説明

皮膚外用剤用具、皮膚外用剤の保持具および皮膚外用剤用具の製造方法

【課題】使用時に皮膚外用剤成分が肌の表面に残留しないように、凍結乾燥によって形成する皮膚外用剤成分の量を減らしても、皮膚外用剤を容易に取り扱い可能とする皮膚外用剤用具、皮膚外用剤の保持具および皮膚外用剤用具の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】皮膚外用剤用具1は、両端が開口する保持具2であって、前記保持具2を把持可能な端部を一端に有する保持具2と、皮膚外用剤成分の水溶液を凍結乾燥させて形成した、前記保持具の他端の開口を塞ぐように固着する皮膚外用剤3と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、皮膚外用剤用具、皮膚外用剤の保持具および皮膚外用剤用具の製造方法を開示する。
【背景技術】
【0002】
近年、マスクまたはパック(フェイシャルマスク)等の化粧料シートを用いたスキンケアが行なわれている。化粧料シートには、スキンケア成分であるコラーゲン、ゼラチン、ヒアルロン酸、キチン、キトサン、アミノ酸またはこれらの混合物を含浸させた不織布または織布が用いられている(例えば、特許文献1参照)。これら不織布または織布の化粧料シートは、化粧水等を含浸させて肌面に貼付される。
【0003】
また、コラーゲン様の構造を有する合成ポリペプチド等の皮膚外用剤成分のみを加温、冷却、凍結乾燥、減圧乾燥等の物理的処理によってスポンジ状、ゲル状、またはフィルム状のシートとし、これらを皮膚外用剤シートとして使用するものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。その場合、まず大きめのシートを製造し、適用部分の寸法形状に合わせて裁断または型抜きしたものが肌面に貼付される。
【0004】
また、皮膚外用剤シートを貼付している期間の使用者の行動の制限を軽減するためや、皮膚外用剤シートの取り扱いを容易にするためのものとして、皮膚外用剤成分シートの周囲に外縁を形成しうる形状と面積を有する撥水性の不織布または織布からなる基布の片面に、皮膚外用剤成分シートを圧着積層したものが提案されている(例えば、特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−263759号公報
【特許文献2】特開2007−137875号公報
【特許文献3】特開2010−163386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
不織布または織布からなる基布に皮膚外用剤成分を含浸させたシートは、使用後も皮膚外用剤成分が基布に残存するため、皮膚外用剤成分を不可避的に廃棄することになる。また、コラーゲン等の皮膚外用剤成分を凍結乾燥によってシート状等に形成したものは、ひび割れ等を生じやすいため、指で取り扱うことが可能な程度の強度を確保するには、膜を厚くするか、或いは膜を硬くする必要がある。膜を厚くする場合には皮膚外用剤成分の水溶液の量を増やして凍結乾燥させて成形する必要があり、膜を硬くする場合には皮膚外用剤成分の水溶液の濃度を高くして凍結乾燥させて成形する必要がある。しかしながら、皮膚外用剤成分の水溶液の量を増やし、或いは濃度を高くして膜を成形すると、膜を構成する皮膚外用剤成分の量が増えるため、使用時に皮膚外用剤成分が肌の表面に固形物となって残留する。
【0007】
そこで、本願は、使用時に皮膚外用剤成分が肌の表面に残留しないように、凍結乾燥によって形成する皮膚外用剤成分の量を減らしても、皮膚外用剤を容易に取り扱い可能とする皮膚外用剤用具、皮膚外用剤の保持具および皮膚外用剤用具の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、両端が開口し、一端が把持可能な保持具の他端に、皮膚外用剤を、他端の開口を塞ぐように皮膚外用剤成分の水溶液を凍結乾燥させて形成した。
【0009】
詳細には、本発明は、両端が開口する保持具であって、前記保持具を把持可能な端部を一端に有する保持具と、皮膚外用剤成分の水溶液を凍結乾燥させて形成した、前記保持具の他端の開口を塞ぐように固着する皮膚外用剤と、を備える皮膚外用剤用具とした。
【0010】
両端が開口する保持具であれば、皮膚外用剤成分の水溶液を凍結乾燥させて皮膚外用剤を形成する際、水溶液中の水分の除去が阻害されることもなく、保持具の開口を塞ぐように皮膚外用剤を固着させることができる。また、皮膚外用剤が固着している側とは反対側の端部を把持することにより、ユーザが皮膚外用剤に直接触れることなく、皮膚外用剤用具を掴んで皮膚外用剤を肌にあてがうことができる。
【0011】
この皮膚外用剤用具であれば、ユーザが皮膚外用剤に直接触れることなく、皮膚外用剤用具を掴むことができるため、皮膚外用剤に力がほとんど加わらない。使用の際、皮膚外用剤に力がほとんど加わらないため、凍結乾燥によって形成する皮膚外用剤成分の量を減らして形成したシートであっても、ひび割れ等が生じない。よって、皮膚外用剤成分の量を減らしても、皮膚外用剤を容易に取り扱うことができる。
【0012】
なお、前記保持具は、断面が円状または変形状で、両端が開口する筒状の保持具であってもよい。ここで、変形状とは、楕円状、三日月状、ひょうたん状などである。断面が円状の保持具であれば、皮膚外用剤が固着している側とは反対側の端部のあらゆる部分を把持することができる。断面が楕円状であれば、皮膚外用剤が固着している側とは反対側の端部のうち、最も幅の狭い部分を把持することができ、断面が三日月状であれば、皮膚外用剤が固着している側とは反対側の端部のうち、最も幅の広い部分を把持することができる。また、断面がひょうたん状であれば、皮膚外用剤が固着している側とは反対側の端部のうち、くびれている部分を把持することができ、且つ、担持する皮膚外用剤の面積を十分に確保することができる。
【0013】
また、前記皮膚外用剤は、コラーゲン、ポリペプチド、ヒアルロン酸、プルラン、エラスチンの少なくとも何れかを有するものであってもよい。皮膚外用剤がこのような成分を有することにより、皮膚外用剤をあてがった部位の皮膚の創傷被覆効果や美容効果が促進される。
【0014】
また、皮膚外用剤は、化粧料であってもよい。上記皮膚外用剤を化粧料として用いれば、繊維芽細胞によって合成される成分が補われ、皮膚外用剤をあてがった部位の美容効果が促進される。
【0015】
また、前記保持具は、前記皮膚外用剤を担持する担持部と、前記担持部から突出する把持部と、を有するものであってもよい。保持具を把持するための把持部が担持部から突出していれば、保持具を容易に把持することができる。また、把持部が、皮膚外用剤を担持する担持部から突出するように形成されていれば、例えば、把持部を担持部よりも細く加工することにより、保持具が収納される部位からの取出しが容易になる。
【0016】
また、前記保持具の他端の開口には、前記皮膚外用剤を固着させるための凹凸加工が施されているものであってもよい。保持具の他端の開口に凹凸加工が施されていれば、水溶液を凍結乾燥させて形成される皮膚外用剤が凹凸と係合した状態で固化するので、皮膚外用剤が保持具から外れにくい。
【0017】
また、本発明は、皮膚外用剤の保持具として捉えることもできる。すなわち、両端が開口する保持具であって、前記保持具を把持可能な端部を一端に有し、皮膚外用剤成分の水溶液を凍結乾燥させて形成した、前記保持具の他端の開口を塞ぐように皮膚外用剤を固着させて保持させるものであってもよい。
【0018】
また、本発明は、方法の側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、上下両端が開口する保持具であって、前記保持具を把持可能な端部を上端に有する保持具に、皮膚外用剤成分の水溶液を注入して、前記保持具の下端を前記水溶液で浸し、前記保持具の下端を浸している前記水溶液を凍結乾燥させる皮膚外用剤用具の製造方法であってもよい。両端が開口する保持具の下端を浸すように皮膚外用剤成分の水溶液を保持具に注入し、凍結乾燥させることにより、上述した皮膚外用剤用具を比較的少ない工数で効率的に生産することができる。
【0019】
また、前記皮膚外用剤用具を収納する収納部に前記保持具を収納し、前記収納部に収納した前記保持具に前記水溶液を注入して、前記保持具の下端を前記水溶液で浸し、前記保持具の下端を浸している前記水溶液を凍結乾燥させてもよい。皮膚外用剤用具を収納する収納部を使って上記皮膚外用剤用具を生産すれば、凍結乾燥の後で別の容器に皮膚外用剤用具を移し替える必要も無いため、更に効率的に生産できる。
【0020】
また、本発明は、例えば、皮膚外用剤用具の製造方法であって、皮膚外用剤用具を収納する収納部に、皮膚外用剤成分の水溶液を注入し、上下両端が開口する保持具であって、前記保持具を把持可能な端部を上端に有する保持具を、前記収納部に収納して前記保持具の下端を前記水溶液で浸し、前記保持具の下端を浸している前記水溶液を凍結乾燥させるものであってもよい。皮膚外用剤成分の水溶液を注入した収納部に保持具に注入し、凍結乾燥させることにより、上述した皮膚外用剤用具を比較的少ない工数で効率的に生産することができる。
【0021】
また、前記保持具の下端には、前記皮膚外用剤を固着させるための凹凸加工が施されていてもよい。下端に凹凸加工が施されている保持具であれば、皮膚外用剤成分の水溶液を注入した収納部に入れて凍結乾燥をさせた場合に、凍結乾燥によって形成される皮膚外用剤が凹凸と係合した状態で固化するので、皮膚外用剤が保持具から外れにくい。
【0022】
また、前記保持具は、親水性の材料で形成されており、前記収納部は、疎水性の材料で形成されているものであってもよい。保持具が親水性の材料で形成されており、収納部が疎水性の材料で形成されている場合、水溶液を注入した収納部に保持具を入れると、収納部の底に溜まる水溶液が保持具に集まる。この状態で凍結乾燥を行えば、皮膚外用剤を収納部に残留させることなく、保持具に固着させることができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、使用時に皮膚外用剤成分が肌の表面に残留しないように、凍結乾燥によって形成する皮膚外用剤成分の量を減らしても、皮膚外用剤を容易に取り扱うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】皮膚外用剤用具の外観図である。
【図2】皮膚外用剤用具の構造図である。
【図3】皮膚外用剤用具の製造プロセスの一例を示した図である。
【図4】トレーの第1例を示した図である。
【図5】皮膚外用剤用具を取り出す様子を示した図である。
【図6】トレーの第2例を示した図である。
【図7】トレーの第3例を示した図である。
【図8】皮膚外用剤用具の変形例である。
【図9】トレーの第4例を示した図である。
【図10】トレーの第5例を示した図である。
【図11】保持具の断面の変形例を示した図である。
【図12】変形例に係る皮膚外用剤用具の外観図である。
【図13】変形例に係る皮膚外用剤用具の構造図である。
【図14】皮膚外用剤用具を収める容器の一例を示した図である。
【図15】皮膚外用剤用具を収めた容器の断面図である。
【図16A】変形例に係る製造プロセスで用いる保持具の斜視図である。
【図16B】変形例に係る製造プロセスで用いる保持具の構造図である。
【図17】変形例に係る保持具を使った皮膚外用剤用具の製造プロセスの一例を示した図である。
【図18】保持具の変形例を示した第一の図である。
【図19】保持具の変形例を示した第二の図である。
【図20】保持具の変形例を示した第三の図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
上記発明の実施形態を以下に説明する。以下に示す実施形態は例示であり、本願で開示する発明の技術的範囲をこれらに限定するものではない。
【0026】
実施形態に係る皮膚外用剤用具の外観を図1に示す。皮膚外用剤用具1は、図1に示すように、円筒状の保持具2と、保持具2の内部に担持された皮膚外用剤3とを備える。保持具2は、上下端が開口した部材である。保持具2は、指で摘むことが可能な外径および高さを有していることが好ましく、例えば、外径を約12mm程度とし、高さを約10mm程度とする。また、保持具2は、指で摘みやすく且つ皮膚外用剤3が固着しやすい素材で構成することが好ましいが、少なくとも、指で摘む際に外周側面4に加わる力によって、皮膚外用剤3が変形して崩れない程度の強度を有していることが好ましい。このため、外径が約12mm程度の場合には、例えば、内径を約10〜11mm程度にする。また、素材については、ポリプロピレン、PET、シリコーン樹脂を例示できる。
【0027】
皮膚外用剤用具1の構造を図2に示す。皮膚外用剤用具1は、図2に示すように、保持具2の下端の開口部を塞ぐように、シート状の皮膚外用剤3を担持している。皮膚外用剤3は、皮膚外用剤成分の水溶液を凍結乾燥したものである。皮膚外用剤成分としては、コラーゲン、合成ポリペプチド、ヒアルロン酸、プルラン、エラスチンを例示できる。コラーゲンは天然に存在するコラーゲンや遺伝子組換えで製造されるコラーゲンでもよいが、合成コラーゲンでもよい。合成コラーゲンとしては、例えば、下記式で表されるアミノ酸配列の合成ペプチドが挙げられ、これはコラーゲン様の構造を形成する。また、病原体の感染や病原性因子の伝達を生じない故に安全性が高く、また、保湿性や安定性も高く、更に臭気を生じさせない利点を有する。
(Pro−X−Gly)n
【0028】
上記式において、XはProまたはHypを表し、ProはL−プロリン残基、HypはL−ヒドロキシプロリン残基、及びGly;グリシン残基を表し、nは1以上の整数であるが、好ましくはコラーゲンと同様の3重らせん構造を取り始める4以上の整数が好ましい。nの上限は特に定めるものではないが、好ましくは水溶液として状態を保持できる分子量に相当するn<100,000が好ましい。なお、上記皮膚外用剤3の製造には、必要に応じて、通常、化粧用または医療用に用いられる増粘剤、賦形剤等の添加剤を用いてもよい。
【0029】
上記凍結乾燥を行なう際の皮膚外用剤成分の水溶液は、有効成分が肌に効果的に浸透し且つ保持具2に適切な強度で保持される濃度および量であることが好ましく、水溶液の濃度に関しては、例えば、0.1〜1.0重量%がより好ましく、特に好ましくは約0.5重量%程度の濃度にする。皮膚外用剤成分の水溶液の濃度が低いと膜の硬度が不足し、皮膚外用剤3の構造的な強度が低下するが、成形される皮膚外用剤3が適当な厚さとなる水量の水溶液に保持具2を浸した状態で凍結乾燥によって固化することにより、皮膚外用剤3が保持具2に固着する。よって、皮膚外用剤成分の絶対量が少なく構造的な強度の低い皮膚外用剤3であっても、保持具2に担持されていれば、保持具2を指で摘んで容易に取り扱うことができる。なお、水溶液の濃度を高くすると、膜が硬くなり、構造的な強度の高い皮膚外用剤3を形成することができるが、その場合、皮膚外用剤成分の絶対量が多くなり、使用の際、肌に浸透し切れない有効成分が肌の表面に固形物となって残留することになる。成形される皮膚外用剤3を構造的に適切な強度とするための適切な水溶液の濃度および量は、保持具2の形状や大きさによっても左右される。使用する保持具2の形状や大きさにより、肌に浸透する有効成分の量と皮膚外用剤3に必要な構造的強度とのバランスを見ながら、水溶液の濃度および量を適宜決定する。
【0030】
皮膚外用剤用具1は、例えば、以下のようなプロセスによって製造することができる。皮膚外用剤用具1の製造プロセスの一例を図3に示す。
【0031】
皮膚外用剤用具1を製造する際は、円筒状の保持具2をトレー5に載せる(図3(A))。トレー5には、皮膚外用剤用具1を収納するための凹状の収納部6が形成されており、保持具2を収納部6に入れる。ここで、収納部6は、円筒状の保持具2に沿う円筒状の収納部であり、皮膚外用剤用具1の側部を支持する壁面7と、皮膚外用剤用具1の下部を支持する底面8とを有する。収納部6の底面8は、円形であり、中心部分が縁の部分よりも1段低くなっている。すなわち、底面8を構成する2つの面のうち、底面8の中心部分を構成する第1の底面9は、底面8の縁の部分を構成し、保持具2の円筒状の下端を支持する第2の底面10よりも1段低くなっている。
【0032】
次に、保持具2の内側に皮膚外用剤成分の水溶液を注入し、保持具2の下部を水溶液で浸す(図3(B))。そして、水溶液を凍結乾燥させる(図3(C))。凍結乾燥をする際は、保持具2を水溶液に浸したままの状態でトレー5ごと冷却し、水溶液を凍結させる。凍結の際の温度は、水溶液中の成分に応じるが、凍結が不十分な場合には後述の乾燥工程でシートが形成できない虞があるため、十分に低い温度であることが望ましい。
【0033】
保持具2の下部を浸す水溶液が十分に凍結した後、トレー5を配置した空間を減圧して真空にする。そして、凍結した水溶液が溶けない程度の、水溶液中の水分の昇華に必要な量の熱を供給しながら、真空状態を保持する。保持具2は、上下端が開口しているため、保持具2の下部を浸す水溶液中の水分が保持具2の内部を通過するように昇華する。これにより、水溶液中の水分が昇華し、やがて水溶液が凍結乾燥して皮膚外用剤3の完成に至る(図3(D))。
【0034】
皮膚外用剤用具1を使用する際は、皮膚外用剤用具1をトレー5から取り出す(図3(E))。皮膚外用剤3は、凍結乾燥によって保持具2の下部に固着しているため、保持具2を指で摘んでトレー5から持ち上げると、皮膚外用剤3が収納部6の底面8から剥離する。保持具2を指で摘んだ状態で、化粧水等を塗布して湿らせた肌の上に皮膚外用剤3をあてがうと、皮膚外用剤3が肌に浸透する。皮膚外用剤3が肌に浸透すると消滅し、皮膚外用剤用具1には保持具2のみが残る。
【0035】
なお、トレーは、例えば、図4に示すように、収納部6を2つ設けておき、各収納部6
に皮膚外用剤用具1を収納するようにしてもよい。この場合、トレー5には、収納部6に収納された皮膚外用剤用具1を指で摘むための溝11を、各収納部6についてそれぞれ2つずつ設けるようにしてもよい。各収納部6の縁に溝11を設けておけば、収納部6に収納されている皮膚外用剤用具1を容易に摘むことができるので、図5に示すように、皮膚外用剤用具1を収納部6から取り出しやすい。なお、溝11は、皮膚外用剤3を凍結乾燥によって形成するという上記プロセスの都合上、保持具2の内側に注入した水溶液が収納部6から溝11へ流れないようにする必要がある。そこで、溝11の最下部を、収納部6の底面よりも高くする。
【0036】
また、トレーは、図6に示すように、2つの収納部6が、トレー5の長手方向に延在するものであってもよい。この場合、2つの収納部6の間にある溝11_Cは、何れの収納部6内の皮膚外用剤用具1を摘む際にも利用することができる。
【0037】
また、トレー5には、図7に示すように、収納部6を開閉可能な蓋12を設けてもよい。収納部6を開閉可能であれば、各収納部6に収納されている皮膚外用剤用具1のうち何れかのみを使用のために取り出し、その他の皮膚外用剤用具1については収納部6に入れたまま密閉して保管することができる。
【0038】
変形例に係る化粧料用具の代表例として、ひょうたん状の保持具の外観を図8に示す。本変形例に係る皮膚外用剤用具21は、図8に示すように、保持具22が上から見るとひょうたん状になっており、保持具22の内部に皮膚外用剤23が担持されている。保持具22は、保持具2と同様、上下端が開口している。保持具22の寸法や素材に関する条件は、保持具2と同様とする。ひょうたん状の保持具22についても、円筒状の保持具2と同様、保持具22の下部を皮膚外用剤成分の水溶液で浸した後に凍結乾燥を行い、皮膚外用剤23を形成する。ひょうたん状の保持具22の場合、円筒状の保持具2に比べて、皮膚外用剤23の面積を大きくすることができる。このため、皮膚外用剤23を肌の広い部分にあてがうことができる。
【0039】
なお、保持具22を収納するトレーは、例えば、図9に示すように、ひょうたん状の収納部26を2つ設けておき、保持具22のくびれ部分を指で摘むための溝31を、各収納部26の縁に設ける。各収納部26の縁に溝31を設けておけば、収納部26に収納されている皮膚外用剤用具21を容易に摘むことができるので、皮膚外用剤用具21を収納部26から取り出しやすい。
【0040】
また、トレー25には、図10に示すように、収納部26を開閉可能な蓋32を設けてもよい。収納部26を開閉可能であれば、各収納部26に収納されている皮膚外用剤用具21のうち何れかのみを使用のために取り出し、その他の皮膚外用剤用具21については収納部26に入れたまま密閉して保管することができる。
【0041】
なお、上記実施形態や変形例では、円筒状あるいはひょうたん状の保持具に皮膚外用剤を担持させていたが、本発明は、このような態様に限定されるものではない。すなわち、保持具は、皮膚外用剤を担持できるものであれば、如何なる形態であってもよく、皮膚外用剤をあてがう肌の部分の形状に合せて、その形態を選択することができる。保持具の断面は、例えば、図11に示すように、楕円状、三日月状、方形、多角形、台形状、その他、如何なる形状であってもよい。また、保持具は、担持する皮膚外用剤の周囲を完全に取り囲んでいる必要は無く、例えば、一部に切り欠きがあってもよい。また、保持具は、皮膚外用剤を担持する部位に、皮膚外用剤の離脱を防ぐための爪を設けたり、凹凸加工を施したりしてもよい。
【実施例】
【0042】
<化粧料用具の製造>
収納部に保持具を収納し、0.5重量%の合成コラーゲン水溶液(JNC株式会社品、商品名:ピュアコラ0.5%水溶液)を注入したトレーを、凍結乾燥機(本体商品名:EYELA FDU−1100(東京理化器械株式会社製)、角型ドライチャンバー商品名:EYELA DRC−1000(東京理化器械株式会社製)、真空ポンプ:ULVAC−200(アルバック機工株式会社製))に入れて、まずは常圧で10時間かけ−50℃になるまで冷却し凍結した。その後、真空ポンプを作動させて、−50℃で10時間凍結乾燥(真空度9〜10Pa)した後、25℃まで温度を戻し凍結乾燥機から取り出した。その結果、見掛けの厚さが約1mmの皮膚外用剤が形成されたことを確認した。
【0043】
<使用性の評価>
上記皮膚外用剤を化粧料として用いた場合の使用性について評価した。すなわち、目の下の肌の部分に化粧水を塗布し、上記の方法で作成した皮膚外用剤用具の皮膚外用剤である化粧料をあてがった。化粧料をあてがったところ、肌の部分に塗布した化粧水によって化粧料が溶解し、化粧料の有効成分が肌に速やかに浸透して消滅した。保持具が無い場合、指の表面で化粧料が溶解し、或いは化粧料を摘む際の指の力によって化粧料が損壊してしまい、化粧料を所望の部位に十分にあてがうことが難しい。しかし、本願のように、保持具を用いることにより、皮膚外用剤を所望の部位に十分にあてがい、有効成分を肌に浸透させることができる。なお、上記皮膚外用剤用具は、皮膚外用剤として創傷治療剤を用いれば、皮膚外用剤を所望の創傷部位にあてがい、創傷治療に用いることもできる。皮膚外用剤成分にコラーゲン、特に合成コラーゲンが含まれる場合、創傷部位に転写した皮膚外用剤は手などで広げず、そのままにすることで、止血効果が生ずる。
【0044】
また、上記実施形態は、次のように変形してもよい。本変形例に係る皮膚外用剤用具の外観を図12に示す。本変形例に係る皮膚外用剤用具51は、図12に示すように、スタンプ状の保持具52と、保持具52の下側の端部に担持される後述の皮膚外用剤とを備える。
【0045】
保持具52は、円筒を2段状にしたものであり、段差54より下側を形成する円筒状の担持部55と、段差54より上側を形成し、担持部55から突出する円筒状の把持部56とを有する。一方、把持部56は、担持部55よりも径が小さく、また、指で容易に摘まむことができる程度の高さを有している。保持具52は、保持具2と同様、指で摘みやすく且つ皮膚外用剤が固着しやすい素材で構成することが好ましいが、少なくとも、指で摘む際に把持部56の外側面57に加わる力によって、皮膚外用剤が変形して崩れない程度の強度を有していることが好ましい。
【0046】
皮膚外用剤用具51の構造を図13に示す。皮膚外用剤用具51は、上述した保持具2と同様、図13に示すように、担持部55の下端の開口部を塞ぐように、シート状の皮膚外用剤61を担持している。皮膚外用剤61は、上述した皮膚外用剤3と同様なので、詳細な説明を省略する。なお、保持具52は、段差54により2段状になっているが、図13に示すように、担持部55の下側の開口部と把持部56の上側の開口部とは内部で連通しており、皮膚外用剤61を担持しない状態では、上下方向に延在する孔が保持具52を貫通している。
【0047】
本変形例に係る皮膚外用剤用具51は、例えば、図3に示した上記製造プロセスによって製造することができるため、皮膚外用剤用具51の製造プロセスの説明は省略する。
【0048】
本変形例に係る皮膚外用剤用具51であれば、成形される皮膚外用剤61が適当な厚さとなる水量の水溶液に保持具52を浸した状態で凍結乾燥によって固化することにより、皮膚外用剤61が保持具52の担持部55に固着する。よって、皮膚外用剤成分の絶対量
が少なく構造的な強度の低い皮膚外用剤61であっても、保持具52に担持されていれば、保持具52の把持部56を指で摘んで容易に取り扱うことができる。
【0049】
ところで、本変形例に係る皮膚外用剤用具51であれば、把持部56の径が担持部55の径よりも小さいため、皮膚外用剤用具51を収める容器を以下のように構成することができる。すなわち、上述した実施形態では、トレー5に皮膚外用剤用具1を指で摘むための溝11を設けていたが、本変形例に係る皮膚外用剤用具51であれば、把持部56の径が担持部55の径よりも小さいため、皮膚外用剤用具51に溝11に相当するものを設けなくても、把持部56を摘むことが可能である。
【0050】
皮膚外用剤用具51を収める容器の一例を図14に示す。皮膚外用剤用具51を収める容器50は、図14に示すように、円筒状の容器であり、皮膚外用剤用具51を収める容器本体58と、容器本体58の開口部を閉じる蓋53とを備える。
【0051】
図15は、皮膚外用剤用具51を収めた容器50の断面図である。蓋53は、容器本体58に設けられている雄ねじ59に蓋53の雌ねじ60を螺合して締め付けることにより、容器本体58の内部を密閉する。なお、蓋53は、容器本体58とねじで螺合するものに限定されるものではなく、例えば、蓋53を容器本体58に押し付けると蓋53が容器本体58に係合するものであってもよい。
【0052】
雄ねじ59および雌ねじ60は、容器本体58の概ね中間あたりの高さに位置している。よって、蓋53を外すと、容器本体58に収納されている皮膚外用剤用具51の把持部56が容器本体58の開口部から突出した状態になり、把持部56を容易に摘まむことが可能である。また、容器50は、容器本体58を蓋53で閉じると、内部の高さが皮膚外用剤用具51と略同じ高さとなるように設計されている。よって、容器本体58を蓋53で閉じると、容器50内に収納される皮膚外用剤用具51が蓋53と容器本体58との間に挟まれて支持される状態となり、皮膚外用剤用具51を輸送する際、凍結乾燥させた皮膚外用剤61を衝撃から守ることが可能である。
【0053】
このように構成される容器50に皮膚外用剤用具51を収納すれば、容器本体58の内部の気密性が蓋53によって保たれるので、上記トレー5のような気密性の無い容器を使う場合に必要となる密閉用の袋等が必要無くなる。
【0054】
ところで、上記各実施形態に係る皮膚外用剤用具1を製造する際は、中心部分が縁の部分よりも1段低くなっており、第1の底面9および第2の底面10の2つの面で底面8が構成される収納部6に保持具2を配置し、皮膚外用剤成分の水溶液を注入して皮膚外用剤3を形成していた。しかし、保持具が以下のように構成されていれば、底面が平らな収納部であっても、皮膚外用剤成分の水溶液を注入して凍結乾燥を行い、皮膚外用剤を形成することが可能である。
【0055】
以下、上記皮膚外用剤用具51の変形例を使い、底面が平らな収納部の容器本体に保持具を収納して皮膚外用剤成分の水溶液を注入し、注入した水溶液を凍結乾燥させて皮膚外用剤を形成する方法を説明する。なお、以下に示す製造プロセスは、皮膚外用剤用具51の変形例を使っているが、実施形態に係る皮膚外用剤用具1やその変形例についても同様に適用可能である。
【0056】
本変形例に係る製造プロセスを説明する前に、本製造プロセスで用いる保持具について説明する。図16Aは本変形例に係る製造プロセスで用いる保持具62の斜視図であり、図16Bは保持具62の構造図である。本変形例に係る製造プロセスで用いる保持具62は、上述した皮膚外用剤用具51の保持具52とほぼ同様であるが、担持部の構成が異な
っている。すなわち、上述した皮膚外用剤用具51の保持具52は、担持部55の下端に凹凸は特に設けていなかった。しかし、本変形例に係る製造プロセスで用いる保持具62の担持部65は、下端に凹凸加工が施してある。また、皮膚外用剤成分の水溶液が保持具62に集まりやすいよう、保持具62は親水性の材質で形成されており、保持具62を収納する収納部は疎水性の材質で形成されているものとする。なお、凹凸の個数は、保持具62の大きさや皮膚外用剤成分の水溶液の濃度等に応じて適宜決定する。また、把持部66は、把持部56と同様である。
【0057】
このように構成される保持具62を使った皮膚外用剤用具の製造プロセスの一例を図17に示す。なお、以下に示す例は、上述した容器本体68に保持具62を収納し、皮膚外用剤用具を製造する場合を例に説明する。
【0058】
保持具62を使った皮膚外用剤用具を製造する際は、容器本体68の収納部に皮膚外用剤成分の水溶液を注入する(図17(A))。次に、容器本体68の収納部に保持具62を入れ、担持部65の下部を水溶液に浸す(図17(B))。
【0059】
ところで、上述したように、保持具62は親水性の材質で形成されており、保持具62を収納する収納部を形成する容器本体68は疎水性の材質で形成されている。よって、皮膚外用剤成分の水溶液を注入した容器本体68の収納部に保持具62を入れると、容器本体68の疎水効果と保持具62の親水効果との相互作用により、担持部65の下端の凹凸の隙間を皮膚外用剤成分の水溶液が通り抜け、皮膚外用剤成分の水溶液が担持部65の内側に集まる(図17(C))。
【0060】
この状態で、水溶液を凍結乾燥させる(図17(D))。凍結乾燥をする際は、担持部65を水溶液に浸したままの状態で容器本体68ごと冷却し、水溶液を凍結させる。担持部65の下端を浸す水溶液が十分に凍結した後、容器本体68を配置した空間を減圧して真空にする。そして、凍結した水溶液が溶けない程度の、水溶液中の水分の昇華に必要な量の熱を供給しながら、真空状態を保持する。保持具62は、把持部66の上端と担持部65の下端とが開口しているため、担持部65の下部を浸す水溶液中の水分が保持具62の内部を通過するように昇華する。これにより、水溶液中の水分が昇華し、やがて水溶液が凍結乾燥して皮膚外用剤64が形成され、皮膚外用剤用具63の完成に至る(図17(E))。
【0061】
皮膚外用剤用具63を使用する際は、把持部66を指で摘んで皮膚外用剤用具63を容器本体68から取り出す(図17(F))。皮膚外用剤64は、凍結乾燥によって担持部65の下部に固着しているため、把持部66を指で摘んで容器本体68から持ち上げると、皮膚外用剤64が容器本体68の収納部の底面から剥離する。保持具62を指で摘んだ状態で、化粧水等を塗布して湿らせた肌の上に皮膚外用剤64をあてがうと、皮膚外用剤64が肌に浸透する。
【0062】
なお、上述した保持具62は、円筒状に形成していたが、本発明は、このような態様に限定されるものではない。すなわち、保持具62は、皮膚外用剤を担持できるものであれば、如何なる形態であってもよく、皮膚外用剤をあてがう肌の部分の形状に合せて、その形態を選択することができる。保持具62の断面は、例えば、図18に示すように、非円形でもよく、また、図11に示したような、楕円状、三日月状、方形、多角形、台形状、その他、如何なる形状であってもよい。
【0063】
また、上述した保持具62は、把持部66の外側面を垂直に立設していたが、本発明は、このような態様に限定されるものではない。すなわち、保持具62は、把持部66が把持可能な形状であれば、如何なる形態であってもよく、ユーザの指の大きさや保持具62
の大きさに応じて、その形態を選択することができる。把持部66の外側面は、例えば、図19に示すように、斜めに立設していてもよい。
【0064】
また、上述した保持具62は、把持部66の断面形状と担持部65の断面形状とが相似していたが、本発明は、このような態様に限定されるものではない。すなわち、保持具62は、皮膚外用剤を容易に肌に転写可能で且つ容易に把持できるものであれば、如何なる形態であってもよく、皮膚外用剤をあてがう肌の部分の形状やユーザの指の大きさに合せて、その形態を選択することができる。保持具62は、例えば、図20に示すように、把持部66の断面形状と担持部65の断面形状とが互いに異なっていてもよい。
【符号の説明】
【0065】
1,21,51,63・・・皮膚外用剤用具
2,22,52,62・・・保持具
3,23,61,64・・・皮膚外用剤
4・・・外周側面
5,25・・・トレー
6,26・・・収納部
7・・・壁面
8・・・底面
9・・・第1の底面
10・・・第2の底面
11,11_C,31・・・溝
12,32,53・・・蓋
50・・容器
54・・段差
55,65・・担持部
56,66・・把持部
57・・外側面
58,68・・容器本体
59・・雄ねじ
60・・雌ねじ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両端が開口する保持具であって、前記保持具を把持可能な端部を一端に有する保持具と、
皮膚外用剤成分の水溶液を凍結乾燥させて形成した、前記保持具の他端の開口を塞ぐように固着する皮膚外用剤と、を備える、
皮膚外用剤用具。
【請求項2】
前記保持具は、断面が円状、楕円状、三日月状またはひょうたん状で、両端が開口する筒状の保持具である、
請求項1に記載の皮膚外用剤用具。
【請求項3】
前記皮膚外用剤は、コラーゲン、ポリペプチド、ヒアルロン酸、プルラン、エラスチンの少なくとも何れかを有する、
請求項1または2に記載の皮膚外用剤用具。
【請求項4】
前記皮膚外用剤は、化粧料である、
請求項1から3の何れか一項に記載の皮膚外用剤用具。
【請求項5】
前記保持具は、前記皮膚外用剤を担持する担持部と、前記担持部から突出する把持部と、を有する、
請求項1から4の何れか一項に記載の皮膚外用剤用具。
【請求項6】
前記保持具の他端の開口には、前記皮膚外用剤を固着させるための凹凸加工が施されている、
請求項1から5の何れか一項に記載の皮膚外用剤用具。
【請求項7】
両端が開口する保持具であって、前記保持具を把持可能な端部を一端に有し、皮膚外用剤成分の水溶液を凍結乾燥させて形成した、前記保持具の他端の開口を塞ぐように皮膚外用剤を固着させて保持するための、
皮膚外用剤の保持具。
【請求項8】
上下両端が開口する保持具であって、前記保持具を把持可能な端部を上端に有する保持具に、皮膚外用剤成分の水溶液を注入して、前記保持具の下端を前記水溶液で浸し、
前記保持具の下端を浸している前記水溶液を凍結乾燥させる、
皮膚外用剤用具の製造方法。
【請求項9】
前記皮膚外用剤用具を収納する収納部に前記保持具を収納し、
前記収納部に収納した前記保持具に前記水溶液を注入して、前記保持具の下端を前記水溶液で浸し、
前記保持具の下端を浸している前記水溶液を凍結乾燥させる、
請求項8に記載の皮膚外用剤用具の製造方法。
【請求項10】
皮膚外用剤用具を収納する収納部に、皮膚外用剤成分の水溶液を注入し、
上下両端が開口する保持具であって、前記保持具を把持可能な端部を上端に有する保持具を、前記収納部に収納して前記保持具の下端を前記水溶液で浸し、
前記保持具の下端を浸している前記水溶液を凍結乾燥させる、
皮膚外用剤用具の製造方法。
【請求項11】
前記保持具の下端には、前記皮膚外用剤を固着させるための凹凸加工が施されている、
請求項10に記載の皮膚外用剤用具の製造方法。
【請求項12】
前記保持具は、親水性の材料で形成されており、
前記収納部は、疎水性の材料で形成されている、
請求項8から11の何れか一項に記載の皮膚外用剤用具の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16A】
image rotate

【図16B】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate


【公開番号】特開2013−6012(P2013−6012A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−15197(P2012−15197)
【出願日】平成24年1月27日(2012.1.27)
【出願人】(311002067)JNC株式会社 (208)
【Fターム(参考)】