説明

痩身用ラジオ波温熱機に用いられるハンドピース及び電極プレート並びに痩身用ラジオ波温熱機

【課題】被施術者が火傷することのない安全性の高い痩身用ラジオ波温熱機のハンドピース及び電極プレート並びに痩身用ラジオ波温熱機を提供する。
【解決手段】痩身用ラジオ波温熱機に用いられるハンドピースは、(1)ラジオ波の電流を流すエレクトロード14と、エレクトロード14の反対面側に取り付けられるプッシュスイッチ15と、当該プッシュスイッチ15やコネクタを介してエレクトロード14と痩身用ラジオ波温熱機とを導通可能に接続する導線17とを備えたハンドピース本体11と、(2)反対面側であって、プッシュスイッチ15の上部周囲に配置される弾性部材12と、(3)プッシュスイッチ15を弾性部材12を介して覆った状態で、プッシュスイッチ15に連結され、プッシュスイッチ15のオンオフを操作するためのオンオフ操作部材13とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、痩身用ラジオ波温熱機に用いられるハンドピース及び電極プレート並びに痩身用ラジオ波温熱機に関し、更に詳しくは、美容サロンにおける痩身施術の安全性を高める技術に関する。
【背景技術】
【0002】
痩身用ラジオ波温熱機は、ラジオ波の電流を被施術者の体内に流すことにより皮膚組織内部の水分子を振動させ、体内温度を上昇させ、脂肪を燃焼させる装置である。その一例が非特許文献1〜3に開示されている。
【0003】
それらのうち、非特許文献1に記載の痩身用ラジオ波温熱機は、電波照射方式の装置であり、高い周波数のラジオ波によって、気になる部分を加熱し、たるんだ肌に張りを与え、同時に引き締めを行なうことができる装置である。非特許文献1の痩身用ラジオ波温熱機は、ハンドピース先端の電極(以下単に「エレクトロード」という。非特許文献1の図のハンドピースの先端部分を参照されたい。)を施術部位に密着させてから、ハンドピースのスイッチ(非特許文献1の図を参照されたい。)をオンすると、放射状にラジオ波照射を開始する。そして、ラジオ波照射を終了するときは、エレクトロードを施術部位から外してからそのハンドピースのスイッチがオフされる。
従って、非特許文献1の痩身用ラジオ波温熱機を用いた痩身施術中は、エレクトロードが施術部位(腹部や胸部等)に密着された状態である。
【0004】
また、非特許文献2〜3に開示の痩身用ラジオ波温熱機は、非特許文献1のものに比べると比較的低い周波数のラジオ波によって、気になる部分を加熱し、たるんだ肌に張りを与え、同時に引き締めを行うことができる装置である。非特許文献2〜3のラジオ波発生装置は、マイナス電極板である長方形状の電極プレート(以下単に、「電極プレート」という。非特許文献2の写真の施術者が左手に持っているプレートを参照されたい。)を施術部位(腰部や胸部)に密着させる一方で、ハンドピース先端のプラス電極端子である膨出形状のエレクトロード(非特許文献2の写真の施術者が右手に持っているハンドピースを参照されたい。)を施術部位(腹部や胸部)に密着させて使用するものである。
【0005】
すなわち、非特許文献1〜3の痩身用ラジオ波温熱機は、電極プレートやエレクトロードを被施術者の皮膚に密着させた状態でスタートボタンを押し、ダイヤル操作をする等して、高周波出力レベルをゼロから上げていくと、ラジオ波の電流を施術部位(腹部や胸部)の皮膚組織内部に流すことができる。
皮膚組織内部に流れるラジオ波の電流は、人体を通過する際に振動し、熱を発生させる(深部温熱)。そして、これにより、被施術者の皮膚組織内部の水分(その他、血液、筋肉等)が、ラジオ波の電流が変化する方向に運動し、それらの分子どうしが互いに摩擦しあい温まる。人体を構成する脂肪は、これに伴って温まり、次第に液状化する。液状化した脂肪は、ハンドマッサージによってリンパ節へ導かれ体外へ排出され、痩身効果が得られる。
【0006】
一方、施術を終了させるには、非特許文献1の痩身用ラジオ波温熱機の場合には、ハンドピースのスイッチをオフしてから、エレクトロードを施術部位から外すことが必要である。また、非特許文献2〜3の痩身用ラジオ波温熱機の場合には、ダイヤル操作やボタン操作をする等して、高周波出力レベルをゼロにして、ラジオ波電流を停止させた上で、ハンドピースのエレクトロードを施術部位から外し、それから、電極プレートを施術部位から外す必要がある。
非特許文献1〜3に記載の痩身用ラジオ波温熱機は、以上の使い方をすることによって、脂肪を溶かし、痩身効果を実現させる装置である。
【0007】
【非特許文献1】http://www.ritsubi.co.jp/brands/machine/machine_thermo.html
【非特許文献2】http://www.laserapis.com/menu/02.html
【非特許文献3】http://www.sokusin.net/product/201
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、非特許文献1の痩身用ラジオ波温熱機では、痩身施術中に被施術者が不意に動く等すると、腹部や胸等の施術部位に密着させているエレクトロードがそこから外れ、その先端の電極が外れる瞬間に密着していた腹部や胸部を火傷させるという問題がある。極めて短時間での現象ではあるが、エレクトロードは、腹部や胸部の皮膚との接触面積を徐々に減少させながら離れ、それにともない、ラジオ波の電流の電気エネルギーがその徐々に狭くなる接触部位に集中し、エレクトロードが腹部や胸部の皮膚から離れる瞬間では、その電気エネルギーが接触部位の皮膚の一点に集中するからである。
従って、ラジオ波による痩身施術中に被施術者が突然動いてエレクトロードが腹部や胸から外れても、被施術者がやけどをしない安全性の高いハンドピースが必要とされていた。
【0009】
また、非特許文献2〜3の痩身用ラジオ波温熱機では、痩身施術中に被施術者が不意に動く等すると、電極プレートが被施術者の腰部や背中から外れて、電極プレートが外れる瞬間に密着していた腰部や背中の部位を火傷させるという問題がある。極めて短時間での現象ではあるが、電極プレートは、腰部や背中の皮膚との接触面積を徐々に減少させながら離れ、それにともない、ラジオ波の電流の電気エネルギーがその徐々に狭くなる接触部位に集中し、電極プレートが腰部や背中の皮膚から離れる瞬間では、その電気エネルギーが接触部位の皮膚の一点に集中するからである。
従って、ラジオ波による痩身施術中に被施術者が突然動いて電極プレートが腰部や背中から外れても、被施術者がやけどをしない安全性の高い電極プレートが必要とされていた。
【0010】
上記問題点は、施術開始前においても同様である。すなわち、エレクトロードや電極プレートを施術部位に密着させない状態で、ハンドピースのスイッチをオンしてから、あるいは、高周波スイッチのレベルを上げてしまってから、エレクトロードや電極プレートを施術部位に密着させると、それらを施術部位の皮膚に接触させた瞬間は、ラジオ波の電流の電気エネルギーがその皮膚の一点に集中し、火傷に至る。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、被施術者が火傷することのない安全性の高い痩身用ラジオ波温熱機のハンドピース及び電極プレート並びに痩身用ラジオ波温熱機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために、本発明に係る痩身用ラジオ波温熱機のハンドピースは、
ラジオ波の電流を流すエレクトロードと、前記エレクトロードの端面の反対面側に取り付けられるプッシュスイッチと、前記プッシュスイッチやコネクタを介して前記エレクトロードと痩身用ラジオ波温熱機とを導通可能に接続する導線とを備えたハンドピース本体と、
前記反対面側であって、前記プッシュスイッチの上部周囲に配置される弾性部材と、
前記プッシュスイッチを前記弾性部材を介して覆った状態で、当該プッシュスイッチに連結され、当該プッシュスイッチのオンオフを操作するためのオンオフ操作手段と、を備えたことを要旨とする。
この場合に、前記弾性部材の上端が、前記プッシュスイッチの上端よりも高いことが望ましい。また、前記オンオフ操作手段は、前記ハンドピース本体を囲繞する有底円筒部からなることが望ましい。
【0013】
上記課題を解決するために、本発明に係る痩身用ラジオ波温熱機の電極プレートは、
ラジオ波の電流が流れるプレートと、前記プレートに取り付けられるプッシュスイッチと、前記プッシュスイッチやコネクタを介して前記プレートと痩身用ラジオ波温熱機とを導通可能に接続する導線とを備えた電極プレート接続筐体と、
前記プッシュスイッチの上部周囲に配置される弾性部材と、
前記プッシュスイッチを前記弾性部材を介して覆った状態で、当該プッシュスイッチに連結され、当該プッシュスイッチのオンオフを操作するためのオンオフ操作手段と、を備えたことを要旨とする。
この場合に、前記弾性部材の上端が、前記プッシュスイッチの上端よりも高いことが望ましい。
【0014】
本発明に係る痩身用ラジオ波温熱機は、本発明に係るハンドピース及び/又は電極プレートを備えた痩身用ラジオ波温熱機であって、前記プッシュスイッチのオンオフが当該痩身用ラジオ波温熱機の本体の運転状態に影響を与えないことを要旨とする。
【発明の効果】
【0015】
上記構成を備えた痩身用ラジオ波温熱機に用いられるハンドピースは、オンオフ操作手段がプッシュスイッチを弾性部材を介して覆った状態でプッシュスイッチに連結されているため、高周波出力レベルが上がっている痩身施術中に被施術者が不意に動く等により、施術部位からエレクトロードが外れるときであっても、被施術者を火傷させない。施術部位からエレクトロードが外れるときは、エレクトロードが全面にわたって施術部位に密着した状態で、弾性部材の伸張によるプッシュスイッチのオフ方向への付勢力により、オンオフ操作手段が押し上がり、プッシュスイッチがオフされ、その後で、施術部位からエレクトロードが外れるからである。
そのため、施術部位からエレクトロードが外れる瞬間では、既にラジオ波の電流が流れておらず、その外れる瞬間では、皮膚(施術部位)に密着している狭い領域にラジオ波の電流の電気エネルギーが集中することはない。エレクトロードが全面にわたって施術部位に密着している状態でなければ、ラジオ波の電流が流れないからである。
従って、本発明に係るハンドピースは、高周波出力レベルを上げたままで、施術部位からエレクトロードが外れても、その部位を火傷させないため、安全性が高いという効果がある。
【0016】
また、オンオフ操作手段がプッシュスイッチを弾性部材を介して覆った状態でプッシュスイッチに連結されているため、痩身施術前でありながら偶然物がぶつかった等により、過って高周波出力レベルが上がったままの状態で、エレクトロードを施術部位に密着させてしまうときであっても、被施術者を火傷させない。かかる状態で、エレクトロードを施術部位に密着させたときは、弾性部材の伸張によるプッシュスイッチのオフ方向への付勢力により、オンオフ操作手段が押し上がったままの状態で、エレクトロードが全面にわたって施術部位に密着し、その後で、施術者の押し当て力で弾性部材が圧縮するとともに、プッシュスイッチをオン方向へ付勢し、プッシュスイッチがオンされるからである。
そのため、施術部位にエレクトロードを密着させる瞬間では、まだラジオ波の電流が流れておらず、その密着させる瞬間では、皮膚(施術部位)に密着している狭い領域にラジオ波の電流の電気エネルギーが集中することはない。エレクトロードが全面にわたって施術部位に密着している状態でなければ、ラジオ波の電流が流れないからである。
従って、本発明に係るハンドピースは、高周波出力レベルを上げたままで、施術部位にエレクトロードを密着させても、その部位を火傷させないため、安全性が高いという効果がある。
【0017】
本発明に係るハンドピースは、弾性部材の上端が、プッシュスイッチの上端よりも高いと、オンオフ操作手段をプッシュスイッチのオフ方向へ付勢する付勢力が高まるため、安全性が高まるという効果がある。
本発明に係るハンドピースは、オンオフ操作手段が、ハンドピース本体を囲繞する有底円筒部からなるものであれば、施術者がハンドピースを握って押し当て力を加えるところがその有底円筒部となるから、作業がしやすいという効果がある。
【0018】
上記構成を備えた痩身用ラジオ波温熱機に用いられる電極プレートは、オンオフ操作手段がプッシュスイッチを弾性部材を介して覆った状態でプッシュスイッチに連結されているため、高周波出力レベルが上がっている痩身施術中に被施術者が不意に動く等により、施術部位からプレートが外れる(つまり、腹部や背中から剥がれて落ちる)ときであっても、被施術者を火傷させない。高周波出力レベルが上がっている痩身施術中に施術部位からプレートが外れるときは、プレートが全面(被施術者の体は正確には曲面であるから、安全が確保される十分に広い面)にわたって施術部位に密着した状態で、弾性部材の伸張によるプッシュスイッチのオフ方向への付勢力により、オンオフ操作手段が押し上がり、プッシュスイッチがオフされ、その後で、施術部位からプレートが外れるからである。
そのため、施術部位からプレートが外れる瞬間では、既にラジオ波の電流が流れておらず、その外れる瞬間では、皮膚(施術部位)に密着している狭い領域にラジオ波の電流の電気エネルギーが集中することはない。プレートが全面にわたって施術部位に密着している状態でなければ、ラジオ波の電流が流れないからである。
従って、本発明に係る電極プレートは、高周波出力レベルを上げたままで、施術部位からプレートが外れても、その部位を火傷させないため、安全性が高いという効果がある。
【0019】
また、オンオフ操作手段がプッシュスイッチを弾性部材を介して覆った状態でプッシュスイッチに連結されているため、痩身施術前でありながら偶然物がぶつかった等により、過って高周波出力レベルが上がったままの状態で、プレートを施術部位に密着させてしまうときであっても、被施術者を火傷させない。かかる状態で、プレートを施術部位に密着させてしまうときは、弾性部材の伸張によるプッシュスイッチのオフ方向への付勢力により、オンオフ操作手段が押し上がったままの状態で、プレートが全面にわたって施術部位に密着し、その後で、被施術者の体重で弾性部材が圧縮するとともに、プッシュスイッチをオン方向へ付勢し、プッシュスイッチがオンされるからである。
そのため、施術部位にプレートを密着させる瞬間では、まだラジオ波の電流が流れておらず、その密着させる瞬間では、皮膚(施術部位)に密着している狭い領域にラジオ波の電流の電気エネルギーが集中することはない。プレートが全面にわたって施術部位に密着している状態でなければ、ラジオ波の電流が流れないからである。
従って、本発明に係る電極プレートは、高周波出力レベルを上げたままで、施術部位にプレートを密着させても、その部位を火傷させないため、安全性が高いという効果がある。
【0020】
本発明に係る電極プレートは、弾性部材の上端が、プッシュスイッチの上端よりも高いと、オンオフ操作手段をプッシュスイッチのオフ方向へ付勢する付勢力が高まるため、安全性が高まるという効果がある。
【0021】
本発明に係る痩身用ラジオ波温熱機は、本発明に係るハンドピース及び/又は電極プレートを備えるため、上記と同様の効果がある。更に、本発明に係る痩身用ラジオ波温熱機は、前記プッシュスイッチのオンオフが当該痩身用ラジオ波温熱機の本体の運転状態に影響を与えないため、何らかの原因でハンドピースや電極プレートが施術部位から外れても被施術者を火傷させることなく安全に運転を再開できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下に図面を参照して、本発明の一実施形態について詳細に説明する。
(ハンドピース)
まず、本発明の一実施形態に係るハンドピースについて説明する。
図1は、ハンドピース10の外観斜視図であり、図2は、ハンドピース10の分解斜視図である。これらの図に示すように、ハンドピース10は、ハンドピース本体11と、弾性部材12と、オンオフ操作部材13とを備える。
【0023】
ハンドピース本体11は、ラジオ波の電流を流すエレクトロード14と、エレクトロード14の端面の反対面側に取り付けられるプッシュスイッチ15と、当該プッシュスイッチ15やコネクタ16を介してエレクトロード14と痩身用ラジオ波温熱機50(図5参照)とを導通可能に接続する導線17とを備える。
エレクトロード14は、金属製であり、施術部位に密着させることができるように、施術部位に密着させる端面が平ら又は緩やかに膨出した湾曲状である。エレクトロード14は、導線17と導通可能にプラスチック製のハンドピース本体11に一体的に取り付けられている。
プッシュスイッチ15は、押圧力を加えない状態では非導通状態であり、下向き(オン方向)に押圧力を加えると導通する構造である。プッシュスイッチ15は、その押圧力が作用しない状態となって、弾性部材12により上向き(オフ方向)に付勢されると非導通状態となる。
【0024】
ハンドピース本体11の反対面側であって、プッシュスイッチ15の上部周囲には、溝部分18が形成されている。プッシュスイッチ15の上端部中央部には、ねじ山が形成された連結孔15aが形成されている。ハンドピース本体11の側壁面には、導線17を取り付けるとともに、これを保護するための蛇腹ホース20を取り付けるためのねじ山が形成された連結孔11aが形成されている。
【0025】
弾性部材12は、コイルバネからなり、エレクトロード14の反対面側であって、プッシュスイッチ15の上部周囲の溝部分18に配置されている。プッシュスイッチ15の上部周囲であれば特に位置は限定されないが、溝部分18に弾性部材12を入れるようにすると、弾性部材12がずれないように固定できるため好ましい。また、弾性部材12は、その上端がプッシュスイッチ15の上端よりも高い。これにより、オンオフ操作部材13をプッシュスイッチ15のオフ方向へ付勢する付勢力が高まるため、安全性が高まる。プッシュスイッチ15が導通するまでにオンオフ操作部材13を操作する距離が長くなるからである。
【0026】
オンオフ操作部材13は、プッシュスイッチ15のオンオフを操作するために用いられる。オンオフ操作部材13は、プッシュスイッチ15を弾性部材12を介して覆った状態で、プッシュスイッチ15に連結されている。プッシュスイッチ15との連結は、プッシュスイッチ15の上端部に形成されている連結孔15aに、オンオフ操作部材13の端面中央に設けられている連結孔13aを重ねて、これらをねじ19で螺合することによってなされる。従って、連結孔13a,15aには、ねじ山が形成されている。
また、オンオフ操作部材13は、本来的に施術部位にエレクトロード14を密着させるための把持部であり、ハンドピース本体11を囲繞する有底円筒部からなる。そして、オンオフ操作部材13の側壁面には、導線17を通すとともにこれを保護するための蛇腹ホース20を取り付けるための半円状の切欠部13bが形成されている。
蛇腹ホース20は、中空であり、ハンドピース本体11及びコネクタ16に連結される。蛇腹ホース20は、プッシュスイッチ15やコネクタ16を介してエレクトロード14と痩身用ラジオ波温熱機50(図5参照)とを導通可能に接続する導線17を収容して、これを保護する。
【0027】
ハンドピース10の組立は、導線17を収容した蛇腹ホース20をハンドピース本体11及びコネクタ16に取り付けた状態で、
(1)ハンドピース本体11の反対面側であって、プッシュスイッチ15の上部周囲に形成された溝部分18にコイルバネからなる弾性部材12を入れ又は嵌め込み、
(2)オンオフ操作部材13を弾性部材12を介してハンドピース本体11に被せ、
(3)プッシュスイッチ15の上端中央部に設けられている連結孔15aとオンオフ操作部材13の端面中央に設けられている連結孔13aとを重ね合わせて、ねじ19を螺合する、ことにより行うことができる。
【0028】
(電極プレート)
次に、本発明の一実施形態に係る電極プレートについて説明する。
図3は、電極プレート30の外観斜視図であり、図4は、電極プレート30の分解斜視図である。これらの図に示すように、電極プレート30は、電極プレート接続筐体31と、弾性部材32と、オンオフ操作部材33とを備える。
【0029】
電極プレート接続筐体31は、ラジオ波の電流が流れるプレート34と、プレート34に取り付けられるプッシュスイッチ35と、当該プッシュスイッチ35やコネクタ36を介してプレート34と痩身用ラジオ波温熱機50とを導通可能に接続する導線37とを備える。
プレート34は、平らな金属板であり、導線37と導通可能にプラスチック製の電極プレート接続筐体31に取り付けられている。
プッシュスイッチ35は、押圧力を加えない状態では非導通状態であり、下向き(オン方向)に押圧力を加えると導通する構造である。プッシュスイッチ35は、その押圧力が作用しない状態となって、弾性部材32により上向き(オフ方向)に付勢されると非導通状態となる。
【0030】
プッシュスイッチ35の上部周囲には、溝部分38が形成されている。プッシュスイッチ35の上端部中央部には、ねじ山が形成された連結孔35aが形成されている。電極プレート接続筐体31の側壁面には、導線37を取り付けるとともに、これを保護するためのホース40を取り付けるためのねじ山が形成された連結孔31aが形成されている。
【0031】
弾性部材32は、コイルバネからなり、プッシュスイッチ35の上部周囲の溝部分38に配置されている。プッシュスイッチ35の上部周囲であれば特に位置は限定されないが、溝部分38に弾性部材32を入れるようにすると、弾性部材32がずれないように固定できるため好ましい。また、弾性部材32は、その上端がプッシュスイッチ35の上端よりも高い。これにより、オンオフ操作部材33をプッシュスイッチ35のオフ方向へ付勢する付勢力が高まるため、安全性が高まる。プッシュスイッチ35が導通するまでにオンオフ操作部材33を操作する距離が長くなるからである。
【0032】
オンオフ操作部材33は、プッシュスイッチ35のオンオフを操作するために用いられる。オンオフ操作部材33は、プッシュスイッチ35を弾性部材32を介して覆った状態で、プッシュスイッチ35に連結されている。オンオフ操作部材33は、四角形の板状部材からなるが、多角形の板状部材、円・楕円形の板状部材でもよい。また、電極プレート接続筐体31に被さる断面四角形、断面多角形、断面円・楕円形状の筒状部材でもよい。プッシュスイッチ35との連結は、プッシュスイッチ35の上端部に形成されている連結孔35aに、オンオフ操作部材33の端面中央に設けられている連結孔33aを重ねて、これらをねじ39で螺合することによってなされる。従って、連結孔35a,33aにはねじ山が形成されている。そして、オンオフ操作部材33の側壁面には、導線37を通すとともにこれを保護するためのホース40を取り付けるための半円状の切欠部33bが形成されている。
ホース40は、中空であり、電極プレート接続筐体31及びコネクタ36に連結される。ホース40は、プッシュスイッチ35やコネクタ36を介してプレート34と痩身用ラジオ波温熱機50(図5参照)とを導通可能に接続する導線37を収容して、これを保護する。
【0033】
電極プレート30の組立は、導線37を収容したホース40を電極プレート接続筐体31及びコネクタ36に取り付けた状態で、
(1)プレート34に設けられたプッシュスイッチ35の上部周囲に形成された溝部分38にコイルバネからなる弾性部材32を入れ又は嵌め込み、
(2)オンオフ操作部材33を弾性部材32を介してプッシュスイッチ35に被せ、
(3)プッシュスイッチ35の上端中央部に設けられている連結孔35aとオンオフ操作部材33の端面中央に設けられている連結孔33aとを重ね合わせて、ねじ39を螺合する、ことにより行うことができる。
【0034】
(痩身用ラジオ波温熱機)
図5は、痩身用ラジオ波温熱機50の操作パネル51及びバックパネル52を示した図である。
同図に示す痩身用ラジオ波温熱機50は、例えば、業務用市販品のラジオ波温熱機であり、周波数0.3MHz、動作環境5℃〜35℃、湿度10%RH〜70%RH(但し、結露がないこと)、規格電圧/周波数AC:1V 50/60Hz、出力電流最大389mA、最大消費電力約160W、寸法幅450×奥行き360×高さ175mm(本体)、重量15kgの定格・仕様のものである。
【0035】
操作パネル51各部の名称及び機能は、次の通りである。すなわち、ディスプレイS1は、施術の時間設定と残り時間を表示し、タイムダウンスイッチS2、タイムアップスイッチS3は、それぞれ、施術時間を1分ずつ減少又は1分ずつ増加させるための設定スイッチである。インジケーターS4,S6,S8は、施術時間がそれぞれ、15分、20分、30分選択されたことを表示するものであり、選択スイッチS5,S7,S9は、施術時間としてそれぞれ、15分、20分、30分を選択するためのスイッチである。
【0036】
スタートインジケーターS10は、ラジオ波電流を流す高周波出力が開始されたことを表示し、スタートスイッチS11は、その高周波出力を開始させるためのスイッチである。一方、ストップインジケーターS12は、ラジオ波電流を流す高周波出力が停止されたことを表示し、ストップスイッチS13は、その高周波出力を停止させるためのスイッチである。
【0037】
フェイスインジケーターS14、ボディーインジケーターS15は、それぞれ、フェイス部分、ボディー部分の高周波出力の出力状態を表示する目盛りであり、緑→黄色→赤色と三段階で表示する。フェイスインテンシティーS16、ボディーインテンシティーS17は、それぞれ、フェイス部分、ボディー部分の高周波出力を調節するためのダイアルスイッチである。
モードセレクターS18は、ボディーのラジオ波痩身、フェイスのラジオ波小顔、青色LED(にきび、敏感肌)、赤LED(しみ、そばかす、皮膚再生、血行良くする)といったメニューを選択するためのダイアルスイッチである。
【0038】
バックパネル52各部の名称及び機能は、次の通りである。すなわち、ボディー用コネクタ差込口53、フェイス用コネクタ差込口54は、ボディーかフェイスかの施術部位に応じて、ハンドピース10のコネクタ16を連結させるための差込口である。プレート差込口55は、電極プレート30のコネクタ36を連結させるための差込口である。放熱ファン56は、内部の熱を逃がす装置であり、メインスイッチ57は、メイン電源スイッチであり、電源コード差込口58は、ACコードの取り付け差込口である。
【0039】
図6は、痩身用ラジオ波温熱機50のブロック図を示す。同図に示すように、痩身用ラジオ波温熱機50は、装置本体にディスプレイ51・各種ボタン52(具体的には上記のS1〜S18参照)や、AC入力部(具体的には上記のメインスイッチ57、電源コード差込口58参照)を備えるほか、その内部に、MPU61(マイクロプロセッシングユニット)、制御部62、整流回路63、安全装置部64を備える。MPU61は、メモリに記憶されたプログラム(詳細は本発明においては無関係であるため省略)を読み込み、当該プログラムの指示に従って入力装置や記憶装置からデータ(例えば、上記S1〜S18のいずれかに示すスイッチで設定されたデータ)を受け取り、このデータに従い、あるいは、このデータを当該プログラム通りに演算・加工した上で、制御部62に、高電圧を印加させる電圧制御信号や高周波を発振させる高周波制御信号を送る。
【0040】
制御部62は、ハンドピース10及び電極プレート30に接続されており、MPU61から送信される電圧・高周波制御信号に従ってラジオ波電流をハンドピース10及び電極プレート30に流す。施術中に身体(施術部位)に密着させていたエレクトロード14やプレート34が身体から外れても、その密着状態がなくなる前に、プッシュスイッチ15,35が弾性部材12,32によりオフ方向へ付勢され、電流が流れない状態になる。しかし、エレクトロード14やプレート34の全面を身体(施術部位)に密着させた上で、プッシュスイッチ15,35をオン方向へ押圧すれば、そのまま運転が再開される。このとき、エレクトロード14やプレート34のほぼ全面を施術部位に密着させてからプッシュスイッチ15,35を導通状態とさせるため、施術部位のある一点にエネルギーが集中することなく火傷をすることがなく非常に安全である。
【0041】
ちなみに、プッシュスイッチ15,35の弾性部材12,32の伸縮によるオンオフは、痩身用ラジオ波温熱機50に内蔵されたプログラム運転には、何ら影響を与えない。すなわち、施術中にプッシュスイッチ15,35のオンオフがあっても、痩身用ラジオ波温熱機50本体での運転は続いており、よって、その運転の再開は、そのオンオフがなかったのと同じ状態での再開となる。
安全装置部64は、ハンドピース10や電極プレート30等に断線その他の不具合が有る場合に、装置運転を停止させる信号をMPU61に送る。
【0042】
(痩身用ラジオ波温熱機を用いたハンドピース及び電極プレートの使用方法)
まず、ハンドピース10のコネクタ16をボディー用コネクタ差込口53又はフェイス用コネクタ差込口54に取り付けるとともに、電極プレートのコネクタ16をプレート差込口55に取り付ける。また、ACコードを電源コード差込口58に取り付ける。
【0043】
痩身用ラジオ波温熱機50を用いた痩身施術は、以下のようにして行う。
(1)ACコードをコンセントに差し込む。
(2)ボディインテンシティーS17又はフェイスインテンシティーS16のダイアルをゼロ(パワーゼロ)にする。
(3)メインスイッチ57をオンする。
(4)モードセレクターS18で、ボディーラジオ波痩身、フェイスラジオ波小顔のいずれかを選択する。
(5)専用クリームを施術部位に塗る。
(6)プレート34を被施術者の身体部分(施術部位、例えば、背中や腰部、胸部や腹部)に当たるように密着させる。
【0044】
(7)ハンドピース10のオンオフスイッチ操作部材13が掌に当たるようにハンドピース10を掴んで施術部位(プレート34の反対側、例えば、胸部や腹部、背中や腰部)にエレクトロード14全体を押し当てる。
この痩身施術前に、操作パネル51に偶然物がぶつかった等により、過ってスタートスイッチS11が勝手にオンし、ボディインテンシティーS17又はフェイスインテンシティーS16のダイアルが回り高周波出力レベルが上がったままの状態で、エレクトロード14を被施術者の施術部位に押し当てても、ハンドピース10は、オンオフ操作部材13がプッシュスイッチ15を弾性部材12を介して覆った状態でプッシュスイッチ15に連結されているため、被施術者は火傷を負わなくて済む。それは、次の仕組みによる。
【0045】
痩身施術前に偶然が重なって誤って高周波出力がなされ、施術部位にエレクトロード14が押し当てられたときは、まず、弾性部材12のプッシュスイッチ15のオフ方向への付勢力により、オンオフ操作部材13が押し上がったままの状態(非導通状態)で、エレクトロード14が全面にわたって施術部位に密着し、その後で、施術者の押し当て力で弾性部材12が圧縮するとともに、プッシュスイッチ15をオン方向へ付勢し、プッシュスイッチ15がオンされる。そのため、施術部位にエレクトロード14を押し当てて密着させる瞬間では、まだラジオ波の電流が流れておらず、その密着させる瞬間では、皮膚(施術部位)に密着している狭い領域にラジオ波の電流の電気エネルギーが集中することはない。換言すれば、エレクトロード14が全面にわたって施術部位に密着している状態でなければ、ラジオ波の電流が流れない。
従って、ハンドピース10は、偶然に痩身施術前に高周波出力がなされたままで、施術部位にエレクトロード14を密着させても、その部位を火傷させないため、安全性が高い。
【0046】
(8)選択スイッチS5,S7,S9で、施術時間を選択し、1分毎の調節は、タイムダウンスイッチS2、タイムアップスイッチS3で行う。
(9)スタートスイッチS11を押し、ハンドピース10のオンオフスイッチ操作部材13を更に押す。これにより、弾性部材12が圧縮して、プッシュスイッチ15が導通し、高周波出力が開始可能な状態となる。
【0047】
(10)ボディインテンシティーS17又はフェイスインテンシティーS16のダイアルを徐々に上げていく。これにより、高周波出力が開始される。ダイアルは、適当なところであわせる。そして、所定時間、痩身施術を行う。
この痩身施術中に被施術者が不意に動く等により、施術部位からエレクトロード14(又はプレート34)が外れるときであっても、ハンドピース10(又は電極プレート30)は、オンオフ操作部材13(又は33)がプッシュスイッチ15(又は35)を弾性部材12(又は32)を介して覆った状態でプッシュスイッチ15(又は35)に連結されているため、被施術者は火傷を負わなくて済む。これは、次の仕組みによる。
【0048】
痩身施術中に施術部位からエレクトロード14(又はプレート34)が外れるときは、まず、エレクトロード14(又はプレート34)が全面(又は安全性が確保される十分広い領域)にわたって施術部位に密着した状態で、弾性部材12(又は32)の伸張によるプッシュスイッチ15(又は35)のオフ方向への付勢力により、オンオフ操作部材13(又は33)が押し上がり、プッシュスイッチ15(又は35)がオフされ、その後で、施術部位からエレクトロード14(又はプレート34)が外れる。そのため、施術部位からエレクトロード14(又はプレート34)が外れる瞬間では、既にラジオ波の電流が流れておらず、その外れる瞬間では、皮膚(施術部位)に密着している狭い領域にラジオ波の電流の電気エネルギーが集中することはない。換言すれば、エレクトロード14(又はプレート34)が全面にわたって施術部位に密着している状態でなければ、ラジオ波の電流が流れない。
従って、ハンドピース10(又は電極プレート30)は、痩身施術中に、施術部位からエレクトロード14(又はプレート34)が外れても、その部位を火傷させないため、安全性が高い。
【0049】
(11)施術を終了させるときは、ボディインテンシティーS17又はフェイスインテンシティーS16のダイアルをゼロにする。これにより、高周波出力が停止される。
(12)ストップスイッチS13を押すとともに、ハンドピース10のオンオフスイッチ操作部材13の押し当て力を弱める。これにより、弾性部材12が元に戻り、プッシュスイッチ15が導通しなくなり、高周波出力を行えない状態となる。
(13)ハンドピース10のエレクトロード14を被施術者の体から外す。
(14)メインスイッチ57をオフする。
【0050】
痩身用ラジオ波温熱機50、ハンドピース10及び電極プレート30は、以上の手順で使用されるが、ハンドピース10及び電極プレート30は、高周波の出力中であるか否かに拘わらず、被施術者を火傷させないため、非常に安全性が高い。安全性を高めるには、弾性部材12の上端が、プッシュスイッチ15の上端よりも高くするとよい。オンオフ操作部材13をプッシュスイッチ15のオフ方向へ付勢する付勢力が高まり、スイッチが切れやすくなるためである。バネ定数がより高い弾性部材12を用いても安全性が高まる。
更に、ハンドピース10や電極プレート30は、オンオフ操作部材13,33が、エレクトロード14又はプレート34を押し当てる力によってプッシュスイッチ15,35を導通させ、その押し当て力がなくなるとプッシュスイッチ15,35が切れるものであれば、オンオフ操作部材13,33は、ハンドピース本体11やプッシュスイッチ35を囲繞する有底円筒部からなるものに限定されない。例えば、そのような有底円筒部の底だけを残した板状部材や、有底多角柱状筒部によるもの、指の位置を決めるための凹みを形成したものでもよい。
【0051】
以上本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明に係る痩身用ラジオ波温熱機に用いられるハンドピース及び電極プレート並びに痩身用ラジオ波温熱機は、美容サロンにおける施術の安全性を高めるものであるから、産業上有益である。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の一実施形態に係るハンドピース10の外観斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るハンドピース10の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る電極プレート30の全体斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る電極プレート30の分解斜視図である。
【図5】痩身用ラジオ波温熱機50の操作パネル51及びバックパネル52を示した図である。
【図6】痩身用ラジオ波温熱機50のブロック図を示した図である。
【符号の説明】
【0054】
10 ハンドピース、11 ハンドピース本体
30 電極プレート、31 電極プレート接続筐体
12,32 弾性部材
13,33 オンオフ操作部材
13a,33a オンオフ操作部材の連結孔
14 エレクトロード、34 プレート
15,35 プッシュスイッチ
15a,35a プッシュスイッチの連結孔
16,36 コネクタ
17,37 導線
18 ,38 溝部分
19,39 ねじ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラジオ波の電流を流すエレクトロードと、前記エレクトロードの端面の反対面側に取り付けられるプッシュスイッチと、前記プッシュスイッチやコネクタを介して前記エレクトロードと痩身用ラジオ波温熱機とを導通可能に接続する導線とを備えたハンドピース本体と、
前記反対面側であって、前記プッシュスイッチの上部周囲に配置される弾性部材と、
前記プッシュスイッチを前記弾性部材を介して覆った状態で、当該プッシュスイッチに連結され、当該プッシュスイッチのオンオフを操作するためのオンオフ操作手段と、を備えたことを特徴とする痩身用ラジオ波温熱機に用いられるハンドピース。
【請求項2】
前記弾性部材の上端が、前記プッシュスイッチの上端よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の痩身用ラジオ波温熱機に用いられるハンドピース。
【請求項3】
前記オンオフ操作手段は、前記ハンドピース本体を囲繞する有底円筒部からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の痩身用ラジオ波温熱機に用いられるハンドピース。
【請求項4】
ラジオ波の電流が流れるプレートと、前記プレートに取り付けられるプッシュスイッチと、前記プッシュスイッチやコネクタを介して前記プレートと痩身用ラジオ波温熱機とを導通可能に接続する導線とを備えた電極プレート接続筐体と、
前記プッシュスイッチの上部周囲に配置される弾性部材と、
前記プッシュスイッチを前記弾性部材を介して覆った状態で、当該プッシュスイッチに連結され、当該プッシュスイッチのオンオフを操作するためのオンオフ操作手段と、を備えたことを特徴とする痩身用ラジオ波温熱機に用いられる電極プレート。
【請求項5】
前記弾性部材の上端が、前記プッシュスイッチの上端よりも高いことを特徴とする請求項4に記載の痩身用ラジオ波温熱機に用いられる電極プレート。
【請求項6】
請求項1から2のいずれかに記載のハンドピース及び/又は請求項4から5のいずれかに記載の電極プレートを備えた痩身用ラジオ波温熱機であって、請求項1から5に記載のプッシュスイッチのオンオフが当該痩身用ラジオ波温熱機の本体の運転状態に影響を与えないことを特徴とする痩身用ラジオ波温熱機。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2010−110394(P2010−110394A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−283879(P2008−283879)
【出願日】平成20年11月5日(2008.11.5)
【出願人】(304032550)株式会社トマトInc (5)
【Fターム(参考)】