説明

疼痛の治療に用いられるピリダジノン誘導体

式(I):



[式中、Rは、水素などから選択され;Rは、置換または無置換のアリールなどから選択され;Rは、水素などであり;pは、0、1又は2であり;R及びRは、それぞれ水素などであり;R及びRは、一緒になって、式:



[式中、Rは、水素であり;Xは、酸素などから選択され;R10は、水素などから選択され;R11は、水素などから選択され;R12は、水素などから選択され;R13は、水素などから選択され;R14は、水素などから選択され;m及びnは、それぞれ0、1、若しくは2である]の基を形成する]で示されるピリダジノン誘導体化合物又はその医薬上許容される塩。これは、医薬として有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、
は、水素、置換または無置換の低級アルキル及び置換または無置換のアリールからなる群から選択され;
は、置換または無置換のアリール及び置換または無置換のヘテロアリールからなる群から選択され;
は、低級アルキルであり;
pは、0、1又は2であり;かつ
及びRは、それぞれ水素であるか、又は一緒になって結合を形成し;
及びRは、一緒になって、式;
【化2】

[式中、
は、水素であり、
Xは、酸素又はN−R(Rは、水素、置換または無置換の低級アルカノイル又は置換または無置換の低級アルキルである)であり;又は
及びRは、一緒になって、結合を形成していてもよく;
m及びnは、それぞれ、0、1又は2であり;
10及びR12は、それぞれ、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、シアノ、置換または無置換の低級アルキル、置換または無置換のアミノ、置換または無置換の低級アルコキシ、飽和環状アミノ、置換または無置換のカルバモイル、カルボキシ、置換または無置換の低級アルコキシカルボニル及び置換または無置換のアシルオキシからなる群から選択され;
11、R13及びR14は、それぞれ、水素、ハロゲン、置換または無置換の低級アルキル、カルボキシ及び置換または無置換の低級アルコキシカルボニルからなる群から選択され;
10及びR11或いはR12及びR13は、一緒になって、オキソ、ヒドロキシイミノ、置換または無置換の低級アルキレン(1つ以上の炭素がヘテロ原子で置換されていてもよい)、又は置換または無置換の低級アルキリデンを形成していてもよく;
及びR10は、一緒になって、低級アルキレン又は結合を形成していてもよく;
11及びR13或いはR13及びR14は、一緒になって結合を形成していてもよい;
(ただし、n=1かつR10、R11、R12、R13及びR14が、同時に水素であるとき、Rは、置換または無置換の低級アルキル、又は置換または無置換の低級アルカノイルである)]の基を形成する]で示されるピリダジノン誘導体化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項2】
が、水素又は置換または無置換のアリールであり;
が、置換または無置換のアリールであり;
pが、0であり;
及びRが、それぞれ水素であるか、又は一緒になって結合を形成し;かつ
及びRが、一緒になって、式;
【化3】

[式中、
は、水素であり;
Xは、酸素又はN−R(Rは、水素、置換または無置換の低級アルカノイル又は置換または無置換の低級アルキルである)であり;又は
及びRは、一緒になって結合を形成してもよく;
m及びnは、それぞれ、0、1又は2であり;
10及びR12は、それぞれ、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、シアノ、置換または無置換の低級アルキル、置換または無置換のアミノ、置換または無置換の低級アルコキシ、飽和環状アミノ、置換または無置換のカルバモイル、カルボキシ、置換または無置換の低級アルコキシカルボニル及び置換または無置換のアシルオキシからなる群から選択され;
11、R13及びR14は、それぞれ、水素、ハロゲン及び置換または無置換の低級アルキルからなる群から選択され;
10及びR11或いはR12及びR13は、一緒になって、オキソ、ヒドロキシイミノ、置換または無置換の低級アルキレン(1つ以上の炭素がヘテロ原子で置換されていてもよい)、又は置換または無置換の低級アルキリデンを形成していてもよく;
及びR10は、一緒になって、低級アルキレン又は結合を形成していてもよく;
11及びR13或いはR13及びR14は、一緒になって、結合を形成していてもよい。
(ただし、n=1かつR10、R11、R12、R13及びR14が、同時に水素であるとき、Rは、置換または無置換の低級アルキル又は置換または無置換の低級アルカノイルである)]の基を形成する、請求項1記載のピリダジノン誘導体化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項3】
が、水素又は(C1−6)アルキル若しくは(C1−6)アルキルアミノスルホニルで置換されていてもよい(C6−14)アリールであり;
が、ハロゲン、(C1−6)アルキル及び(C1−6)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されていてもよい(C6−14)アリールであり;
pが、0であり;
及びRが、それぞれ水素であるか、又は一緒になって結合を形成し;かつ
及びRが、一緒になって、式;
【化4】

[式中、
は、水素であり;
Xは、酸素又はN−R(Rは、水素、カルボキシ、ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシカルボニル、モルホリノ、モルホリノカルボニル又は(C1−6)アルキルスルホニルオキシで置換されていてもよい(C1−6)アルキル、又は(C2−7)アルカノイルである)であり;又は
及びRは、一緒になって結合を形成し;
m及びnは、それぞれ0、1又は2であり;
10は、水素、(C6−14)アリール(C1−6)アルコキシ、ジ(C6−14)アリール(C1−6)アルキルシリルオキシ若しくはヒドロキシで置換されていてもよい(C1−6)アルキルであり;
11は、水素又は(C1−6)アルキルであり;
12は、
水素;
ハロゲン;
ヒドロキシ;
カルボキシ;
ホルミル;
シアノ;
ヒドロキシ、ヒドロキシイミノ、ハロゲン、(C1−6)アルコキシ、(C1−7)アルカノイルオキシ、アミノ、モノ−若しくはジ−(C1−6)アルキルアミノ(前述の(C1−6)アルキルの一つ若しくは両方は、ヒドロキシ、(C6−14)アリール又は(C3−6)シクロアルキル−カルボニルで置換されていてもよい)、(C1−6)アルキルウレイド、モルホリノ、又は、ヒドロキシ、(C1−6)アルキル若しくはジ(C1−6)アルキルアミノで置換されていてもよい)4乃至6員の環状アミノで置換されていてもよい、(C1−6)アルキル;
モノ−若しくはジ−(C1−6)アルキルアミノ;
4乃至6員の環状アミノ;
(C6−14)アリールで置換されていてもよいC1−6アルコキシ;
(C3−6)シクロアルキル若しくはヒドロキシ(C1−6)アルキルで置換されていてもよいカルバモイル;
(C1−6)アルコキシ−カルボニル;及び
(C1−6)アルコキシ−カルボニルオキシ
からなる群から選択され;
13は、水素、またはヒドロキシ若しくは(C1−7)アルカノイルオキシで置換されていてもよい(C1−6)アルキルであり;
14は、水素であり;
10及びR11は、一緒になって、1つ以上の炭素原子がヘテロ原子で置換されていてもよい(C2−6)アルキレン(これは、(C6−14)アリール(C1−6)アルコキシカルボニル又は(C1−7)アルカノイルで置換されていてもよい)を形成していてもよく;
12及びR13は、一緒になって、1つ以上の炭素原子がヘテロ原子で置換されていてもよいC2−6アルキレン(これは、ヒドロキシで置換されていてもよい(C1−6)アルキル、若しくはC1−6アルコキシで置換されていてもよい(C1−7)アルカノイルで置換されていてもよい);
ヒドロキシで置換されていてもよい(C1−6)アルキリデン;
オキソ;又は
ヒドロキシイミノ
を形成していてもよく;
及びR10は、一緒になって、(C2−6)アルキレン又は結合を形成していてもよく;
11及びR13は、一緒になって結合を形成してもよく;又は
13及びR14は、一緒になって結合を形成していてもよい;
(ただし、n=1かつR10、R11、R12、R13及びR14が、同時に水素であるとき、Rは、置換または無置換の低級アルキル又は置換または無置換の低級アルカノイルである)]の基を形成する、請求項2記載のピリダジノン誘導体化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項4】
が、水素、置換または無置換の低級アルキル及び置換または無置換のアリールからなる群から選択され;
が、置換または無置換のアリール及び置換または無置換のチエニルからなる群から選択され;
が、低級アルキルであり;
pが、0、1又は2であり;
及びRが、一緒になって結合を形成し;かつ
及びRが、一緒になって、式;
【化5】

[式中、
15は、ヒドロキシ、置換または無置換の低級アルキル、置換または無置換のアミノ、置換または無置換の低級アルコキシ、飽和環状アミノ、置換または無置換のカルバモイル、カルボキシ及び置換または無置換の低級アルコキシカルボニルからなる群から選択され;
16は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換または無置換の低級アルキル、置換または無置換のアミノ、飽和環状アミノ、置換または無置換の低級アルコキシ、置換または無置換のカルバモイル、カルボキシ及び置換または無置換の低級アルコキシカルボニルからなる群から選択され;
17は、水素、ハロゲン及び置換または無置換の低級アルキルからなる群から選択され;又は
16及びR17は、一緒になって低級アルキレン又は低級アルキリデンを形成し;
18は、水素又は置換または無置換の低級アルキルであり(ただし、R16及びR17の両方が同時に水素であるとき、R18は、置換または無置換の低級アルキルである);かつ
19は、水素又は置換または無置換の低級アルキルである]の基を形成する、請求項1記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項5】
が、水素又は置換または無置換のアリールであり;
が、置換または無置換のアリールであり;
pが、0であり;
及びRが、一緒になって結合を形成し;かつ
及びRが、一緒になって、式;
【化6】

[式中、
15は、置換または無置換の低級アルキルであり;
16は、水素、ヒドロキシ、置換または無置換の低級アルキル、置換または無置換のアミノ及び飽和環状アミノからなる群から選択され、
17は、水素であり;
18は、水素又は置換または無置換の低級アルキルであり;かつ
19は、水素又は置換または無置換の低級アルキルである]の基を形成する、請求項4記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項6】
が、水素、及び(C1−6)アルキル若しくは(C1−6)アルキルアミノスルホニルで置換されていてもよい(C6−14)アリールからなる群から選択され;
が、ハロゲン、(C1−6)アルキル及び(C1−6)アルコキシから選択される1乃至3個の置換基で置換されていてもよい(C6−14)アリールであり;
pが、0であり;
及びRが、一緒になって結合を形成し;かつ
及びRが、一緒になって、式;
【化7】

[式中、
15は、モノ−若しくはジ−(C1−6)アルキルアミノ−(C1−6)アルキル又はヒドロキシ(C1−6)アルキルであり;
16は、
水素;
ヒドロキシ;
ヒドロキシ、ハロゲン、メチルアミノ、ジメチルアミノ、(2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ、モルホリノ又は4−(ジメチルアミノ)−1−ピペリジニルで置換されていてもよいC1−6アルキル;
モノ−若しくはジ−(C1−6)アルキルアミノ;及び
ピペリジノ
からなる群から選択され;
17は、水素であり;
18は、水素、又は(C1−6)アルコキシカルボニル、カルボキシ若しくはヒドロキシで置換されていてもよい(C1−6)アルキルであり;かつ
19は、カルボキシ、ヒドロキシ、(C1−6)アルコキシカルボニル、モルホリノ、モルホリノカルボニル若しくは(C1−6)アルキルスルホニルオキシで置換されていてもよい(C1−6)アルキルである]の基を形成する、請求項5記載の化合物又はその医薬上許容される塩。
【請求項7】
医薬上許容され得る担体と混合してなる、請求項1記載の化合物又はその医薬上許容される塩を含む、医薬組成物。
【請求項8】
疼痛、関節リウマチ、炎症に関連する他の状態、クローン病、炎症性腸疾患及び乾癬からなる群から選択される疾患の予防又は治療のための、請求項7記載の医薬組成物。
【請求項9】
疼痛、関節リウマチ、炎症に関連する他の状態、クローン病、炎症性腸疾患及び乾癬からなる群から選択される疾患を予防又は治療する方法であって、有効量の請求項1記載の化合物又はその医薬上許容される塩を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、方法。
【請求項10】
疼痛、関節リウマチ、炎症に関連する他の状態、クローン病、炎症性腸疾患及び乾癬からなる群から選択される疾患の予防用又は治療用医薬組成物の製造のための、請求項1記載の化合物又はその医薬上許容される塩の使用。



【公表番号】特表2009−507758(P2009−507758A)
【公表日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−511498(P2008−511498)
【出願日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際出願番号】PCT/JP2006/317691
【国際公開番号】WO2007/026950
【国際公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【出願人】(000006677)アステラス製薬株式会社 (274)
【出願人】(000250100)湧永製薬株式会社 (51)
【Fターム(参考)】