説明

異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法

【課題】異種金属の接触腐食による腐食量を、簡易かつ高精度に測定することができる異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法を提供する。
【解決手段】金属からなる試験片と、試験片に接触して設けられ、試験片とは異種の金属からなる接触部材とによって構成される異種金属の接触腐食による腐食量を測定する方法であって、異種金属からなる試験片Bと、単一種の金属からなる試験片Aとを同一の腐食環境下に所定期間暴露した後(ステップS1)、試験片Bの腐食量と試験片Aの腐食量をそれぞれ計測し(ステップS2)、双方の試験片A、Bの腐食量の比較に基づいて、異種金属の接触腐食による腐食量を測定するようにする(ステップS3)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、異種金属の接触腐食による金属材の腐食量予測方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の方法は、絶縁材を介して接合された2種の金属片を外部接触させたときに流れる電流およびその経時的な推移を計測し、計測された電流の経時的な推移に基づいて、2種の金属片のうち、卑な金属の接触腐食による腐食量の予測値を求めるものである。
【0003】
一方、金属の腐食量に関する一般的な測定方法として、JIS規格の測定方法(JIS Z2383「大気環境の腐食性を評価するための標準金属試験片及びその腐食度の測定方法」)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−215024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記の従来の特許文献1の方法は、2種の金属片の組み合わせ毎に予め電流の経時的データを取得するものであり、この電流の計測に手間がかかることがあった。また、腐食量は、取得した電流の経時的データに基づく線形モデルの回帰式による予測値として求められるため、腐食量の予測精度が低くなるおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異種金属の接触腐食による腐食量を、簡易かつ高精度に測定することができる異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法は、金属からなる試験片と、前記試験片に接触して設けられ、前記試験片とは異種の金属からなる接触部材とによって構成される異種金属の接触腐食による腐食量を測定する方法であって、前記異種金属と、前記試験片のみからなる単一種の金属とを同一の腐食環境下に所定期間暴露した後、前記異種金属の試験片の腐食量と前記単一種の金属の試験片の腐食量をそれぞれ計測し、双方の前記試験片の腐食量の比較に基づいて、前記異種金属の接触腐食による腐食量を測定することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法は、上述した請求項1において、前記試験片と前記接触部材とによって前記異種金属を組み立てる前に、前記試験片と前記接触部材に対して脱脂処理を行ってから、組み立て前の前記異種金属と前記単一種の金属の質量をそれぞれ計測し、組み立てた前記異種金属と前記単一種の金属とを同一の腐食環境下に所定期間暴露した後、前記異種金属を解体し、解体後の前記異種金属の試験片と前記単一種の金属の試験片に対して除錆処理を行った後に双方の前記試験片の質量を計測し、計測した双方の前記試験片の質量間の比較に基づいて、前記異種金属の接触腐食による腐食量を測定することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項3に係る異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法は、上述した請求項1または2において、前記試験片における前記接触部材の周りの変色の範囲を計測し、この計測値に基づいて、前記異種金属の接触腐食による腐食量を測定することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項4に係る異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法は、上述した請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記試験片はボルト孔を有する平板であり、前記接触部材は前記ボルト孔に取り付けられるボルトであることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項5に係る異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法は、上述した請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記試験片はボルト孔を有する平板であり、前記接触部材は、前記試験片と前記ボルト孔に取り付けられるボルトとの間に介設されるワッシャであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、金属からなる試験片と、前記試験片に接触して設けられ、前記試験片とは異種の金属からなる接触部材とによって構成される異種金属の接触腐食による腐食量を測定する方法であって、前記異種金属と、前記試験片のみからなる単一種の金属とを同一の腐食環境下に所定期間暴露した後、前記異種金属の試験片の腐食量と前記単一種の金属の試験片の腐食量をそれぞれ計測し、双方の前記試験片の腐食量の比較に基づいて、前記異種金属の接触腐食による腐食量を測定するので、異種金属の接触腐食による腐食量を、簡易かつ高精度に測定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明に係る異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法の実施例を示すフローチャート図である。
【図2】図2は、実施の形態1の試験片を示す斜視図であり、(a)は試験片Aの図、(b)は試験片Bの図である。
【図3】図3は、実施の形態2の試験体を示す斜視図であり、(a)は試験体の分解斜視図、(b)は試験体の完成斜視図である。
【図4】図4は、実施の形態3の試験体を示す斜視図であり、(a)は試験体の分解斜視図、(b)は試験体の完成斜視図である。
【図5】図5は、実施の形態3の試験体の部分拡大斜視図である。
【図6】図6は、実施の形態3の試験体の構成部品の寸法の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明に係る異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
【0015】
図1に示すように、本発明の異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法は、同材種の金属からなる試験片A、Bを用意し、一方の試験片Bには異材種の金属からなる接触部材Cを接触して設け、試験片Bと接触部材Cとによって構成される異種金属と、試験片Aのみからなる単一種の金属とを同一の腐食環境下に所定期間暴露する(ステップS1)。次いで、試験片A、Bの腐食量をそれぞれ計測し(ステップS2)、双方の試験片A、Bの腐食量の比較に基づいて、異種金属の接触腐食による腐食量を測定するものである(ステップS3)。
【0016】
[実施の形態1]
まず、本発明の実施の形態1の測定方法について説明する。
図2(a)、(b)に示すように、略中央部にボルト孔が空けられた同材種の平板状の試験片A、Bを用意し、一方の試験片Bのボルト孔10にはボルトセット12(接触部材)を取り付ける。この際、ボルトセット12と試験片Bは異種金属で構成し、試験片B側を卑な金属、ボルトセット12側を貴な金属とすることで、試験片B側の接触腐食による腐食量を測定する。ボルトセット12は、ボルト14とワッシャ18とナット16とで構成されている。
【0017】
腐食量の測定は、JIS規格の測定方法(JIS Z2383「大気環境の腐食性を評価するための標準金属試験片及びその腐食度の測定方法」)やこれに準じた方法を用いて試験片A、Bを同じ場所で大気暴露することにより行う。異種金属の組み合わせとしては、ボルトセット12側をステンレス鋼(例えばJIS規格のSUS304)で、試験片B側を炭素鋼(例えばJIS規格のSM400B)で構成することができる。
【0018】
(腐食に関する諸量)
次に、腐食に関する諸量の求め方について説明する。
測定された試験片Aの腐食による減量(腐食量)をW(g)、試験片Bの腐食による減量(腐食量)をW(g)、試験片A、Bの表面積(表裏面だけでなく、側面やボルト孔面も含めた全表面積)をS(m)、外観観察によって得られた異種金属の接触腐食による影響範囲の面積をS(m)、試験片素材の比重をρとすれば、腐食に関する諸量は、下記(1)〜(6)の各算定式により求めることができる。
【0019】
(1)試験片A単体の単位表面積あたりの腐食量=W/S(g/m
(2)試験片A単体の腐食による平均的な厚みの減少量=W/S/(ρ×1000)(mm)
(3)異種金属のボルトが1本取り付けられたことによる腐食量の増加分=W−W(g)
(4)異種金属の接触腐食部分の腐食量=W−W(S−S)/S(g)
(5)異種金属の接触腐食部分の単位表面積あたりの腐食量=[W−W(S−S)/S]/S(g/m
(6)異種金属の接触腐食部分の平均的な厚みの減少量=[W−W(S−S)/S]/S/(ρ×1000)(mm)
ここで、上記の(2)、(6)の「平均的な厚みの減少量」とは、試験片の片側表面からの厚みの減少量をいう。このため、表裏面ともその環境に暴露されている試験片は表裏それぞれで厚みが減少するので、試験片の厚みの減少量としては2倍になることに留意する。
【0020】
本実施の形態1によれば、上記の腐食量の測定で得られた試験片A、Bの腐食量の違いを比較することにより、異種金属のボルトが付けられたことによる接触腐食の腐食量を定量的に把握することができる。また、試験片Bのボルト周りの外観を観察することにより、異種材料の接触腐食による影響範囲を特定することができる。
【0021】
また、本発明の測定方法は、上記のJIS Z2383等の測定方法を利用可能であり、試験片の腐食量(質量)間の比較に基づいて行うので測定が簡易である。また、線形モデルの回帰式等の近似式を用いることなく接触腐食による腐食量を測定するので比較的に高精度な測定が可能である。したがって、異種金属の接触腐食による腐食量を、簡易かつ高精度に測定することができる。
【0022】
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2の測定方法について説明する。
この実施の形態2は、ボルト周りの母材鋼板の腐食性状を把握するための測定方法である。図3(a)、(b)に示すように、試験体2Bは、ボルト孔10を有する鋼板20(試験片)とボルトセット12(接触部材)とからなる。
【0023】
この試験体2Bは、腐食性状を明らかにしたい鋼板20とボルトセット12の材種の組み合わせとしてあり、例えば、SM400Bの鋼板とSUS304のボルトの組み合わせや、SM400Bの鋼板とユニクロメッキのボルトの組み合わせとすることができる。なお、材種の組み合わせは同種でも異種でも構わない。ボルトセット12は、ボルト14とワッシャ18とナット16とで構成されている。
【0024】
次に、測定方法の手順について説明する。
まず、試験体2Bを組み立てる前に上記のJIS Z2383等に準じて構成部品の脱脂作業を行い、組み立て前の試験体2Bと、ボルト孔を有する鋼板のみからなる試験体2Aの総質量を測定する。次いで、試験体2Bを組み立て、試験体2Bのボルト周りの状態を適正に保つため、ボルトセット12をボルト周りの構成にあわせた適正トルクで締めつける。
【0025】
試験体2Bを鋼板のみからなる試験体2Aとともに、腐食性を調べたい環境に一定期間暴露し、外観観察を行って試験体2Bを解体する。解体後の試験体2Bの鋼板と試験体2Aとに対して上記のJIS Z2383等に準じて除錆処理を行い、錆を除いた後の質量を測定する。
【0026】
除錆前後の試験体2A、2Bの外観の観察や、試験体2A、2Bの錆で失われた質量から、上記の暴露期間における接触腐食による諸量を以下のように把握することができる。
【0027】
例えば、ボルト周りの変色の範囲をノギス等で測定することで、ボルトと接触することによる鋼板の腐食の影響範囲(D)を把握することができる。これにより、ボルトの接触部分を含めた接合部の防錆処理を行うべき合理的な範囲を明らかにすることができる。
【0028】
試験体2Bの腐食量と鋼板のみの試験体2Aの腐食量との差を求めることで、ボルトの有無による腐食量の違い(C)を把握することができる。このようにして得られた(C)、(D)からC/Dを計算し、ボルトが接触することによる鋼板の腐食の影響範囲(D)の平均的な腐食の増分(F)を明らかにすることができる。
【0029】
上記の(C)、(F)のような諸量を求めることで、ボルトセットとの接触部分の腐食性状を定量的に把握することができる。また、ボルトが接触しない部分と接触する部分との腐食速度の違いを推定することができ、この推定を、例えば鋼材からなる構造物の腐食が原因となる寿命予測や耐久設計に役立てることができる。
【0030】
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3の測定方法について説明する。
この実施の形態3は、鋼板と異種金属の部材との間の接触腐食性状を把握するための測定方法である。図4(a)、(b)、図5および図6に示すように、試験体3Bは、鋼板20とボルトセット12と異種金属ワッシャ22と絶縁スリーブ24と絶縁ワッシャ26とからなる。ボルトセット12は、ボルト14とワッシャ18とナット16とで構成される。
【0031】
この試験体3Bは、鋼板20(試験片)に異種金属のワッシャ22(接触部材)が接触した構造となっており、ボルト孔10には、端部にフランジ部28を有する絶縁スリーブ24が設けられ、ボルト14はこのスリーブ24の中に通されて鋼板20に接触しないようにしてある。絶縁ワッシャ26は、ボルト14のワッシャ18と異種金属ワッシャ22との間に介設されている。この絶縁スリーブ24と絶縁ワッシャ26は、電気を通さない絶縁性の樹脂部品であり、例えばテフロン(登録商標)で構成することができる。
【0032】
次に、測定方法の手順について説明する。
まず、試験体3Bを組み立てる前に上記のJIS Z2383等に準じて構成部品の脱脂作業を行い、組み立て前の試験体3Bと、ボルト孔を有する鋼板のみからなる試験体3Aの総質量を測定する。次いで、試験体3Bを組み立て、試験体3Bのボルト周りの状態を適正に保つため、ボルトセット12をボルト周りの構成にあわせた適正トルクで締めつける。
【0033】
試験体3Bを鋼板のみからなる試験体3Aとともに、腐食性を調べたい環境に一定期間暴露し、外観観察を行って試験体3Bを解体する。解体後の試験体3Bの鋼板と試験体3Aとに対して上記のJIS Z2383等に準じて除錆処理を行い、錆を除いた後の質量を測定する。
【0034】
除錆前後の試験体3A、3Bの外観の観察や、試験体3A、3Bの錆で失われた質量から、上記の暴露期間における接触腐食による諸量を以下のように把握することができる。
【0035】
例えば、異種金属ワッシャ周りの変色の範囲をノギス等で測定することで、異種金属ワッシャと接触することによる鋼板の腐食の影響範囲(D)を把握することができる。これにより、異種金属ワッシャの接触部分を含めた接合部の防錆処理を行うべき合理的な範囲を明らかにすることができる。
【0036】
試験体3Bの腐食量と鋼板のみの試験体3Aの腐食量との差を求めることで、異種金属ワッシャの有無による腐食量の違い(C)を把握することができる。このようにして得られた(C)、(D)からC/Dを計算し、異種金属ワッシャが接触することによる鋼板の腐食の影響範囲(D)の平均的な腐食の増分(F)を明らかにすることができる。
【0037】
上記の(C)、(F)のような諸量を求めることで、異種金属ワッシャの接触部分の腐食性状を定量的に把握することができる。また、異種金属ワッシャが接触しない部分と接触する部分との腐食速度の違いを推定することができ、この推定を、例えば鋼材からなる構造物の腐食が原因となる寿命予測や耐久設計に役立てることができる。
【0038】
以上説明したように、本発明によれば、金属からなる試験片と、前記試験片に接触して設けられ、前記試験片とは異種の金属からなる接触部材とによって構成される異種金属の接触腐食による腐食量を測定する方法であって、前記異種金属と、前記試験片のみからなる単一種の金属とを同一の腐食環境下に所定期間暴露した後、前記異種金属の試験片の腐食量と前記単一種の金属の試験片の腐食量をそれぞれ計測し、双方の前記試験片の腐食量の比較に基づいて、前記異種金属の接触腐食による腐食量を測定するので、異種金属の接触腐食による腐食量を、簡易かつ高精度に測定することができる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
以上のように、本発明に係る異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法は、構造物などに用いる金属部材の耐食性の研究や評価に有用であり、特に、犠牲防食仕様の検討や評価、および防食・耐食設計条件の検討などに適している。また、標準的な測定方法として利用可能と考えられる。
【符号の説明】
【0040】
10 ボルト孔
12 ボルトセット
14 ボルト
16 ナット
18 ワッシャ
20 鋼板
22 異種金属ワッシャ
24 絶縁スリーブ
26 絶縁ワッシャ
28 フランジ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属からなる試験片と、前記試験片に接触して設けられ、前記試験片とは異種の金属からなる接触部材とによって構成される異種金属の接触腐食による腐食量を測定する方法であって、
前記異種金属と、前記試験片のみからなる単一種の金属とを同一の腐食環境下に所定期間暴露した後、前記異種金属の試験片の腐食量と前記単一種の金属の試験片の腐食量をそれぞれ計測し、双方の前記試験片の腐食量の比較に基づいて、前記異種金属の接触腐食による腐食量を測定することを特徴とする異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法。
【請求項2】
前記試験片と前記接触部材とによって前記異種金属を組み立てる前に、前記試験片と前記接触部材に対して脱脂処理を行ってから、組み立て前の前記異種金属と前記単一種の金属の質量をそれぞれ計測し、組み立てた前記異種金属と前記単一種の金属とを同一の腐食環境下に所定期間暴露した後、前記異種金属を解体し、解体後の前記異種金属の試験片と前記単一種の金属の試験片に対して除錆処理を行った後に双方の前記試験片の質量を計測し、計測した双方の前記試験片の質量間の比較に基づいて、前記異種金属の接触腐食による腐食量を測定することを特徴とする請求項1に記載の異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法。
【請求項3】
前記試験片における前記接触部材の周りの変色の範囲を計測し、この計測値に基づいて、前記異種金属の接触腐食による腐食量を測定することを特徴とする請求項1または2に記載の異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法。
【請求項4】
前記試験片はボルト孔を有する平板であり、前記接触部材は前記ボルト孔に取り付けられるボルトであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法。
【請求項5】
前記試験片はボルト孔を有する平板であり、前記接触部材は、前記試験片と前記ボルト孔に取り付けられるボルトとの間に介設されるワッシャであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の異種金属の接触腐食による腐食量の測定方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2011−112515(P2011−112515A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−269262(P2009−269262)
【出願日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【出願人】(000002299)清水建設株式会社 (2,433)
【Fターム(参考)】