説明

直接熱およびインクジェット両面印刷

本発明の一実施形態は、第1のプラテンに近接して配置されるダイレクト・サーマル・プリント・ヘッド、および第2のプラテンに近接して配置されるインクジェット・プリント・ヘッドを含む両面プリンタを提供する。設置された媒体の第1の面上の熱印刷を容易にし、設置された媒体の第2の面上のインクジェット印刷を容易にするために、ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドは第2のプラテンに実質的に対向していて、インクジェット・プリント・ヘッドは第1のプラテンに実質的に対向している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、両面印刷に関する。特に、本発明は、ダイレクト・サーマルおよびインクジェット両面プリンタ、そのための両面印刷媒体、および媒体を印刷するための方法に関する例示としての実施形態を含む。
【背景技術】
【0002】
(関連出願への相互参照)
本出願は、参照により本明細書に組み込むものとする、2007年2月2日付けの「直接熱およびインクジェット両面印刷(Direct Thermal and Inkjet Dual−Sided Printing)」という名称の米国特許出願第11/701,627号の優先権を主張する。
【0003】
多くの産業および用途において、ボンド紙を使用する取引文書(例えば、レシート、チケット、ギフト券、宝くじ等)を含む文書の印刷から、ダイレクト・サーマル・プリンタで感熱紙または媒体を使用してこのような文書を印刷する方向に移行が行われている。直接熱印刷においては、熱が加えられた場合、色が変化し、それによりコーティングされた基材上に「印刷」が行われる1つまたは複数の感熱コーティングを含む基材を含む感熱紙または他のシート状媒体に、サーマル・プリント・ヘッドが選択的に熱を加える。
【0004】
直接熱印刷は、感熱媒体の片面の熱印刷のための片面直接熱印刷、および感熱媒体の両面の熱印刷を行うための両面直接熱印刷を含む。両面直接熱印刷においては、サーマル・プリンタは、米国特許第6,784,906号および第6,759,366号にさらに記載されているようなサーマル・プリンタを通ってフィード・パスに沿って移動する感熱媒体の両面上に同時に印刷することができるように構成されている。このような両面ダイレクト・サーマル・プリンタにおいては、サーマル・プリント・ヘッドは、とりわけ、その2つの対向面のそれぞれ上に感熱コーティングを含む基材を備える両面感熱媒体のそれぞれの面上に配置されている。各サーマル・プリント・ヘッドは、各プリント・ヘッドから感熱媒体を横切って対向プラテンの方を向いている。印刷中、対向サーマル・プリント・ヘッドは、その両面上に印刷が行われるように、両面感熱媒体の対向面に選択的に熱を加える。
【0005】
片面または両面直接熱印刷は、通常、各片面または両面直接感熱媒体の一方あるいは両方の画像形成可能な面上に1色(例えば、ブラック、ブルーまたはレッド)で行われる。両面直接熱印刷の場合には、異なる色(例えば、ブラック、レッドまたはブルー)を2つの対向媒体面のそれぞれ上に供給することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許出願第11/701,627号公報
【特許文献2】米国特許第6,784,906号公報
【特許文献3】米国特許第6,759,366号公報
【特許文献4】米国特許第3,947,854号公報
【特許文献5】米国特許第4,708,500号公報
【特許文献6】米国特許第5,964,541号公報
【特許文献7】米国特許出願第11/644,262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記した従来技術においては、取引の詳細の印刷のためのような1色(例えば、ブラック、ブルーまたはレッド)での文書の一方の面の印刷、およびとりわけ販売時点(POS)用途のために有利な場合がある広告またはクーポンの印刷のためのようなフルカラー(例えば、CMYK)での文書の他方の面の同時印刷は、容易に行うことができない。片面直接感熱カラー印刷はすでに開発されていて、両面直接感熱カラー印刷も開発中であるが、多くの用途の場合、とても使用できないほど高価であり、特に販売時点での広告のような多色画像を含む取引文書の印刷の場合には高価なものとなる。しかし、カラー・インクジェット印刷のコストはもっと安く、ある程度長い間、デスクトップ印刷のような種々の片面フルカラー用途で使用されている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のある実施形態は、第1のプラテンに近接して配置されるサーマル・プリント・ヘッドと、第2のプラテンに近接して配置されるインクジェット・プリント・ヘッドとを含む両面プリンタを提供する。この場合、サーマル・プリント・ヘッドは、第2のプラテンに実質的に対向していて、インクジェット・プリント・ヘッドは、第1のプラテンに実質的に対向している。
【0009】
本発明の他の実施形態は、印刷媒体の第1の面に画像形成することができるサーマル・プリント・ヘッドと、印刷媒体の第2の面に印刷することができるインクジェット・プリント・ヘッドとを含む両面プリンタを提供する。
【0010】
本発明のさらに他の実施形態は、第1の面および第2の面を含む基材と、基材の第1の面上の直接感熱コーティングと、基材の第2の面上のインクジェット受容性コーティングとを含む印刷媒体を提供する。
【0011】
本発明のさらに他の実施形態は、第1の面と、第1の面に対向する第2の面を含む印刷媒体を画像形成するための方法を提供する。この方法は、印刷データを受信するステップと、受信した印刷データを少なくとも第1の部分および少なくとも第2の部分に分割するステップと、印刷媒体の第1の面上に分割した印刷データの第1の部分を画像形成するためにサーマル・プリント・ヘッドを作動し、印刷媒体の第2の面上に分割した印刷データの第2の部分を印刷するためにインクジェット・プリント・ヘッドを作動するステップとを含む。
【0012】
何枚かの図面を通して類似の参照符号が同じまたは類似の部材を示す添付の図面を参照しながら本明細書を読めば、例示としての実施形態の種々の特徴および付随の利点をよりよく理解することができるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】両面直接熱およびインクジェット印刷のための例示としてのダイレクト・サーマルおよびインクジェット両面プリンタの略図である。
【図2】図1のプリンタで使用するための例示としての組合せ直接熱およびインクジェット印刷媒体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、図2を参照しながら以下に説明するような印刷媒体102を両面印刷するための例示としてのダイレクト・サーマルおよびインクジェット両面プリンタ100の略図を示す。種々の印刷媒体102を使用して、レシート、チケット、ギフト券、宝くじ、クーポン、商品券、および本明細書には列挙していない多くの他の文書のような種々の文書を印刷することができる。図2を参照しながら以下にさらに詳細に説明するように、印刷媒体102は、感熱コーティング、およびおそらくその少なくとも第1の面上に1つまたは複数のベース・コート層および/またはトップ・コート層を含む。同様に、印刷媒体102は、さらに、両面プリンタ100による熱およびインクジェット印刷を容易にするために、その第2の面上にインクジェット受容性コーティング、およびおそらく1つまたは複数のベース・コート層および/またはトップ・コート層を備えることができる。熱印刷は、1色(例えば、ブラック、ブルー、またはレッド)で行うことができるし、一方、インクジェット印刷は、フルカラーまたはプロセス・カラー印刷(例えば、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラック:CMYK)を含む任意の種々の色で行うことができる。
【0015】
図1をさらに参照すると、両面プリンタ100は、また、第1および第2の支持アーム118および120を含むことができる。第2の支持アーム120は、例えば、両面プリンタ100へのアクセスおよびその修理を容易に行うことができるように、第1の支持アーム118に対して第2の支持アーム120が枢動可能にまたは回転可能にアーム・シャフト124上に軸支することができる。支持アーム118および120は、また、相互に固定することもできる。両面プリンタ100は、さらに、印刷媒体102の対向面上にプラテン104および106と、対向プリント・ヘッド108および110とを含むことができる。より詳細には、第1の支持アーム118は、第1のプラテン104および1つまたは複数のダイレクト・サーマル・プリント・ヘッド110を含むことができ、第2の支持アーム120は、第2のプラテン106および1つまたは複数のインクジェット・プリント・ヘッド108を含むことができる。別の方法としては、第1および第2の支持アーム118または120は、第1のプラテン104と、1つまたは複数のダイレクト・サーマル・プリント・ヘッド110と、第2のプラテン106と、1つまたは複数のインクジェット・プリント・ヘッド108とを含むことができる。さらに、第1の支持アーム118は、第1のプラテン104、および1つまたは複数のインクジェット・プリント・ヘッド110を含むことができ、第2の支持アーム120は、第2のプラテン106および1つまたは複数のダイレクト・サーマル・プリント・ヘッド108を含むことができる。
【0016】
図1をさらに参照しながら、1つまたは複数のサーマル・プリント・ヘッド110およびインクジェット・プリント・ヘッド108について個々に説明する。しかし、例えば、フルカラーまたはプロセス・カラー用途の場合、複数の色(例えば、CMYK)それぞれに対して1つのインクジェット・プリント・ヘッドというように、2つ以上のサーマルおよび/またはインクジェット・プリント・ヘッドを使用することができることを理解されたい。
【0017】
図1に示すように、プラテン104および106は、実質的に円筒状をしているが、プレートのような平面を含む他の形状にすることもできる。第1のプラテン104は、第1のシャフト114上に軸支することができるし、第2のプラテン106は、第2のシャフト116上に軸支することができる。シャフト114および116は、それぞれ支持アーム118および120に結合することができる。別の方法としては、シャフト114および116を、支持アーム118または120のような1つの支持アームに結合することができる。
【0018】
図1をさらに参照すると、プリント・ヘッド108および110は、実質的に一直線上に位置し、実質的に対向方向を向いていることに留意されたい。その結果、印刷媒体102の媒体フィード・パスは、プリント・ヘッド108および110が実質的に一直線上に位置している限りは、実質的に直線状の経路になる。このような構成になっているために、両面プリンタ100へおよびから印刷媒体102を実質的に一直線に供給し、取り出すことが容易になる。直線状の経路は、また印刷媒体102の交換および供給を自動的に行うことを容易にし、プリント・ヘッド108およびプラテン104を通してプリント・ヘッド110およびプラテン106から印刷媒体102を自動的に取り出すことができ、その逆も行うことができ、なかなか曲がらないか、または曲げることが望ましくない厚いまたは硬い媒体要素を収容することができる。プリント・ヘッド108および110は一直線上に位置すると説明したが、種々の角度(例えば、45度、90度、135度および180度)の向きを含むプリント・ヘッド110に対するプリント・ヘッド108の別の向きも、両面プリンタ100、印刷媒体102および/または所望の媒体フィード・パスの特定の設計要件に基づいて使用することができる。また、プリント・ヘッド108/プラテン104の位置を、プリント・ヘッド110/プラテン106の位置と交換することができるし、または必要に応じて他の可能な変更を行うこともできる。
【0019】
図1をさらに参照すると、両面プリンタ100は、駆動アセンブリ122を含むことができる。駆動アセンブリ122は、両面プリンタ100を作動するために、ギヤ、リンク、カムおよびこれらの組合せのシステムを作動するために、1つまたは複数のモータ(図示せず)を備えることができる。より詳細には、プラテン104および106は、両面プリンタ100を通して印刷媒体102を移動するために、それぞれシャフト114および116を中心にして駆動アセンブリ122を介して回転することができる。さらに、サーマル・プリント・ヘッド110およびインクジェット・プリント・ヘッド108は、プリント・ヘッド108、110により印刷するために、駆動アセンブリ122により前進する場合に、印刷媒体102に対して両面プリンタ100に固定することができる。より詳細には、プリント・ヘッド108および110は、印刷媒体102を印刷するために、十分な幅(例えば、印刷媒体102の幅とほぼ同じかまたはもっと広い)とすることができる。別の方法としては、インクジェット・プリント・ヘッド108およびダイレクト・サーマル・プリント・ヘッド110の一方あるいは両方を、印刷媒体102の幅より狭くすることができるし、固定することもできるし、または印刷媒体102の幅を横切って印刷するために、駆動アセンブリ122により駆動することもできる横方向の運動アセンブリ(図示せず)を介して、例えば、印刷媒体102の運動方向に垂直方向のような横方向に移動可能にすることもできる。ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッド110は、米国特許第3,947,854号、第4,708,500号および第5,964,541号に開示されているような印刷媒体102の片面を直接熱画像形成するのに適している任意のプリント・ヘッドであってもよい。インクジェット・プリント・ヘッド108は、印刷媒体102の他方の面をインクジェット印刷するのに適している任意のプリント・ヘッドであってもよいし、印刷媒体102上に複数の色を付着するための1つまたは複数のノズルを含むことができる。
【0020】
図1をさらに参照すると、両面プリンタ100は、紙の低さおよび/または紙の有/無の状態を検出するための媒体センサ、プリンタ100に設置される媒体のタイプ(例えば、非感熱、片面感熱、両面感熱、インクジェット受容性、高および低光沢等)を検出するための媒体タイプ・センサ、およびプリンタ100に設置される媒体のサイズ(例えば、幅、長さ、厚さ、形状等)を検出するための媒体サイズ・センサのようなプリンタ100の動作を制御するための種々の状態を判別するための1つまたは複数のセンサ112をさらに含むことができる。参照によりその全文を本明細書に組み込むものとする米国特許出願第11/644,262号に、媒体タイプの検出について記載されている。
【0021】
図1をさらに参照すると、両面プリンタ100は 印刷媒体102上で動作する。この印刷媒体は、連続している紙のロール、連続している扇状に折り畳んだスタック、またはカットシート素材の形で供給することができる。この印刷媒体上には、1色で直接熱印刷により画像形成された一方の面、および1つまたは複数の色のインクジェット印刷により印刷された他方の面を有する印刷文書を供給するために、その片面または両面に各プリント・ヘッド108、110を介してグラフィックスまたはテキストおよびその組合せのようなフィーチャを印刷することができる。種々の文書を印刷することができるが、この方法は、レシート、チケットおよびクーポンのような文書を印刷するのに特に適している。このような文書の場合、ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッド110により片面上に1色で取引の詳細を画像形成することができ、色を使用すると引き立つ広告または他の主題をフルカラーを含む種々の色で、インクジェット・プリント・ヘッド108により他方の面上に印刷することができる。チケットのようなある用途においては、印刷媒体102の熱画像形成した面上に取引情報(例えば、日付、時間、価格、購入者、支払手段、出所、宛先、イベント等)を記載し、インクジェット印刷面には購入者および/または指定の出席者のフルカラー画像を記載するのが望ましい場合がある。レシートに適用する場合には、このようなアプリケーションを使用して、1つまたは複数の品目購入、および以降のその返品を特定の人と結びつけることにより、レシートの偽造のリスクを最小限に低減することができる。
【0022】
図1をさらに参照すると、両面印刷は、例えば、印刷媒体102の一方の面上に熱画像形成成分を含み、印刷媒体102の他方の面上にインクジェット受容性コーティングを含む感熱コーティングを含む印刷媒体102により容易に行うことができる。印刷媒体102は、また、印刷媒体102の一方の面上の熱印刷が、印刷媒体102の対向面上のインクジェット印刷から影響を受けないだけの十分な耐熱基材を含むこともできる。基材は、また、印刷媒体102の一方の面上のインクジェット印刷が、印刷媒体102の対向面上の熱印刷から影響を受けないだけのインクに対する十分な抵抗性(例えば、疎水性、非多孔性等)を有することもできる。基材は、一方の面上に感熱ダイを有する感熱コーティングでコーティングされ、他方の面上にインクジェット受容性コーティングでコーティングされたセルロースまたはポリマー基材シートであってもよい。
【0023】
図1をさらに参照すると、印刷媒体102の両面印刷は、1パス処理で行うことができる。別の方法としては、両面印刷は、第1の方向に移動している時に、プリント・ヘッド108および110の一方あるいは両方で媒体102を印刷することができ、次に、後戻りさせて、第1または第2の戻り方向に移動している媒体を、プリント・ヘッド108および110の一方あるいは両方でさらに印刷するプロセスにより行うこともできる。印刷が終了した場合には、印刷媒体102を切断装置(図示せず)により手動によりまたは自動的に切断または切り離すことができる。この場合、印刷媒体102は、両面プリンタ100から排出され、とりわけ、一方の面が1色熱印刷され、その他方の面が1色またはフルカラー・インクジェット印刷されている文書となる。
【0024】
図1をさらに参照すると、両面プリンタ100は、また、両面プリンタ100の動作を制御するための制御エレクトロニクスを含む。制御エレクトロニクスは、マイクロプロセッサまたは中央処理装置(CPU)126、および1つまたは複数のダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)および/または不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)印刷バッファ・メモリ要素のようなメモリ128を含むことができる。制御エレクトロニクスは、さらに、データを両面プリンタ100に入力し、データを両面プリンタ100から出力するための販売時点情報処理(POS)端末またはコンピュータのような1つまたは複数のホストまたは補助システムと通信するための通信コントローラ130を含むことができる。通信コントローラ130は、とりわけ、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)、イーサネットおよび/または無線通信をサポートすることができる。印刷のためのデータは、通常、通信コントローラ130を介して両面プリンタ100と通信しているPOS端末またはコンピュータにより提供される。
【0025】
図1をさらに参照すると、プリンタ100は、さらに、とりわけ、1つまたは複数の両面プリンタ・モードの動作、または第1および第2のプリント・ヘッド108、110の動作を含む機能を制御するためのハードウェアまたはソフトウェアで実施する印刷機能スイッチ132を含むことができる。両面プリンタの機能は、例えば、ハードウェアまたはソフトウェアのセットアップ構成設定、エスケープ・シーケンス、リアルタイム印刷コマンド等と一緒に実施するコマンドにより制御することができる。印刷機能スイッチ132は、メモリ128内に受信した印刷データをバッファすることができ、さらに、印刷媒体102の第1および第2の面の間で、受信またはバッファした印刷データをどのように分割するのかを決めることができる。例えば、印刷機能スイッチ132は、自動的に、受信した取引の詳細を印刷媒体102の第1の面上にサーマル・プリント・ヘッド110を介して1色で画像形成するように指示することができ、一方、印刷媒体102の第2の面上にインクジェット・プリント・ヘッド108を介して、フルカラーを含む1つまたは複数の色で、受信した広告の詳細を印刷するように指示することもできる。
【0026】
一実施形態においては、印刷機能スイッチ132は、メモリ128の第1の部分内に受信した取引の詳細を格納することにより、媒体102の第1の面上に受信した取引の詳細を印刷するように指示することができる。同様に、印刷機能スイッチは、メモリ128の第2の部分内に受信した広告の詳細を格納することにより、媒体102の第2の面上にフルカラーを含む1つまたは複数の色で、受信した広告の詳細を印刷するように指示することができる。次に、第1のメモリ部分から検索されたデータを印刷媒体102の第1の面上に印刷することができ、一方、第2のメモリ部分から検索されたデータを媒体102の第2の面上に印刷することができる。このようなデータは、CPU126により印刷するために検索し、および/またはさらに処理することができる。
【0027】
動作中、POS端末のようなホスト端末またはコンピュータから、広告の詳細なデータを取引の詳細のデータと同時に受信することができる。別の方法としては、1つまたは複数の広告、クーポン、商品券、割引等を含む広告の詳細を、取引の詳細の前に受信し、格納することができ、印刷機能スイッチ132により特定の取引の詳細と一緒に印刷するために選択することができる。このような選択は、とりわけ、購入した商品またはサービス、取引の時刻、曜日、週、月または季節、取引の総額、支払手段(例えば、クレジット・カード、デビット・カード、小切手、自動振替決済等)、購入者のID(識別)、購入履歴、ロイヤルティ・プログラム等を含む取引の詳細に基づいて行うことができる。別の方法としては、このような選択を1つまたは複数のアルゴリズムによりランダムに行うこともできる。
【0028】
図1に示す一実施形態においては、両面プリンタ100のメモリ128は、印刷媒体102の片面または両面上に繰り返し印刷される、予め定義した印刷データの1つまたは複数のブロックを格納するための予め定義した印刷データ格納エリアを有することができる。予め定義した印刷データのブロックは、例えば、1つまたは複数の格納または他の位置の識別子、ロゴ、広告、クーポン情報、保証書および注意書き等を含む法的情報を含むことができる。明示していない追加情報も、予め定義した印刷データのブロック内に含めることもできる。予め定義した印刷データは、印刷媒体102の任意の片面または両面上に、POS端末またはコンピュータが提供した受信した印刷データと一緒に印刷することができる。このような印刷は、毎回他の介入または制御を行わないで自動的に行うこともできるし、および/または例えば、印刷機能スイッチ132により選択および/または制御することができる。複数のデータ・ブロックが予め定義した印刷データ格納エリア内に格納されている場合、または通信コントローラ130を介してPOS端末から受信した場合には、印刷機能スイッチ132により印刷媒体102の片面または両面上に印刷するために、ブロックを交互に選択することができる。各印刷ジョブの一部として印刷のために選択されるばかりでなく、このような予め定義した印刷データは、例えば、すでに説明したように、受信した取引の詳細またはランダム・アルゴリズムに基づいて印刷のために選択することができる。
【0029】
印刷機能スイッチ132の使用の他に、両面プリンタ100は、印刷媒体102上に印刷するために受信した印刷データを分割するための異なる機構をサポートすることができる。例えば、CPU126は、通信コントローラ130から直接各プリント・ヘッド108および110により印刷するために分割したデータを受信することができるし、次に、CPU126は、印刷媒体102の各面上に受信した印刷データを印刷するために、各プリント・ヘッド108および110の作動を制御することができる。
【0030】
図2は、図1のプリンタ100内で使用するための例示としての組合せ直接熱およびインクジェット印刷媒体102の断面図200を示す。断面200に示すように、印刷媒体102は、第1の面212および第2の面214を有する基材202を含むことができる。第1の面212は、さらに第1のプライマー204でコーティングすることができ、第2の面214はさらに第2のプライマー208でコーティングすることができる。さらに、印刷媒体102は、さらに、小さな孔のパターンに配列されているセラミック粒子の1つまたは複数の層のようなインクジェット受容性コーティング206、および1つまたは複数の白いダイ、現像液、および/または増感剤のような感熱機能性コーティング210を含むことができる。印刷媒体102の一方の面上の直接熱印刷が、印刷媒体102の他方の面上に透けて見えるのを防止するために、また印刷媒体102の一方の面上のインクジェット・カラー印刷が、印刷媒体102の他方の面から透けて見えるのを防止するために基材202はほぼ不透明のものを使用している。基材202は、さらに、印刷媒体102の一方の面上の熱印刷が、印刷媒体102の対向面上のインクジェット印刷に影響を与えるのを防止するために十分高い耐熱性を有するものにすることができる。さらに、基材202は、印刷媒体102の一方の面上のインクジェット印刷が、印刷媒体102の対向面上の熱印刷に影響を与えるのを防止するために、インクの浸透を十分防止することができるものにすることができる。
【0031】
図2をさらに参照すると、フラッディングさせ、除去し、その後で乾燥を行うというような任意の適切なプロセスにより、第1のプライマー204を第1の面212に塗布することができ、第2のプライマー208を第2の面214に塗布することができる。通常、水性コーティング混合物によるフラッディングを行い、次に、余分な混合物を除去すれば、基材202にプライマー204および208を塗布することができる。フラッディングさせ、除去し、その後で乾燥を行うというような任意の適切なプロセスにより、インクジェット受容性コーティング206および感熱機能性コーティング210を、それぞれ基材202または第1および第2のプライマー204および208に塗布することができる。別の方法としては、第1および第2のプライマー204および208、およびインクジェット受容性コーティング206および感熱機能性コーティング210を塗布するために、フラッディングおよび除去プロセスの代わりに、噴霧、浸漬またはグラビア・コーティングを使用することができる。トップ・コーティング216、218および追加コーティング(図示せず)も、フラッディングさせ、除去し、その後で乾燥を行うというような任意の適切なプロセスにより、各インクジェット受容性コーティング206および/または感熱機能性コーティング210に塗布することができるし、または別の方法としては、噴霧、浸漬またはグラビア・コーティングにより行うことができる。トップ・コーティングおよび/または追加コーティングを行えば、画像の品質が改善され、耐久性が向上し、種々の印刷用途が必要とする広い範囲の有害なまたは悪影響(例えば、ひっかき傷、水、紫外線等)に対して強くなる。すでに説明したように、任意の適切なプロセスにより、基材202の第1および第2の各面212および214に直接塗布したインクジェット受容性コーティング206および感熱機能性コーティング210だけを含む印刷媒体102を使用すれば、第1および第2のプライマー204および208、および第1および第2のトップ・コーティング216および218を使用しなくてもすむことに留意されたい。
【0032】
図2をさらに参照すると、基材202は、セルロース材料を含むことができる。適切なセルロース材料としては、不織パルプ系材料等がある。別の方法としては、基材202は、フィルムの形をしていてもよいポリプロピレンまたはポリエチレンのようなポリマー性材料を含むことができる。第1および第2のプライマー204および208は、それぞれ基材202の第1および第2の面212および214へのインクジェット受容性コーティング206および感熱機能性コーティング210の接着を容易にする任意の適切な材料であってもよい。例えば、第1および第2のプライマー204および208は、基材202上に広げることができ、その後で乾燥させることができる、粘土材料を主として含む水性混合物であってもよい。第1および第2のプライマー204および208は、基材202上の活性残さからインクジェット受容性コーティング206および感熱機能性コーティング210を保護するのに使用することができる。
【0033】
図2をさらに参照すると、インクジェット受容性コーティング206は、図1のところですでに説明したように、フルカラーで印刷媒体102の一方の面に印刷するための1つまたは複数のコートを含むことができる。さらに、コーティング206は、改善されたインク乾燥機能および改善された画像安定性のような利点を提供することができる。感熱機能性コーティング210は、図1のところですでに説明したように、1色で印刷媒体102の感熱面を画像形成するための任意の1色熱画像形成成分を含むことができる。熱画像形成成分は、感熱ダイまたはダイ前駆物質であってもよい。さらに、両面プリンタ100により画像形成された場合、基材202および感熱機能性コーティング210の適切な機能に感熱機能性コーティング210が塗布された場合に、容易にコーティングすることができるように、必要に応じて、熱画像形成成分を、適当な結合剤、添加剤、溶媒および試薬(例えば、活性剤)と混合することができる。
【0034】
両面プリンタ100の動作中、図1〜図2に示すように、両面印刷媒体102は、扇状に折り畳んだ印刷媒体スタックから取り出した、または紙のトレイからカットシート素材として入手した印刷媒体ロールから繰り出すこともできるし、両面インクジェット/熱印刷のためにプリント・ヘッド110および108を通して媒体フィード・パスに沿って移動することができ、その後で両面プリンタ100の外側に取り出すことができる。
【0035】
動作中、プリンタ100は、各プリント・ヘッド108および110により印刷するために、(インクジェット・プリント・ヘッド108のための色情報を含む)分割した印刷データを、通信コントローラ130を介して受信することができる。このような印刷データは、プリンタのメモリ128内に格納することもできるし、または図1〜図2の印刷媒体102の各面上に各プリント・ヘッド108および110による処理および印刷のために、直接CPU126に送ることもできる。別の方法としては、ある実施形態においては、プリント・ヘッド108および110の一方あるいは両方に対するデータの選択、および/またはプリント・ヘッド108および110の一方あるいは両方による印刷を可能にすることを含むプリンタ100の動作は、すでに説明したように、印刷機能スイッチ132により制御することができる。このような制御は、インクジェット・プリント・ヘッド108による印刷のための1つまたは複数の色の決定を含む、各プリント・ヘッド108および110による印刷のための受信したおよび/または格納しているデータの分割を含む。
【0036】
さらに、ある実施形態においては、プリンタの制御は、1つまたは複数の印刷センサ112からの1つまたは複数の信号に基づいて制限することができる。このようなセンサ112は、(i)プリンタ100に設置されているかまたはプリンタ100と関連する紙の量(例えば、十分、少ないおよび/または無い)を示す信号を発生するための紙の量センサ、(ii)プリンタ100に設置されているかまたはプリンタ100と関連する媒体のタイプ(例えば、非感熱、片面感熱、両面感熱、インクジェット受容性、インクジェット受容性感熱等)を示す信号を発生するための印刷媒体タイプ・センサ、および/または(iii)プリンタ100に設置されているかまたはプリンタ100と関連する媒体のサイズ(例えば、長さ、幅および/または厚さ)を示す信号を発生するための印刷媒体サイズ・センサを含むことができる。1つまたは複数の設置されている印刷センサ112からの1つまたは複数の信号は、1つまたは複数のプリント・ヘッド108および110による印刷を可能にすること、および/またはそれを不能にすることのようなプリンタ100の1つまたは複数の機能または動作を制御し、1つまたは複数のプリント・ヘッド108および110による媒体102の片面または両面上に印刷する位置を制御し、印刷速度を制御し、インクジェット・プリント・ヘッド108が分散するインクの量、1つまたは複数のサーマル・プリント・ヘッド110が供給する熱の量等を制御するために使用することができる。
【0037】
このように動作が可能になった場合、すでに説明したように、インクジェット・プリント・ヘッド108は、印刷媒体102の一方の面上にフルカラーを含む1つまたは複数の色で第1の印刷データを印刷することができ、ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッド110は、印刷媒体102の他方の面上に、1色(例えば、ブラック、ブルーまたはレッド)で、第1の印刷データと同じものであってもよいし、または異なるものであってもよい第2の印刷データを画像形成することができる。
【0038】
上記説明は、例示としてのものであって、本発明を制限するものではない。上記説明を読めば、当業者であれば多くの他の実施形態を思い付くことができるだろう。従って、実施形態の範囲は、このような特許請求の範囲の等価物の全範囲とともに、添付の特許請求の範囲を参照して決定すべきである。
【0039】
米国特許法施行規則第1.72条第(b)項により要約を記載してある。これを読めば、技術的内容の性質および要旨を容易に理解することができるだろう。この要約は、特許請求の範囲の範囲または意味を解釈または制限するためのものではないことを理解されたい。
【0040】
実施形態の上記説明においては、説明を分かりやすくするために1つの実施形態に種々の特徴を一緒にグループ分けしてある。このように開示してあるからといって、特許請求した実施形態が、各請求項内に明示してあるものよりも多くの特徴を有するものと解釈すべきではない。それどころか、添付の特許請求の範囲に記載されるように、本発明の主題は、1つの開示の実施形態のすべての特徴内にだけ含まれているのではなく、それより少ない特徴内にも含まれている。それ故、添付の特許請求の範囲は、それにより詳細な説明内に組み込まれ、各請求項は、別々の例示としての実施形態としてそれ自身上に立脚している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両面プリンタであって、
第1のプラテンに近接して配置されるダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドと、
第2のプラテンに近接して配置されるインクジェット・プリント・ヘッドとを備え、
前記ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドが、前記第2のプラテンに実質的に対向していて、前記インクジェット・プリント・ヘッドが前記第1のプラテンに実質的に対向している両面プリンタ。
【請求項2】
前記ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドが、前記インクジェット・プリント・ヘッドに対してある角度の向きを有する、請求項1に記載の両面プリンタ。
【請求項3】
前記角度の向きが、45度、90度、135度および180度からなるグループから選択される、請求項2に記載の両面プリンタ。
【請求項4】
前記インクジェット・プリント・ヘッドが、固定位置に配置される、請求項1に記載の両面プリンタ。
【請求項5】
前記インクジェット・プリント・ヘッドが、移動可能である、請求項1に記載の両面プリンタ。
【請求項6】
前記ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドが、1色で画像形成することができる、請求項1に記載の両面プリンタ。
【請求項7】
前記インクジェット・プリント・ヘッドが、フルカラーで印刷することができる、請求項1に記載の両面プリンタ。
【請求項8】
印刷データを受信することができ、
前記印刷データを前記ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドに画像形成するものと、前記インクジェット・プリント・ヘッドにより印刷するものとに分割することができるコントローラをさらに備える、請求項1に記載の両面プリンタ。
【請求項9】
前記分割した印刷データを受信することができ、
画像形成するために前記ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドを作動し、前記分割した印刷データの各部分を印刷するために前記インクジェット・プリント・ヘッドを作動することができる中央処理装置をさらに備える、請求項8に記載の両面プリンタ。
【請求項10】
両面プリンタであって、
印刷媒体の第1の面を画像形成することができるダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドと、
前記印刷媒体の第2の面を印刷することができるインクジェット・プリント・ヘッドとを備える両面プリンタ。
【請求項11】
前記ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドが、前記インクジェット・プリント・ヘッドに対してある角度の向きを有する、請求項10に記載の両面プリンタ。
【請求項12】
前記角度の向きが、45度、90度、135度および180度からなるグループから選択される、請求項11に記載の両面プリンタ。
【請求項13】
前記インクジェット・プリント・ヘッドが、前記印刷媒体に対して固定位置に配置される、請求項10に記載の両面プリンタ。
【請求項14】
前記インクジェット・プリント・ヘッドが、前記印刷媒体の幅を横切って移動可能である、請求項10に記載の両面プリンタ。
【請求項15】
前記ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドが、1色で前記印刷媒体の前記第1の面を画像形成することができる、請求項10に記載の両面プリンタ。
【請求項16】
前記インクジェット・プリント・ヘッドが、複数の色で前記印刷媒体の前記第2の面を印刷することができる、請求項10に記載の両面プリンタ。
【請求項17】
印刷データを受信することができ、
前記印刷データを前記ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドにより画像形成するものと、前記インクジェット・プリント・ヘッドにより印刷するものとに分割することができるコントローラをさらに備える、請求項10に記載の両面プリンタ。
【請求項18】
前記分割した印刷データを受信することができ、
前記印刷媒体の前記第1の面上に前記分割した印刷データの第1の部分を画像形成するために、前記ダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドを作動することができ、前記印刷媒体の前記第2の面上に前記分割した印刷データの第2の部分を印刷するために、前記インクジェット・プリント・ヘッドを作動することができる中央処理装置をさらに備える、請求項17に記載の両面プリンタ。
【請求項19】
印刷媒体であって、
第1の面および第2の面を含む基材と、
前記基材の前記第1の面上の直接感熱コーティングと、
前記基材の前記第2の面上のインクジェット受容性コーティングとを含む印刷媒体。
【請求項20】
前記基材と前記第1の面上の前記直接感熱コーティングとの間に配置される第1のプライマーと、
前記基材と前記第2の面上の前記インクジェット受容性コーティングとの間に配置される第2のプライマーとをさらに備える、請求項19に記載の感熱媒体。
【請求項21】
前記直接感熱コーティングまたは前記インクジェット受容性コーティングあるいは前記直接感熱コーティングおよび前記インクジェット受容性コーティングの両方上に配置されるトップ・コーティングをさらに含む、請求項19に記載の感熱媒体。
【請求項22】
前記第1の面上の熱画像形成が、前記第2の面を通して透けて見えるのを防止し、また前記第2の面上のインクジェット印刷が、前記第1の面を通して透けて見えるのを防止するために、前記基材がほぼ不透明である、請求項19に記載の感熱媒体。
【請求項23】
前記第1の面上の熱画像形成が、前記第2の面上のインクジェット印刷に影響を与えるのを防止するために、前記基材が十分高い耐熱性を有する、請求項19に記載の感熱媒体。
【請求項24】
前記第2の面上のインクジェット印刷が、前記第1の面上の熱画像形成に影響を与えるのを防止するために、前記基材がインクの浸透に十分耐えることができる、請求項19に記載の感熱媒体。
【請求項25】
第1の面と前記第1の面に対向する第2の面を含む印刷媒体を画像形成するための方法であって、
印刷データを受信するステップと、
前記受信した印刷データを少なくとも第1の部分および少なくとも第2の部分に分割するステップと、
前記印刷媒体の前記第1の面上に前記分割した印刷データの前記第1の部分を画像形成するためにダイレクト・サーマル・プリント・ヘッドを作動するステップと、
前記印刷媒体の前記第2の面上に前記分割した印刷データの前記第2の部分を印刷するためにインクジェット・プリント・ヘッドを作動するステップとを含む方法。
【請求項26】
1色で前記印刷媒体の前記第1の面上に前記分割した印刷データの前記第1の部分を画像形成するステップをさらに含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
複数の色で前記印刷媒体の前記第2の面上に前記分割した印刷データの前記第2の部分を印刷するステップをさらに含む、請求項25に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2010−517814(P2010−517814A)
【公表日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−548235(P2009−548235)
【出願日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際出願番号】PCT/US2007/072864
【国際公開番号】WO2008/094295
【国際公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(391007161)エヌ・シー・アール・コーポレイション (85)
【氏名又は名称原語表記】NCR CORPORATION
【Fターム(参考)】