説明

皮膚外用剤又は化粧料

【課題】
本発明の効果は経時での高い保湿効果を有する皮膚外用剤又は化粧料に関する。
【解決手段】
次の成分(a)〜(c);
成分(a)リン脂質
成分(b)L−テアニン
成分(c)水
を含有し、成分(a)と成分(b)の含有質量比(a):(b)が0.5:9.5〜5:5であることを特徴とする皮膚外用剤又は化粧料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リン脂質、L−テアニンを特定の含有質量比で水と混合することにより得られる皮膚外用剤又は化粧料に関し、特に抱水力に優れることを特徴とする皮膚外用剤又は化粧料に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、リン脂質は天然由来の乳化剤として知られており、多くの分野で多目的に利用されている。化粧料分野においては、天然由来の乳化剤、あるいはゲル形成剤として、クリーム、化粧水、ファンデーション等に利用されている。
【0003】
なかでも、リン脂質と特定の界面活性剤とを組み合わせることにより、すぐれたゲル生成能を有するという報告がある(例えば、特許文献1参照)。また、近年においては、アトピ−性皮膚炎や乾皮症対策の為に、皮膚への刺激が低く、且つ保湿性の高い化粧料を望まれることがあり、様々な検討がなされ、商品としても多数上市されている。
【0004】
一方、L−テアニンは、アミノ酸の一種で、水溶性の白色の結晶性粉末であり、緑茶のうま味の一成分であって、カフェインによる興奮作用に対して抑制効果があることなどが知られており、その保湿効果も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
リン脂質の保湿効果を向上させる技術としては、リン脂質と水溶性高分子を共存させることで安定なベシクルを調整し、角層内の貯留性を高めることにより保湿効果を維持させる方法(例えば、特許文献3参照)やリポソームにヒアルロン酸を混合させることでリン脂質の保湿効果を補う方法(例えば、特許文献4参照)がある。リン脂質の保湿効果に関する技術としては、レシチンとアクリルアミドとアクリル酸アンモニウムの共重合体を含有する技術(例えば、特許文献3参照)や、レシチンと植物種子より抽出した固体油脂を含有する技術(例えば、特許文献4参照)などがある。
【0006】
【特許文献1】特開平01−261317号公報
【特許文献2】特許第3543478号公報
【特許文献3】特開2006−282603号公報
【特許文献4】特開2007−8840号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら特許文献3や特許文献4の技術は、リン脂質との組み合わせによる保湿効果に関するものであるが、これらは相加効果にすぎず、より優れた保湿効果を得るまでには至っていないのが実情であった。本発明は経時においても皮膚外用剤又は化粧料を開発することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる事情に鑑み、本発明者らは鋭意研究を行った結果、リン脂質及びL−テアニンを含有質量比0.5:9.5〜5:5として水と含有させることにより抱水力に優れる保湿効果を有する特徴を見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明は、次の成分(a)〜(c);
成分(a)リン脂質
成分(b)L−テアニン
成分(c)水
を含有し、成分(a)と成分(b)の含有質量比(a):(b)が0.5:9.5〜5:5であることを特徴とする皮膚外用剤又は化粧料に関する。
【0010】
さらに成分(a)と成分(b)の含有質量比(a):(b)が1:9〜2:8であることを特徴とする皮膚外用剤又は化粧料に関する。
【0011】
さらにまた成分(a)のホスファチジルコリン純度が90%以上であることを特徴とする皮膚外用剤又は化粧料に関する。
【発明の効果】
【0012】
本発明は抱水力に優れる保湿効果を有する皮膚外用剤又は化粧料に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の成分(a)のリン脂質は、本発明において後述する成分(b)と組み合わせることにより抱水力に優れた保湿効果を得る目的で用いられるものであるが、通常の皮膚外用剤又は化粧料に使用されるものであれば特に限定されるものではない。例えば、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸、リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエタノールアミン、スフィンゴリン脂質などが挙げられ、また、これらのものを含有する組成物、すなわち、大豆レシチン、卵黄レシチン、コーンレシチンやこれらの水素添加物なども挙げることができる。これら成分(a)のリン脂質は一種又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
【0014】
本発明で用いられる成分(a)のリン脂質のホスファチジルコリン(以下「PC」と略す)純度は、高い保湿効果を発揮するため90%以上であるとより好ましいものとなる。具体的には、日光ケミカルズ株式会社より提供されるNIKKOLレシノールS−10E、日清オイリオグループ株式会社より提供されるベイシスLS−60HR、キューピー株式会社より提供される卵黄レシチンPL−100P等の市販品を用いることができる。
【0015】
本発明における成分(a)の含有量は、特に限定されないが0.005〜10質量%(以下、単に「%」と略す)が好ましく、さらに0.01〜5%であればより好ましい。
【0016】
本発明で用いられる成分(b)L−テアニンは、アミノ酸の一種で、水溶性の白色の結晶性粉末であり、緑茶のうま味の一成分であって、カフェインによる興奮作用に対する抑制効果や保湿効果があることが知られている。本発明に用いられるL−テアニンは、天然品、合成品のいずれをも使用することができる。
【0017】
本発明における成分(b)の含有量は、特に限定されないが0.005〜10%が好ましく、さらに0.01〜8%であればより好ましい。
【0018】
本発明において成分(a)のリン脂質と成分(b)のL−テアニンはともに保湿剤として有用な素材であるが、これら併用することで、より保湿剤として効果、特に抱水力が優れるものとなる。このような成分(a)と成分(b)の含有質量比は、0.5:9.5〜5:5であることが好ましく、さらに好ましくは1:9〜2:8である。この範囲とすることで顕著な抱水力効果を得ることができる。
【0019】
本発明において成分(c)の水は、特に限定されないが、通常化粧料等に使用可能な水であれば特に限定されず、例えば、精製水、蒸留水、温泉水、海洋深層水、ラベンダー花水等、種々の水をあげることができ、必要に応じて、これらの一種を単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。
【0020】
本発明の成分(c)の含有量は、特に限定されないが、成分(a)、成分(b)に応じて適宜決めることができる。概ね20〜95%の範囲で使用可能である。
【0021】
本発明の皮膚外用剤又は化粧料の製造方法は、通常、成分(a)のリン脂質と成分(b)のL−テアニンに成分(c)の水を添加混合し、撹拌、加熱し均一分散・溶解させて得られる。
【0022】
本発明の皮膚外用剤又は化粧料は、本発明の効果を妨げない範囲で通常の皮膚外用剤又は化粧料に配合される任意成分、すなわち、油剤、アルコール類、粉体、水溶性高分子、皮膜形成剤、界面活性剤、油溶性ゲル化剤、有機変性粘土鉱物、樹脂、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤、香料、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤等を配合することができる。
【0023】
本発明の皮膚外用剤の用途は、外用液剤、外用ゲル剤、クリーム剤、軟膏剤、リニメント剤、ローション剤、ハップ剤、硬膏剤、噴霧剤、エアゾール剤等法等が挙げられる。
【0024】
本発明の化粧料の用途は、化粧水、乳液、クリーム、アイクリーム、美容液、マッサージ料、パック料、ハンドクリーム、ボディクリーム、日焼け止め化粧料等のスキンケア化粧料や、パウダーファンデーション、リキッドファンデーション、化粧用下地化粧料、白粉、コンシーラー、アイシャドウ等のメーキャップ化粧料を例示することができる。またその使用法は、手や指で使用する方法、スキンケア化粧料の場合では不織布等に含浸させて使用する方法等が挙げられる。
【実施例1】
【0025】
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳述するが、本発明はこれらにより何ら制約されるものではない。
【0026】
最初に本発明の効果を確認する試験例について説明する。
1.試料の調製
保湿剤0〜1.0質量部の範囲において0.1質量部ずつ増量した保湿剤と、ケラチン1.0質量部、精製水2.0質量部を混合したものを試料とした。なお保湿剤は、本発明の構成成分である、リン脂質、L-テアニンと従来より保湿効果に優れるとされるグリセリンの3種類を用いてそれぞれ調製した。また実際の肌へ塗布した際の抱水力による保湿効果を検討するために、肌中の構成成分のひとつであるケラチンをあらかじめ処方に混合したものをサンプルとした。
【0027】
2.試験方法
[水分残存率]
1.で調製したそれぞれの試料2gを、直径25mm、高さ10mmの容器に均一に塗り伸ばしたもの(A)として、温度30℃、相対湿度45%に設定した恒温恒湿槽に24時間放置して質量を測定し(B)、次式より水分残存率を算出した。
A:調製直後のサンプル質量
B:24時間後のサンプル質量
水分残存率=(B/A)×100 (%)
なお、水分残存率が高いものほど、水が蒸散しにくいものであり、すなわち抱水力に優れた保湿効果を示す指標とした。
水分残存率の結果について図1に示す。
【0028】
3.混合保湿剤の試料調製
リン脂質とL−テアニンの混合保湿剤、リン脂質とグリセリンの混合保湿剤を用いた試料について水分残存率を測定した。リン脂質を0〜1.0質量部に対してL−テアニン又はグリセリンを1.0〜0質量部として混合和が1.0質量部となるようにした混合保湿剤と、ケラチン1.0質量部、精製水2.0質量部を混合したものを試料とした。混合試料の処方については表1及び表2に示す。また混合試料を用いた時の水分残存率の結果を図2に示し、さらに、図1より得られたリン脂質、L−テアニンの水分残存率を合算した算出値(グラフ上での破線)についも併せて図2に示す。
【0029】
4.保湿効果評価
図2に記載のリン脂質、L−テアニン混合試料の水分残存率と図2の算出値との差分を保湿効果指標(%)とし、結果をあわせて表1及び表2に示す。
【0030】
【表1】

【0031】
【表2】

【0032】
表1及び表2の保湿効果の結果から、試験例6〜試験例11のものは保湿効果指標が5%以上を示し、組み合わせによる相乗的な保湿効果を示した。さらに、試験例9、試験例10の場合において、保湿効果指標が10%以上の値を示し、特に優れたものであった。これにより、成分(a)リン脂質と成分(b)L−テアニンを(a):(b)=0.5:9.5〜5:5の質量含有比で含有し、さらに含有質量比(a):(b)が1:9〜2:8特定比率で含有することに抱水力に優れ保湿効果が顕著となることが示された。一方、これらに比率以外の試験例1〜試験例5及び試験例12の場合では、保湿効果指標の値は、それぞれの成分の保湿効果の相加効果レベルのものであることが示された。
【0033】
実施例2:本発明品1〜4及び比較品1〜3(化粧水)
表3及び表4に示す組成及び下記製法にて化粧水を調製し、塗布後の保湿効果を確認した。結果を表3及び表4に併記する。
【0034】
【表3】

【0035】
【表4】

【0036】
(製造方法)
A;成分1〜3を80℃で均一に溶解する。
B;成分4〜7を80℃で均一に溶解する。
C;AにBを滴下・混合し乳化して化粧水を得た。
【0037】
(評価方法)
本発明品1〜4、比較品1〜3について、20名による専門パネルにより使用テストを行い、サンプル4gを顔に塗布し、6時間後における『経時での保湿感』に関して下記の基準で保湿効果について評価を行った。
【0038】
[保湿効果:官能評価]
(判定):(判定基準)
◎ : 16人以上の人が保湿効果を感じる。
○ : 12人以上15人以下の人が保湿効果を感じる。
△ : 8人以上11人以下の人が保湿効果を感じる。
× : 7人以下の人が保湿効果を感じる。
【0039】
表3の結果より本発明品1〜4は保湿効果を感じるものであり、なかでも本発明品1、本発明品2は特に保湿効果を感じるものであった。一方、リン脂質を含まない比較品1、L−テアニンを含まない比較品2はいずれも保湿効果を感じる人が少ないものであり、L−テアニンの代わりにアミノ酸であるグルタミン酸を含有した比較品3においても同様の結果であった。
【0040】
実施例3:保湿美容液
(処方) (%)
1.水素添加大豆リン脂質(PC純度80%) 0.65
2.コレステロール 0.05
3.1,2−ペンタンジオール 3.0
4.グリセリン 5.0
5.ジプロピレングリコール 10.0
6.L−テアニン 1.0
7.ジカプリル酸プロピレングリコール 1.5
8.防腐剤 0.15
9.香料 適量
10.精製水 残量
【0041】
(製造方法)
A:成分1〜4を80℃に加熱混合する。
B:成分5〜10を撹拌混合し、80℃に加熱する。
C:AにBを添加し混合撹拌し乳化する。
D:Cを室温まで冷却し、保湿美容液を得た。
【0042】
上記処方により調製した実施例3の保湿美容液は保湿効果を感じるものであった。
【0043】
実施例4:不織布含浸タイプパック料
(処方) (%)
1.ポリエキシエチレン(25)フィトステロール 1.0
2.ステアリルアルコール 0.2
3.セタノール 0.2
4.水添大豆リン脂質(PC純度90%) 0.3
5.プロピレングリコール 10.0
6.ジグリセリン 8.0
7.流動パラフィン 1.0
8.メドウフォーム油 0.5
9.マイクロクリスタリンワックス 5.0
10.精製水 1.0
11.エタノール 3.0
12.精製水 残量
13.L−テアニン 1.5
14.水酸化ナトリウム 適量
15.香料 0.01
【0044】
(製造方法)
A:成分1〜9、成分15を80℃に加熱混合する。
B:成分10〜14を撹拌混合し、80℃に加熱する。
C:AにBを添加し混合撹拌し乳化する。
D:Cを室温まで冷却し、原液を得た。
E:Dを不織布に含浸させ、不織布含浸タイプパック料を得た。
【0045】
実施例4の不織布含浸タイプパック料は保湿効果を感じるものであった。
【0046】
実施例5:保湿クリーム
(成分) (%)
1.ステアリン酸 1.5
2.セトステアリルアルコール 3.0
3.グリセリルモノステアレート 1.5
4.スクワラン 15.0
5.ワセリン 5.0
6.水添大豆リン脂質(PC純度95%) 0.2
7.1,3−ブチレングリコール 15.0
8.グリセリン 5.0
9.L−テアニン 1.0
10.キサンタンガム 1.0
11.パラオキシ安息香酸メチル 0.15
12.水酸化ナトリウム 0.05
13.エデト酸二ナトリウム 0.02
14.精製水 残量
15.香料 適量
【0047】
(製造方法)
A:成分1〜6を80℃に加熱混合する。
B:成分7〜15を撹拌混合し、80℃に加熱する。
C:AにBを添加し混合撹拌し乳化する。
D:Cを室温まで冷却し、保湿クリームを得た。
【0048】
実施例5の保湿クリームは保湿効果を感じるものであった。
【0049】
実施例6:保湿美容液
(成分) (%)
1.水添卵黄リン脂質(PC純度95%) 1.0
2.ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル 1.0
3.ベヘニルアルコール 3.0
4.マカデミアナッツ油 5.0
5.流動パラフィン 5.0
6.N−ラウロイル−L−グルタミン酸−ジ(コレステリル・
ベヘニル・オクチルドデシル) 3.0
7.オレイン酸フィトステリル 8.0
8.グリセリン 5.0
9.1,3−ブチレングリコール 12.0
10.L−テアニン 2.0
11.パラオキシ安息香酸メチル 0.15
12.キザンタンガム 0.1
13.香料 適量
14.精製水 残量
【0050】
(製造方法)
A:成分1〜7を80℃に加熱混合する。
B:成分8〜14を撹拌混合し、80℃に加熱する。
C:AにBを添加し混合撹拌し乳化する。
D:Cを室温まで冷却し、保湿美容液を得た。
【0051】
実施例6の保湿美容液は保湿効果を感じるものであった。
【0052】
実施例7:湿美白美容液
(成分) (%)
1.水添大豆リン脂質(PC純度97%) 0.5
2.ポリオキシエチレン(20)コレステリルエーテル 1.0
3.ベヘニルアルコール 3.0
4.グリセリン 10.0
5.1,3−ブチレングリコール 13.0
6.1,2−ペンタンジオール 1.0
7.スクワラン 2.0
8.2−エチルヘキサン酸セチル 1.0
9.L−テアニン 1.0
10.アスコルビン酸2−グルコシド 2.0
11.水酸化ナトリウム 0.15
12.乳酸ナトリウム 2.0
13.香料 適量
14.精製水 残量
【0053】
(製造方法)
A:成分1〜6を75℃に加熱混合する。
B:成分7、8を撹拌混合し、75℃に加熱する。
C:AにBを添加し混合撹拌し乳化し、さらに75℃に加熱溶解した成分9〜14を添加混合する。
D:Cを室温まで冷却し、保湿美白美容液を得た。
【0054】
実施例7の保湿美白美容液は保湿効果を感じるものであった。

【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】各種保湿剤を用いた時の水分残存率の特性を示す図である。
【図2】リン脂質とL−テアニンを組み合わせた保湿剤、またはリン脂質とグリセリンを組み合わせた保湿剤を用いた時の水分残存率の特性を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(a)〜(c);
成分(a)リン脂質
成分(b)L−テアニン
成分(c)水
を含有し、成分(a)と成分(b)の含有質量比(a):(b)が0.5:9.5〜5:5であることを特徴とする皮膚外用剤又は化粧料。
【請求項2】
さらに成分(a)と成分(b)の含有質量比(a):(b)が1:9〜2:8であることを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤又は化粧料。
【請求項3】
前記成分(a)リン脂質のホスファチジルコリン純度が90%以上であることを特徴とする前記請求項1又は2記載の皮膚外用剤又は化粧料。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−229109(P2010−229109A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−80513(P2009−80513)
【出願日】平成21年3月27日(2009.3.27)
【出願人】(000145862)株式会社コーセー (734)
【Fターム(参考)】