説明

皮膚外用剤

【課題】 レ−ザ−又はケミカルピ−リング治療などの皮膚に負担の大きい物理的処置方法を行うことなく紫外線照射後の色素沈着の発生を予防する方法を提供する。
【解決手段】 1)トリテルペン酸、その誘導体及び/又はそれらの塩から選択される成分、2)抗酸化剤とから選択される1種乃至は2種以上を含有することを特徴とする皮膚外用剤により、紫外線照射後の色素沈着の発生を予防する方法を提供する。抗酸化剤としては、ビタミンA類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンB類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンD類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンE類、その誘導体及びそれらの塩、ジブチルヒドロキシトルエンとブチルヒドロキシアニソ−ル及びそれらの塩、フェルラ酸とカフェ−酸等が好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料(但し、医薬部外を含む)などの皮膚外用剤に関し、更に詳しくは、色素沈着の予防に有用な化粧料に好適な皮膚外用剤に関する。
【背景技術】
【0002】
適度に紫外線を浴びることは、免疫系を活性化することにより全身または皮膚の抵抗力を増すほか、血液循環をよくすることなどにより、身体にとって大事なことであるとされてきた。しかしながら、過度の紫外線を浴びることは、火ぶくれ(水泡)を伴う炎症であるサンバ−ンをはじめ、遺伝子変異による皮膚ガンに繋がることが明らかにされ、これまで以上に日焼け防止に対する注意が払われる様になっている。また、紫外線を浴びることにより、局在化または不均一な様相を呈する色素沈着が惹起され、印象的に美観を損なう肝斑や老人性色素斑が引き起こされるため、それらの対策が強く望まれている。
【0003】
紫外線を浴びることにより発生・悪化する肝斑、老人性色素斑等のシワ・シミに対する治療には、レ−ザ−又はケミカルピ−リング等の医学的処置方法に加え、トラネキサム酸・ビタミンC誘導体・アスコルビン酸・アルブチン・コウジ酸等が内服又は外用剤として使用されている(例えば、特許文献1を参照)。レ−ザ−治療又はケミカルピ−リング等は、シワ・シミ治療における効果的な治療方法として期待されているが、患者の体調不良等により症状の悪化が認められることも報告されており、加えて患者の正常皮膚に対する負担も大きいことから、最近ではこれらの治療方法を控える医療機関もある。また、前記美白剤を使用する色素沈着改善を目指した治療においては、一定の治療効果は認められるものの、いずれの美白剤を使用したとしても、単独処置により重篤な色素沈着である、シミ、或いは、立体的形状の変化である、シワを目立たなくするほどの効果は認められていない。この様な治療が難しい重篤なシミ・シワに対しては、レ−ザ−治療等の物理的処置方法に化学物質を使用する治療方法を組み合わせたり、複数の化学物質を組み合わせる治療方法などが実施されているが、現状では、更なる治療効果の向上が望まれている。
【0004】
ウルソ−ル酸、オレイン酸及びその誘導体などのトリテルペン酸は、シワ改善・美肌作用(例えば、特許文献2を参照)、抗酸化作用、メラニン産生抑制作用(例えば、特許文献3を参照)、抗炎症作用等の様々な生物活性を示し、化粧料などの皮膚外用剤に含有せしめる技術が知られている。特に、ウルソ−ル酸は、油性または水性成分への溶解性向上を目指した構造変換がなされており、これら誘導体は様々な生物活性を示すことが知られている。ウルソ−ル酸の水酸基のひとつをリン酸化したリン酸化ウルソ−ル酸は、ウルソ−ル酸に比較し油性または水性成分に対する溶解性が顕著に向上した化合物であり、美白(例えば、特許文献4を参照)及び肌荒れ改善作用(例えば、特許文献5を参照)を示すことが知られている。しかし、かかる成分と抗酸化作用を有する成分とを組み合わせて用いることは知られていないし、かかる組み合わせにより、美白成分との相乗効果が得られることも知られていない。
【0005】
抗酸化作用は、多様な化学構造を有する化合物において確認されており、工業製品のみならず食品・化粧品など様々な製品中に製品の劣化を防ぐ目的で配合されている。さらに、抗酸化作用を有する化合物は、活性酸素による組織・細胞・遺伝子などへの傷害(例えば、非特許文献1を参照)、メラニン産生抑制効果(例えば、特許文献6を参照)、抗炎症作用(例えば、非特許文献2を参照)を防ぐことに代表される様々な生物活性を示すことが知られている。特に、植物中に含有される天然物のα−トコフェロ−ル(ビタミンE)誘導体は、生殖機能に必須の因子であることに関連してその存在が明らかにされた後、多岐に渡る研究が行われ、その高い抗酸化作用及び安全性が証明され、現在では食品・化粧品などに幅広く使用されている。
【0006】
また、抗酸化剤は、化粧料又は医薬部外品などに効果・効能を期待した有効成分として配合され、紫外線照射により発生・悪化する肝斑、老人性色素斑などのシミ・シワなどを対象とした治療も実施されている。更に、前述の医学的治療法であるレ−ザ−治療又はケミカルピ−リングと抗酸化剤を配合した皮膚外用剤などを組み合わせた療法方法が実施されているが、重篤なシミ・シワを目立たなくさせるほどの効果は認められていない。
【0007】
一方、テルペン酸、その誘導体と抗酸化剤を含有する皮膚外用剤は、知られておらず、このものを紫外線照射を受けた直後に、日焼けによる色素沈着を防ぐ目的で投与する様な態様で使用すること、さらには、この様な使用形態により、色素沈着が起こること自体を抑制し、ケミカルピ−リング又はレ−ザ−治療などの皮膚に負担の大きな処置なしに、紫外線照射による色素沈着を抑制することも全く知られていない。
【0008】
【特許文献1】特開平5−139950号公報
【特許文献2】特開平11−005727号公報
【特許文献3】特開平9−143050号公報
【特許文献4】WO2006132033号公報
【特許文献5】特開2007−246459号公報
【特許文献6】特開平06−072845号公報
【非特許文献1】老化防止・美白・保湿化粧品の開発技術、シ−エムシ−出版、鈴木正人監修
【非特許文献2】Paula Grammas, Landan Hamdheydari et. Al., Bioorg. Med. Chem., 319, 1047-1052, 2004).
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、この様な状況下においてなされたものであり、紫外線照射後の色素沈着の発生を予防する手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この様な実情に鑑みて、本発明者等は、レ−ザ−またはケミカルピ−リング治療などの皮膚に負担の大きな物理的処置法を行うことなく紫外線照射後の色素沈着の発生を予防するための方法を求め、鋭意努力を重ねた結果、1)トリテルペン酸、トリテルペン酸誘導体及びそれらの塩から選択される成分と2)抗酸化剤を含有する皮膚外用剤が、その様な作用に優れていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す通りである。
<1> 1)トリテルペン酸、その誘導体及び/又はそれらの塩から選択される成分と、2)抗酸化剤とから選択される1種乃至は2種以上を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
<2> 前記トリテルペン酸誘導体は、トリテルペン酸の水酸基の少なくとも1つをリン酸化してなるものであることを特徴とする、<1>に記載の皮膚外用剤。
<3> 前記トリテルペン酸誘導体は、ウルソ−ル酸及び/又はその塩であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
<4> 前記抗酸化剤は、ビタミンA類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンB類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンD類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンE類、その誘導体及びそれらの塩、ジブチルヒドロキシトルエンとブチルヒドロキシアニソ−ル及びそれらの塩、フェルラ酸とカフェ−酸、その誘導体及びそれらの塩から選択される1種又は2種以上である、<1>〜<4>何れか一項に記載の皮膚外用剤。
<5> 前記抗酸化剤は、トコフェノ−ルであることを特徴とする、<4>に記載の皮膚外用剤。
<6> 前記トコフェロ−ルは、δ−トコフェロ−ルであることを特徴とする、<5>に記載の皮膚外用剤。
<7> 皮膚外用剤全量に対し、前記ウルソ−ル酸、その誘導体及び/又はそれらの塩を0.001質量%〜5質量%含有することを特徴とする、<1>〜<6>何れか一項に記載の皮膚外用剤。
<8> 皮膚外用剤全量に対し、前記抗酸化剤を0.001質量%〜10質量%含有することを特徴とする、<1>〜<7>何れか一項に記載の皮膚外用剤。
<9> 皮膚外用剤全量に対し、α、ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンを含有することを特徴とする<1>〜<8>何れか一項に記載の皮膚外用剤。
<10> 化粧料(但し、医薬部外を含む)であることを特徴とする<1>〜<9>何れか一項に記載の皮膚外用剤。
<11> 紫外線照射を受けた直後に、日焼けによる色素沈着を防ぐ目的で投与されるべきものであることを特徴とする、<1>〜<10>何れか一項に記載の皮膚外用剤。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、紫外線照射後の色素沈着の発生を予防する手段を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
(1) 本発明の皮膚外用剤の必須成分であるトリテルペン酸、トリテルペン酸誘導体
本発明の皮膚外用剤は、トリテルペン酸、その誘導体及び/又はそれらの塩から選択される成分を必須成分として含有することを特徴とする。前記トリテルペン酸誘導体としては、化粧料などの皮膚外用剤の分野で使用されているものであれば特段の限定なく適応することができ、例えばウルソ−ル酸、オレアノ−ル酸、ベツリン酸等が好適に例示でき、これらの中ではウルソ−ル酸が特に好ましく例示できる。また、前記トリテルペン酸誘導体としては、トリテルペン酸のエステル、アミドなどが好適に例示でき、中でも、ウルソ−ル酸の炭素数1〜20の炭化水素エステル又はウルソ−ル酸のリン酸エステル等が特に好適に例示できる。前記炭素数1〜20の炭化水素エステルとしては、メチルエステル、エチルエステル、ヘキシルエステル、シクロヘキシルエステル、オクチルエステル、イソオクチルエステル、ラウリルエステル、セチルエステル、ステアリルエステル、イソステアリルエステル、オレイルエステル等の脂肪族エステル、ベンジルエステル、フェネチルエステル等の芳香環を有する炭化水素基エステル等が好適に例示できる。かかる成分は、アルカリ存在下、ハロゲン化炭化水素を反応させるなど、常法に従って、ウルソ−ル酸より誘導できる。トリテルペン酸エステルは、市販のトリテルペン酸を出発原料とし、水素化ナトリウムを用いてナトリウム塩とした後、ハロゲン化炭化水素を反応させることにより得られる。例えば、リン酸トリテルペン酸は、市販のトリテルペン酸をテトラゾ−ル存在下、1〜3倍当量のジエチル−N,N−ジエチルホスホロアミデ−トと処理し、t−ブチルハイドロパ−オキシドを反応させ、トリテルペン酸のメチルホスフェ−トとした後、更に、トリメチルシリルブロミドを作用させることにより合成することができる。これらの塩としては、皮膚外用剤に使用されるものであれば、特段の限定無く使用でき、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、トリエタノ−ルアミン塩、モノエタノ−ルアミン塩等の有機アミン塩、リジン塩、アルギン酸塩等の塩基性アミノ酸塩が好適に例示できる。かかる成分は、皮膚に対して、抗炎症作用、メラニン産生抑制作用、光照射によるコラ−ゲン繊維束構造の再構築促進作用などを発現するが、本発明の皮膚外用剤においては、後記抗酸化剤とともに働いて、紫外線照射によって皮膚が受けたダメ−ジを、炎症が起こる前に消去し、重篤な症状発現に至らないように予防する効果を奏する。この様な効果を奏するためには、前記トリテルペン酸、その誘導体及び/又はそれらの塩から選択される1種乃至は2種以上を、総量で、0.001質量%〜5質量%含有することが好ましく、0.1質量%〜3質量%含有することがより好ましい。これは少なすぎると前記効果を奏しない場合が存し、多すぎても、効果が頭打ちになり、この系の自由度を損なう場合が存するためである。
【0013】
(2) 本発明の皮膚外用剤の必須成分である抗酸化剤
本発明の皮膚外用剤は、抗酸化剤を含有することを特徴とする。抗酸化剤としては、ビタミンA類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンB類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンD類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンE類、その誘導体及びそれらの塩、ジブチルヒドロキシトルエンとブチルヒドロキシアニソ−ル及びそれらの塩、フェルラ酸とカフェ−酸、その誘導体及びそれらの塩などが例示でき、これらの中では、α、β、γ、δ−トコフェロ−ル及びそれらの塩が好ましく例示できる。これらのトコフェロ−ルの中で最も好ましいものは、δ−トコフェロ−ル及びその塩である。ここで、生理的に許容される塩としては、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、トリエタノ−ルアミンやトリエチルアミン等の有機アミン塩、アンモニウム塩、アルギニンやリジン等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。かかる成分は、皮膚に対して、抗酸化作用、抗炎症作用、メラニン産生抑制作用などが発現するが、本発明の皮膚外用剤においては、前記トリテルペン酸、トリテルペン酸誘導体とともに働いて、紫外線照射によって皮膚が受けたダメ−ジを、炎症が起こる前に消去し、重篤な症状発現に至らないように予防する効果を奏する。この様な効果を奏するためには、前記抗酸化剤から選択される1種乃至は2種以上を、総量で、0.001質量%〜10質量%含有することが好ましく。0.01質量%〜5質量%含有することがより好ましい。これは少なすぎると前記効果を奏しない場合が存し、多すぎても、効果が頭打ちになり、この系の自由度を損なう場合が存するためである。
【0014】
(3)本発明の皮膚外用剤
本発明の皮膚外用剤は、前記必須成分を含有することを特徴とする。本発明の皮膚外用剤としては、通常皮膚に外用で投与されるものであれば特段の限定なく適応することができ、医薬部外品を含有する化粧料、皮膚外用医薬、皮膚外用雑貨等が好ましく例示できる。これらの中で特に好ましいものは、化粧料である。これは化粧料に於いては、真皮到達性が望まれて、且つ、該真皮到達が為されにくい有効成分が多いためである。かかる化粧料としては、例えば、化粧料などのロ−ション、乳液、エッセンス、クリ−ム、パック化粧料、洗顔化粧料、クレンジング化粧料等が好ましく例示できる。更にその剤形としては、化粧料の領域で知られているものであれば特段の限定はなく、ロ−ション製剤、水中油入荷製剤、油中水乳化製剤、複合エマルション乳化製剤等に好ましく例示できる。
【0015】
本発明の皮膚外用剤においては、かかる成分以外に、通常皮膚外用剤で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリ−ブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワ−油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パ−ム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコ−ル、ステアリルアルコ−ル、イソステアリルアルコ−ル、ベヘニルアルコ−ル、オクチルドデカノ−ル、ミリスチルアルコ−ル、セトステアリルアルコ−ル等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコ−ル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロ−ルプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロ−ルプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエ−テル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノ−ルアミンエ−テル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレ−ト、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコ−ル等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエ−テル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエ−ト、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレ−ト等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレ−ト等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコ−ルモノオレ−ト、POEジステアレ−ト等)、POEアルキルエ−テル類(POE2−オクチルドデシルエ−テル等)、POEアルキルフェニルエ−テル類(POEノニルフェニルエ−テル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエ−テル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエ−テル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコ−ル、グリセリン、1,3−ブチレングリコ−ル、エリスリト−ル、ソルビト−ル、キシリト−ル、マルチト−ル、プロピレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、ジグリセリン、イソプレングリコ−ル、1,2−ペンタンジオ−ル、2,4−ヘキサンジオ−ル、1,2−ヘキサンジオ−ル、1,2−オクタンジオ−ル等の多価アルコ−ル類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、;表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパ−ル剤類;レ−キ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマ−等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤、;桂皮酸系紫外線吸収剤、;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノ−ル、イソプロパノ−ル等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテ−ト、ビタミンB6ジオクタノエ−ト、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノ−ル等の抗菌剤などが好ましく例示できる。
【0016】
この様な任意成分の内、特に好ましいものは、α,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンが例示できる。かかる成分はフリ−体を含有することもできるし、塩の形で含有することもできる。これらの塩としては、皮膚外用剤で使用されるものであれば、特段の限定無く使用でき、例えば、アルカリ塩であれば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、トリエタノ−ルアミン塩、モノエタノ−ルアミン塩等の有機アミン塩、リジン塩、アルギン酸塩等の塩基性アミノ酸塩等が好適に例示できる。又、酸との塩であれば、塩酸塩、リン酸塩、硫酸塩、硝酸塩などの鉱酸塩、炭酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩等の有機酸塩等が好適に例示出来る。アシル基は炭素数10〜30のものであることを特徴とする。この様なアシル基としては、直鎖であっても、分岐構造を有していても、環状構造を有していても良く、飽和脂肪族であっても、不飽和脂肪族であっても良い。アシル基の具体例としては、例えば、デカノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、ベヘノイル基、イソステアロイル基、オレオイル基、リノロイル基等が例示でき、これらの中ではラウロイル基が特に好ましい。又、α,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンは2つのアシル基を有することになるが、かかる2つのアシル基としては、同じであっても、異なっていても良い。α,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンは例えば、次のような手順で製造することができる。即ち、グルタミン酸をトリエチルアミンなどのアルカリの存在下、アシルクロリドと反応させてN−アシルグルタミン酸を得る。しかる後に、モル比2:1でリジンと、DCC等のペプチド合成試薬の存在下縮合させることにより、製造することができる。斯くして得られた反応生成物は、シリカゲルカラムクロマトグラフィ−などで精製することができる。シリカゲルカラムクロマトグラフィ−の溶出溶媒としては、クロロホルム−メタノ−ル混液系が好ましく例示できる。かかるα,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンの構造を式1に示す。又、かかる成分の塩としては、皮膚外用剤で使用されるものであれば、特段の限定無く使用でき、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、トリエタノ−ルアミン塩、モノエタノ−ルアミン塩等の有機アミン塩、リジン塩、アルギン酸塩等の塩基性アミノ酸塩等が好適に例示できる。前記のような方法によってα,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンを製造し用いることもできるが、ジα,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンには既に市販されているものが存し、かかる市販品を購入し利用することもできる。この様な市販品としては、「ペリセアL−30」(旭化成株式会社製;α,ε−ビス(γ−N−ラウロイルグルタミル)リジン)が好適に例示できる。又、かかる成分は、脂質二重膜分散系(ベシクル;ニオソ−ム)を形成しやすく、この様な形態で前記必須成分の片方乃至は両方を内包することにより、その皮膚到達性を向上せしめることが出来る。この様な作用を発揮するためには、α,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンから選択される1種乃至は2種以上を総量で、ベシクル全量に対し、最低量で1質量%、より好ましくは5質量%、上限値として50質量%、より好ましくは10質量%含有することが好ましい。かかる成分が多すぎても、少なすぎても安定なベシクルが形成しない場合が存するためである。ベシクルの形態では、脂質二重相の相間に疎水性部分を有する有効成分を含有せしめ、二重相の外側と角層との親和性を利用して、有効成分を真皮に到達せしめる輸送体として働くことが出来る。この時、α,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジン自身にも真皮において、バリア構造を強化せしめる作用を有するため、ベシクル材料、有効成分の二重の効果を奏する。本発明の皮膚外用剤では、ベシクルの形態で前記α,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンを含有することも出来るし、油相中に相溶した形で含有することも出来る。油相に相溶した形態で含有する場合には、前記α,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンの好ましい含有量は、皮膚外用剤全量に対して0.01〜10質量%であり、より好ましくは、0.05〜5質量%である。ベシクルの形態で含有する場合に於いても、この含有量は踏襲され、かかる含有量の範囲に収まるようにベシクルの配合量を調整することが好ましい。斯くして得られたα,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンは角層構成成分と親和性を有し、この性質故に皮膚外用剤中で有効成分の優れたベヒクルとして働く。この様な内包形態に於いては、必須2成分の内、含有量の少ないウルソ−ル酸及びウルソ−ル酸誘導体を内包させることが好ましい。内包させたニオソ−ムを作成するためには、脂質二重膜を補強する意味でセラミド類を共存させることが好ましい。セラミド類、以外には、シトステロ−ル、カンペステロ−ルの様なフィトステロ−ル類、ジグリセリンモノオレ−トの様な、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル類、グリセリンの様な多価アルコ−ル類などが好適にニオソ−ム形成成分として好ましく例示できる。
【0017】
【化1】

式1(但し、式中R1、R2はそれぞれ独立に炭素数10〜30のアシル基を表す。)
【0018】
前記セラミドとしては、通常タイプ1〜タイプ7の7タイプが存することが知られており、それらのいずれもが利用できるが、その中では特にタイプ2が好ましく、N−ステアロイルジヒドロキシスフィンゴシンが特に好ましい。この様なセラミドには市販品が存し、かかる市販品を購入し、利用することが出来る。この様な市販品のうち、このましいものとしては、タイプ1である、N-(27−オクタデカノイルオキシ−ヘプタコサノイル-)-フィトスフィンゴシンを成分とする、「Ceramide I」(コスモファ−ム社製)、タイプ2であるN−ステアロイルジヒドロキシスフィンゴシンを成分とする、「セラミドTIC−001」(高砂香料工業株式会社製)、タイプ3であるN-ステアロイルフィトスフィンゴシンを成分とする「Ceramide III」(コスモファーム社製)、タイプ3であるN-リノレオイルフィトスフィンゴシンを成分とする「Ceramide IIIA」(コスモファーム社製)、タイプ3であるN-オレオイルフィトスフィンゴシンを成分とする「Ceramide IIIB」(コスモファーム社製)、タイプ6であるN-2-ヒドロキシステアロイルフィトスフィンゴシンを成分とする、「Ceramide VI」(コスモファーム社製)等が好ましく例示できる。これらは唯一種を含有することも出来るし、2種以上を組み合わせて含有させることも出来る。これらは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明のベシクルでは、かかる成分は前記α,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンのつくるベシクル構造を強化する作用を有する。かかる効果を奏するためには、ベシクル全量に対し、最低量で1質量%、より好ましくは5質量%、上限値として50質量%、より好ましくは10質量%含有することが好ましい。かかる成分が多すぎても、前記効果を奏さない場合が存する。前記のベシクル(ニオソ−ム)は、マイクロフルイダイザ−やエクストル−ダ−などを用いて、常法に従って調整することが出来る。又、かかるセラミドの含有量の総量は、、α,ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンの含有量の総量に対して、10:1〜1:10であることが好ましく、5:1〜1:5であることがより好ましい。
本発明の皮膚外用剤は、前記の任意成分や必須成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。
【0019】
以下に、実施例を挙げて、更に詳細に本発明について説明を加える。
【実施例1】
【0020】
以下に示す処方に従って、ベシクルの分散液を作製した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ70℃に加熱し、一様に溶解せしめ、撹拌下イを徐々にロを加え、これをエクストル−ダ−処理し、粒径を整え、ベシクル分散液を得た。同様に操作して、ウルソ−ル酸リン酸カリウムを水に置換した比較ベシクルも作製した。
【0021】
【表1】

【0022】
前記ベシクル分散液1を用いて、本発明の皮膚外用剤である皮膚外用剤を作製した。即ち、下記に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である乳液を作製した。即ち、(A)の各成分を混合し、80℃に加熱した。一方、(B)の各成分を80℃に加熱した。(A)の混合物に(B)の混合物を加えて撹拌して乳化させ、更に(C)を加えて中和し、その後30℃にまで撹拌、冷却、乳液1(化粧料)を作製した。同様に操作して、ベシクル分散液1を比較ベシクル1に置換した比較例1、δ−トコフェノ−ルを水に置換した比較例2、ベシクル分散液を比較ベシクル1に、且つ、δ−トコフェロ−ルを水に置換した比較例3も作製した。
【0023】
【表2】

【0024】
<試験例1>
紫外線照射後炎症を起こし、該炎症部位が色素沈着を起こす特性を有するパネラ−(n=1)を用いて、色素沈着予防効果を検討した。即ち、前腕内側部に1.5cm×1.5cmの部位を上下2段に分け3箇所ずつ合計6箇所設け、部位1〜5は最少紅斑量(MED)の2倍の紫外線照射を行い、部位1〜4には、照射後直ちに乳液1、比較例1〜3をそれぞれ40μL投与し、部位5は照射対照とし、部位6は無処置対照とした。照射後24時間に紅斑の程度をドレ−ズの基準(−:無反応、±:擬陽性反応、+:明瞭な紅斑を伴う反応、++:浮腫を伴う反応)に従って判定し、更に、その10日後に、色素沈着の指標となる、無処置部位とのL値の差をコニカミノルタ色彩色差計CR400で計測した。結果を表3に示す。これより、ウルソ−ル酸リン酸カリウムと、δ−トコフェロ−ルの組み合わせ効果が確認された。この組み合わせ効果により、色素沈着が抑制できることが判る。
【0025】
【表3】

【0026】
<試験例2>
紫外線照射後炎症を起こし、該炎症部位が色素沈着を起こす特性を有するパネラー(n=1)を用いて、色素沈着改善効果を検討した。即ち、前腕内側部に1.5cm×1.5cmの部位を上下2段に分け3箇所ずつ合計6箇所設け、部位1〜5は最少紅斑量(MED)の2倍の紫外線照射を行い、10日後に、部位1〜5が同程度に色素沈着を起こしているのを確認した後、部位1〜4には、乳液1、比較例1〜3をそれぞれ40μL投与し、部位5は照射対照とし、部位6は無処置対照とした。検体投与後7日に、色素沈着の指標となる、無処置部位とのL値の差をコニカミノルタ色彩色差計CR400で計測した。結果を表4に示す。これより、何れのサンプルにも色素沈着改善効果があまり認められないことが判る。
【0027】
【表4】

【実施例2】
【0028】
実施例1と同様に、分散液2を作製し、これを用いて本発明の皮膚外用剤である、乳液2(化粧料)を作製した。このものの試験例1に従った評価は紅斑レベルが±であり、△Lが0.74であった。
【0029】
【表5】

【0030】
【表6】

【実施例3】
【0031】
実施例1と同様に、ベシクル分散液3を作製し、これを用いて本発明の皮膚外用剤である、乳液3(化粧料)を作製した。このものの試験例に従った評価は、紅斑レベルが±であり、△Lが0.62であった。
【0032】
【表7】

【0033】
【表8】

【0034】
乳液1と同じ処方組み合わせで、ベシクル分散液を作らずに、乳液4(化粧料)を作製した。このものの試験例1に従った評価は、紅斑レベルが+であり、△Lが0.90であった。ベシクル分散系を用いることが好ましいことが判る。
【0035】
【表9】

【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、化粧料などの皮膚外用剤に応用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1)トリテルペン酸、その誘導体及び/又はそれらの塩から選択される成分と、2)抗酸化剤とから選択される1種乃至は2種以上を含有することを特徴とする、皮膚外用剤。
【請求項2】
前記トリテルペン酸誘導体は、トリテルペン酸の水酸基の少なくとも1つをリン酸化してなるものであることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
【請求項3】
前記トリテルペン酸誘導体は、ウルソ−ル酸及び/又はその塩であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
【請求項4】
前記抗酸化剤は、ビタミンA類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンB類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンD類、その誘導体及びそれらの塩、ビタミンE類、その誘導体及びそれらの塩、ジブチルヒドロキシトルエンとブチルヒドロキシアニソ−ル及びそれらの塩、フェルラ酸とカフェ−酸、その誘導体及びそれらの塩から選択される1種又は2種以上である、請求項1〜4何れか一項に記載の皮膚外用剤。
【請求項5】
前記抗酸化剤は、トコフェノ−ルであることを特徴とする、請求項4に記載の皮膚外用剤。
【請求項6】
前記トコフェロ−ルは、δ−トコフェロ−ルであることを特徴とする、請求項5に記載の皮膚外用剤。
【請求項7】
皮膚外用剤全量に対し、前記ウルソ−ル酸、その誘導体及び/又はそれらの塩を0.001質量%〜5質量%含有することを特徴とする、請求項1〜6何れか一項に記載の皮膚外用剤。
【請求項8】
皮膚外用剤全量に対し、前記抗酸化剤を0.001質量%〜10質量%含有することを特徴とする、請求項1〜7何れか一項に記載の皮膚外用剤。
【請求項9】
皮膚外用剤全量に対し、α、ε−ビス(γ−N−(炭素数10〜30)アシルグルタミル)リジンを含有することを特徴とする請求項1〜8何れか一項に記載の皮膚外用剤。
【請求項10】
化粧料(但し、医薬部外品を含む)であることを特徴とする請求項1〜9何れか一項に記載の皮膚外用剤。
【請求項11】
紫外線照射を受けた直後に、日焼けによる色素沈着を防ぐ目的で投与されるべきものであることを特徴とする、請求項1〜10何れか一項に記載の皮膚外用剤。

【公開番号】特開2010−30931(P2010−30931A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−193121(P2008−193121)
【出願日】平成20年7月28日(2008.7.28)
【出願人】(000113470)ポーラ化成工業株式会社 (717)
【Fターム(参考)】