説明

癌と関連するガンマレトロウイルス

本発明は、ウイルスをコードする単離された核酸配列; 該ウイルスのアミノ酸配列を含む単離されたポリペプチド;該ウイルスの核酸配列を含むベクター; 該ベクターを含む細胞; 該ウイルスに結合特異性を有する抗体およびその抗原結合断片; 該ウイルスの検出またはスクリーニング方法 (例えば、個体において);該ウイルスを阻害する薬剤の同定方法; 該ウイルスに対する免疫応答の誘導方法;個体におけるXMRVの存在と関連する疾患(例えば、前立腺癌などの癌) の処置方法; 無症候性癌 (例えば、前立腺癌)の検出方法;癌(例えば、前立腺癌)を発症するリスクのある個体の同定方法; ならびに該ウイルスを検出するためのキットを提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
個体の前立腺腫瘍内に存在する単離されたXMRV。
【請求項2】
個体が、RNアーゼL遺伝子をコードする遺伝性前立腺癌-1(HPCl)対立遺伝子に変異を含む、請求項1記載のウイルス。
【請求項3】
変異がホモ接合変異である、請求項2記載のウイルス。
【請求項4】
変異がRNアーゼL変異R462Qについてホモ接合である、請求項3記載のウイルス。
【請求項5】
配列番号:1またはその相補配列と少なくとも94%の同一性を有する核酸配列を含む単離されたウイルス。
【請求項6】
配列番号:1およびその相補配列を含む単離されたウイルス。
【請求項7】
配列番号:1と少なくとも94%の同一性を有する核酸配列にコードされたアミノ酸配列を含む単離されたウイルス。
【請求項8】
配列番号:1にコードされたアミノ酸配列を含む単離されたウイルス。
【請求項9】
配列番号:2を含む単離されたウイルス。
【請求項10】
配列番号:3と少なくとも97%の類似性を有するアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項11】
配列番号:4と少なくとも97%の類似性を有するアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項12】
配列番号:5と少なくとも94%の類似性を有するアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項13】
配列番号:3、配列番号:4、配列番号:5およびその組合せからなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。
【請求項14】
請求項5記載の核酸配列を含むベクター。
【請求項15】
請求項14記載のベクターを含む細胞。
【請求項16】
配列番号:1と少なくとも94%の同一性を有する核酸配列にコードされたアミノ酸配列を含むウイルスに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片。
【請求項17】
該ウイルスにコードされたgagポリペプチドに結合する、請求項16記載の抗体または抗原結合断片。
【請求項18】
gagポリペプチドが配列番号:3を含む、請求項17記載の抗体または抗原結合断片。
【請求項19】
a) 核酸配列およびXMRV核酸配列間でハイブリダイゼーション複合体が生じ得る条件下で、試料を、XMRV核酸配列の全体または一部にハイブリダイズする核酸配列と接触させる工程;ならびに
b) ハイブリダイゼーション複合体が試料中に検出されるかどうかを測定する工程、
を含み、
ここで、ハイブリダイゼーション複合体が検出される場合、XMRVが試料中に存在する、
試料中のXMRVの検出方法。
【請求項20】
a) 抗体およびXMRVポリペプチド間で複合体が生じ得る条件下で、試料を、XMRVポリペプチドに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片と接触させる工程;ならびに
b) 複合体が試料中に検出されるかどうかを測定する工程
を含み、
ここで、複合体が検出される場合、XMRVが試料中に存在する、
試料中のXMRVの検出方法。
【請求項21】
a) XMRVを、評価される薬剤と接触させる工程;ならびに
b) 該薬剤の存在下でXMRVが阻害されるかどうかを測定する工程
を含み、
ここで、該薬剤の存在下でXMRVが阻害される場合、該薬剤はXMRVを阻害する、
XMRVを阻害する薬剤の同定方法。
【請求項22】
該薬剤の存在下でのXMRVの活性が、逆転写酵素活性を有するレトロウイルス粒子を作製するXMRVの能力を測定することにより測定される、請求項21記載の方法。
【請求項23】
投与されると個体においてXMRVに対する免疫応答を誘導する薬剤の有効量を個体に投与することを含む、XMRVに対する免疫応答をその必要がある個体に誘導する方法。
【請求項24】
該薬剤が、XMRVのサブユニットおよび弱毒化XMRVからなる群より選択される、請求項23記載の方法。
【請求項25】
XMRVを阻害する薬剤の有効量を個体に投与することを含む、XMRVが前立腺に存在する個体における前立腺癌の処置方法。
【請求項26】
個体内のXMRVの存在を検出することを含み、個体内のXMRVの存在は個体内の初期段階の前立腺癌を示す、XMRVが前立腺に存在する個体における無症候性(初期段階)の前立腺癌の検出方法。
【請求項27】
XMRVが個体に存在するかどうかを測定する工程を含み、ここで、XMRVが個体に存在する場合、個体は前立腺癌を発症するリスクがある、前立腺癌を発症するリスクがある個体の同定方法。
【請求項28】
個体が、RNアーゼL遺伝子をコードする遺伝性前立腺癌-1(HCP1)対立遺伝子に変異を有する、請求項27記載の方法。
【請求項29】
変異がホモ接合変異である、請求項28記載の方法。
【請求項30】
変異が、RNアーゼL変異R462Qについてホモ接合である、請求項29記載の方法。
【請求項31】
試料中のXMRVを検出する標識された部分を含む、試料中のXMRVの存在を検出するためのキット。
【請求項32】
標識された部分が、XMRV核酸配列の全体または一部にハイブリダイズする核酸配列である、請求項31記載のキット。
【請求項33】
標識された部分が、XMRVに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片である、請求項31記載のキット。
【請求項34】
XMRVが作製される条件下で、請求項14記載の細胞を維持することを含む、XMRVの作製方法。
【請求項35】
該細胞によって産生されるXMRVを単離することを含む、請求項33記載の方法。


【図1】
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【図2】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図32】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18A】
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【図18B】
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【図18C】
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【図18D】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28A】
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【図28B】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図33】
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【図34−1】
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【図34−2】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【公表番号】特表2008−538494(P2008−538494A)
【公表日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−505606(P2008−505606)
【出願日】平成18年4月7日(2006.4.7)
【国際出願番号】PCT/US2006/013167
【国際公開番号】WO2006/110589
【国際公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
2.Linux
【出願人】(507333683)ザ クリーブランド クリニック ファウンデーション (2)
【出願人】(507333801)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア (2)
【Fターム(参考)】