目的地履歴登録システム、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラム
【課題】現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止し、利用者にとって使い勝手のよい目的地履歴を提示することができる、目的地履歴登録システム、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、交通網を規定するネットワークデータを記憶し、記憶したネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を探索し、探索した経路に基づいて、経路案内情報を生成し、生成した経路案内情報に基づいて、経路案内を実行し、経路案内を実行する端末装置の状況を示す端末状況情報に基づいて、経路案内情報による経路案内が終了するタイミングを判定し、経路案内が終了したと判定した場合、経路探索条件の目的地の位置情報を、記憶部に格納する。
【解決手段】本発明は、交通網を規定するネットワークデータを記憶し、記憶したネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を探索し、探索した経路に基づいて、経路案内情報を生成し、生成した経路案内情報に基づいて、経路案内を実行し、経路案内を実行する端末装置の状況を示す端末状況情報に基づいて、経路案内情報による経路案内が終了するタイミングを判定し、経路案内が終了したと判定した場合、経路探索条件の目的地の位置情報を、記憶部に格納する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、目的地履歴登録システム、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、目的地までの経路を案内する経路案内装置において、所定のタイミングで、目的地の座標データを履歴として保存する技術が開発されている。これにより、利用者は、目的地履歴から目的地を選択することができ、目的地の入力操作を簡素化することができる。
【０００３】
例えば、特許文献１に記載のナビゲーション装置では、目的地を設定する毎に、その目的地を示す目的地座標データをメモリに書き込むことが開示されている。
【０００４】
また、特許文献２に記載のナビゲーション装置では、目的地への誘導を開始した時点や、自車位置が目的地までの経路上の所定の位置に達した時点等のタイミングで、目的地の位置情報を記憶させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特許第２８９１７９４号公報
【特許文献２】特許第４１５６５８４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、従来の経路案内装置においては、経路案内中に、目的地履歴を参照した場合に、現在案内中の経路の目的地が表示されてしまうという問題点を有していた。
【０００７】
例えば、従来、目的地座標を保存するタイミングは、特許文献１では、目的地を設定した時点であり、特許文献２では、誘導開始時や、所定地点への到達時、所定時間経過時等であり、いずれも経路案内中に目的地の履歴を保存していた。そのため、利用者が、経路案内に従って走行している途中で、新たな目的地や経由地を追加したり変更したりするために、目的地履歴を参照した場合、直近の目的地履歴として、現在案内中の目的地が履歴表示される。現在案内中の目的地を重ねて目的地に設定することはないので、利用者は、所望の目的地を選択するために、現在案内中の目的地履歴を選択から除外する必要があり不便であるという問題点を有していた。
【０００８】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止し、利用者にとって使い勝手のよい目的地履歴を提示することができる、目的地履歴登録システム、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
このような目的を達成するため、本発明の目的地履歴登録システムは、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部を少なくとも備えた端末装置を、通信可能に接続した目的地履歴登録システムであって、上記サーバ装置の上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記サーバ装置の上記制御部は、上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段と、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信手段により受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信手段と、上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信手段と、上記端末状況情報受信手段により受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、を備え、上記端末装置の上記制御部は、上記経路探索条件を上記サーバ装置に送信する経路探索条件送信手段と、上記サーバ装置から送信される、上記経路案内情報を受信する経路案内情報受信手段と、上記経路案内情報受信手段により受信された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、上記端末装置の状況を示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信する端末状況情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１０】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、上記記載の目的地履歴登録システムにおいて、上記端末状況情報は、上記端末装置の現在位置情報であり、上記案内終了判定手段は、上記端末状況情報受信手段により受信される上記現在位置情報による現在位置が、上記経路探索条件の上記目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする。
【００１１】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、上記記載の目的地履歴登録システムにおいて、上記案内終了判定手段は、上記端末状況情報受信手段により受信される上記現在位置情報による現在位置が、上記経路案内情報による最終案内地点を越えてから上記経路を外れ、上記目的地の上記所定距離範囲内にある場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする。
【００１２】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、上記記載の目的地履歴登録システムにおいて、上記端末状況情報送信手段は、上記経路案内手段による上記経路案内の実行が中止された場合に、上記経路案内の中止を示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信し、上記案内終了判定手段は、上記端末状況情報受信手段により上記経路案内の中止を示す上記端末状況情報が受信された場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする。
【００１３】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、上記記載の目的地履歴登録システムにおいて、上記端末状況情報送信手段は、上記経路案内手段による上記経路案内が実行中であることを示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信し、上記案内終了判定手段は、上記端末状況情報受信手段により上記経路案内の実行中であることを示す上記端末状況情報が一定期間受信されなかった場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする。
【００１４】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、上記記載の目的地履歴登録システムにおいて、上記端末状況情報送信手段は、上記端末装置の現在位置情報による現在位置が、上記経路探索条件の上記目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、目的地周辺到達を示す上記端末状況情報を上記サーバ装置に送信し、上記案内終了判定手段は、上記端末状況情報受信手段により上記目的地周辺到達を示す上記端末状況情報が受信された場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする。
【００１５】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、上記経路案内を実行する端末装置の状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、記憶部に格納する目的地情報格納手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１６】
また、本発明のサーバ装置は、端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部は、上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段と、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信手段により受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信手段と、上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信手段と、上記端末状況情報受信手段により受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１７】
また、本発明の目的地履歴登録装置は、制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部は、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１８】
また、本発明の目的地履歴登録方法は、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部を少なくとも備えた端末装置を、通信可能に接続した目的地履歴登録システムにおいて実行される目的地履歴登録方法であって、上記サーバ装置の上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記経路探索条件を上記サーバ装置に送信する経路探索条件送信ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記サーバ装置から送信される、上記経路案内情報を受信する経路案内情報受信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記経路案内情報受信ステップにて受信された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記端末装置の状況を示す端末状況情報を、上記サーバ装置に送信する端末状況情報送信ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される、上記端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１９】
また、本発明の目的地履歴登録方法は、目的地履歴登録システムにおいて実行される目的地履歴登録方法であって、上記目的地履歴登録システムは、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、経路探索手段と、経路案内情報生成手段と、経路案内手段と、案内終了判定手段と、目的地情報格納手段と、を備え、上記経路探索手段が、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記経路案内情報生成手段が、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記経路案内手段が、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、上記案内終了判定手段が、上記経路案内を実行する端末装置の状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記目的地情報格納手段が、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２０】
また、本発明の目的地履歴登録方法は、端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置において実行される目的地履歴登録方法であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部において、上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２１】
また、本発明の目的地履歴登録方法は、制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置において実行される目的地履歴登録方法であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部において実行される、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２２】
また、本発明のプログラムは、端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置に実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部において、上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を実行させることを特徴とする。
【００２３】
また、本発明のプログラムは、制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置に実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部において、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【００２４】
この発明によれば、サーバ装置において、交通網を規定するネットワークデータを記憶し、端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信し、記憶したネットワークデータに基づいて、受信した経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を探索し、探索した経路に基づいて、経路案内情報を生成し、生成した経路案内情報を、端末装置に送信し、端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信し、受信した端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定し、経路案内が終了したと判定された場合、経路探索条件の目的地の位置情報を、記憶部に格納し、端末装置において、経路探索条件をサーバ装置に送信し、サーバ装置から送信される、経路案内情報を受信し、受信した経路案内情報に基づいて、経路案内を実行し、端末装置の状況を示す端末状況情報を、サーバ装置に送信する。これにより、本発明は、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止し、利用者にとって使い勝手のよい目的地履歴を提示することができるという効果を奏する。
【００２５】
また、本発明によれば、端末状況情報は、端末装置の現在位置情報であり、サーバ装置において、受信される現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、経路案内が終了したと判定する。これにより、本発明は、現在位置が目的地周辺に到達した場合に目的地の履歴を登録するので、目的地周辺に到達するまで、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止することができるという効果を奏する。
【００２６】
また、本発明によれば、サーバ装置において、受信される現在位置情報による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、経路案内が終了したと判定する。これにより、本発明は、利用者が目的地付近に到達したことを判定して、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止することができるという効果を奏する。特に、利用者が自動車で移動する場合等においては、利用者は案内経路に沿って、そのまま目的地に到着することは稀であり、利用者は、最後の右左折時などの最終案内地点を超えてから、目的地付近の駐車場等の複数の出入り口から任意に選択して移動する場合があるので、そのような場合にも、案内の終了を判断して、目的地の履歴を登録することができる。
【００２７】
また、本発明によれば、端末装置において、経路案内の実行が中止された場合に、経路案内の中止を示す端末状況情報を、サーバ装置に送信し、サーバ装置において、経路案内の中止を示す端末状況情報が受信された場合に、経路案内が終了したと判定する。これにより、本発明は、利用者がエンジンをオフにした場合や、ナビゲーションのアプリケーションを終了させた場合等のように、経路案内が中止されたタイミングで、目的地の履歴を登録することができ、案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止することができるという効果を奏する。
【００２８】
また、本発明によれば、端末装置において、経路案内が実行中であることを示す端末状況情報を、サーバ装置に送信し、サーバ装置において、経路案内の実行中であることを示す端末状況情報が一定期間受信されなかった場合に、経路案内が終了したと判定する。これにより、本発明は、利用者がエンジンをオフにした場合や、ナビゲーションのアプリケーションを終了させた場合等のように、経路案内が実行中であることを示す端末状況情報が受信できなくなったタイミングで、目的地付近に到達したと判定して目的地の履歴を登録することができ、案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止することができるという効果を奏する。
【００２９】
また、本発明によれば、端末装置において、端末装置の現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、目的地周辺到達を示す端末状況情報をサーバ装置に送信し、目的地周辺到達を示す端末状況情報が受信された場合に、経路案内が終了したと判定する。これにより、本発明は、現在位置が目的地周辺に到達した場合に目的地の履歴を登録するので、目的地周辺に到達するまで、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止することができるという効果を奏する。
【００３０】
なお、上記において、本発明の目的地履歴登録システムを一例に効果の説明をしたが、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラムにおいても同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【００３１】
【図１】図１は、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図２】図２は、目的地履歴データベース２０６ｃに記憶される情報の一例を示す図である。
【図３】図３は、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの基本処理の一例を示すフローチャートである。
【図４】図４は、第１の実施形態において端末状況情報として現在位置情報を用いた目的地履歴登録システムの処理の一例を示すフローチャートである。
【図５】図５は、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の構成の一例を示すブロック図である。
【図６】図６は、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００３２】
以下に、本発明にかかる目的地履歴登録システム、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【００３３】
以下、本発明の構成および処理について、第１の実施形態（目的地履歴登録システム）、および、第２の実施形態（目的地履歴登録装置（スタンドアローン型））の順にて詳細に説明する。
【００３４】
［第１の実施形態］
最初に、本発明の第１の実施形態（目的地履歴登録システム）について、図１から図４を参照して以下に説明する。但し、以下に示す第１の実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための目的地履歴登録システムを例示するものであって、本発明をこの目的地履歴登録システムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の目的地履歴登録システムにも等しく適用し得るものである。例えば、第１の実施形態で例示する目的地履歴登録システムにおけるサーバ側と端末側の機能分散の形態は以下に限られず、同様の効果や機能を奏し得る範囲において、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【００３５】
［目的地履歴登録システムの構成］
まず、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの構成の一例について、図１を参照して以下に説明する。ここで、図１は、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。なお、本実施形態１においては、通信型のナビゲーションを提供する目的地履歴登録システムを具体例として説明するが、本発明はこれに限ることなく、スタンドアローンタイプの目的地履歴登録システムなどにも適用可能である。
【００３６】
図１に示すように、第１の実施形態の目的地履歴登録システムは、概略的に、サーバ装置２００、および、端末装置１００を、ネットワーク３００を介して通信可能に接続して構成される。ここで、図１に示すように、通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。
【００３７】
また、図１に示すように、第１の実施形態の目的地履歴登録システムにおいて、サーバ装置２００は、概略的に、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備えており、端末装置１００は、位置取得部１１２と出力部１１４と入力部１１６と制御部１０２と記憶部１０６とを備える。
【００３８】
［サーバ装置２００の構成］
サーバ装置２００は、端末装置１００から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信し、記憶部２０６に記憶されたネットワークデータに基づいて、受信した経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を探索し、探索した経路に基づいて経路案内情報を生成し、生成した経路案内情報を端末装置１００に送信し、端末装置１００から送信される、当該端末装置１００の状況を示す端末状況情報を受信し、受信される端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定し、経路案内が終了したと判定された場合、経路探索条件の目的地の位置情報を、記憶部１０６に格納する等の機能を有する。サーバ装置２００は、通信制御インターフェース部２０４を介してネットワーク３００を経由し、端末装置１００および外部機器６００と相互に通信可能に接続されており、制御部２０２と記憶部２０６とを備える。なお、これらのサーバ装置２００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。制御部２０２は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部２０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、サーバ装置２００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部２０４は、端末装置１００や外部機器６００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部２０６は、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）等の固定ディスク装置およびＳＳＤ（Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅ Ｄｒｉｖｅ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル（ネットワークデータベース２０６ａ、地図データベース２０６ｂ、および、目的地履歴データベース２０６ｃ等）を格納する。
【００３９】
これら記憶部２０６の各構成要素のうち、ネットワークデータベース２０６ａは、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段である。ここで、ネットワークデータベース２０６ａに記憶されるネットワークデータは、道路ネットワークデータの他、路線網ネットワークデータ等の交通機関の交通ネットワークデータであってもよい。これらネットワークデータは、ネットワークデータベース２０６ａに予め記憶されており、サーバ装置２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器６００（例えば、ネットワークデータを提供するネットワークデータサーバなど）等からダウンロードしてネットワークデータベース２０６ａに記憶されたネットワークデータをアップデートしてもよい。
【００４０】
ここで、ネットワークデータベース２０６ａに記憶される道路ネットワークデータは、道路網を規定するネットワークデータであり、例えば、駅や交差点等の道路網表現上の結節点であるノードのノードデータと、ノード間の道路区間であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワークデータである。ノードデータには、ノード番号、緯度経度等の位置座標、ノード種別、接続するリンク本数、接続ノード番号、信号機や一時停止標識等の車両停止位置、および、交差点名称等を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号、接続する道路の種別、国道や県道や市道等の路線番号、重用する路線情報、リンクの存在する行政区域の属性情報、リンク長、道路供用状況、異常気象時通行規制区間、車重制限、車両高さ制限、幅員、道路幅員区分、車線数、制限速度など交通規制、一時停止標識や踏切直前等の車両停止位置、高架やトンネルや橋等のリンク内属性、所要時間、および、名称等を含んでいてもよい。また、道路ネットワークデータは、交通規制データや利用料金データ等を含んでいてもよい。ここで、交通規制データは、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、道路の損壊や道路工事等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、および、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含んでもよい。また、利用料金データは、自動車、オートバイ等で移動する場合に消費する燃料料金、高速自動車国道や自動車専用道路等の有料道路の通行料金等を表す情報等であってもよい。また、道路ネットワークデータは、自動車、オートバイ、自転車、徒歩等で移動する場合の経路上に存在する施設等の地点の緯度経度情報などの位置情報等を記憶してもよい。なお、ネットワークデータには、ノードとリンクで構成される各案内経路についての評価を行うために、ノード番号やリンク番号等に対応付けて評価用情報が格納されてもよい。一例として、評価用情報として交通規制データは、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、道路の損壊や道路工事等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含む。
【００４１】
また、地図データベース２０６ｂは、地図データを記憶する地図データ記憶手段である。本実施形態１において、地図データベース２０６ｂに記憶される地図データは、全国および各地方の道路地図や路線図等の地図データであってもよい。例えば、地図データベース２０６ｂに記憶される地図データは、地図上に表示される地物（例えば、ビルや住宅や駅等の建造物、道路、線路、橋、トンネル、等高線、海岸線や湖岸線等の水涯線、海、河川、湖、池、沼、公園や屋外施設等の地、行政界、行政区域、および、街区等）の形状についての形状データ、地図上に表示される注記（例えば、地名、住所、電話番号、店や公園や駅等の施設名称、名所や旧跡や河川や湖や湾や山や森林等の俗称を含む名称、道路や橋やトンネル等の名称、路線名称、地点情報、および、口コミ情報等）の注記データ、および、地図上に表示される記号（例えば、山、史跡、寺社、学校、病院、工場および墓地等の地図記号、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、レストラン、銀行および郵便局等の店舗記号、道路上の信号、有料道路の出入口、料金所、サービスエリア、パーキングエリアおよびインターチェンジ等の記号、駐車場、駅、ホテル、美術館および博物館等の施設記号、ならびに、口コミ地点記号等）の記号データ等のデータを含んでいてもよい。ここで、地図データは、縮尺に従ってメッシュ化された地図データ（例えば、ＪＩＳ規格の第１〜３次地域区画メッシュデータ、および、１００ｍメッシュデータ等）等であってもよい。また、地図データは、ラスタ形式、ベクタ形式等の地図描画用の画像データであってもよい。これら地図データは、地図データベース２０６ｂに予め記憶されており、サーバ装置２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを、外部機器６００（地図データを提供する地図提供サーバ等の外部機器等）からダウンロードして地図データベース２０６ｂに記憶された地図データをアップデートしてもよい。
【００４２】
また、目的地履歴データベース２０６ｃは、目的地の位置情報等の目的地情報の履歴を記憶する目的地情報記憶手段である。ここで、目的地履歴データベース２０６ｃは、目的地の緯度経度等の位置情報に対応付けて、登録日や更新日時や最終使用日等の日時情報を記憶してもよい。ここで、図２は、目的地履歴データベース２０６ｃに記憶される情報の一例を示す図である。
【００４３】
図２に一例として示すように、目的地履歴データベース２０６ｃは、目的地の登録時の登録日（年月日等）と、緯度（Ｘ）経度（Ｙ）と、目的地の最新の更新日等の最終使用日（年月日等）と、を対応付けて記憶する。この他、目的地履歴データベース２０６ｃは、目的地の名称や、目的地の登録時の天気情報（晴れ、曇り、雨、雪などの情報）等を対応付けて記憶してもよい。また、目的地履歴データベース２０６ｃは、複数の端末装置１００の目的地履歴を管理するために、端末装置１００の識別情報に対応付けて、各端末装置１００に対応する目的地情報の履歴を記憶してもよい。
【００４４】
また、制御部２０２は、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、経路探索条件受信部２０２ａ、経路探索部２０２ｂ、経路案内情報生成部２０２ｃ、経路案内情報送信部２０２ｄ、端末状況情報受信部２０２ｅ、案内終了判定部２０２ｆ、目的地情報格納部２０２ｇ、目的地履歴要求受付部２０２ｈ、および、目的地履歴送信部２０２ｉを備える。
【００４５】
このうち、経路探索条件受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段である。
【００４６】
また、経路探索部２０２ｂは、経路探索条件受信部２０２ａにより受信された経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を、ネットワークデータベース２０６ａに記憶されたネットワークデータに基づいて探索する経路探索手段である。ここで、経路探索部２０２ｂは、経路探索条件に、出発時刻や到着時刻、経由地、移動手段、使用路線等の指定情報が更に含まれている場合、これらの指定条件を満たす経路を探索してもよい。また、経路探索部２０２ｂによる経路探索結果は、ノードとリンクで表現される経路のほか、出発地の位置情報等の出発地情報、目的地の位置情報等の目的地情報、所要時間、移動距離、出発時刻、到着時刻、天気情報、移動手段情報、経由地点、経由地通過時刻、使用路線等の情報を含んでもよい。
【００４７】
また、経路案内情報生成部２０２ｃは、経路探索部２０２ｂにより探索された経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報生成部２０２ｃは、経路探索部２０２ｂにより探索された経路と、地図データベース２０６ｂに記憶された当該経路を含む地図データに基づいて、経路案内情報を生成してもよい。例えば、経路案内情報生成部２０２ｃは、地図データベース２０６ｂに記憶された、当該経路を含む地図の地図データを含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報生成部２０２ｃは、更に、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される端末装置１００の現在位置情報の更新に応じて、当該現在位置情報を含む地図データを地図データベース２０６ｂから取得し、当該地図データに現在位置を重畳させて表示する表示画面を含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報は、更に、案内経路上において、現在位置情報の更新に応じて現在位置が案内地点（ガイダンスポイント）に到達したタイミングで、出力される案内データ（表示案内データおよび音声案内データ等）を含んでいてもよい。具体的には、経路案内情報は、案内データに含まれる案内経路上の案内地点において出力される音声案内データ、および／または、案内データに含まれるターンバイターン（ＴＢＴ）等の表示案内データを表示した表示画面からなる経路案内情報であってもよい。表示案内データは、案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるＴＢＴ、および、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等であり、例えば、端末装置１００の制御部１０２が経路案内を実行する際に用いられる。また、例えば、音声案内データは、案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」等の音声データであり、例えば、端末装置１００の制御部１０２が音声案内を実行する際に用いられる。
【００４８】
また、経路案内情報送信部２０２ｄは、経路案内情報生成部２０２ｃにより生成された経路案内情報を、端末装置１００に送信する経路案内情報送信手段である。
【００４９】
また、端末状況情報受信部２０２ｅは、端末装置１００から送信される、当該端末装置１００の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信手段である。ここで、端末状況情報は、端末装置１００の状況を示す情報であり、例えば、端末装置１００の現在位置情報や、経路案内が実行中であることを示す情報、経路案内の中止を示す情報、目的地周辺到達を示す情報等である。
【００５０】
また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段である。例えば、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。ここで、「所定距離」は、目的地からの現在位置までの直線距離でもよく、また、目的地までの残りの経路長でもよい。また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより、経路案内の中止を示す端末状況情報、または、目的地周辺到達を示す情報を示す端末状況情報が受信された場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより、経路案内が実行中であることを示す端末状況情報が一定時間受信されなかった場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。
【００５１】
また、目的地情報格納部２０２ｇは、案内終了判定部２０２ｆにより経路案内が終了したと判定された場合、経路探索条件の目的地の位置情報等の目的地情報を、目的地履歴データベース２０６ｃに格納する目的地情報格納手段である。ここで、目的地情報格納部２０２ｇは、目的地の緯度経度等の位置情報に対応付けて、登録日や更新日時や最終使用日等の日時情報を目的地履歴データベース２０６ｃに格納してもよい。また、目的地情報格納部２０２ｇは、目的地の名称や、目的地の登録時の天気情報（晴れ、曇り、雨、雪などの情報）等を、目的地の位置情報に対応付けて目的地履歴データベース２０６ｃに格納してもよい。例えば、目的地情報格納部２０２ｇは、目的地の登録時の天気情報（晴れ、曇り、雨、雪などの情報）を、外部機器６００（天気情報を提供する気象庁データサーバなど）から受信して、受信した天気情報と対応付けて目的地情報を格納してもよい。また、目的地情報格納部２０２ｇは、案内終了判定部２０２ｆにより経路案内が終了したと判定された場合に、目的地情報を登録するか否かを利用者に問い合わせる問い合せ情報を端末装置１００に送信し、利用者により入力部１１６を介して入力された、目的地情報を登録するとの回答情報が端末装置１００から受信できた場合に、当該目的地情報を目的地履歴データベース２０６ｃに格納してもよい。また、目的地情報格納部２０２ｇは、複数の端末装置１００の目的地履歴を管理するために、端末装置１００の識別情報に対応付けて、各端末装置１００に対応する目的地情報を目的地履歴データベース２０６ｃに格納してもよい。
【００５２】
また、目的地履歴要求受付部２０２ｈは、端末装置１００から送信される、目的地履歴要求を受信して、目的地履歴要求に従って、目的地履歴データベース２０６ｃから目的地情報の履歴を取得する目的地履歴要求受付手段である。例えば、目的地履歴要求受付部２０２ｈは、目的地履歴要求を送信した端末装置１００の識別情報に対応する目的地情報の履歴を目的地履歴データベース２０６ｃから抽出することにより取得する。
【００５３】
また、目的地履歴送信部２０２ｉは、目的地履歴要求受付部２０２ｈにより目的地履歴要求に応じて取得された目的地情報の履歴を、端末装置１００に送信する目的地履歴送信手段である。
【００５４】
［端末装置１００の構成］
また、図１において、端末装置１００は、経路探索条件をサーバ装置２００に送信し、サーバ装置２００から送信される、経路案内情報を受信し、受信した経路案内情報に基づいて、経路案内を実行し、当該端末装置１００の状況を示す端末状況情報を、サーバ装置２００に送信する等の機能を有する。端末装置１００は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話やＰＨＳやＰＤＡ等の携帯端末装置、および、現在位置案内や走行経路案内等を行なうナビゲーション端末等である。ここで、端末装置１００は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーションや乗換案内アプリケーション等を搭載していてもよい。また、端末装置１００は、リアルタイムに現在位置取得が行えるよう、ＧＰＳ機能やＩＭＥＳ機能等を有する位置取得部１１２を備えている。また、端末装置１００は、出力部１１４と入力部１１６を備えている。
【００５５】
ここで、出力部１１４は、例えば、液晶や有機ＥＬ等から構成されるディスプレイやモニタ等の表示手段である。ここで、出力部１１４は、経路案内のための音声出力等を行うスピーカ等の音声出力手段であってもよい。また、入力部１１６は、目的地などの経路探索条件等の入力等を行う入力手段（例えば、キー入力部、タッチパネル、キーボード、マイク等）である。また、入出力制御インターフェース部１０８は、位置取得部１１２、出力部１１４、および、入力部１１６等の制御を行う。
【００５６】
ここで、位置取得部１１２は、例えば、位置発信装置５００から発信される位置情報信号を受信する位置取得手段であってもよい。ここで、位置発信装置５００は、位置情報信号（ＧＰＳ信号）を発信するＧＰＳ装置であってもよい。また、位置発信装置５００は、ＧＰＳ信号と類似した特徴を持つ位置情報信号を用いて屋内測位を可能とするＩＭＥＳ（Ｉｎｄｏｏｒ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｓｙｓｔｅｍ）技術を実現するＩＭＥＳ装置であってもよい。なお、ＩＭＥＳ技術は測位衛星システムである準天頂衛星の枠組みから発案されたシステムである。
【００５７】
また、位置発信装置５００は、屋外で受信したＧＰＳ信号を屋内で発信するＧＰＳリピータであってもよい。また、位置発信装置５００は、建物（例えば、立体駐車場等）内の各フロアや地下構造物（例えば、地下鉄駅、地下街、地下連絡通路、地下駐車場等）の各所に任意に設置される小型発信装置であってもよい。なお、この小型発信装置には、設置場所に応じた自己位置情報（位置ＩＤ等）が割り振られている。そして、端末装置１００が通信可能範囲に入ると、端末装置１００は、小型発信装置から送信される自己位置情報を位置情報信号として受信する。この際の通信方式は、例えば、ＲＦＩＤ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）タグシステムやＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等の各種近距離無線方式や、赤外線通信方式等であってもよい。また、位置発信装置５００は、無線ＬＡＮのアクセスポイントであってもよい。本実施形態において、位置取得部１１２は、無線ＬＡＮ信号等を受信して、アクセスポイントの識別情報を取得してもよい。そして、端末装置１００は、位置取得部１１２にて取得したアクセスポイント固有の識別情報からアクセスポイントの位置を特定して位置情報を取得してもよい。また、本実施形態において、端末装置１００は、位置取得部１１２にて取得された位置情報信号から、緯度、経度、および、高さ情報を含む位置情報を算出してもよい。
【００５８】
また、位置取得部１１２は、例えば、方位センサにて検出した端末装置１００の進行方向等の方向情報（方位情報）、加速度センサや速度センサにて検出した端末装置１００の加速度情報や速度情報、距離センサにて検出した距離情報、および、端末装置１００の現在位置を示す位置情報等を、現在位置情報として取得してもよい。ここで、方位センサには、端末装置１００の絶対走行方位を検出する地磁気センサおよび端末装置１００の相対走行方位を検出する光ジャイロが使用されてもよい。また、方位センサは、地磁気センサと加速度センサを組み合わせることで方位や傾きに関する情報を取得できる電子コンパスであってもよい。また、加速度センサは、光学式や半導体式等の３軸加速度センサであってもよい。
【００５９】
また、通信制御インターフェース部１０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、端末装置１００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部１０４は、サーバ装置２００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、ネットワーク３００は、端末装置１００およびサーバ装置２００と、外部の地図提供サーバ等の外部機器６００または外部システムとを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網（携帯端末回線網および一般電話回線網等）、イントラネット、または、電力線通信（ＰＬＣ）等であってもよい。
【００６０】
また、記憶部１０６は、ＨＤＤやＳＳＤ等の大容量のストレージ手段、および／または、ＳＲＡＭ（Ｓｔａｔｉｃ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等を用いて構成される小容量高速メモリ（例えば、キャッシュメモリ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやファイルやテーブル（経路案内情報ファイル１０６ａ等）を格納してもよい。ここで、記憶部１０６は、各種のファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。
【００６１】
ここで、経路案内情報ファイル１０６ａは、経路案内情報を記憶する経路案内情報記憶手段である。
【００６２】
また、制御部１０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部１０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部１０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部１０２ａ、経路探索条件送信部１０２ｂ、経路案内情報受信部１０２ｃ、経路案内部１０２ｄ、端末状況情報送信部１０２ｅ、目的地履歴要求部１０２ｆ、および、目的地履歴出力部１０２ｇを備える。
【００６３】
このうち、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の現在位置情報を所定時間（所定周期）ごと（例えば、１秒ごと、３分ごと等）に取得してもよい。例えば、現在位置情報取得部１０２ａは、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報を、端末装置１００の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、更に、位置取得部１１２の方位センサや加速度センサ等にて検出した端末装置１００の加速度、速度、および方向（方位）等の情報を、端末装置１００の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、利用者により入力部１１６を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を端末装置１００の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部１１６を介して入力された現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部１０２ａは、入力部１１６を介して利用者に出力部１１４に表示された地図データの表示画面上で指定（例えば、タッチパネル式の出力部１１４での指定操作等）させた座標を端末装置１００の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、更に、入力部１１６を介して利用者に出力部１１４に表示された地図データの表示画面上で指定させた、加速度や速度や方向（方位）等の情報を端末装置１００の現在位置情報として取得してもよい。
【００６４】
また、経路探索条件送信部１０２ｂは、経路探索条件をサーバ装置２００に送信する経路探索条件送信手段である。ここで、経路探索条件送信部１０２ｂは、利用者に入力部１１６を介して目的地等の経路探索条件を設定させ、設定された経路探索条件をサーバ装置２００に送信してもよい。一例として、経路探索条件送信部１０２ｂにより設定される経路探索条件は、少なくとも出発地と目的地の情報を含み、更に経由地の情報を含んでもよい。また、経路探索条件送信部１０２ｂは、経路探索条件の出発地または目的地として、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される端末装置１００の現在位置情報を設定してもよい。例えば、経路探索条件送信部１０２ｂは、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報、および／または、位置取得部１１２の方位センサにて検出した端末装置１００の進行方向等の方位情報を、出発地または目的地として設定してもよい。また、経路探索条件送信部１０２ｂは、利用者により入力部１１６を介して入力された位置座標等を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。具体的には、経路探索条件送信部１０２ｂは、入力部１１６を介して利用者に表示部１１４に表示された地図の表示画面上で指定（例えば、タッチパネル方式の出力部１１４での指定操作等）させた座標、および／または、方位情報を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。また、経路探索条件送信部１０２ｂは、目的地履歴出力部１０２ｇにより表示された目的地情報から目的地履歴にかかる一の目的地を利用者に入力部１１６を介して選択させるよう制御して、選択された地点を経路探索条件の目的地や経由地等として設定してもよい。
【００６５】
また、経路案内情報受信部１０２ｃは、サーバ装置２００から送信される、経路案内情報を受信して、経路案内情報ファイル１０６ａに格納する経路案内情報受信手段である。
【００６６】
また、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報受信部１０２ｃにより受信され経路案内情報ファイル１０６ａに格納された経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段である。例えば、経路案内部１０２ｄは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報の更新に応じて、経路案内情報に基づく案内経路等を出力部１１４に表示させてもよい。具体的には、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報に基づく案内経路と、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報と、を出力部１１４の表示画面に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。また、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報に基づいて、地図データ上に案内経路、および、端末装置１００の現在位置情報に基づく現在位置を重畳した表示画面を出力部１１４に表示させてもよい。また、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた音声案内データを、出力部１１４を介して音声出力させることにより、経路案内を実行してもよい。
【００６７】
また、端末状況情報送信部１０２ｅは、端末装置１００の状況を示す端末状況情報を、サーバ装置２００に送信する端末状況情報送信手段である。例えば、端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される、端末装置１００の現在位置情報を、更新ごと又は定期的に、端末状況情報として送信してもよい。また、端末状況情報送信部１０２ｅは、経路案内部１０２ｄによる経路案内が実行中であることを示す情報を、更新ごと又は定期的に、端末状況情報として送信してもよい。また、端末状況情報送信部１０２ｅは、経路案内部１０２ｄによる経路案内が中止されたことを示す情報を、端末状況情報として送信してもよい。また、端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報の現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、目的地周辺到達を示す情報を、端末状況情報としてサーバ装置２００に送信してもよい。更に、端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、目的地周辺到達を示す端末状況情報を送信してもよい。なお、端末状況情報送信部１０２ｅは、端末状況情報とともに、端末装置１００の識別情報をサーバ装置２００に送信してもよい。
【００６８】
また、目的地履歴要求部１０２ｆは、目的地履歴要求をサーバ装置２００に送信する目的地履歴要求手段である。ここで、目的地履歴要求部１０２ｆは、利用者により入力部１１６を介した目的地履歴要求の入力があった場合に、目的地履歴要求をサーバ装置２００に送信してもよい。例えば、目的地履歴要求部１０２ｆは、経路探索条件送信部１０２ｂにより利用者に経路探索条件の目的地を入力させる制御を行う場合に、目的地履歴要求をサーバ装置２００に送信してもよい。
【００６９】
また、目的地履歴出力部１０２ｇは、サーバ装置２００から送信される、目的地履歴要求に基づく目的地情報を受信して、出力部１１４に出力する目的地履歴出力手段である。例えば、目的地履歴出力部１０２ｇは、目的地情報に基づく目的地履歴を、出力部１１４に表示してもよい。
【００７０】
以上で、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの構成の一例の説明を終える。
【００７１】
［目的地履歴登録システムの処理］
次に、このように構成された第１の実施形態における目的地履歴登録システムの処理の一例について、以下に図３および図４を参照して詳細に説明する。ここで、図３は、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの基本処理の一例を示すフローチャートである。
【００７２】
図３に示すように、まず、端末装置１００の経路探索条件送信部１０２ｂは、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件をサーバ装置２００に送信する（ステップＳＡ−１）。ここで、経路探索条件送信部１０２ｂは、利用者に入力部１１６を介して目的地等の経路探索条件を設定させ、設定された経路探索条件をサーバ装置２００に送信してもよい。また、経路探索条件送信部１０２ｂは、経路探索条件の出発地として、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される端末装置１００の現在位置情報を設定してもよい。また、経路探索条件送信部１０２ｂは、利用者により入力部１１６を介して入力された位置座標等を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。具体的には、経路探索条件送信部１０２ｂは、入力部１１６を介して利用者に出力部１１４に表示された地図の表示画面上で指定（例えば、タッチパネル方式の出力部１１４での指定操作等）させた座標、および／または、方位情報を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。
【００７３】
そして、サーバ装置２００の経路探索条件受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する（ステップＳＡ−２）。
【００７４】
そして、サーバ装置２００の経路探索部２０２ｂは、経路探索条件受信部２０２ａにより受信された経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を、ネットワークデータベース２０６ａに記憶されたネットワークデータに基づいて探索する（ステップＳＡ−３）。また、経路探索部２０２ｂは、経路探索条件に、出発地や目的地のほか、出発時刻や到着時刻、経由地、移動手段、使用路線等の指定情報が更に含まれている場合、これらの指定条件を満たす経路を探索してもよい。
【００７５】
そして、サーバ装置２００の経路案内情報生成部２０２ｃは、経路探索部２０２ｂにより探索された経路に基づいて、経路案内のための経路案内情報を生成する（ステップＳＡ−４）。ここで、経路案内情報生成部２０２ｃは、経路探索部２０２ｂにより探索された経路と、地図データベース２０６ｂに記憶された当該経路を含む地図データに基づいて、経路案内情報を生成してもよい。例えば、経路案内情報生成部２０２ｃは、当該経路を含む地図データ上に経路を重畳させて表示する表示画面を含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報生成部２０２ｃにより生成される経路案内情報は、案内経路上において、現在位置情報の更新に応じて現在位置が案内地点に到達したタイミングで出力される案内データ（表示案内データおよび音声案内データ等）を含んでいてもよい。具体的には、経路案内情報は、案内経路上の案内地点において出力される音声案内データ、および／または、案内経路上の案内地点において表示されるＴＢＴ等の表示案内データであってもよい。表示案内データは、案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるターンバイターン（ＴＢＴ）や、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等である。また、例えば、音声案内データは、案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」等の音声データである。
【００７６】
そして、サーバ装置２００の経路案内情報送信部２０２ｄは、経路案内情報生成部２０２ｃにより生成された経路案内情報を、端末装置１００に送信する（ステップＳＡ−５）。
【００７７】
そして、端末装置１００の経路案内情報受信部１０２ｃは、サーバ装置２００から送信される、経路案内情報を受信して、経路案内情報ファイル１０６ａに格納する（ステップＳＡ−６）。
【００７８】
そして、端末装置１００の経路案内部１０２ｄは、経路案内情報受信部１０２ｃにより経路案内情報ファイル１０６ａに格納された経路案内情報に基づいて、経路案内の実行を開始する（ステップＳＡ−７）。例えば、経路案内部１０２ｄは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報の更新に応じて、経路案内情報に基づく案内経路上の案内地点に到達したタイミングで、音声案内データや表示案内データ等を出力部１１４に出力してもよい。具体的には、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報に基づく地図データ上の案内経路において、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報に基づく現在位置を、出力部１１４の表示画面に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。また、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた音声案内データを、出力部１１４を介して音声出力させることにより、経路案内を実行してもよい。
【００７９】
そして、端末装置１００の端末状況情報送信部１０２ｅは、端末装置１００の状況を示す端末状況情報を、サーバ装置２００に送信する（ステップＳＡ−８）。例えば、端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される、端末装置１００の現在位置情報を、更新ごと又は定期的に、端末状況情報として送信してもよい。また、端末状況情報送信部１０２ｅは、経路案内部１０２ｄによる経路案内が実行中であることを示す情報を、更新ごと又は定期的に、端末状況情報として送信してもよい。また、端末状況情報送信部１０２ｅは、端末装置１００が搭載された車両のエンジンがオフにされた場合や、利用者により入力部１１６を介して経路案内アプリケーションの終了が指示された場合等には、経路案内部１０２ｄによる経路案内が中止されたことを示す端末状況情報を送信してもよい。
【００８０】
そして、サーバ装置２００の端末状況情報受信部２０２ｅは、端末装置１００から送信される、端末状況情報を受信する（ステップＳＡ−９）。
【００８１】
そして、サーバ装置２００の案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する（ステップＳＡ−１０）。すなわち、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報に基づいて経路案内が終了されたと判定するまで（ステップＳＡ−１０，Ｎｏ）、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される端末状況情報を監視し続ける。例えば、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより、経路案内の中止を示す端末状況情報、または、目的地周辺到達を示す情報を示す端末状況情報が受信された場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより、経路案内が実行中であることを示す端末状況情報が一定時間受信されなかった場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、例えば、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。
【００８２】
そして、案内終了判定部２０２ｆにより経路案内が終了したと判定された場合（ステップＳＡ−１０，Ｙｅｓ）、目的地情報格納部２０２ｇは、経路探索条件の目的地の位置情報等の目的地情報を、目的地履歴データベース２０６ｃに格納する（ステップＳＡ−１１）。ここで、目的地情報格納部２０２ｇは、目的地の緯度経度等の位置情報に対応付けて、登録日や更新日時や最終使用日等の日時情報を目的地履歴データベース２０６ｃに格納してもよい。
【００８３】
以上が、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの基本処理の一例である。なお、利用者は、このように登録された目的地の履歴を、任意の時点で再利用することができる。例えば、端末装置１００の目的地履歴要求部１０２ｆが、目的地履歴要求をサーバ装置２００に送信すると、サーバ装置２００の目的地履歴要求受付部２０２ｈは、目的地履歴要求に従って、目的地履歴データベース２０６ｃから目的地情報を取得する。そして、サーバ装置２００の目的地履歴送信部２０２ｉが、目的地履歴要求受付部２０２ｈにより取得された目的地情報を端末装置１００に送信すると、端末装置１００の目的地履歴出力部１０２ｇは、受信した目的地情報を出力部１１４に表示させる。そして、このように端末装置１００の出力部１１４に表示された目的地の履歴は、例えば、利用者が入力部１１６を介して選択することにより、経路探索条件送信部１０２ｂにより新たな経路探索条件の目的地に設定される。
【００８４】
［現在位置情報による案内終了タイミング判定］
つぎに、上述した目的地履歴登録システムの処理において、端末状況情報として現在位置情報を用いた処理のより詳細な具体例について図４を参照して説明する。ここで、図４は、第１の実施形態において端末状況情報として現在位置情報を用いた目的地履歴登録システムの処理の一例を示すフローチャートである。
【００８５】
図４に示すように、上述したステップＳＡ−１〜ＳＡ−３の処理と同様に、端末装置１００が経路探索条件をサーバ装置２００に送信すると（ステップＳＢ−１）、サーバ装置２００は、当該経路探索条件を受信し（ステップＳＢ−２）、当該経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を、ネットワークデータベース２０６ａに記憶されたネットワークデータに基づいて探索する（ステップＳＢ−３）。そして、上述したステップＳＡ−４〜ＳＡ−７の処理と同様に、サーバ装置２００が、探索した経路に基づいて経路案内情報を生成し（ステップＳＢ−４）、生成した経路案内情報を、端末装置１００に送信すると（ステップＳＢ−５）、端末装置１００は、受信した経路案内情報を経路案内情報ファイル１０６ａに格納し（ステップＳＢ−６）、当該経路案内情報に基づいて、経路案内の実行を開始する（ステップＳＢ−７）。
【００８６】
そして、端末装置１００の端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報を端末状況情報として、サーバ装置２００に送信する（ステップＳＢ−８）。例えば、端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される、端末装置１００の現在位置情報を、更新ごと又は定期的に、端末状況情報として送信する。
【００８７】
そして、サーバ装置２００の端末状況情報受信部２０２ｅは、端末装置１００から送信される、現在位置情報を受信する（ステップＳＢ−９）。
【００８８】
そして、サーバ装置２００の案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報に基づいて目的地周辺に到着したか否かを判定することにより、端末装置１００による経路案内の終了タイミングを判定する（ステップＳＢ−１０）。例えば、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内（例えば、目的地から５０ｍ以内）に到達した場合に、目的地周辺に到着し経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、目的地周辺に到着し経路案内が終了したと判定してもよい。例えば、経路案内情報に、案内経路上において現在位置が案内地点に到達したタイミングで出力される案内データを含む場合、案内終了判定部２０２ｆは、経路案内情報による最終案内地点（例えば、ＴＢＴ等による右左折すべき分岐点のうち最後の案内地点）を越えてから、当該案内経路を外れ、目的地の所定距離範囲内に達した場合に、目的地周辺に到着し経路案内が終了したと判定してもよい。
【００８９】
案内終了判定部２０２ｆにより目的地周辺に到着していないと判定された場合は（ステップＳＢ−１０，Ｎｏ）、サーバ装置２００の端末状況情報受信部２０２ｅは、更新される現在位置情報を受信し（ステップＳＢ−９）、案内終了判定部２０２ｆは更新された現在位置情報に基づいて再度判定を行う（ステップＳＢ−１０）。
【００９０】
そして、案内終了判定部２０２ｆにより目的地周辺に到着したと判定された場合（ステップＳＢ−１０，Ｙｅｓ）、サーバ装置２００の目的地情報格納部２０２ｇは、目的地履歴データベース２０６ｃから既に登録された目的地情報の履歴を読み出し（ステップＳＢ−１１）、今回の目的地が登録済であるか否かを判定する（ステップＳＢ−１２）。例えば、目的地情報格納部２０２ｇは、目的地の位置情報（緯度経度等）が一致する場合に、登録済であると判定してもよい。
【００９１】
今回の目的地が登録済であると判定した場合（ステップＳＢ−１２，Ｙｅｓ）、サーバ装置２００の目的地情報格納部２０２ｇは、最終使用日のみを更新して目的地履歴データベース２０６ｃに記録する（ステップＳＢ−１６）。一方、今回の目的地が未登録であると判定した場合（ステップＳＢ−１２，Ｎｏ）、サーバ装置２００の目的地情報格納部２０２ｇは、目的地履歴データベース２０６ｃに空き容量があるか否かを判定する（ステップＳＢ−１３）。例えば、目的地情報格納部２０２ｇは、登録予定の目的地情報の容量より、目的地履歴データベース２０６ｃの登録用空き容量が大きいか否かを判定する。
【００９２】
そして、今回の目的地情報のための空き容量があると判定した場合（ステップＳＢ−１３，Ｙｅｓ）、サーバ装置２００の目的地情報格納部２０２ｇは、今回の目的地の位置情報を含む目的地情報を、目的地履歴データベース２０６ｃの空きエリアに登録する（ステップＳＢ−１４）。一方、今回の目的地情報のための空き容量がないと判定した場合（ステップＳＢ−１３，Ｎｏ）、サーバ装置２００の目的地情報格納部２０２ｇは、目的地履歴データベース２０６ｃに登録された目的地情報の中で最も古い情報（更新日時が最も古い目的地情報）を消去して、今回の目的地情報を上書きする（ステップＳＢ−１５）。
【００９３】
以上のように、サーバ装置２００は、端末装置１００の現在位置情報に基づいて目的地周辺に到達し経路案内が終了するタイミングで（ステップＳＢ−１７）、目的地情報を目的地履歴データベース２０６ｃに登録する。
【００９４】
以上が、第１の実施形態において端末状況情報に現在位置情報を用いた目的地履歴登録システムの処理の一例である。なお、上述の例では、サーバ装置２００において、現在位置情報に基づいて目的地周辺に到着したか否かを判定したが、これに限られず、端末装置１００において、現在位置情報に基づいて目的地周辺に到着したか否かを判定し、その判定結果をサーバ装置２００に送信してもよい。
【００９５】
以上で、第１の実施形態の処理の説明を終える。
【００９６】
［第２の実施形態］
続いて、本発明の第２の実施形態（目的地履歴登録装置４００（スタンドアローン型））について、図５および図６を参照して以下に説明する。ここで、図５は、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【００９７】
なお、第２の実施形態においては、全ての機能を目的地履歴登録装置４００に集約し、ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす経路を探索し、探索した経路に基づいて、経路案内情報を生成し、生成した経路案内情報に基づいて、経路案内を実行し、当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、経路案内情報による経路案内が終了するタイミングを判定し、経路案内が終了したと判定した場合、経路探索条件の目的地の位置情報を、記憶部４０６に格納する。このように、第２の実施形態は、目的地履歴登録装置４００がスタンドアローン型に構成され単独で処理を行う点が第１の実施形態と異なる。
【００９８】
［目的地履歴登録装置４００（スタンドアローン型）の構成］
まず、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００（スタンドアローン型）の構成の一例について、図５を参照して以下に説明する。
【００９９】
図５に示すように、第２の実施形態の目的地履歴登録装置４００は、制御部４０２と記憶部４０６と出力部４１４と入力部４１６と位置取得部４１２を備える。これら目的地履歴登録装置４００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【０１００】
図５において、入出力制御インターフェース部４０８、通信制御インターフェース部４０４、出力部４１４、入力部４１６、および、位置取得部４１２、並びに、ネットワーク３００、および、外部機器６００の各機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、記憶部４０６の各部（ネットワークデータベース４０６ａ、地図データベース４０６ｂ、および、目的地履歴データベース４０６ｃ等）についても、サーバ装置２００ではなく目的地履歴登録装置４００に備えられている点を除き、各機能が第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１０１】
また、制御部４０２の各部について、各機能は第１の実施形態の目的地履歴登録システムの端末装置１００とサーバ装置２００の各制御部の機能を集約したものであり、基本的な処理は第１の実施形態と同様である。
【０１０２】
図５において、制御部４０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部４０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部４０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部４０２ａ、経路探索部４０２ｂ、経路案内情報生成部４０２ｃ、経路案内部４０２ｄ、案内終了判定部４０２ｅ、目的地情報格納部４０２ｆ、目的地履歴取得部４０２ｇ、および、目的地履歴出力部４０２ｈを備える。このうち、現在位置情報取得部４０２ａ、および、目的地情報格納部４０２ｆの機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１０３】
このうち、経路探索部４０２ｂは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を設定し、設定された経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を、ネットワークデータベース４０６ａに記憶されたネットワークデータに基づいて探索して、経路探索結果を生成する経路探索手段である。一例として、経路探索部４０２ｂは、利用者に入力部４１６を介して少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を入力させてもよい。また、経路探索条件は、更に出発時刻や到着時刻、経由地、移動手段、使用路線等の指定情報を含んでもよい。また、経路探索部４０２ｂは、経路探索条件の出発地または目的地として、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される目的地履歴登録装置４００の現在位置情報を設定してもよい。例えば、経路探索部４０２ｂは、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報、および／または、位置取得部４１２の方位センサにて検出した目的地履歴登録装置４００の利用者の進行方向等の方位情報を、出発地または目的地として設定してもよい。また、経路探索部４０２ｂは、利用者により入力部４１６を介して入力された位置座標等を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。具体的には、経路探索部４０２ｂは、入力部４１６を介して利用者に表示４１４に表示された地図の表示画面上で指定（例えば、タッチパネル方式の出力部４１４での指定操作等）させた座標、および／または、方位情報を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。また、経路探索部４０２ｂにより経路の探索結果は、出発地情報・目的地情報、所要時間、移動距離、出発時刻、到着時刻、天気情報、移動手段情報、経由地点、経由地通過時刻、使用路線等の情報を含んでもよい。なお、経路探索部４０２ｂは、経路探索条件に基づいて生成した経路探索結果を出力部４１４に表示させてもよい。また、経路探索部４０２ｂは、目的地履歴出力部４０２ｈにより表示された目的地情報の履歴から目的地にかかる一の地点を利用者に入力部４１６を介して選択させるよう制御して、選択された地点を経路探索条件の目的地や経由地等として設定してもよい。
【０１０４】
また、経路案内情報生成部４０２ｃは、経路探索部４０２ｂにより探索された経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報生成部４０２ｃは、経路探索部４０２ｂにより探索された経路と、地図データベース４０６ｂに記憶された当該経路を含む地図データに基づいて、経路案内情報を生成してもよい。例えば、経路案内情報生成部４０２ｃは、地図データベース４０６ｂに記憶された、当該経路を含む地図の地図データを含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報生成部４０２ｃは、更に、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される当該目的地履歴登録装置４００の現在位置情報の更新に応じて、当該現在位置情報を含む地図データを地図データベース４０６ｂから取得し、当該地図データに現在位置を重畳させて表示する表示画面を含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報は、更に、案内経路上において、現在位置情報の更新に応じて現在位置が案内地点（ガイダンスポイント）に到達したタイミングで、出力される案内データ（表示案内データおよび音声案内データ等）を含んでいてもよい。具体的には、経路案内情報は、案内データに含まれる案内経路上の案内地点において出力される音声案内データ、および／または、案内データに含まれるターンバイターン（ＴＢＴ）等の表示案内データを表示した表示画面からなる経路案内情報であってもよい。表示案内データは、案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるＴＢＴ、および、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等であり、例えば、経路案内部４０２ｄが経路案内を実行する際に用いられる。また、例えば、音声案内データは、案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」等の音声データであり、例えば、経路案内部４０２ｄが音声案内を実行する際に用いられる。
【０１０５】
また、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報生成部４０２ｃにより生成された経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段である。例えば、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報生成部４０２ｃにより生成された経路案内情報に基づいて、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報の更新に応じて案内経路等を出力部４１４に表示させる。ここで、経路案内部４０２ｄは、経路案内にかかる案内経路と、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報の現在位置とを、出力部４１４の表示画面に重畳表示させることにより、経路案内を実行してもよい。また、経路案内部４０２ｄは、地図データベース４０６ｂに記憶される地図データ上に、経路情報の案内経路、および、現在位置情報に基づく現在位置を重畳した表示画面を出力部４１４に表示させてもよい。また、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた音声案内データを、出力部４１４を介して音声出力させることにより、経路案内を実行してもよい。
【０１０６】
また、案内終了判定部４０２ｅは、当該目的地履歴登録装置４００の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段である。例えば、案内終了判定部４０２ｅは、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報の更新による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内（例えば、目的地から５０ｍ以内）に到達した場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。ここで、「所定距離」は、目的地からの現在位置までの直線距離でもよく、また、目的地までの残りの経路長でもよい。また、案内終了判定部４０２ｅは、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報の更新による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部４０２ｅは、経路案内部４０２ｄによる経路案内が中止された場合や、経路案内部４０２ｄにより経路案内が一定時間実行されなかった場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。
【０１０７】
また、目的地履歴取得部４０２ｇは、目的地履歴データベース４０６ｃから目的地情報の履歴を取得する目的地履歴要求受付手段である。ここで、目的地履歴取得部４０２ｇは、利用者から入力部４１６を介して目的地履歴取得要求が入力された場合や、経路探索部４０２ｂにより出発地等の経路探索条件を設定させる場合に、目的地履歴データベース４０６ｃから目的地情報の履歴を取得してもよい。
【０１０８】
また、目的地履歴出力部４０２ｈは、目的地履歴取得部４０２ｇにより取得された目的地情報の履歴を、出力部４１４に出力させる目的地履歴出力手段である。ここで、目的地履歴出力部４０２ｈは、目的地履歴取得部４０２ｇにより取得された目的地情報の履歴を、出力部４１４に表示出力させてもよく音声出力させてもよい。
【０１０９】
以上で、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の構成の一例の説明を終える。
【０１１０】
［目的地履歴登録装置４００（スタンドアローン型）の処理］
次に、このように構成された第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の処理の一例について、以下に図６を参照して詳細に説明する。ここで、図６は、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１１１】
図６に示すように、まず、経路探索部４０２ｂは、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を設定する（ステップＳＣ−１）。ここで、経路探索部４０２ｂは、利用者に入力部４１６を介して目的地等の経路探索条件を設定させてもよい。また、経路探索部４０２ｂは、経路探索条件の出発地等として、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される目的地履歴登録装置４００の現在位置情報を設定してもよい。また、経路探索部４０２ｂは、利用者により入力部４１６を介して入力された位置座標等を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。具体的には、経路探索部４０２ｂは、入力部４１６を介して利用者に出力部４１４に表示された地図の表示画面上で指定（例えば、タッチパネル方式の出力部４１４での指定操作等）させた座標、および／または、方位情報を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。このほか、経路探索部４０２ｂは、経路探索条件に、出発時刻や到着時刻、経由地、移動手段、使用路線等の指定情報を指定させてもよい。
【０１１２】
そして、経路探索部４０２ｂは、設定した経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を、ネットワークデータベース４０６ａに記憶されたネットワークデータに基づいて探索する（ステップＳＣ−２）。また、経路探索部４０２ｂは、経路探索条件に、出発地や目的地のほか、出発時刻や到着時刻、経由地、移動手段、使用路線等の指定情報が更に含まれている場合、これらの指定条件を満たす経路を探索してもよい。
【０１１３】
そして、経路案内情報生成部４０２ｃは、経路探索部４０２ｂにより探索された経路に基づいて、経路案内のための経路案内情報を生成する（ステップＳＣ−３）。ここで、経路案内情報生成部４０２ｃは、経路探索部４０２ｂにより探索された経路と、地図データベース４０６ｂに記憶された当該経路を含む地図データに基づいて、経路案内情報を生成してもよい。例えば、経路案内情報生成部４０２ｃは、当該経路を含む地図データ上に経路を重畳させて表示する表示画面を含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報生成部４０２ｃにより生成される経路案内情報は、案内経路上において、現在位置情報の更新に応じて現在位置が案内地点に到達したタイミングで出力される案内データ（表示案内データおよび音声案内データ等）を含んでいてもよい。具体的には、経路案内情報は、案内経路上の案内地点において出力される音声案内データ、および／または、案内経路上の案内地点において表示されるＴＢＴ等の表示案内データであってもよい。表示案内データは、案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるターンバイターン（ＴＢＴ）や、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等である。また、例えば、音声案内データは、案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」等の音声データである。
【０１１４】
そして、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報生成部４０２ｃにより作成された経路案内情報に基づいて、経路案内の実行を開始する（ステップＳＣ−４）。例えば、経路案内部４０２ｄは、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報の更新に応じて、経路案内情報に基づく案内経路上の案内地点に到達したタイミングで、音声案内データや表示案内データ等を出力部４１４に出力してもよい。具体的には、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報に基づく地図データ上の案内経路において、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報に基づく現在位置を、出力部４１４の表示画面に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。また、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた音声案内データを、出力部４１４を介して音声出力させることにより、経路案内を実行してもよい。
【０１１５】
そして、案内終了判定部４０２ｅは、当該目的地履歴登録装置４００の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する（ステップＳＣ−５）。ここで、端末状況情報は、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される、目的地履歴登録装置４００の現在位置情報であってもよい。例えば、案内終了判定部４０２ｅは、現在位置情報取得部４０２ａにより更新される現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。さらに、案内終了判定部４０２ｅは、現在位置情報の更新による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、目的地周辺に到着し経路案内が終了したと判定してもよい。例えば、経路案内情報に、案内経路上において現在位置が案内地点に到達したタイミングで出力される案内データを含む場合、案内終了判定部４０２ｅは、経路案内情報による最終案内地点（例えば、ＴＢＴ等による右左折すべき分岐点のうち最後の案内地点）を越えてから、当該案内経路を外れ、目的地の所定距離範囲内に達した場合に、目的地周辺に到着し経路案内が終了したと判定してもよい。また、端末状況情報は、経路案内部４０２ｄによる経路案内の実行状態を示す情報であってもよい。例えば、案内終了判定部４０２ｅは、経路案内部４０２ｄによる経路案内の中止を指示する入力が入力部４１６を介してあった場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部４０２ｅは、当該目的地履歴登録装置４００が搭載された車両のエンジンがオフにされた場合等に、経路案内部４０２ｄによる経路案内が中止されたとして、経路案内が終了したと判定してもよい。
【０１１６】
案内終了判定部４０２ｅにより経路案内が終了されたと判定されるまで（ステップＳＣ−５，Ｎｏ）、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報に基づく経路案内を継続する（ステップＳＣ−４）。
【０１１７】
そして、案内終了判定部４０２ｅにより経路案内が終了されたと判定されると（ステップＳＣ−５，Ｙｅｓ）、目的地情報格納部４０２ｆは、経路探索条件の目的地の位置情報等の目的地情報を、目的地履歴データベース４０６ｃに格納する（ステップＳＣ−６）。ここで、目的地情報格納部４０２ｆは、目的地の緯度経度等の位置情報に対応付けて、登録日や更新日時や最終使用日等の日時情報を目的地履歴データベース４０６ｃに格納してもよい。また、目的地情報格納部４０２ｆは、案内終了判定部４０２ｅにより経路案内が終了したと判定された場合に、出力部４１４に目的地情報を登録することの確認ボタン等を表示する等により、利用者に入力部４１４を介して目的地情報を登録することの承認情報を入力させ、当該承認情報が入力された場合に、当該目的地情報を目的地履歴データベース４０６ｃに格納してもよい。
【０１１８】
以上が、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の処理の一例である。なお、利用者は、このように登録された目的地の履歴を、任意の時点で再利用することができる。例えば、目的地履歴登録装置４００の目的地履歴取得部４０２ｇは、入力部４１６を介して入力される利用者からの目的地履歴要求等に従って、目的地履歴データベース４０６ｃから目的地情報を取得してもよい。そして、目的地履歴出力部４０２ｈは、目的地履歴取得部４０２ｇにより取得された目的地情報を出力部４１４に表示させてもよい。なお、このように目的地履歴登録装置４００の出力部４１４に表示された目的地の履歴は、例えば、利用者が入力部４１６を介して選択することにより、経路探索部４０２ｂによる新たな経路探索条件の目的地に設定させることができる。
【０１１９】
以上が、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の処理の一例である。
【０１２０】
［他の実施の形態］
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
【０１２１】
例えば、目的地履歴登録装置４００がスタンドアローンの形態で処理を行う場合を一例に説明したが、目的地履歴登録装置４００は、クライアント端末からの要求に応じて処理を行い、その処理結果を当該クライアント端末に返却するようにしてもよい。
【０１２２】
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【０１２３】
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【０１２４】
また、端末装置１００、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【０１２５】
例えば、端末装置１００、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００の各装置が備える処理機能、特に制御部１０２，２０２，４０２にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）および当該ＣＰＵにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置１００、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００に機械的に読み取られる。すなわち、ＲＯＭまたはＨＤＤなどの記憶部１０６，２０６，４０６などには、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）として協働してＣＰＵに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、ＲＡＭにロードされることによって実行され、ＣＰＵと協働して制御部を構成する。
【０１２６】
また、このコンピュータプログラムは、端末装置１００、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００に対して任意のネットワーク３００を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【０１２７】
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、ＵＳＢメモリ、ＳＤカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯ、ＤＶＤ、および、Ｂｌｕ−ｒａｙ Ｄｉｓｃ等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【０１２８】
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【０１２９】
記憶部１０６，２０６，４０６に格納される各種のデータベース等（ネットワークデータベース２０６ａ，４０６ａ〜目的地履歴データベース２０６ｃ，４０６ｃ）は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【０１３０】
また、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア（プログラム、データ等を含む）を実装することにより実現してもよい。
【０１３１】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【０１３２】
以上詳述に説明したように、本発明によれば、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止し、利用者にとって使い勝手のよい目的地履歴を提示することができる、目的地履歴登録システム、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラム、並びに、記録媒体を提供することができる。
【符号の説明】
【０１３３】
１００ 端末装置
１０２ 制御部
１０２ａ 現在位置情報取得部
１０２ｂ 経路探索条件送信部
１０２ｃ 経路案内情報受信部
１０２ｄ 経路案内部
１０２ｅ 端末状況情報送信部
１０２ｆ 目的地履歴要求部
１０２ｇ 目的地履歴出力部
１０４ 通信制御インターフェース部
１０６ 記憶部
１０６ａ 経路案内情報ファイル
１０８ 入出力制御インターフェース部
１１２ 位置取得部
１１４ 出力部
１１６ 入力部
２００ サーバ装置
２０２ 制御部
２０２ａ 経路探索条件受信部
２０２ｂ 経路探索部
２０２ｃ 経路案内情報生成部
２０２ｄ 経路案内情報送信部
２０２ｅ 端末状況情報受信部
２０２ｆ 案内終了判定部
２０２ｇ 目的地情報格納部
２０２ｈ 目的地履歴要求受付部
２０２ｉ 目的地履歴送信部
２０４ 通信制御インターフェース部
２０６ 記憶部
２０６ａ ネットワークデータベース
２０６ｂ 地図データベース
２０６ｃ 目的地履歴データベース
３００ ネットワーク
４００ 目的地履歴登録装置
４０２ 制御部
４０２ａ 現在位置情報取得部
４０２ｂ 経路探索部
４０２ｃ 経路案内情報生成部
４０２ｄ 経路案内部
４０２ｅ 案内終了判定部
４０２ｆ 目的地情報格納部
４０２ｇ 目的地履歴取得部
４０２ｈ 目的地履歴出力部
４０４ 通信制御インターフェース部
４０６ 記憶部
４０６ａ ネットワークデータベース
４０６ｂ 地図データベース
４０６ｃ 地点履歴データベース
４０８ 入出力制御インターフェース部
４１２ 位置取得部
４１４ 出力部
４１６ 入力部
５００ 位置発信装置
６００ 外部機器
【技術分野】
【０００１】
本発明は、目的地履歴登録システム、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、目的地までの経路を案内する経路案内装置において、所定のタイミングで、目的地の座標データを履歴として保存する技術が開発されている。これにより、利用者は、目的地履歴から目的地を選択することができ、目的地の入力操作を簡素化することができる。
【０００３】
例えば、特許文献１に記載のナビゲーション装置では、目的地を設定する毎に、その目的地を示す目的地座標データをメモリに書き込むことが開示されている。
【０００４】
また、特許文献２に記載のナビゲーション装置では、目的地への誘導を開始した時点や、自車位置が目的地までの経路上の所定の位置に達した時点等のタイミングで、目的地の位置情報を記憶させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特許第２８９１７９４号公報
【特許文献２】特許第４１５６５８４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、従来の経路案内装置においては、経路案内中に、目的地履歴を参照した場合に、現在案内中の経路の目的地が表示されてしまうという問題点を有していた。
【０００７】
例えば、従来、目的地座標を保存するタイミングは、特許文献１では、目的地を設定した時点であり、特許文献２では、誘導開始時や、所定地点への到達時、所定時間経過時等であり、いずれも経路案内中に目的地の履歴を保存していた。そのため、利用者が、経路案内に従って走行している途中で、新たな目的地や経由地を追加したり変更したりするために、目的地履歴を参照した場合、直近の目的地履歴として、現在案内中の目的地が履歴表示される。現在案内中の目的地を重ねて目的地に設定することはないので、利用者は、所望の目的地を選択するために、現在案内中の目的地履歴を選択から除外する必要があり不便であるという問題点を有していた。
【０００８】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止し、利用者にとって使い勝手のよい目的地履歴を提示することができる、目的地履歴登録システム、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
このような目的を達成するため、本発明の目的地履歴登録システムは、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部を少なくとも備えた端末装置を、通信可能に接続した目的地履歴登録システムであって、上記サーバ装置の上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記サーバ装置の上記制御部は、上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段と、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信手段により受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信手段と、上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信手段と、上記端末状況情報受信手段により受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、を備え、上記端末装置の上記制御部は、上記経路探索条件を上記サーバ装置に送信する経路探索条件送信手段と、上記サーバ装置から送信される、上記経路案内情報を受信する経路案内情報受信手段と、上記経路案内情報受信手段により受信された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、上記端末装置の状況を示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信する端末状況情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１０】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、上記記載の目的地履歴登録システムにおいて、上記端末状況情報は、上記端末装置の現在位置情報であり、上記案内終了判定手段は、上記端末状況情報受信手段により受信される上記現在位置情報による現在位置が、上記経路探索条件の上記目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする。
【００１１】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、上記記載の目的地履歴登録システムにおいて、上記案内終了判定手段は、上記端末状況情報受信手段により受信される上記現在位置情報による現在位置が、上記経路案内情報による最終案内地点を越えてから上記経路を外れ、上記目的地の上記所定距離範囲内にある場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする。
【００１２】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、上記記載の目的地履歴登録システムにおいて、上記端末状況情報送信手段は、上記経路案内手段による上記経路案内の実行が中止された場合に、上記経路案内の中止を示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信し、上記案内終了判定手段は、上記端末状況情報受信手段により上記経路案内の中止を示す上記端末状況情報が受信された場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする。
【００１３】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、上記記載の目的地履歴登録システムにおいて、上記端末状況情報送信手段は、上記経路案内手段による上記経路案内が実行中であることを示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信し、上記案内終了判定手段は、上記端末状況情報受信手段により上記経路案内の実行中であることを示す上記端末状況情報が一定期間受信されなかった場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする。
【００１４】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、上記記載の目的地履歴登録システムにおいて、上記端末状況情報送信手段は、上記端末装置の現在位置情報による現在位置が、上記経路探索条件の上記目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、目的地周辺到達を示す上記端末状況情報を上記サーバ装置に送信し、上記案内終了判定手段は、上記端末状況情報受信手段により上記目的地周辺到達を示す上記端末状況情報が受信された場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする。
【００１５】
また、本発明の目的地履歴登録システムは、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、上記経路案内を実行する端末装置の状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、記憶部に格納する目的地情報格納手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１６】
また、本発明のサーバ装置は、端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部は、上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段と、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信手段により受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信手段と、上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信手段と、上記端末状況情報受信手段により受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１７】
また、本発明の目的地履歴登録装置は、制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部は、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１８】
また、本発明の目的地履歴登録方法は、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部を少なくとも備えた端末装置を、通信可能に接続した目的地履歴登録システムにおいて実行される目的地履歴登録方法であって、上記サーバ装置の上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記経路探索条件を上記サーバ装置に送信する経路探索条件送信ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記サーバ装置から送信される、上記経路案内情報を受信する経路案内情報受信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記経路案内情報受信ステップにて受信された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記端末装置の状況を示す端末状況情報を、上記サーバ装置に送信する端末状況情報送信ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される、上記端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記サーバ装置の上記制御部において実行される、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１９】
また、本発明の目的地履歴登録方法は、目的地履歴登録システムにおいて実行される目的地履歴登録方法であって、上記目的地履歴登録システムは、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、経路探索手段と、経路案内情報生成手段と、経路案内手段と、案内終了判定手段と、目的地情報格納手段と、を備え、上記経路探索手段が、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記経路案内情報生成手段が、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記経路案内手段が、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、上記案内終了判定手段が、上記経路案内を実行する端末装置の状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記目的地情報格納手段が、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２０】
また、本発明の目的地履歴登録方法は、端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置において実行される目的地履歴登録方法であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部において、上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２１】
また、本発明の目的地履歴登録方法は、制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置において実行される目的地履歴登録方法であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部において実行される、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２２】
また、本発明のプログラムは、端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置に実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部において、上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を実行させることを特徴とする。
【００２３】
また、本発明のプログラムは、制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置に実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、を備え、上記制御部において、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【００２４】
この発明によれば、サーバ装置において、交通網を規定するネットワークデータを記憶し、端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信し、記憶したネットワークデータに基づいて、受信した経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を探索し、探索した経路に基づいて、経路案内情報を生成し、生成した経路案内情報を、端末装置に送信し、端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信し、受信した端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定し、経路案内が終了したと判定された場合、経路探索条件の目的地の位置情報を、記憶部に格納し、端末装置において、経路探索条件をサーバ装置に送信し、サーバ装置から送信される、経路案内情報を受信し、受信した経路案内情報に基づいて、経路案内を実行し、端末装置の状況を示す端末状況情報を、サーバ装置に送信する。これにより、本発明は、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止し、利用者にとって使い勝手のよい目的地履歴を提示することができるという効果を奏する。
【００２５】
また、本発明によれば、端末状況情報は、端末装置の現在位置情報であり、サーバ装置において、受信される現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、経路案内が終了したと判定する。これにより、本発明は、現在位置が目的地周辺に到達した場合に目的地の履歴を登録するので、目的地周辺に到達するまで、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止することができるという効果を奏する。
【００２６】
また、本発明によれば、サーバ装置において、受信される現在位置情報による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、経路案内が終了したと判定する。これにより、本発明は、利用者が目的地付近に到達したことを判定して、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止することができるという効果を奏する。特に、利用者が自動車で移動する場合等においては、利用者は案内経路に沿って、そのまま目的地に到着することは稀であり、利用者は、最後の右左折時などの最終案内地点を超えてから、目的地付近の駐車場等の複数の出入り口から任意に選択して移動する場合があるので、そのような場合にも、案内の終了を判断して、目的地の履歴を登録することができる。
【００２７】
また、本発明によれば、端末装置において、経路案内の実行が中止された場合に、経路案内の中止を示す端末状況情報を、サーバ装置に送信し、サーバ装置において、経路案内の中止を示す端末状況情報が受信された場合に、経路案内が終了したと判定する。これにより、本発明は、利用者がエンジンをオフにした場合や、ナビゲーションのアプリケーションを終了させた場合等のように、経路案内が中止されたタイミングで、目的地の履歴を登録することができ、案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止することができるという効果を奏する。
【００２８】
また、本発明によれば、端末装置において、経路案内が実行中であることを示す端末状況情報を、サーバ装置に送信し、サーバ装置において、経路案内の実行中であることを示す端末状況情報が一定期間受信されなかった場合に、経路案内が終了したと判定する。これにより、本発明は、利用者がエンジンをオフにした場合や、ナビゲーションのアプリケーションを終了させた場合等のように、経路案内が実行中であることを示す端末状況情報が受信できなくなったタイミングで、目的地付近に到達したと判定して目的地の履歴を登録することができ、案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止することができるという効果を奏する。
【００２９】
また、本発明によれば、端末装置において、端末装置の現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、目的地周辺到達を示す端末状況情報をサーバ装置に送信し、目的地周辺到達を示す端末状況情報が受信された場合に、経路案内が終了したと判定する。これにより、本発明は、現在位置が目的地周辺に到達した場合に目的地の履歴を登録するので、目的地周辺に到達するまで、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止することができるという効果を奏する。
【００３０】
なお、上記において、本発明の目的地履歴登録システムを一例に効果の説明をしたが、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラムにおいても同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【００３１】
【図１】図１は、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図２】図２は、目的地履歴データベース２０６ｃに記憶される情報の一例を示す図である。
【図３】図３は、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの基本処理の一例を示すフローチャートである。
【図４】図４は、第１の実施形態において端末状況情報として現在位置情報を用いた目的地履歴登録システムの処理の一例を示すフローチャートである。
【図５】図５は、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の構成の一例を示すブロック図である。
【図６】図６は、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００３２】
以下に、本発明にかかる目的地履歴登録システム、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【００３３】
以下、本発明の構成および処理について、第１の実施形態（目的地履歴登録システム）、および、第２の実施形態（目的地履歴登録装置（スタンドアローン型））の順にて詳細に説明する。
【００３４】
［第１の実施形態］
最初に、本発明の第１の実施形態（目的地履歴登録システム）について、図１から図４を参照して以下に説明する。但し、以下に示す第１の実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための目的地履歴登録システムを例示するものであって、本発明をこの目的地履歴登録システムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の目的地履歴登録システムにも等しく適用し得るものである。例えば、第１の実施形態で例示する目的地履歴登録システムにおけるサーバ側と端末側の機能分散の形態は以下に限られず、同様の効果や機能を奏し得る範囲において、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【００３５】
［目的地履歴登録システムの構成］
まず、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの構成の一例について、図１を参照して以下に説明する。ここで、図１は、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。なお、本実施形態１においては、通信型のナビゲーションを提供する目的地履歴登録システムを具体例として説明するが、本発明はこれに限ることなく、スタンドアローンタイプの目的地履歴登録システムなどにも適用可能である。
【００３６】
図１に示すように、第１の実施形態の目的地履歴登録システムは、概略的に、サーバ装置２００、および、端末装置１００を、ネットワーク３００を介して通信可能に接続して構成される。ここで、図１に示すように、通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。
【００３７】
また、図１に示すように、第１の実施形態の目的地履歴登録システムにおいて、サーバ装置２００は、概略的に、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備えており、端末装置１００は、位置取得部１１２と出力部１１４と入力部１１６と制御部１０２と記憶部１０６とを備える。
【００３８】
［サーバ装置２００の構成］
サーバ装置２００は、端末装置１００から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信し、記憶部２０６に記憶されたネットワークデータに基づいて、受信した経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を探索し、探索した経路に基づいて経路案内情報を生成し、生成した経路案内情報を端末装置１００に送信し、端末装置１００から送信される、当該端末装置１００の状況を示す端末状況情報を受信し、受信される端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定し、経路案内が終了したと判定された場合、経路探索条件の目的地の位置情報を、記憶部１０６に格納する等の機能を有する。サーバ装置２００は、通信制御インターフェース部２０４を介してネットワーク３００を経由し、端末装置１００および外部機器６００と相互に通信可能に接続されており、制御部２０２と記憶部２０６とを備える。なお、これらのサーバ装置２００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。制御部２０２は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部２０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、サーバ装置２００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部２０４は、端末装置１００や外部機器６００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部２０６は、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）等の固定ディスク装置およびＳＳＤ（Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅ Ｄｒｉｖｅ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル（ネットワークデータベース２０６ａ、地図データベース２０６ｂ、および、目的地履歴データベース２０６ｃ等）を格納する。
【００３９】
これら記憶部２０６の各構成要素のうち、ネットワークデータベース２０６ａは、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段である。ここで、ネットワークデータベース２０６ａに記憶されるネットワークデータは、道路ネットワークデータの他、路線網ネットワークデータ等の交通機関の交通ネットワークデータであってもよい。これらネットワークデータは、ネットワークデータベース２０６ａに予め記憶されており、サーバ装置２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器６００（例えば、ネットワークデータを提供するネットワークデータサーバなど）等からダウンロードしてネットワークデータベース２０６ａに記憶されたネットワークデータをアップデートしてもよい。
【００４０】
ここで、ネットワークデータベース２０６ａに記憶される道路ネットワークデータは、道路網を規定するネットワークデータであり、例えば、駅や交差点等の道路網表現上の結節点であるノードのノードデータと、ノード間の道路区間であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワークデータである。ノードデータには、ノード番号、緯度経度等の位置座標、ノード種別、接続するリンク本数、接続ノード番号、信号機や一時停止標識等の車両停止位置、および、交差点名称等を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号、接続する道路の種別、国道や県道や市道等の路線番号、重用する路線情報、リンクの存在する行政区域の属性情報、リンク長、道路供用状況、異常気象時通行規制区間、車重制限、車両高さ制限、幅員、道路幅員区分、車線数、制限速度など交通規制、一時停止標識や踏切直前等の車両停止位置、高架やトンネルや橋等のリンク内属性、所要時間、および、名称等を含んでいてもよい。また、道路ネットワークデータは、交通規制データや利用料金データ等を含んでいてもよい。ここで、交通規制データは、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、道路の損壊や道路工事等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、および、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含んでもよい。また、利用料金データは、自動車、オートバイ等で移動する場合に消費する燃料料金、高速自動車国道や自動車専用道路等の有料道路の通行料金等を表す情報等であってもよい。また、道路ネットワークデータは、自動車、オートバイ、自転車、徒歩等で移動する場合の経路上に存在する施設等の地点の緯度経度情報などの位置情報等を記憶してもよい。なお、ネットワークデータには、ノードとリンクで構成される各案内経路についての評価を行うために、ノード番号やリンク番号等に対応付けて評価用情報が格納されてもよい。一例として、評価用情報として交通規制データは、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、道路の損壊や道路工事等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含む。
【００４１】
また、地図データベース２０６ｂは、地図データを記憶する地図データ記憶手段である。本実施形態１において、地図データベース２０６ｂに記憶される地図データは、全国および各地方の道路地図や路線図等の地図データであってもよい。例えば、地図データベース２０６ｂに記憶される地図データは、地図上に表示される地物（例えば、ビルや住宅や駅等の建造物、道路、線路、橋、トンネル、等高線、海岸線や湖岸線等の水涯線、海、河川、湖、池、沼、公園や屋外施設等の地、行政界、行政区域、および、街区等）の形状についての形状データ、地図上に表示される注記（例えば、地名、住所、電話番号、店や公園や駅等の施設名称、名所や旧跡や河川や湖や湾や山や森林等の俗称を含む名称、道路や橋やトンネル等の名称、路線名称、地点情報、および、口コミ情報等）の注記データ、および、地図上に表示される記号（例えば、山、史跡、寺社、学校、病院、工場および墓地等の地図記号、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、レストラン、銀行および郵便局等の店舗記号、道路上の信号、有料道路の出入口、料金所、サービスエリア、パーキングエリアおよびインターチェンジ等の記号、駐車場、駅、ホテル、美術館および博物館等の施設記号、ならびに、口コミ地点記号等）の記号データ等のデータを含んでいてもよい。ここで、地図データは、縮尺に従ってメッシュ化された地図データ（例えば、ＪＩＳ規格の第１〜３次地域区画メッシュデータ、および、１００ｍメッシュデータ等）等であってもよい。また、地図データは、ラスタ形式、ベクタ形式等の地図描画用の画像データであってもよい。これら地図データは、地図データベース２０６ｂに予め記憶されており、サーバ装置２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを、外部機器６００（地図データを提供する地図提供サーバ等の外部機器等）からダウンロードして地図データベース２０６ｂに記憶された地図データをアップデートしてもよい。
【００４２】
また、目的地履歴データベース２０６ｃは、目的地の位置情報等の目的地情報の履歴を記憶する目的地情報記憶手段である。ここで、目的地履歴データベース２０６ｃは、目的地の緯度経度等の位置情報に対応付けて、登録日や更新日時や最終使用日等の日時情報を記憶してもよい。ここで、図２は、目的地履歴データベース２０６ｃに記憶される情報の一例を示す図である。
【００４３】
図２に一例として示すように、目的地履歴データベース２０６ｃは、目的地の登録時の登録日（年月日等）と、緯度（Ｘ）経度（Ｙ）と、目的地の最新の更新日等の最終使用日（年月日等）と、を対応付けて記憶する。この他、目的地履歴データベース２０６ｃは、目的地の名称や、目的地の登録時の天気情報（晴れ、曇り、雨、雪などの情報）等を対応付けて記憶してもよい。また、目的地履歴データベース２０６ｃは、複数の端末装置１００の目的地履歴を管理するために、端末装置１００の識別情報に対応付けて、各端末装置１００に対応する目的地情報の履歴を記憶してもよい。
【００４４】
また、制御部２０２は、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、経路探索条件受信部２０２ａ、経路探索部２０２ｂ、経路案内情報生成部２０２ｃ、経路案内情報送信部２０２ｄ、端末状況情報受信部２０２ｅ、案内終了判定部２０２ｆ、目的地情報格納部２０２ｇ、目的地履歴要求受付部２０２ｈ、および、目的地履歴送信部２０２ｉを備える。
【００４５】
このうち、経路探索条件受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段である。
【００４６】
また、経路探索部２０２ｂは、経路探索条件受信部２０２ａにより受信された経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を、ネットワークデータベース２０６ａに記憶されたネットワークデータに基づいて探索する経路探索手段である。ここで、経路探索部２０２ｂは、経路探索条件に、出発時刻や到着時刻、経由地、移動手段、使用路線等の指定情報が更に含まれている場合、これらの指定条件を満たす経路を探索してもよい。また、経路探索部２０２ｂによる経路探索結果は、ノードとリンクで表現される経路のほか、出発地の位置情報等の出発地情報、目的地の位置情報等の目的地情報、所要時間、移動距離、出発時刻、到着時刻、天気情報、移動手段情報、経由地点、経由地通過時刻、使用路線等の情報を含んでもよい。
【００４７】
また、経路案内情報生成部２０２ｃは、経路探索部２０２ｂにより探索された経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報生成部２０２ｃは、経路探索部２０２ｂにより探索された経路と、地図データベース２０６ｂに記憶された当該経路を含む地図データに基づいて、経路案内情報を生成してもよい。例えば、経路案内情報生成部２０２ｃは、地図データベース２０６ｂに記憶された、当該経路を含む地図の地図データを含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報生成部２０２ｃは、更に、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される端末装置１００の現在位置情報の更新に応じて、当該現在位置情報を含む地図データを地図データベース２０６ｂから取得し、当該地図データに現在位置を重畳させて表示する表示画面を含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報は、更に、案内経路上において、現在位置情報の更新に応じて現在位置が案内地点（ガイダンスポイント）に到達したタイミングで、出力される案内データ（表示案内データおよび音声案内データ等）を含んでいてもよい。具体的には、経路案内情報は、案内データに含まれる案内経路上の案内地点において出力される音声案内データ、および／または、案内データに含まれるターンバイターン（ＴＢＴ）等の表示案内データを表示した表示画面からなる経路案内情報であってもよい。表示案内データは、案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるＴＢＴ、および、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等であり、例えば、端末装置１００の制御部１０２が経路案内を実行する際に用いられる。また、例えば、音声案内データは、案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」等の音声データであり、例えば、端末装置１００の制御部１０２が音声案内を実行する際に用いられる。
【００４８】
また、経路案内情報送信部２０２ｄは、経路案内情報生成部２０２ｃにより生成された経路案内情報を、端末装置１００に送信する経路案内情報送信手段である。
【００４９】
また、端末状況情報受信部２０２ｅは、端末装置１００から送信される、当該端末装置１００の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信手段である。ここで、端末状況情報は、端末装置１００の状況を示す情報であり、例えば、端末装置１００の現在位置情報や、経路案内が実行中であることを示す情報、経路案内の中止を示す情報、目的地周辺到達を示す情報等である。
【００５０】
また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段である。例えば、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。ここで、「所定距離」は、目的地からの現在位置までの直線距離でもよく、また、目的地までの残りの経路長でもよい。また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより、経路案内の中止を示す端末状況情報、または、目的地周辺到達を示す情報を示す端末状況情報が受信された場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより、経路案内が実行中であることを示す端末状況情報が一定時間受信されなかった場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。
【００５１】
また、目的地情報格納部２０２ｇは、案内終了判定部２０２ｆにより経路案内が終了したと判定された場合、経路探索条件の目的地の位置情報等の目的地情報を、目的地履歴データベース２０６ｃに格納する目的地情報格納手段である。ここで、目的地情報格納部２０２ｇは、目的地の緯度経度等の位置情報に対応付けて、登録日や更新日時や最終使用日等の日時情報を目的地履歴データベース２０６ｃに格納してもよい。また、目的地情報格納部２０２ｇは、目的地の名称や、目的地の登録時の天気情報（晴れ、曇り、雨、雪などの情報）等を、目的地の位置情報に対応付けて目的地履歴データベース２０６ｃに格納してもよい。例えば、目的地情報格納部２０２ｇは、目的地の登録時の天気情報（晴れ、曇り、雨、雪などの情報）を、外部機器６００（天気情報を提供する気象庁データサーバなど）から受信して、受信した天気情報と対応付けて目的地情報を格納してもよい。また、目的地情報格納部２０２ｇは、案内終了判定部２０２ｆにより経路案内が終了したと判定された場合に、目的地情報を登録するか否かを利用者に問い合わせる問い合せ情報を端末装置１００に送信し、利用者により入力部１１６を介して入力された、目的地情報を登録するとの回答情報が端末装置１００から受信できた場合に、当該目的地情報を目的地履歴データベース２０６ｃに格納してもよい。また、目的地情報格納部２０２ｇは、複数の端末装置１００の目的地履歴を管理するために、端末装置１００の識別情報に対応付けて、各端末装置１００に対応する目的地情報を目的地履歴データベース２０６ｃに格納してもよい。
【００５２】
また、目的地履歴要求受付部２０２ｈは、端末装置１００から送信される、目的地履歴要求を受信して、目的地履歴要求に従って、目的地履歴データベース２０６ｃから目的地情報の履歴を取得する目的地履歴要求受付手段である。例えば、目的地履歴要求受付部２０２ｈは、目的地履歴要求を送信した端末装置１００の識別情報に対応する目的地情報の履歴を目的地履歴データベース２０６ｃから抽出することにより取得する。
【００５３】
また、目的地履歴送信部２０２ｉは、目的地履歴要求受付部２０２ｈにより目的地履歴要求に応じて取得された目的地情報の履歴を、端末装置１００に送信する目的地履歴送信手段である。
【００５４】
［端末装置１００の構成］
また、図１において、端末装置１００は、経路探索条件をサーバ装置２００に送信し、サーバ装置２００から送信される、経路案内情報を受信し、受信した経路案内情報に基づいて、経路案内を実行し、当該端末装置１００の状況を示す端末状況情報を、サーバ装置２００に送信する等の機能を有する。端末装置１００は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話やＰＨＳやＰＤＡ等の携帯端末装置、および、現在位置案内や走行経路案内等を行なうナビゲーション端末等である。ここで、端末装置１００は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーションや乗換案内アプリケーション等を搭載していてもよい。また、端末装置１００は、リアルタイムに現在位置取得が行えるよう、ＧＰＳ機能やＩＭＥＳ機能等を有する位置取得部１１２を備えている。また、端末装置１００は、出力部１１４と入力部１１６を備えている。
【００５５】
ここで、出力部１１４は、例えば、液晶や有機ＥＬ等から構成されるディスプレイやモニタ等の表示手段である。ここで、出力部１１４は、経路案内のための音声出力等を行うスピーカ等の音声出力手段であってもよい。また、入力部１１６は、目的地などの経路探索条件等の入力等を行う入力手段（例えば、キー入力部、タッチパネル、キーボード、マイク等）である。また、入出力制御インターフェース部１０８は、位置取得部１１２、出力部１１４、および、入力部１１６等の制御を行う。
【００５６】
ここで、位置取得部１１２は、例えば、位置発信装置５００から発信される位置情報信号を受信する位置取得手段であってもよい。ここで、位置発信装置５００は、位置情報信号（ＧＰＳ信号）を発信するＧＰＳ装置であってもよい。また、位置発信装置５００は、ＧＰＳ信号と類似した特徴を持つ位置情報信号を用いて屋内測位を可能とするＩＭＥＳ（Ｉｎｄｏｏｒ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｓｙｓｔｅｍ）技術を実現するＩＭＥＳ装置であってもよい。なお、ＩＭＥＳ技術は測位衛星システムである準天頂衛星の枠組みから発案されたシステムである。
【００５７】
また、位置発信装置５００は、屋外で受信したＧＰＳ信号を屋内で発信するＧＰＳリピータであってもよい。また、位置発信装置５００は、建物（例えば、立体駐車場等）内の各フロアや地下構造物（例えば、地下鉄駅、地下街、地下連絡通路、地下駐車場等）の各所に任意に設置される小型発信装置であってもよい。なお、この小型発信装置には、設置場所に応じた自己位置情報（位置ＩＤ等）が割り振られている。そして、端末装置１００が通信可能範囲に入ると、端末装置１００は、小型発信装置から送信される自己位置情報を位置情報信号として受信する。この際の通信方式は、例えば、ＲＦＩＤ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）タグシステムやＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等の各種近距離無線方式や、赤外線通信方式等であってもよい。また、位置発信装置５００は、無線ＬＡＮのアクセスポイントであってもよい。本実施形態において、位置取得部１１２は、無線ＬＡＮ信号等を受信して、アクセスポイントの識別情報を取得してもよい。そして、端末装置１００は、位置取得部１１２にて取得したアクセスポイント固有の識別情報からアクセスポイントの位置を特定して位置情報を取得してもよい。また、本実施形態において、端末装置１００は、位置取得部１１２にて取得された位置情報信号から、緯度、経度、および、高さ情報を含む位置情報を算出してもよい。
【００５８】
また、位置取得部１１２は、例えば、方位センサにて検出した端末装置１００の進行方向等の方向情報（方位情報）、加速度センサや速度センサにて検出した端末装置１００の加速度情報や速度情報、距離センサにて検出した距離情報、および、端末装置１００の現在位置を示す位置情報等を、現在位置情報として取得してもよい。ここで、方位センサには、端末装置１００の絶対走行方位を検出する地磁気センサおよび端末装置１００の相対走行方位を検出する光ジャイロが使用されてもよい。また、方位センサは、地磁気センサと加速度センサを組み合わせることで方位や傾きに関する情報を取得できる電子コンパスであってもよい。また、加速度センサは、光学式や半導体式等の３軸加速度センサであってもよい。
【００５９】
また、通信制御インターフェース部１０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、端末装置１００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部１０４は、サーバ装置２００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、ネットワーク３００は、端末装置１００およびサーバ装置２００と、外部の地図提供サーバ等の外部機器６００または外部システムとを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網（携帯端末回線網および一般電話回線網等）、イントラネット、または、電力線通信（ＰＬＣ）等であってもよい。
【００６０】
また、記憶部１０６は、ＨＤＤやＳＳＤ等の大容量のストレージ手段、および／または、ＳＲＡＭ（Ｓｔａｔｉｃ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等を用いて構成される小容量高速メモリ（例えば、キャッシュメモリ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやファイルやテーブル（経路案内情報ファイル１０６ａ等）を格納してもよい。ここで、記憶部１０６は、各種のファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。
【００６１】
ここで、経路案内情報ファイル１０６ａは、経路案内情報を記憶する経路案内情報記憶手段である。
【００６２】
また、制御部１０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部１０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部１０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部１０２ａ、経路探索条件送信部１０２ｂ、経路案内情報受信部１０２ｃ、経路案内部１０２ｄ、端末状況情報送信部１０２ｅ、目的地履歴要求部１０２ｆ、および、目的地履歴出力部１０２ｇを備える。
【００６３】
このうち、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の現在位置情報を所定時間（所定周期）ごと（例えば、１秒ごと、３分ごと等）に取得してもよい。例えば、現在位置情報取得部１０２ａは、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報を、端末装置１００の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、更に、位置取得部１１２の方位センサや加速度センサ等にて検出した端末装置１００の加速度、速度、および方向（方位）等の情報を、端末装置１００の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、利用者により入力部１１６を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を端末装置１００の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部１１６を介して入力された現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部１０２ａは、入力部１１６を介して利用者に出力部１１４に表示された地図データの表示画面上で指定（例えば、タッチパネル式の出力部１１４での指定操作等）させた座標を端末装置１００の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、更に、入力部１１６を介して利用者に出力部１１４に表示された地図データの表示画面上で指定させた、加速度や速度や方向（方位）等の情報を端末装置１００の現在位置情報として取得してもよい。
【００６４】
また、経路探索条件送信部１０２ｂは、経路探索条件をサーバ装置２００に送信する経路探索条件送信手段である。ここで、経路探索条件送信部１０２ｂは、利用者に入力部１１６を介して目的地等の経路探索条件を設定させ、設定された経路探索条件をサーバ装置２００に送信してもよい。一例として、経路探索条件送信部１０２ｂにより設定される経路探索条件は、少なくとも出発地と目的地の情報を含み、更に経由地の情報を含んでもよい。また、経路探索条件送信部１０２ｂは、経路探索条件の出発地または目的地として、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される端末装置１００の現在位置情報を設定してもよい。例えば、経路探索条件送信部１０２ｂは、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報、および／または、位置取得部１１２の方位センサにて検出した端末装置１００の進行方向等の方位情報を、出発地または目的地として設定してもよい。また、経路探索条件送信部１０２ｂは、利用者により入力部１１６を介して入力された位置座標等を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。具体的には、経路探索条件送信部１０２ｂは、入力部１１６を介して利用者に表示部１１４に表示された地図の表示画面上で指定（例えば、タッチパネル方式の出力部１１４での指定操作等）させた座標、および／または、方位情報を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。また、経路探索条件送信部１０２ｂは、目的地履歴出力部１０２ｇにより表示された目的地情報から目的地履歴にかかる一の目的地を利用者に入力部１１６を介して選択させるよう制御して、選択された地点を経路探索条件の目的地や経由地等として設定してもよい。
【００６５】
また、経路案内情報受信部１０２ｃは、サーバ装置２００から送信される、経路案内情報を受信して、経路案内情報ファイル１０６ａに格納する経路案内情報受信手段である。
【００６６】
また、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報受信部１０２ｃにより受信され経路案内情報ファイル１０６ａに格納された経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段である。例えば、経路案内部１０２ｄは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報の更新に応じて、経路案内情報に基づく案内経路等を出力部１１４に表示させてもよい。具体的には、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報に基づく案内経路と、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報と、を出力部１１４の表示画面に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。また、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報に基づいて、地図データ上に案内経路、および、端末装置１００の現在位置情報に基づく現在位置を重畳した表示画面を出力部１１４に表示させてもよい。また、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた音声案内データを、出力部１１４を介して音声出力させることにより、経路案内を実行してもよい。
【００６７】
また、端末状況情報送信部１０２ｅは、端末装置１００の状況を示す端末状況情報を、サーバ装置２００に送信する端末状況情報送信手段である。例えば、端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される、端末装置１００の現在位置情報を、更新ごと又は定期的に、端末状況情報として送信してもよい。また、端末状況情報送信部１０２ｅは、経路案内部１０２ｄによる経路案内が実行中であることを示す情報を、更新ごと又は定期的に、端末状況情報として送信してもよい。また、端末状況情報送信部１０２ｅは、経路案内部１０２ｄによる経路案内が中止されたことを示す情報を、端末状況情報として送信してもよい。また、端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報の現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、目的地周辺到達を示す情報を、端末状況情報としてサーバ装置２００に送信してもよい。更に、端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、目的地周辺到達を示す端末状況情報を送信してもよい。なお、端末状況情報送信部１０２ｅは、端末状況情報とともに、端末装置１００の識別情報をサーバ装置２００に送信してもよい。
【００６８】
また、目的地履歴要求部１０２ｆは、目的地履歴要求をサーバ装置２００に送信する目的地履歴要求手段である。ここで、目的地履歴要求部１０２ｆは、利用者により入力部１１６を介した目的地履歴要求の入力があった場合に、目的地履歴要求をサーバ装置２００に送信してもよい。例えば、目的地履歴要求部１０２ｆは、経路探索条件送信部１０２ｂにより利用者に経路探索条件の目的地を入力させる制御を行う場合に、目的地履歴要求をサーバ装置２００に送信してもよい。
【００６９】
また、目的地履歴出力部１０２ｇは、サーバ装置２００から送信される、目的地履歴要求に基づく目的地情報を受信して、出力部１１４に出力する目的地履歴出力手段である。例えば、目的地履歴出力部１０２ｇは、目的地情報に基づく目的地履歴を、出力部１１４に表示してもよい。
【００７０】
以上で、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの構成の一例の説明を終える。
【００７１】
［目的地履歴登録システムの処理］
次に、このように構成された第１の実施形態における目的地履歴登録システムの処理の一例について、以下に図３および図４を参照して詳細に説明する。ここで、図３は、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの基本処理の一例を示すフローチャートである。
【００７２】
図３に示すように、まず、端末装置１００の経路探索条件送信部１０２ｂは、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件をサーバ装置２００に送信する（ステップＳＡ−１）。ここで、経路探索条件送信部１０２ｂは、利用者に入力部１１６を介して目的地等の経路探索条件を設定させ、設定された経路探索条件をサーバ装置２００に送信してもよい。また、経路探索条件送信部１０２ｂは、経路探索条件の出発地として、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される端末装置１００の現在位置情報を設定してもよい。また、経路探索条件送信部１０２ｂは、利用者により入力部１１６を介して入力された位置座標等を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。具体的には、経路探索条件送信部１０２ｂは、入力部１１６を介して利用者に出力部１１４に表示された地図の表示画面上で指定（例えば、タッチパネル方式の出力部１１４での指定操作等）させた座標、および／または、方位情報を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。
【００７３】
そして、サーバ装置２００の経路探索条件受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する（ステップＳＡ−２）。
【００７４】
そして、サーバ装置２００の経路探索部２０２ｂは、経路探索条件受信部２０２ａにより受信された経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を、ネットワークデータベース２０６ａに記憶されたネットワークデータに基づいて探索する（ステップＳＡ−３）。また、経路探索部２０２ｂは、経路探索条件に、出発地や目的地のほか、出発時刻や到着時刻、経由地、移動手段、使用路線等の指定情報が更に含まれている場合、これらの指定条件を満たす経路を探索してもよい。
【００７５】
そして、サーバ装置２００の経路案内情報生成部２０２ｃは、経路探索部２０２ｂにより探索された経路に基づいて、経路案内のための経路案内情報を生成する（ステップＳＡ−４）。ここで、経路案内情報生成部２０２ｃは、経路探索部２０２ｂにより探索された経路と、地図データベース２０６ｂに記憶された当該経路を含む地図データに基づいて、経路案内情報を生成してもよい。例えば、経路案内情報生成部２０２ｃは、当該経路を含む地図データ上に経路を重畳させて表示する表示画面を含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報生成部２０２ｃにより生成される経路案内情報は、案内経路上において、現在位置情報の更新に応じて現在位置が案内地点に到達したタイミングで出力される案内データ（表示案内データおよび音声案内データ等）を含んでいてもよい。具体的には、経路案内情報は、案内経路上の案内地点において出力される音声案内データ、および／または、案内経路上の案内地点において表示されるＴＢＴ等の表示案内データであってもよい。表示案内データは、案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるターンバイターン（ＴＢＴ）や、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等である。また、例えば、音声案内データは、案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」等の音声データである。
【００７６】
そして、サーバ装置２００の経路案内情報送信部２０２ｄは、経路案内情報生成部２０２ｃにより生成された経路案内情報を、端末装置１００に送信する（ステップＳＡ−５）。
【００７７】
そして、端末装置１００の経路案内情報受信部１０２ｃは、サーバ装置２００から送信される、経路案内情報を受信して、経路案内情報ファイル１０６ａに格納する（ステップＳＡ−６）。
【００７８】
そして、端末装置１００の経路案内部１０２ｄは、経路案内情報受信部１０２ｃにより経路案内情報ファイル１０６ａに格納された経路案内情報に基づいて、経路案内の実行を開始する（ステップＳＡ−７）。例えば、経路案内部１０２ｄは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報の更新に応じて、経路案内情報に基づく案内経路上の案内地点に到達したタイミングで、音声案内データや表示案内データ等を出力部１１４に出力してもよい。具体的には、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報に基づく地図データ上の案内経路において、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報に基づく現在位置を、出力部１１４の表示画面に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。また、経路案内部１０２ｄは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた音声案内データを、出力部１１４を介して音声出力させることにより、経路案内を実行してもよい。
【００７９】
そして、端末装置１００の端末状況情報送信部１０２ｅは、端末装置１００の状況を示す端末状況情報を、サーバ装置２００に送信する（ステップＳＡ−８）。例えば、端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される、端末装置１００の現在位置情報を、更新ごと又は定期的に、端末状況情報として送信してもよい。また、端末状況情報送信部１０２ｅは、経路案内部１０２ｄによる経路案内が実行中であることを示す情報を、更新ごと又は定期的に、端末状況情報として送信してもよい。また、端末状況情報送信部１０２ｅは、端末装置１００が搭載された車両のエンジンがオフにされた場合や、利用者により入力部１１６を介して経路案内アプリケーションの終了が指示された場合等には、経路案内部１０２ｄによる経路案内が中止されたことを示す端末状況情報を送信してもよい。
【００８０】
そして、サーバ装置２００の端末状況情報受信部２０２ｅは、端末装置１００から送信される、端末状況情報を受信する（ステップＳＡ−９）。
【００８１】
そして、サーバ装置２００の案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する（ステップＳＡ−１０）。すなわち、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報に基づいて経路案内が終了されたと判定するまで（ステップＳＡ−１０，Ｎｏ）、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される端末状況情報を監視し続ける。例えば、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより、経路案内の中止を示す端末状況情報、または、目的地周辺到達を示す情報を示す端末状況情報が受信された場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより、経路案内が実行中であることを示す端末状況情報が一定時間受信されなかった場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、例えば、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。
【００８２】
そして、案内終了判定部２０２ｆにより経路案内が終了したと判定された場合（ステップＳＡ−１０，Ｙｅｓ）、目的地情報格納部２０２ｇは、経路探索条件の目的地の位置情報等の目的地情報を、目的地履歴データベース２０６ｃに格納する（ステップＳＡ−１１）。ここで、目的地情報格納部２０２ｇは、目的地の緯度経度等の位置情報に対応付けて、登録日や更新日時や最終使用日等の日時情報を目的地履歴データベース２０６ｃに格納してもよい。
【００８３】
以上が、第１の実施形態における目的地履歴登録システムの基本処理の一例である。なお、利用者は、このように登録された目的地の履歴を、任意の時点で再利用することができる。例えば、端末装置１００の目的地履歴要求部１０２ｆが、目的地履歴要求をサーバ装置２００に送信すると、サーバ装置２００の目的地履歴要求受付部２０２ｈは、目的地履歴要求に従って、目的地履歴データベース２０６ｃから目的地情報を取得する。そして、サーバ装置２００の目的地履歴送信部２０２ｉが、目的地履歴要求受付部２０２ｈにより取得された目的地情報を端末装置１００に送信すると、端末装置１００の目的地履歴出力部１０２ｇは、受信した目的地情報を出力部１１４に表示させる。そして、このように端末装置１００の出力部１１４に表示された目的地の履歴は、例えば、利用者が入力部１１６を介して選択することにより、経路探索条件送信部１０２ｂにより新たな経路探索条件の目的地に設定される。
【００８４】
［現在位置情報による案内終了タイミング判定］
つぎに、上述した目的地履歴登録システムの処理において、端末状況情報として現在位置情報を用いた処理のより詳細な具体例について図４を参照して説明する。ここで、図４は、第１の実施形態において端末状況情報として現在位置情報を用いた目的地履歴登録システムの処理の一例を示すフローチャートである。
【００８５】
図４に示すように、上述したステップＳＡ−１〜ＳＡ−３の処理と同様に、端末装置１００が経路探索条件をサーバ装置２００に送信すると（ステップＳＢ−１）、サーバ装置２００は、当該経路探索条件を受信し（ステップＳＢ−２）、当該経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を、ネットワークデータベース２０６ａに記憶されたネットワークデータに基づいて探索する（ステップＳＢ−３）。そして、上述したステップＳＡ−４〜ＳＡ−７の処理と同様に、サーバ装置２００が、探索した経路に基づいて経路案内情報を生成し（ステップＳＢ−４）、生成した経路案内情報を、端末装置１００に送信すると（ステップＳＢ−５）、端末装置１００は、受信した経路案内情報を経路案内情報ファイル１０６ａに格納し（ステップＳＢ−６）、当該経路案内情報に基づいて、経路案内の実行を開始する（ステップＳＢ−７）。
【００８６】
そして、端末装置１００の端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報を端末状況情報として、サーバ装置２００に送信する（ステップＳＢ−８）。例えば、端末状況情報送信部１０２ｅは、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される、端末装置１００の現在位置情報を、更新ごと又は定期的に、端末状況情報として送信する。
【００８７】
そして、サーバ装置２００の端末状況情報受信部２０２ｅは、端末装置１００から送信される、現在位置情報を受信する（ステップＳＢ−９）。
【００８８】
そして、サーバ装置２００の案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報に基づいて目的地周辺に到着したか否かを判定することにより、端末装置１００による経路案内の終了タイミングを判定する（ステップＳＢ−１０）。例えば、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内（例えば、目的地から５０ｍ以内）に到達した場合に、目的地周辺に到着し経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部２０２ｆは、端末状況情報受信部２０２ｅにより受信される現在位置情報による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、目的地周辺に到着し経路案内が終了したと判定してもよい。例えば、経路案内情報に、案内経路上において現在位置が案内地点に到達したタイミングで出力される案内データを含む場合、案内終了判定部２０２ｆは、経路案内情報による最終案内地点（例えば、ＴＢＴ等による右左折すべき分岐点のうち最後の案内地点）を越えてから、当該案内経路を外れ、目的地の所定距離範囲内に達した場合に、目的地周辺に到着し経路案内が終了したと判定してもよい。
【００８９】
案内終了判定部２０２ｆにより目的地周辺に到着していないと判定された場合は（ステップＳＢ−１０，Ｎｏ）、サーバ装置２００の端末状況情報受信部２０２ｅは、更新される現在位置情報を受信し（ステップＳＢ−９）、案内終了判定部２０２ｆは更新された現在位置情報に基づいて再度判定を行う（ステップＳＢ−１０）。
【００９０】
そして、案内終了判定部２０２ｆにより目的地周辺に到着したと判定された場合（ステップＳＢ−１０，Ｙｅｓ）、サーバ装置２００の目的地情報格納部２０２ｇは、目的地履歴データベース２０６ｃから既に登録された目的地情報の履歴を読み出し（ステップＳＢ−１１）、今回の目的地が登録済であるか否かを判定する（ステップＳＢ−１２）。例えば、目的地情報格納部２０２ｇは、目的地の位置情報（緯度経度等）が一致する場合に、登録済であると判定してもよい。
【００９１】
今回の目的地が登録済であると判定した場合（ステップＳＢ−１２，Ｙｅｓ）、サーバ装置２００の目的地情報格納部２０２ｇは、最終使用日のみを更新して目的地履歴データベース２０６ｃに記録する（ステップＳＢ−１６）。一方、今回の目的地が未登録であると判定した場合（ステップＳＢ−１２，Ｎｏ）、サーバ装置２００の目的地情報格納部２０２ｇは、目的地履歴データベース２０６ｃに空き容量があるか否かを判定する（ステップＳＢ−１３）。例えば、目的地情報格納部２０２ｇは、登録予定の目的地情報の容量より、目的地履歴データベース２０６ｃの登録用空き容量が大きいか否かを判定する。
【００９２】
そして、今回の目的地情報のための空き容量があると判定した場合（ステップＳＢ−１３，Ｙｅｓ）、サーバ装置２００の目的地情報格納部２０２ｇは、今回の目的地の位置情報を含む目的地情報を、目的地履歴データベース２０６ｃの空きエリアに登録する（ステップＳＢ−１４）。一方、今回の目的地情報のための空き容量がないと判定した場合（ステップＳＢ−１３，Ｎｏ）、サーバ装置２００の目的地情報格納部２０２ｇは、目的地履歴データベース２０６ｃに登録された目的地情報の中で最も古い情報（更新日時が最も古い目的地情報）を消去して、今回の目的地情報を上書きする（ステップＳＢ−１５）。
【００９３】
以上のように、サーバ装置２００は、端末装置１００の現在位置情報に基づいて目的地周辺に到達し経路案内が終了するタイミングで（ステップＳＢ−１７）、目的地情報を目的地履歴データベース２０６ｃに登録する。
【００９４】
以上が、第１の実施形態において端末状況情報に現在位置情報を用いた目的地履歴登録システムの処理の一例である。なお、上述の例では、サーバ装置２００において、現在位置情報に基づいて目的地周辺に到着したか否かを判定したが、これに限られず、端末装置１００において、現在位置情報に基づいて目的地周辺に到着したか否かを判定し、その判定結果をサーバ装置２００に送信してもよい。
【００９５】
以上で、第１の実施形態の処理の説明を終える。
【００９６】
［第２の実施形態］
続いて、本発明の第２の実施形態（目的地履歴登録装置４００（スタンドアローン型））について、図５および図６を参照して以下に説明する。ここで、図５は、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【００９７】
なお、第２の実施形態においては、全ての機能を目的地履歴登録装置４００に集約し、ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす経路を探索し、探索した経路に基づいて、経路案内情報を生成し、生成した経路案内情報に基づいて、経路案内を実行し、当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、経路案内情報による経路案内が終了するタイミングを判定し、経路案内が終了したと判定した場合、経路探索条件の目的地の位置情報を、記憶部４０６に格納する。このように、第２の実施形態は、目的地履歴登録装置４００がスタンドアローン型に構成され単独で処理を行う点が第１の実施形態と異なる。
【００９８】
［目的地履歴登録装置４００（スタンドアローン型）の構成］
まず、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００（スタンドアローン型）の構成の一例について、図５を参照して以下に説明する。
【００９９】
図５に示すように、第２の実施形態の目的地履歴登録装置４００は、制御部４０２と記憶部４０６と出力部４１４と入力部４１６と位置取得部４１２を備える。これら目的地履歴登録装置４００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【０１００】
図５において、入出力制御インターフェース部４０８、通信制御インターフェース部４０４、出力部４１４、入力部４１６、および、位置取得部４１２、並びに、ネットワーク３００、および、外部機器６００の各機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、記憶部４０６の各部（ネットワークデータベース４０６ａ、地図データベース４０６ｂ、および、目的地履歴データベース４０６ｃ等）についても、サーバ装置２００ではなく目的地履歴登録装置４００に備えられている点を除き、各機能が第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１０１】
また、制御部４０２の各部について、各機能は第１の実施形態の目的地履歴登録システムの端末装置１００とサーバ装置２００の各制御部の機能を集約したものであり、基本的な処理は第１の実施形態と同様である。
【０１０２】
図５において、制御部４０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部４０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部４０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部４０２ａ、経路探索部４０２ｂ、経路案内情報生成部４０２ｃ、経路案内部４０２ｄ、案内終了判定部４０２ｅ、目的地情報格納部４０２ｆ、目的地履歴取得部４０２ｇ、および、目的地履歴出力部４０２ｈを備える。このうち、現在位置情報取得部４０２ａ、および、目的地情報格納部４０２ｆの機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１０３】
このうち、経路探索部４０２ｂは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を設定し、設定された経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を、ネットワークデータベース４０６ａに記憶されたネットワークデータに基づいて探索して、経路探索結果を生成する経路探索手段である。一例として、経路探索部４０２ｂは、利用者に入力部４１６を介して少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を入力させてもよい。また、経路探索条件は、更に出発時刻や到着時刻、経由地、移動手段、使用路線等の指定情報を含んでもよい。また、経路探索部４０２ｂは、経路探索条件の出発地または目的地として、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される目的地履歴登録装置４００の現在位置情報を設定してもよい。例えば、経路探索部４０２ｂは、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報、および／または、位置取得部４１２の方位センサにて検出した目的地履歴登録装置４００の利用者の進行方向等の方位情報を、出発地または目的地として設定してもよい。また、経路探索部４０２ｂは、利用者により入力部４１６を介して入力された位置座標等を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。具体的には、経路探索部４０２ｂは、入力部４１６を介して利用者に表示４１４に表示された地図の表示画面上で指定（例えば、タッチパネル方式の出力部４１４での指定操作等）させた座標、および／または、方位情報を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。また、経路探索部４０２ｂにより経路の探索結果は、出発地情報・目的地情報、所要時間、移動距離、出発時刻、到着時刻、天気情報、移動手段情報、経由地点、経由地通過時刻、使用路線等の情報を含んでもよい。なお、経路探索部４０２ｂは、経路探索条件に基づいて生成した経路探索結果を出力部４１４に表示させてもよい。また、経路探索部４０２ｂは、目的地履歴出力部４０２ｈにより表示された目的地情報の履歴から目的地にかかる一の地点を利用者に入力部４１６を介して選択させるよう制御して、選択された地点を経路探索条件の目的地や経由地等として設定してもよい。
【０１０４】
また、経路案内情報生成部４０２ｃは、経路探索部４０２ｂにより探索された経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報生成部４０２ｃは、経路探索部４０２ｂにより探索された経路と、地図データベース４０６ｂに記憶された当該経路を含む地図データに基づいて、経路案内情報を生成してもよい。例えば、経路案内情報生成部４０２ｃは、地図データベース４０６ｂに記憶された、当該経路を含む地図の地図データを含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報生成部４０２ｃは、更に、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される当該目的地履歴登録装置４００の現在位置情報の更新に応じて、当該現在位置情報を含む地図データを地図データベース４０６ｂから取得し、当該地図データに現在位置を重畳させて表示する表示画面を含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報は、更に、案内経路上において、現在位置情報の更新に応じて現在位置が案内地点（ガイダンスポイント）に到達したタイミングで、出力される案内データ（表示案内データおよび音声案内データ等）を含んでいてもよい。具体的には、経路案内情報は、案内データに含まれる案内経路上の案内地点において出力される音声案内データ、および／または、案内データに含まれるターンバイターン（ＴＢＴ）等の表示案内データを表示した表示画面からなる経路案内情報であってもよい。表示案内データは、案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるＴＢＴ、および、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等であり、例えば、経路案内部４０２ｄが経路案内を実行する際に用いられる。また、例えば、音声案内データは、案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」等の音声データであり、例えば、経路案内部４０２ｄが音声案内を実行する際に用いられる。
【０１０５】
また、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報生成部４０２ｃにより生成された経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段である。例えば、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報生成部４０２ｃにより生成された経路案内情報に基づいて、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報の更新に応じて案内経路等を出力部４１４に表示させる。ここで、経路案内部４０２ｄは、経路案内にかかる案内経路と、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報の現在位置とを、出力部４１４の表示画面に重畳表示させることにより、経路案内を実行してもよい。また、経路案内部４０２ｄは、地図データベース４０６ｂに記憶される地図データ上に、経路情報の案内経路、および、現在位置情報に基づく現在位置を重畳した表示画面を出力部４１４に表示させてもよい。また、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた音声案内データを、出力部４１４を介して音声出力させることにより、経路案内を実行してもよい。
【０１０６】
また、案内終了判定部４０２ｅは、当該目的地履歴登録装置４００の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段である。例えば、案内終了判定部４０２ｅは、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報の更新による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内（例えば、目的地から５０ｍ以内）に到達した場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。ここで、「所定距離」は、目的地からの現在位置までの直線距離でもよく、また、目的地までの残りの経路長でもよい。また、案内終了判定部４０２ｅは、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報の更新による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部４０２ｅは、経路案内部４０２ｄによる経路案内が中止された場合や、経路案内部４０２ｄにより経路案内が一定時間実行されなかった場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。
【０１０７】
また、目的地履歴取得部４０２ｇは、目的地履歴データベース４０６ｃから目的地情報の履歴を取得する目的地履歴要求受付手段である。ここで、目的地履歴取得部４０２ｇは、利用者から入力部４１６を介して目的地履歴取得要求が入力された場合や、経路探索部４０２ｂにより出発地等の経路探索条件を設定させる場合に、目的地履歴データベース４０６ｃから目的地情報の履歴を取得してもよい。
【０１０８】
また、目的地履歴出力部４０２ｈは、目的地履歴取得部４０２ｇにより取得された目的地情報の履歴を、出力部４１４に出力させる目的地履歴出力手段である。ここで、目的地履歴出力部４０２ｈは、目的地履歴取得部４０２ｇにより取得された目的地情報の履歴を、出力部４１４に表示出力させてもよく音声出力させてもよい。
【０１０９】
以上で、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の構成の一例の説明を終える。
【０１１０】
［目的地履歴登録装置４００（スタンドアローン型）の処理］
次に、このように構成された第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の処理の一例について、以下に図６を参照して詳細に説明する。ここで、図６は、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１１１】
図６に示すように、まず、経路探索部４０２ｂは、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を設定する（ステップＳＣ−１）。ここで、経路探索部４０２ｂは、利用者に入力部４１６を介して目的地等の経路探索条件を設定させてもよい。また、経路探索部４０２ｂは、経路探索条件の出発地等として、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される目的地履歴登録装置４００の現在位置情報を設定してもよい。また、経路探索部４０２ｂは、利用者により入力部４１６を介して入力された位置座標等を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。具体的には、経路探索部４０２ｂは、入力部４１６を介して利用者に出力部４１４に表示された地図の表示画面上で指定（例えば、タッチパネル方式の出力部４１４での指定操作等）させた座標、および／または、方位情報を出発地や目的地や経由地として設定してもよい。このほか、経路探索部４０２ｂは、経路探索条件に、出発時刻や到着時刻、経由地、移動手段、使用路線等の指定情報を指定させてもよい。
【０１１２】
そして、経路探索部４０２ｂは、設定した経路探索条件を満たす、出発地から目的地までの経路を、ネットワークデータベース４０６ａに記憶されたネットワークデータに基づいて探索する（ステップＳＣ−２）。また、経路探索部４０２ｂは、経路探索条件に、出発地や目的地のほか、出発時刻や到着時刻、経由地、移動手段、使用路線等の指定情報が更に含まれている場合、これらの指定条件を満たす経路を探索してもよい。
【０１１３】
そして、経路案内情報生成部４０２ｃは、経路探索部４０２ｂにより探索された経路に基づいて、経路案内のための経路案内情報を生成する（ステップＳＣ−３）。ここで、経路案内情報生成部４０２ｃは、経路探索部４０２ｂにより探索された経路と、地図データベース４０６ｂに記憶された当該経路を含む地図データに基づいて、経路案内情報を生成してもよい。例えば、経路案内情報生成部４０２ｃは、当該経路を含む地図データ上に経路を重畳させて表示する表示画面を含む経路案内情報を生成してもよい。また、経路案内情報生成部４０２ｃにより生成される経路案内情報は、案内経路上において、現在位置情報の更新に応じて現在位置が案内地点に到達したタイミングで出力される案内データ（表示案内データおよび音声案内データ等）を含んでいてもよい。具体的には、経路案内情報は、案内経路上の案内地点において出力される音声案内データ、および／または、案内経路上の案内地点において表示されるＴＢＴ等の表示案内データであってもよい。表示案内データは、案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるターンバイターン（ＴＢＴ）や、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等である。また、例えば、音声案内データは、案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」等の音声データである。
【０１１４】
そして、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報生成部４０２ｃにより作成された経路案内情報に基づいて、経路案内の実行を開始する（ステップＳＣ−４）。例えば、経路案内部４０２ｄは、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報の更新に応じて、経路案内情報に基づく案内経路上の案内地点に到達したタイミングで、音声案内データや表示案内データ等を出力部４１４に出力してもよい。具体的には、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報に基づく地図データ上の案内経路において、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される現在位置情報に基づく現在位置を、出力部４１４の表示画面に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。また、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等の案内地点における進行方向等に対応付けられた音声案内データを、出力部４１４を介して音声出力させることにより、経路案内を実行してもよい。
【０１１５】
そして、案内終了判定部４０２ｅは、当該目的地履歴登録装置４００の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する（ステップＳＣ−５）。ここで、端末状況情報は、現在位置情報取得部４０２ａにより取得される、目的地履歴登録装置４００の現在位置情報であってもよい。例えば、案内終了判定部４０２ｅは、現在位置情報取得部４０２ａにより更新される現在位置情報による現在位置が、経路探索条件の目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。さらに、案内終了判定部４０２ｅは、現在位置情報の更新による現在位置が、経路案内情報による最終案内地点を越えてから経路を外れ、目的地の所定距離範囲内にある場合に、目的地周辺に到着し経路案内が終了したと判定してもよい。例えば、経路案内情報に、案内経路上において現在位置が案内地点に到達したタイミングで出力される案内データを含む場合、案内終了判定部４０２ｅは、経路案内情報による最終案内地点（例えば、ＴＢＴ等による右左折すべき分岐点のうち最後の案内地点）を越えてから、当該案内経路を外れ、目的地の所定距離範囲内に達した場合に、目的地周辺に到着し経路案内が終了したと判定してもよい。また、端末状況情報は、経路案内部４０２ｄによる経路案内の実行状態を示す情報であってもよい。例えば、案内終了判定部４０２ｅは、経路案内部４０２ｄによる経路案内の中止を指示する入力が入力部４１６を介してあった場合に、経路案内が終了したと判定してもよい。また、案内終了判定部４０２ｅは、当該目的地履歴登録装置４００が搭載された車両のエンジンがオフにされた場合等に、経路案内部４０２ｄによる経路案内が中止されたとして、経路案内が終了したと判定してもよい。
【０１１６】
案内終了判定部４０２ｅにより経路案内が終了されたと判定されるまで（ステップＳＣ−５，Ｎｏ）、経路案内部４０２ｄは、経路案内情報に基づく経路案内を継続する（ステップＳＣ−４）。
【０１１７】
そして、案内終了判定部４０２ｅにより経路案内が終了されたと判定されると（ステップＳＣ−５，Ｙｅｓ）、目的地情報格納部４０２ｆは、経路探索条件の目的地の位置情報等の目的地情報を、目的地履歴データベース４０６ｃに格納する（ステップＳＣ−６）。ここで、目的地情報格納部４０２ｆは、目的地の緯度経度等の位置情報に対応付けて、登録日や更新日時や最終使用日等の日時情報を目的地履歴データベース４０６ｃに格納してもよい。また、目的地情報格納部４０２ｆは、案内終了判定部４０２ｅにより経路案内が終了したと判定された場合に、出力部４１４に目的地情報を登録することの確認ボタン等を表示する等により、利用者に入力部４１４を介して目的地情報を登録することの承認情報を入力させ、当該承認情報が入力された場合に、当該目的地情報を目的地履歴データベース４０６ｃに格納してもよい。
【０１１８】
以上が、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の処理の一例である。なお、利用者は、このように登録された目的地の履歴を、任意の時点で再利用することができる。例えば、目的地履歴登録装置４００の目的地履歴取得部４０２ｇは、入力部４１６を介して入力される利用者からの目的地履歴要求等に従って、目的地履歴データベース４０６ｃから目的地情報を取得してもよい。そして、目的地履歴出力部４０２ｈは、目的地履歴取得部４０２ｇにより取得された目的地情報を出力部４１４に表示させてもよい。なお、このように目的地履歴登録装置４００の出力部４１４に表示された目的地の履歴は、例えば、利用者が入力部４１６を介して選択することにより、経路探索部４０２ｂによる新たな経路探索条件の目的地に設定させることができる。
【０１１９】
以上が、第２の実施形態における目的地履歴登録装置４００の処理の一例である。
【０１２０】
［他の実施の形態］
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
【０１２１】
例えば、目的地履歴登録装置４００がスタンドアローンの形態で処理を行う場合を一例に説明したが、目的地履歴登録装置４００は、クライアント端末からの要求に応じて処理を行い、その処理結果を当該クライアント端末に返却するようにしてもよい。
【０１２２】
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【０１２３】
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【０１２４】
また、端末装置１００、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【０１２５】
例えば、端末装置１００、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００の各装置が備える処理機能、特に制御部１０２，２０２，４０２にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）および当該ＣＰＵにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置１００、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００に機械的に読み取られる。すなわち、ＲＯＭまたはＨＤＤなどの記憶部１０６，２０６，４０６などには、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）として協働してＣＰＵに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、ＲＡＭにロードされることによって実行され、ＣＰＵと協働して制御部を構成する。
【０１２６】
また、このコンピュータプログラムは、端末装置１００、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００に対して任意のネットワーク３００を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【０１２７】
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、ＵＳＢメモリ、ＳＤカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯ、ＤＶＤ、および、Ｂｌｕ−ｒａｙ Ｄｉｓｃ等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【０１２８】
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【０１２９】
記憶部１０６，２０６，４０６に格納される各種のデータベース等（ネットワークデータベース２０６ａ，４０６ａ〜目的地履歴データベース２０６ｃ，４０６ｃ）は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【０１３０】
また、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、サーバ装置２００、および、目的地履歴登録装置４００は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア（プログラム、データ等を含む）を実装することにより実現してもよい。
【０１３１】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【０１３２】
以上詳述に説明したように、本発明によれば、現在案内中の経路の目的地が履歴表示されることを防止し、利用者にとって使い勝手のよい目的地履歴を提示することができる、目的地履歴登録システム、サーバ装置、目的地履歴登録装置、目的地履歴登録方法、および、プログラム、並びに、記録媒体を提供することができる。
【符号の説明】
【０１３３】
１００ 端末装置
１０２ 制御部
１０２ａ 現在位置情報取得部
１０２ｂ 経路探索条件送信部
１０２ｃ 経路案内情報受信部
１０２ｄ 経路案内部
１０２ｅ 端末状況情報送信部
１０２ｆ 目的地履歴要求部
１０２ｇ 目的地履歴出力部
１０４ 通信制御インターフェース部
１０６ 記憶部
１０６ａ 経路案内情報ファイル
１０８ 入出力制御インターフェース部
１１２ 位置取得部
１１４ 出力部
１１６ 入力部
２００ サーバ装置
２０２ 制御部
２０２ａ 経路探索条件受信部
２０２ｂ 経路探索部
２０２ｃ 経路案内情報生成部
２０２ｄ 経路案内情報送信部
２０２ｅ 端末状況情報受信部
２０２ｆ 案内終了判定部
２０２ｇ 目的地情報格納部
２０２ｈ 目的地履歴要求受付部
２０２ｉ 目的地履歴送信部
２０４ 通信制御インターフェース部
２０６ 記憶部
２０６ａ ネットワークデータベース
２０６ｂ 地図データベース
２０６ｃ 目的地履歴データベース
３００ ネットワーク
４００ 目的地履歴登録装置
４０２ 制御部
４０２ａ 現在位置情報取得部
４０２ｂ 経路探索部
４０２ｃ 経路案内情報生成部
４０２ｄ 経路案内部
４０２ｅ 案内終了判定部
４０２ｆ 目的地情報格納部
４０２ｇ 目的地履歴取得部
４０２ｈ 目的地履歴出力部
４０４ 通信制御インターフェース部
４０６ 記憶部
４０６ａ ネットワークデータベース
４０６ｂ 地図データベース
４０６ｃ 地点履歴データベース
４０８ 入出力制御インターフェース部
４１２ 位置取得部
４１４ 出力部
４１６ 入力部
５００ 位置発信装置
６００ 外部機器
【特許請求の範囲】
【請求項１】
記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部を少なくとも備えた端末装置を、通信可能に接続した目的地履歴登録システムであって、
上記サーバ装置の上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記サーバ装置の上記制御部は、
上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段と、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信手段により受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、
上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信手段と、
上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信手段と、
上記端末状況情報受信手段により受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、
上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、
を備え、
上記端末装置の上記制御部は、
上記経路探索条件を上記サーバ装置に送信する経路探索条件送信手段と、
上記サーバ装置から送信される、上記経路案内情報を受信する経路案内情報受信手段と、
上記経路案内情報受信手段により受信された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、
上記端末装置の状況を示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信する端末状況情報送信手段と、
を備えたことを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項２】
請求項１に記載の目的地履歴登録システムにおいて、
上記端末状況情報は、
上記端末装置の現在位置情報であり、
上記案内終了判定手段は、
上記端末状況情報受信手段により受信される上記現在位置情報による現在位置が、上記経路探索条件の上記目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項３】
請求項２に記載の目的地履歴登録システムにおいて、
上記案内終了判定手段は、
上記端末状況情報受信手段により受信される上記現在位置情報による現在位置が、上記経路案内情報による最終案内地点を越えてから上記経路を外れ、上記目的地の上記所定距離範囲内にある場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項４】
請求項１に記載の目的地履歴登録システムにおいて、
上記端末状況情報送信手段は、
上記経路案内手段による上記経路案内の実行が中止された場合に、上記経路案内の中止を示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信し、
上記案内終了判定手段は、
上記端末状況情報受信手段により上記経路案内の中止を示す上記端末状況情報が受信された場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項５】
請求項１に記載の目的地履歴登録システムにおいて、
上記端末状況情報送信手段は、
上記経路案内手段による上記経路案内が実行中であることを示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信し、
上記案内終了判定手段は、
上記端末状況情報受信手段により上記経路案内の実行中であることを示す上記端末状況情報が一定期間受信されなかった場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項６】
請求項１に記載の目的地履歴登録システムにおいて、
上記端末状況情報送信手段は、
上記端末装置の現在位置情報による現在位置が、上記経路探索条件の上記目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、目的地周辺到達を示す上記端末状況情報を上記サーバ装置に送信し、
上記案内終了判定手段は、
上記端末状況情報受信手段により上記目的地周辺到達を示す上記端末状況情報が受信された場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項７】
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、
上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、
上記経路案内を実行する端末装置の状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、
上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、記憶部に格納する目的地情報格納手段と、
を備えたことを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項８】
端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部は、
上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段と、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信手段により受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、
上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信手段と、
上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信手段と、
上記端末状況情報受信手段により受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、
上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、
を備えたことを特徴とする、サーバ装置。
【請求項９】
制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部は、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、
上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、
当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、
上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、
を備えたことを特徴とする、目的地履歴登録装置。
【請求項１０】
記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部を少なくとも備えた端末装置を、通信可能に接続した目的地履歴登録システムにおいて実行される目的地履歴登録方法であって、
上記サーバ装置の上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記端末装置の上記制御部において実行される、
上記経路探索条件を上記サーバ装置に送信する経路探索条件送信ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、
上記サーバ装置から送信される、上記経路案内情報を受信する経路案内情報受信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、
上記経路案内情報受信ステップにて受信された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、
上記端末装置の状況を示す端末状況情報を、上記サーバ装置に送信する端末状況情報送信ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記端末装置から送信される、上記端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を含むことを特徴とする、目的地履歴登録方法。
【請求項１１】
目的地履歴登録システムにおいて実行される目的地履歴登録方法であって、
上記目的地履歴登録システムは、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、経路探索手段と、経路案内情報生成手段と、経路案内手段と、案内終了判定手段と、目的地情報格納手段と、
を備え、
上記経路探索手段が、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記経路案内情報生成手段が、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記経路案内手段が、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、
上記案内終了判定手段が、上記経路案内を実行する端末装置の状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記目的地情報格納手段が、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を含むことを特徴とする、目的地履歴登録方法。
【請求項１２】
端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置において実行される目的地履歴登録方法であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部において、
上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、
上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、
上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を含むことを特徴とする、目的地履歴登録方法。
【請求項１３】
制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置において実行される目的地履歴登録方法であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、
当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を含むことを特徴とする、目的地履歴登録方法。
【請求項１４】
端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置に実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部において、
上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、
上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、
上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１５】
制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置に実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部において、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、
当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１】
記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部を少なくとも備えた端末装置を、通信可能に接続した目的地履歴登録システムであって、
上記サーバ装置の上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記サーバ装置の上記制御部は、
上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段と、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信手段により受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、
上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信手段と、
上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信手段と、
上記端末状況情報受信手段により受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、
上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、
を備え、
上記端末装置の上記制御部は、
上記経路探索条件を上記サーバ装置に送信する経路探索条件送信手段と、
上記サーバ装置から送信される、上記経路案内情報を受信する経路案内情報受信手段と、
上記経路案内情報受信手段により受信された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、
上記端末装置の状況を示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信する端末状況情報送信手段と、
を備えたことを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項２】
請求項１に記載の目的地履歴登録システムにおいて、
上記端末状況情報は、
上記端末装置の現在位置情報であり、
上記案内終了判定手段は、
上記端末状況情報受信手段により受信される上記現在位置情報による現在位置が、上記経路探索条件の上記目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項３】
請求項２に記載の目的地履歴登録システムにおいて、
上記案内終了判定手段は、
上記端末状況情報受信手段により受信される上記現在位置情報による現在位置が、上記経路案内情報による最終案内地点を越えてから上記経路を外れ、上記目的地の上記所定距離範囲内にある場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項４】
請求項１に記載の目的地履歴登録システムにおいて、
上記端末状況情報送信手段は、
上記経路案内手段による上記経路案内の実行が中止された場合に、上記経路案内の中止を示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信し、
上記案内終了判定手段は、
上記端末状況情報受信手段により上記経路案内の中止を示す上記端末状況情報が受信された場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項５】
請求項１に記載の目的地履歴登録システムにおいて、
上記端末状況情報送信手段は、
上記経路案内手段による上記経路案内が実行中であることを示す上記端末状況情報を、上記サーバ装置に送信し、
上記案内終了判定手段は、
上記端末状況情報受信手段により上記経路案内の実行中であることを示す上記端末状況情報が一定期間受信されなかった場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項６】
請求項１に記載の目的地履歴登録システムにおいて、
上記端末状況情報送信手段は、
上記端末装置の現在位置情報による現在位置が、上記経路探索条件の上記目的地の所定距離範囲内に到達した場合に、目的地周辺到達を示す上記端末状況情報を上記サーバ装置に送信し、
上記案内終了判定手段は、
上記端末状況情報受信手段により上記目的地周辺到達を示す上記端末状況情報が受信された場合に、上記経路案内が終了したと判定することを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項７】
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、
上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、
上記経路案内を実行する端末装置の状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、
上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、記憶部に格納する目的地情報格納手段と、
を備えたことを特徴とする、目的地履歴登録システム。
【請求項８】
端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部は、
上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段と、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信手段により受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、
上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信手段と、
上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信手段と、
上記端末状況情報受信手段により受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、
上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、
を備えたことを特徴とする、サーバ装置。
【請求項９】
制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部は、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
上記経路探索手段により探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段と、
上記経路案内情報生成手段により生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内手段と、
当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定手段と、
上記案内終了判定手段により上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納手段と、
を備えたことを特徴とする、目的地履歴登録装置。
【請求項１０】
記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置、および、制御部を少なくとも備えた端末装置を、通信可能に接続した目的地履歴登録システムにおいて実行される目的地履歴登録方法であって、
上記サーバ装置の上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記端末装置の上記制御部において実行される、
上記経路探索条件を上記サーバ装置に送信する経路探索条件送信ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、
上記サーバ装置から送信される、上記経路案内情報を受信する経路案内情報受信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、
上記経路案内情報受信ステップにて受信された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、
上記端末装置の状況を示す端末状況情報を、上記サーバ装置に送信する端末状況情報送信ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記端末装置から送信される、上記端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記サーバ装置の上記制御部において実行される、
上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を含むことを特徴とする、目的地履歴登録方法。
【請求項１１】
目的地履歴登録システムにおいて実行される目的地履歴登録方法であって、
上記目的地履歴登録システムは、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段と、経路探索手段と、経路案内情報生成手段と、経路案内手段と、案内終了判定手段と、目的地情報格納手段と、
を備え、
上記経路探索手段が、上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記経路案内情報生成手段が、上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記経路案内手段が、上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、
上記案内終了判定手段が、上記経路案内を実行する端末装置の状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記目的地情報格納手段が、上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を含むことを特徴とする、目的地履歴登録方法。
【請求項１２】
端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置において実行される目的地履歴登録方法であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部において、
上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、
上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、
上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を含むことを特徴とする、目的地履歴登録方法。
【請求項１３】
制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置において実行される目的地履歴登録方法であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、
当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を含むことを特徴とする、目的地履歴登録方法。
【請求項１４】
端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを少なくとも備えたサーバ装置に実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部において、
上記端末装置から送信される、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信ステップと、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、上記経路探索条件受信ステップにて受信された上記経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報を、上記端末装置に送信する経路案内情報送信ステップと、
上記端末装置から送信される、当該端末装置の状況を示す端末状況情報を受信する端末状況情報受信ステップと、
上記端末状況情報受信ステップにて受信される上記端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報に基づく経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１５】
制御部と記憶部とを少なくとも備えた目的地履歴登録装置に実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段、
を備え、
上記制御部において、
上記ネットワークデータ記憶手段に記憶された上記ネットワークデータに基づいて、少なくとも出発地と目的地を含む経路探索条件を満たす、上記出発地から上記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、
上記経路探索ステップにて探索された上記経路に基づいて、経路案内情報を生成する経路案内情報生成ステップと、
上記経路案内情報生成ステップにて生成された上記経路案内情報に基づいて、経路案内を実行する経路案内ステップと、
当該目的地履歴登録装置の端末状況を示す端末状況情報に基づいて、上記経路案内情報による上記経路案内が終了するタイミングを判定する案内終了判定ステップと、
上記案内終了判定ステップにて上記経路案内が終了したと判定された場合、上記経路探索条件の上記目的地の位置情報を、上記記憶部に格納する目的地情報格納ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２０１２−７３１７３（Ｐ２０１２−７３１７３Ａ）
【公開日】平成２４年４月１２日（２０１２．４．１２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−２１９４３６（Ｐ２０１０−２１９４３６）
【出願日】平成２２年９月２９日（２０１０．９．２９）
【出願人】（５００１６８８１１）株式会社ナビタイムジャパン (410)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年４月１２日（２０１２．４．１２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年９月２９日（２０１０．９．２９）
【出願人】（５００１６８８１１）株式会社ナビタイムジャパン (410)
【Ｆターム（参考）】
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