説明

発光装置、露光ヘッド、および記録装置

【課題】 誘電体積層膜を構成する各層に膜厚のばらつきが発生した場合でも、ピーク波長のばらつきを小さく抑えることができる発光装置、この発光装置を用いた露光ヘッド、およびこの露光ヘッドを用いた記録装置を提供すること。
【解決手段】 有機EL素子10は、陽極層12と基板11との間に、第1の誘電体21としてのシリコン窒化膜と第2の誘電体22としてのシリコン酸化膜がn層ずつ交互に積層された誘電体積層膜20が形成され、誘電体積層膜20が光共振器30として機能する。この光共振器30において、所定位置の第1の誘電体21および第2の誘電体22については他の第1の誘電体22および第2の誘電体22と厚さを相違させておく。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光共振器を備えた発光素子を有する発光装置、この発光装置を用いた露光ヘッド、およびこの露光ヘッドを用いた記録装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
LEDアレイや有機エレクトロルミネッセンス(EL/Electro Luminescence)素子を用いた発光装置をページプリンタなどの記録装置において、露光ヘッドの光源として用いることが提案されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
【0003】
また、誘電体積層膜を用いた光共振器を備えた有機EL素子を用いた記録装置も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
【特許文献1】特開平7−128748号公報
【特許文献2】特開平9−123523号公報
【特許文献3】特開2002−29093号公報
【特許文献4】特開2001−71558号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献4においても、誘電体積層膜を用いた光共振器を備えた有機EL素子を光源として用いた場合に以下の問題点が発生することは開示されておらず、それを解消可能な構成も開示されていない。
【0005】
有機EL素子は、概ね、図6に示すように、基板11上に、陽極層12、正孔輸送層13、発光層14、反射性を備えた陰極層15がこの順に形成されている。陽極層12と基板11との間には、第1の誘電体21としてのシリコン窒化膜と第2の誘電体22としてのシリコン酸化膜が交互に積層された誘電体積層膜20が形成されている。ここで、多数のシリコン窒化膜はいずも膜厚が等しく、多数のシリコン酸化膜はいずも膜厚が等しい。このように構成した誘電体積層膜20は、光共振器30として機能する。従って、図7に示すスペクトルをもって有機EL素子10で内部発光された光を、図8(a)に示すスペクトルをもった光として取り出すことができる。
【0006】
このように構成した発光装置を用いた露光ヘッドでは、有機EL素子から出射された光をロッドレンズアレイを介して感光体ドラムに結像させるが、ロッドレンズアレイに用いたレンズの屈折率は波長分散が大きい。従って、有機EL素子から出射される光については、図8(a)に示すように発光スペクトルの半値幅を35nm程度にまで狭めれば、かかるレンズを用いても結像のボケをなくすことができる。すなわち、図7に示すスペクトルの半値幅(λ2−λ1)を、図8(a)に示すように、35nm(λ2=651nm、λ1=616nm)まで狭めれば、レンズの波長λ1における屈折率n(λ1)が1.6346で、レンズの波長λ2における屈折率n(λ2)が1.6321であるので、
n(λ1)/n(λ2)=1.002≒1
となる。
【0007】
しかしながら、発光スペクトルの半値幅が狭くなるように有機EL素子を形成すればするほど、量産の際に誘電体積層膜を構成する各層の膜厚にばらつきが発生した場合には、図8(b)に示すように、ピーク波長のばらつきが大きくなってしまうという問題点がある。
【0008】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、誘電体積層膜を構成する各層に膜厚のばらつきが発生した場合でも、ピーク波長のばらつきを小さく抑えることができる発光装置、この発光装置を用いた露光ヘッド、およびこの露光ヘッドを用いた記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明では、第1の誘電体と第2の誘電体を各々n層ずつ交互に積層した誘電体積層膜を備えた光共振器が構成された発光素子を有する発光装置において、
前記第1の誘電体のうち、一方端からm層目の第1の誘電体の厚さをdAMとし、その他の第1の誘電体の厚さをdAとし、
前記第2の誘電体のうち、一方端からm層目の第2の誘電体の厚さをdBMとし、その他の第2の誘電体の厚さをdBとしたとき、
m、dAM、dA、dBM、dBは、下記の条件
1≦m≦n
AM≠dA
BM≠dB
を満たすことを特徴とする。
【0010】
すなわち、本発明は、発明者等が種々検討した結果、到達したものであり、本発明では、誘電体積層膜を構成する第1の誘電体と第2の誘電体を各々、同一の膜厚で構成するのではなく、所定の位置にある第1の誘電体と第2の誘電体とについてはその膜厚を他の層と積極的に相違させているので、誘電体積層膜を構成する各層に膜厚のばらつきが発生してもピーク波長のばらつきを小さく抑えることができる。
【0011】
本発明において、dAM、dA、dBM、dBは、下記の条件
A<dB
AM>dA
BM<dB
を満たすことが好ましい。
【0012】
本発明において、n、mは下記の条件
m≒(n+1)/2
を満たすことが好ましい。
【0013】
本発明において、前記第1の誘電体は、前記第2の誘電体に比較して屈折率が高いことが好ましい。例えば、前記第1の誘電体は、シリコン窒化物あるいはチタン酸化物であり、前記第2の誘電体は、シリコン酸化物を主成分とすることが好ましい。
【0014】
本発明において、前記発光素子は、例えば、有機EL素子などのEL素子である。
【0015】
本発明を適用した発光装置は露光ヘッドに適用でき、この露光ヘッドでは、前記発光素子を複数、備えた発光装置を光源とし、前記発光素子から出射された光を結像させるロッドレンズアレイを備えている。この種のレンズは、屈折率の波長分散が比較的大きいので、本発明によって、ピーク波長の変動を小さく抑えることができれば、露光ヘッドとしての特性を向上することができる。
【0016】
このような露光ヘッドは記録装置に用いることができ、この記録装置では、前記発光素子から出射された光が前記ロッドレンズアレイを介して感光体ドラムに結像するようになっている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明に係る実施の形態を説明する。なお、以下の説明において参照する各図においては、図面上で認識可能な大きさとするために縮尺が各層や各部材ごとに異なる場合がある。
【0018】
[実施の形態1]
(記録装置の構成)
図1(a)、(b)は、本発明に係る記録装置(ページプリンタ)の要部を示す斜視図、およびこの記録装置に用いたロッドレンズの屈折率の波長分散を示す説明図である。図1(a)において、記録装置1は、光源5およびロッドレンズアレイ7(正立等倍結像光学系)を備えた露光ヘッド9と、光源5から出射された光がロッドレンズアレイ7を介して結像される感光体ドラム3とを有している。ここで、光源5には、後述する有機EL素子10を用いた発光装置が用いられ、光源5では、複数の有機EL素子10が所定の方向に配列されている。このように構成した露光ヘッド9に用いられるロッドレンズ71は、図1(b)に示すように、屈折率の波長分散が比較的大きいため、有機EL素子10から出射される光に対しては、ピーク波長が安定していることが求められる。
【0019】
(有機EL素子の構成)
図2は、本発明を適用した有機EL素子の構成を模式的に示す断面図である。図2に示すように、有機EL素子10は、ガラスなどの透明な基板11上に、ITOなどからなる陽極層12、有機材料からなる正孔輸送層13(有機機能層)、有機材料からなる発光層14(有機機能層)、アルミニウムや銀などの反射性を備えた金属層からなる陰極層15がこの順に形成されている。陽極層12と基板11との間には、第1の誘電体21としてのシリコン窒化膜と第2の誘電体22としてのシリコン酸化膜がn層ずつ交互に積層された誘電体積層膜20が形成されている。
【0020】
ここで、第1の誘電体21は、第2の誘電体22に比較して屈折率が高い。例えば、波長630nmの光における第1の誘電体21(シリコン窒化膜)の屈折率は1.87であり、第2の誘電体22(シリコン酸化膜)の屈折率は1.45である。
【0021】
このように構成した有機EL素子10では、誘電体積層膜20が光共振器30として機能する。従って、本形態の有機EL素子10では、図7および図8(a)を参照して説明したように、光共振器30の光学長が半波長の整数倍に相当する光の色度を向上させることができる。
【0022】
(膜厚の設定)
このように構成した有機EL素子10において、本形態では、第1の誘電体21のうち、基板11側からm層目の第1の誘電体21の厚さをdAMとし、その他の第1の誘電体21の厚さをdAとし、第2の誘電体22のうち、基板11側からm層目の第2の誘電体22の厚さをdBMとし、その他の第2の誘電体22の厚さをdBとしたとき、
m、dAM、dA、dBM、dBは、下記の条件
1≦m≦n
AM≠dA
BM≠dB
の全てを満たすように設計されている。本形態では、第1の誘電体21および第2の誘電体22が3層ずつ形成され、そのうち、基板11から2層目の第1の誘電体21および第2の誘電体22の厚さを他と相違させてある。より具体的には、以下の条件
n=3
m=2
A=75nm
AM=95nm
B=95nm
BM=100nm、
に設定してある。従って、dAM、dA、dBM、dBは、下記の条件
A<dB
AM>dA
BM<dB
m≒(n+1)/2
の全てを満たしている。
【0023】
(本形態の効果)
図3は、本形態の有機EL素子において各層が膜厚がばらついたときのスペクトルを示す説明図である。
【0024】
本形態の有機EL素子10において、第1の誘電体21および第2の誘電体22の膜厚が±10%ずれた場合に有機EL素子10から出射されるスペクトラムを計算により算出した結果を同一のグラフ上に表したところ、図3に示す結果が得られた。その結果によれば、ピーク波長は630.9nmであり、そのバラツキは3σで6.9nmであった。
【0025】
これに対して、図6を参照して説明した従来の有機EL素子10において、第1の誘電体21および第2の誘電体22の膜厚が±10%ずれた場合に有機EL素子10から出射されるスペクトラムを計算により算出した結果を同一のグラフ上に表したところ、図8(b)示す結果が得られた。その結果によれば、ピーク波長は631.7nmであり、そのバラツキは3σで8.4nmであった。
【0026】
このように本形態によれば、誘電体積層膜20を構成する各層に膜厚のばらつきが発生した場合でも、ピーク波長のばらつきを小さく抑えることができる。それ故、露光ヘッド9および記録装置1において、1つの露光ヘッド9内における光出射のばらつき幅を抑えることができるので、印字ムラが発生しないなど、特性の向上を図ることができる。また、露光ヘッド9および記録装置1を製造する際の製造マージンが広がるため、歩留まりの向上を図ることができる。
【0027】
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の形態2に係る有機EL素子の構成を模式的に示す断面図である。なお、本形態および後述する実施の形態3は、基本的な構成が実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
【0028】
図4に示すように、本形態の有機EL素子10も、実施の形態1と同様、ガラスなどの透明な基板11上に、ITOなどからなる陽極層12、有機材料からなる正孔輸送層13(有機機能層)、有機材料からなる発光層14(有機機能層)、アルミニウムや銀などの反射性を備えた金属層からなる陰極層15がこの順に形成されている。陽極層12と基板11との間には、第1の誘電体21としてのシリコン窒化膜と第2の誘電体22としてのシリコン酸化膜がn層ずつ交互に積層された誘電体積層膜20が形成され、誘電体積層膜20が光共振器30として機能する。
【0029】
このように構成した有機EL素子10において、本形態でも、第1の誘電体21のうち、基板11側からm層目の第1の誘電体21の厚さをdAMとし、その他の第1の誘電体21の厚さをdAとし、第2の誘電体22のうち、基板11側からm層目の第2の誘電体22の厚さをdBMとし、その他の第2の誘電体22の厚さをdBとしたとき、
m、dAM、dA、dBM、dBは、下記の条件
1≦m≦n
AM≠dA
BM≠dB
の全てを満たすように設計されている。すなわち、本形態では、第1の誘電体21および第2の誘電体22が3層ずつ形成され、そのうち、基板11から1層目(m=1、発光層14から最も離れた位置)の第1の誘電体21および第2の誘電体22の厚さを他と相違させてある。
【0030】
より具体的には、表1に示すように、
n=3
m=1
A=75nm
AM=55〜95nm
B=120nm
BM=100〜140nm
に設定し、dAM、dBMを変えた場合のピーク波長のばらつき(3σ)を求めた。なお、表1においてcase5は従来条件に相当する。
【0031】
【表1】

【0032】
表1から分かるように、以下の条件
m≒(n+1)/2
を満たさない場合でも、case7のように、以下の条件
A<dB
AM>dA
BM<dB
を満せば、ピーク波長のばらつき(3σ)を小さくすることができる。
【0033】
[実施の形態3]
図5は、本発明の実施の形態3に係る有機EL素子の構成を模式的に示す断面図である。図5に示すように、本形態の有機EL素子10も、実施の形態1と同様、ガラスなどの透明な基板11上に、ITOなどからなる陽極層12、有機材料からなる正孔輸送層13(有機機能層)、有機材料からなる発光層14(有機機能層)、アルミニウムや銀などの反射性を備えた金属層からなる陰極層15がこの順に形成されている。陽極層12と基板11との間には、第1の誘電体21としてのシリコン窒化膜と第2の誘電体22としてのシリコン酸化膜がn層ずつ交互に積層された誘電体積層膜20が形成され、誘電体積層膜20が光共振器30として機能する。
【0034】
このように構成した有機EL素子10において、本形態でも、第1の誘電体21のうち、基板11側からm層目の第1の誘電体21の厚さをdAMとし、その他の第1の誘電体21の厚さをdAとし、第2の誘電体22のうち、基板11側からm層目の第2の誘電体22の厚さをdBMとし、その他の第2の誘電体22の厚さをdBとしたとき、
m、dAM、dA、dBM、dBは、下記の条件
1≦m≦n
AM≠dA
BM≠dB
の全てを満たすように設計されている。すなわち、本形態では、第1の誘電体21および第2の誘電体22が3層ずつ形成され、そのうち、基板11から2層目(m=2、共振器中心位置)の第1の誘電体21および第2の誘電体22の厚さを他と相違させてある。
【0035】
より具体的には、表2に示すように、
n=3
m=2
A=75nm
AM=55〜95nm
B=120nm
BM=100〜140nm
に設定し、dAM、dBMを変えた場合のピーク波長のばらつき(3σ)を求めた。なお、表2においてcase5は従来条件に相当する。
【0036】
【表2】

【0037】
表2から分かるように、dAM、dA、dBM、dBは、下記の条件
A<dB
AM>dA
BM<dB
m≒(n+1)/2
の全てを満たしており、case11〜14、およびcase16〜19のいずれの条件においても、ピーク波長のばらつき(3σ)を小さくすることができる。
【0038】
[他の実施の形態]
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る有機EL装置とその製造方法、並びに電子機器の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。例えば、第1の誘電体21については、シリコン窒化物の他、チタン酸化物を用いることができ、第2の誘電体22としてシリコン酸化物の他、シリコン酸化物を主成分とする誘電体を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】(a)、(b)は、本発明に係る記録装置の要部を示す斜視図、およびこの記録装置に用いたロッドレンズの屈折率の波長分散を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る有機EL素子の構成を模式的に示す断面図である。
【図3】図2に示す有機EL素子において各層が膜厚がばらついたときのスペクトルを示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る有機EL素子の構成を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る有機EL素子の構成を模式的に示す断面図である。
【図6】従来の有機EL素子の構成を模式的に示す断面図である。
【図7】有機EL素子での内部発光した光のスペクトルを示す説明図である。
【図8】(a),(b)は、従来の有機EL素子から出射されるスペクトルを示す説明図、および従来の有機EL素子において各層が膜厚がばらついたときのスペクトルを示す説明図である。
【符号の説明】
【0040】
1・・記録装置、3・・感光体ドラム、5・・光源(発光装置)、7・・ロッドレンズアレイ、9・・露光ヘッド、10・・有機EL素子、11・・基板、12・・陽極層、13・・正孔輸送層、14・・発光層、15・・陰極層、21・・第1の誘電体、22・・第2の誘電体、20・・誘電体積層膜、30・・光共振器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の誘電体と第2の誘電体を各々n層ずつ交互に積層した誘電体積層膜を備えた光共振器が構成された発光素子を有する発光装置において、
前記第1の誘電体のうち、一方端からm層目の第1の誘電体の厚さをdAMとし、その他の第1の誘電体の厚さをdAとし、
前記第2の誘電体のうち、一方端からm層目の第2の誘電体の厚さをdBMとし、その他の第2の誘電体の厚さをdBとしたとき、
m、dAM、dA、dBM、dBは、下記の条件
1≦m≦n
AM≠dA
BM≠dB
を満たしていることを特徴とする発光装置。
【請求項2】
請求項1において、dAM、dA、dBM、dBは、下記の条件
A<dB
AM>dA
BM<dB
を満たしていることを特徴とする発光装置。
【請求項3】
請求項1または2において、n、mは下記の条件
m≒(n+1)/2
を満たしていることを特徴とする発光装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記第1の誘電体は、前記第2の誘電体に比較して屈折率が高いことを特徴とする発光装置。
【請求項5】
請求項4において、前記第1の誘電体は、シリコン窒化物あるいはチタン酸化物であり、前記第2の誘電体は、シリコン酸化物を主成分とすることを特徴とする発光装置。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかにおいて、前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする発光装置。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれかに記載の発光装置を備えた露光ヘッドであって、前記発光素子を複数、備えた発光装置を光源とし、前記発光素子から出射された光を結像させるロッドレンズアレイを備えていることを特徴とする露光ヘッド。
【請求項8】
請求項7に露光ヘッドを備えた記録装置であって、前記発光素子から出射された光が前記ロッドレンズアレイを介して結像される感光体ドラムを備えていることを特徴とする記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−269324(P2006−269324A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−87908(P2005−87908)
【出願日】平成17年3月25日(2005.3.25)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】