの認証を受けるために、入力手段20が受け付けたユーザ操作によって入力された認証情報を認証データ3202に認証情報として保存し、通信I/F16、通信I/F12を経由して、機器認証部2104に対して送信する。
【0115】
機器認証部2104は、認証データ2202に記憶された認証情報と機器認証部3104から送信された認証情報を比較し、認証情報が一致する場合は、機器認証部3104に対して接続を認証する。一方、認証情報が誤っている場合には、機器認証部2104は機器認証部3104からの接続を認証しない。
【0116】
上記は認証方法の一例であり、例えば無線LANでテレビ受信装置1と無線端末15を接続する場合にSSID(Service Set Identifer)とWEPキーまたはWPSキーを用いた認証・暗号化方法を用いるなど、認証の方法や認証成功時に送受信する情報の暗号化の方法などは公知の技術を用いればよく、本実施例では特に限定をしない。
次に、入力手段20により、表示部19に表示されたEPG画面から番組予約を行う場合について説明する。
入力手段20が受け付けたユーザ操作により、EPG作成部3101はEPGが面を作成し、表示部19は図17に示すEPG画面を表示する。
【0117】
図17は、図6のEPG画面で番組210を選択したときのEPG画面の表示例である。番組210は、本実施例では選択箇所を示し、破線の四角枠で囲まれている。
【0118】
本実施例において、EPG作成部3101はEPG画面に認証機器表示211または212を作成する。図17のEPG画面では、認証機器表示211、212は、それぞれテレビ受信機1、テレビ受信機24が認証または過去に認証されている状態を示しており、本実施例ではテレビ受信機1が現在認証(実線枠)されており、テレビ受信機24は過去に認証(破線枠)されたが、現在は認証されていないことを示しており、認証履歴も同時に表示される。
【0119】
図18は、現在認証されている接続機器の予約設定画面213の表示例を示す図である。図17において、入力手段20により番組210「水曜プレミアム」が選択されると、図18のように予約設定画面213が表示部19に表示され、第三の実施形態と同様に番組予約ができる。予約動作については、第三の実施形態と同様であり詳細な説明は省略する。
次に、過去に接続したことがあるが現在認証できていないテレビ受信機24を選択して番組予約をする場合について説明する。このような例は、接続機器がWi−Fi通信できない離れたところにある場合やスリープモードで待機している場合、または屋外で通信ネットワークから番組情報を入手しているようなケースを想定している。
【0120】
図17では、テレビ受信機24の認証表示212が破線枠で表示され、過去に認証(破線枠)されていることを示している。現在認証されている接続機器は、デフォルトで選択されているため、通常は接続機器を選択する必要はないが、現在認証されていない接続機器に対して番組予約をする場合は、予約に先立ち接続機器を選択する必要がある。
【0121】
図19は、現在認証されていない接続機器の予約設定画面213の表示例を示す図である。図20は、現在認証されていない接続機器の予約詳細設定画面214の表示例を示す図である。
【0122】
図17において、上述のように番組210「水曜プレミアム」を選択すると、図19のように予約設定画面214が表示され、「予約ボタン」204を選択すると図20のように詳細設定画面215が表示される。
ここで、図20の「予約するボタン」207を選択すると、接続機器が認証されていないために予約情報を一時的にストレージ25の番組予約データ3201に一時的に保存して予約操作が終了する。
【0123】
その後、無線端末15がWi−Fi通信エリア外からエリア内に入った場合などアクセス可能になった場合に、テレビ受信機24の機器認証部2104と無線端末15の機器認証部2104が相互認証を行い、番組予約部3102は番組予約データ3201に保存されている予約情報を通信制御部16を介してテレビ受信機24に送信し、テレビ受信機24の番組予約データ2201に番組予約として保存される。また、番組予約データ3201に保存されている予約情報の開始時刻が現在時刻より過去の時間であったり、過去の予約情報であった場合は、テレビ受信機24に予約データを送信する前にエラー情報を表示部19に表示するための情報を送信することもできる。
【0124】
本実施例では、2台のテレビ受信機の接続を例に説明しているが、ネットワークに複数台接続することを何ら制限するものではない。また、テレビ受信機24が認証可能になった場合は、自動的に番組予約データ2201に保存された予約情報をテレビ受信機24に送信されるような例で説明したが、テレビ受信機24が認証可能になった時点で手動により予約情報を送信するようにしても良い。また、予約情報を一時的に番組予約データ2201に保存されているときは、その状態を表すために、アイコンなどにより一時保存状態を表示できるようにしても良い。また、無線端末15の制御部17が現在時刻を知ることができる場合であって、予約情報をテレビ受信機に送信しないまま予約情報が示す予約時刻に現在時刻が近づいた場合に、表示部19への表示などによってユーザに警告することも可能である。
【0125】
このように、屋外で通信ネットワークから番組情報を取得してEPG画面上で番組を検索している場合などのように、録画したい番組を見つけた場合にその場で予約を入れておくことができ、帰宅してから家庭内のネットワークに接続できる状態になったときに、自動的に(または手動で)テレビ受信機に忘れずに番組予約転送ができる。
【実施例5】
【0126】
以下、本発明に係る第五の実施形態を、図1、図21を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第一の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
本実施例におけるシステム構成、テレビ受信機1、無線端末15の各部の構成については、第一の実施形態と同じため説明を省略する。
【0127】
図21は、チャンネル配列情報の一例を示す図である。チャンネル配列は、アナログ放送のチャンネル順にデジタル放送を並べる方法や、デジタル放送のサービスID(チャンネル番号)順に並べる方法、ユーザの任意の順に並べる方法などがある。図21(a)はアナログ放送のチャンネル順であり、図21(b)はサービスID順である。
【0128】
制御部4は、EPG作成部2101からEPG画面のサービスID(チャンネル番号)およびその配列を取得し、チャンネル配列情報を作成する。制御部4は、このチャンネル配列情報を、通信I/F12、無線ルーター13、通信I/F16を経由して、制御部17に送信する。制御部17は、受信したチャンネル配列情報をEPG作成部3101に渡し、EPG作成部3101は、テレビ受信機1のEPGと同じチャンネル配列情報でEPG画面を作成する。
【0129】
第一の実施形態の図5および図6が、それぞれ本実施形態におけるテレビ受信機1および無線端末15のEPGのチャンネル配列を示している。
このように、チャンネル配置がテレビ受信機または無線端末で異なっている場合でも、EPG画面でのチャンネル配列が同じになるため、同じような感覚でEPG画面を操作でき使い勝手が向上する。
【実施例6】
【0130】
以下、本発明に係る第六の実施形態を、図1(a)、図9、図13および図14を用いて説明する。
なお、本実施形態では、第三の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
本実施形態でのネットワーク端末システム、テレビ受信機1、無線端末15の各部の構成については、第三の実施形態と同じため説明を省略する。
【0131】
本実施形態においては、制御部4は、EPG作成部2101で作成されたEPGのEPGデータおよび番組の番組状態情報を、通信I/F16を経由して制御部17に送信する。EPGデータとは、番組配列情報に含まれる情報のうち、EPGを作成するために必要なデータを抜き出し、XML形式などのEPG作成部3101が解釈可能な形式に記載したものであり、番組状態情報を含んでいてもよい。
【0132】
また、EPG作成部3101は、受信したEPGデータによりEPG画面を作成し、表示部19はEPG画面および番組の番組状態情報を表示する。
【0133】
番組予約部3102は、EPG作成部3101で作成されたEPG画面で番組予約された録画予約などの予約情報を一時的に番組予約データ3202に保存し、保存された予約情報を通信I/F16、通信I/F12を経由して、番組予約部2102に送信することができる。
このように、テレビ受信機からEPGデータを取得することにより、通信I/F16等によって外部ネットワーク14に接続できない場合であっても第三の実施形態と同様に番組予約を行うことができる。
【実施例7】
【0134】
以下、本発明に係る第七の実施形態を、図17および図22〜図26を用いて説明する。
【0135】
なお、本実施形態では、第四の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
【0136】
図22は、テレビ受信機1の構成のうちストレージ8とメモリ37を示している。図22において、テレビ受信機1は、第四の実施形態に加えてストレージ8に録画データ2203を備えている。録画データ2203には、ストレージ8およびデジタルI/F44に接続された外部ストレージの残容量、および録画予約されている番組を録画した場合の予想サイズなどが格納される。
【0137】
番組予約部2102は、録画データ2203に格納されるストレージの残容量や、ストレージの残容量から上記の予想サイズを引いた残容量が不足していたり、ストレージが一杯になっていた場合や、番組予約数が最大になっていた場合、または予約時刻、チャンネル等の予約の重なりがあった場合等に、その旨を示す予約状態情報を制御部17に送信する。
【0138】
次に、入力手段20により、表示部19のEPG画面に表示された番組表から番組予約を行う場合について説明する。
【0139】
図23は、番組表から番組予約を行う場合の動作シーケンスの一例を示す図である。
【0140】
EPG作成部3101は、入力手段20によりEPG起動の指令を受けると、EPG画面を作成する(S501)。
入力手段20によりテレビ受信機1に事前に設定された認証情報が入力されると、認証情報は機器認証部3104により通信I/F16、通信I/F12を経由して、機器認証部2104に対して送信される。機器認証部2104は、機器認証部3104からの認証情報が正しい認証情報である場合は機器認証部3104に対して接続を認証する(S502)。
次に、図17に示すように、入力手段20により番組予約マークの付いていない番組210が選択されると(S503)、番組予約部3102は、EPG作成部3101で作成されたEPG画面の番組情報を元に予約情報を作成し、表示部19に図24に示すように予約設定画面213を作成し、表示させる(S504)。
【0141】
次に、入力手段20により図24の「予約ボタン」204が選択されると(S505)、図25に示すように制御部17が作成した詳細設定画面215を表示部19が表示する(S506)。
図24は、予約設定画面213の表示例を示す図である。また、図25は、詳細設定画面215の表示例を示す図である。
入力手段20により図25の「予約するボタン」207が選択されると(S507)、番組予約部3102は予約設定状態を予約情報として、通信I/F16、通信I/F12を経由して、テレビ受信機1の制御部4に送信する(S508)。
【0142】
番組予約部2102は、受け取った予約情報が有効な予約情報かどうか判別するために、ストレージ8の録画データ2203の必要データ量、番組予約数、番組予約の重なりなどをチェックする(S509)。予約情報が有効であれば予約情報を登録し正常終了する(S509:YES、S510)。有効でなければ、番組予約部3102に対して通信I/F12、通信I/F16を経由して、制御部17に対して予約状態情報を送信する(S509:NO、S511)。有効でない場合とは、予約情報が示す番組の録画に必要なデータ量が録画データ2203の残容量を超えている場合、番組予約数が所定の数を超えている場合、同じ時間帯に2つの録画予約がされている場合、などである。なお、テレビ受信機1が複数番組の同時録画に対応している場合は同時録画可能な数を超えた録画予約がされた場合に有効でないと判断する。
【0143】
番組予約部3102は、録画データ2203の番組録画の予約番組数が最大になっている場合を例とすると、図26に示すように予約状態情報表示216を表示し(S512)、ユーザーに対して「予約がいっぱいです」等のメッセージ内容を示す。
図26は、予約状態情報表示216の表示例を示す図である。
【0144】
本実施例では、番組予約マークの付いていない番組を選択した場合について説明したが、番組予約マークの付いている番組を選択して、予約内容を変更した場合も同様に予約状態情報に基づいた表示ができる。番組予約マークの付いた番組を選択して、予約内容を変更しない場合は、すでにテレビ受信機1側で確定している予約情報のため、上記ステップS509〜S512の動作は必ずしも行う必要はない。
【0145】
また、変形例として、録画データ2203の番組録画データ量が番組録画に必要なデータ量に満たない場合は、予約状態情報に基づいて現在設定されている録画モードよりさらに画質を落としたモードに自動的に設定することや、残容量が足りない旨を表示して画質を落としたモードで録画するか否かをユーザに問い合わせる表示をすることもできる。画質を落としたモードで録画することが選択された場合、番組予約部3102は、予約情報を作成若しくは更新し、番組予約データ3201に格納し、番組予約部2102に予約情報を送信する。
【0146】
また、テレビ受信機1側で視聴予約や録画予約を開始する場合に、予約開始に合わせて予約動作を開始した旨を示す情報等を無線端末15側に送信することができ、無線端末15の表示部19にテレビ受信機1の状態及び録画若しくは視聴状態を表示することもできる。
【0147】
このように、無線端末側で番組予約を行った場合でも、テレビ受信機側の予約状態を知ることができ、ユーザーに対してメッセージを表示したり、自動的に設定を変更するなどにより、正しく番組予約を行うことができる。
【実施例8】
【0148】
以下、本発明に係る第八の実施形態を、図27〜図33を用いて説明する。
【0149】
なお、本実施形態では、第七の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
【0150】
本実施形態でのネットワーク端末システムや、テレビ受信機1、無線端末15の各部の構成については、第七の実施形態と同じため説明を省略する。
【0151】
本実施形態においては、機器認証部3104は、ユーザーを区別するために機器認証時に無線端末15に固有のユーザー属性IDを生成し、個人認証情報としてストレージ8の認証データ3202に格納する機能を有する。ユーザー属性IDの作成は、例えば下記のように行われる。機器認証部3104は、ユーザー属性IDと前述の認証情報の入力画面を表示部19に表示させ、入力手段20から入力画面に入力された情報を機器認証部2104に送信する。機器認証部2104によって認証情報が正しいことが確認された場合は、ユーザー属性IDを個人認証情報として認証データ2202に格納し、必要な場合に参照する。また、テレビ受信機1の表示部11に表示された入力画面に入力手段6を用いてユーザー属性IDを入力させ、これをストレージ8に格納する方法も可能である。
【0152】
さらに、無線端末15が携帯電話などの個人用の端末である場合には、MACアドレスなどの機器固有の情報をユーザー属性IDとすることも可能である。この場合は第四の実施形態で説明した認証手順において、認証情報を送信する場合にMACアドレスを送信することでユーザー属性IDの作成を行うことができる。
【0153】
また、機器認証部2204は、ユーザー属性IDと任意に定められたパスワードなどを用いたユーザーのログインなどによって現在無線端末15を使用しているユーザーのユーザー属性IDを取得し、録画予約等の情報を送信する場合にはユーザー属性IDを送信する。
【0154】
番組予約部3102は、入力手段20によりEPG作成部3101で作成されたEPGで録画予約などの番組予約した予約情報と機器認証部3104で生成されたユーザー属性IDを関連付けして番組予約データ3201に一時的に保存する機能を有する。
【0155】
次に、図27を用いて本実施形態のネットワーク端末システムに関連するデータ形式について説明する。図27は、予約情報のデータ形式の一例を示す図である。
図27に示すように、予約情報は、番組名201、日付、時刻、チャンネル202、録画モード、視聴/録画のデータ、ユーザー属性ID217から構成され、第三の実施形態の図10に対してユーザー属性ID217が追加になっている。また、ユーザー属性ID217は、他の予約情報と関連付けされて録画データ2203に保存または番組予約データ3201に一時保存される。
【0156】
図28には、本実施形態におけるEPGによる番組予約時の動作シーケンスの一例を示す図である。図29には、本実施形態における番組予約内容の変更等を行う場合の動作シーケンスの一例を示す図である。
本実施形態においては、第七の実施形態の図23に対して、図28ではS601のステップが追加になっており、図29では、ステップS701、S702が追加になっている。ステップS501、S502およびS509〜S512は、図23の説明と同様であるため詳細の説明は省略する。
【0157】
次に、図28を参照しながらEPGによる番組予約時の動作について説明する。
図17に示すように、入力手段20により番組予約マークの付いていない番組210が選択されると(S503)、無線端末15の制御部17は、EPG作成部3101で作成されたEPG画面の番組情報を元に予約情報を作成し、表示部19に図24に示すような予約設定画面213を表示させる(S504)。この予約設定画面213で、「予約ボタン」204が選択されると(S505)、制御部17は図25に示すような詳細設定画面215を表示部19に表示させる(S506)。
ここで、図25の「予約するボタン」207が選択されると(S507)、機器認証部3104はユーザー属性ID217をストレージ8から読みだし(S601)、制御部17は予約設定状態とユーザー属性ID217を予約情報として、通信I/F16、通信I/F12を経由して、テレビ受信機1の制御部4に送信する(S508)。
さらに、図23のステップと同様に、予約情報が有効であれば録画データ2203に予約情報を登録する。
【0158】
次に、図29を参照しながら番組予約内容の修正等を行う場合の動作について説明する。
【0159】
図30は、番組予約マークの付いている番組218を選択したときのEPG画面の表示例を示す図である。
図30に示すように、入力手段20により番組予約マークの付いている番組218を選択すると(S503)、番組予約マーク付き番組の場合は(S701:YES)、無線端末15の制御部17は、予約情報の送信要求を行い(S702)、テレビ受信機1から予約情報を取得し(S703)、ストレージ25の番組予約データ3201に一時保存する。また、表示部19に図31に示すような予約設定画面213を表示する(S504)。
図31は、予約設定画面213の表示例を示す図である。
【0160】
図31の「予約ボタン」204が選択されると(S505)、無線端末15の番組予約部3102は、図12と同様の手順によりテレビ受信機1から予約情報を取得し、予約設定状態を予約情報として、通信I/F16、通信I/F12を経由して、テレビ受信機1の番組予約部2102に送信する(S508)。
【0161】
制御部17は、予約情報に登録されたユーザー属性ID217と機器認証部3104から取得したユーザー属性IDとを比較し、同じ場合(S704:YES)は、図32に示すような詳細設定画面215が表示する(S506)。もし、一致しない場合(S704:NO)は、図33に示すような予約状態情報表示219を表示し(S705)、ユーザーに対して「変更する権限がありません」等のメッセージ内容を示す。
図32は、詳細設定画面213の表示例を示す図である。また、図33は、予約状態情報表示219の表示例を示す図である。
さらに、図23のステップと同様に、修正後の予約情報が有効であれば録画データ2203に予約情報を登録する。
【0162】
本実施例では、無線端末は無線端末15のみを接続する場合について説明したが、複数の無線端末が存在する場合も同様に、無線端末に固有のユーザー属性IDを生成することにより、無線端末を識別することができる。
【0163】
また、変形例として、無線端末側で番組予約を行っている、または番組予約内容を更新している場合等で、テレビ受信機側で操作されると状態に不整合が生じる場合があるが、テレビ受信機が無線端末の接続を許可している場合は、テレビ受信機側で番組予約の操作を行おうとした時にメッセージを表示したり、操作を制限することもできる。
【0164】
このように、番組予約登録したユーザー以外のユーザーの無線端末からテレビ受信機の番組予約の変更等ができないように制限をかけることが可能となる。
【実施例9】
【0165】
以下、本発明に係る第九の実施形態を、図34〜図40を用いて説明する。
【0166】
なお、本実施形態では、第七の実施形態と比較し、異なるところを強調して説明する。
【0167】
図34は、無線端末15の構成のうちストレージ25とメモリ32を示している。図34は、第七の実施形態に加えてストレージ25に録画データ3203を格納しており、無線端末15側でも番組予約の実行ができる機能を有する。また、番組予約の予約対象機器として、テレビ受信機または無線端末をそれぞれ番組予約に設定する機能を有する。
【0168】
次に、図35を用いて本実施形態のネットワーク端末システムに関するデータ形式について説明する。図35は、複数の番組の予約情報をリスト化したもののデータ形式の一例を示す図である。
図35に示すように、予約情報は、予約番号220、番組名201、日付、時刻、チャンネル202、録画モード、視聴/録画、予約対象機器221のデータから構成され、第三の実施形態の図10に対して、予約番号220および予約対象機器221が追加になっている。予約番号220は、複数予約を行う場合に予約内容を区別するための説明に用いているが、第三の実施形態との本質的な差異ではなく、また第三の実施形態での使用を制限するものでない。
また、本実施例では、予約対象機器221として、テレビ受信機1、テレビ受信機24および無線端末15は、それぞれ「TV1」、「TV2」および「端末」としている。
【0169】
図36には、本実施形態におけるEPGによる番組予約時の動作シーケンスの一例を示す図である。
本実施形態においては、第七の実施形態の図23に対して、図36ではステップS801、S802およびS803が追加になっている。ステップS801およびS802は、無線端末側での番組予約かまたはテレビ受信側での番組予約かを判断するためのステップである。また、ステップS803は、番組予約データ3201に番組予約データを保存するためのステップである。ステップS502、S508〜S512については、図23の説明と同様であるため詳細の説明は省略する。
【0170】
次に、図36を参照しながらEPGによる番組予約時の動作について説明する。
入力手段20により、表示部19のEPG画面に表示された番組表から番組予約を行う場合について説明する。
【0171】
EPG作成部3101は、入力手段20によりEPG起動の指令を受けると、図37に示すようにEPG画面を作成する(S501)。
図37は、番組予約マークの付いていない番組210が選択されたときのEPG画面の表示例を示す図である。
図37のEPG画面の下方には、認証機器表示211、212と無線端末を選択するための端末選択表示222が表示される。本実施例では、認証機器表示211はテレビ受信機1(TV1)、認証機器表示212はテレビ受信機24(TV2)を示しており、事前にテレビ受信機1またはテレビ受信機24に設定された認証情報が入力され、認証に成功している状態を示している。認証を行っていない装置や認証に失敗した装置の情報は個々には表示されない。
【0172】
次に、図37で端末選択表示222が選択された場合について説明する。図37で認証機器表示211、212を選択したときの動作については、第七の実施形態の図23の動作と同様のため説明を省略する。
図37に示すように、入力手段20により端末選択表示222が選択され(S801:YES)、番組予約マークの付いていない番組210が選択されると(S503)、番組予約部3102は、EPG作成部3101で作成されたEPG画面の番組情報を元に予約情報を作成し、作成した予約設定画面214を図38のように表示部19に表示させる(S504)。
【0173】
図38で、「予約ボタン」204が選択されると(S505)、図39に示すように詳細設定画面215を表示させる(S506)。
図38は、予約設定画面213の表示例を示す図である。また、図39は、詳細設定画面215の表示例を示す図である。
ここで、図39の「予約するボタン」207が選択されると(S507)、分組み予約部3102は、番組予約が無線端末15の予約であるため(S802:YES)、予約情報を番組予約データ3203に保存する(S803)。
【0174】
図40は、番組予約一覧を無線端末15に表示した場合の例である。番組予約部3102は、各テレビ受信機から予約情報を取得し、無線端末側の予約も含めて番組予約一覧表示223を作成して表示部19に表示させ、ユーザーは予約内容を確認することができる。また、入力手段20を利用して予約対象機器221を修正することにより、例えばテレビ受信機1で予約していたものをテレビ受信機24に変更したりすることができるため、番組の重なり等で予約できない場合も予約対象機器221を変更することにより予約が可能となるように変更することができる。
【0175】
また、変形例としては、第八の実施形態と組み合わせることにより、番組予約の修正等を特定ユーザーに制限することもできる。
【0176】
このように、予約対象機器として無線端末側と各テレビ受信機側で同様の方法でシームレスに番組予約を行うことができる。また、予約対象機器間で重複している予約をキャンセルしたり、空いている機器へ振り替え予約を行うこともでき、利便性が向上する。
【0177】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するためにシステム全体を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0178】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【0179】
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【0180】
また、上記実施例では、表示部11を備えたTV1、TV2等を用いて実施例の説明を行ったが、表示部を外部に備えたレコーダ等によっても同様にして本発明を実施することができる。
【符号の説明】
【0181】
1 テレビ受信機
2 チューナ・復調部
3 信号分離部
4 制御部
5 選局制御部
6 入力手段
8 ストレージ
10 重畳部
11 表示部
12 通信I/F
13 無線ルーター
14 外部ネットワーク
15 無線端末
16 通信I/F
17 制御部
19 表示部
20 入力手段
21 信号分離部
22 チューナ
24 テレビ受信機
25 ストレージ
32 メモリ
33 加速度センサ部
34 地磁気センサ部
35 GPS受信部
36 ジャイロセンサ部
37 メモリ
39 音声復号部
40 映像復号部
41 スピーカ
42 音声出力部
43 映像出力部
44 デジタルI/F

【特許請求の範囲】
【請求項1】
録画装置と、無線端末と、からなる番組録画システムであって、
前記録画装置は、
番組を特定するための識別情報と、番組の映像音声情報と、を含む放送波を受信する放送受信手段と、
前記放送波に含まれる番組の予約を受け付けた場合に、予約を受け付けた番組の前記識別情報と、予約に関する情報と、を含む予約情報を作成する番組予約手段と、
前記無線端末と、前記予約情報を送受信する無線端末通信手段と、
前記予約情報に含まれる識別情報により識別される番組の映像音声情報を前記予約に関する情報に基づいて録画する録画手段と、を備え、
前記無線端末は、
前記識別情報と、前記識別情報により識別される番組に関する番組関連情報と、を含む番組配列情報を受信する番組配列情報受信手段と、
前記録画装置から送信された前記予約情報を受信する予約情報受信手段と、
前記予約情報に同じ識別情報が含まれている番組の前記番組関連情報と、前記予約情報に同じ識別情報が含まれていない番組の前記番組関連情報と、を異なる表示で一覧表示する第二の表示手段と、
前記予約情報の変更を受け付ける入力手段と、
前記入力手段により変更された前記予約情報を前記録画装置に送信する録画装置通信手段と、を備える
ことを特徴とする番組録画システム。
【請求項2】
請求項1に記載の番組録画システムであって、
前記録画装置は、前記放送波に含まれる前記映像音声情報を表示する第一の表示手段を備え、
前記無線端末接続手段は、前記第一の表示手段が番組の映像を表示している場合に、該番組を識別する識別情報を含む表示番組情報を前記無線端末に送信し、
前記第二の表示手段は、前記表示番組情報を受信した場合に、前記表示番組情報により識別される番組の番組関連情報を、前記番組関連情報の一覧表示の所定の位置に表示する、
ことを特徴とする番組録画システム。
【請求項3】
請求項1に記載の番組録画システムであって、
前記第一の接続手段は、作成する前記電子番組表でのチャンネルの配列を示すチャンネル配列情報を前記無線端末に送信し、
前記第二の番組表作成手段は、前記チャンネル配列情報を前記第二の接続手段が受信した場合に、前記チャンネル配列情報が示す配列でチャンネルを配列した電子番組表を作成する、
ことを特徴とする番組録画システム。
【請求項4】
番組を特定するための識別情報と、番組の映像音声情報と、を含む放送波を受信する放送受信手段と、
前記放送波に含まれる番組の予約を受け付けた場合に、予約を受け付けた番組の前記識別情報と、予約に関する情報と、を含む予約情報を作成する番組予約手段と、
無線端末に前記予約情報を送信する予約情報送信手段と、
前記識別情報と、前記識別情報により識別される番組に関する番組関連情報と、を含む番組配列情報を受信し、前記予約情報を受信し、前記予約情報に同じ識別情報が含まれている番組の前記番組関連情報と、前記予約情報に同じ識別情報が含まれていない番組の前記番組関連情報と、を異なる表示で一覧表示し、前記予約情報の変更を受け付け、変更された前記予約情報を録画装置に送信する無線端末から、前記予約情報を受信する予約情報受信手段と、
前記予約情報に含まれる識別情報により識別される番組の映像音声情報を前記予約に関する情報に基づいて録画する録画手段と、
を備えることを特徴とする録画装置。
【請求項5】
無線端末により実行され、
番組を特定するための識別情報と、番組の映像音声情報と、を含む放送波を受信し、前記放送波に含まれる番組の予約を受け付けた場合に、予約を受け付けた番組の前記識別情報と、予約に関する情報と、を含む予約情報を作成し、無線端末と前記予約情報を送受信し、前記予約情報に含まれる識別情報により識別される番組の映像音声情報を前記予約に関する情報に基づいて録画する録画装置から、送信された前記予約情報を受信する予約情報受信手順と、
前記識別情報と、前記識別情報により識別される番組に関する番組関連情報と、を含む番組配列情報を受信する番組配列情報受信手順と、
前記予約情報に同じ識別情報が含まれている番組の前記番組関連情報と、前記予約情報に同じ識別情報が含まれていない番組の前記番組関連情報と、を異なる表示で一覧表示する表示手順と、
前記予約情報の変更を受け付ける入力手順と、
前記入力手段により変更された前記予約情報を前記録画装置に送信する録画装置通信手順と、
を前記無線端末に実行させることを特徴とする番組録画プログラム。
【請求項6】
番組を特定するための識別情報と、番組の映像音声情報と、を含む放送波を受信し、前記放送波に含まれる番組の予約を受け付けた場合に、予約を受け付けた番組の前記識別情報と、予約に関する情報と、を含む予約情報を作成し、無線端末と前記予約情報を送受信し、前記予約情報に含まれる識別情報により識別される番組の映像音声情報を前記予約に関する情報に基づいて録画する録画装置から、送信された前記予約情報を受信する予約情報受信手順と、
前記識別情報と、前記識別情報により識別される番組に関する番組関連情報と、を含む番組配列情報を受信する番組配列情報受信手順と、
前記予約情報に同じ識別情報が含まれている番組の前記番組関連情報と、前記予約情報に同じ識別情報が含まれていない番組の前記番組関連情報と、を異なる表示で一覧表示する表示手順と、
前記予約情報の変更を受け付ける入力手順と、
前記入力手段により変更された前記予約情報を前記録画装置に送信する録画装置通信手順と、
を備えることを特徴とする無線端末。

【図1(a)】
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【図1(b)】
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【図1(c)】
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【図1(d)】
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【図1(e)】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16(a)】
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【図16(b)】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【公開番号】特開2013−74457(P2013−74457A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−211878(P2011−211878)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(509189444)日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (998)
【Fターム(参考)】