説明

皮膚外用剤

【課題】優れた清涼感を有するとともに刺激の低減された皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】次の成分(A)及び(B):
(A)テルペン骨格を有する清涼化剤
(B)ダイマー酸及び/又はダイマージオールのエステル 0.1〜30質量%
を含有し、成分(A)と(B)の質量比(B/A)が0.5〜1000である皮膚外用剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚刺激が少なく清涼感の良好な皮膚外用剤に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚外用剤、特にスキンケア化粧料、ボディケア化粧料、ヘアケア化粧料には、皮膚に清涼感を与えるために清涼化剤、冷感剤が使用される。そのような清涼化剤としては、メントール、カンファー、モノメンチルグリセリルエーテル、乳酸メンチル等が用いられており、これらの清涼化剤の作用をさらに増強させようとする試みもなされている(特許文献1)。
しかしながら、これらの清涼化剤は、清涼感と刺激感の閾値が狭く、優れた清涼感を得ようとすると同時にピリピリ感等の刺激感が生じてしまうという問題がある。このような刺激感を低減させるため、カンファー及び/又はメントールとモノメンチルグリセリルエーテルを併用する試みがなされている(特許文献2)が、刺激感の低減効果は十分満足できるものではなかった。
【0003】
一方、ダイマー酸及び/又はダイマージオールのエステルは、優れた保湿作用を有し、皮膚及び毛髪への密着性が優れており、皮膚化粧料や毛髪化粧料に油性基剤として配合できることが知られている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−104070号公報
【特許文献2】特開平11−92327号公報
【特許文献3】特開2004−256515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記のように、メントール等の清涼化剤の清涼感と刺激感の閾値は狭く、清涼感を得ようとすると同時に刺激感が生じるという問題は、依然として解決していない。
従って、本発明の課題は、優れた清涼感を有するとともに刺激の低減された皮膚外用剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで本発明者は、メントール等の清涼化剤の清涼感は低下させずに刺激感のみを低減させ、かつ使用感も良好な皮膚外用剤を開発すべく検討した結果、全く意外にも、テルペン骨格を有する清涼化剤と、ダイマー酸及び/又はダイマージオールのエステルとを一定の量比で配合すれば、これらの清涼化剤の皮膚刺激性が顕著に低減すること、さらには、得られる皮膚外用剤の使用感が顕著に向上することを見出した。
【0007】
すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B)、
(A)テルペン骨格を有する清涼化剤
(B)ダイマー酸及び/又はダイマージオールのエステル 0.1〜30質量%
を含有し、成分(A)と(B)の質量比(B/A)が0.5〜1000である皮膚外用剤を提供するものである。
【0008】
また本発明は、ダイマー酸及び/又はダイマージオールのエステルを有効成分とする、テルペン骨格を有する清涼化剤の皮膚刺激低減剤を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の皮膚外用剤は、優れた清涼感を奏し、かつ皮膚刺激が低減されており、さらにべつたきがなく、優れたしっとり感を有し、使用感が良好である。従って、顔、ボディ等にリフレッシュ感を付与する皮膚化粧料に有用である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の皮膚外用剤に用いられる(A)テルペン骨格を有する清涼化剤としては、カンファーやメンタン骨格を有するメントール、メンチルグリセリルエーテル、乳酸メンチル、メンチルアセテート、メントン、イソメントン等が挙げられる。ここでメントール及びメンチル基としては、dl−メントール、l−メントール、dl−メンチル基、l−メンチル基が挙げられるが、l−メントール、l−メンチル基が好ましい。これらの清涼化剤は、1種又は2種以上を用いることができる。
【0011】
これらの(A)清涼化剤は、良好な清涼感を付与する点から、本発明の皮膚外用剤中に、0.01〜2.0質量%含有するのが好ましく、さらに0.02〜0.95質量%含有するのが好ましく、特に0.05〜0.80質量%含有するのが好ましい。
【0012】
本発明の皮膚外用剤に用いられる(B)ダイマー酸及び/又はダイマージオールのエステルとしては、(1−1)ダイマー酸と一価以上のアルコールとのエステル、及び(1−2)ダイマー酸と二価以上のアルコールとのオリゴマーエステルを、一価のアルコール及び/又は一価のカルボン酸でエステル化したオリゴマーエステル、あるいは(2−1)ダイマージオールと一価以上のカルボン酸とのエステル及び(2−2)ダイマージオールと二価以上のカルボン酸とのオリゴマーエステルを、一価のアルコール及び/又は一価のカルボン酸でエステル化したオリゴマーエステルが挙げられる。当該(B)成分は、例えば特許文献3、特開2001−19937号公報、特開2001−72530号公報、特開2003−226609号公報等に記載されており、高い抱水性と水蒸気透過性を有し、保湿剤、皮膚バリア剤等として用いられている成分である。
【0013】
(B)成分に用いられるダイマー酸は、不飽和脂肪酸の分子間重合反応によって得られる既知の二塩基酸であり、その工業的製造プロセスは業界でほぼ標準化されており、例えば、ダイマー酸及び/又はその低級アルコールエステルは、炭素数が11〜22の不飽和脂肪酸又はその低級アルコールエステルを粘土触媒等にて2量化して得られる。
【0014】
ダイマージオールは、上記ダイマー酸及び/又はその低級アルコールエステルを触媒存在下で水素添加して、ダイマー酸のカルボン酸部分をアルコールとした炭素数36程度のジオールを主成分としたものである。
【0015】
二価以上のカルボン酸としては、炭素数4〜36の飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐、環含有若しくは環状の二価カルボン酸、及び、炭素数6〜54の飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐、環含有若しくは環状の三価以上のカルボン酸が挙げられる。このうち、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、3−メチルペンタン二酸、アゼライン酸、セバシン酸、2,4−ジエチルペンタン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、イコサン二酸、ジメチルイコサン二酸、シクロヘキサンジカルボン酸、リンゴ酸、水素添加ダイマー酸、クエン酸を用いることが特に好ましい。
【0016】
二価以上のアルコールとしては、炭素数2〜36の飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐、環含有若しくは環状の二価アルコール、及び、炭素数3〜57の飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐、環含有若しくは環状の三価以上のアルコールが挙げられる。このうち、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ダイマージオール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、エリスリトール、ペンタエリスリトール、キシリトール、ソルビトール、水素添加ヒマシ油を用いることが特に好ましい。
【0017】
一価のアルコールとしては、炭素数1〜34の飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐、環含有若しくは環状の一価アルコールが挙げられる。このうち、ドデカノール、テトラデカノール、ヘキサデカノール、オクタデカノール、ドコサノール等の炭素数12〜22の飽和直鎖アルコール;ダイマー酸の副産物から得られるイソステアリルアルコール、2−エチルヘキサノール、2−ヘキシルデカノール、2−オクチルドデカノール等の炭素数8〜22の飽和分岐アルコール;コレステロール、フィトステロール等のステロール類を用いることが特に好ましい。
【0018】
一価のカルボン酸としては、炭素数1〜34の水酸基を置換基として有しても良い飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐、環含有の一価カルボン酸が挙げられる。このうち、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、ドコサン酸;水素添加大豆油脂肪酸、水素添加ヤシ油脂肪酸、水素添加パーム核油脂肪酸等の炭素数12〜22の飽和直鎖カルボン酸;ダイマー酸の副産物から得られるイソステアリン酸、2−エチルヘキサン酸、2−ヘキシルデカン酸、2−オクチルドデカン酸等の炭素数8〜22の飽和分岐カルボン酸;水素添加ロジン、12−ヒドロキシステアリン酸等を用いることが特に好ましい。
【0019】
本発明の(B)成分の具体例としては、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノール酸ジリノレイル(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイルなどが挙げられる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用される。
市販品としては、日本精化社製の、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)が「Plandool−S、−H」として、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)が「LUSPLAN PI−DA」として、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルが「LUSPLAN DD−DA」として、ダイマージリノール酸ジリノレイル(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)が「Plandool−G」として、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイルが「LUSPLAN DD−IS」として挙げることができる。
上記ダイマー酸及び/又はダイマージオールのエステルの中でも、25℃でペースト状であるダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ジリノレイル(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)が好ましい。
【0020】
これらの(B)成分は、優れた清涼感、皮膚刺激低減効果及び使用感の点から、本発明の皮膚外用剤中に0.1〜30質量%含有し、さらに0.2〜20質量%、特に0.5〜10質量%含有するのが好ましい。
また、本発明の皮膚外用剤においては、成分(A)と(B)の質量比(B/A)が0.5〜1000であれば、成分(A)の清涼感に優れるとともに、皮膚に対する刺激感が低減し、かつしっとり感に優れ、かつべたつきのない優れた使用感が得られる。より好ましいB/Aは、0.7〜500であり、さらに1.0〜100であるのが好ましい。
【0021】
本発明の皮膚外用剤は、成分(A)の皮膚刺激感を低減させ、保湿効果を高める目的で(C)水溶性高分子を含有するのが好ましい。当該(C)水溶性高分子としては、アラビヤガム、トラガカントガム、カラヤガム、キサンタンガム、タマリンドガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム、ローカストビーンガム、クインスシード、ジェランガム、ネイティブジェランガム等の水溶性多糖類;ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリメタアクリルアミド等の水溶性合成高分子;メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミド、N−iso−ブトキシアクリルアミド、tert−ブチルアクリルアミドスルホン酸、ジメチルアミノプロピルメタアクリルアミド、又はこれら重合性モノマー原料と他の重合性モノマーとの共重合体;メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸、カラギーナン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、コラーゲン、キチン誘導体、ペクチン、ゼラチン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及びこれらの塩等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用される。
中でも特に好ましいものは、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリアクリルアミドである。
【0022】
これらの(C)水溶性高分子は、皮膚刺激性低減効果、保湿効果、保存安定性の点から、本発明皮膚外用剤中に0.01〜10質量%、さらに0.02〜7質量%、特に0.05〜5質量%含有するのが好ましい。
【0023】
本発明の皮膚外用剤の形態は特に制限されないが、皮膚に良好なしっとり感を与え、べつたき感を生じさせない点から、水中油型乳化組成物の形態であるのが好ましい。このような形態とする場合には、前記成分に加え、油性成分、乳化剤、水を含有させることができる。使用できる油性成分としては、液状油及び室温でペースト状油のいずれも用いられ、液状油としては、流動パラフィン、スクワランなどの炭化水素油、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ(2−エチルヘキサン酸)グリセリル、ジネオペンタン酸トリプロピレンポリグリコールなどの合成エステル油、イソノナン酸イソノニル、ジメチルポリシロキサン、ジヒドロキシジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ホホバ油、マカデミアナッツ油、サフラワー油などの植物油などが挙げられる。
上記液状油の中でも特に好ましいものは、流動パラフィン、スクワラン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンである。
【0024】
室温でペースト状油としては、例えば、ラノリン、トリラノリン脂肪酸グリセリル、軟質ラノリン脂肪酸、ワセリン、シア脂、分岐脂肪酸(C12−31)コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル(ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット等)、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリド、乳酸ミリスチルなどが挙げられる。
上記ペースト状の油剤の中でも、ワセリン、シア脂、分岐又はヒドロキシル化した脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリドが好ましい。
【0025】
これらの油剤は、本発明皮膚外用剤中に保湿効果、肌感触の点から、3〜50質量%、さらに5〜45質量%、特に7〜40質量%含有するのが好ましい。
【0026】
乳化剤としては、各種の非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤を用いることができる。特に、アルキルグルコシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、デキストリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤が好適に用いられる。
【0027】
乳化剤は、本発明の皮膚外用剤中に肌感触、皮膚刺激低減効果、保存安定性の点から0.01〜20質量%、さらに0.02〜10質量%、特に0.03〜1質量%含有するのが好ましい。
【0028】
本発明の皮膚外用剤にはグリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、マルチトール等の多価アルコールを配合することができる。多価アルコールは、肌感触、保存安定性の点から、本発明の皮膚外用剤中に1〜50質量%、さらに2〜45質量%、特に5〜40質量%含有するのが好ましい。なお、水の含有量は20〜90質量%、特に30〜80質量%が好ましい。
【0029】
本発明の皮膚外用剤は、前記成分以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、防腐剤、金属イオン封鎖剤、増粘剤、ゲル化剤、粉体、紫外線吸収剤、紫外線遮断剤、保湿剤、香料、着色剤、pH調整剤等を含有することができる。また、ビタミン類、血行促進剤、活性酸素消去剤、抗炎症剤、美白剤、殺菌剤等の薬効成分、生理活性成分を含有することもできる。
【0030】
本発明の皮膚外用剤はクリーム、乳液、美容液、サンスクリーン、アフターシェーブローション、ボディローションとして使用するのが、優れた清涼感、使用感の点から好ましい。特にボディローションやアフターシェーブローション等のように、水で濡れた肌に塗布して使用するのが好ましい。
【実施例】
【0031】
表1及び2に示す成分を混合乳化して水中油型皮膚外用剤を製造した。得られた外用剤を5名のパネラーに、濡れた肌に塗布した後タオルドライする方法により使用してもらい、清涼感、ピリピリ感(刺激感)の無さ、しっとり感及びべたつき感を評価し、その平均値を表1及び2に示す。
【0032】
(評価方法)
清涼感
3:清涼感がある
2:やや清涼感がある
1:清涼感がない
ピリピリ感の無さ
3:ピリピリ感がない
2:ややピリピリ感がある
1:ピリピリ感がある
しっとり
5:非常にしっとりする
4:しっとりする
3:ややしっとりする
2:あまりしっとりしない
1:しっとりしない
べたつき感
5:べたつき感なし
4:あまりべたつき感なし
3:ややべたつき感あり
2:べたつき感あり
1:非常にべたつき感あり
【0033】
【表1】

【0034】
【表2】

【0035】
表1及び表2から明らかなように、清涼化剤を多量配合すると清涼感だけでなくピリピリ感が生じるのに対し、成分(B)をB/A=0.5〜1000となる量配合すれば、そのピリピリ感が顕著に低減される。また成分(B)の併用によりしっとり感が得られ、かつべたつきがなく使用感が良好になることがわかる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)及び(B):
(A)テルペン骨格を有する清涼化剤
(B)ダイマー酸及び/又はダイマージオールのエステル 0.1〜30質量%
を含有し、成分(A)と(B)の質量比(B/A)が0.5〜1000である皮膚外用剤。
【請求項2】
成分(A)の含有量が0.01〜0.95質量%である請求項1記載の皮膚外用剤。
【請求項3】
さらに水溶性高分子を含有する水中油型乳化組成物である請求項1又は2記載の皮膚外用剤。
【請求項4】
さらに乳化剤を0.01〜20質量%含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の皮膚外用剤。
【請求項5】
ダイマー酸及び/又はダイマージオールのエステルを有効成分とする、テルペン骨格を有する清涼化剤の皮膚刺激低減剤。

【公開番号】特開2011−126841(P2011−126841A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−289155(P2009−289155)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】