説明

皮膚外用剤

【課題】皮膚の老化の予防、改善に安全性、安定性、有効性の面で優れた皮膚外用剤の提供。
【解決手段】(I)キノコ由来のエルゴチオネイン及び/又はその誘導体を含有する抽出物と、(II)ベルゲニア・リグラタBergenia ligulata(Wall.)Eng.(Saxifragaceae)の根の溶媒抽出物等よりなる群の1種又は2種以上を含有することにより皮膚の老化を防止する皮膚外用剤であり、キノコとしてヒラタケ科のキノコを用い、ヒラタケ科のキノコとしては、タモギタケ、ヒラタケ、エリンギ及びエノキタケから選ばれた1種又は2種以上のキノコを用いる。前記抽出物は、外用剤全容量中乾燥物で0.0001〜10重量%で配合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚の老化を防止する皮膚外用剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚老化には加齢に伴う生理的老化と日光暴露により皮膚内で発生する活性酸素による光老化がある。光老化とは、表皮に作用するUVB波により、メラニン色素を過剰に生成し、シミを形成し、真皮に作用するUVA波により、コラーゲンやエラスチンを分解し、シワを形成することによる肌の老化のことである。光老化を防ぐには、光老化の原因である活性酸素を除去することがあげられる。そのため、これまでさまざまな抗酸化物質が化粧品に応用されている。抗酸化物質の代表的なものは、ビタミンA、ビタミンE、カロテン、アスタキサンチン、コエンザイムQ10である。これらのうちビタミンC以外はすべて油用性である。近年、注目されている水溶性の抗酸化物質にエルゴチオネインがある。エルゴチオネインは食物連鎖を通じて体内に蓄積され、重要な抗酸化物質として生体を防御している遊離アミノ酸である。エルゴチオネインは皮膚の細胞内にも蓄積されることが確認され、光老化をはじめとした様々なダメージを制御しており、皮膚にとって重要な素材と考えられる(Free Radical Biology & Medicine 46(2009)1168−1176)。これまで合成エルゴチオネインが、化粧品原料として提案され(特開2009−167169、特開2005−139070、特開2004−515456、特開2003−533462)、化粧品に配合されている。弊社では、国産キノコ原料より、エルゴチオネイン高含有の化粧品原料化に、世界で初めて成功した。そのエルゴチオネインを含むキノコ抽出液は、高い活性酸素消去能を示した。特に毒性の強い一重項酸素、ヒドロキシラジカルに対して効果的であることがわかった。しかしながら、エルゴチオネインを含むキノコ抽出液の抗酸化能が他の植物エキスと組み合わせることにより、より高い抗老化を示すことはこれまで知られていなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
皮膚の老化の防止、改善効果に優れる皮膚外用剤組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、(I)キノコ由来のエルゴチオネイン及び/又はその誘導体を含有する抽出物と、(II)ベルゲニア・リグラタBergenia ligulata(Wall.)Eng.(Saxifragaceae)の根の溶媒抽出物、フトモモSyzygium jambos(L.)Alstonの枝葉の溶媒抽出物、カバノキ科カバノキ属シラカンバ植物(Betula Platyphylla Sukatchev var.Japonica Hara)の葉の溶媒抽出物、ツバキ科チャ属チャノキ植物(Thea sinensis L.=Camelliasinensis(L.)O.Kuntze)の花の溶媒抽出物、ザクロ科(Punica granatum)植物の花の溶媒抽出物、ホホバ[Buxus chinensin(Link 1822)、Simmondsia california(Nuttall 1844)、Simmondsia chinensis(Schneider 1907)]の葉の溶媒抽出物よりなる群の1種又は2種以上を含有する皮膚外用剤組成物が、老化の防止、改善効果に優れた作用を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
前記のキノコとして、エルゴチオネインの含有量が多いヒラタケ科のキノコを用いることができる。
【0006】
前記ヒラタケ科のキノコとして、特にタモギタケ、ヒラタケ、エリンギ及びエノキタケから選ばれた1種又は2種以上のキノコを用いることができる。これらのキノコはエルゴチオネインの含有量が多く、栽培も確立されており、年間を通して安定して入手できるため製造コストを安価にできる。
【0007】
前記エルゴチオネインの誘導体とは、β−ヒドロキシエルゴチオネイン(Biosci.Biotechnol.Biochem.,69(2),357−363,2005)などを言う。
【発明の効果】
【0008】
本発明の(I)キノコ由来のエルゴチオネイン及び/またはその誘導体を含有する抽出物と、(II)ベルゲニア・リグラタの根の抽出物、フトモモの枝葉の抽出物、カバノキ科カバノキ属シラカンバ植物の葉の抽出物、ツバキ科チャ属チャノキ植物の花の抽出物、ザクロ科植物の花の抽出物、ホホバの葉の抽出物よりなる群の1種又は2種以上を含有する皮膚外用剤組成物配合皮膚外用剤は、優れた抗老化機能を有し、皮膚の老化を防止し、若々しい肌の状態を維持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明で用いられるキノコ由来のエルゴチオネイン及び/またはその誘導体を含有する抽出物とは、原料であるキノコを溶媒で抽出し、両イオン性構造のエルゴチオネインを吸着する吸着能を有するイオン交換樹脂と吸着クロマトグラフィーとを用いて分画処理し、非イオン性化合物及びエルゴチオネインを除くイオン性化合物を除去することによって得られた、抽出液、抽出液の希釈液若しくは濃縮液、抽出液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは濃縮液のいずれをも包含する意である。本発明の使用部位は茎部分と傘部分とから成る子実体はもちろんのこと、石槌部分も含む。また、「キノコ」は生のものでも乾燥したものでも使用することができる。人工栽培されたキノコ及び液体培養した菌子体を用いることによってこともできる(特開2009−126863)。
【0010】
本発明で用いられるベルゲニア・リグラタ[学名:Bergenia ligulata(Wall.)Eng.(Saxifragaceae)、ヒンズー名:pashanbheda(パシャンベ)]とは、ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属の植物で、ヒマラヤからインド北部に自生する。インドの伝統医学であるアーユルベーダにて、咳、発熱、下痢などの治療に用いられてきた。本発明の使用部位は根茎である。また、以前にベルゲニア・リグラタ抽出物の老化防止や活性酸素消去作用等が報告されている(特開2004−315492、特開2004−315491)。
【0011】
本発明で用いられるフトモモ(学名:Syzygium jambos(L.)Alston)とは、フトモモ科(Myrtaceae)フトモモ属の植物で、熱帯各地に広く栽培されている。果実は食用とされ、葉は解熱剤として用いられてきた。本発明の使用部位は枝葉である。また、以前にフトモモのエラスターゼ阻害作用、チロシナーゼ活性阻害作用、テストステロンー5α−レダクターゼ阻害作用等が報告されている(特開2003−055189、特開2003−055190、特開2006−257057)。
【0012】
本発明で用いられるシラカバ(学名:Betula Platyphylla Sukatchev var.Japonica Hara)とは、シラカンバとも呼ばれるカバノキ科の落葉樹で、亜寒帯から温帯に生育している。シラカバの樹液、樹皮、葉などはすでに化粧料の原料として使用されており、樹液では美白効果や老化防止効果(特開2007−320921号)が、樹皮や葉では抗酸化作用や抗炎症作用、収斂作用等が知られている(特開平10−182347号、特開2004−339138号、特開2006−104118号、特開2008−088109号)。本発明の使用部位は葉である。また、以前にシラカバ葉抽出物のコラーゲン産生促進作用ならびに線維芽細胞増殖促進作用が報告されている(特願2010−168604)。
【0013】
本発明で用いられるツバキ科チャ属チャノキ植物(Thea sinensis L.=Camelliasinensis(L.)O.Kuntze)とは、中国原産で、九州で野生化している常緑小低木である。近年茶に含まれるカテキンが注目されたことで、再び茶への関心が広がってきており、例えば特定保健用食品の認可を受けた茶関連商品も多く見られるようになってきた。また、飲食用に留まらず、その用途は医薬品や化粧品にも広がっている(特許文献1−3)。本発明の使用部位は花である。また、以前にチャノキの花の抽出物のヒアルロニダーゼ活性阻作用、コラーゲン産生促進作用等が報告されている(特開2008−280320、特開2008−280319、特開2008−280318、特開2008−280317)。
【0014】
本発明で用いられるザクロとは、ザクロ科(Punica granatum)ザクロ属に属する植物である。果実は、食用品、飲用品として広く世間で用いられ、また最近ではザクロの果汁に前立腺がんの細胞を死滅させる成分が含まれていることが分かり、医学会からも注目を集めている(名古屋市立大学2006年9月28日、日本癌学会にて発表)。本発明の使用部位は花である。また、以前にザクロの花の抽出物のエストロゲン様作用が報告されている(特開2008−127373)。
【0015】
本発明で用いられるホホバ[Buxus chinensin(Link 1822)、Simmondsia california(Nuttall 1844)、Simmondsia chinensis(Schneider 1907)]とは、米国西南部(アリゾナ州、カリフォルニア州)及びメキシコ北部(ソノーラ、バハ地方)の乾燥地帯に自生する常緑性の灌木である。雌雄異株で、樹高60cm〜180cmでなかには3mに達するものもある。現在は、栽培化され、米国、メキシコの他、イスラエル、オーストラリア、アルゼンチン等の乾燥地帯でも栽培されている。本発明の使用部位は葉である。また、以前にホホバ葉抽出物のヒアルロニダーゼ阻害作用等が報告されている(特開2003−034644、特開2000−154135)。
【0016】
本発明で用いられる抽出物の調製方法は、特に限定されないが、生または乾燥した原料を種々の溶媒を用い、低温から加温下において抽出する方法があげられる。
【0017】
具体的に抽出溶媒としては、水、メタノール、エタノール等の低級一価アルコール、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール、酢酸エチル等の低級アルキルエステルが例示され、これらの一種又は二種以上の混合溶媒を用いることができる。
【0018】
本発明で使用する抽出物は、そのまま用いてもよいが、必要に応じてろ過、濃縮してもよい。また、抽出物をカラムクロマト法、向流分配法等により、分画、精製して用いることもできる。
【0019】
更に、上記のものを減圧乾燥又は凍結乾燥した後、粉末又はペースト状に調製し、適宜製剤化して用いることもできる。
【0020】
(抽出物製造例1)キノコ由来のエルゴチオネイン及び/またはその誘導体を含有する抽出物の製法
タモギタケ(Pleurotus cornucopiae(Pers)Rolland.)の乾燥物を溶媒で抽出し、両イオン性構造のエルゴチオネインを吸着する吸着能を有するイオン交換樹脂と吸着クロマトグラフィーとを用いて分画処理し、非イオン性化合物及びエルゴチオネインを除くイオン性化合物を除去して製する。この抽出物の固形抽出分を0.25%に調整し、抽出物Aを得る。
【0021】
(抽出物製造例2)ベルゲニア・リグラタ抽出物の製法
ベルゲニア・リグラタの根茎の乾燥物200gに精製水3kgを加え、80℃にて5時間攪拌抽出する。冷後、ろ過し、抽出物約2600gを得る。この抽出物を減圧下約200gまで濃縮した後、合成吸着体ダイヤイオンHP−20を充填したカラムにて処理し、水洗浄後、水−エタノール溶出液を得る。溶出液を減圧濃縮し、固形抽出分を1.0%に調整し、抽出物Bを得る。
【0022】
(抽出物製造例3)フトモモ抽出物の製法
フトモモの枝葉の乾燥物20gに50vol%エタノール溶液300gを加え、50℃にて8時間抽出し、冷後、ろ過して抽出物を製する。この抽出物の固形抽出分を1.0%に調整し、抽出物Cを得る。
【0023】
(抽出物製造例4)シラカバ葉抽出物の製法
シラカバの葉の乾燥物150gに50vol%エタノール1500gを加えて室温にて一週間抽出し、ろ過して抽出物を製する。この抽出物の固形抽出分を1.0%に調整し、抽出物Dを得る。
【0024】
(抽出物製造例5)チャノキの花の抽出物の製法
チャノキの花の乾燥物10gに精製水150mLとエタノール150mLの混合液を加えて50℃5時間熱した後、ろ過して抽出物を製する。この抽出物の固形抽出分を1.0%に調整し、抽出物Eを得る。
【0025】
(抽出物製造例6)ザクロの花の抽出物の製法
ザクロの花の乾燥物10gに精製水150mLとエタノール150mLの混合液を加えて24時間静置した後、ろ過して抽出物を製する。この抽出物の固形抽出分を1.0%に調整し、抽出物Fを得る。
【0026】
(抽出物製造例7)ホホバの葉の抽出物の製法
ホホバの葉の乾燥物100gに50vol%エタノール溶液3kgを加え、50℃にて8時間攪拌抽出を行い、冷後、ろ過して抽出物を製する。この抽出物の固形抽出分を1.0%に調整し、抽出物Gを得る。
【0027】
本発明で用いられる(I)キノコ由来のエルゴチオネイン及び/またはその誘導体を含有する抽出物としては、エルゴチオネイン高含有エキスである香栄興業株式会社製のタモギタケ抽出エキス(フィトチオネン▲R▼)を用いることもできる。
【0028】
本発明で用いられる(II)ベルゲニア・リグラタの根の抽出物、フトモモの枝葉の抽出物、カバノキ科カバノキ属シラカンバ植物の葉の抽出物、ツバキ科チャ属チャノキ植物の花の抽出物、ザクロ科植物の花の抽出物、ホホバの葉の抽出物としては、それぞれ香栄興業株式会社製のパシャンベエキス、ローズアップルリーフエキス、シラカバ葉抽出液、チャ花エキス、ザクロ花エキス、ホホバリーフエキスを用いることもできる。
【0029】
本発明の抽出物は、皮膚外用剤に配合できるが、その配合量は特に規定するものではない。配合する製品の種類、性状、品質、期待する効果の程度により異なるが、乾燥固形物に換算して、0.0001〜10.0%、好ましくは0.001〜5.0%、より好ましくは0.5〜2%配合するのがよい。
【0030】
本発明の皮膚外用剤は、上記抽出物の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、例えば、油分、湿潤剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、界面活性剤、防腐剤、保湿剤、香料、水、アルコール、増粘剤の他、細胞賦活剤、皮脂分泌調整剤、消炎剤、収斂剤、抗酸化剤、美白剤、活性酸素抑制剤、抗アレルギー剤等、さらに生理活性作用を有する動植物抽出物及びこれらの抽出分画、精製物を必要に応じて適宜配合し、剤型に応じて常法により製造することができる。
【0031】
本発明の皮膚外用剤の剤型は、任意であり、化粧水などの可溶化系、乳液、クリームなどの乳化系、または、軟膏、分散液、粉末系などの従来皮膚外用剤に用いられる何れの剤型でもかまわない。また、一般皮膚化粧料に限定されるものではなく、医薬品、医薬部外品、薬用化粧料等を包含するものである。用途も、化粧水、乳液、クリーム、パック等の基礎化粧料、ファンデーション等のメークアップ化粧料、シャンプー、リンス、石けん、ボディーシャンプーなどのトイレタリー製品、浴用剤等を問わない。
【0032】
次に実施例をあげて説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0033】
(試験例1)活性酸素消去作用DPPHラジカル消去能の測定
製造例1〜7に示した抽出物A〜G、抽出物Aと抽出物B〜Gの1:1混合物について、DPPHラジカル(ジフェニルピクリルヒドラジルラジカル)消去能を測定した。DPPHラジカル(Sigma社)をエタノールに溶解し0.1mM溶液とした。0.1mMDPPHラジカル溶液3mLを試験管にとり、各濃度に精製水にて希釈した試験溶液0.5mLを加え、室温で10分間放置後、波長517nmで吸光度を測定した。阻害率は検出されたDPPHラジカルの吸光度値を用いて以下の計算方法により算出した。得られた阻害率と作用濃度から50%阻害活性濃度(IC50:mg/mL)を算出した。
阻害率(%)=[(反応−未反応)−(試料−ブランク)]/(水−未反応)×100
【0034】
【表1】

【0035】
評価結果
抽出物AのDPPHラジカル消去能は、抽出物B〜Gと混合することにより、消去能が高くなり、特にベルゲニア・リグラタ抽出物、フトモモ抽出物、またはザクロ花抽出物と混合することにより消去能が高くなることが確認された。
【0036】
(試験例2)皮膚外用剤の効果
30〜60歳の女性70名をパネルとし、表2記載の抽出物配合外用組成物を、毎日朝と夜の2回、12週間に渡って洗顔後に被験外用剤の適量を顔面に塗布した。塗布による美肌効果の結果を表3に示す。
【0037】
【表2】


【0038】
使用後の効果を下記の判定基準に基づいて判定した。
【0039】
(判定基準)
有効:使用前と比較して明らかな効果が認められた
やや有効:使用前と比較して効果がみとめられた
効果なし:使用前とほぼ同程度であった
【0040】
【表3】

【0041】
表3から明らかなように、抽出物Aの抗老化の効果は、抽出物B〜Gと混合することにより、優れた抗老化効果を有することが認められた。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、皮膚の老化を防止する化粧品、医薬部外品、医薬品への応用が期待できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(I)キノコ由来のエルゴチオネイン及び/又はその誘導体を含有する抽出物と、(II)ベルゲニア・リグラタBergenia ligulata(Wall.)Eng.(Saxifragaceae)の根の溶媒抽出物、フトモモSyzygium jambos(L.)Alstonの枝葉の溶媒抽出物、カバノキ科カバノキ属シラカンバ植物(Botula Platyphylla Sukatchev var.Japonica Hara)の葉の溶媒抽出物、ツバキ科チャ属チャノキ植物(Thea sinensis L.=Camelliasinensis(L.)O.Kuntze)の花の溶媒抽出物、ザクロ科(Punica granatum)植物の花の溶媒抽出物、ホホバ[Buxus chinensin(Link 1822)、Simmondsia california(Nuttall 1844)、Simmondsia chinensis(Schneider 1907)]の葉の溶媒抽出物よりなる群の1種又は2種以上を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【請求項2】
前記のキノコとして、ヒラタケ科のキノコを用いることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
【請求項3】
前記ヒラタケ科のキノコとして、タモギタケ、ヒラタケ、エリンギ及びエノキタケから選ばれた1種又は2種以上のキノコを用いることを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
【請求項4】
前記抽出物を外用剤全容量中乾燥物で0.0001〜10重量%で配合することを特徴とする、請求項1又は2又は3に記載の皮膚外用剤。

【公開番号】特開2012−211120(P2012−211120A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−90478(P2011−90478)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(599000212)香栄興業株式会社 (33)
【Fターム(参考)】