説明

発情期の雌犬等に取付ける、交接障害器

【目的】めすの犬、猫、の発情期に装着して、円盤で生殖器を覆い隠し、交尾を妨げて避妊を図る。
【構成】尻尾を通す穴を設けた円盤に、尻尾を通してその根元まで入れ、腰に巻きつけたベルトにセフティフックで連結して固定した円盤で、生殖器を覆い隠す。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、発情期のめす犬や、めす猫、などに装着して、人の管理外での野放しの交尾を妨げる、避妊器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、子犬や、子猫、などを産ませないようにするには、獣医師による不妊手術を施していた、しかし不妊手術を施すと、再び子犬や子猫を産ませることが出来なくなるなどで、躊躇する飼い主がいた、
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のように不妊手術を施すには、高額の手術費用が必要であった、また不妊手術を施さず放置したために、雑交配が増え、野良犬や野良猫が増える原因となった。
【0004】
本発明は,従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、不妊手術以外の選択肢としての、避妊を図る器具を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の交接障害器においては、めす犬や、めす猫、の発情期に合わせて、この交接障害器を、めす犬や、めす猫、の体に装着しておくだけで、交尾が不可能となり結果、避妊することができる。
【0006】
これをめすの、犬や猫に装着するには、ベルトを犬、又は、猫の後ろ足の前で、お腹の下から腰の上に廻してバックルで締める、円盤の左右のセフティフックを水平にして前面から、円盤中央にある尻尾通し穴に、犬、猫、の尻尾を通して、尻尾の根元まで入れる、そして腰に巻いたベルトに円盤についている、セフティフックを連結してなる交接障害器。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
上記のように構成された交接障害器は、めす犬や、めす猫、の発情期の期間だけこれを装着しておけばよい、そしてこの交接障害器は、これを取り付けられた、めす犬や、めす猫は、寝る、座る、餌を食べる、排泄する、走る、散歩をする、など普段通りの生活ができる。
【実施例】
【0008】
実施例について図面を参照して説明すると、図1において、円盤の中央に尻尾を通す穴があり、円盤前面の、尻尾を通す穴の水平方向左右に保持金具にぶら下げられた、セフティフックがついている、セフティフックは、フレームの1部がバネで開閉して、そこよりベルトを引っ掛けることができる。
【0009】
図2において、円盤を尻尾のつけ根に固定するために、後ろ足の前でベルトが腰に巻いて締められている。
図3で示すように、尻尾のつけ根に入れられた円盤は、円盤についているセフティフックを腰に巻かれたベルトに連結されて固定され、円盤でめす犬や、めす猫の生殖器を覆い隠して、交尾を妨げる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0011】
交接障害器は、めすの犬、猫、の発情期の期間だけ取り付けておくだけで、犬、猫、は交尾できない。
【0012】
高額な不妊手術を施さなくても、避妊することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】交接障害器の斜視図。
【図2】交接障害器のベルトを、めすの、犬、猫、の腰に巻き締めた側面図。
【図3】交接障害器の円盤を犬、猫、の尻尾のつけ根に差し込んで円盤と、腰に巻いたベルトをセフティフックで連結した実施態様を示した側面図。
【符号の説明】
1 交接障害器
2 円盤
3 尻尾通し穴
4 セフティフックを保持する金具
5 セフティフックを保持する金具に設けられたセフティフックのフレームより大口径の穴
6 フレームの一部がバネによって開閉を可能にした、セフティフック
7 円盤前面
8 ベルト
9 バックル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発情期の期間、めす犬や、めす猫、に装着する、交接障害器(1)は、円盤(2)で、めす犬や、めす猫などの生殖器を覆い隠して、おす犬や、おす猫の交尾を妨げる、交接障害器(1)の円盤(2)は、中心に犬、猫の尻尾を通すための、尻尾より大口径の尻尾通し穴(3)が設けられている、この円盤(2)は、合成樹脂などでなり、軽く、汚れにくい素材を使用している、円盤(2)の前面(7)に、尻尾通し穴(3)の水平方向左右に、セフティフック(6)を保持する金具(4)がついている、この金具(4)には、セフティフック(6)のフレームより大口径の穴(5)があり、そこにセフティフック(6)はフレームを通してぶら下げられている、このセフティフック(6)はフレームの一部がバネによって開閉することを可能にしている、交接障害器(1)は、犬、猫、の後足の前でベルト(8)を腰に締めてなる、尻尾通し穴(3)に尻尾のつけ根に通した円盤(2)は、円盤(2)に付いているセフティフック(6)で犬猫の腰に締められたベルト(8)を通して連結することができる、以上を特徴とした交接障害器。
【請求項2】
円盤(2)に、おす犬や、おす猫、の嫌う臭いを付ける、或いは、臭いを発する装置をつけて、おす犬や、おす猫、を撃退する、交接障害器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−304794(P2006−304794A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−102452(P2006−102452)
【出願日】平成18年3月6日(2006.3.6)
【出願人】(000212119)