説明

皮膚を手入れする美容方法および関連キット

【課題】皮膚老化の徴候を緩和することを意図した皮膚を手入れする美容方法を提供すること。
【解決手段】この方法は、所定の組成を有する4種の組成物、すなわち、皮膚用微小剥離組成物、ピーリング組成物、鎮静組成物および老化防止組成物を、前もって濡らした皮膚に継続的に施用することを含む。本発明はまた、上記組成物の1つをそのそれぞれが含む、4種類のパッケージングを含むキットに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の組成を有する4種の組成物、すなわち、皮膚用微小剥離(microdermabrasion)組成物、ピーリング組成物、鎮静組成物および老化防止組成物の、前もって濡らした皮膚への継続的施用を含む、皮膚老化の徴候を緩和することを意図した皮膚を手入れする美容方法に関する。
【0002】
本発明はまた、上記組成物の1つをそれぞれが含む、4種類のパッケージングを含むキットに関する。
【背景技術】
【0003】
最近では、女性、実際男性でさえ、可能な限り長い間若く見えることを願う傾向をもち、その結果、特にしわおよび小じわに現れる皮膚老化の徴候を和らげたいと考えている。
【0004】
現在のところ、しわおよび小じわは、皮膚の表面または真皮中に作用する活性成分を含む化粧品を用いて手入れしていた。
【0005】
すなわち、表皮細胞の更新作用および/または角質溶解作用を有する活性成分を使用するという対応がなされており、この活性成分は、洗い流さない組成物中に(一般にヒドロキシ酸の形態で)、あるいは(ピーリングの深さに応じて)本人自身により使用されるか、または皮膚の専門家の店で使用されることを意図したピーリング組成物中に存在する。これらの「ケミカル」剥離剤に加えて、皮膚の表面を剥脱する、酸化アルミニウムなどの研磨剤の使用が知られている。この剥脱方法は、「皮膚用微小剥離」という用語の下で知られている。皮膚用微小剥離は、特に、皮膚の表面層を仕上げ直すために酸化アルミニウム微結晶に頼る美容師または皮膚専門家により使用される。これらの結晶は、引き続いて磨耗された皮膚と共に結晶を吸引するデバイスを用いて、皮膚上にスプレーされる。
【0006】
皮膚作用を有する活性成分の中で、皮膚組織が構成されている弾性線維(コラーゲンおよびエラスチン)またはグリコサミノグリカンの合成を促進し、または劣化を防止する活性成分が皮膚に寄与することが知られている。
【0007】
速やかに目立つ影響を有し、長期の作用を持つ、しわを効果的に抑制可能になる方法を利用可能にするというニーズが残されているケースは少なくない。
【0008】
実際、本出願人の会社は、4種の組成物を継続的に施用するプロトコルに従うことにより、このニーズを満たすことが可能であることを見出した。
【特許文献1】US-6652888
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0009】
したがって、本発明の主題は、前もって濡らした皮膚の領域への、
少なくとも5重量%の金属酸化物粒子を含む皮膚用微小剥離組成物であって、好ましくは少なくとも1分間のマッサージにより施用され、次いで洗浄により除去される組成物、
少なくとも3重量%の少なくとも1種の剥離剤を含むピーリング組成物、
少なくとも300mg/lのミネラル含量を有する温泉水またはミネラルウォーターを含む鎮静組成物、
コラーゲン、および/またはエラスチン、および/またはグリコサミノグリカン、および/またはプロテオグリカン、および/またはフィブロネクチン、および/またはラミニンの合成を促進する化合物;コラーゲンおよび/またはエラスチンの分解を阻害する化合物;皮膚弛緩剤;タンパク質のグリケーションを阻害する薬剤;ケラチノサイトおよび/または線維芽細胞の増殖を促進する薬剤;ケラチノサイトの分化を促進する薬剤;およびこれらの混合物から選択される少なくとも1種の老化防止活性成分を含む老化防止組成物
の継続的施用を含む、皮膚老化の徴候を緩和することを意図した皮膚を手入れする美容方法である。
【0010】
好ましくは、上記方法が実施される皮膚の領域は、顔の皮膚の領域、好ましくは眼の輪郭以外の顔全体である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明による方法の第1段階は、以下、皮膚用微小剥離段階と表される、皮膚表面層を仕上げ直すことを意図した一種の剥脱である。この段階は、例えば、特にシリコーン化合物で被覆され得るが、好ましくは被覆されていない少なくとも5重量%の金属酸化物粒子を含む組成物を皮膚に施用することからなる。
【0012】
これは有利には酸化マグネシウムまたは酸化アルミニウムである。これらの粒子は、少なくとも95%、より好ましくは少なくとも99%の純度を示すことが有利である。これらの
平均粒径は、好ましくは100〜180μmの範囲にある。本発明に使用するためには、特に無水結晶形態(コランダム)の酸化アルミニウムが好ましい。
【0013】
酸化アルミニウム粒子として、コランダム(α-Al2O3)の結晶構造が得られるまで高温で焼成し、次いで、シャープエッジを有し、所定の粒径分布を有する粒子を形成するために加工された粒子であって、好ましくは100と180μmの間、好ましくは130と150μmの間の平均粒径を有する粒子が使用され得る。これらの分布は、250μmを超える直径を有する粒子がないことが有利である。このような粒子は、特にMarkeTech International社から商標名Dermagrainとして市販されている。Dermagrain 900と照合される粒子は、ほぼ140μmの平均粒径を示す99.55%の純度を有する結晶性α-アルミナからなり、この粒子すべてが250μm未満の直径を有する。3%未満の粒子は105μm未満の直径を有する。その他の粒子は、Industrial Supply社から商標名ARL 100およびARL 120として入手可能である。これらは、それぞれ120および100μmの平均粒径、およびそれぞれ75〜212μmおよび63〜180μmの範囲の粒径分布を有する酸化アルミニウム粒子である。
【0014】
代替の形態では、本発明による組成物中に使用される金属酸化物は、好ましくは100〜180μmの範囲の平均粒径を有する酸化マグネシウムであり得る。このタイプの粒子の例は、MarkeTech International社により商標名Magnaderm 100として販売されている。これらは、ほぼ120μmの平均粒径および少なくとも99%の純度を有する粒子である。
【0015】
金属酸化物は、本発明による方法の第1段階で使用される組成物の総重量の5〜40%、好ましくは10〜30%、より好ましくは20%を占める。この組成物は、好ましくは4を超え8未満、より好ましくは7以下、さらに好ましくは5.5と7の間のpHを有する。
【0016】
本発明による方法の第1段階に使用される組成物は、ローション、ゲル、流体またはクリームの形態で提供することができる。これは種々の補助剤を含むことができ、有利には少なくとも1種のヘテロ多糖類を含む。このことは、本出願人の会社は、これらの化合物により、上記磨耗性金属酸化物粒子の使用に伴う不快感を軽減することが可能になることを実証しているからである。このヘテロ多糖類はアルギネート、あるいは少なくとも1つのフコース単位を含み、特にフコース、ガラクトースおよびガラクツロン酸単位、特にα-L-フコース、α-D-ガラクトースおよびガラクツロン酸の線状配列を含むヘテロ多糖類であり得る。このような多糖類は、特に1%水溶液の形態でSolabia社から商標名Fucogel 1000 PP(登録商標)として入手可能である。
【0017】
この組成物は、引き続いて磨耗された皮膚と共に組成物を吸引するデバイスを用いて、組成物を皮膚上にスプレーすることにより施用することができる。代替の形態では、この組成物を、指先を用いた手動マッサージにより、あるいは、例えば出願US 2001/0046506または特許US-6652888に開示されている、パッドを備えたマッサージヘッドを持つバイブレーティングデバイスを用いて機械的マッサージにより皮膚に施用することができる。この組成物を、引き続いて洗浄により除去する。これを行うために一般に皮膚を水で洗い流す。
【0018】
本発明による方法の第2段階、またはピーリング段階は、少なくとも3重量%の少なくとも1種の剥離剤を含む組成物を皮膚に施用することを含む。
【0019】
この剥離剤は、クエン酸、乳酸、グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸またはマンデル酸などのα-ヒドロキシ酸;サリチル酸または5-(n-オクタノイル)サリチル酸などのβ-ヒドロキシ酸;尿素;アミノスルホン酸化合物、特にN-(2-ヒドロキシエチル)-ピペラジン-N'-2-エタンスルホン酸(HEPES);および2-オキソチアゾリジン-4-カルボン酸(プロシステイン)の誘導体から特に選択することができる。乳酸、グリコール酸、HEPESおよびこれらの混合物が、本発明に使用するのに好ましい。
【0020】
剥離剤の量は、本発明による方法の第2段階で使用される組成物の重量の3〜15%を占めることができる。すなわち、この組成物の総重量に対して10%のグリコール酸、あるいは3.5%のグリコール酸、0.5%の乳酸および5%のHEPESを含む混合物を使用してもよい。
【0021】
この組成物は、好ましくは2.5と6の間、有利には3.5と4.5の間のpHを有する。
【0022】
これは、ローション、ゲル、流体またはクリームの形態で皮膚に施用することができる。代替の形態では、これはマスクまたはパッチの形態で施用され、またはワイプに含浸させることができる。これらの実施形態は、単回用量組成物の形態で組成物を包装することが可能になるという利点を有し、望ましくない作用を生じさせる可能性のある剥離剤の過剰量を皮膚に施用することを回避する。さらに、これらにより、所望の結果が得られたことを保証することにより、剥離剤の種類および濃度により決まる最少の洗い流すまでの時間を認めることが可能になる。
【0023】
皮膚を6に近いpHにして、それを沈静化させるために、本発明による方法の第2段階に続いて、少なくとも300mg/lのミネラル含量を有する温泉水またはミネラルウォーターを含む組成物を皮膚に施用する。
【0024】
本発明では、「ミネラル含量」という用語は、温泉水またはミネラルウォーター中に存在するアニオンおよびカチオンの濃度の合計を意味するものと理解される。高ミネラル含量を有する水を用いることにより、その前に使用した酸化アルミニウム粒子および剥離剤の刺激作用を補うことが可能になる。
【0025】
本発明では、温泉水またはミネラルウォーターの区別はなく使用される。一般に、ミネラルウォーターが消費に適しているが、このことは温泉水では必ずしもそうであるとは限らない。これらの水のそれぞれは、とりわけ、微量元素および溶解したミネラルを含む。
【0026】
本発明により使用される温泉水および/またはミネラルウォーターは、少なくとも400mg/l、特に少なくとも700mg/1のミネラル含量、より詳細には、少なくとも150mg/l、より好ましくは少なくとも360mg/lの炭酸塩および炭酸水素塩の合計濃度、ならびに特に2mg/lを超える炭酸ナトリウムおよび炭酸水素ナトリウムを有することができる。本発明による組成物中に使用される水中の酸化ケイ素の濃度は、好ましくは少なくとも6mg/l、より好ましくは少なくとも9mg/lであり得る。
【0027】
本発明により使用される温泉水またはミネラルウォーターは、Avene産の水、Vittel産の水、Vichy盆地産の水、Uriage産の水、La Roche Posay産の水、La Bourboule産の水、Enghien-les-Bains産の水、Saint Gervais-les-Bains産の水、Neris-les-Bains産の水、Allevard-les-Bains産の水、Digne産の水、Maizieres産の水、Neyrac-les-Bains産の水、Lons-le-Saunier産の水、Eaux-Bonnes産の水、Rochefort産の水、Saint Christau産の水、Les Fumades産の水およびTercis-les-Bains産の水から選択することができる。
【0028】
これらの水の中で、700mg/l未満であるが400mg/lを超えるミネラル含量を示すものには、La Roche Posay産の水、Eaux-Bonnes産の水またはSaint Christau産の水がある。
【0029】
これらの水の中で、360mg/lを超える炭酸塩または炭酸水素塩の合計濃度を示すものには、Vittel産の水、La Bourboule産の水、Les Fumades産の水、Enghien-les-Bains産の水、La Roche Posay産の水、Vichy盆地産の水またはUriage産の水がある。
【0030】
これらの水の中で、150mg/lと360mg/lの間の炭酸塩または炭酸水素塩の濃度を示すものには、Digne産の水、Maizieres産の水、Rochefort産の水またはSaint Gervais-les-Bains産の水がある。
【0031】
これらの水の中で、少なくとも2mg/lの炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムを含むものには、La Roche Posay産の水、Vittel産の水、Vichy盆地産の水およびUriage産の水がある。
【0032】
少なくとも9mg/lの酸化ケイ素を含む水には、La Roche Posay産の水、Vittel産の水、Vichy盆地産の水またはUriage産の水がある。
【0033】
本発明に使用するのには、Vichy盆地産の水が好ましい。
【0034】
本発明による方法の第3段階に使用される鎮静組成物は、一般に40重量%を超える、好ましくは60重量%を超える、より好ましくは80重量%を超える、実際まさに100重量%の上記に定義されたミネラルウォーターまたは温泉水を含む。
【0035】
この「中和」段階の後の、本発明による方法の第4段階は、
コラーゲンの合成を促進する化合物(ツボクサ(Centella asiatica)抽出物;アシアチコシドおよび誘導体;アスコルビン酸またはビタミンCおよびその誘導体;Sederma社により販売されている、iamine、biopeptide CLまたはパルミトイルオリゴペプチドなどの合成ペプチド;Coletica社により商標名Phytokine(登録商標)として販売されているダイズ加水分解物などの、植物から抽出されたペプチド;およびオーキシンおよびリグナンなどの植物ホルモンなど)、および/またはエラスチンの合成を促進する化合物(LSN社により商標名Cytovitin(登録商標)として販売されている出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)抽出物;およびSecma社により商標名Kelpadelie(登録商標)として販売されている藻類ジャイアントケルプ(Macrocystis pyrifera)抽出物など)、および/またはグリコサミノグリカンの合成を促進する化合物(Brooks社により商標名Biomin yogourth(登録商標)として販売されている、乳酸棹菌ウルガリス(Lactobacillus vulgaris)による乳の発酵産物;Alban Muller社により商標名HSP3(登録商標)として販売されている褐藻類パディナ・パボニカ(Padina pavonica)抽出物;および特にSilab社から商標名Firmalift(登録商標)として、またはLSN社から商標名Cytovitin(登録商標)として入手可能な、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)抽出物など)、および/またはプロテオグリカンおよび/またはフィブロネクチンの合成を促進する化合物(Seporga社により商標名GP4G(登録商標)として販売されている動物プランクトンサリーナ(Salina)抽出物;Alban Muller社から商標名Drieline(登録商標)として入手可能な酵母菌抽出物;およびSederma社により商標名Matrixil(登録商標)として販売されているパルミトイルペンタペプチドなど)、および/またはラミニンの合成を促進する化合物;
コラーゲンの分解を阻害する化合物(レチノイドおよび誘導体、オリゴペプチドおよびリポペプチド、リポアミノ酸、Coletica社により商標名Collalift(登録商標)として販売されている麦芽抽出物;ブルーベリーまたはローズマリー抽出物;リコペン;イソフラボン、これらの誘導体またはこれらを含む植物抽出物、特に、例えばIchimaru Pharcos社により商標名Flavosterone SB(登録商標)として販売されているダイズ抽出物、アカツメクサ、亜麻、葛根またはセージ抽出物など)、および/またはエラスチンの分解を阻害する化合物(LSN社により商標名Parelastyl(登録商標)として販売されているエンドウ(Pisum sativum)種子のペプチド抽出物;ヘパリン類似物質;および{2-[アセチル(3-(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ]-3-メチルブチリルアミノ}酢酸などの偽ジペプチドなど);
皮膚弛緩剤、アルベリンおよびその塩、マンガン塩、特にグルコン酸マンガン、マグネシウム塩、特にグルコン酸マグネシウムおよび硫酸マグネシウム、Lipotec社により販売されているヘキサペプチド アルジルリンR、アデノシン、さらにサポゲニンおよびこれらを含む天然の、特にナガイモ(Dioscorea opposita)またはメキシコヤマノイモ(Dioscorea villosa)(野生のヤマノイモ)抽出物、およびまたボスウェリア・セラタ(Boswellia serrata)抽出物など;
タンパク質のグリケーションを阻害する薬剤、ツツジ科(Ericaceae)からの植物の抽出物、特にブルーベリー(Vaccinium angustifolium)抽出物;エルゴチオネインおよびその誘導体;ならびにレスベラトロルおよび3,3',5,5'-テトラヒドロキシスチルベンなどの、ヒドロキシスチルベンおよびその誘導体など、
ケラチノサイトの増殖を促進する薬剤(レチノールおよびパルミチン酸レチニルを含むレチノイド、アデノシン、フロログルシノール、Gattefosseにより販売されているクルミミール抽出物、Sederma社により販売されているジャガイモ(Solanum tuberosum)抽出物など)、および/または線維芽細胞の増殖を促進する薬剤(植物のタンパク質またはポリペプチド、特にダイズの植物抽出物、およびジベレリンおよびシトキニンなどの植物ホルモンなど);
ケラチノサイトの分化を促進する薬剤、カルシウムを含む無機物質;Silab社により商標名Structurine(登録商標)として販売されているものなどのルピナスペプチド抽出物; Seporga社により商標名Phytocohesine(登録商標)として販売されているものなどのβ-シトステリル硫酸ナトリウム;Solabia社により商標名Phytovityl(登録商標)として販売されているものなどの水溶性トウモロコシ抽出物;Laboratoires Serobiologiques社により商標名Filladyn LS 9397(登録商標)として販売されているものなどのバンバラマメ(Voandzeia subterranea)のペプチド抽出物;およびセコイソラリシレシノールなどのリグナンおよびこれらの混合物
から選択される少なくとも1種の老化防止活性成分を含む老化防止組成物を皮膚に施用することを含む「維持」段階である。
【0036】
これらの化合物の中で、アスコルビン酸、および/またはアスコルビルグルコシド、アデノシンおよびこれらの混合物などのアスコルビン酸誘導体が特に好ましい。
【0037】
老化防止活性成分は、本発明による方法の第4段階に使用される組成物の総重量の、0.001〜10%、好ましくは0.01〜5%を占めることができる。
【0038】
この組成物は、一般に生理的に許容される媒体、すなわち皮膚および/またはその体表面成長物に適合性のある媒体を含む。これは、好ましくは化粧品として許容される媒体、すなわち、快適な色、快適な香りおよび快適な感触を示し、消費者がこの組成物の使用を避けがちないずれの許容できない不快感(刺すような痛み、つっぱりまたは紅斑)も生じない媒体である。この組成物のpHは、有利には皮膚と同等であり、一般に5と7の間、好ましくは5.5〜6.5の範囲にある。
【0039】
本発明による方法の種々の段階に使用される組成物は、従来局所施用に使用されたすべての剤形、特にローションまたはゲルタイプの分散体、水性相中に脂肪相を分散させることにより得られる(O/W)、または逆(W/O)の、乳液タイプの液体もしくは半流動体コンシステンシーを有するエマルジョン、またはクリームもしくはゲルタイプの軟質、半固体もしくは固体コンシステンシーを有する懸濁液またはエマルジョン、あるいは多相エマルジョン(W/O/WまたはO/W/O)、マイクロエマルジョン、イオン性および/または非イオン性タイプの小胞分散体(vesicular dispersions)、またはワックス相/水性相分散体の形態で提供され得る。これらの組成物は通常の方法により調製される。
【0040】
本発明の好ましい実施形態によれば、皮膚用微小剥離および/または老化防止組成物は(それぞれ、第1および/または第4段階で使用される)、水中油型(0/W)エマルジョンの形態で提供される。これらのエマルジョン中に存在する油は、揮発性または不揮発性のシリコーン油、炭化水素油または植物油であり得る。これらのエマルジョンはさらに、シアバター、シリコーンゴム、脂肪酸と脂肪アルコールのエステル、脂肪酸および脂肪アルコールなどの非油性の脂肪物質を含むことができる。
【0041】
さらに、第2段階で使用されるピーリング組成物は、好ましくは水性ゲルの形態で提供される。
【0042】
最後に、第3段階で使用される鎮静組成物は、好ましくは蒸発可能な形態で提供される。
【0043】
これらの組成物はさらに、グリセリル脂肪酸エステル、糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、エトキシ化脂肪アルコールおよびアルキルポリグリコシドを含む乳化剤;充填剤、特にポリアクリルアミド(ナイロン)繊維および/またはマイクロビーズ、任意選択でコロイド分散体の形態のシリカ、および/または任意選択で発泡させた有機微粒子;カプリリルグリコールなどの防腐剤および/または共保存料;EDTA塩などの金属イオン封鎖剤;着色剤;香料;中和剤および/または緩衝剤などのpH調整剤;エタノール;および増粘剤およびゲル化剤、特にアクリルアミドホモ-およびコポリマー、アクリル酸ホモ-およびコポリマー、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸(AMPS)ホモ-およびコポリマー、およびキサンタンガム、などの化粧品分野で一般的に使用される種々の補助剤を含むことができる。
【0044】
もちろん、当業者なら、このまたはこれらの可能な追加の化合物および/またはこれらの量を、考慮した添加により本発明による組成物の有利な特性が有害な影響を受けない、または実質上受けないように留意して選択するであろう。
【0045】
さらに、本発明による方法の第4段階に使用される組成物は、特に環境からのさらなる攻撃に対して、その前に弱くなった皮膚を保護することを可能にする添加剤を含むことが好ましい。
【0046】
したがって、これは有利には、グリセロールを含む、ポリオールなどの少なくとも1種の保湿剤、トコフェロール、酢酸トコフェロール、アスコルビン酸およびアルギニンピロリドンカルボキシレートなどの、少なくとも1種の酸化防止剤またはフリーラジカルを抑制する薬剤、UV-Aおよび/またはUV-B領域で活性な少なくとも1種の有機または無機光防護剤、あるいはこのような薬剤の混合物を含む。
【0047】
有機光防護剤は、特に、アントラニレート;ケイ皮酸誘導体;ジベンゾイルメタン誘導体;サリチル酸誘導体;ショウノウ誘導体;特許出願US 4367390、EP 863145、EP 517104、EP 570838、EP 796851、EP 775698、EP 878469、EP 933376、EP 507691、EP 507692、EP 790243またはEP 944624に開示されているものなどの、トリアジン誘導体;ベンゾフェノン誘導体;β,β-ジフェニルアクリレート誘導体;ベンゾトリアゾール誘導体;ベンザルマロネート誘導体;ベンズイミダゾール誘導体;イミダゾリン;特許EP 669323およびUS 2463264に開示されているものなどの、ビスベンゾアゾリル誘導体;p-アミノ安息香酸(PABA)誘導体;出願US 5237071、US 5166355、GB 2303549、DE 19726184およびEP 893119に開示されているものなどの、メチレンビス(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)誘導体;特許出願EP 0832642、EP 1027883、EP 1300137およびDE 10162844に開示されているものなどのベンゾオキサゾール誘導体;特に出願WO 93/04665に開示されているものなどの、遮蔽ポリマーおよび遮蔽シリコーン;特許出願DE 19855649に開示されているものなどの、α-アルキルスチレンから誘導された二量体;出願EP 0967200、DE 19746654、DE 19755649、EP-A-1008586、EP 1133980およびEP 133981に開示されているものなどの、4,4-ジアリールブタジエン、およびこれらの混合物から選択される。
【0048】
特に好ましい有機光防護剤は、以下の化合物(CTFA名または化学名)、
- サリチル酸エチルヘキシル、
- メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、
- オクトクリレン、
- フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、
- ベンゾフェノン-3、
- ベンゾフェノン-4、
- ベンゾフェノン-5、
- 4-メチルベンジリデンカンファー、
- テレフタリリデンジカンファースルホン酸、
- フェニルジベンズイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム、
- 2,4,6-トリス(ジイソブチル4'-アミノベンザルマロネート)-s-トリアジン、
- アニソトリアジン、
- エチルヘキシルトリアゾン、
- ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、
- メチレンビス-ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、
- ドロメトリゾールトリシロキサン、
- ポリシリコーン-15、
- 1,1-ジカルボキシ(2,2'-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエン、
- 2,4-ビス[5-1(ジメチルプロピル)ベンズオキサゾール-2-イル-(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)イミノ-1,3,5-トリアジン、
およびこれらの混合物から選択される。
【0049】
無機光防護剤は、顔料、あるいは、例えば、全てそれ自体がよく知られているUV光防護剤である、酸化チタン(ルチル形および/またはアナターゼ形の非晶質または結晶)、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化ジルコニウムまたは酸化セリウムで形成されたナノ顔料など、被覆されたまたはされていない金属酸化物で形成されたナノ顔料(一次粒子の平均粒径:一般に5と100nmの間、好ましくは10と50nmの間)から選択される。さらに、通常のコーティング剤はアルミナおよび/またはステアリン酸アルミニウムである。被覆されたまたはされていない、このような金属酸化物で形成されたナノ顔料は、特に、特許出願EP 518772およびEP 518773に開示されている。
【0050】
光防護剤は、本発明による第4組成物中に、組成物総重量に対して0.1〜20重量%の範囲、好ましくは組成物総重量に対して0.2〜15重量%の範囲の割合で存在することができる。
【0051】
本発明による方法に使用される組成物は、一般的なパッケージングまたはキットに収納される。
【0052】
本発明の他の主題は、
少なくとも5重量%の金属酸化物粒子を含む組成物を含む第1のパッケージング、
少なくとも5重量%の少なくとも1種の剥離剤を含むピーリング組成物を含む少なくとも1個の第2のパッケージング、
少なくとも300mg/lのミネラル含量を有する温泉水またはミネラルウォーターを含む組成物を含む第3のパッケージング、
コラーゲン、および/またはエラスチン、および/またはグリコサミノグリカン、および/またはプロテオグリカン、および/またはフィブロネクチン、および/またはラミニンの合成を促進する化合物、コラーゲンおよび/またはエラスチンの分解を阻害する化合物、皮膚弛緩剤、タンパク質のグリケーションを阻害する薬剤、ケラチノサイトおよび/または線維芽細胞の増殖を促進する薬剤、ケラチノサイトの分化を促進する薬剤、およびこれらの混合物から選択される、少なくとも1種の老化防止活性成分を含む組成物を含む第4のパッケージング
を含むキットである。
【0053】
上記に使用される「第1の」、「第2の」、「第3の」および「第4の」パッケージングという用語には、その中に存在する組成物に関する以外には、これらの外観に関してはパッケージングを識別する効果はない。したがって、一部またはすべてが、同じ物理的形態で提供され得る。
【0054】
しかし、本発明の好ましい実施形態によれば、第1のパッケージングは、好ましくは30〜40mlの範囲の容量を有するチューブの形態で提供することができる。
【0055】
第2のパッケージングは、それに第2組成物を含浸させるワイプを含むサシェであり得る。本発明によるキットは、例えば、このタイプの3つのサシェを含み得る。
【0056】
第3のパッケージングは、温泉水またはミネラルウォーター、ならびにジメチルエーテル、C3〜5アルカン、1,1-ジフルオロエタン、ジメチルエーテルとC3〜5アルカンの混合物、ならびに1,1-ジフルオロエタンとジメチルエーテルおよび/またはC3〜5アルカンの混合物などの、一般にエアロゾルデバイスに使用される任意の液化性ガスであり得る噴射剤ガスを含むエアロゾルデバイスの形態で提供することができる。特に、C3〜5アルカン、特にプロパン、n-ブタンおよびイソブタンの噴射剤としての使用が好ましい。このデバイスは、例えば25〜100ml、有利には50mlの容量を有することができる。
【0057】
第4のパッケージングは、例えば、特に30〜50mlの容量を有することができる、ポンプ作動スプレー、チューブまたはポットの形態で提供することができる。
【0058】
上記のキットはまた、上記の方法の実施のための、その使用方式についての説明書を含み得る。
【0059】
好ましい使用方式はまた、「常套手順」という用語により表され、
週のある一日の朝における上記方法の実施、および
それに続く6日間の第4組成物の皮膚への施用
を含み、これらの2つの段階が連続する3から4週間反復される。
【0060】
常套手順それ自体は、一年に1〜4回、理想的には各季節に用いられる。これは、実務者により行われる皮膚用ピーリングの実施のために皮膚を調整するために、あるいはそれが実施された後、このようなピーリングの効果を維持するために使用することができる。
【0061】
この常套手順の2つの段階のそれぞれに引き続いて、メイキャップ組成物の施用を行うことができる。
【0062】
本発明を今から、以下の非限定的な実施例により例示する。これらの実施例では、量は重量パーセントにより示される。
(実施例)
(実施例1)
老化防止キット
【0063】
50mlのVichy産の水を含むエアロゾルデバイスに加えて、下記の、皮膚用微小剥離組成物A(本発明による第1組成物)を含むチューブ、ピーリング組成物B(本発明による第2組成物)および老化防止効果を有する組成物C(本発明による第4組成物)を含むキットを製造することができる。
【0064】
皮膚用微小剥離組成物A(クリーム)
以下の組成物を有するO/Wエマルジョンを、当業者には通常の方法で調製する。
相A ステアリン酸PEG(100EO) 0.75%
ステアリン酸グリセリル 0.75%
ステアリルアルコール 1.5%
鉱油 10%
アンズ核油 2%
ポリジメチルシロキサン 1%
相B 脱塩水 100%にする十分量
1%多糖類* 1%
ポリアクリルアミド 0.3%
ブチレングリコール 3%
プロピレングリコール 3%
相C 酸化アルミニウム** 15%
相D 脱塩水 5%
防腐剤 適量
*Solabia社製Fucogel 1000 PP
**MarkeTech International社製Dermagrain 900
【0065】
このクリームを、朝に濡らした顔に、眼および唇の輪郭を避けて、ほぼ1分30秒間指先でマッサージすることにより施用し、それに続いて水ですすぎ、清浄なタオルを用いて乾燥することができる。これは、顔色の輝きを改善し、その表面を滑らかにし、しわが現れるのを減少させることを可能にする。これは、ピーリング組成物の施用に対して皮膚を調整する。
【0066】
ピーリング組成物B(水性ゲル)
以下の組成物を用いて、ワイプに含浸させる。
グリコール酸 9.5%
乳酸 0.45%
ゲル化剤 0.25%
エタノール 5%
中和剤 3.4%
水 100%にする十分量
【0067】
ワイプをほぼ3分間、皮膚と接触させておく。この組成物は、細孔を閉じ、しわおよび小じわを緩和し、かつ皮膚の更新を促進することを可能にする。この段階に続いて、皮膚を沈静化する目的で、Vichy盆地産の水などのミネラルウォーターを、例えばスプレーの形態で皮膚に施用し、次いで清浄なタオルで乾燥する。
【0068】
老化防止効果を有する組成物C(O/Wエマルジョン)
トコフェロール 0.025%
アルギニンPCA 0.1%
グリセロール 7%
界面活性剤 2.5%
油 8%
UV遮蔽剤 10%
増粘剤 1%
セチルアルコール 2%
脂肪酸 1%
ミリスチン酸ミリスチル 2%
EDTA二ナトリウム 0.1%
防腐剤 1%
エタノール 4%
中和剤 pH6にする十分量
水 100%にする十分量
【0069】
この組成物は、しわを伸ばし、皮膚に張りを与え、皮膚に輝きを戻すことを可能にする。
(実施例2)
皮膚用微小剥離組成物A'(フォーミングジェル)
【0070】
以下の組成物を、当業者には通常の方法で調製する。
相A 脱塩水 100%にする十分量
EDTA 0.2%
防腐剤 適量
アクリル酸コポリマー(Pemulen TR1) 1%
ラウリルサルコシン酸ナトリウム 2%
ラウレス硫酸ナトリウム 5%
相B 脱塩水 10%
1%多糖類* 2%
キサンタンガム 0.3%
ブチレングリコール 3%
プロピレングリコール 3%
防腐剤 適量
トリエタノールアミン 0.8%
酸化マグネシウム** 6%
*Solabia社製Fucogel 1000 PP
**MarkeTech International社製Magnaderm 100

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前もって濡らした皮膚の領域への、
少なくとも5重量%の金属酸化物粒子を含む皮膚用微小剥離組成物であって、マッサージにより施用され、次いで洗浄により除去される組成物、
少なくとも3重量%の少なくとも1種の剥離剤を含むピーリング組成物、
少なくとも300mg/lのミネラル含量を有する温泉水またはミネラルウォーターを含む鎮静組成物、
コラーゲン、および/またはエラスチン、および/またはグリコサミノグリカン、および/またはプロテオグリカン、および/またはフィブロネクチン、および/またはラミニンの合成を促進する化合物;コラーゲンおよび/またはエラスチンの分解を阻害する化合物;皮膚弛緩剤;タンパク質のグリケーションを阻害する薬剤;ケラチノサイトおよび/または線維芽細胞の増殖を促進する薬剤;ケラチノサイトの分化を促進する薬剤;およびこれらの混合物から選択される少なくとも1種の老化防止活性成分を含む老化防止組成物
の継続的施用を含む、皮膚老化の徴候を緩和することを意図した皮膚を手入れする美容方法。
【請求項2】
前記皮膚の領域が、顔の皮膚の領域であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
金属酸化物粒子が、酸化マグネシウム粒子または酸化アルミニウム粒子であることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
金属酸化物粒子が、100〜180μmの範囲の平均粒径を有することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
金属酸化物が、皮膚用微小剥離組成物の総重量の10〜30%を占めることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
皮膚用微小剥離組成物が、5.5と7の間のpHを有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
皮膚用微小剥離組成物が、少なくとも1種のヘテロ多糖類を含むことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
剥離剤が、クエン酸、乳酸、グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸またはマンデル酸などのα-ヒドロキシ酸;サリチル酸または5-(n-オクタノイル)サリチル酸などのβ-ヒドロキシ酸;尿素;アミノスルホン酸化合物、特にN-(2-ヒドロキシエチル)-ピペラジン-N'-2-エタンスルホン酸(HEPES);および2-オキソチアゾリジン-4-カルボン酸(プロシステイン)の誘導体から選択されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
ピーリング組成物が、3.5と4.5の間のpHを有することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
ピーリング組成物をワイプに含浸させることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
鎮静組成物が、100重量%のミネラルウォーターまたは温泉水を含むことを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
老化防止活性成分が、アスコルビン酸、および/またはアスコルビン酸誘導体、たとえばアスコルビルグルコシド、アデノシンおよびこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
老化防止組成物が、5.5と6.5の間のpHを有することを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
皮膚用微小剥離組成物および/または老化防止組成物が、水中油型エマルジョンの形態であることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
ピーリング組成物が、水性ゲルの形態で提供されることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
老化防止組成物が、グリセロールを含む、ポリオールなどの少なくとも1種の保湿剤、トコフェロール、酢酸トコフェロール、アスコルビン酸およびアルギニンピロリドンカルボキシレートなどの、少なくとも1種の酸化防止剤またはフリーラジカルを抑制する薬剤、UV-Aおよび/またはUV-B領域で活性な少なくとも1種の有機または無機光防護剤、あるいはこのような薬剤の混合物を含むことを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
少なくとも5重量%の金属酸化物粒子を含む組成物を含む第1のパッケージング、
少なくとも5重量%の少なくとも1種の剥離剤を含むピーリング組成物を含む少なくとも1個の第2のパッケージング、
少なくとも300mg/lのミネラル含量を有する温泉水またはミネラルウォーターを含む組成物を含む第3のパッケージング、
コラーゲン、および/またはエラスチン、および/またはグリコサミノグリカン、および/またはプロテオグリカン、および/またはフィブロネクチン、および/またはラミニンの合成を促進する化合物、コラーゲンおよび/またはエラスチンの分解を阻害する化合物、皮膚弛緩剤、タンパク質のグリケーションを阻害する薬剤、ケラチノサイトおよび/または線維芽細胞の増殖を促進する薬剤、ケラチノサイトの分化を促進する薬剤、およびこれらの混合物から選択される、少なくとも1種の老化防止活性成分を含む組成物を含む第4のパッケージング
を含むキット。

【公開番号】特開2006−169250(P2006−169250A)
【公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2005−362287(P2005−362287)
【出願日】平成17年12月15日(2005.12.15)
【出願人】(391023932)ロレアル (950)
【Fターム(参考)】