説明

発臭性廃棄物の封止装置

【課題】切断手段による封止シートの切断を自動的に行なわせ、作業者の作業の手間を少なくすることのできる発臭性廃棄物の封止装置を提供する。
【解決手段】対向する封止シートSの供給手段1と、対向する封止シートSの圧着手段2と、封止シートSの切断手段3とを有し、対向する封止シートS間に発臭性廃棄物4を投入して圧着手段2により接着し、切断手段3により切断するようにした発臭性廃棄物の封止装置において、切断手段3は、接着された封止シートSを挟んでその両側に位置する固定刃11及び刃受け12と、固定刃11及び刃受け12を、夫々の待機位置から封止シートSを挟み込んで切断する切断位置に対し進退移動させると共に、固定刃11を切断方向に移動させる駆動機構とからなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用済みおむつ、生ゴミ、使用済み生理用品、医療廃棄物、その他の発臭性廃棄物の封止装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の発臭性廃棄物の封止装置として、下記特許文献1に記載されたものがある。この発臭性廃棄物の封止装置は、対向する封止シートの供給手段と、その対向する封止シートの圧着手段と、前記封止シートの切断手段とを有し、対向する封止シート間に発臭性廃棄物を投入して圧着手段により接着し、切断手段によって切断するようにしたもので、対向する封止シート間に発臭性廃棄物を投入して圧着手段により接着することができるから、発臭性廃棄物を封止シート間に封入することができ、そして圧着手段により接着した後、切断手段により封止シートを切断して、臭いが漂い出ない状態で廃棄処理することができる。
【特許文献1】特開2006−124029号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載された封止装置では、封止シートの切断に関して、切断手段を作業者が手で一々操作するようになっている。また、この特許文献1には、切断手段を自動変位機構を用いることによって、封止シートを人の手による手動ではなく、自動で切断することができると記載されてはいるものの、自動化のための具体的な手段が開示されていなかった。
【0004】
そこで本発明は、切断手段による封止シートの切断を自動的に行なわせるようにして、作業者の作業の手間を少なくすることのできる発臭性廃棄物の封止装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、対向する封止シートSの供給手段1と、前記対向する封止シートSの圧着手段2と、前記封止シートSの切断手段3とを有し、対向する封止シートS間に発臭性廃棄物4を投入して圧着手段2により接着し、切断手段3により切断するようにした発臭性廃棄物の封止装置において、
切断手段3は、接着された封止シートSを挟んでその両側に位置する固定刃11及び刃受け12と、固定刃11及び刃受け12を夫々の待機位置から封止シートSを挟み込んで切断する切断位置に対し進退移動させると共に、固定刃11を切断方向に移動させる駆動機構13と、からなることを特徴とする。
【0006】
請求項2は、請求項1に記載の発臭性廃棄物の封止装置において、固定刃11の下方で封止シートSに対向する側へ突出し、固定刃11への手指等の侵入を防止すると共に切断時に封止シートSに張力を付与するカバー体43を設けてなることを特徴としている。
【0007】
請求項3は、請求項1又は2に記載の発臭性廃棄物の封止装置において、刃受け12は、断面コ字状を成して封止シートSの切断方向に延び、切断時にコ字状開口部内に固定刃11を受け入れるようになっていることを特徴とする。
【0008】
請求項4に係る発明は、対向する封止シートSの供給手段1と、前記対向する封止シートSの圧着手段2と、前記封止シートSの切断手段3とを有し、対向する封止シートS間に発臭性廃棄物4を投入して圧着手段2により接着し、切断手段3により切断するようにした発臭性廃棄物の封止装置において、
切断手段3は、回転刃51及びこの回転刃51に対し進退移動可能な刃受け52を搭載した可動フレーム53と、回転刃51を回転駆動させると共に、可動フレーム53を封止シートSの切断方向の一端側と他端側との間で移動させる駆動機構54と、からなることを特徴とする。
【0009】
請求項5は、請求項4に記載の発臭性廃棄物の封止装置において、切断手段3は、回転刃51及び刃受け75を搭載した可動フレーム53と、回転刃51を回転駆動させると共に、可動フレーム53を封止シートSの切断方向の一端側と他端側との間で移動させる駆動機構54と、からなるもので、刃受け75は、横断略下向きコ字状に形成されて、両端部に夫々曲面状の誘導案内部75aを形成し、回転刃51に対しその接線方向に隣接するように配置されることを特徴とする。
【0010】
請求項6は、請求項1〜5の何れかに記載の発臭性廃棄物の封止装置において、切断手段3の手前側所定位置で、封止シートSが発臭性廃棄物4を包み込んで封止した廃棄物封止部Mと、発臭性廃棄物4を包み込むことなく封止シートSどうしが接着した切断可能な廃棄物非封止部Nのうち、廃棄物非封止部Nの存在を検知して、切断手段3による切断が可能であることを確認するための切断確認センサー6A,6Bを設けてなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、切断手段3が、接着された封止シートSを挟んでその両側に位置する固定刃11及び刃受け12と、固定刃11及び刃受け12を、夫々の待機位置から封止シートSを挟み込んで切断する切断位置に対し進退移動させると共に固定刃11を切断方向に移動させる駆動機構13と、からなるため、封止シートSの切断にあたり、固定刃11及び刃受け12を、夫々の待機位置から切断位置に前進させて封止シートSを挟み込んだ状態で、固定刃11を切断方向に移動させることにより、封止シートSを自動的に効率良く切断できて、作業者の作業の手間を極力少なくすることができる。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、固定刃11の下方には、封止シートSに対向する側へ突出するカバー体43が設けているため、作業者等が過って手指等を装置の下方より固定刃11側へ侵入させた時に固定刃11に当たってケガをしないように防護することができ、またこのカバー体43によって切断の際に封止シートSに張力が付与されることになり、それにより封止シートSの切断を一層確実に行なわせることができる。
【0013】
請求項3に係る発明によれば、刃受け12は、断面コ字状を成して封止シートSの切断方向に延び、切断時にコ字状開口部内に固定刃11を受け入れるようになっているから、封止シートSの切断をより一層確実に行わせることができる。
【0014】
請求項4に係る発明によれば、切断手段3は、回転刃51及びこの回転刃51に対し進退移動可能な刃受け52を搭載した可動フレーム53と、回転刃51を回転駆動させると共に、可動フレーム53を封止シートSの切断方向の一端側と他端側との間で移動させる駆動機構54とからなるため、構造が簡単でコンパクトとなって、封止装置の小型化を図ることができる。
【0015】
請求項5に係る発明のように、両端部に夫々曲面状の曲面状の誘導案内部75aを形成した刃受け75を使用すれば、アクチュエーターが不要となり、構造が一層簡単で、コンパクトとなる。
【0016】
請求項6に係る発明によれば、切断確認センサー6A,6Bにより、切断位置の手前側所定位置で、廃棄物封止部Mと廃棄物非封止部Nのうちの廃棄物非封止部Nの存在を検知して、切断が可能の状態であることを確認した上で、切断手段3による切断を行なわせることができるから、誤って廃棄物封止部Mの部分を切断するおそれがなく、廃棄物非封止部Nのところで確実に切断できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は本発明に係る発臭性廃棄物の封止装置の概略構成を説明する説明図、図2は封止シートの切断手段を説明する斜視図、図3の(a) は図1の封止装置の全体外観斜視図、(b) はその一部拡大断面図、図4は封止装置の使用状態を説明する斜視図、図5は封止装置の切断手段の概略を示す正面図、図6は同切断手段の平面図、図7は同切断手段の右側面図である。これらの図に示すように、この実施形態の発臭性廃棄物の封止装置は、対向する封止シートSの供給手段1と、これら対向する封止シートSの圧着手段2と、前記封止シートSの切断手段3と、からなるもので、対向する封止シートS間に発臭性廃棄物4を投入して圧着手段2により接着し、切断手段3により切断するようになっている。尚、これらの図に示す発臭性廃棄物封止装置は、病院や医療、介護施設等で業務用として使用される比較的大型の自動封止装置である。
【0018】
封止シートSとしては、包被基材とこの包被基材に形成された接着層(粘着層)とを具備すると共に、包被基材と接着層(粘着層)とによりガスバリア性を有し、発臭性廃棄物4を包被基材に包み込んで接着層(粘着層)によって封止するようにしたものを使用することができる。また、包被基材には、プラスチック製フィルムやプラスチック製シート、紙、紙にプラスチック製フィルムをラミネートしたものや、紙に合成樹脂を含浸したものなどを使用することができる。包被基材と接着層とによるガスバリア性は、包被基材自体がガスバリア性を有するものとすることがで、また接着層がガスバリア性を有するものとすることができ、また包被基材と接着層との相乗効果によりガスバリア性を有するものすることもできる。更に接着層としては、常温で少しべたついた手触りがする粘着層等を使用することができる。この実施形態では、封止シートS(幅450mm×長さ100m)として、未延伸ポリプロピレン(CPP)製フィルムからなる包被基材(厚さ25μm)の片面にポリエステル系ポリウレタン樹脂(三洋化成社製、商品名サンプレンIB−129)からなる粘着層(厚さ5μm)を積層一体化したものを使用した。封止シートSは、ロール状に巻回して巻き出せるようにしている。
【0019】
圧着手段2は、圧着ロール5(150φ×460mm)及びその駆動機構からなるもので、圧着ロール5は、図9に示すように、両サイドのシール部5A,5Aと、両シール部5A,5A間の弾性圧縮部5Bと、これらの中心部を通って両シール部5A,5Aを連結する軸体7とからなる。弾性圧縮部5Bの材質としては、変形しても元の形状に復元するものであればよく、例えばウレタン樹脂やフッ素樹脂の発泡体(独立気泡ないし連続気泡あるいは夫々の割合を適正にしたのもとすることができる)を使用するのがよい。この弾性圧縮部5B(スポンジロール)は、中央の軸体7に対して空回りしないように接着して固定するか、他の機械的な方法によって相互間を固定する。また、弾性圧縮部5B(スポンジロール)の外径は、両サイドのシール部5A,5Aの外径に対して2〜10mmに設定している。圧着手段2の前記駆動機構は、図示は省略するが、モータによりベルトとプーリを介して回転駆動するようになっている。
【0020】
上記のような弾性圧縮部5B(スポンジロール)を有する圧着手段2によると、発臭性廃棄物4等に介在して対向する封止シートS,S間に噛み込んだ余分な空気は、対向する圧着ロール5の弾性圧縮部5Bによって押し出すことができ、更に若干圧縮して過分な嵩張りを低減することができる。従って、発臭性廃棄物4を新聞紙等でくるんで投入した場合、これを若干圧縮して元の容積よりも嵩低くすることができ、尚且つ封止シートSは両サイドのシール部5A,5Aでシールされているので、発臭性廃棄物4は外部にはみ出すことなく両サイドの密封性も担保することができる。
【0021】
図7及び図8に概略示すように、切断手段3の手前側所定位置において、封止シートSが発臭性廃棄物4を密封状に包み込んで封止した廃棄物封止部M(図1及び図2参照)と、発臭性廃棄物4を包み込むことなく封止シートSどうしが接着した切断可能な廃棄物非封止部N(図1及び図2参照)のうち、廃棄物非封止部Nの存在を検知して、切断手段3による切断が可能であることを確認するための切断確認センサー6A,6Bを設けられている。
【0022】
この切断確認センサー6A,6Bは、圧着手段2を出た封止シートSが例えば図1、図2に示すように廃棄物封止部Mと廃棄物非封止部Nとを交互に形成しながら下方の切断手段3へと下降する下降通路を挟んでその両側所定位置に設置されていて、光が投光部6A(図7参照)から受光部6B(図7参照)へと常時投射され、投光部6Aからの光は、発臭性廃棄物4を包み込んで封止した廃棄物封止部Mでは通過せず、封止シートSどうしが接着しただけの透明又は半透明の廃棄物非封止部Nは通過して、光部6Bに受光され、それにより切断手段3の手前側所定位置で廃棄物非封止部Nの存在を検知して、その検知信号より圧着手段2の作動を一時停止させ、切断手段3による切断が可能であることを図3に示す操作パネル48の表示部Pに表示するようになっている。
【0023】
次に、切断手段3について説明すると、この切断手段3は、図1及び図2に示すように封止シートSを挟んでその両側に対向して位置する固定刃11及び刃受け12と、これら固定刃11及び刃受け12を、図7の実線図示のような夫々の待機位置から、封止シートSを挟み込んで切断する図2の実線図示及び図7の仮想線図示のような切断位置に対し進退移動させると共に、図6に示すように固定刃11を切断方向に移動させるための駆動機構13と、から構成される。尚、この駆動機構13は、後述するベース枠駆動機構13aと移動枠駆動機構13bとからなる。
【0024】
固定刃11は、図6に示すように切断領域(封止シートSを幅方向に切断できる範囲)の中央部側と一端部側とに一対配設され、両固定刃11,11は、夫々固定刃取付台14を介してベース枠15に一定間隔をおいて固定され、このベース枠15は、前後方向(封止シートSの切断方向と直交する方向)に移動可能な固定刃前後移動枠16に、左右方向(封止シート切断方向)に移動可能に支持されている。固定刃前後移動枠16は左右方向(封止シート切断方向)に延びるガイド軸17を有し、このガイド軸17に沿ってベース枠15が案内されつつベース枠駆動機構13aにより左右方向に駆動されるようになっている。各固定刃11は、図6から分かるように、先端部11aが山形に形成されていて、その山形部の稜線がカッティングエッジを形成している。また図6に示すように、各固定刃11は、前後両端部が夫々山形に形成されて、各山形部の稜線がカッティングエッジを形成し、従って一方の端部11aが磨耗するなどした場合は、前後を逆向きに配置換えすることで他方の端部を使用できるようになっている。
【0025】
刃受け12は、図2、図6及び図7に示すように、断面コ字状を成して封止シートSの切断方向全域に延び、切断時にコ字状開口部12内に固定刃11を受け入れて切断を的確にして且つ有効に行なわせるためのもので、刃受け取付ステー18を介して刃受け前後移動枠19に固定されている。
【0026】
一対の固定刃11,11を取り付けたベース枠15を搭載して前後方向に移動可能な固定刃前後移動枠16と、刃受け取付ステー18を介して刃受け12を搭載した刃受け前後移動枠19とは、図5及び図6に示すように、夫々前後方向(封止シートSの切断方向と直交する方向)に延びた左右両側一対のガイド軸20,21にスライド可能に支持されていると共に、移動枠駆動機構13bによって夫々の待機位置(図7の実線図示位置)から封止シートSを挟み込んで切断する切断位置(図7の仮想線図示位置)に対し進退駆動されるようになっている。
【0027】
前記ベース枠駆動機構13aは、図5及び図6に示すように、刃受け前後移動枠19の左右両端部に設けられたタイミングプーリー22,23と、両プーリー22,23間に掛張されたタイミングベルト24と、一方のタイミングプーリー22を回転駆動するための正逆回転モータ25とからなるもので、ベース枠15は連結具68によってタイミングベルト24の所要箇所に連結されている。
【0028】
このベース枠駆動機構13aによれば、モータ25を起動すると、一対の固定刃11,11を取り付けたベース枠15が図6の実線図示位置から矢印A方向に同図の仮想線図示位置まで移動して、ベース枠15側に設けた左右方向駆動検知用の作動片26がセンサー片27(図5参照)に当接又は近接すると、モータ25が逆転して、ベース枠15は図6の仮想線図示位置から矢印B方向へ逆向きに移動し、作動片26が反対側のセンサー片28(図5参照)に当接又は近接することにより、ベース枠15が図6の実線図示位置で停止する。こうしてベース枠15が図6の実線図示位置と仮想線図示位置との間を左右方向に往復移動する間に一対の固定刃11,11と刃受け12とによる封止シートSの切断を行なうようになっている。
【0029】
前記移動枠駆動機構13bは、図7に示すように、左右両ガイド軸20,21の片方のガイド軸21の下方にネジ軸29,30を上下2段に配設し、上段側ネジ軸29の図中右側部分に螺合したナット部材31をブラケット32を介して固定刃前後移動枠16に連結し、下段側ネジ軸30の図中左側部分に螺合したナット部材33をブラケット34を介して刃受け前後移動枠19に連結し、上下両ネジ軸29,30の図中夫々左端部に取り付けた連動ギア35,36を互いに噛合させると共に、下段側ギア35をモータ37によって駆動される駆動ギヤ38に噛合させてなるもので、各ネジ軸29,30とこれに螺合するナット部材31,33とはボールネジを構成する。
【0030】
この移動枠駆動機構13bでは、モータ37を起動することにより、下段側ネジ軸30と上段側ネジ軸29とが同時に且つ互いに反対方向に回転するから、固定刃前後移動枠16側のナット部材31と刃受け前後移動枠19側のナット部材33とを図7の実線図示位置から互いに近づくように両ネジ軸29,30を回転駆動させると、同図の仮想線図示のように固定刃11と刃受け12とが夫々待機位置から切断位置へと対向方向に移動して、切断位置で固定刃11と刃受け12とによる封止シートSの切断を行なった後、モータ37を逆転させることにより、ナット部材31,33を同図の仮想線図示位置から互いに離れる方向に移動させて、固定刃前後移動枠16側の固定刃11と刃受け前後移動枠19側の刃受け12とを同図の実線で示される待機位置に復帰させるようになっている。
【0031】
図8は上記移動枠駆動機構13bにおいて固定刃前後移動枠16の固定刃11と刃受け前後移動枠19の刃受け12とを待機位置と切断位置とに位置決めするための前後方向駆動検知用の作動片39及びこれが当接又は近接するセンサー片40,41を示す。即ち、図示のように、固定刃前後移動枠16に前後方向駆動検知用の作動片39を取り付けると共に、この作動片39が当接又は近接するセンサー片40,41を、固定刃11の待機位置及び切断位置に対応する位置でセンサー取付レール42に設けることによって、固定刃前後移動枠16の固定刃11と刃受け前後移動枠19の刃受け12とを夫々待機位置と切断位置とに的確に位置決めすることができる。
【0032】
また図6及び図7に示すように、前記固定刃前後移動枠16には固定刃の下方位置に、封止シートSに対向する側へ突出して、固定刃11への作業者の手指等の侵入を防止すると共に、切断時に封止シートSに張力を付与して切断を的確に行なえるようにするためのカバー体43が設けられている。
【0033】
図3の(a) に示す封止装置は、上端部に上部カバー44を取り外し可能に取り付けたケーシング45を有し、内部の図示は省略するが、ケーシング45内の上部側には圧着手段2及び切断手段3が配備され、下部側には封止処理された発臭性廃棄物4を収納する収納部を形成し、この収納部の正面側が取り出し口となっていて、この取り出し口に開閉扉46が設けてあり、上部カバー44の中央部に発臭性廃棄物投入口47が設けられ、その手前側に操作パネル48が設置され、またケーシング45の下端部にはキャスター49が取り付けられ、さらに両側面の夫々上端部に取っ手50が取り付けてある。投入口47には汚れ等が付着しても洗剤で容易に洗浄できるようなカバー76が着脱可能に取り付けてある。このカバー76は、ステンレス又はFRPで形成されたカバー本体76aと取付用鍔部76bからなるもので、図3の(b) に示すように上部カバー44の投入口47の開口周縁部に形成した凹段部77にカバー76の取付用鍔部76bを係止させて取り付けるようになっている。また、このカバー76の取外し時には、取付用鍔部76bの周辺に設けてある凹所78に手指を入れて取付用鍔部76bを引き起こせば、簡単に取り外すことができる。また投入口47には必要に応じて専用の蓋(図示せず)を設けることもできる。
【0034】
以上説明したように構成される実施形態の発臭性廃棄物の封止装置は、次のように作動する。
【0035】
先ず、図3の(a) に示す上部カバー44の投入口47に発臭性廃棄物4を投入した後、操作パネル48のスタートボタンVを押すと、圧着手段2の作動により圧着ロール5が連続回転して、対向する封止シートSを圧着し、発臭性廃棄物4(使用済み紙おむつ等)を封止する。この時、複数の発臭性廃棄物4を間隔をおいて投入すると、図1及び図2に示すように、発臭性廃棄物4を包み込むように封止した横断面略円形状の廃棄物封止部Mと、発臭性廃棄物4を包み込むことなく封止シートSどうしが接着したシート状の廃棄物非封止部Nとが交互に形成することになるが、複数の発臭性廃棄物4を、間隔を置かず、先に投入した発臭性廃棄物4に後の発臭性廃棄物4を押し付けるような状態で投入していくと、図10及び図11に示すように、横断面略円形状の廃棄物封止部Mどうしが串団子状につながった状態となる。尚、図4は説明のために発臭性廃棄物4を投入口47から対向する封止シートS,S間に投入した状態が見えるように上部カバー44を開けた状態で示しているが、実際は、上部カバー44は、閉じた状態で使用され、これを開けると圧着手段2が作動しないようになっている。尚、図3の(a) において、Qは手許電源スイッチを示す。
【0036】
上記のように封止シートSが廃棄物封止部Mと廃棄物非封止部Nとを交互に形成するか廃棄物封止部Mどうしを串団子状につないだ形態で下方の切断手段3に入る手前側所定位置で、切断確認センサー6A,6Bにより廃棄物非封止部Nの存在が検知されて、切断手段3による切断が可能であることが操作パネル48の表示部Pに表示されたならば、作業者が切断手段3の始動ボタンRを押すことにより、切断手段3の作動が開始し、封止シートSの廃棄物非封止部N部分の切断を行う。切断中は圧着手段2の作動は停止する。
【0037】
即ち、作業者が切断手段3の始動ボタンRを押すと、圧着手段2の圧着ロール5が、廃棄物封止部Mが切断手段3の下方に通過していくまで回転した後、移動枠駆動機構13bのモータ37が起動して、図7の実線図示のように左右両側で待機している固定刃前後移動枠16及び刃受け前後移動枠19が対向方向に移動し、それによって固定刃11と刃受け12とが同図実線図示の待機位置から仮想線図示の切断位置へ対向方向に移動し、この切断位置において、固定刃11と刃受け12とが封止シートSの廃棄物非封止部N部分を挟み込んだ状態で切断領域の中央部側と端部側にある一対の固定刃11,11が、廃棄物非封止部Nのシート幅方向中央部と端部側とに突き刺さるようになっている。これは切断時間を短縮するためである。
【0038】
こうして固定刃11と刃受け12とが封止シートSの廃棄物非封止部Nを挟み込んで、一対の固定刃11,11が廃棄物非封止部Nのシート幅方向中央部と端部側とに突き刺さった状態となったら、ベース枠駆動機構13aのモータ25が起動して、一対の固定刃11,11を取り付けたベース枠15が図6の実線図示位置から矢印A方向に同図の仮想線図示位置まで移動した後、モータ25の逆転により、ベース枠15が同図の仮想線図示位置から矢印B方向へ逆向きに移動し、しかしてベース枠15が図6の実線図示位置と仮想線図示位置との間を左右方向(封止シートSの幅方向)に往復移動する間に一対の固定刃11,11と刃受け12とによって封止シートSを切断する。
【0039】
封止シートSの切断後は、移動枠駆動機構13bのモータ37が逆転作動して、切断位置にある固定刃前後移動枠16及び刃受け前後移動枠19が夫々待機位置に復帰する。
【0040】
この切断においては、ベース枠15に切断方向に一定の間隔をおいて固定された夫々先端部11aが山形の一対の固定刃11,11が、刃受け12との間で封止シートSを挟み込んだ状態で左右方向(封止シートSの幅方向)に往復移動するようになっているから、封止シートSをより確実に切断することができる。
【0041】
また、この切断においては、切断確認センサー6A,6Bにより、切断位置の手前側所定位置で、廃棄物封止部Mと廃棄物非封止部Nのうちの廃棄物非封止部Nの存在を検知して、切断が可能の状態であることを確認した上で、切断手段3による切断を行うようになっているから、誤って廃棄物封止部Mの部分を切断するおそれがなく、廃棄物非封止部Nのところで確実に切断することができる。
【0042】
またこの切断においては、固定刃11の下方には、封止シートSに対向する側へ突出するカバー体43が設けてあるため、このカバー体43によって切断の際に封止シートSに張力が付与されることになり、それにより封止シートSの切断をより一層確実に行なわせることができる。またカバー体43は、作業者等が過って手指等を装置の下方より固定刃11側へ侵入させた時に固定刃11に当たってケガをしないように防護する重要な役割も果たしている。
【0043】
以上、病院や医療、介護施設等で業務用として使用される比較的大型の発臭性廃棄物封止装置について説明したが、図12は家庭用あるいはグループホーム等少人数用の発臭性廃棄物自動封止装置を示す。この発臭性廃棄物封止装置は、ケーシング70の上部に開閉自在な蓋71を備え、このケーシング70の内部に、前述した業務用発臭性廃棄物封止装置と同様な封止シートSの供給手段1、圧着手段2、切断手段3、切断確認センサー6A,6B等を配備している。同図の仮想線で示す部分72は、封止処理した発臭性廃棄物を収納する収納部とされ、この収納部72には、市販されているボックス等を使用することができる。
【0044】
この図12の(a) はケーシング70上部の蓋71を閉めた状態を示し、(b) は蓋71を開けた状態を示す。(b) に示すように、蓋71を開けた状態では、ケーシング70の上部側に投入口73が設けられていて、使用時に、この投入口73から発臭性廃棄物を投入するようになっているが、この家庭用等の廃棄物封止装置では、蓋71を開けた状態では、スタートボタンVを押しても、圧着手段2は作動せず、蓋71を閉めてスタートボタンVを押すことにより、圧着手段2が作動開始するようになっている。これは、蓋71の開いた状態で子供等が誤って投入口73に手を入れた時に圧着手段2で手が引き込まれるなどの危険な事態を回避するためである。尚、蓋71には把手74が設けてある。
【0045】
また、この家庭用等の廃棄物封止装置では、蓋71が閉じていることを確認する蓋閉止センサー(図示せず)がオン状態であるとき、スタートボタンを押すと、圧着手段2の作動によって封止シートSが発臭性廃棄物4を包み込んで1つの廃棄物封止部Mを形成した後、この廃棄物封止部Mの後端側に形成された廃棄物非封止部Nを切断するようになっている、つまり圧着手段2による1つの廃棄物封止部Mの封止動作と、この廃棄物封止部Mの後端側の廃棄物非封止部Nを切断する切断動作が連動して、必ず1つの廃棄物封止部Mごとに切り離されるようになっている。また、この廃棄物封止装置においても、切断確認センサー6A,6Bにより、切断位置の手前側所定位置で、廃棄物封止部Mと廃棄物非封止部Nのうちの廃棄物非封止部Nの存在を検知して、切断が可能の状態であることを確認した上で、切断手段3による切断を行うようになっており、しかして作業者が投入口73に発臭性廃棄物4を投入した後、切断手段3の始動ボタンを押すと、圧着手段2の圧着ロール5が、廃棄物封止部Mが切断手段3の下方に通過していくまで回転した後、切断手段3の作動によって廃棄物非封止部Nを切断するようになっている。
【0046】
図13は切断手段3の他の実施形態を示し、(a) は正面図、(b) は(a) のX−X線断面図、(c) は(a) のY−Y線断面図である。この切断手段3は、回転刃51及びこの回転刃51に対し進退移動可能な刃受け52を搭載した可動フレーム53と、回転刃51を回転駆動させると共に、可動フレーム53を封止シートSの切断方向の一端側と他端側との間で移動させる駆動機構54とから構成される。
【0047】
可動フレーム53は、封止シートSの切断方向に平行に配設された2本のガイド棒55,55によってシート切断方向にスライド可能に支持されている。この可動フレーム53には上部側に回転刃51がギア56と同軸一体に軸支され、このギア56の下方に更に3個のギア57,58,59が互いに噛合するように軸支されると共に、最下段のギア59にはタイミングプーリー60が同軸一体に固定され、また回転刃51の直上方には刃受け52がアクチュエーター61によって回転刃51に対し切断位置(実線図示)と待機位置(仮想線図示)との間で進退移動可能に設けられている。
【0048】
駆動機構54は、封止シートSの切断領域の一端側に設けられた駆動側タイミングプーリー62と、その他端側に設けられた従動側タイミングプーリー63と、駆動側タイミングプーリー62を回転駆動する正逆回転可能なモータ64と、駆動側タイミングプーリー62と従動側タイミングプーリー63と最下段ギア59側のタイミングプーリー60とに亘るように掛け渡されたタイミングベルト65と、前記一連のギア56,57,58,59と、可動フレーム53をタイミングプーリー60に連結する係止具66,67と、から構成される。
【0049】
しかして、モータ64を一方向に起動させると、タイミングベルト65及びタイミングプーリー60を介しギア59,58,57,56が連動回転して回転刃51が回転すると同時に、タイミングベルト65に牽引された可動フレーム53が、ガイド棒55,55により案内されながら図13の(a) の実線で示される切断方向一端側の待機位置から仮想線で示される切断方向他端側の待機位置へ移動して、リミットスイッチ等のセンサーによりその他端側の待機位置で停止し、その後モータ64を逆方向に起動させることによって、可動フレーム53が同図仮想線図示の待機位置から実線図示位置の待機位置まで移動して、同様のセンサーによりその待機位置に停止するようになっている。
【0050】
刃受け52は、常時は図13の(a) ,(b) の仮想線で示される待機位置に後退して待機しており、切断指令に基づくアクチュエーター61の作動により、同図の実線で示される切断位置に前進して、回転刃51と共に封止シートSを挟み込むようになっている。
【0051】
封止シートSの切断にあたり作業員よって切断指令が出されると、図13の(a) に示すように切断方向一端側に待機している可動フレーム53では、刃受け52が待機位置から切断位置に前進して、回転刃51と共に封止シートSを挟み込んだ状態となり、しかしてこの可動フレーム53が実線図示の待機位置から仮想線で示される切断方向他端側の待機位置へ移動し、この移動中に回転する回転刃51と刃受け52とによって封止シートSを切断する。そして、次の封止シートSの切断にあたって切断指令が出されると、可動フレーム53は、図13の(a) の仮想線図示位置から同図の実線図示位置へと移動し、この移動中に同様にして封止シートSを切断する。以降同様に、可動フレーム53が切断方向一端側から他端側へ移動する間で、また他端側から一端側へ移動する間で封止シートSの切断を行うようになっている。
【0052】
この図13に示すような切断手段3によれば、回転刃51及びこの回転刃51に対し進退移動可能な刃受け52を搭載した可動フレーム53と、回転刃51を回転駆動させると共に、可動フレーム53を封止シートSの切断方向の一端側と他端側との間で移動させる駆動機構54とからなるため、構造が簡単で、コンパクトとなって、封止装置の小型化を図ることができる。
【0053】
上述した図13の切断手段3では、刃受け52をアクチュエーター61によって回転刃51に対し切断位置と待機位置との間で進退移動させるようにしているが、図14には、回転刃51に対して定位置に固定させて使用する刃受け75を設けた切断手段3を示す。即ち、図14の(a) 及び(b) に示す切断手段3の刃受け75は、横断略下向きコ字状に形成されて、両端部に夫々曲面状の誘導案内部75aを形成し、回転刃51に対しその接線方向に隣接するように配置されていていることを特徴としている。刃受け75以外の構成については、図13で示した切断手段3と同じ構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
【0054】
この図14に示す切断手段3の使用にあたっては、封止シートSの切断指令によって、図示のように切断方向一端側に待機している可動フレーム53が、切断方向他端側の待機位置(図示省略)へ移動を開始すると、封止シートSの幅方向一端部が刃受け75の一端側誘導案内部75aで誘導案内されて刃受け75と回転刃51との間に挟み込まれ、可動フレーム53の移動に伴って封止シートSが回転する回転刃51により切断されてゆき、可動フレーム53が切断方向他端側まで移動することにより切断を終了し、そこで待機する。そして、次の切断指令によって、可動フレーム53が反対方向への移動を開始すると、封止シートSの幅方向他端部が刃受け75の他端側誘導案内部75aで誘導案内されて刃受け75と回転刃51との間に挟み込まれ、可動フレーム53の移動に伴って封止シートSが、回転する回転刃51によって上記と同じように切断されてゆくことになる。
【0055】
このように両端部75a,75aが夫々曲面状に形成された刃受け75によれば、アクチュエーター61を設ける必要がないから、構造が一層簡単で、コンパクトとなる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明に係る発臭性廃棄物封止装置の概略構成を説明する説明図である。
【図2】封止シートの切断手段を説明する斜視図である。
【図3】(a) は図1の封止装置の全体外観斜視図、(b) は一部拡大断面図である。
【図4】封止装置の使用状態を説明する斜視図である。
【図5】封止装置の切断手段の概略を示す正面図である。
【図6】同切断手段の平面図である。
【図7】同切断手段の右側面図である。
【図8】前後方向駆動検知用の作動片及びセンサー片を示す説明図である。
【図9】圧着手段の圧着ロールを示す斜視図である。
【図10】本発明の発臭性廃棄物封止装置の他の使用例を示す図1と同じ様な図で、廃棄物封止部と廃棄物非封止部とが串団子状につながった状態の断面図である。
【図11】図10の使用例のように廃棄物封止部と廃棄物非封止部とが串団子状につながった状態の斜視図である。
【図12】家庭用など少人数用の発臭性廃棄物自動封止装置を示すもので、(a) は蓋を閉めた状態を示す斜視図、(b) は蓋を開けた状態を示す斜視図である。
【図13】切断手段の他の実施形態を示し、(a) は正面図、(b) は(a) のX−X線断面図、(c) は(a) のY−Y線断面図である。
【図14】図13に示す切断手段の他の実施形態を示すもので、(a) は正面図、(b) は側面図である。
【符号の説明】
【0057】
S 封止シート
1 封止シートの供給手段
2 封止シートの圧着手段
3 封止シートの切断手段
4 発臭性廃棄物
M 廃棄物封止部
N 廃棄物非封止部
11 固定刃
12 刃受け
13 駆動機構
43 カバー体
51 回転刃
52 刃受け
53 可動フレーム
54 駆動機構
61 アクチュエーター
75 刃受け
75a 曲面状誘導案内部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向する封止シートの供給手段と、前記対向する封止シートの圧着手段と、前記封止シートの切断手段とを有し、対向する封止シート間に発臭性廃棄物を投入して圧着手段により接着し、切断手段により切断するようにした発臭性廃棄物の封止装置において、
切断手段は、接着された封止シートを挟んでその両側に位置する固定刃及び刃受けと、固定刃及び刃受けを夫々の待機位置から封止シートを挟み込んで切断する切断位置に対し進退移動させると共に、固定刃を切断方向に移動させる駆動機構と、からなることを特徴とする発臭性廃棄物の封止装置。
【請求項2】
固定刃の下方で封止シートに対向する側へ突出し、固定刃への手指等の侵入を防止すると共に切断時に封止シートに張力を付与するカバー体を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の発臭性廃棄物の封止装置。
【請求項3】
刃受けは、断面コ字状を成して封止シートの切断方向に延び、切断時にコ字状開口部内に固定刃を受け入れるようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発臭性廃棄物の封止装置。
【請求項4】
対向する封止シートの供給手段と、前記対向する封止シートの圧着手段と、前記封止シートの切断手段とを有し、対向する封止シート間に発臭性廃棄物を投入して圧着手段により接着し、切断手段により切断するようにした発臭性廃棄物の封止装置において、
切断手段は、回転刃及びこの回転刃に対し進退移動可能な刃受けを搭載した可動フレームと、回転刃を回転駆動させると共に、可動フレームを封止シートの切断方向の一端側と他端側との間で移動させる駆動機構と、からなることを特徴とする発臭性廃棄物の封止装置。
【請求項5】
切断手段は、回転刃及び刃受けを搭載した可動フレームと、回転刃を回転駆動させると共に、可動フレームを封止シートの切断方向の一端側と他端側との間で移動させる駆動機構と、からなるもので、刃受けは、横断略下向きコ字状に形成されて、両端部に夫々曲面状の誘導案内部を形成し、回転刃に対しその接線方向に隣接するように配置されることを特徴とする請求項4に記載の発臭性廃棄物の封止装置。
【請求項6】
切断手段の手前側所定位置で、封止シートが発臭性廃棄物を包み込んで封止した廃棄物封止部と、発臭性廃棄物を包み込むことなく封止シートどうしが接着した切断可能な廃棄物非封止部のうち、廃棄物非封止部の存在を検知して、切断手段による切断が可能であることを確認するための切断確認センサーを設けてなることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の発臭性廃棄物の封止装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−51509(P2009−51509A)
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−217380(P2007−217380)
【出願日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【出願人】(507284802)
【出願人】(504365881)有限会社晃新 (2)
【Fターム(参考)】