説明

発電所の運転方法

【課題】発電所(1)を運転する方法を提供する。
【解決手段】発電所(1)は、ガスタービン(2)と、蒸気発電システム(10)と、ガスタービン(2)および蒸気発電システム(10)によって駆動される少なくとも1つの発電機(20)と、を具え、ガスタービン(2)は、蒸気発電システム(10)のボイラー(11)に供給される燃料排気(8)を生成する。定常運転中、ガスタービン(2)はゼロより大きい第1出力(30)を生成し、蒸気発電システム(10)は、ゼロより大きい第2出力(31)を生成し、第1出力(30)と第2出力(31)との合計である生成された全出力(32)は、発電所(1)の所内負荷(33)に実質的に等しい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発電所の運転方法に関するものである。特に、以下では、複合発電所を参照する。
【背景技術】
【0002】
従来、発電所、例えば、複合発電所(すなわち、ガスタービンおよび蒸気タービンを含む発電所)は、配電網に供給される基本電力を生成する。
【0003】
エネルギー市場の規制撤廃、燃料価格の上昇および再生可能エネルギーの普及により、より多くの発電所が用いられ、ピーク電力要求に応えている。
【0004】
ピーク電力に応えるために、複合発電所は、その運転(特に、配電網への電力供給運転)を非常に迅速に適合させなければならない、言い換えると、複合発電所は、非常に柔軟に運転可能でなければならない。例えば、配電網に必要なエネルギーが少ない場合、複合発電所は、配電網に供給する電力を0にまで低下可能でなければならないし、配電網が再び電力を必要とした場合、複合発電所は、電力を非常に迅速に供給可能にならなければならない(複合発電所は、数十メガワットを数秒で供給可能でなければならない場合もある)。
【0005】
特許文献1に記載の発明は、(ガスタービンおよび蒸気タービンを有する)複合発電所を配電網に接続する方法を開示している。この方法は、以下のステップを含む。
−第1のステップでは、ガスタービンはフルスピードを有するが、配電網に電力を供給していない(さらに、ブレーカーは開いている)。このステップ中、蒸気タービンの負荷は上昇する。
−第2のステップでは、ブレーカーが閉まる。このステップ中、蒸気タービンの負荷はさらに上昇する。
−第3のステップでは、発電所は配電網にエネルギーを与える(energize)。このステップ中もまた、蒸気タービンの負荷は上昇する。
−第4のステップでは、発電所は配電網に電力を供給する。このステップ中、蒸気タービンの負荷はさらに上昇する。
【0006】
第1から第4ステップの間、蒸気タービンが配電網に電力を供給しないということは明である。すなわち、蒸気タービンは過渡的な負荷上昇の運転中である。
【0007】
この理由により、上述した方法は、いくつかの欠点を有しうる。
【0008】
事実、蒸気タービンが過渡運転中の場合、蒸気タービンは配電網に電力を供給することができない。それゆえ、発電所は、配電網からの突然の電力要求を満たすことができない。例えば、配電網からの突然の電力要求は、50MW/s以上となる場合もありうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】EP2056421
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0010】
それゆえ、本発明の目的は、複合発電所が配電網からの大きい突然の電力要求に適応可能な方法を提供することにある。
【0011】
この目的およびその他の目的は、本発明に係る特許請求の範囲に記載の方法によって達成される。
【0012】
本発明のさらなる特徴および有利な効果は、以下の実施形態によってより明らかになる。なお、好適実施形態は、本発明の方法を限定するものではなく、単に例示的なものとして、図面とともに参照されたい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の方法を実施するのに使用可能な複合発電所の概略図である。
【図2】本発明の方法を実施するのに使用可能な複合発電所の概略図である。
【図3】本発明の方法の実施形態を示す。
【図4】本発明の方法の実施形態を示す。
【図5】発電所を始動し、発電所が配電網に接続されているが、配電網に電力を供給しない状態にする実施形態を示す(ブレーカーは開いているか否かのいずれかである)。
【図6】発電所を始動し、発電所が配電網に接続されているが、配電網に電力を供給しない状態にする実施形態を示す(ブレーカーは開いているか否かのいずれかである)。
【図7】発電所の負荷を低下させ、配電網に接続されているが、配電網に電力を供給しない状態にする実施形態を示す(ブレーカーは開いているか否かのいずれかである)。
【図8】発電所の負荷を低下させ、配電網に接続されているが、配電網に電力を供給しない状態にする実施形態を示す(ブレーカーは開いているか否かのいずれかである)。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1に概略的に示された発電所において、本発明の方法は実施可能である。
【0015】
発電所1はガスタービン2を含み、このガスタービン2は、圧縮機3と、燃焼室4と、タービン5と、を有している。燃焼室4には、燃料6および酸化剤7(たいてい、圧縮機3で圧縮された空気)が供給され、燃料6および酸化剤7は燃焼され、高温ガスを生成し、この高温ガスはタービン5内で膨張し、機械力を増加させる。
【0016】
タービン5は燃料排気8を排出し、この燃料排気8は蒸気発電システム10に供給される。蒸気発電システム10はボイラー11(熱回収蒸気発生器(HRSG)とも称する)を有し、このボイラー11は、ガスタービン2から燃料排気8を受け取り、蒸気タービン12内で膨張する蒸気を生成する。通常通り、復水器13および揚水機14も設けられている。
【0017】
ガスタービン2および蒸気発電システム10は、電力線22を介して配電網21に接続された発電機20を駆動する。
【0018】
図2は異なる発電所の一実施形態を示し、図2では、上述したのと同一または同様の構成要素には同一の参照符号を付している。
【0019】
図2の発電所では、ガスタービン2および蒸気発電システム10の各々が、発電機20a、20bを駆動し、発電機20a、20bは、電力線22を介して配電網21に接続され、電力線23を介して互いに接続されている。
【0020】
他の異なる方法も可能である。
【0021】
発電所の運転方法は、図1および図3を参照して説明される。
【0022】
この方法によれば、発電所1の定常運転中、ガスタービン2はゼロより大きい第1出力30を生成し、蒸気発電システム10はゼロより大きい第2出力31を生成し、生成された全出力32(生成された全出力32は第1出力30と第2出力31との合計である)は、発電所1の所内負荷(house load)33に実質的に等しい。
【0023】
所内負荷33は、発電所1に供給されるべき、あるいは、発電所1によって生成されるべき電力であって、補助装置に供給されたり内部で使用される電力に相当する。それゆえ、所内負荷33で運転する場合、発電所は内部で使用される電力を生成するが、配電網21に電力を供給することは実質的に不可能である。この点から、参照符号32は、配電網に供給される電力がゼロであることを示す。
【0024】
好ましくは、この定常状態での動作中に、発電機20は配電網21に接続されている(すなわち、ブレーカーは閉じている)。それゆえ、発電機20は配電網21にエネルギーを与える(energise)が、電力は供給しない。あるいは、発電機20は配電網21に接続されていなくてもよい(すなわち、ブレーカーは開いている)。
【0025】
図3に示す実施形態では、出力31は出力30の略2倍であるが、これは多数の可能性のうちの単なる1つにすぎないということは明らかであり、一般的に、出力30と出力31とは等しくても異なっていてもよい。
【0026】
その他の実施形態(図4)では、ガスタービン2はマイナスの電力を生成する、言い換えると、運転するための(主に圧縮機を運転するための)電力を要求する。この場合、ガスタービンの運転に必要な電力は、蒸気発電システム10によって供給される。
【0027】
この点に関して、図4は、蒸気発電システム10が所内負荷33より大きい出力31を生成し、ガスタービン2が電力を必要とすることを示している(なぜなら、出力30はマイナスであるためである)。プラスの出力31がマイナスの出力30を補うため、(配電網21に供給される)生成された全出力32はゼロである。
【0028】
これらの状態で運転する場合、発電所1は、非常に短い時間間隔で配電網21に大電力をすぐに供給することができる。なぜなら、ガスタービン2および蒸気発電システム10の両者は、すでに動作状態にあるためである(いずれかが配電網21に接続されているか否かである)。さらに、これらの状態は長期間にわたって維持可能なため、発電所1は、配電網に電力を供給することなく連続的に配電網に接続され、要求されたときのみに配電網に電力を供給することができる。それゆえ、発電所1は、例えば、再生可能エネルギーの発電所とともに、ピーク電力要求に対応して運転することができる。
【0029】
上述した定常運転は、スイッチオフされた状態(それゆえ、発電所は始動していなければならない)から、あるいは、発電所が電力を配電網21に供給する通常運転(それゆえ、発電所は無負荷でなければならない)から到達可能である。
【0030】
始動
図5を参照して、始動が説明される。図5は、ガスタービン2の出力30と、蒸気発電システム10の出力31と、生成された全出力32(出力30と出力31との合計に等しい)と、を示している。
【0031】
発電所1を始動するために、ガスタービン2を始動させ、ステップ45において、所内負荷33まで負荷を上昇させ、次に、所内負荷33に維持する(ステップ46)。
【0032】
さらに、ステップ46中、蒸気発電システム10を始動させ(すなわち、同期速度まで加速する)、次に、ステップ47において、負荷を上昇させる。これらの状態において、蒸気発電システム10は、ゼロより大きい第2出力31を生成する。
【0033】
蒸気発電システム10の負荷を上昇させている間(すなわち、ステップ47中)、ガスタービン2の出力30は低下する。
【0034】
生成された全出力32(第1出力30と第2出力31との合計である)は、発電所1の所内負荷33に実質的に等しい。
【0035】
図6は、その他の実施形態を示す。ステップ47において、ガスタービンの出力30はゼロ未満に低下する、すなわち、上述したように、ガスタービン2は運転するための電力を必要とする。この場合、ガスタービン2が必要とする電力は、所内負荷33より大きい出力31を生成する蒸気発電システム10によって供給可能であり、出力31は出力30を補い、生成された全出力32は略ゼロになる。
【0036】
それゆえ、発電所1は定常運転に維持され、生成された全出力32は所内負荷33に実質的に等しい(すなわち、電力は、配電網21に供給されない)。
【0037】
有利なことに、発電機20は配電網21に接続され、この状態では、発電所1は所内負荷33に等しい電力を生成するのみであるため、発電所1は配電網21に電力を供給しない。
【0038】
ボイラー11内では、蒸気が生成し、次に、蒸気タービン12内で膨張する。さらに、タービン12は固定子12aおよび回転子12bを有する。好ましくは、ステップ47において、ガスタービン2の出力30が低下している間、ガスタービン2は、回転子12bに対応する蒸気の最小温度を得るように調節される。言い換えると、蒸気は熱を回転子12bと交換するため、蒸気温度は、同一の回転子12bとの温度と大きく異なることはできない。なぜなら、そうすると大きなストレスを生じるためである。この理由のため、蒸気の温度は回転子12bの温度に近いことが好ましい。
【0039】
負荷の低下
図7を参照して、発電所1が電力を配電網21に供給している状態から、配電網21に接続されているが電力を配電網21に供給していない状態に、発電所1をするための出力の低下を説明する。
【0040】
図7は、ガスタービン2の第1出力30と、蒸気発電システム10の第2出力31と、生成された全出力32(配電網21に供給される電力に対応している)と、所内負荷33と、を示している。
【0041】
発電所1が電力を配電網21に供給している定常運転54から開始して、この方法は、ガスタービン2の第1出力30を低下させるステップ55を含む。この方法の好適実施形態では、第1出力は、回転子12bに対応する最小の蒸気温度を達成するまで低下する。
【0042】
この期間中、ガスタービン2によるボイラー11への排気ガスの熱が低下し、ボイラー11内での蒸気の生成が減少するため、蒸気発電システム10の第2出力31もまた低下する。
【0043】
次に、ステップ56において、蒸気発電システム10の第2出力31は、定常運転まで低下し(一方、ガスタービン2の第1出力30は略一定である)、次のステップ57において、ガスタービン2の第1出力30はさらに低下し、その結果、生成された全出力32、すなわち、ガスタービン2によって生成された第1出力30と蒸気発電システム10によって生成された第2出力31との合計は、発電所1の所内負荷33に略等しくなる。
【0044】
図7は、ガスタービン2および蒸気発電システム10の両方が、プラスの第1出力30および第2出力31を生成する実施形態を示している。
【0045】
図8は、ガスタービン2の出力30がゼロ未満まで低下する実施形態を示す。この場合、ガスタービン2は運転するための電力を必要とし、この電力は蒸気発電システム10によって供給される。
【0046】
それゆえ、発電所は定常運転に維持され(ステップ58)、生成された全出力32は発電所1の所内負荷33に実質的に等しい。
【0047】
図1の発電所1では、タービン5と、蒸気タービン12と、発電機20と、が1つのシャフトによって接続されている。しかしながら、複数のシャフトを有する発電所1、例えば、図2の発電所の実施形態にも、上述したのと同一の方法が適用可能であることは明らかである。
【0048】
この場合、ガスタービン2(あるいは、複数のガスタービンが設けられている場合、ガスタービン2の各々)と、蒸気発電システム10(あるいは、複数の蒸気発電システムが設けられている場合、蒸気発電システム10の各々)は、配電網21に接続されている発電機20a、20bに接続されている。蒸気発電システム10からガスタービン2(これが必要な場合)への電力伝達は、配電網21を介して実施可能である。言い換えると、蒸気発電システム10は、電力を配電網21に供給でき、ガスタービン2は配電網21からの電力を吸収でき(その発電機20bはモータとして機能する)、生成された全出力(蒸気発電システム10によって供給された電力と、ガスタービン2によって吸収された電力との差であり、配電網21に供給される)はゼロである。
【0049】
追加として、あるいは、代替として、電力は、電力線23を介して、発電機20a、20b間で直接伝達可能である。
【0050】
さらに、発電所1を配電網21から切断することもできる。
【0051】
当然、開示された特徴を互いに独立して設けることができる。
【0052】
実際、材料および寸法は、要求および技術に応じて任意に選択可能である。
【符号の説明】
【0053】
1 発電所
2 ガスタービン
3 圧縮機
4 燃焼室
5 タービン
6 燃料
7 酸化剤
8 燃料排気
10 蒸気発電システム
11 ボイラー
12 タービン
12a 固定子
12b 回転子
13 復水器
14 揚水機
20、20a、20b 発電機
21 配電網
22 電力線
23 電力線
30 ガスタービン2からの第1出力
31 タービン12からの第2出力
32 生成された全出力(30+31)
33 所内負荷
t 時間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発電所(1)を運転する方法において、
前記発電所(1)は、
ガスタービン(2)と、
蒸気発電システム(10)と、
前記ガスタービン(2)および前記蒸気発電システム(10)によって駆動される少なくとも1つの発電機(20)と、
を具え、
前記ガスタービン(2)は、前記蒸気発電システム(10)のボイラー(11)に供給される燃料排気(8)を生成し、
定常運転中、前記ガスタービン(2)はゼロより大きい、あるいは、ゼロより小さい第1出力(30)を生成し、
前記蒸気発電システム(10)は、ゼロより大きい第2出力(31)を生成し、
前記第1出力(30)と前記第2出力(31)との合計である生成された全出力(32)は、前記発電所(1)の所内負荷(33)に実質的に等しい、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記蒸気発電システム(10)は、前記所内負荷(33)より大きい第2出力(31)を生成し、
前記所内負荷(33)より大きい前記蒸気発電システム(10)によって生成された前記出力は、前記ガスタービン(2)を駆動するのに用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記発電機(20)は配電網(21)に接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
発電所(1)を始動する方法において、
前記発電所(1)は、
ガスタービン(2)と、
蒸気発電システム(10)と、
前記ガスタービン(2)および前記蒸気発電システム(10)によって駆動される少なくとも1つの発電機(20)と、
を具え、
前記ガスタービン(2)は、前記蒸気発電システム(10)のボイラー(11)に供給される燃料排気(8)を生成し、
−前記ガスタービン(2)を始動し、前記ガスタービン(2)の負荷を上昇させ、ゼロより大きく所内負荷に実質的に等しい第1出力(30)を生成し、
−前記蒸気発電システム(10)を始動し、前記蒸気発電システム(10)の負荷を上昇させ、ゼロより大きい第2出力(31)を生成し、
−前記蒸気発電システム(10)の負荷が上昇している間、前記第1出力(30)を低下させ、前記第1出力(30)と前記第2出力(31)との合計である生成された全出力(32)は、前記発電所(1)の所内負荷(33)に略等しく、
−前記生成された全出力(32)が前記発電所(1)の所内負荷(33)に実質的に等しい状態で、前記発電所(1)を定常運転に維持する、
ことを特徴とする方法。
【請求項5】
前記発電機(20)を配電網(21)に接続する、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
請求項4に記載の方法において、
−前記ボイラー(11)内で、蒸気が発生し、前記蒸気発電システム(10)の1つ以上のタービン(12)内で膨張し、
−前記タービン(12)は固定子(12a)および回転子(12b)を有し、
−前記第1出力(30)を低下させている間、前記ガスタービン(2)は、前記回転子(12b)に対応する蒸気の最小温度を得るように調節されている、
ことを特徴とする方法。
【請求項7】
発電所(1)の電力を低下させる方法において、
前記発電所(1)は、
ガスタービン(2)と、
蒸気発電システム(10)と、
前記ガスタービン(2)および前記蒸気発電システム(10)によって駆動される少なくとも1つの発電機(20)と、
を具え、
前記ガスタービン(2)は、前記蒸気発電システム(10)のボイラー(11)に供給される燃料排気(8)を生成し、
前記ボイラー(11)内で、蒸気が発生し、前記蒸気発電システム(10)のタービン(12)内で膨張し、
前記タービン(12)は固定子(12a)および回転子(12b)を有し、
−前記ガスタービン(2)の第1出力(30)を第1に低下させ、
−前記蒸気発電システム(10)の第2出力(31)を低下させ、
−前記第1出力(30)と前記第2出力(31)との合計である生成された全出力(32)が、前記発電所(1)の所内負荷(33)に実質的に等しくなるように、前記ガスタービン(2)の前記第1出力(30)を第2に低下させ、
−前記生成された全出力(32)が前記発電所(1)の所内負荷(33)に実質的に等しい状態で、前記発電所(1)を定常運転に維持する、
ことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記第1出力(30)を第1に低下させる間、前記回転子(12b)に対応する最小の蒸気温度を達成するまで、前記第1出力(30)を低下させる、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記発電所(1)を前記配電網(21)から切断する、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−57318(P2013−57318A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−196782(P2012−196782)
【出願日】平成24年9月7日(2012.9.7)
【出願人】(503416353)アルストム テクノロジー リミテッド (394)
【氏名又は名称原語表記】ALSTOM Technology Ltd
【住所又は居所原語表記】Brown Boveri Strasse 7, CH−5400 Baden, Switzerland
【Fターム(参考)】