説明

疼痛を治療するために有用なピペラジン本出願は、2003年12月30日に提出された米国仮出願番号60/533,037の利益を請求し、仮出願の開示は参照としてその全てが本明細書に組み入れられている。

【課題】ニトロ(シアノ)ビニルピペラジン化合物の提供。
【解決手段】Ar1、Ar2、R3、R4、およびmが本明細書で開示されている、式(I)および(II)の化合物、またはその製薬的に許容される塩(「ニトロ(シアノ)ビニルピペラジン化合物」);ニトロ(シアノ)ビニルピペラジン化合物の有効量を含む組成物;ならびに必要とする動物にニトロ(シアノ)ビニルピペラジン化合物の有効量を投与することを含む、動物における疼痛および他の状態を治療または防止するための方法が開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

の化合物およびその製薬的に許容される塩:
(式中:
Ar1
【化2】

であり;
Ar2
【化3】

であり;
1は、−H、−ハロ、−CH3、−CN、−NO2、−OCH3、−NH2、−C(ハロ)3、−CH(ハロ)2、または−CH2(ハロ)であり;
各R2は独立して:
(a)−ハロ、−OH、−NH2、−CN、または−NO2
(b)それぞれ非置換であるか、1個またはそれ以上のR5基によって置換された、−(C1−C10)アルキル、−(C2−C10)アルケニル、−(C2−C10)アルキニル、−(C3−C10)シクロアルキル、−(C8−C14)ビシクロアルキル、−(C8−C14)トリシクロアルキル、−(C5−C8)シクロアルケニル、−(C8−C14)ビシクロアルケニル、−(C8−C14)トリシクロアルケニル、−(3〜7員)複素環、または−(7〜10員)ビシクロ複素環;あるいは
(c)それぞれ非置換であるか、1個またはそれ以上のR6基によって置換された、−フェニル、−ナフチル、−(C14)アリールまたは−(5〜10員)ヘテロアリール;
であり;
各R3は独立して:
(a)−ハロ、−OH、−NH2、−CN、または−NO2
(b)それぞれ非置換であるか、1個またはそれ以上のR5基によって置換された、−(C1−C10)アルキル、−(C2−C10)アルケニル、−(C2−C10)アルキニル、−(C3−C10)シクロアルキル、−(C8−C14)ビシクロアルキル、−(C8−C14)トリシクロアルキル、−(C5−C10)シクロアルケニル、−(C8−C14)ビシクロアルケニル、−(C8−C14)トリシクロアルケニル、−(3〜7員)複素環、または−(7〜10員)ビシクロ複素環;あるいは
(c)それぞれ非置換であるか、1個またはそれ以上のR6基によって置換された、−フェニル、−ナフチル、−(C14)アリールまたは−(5〜10員)ヘテロアリール;
であり;
4は、−H、−CN、−C(O)O(C1−C4)アルキル、または−C(O)NH((C1−C4)アルキル)であり;
各R5は独立して、−CN、−OH、−(C1−C6)アルキル、−(C2−C6)アルケニル、−(C2−C6)アルキニル、−ハロ、−N3、−NO2、−N(R72、−CH=NR7、−NR7OH、−OR7、−COR7、−C(O)OR7、−OC(O)R7、−OC(O)OR7、−SR7、−S(O)R7、または−S(O)27であり;
各R6は独立して、−(C1−C6)アルキル、−(C2−C6)アルケニル、−(C2−C6)アルキニル、−(C3−C8)シクロアルキル、−(C5−C8)シクロアルケニル、−フェニル、−(3〜5員)複素環、−C(ハロ)3、−CH(ハロ)2、−CH2(ハロ)、−CN、−OH、−ハロ、−N3、−NO2、−N(R72、−CH=NR7、−NR7OH、−OR7、−COR7、−C(O)OR7、−OC(O)R7、−OC(O)OR7、−SR7、−S(O)R7、または−S(O)27であり;
各R7は独立して、−H、−(C1−C6)アルキル、−(C2−C6)アルケニル、−(C2−C6)アルキニル、−(C3−C8)シクロアルキル、−(C5−C8)シクロアルケニル、−フェニル、−(3〜5員)複素環、−C(ハロ)3、−CH(ハロ)2、または−CH2(ハロ)であり;
各R8は独立して、−(C1−C6)アルキル、−(C2−C6)アルケニル、−(C2−C6)アルキニル、−(C3−C8)シクロアルキル、−(C5−C8)シクロアルケニル、−フェニル、−(3〜5員)複素環、−C(ハロ)3、−CH(ハロ)2、−CH2(ハロ)、−CN、−OH、−ハロ、−N3、−NO2、−N(R72、−CH=NR7、−NR7OH、−OR7、−COR7、−C(O)OR7、−OC(O)R7、−OC(O)OR7、−SR7、−S(O)R7、または−S(O)27であり;
各ハロは独立して、−F、−Cl、−Br、または−Iであり;
mは、0〜2の範囲の整数であり;
nは、0〜3の範囲の整数であり;
pは、0〜2の範囲の整数であり;
qは、0〜6の範囲の整数であり;
rは、0〜5の範囲の整数であり;
sは、0〜4の範囲の整数である)。
【請求項2】
式(II)の化合物:
【化4】

またはその製薬的に許容される塩
(式中:
Ar1
【化5】

であり;
Ar2
【化6】

であり;
1は、−H、−ハロ、−CH3、−CN、−NO2、、−OCH3、−NH2、−C(ハロ)3、−CH(ハロ)2、または−CH2(ハロ)であり;
各R2は独立して:
(a)−ハロ、−OH、−NH2、−CN、または−NO2
(b)それぞれ非置換であるか、1個またはそれ以上のR5基によって置換された、−(C1−C10)アルキル、−(C2−C10)アルケニル、−(C2−C10)アルキニル、−(C3−C10)シクロアルキル、−(C8−C14)ビシクロアルキル、−(C8−C14)トリシクロアルキル、−(C5−C8)シクロアルケニル、−(C8−C14)ビシクロアルケニル、−(C8−C14)トリシクロアルケニル、−(3〜7員)複素環、または−(7〜10員)ビシクロ複素環;あるいは
(c)それぞれ非置換であるか、1個またはそれ以上のR6基によって置換された、−フェニル、−ナフチル、−(C14)アリールまたは−(5〜10員)ヘテロアリール;
であり;
各R3は独立して:
(a)−ハロ、−OH、−NH2、−CN、または−NO2
(b)それぞれ非置換であるか、1個またはそれ以上のR5基によって置換された、−(C1−C10)アルキル、−(C2−C10)アルケニル、−(C2−C10)アルキニル、−(C3−C10)シクロアルキル、−(C8−C14)ビシクロアルキル、−(C8−C14)トリシクロアルキル、−(C5−C10)シクロアルケニル、−(C8−C14)ビシクロアルケニル、−(C8−C14)トリシクロアルケニル、−(3〜7員)複素環、または−(7〜10員)ビシクロ複素環;あるいは
(c)それぞれ非置換であるか、1個またはそれ以上のR6基によって置換された、−フェニル、−ナフチル、−(C14)アリールまたは−(5〜10員)ヘテロアリール;
であり;
4は、−H、−CN、−C(O)O(C1−C4)アルキル、または−C(O)NH((C1−C4)アルキル)であり;
各R5は独立して、−CN、−OH、−(C1−C6)アルキル、−(C2−C6)アルケニル、−(C2−C6)アルキニル、−ハロ、−N3、−NO2、−N(R72、−CH=NR7、−NR7OH、−OR7、−COR7、−C(O)OR7、−OC(O)R7、−OC(O)OR7、−SR7、−S(O)R7、または−S(O)27であり;
各R6は独立して、−(C1−C6)アルキル、−(C2−C6)アルケニル、−(C2−C6)アルキニル、−(C3−C8)シクロアルキル、−(C5−C8)シクロアルケニル、−フェニル、−(3〜5員)複素環、−C(ハロ)3、−CH(ハロ)2、−CH2(ハロ)、−CN、−OH、−ハロ、−N3、−NO2、−N(R72、−CH=NR7、−NR7OH、−OR7、−COR7、−C(O)OR7、−OC(O)R7、−OC(O)OR7、−SR7、−S(O)R7、または−S(O)27であり;
各R7は独立して、−H、−(C1−C6)アルキル、−(C2−C6)アルケニル、−(C2−C6)アルキニル、−(C3−C8)シクロアルキル、−(C5−C8)シクロアルケニル、−フェニル、−(3〜5員)複素環、−C(ハロ)3、−CH(ハロ)2、または−CH2(ハロ)であり;
各R8は独立して、−(C1−C6)アルキル、−(C2−C6)アルケニル、−(C2−C6)アルキニル、−(C3−C8)シクロアルキル、−(C5−C8)シクロアルケニル、−フェニル、−(3〜7員)複素環、−C(ハロ)3、−CH(ハロ)2、−CH2(ハロ)、−CN、−OH、−ハロ、−N3、−NO2、−N(R72、−CH=NR7、−NR7OH、−OR7、−COR7、−C(O)OR7、−OC(O)R7、−OC(O)OR7、−SR7、−S(O)R7、または−S(O)27であり;
各ハロは独立して、−F、−Cl、−Br、または−Iであり;
mは、0〜2の範囲の整数であり;
nは、0〜3の範囲の整数であり;
pは、0〜2の範囲の整数であり;
qは、0〜6の範囲の整数であり;
rは、0〜5の範囲の整数であり;
sは、0〜4の範囲の整数である)。
【請求項3】
4が−Hである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
4が−CNである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
4が−C(O)O(C1−C4)アルキルである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項6】
4がまたは−C(O)NH((C1−C4)アルキル)である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項7】
4が−Hであり;
Ar1
【化7】

であり;
nが0であり;
mが0であり;
1が−ハロ、−CF3、または−CH3であり;
Ar2
【化8】

である;
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項8】
4が−Hであり;
Ar1
【化9】

であり;
nが0であり;
mが1であり;
1が−ハロ、−CF3、または−CH3であり;
3がメチルであり;
Ar2
【化10】

である;
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項9】
4が−Hであり;
Ar1
【化11】

であり;
pが0であり;
mが0であり;
1が−ハロ、−CF3、または−CH3であり;
Ar2
【化12】

である;
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項10】
4が−Hであり;
Ar1
【化13】

であり;
pが0であり;
mが1であり;
1が−ハロ、−CF3、または−CH3であり;
3がメチルであり;
Ar2
【化14】

である;
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項11】
4が−Hであり;
Ar1
【化15】

であり;
pが0であり;
mが0であり;
1が−ハロ、−CF3、または−CH3であり;
Ar2
【化16】

である;
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項12】
4が−Hであり;
Ar1
【化17】

であり;
pが0であり;
mが1であり;
1が−ハロ、−CF3、または−CH3であり;
3がメチルであり;
Ar2
【化18】

である;
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項13】
4が−Hであり;
Ar1
【化19】

であり;
pが0であり;
mが0であり;
1が−ハロ、−CF3、または−CH3であり;
Ar2
【化20】

である;
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項14】
4が−Hであり;
Ar1
【化21】

であり;
pが0であり;
mが1であり;
1が−ハロ、−CF3、または−CH3であり;
3がメチルであり;
Ar2
【化22】

である;
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項15】
4が−Hであり;
Ar1
【化23】

であり;
mが0であり;
1が−ハロ、−CF3、または−CH3であり;

Ar2
【化24】

である;
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項16】
4が−Hであり;
Ar1
【化25】

であり;
mが1であり;
1が−ハロ、−CF3、または−CH3であり;
3がメチルであり;
Ar2
【化26】

である;
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項17】
rが0である、請求項7〜16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
rが1であり、Ar2がそのパラ位置で置換される、請求項7〜16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
8が−CF3基である、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
8が−(C1−C6)アルキル基である、請求項18に記載の化合物。
【請求項21】
−(C1−C6)アルキル基がtert−ブチル基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
−(C1−C6)アルキル基がイソプロピル基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項23】
請求項1または2に記載の化合物または化合物の製薬的に許容される塩の有効量および製薬的に許容されるビヒクルを含む組成物。
【請求項24】
請求項1または2に記載の化合物または化合物の製薬的に許容される塩の有効量を、これらを必要とする動物に投与することを含む、疼痛を治療する方法。
【請求項25】
請求項1または2に記載の化合物または化合物の製薬的に許容される塩の有効量を、これらを必要とする動物に投与することを含む、尿失禁を治療する方法。
【請求項26】
請求項1または2に記載の化合物または化合物の製薬的に許容される塩の有効量を、これらを必要とする動物に投与することを含む、潰瘍を治療する方法。
【請求項27】
請求項1または2に記載の化合物または化合物の製薬的に許容される塩の有効量を、これらを必要とする動物に投与することを含む、潰瘍性大腸炎を治療する方法。
【請求項28】
請求項1または2に記載の化合物または化合物の製薬的に許容される塩の有効量を、これらを必要とする動物に投与することを含む、炎症性腸疾患を治療する方法。
【請求項29】
VR1を発現できる細胞に請求項1または2に記載の化合物または化合物の製薬的に許容される塩の有効量を接触させることを含む、細胞中でVR1機能を阻害する方法。
【請求項30】
請求項1または2に記載の化合物または化合物の製薬的に許容される塩の有効量を含有する容器を含むキット。
【請求項31】
請求項1または2に記載の化合物または化合物の製薬的に許容される塩および製薬的に許容されるビヒクルを混合するステップを含む、組成物を調製する方法。


【公表番号】特表2007−518718(P2007−518718A)
【公表日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−547210(P2006−547210)
【出願日】平成16年12月17日(2004.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2004/042732
【国際公開番号】WO2005/066130
【国際公開日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【出願人】(599108792)ユーロ−セルティーク エス.エイ. (134)
【Fターム(参考)】