発電装置導入および省電力の促進のための方法、サーバ装置およびプログラム

【課題】持続可能なエネルギーの代替利用と省エネルギーとの両方をバランスよく促進するための仕組みを提供する。
【解決手段】分電盤13は公共電力システム12から家屋に供給される電力量を示す買電電力量データ、太陽光発電システム11により発電された電力量を示す発電電力量データ、太陽光発電システム11により発電され公共電力システム12に逆潮流された電力量を示す売電電力量データを生成する。無線通信ユニット151は分電盤13からそれらの各種電力量データを取得し、無線通信ユニット152経由でそれらをポイント管理サーバ装置18に送信する。ポイント管理サーバ装置18は受信した各種電力量データを用いて、電力自給率の大小に応じて多少するエコライフポイントの数量を算出し、算出したエコライフポイントを会員のエコライフポイントの残高に付加するよう、ポイント管理DBのデータを更新する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消費電力量等の情報を管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
CO排出量の増大に伴う環境の変化や化石燃料の枯渇に対する懸念の高まりを受けて、省エネルギーのニーズはますます大きくなってきている。そのような状況下において、一般家庭における省電力を促す目的で、省電力の程度に応じて所定の条件下で商品、サービスまたは金銭と交換可能な擬似的通貨であるポイントの付与を行う仕組みが提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1においては、集合住宅の各住戸における電力使用量を計測して得られる電力使用量データをインターネット経由で管理センターに送信するとともに、管理センターから送信されてくる各住戸に関する累積電力使用量等の出力データを受信し、各住戸のユーザ端末装置に対し提供する仕組みの一例として、必要最小限の電力消費量を示す基準電力消費量を設定し、基準電力消費量を超える電力消費量に関し「削減量ポイント」なるポイントを付与することにより、必要最小限以上の電力消費量の削減を促す仕組みが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−162424号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
CO排出量の増大や化石燃料の枯渇の問題の解決のためには、省エネルギーとともに、持続可能なエネルギーの利用により化石燃料等の持続不可能なエネルギーの利用を代替する努力が必要である。そのような状況下において、持続可能なエネルギーの利用技術の一つとして、太陽光により発電を行う太陽光発電装置の普及が一般家庭に進みつつある。
【0006】
太陽光発電装置には発電量をユーザに確認させるモニタが設けられている場合が多い。それらのモニタにおいては、一般的に発電量が環境貢献度の指標として扱われている。例えば、環境貢献度の指標としてよく用いられるCO削減量は、多くの場合、太陽光発電装置により発電された発電量に対し、化石燃料を用いて単位量の電力を発電する際に排出されるCO量を示すCO排出係数を乗じることで算出されている。
【0007】
上記のように算出されるCO削減量などの指標は、あくまで持続可能なエネルギーによる持続不可能なエネルギーの消費の代替を促進するためのものであって、一方でなお重要である省エネルギーに対する努力を促進するためのものではない。その点を忘れると、ユーザは持続可能なエネルギー利用による環境貢献度が高いことに満足して、省エネルギーによる環境貢献を失念するおそれがある。
【0008】
その結果、もし環境改善努力は性能のよい太陽光発電装置の発電にまかせて無駄なエネルギー消費を続けるユーザが増えるのであれば、最終的な環境改善の達成が遠のくことになる。
【0009】
上記の事情に鑑み、本発明は、持続可能なエネルギーの代替利用と省エネルギーとの両方をバランスよく促進するための仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するため、本発明は、
サーバ装置が、複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶するステップと、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置が、前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電電力量データと前記買電電力量データと前記売電電力量データとを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、
前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、
前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、
D=A/(A+B−C)とし、
xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数である
という条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶するステップと
を備える方法
を提供する(第1の実施態様)。
【0011】
また、本発明は、
サーバ装置が、複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶するステップと、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置が、前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記消費電力量データと前記買電電力量データと前記売電電力量データとを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、
前記消費電力量データにより示される消費電力量をAとし、
前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、
前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、
D=(A−B+C)/Aとし、
xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数である
という条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶するステップと
を備える方法
を提供する(第2の実施態様)。
【0012】
また、本発明は、
サーバ装置が、複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶するステップと、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置が、前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電電力量データと前記消費電力量データとを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、
前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、
D=A/Bとし、
xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数である
という条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶するステップと
を備える方法
を提供する(第3の実施態様)。
【0013】
また、本発明は、
サーバ装置が、複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶するステップと、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置が、不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記買電電力量データと前記売電電力量データとを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、
前記買電電力量データにより示される買電電力量をAとし、
前記売電電力量データにより示される売電電力量をBとし、
D=B−Aとし、
xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数である
という条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶するステップと
を備える方法
を提供する(第4の実施態様)。
【0014】
また、本発明は、
サーバ装置が、複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶するステップと、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置が、前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電電力量データと前記消費電力量データとを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、
前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、
D=A−Bとし、
xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数である
という条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶するステップと
を備える方法。
を提供する(第5の実施態様)。
【0015】
また、本発明は、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する記憶手段と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(c)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データとを受信する受信手段と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、D=A/(A+B−C)とし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する算出手段と
を備え、
前記記憶手段は、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する
サーバ装置
を提供する(第6の実施態様)。
【0016】
また、本発明は、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する記憶手段と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データと、(b)前記公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(c)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量とを受信する受信手段と、
前記消費電力量データにより示される消費電力量をAとし、前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、D=(A−B+C)/Aとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する算出手段と
を備え、
前記記憶手段は、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する
サーバ装置
を提供する(第7の実施態様)。
【0017】
また、本発明は、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する記憶手段と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データとを受信する受信手段と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、D=A/Bとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する算出手段と
を備え、
前記記憶手段は、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する
サーバ装置
を提供する(第8の実施態様)。
【0018】
また、本発明は、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する記憶手段と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(b)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データとを受信する受信手段と、
前記買電電力量データにより示される買電電力量をAとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をBとし、D=B−Aとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する算出手段と
を備え、
前記記憶手段は、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する
サーバ装置
を提供する(第9の実施態様)。
【0019】
また、本発明は、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する記憶手段と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データとを受信する受信手段と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、D=A−Bとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する算出手段と
を備え、
前記記憶手段は、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する
サーバ装置
を提供する(第10の実施態様)。
【0020】
また、本発明は、
ネットワークを介して他の通信機器との間でデータ通信を行う通信手段を備えたコンピュータに、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する処理と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(c)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データとを受信する処理と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、D=A/(A+B−C)とし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する処理と、
前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する処理と
を実行させるプログラム
を提供する(第11の実施態様)。
【0021】
また、本発明は、
ネットワークを介して他の通信機器との間でデータ通信を行う通信手段を備えたコンピュータに、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する処理と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データと、(b)前記公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(c)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量とを受信する処理と、
前記消費電力量データにより示される消費電力量をAとし、前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、D=(A−B+C)/Aとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する処理と、
前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する処理と
を実行させるプログラム
を提供する(第12の実施態様)。
【0022】
また、本発明は、
ネットワークを介して他の通信機器との間でデータ通信を行う通信手段を備えたコンピュータに、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する処理と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データとを受信する処理と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、D=A/Bとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する処理と、
前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する処理と
を実行させるプログラム
を提供する(第13の実施態様)。
【0023】
また、本発明は、
ネットワークを介して他の通信機器との間でデータ通信を行う通信手段を備えたコンピュータに、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する処理と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(b)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データとを受信する処理と、
前記買電電力量データにより示される買電電力量をAとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をBとし、D=B−Aとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する処理と、
前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する処理と
を実行させるプログラム
を提供する(第14の実施態様)。
【0024】
また、本発明は、
ネットワークを介して他の通信機器との間でデータ通信を行う通信手段を備えたコンピュータに、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する処理と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データとを受信する処理と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、D=A−Bとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する処理と、
前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する処理と
を実行させるプログラム
を提供する(第15の実施態様)。
【発明の効果】
【0025】
本発明の第1乃至第3のいずれかの実施態様にかかる方法、第6乃至第8のいずれかの実施形態にかかるサーバ装置、もしくは第11乃至第13のいずれかの実施形態にかかるプログラムによれば、変数Dにより示される電力自給率の大小に応じたポイントが付与される。
【0026】
また、本発明の第4または第5の実施態様にかかる方法、第9または第10の実施形態にかかるサーバ装置、もしくは第14または第15の実施形態にかかるプログラムによれば、変数Dにより示される余剰電力量に応じたポイントが付与される。
【0027】
これらの結果、いずれの場合も、家庭における発電による持続可能なエネルギーの代替利用とともに、省エネルギーに対する努力も同時に自然と促される。その際、例えば持続可能なエネルギーの代替利用による貢献度と省エネルギーによる貢献度とを個別に提示・評価される場合と比較し、ポイントが最終目的の達成度の直接的な指標となるためユーザにとって分かりやすく、その結果、より高い動機付け効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図1は、本発明の一実施形態にかかるエコライフ促進システムの全体構成を模式的に示した図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態にかかるポイント管理サーバ装置の機能構成を示した図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態にかかるポイント管理DBのデータ構成を例示した図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態にかかる電力量ログDBのデータ構成を例示した図である。
【図5】図5は、本発明の一実施形態にかかるポイント管理サーバ装置の算出部がエコライフポイントの算出に用いる関数の例をグラフにより示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
(実施形態)
以下に、本発明の一実施形態にかかるエコライフ促進システム1を説明する。エコライフ促進システム1は、太陽光発電装置(以下に説明する複数の装置群により構成されるため、「太陽光発電システム」と呼ぶ)の導入された一般家庭の家屋における発電電力量、売電電力量、買電電力量および消費電力量に基づき、その家屋の住人であるユーザに商品等と交換可能なポイント(以下、「エコライフポイント」と呼ぶ)を付与することで、ユーザが自然と電力消費の自給自足を心がけ、さらには自給自足の難しい他のユーザに対し余剰電力の供給に努める動機付けを与えるシステムである。
【0030】
図1は、エコライフ促進システム1の全体構成を模式的に示した図である。エコライフ促進システム1は、まず、家屋の屋上に設置され太陽光エネルギーを直流電力に変換する太陽電池モジュール111と、通常複数枚で構成される太陽電池モジュール111の各々から供給される直流電力を集める接続箱112と、接続箱112から供給される直流電力を交流電力に変換するとともに電圧調整を行うパワーコンディショナー113とを備えている。これらの太陽電池モジュール111、接続箱112およびパワーコンディショナー113により太陽光発電システム11の基本部分が構成される。なお、太陽光発電システム11は通常、発電量等の情報をユーザに対し表示するためのモニタ等の周辺装置を備えている。
【0031】
また、エコライフ促進システム1は、電力会社により運営管理され、任意の家屋に対し電力供給を行う公共電力システム12を備えている。公共電力システム12から電力供給を受ける各家屋には、公共電力システム12の周辺装置である電力量計121が配置され、電力量計121により公共電力システム12から家屋に対し供給された電力量である買電電力量が累計的に計測される。
【0032】
太陽光発電システム11と公共電力システム12とは、太陽光発電システムに対応した分電盤13により連系されている。分電盤13は家屋に配置された多数の家電装置14の各々に電力を分配供給する。
【0033】
また、分電盤13は太陽光発電システム11により発電される電力量が家屋における消費電力量を上回る場合、自動的に余剰分の電力を公共電力システム12に対し逆潮流し、太陽光発電システム11により発電される電力量が家屋における消費電力量を下回る場合、自動的に不足分の電力を公共電力システム12から受け取り家屋に供給する。
【0034】
さらに、分電盤13は、太陽光発電システム11により発電された電力量である発電電力量、太陽光発電システム11により発電された電力のうち家屋で消費される余剰して公共電力システム12に対し逆潮流された電力量である売電電力量、そして公共電力システム12から家屋に供給された電力量である買電電力量の各々を累計的に計測し、各々の計測結果を示す発電電力量データ、売電電力量データおよび買電電力量データを生成する。以下、発電電力量データ、売電電力量データおよび買電電力量データを総称して「電力量データ群」と呼ぶ。電力量データ群に含まれる各データには、計測された電力量を示すデータに加え、電力量の計測が行われた時刻を示す時刻データが伴っている。
【0035】
エコライフ促進システム1は、無線通信ユニット151および無線通信ユニット152を備えている。無線通信ユニット151は分電盤13に接続され、分電盤13から定期的に電力量データ群を取得し、それらのデータを無線データ通信により無線通信ユニット152に送信する。
【0036】
また、エコライフ促進システム1は、家屋内のデータ通信機器がインターネット17を介して外部の通信機器とデータ通信を行うために要する各種データの変換、フィルタリング、転送等を行うルータ16を備えている。
【0037】
さらに、エコライフ促進システム1はインターネット17を介して各家屋に配置された無線通信ユニット152の各々と相互にデータ通信を行うポイント管理サーバ装置18を備えている。無線通信ユニット152は無線通信ユニット151から受信した電力量データ群を、ルータ16およびインターネット17を介して、定期的にポイント管理サーバ装置18に送信する。
【0038】
なお、各家屋に配置されている無線通信ユニット151および無線通信ユニット152は、各家屋において電力量データ群を取得しポイント管理サーバ装置18に送信する端末装置15としての役割を果たす。
【0039】
ポイント管理サーバ装置18のハードウェア構成は、インターネット17を介して他の通信機器との間でデータ通信を行う通信手段を備えた一般的なコンピュータである。本実施形態においては、そのようなコンピュータが、本発明にかかるプログラムに従った処理を行うことにより、ポイント管理サーバ装置18として機能する。
【0040】
図2は、ポイント管理サーバ装置18の機能構成を示した図である。ポイント管理サーバ装置18は、その機能的な構成部として、本発明にかかるプログラムや以下に説明するポイント管理のための各種データ等を記憶する記憶部181と、無線通信ユニット152から送信されてくる各種データを受信する受信部182と、受信部182により受信された各種データを用いてエコライフポイントの算出を行う算出部183とを備えている。
【0041】
記憶部181には、エコライフポイントを管理するためのDB(Database)であるポイント管理DBが記憶されている。図3は、ポイント管理DBのデータ構成を例示した図である。ポイント管理DBは、太陽光発電システム11の設置されている多数の家屋の各々に関するレコードの集まりであり、各レコードには以下のフィールドが含まれている。
【0042】
会員番号:エコライフポイントの利用登録を行った会員を識別する番号データ。なお、この会員番号は各家庭(各家屋)に対し1つ付与される。すなわち、エコライフポイントは個々のユーザ(家屋の住人)単位ではなく、家屋単位で管理される。従って、エコライフ促進システム1においては、家屋単位のユーザの集まりが会員となる。
パスワード:会員がエコライフポイントを使用する際などに本人認証のために用いられるパスワードを示すテキストデータ。
氏名:会員の代表者の氏名を示すテキストデータ。
住所:太陽光発電システム11が設置されている家屋の住所を示すテキストデータ。
メールアドレス:会員のメールアドレスを示すテキストデータ。
発電システム情報:太陽光発電システム11のシステム型番等の情報を示すテキストデータ。
ポイント残高:エコライフポイントの残高を示す数値データ。
【0043】
また、記憶部181には、各家屋における電力の消費量等の情報を管理生成するための元となるログデータを格納する電力量ログDBが記憶されている。図4は、電力量ログDBのデータ構成を例示した図である。電力量ログDBは、会員の各々に関するレコードの集まりであり、各レコードには以下のフィールドが含まれている。
【0044】
会員番号:エコライフポイントの利用登録を行った会員を識別する番号データ。これにより、電力量ログDBのデータがポイント管理DBのデータと対応付けられる。
端末装置ID(Identifier):無線通信ユニット152を識別する番号データ。これにより、ポイント管理サーバ装置18が受信する電力量データ群がいずれの家屋に関するものであるかが識別される。
発電電力量ログデータ:無線通信ユニット152からポイント管理サーバ装置18が過去の所定期間に受信した発電電力量データを蓄積したもの。
売電電力量ログデータ:無線通信ユニット152からポイント管理サーバ装置18が過去の所定期間に受信した売電電力量データを蓄積したもの。
買電電力量ログデータ:無線通信ユニット152からポイント管理サーバ装置18が過去の所定期間に受信した買電電力量データを蓄積したもの。
【0045】
以下にエコライフ促進システム1の動作を、その特徴部分であるポイント管理サーバ装置18の動作を中心に説明する。上述したように、無線通信ユニット151は定期的に分電盤13から電力量データ群を受け取り、無線通信ユニット152に送信する。無線通信ユニット152は無線通信ユニット151から受信した電力量データ群をルータ16およびインターネット17を介してポイント管理サーバ装置18に送信する。
【0046】
なお、無線通信ユニット152からポイント管理サーバ装置18にデータの送信が行われる際、無線通信ユニット152とポイント管理サーバ装置18との間には通信接続が確立される。その通信接続の確立時に、無線通信ユニット152は自機の端末装置IDをポイント管理サーバ装置18に送信することにより、その後に送信される電力量データ群がいずれの家屋に関するものであるかがポイント管理サーバ装置18において識別可能となる。
【0047】
ポイント管理サーバ装置18は受信部182により受信した電力量データ群に含まれる発電電力量データ、売電電力量データおよび買電電力量データを、送信元の無線通信ユニット152の端末装置IDに対応する電力量ログDB内のレコードの対応するフィールドに各々格納する。
【0048】
ポイント管理サーバ装置18の算出部183は毎月、定められた日がくると、過去1ヶ月に受信した電力量データ群に基づき、各家屋における電力自給率を算出し、所定の関数に対し算出した電力自給率を代入することにより、各家屋にその月に付与されるべきエコライフポイントの数量を算出する。以下、毎月の定められた日は毎月1日とし、その日に前月1ヶ月間に関する電力自給率に基づき、エコライフポイントの算出が行われるものとして説明する。
【0049】
算出部183により行われる電力自給率の算出方法の一例を以下に示す。
対象月の最後の発電電力量データにより示される累計発電電力量から、対象月の前月の最後の発電電力量データにより示される累計発電電力量を差し引いて、対象月における発電電力量を算出し、その値をAとする。
対象月の最後の買電電力量データにより示される累計買電電力量から、対象月の前月の最後の買電電力量データにより示される累計買電電力量を差し引いて、対象月における買電電力量を算出し、その値をBとする。
対象月の最後の売電電力量データにより示される累計売電電力量から、対象月の前月の最後の売電電力量データにより示される累計売電電力量を差し引いて、対象月における売電電力量を算出し、その値をCとする。
D=A/(A+B−C)により算出される値Dを対象月の電力自給率として算出する。
【0050】
続いて、算出部183は上述したように、所定の関数に対し電力自給率Dを代入してエコライフポイントの数量を算出する。その際、用いられる所定の関数は、変数Dに関し広義単調増加関数であればどのような関数が採用されてもよく、その条件下において、エコライフポイントの付与を行う事業者により適当と思われる関数が選択されることになる。
【0051】
図5は、算出部183がエコライフポイントの算出に用いる関数の例をグラフにより示した図である。図5(a)は電力自給率が100%を超える場合に、エコライフポイントを単調増加的に付与する関数の例を示しており、関数値をF、付与されるエコライフポイントの数量をPとし、δを電力自給率Dのパーセント表示(すなわち、δ=100D)(以下、同様)とすると、以下の数式で表される。
P=F(δ)=10δ−1000(ただし、δ≧100)
【0052】
図5(a)の関数が採用された場合、ユーザは電力自給率100%の達成を目標に省電力に努めることになる。
【0053】
また、図5(b)は電力自給率が60%を超える場合に、エコライフポイントを単調増加的に付与する関数の例を示しており、以下の数式で表される。
P=F(δ)=10δ−600(ただし、δ≧60)
【0054】
図5(b)の関数が採用された場合、ユーザは電力自給率60%の達成を目標に省電力に努めることになる。電力自給率100%の達成が技術的な制約等から現実的ではない場合には、図5(a)の関数よりも条件を緩めた図5(b)のような関数が採用される方が実効性に優れる。
【0055】
また、図5(c)は電力自給率が100%を超える場合に、エコライフポイントを幾何級数増加的に付与する関数の例を示しており、以下の数式で表される。
P=F(δ)=δ−200δ+10000(ただし、δ≧100)
【0056】
一般的に、電力自給率が高くなると、電力自給率をさらに高めるためにより多くの努力が必要となる。図5(c)のような単調増加でない関数は、そのような努力の多少に応じたエコライフポイントの付与を実現する。
【0057】
また、図5(d)は電力自給率が70%以上の場合に、エコライフポイントを段階増加的(非連続増加的)に付与する関数の例を示しており、以下の数式で表される。
変数xの一の位以下を切り捨てた値を返す関数をR(x)とする場合、
P=F(δ)=R(δ)×10−500(ただし、δ≧60)
【0058】
図5(d)のように、エコライフポイントの算出に用いる関数は非連続な関数であってもよく、またδの増加に応じて不変の領域(例えば、60≦δ<70ではF(δ)=100)があってもよい。この場合、エコライフポイントに100ポイント未満の端数が生じず、エコライフポイントの管理が容易になる等の利便性が得られる。
【0059】
なお、本願における広義単調増加関数とは、以下の条件を満たす関数のことをいう。
実数から実数への関数Fがx<yならばF(x)≦F(y)
【0060】
また、図5(c)の例のように、F(x)はxの全ての領域において広義単調増加である必要はなく、例えば図5(c)の例ではF(δ)はδ≧100においてのみ(広義)単調増加の要件を満たすが、このような関数により得られるP=F(δ)もまた、本発明の技術的要件を満たす。
【0061】
算出部183は、上記のようにエコライフポイントの数量Pを算出すると、ポイント管理DB(図3)の対象の会員に関するレコードを読み出し、読み出したレコードのポイント残高フィールドのデータが示す現在のエコライフポイントの残高数量に、先に算出したエコライフポイントの数量Pを加算する。そのような加算により得られた新たな残高数量を示すデータを、同じレコードのポイント残高フィールドに上書きすることで、その会員に関するエコライフポイントの残高更新を行う。算出部183は全ての会員に関し同様の処理を繰り返し、残高更新を行う。
【0062】
上記のように毎月、電力自給率に応じて会員に対し付与されるエコライフポイントは、他のポイントシステムと同様に、例えば実店舗やインターネット上の仮想店舗において所定の条件下で商品やサービスの購入代金として利用したり、金銭や他のポイントシステムのポイントに交換したりすることができる。
【0063】
以上述べたように、エコライフ促進システム1によれば、発電電力量に基づく持続可能なエネルギーへの代替による貢献度を示す指標と、消費電力量に基づく省エネルギーの努力による貢献度を示す指標とが個別に示されるのではなく、それらが統合された一つの指標としてユーザに示される。エコライフ促進システム1によりエコライフポイントという形で提示されるそのような指標は、最終目的である環境負荷低減の指標として理解が容易であり、その結果、ユーザのライフスタイルが環境負荷低減の観点から正しい方向に自然と導かれることになる。
【0064】
また、エコライフ促進システム1によれば、そのような指標がエコライフポイントという商品等と交換可能なポイントとしてユーザに付与されるため、ユーザの省エネルギー努力への動機付けおよびその維持も自然と行われる。
【0065】
(変形例)
上述した実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々に変形可能である。以下にそれらの変形の例を示す。
【0066】
上述したエコライフ促進システム1においては、電力量データ群として発電電力量データ、売電電力量データおよび買電電力量データが利用される。これに代えて、例えば分電盤13が家屋において消費された消費電力量(太陽光発電システム11および公共電力システム12のいずれから供給された電力であるかを問わない)を累計的に計測し、計測した消費電力量を示す消費電力量データを生成する場合には、電力量データ群として(1)発電電力量データおよび消費電力量データを利用する、もしくは(2)消費電力量データ、買電電力量データおよび売電電力量データを利用する、といった構成が採用されてもよい。
【0067】
一般的に、発電電力量、買電電力量、売電電力量および消費電力量には計測誤差等を無視すると、以下の関係が成立する。
消費電力量=発電電力量+買電電力量−売電電力量
【0068】
従って、電力自給率は以下の式によっても算出可能である。
消費電力量をAとし、
買電電力量をBとし、
売電電力量をCとした場合、
電力自給率D=(A−B+C)/A
【0069】
また、電力自給率は以下の式によっても算出可能である。
発電電力量をAとし、
消費電力量をBとした場合、
電力自給率D=A/B
【0070】
算出部183が上記のいずれかの算出式に従い算出した電力自給率に応じたエコライフポイントの数量Pを算出する構成が採用されてもよい。
【0071】
また、上述したエコライフ促進システム1においては、エコライフポイントの数量Pが電力自給率に基づき算出される。これに代えて、太陽光発電システム11により発電された発電電力量から家屋において消費された消費電力量を差し引いて得られる余剰した電力量のネット値である余剰電力量に基づき、エコライフポイントの数量Pを算出する構成が採用されてもよい。余剰電力量もまた、持続可能なエネルギーへの代替による貢献度と、省エネルギーの努力による貢献度とを統合して示す優れた指標である。
【0072】
エコライフ促進システム1において、上述の実施形態におけるように分電盤13が売電電力量と買電電力量を各々示す売電電力量データと買電電力量データを生成する場合には、算出部183は以下のように余剰電力量Dを算出する。
買電電力量データにより示される買電電力量をAとし、
売電電力量データにより示される売電電力量をBとし、
余剰電力量D=B−A
【0073】
また、エコライフ促進システム1において、上述の変形例におけるように分電盤13が発電電力量と消費電力量を各々示す発電電力量データと消費電力量データを生成する場合には、算出部183は以下のように余剰電力量Dを算出する。
発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、
消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、
余剰電力量D=A−B
【0074】
算出部183は上記のように得られた余剰電力量Dを、少なくとも所定の数値範囲内のDに関し広義単調増加関数である関数Fに変数として代入することにより、その関数値F(D)をエコライフポイントの数量Pとして算出する。このようにして会員に付与されるエコライフポイントもまた、ユーザのライフスタイルを環境貢献度の観点から正しい方向に自然と導く効果をもたらす。
【0075】
また、上述したエコライフ促進システム1においては、エコライフポイントの付与に関し各会員に含まれるユーザの数が考慮されていないが、そのような数を考慮したエコライフポイントの算出が行われてもよい。例えば、同じ120%の自給率の達成であっても、1人世帯と5人世帯とを比べると、省エネルギーの努力をした人数が異なり、またその環境に対する貢献度も異なる。従って、付与されるエコライフポイントは、例えばP=F(δ)×n(nは家屋に住む住人の人数)のように算出される方が合理的である。エコライフ促進システム1において、このような変形を行うことは本発明の技術的範囲内の設計事項である。
【0076】
また、上述したエコライフ促進システム1においては、分電盤13が自ら買電電力量を計測するものとしたが、分電盤13が電力量計121から同様の数値を示す買電電力量データを取得する構成が採用されてもよい。
【0077】
また、上述したエコライフ促進システム1においては、分電盤13により累計的な電力量が計測されるものとしたが、所定期間内に発電等された電力量が計測され、それらを示す電力量データが生成される構成が採用されてもよい。例えば、1時間毎にその間に発電された電力量を示す発電電力量データが生成されるように構成し、エコライフポイントの算出時には算出部183において対象の1ヶ月間の発電電力量データにより示される発電電力量を全て加算することにより、その1ヶ月間に発電された発電電力量を算出するようにしてもよい。他の種類の電力量に関しても同様である。
【0078】
また、上述したエコライフ促進システム1においては、分電盤13により時刻データを伴う発電電力量データ等の各種電力量データが生成されるが、それに代えて、分電盤13では時刻データを伴わない電力量データを生成し、例えば無線通信ユニット151、無線通信ユニット152およびポイント管理サーバ装置18のいずれかにおいて、それらの電力量データを受信した時刻を示す時刻データを付加するようにしてもよい。なお、その場合、計測から時刻データの付加までのタイムラグが生じるが、集計期間が1ヶ月のように長ければ、そのようなタイムラグは実用上無視できる。
【0079】
また、上述したエコライフ促進システム1においては、無線通信ユニット151と無線通信ユニット152が無線通信により電力量データ群の送受信を行うものとしたが、無線通信ユニット151および無線通信ユニット152に代えて、例えば1つの有線ユニットにより端末装置15が構成されてもよい。その場合、有線ユニットは分電盤13から電力量データ群を取得するとともに、取得した電力量データ群を、ルータ16およびインターネット17を介して、ポイント管理サーバ装置18に送信する。
【0080】
また、ポイント管理サーバ装置18は1つの装置で構成されてもよいし、複数の互いに連係動作する装置群により構成されてもよい。
【0081】
また、ポイント管理サーバ装置18は汎用コンピュータに本発明にかかるプログラムに従った処理を実行させることにより実現されるものとしたが、いわゆる専用機としてハードウェア的に実現されてもよい。
【0082】
また、上述した実施形態及びその変形例において説明したポイント管理サーバ装置18の処理は、同様の結果が得られる限り、それらの順序を変更してもよい。例えば、上述した実施形態においては、いったん電力自給率の算出が行われ、算出された電力自給率を関数に代入することによりポイントの算出を行うものとしたが、電力自給率を算出することなく、各種電力量を示す数値を所定の関数に代入することにより一度にポイントの算出を行ってもよい。
【0083】
また、上述した実施形態においては、家庭用発電装置は太陽光発電システムであるものとしたが、燃料電池などの他の方式の家庭用発電システムに関し本発明にかかる促進システムが適用されてもよい。
【0084】
なお、上述した実施形態及びその変形例において用いた数値等は説明のための例示であって、本発明の技術的範囲を限定的に解釈するために利用されるべきではない。例えば、算出部183によるエコライフポイントの更新頻度は1ヶ月であるものとしたが、例えば1日のようにその数値が変更されたとしても、その変更は本発明の技術的範囲内の設計事項である。
【産業上の利用可能性】
【0085】
本発明にかかる方法、サーバ装置およびプログラムは、太陽光発電システムの一般家庭等への導入を促進するため、太陽光発電システムの製造を行う製造業、販売および設置工事を行うサービス業において広く利用可能であるとともに、ポイントの付与により商品やサービスの交換も促進するため、それらの商品を製造する製造業、サービスを提供するサービス業においても広く利用可能である。
【符号の説明】
【0086】
1…エコライフ促進システム、11…太陽光発電システム、12…公共電力システム、13…分電盤、14…家電装置、15…端末装置、16…ルータ、17…インターネット、18…ポイント管理サーバ装置、111…太陽電池モジュール、112…接続箱、113…パワーコンディショナー、121…電力量計、151…無線通信ユニット、152…無線通信ユニット、181…記憶部、182…受信部、183…算出部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバ装置が、複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶するステップと、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置が、前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電電力量データと前記買電電力量データと前記売電電力量データとを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、
前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、
前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、
D=A/(A+B−C)とし、
xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数である
という条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶するステップと
を備える方法。
【請求項2】
サーバ装置が、複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶するステップと、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置が、前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記消費電力量データと前記買電電力量データと前記売電電力量データとを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、
前記消費電力量データにより示される消費電力量をAとし、
前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、
前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、
D=(A−B+C)/Aとし、
xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数である
という条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶するステップと
を備える方法。
【請求項3】
サーバ装置が、複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶するステップと、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置が、前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電電力量データと前記消費電力量データとを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、
前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、
D=A/Bとし、
xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数である
という条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶するステップと
を備える方法。
【請求項4】
サーバ装置が、複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶するステップと、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置が、不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記買電電力量データと前記売電電力量データとを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、
前記買電電力量データにより示される買電電力量をAとし、
前記売電電力量データにより示される売電電力量をBとし、
D=B−Aとし、
xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数である
という条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶するステップと
を備える方法。
【請求項5】
サーバ装置が、複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶するステップと、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置が、前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データを取得するステップと、
前記端末装置が、前記発電電力量データと前記消費電力量データとを前記サーバ装置に送信するステップと、
前記サーバ装置が、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、
前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、
D=A−Bとし、
xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数である
という条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出するステップと、
前記サーバ装置が、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶するステップと
を備える方法。
【請求項6】
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する記憶手段と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(c)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データとを受信する受信手段と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、D=A/(A+B−C)とし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する算出手段と
を備え、
前記記憶手段は、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する
サーバ装置。
【請求項7】
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する記憶手段と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データと、(b)前記公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(c)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量とを受信する受信手段と、
前記消費電力量データにより示される消費電力量をAとし、前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、D=(A−B+C)/Aとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する算出手段と
を備え、
前記記憶手段は、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する
サーバ装置。
【請求項8】
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する記憶手段と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データとを受信する受信手段と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、D=A/Bとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する算出手段と
を備え、
前記記憶手段は、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する
サーバ装置。
【請求項9】
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する記憶手段と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(b)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データとを受信する受信手段と、
前記買電電力量データにより示される買電電力量をAとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をBとし、D=B−Aとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する算出手段と
を備え、
前記記憶手段は、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する
サーバ装置。
【請求項10】
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する記憶手段と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データとを受信する受信手段と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、D=A−Bとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する算出手段と
を備え、
前記記憶手段は、前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する
サーバ装置。
【請求項11】
ネットワークを介して他の通信機器との間でデータ通信を行う通信手段を備えたコンピュータに、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する処理と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(c)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データとを受信する処理と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、D=A/(A+B−C)とし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する処理と、
前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する処理と
を実行させるプログラム。
【請求項12】
ネットワークを介して他の通信機器との間でデータ通信を行う通信手段を備えたコンピュータに、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する処理と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データと、(b)前記公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(c)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量とを受信する処理と、
前記消費電力量データにより示される消費電力量をAとし、前記買電電力量データにより示される買電電力量をBとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をCとし、D=(A−B+C)/Aとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する処理と、
前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する処理と
を実行させるプログラム。
【請求項13】
ネットワークを介して他の通信機器との間でデータ通信を行う通信手段を備えたコンピュータに、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する処理と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データとを受信する処理と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、D=A/Bとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する処理と、
前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する処理と
を実行させるプログラム。
【請求項14】
ネットワークを介して他の通信機器との間でデータ通信を行う通信手段を備えたコンピュータに、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する処理と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムから前記一の家屋に供給された電力量である買電電力量を示す買電電力量データと、(b)前記発電装置により発電され前記公共電力システムに逆潮流された電力量である売電電力量を示す売電電力量データとを受信する処理と、
前記買電電力量データにより示される買電電力量をAとし、前記売電電力量データにより示される売電電力量をBとし、D=B−Aとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する処理と、
前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する処理と
を実行させるプログラム。
【請求項15】
ネットワークを介して他の通信機器との間でデータ通信を行う通信手段を備えたコンピュータに、
複数の家屋の各々を各々識別する複数の家屋識別データと、前記複数の家屋の各々に対応付けて、所定の条件下において商品、サービスおよび金銭の少なくともいずれかと交換可能な価値を数値で示すポイントデータとを記憶する処理と、
発電装置を備える一の家屋に配置された端末装置から、(a)前記発電装置により発電された電力量である発電電力量を示す発電電力量データと、(b)前記発電装置および不特定多数の家屋に対し電力を供給する公共電力システムのいずれかから前記一の家屋に供給された電力のうち前記一の家屋において消費された電力量である消費電力量を示す消費電力量データとを受信する処理と、
前記発電電力量データにより示される発電電力量をAとし、前記消費電力量データにより示される消費電力量をBとし、D=A−Bとし、xを変数とする関数F(x)が少なくとも所定の数値範囲内のxに関し広義単調増加関数であるという条件を満たす関数F(x)にx=Dを代入して得られる関数値F(D)を所定の算出式に従い算出する処理と、
前記複数の家屋識別データのうち前記一の家屋を識別する家屋識別データに対応付けて記憶されているポイントデータに代えて、当該ポイントデータにより示される数値に前記関数値F(D)を加算した数値を示す新たなポイントデータを記憶する処理と
を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−73867(P2012−73867A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−218882(P2010−218882)
【出願日】平成22年9月29日(2010.9.29)
【出願人】(510259932)ソーラー・エナジー・ソリューションズ株式会社 (3)