説明

目覚ましシステム、および目覚まし機能付ベッド

【課題】快適な目覚めを提供し、且つ確実に目覚めることができると共に、システム構成を簡素化することができる安価な目覚ましシステム、および目覚まし機能付ベッドを提供する。
【解決手段】アクチュエータ3を駆動させるコントローラボックス4と、時刻情報を提供するサーバ8と、サーバ8に携帯通信網を介して接続される通信ユニット5と、手元スイッチ6とを備え、コントローラボックス4は、目覚まし時刻データを記憶する目覚まし時刻記憶部16を有するメモリ部10と、起床時刻になるとアクチュエータ3を駆動させるベッド駆動制御部11とを有し、手元スイッチ6は、アクチュエータ3を操作するための操作部24と、サーバ8から得られた時刻情報を表示する表示部25とを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、就寝者を睡眠から目覚めさせる目覚ましシステム、およびこれを用いた目覚まし機能付ベッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、起床希望時刻に就寝者を目覚めさせるためのさまざまな目覚まし装置が提案されている。例えば、敷布団の下側に就寝者の寝返りや四肢の移動などの体の動きによる振動を検出する振動センサを設けた目覚まし装置がある。この目覚まし装置は、目覚まし音などの刺激による就寝者の反応を振動センサで検出し、この振動センサの検出結果に基づいて就寝者への目覚まし音の強弱、または目覚まし音を発生する時刻などを決定している。このように、覚醒状況に応じて最適な目覚まし音を発生させることで、就寝者に快適な目覚めを提供しようとしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで近年、起床動作が困難な高齢者などに電動ベッドが広く普及されつつある。この電動ベッドは、無段階にベッド高さや背もたれの起き上がり具合を調整する機能を有している。ベッド高さや背もたれの起き上がり具合は、ユーザ毎に最適ベッド高さ、最適背もたれ角度が異なる。このため、ユーザによってはベッド高さや背もたれ角度などの調整作業が煩わしくなる場合がある。そこで、電動ベッドとサーバとをインターネットなどの通信ネットワークを介して接続し、サーバに予めユーザ毎のベッド高さデータや背もたれ角度データなどを保存しておく技術が提案されている。このようにすることで、ユーザ毎にサーバから各データを読み出し、容易に電動ベッドを所望のベッド高さや背もたれ角度に調整することができ、より使い易く、且つ快適な電動ベッドシステムを提供しようとしている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2002−372593号公報
【特許文献2】特開2006−223649号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の特許文献1にあっては、覚醒状況に応じて最適な目覚まし音を発生させるという点では優れているが、就寝者によっては、音自体の刺激を不快に思う場合もあり、快適な目覚めを提供する有効な手段とはなり難いばかりか、確実に目覚められないおそれがあるという課題がある。
また、上述の特許文献2にあっては、何ら目覚まし機能についての技術が開示されていない。すなわち、電動ベッドシステムに目覚まし機能を付加する場合にあっては、新たに目覚まし装置を設置する必要があり、電動ベッドシステムのコストが増大してしまうばかりか、システム全体の構成も煩雑になってしまうという課題がある。
【0005】
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、快適な目覚めを提供し、且つ確実に目覚めることができると共に、システム構成を簡素化することができる安価な目覚ましシステム、および目覚まし機能付ベッドを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、アクチュエータを駆動させるコントローラボックスと、通信ネットワークに接続され時刻情報を提供するサーバと、前記サーバに前記通信ネットワークを介して接続されると共に、前記コントローラボックスに接続される通信装置と、前記コントローラボックスに接続されるスイッチボックスとを備えた目覚ましシステムであって、前記コントローラボックスは、目覚まし時刻データを記憶可能な目覚まし時刻記憶部を有するメモリ部と、前記目覚まし時刻記憶部に予め記憶された前記目覚まし時刻データと前記サーバから得られた時刻情報とが一致したとき、前記アクチュエータを駆動させる制御部とを有し、前記スイッチボックスは、前記アクチュエータを操作するための操作部と、前記サーバから得られた時刻情報を表示する表示部とを有することを特徴とする。
このように構成することで、就寝者の頭や背中などの体全体にアクチュエータを用いた刺激を付与することができる。
また、サーバの時刻情報を利用して所望の時刻にアクチュエータを起動させることができる。
さらに、アクチュエータを操作するためのスイッチボックスに時刻情報を表示する表示部を設けることで、例えば、スイッチボックスを就寝者の手元に置くなどしておけば、就寝者は容易に正確な時刻を知ることができる。
【0007】
請求項2に記載した発明は、前記スイッチボックスの前記操作部は目覚まし時刻を設定可能に構成され、この目覚まし時刻が前記目覚まし時刻データとして前記目覚まし時刻記憶部に書き込まれることを特徴とする。
このように構成することで、スイッチボックスを用いて容易に目覚まし時刻を設定することができる。
【0008】
請求項3に記載した発明は、前記目覚まし時刻データを設定可能な端末装置を備え、前記端末装置で設定された目覚まし時刻データを前記通信ネットワークを介して前記目覚まし時刻記憶部に書き込む、または、前記端末装置を前記コントローラボックスに接続して前記端末装置で設定された目覚まし時刻データを前記目覚まし時刻記憶部に書き込むことを特徴とする。
このように構成することで、パソコン(パーソナルコンピュータ;Personal Computer)や携帯電話などの端末装置を用いて目覚まし時刻を設定することができると共に、インターネットなどの通信ネットワークを利用して遠方から目覚まし時刻を設定することが可能になる。
【0009】
請求項4に記載した発明は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の目覚ましシステムのうち、少なくともアクチュエータを電動ベッドに設けたことを特徴とする目覚まし機能付ベッドとした。
このように構成することで、アクチュエータを用いて電動ベッドの高さや背もたれの角度などを調整することができる。
また、サーバの時刻情報を利用するので、新たに別途目覚まし装置を設置する必要がなく、低コストで目覚ましシステムの構成を簡素化することができる目覚まし機能付ベッドを提供することができる。
【0010】
請求項5に記載した発明は、前記メモリ部に前記電動ベッドの姿勢データを記憶可能な目覚まし位置記憶部を設け、前記制御部は、前記目覚まし時刻記憶部に予め記憶された前記目覚まし時刻データと前記サーバから得られた時刻情報とが一致したとき、前記アクチュエータを前記姿勢データに基づいて駆動させることを特徴とする。
このように構成することで、起床時におけるユーザの好みに応じたベッドの姿勢を設定することができる。
【0011】
請求項6に記載した発明は、前記電動ベッドに、少なくとも前記電動ベッドの頭部高さ調整用、背部高さ調整用、足部高さ調整用、および前記電動ベッドの高さ調整用として前記アクチュエータを設け、前記目覚まし位置記憶部は、前記電動ベッドの姿勢データとして頭部高さデータ、背部高さデータ、足部高さデータ、およびベッド高さデータを記憶可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、より詳細に電動ベッドの姿勢を設定することが可能になる。
【0012】
請求項7に記載した発明は、前記メモリ部に前記電動ベッドの駆動速度データを記憶可能な目覚まし動作記憶部を設け、前記制御部は、前記目覚まし時刻記憶部に予め記憶された前記目覚まし時刻データと前記サーバから得られた時刻情報とが一致したとき、前記アクチュエータを前記駆動速度データに基づいて駆動させることを特徴とする。
このように構成することで、起床時における電動ベッドの動作速度を調整することが可能になる。
【0013】
請求項8に記載した発明は、前記スイッチボックス、および前記端末装置で前記姿勢データ、または前記駆動速度データを設定可能に構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載した発明によれば、就寝者の頭や背中などの体全体にアクチュエータを用いた刺激を付与することができるため、就寝者を確実に目覚めさせることができる。
また、サーバの時刻情報を利用して所望の時刻にアクチュエータを起動させることができるので、時刻にずれが生じることがなく、正確な時刻に起床することが可能になる。
さらに、アクチュエータを操作するためのスイッチボックスに時刻情報を表示する表示部を設けることで、例えば、スイッチボックスを就寝者の手元に置くなどしておけば、就寝者は容易に正確な時刻を知ることができる。
【0015】
請求項2に記載した発明によれば、スイッチボックスを用いて容易に目覚まし時刻を設定することができるため、使い易い目覚ましシステムを提供することが可能になる。
【0016】
請求項3に記載した発明によれば、パソコン(パーソナルコンピュータ;Personal Computer)や携帯電話などの端末装置を用いて目覚まし時刻を設定することができると共に、インターネットなどの通信ネットワークを利用して遠方から目覚まし時刻を設定することが可能になる。このため、より使い易い便利な目覚ましシステムを提供することが可能になる。
【0017】
請求項4に記載した発明によれば、アクチュエータを用いて電動ベッドの高さや背もたれの角度などを調整することができるため、より快適な目覚めを提供することが可能になる。
また、サーバの時刻情報を利用するので、新たに別途目覚まし装置を設置する必要がなく、低コストで目覚ましシステムの構成を簡素化することができる目覚まし機能付ベッドを提供することができる。
【0018】
請求項5に記載した発明によれば、起床時におけるユーザの好みに応じたベッドの姿勢を設定することができるので、さらに快適な目覚めを提供することができる。
【0019】
請求項6に記載した発明によれば、より詳細に電動ベッドの姿勢を設定することが可能になるため、より快適、且つ確実に就寝者を起床させることが可能になる。
【0020】
請求項7に記載した発明によれば、起床時における電動ベッドの動作速度を調整することが可能になるので、就寝者に不快な刺激を与えることを防止することが可能になる。
【0021】
請求項8に記載した発明によれば、容易に調整を行うことができる目覚まし機能付ベッドを提供することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、目覚まし機能付ベッド1は、電動ベッド2に目覚ましシステム80を設けたものである。目覚ましシステム80は、複数のアクチュエータ(ACT)3と、これらアクチュエータ3を駆動させるコントローラボックス(C.BOX)4と、コントローラボックス4に接続された通信ユニット5と、コントローラボックス4に接続された手元スイッチ6とが内蔵されたものであって、通信ユニット5が通信ネットワークとしての携帯通信網7を介して時刻情報を提供するサーバ8に接続されている。
【0023】
複数のアクチュエータ3は、それぞれ電動ベッド2の頭部2a、背部2b、膝部2c、足部2dに取り付けられている他、電動ベッド2を支持する脚部2eに取り付けられている(図1参照)。各アクチュエータ3は、それぞれ対応する部位の高さ調整用として用いられる。すなわち、アクチュエータ3には不図示のシリンダーロッドが設けられており、このシリンダーロッドが伸縮移動することによって、電動ベッド2の設置高さや各部が上下方向に変位するようになっている。
コントローラボックス4は、電源部9、メモリ部10、ベッド駆動制御部11、時計部12、通信インターフェイス13、および、これらを統括的に制御する制御部14を有している。
【0024】
メモリ部10としては、例えば、E2PROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などが用いられている。メモリ部10は、現在時刻記憶部15、目覚まし時刻記憶部16、目覚まし位置記憶部17、および、目覚まし動作記憶部18を備えている。
現在時刻記憶部15には、サーバ8からの時刻情報が現在時刻データとして書き込まれている。目覚まし時刻記憶部16には、目覚まし時刻データが書き込まれている。
【0025】
目覚まし位置記憶部17には、起床時における電動ベッド2の姿勢データが書き込まれている。すなわち、電動ベッド2の頭停止位置を頭部2aの傾斜角度(°)として設定し、背停止位置を背部2bの傾斜角度、つまり、背もたれの角度(°)として設定し、足停止位置を足部2dの腿傾斜角度(°)として設定すると共に、電動ベッド2のベッド高さ(cm)を設定し、これらを姿勢データとして目覚まし位置記憶部17に書き込むようになっている。
目覚まし動作記憶部18には、電動ベッド2が就寝時の姿勢から目覚まし位置記憶部17に書き込まれた姿勢に至るまでの動作スピードがデータとして書き込まれている。
【0026】
ベッド駆動制御部11は、目覚まし制御部19、ACT(アクチュエータ)駆動部20、および、位置制御部21を備えている。
目覚まし制御部19は、現在時刻記憶部15の現在時刻データと目覚まし時刻記憶部16の目覚まし時刻データが一致したとき、ACT駆動部20の制御を行うようになっている。ACT駆動部20はアクチュエータ3を駆動させるためのものであって、アクチュエータ3はACT駆動部20からの出力信号に基づいて駆動するようになっている。
位置制御部21は、目覚まし位置記憶部17の姿勢データに基づいてACT駆動部20の制御を行うものである。すなわち、位置制御部21は、起床時刻となった際の各アクチュエータ3のシリンダーロッドのストローク量、およびストローク方向(伸長方向、および縮退方向)を制御している。
【0027】
時計部12は、コントローラボックス4自身が持つ時刻情報を提供する部位である。ここで、メモリ部10の現在時刻記憶部15には、サーバ8からの時刻情報が現在時刻データとして書き込まれるようになっているので、時計部12から提供される時刻情報は、現在時刻記憶部15に書き込まれない。しかしながら、何らかの障害によりサーバ8からの通信が途絶えたとき、現在時刻記憶部15には時計部12の時刻情報が現在時刻データとして書き込まれる。すなわち、現在時刻データは確実に常時更新されるようになっている。
【0028】
通信ユニット5は、携帯通信網7と接続可能な通信機能を有するものであって、通信インターフェイス13を介してコントローラボックス4と接続している。通信ユニット5は、通信部42、時計部22、および、メモリ部23を備えている。通信部42は、サーバ8と携帯通信網7を介して信号の送受信を行うものである。時計部22は、通信ユニット5自身が持つ時刻情報を提供する部位である。メモリ部23は、コントローラボックス4のメモリ部10に記憶されている目覚まし時刻データ、電動ベッド2の姿勢データ、および、電動ベッド2の動作スピードデータを読み出して書き込んだり、サーバ8から発信される時刻情報などのデータを書き込んだりするものである。すなわち、通信ユニット5は、サーバ8からの情報をデータして記憶し、このデータを通信インターフェイス13を介してコントローラボックス4のメモリ部23に送信する役割を有すると共に、コントローラボックス4のメモリ部23に記憶されている各データをサーバ8へ送信する役割も有している。
【0029】
なお、通信ユニット5のメモリ部23にも、サーバ8からの時刻情報が現在時刻データとして書き込まれる。このため、通常、時計部22から提供される時刻情報は、メモリ部23に書き込まれないようになっているが、何らかの障害によりサーバ8からの通信が途絶えた場合、時計部22の時刻情報が現在時刻データとしてメモリ部23に書き込まれるようになっている。
【0030】
手元スイッチ6は、電動ベッド2の操作を行ったり、コントローラボックス4のメモリ部10に記憶されている各データの設定、表示を行ったりするものであって、通信インターフェイス13を介してコントローラボックス4と接続している。手元スイッチ6は、電動ベッド2の操作、および、目覚まし時刻データと電動ベッド2の姿勢データと電動ベッド2の動作スピードデータを設定するための操作部24と、電動ベッド2の動作状況や時刻などを表示する表示部25を備えている。
【0031】
より詳しく、図3、図4に基づいて説明する。図3に示すように、手元スイッチ6は、縦長の筐体26を有している。この筐体26の表面には、中央に操作部24が設けられている。操作部24には、上から順に頭操作部27、背操作部47、足操作部28、ベッド高さ操作部29、メモリ(設定)部30が配設されている。頭操作部27は、電動ベッド2の頭部2aを上下方向に変位させるためのものであって、UPキー27aとDOWNキー27bとを備えている。背操作部47は、電動ベッド2の背部2bを上下方向に変位させるためのものであって、UPキー47aとDOWNキー47bとを備えている。足操作部28は、電動ベッド2の足部2dを上下方向に変位させたり、膝部2cを曲げたりするためのものであって、UPキー28aとDOWNキー28bとを備えている。ベッド高さ操作部29は、電動ベッド2の高さを調整するためのものであって、UPキー29aとDOWNキー29bとを備えている。
【0032】
メモリ部30は、コントローラボックス4のメモリ部10に記憶されている目覚まし時刻データ、電動ベッド2の姿勢データ、および電動ベッド2の動作スピードデータを設定するためのものであって、メモリキー30aを備えている。すなわち、メモリキー30aを押下すると、各データをそれぞれ頭操作部27、背操作部47、足操作部28、ベッド高さ操作部29に設けられたUPキー27a,47a,28a,29aとDOWNキー27b,47b,28b,29bを用いて設定することが可能になる。
【0033】
また、筐体26の表面には、操作部24の上方に表示部25が設けられている。図4に示すように、表示部25の表示領域31には、右半分の大部分を占める部位に数値表示領域32が設けられている。数値表示領域32には、電動ベッド2の頭部2aの傾斜角度(°)、背もたれの角度(°)、足部2dの腿傾斜角度(°)、ユーザの体重(kg)、ベッド高さ(cm)、および、コントローラボックス4のメモリ部10に記憶されている現在時刻データ、目覚まし時刻データ、電動ベッド2の姿勢データ、および電動ベッド2の動作スピードデータが表示される。
【0034】
表示領域31の左半分には、大部分を占める部位に電動ベッド2の駆動状態を示すベッド状態表示領域35が設けられている。このベッド状態表示領域35には、電動ベッド2の姿勢を示すベッド姿勢アイコン35aが表示されている。そして、電動ベッド2の各部が動作中の状態にあるときにはそれに対応する部位が点滅し、動作が停止したときにはそれに対応する部位が点灯するようになっている。つまり、例えば、電動ベッド2の背部を起こす場合、背部が起き上がり途中にあるときは背部アイコンXが点滅した状態になり、設定値まで背部が起き上がり、停止した状態にあるときは背部アイコンXが点灯するようになっている。
【0035】
表示領域31の上端には、右寄りに2つのアイコン39a,39bが表示されている。これらアイコン39a,39bは、数値表示領域32に表示されている現在時刻データが午前(AM)であるか、午後(PM)であるかを表示している。
数値表示領域32の下端には、左寄りにON/OFFアイコン40が表示されており、この下方に動作スピード表示アイコン38が表示されている。
【0036】
ON/OFFアイコン40は、コントローラボックス4のメモリ部10に記憶されている電動ベッド2の姿勢データ、および電動ベッド2の動作スピードデータの設定を有効にするか(ON)否か(OFF)を示している。すなわち、ON/OFFアイコン40がONであるとき、起床時刻になると同時に姿勢データ、動作スピードデータに基づいて電動ベッド2が変位動作を開始する。一方、ON/OFFアイコン40がOFFであるとき、目覚まし時刻になっても、電動ベッド2はそのままの状態を維持する。
一方、動作スピード表示アイコン38は、電動ベッド2の動作スピードに応じて表示方法が変化するようになっている。例えば、動作スピードが遅い場合と動作スピードが速い場合とで表示色を変化させたり、遅い場合、または速い場合の何れか一方を点滅、他方を点灯させたりする。
【0037】
また、数値表示領域32の下端には、右寄りに2つのON/OFFアイコン43a,43bが表示されており、これらの下方に目覚ましモードアイコン44a,44bが表示されている。
2つのON/OFFアイコン43a,43bは、コントローラボックス4のメモリ部10に記憶されている目覚まし時刻データの設定を有効にするか(ON)否か(OFF)を示している。すなわち、ON/OFFアイコン43a,43bを用いて2つの目覚まし時刻を設定することができ、これらに対応して目覚ましモードアイコン44a,44bがそれぞれ目覚ましモード1、目覚ましモード2として表示される。また、ON/OFFアイコン43a,43bを用いて設定された2つの目覚まし時刻は、それぞれ目覚ましモード1、目覚ましモード2としてコントローラボックス4のメモリ部10に記憶しておくことが可能になっている。
【0038】
ここで、電動ベッド2の姿勢データ、および電動ベッド2の動作スピードデータは、目覚ましモード毎にコントローラボックス4のメモリ部10に書き込まれている。各目覚ましモードに設定された動作例としては、以下のようなものが挙げられる。
(1)電動ベッド2の背部を数度の範囲で上下させて上半身に軽い振動を与えてユーザの起床を促す。
(2)電動ベッド2の頭部2aを数度の範囲で上下させて上半身に軽い振動を与えてユーザの起床を促す。
(3)電動ベッド2の背部2bを2°ずつ10秒毎に上げて所望の頭停止位置まで移動し、ユーザの起床を促す。
(4)電動ベッド2の膝部2cを2°ずつ10秒毎に上げて所望の足停止位置まで移動し、ユーザの起床を促す。
(5)ベッド高さを2cmずつ10秒毎に上げて所望のベッド高さ停止位置まで移動し、ユーザの起床を促す。
(6)(1)〜(5)の組み合わせにてユーザの起床を促す。
【0039】
このように、ON/OFFアイコン43aがONのときは目覚ましモード1がON、ON/OFFアイコン43bがONのときは目覚ましモード2がONとなり、各目覚ましモードに応じて上述の(1)〜(6)に示すような動作を行う。
なお、電動ベッド2の各部を動作させるにあたっては、各部に取り付けられているアクチュエータ3のシリンダーロッドを伸縮運動させることにより行われるので、メモリ部10の目覚まし位置記憶部17には、各動作例に応じたアクチュエータ3のシリンダーロッドのストローク量が姿勢データとして書き込まれている。また、アクチュエータ3のストローク動作スピードは、各動作例に応じて動作スピードデータとしてメモリ部10の目覚まし動作記憶部18に書き込まれている。
【0040】
また、ON/OFFアイコン43a,43bがOFFの場合、目覚ましモード1,2がOFFとなり、例え目覚まし時刻が設定されていても目覚まし動作を行わない通常動作モードとなる。通常動作モードの場合は、手元スイッチ6を操作することによって手動で電動ベッド2の各部を動作させる。
【0041】
図2に示すように、コントローラボックス4は、アクチュエータ3、通信ユニット5、および手元スイッチ6が接続されている他、時計ユニット50や端末装置としてのパソコン51が接続可能である。
時計ユニット50は、通信インターフェイス13を介してコントローラボックス4に接続されている。時計ユニット50は、コントローラボックス4に時刻情報を提供するものであって、上述のコントローラボックス4の時計部12、通信ユニット5の時計部22と同様にサーバ8からの通信が何らかの障害により途絶えた場合に備え、予備的に時刻情報を提供する役割を有している。したがって、時計ユニット50はあくまで予備的なものであるので、コントローラボックス4に接続しなくても目覚まし機能付ベッド1の機能を損なうおそれはない。
【0042】
パソコン51は、手元スイッチ6に代わってコントローラボックス4のメモリ部10に記憶されている各データの設定、表示を行うものであって、通信インターフェイス13を介してコントローラボックス4に接続されている。
図5に示すように、パソコン51のディスプレイ52上には、中央の大部分に電動ベッド2の姿勢を示すベッド姿勢表示領域53が設けられている。このベッド姿勢表示領域53には、電動ベッド画像54が表示されている。電動ベッド画像54は、起床時の電動ベッド2の姿勢を設定する場合にあってはコントローラボックス4のメモリ部10に記憶されている電動ベッド2の姿勢データ(頭停止位置、背停止位置、足停止位置、およびベッド高さ停止位置)に基づいて表示されるようになっている。
【0043】
ベッド姿勢表示領域53の下方には、目覚まし姿勢表示領域65が設けられている。この目覚まし姿勢表示領域65には、電動ベッド2の背停止位置(背もたれの角度)、足停止位置(足部2dの腿傾斜角度)、ベッド高さ停止位置、および頭停止位置(頭部2aの傾斜角度)がこの順で表示されるようになっている。
ベッド姿勢表示領域53の上方には、動作スピード表示領域55が設けられている。この動作スピード表示領域55には、コントローラボックス4のメモリ部10に記憶されている動作スピードデータが表示されており、例えば、起床時における電動ベッド2の頭部2aや足部2dの動作スピードが「30秒毎に2°上げる」などのように表示されている。
【0044】
また、動作スピード表示領域55の上方には、目覚まし時刻表示領域56が設けられている。この目覚まし時刻表示領域56には、コントローラボックス4のメモリ部10に記憶されている目覚まし時刻データが表示されている。
なお、パソコン51による各設定は手元スイッチ6を用いて行うことができるので、パソコン51をコントローラボックス4に接続しなくても目覚まし機能付ベッド1の機能を損なうおそれはない。
【0045】
次に、図6に基づいて、目覚まし機能付ベッド1の動作について説明する。
まず、手元スイッチ6、またはパソコン51を用いて目覚まし時刻を設定する(ST1)。
次に、各目覚ましモードがONか否かを判断する(ST2、図4参照)。
各目覚ましモードの何れかがON、つまり、ST2における判断が「Yes」である場合、コントローラボックス4のメモリ部10の現在時刻記憶部15に書き込まれている現在時刻データと、目覚まし時刻記憶部16に書き込まれている目覚まし時刻データが一致しているか否かを判断する(ST3)。
【0046】
現在時刻データと目覚まし時刻データが不一致である場合、つまり、ST3における判断が「No」である場合、再びST3の判断を行う。
これに対し、現在時刻データと目覚まし時刻データが一致した場合、つまり、ST3における判断が「Yes」である場合、コントローラボックス4のベッド駆動制御部11によってアクチュエータ3を駆動させ、目覚まし動作を開始する(ST4)。このとき、アクチュエータ3は、ONに設定されている目覚ましモードの設定データに基づいて所定のアクチュエータ3のみが駆動する。そして、電動ベッド2が所望の姿勢、つまり、電動ベッド2の姿勢がメモリ部10の目覚まし位置記憶部17に書き込まれた姿勢データと一致すると、目覚まし動作が終了する。
【0047】
一方、各目覚ましモードがOFF、つまり、ST2における判断が「No」である場合、目覚まし機能付ベッド1は通常動作モードとなる(ST5)。この場合、手元スイッチ6による手動操作によって電動ベッド2を動作させる。なお、各目覚ましモードの何れかがONであっても、目覚まし時刻になるまでは電動ベッド2を手動動作させることが可能である。
【0048】
したがって、上述の実施形態によれば、電動ベッド2を動作させるためのコントローラボックス4にメモリ部10を設け、このメモリ部10に書き込まれた現在時刻データ、目覚まし時刻データ、電動ベッド2の姿勢データ、および電動ベッド2の動作スピードデータに基づいてアクチュエータ3を駆動させることができる。このため、起床時刻になるとアクチュエータ3を用いて電動ベッド2の各部を動作させたり、電動ベッド2の高さを変更したりすることができ、ユーザである就寝者の頭や背中などの体全体に適度な刺激を付与することができる。よって、就寝者を確実に目覚めさせることができる。
【0049】
また、サーバ8の時刻情報を利用して所望の時刻にアクチュエータ3を起動させることができるので、時刻にずれが生じることなく、正確な時刻に起床することが可能になる。
さらに、電動ベッド2を操作するための手元スイッチ6に電動ベッド2の動作状況や時刻などを表示する表示部25を設けることで、例えば、手元スイッチ6を就寝者の手元に置くなどしておけば、就寝者は容易に正確な時刻、電動ベッド2の姿勢を知ることができる。
【0050】
そして、手元スイッチ6を用いて容易に目覚まし時刻を設定することができるため、使い易い目覚まし機能付ベッド1を提供することが可能になる。
また、端末装置であるパソコン51をコントローラボックス4に接続することで、パソコン51を用いて目覚まし時刻や起床時における電動ベッド2の姿勢を設定することができる。このため、より使い易い目覚ましシステムを提供することが可能になる。
さらに、コントローラボックス4の現在時刻記憶部15にサーバ8からの時刻情報を現在時刻データとして書き込むため、新たに別途目覚まし装置を設置する必要がなく、低コストで目覚ましシステム80の構成を簡素化することができる目覚まし機能付ベッド1を提供することができる。
【0051】
そして、メモリ部10の目覚まし位置記憶部17に電動ベッド2の姿勢データを書き込むことができるので、起床時におけるユーザの好みに応じた電動ベッド2の姿勢を設定することができるので、さらに快適な目覚めを提供することができる。
また、姿勢データや目覚まし時刻データは目覚ましモード毎に設定することができるので、予め複数の目覚ましパターンを設定しておくことで、容易な操作で目覚ましパターンを変更することができる。
【0052】
さらに、複数のアクチュエータ3は、それぞれ電動ベッド2の頭部2a、背部2b、膝部2c、足部2dに取り付けられている他、電動ベッド2を支持する脚部2eに取り付けられているため、起床時に電動ベッド2の頭部や背部のみを上下させたり、頭停止位置のみを変更したり、膝部2cのみを曲げたりと、さまざまな姿勢を設定することができる。このため、より快適、且つ確実に就寝者を起床させることが可能になる。
【0053】
そして、コントローラボックス4の目覚まし動作記憶部18には、電動ベッド2が就寝時の姿勢から目覚まし位置記憶部17に書き込まれた姿勢に至るまでの動作スピードがデータとして書き込まれているので、ユーザの好みに応じた電動ベッド2の動作スピードを設定することができる。このため、就寝者に不快な刺激を与えることを防止することが可能になる。
【0054】
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、コントローラボックス4に端末装置としてのパソコン51が接続されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、図7に示すように、パソコン51をインターネットLを介してサーバ8に接続してもよいし、パソコン51に代わって端末装置として携帯電話70を用いてもよい。
【0055】
このように、サーバ8にインターネットLを介してパソコン51や携帯電話70を接続することによって遠方から目覚まし機能付ベッド1の目覚まし時刻や起床時の電動ベッド2の姿勢を設定することが可能になる。また、ユーザ以外にも例えばユーザの家族などに依頼して目覚まし時刻や起床時の電動ベッド2の姿勢を設定することが可能になると共に、出先のホテルなどから設定することも可能になる。このため、より使い易い便利な目覚まし機能付ベッド1を提供することが可能になるばかりか、ユーザの家族などが遠方から設定することで、例えば、寝たきりの高齢者などの介護の負担を軽減することも可能になる。
【0056】
さらに、上述の実施形態では、電動ベッド2の頭部2a、背部2b、膝部2c、足部2dに相当する部位にアクチュエータ3が設けられている他、電動ベッド2を支持する脚部2eにアクチュエータ3が取り付けられている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、少なくとも電動ベッド2の頭部高さ(頭部2aの傾斜角度)、背部高さ(背もたれの角度)、足部高さ(足部2dの腿傾斜角度)、および電動ベッド2の高さの調整を行うことが可能な部位にアクチュエータ3を設け、コントローラボックス4の目覚まし位置記憶部17に頭停止位置、背停止位置、足停止位置、およびベッド高さを姿勢データとして設定できればよい。
【0057】
そして、上述の実施形態では、電動ベッド2に複数のアクチュエータ3と、これらアクチュエータ3を駆動させるコントローラボックス4と、コントローラボックス4に接続された通信ユニット5と、コントローラボックス4に接続された手元スイッチ6とが内蔵されている場合について説明した。しかしながら、少なくとも電動ベッド2に複数のアクチュエータ3が設けられていればよく、コントローラボックス4、通信ユニット5、および手元スイッチ6を電動ベッド2の外部に設けてもよい。
【0058】
また、上述の実施形態では、目覚ましシステム80の通信ユニット5が通信ネットワークとしての携帯通信網7を介して時刻情報を提供するサーバ8に接続されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、携帯通信網7に代わってインターネットなどの通信ネットワークを用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の実施形態における目覚まし機能付ベッドの構成を示す説明図である。
【図2】本発明の実施形態における目覚まし機能付ベッドの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態における手元スイッチの平面図である。
【図4】本発明の実施形態における手元スイッチの表示部を示す平面図である。
【図5】本発明の実施形態におけるパソコンのディスプレイの平面図である。
【図6】本発明の実施形態における目覚まし機能付ベッドの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態における目覚まし機能付ベッドの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
【0060】
1 目覚まし機能付ベッド
2 電動ベッド
3 アクチュエータ
4 コントローラボックス
5 通信ユニット(通信装置)
6 手元スイッチ(スイッチボックス)
7 携帯通信網(通信ネットワーク)
8 サーバ
10 メモリ部
11 ベッド駆動制御部(制御部)
16 目覚まし時刻記憶部
17 目覚まし位置記憶部
18 目覚まし動作記憶部
19 目覚まし制御部
20 ACT駆動部
21 位置制御部
24 操作部
25 表示部
27 頭操作部
28 足操作部
29 ベッド高さ操作部
42 通信部
47 背操作部
51 パソコン(端末装置)
70 携帯電話(端末装置)
80 目覚ましシステム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクチュエータを駆動させるコントローラボックスと、
通信ネットワークに接続され時刻情報を提供するサーバと、
前記サーバに前記通信ネットワークを介して接続されると共に、前記コントローラボックスに接続される通信装置と、
前記コントローラボックスに接続されるスイッチボックスとを備えた目覚ましシステムであって、
前記コントローラボックスは、
目覚まし時刻データを記憶可能な目覚まし時刻記憶部を有するメモリ部と、
前記目覚まし時刻記憶部に予め記憶された前記目覚まし時刻データと前記サーバから得られた時刻情報とが一致したとき、前記アクチュエータを駆動させる制御部とを有し、
前記スイッチボックスは、
前記アクチュエータを操作するための操作部と、
前記サーバから得られた時刻情報を表示する表示部とを有することを特徴とする目覚ましシステム。
【請求項2】
前記スイッチボックスの前記操作部は目覚まし時刻を設定可能に構成され、この目覚まし時刻が前記目覚まし時刻データとして前記目覚まし時刻記憶部に書き込まれることを特徴とする請求項1に記載の目覚ましシステム。
【請求項3】
前記目覚まし時刻データを設定可能な端末装置を備え、
前記端末装置で設定された目覚まし時刻データを前記通信ネットワークを介して前記目覚まし時刻記憶部に書き込む、または、前記端末装置を前記コントローラボックスに接続して前記端末装置で設定された目覚まし時刻データを前記目覚まし時刻記憶部に書き込むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の目覚ましシステム。
【請求項4】
請求項1〜請求項3の何れかに記載の目覚ましシステムのうち、少なくともアクチュエータを電動ベッドに設けたことを特徴とする目覚まし機能付ベッド。
【請求項5】
前記メモリ部に前記電動ベッドの姿勢データを記憶可能な目覚まし位置記憶部を設け、
前記制御部は、前記目覚まし時刻記憶部に予め記憶された前記目覚まし時刻データと前記サーバから得られた時刻情報とが一致したとき、前記アクチュエータを前記姿勢データに基づいて駆動させることを特徴とする請求項4に記載の目覚まし機能付ベッド。
【請求項6】
前記電動ベッドに、少なくとも前記電動ベッドの頭部高さ調整用、背部高さ調整用、足部高さ調整用、および前記電動ベッドの高さ調整用として前記アクチュエータを設け、
前記目覚まし位置記憶部は、前記電動ベッドの姿勢データとして頭部高さデータ、背部高さデータ、足部高さデータ、およびベッド高さデータを記憶可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の目覚まし機能付ベッド。
【請求項7】
前記メモリ部に前記電動ベッドの駆動速度データを記憶可能な目覚まし動作記憶部を設け、
前記制御部は、前記目覚まし時刻記憶部に予め記憶された前記目覚まし時刻データと前記サーバから得られた時刻情報とが一致したとき、前記アクチュエータを前記駆動速度データに基づいて駆動させることを特徴とする請求項4〜請求項6の何れかに記載の目覚まし機能付ベッド。
【請求項8】
前記スイッチボックス、および前記端末装置で前記姿勢データ、または前記駆動速度データを設定可能に構成したことを特徴とする請求項5〜請求項7の何れかに記載の目覚まし機能付ベッド。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−77940(P2009−77940A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−249690(P2007−249690)
【出願日】平成19年9月26日(2007.9.26)
【出願人】(000144027)株式会社ミツバ (2,083)
【Fターム(参考)】