癌治療に使用するベンゾキノン包含アンサマイシン類のアナログ
【課題】本発明は、ベンゾキノン包含アンサマイシン類のアナログ類を提供する。
【解決手段】本発明は、ベンゾキノン包含アンサマイシン類のアナログ類、ならびに、癌などの過増殖性疾患の治療および緩和に対するそれらの使用法を提供する(構造式(I)および(IV))。そのような反応は、ベンゾキノンを還元してヒドロキノンにし、さらに、適切な酸を用いた反応によって捕獲するが、そのような酸として好ましいものは、得られる(17)−アンモニウムヒドロキノンアンサマイシンアナログの溶解性および空気中での安定性を高めるものである。
【解決手段】本発明は、ベンゾキノン包含アンサマイシン類のアナログ類、ならびに、癌などの過増殖性疾患の治療および緩和に対するそれらの使用法を提供する(構造式(I)および(IV))。そのような反応は、ベンゾキノンを還元してヒドロキノンにし、さらに、適切な酸を用いた反応によって捕獲するが、そのような酸として好ましいものは、得られる(17)−アンモニウムヒドロキノンアンサマイシンアナログの溶解性および空気中での安定性を高めるものである。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式1で表される純粋かつ単離された化合物またはそれらの遊離塩基であって:
【化1】
ここで、それぞれ別異に、
Wは酸素または硫黄であり;
Qは酸素、NR、N(アシル)または結合であり;
X-は薬剤学的に許容される酸の共役塩基であり;
Rは、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1は、水酸基、アルコキシル、−OC(O)R8、−OC(O)OR9、−OC(O)NR10R11、−OSO2R12,−OC(O)NHSO2NR13R14、−NR13R14またはハロゲン化物であり;さらに、R2は、水素、アルキルまたはアラルキルであり;あるいは、R1とR2とは、それぞれが結合している炭素と一緒に、−(C=O)−、−(C=N−OR)−、−(C=N−NHR)−、または−(C=N−R)−を表し;
R3およびR4はそれぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R3はR4と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R5は、H、アルキル、アラルキルおよび下記構造式1aを有する基より成る群から選択され:
【化2】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R6およびR7はいずれも水素であり;あるいは、R6およびR7は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R9は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R10およびR11は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R10およびR11は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R13およびR14は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R13およびR14は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R16は、それぞれ別異に、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2R19、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R20、R21、R22、R24およびR25は、それぞれ別異にアルキルであり;
R23は、アルキル、−CH2OH、−CHO、−COOR18または−CH(OR18)2であり;
R26およびR27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1が水酸基であり、R2が水素であり、R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R20はメチルであり、R21はメチルであり、R22はメチルであり、R23はメチルであり、R24はメチルであり、R25はメチルであり、R26は水素であり、R27は水素であり、Qは結合であり、さらに、Wは酸素である場合に;R3およびR4の少なくともいずれかは水素ではなく、また共同して未置換アゼチジンを表してもおらず;さらに、
構造式1の立体中心における絶対立体化学は、RもしくはS、またはそれらの混合物であり、また、二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物であることを特徴とする化合物。
【請求項2】
R20、R21、R22、R23、R24およびR25はメチルであり;R26は水素であり、Qは結合であり;さらに、Wは酸素であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項3】
前記薬剤学的に許容される酸のpKaは、水中で約−10〜約7であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項4】
前記薬剤学的に許容される酸のpKaは、水中で約−10〜約4であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項5】
前記薬剤学的に許容される酸のpKaは、水中で約−10〜約1であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項6】
前記薬剤学的に許容される酸のpKaは、水中で約−10〜約−3であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項7】
X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択されることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項8】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項9】
R2は、水素であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項10】
R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項11】
R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化3】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択されることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項12】
R6およびR7は一緒に二重結合を形成していることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項13】
R27は、水素であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項14】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項15】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;さらに、R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項16】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;さらに、R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化4】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択されることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項17】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化5】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;さらに、R6およびR7は一緒に二重結合を形成していることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項18】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化6】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;R6およびR7は一緒に二重結合を形成しており;さらに、R27は水素であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項19】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化7】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;R6およびR7は一緒に二重結合を形成しており;R27は水素であり;さらに、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択されることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項20】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化8】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;R6およびR7は一緒に二重結合を形成しており;R27は水素であり;さらに、X-は、塩化物および臭化物より成る群から選択されることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項21】
下記構造式2で表される絶対立体化学を有する純粋かつ単離された化合物、またはそれらの遊離塩基であって:
【化9】
ここで、それぞれ別異に、
X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択され;
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;
R3およびR4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;あるいは、R3はR4と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化10】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R6およびR7はいずれも水素であり;あるいは、R6およびR7は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R16は、それぞれ別異に、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2R19、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R27は、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;
R1が水素であり、R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R27は水素である場合には、;R3およびR4の少なくともいずれかは水素ではなく、また、共同して未置換アゼチジンを表してもおらず;さらに、
二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物であることを特徴とする化合物。
【請求項22】
R1は水酸基であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項23】
R3はアリルであることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項24】
R3は下記構造式9で表されるかまたはその遊離塩基であって:
【化11】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択されることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項25】
R4は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項26】
R5は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項27】
R6およびR7は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項28】
R27は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項29】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;さらに、R4は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項30】
R1は水酸基であり; R3は下記構造式9で表されるかまたはその遊離塩基であって:
【化12】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択され;さらに、R4は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項31】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R4は水素であり;さらに、R5は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項32】
R1は水酸基であり; R3は下記構造式9で表されるかまたはその遊離塩基であって:
【化13】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択され;R4は水素であり;さらに、R5は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項33】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R4は水素であり;R5は水素であり;さらに、R6およびR7は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項34】
R1は水酸基であり;R3は下記構造式9で表されるかまたはその遊離塩基であって:
【化14】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択され;R4は水素であり;R5は水素であり;さらに、R6およびR7は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項35】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R4は水素であり;R5は水素であり;R6およびR7は一緒に結合を形成しており;さらに、R27は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項36】
R1は水酸基であり;R3は下記構造式9で表されるかまたはその遊離塩基であって:
【化15】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択され;R4は水素であり;R5は水素であり;R6およびR7は一緒に結合を形成しており;さらに、R27は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項37】
下記構造式3で表される絶対立体化学を有する純粋かつ単離された化合物であって:
【化16】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択されることを特徴とする化合物。
【請求項38】
X-は塩化物であることを特徴とする請求項37記載の化合物。
【請求項39】
X-は臭化物であることを特徴とする請求項37記載の化合物。
【請求項40】
請求項1−39いずれか1項記載の化合物;およびアミノ酸を含有することを特徴とする組成物。
【請求項41】
前記アミノ酸が、以下に示す群から選択されることを特徴とする請求項40記載の化合物。
【化17】
【請求項42】
下記構造式4で表される化合物または薬剤学的に許容されるそれらの塩であって:
【化18】
ここで、それぞれ別異に、
Wは酸素または硫黄であり;
Zは酸素または硫黄であり;
Qは酸素、NR、N(アシル)または結合であり;
nは0、1または2であり;
mは0、1または2であり;
XおよびYは、それぞれ別異にC(R30)2であり;このとき、R30は、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは−[(CR2)p]−R16であり;
Rは、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1は、水酸基、アルコキシル、−OC(O)R8、−OC(O)OR9、−OC(O)NR10R11、−OSO2R12,−OC(O)NHSO2NR13R14、−NR13R14またはハロゲン化物であり;さらに、R2は、水素、アルキルまたはアラルキルであり;あるいは、R1とR2とは、それぞれが結合している炭素と一緒に、−(C=O)−、−(C=N−OR)−、−(C=N−NHR)−、または−(C=N−R)−を表し;
R3はそれぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;
R4は、H、アルキル、アラルキルおよび下記構造式4aを有する基より成る群から選択され:
【化19】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R5およびR6はいずれも水素であり;あるいは、R5およびR6は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R9は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R10およびR11は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R10およびR11は、それらが結合している窒素を共有して必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R13およびR14は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R13およびR14は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R16は、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2(R19)、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R20、R21、R22、R24およびR25は、それぞれ別異にアルキルであり;
R23は、アルキル、−CH2OH、−CHO、−COOR18または−CH(OR18)2であり;
R26およびR27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
構造式4の立体中心における絶対立体化学は、RもしくはS、またはそれらの混合物であり、また、二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物である
ことを特徴とする化合物。
【請求項43】
R20、R21、R22、R23、R24およびR25は、メチルであって;R26は水素であって;Qは結合であって;さらに、ZおよびWは酸素であることを特徴とする請求項42記載の化合物。
【請求項44】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項45】
R2は水素であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項46】
R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項47】
R4は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化20】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択されることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項48】
R5およびR6は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項49】
XおよびYは−CH2−であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項50】
nは0であり;mは0または1であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項51】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;さらに、R2は水素であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項52】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;さらに、R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項53】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;さらに、R4は、Hまたは下記構造式1aを有する基であり:
【化21】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択されることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項54】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R4は、Hまたは下記構造式1aを有する基であり:
【化22】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;さらに、R5およびR6は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項55】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R4は、Hまたは下記構造式1aを有する基であり:
【化23】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;R5およびR6は一緒に結合を形成しており;さらに、XおよびYは−CH2−であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項56】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R4は、Hまたは下記構造式1aを有する基であり:
【化24】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;R5およびR6は一緒に結合を形成しており;XおよびYは−CH2−であり;さらに、nは0であり;mは0または1であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項57】
下記構造式5で表される絶対立体化学を有する化合物であって:
【化25】
ここで、それぞれ別異に、
nは0、1または2であり;
mは0、1または2であり;
XおよびYは、それぞれ別異にC(R30)2であり;このとき、R30は、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは−[(CR2)p]−R16であり;
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;
R3は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R5およびR6は共に水素であり;あるいは、R5およびR6は一緒に結合を形成しており;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R16は、それぞれ別異に、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2(R19)、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)であり;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;さらに、
二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物である
ことを特徴とする化合物。
【請求項58】
R1は水酸基であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項59】
R3はアリルであることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項60】
R5およびR6は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項61】
R27は水素であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項62】
XおよびYは−CH2−であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項63】
nは0であり;mは0または1であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項64】
R1は水酸基であり;R3はアリルであることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項65】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;さらに、R5およびR6は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項66】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R5およびR6は一緒に結合を形成しており;さらに、R27は水素であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項67】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R5およびR6は一緒に結合を形成しており;R27は水素であり;さらに、XおよびYは−CH2−であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項68】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R5およびR6は一緒に結合を形成しており;R27は水素であり;XおよびYは−CH2−であり;nは0であり;さらに、mは0または1であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項69】
下記構造式で表される化合物群から選択される化合物。
【化26】
【請求項70】
薬剤学的に許容される少なくとも1種類の賦形剤;および下記構造式6で示される化合物またはそれらの遊離塩を含む医薬組成物であって:
【化27】
ここで、それぞれ別異に、
Wは酸素または硫黄であり;
Qは酸素、NR、N(アシル)または結合であり;
X-は、薬剤学的に許容される酸の共役塩基であり;
Rは、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1は、水酸基、アルコキシル、−OC(O)R8、−OC(O)OR9、−OC(O)NR10R11、−OSO2R12,−OC(O)NHSO2NR13R14、−NR13R14またはハロゲン化物であり;さらに、R2は、水素、アルキルまたはアラルキルであり;あるいは、R1とR2とは、それぞれが結合している炭素と一緒に、−(C=O)−、−(C=N−OR)−、−(C=N−NHR)−、または−(C=N−R)−を表し;
R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R3はR4と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R5は、H、アルキル、アラルキルおよび下記構造式6aを有する基より成る群から選択され:
【化28】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R6およびR7はいずれも水素であり;あるいは、R6およびR7は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R9は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R10およびR11は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R10およびR11は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R13およびR14は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R13およびR14は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R16は、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2(R19)、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R20、R21、R22、R24およびR25は、それぞれ別異にアルキルであり;
R23は、アルキル、−CH2OH、−CHO、−COOR18または−CH(OR18)2であり;
R26およびR27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R;が水酸基であり、R2が水素であり、R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R20はメチルであり、R21はメチルであり、R22はメチルであり、R23はメチルであり、R24はメチルであり、R25はメチルであり、R26は水素であり、R27は水素であり、Qは結合であり、Wが酸素である場合に、R3およびR4の少なくともいずれかは水素ではなく、また、共同して未置換アゼチジンを表してもおらず;さらに
構造式6の立体中心における絶対立体化学は、RもしくはS、またはそれらの混合物で あり、また、二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物であることを特徴とする医薬組成物。
【請求項71】
抗酸化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項72】
緩衝剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項73】
金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項74】
抗酸化剤および緩衝剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項75】
抗酸化剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項76】
緩衝剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項77】
抗酸化剤、緩衝剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項78】
前記抗酸化剤は、アスコルビン酸塩、塩酸システイン、亜硫酸水素ナトリウム、メタ亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、チオグリセロール、メルカプト酢酸ナトリウム、ホルムアルデヒドスルホキシレートナトリウム、アスコルビン酸パルミテート、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、レシチン、没食子酸プロピルまたはα−トコフェロールであることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項79】
前記抗酸化剤がアスコルビン酸塩であることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項80】
前記緩衝剤は、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、リン酸塩、重炭酸塩、炭酸塩、フマル酸塩、酢酸塩、酒石酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、グリシン、または天然に存在するその他のα−もしくはβ−アミノ酸であることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項81】
前記緩衝剤がクエン酸塩であることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項82】
前記金属キレート化剤は、クエン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびその塩、DTPA(ジエチレントリアミン五酢酸)およびその塩、EGTAおよびその塩、NTA(ニトリロ酢酸)およびその塩、ソルビトールおよびその塩、酒石酸およびその塩、N−ヒドロキシイミノジアセタートおよびその塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン四酢酸およびその塩、1−および3−プロパンジアミン四酢酸およびそれらの塩類、1−および3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸およびそれらの塩類、グルコン酸ナトリウム、ヒドロキシエタン二リン酸およびその塩、または、リン酸およびその塩であることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項83】
前記金属キレート化剤がEDTAであることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項84】
前記緩衝剤がクエン酸塩であり、前記抗酸化剤がアスコルビン酸塩であり、さらに、前記金属キレート剤がEDTAであることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項85】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項86】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項87】
前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項88】
前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項89】
前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.05〜約2であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項90】
前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.2約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項91】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項92】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項93】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であり;前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.05〜約2であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項94】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であり;前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.2〜約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項95】
可溶化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70から94いずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項96】
前記可溶化剤は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンステアリン酸塩類、ベンジルアルコール、エチルアルコール、ポリエチレングリコール類、プロピレングリコール、グリセリン、シクロデキストリンまたはポロキサマー類であることを特徴とする請求項95記載の医薬組成物。
【請求項97】
医薬組成物であって、薬剤学的に許容される少なくとも1種類の賦形剤;下記構造式6で表される化合物またはそれらの遊離塩基;
【化29】
ならびに、約0.00001%〜約5%(m/v)の下記構造式10で表される化合物または薬剤学的に許容されるそれらの塩を含有し:
【化30】
ここで、それぞれ別異に、
Wは酸素または硫黄であり;
Qは酸素、NR、N(アシル)または結合であり;
X-は、薬剤学的に許容される酸の共役塩基であり;
Rは、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1は、水酸基、アルコキシル、−OC(O)R8、−OC(O)OR9、−OC(O)NR10R11、−OSO2R12,−OC(O)NHSO2NR13R14、−NR13R14またはハロゲン化物であり;さらに、R2は、水素、アルキルまたはアラルキルであり;あるいは、R1とR2とは、それぞれが結合している炭素と一緒に、−(C=O)−、−(C=N−OR)−、−(C=N−NHR)−、または−(C=N−R)−を表し;
R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R3はR4と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R5は、H、アルキル、アラルキルおよび下記構造式6aを有する基より成る群から選択され:
【化31】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R6およびR7はいずれも水素であり;あるいは、R6およびR7は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R9は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R10およびR11は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R10およびR11は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R13およびR14は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R13およびR14は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R16は、それぞれ別異に、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2(R19)、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R20、R21、R22、R24およびR25は、それぞれ別異にアルキルであり;
R23は、アルキル、−CH2OH、−CHO、−COOR18または−CH(OR18)2であり;
R26およびR27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1が水酸基であり、R2が水素であり、R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R20はメチルであり、R21はメチルであり、R22はメチルであり、R23はメチルであり、R24はメチルであり、R25はメチルであり、R26は水素であり、R27は水素であり、Qは結合であり、Wが酸素である場合に、R3およびR4の少なくともいずれかは水素ではなく、また、共同して未置換アゼチジンを表してもおらず;さらに
構造式6または10の立体中心における絶対立体化学は、RもしくはS、またはそれらの混合物であり、また、二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物であることを特徴とする医薬組成物。
【請求項98】
抗酸化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項99】
緩衝剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項100】
金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項101】
抗酸化剤および緩衝剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項102】
抗酸化剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項103】
緩衝剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項104】
抗酸化剤、緩衝剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項105】
前記抗酸化剤は、アスコルビン酸塩、塩酸システイン、亜硫酸水素ナトリウム、メタ亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、チオグリセロール、メルカプト酢酸ナトリウム、ホルムアルデヒドスルホキシレートナトリウム、アスコルビン酸パルミテート、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、レシチン、没食子酸プロピルまたはα−トコフェロールであることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項106】
前記抗酸化剤がアスコルビン酸塩であることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項107】
前記緩衝剤は、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、リン酸塩、重炭酸塩、炭酸塩、フマル酸塩、酢酸塩、酒石酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、グリシン、または天然に存在するその他のα−もしくはβ−アミノ酸であることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。。
【請求項108】
前記緩衝剤がクエン酸塩であることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項109】
前記金属キレート化剤は、クエン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびその塩、DTPA(ジエチレントリアミン五酢酸)およびその塩、EGTAおよびその塩、NTA(ニトリロ酢酸)およびその塩、ソルビトールおよびその塩、酒石酸およびその塩、N−ヒドロキシイミノジアセタートおよびその塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン四酢酸およびその塩、1−および3−プロパンジアミン四酢酸およびそれらの塩類、1−および3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸およびそれらの塩類、グルコン酸ナトリウム、ヒドロキシエタン二リン酸およびその塩、または、リン酸およびその塩であることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項110】
前記金属キレート化剤がEDTAであることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項111】
前記緩衝剤がクエン酸塩であり、前記抗酸化剤がアスコルビン酸塩であり、さらに、前記金属キレート化剤がEDTAであることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項112】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項113】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項114】
前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項115】
前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項116】
前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.05〜約2であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項117】
前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.2約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項118】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項119】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項120】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であり;前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.05〜約2であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項121】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であり;前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.2〜約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項122】
可溶化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97から121いずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項123】
前記可溶化剤は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンステアリン酸塩類、ベンジルアルコール、エチルアルコール、ポリエチレングリコール類、プロピレングリコール、グリセリン、シクロデキストリンまたはポロキサマー類であることを特徴とする請求項122記載の医薬組成物。
【請求項124】
構造式6で表される前記化合物の濃度は、約0.00016M〜約0.160Mであることを特徴とする請求項70から94または請求項97から121いずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項125】
構造式6で表される前記化合物の濃度は、約0.00032M〜約0.080Mであることを特徴とする請求項70から94または請求項97から121いずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項126】
癌の治療法であって、治療を要する哺乳類に対し、請求項1から69いずれか1項記載の化合物の治療有効量、あるいは、請求項70から125いずれか1項記載の医薬組成物の治療有効量を投与することを含むことを特徴とする治療法。
【請求項127】
前記癌は、造血系、免疫系、内分泌系、肺、胃腸管系、筋骨格系、生殖系、中枢神経系または泌尿器系の癌であることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項128】
前記癌は、哺乳類の骨髄組織、リンパ節組織、膵臓組織、甲状腺組織、肺、結腸組織、直腸組織、肛門組織、肝臓組織、皮膚、骨、卵巣組織、子宮組織、膣組織、乳房、前立腺、精巣組織、脳、脳幹、髄膜組織、腎臓または膀胱に存在していることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項129】
前記癌は、哺乳類の骨髄組織、リンパ節組織、乳房、肺、卵巣または前立腺に存在していることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項130】
前記癌は、乳癌、多発性骨髄腫、前立腺癌、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、急性リンパ球性白血病、慢性リンパ急性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、悪性黒色腫、膵臓癌、肺癌、直腸結腸癌、結腸癌、脳腫瘍、腎臓癌、頭部および頸部癌、膀胱癌、甲状腺癌、卵巣癌、子宮頸癌または骨髄異形成症候群であることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項131】
前記哺乳類の癌は、乳癌、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、黒色腫、多発性骨髄腫、小細胞性肺癌、卵巣癌または前立腺癌であることを特徴とする請求項126記載の方法。
【請求項132】
前記哺乳類は、霊長類、ウマ、イヌ、ネコまたはウシであることを特徴とする請求項126記載の方法。
【請求項133】
前記哺乳類がヒトであることを特徴とする請求項126記載の方法。
【請求項134】
前記化合物の投与様式は、吸入、経口、静注、舌下、眼窩、経皮、直腸、膣、局所、筋肉内、動脈内、くも膜下、皮下、頬内または経鼻投与であることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項135】
前記投与様式が静脈内投与であることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項136】
構造式1で表される化合物を調製する方法であって、反応溶媒中、構造式7で表される化合物に還元剤を混合して構造式8で表される化合物を得て;
【化32】
【化33】
さらに、前記構造式8で表される化合物に薬剤学的に許容される酸を混合することにより、構造式1で表される化合物を得る;工程を含み、
【化34】
ここで、それぞれ別異に、
Wは酸素または硫黄であり;
Qは酸素、NR、N(アシル)または結合であり;
X-は、薬剤学的に許容される酸の共役塩基であり;
Rは、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1は、水酸基、アルコキシル、−OC(O)R8、−OC(O)OR9、−OC(O)NR10R11、−OSO2R12,−OC(O)NHSO2NR13R14、−NR13R14またはハロゲン化物であり;さらに、R2は、水素、アルキルまたはアラルキルであり;あるいは、R1とR2とは、それぞれが結合している炭素と一緒に、−(C=O)−、−(C=N−OR)−、−(C=N−NHR)−、または−(C=N−R)−を表し;
R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R3はR4と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R5は、H、アルキル、アラルキルおよび下記構造式6aを有する基より成る群から選択され:
【化35】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R6およびR7はいずれも水素であり;あるいは、R6およびR7は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R9は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R10およびR11は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R10およびR11は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R13およびR14は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R13およびR14は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R16は、それぞれ別異に、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2(R19)、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R20、R21、R22、R24およびR25は、それぞれ別異にアルキルであり;
R23は、アルキル、−CH2OH、−CHO、−COOR18または−CH(OR18)2であり;
R26およびR27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1が水酸基であり、R2が水素であり、R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R20はメチルであり、R21はメチルであり、R22はメチルであり、R23はメチルであり、R24はメチルであり、R25はメチルであり、R26は水素であり、R27は水素であり、Qは結合であり、Wが酸素である場合に、R3およびR4の少なくともいずれかは水素ではなく、また、共同して未置換アゼチジンを表してもおらず;さらに
構造式1の立体中心における絶対立体化学は、RもしくはS、またはそれらの混合物であり、また、二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物であることを特徴とする調製法。
【請求項137】
前記還元剤は、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、亜鉛、アスコルビン酸、または電気化学的還元であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項138】
前記還元剤は、ヒドロ亜硫酸ナトリウムであることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項139】
前記反応溶媒は、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼン、THF、2−MeTHF、ジエチルエーテル、ジグリム、1,2−ジメトキシエタン、MTBE、THP、ジオキサン、2−エトキシブタン、メチルブチルエーテル、酢酸エチル、酢酸メチル、2−ブタノン、水またはそれらの混合物であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項140】
前記反応溶媒は、酢酸エチルと水の混合物であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項141】
前記酸のpKaは、水中で約−10〜約7であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項142】
前記酸のpKaは、水中で約−10〜約4であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項143】
前記酸のpKaは、水中で約−10〜約1であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項144】
前記酸のpKaは、水中で約−10〜約−3であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項145】
前記酸は、HCl、HBr、H2SO4、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、トリフリル酸、カンファースルホン酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、シクラミン酸、チオシアン酸、ナフタレン−2−スルホン酸またはシュウ酸であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項146】
前記酸がHClであることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項147】
前記酸がHBrであることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項148】
前記酸を気体として添加することを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項149】
前記酸を有機溶媒に溶解することを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項150】
前記有機溶媒がEtOAc、DCM、IPAまたはジオキサンであることを特徴とする請求項149記載の調製法。
【請求項151】
R1が水酸基であり;R2が水素であり;R3がアリルであり;R4が水素であり;R5が水素であり;R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R20はメチルであり、R21はメチルであり、R22はメチルであり、R23はメチルであり、R24はメチルであり、R25はメチルであり、R26は水素であり、R27は水素であり、Wは酸素であり;さらに、Qが結合であることを特徴とする請求項144から150いずれか1項記載の調製法。
【請求項1】
構造式1で表される純粋かつ単離された化合物またはそれらの遊離塩基であって:
【化1】
ここで、それぞれ別異に、
Wは酸素または硫黄であり;
Qは酸素、NR、N(アシル)または結合であり;
X-は薬剤学的に許容される酸の共役塩基であり;
Rは、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1は、水酸基、アルコキシル、−OC(O)R8、−OC(O)OR9、−OC(O)NR10R11、−OSO2R12,−OC(O)NHSO2NR13R14、−NR13R14またはハロゲン化物であり;さらに、R2は、水素、アルキルまたはアラルキルであり;あるいは、R1とR2とは、それぞれが結合している炭素と一緒に、−(C=O)−、−(C=N−OR)−、−(C=N−NHR)−、または−(C=N−R)−を表し;
R3およびR4はそれぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R3はR4と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R5は、H、アルキル、アラルキルおよび下記構造式1aを有する基より成る群から選択され:
【化2】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R6およびR7はいずれも水素であり;あるいは、R6およびR7は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R9は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R10およびR11は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R10およびR11は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R13およびR14は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R13およびR14は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R16は、それぞれ別異に、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2R19、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R20、R21、R22、R24およびR25は、それぞれ別異にアルキルであり;
R23は、アルキル、−CH2OH、−CHO、−COOR18または−CH(OR18)2であり;
R26およびR27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1が水酸基であり、R2が水素であり、R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R20はメチルであり、R21はメチルであり、R22はメチルであり、R23はメチルであり、R24はメチルであり、R25はメチルであり、R26は水素であり、R27は水素であり、Qは結合であり、さらに、Wは酸素である場合に;R3およびR4の少なくともいずれかは水素ではなく、また共同して未置換アゼチジンを表してもおらず;さらに、
構造式1の立体中心における絶対立体化学は、RもしくはS、またはそれらの混合物であり、また、二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物であることを特徴とする化合物。
【請求項2】
R20、R21、R22、R23、R24およびR25はメチルであり;R26は水素であり、Qは結合であり;さらに、Wは酸素であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項3】
前記薬剤学的に許容される酸のpKaは、水中で約−10〜約7であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項4】
前記薬剤学的に許容される酸のpKaは、水中で約−10〜約4であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項5】
前記薬剤学的に許容される酸のpKaは、水中で約−10〜約1であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項6】
前記薬剤学的に許容される酸のpKaは、水中で約−10〜約−3であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項7】
X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択されることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項8】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項9】
R2は、水素であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項10】
R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項11】
R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化3】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択されることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項12】
R6およびR7は一緒に二重結合を形成していることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項13】
R27は、水素であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項14】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項15】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;さらに、R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項16】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;さらに、R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化4】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択されることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項17】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化5】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;さらに、R6およびR7は一緒に二重結合を形成していることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項18】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化6】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;R6およびR7は一緒に二重結合を形成しており;さらに、R27は水素であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項19】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化7】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;R6およびR7は一緒に二重結合を形成しており;R27は水素であり;さらに、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択されることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項20】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化8】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;R6およびR7は一緒に二重結合を形成しており;R27は水素であり;さらに、X-は、塩化物および臭化物より成る群から選択されることを特徴とする請求項2記載の化合物。
【請求項21】
下記構造式2で表される絶対立体化学を有する純粋かつ単離された化合物、またはそれらの遊離塩基であって:
【化9】
ここで、それぞれ別異に、
X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択され;
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;
R3およびR4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;あるいは、R3はR4と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R5は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化10】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R6およびR7はいずれも水素であり;あるいは、R6およびR7は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R16は、それぞれ別異に、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2R19、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R27は、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;
R1が水素であり、R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R27は水素である場合には、;R3およびR4の少なくともいずれかは水素ではなく、また、共同して未置換アゼチジンを表してもおらず;さらに、
二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物であることを特徴とする化合物。
【請求項22】
R1は水酸基であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項23】
R3はアリルであることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項24】
R3は下記構造式9で表されるかまたはその遊離塩基であって:
【化11】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択されることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項25】
R4は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項26】
R5は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項27】
R6およびR7は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項28】
R27は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項29】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;さらに、R4は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項30】
R1は水酸基であり; R3は下記構造式9で表されるかまたはその遊離塩基であって:
【化12】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択され;さらに、R4は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項31】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R4は水素であり;さらに、R5は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項32】
R1は水酸基であり; R3は下記構造式9で表されるかまたはその遊離塩基であって:
【化13】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択され;R4は水素であり;さらに、R5は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項33】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R4は水素であり;R5は水素であり;さらに、R6およびR7は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項34】
R1は水酸基であり;R3は下記構造式9で表されるかまたはその遊離塩基であって:
【化14】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択され;R4は水素であり;R5は水素であり;さらに、R6およびR7は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項35】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R4は水素であり;R5は水素であり;R6およびR7は一緒に結合を形成しており;さらに、R27は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項36】
R1は水酸基であり;R3は下記構造式9で表されるかまたはその遊離塩基であって:
【化15】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択され;R4は水素であり;R5は水素であり;R6およびR7は一緒に結合を形成しており;さらに、R27は水素であることを特徴とする請求項21記載の化合物。
【請求項37】
下記構造式3で表される絶対立体化学を有する純粋かつ単離された化合物であって:
【化16】
ここで、X-は、塩化物、臭化物、ヨウ化物、H2PO4-、HSO4-、メチルスルホナート、ベンゼンスルホナート、p−トルエンスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、10−カンファースルホナート、ナフタレン−1−スルホン酸−5−スルホナート、エタン−1−スルホン酸−2−スルホナート、シクラミン酸塩、チオシアン酸塩、ナフタレン−2−スルホナートおよびシュウ酸塩より成る群から選択されることを特徴とする化合物。
【請求項38】
X-は塩化物であることを特徴とする請求項37記載の化合物。
【請求項39】
X-は臭化物であることを特徴とする請求項37記載の化合物。
【請求項40】
請求項1−39いずれか1項記載の化合物;およびアミノ酸を含有することを特徴とする組成物。
【請求項41】
前記アミノ酸が、以下に示す群から選択されることを特徴とする請求項40記載の化合物。
【化17】
【請求項42】
下記構造式4で表される化合物または薬剤学的に許容されるそれらの塩であって:
【化18】
ここで、それぞれ別異に、
Wは酸素または硫黄であり;
Zは酸素または硫黄であり;
Qは酸素、NR、N(アシル)または結合であり;
nは0、1または2であり;
mは0、1または2であり;
XおよびYは、それぞれ別異にC(R30)2であり;このとき、R30は、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは−[(CR2)p]−R16であり;
Rは、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1は、水酸基、アルコキシル、−OC(O)R8、−OC(O)OR9、−OC(O)NR10R11、−OSO2R12,−OC(O)NHSO2NR13R14、−NR13R14またはハロゲン化物であり;さらに、R2は、水素、アルキルまたはアラルキルであり;あるいは、R1とR2とは、それぞれが結合している炭素と一緒に、−(C=O)−、−(C=N−OR)−、−(C=N−NHR)−、または−(C=N−R)−を表し;
R3はそれぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;
R4は、H、アルキル、アラルキルおよび下記構造式4aを有する基より成る群から選択され:
【化19】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R5およびR6はいずれも水素であり;あるいは、R5およびR6は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R9は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R10およびR11は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R10およびR11は、それらが結合している窒素を共有して必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R13およびR14は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R13およびR14は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R16は、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2(R19)、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R20、R21、R22、R24およびR25は、それぞれ別異にアルキルであり;
R23は、アルキル、−CH2OH、−CHO、−COOR18または−CH(OR18)2であり;
R26およびR27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
構造式4の立体中心における絶対立体化学は、RもしくはS、またはそれらの混合物であり、また、二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物である
ことを特徴とする化合物。
【請求項43】
R20、R21、R22、R23、R24およびR25は、メチルであって;R26は水素であって;Qは結合であって;さらに、ZおよびWは酸素であることを特徴とする請求項42記載の化合物。
【請求項44】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項45】
R2は水素であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項46】
R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項47】
R4は、水素または下記構造式1aを有する基であり:
【化20】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択されることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項48】
R5およびR6は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項49】
XおよびYは−CH2−であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項50】
nは0であり;mは0または1であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項51】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;さらに、R2は水素であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項52】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;さらに、R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項53】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;さらに、R4は、Hまたは下記構造式1aを有する基であり:
【化21】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択されることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項54】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R4は、Hまたは下記構造式1aを有する基であり:
【化22】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;さらに、R5およびR6は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項55】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R4は、Hまたは下記構造式1aを有する基であり:
【化23】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;R5およびR6は一緒に結合を形成しており;さらに、XおよびYは−CH2−であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項56】
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;R2は水素であり;R3は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;R4は、Hまたは下記構造式1aを有する基であり:
【化24】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;R5およびR6は一緒に結合を形成しており;XおよびYは−CH2−であり;さらに、nは0であり;mは0または1であることを特徴とする請求項43記載の化合物。
【請求項57】
下記構造式5で表される絶対立体化学を有する化合物であって:
【化25】
ここで、それぞれ別異に、
nは0、1または2であり;
mは0、1または2であり;
XおよびYは、それぞれ別異にC(R30)2であり;このとき、R30は、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは−[(CR2)p]−R16であり;
R1は、水酸基または−OC(O)R8であり;
R3は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R5およびR6は共に水素であり;あるいは、R5およびR6は一緒に結合を形成しており;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R16は、それぞれ別異に、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2(R19)、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)であり;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアラルキルであり;さらに、
二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物である
ことを特徴とする化合物。
【請求項58】
R1は水酸基であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項59】
R3はアリルであることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項60】
R5およびR6は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項61】
R27は水素であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項62】
XおよびYは−CH2−であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項63】
nは0であり;mは0または1であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項64】
R1は水酸基であり;R3はアリルであることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項65】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;さらに、R5およびR6は一緒に結合を形成していることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項66】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R5およびR6は一緒に結合を形成しており;さらに、R27は水素であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項67】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R5およびR6は一緒に結合を形成しており;R27は水素であり;さらに、XおよびYは−CH2−であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項68】
R1は水酸基であり;R3はアリルであり;R5およびR6は一緒に結合を形成しており;R27は水素であり;XおよびYは−CH2−であり;nは0であり;さらに、mは0または1であることを特徴とする請求項57記載の化合物。
【請求項69】
下記構造式で表される化合物群から選択される化合物。
【化26】
【請求項70】
薬剤学的に許容される少なくとも1種類の賦形剤;および下記構造式6で示される化合物またはそれらの遊離塩を含む医薬組成物であって:
【化27】
ここで、それぞれ別異に、
Wは酸素または硫黄であり;
Qは酸素、NR、N(アシル)または結合であり;
X-は、薬剤学的に許容される酸の共役塩基であり;
Rは、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1は、水酸基、アルコキシル、−OC(O)R8、−OC(O)OR9、−OC(O)NR10R11、−OSO2R12,−OC(O)NHSO2NR13R14、−NR13R14またはハロゲン化物であり;さらに、R2は、水素、アルキルまたはアラルキルであり;あるいは、R1とR2とは、それぞれが結合している炭素と一緒に、−(C=O)−、−(C=N−OR)−、−(C=N−NHR)−、または−(C=N−R)−を表し;
R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R3はR4と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R5は、H、アルキル、アラルキルおよび下記構造式6aを有する基より成る群から選択され:
【化28】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R6およびR7はいずれも水素であり;あるいは、R6およびR7は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R9は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R10およびR11は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R10およびR11は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R13およびR14は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R13およびR14は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R16は、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2(R19)、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R20、R21、R22、R24およびR25は、それぞれ別異にアルキルであり;
R23は、アルキル、−CH2OH、−CHO、−COOR18または−CH(OR18)2であり;
R26およびR27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R;が水酸基であり、R2が水素であり、R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R20はメチルであり、R21はメチルであり、R22はメチルであり、R23はメチルであり、R24はメチルであり、R25はメチルであり、R26は水素であり、R27は水素であり、Qは結合であり、Wが酸素である場合に、R3およびR4の少なくともいずれかは水素ではなく、また、共同して未置換アゼチジンを表してもおらず;さらに
構造式6の立体中心における絶対立体化学は、RもしくはS、またはそれらの混合物で あり、また、二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物であることを特徴とする医薬組成物。
【請求項71】
抗酸化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項72】
緩衝剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項73】
金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項74】
抗酸化剤および緩衝剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項75】
抗酸化剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項76】
緩衝剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項77】
抗酸化剤、緩衝剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70記載の医薬組成物。
【請求項78】
前記抗酸化剤は、アスコルビン酸塩、塩酸システイン、亜硫酸水素ナトリウム、メタ亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、チオグリセロール、メルカプト酢酸ナトリウム、ホルムアルデヒドスルホキシレートナトリウム、アスコルビン酸パルミテート、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、レシチン、没食子酸プロピルまたはα−トコフェロールであることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項79】
前記抗酸化剤がアスコルビン酸塩であることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項80】
前記緩衝剤は、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、リン酸塩、重炭酸塩、炭酸塩、フマル酸塩、酢酸塩、酒石酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、グリシン、または天然に存在するその他のα−もしくはβ−アミノ酸であることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項81】
前記緩衝剤がクエン酸塩であることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項82】
前記金属キレート化剤は、クエン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびその塩、DTPA(ジエチレントリアミン五酢酸)およびその塩、EGTAおよびその塩、NTA(ニトリロ酢酸)およびその塩、ソルビトールおよびその塩、酒石酸およびその塩、N−ヒドロキシイミノジアセタートおよびその塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン四酢酸およびその塩、1−および3−プロパンジアミン四酢酸およびそれらの塩類、1−および3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸およびそれらの塩類、グルコン酸ナトリウム、ヒドロキシエタン二リン酸およびその塩、または、リン酸およびその塩であることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項83】
前記金属キレート化剤がEDTAであることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項84】
前記緩衝剤がクエン酸塩であり、前記抗酸化剤がアスコルビン酸塩であり、さらに、前記金属キレート剤がEDTAであることを特徴とする請求項77記載の医薬組成物。
【請求項85】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項86】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項87】
前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項88】
前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項89】
前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.05〜約2であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項90】
前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.2約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項91】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項92】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項93】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であり;前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.05〜約2であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項94】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であり;前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.2〜約1であることを特徴とする請求項84記載の医薬組成物。
【請求項95】
可溶化剤をさらに含むことを特徴とする請求項70から94いずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項96】
前記可溶化剤は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンステアリン酸塩類、ベンジルアルコール、エチルアルコール、ポリエチレングリコール類、プロピレングリコール、グリセリン、シクロデキストリンまたはポロキサマー類であることを特徴とする請求項95記載の医薬組成物。
【請求項97】
医薬組成物であって、薬剤学的に許容される少なくとも1種類の賦形剤;下記構造式6で表される化合物またはそれらの遊離塩基;
【化29】
ならびに、約0.00001%〜約5%(m/v)の下記構造式10で表される化合物または薬剤学的に許容されるそれらの塩を含有し:
【化30】
ここで、それぞれ別異に、
Wは酸素または硫黄であり;
Qは酸素、NR、N(アシル)または結合であり;
X-は、薬剤学的に許容される酸の共役塩基であり;
Rは、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1は、水酸基、アルコキシル、−OC(O)R8、−OC(O)OR9、−OC(O)NR10R11、−OSO2R12,−OC(O)NHSO2NR13R14、−NR13R14またはハロゲン化物であり;さらに、R2は、水素、アルキルまたはアラルキルであり;あるいは、R1とR2とは、それぞれが結合している炭素と一緒に、−(C=O)−、−(C=N−OR)−、−(C=N−NHR)−、または−(C=N−R)−を表し;
R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R3はR4と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R5は、H、アルキル、アラルキルおよび下記構造式6aを有する基より成る群から選択され:
【化31】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R6およびR7はいずれも水素であり;あるいは、R6およびR7は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R9は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R10およびR11は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R10およびR11は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R13およびR14は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R13およびR14は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R16は、それぞれ別異に、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2(R19)、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R20、R21、R22、R24およびR25は、それぞれ別異にアルキルであり;
R23は、アルキル、−CH2OH、−CHO、−COOR18または−CH(OR18)2であり;
R26およびR27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1が水酸基であり、R2が水素であり、R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R20はメチルであり、R21はメチルであり、R22はメチルであり、R23はメチルであり、R24はメチルであり、R25はメチルであり、R26は水素であり、R27は水素であり、Qは結合であり、Wが酸素である場合に、R3およびR4の少なくともいずれかは水素ではなく、また、共同して未置換アゼチジンを表してもおらず;さらに
構造式6または10の立体中心における絶対立体化学は、RもしくはS、またはそれらの混合物であり、また、二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物であることを特徴とする医薬組成物。
【請求項98】
抗酸化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項99】
緩衝剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項100】
金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項101】
抗酸化剤および緩衝剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項102】
抗酸化剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項103】
緩衝剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項104】
抗酸化剤、緩衝剤および金属キレート化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97記載の医薬組成物。
【請求項105】
前記抗酸化剤は、アスコルビン酸塩、塩酸システイン、亜硫酸水素ナトリウム、メタ亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、チオグリセロール、メルカプト酢酸ナトリウム、ホルムアルデヒドスルホキシレートナトリウム、アスコルビン酸パルミテート、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、レシチン、没食子酸プロピルまたはα−トコフェロールであることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項106】
前記抗酸化剤がアスコルビン酸塩であることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項107】
前記緩衝剤は、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、リン酸塩、重炭酸塩、炭酸塩、フマル酸塩、酢酸塩、酒石酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、グリシン、または天然に存在するその他のα−もしくはβ−アミノ酸であることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。。
【請求項108】
前記緩衝剤がクエン酸塩であることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項109】
前記金属キレート化剤は、クエン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびその塩、DTPA(ジエチレントリアミン五酢酸)およびその塩、EGTAおよびその塩、NTA(ニトリロ酢酸)およびその塩、ソルビトールおよびその塩、酒石酸およびその塩、N−ヒドロキシイミノジアセタートおよびその塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン四酢酸およびその塩、1−および3−プロパンジアミン四酢酸およびそれらの塩類、1−および3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸およびそれらの塩類、グルコン酸ナトリウム、ヒドロキシエタン二リン酸およびその塩、または、リン酸およびその塩であることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項110】
前記金属キレート化剤がEDTAであることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項111】
前記緩衝剤がクエン酸塩であり、前記抗酸化剤がアスコルビン酸塩であり、さらに、前記金属キレート化剤がEDTAであることを特徴とする請求項104記載の医薬組成物。
【請求項112】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項113】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項114】
前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項115】
前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項116】
前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.05〜約2であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項117】
前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.2約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項118】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項119】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項120】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約0.1であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.001〜約1であり;前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.05〜約2であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項121】
前記EDTAの、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約0.05であり;前記アスコルビン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.01〜約1であり;前記クエン酸の、構造式6で表される化合物に対するモル比は、約0.2〜約1であることを特徴とする請求項111記載の医薬組成物。
【請求項122】
可溶化剤をさらに含むことを特徴とする請求項97から121いずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項123】
前記可溶化剤は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンステアリン酸塩類、ベンジルアルコール、エチルアルコール、ポリエチレングリコール類、プロピレングリコール、グリセリン、シクロデキストリンまたはポロキサマー類であることを特徴とする請求項122記載の医薬組成物。
【請求項124】
構造式6で表される前記化合物の濃度は、約0.00016M〜約0.160Mであることを特徴とする請求項70から94または請求項97から121いずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項125】
構造式6で表される前記化合物の濃度は、約0.00032M〜約0.080Mであることを特徴とする請求項70から94または請求項97から121いずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項126】
癌の治療法であって、治療を要する哺乳類に対し、請求項1から69いずれか1項記載の化合物の治療有効量、あるいは、請求項70から125いずれか1項記載の医薬組成物の治療有効量を投与することを含むことを特徴とする治療法。
【請求項127】
前記癌は、造血系、免疫系、内分泌系、肺、胃腸管系、筋骨格系、生殖系、中枢神経系または泌尿器系の癌であることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項128】
前記癌は、哺乳類の骨髄組織、リンパ節組織、膵臓組織、甲状腺組織、肺、結腸組織、直腸組織、肛門組織、肝臓組織、皮膚、骨、卵巣組織、子宮組織、膣組織、乳房、前立腺、精巣組織、脳、脳幹、髄膜組織、腎臓または膀胱に存在していることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項129】
前記癌は、哺乳類の骨髄組織、リンパ節組織、乳房、肺、卵巣または前立腺に存在していることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項130】
前記癌は、乳癌、多発性骨髄腫、前立腺癌、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、急性リンパ球性白血病、慢性リンパ急性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、腎細胞癌、悪性黒色腫、膵臓癌、肺癌、直腸結腸癌、結腸癌、脳腫瘍、腎臓癌、頭部および頸部癌、膀胱癌、甲状腺癌、卵巣癌、子宮頸癌または骨髄異形成症候群であることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項131】
前記哺乳類の癌は、乳癌、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、黒色腫、多発性骨髄腫、小細胞性肺癌、卵巣癌または前立腺癌であることを特徴とする請求項126記載の方法。
【請求項132】
前記哺乳類は、霊長類、ウマ、イヌ、ネコまたはウシであることを特徴とする請求項126記載の方法。
【請求項133】
前記哺乳類がヒトであることを特徴とする請求項126記載の方法。
【請求項134】
前記化合物の投与様式は、吸入、経口、静注、舌下、眼窩、経皮、直腸、膣、局所、筋肉内、動脈内、くも膜下、皮下、頬内または経鼻投与であることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項135】
前記投与様式が静脈内投与であることを特徴とする請求項126記載の治療法。
【請求項136】
構造式1で表される化合物を調製する方法であって、反応溶媒中、構造式7で表される化合物に還元剤を混合して構造式8で表される化合物を得て;
【化32】
【化33】
さらに、前記構造式8で表される化合物に薬剤学的に許容される酸を混合することにより、構造式1で表される化合物を得る;工程を含み、
【化34】
ここで、それぞれ別異に、
Wは酸素または硫黄であり;
Qは酸素、NR、N(アシル)または結合であり;
X-は、薬剤学的に許容される酸の共役塩基であり;
Rは、それぞれ別異に、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1は、水酸基、アルコキシル、−OC(O)R8、−OC(O)OR9、−OC(O)NR10R11、−OSO2R12,−OC(O)NHSO2NR13R14、−NR13R14またはハロゲン化物であり;さらに、R2は、水素、アルキルまたはアラルキルであり;あるいは、R1とR2とは、それぞれが結合している炭素と一緒に、−(C=O)−、−(C=N−OR)−、−(C=N−NHR)−、または−(C=N−R)−を表し;
R3およびR4は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R3はR4と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R5は、H、アルキル、アラルキルおよび下記構造式6aを有する基より成る群から選択され:
【化35】
ここで、R17は、それぞれ別異に、水素、ハロゲン化物、水酸基、アルコキシル、アリールオキシ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アシルアミノ、アラルキルアミノ、ニトロ、アシルチオ、カルボキシアミド、カルボキシル、ニトリル、−COR18、−CO2R18、−N(R18)CO2R19、−OC(O)N(R18)(R19)、−N(R18)SO2R19、−N(R18)C(O)N(R18)(R19)、および−CH2O−ヘテロサイクリルより成る群から選択され;
R6およびR7はいずれも水素であり;あるいは、R6およびR7は一緒に結合を形成し;
R8は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R9は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R10およびR11は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R10およびR11は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R12は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルまたは−[(CR2)p]−R16であり;
R13およびR14は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキルおよび−[(CR2)p]−R16より成る群から選択され;あるいは、R13およびR14は、それらが結合している窒素を共有し、必要に応じて置換された4〜8員の複素環を表し;
R16は、それぞれ別異に、水素、水酸基、アシルアミノ、−N(R18)COR19、−N(R18)C(O)OR19、−N(R18)SO2(R19)、−CON(R18)(R19)、−OC(O)N(R18)(R19)、−SO2N(R18)(R19)、−N(R18)(R19)、−OC(O)OR18、−COOR18、−C(O)N(OH)(R18)、−OS(O)2OR18、−S(O)2OR18、−OP(O)(OR18)(OR19)、−N(R18)P(O)(OR18)(OR19)および−P(O)(OR18)(OR19)より成る群から選択され;
pは1、2、3、4、5または6であり;
R18は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R19は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
あるいは、R18は、R19と一緒に、必要に応じて置換された4〜8員環を表し;
R20、R21、R22、R24およびR25は、それぞれ別異にアルキルであり;
R23は、アルキル、−CH2OH、−CHO、−COOR18または−CH(OR18)2であり;
R26およびR27は、それぞれ別異に、水素、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アラルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアラルキルより成る群から選択され;
R1が水酸基であり、R2が水素であり、R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R20はメチルであり、R21はメチルであり、R22はメチルであり、R23はメチルであり、R24はメチルであり、R25はメチルであり、R26は水素であり、R27は水素であり、Qは結合であり、Wが酸素である場合に、R3およびR4の少なくともいずれかは水素ではなく、また、共同して未置換アゼチジンを表してもおらず;さらに
構造式1の立体中心における絶対立体化学は、RもしくはS、またはそれらの混合物であり、また、二重結合の立体化学は、EもしくはZ、またはそれらの混合物であることを特徴とする調製法。
【請求項137】
前記還元剤は、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、亜鉛、アスコルビン酸、または電気化学的還元であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項138】
前記還元剤は、ヒドロ亜硫酸ナトリウムであることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項139】
前記反応溶媒は、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼン、THF、2−MeTHF、ジエチルエーテル、ジグリム、1,2−ジメトキシエタン、MTBE、THP、ジオキサン、2−エトキシブタン、メチルブチルエーテル、酢酸エチル、酢酸メチル、2−ブタノン、水またはそれらの混合物であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項140】
前記反応溶媒は、酢酸エチルと水の混合物であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項141】
前記酸のpKaは、水中で約−10〜約7であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項142】
前記酸のpKaは、水中で約−10〜約4であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項143】
前記酸のpKaは、水中で約−10〜約1であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項144】
前記酸のpKaは、水中で約−10〜約−3であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項145】
前記酸は、HCl、HBr、H2SO4、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、トリフリル酸、カンファースルホン酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、シクラミン酸、チオシアン酸、ナフタレン−2−スルホン酸またはシュウ酸であることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項146】
前記酸がHClであることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項147】
前記酸がHBrであることを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項148】
前記酸を気体として添加することを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項149】
前記酸を有機溶媒に溶解することを特徴とする請求項136記載の調製法。
【請求項150】
前記有機溶媒がEtOAc、DCM、IPAまたはジオキサンであることを特徴とする請求項149記載の調製法。
【請求項151】
R1が水酸基であり;R2が水素であり;R3がアリルであり;R4が水素であり;R5が水素であり;R6およびR7は一緒に二重結合を形成し、R20はメチルであり、R21はメチルであり、R22はメチルであり、R23はメチルであり、R24はメチルであり、R25はメチルであり、R26は水素であり、R27は水素であり、Wは酸素であり;さらに、Qが結合であることを特徴とする請求項144から150いずれか1項記載の調製法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
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【図64】
【図65】
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【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
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【図13】
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【図15】
【図16】
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【図24】
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【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【公開番号】特開2011−225614(P2011−225614A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−170747(P2011−170747)
【出願日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【分割の表示】特願2006−547323(P2006−547323)の分割
【原出願日】平成16年12月23日(2004.12.23)
【出願人】(506217014)インフィニティー ディスカヴァリー インコーポレイテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】INFINITY INC
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【分割の表示】特願2006−547323(P2006−547323)の分割
【原出願日】平成16年12月23日(2004.12.23)
【出願人】(506217014)インフィニティー ディスカヴァリー インコーポレイテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】INFINITY INC
【Fターム(参考)】
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