説明

癌及びウイルス感染の治療のためのプリンヌクレオシド一リン酸プロドラッグ

本発明は、ヒト患者又はそのほかの動物宿主における癌、又はウイルス感染、特に、HIV、HCV、ノロウイルス、サポロウイルス、HSV−1、HSV−2、デング熱ウイルス、黄熱病ウイルス、及びHBVによる感染を治療する又は予防するための化合物、組成物、及び方法を指向する。前記化合物は、6−置換されたプリン一リン酸、及び薬学上許容可能なその塩、プロドラッグ又はそのほかの誘導体である。特に、前記化合物は、HIV−1、HIV−2、HCV、ノロウイルス、サポロウイルス、HSV−1、HSV−2、デング熱ウイルス、黄熱病ウイルス、及びHBVに対する強力な抗ウイルス活性を示す。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、又は薬学上許容可能なその塩若しくはプロドラッグであって、
【化1】

式中、
v)Rは、親ヌクレオシドとして投与された際、生体内で取り外されてOHを形成する原子又は基であり、たとえば、ハロゲン、(F、Cl、Br、I)、OR’、N(R’)、SR’、OCOR’、NHCOR’、N(COR’)COR’、SCOR’、OCOOR’及びNHCOOR’であり、
各R’は独立してH、低級アルキル(C〜C)、低級ハロアルキル(C〜C)、低級アルコキシ(C〜C)、低級アルケニル(C〜C)、低級アルキニル(C〜C)、低級シクロアルキル(C〜C)アリール、ヘテロアリール、アルキルアリール、又はアリールアルキルであり、その際、基は、上記で定義したような1以上の置換基、たとえば、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル及びアルコキシアルキルによって置換することができ;
vi)Wは独立して、N、CH、CF、CCN、CC≡CH又はCC(O)N(R’)であり;
xv)糖は一般式(II):
【化2】

のリボース又は修飾されたリボースであり、
式中、
Yは、O又はSであり;
Zは、CL、CLCL、CLOCL、CLSCL、CLO、OCL及びCLNHCLから成る群から選択され、その際、Lは独立して、H、F、アルキル、アルケニル及びアルキニルから成る群から選択され、アルキル、アルケニル及びアルキニルは任意で1以上のヘテロ原子を含有してもよく;
Aは、O、S、CH、CHF、CF、C=CH、C=CHF又はC=CFであり;
4’、R、R5’、R、R6’及びR7’は独立してH、F、Cl、Br、I、OH、SH、NH、NHOH、NHNH、N、C(O)OH、CN、C(O)NH、C(S)NH、C(O)OR、R、OR、SR、SSR、NHR及びNRから成る群から選択され;
糖が式(II)である場合の式(I)について、AがOである場合、R4’、R、R5’、R、R7’はHであり、R’はNであることができず;
糖が式(II)である場合の式(I)について、AがO又はSである場合、R7’はOH、SH、NH、NHOH、NHNH、OR、SR、SSR、NHR及びNRであることができず;
Rは独立して、低級アルキル(C〜Cアルキル)、低級アルケニル、低級アルキニル、低級シクロアルキル(C〜Cシクロアルキル)、アリール、アルキルアリール又はアリールアルキルであり、その際、基は、上記で定義したような1以上の置換基、たとえば、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル及びアルコキシアルキルによって置換することができ;
及びRは、生体内に投与される際、理想的にはヌクレオシド一リン酸、一ホスホン酸、チオ一ホスホン酸、又はチオ一リン酸を提供することが可能であり、代表的なR及びRは独立して以下から選択され、
(a)Rが、H、C1−20アルキル、C3−6シクロアルキル、C1〜6ハロアルキル、又は、C1〜6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1〜6アルコキシ、(CH1〜6CO9a、ハロゲン、C1〜6ハロアルキル−N(R9a、C1〜6アシルアミノ。−NHSO1〜6アルキル、−SON(R9a、−SO1〜6アルキル、COR9b、ニトロ及びシアノから成る群から独立して選択される1〜3の置換基によって任意で置換されるフェニル又はナフチルを含むが、これらに限定されないアリール、又はヘテロアリールであり、R9aが独立してH又はC1−20アルキルであり、R9bがOR9a又は−N(R9aであるOR
(b)R10a及びR10b
(i)独立してH、C1−10アルキル、−(CHNR9a、C1〜6ヒドロキシアルキル、−CHSH、−(CHS(O)Me、−(CHNHC(=NH)NH、(1H−インドール−3−イル)メチル、(1H−イミダゾール−4−イル)メチル−(CHCOR9b、アリール及びアリール−C1−3アルキルから成る群から選択され、前記アリール基が任意で、ヒドロキシル、C1−10アルキル、C1−6アルコキシ、ハロゲン、ニトロ及びシアノから成る群から選択される基で置換される;
(ii)R10aがHであり、R10bとR12が一緒に(CH2〜4であり、隣接するN原子及びC原子を含む環を形成する;
(iii)R10aとR10bが一緒に(CHであり、環を形成する;
(iv)R10aとR10bが双方共C1−6アルキルである;又は
(v)R10aがHであり、R10bがH、CH、CHCH、CH(CH、CHCH(CH、CH(CH)CHCH、CHPh、CH−インドール−3−イル、−CHCHSCH、CHCOH、CHC(O)NH、CHCHCOOH、CHCHC(O)NH、CHCHCHCHNH−CHCHCHNHC(NH)NH、CH−イミダゾール−4−イル、CHOH、CH(OH)CH、CH((4’−OH)−Ph)、CHSH、又は低級シクロアルキルであり;pが0〜2であり、rが1〜6であり、nが4又は5であり、mが0〜3であり、R11が、H、C1−10アルキル、又はたとえば、低級アルキル、アルコキシ、ジ(低級アルキル)−アミノ、フルオロで置換されるC1−10アルキル、C3−10シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロヘテロアルキル、たとえば、フェニルのようなアリール、たとえば、ピリジニルのようなヘテロアリール、置換アリール、又は置換へテロアリールであり、置換基がC1−5アルキル、又は低級アルキル、アルコキシ、ジ(低級アルキル)−アミノ、フルオロで置換されるC1−5アルキル、C3−10シクロアルキル又はシクロアルキルであり、R12が、H、C1−3アルキル若しくはR10aであり、又はR10bとR12が一緒に(CH2〜4であり、隣接するN原子及びC原子を含む環を形成する、
【化3】

(c)O連結脂質(リン脂質を含む)、N又はO連結のペプチド、O連結コレステロール又はO連結フィトステロール;
(d)RとRが一緒になって形成する環、
【化4】

その際、Wが、C1−6アルキル、CF、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、OR9c、CO9a、COR9a、ハロゲン、C1−6ハロアルキル、−N(R9a、C1−6アシルアミノ、CON(R9a、SR9a、−NHSO1−6アルキル、−SON(R9a、−SO1−6アルキル、COR9b及びシアノから成る群から独立して選択される1〜3の置換基によって任意で置換されるフェニル又は単環式へテロアリールから成る群から選択され、その際、a)2つのへテロ原子があり、一方がOである場合、他方はO又はSであることができない;及びb)2つのへテロ原子があり、一方がSである場合、他方はO又はSであることができないという条件で、前記単環式へテロアリール及び置換された単環式へテロアリールは、N、O及びSから成る群から独立して選択される1〜2のヘテロ原子を有し、R9aは独立してH又はC1−6アルキルであり、R9bは−OR9a又は−N(R9aであり、R9cはH又はC1−6アシルである;
(e)R13が、H、C1−10アルキル、及び、低級アルキル、アルコキシ、ジ(低級アルキル)−アミノ、フルオロ、C3−10シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロヘテロアルキル、フェニルのようなアリール、ピリジニルのようなヘテロアリール、置換アリール又は置換へテロアリールによって任意で置換されるC1−10アルキルから成る群から選択され、その際、置換基がC1−5アルキル、又は低級アルキル、アルコキシ、ジ(低級アルキル)−アミノ、フルオロ、C3−10シクロアルキル、若しくはシクロアルキルで置換されるC1−5アルキルである、
【化5】

(f)RとRが一緒になって形成する環、
【化6】

その際、R14が、(i)H、C1−10アルキル、−(CHNR9a、C1−6ヒドロキシアルキル、−CHSH、−(CHS(O)Me、−(CHNHC(=NH)NH、(1H−インドール−3−イル)メチル、(1H−イミダゾール−4−イル)メチル、−(CHCOR9b、アリール及びアリール−C1−3アルキル又はヘテロアリール及びヘテロアリール−C1−3アルキルから成る群から独立して選択され、前記アリール基及びヘテロアリール基は、ヒドロキシル、C1−10アルキル、C1−6アルコキシ、ハロゲン、ニトロ及びシアノから成る群から選択される基によって任意で置換され、(ii)R14が、H、CH、CHCH、CH(CH、CHCH(CH、CH(CH)CHCH、CHPh、CH−インドール−3−イル、−CHCHSCH、CHCOH、CHC(O)NH、CHCHCOOH、CHCHC(O)NH、CHCHCHCHNH、CHCHCHNHC(NH)NH、CH−イミダゾール−4−イル、CHOH、CH(OH)CH、CH((4’−OH)−Ph)、CHSH又は低級シクロアルキルであり;pが0〜2であり、rが1〜6であり、mが0〜3であり、QがNR9a、O又はSであり、Qが、C1−10アルキル、C1−6ヒドロキシアルキル、アリール及びアリールC1−3アルキル、ヘテロアリール及びヘテロアリールC1−3アルキルであり、前記アリール基及びヘテロアリール基がヒドロキシル、C1−10アルキル、C1−6アルコキシ、フルオロ及びクロロから成る群から選択される基によって任意で置換され、R11が、H、C1−10アルキル、及び、低級アルキル、アルコキシ、ジ(低級アルキル)−アミノ、フルオロ、C3−10シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロヘテロアルキル、フェニルのようなアリール、ピリジニルのようなヘテロアリール、置換アリール又は置換へテロアリールによって任意で置換されるC1−10アルキルであり、その際、置換基がC1−5アルキル、又は低級アルキル、アルコキシ、ジ(低級アルキル)−アミノ、フルオロ、C3−10シクロアルキル、若しくはシクロアルキルで置換されるC1−5アルキルであり、R12が、H若しくはC1−3アルキルであり、又はR14bとR12が一緒になって(CH2〜4であり、隣接するN原子及びC原子を含む環を形成し;
xvi)或いは糖が、一般式(III)
【化7】


の修飾されたリボースであり、
式中、
A、R、R、Y、Z、R’、R’、R’及びR7’は上記と同義であり、その際、糖が式(III)である場合式(I)について、AはO又はSであり、R7’はOH、SH、NH、NHOH、NHNH、OR、SR、SSR、NHR及びNRであることができず、
Rは、独立して、低級アルキル(C〜Cアルキル)、低級アルケニル、低級アルキニル、低級シクロアルキル(C〜Cシクロアルキル)、アリール、アルキルアリール又はアリールアルキルであり、その際、基は、上記で定義したような1以上の置換基、たとえば、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル及びアルコキシアルキルによって置換することができ;
xvii)或いは、糖が、一般式(IV)、(V)、(VI)及び(VII):
【化8】

のジオキソラン又はオキサチオランであり、
式中、
VはS又はSeであり
、R、Y及びZは上記と同義であり;
xviii)或いは、糖が、一般式(VIII)
【化9】

のホスホニルメトキシアルキルであり、
式中、
、R及びYは上記と同義であり;
15が、アルキル(C〜Cを含むが、これらに限定されない)、アルケニル(C〜Cを含むが、これらに限定されない)及びアルキニル(C〜Cを含むが、これらに限定されない)、シクロアルキル(C〜Cを含むが、これらに限定されない)、アリール(C〜C10を含むが、これらに限定されない)、ヘテロアリール(C〜C10を含むが、これらに限定されない)、アリールアルキル及びアルキルアリールから成る群から選択され;
xix)あるいは、糖が、一般式(IX)又は(X)
【化10】

のものであり、
式中、
、R及びYは上記と同義であり;
が、O、S、SeNRであり;
Rは、独立して、低級アルキル(C〜Cアルキル)、低級アルケニル、低級アルキニル、低級シクロアルキル(C〜Cシクロアルキル)、アリール、アルキルアリール又はアリールアルキルであり、その際、基は、上記で定義したような1以上の置換基、たとえば、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル及びアルコキシアルキルによって置換することができ;
16及びR17が、H、CH、CHOR18として定義され;
18が、H又は低級アシル(C〜C)であり;
xx)或いは、糖が、一般式(XI):
【化11】

の修飾されたリボースであり、
式中、
、R及びYは上記と同義であり;
4’、R、R’、R、及びR’は上記と同義であり;
19が、H、F、Cl、Br、I、N、C(O)OH、CN、C(O)NH、C(S)NH、C(O)OR、Rであり、
Rは、独立して、低級アルキル(C〜Cアルキル)、低級アルケニル、低級アルキニル、低級シクロアルキル(C〜Cシクロアルキル)、アリール、アルキルアリール又はアリールアルキルであり、その際、基は、上記で定義したような1以上の置換基、たとえば、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル及びアルコキシアルキルによって置換することができ、
前記化合物は、β−L又はβ−Dの立体配置、又はそのラセミ混合物を含むその混合物の形態であることができる化合物、又は薬学上許容可能なその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項2】
6’が、H、F、Cl、Br、I、OH、SH、NH、NHOH、NHNH、C(O)OH、CN、C(O)NH、C(S)NH、C(O)OR、R、OR、SR、SSR、NHR及びNRから成る群から選択される請求項1の化合物。
【請求項3】
式(XII)、(XIII)又は(XIV)の化合物、又は薬学上許容可能なその塩若しくはプロドラッグであって、
【化12】



式中
4’、R、R’、R、Y、A及びR’は請求項1と同義であり;
20は、低級アルキル(C〜Cアルキル)であり、
Mは、O、S又はNRであり、
Rは、独立して、低級アルキル(C〜Cアルキル)、低級アルケニル、低級アルキニル、低級シクロアルキル(C〜Cシクロアルキル)、アリール、アルキルアリール又はアリールアルキルであり、その際、基は、上記で定義したような1以上の置換基、たとえば、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル及びアルコキシアルキルによって置換することができ、
塩基は以下から選択され、
【化13】


前記化合物は、β−L又はβ−Dの立体配置、又はそのラセミ混合物を含むその混合物の形態であることができる化合物、又は薬学上許容可能なその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項4】
式(XV)又は(XVI)の化合物、又は薬学上許容可能なその塩若しくはプロドラッグであって、
【化14】

式中
4’、R、R’、R、Y、A、R’及びR20は請求項1と同義であり;
21は、H、C1−10アルキル、又はたとえば、低級アルキル、アルコキシ、ジ(低級アルキル)−アミノ、フルオロ、C3−10シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロヘテロアルキル、たとえば、フェニルのようなアリール、たとえば、ピリジニルのようなヘテロアリール、置換アリール、又は置換へテロアリールによって任意で置換されるC1−10アルキルであり、置換基がC1−5アルキル、又は低級アルキル、アルコキシ、ジ(低級アルキル)−アミノ、フルオロで置換されるC1−5アルキル、C3−10シクロアルキル又はシクロアルキルであり、
22は、H、CH、CHCH、CH(CH、CHCH(CH、CH(CH)CHCH、CHPh、CH−インドール−3−イル、−CHCHSCH、CHCOH、CHC(O)NH、CHCHCOOH、CHCHC(O)NH、CHCHCHCHNH、CHCHCHNHC(NH)NH、CH−イミダゾール−4−イル、CHOH、CH(OH)CH、CH((4’−OH)−Ph)、CHSH又は低級シクロアルキルであり、
前記化合物は、β−L又はβ−Dの立体配置、又はそのラセミ混合物を含むその混合物の形態であることができる化合物、又は薬学上許容可能なその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項5】
式(XVII)又は(XVIII)の化合物、又は薬学上許容可能なその塩若しくはプロドラッグであって、
【化15】

式中、
4’、R、R’、R、Y、M、R’、R20、R21、R22、及び塩基は請求項1と同義であり、
前記化合物は、β−L又はβ−Dの立体配置、又はそのラセミ混合物を含むその混合物の形態であることができる化合物、又は薬学上許容可能なその塩若しくはプロドラッグ。
【請求項6】
が、NH2、ジメチルアミン、メチル−アリル−アミン、メトキシ、クロロ、シクロプロピルアミン、5−ヒドロキシ−ペンチルアミン、1,1−ジメチル−エタノールアミン及び2−メトキシ−エチルアミンから成る群から選択される請求項1の化合物。
【請求項7】
化合物が、−L又はβ−Dの立体配置、又はそのラセミ混合物である請求項1の化合物。
【請求項8】
その治療を必要とする患者に有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むHIV−1又はHIV−2に感染した宿主を治療する方法。
【請求項9】
その予防を必要とする患者に予防上有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むHIV−1又はHIV−2感染を予防する方法。
【請求項10】
その治療を必要とする患者に有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含む宿主におけるHIV−1又はHIV−2感染の生物活性を低減する方法。
【請求項11】
HIV−1又はHIV−2の感染が、TAM変異及びM184V変異から成る群から選択される変異を含むウイルスによって引き起こされる請求項8の方法。
【請求項12】
別の抗HIV剤との併用で薬学上許容可能なキャリアにおける有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むHIV−1又はHIV−2に感染した宿主を治療する方法。
【請求項13】
HIV−1又はHIV−2の感染が、TAM変異及びM184V変異から成る群から選択される変異を含むウイルスによって引き起こされる請求項12の方法。
【請求項14】
その予防を必要とする患者に、別の抗HIV剤との併用で薬学上許容可能なキャリアにおける、予防上有効量の請求項1〜6のいずれかの化合物を投与することを含むHIV−1又はHIV−2感染を予防する方法。
【請求項15】
その治療を必要とする患者に有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むHBVに感染した宿主を治療する方法。
【請求項16】
その予防を必要とする患者に予防上有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むHBV感染を予防する方法。
【請求項17】
その治療を必要とする患者に有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含む宿主におけるHBV感染の生物活性を低減する方法。
【請求項18】
別の抗HBV剤との併用で薬学上許容可能なキャリアにおける有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むHBVに感染した宿主を治療する方法。
【請求項19】
その予防を必要とする患者に、別の抗HBV剤との併用で薬学上許容可能なキャリアにおける、予防上有効量の請求項1〜6のいずれかの化合物を投与することを含むHBV感染を予防する方法。
【請求項20】
その治療を必要とする患者に有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むノロウイルス又はサポロウイルスに感染した宿主を治療する方法。
【請求項21】
その予防を必要とする患者に予防上有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むノロウイルス又はサポロウイルス感染を予防する方法。
【請求項22】
その治療を必要とする患者に有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含む宿主におけるノロウイルス又はサポロウイルス感染の生物活性を低減する方法。
【請求項23】
別の抗ノロウイルス又はサポロウイルス剤との併用で薬学上許容可能なキャリアにおける有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むノロウイルス又はサポロウイルスに感染した宿主を治療する方法。
【請求項24】
その予防を必要とする患者に、別の抗ノロウイルス又はサポロウイルス剤との併用で薬学上許容可能なキャリアにおける、予防上有効量の請求項1〜6のいずれかの化合物を投与することを含むノロウイルス又はサポロウイルス感染を予防する方法。
【請求項25】
その治療を必要とする患者に有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含む、HCV、黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス及び西ナイルウイルスを含むFlaviviridae科のウイルスに感染した宿主を治療する方法。
【請求項26】
その予防を必要とする患者に予防上有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むHCV、黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス及び西ナイルウイルスを含むFlaviviridae科のウイルス感染を予防する方法。
【請求項27】
その治療を必要とする患者に有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含む宿主におけるHCV、黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス及び西ナイルウイルスを含むFlaviviridae科のウイルス感染の生物活性を低減する方法。
【請求項28】
別の抗ノロウイルス又はサポロウイルス剤との併用で薬学上許容可能なキャリアにおける有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むHCV、黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス及び西ナイルウイルスを含むFlaviviridae科のウイルスに感染した宿主を治療する方法。
【請求項29】
その予防を必要とする患者に、別の抗ノロウイルス又はサポロウイルス剤との併用で薬学上許容可能なキャリアにおける、予防上有効量の請求項1〜6のいずれかの化合物を投与することを含むHCV、黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス及び西ナイルウイルスを含むFlaviviridae科のウイルス感染を予防する方法。
【請求項30】
その治療を必要とする患者に有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むHSV−1又はHSV−2に感染した宿主を治療する方法。
【請求項31】
その予防を必要とする患者に予防上有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むHSV−1又はHSV−2感染を予防する方法。
【請求項32】
その治療を必要とする患者に有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含む宿主におけるHSV−1又はHSV−2感染の生物活性を低減する方法。
【請求項33】
別の抗HSV−1又はHSV−2剤との併用で薬学上許容可能なキャリアにおける有効量の請求項1〜7のいずれかの化合物を投与することを含むHSV−1又はHSV−2に感染した宿主を治療する方法。
【請求項34】
その予防を必要とする患者に、別の抗HSV−1又はHSV−2剤との併用で薬学上許容可能なキャリアにおける、予防上有効量の請求項1〜6のいずれかの化合物を投与することを含むHSV−1又はHSV−2感染を予防する方法。
【請求項35】
HIV−1又はHIV−2に感染した宿主を治療するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項36】
HIV−1又はHIV−2の感染を予防するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項37】
HIV−1又はHIV−2の感染の生物活性を低減するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項38】
HIV−1又はHIV−2の感染が、TAM変異及びM184V変異から成る群から選択される変異を含むウイルスによって引き起こされる請求項35の使用。
【請求項39】
HIV−1又はHIV−2に感染した宿主を治療するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物及び別の抗HIV剤の使用。
【請求項40】
HIV−1又はHIV−2の感染が、TAM変異及びM184V変異から成る群から選択される変異を含むウイルスによって引き起こされる請求項39の使用。
【請求項41】
HIV−1又はHIV−2の感染を予防するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物及び別の抗HIV剤の使用。
【請求項42】
HBVに感染した宿主を治療するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項43】
HBVの感染を予防するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項44】
宿主におけるHBV感染の生物活性を低減するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項45】
HBVに感染した宿主を治療するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物及び別の抗HBV剤の使用。
【請求項46】
HBVの感染を予防するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物及び別の抗HBV剤の使用。
【請求項47】
ノロウイルス又はサポロウイルスに感染した宿主を治療するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項48】
ノロウイルス又はサポロウイルスの感染を予防するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項49】
宿主におけるノロウイルス又はサポロウイルス感染の生物活性を低減するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項50】
ノロウイルス又はサポロウイルスに感染した宿主を治療するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物及び別の抗ノロウイルス又はサポロウイルス剤の使用。
【請求項51】
ノロウイルス又はサポロウイルスの感染を予防するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物及び別の抗ノロウイルス又はサポロウイルス剤の使用。
【請求項52】
HCV、黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス及び西ナイルウイルスを含むFlaviviridae科のウイルスに感染した宿主を治療するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項53】
HCV、黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス及び西ナイルウイルスを含むFlaviviridae科のウイルスの感染を予防するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項54】
宿主におけるHCV、黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス及び西ナイルウイルスを含むFlaviviridae科のウイルス感染の生物活性を低減するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項55】
HCV、黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス及び西ナイルウイルスを含むFlaviviridae科のウイルスに感染した宿主を治療するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物及び別の抗ノロウイルス又はサポロウイルス剤の使用。
【請求項56】
HCV、黄熱病ウイルス、デング熱ウイルス及び西ナイルウイルスを含むFlaviviridae科のウイルスの感染を予防するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物及び別の抗ロウイルス又はサポロウイルス剤の使用。
【請求項57】
HSV−1又はHSV−2の感染を予防するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項58】
HSV−1又はHSV−2の感染を予防するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項59】
宿主におけるHSV−1又はHSV−2感染の生物活性を低減するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物の使用。
【請求項60】
HSV−1又はHSV−2に感染した宿主を治療するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物及び別の抗HSV−1又はHSV−2剤の使用。
【請求項61】
HSV−1又はHSV−2の感染を予防するために薬物を調製するための請求項1〜7のいずれかの化合物及び別の抗HSV−1又はHSV−2剤の使用。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5−1】
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【図5−2】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2012−517443(P2012−517443A)
【公表日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−549321(P2011−549321)
【出願日】平成22年2月9日(2010.2.9)
【国際出願番号】PCT/US2010/023563
【国際公開番号】WO2010/091386
【国際公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【出願人】(511185036)アールエフエス ファーマ,エルエルシー (1)
【出願人】(509304896)エモリー ユニバーシティ (5)
【Fターム(参考)】