説明

目安メロディー付きハンドソープボトル台

【課題】必要目安となる手洗いの時間15秒の、習慣づけを促すためのハンドソープボトル台の提供。
【解決手段】円筒状の受け皿1を設け、その中心部に音の鳴る基盤2、受け皿1の側面の一方にスピーカー3、他方に電池入れ4を設け、それぞれをコード5で基盤2と接続し、受け皿1の上に、下部中央にスイッチ7を設けたボトル置き台6を設ける。ボトル置き台周縁部8は、受け皿1を覆うようにして、水が入るのを防ぎ、ボトル置き台周縁部8の少し内側には、スプリング12を備えたボトル置き台脚部9を複数箇所設け、受け皿周縁部穴11に入るようにする。ボトル置き台6の上にハンドソープボトル13を置いて、ハンドソープボトル13のポンプをプッシュすることにより15秒程度のメロディを流す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンドソープのボトル台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ハンドソープボトルは、ポンプをプッシュすると、ただ単に液体石鹸がでてくるという仕組みにすぎなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
新型インフルエンザが猛威を奮っている昨今、絶対に必要なのが、こまめで丁寧な手洗い。厚生労働省では、1回の手洗いにかける時間は、石鹸を使っても、最低15秒は必要であると公表している。
しかし、ほとんどの人が、手洗いをしても4秒〜5秒程度ですぐに洗い流しているのが実情である。洗い方にもよるだろうが、4秒〜5秒程度の手洗いでは、石鹸を使ったとしても、ウィルスなどのバイ菌はまだまだたくさん残っており、不十分なのだそうだ。
『もしもしカメよカメさんよ…♪』と、口ずさんで手洗いをすると、必要目安となる、15秒になるから、心がけてやってみるといいと専門家はいう。しかし、実際にカメの歌を口ずさんで洗ってはみても、今まで15秒も手洗いをする習慣がなかったのもあり、とても長く感じてしまう。そして、口ずさんでやってみるのは最初だけで、そんなこと忘れてしまっていることもしばしば…。
子供の頃から、『歯みがき3分』とはみんな教わってきたが、『手洗い15秒』というのは、耳にしたことがない人も多く、まだまだ世間には浸透していない。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
円筒状の受け皿を設け、その中心部に音の鳴る基盤を設ける。受け皿の側面の一方にスピーカーを設け、他方に電池入れを設け、それぞれをコードで基盤と接続する。受け皿の上に、ボトル置き台を設ける。また、ボトル置き台の下部中央にスイッチを設ける。ボトル置き台周縁部は、受け皿を覆うようにして、水が入るのを防ぐ。ボトル置き台周縁部の少し内側には、ボトル置き台脚部を複数箇所設け、それと同じ複数箇所、受け皿周縁部に脚部挿入穴を設ける。ボトル置き台脚部が、各々、脚部挿入穴に入るようにする。ボトル置き台脚部の長さと脚部挿入穴の深さは、だいたい同じにする。ボトル置き台脚部にスプリングをはめこむ。スプリングの径は、脚部挿入穴の径よりも、ひとまわり大きいものにする。ボトル置き台の上にハンドソープボトルを置く。
以上の特徴をもつハンドソープボトル台である。
【発明の効果】
【0005】
ハンドソープボトルのポンプをプッシュする度に、必要目安とされる、15秒程度の音楽が鳴れば、自然と音楽が鳴りやむまで、洗おうという気になる。子をもつ親も、『音楽が鳴っている間はしっかり洗いなさいよ』と教えることができ、子供たちにとって、今まで渋々やっていた手洗いも、やがて習慣化につながる。音楽が鳴ることで、楽しく、かつ丁寧に洗うようになり、その結果、風邪やインフルエンザ、その他多くの病気の予防につながる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の構造図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)円筒状の受け皿(1)を設け、その中心部に音の鳴る基盤(2)を設ける。
(ロ)受け皿(1)の側面の一方にスピーカー(3)を設け、他方に電池入れ(4)を設け、それぞれをコード(5)で基盤(2)と接続する。
(ハ)受け皿(1)の上にボトル置き台(6)を設ける。また、ボトル置き台(6)の下部中央にスイッチ(7)を設ける。
(ニ)ボトル置き台周縁部(8)は、受け皿(1)を覆うようにして、水が入るのを防ぐ。
ボトル置き台周縁部(8)の少し内側には、ボトル置き台脚部(9)を複数箇所設け、それと同じ複数箇所、受け皿周縁部(10)に脚部挿入穴(11)を設ける。ボトル置き台脚部(9)が、各々、脚部挿入穴(11)に入るようにする。ボトル置き台脚部(9)の長さと、脚部挿入穴(11)の深さは、だいたい同じにする。ボトル置き台脚部(9)にスプリング(12)をはめこむ。スプリング(12)の径は、脚部挿入穴(11)の径よりも、ひとまわり大きいものにする。
(ホ)ボトル置き台(6)の上にハンドソープボトル(13)を置く。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、まず、ハンドソープボトル(13)のポンプをプッシュする。この時、従来通り液体石鹸がハンドソープボトル(13)のノズルからでてくるわけだが、同時に、ポンプをプッシュした力がボトル置き台(6)に加わり、ボトル置き台(6)の下部中央に設けたスイッチ(7)が基盤(2)に接触する。その際、ボトル置き台脚部(9)にとりつけたスプリング(12)は、ボトル置き台(6)、ハンドソープボトル(13)(液体石鹸満タン状態)の力を支え、ハンドソープボトル(13)のポンプをプッシュする力が加わったときにスイッチ(7)が基盤(2)に接触するよう、調整して、取り付ける。スイッチ(7)と接触した基盤(2)からコード(5)を通じて、スピーカー(3)に伝わり、音が鳴るという仕組みである。この時に鳴る音はなんでもいいのだが、いわゆる『手洗い時間の目安』とされる15秒程度の長さのメロディーが流れる。
【符号の説明】
【0008】
(1)受け皿、(2)基盤、(3)スピーカー、(4)電池入れ、(5)コード、(6)ボトル置き台、(7)スイッチ、(8)ボトル置き台周縁部、(9)ボトル置き台脚部 (10)受け皿周縁部、(11)脚部挿入穴、(12)スプリング、(13)ハンドソープボトル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状の受け皿を設け、その中心部に音の鳴る基盤を設け、受け皿の側面の一方にスピーカーを設け、他方に電池入れを設け、それぞれをコードで基盤と接続し、受け皿の上にボトル置き台を設け、ボトル置き台の下部中央にスイッチを設け、ボトル置き台周縁部は受け皿を覆うようにして水が入るのを防ぎ、ボトル置き台周縁部の少し内側には、ボトル置き台脚部を複数箇所設け、それと同じ複数箇所、受け皿周縁部に脚部挿入穴を設け、ボトル置き台脚部が、各々、脚部挿入穴に入るようにし、ボトル置き台脚部の長さと脚部挿入穴の深さはだいたい同じにし、ボトル置き台脚部にスプリングをはめこみ、スプリングの径は、脚部挿入穴の径よりも、ひとまわり大きいものにし、ボトル置き台の上にハンドソープボトルを置くことを特徴とするハンドソープボトル台。

【図1】
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【公開番号】特開2011−56219(P2011−56219A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−231945(P2009−231945)
【出願日】平成21年9月9日(2009.9.9)
【出願人】(509276788)