説明

相溶化電解質製剤

本発明は、水性相溶化農薬製剤、及びその製造する方法を含む。典型的な実施形態として、製剤は、第一の電解質農薬、第二の電解質農薬、及び約30〜300 g/Lの少なくとも1つのアルキルポリグリコシドを含む。本発明はまた、電解質農薬の濃度を増加させるために農薬製剤を調製する方法を含む。本発明はまた、製剤の実施形態を含む保管及び輸送系を含む。本発明はまた、害虫を抑制する方法を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術分野
本発明は、少なくとも2つの水溶性電解農薬剤を上昇した濃度で含む水性製剤、少なくとも1つのアルキルポリグリコシドを用いた当該製剤の調製、及び望ましくない害虫を制御するために当該製剤を用いる方法、に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
農作物防護薬剤はしばしば水性系の形態で施用されている。例えば、水性の製剤は、適用の前に、農薬活性成分を水に溶解し、乳化し、及び/又は懸濁することによって得られる。それらの水溶解性を高めるために、例えば、活性成分は、それらをアルカリ若しくはアルカリ土類金属、又は水溶性アミンなどの好適な塩基と反応させることによって、しばしば水溶性塩に変換される。
【0003】
二つ又はそれ以上の農薬の混合物は、それぞれの活性成分の性質を利用するためのタンク混合として知られている方法で栽培者によって通常調製される。タンク混合では、通常、二つまたはそれ以上の濃縮製剤は、大量の好適な担体、例えば水、に溶解され、乳化され及び/又は懸濁される。例えば、少なくとも2つの殺菌剤、少なくとも2つの除草剤、又は少なくとも2つの殺虫剤がタンク混合される。場合によっては、殺菌剤、除草剤、及び/又は殺虫剤の混合物のタンク混合が、望ましい。タンク混合は、例えば、広いスペクトルの植物病原体の制御又は抑制のため、及び特定の農薬への抵抗性又は耐性を示す植物病原体の制御又は抑制のために有用である。しかしながら、タンク混合はしばしば問題となり得る。
【0004】
例えば、商工業的に入手可能な農薬濃縮物は、慎重に計量された、及び/又は特定の活性成分に特有の、アジュバント(adjuvant)系をしばしば含む。タンク混合は、タンクに存在しているアジュバントの量を増加することができ、及び/又は他の生成物の活性成分のその活性に与える1つの生成物由来のアジュバントが有する効果を増加することができる。そういうわけで、異なる農薬濃縮物のタンク混合は、例えば、農作物、芝生などの所望の植物などの、目的としていない植物に対しての光毒性が増加するなどの性能問題を導き得る。
【0005】
さらに、タンク混合は相溶性の問題も導き得る。例えば、低い濃度においても、二つ又はそれ以上の水溶性の、電解質農薬のタンク混合は、相溶性の問題をもたらす。
【0006】
濃縮された電解質農薬の混合物が調製されたるとき、製剤相溶性はさらに悪影響を受ける可能性がある。例えば、商工業的販売のために二つまたはそれ以上の電解質農薬の濃縮混合物の調製を試みる際に、相分離、固形沈殿物の形成、又は他の製剤不具合を引き起こし得る。同様に、場合によっては、適用のために二つ又はそれ以上の電解質農薬を含む濃縮タンク混合物の調製することを試みる際に、相分離、固形沈殿物の形成、又は他の混合問題が起こり得る。加えて、タンク混合は、農作物の光毒性、及び/又は農薬の拮抗作用、又は低下した有効性をもたらす。さらに、ある商工業的な混合物は、最初は調合するかもしれないが、しかしこれらは保管や輸送に好適でない。
【0007】
本発明の様々な実施形態は、様々なこれらの組み合わせ、及び追加の問題に関する。
【発明の概要】
【0008】
概要
出願人らは、驚くべきことに、少なくとも2つの電解質農薬及び、少なくとも1つのアルキルポリグリコシド(「APG」)を含む相溶化した製剤が、これまでに可能であったよりも、著しく高い濃度で調製され得ることを発見した。本発明の製剤は、それゆえ、他の適用濃度を作るために希釈されるよう構成されたプレミックス又は製剤として有用である。本発明の製剤は、濃縮プレミックスとして非常に有用である。プレミックスは、活性成分の非相溶化又は拮抗作用の最小限のリスクとともに、容易に調合でき、保管、輸送、及び適用への改良を提供する。本発明の製剤はまた、保管及び輸送系の構成要素として非常に有用である。いくらか同様に、本発明のプレミックス製剤から形成した希釈された適用濃度は、相分離、沈殿又は拮抗作用の最小限のリスクとともに、容易に調製される。タンク混合物に比べた農作物安全性におけるさらなる改良が示され、同時に、害虫、例えば雑草の制御は維持される。
【0009】
要約のために、ある実施形態では、本方法は、水溶液中の電解質農薬混合物(EPM)の相溶化濃度を上昇させるための方法を含む。EPMは、少なくとも第一の電解質農薬、及び第二の電解質農薬を含む。ある実施形態では、本方法は、約30〜約300 g/Lの少なくとも1つのアルキルポリグリコシド(APG) の添加を含む。一般的に、本発明の方法は、EPM濃度が少なくとも約85 g a.e./Lまで上昇することが許容される。さらに一般的には、EPM濃度は約100 g a.e./L〜約600 g a.e./L又はそれ以上に上昇し得る。本明細書を通して、他に記載のない限り、EPMの量は酸相当(a.e.)塩基で与えられる。濃度は重量/容積%、通常g a.e./L又はg/Lで与えられる。
【0010】
ある実施形態では、本発明は、水溶液中のEPMの相溶化濃度を形成する方法が含まれる。ある実施形態では、方法は、大量の水に、約30〜約300 g/Lの少なくとも1つのAPG; 約75〜約500 g a.e./Lの第一の電解質農薬; 及び約10〜約400 g a.e./Lの第二の電解質農薬を添加することを含む。
【0011】
ある実施形態では、本発明は相溶化した水性農薬製剤を含む。ある実施形態では、製剤は約30〜約300 g/Lの少なくとも1つのAPG、及び 約85〜約600 g a.e./Lの、少なくとも第一の電解質農薬及び第二の電解質農薬を含む電解質農薬混合物(EPM)、を含む。
【0012】
ある実施形態では、本発明は、対照混合物と比べて、それらの相溶化濃度の上昇に基づいて明白な相溶化製剤を含む。ある実施形態では、相溶化した製剤は、約30〜約300 g/Lの少なくとも1つのAPG、及び約85〜約600 g a.e./Lの特定の割合のEPMを含む。特定の割合での製剤のEPM濃度は、本発明の製剤中のAPGが対照混合物中の同等量の水に置き替えられることを除いて、EPM及び全ての他の製剤成分から成る同様に調合した対照混合物の最大相溶化濃度よりも高い。典型的な実施形態では、本発明のEPM濃度は、対照混合物の最大相溶化濃度より少なくとも5%高い。対照混合物の最大相溶化濃度の決定するための試験は、下記の詳細な説明にて示される。
【0013】
ある実施形態では、本発明は保管及び輸送系を含む。ある実施形態では、その系は約0.1 L〜約200 Lの最大容量を有する容器を含む。本発明による相溶化した農薬製剤は実質的に容器を充たす。
【0014】
ある実施形態では、本発明は、農作物地域での少なくとも1つの害虫を抑制する方法を含む。ある実施形態では、本方法は、農作物地域に、本発明の相溶化製剤を適用することを含む。
【0015】
上記の要約は本発明の特定の実施形態の要約することを意図とした。さらなる実施形態を含む本発明の製剤、系、及び方法は、有効性を説明する実施例とともに、図及び下記の詳細な説明で、より詳細に説明される。しかしながら、詳細な説明は、本発明を制限することを意図とせず、その範囲は添付の請求項によって適切に定義されなければならないことは明らかである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
詳細な説明
本発明者らは、驚くべきことに、アルキルポリグリコシドの、少なくとも2つの電解質農薬を含む製剤への添加は、相溶化製剤濃度の著しい上昇を可能にすることを発見した。そういうわけで、本発明の製剤は、他の適用濃度をつくるために希釈されるプレミックスとして、非常に有用である。本発明の方法はまた、相溶化した農薬製剤を調製するのに非常に有用である。
【0017】
本明細書で用いられる「酸当量」又は「a.e.」は、誘導体(例えば、塩、及び、エステル、又はアミン)として形成される農薬活性成分からの、親酸の理論的な収率を意味する。
【0018】
本明細書で用いられる「APG」は、少なくとも1つのアルキルポリグリコシドをいう。
【0019】
本明細書で用いられる「EPM」は、電解質農薬混合物をいう。
【0020】
本明細書で用いられる「相溶化した」は、一定の条件化で相分離を示さない組成を意味する。例えば、25℃で一週間保管した際に、相分離を示さない組成。好ましくは、組成物は、25℃で一週間保管した際に相分離を示さず、かつ、−5℃で24時間保管した際にも活性除草成分の結晶を形成しない。本明細書で記載される曇点(Cloud Point)はまた、高温保管安定性を説明するために用いられる。
【0021】
本明細書で用いられる「電解質の」は、電気的な導電媒質としてふるまう遊離イオンを含む水溶液を作る能力があることを意味する。
【0022】
本明細書で用いられる「水溶性」は、所望の濃度において、水溶性農薬電解質が本発明の組成の水相に完全に溶解させるのに十分な、20℃の脱イオン化した水中での溶解性を有することを意味する。本発明で有用な好ましい水溶性活性成分は、脱イオン化した20℃の水に、少なくとも約10,000 mg/l、より好ましくは少なくとも約100,000 mg/l の溶解度を有する。活性成分化合物が本明細書で水溶性であるとして言及される場合には、その化合物それ自体は水溶性でないと知られているが、その言及は化合物の水溶性誘導体、より特別には水溶性塩にあてはまる、と理解される。
【0023】
ある実施形態では、本発明は、水溶液中の電解質農薬混合物(EPM)の相溶化濃度の上昇させるための方法を含む。EPMは通常、少なくとも第一の電解質農薬、及び第二の電解質農薬を含み、ある実施形態では、例えば、第三の、第四の、第五の、第六の、さらなる電解質農薬を含んでよい。
【0024】
本方法は、EPMの相溶化濃度の上昇させるために十分な量の、少なくとも1つのAPGを添加することを含む。相溶化濃度の上昇させるために有用な、典型的なAPGの量は、約30〜約300 g/Lである。より典型的には、APGは約4%〜約20%で加えられる。
【0025】
典型的な実施形態では、EPM濃度は、APGを含まない対照混合物のEPM濃度を上回り、少なくとも約10 g a.e./Lまで、好ましくは少なくとも約50 g a.e./Lまで上昇する。多くの実施形態では、EPM濃度の上昇は大変大きく、例えば、ある実施形態では、EPM濃度は、少なくとも対照混合物のEPM濃度の2倍である。
【0026】
EPM中の電解質農薬は、電解質除草剤、電解質殺菌剤、及び電解質殺虫剤を含む。通常、EPM中の農薬は、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミノピラリド、アミトロール、アスラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニルカリウム、クロランベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4-D、2,4-DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾコート、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フラムプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパナート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシナート、グリホサート、イマザメタ、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、及びイマゼタピルなどのイミダゾリノン、イオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、フェノキシ系除草剤、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6-TBA、トリクロピル、及び式
【0027】
【化1】

【0028】
の化合物の水溶性塩から選択される農薬を含む。
【0029】
本明細書で用いられるフェノキシ系除草剤は、フェノキシ除草剤又はそれと類似するものと特徴付けられる作用及び/又は広葉樹種に関して選択的性の一形式を有する塩形態除草剤であり、フェノキシ除草剤を含む。フェノキシ除草剤は、4-CPA;2,4-D;3,4-DA;MCPA及び2,4,5-Tなどのフェノキシ酢酸類、クロプロップ;4-CPP;ジクロロプロップ、3,4-DP;フェノプロップ、及びメコプロップなどのフェノキシプロピオン酸類、及び4-CPB;2,4-DB;3,4-DB;MCPB及び2,4,5-TBなどのフェノキシブタン酸類並びにそれらのエナンチオマー(例えば、ジクロルプロップ-P及びメコプロップ-P)及びラセミ体を制限なく含む塩形態除草剤である。
【0030】
厳密な意味ではフェノキシ除草剤ではないが、上記の「フェノキシ系」除草剤の定義内に入る塩形態除草剤は、クロランベン;ジカンバ;2,3,6-TBA及びトリカンバなどの安息香酸類、アミノピラリド;クロピラリド及びピクロラムなどのピコリン酸類、及びトリクロピル;などのピリジニルオキシ酢酸類並びにそれらのエナンチオマー及びラセミ体を制限なく含む。
【0031】
カリウム、ナトリウム、アンモニウム、及び有機アンモニウム(より具体的には低分子量有機アンモニウム)塩を含む、任意の農業的に許容できる塩の形のフェノキシ系除草剤は、は本発明で用いられ得る。低分子量有機アンモニウム塩は、メチルアンモニウム、ジメチルアンモニウム、ジグリコールアンモニウム、プロピルアンモニウム(n-プロピルアンモニウム及びイソプロピルアンモニウム)、モノ-、ジ-及びトリエタノールアンモニウム塩、を制限なく含む。
【0032】
典型的な電解質は、カリウム、トリメチルスルホニウム、イソプロピルアミン、ナトリウム、アンモニウム、ジアンモニウム、ジメチルアミン及びトリエタノールアミン塩、これらの塩の二つ又はそれ以上の混合物を含む、水溶性塩の形態で通常用いられるグリホサート(N-ホスホノメチルグリシン)、水溶性ナトリウム塩の形態で通常用いられるホメサフェン、水溶性アンモニウム塩の形態で通常用いられるグルホシナート、ジグリコールアミン、ジメチルアンモニウム(dimethlyammonium)、イソプロピルアミン、カリウム又はナトリウム塩の形態で通常用いられるジカンバ、及びナトリウム塩の形態で通常用いられるベンタゾン、を含む。
【0033】
必要に応じ、農薬は、アルカリ、若しくはアルカリ土類金属、又は水溶性アミンなどの好適な塩基と反応させることによって、水溶性塩に変換され得る。農薬活性成分の塩は、製造することが比較的容易であり、一般的に好適な活性酸と選択された塩基とを混合することのみが求められる。典型的な塩形態は、カリウム、トリメチルスルホニウム、イソプロピルアミン、ナトリウム、ジメチルアミン、トリエタノールアミン、ジアンモニウム及びアンモニウムを含む。典型的な塩は、例えば、グリホサート-ジアンモニウム、グリホサート-カリウム、グリホサート-イソプロピルアミン、グルホシナート-アンモニウム、ジカンバ-ジグリコールアミン、ジカンバ-ナトリウム、ジカンバ-カリウム、ジカンバ-ジメチルアンモニウム、ベンタゾン-ナトリウム及び、ホメサフェン-ナトリウムが含まれる。
【0034】
アルキルポリグリコシド(APG)は式(I):
【0035】
【化2】

【0036】
を有する。
【0037】
R1は、約4〜約30の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖アルキル基又はアルケニル基である。R1は一般的には直鎖又は分枝鎖C4-22アルキル基又はアルケニル基であり、より一般的には、C8-11アルキル基である。R2は約2〜約4の炭素原子を有するアルキレンである。R2は通常、エチレン又はプロピレンであり、より好ましくはエチレンである。bは0〜約100である。bは好ましくは0〜約12、より好ましくは0である。Zは約5〜約6の炭素原子を有する糖残基である。Zは、グルコース、マンノース、フルクトース、ガラクトース(galasctose)、タロース、グロース、アルトロース、アロース、アピオース、ガロース、イドース、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、又はそれらの混合である。Zは典型的にはグルコースである。「a」は1〜約6の整数であり、好ましくは1〜約3、より好ましくは1〜約2である。
【0038】
典型的な式(I)の化合物は、式(II) :
【0039】
【化3】

【0040】
の化合物であって、nは重合度であり、1〜3であり好ましくは約1〜約2であり、R5は、4〜18の炭素原子を有する分枝鎖又は直鎖のアルキル基、又は4〜18の炭素原子を有するアルキル基の混合である。より典型的には、アルキルポリグリコシドは、8〜10の炭素原子を含むアルキル基を含み、1.7の平均の重合度を有し;9〜11つの炭素原子を含むアルキル基を含み、重合度の平均は1.3〜1.6の平均の重合度を有し;又はそれらの混合物である。APGはまた、上記のような、実施形態を含み、それは陰イオン的又は陽イオン的修飾されている。
【0041】
典型的なアルキルポリグリコシドは、APG(登録商標)325(Cognis Corporation, Cincinnati, OH) (アルキル基が9〜11つの炭素原子を含み、1.6の平均重合を有するアルキルアルキルポリグリコシド)、PLANTAREN(登録商標)2000(Cognis Corporation, Cincinnati, OH) (アルキル基が8〜16の炭素原子を含み、1.4の平均重合を有するアルキルアルキルポリグリコシド)、PLANTAREN(登録商標) 1300 (Cognis Corporation, Cincinnati, OH) (アルキル基が12〜16の炭素原子を含み、1.6の平均重合を有するアルキルアルキルポリグリコシド)、AGNIQUE(登録商標) PG 8107 (Cognis Corporation, Cincinnati, OH) (アルキル基が8〜10の炭素原子を含み、1.7の平均重合を有するアルキルアルキルポリグリコシド)、AGNIQUE(登録商標) PG 9116 (Cognis Corporation, Cincinnati, OH) (アルキル基が9〜11の炭素原子を含み、1.6の平均重合を有するアルキルアルキルポリグリコシド)、及びAGNIQUE(登録商標) PG 8105 (Cognis Corporation, Cincinnati, OH) (アルキル基が8〜10の炭素原子を含み、1.5の平均重合を有するアルキルアルキルポリグリコシド)を含む。
【0042】
本方法は、重量/体積%で、約1%〜約5%のヒドロトロープ(hydrotrope)を添加することをさらに含む。典型的なヒドロトロープは、キシレンスルホン酸塩、クメンスルホン酸塩、又はトルエンスルホン酸塩が含む。さらに典型的には、ヒドロトープはキシレンスルホン酸ナトリウム(SXS)である。ある実施形態では、ヒドロトロープはローディングをさらに増加させることが望ましい。さらに、ヒドロトロープはまた、改良された操作、希釈、及び適用のための粘度を低下させることが望ましい。
【0043】
製剤は、アジュバント、界面活性剤、溶媒、沈降防止剤、凍結防止剤、消泡剤、防腐剤、及び金属イオン封鎖剤などの他の成分を含むだろう。
【0044】
好適な界面活性剤は、当業者に知られている、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルナフタレンスルホン酸、アルコールスルホン酸、エーテルスルホン酸、アルキルスルホコハク酸、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物、リグノスルホン酸、ポリカルボン酸、オルフェンスルホン酸、リン酸エトキシレート、トリスチリルフェノールリン酸及び硫酸、及びタウラートなどの陰イオン界面活性剤;アルキルフェノールエトキシレート、トリスチリルフェノールエトキシレート、アルコールエトキシレート、アルキルエステルエトキシレート、脂肪酸エトキシレート、ソルビタンエステル及びエトキシレート、キャスターオイルエトキシレート、アミンエトキシレート、高分子界面活性剤、例えば、ブロック共重合体、及び櫛形/グラフト共重合体、オルガノシリコン、及びアセチレンジオール(cetylenic diol)などの非イオン性界面活性剤;第4級アンモニウム化合物、アミン塩、アミンオキシド、及びアミンエトキシレートなどの陽イオン界面活性剤;並びに両性界面活性剤、を含む。ある実施形態では、APGの存在は、APGの量を水と置き換えたことを除いて同様に調合した組成物と比べて、相溶化濃度組成物に含まれる界面活性剤の量の増加を許容する。
【0045】
本発明の他の実施形態では、水溶液中のEPMの相溶化した濃度を形成する方法を含む。ある実施形態では、本方法は、大量の水に、約30〜約300 g/Lの少なくとも1つのAPG;約75〜約500 g a.e/Lの第一の電解質農薬;及び約10〜約400 g a.e/Lの第二の電解質農薬;を添加することを含む。より典型的には、第一の電解質農薬は、約100、125、150、175、200、225、250、275、及び300 g a.e./L〜約500 g a.e./Lから選択された量で加えられる。第二の電解質農薬は、典型的には、約10、25、50、75、100、125、及び150 g a.e./L〜約400 g a.e./Lから選択された量で加えられる。より典型的には、第一の電解質農薬は約125〜約400 g a.e./L加えられ、第二の電解質農薬は約25〜約400 g a.e./L加えられる。
【0046】
様々な製剤の実施形態及び製剤をつくる方法に関しては、EPM及びAPGは上に記述されたとおりである。
【0047】
本発明のさらなる実施形態は相溶化した水性農薬製剤を含む。ある実施形態では、当該製剤は、約30〜約300 g/L製剤の少なくとも1つのAPG、並びに少なくとも第一の電解質農薬及び第二の電解質農薬を含む、約80〜約600 g a.e./LのEPM、を含む。典型的な実施形態では、EPMは、約125〜約500 g a.e./L、約150〜約500 g a.e./L、約175〜約500 g a.e./L、約200〜約500 g a.e./L、及び約250〜約500 g a.e./Lで存在する。
【0048】
ある実施形態では、本発明の製剤は、当該分野において、それらが提供するその改良によって容易に説明される。例えば、ある実施形態では、本発明は、約50〜約300 g/Lの少なくとも1つのアルキルポリグリコシド、及び約50〜約500 g a.e./Lの一定の割合のEPMを含む、相溶化した水性農薬製剤を含む。一般的なEPMの割合は、例えば、9:1、6:1、3:1、2:1、1:1、1:2、1:3、1:6及び9:1を含む。
【0049】
ある実施形態では、第一の電解質農薬は、グリホサート又はグルホシナートの塩を含む。他の実施形態では、第一の電解質農薬は、グリホサート又はグルホシナートの塩を含み、第二の電解質農薬は、2,4-D;ジカンバ、及びホメサフェンの塩、からなる群から選択された少なくとも一つを含む。ある実施形態では、第一の電解質農薬は、グリホサートの塩、好ましくはジアンモニウム、イソプロピルアミン、又はグリホサートのカリウム塩を含み;第二の電解質農薬は、イソプロピルアミン又はジカンバのジグリコールアミン塩、及びホメサフェンのナトリウム塩、から選択された少なくとも一つを含む。
【0050】
ある実施形態では、一定の割合のEPM濃度は、EPM及び水から成る対照混合物の最大相溶化濃度よりも高い。対照混合物のEPMは、本発明のEPM製剤と同じ農薬の割合を有する。本発明の相溶化製剤は、その対照混合物よりも、非常に高くなるだろう。例えば、本発明は、本発明の製剤中のAPGが対照混合物中の同等量の水に置き替えられることを除いて、EPM及び全ての他の製剤成分から成る同様に調合した対照混合物の最大相溶化濃度と比較して、少なくとも10 g a.e./L;少なくとも20 g a.e./L;少なくとも30 g a.e./L;少なくとも40 g a.e./L;少なくとも50 g a.e./L;少なくとも60 g a.e./L;少なくとも70 g a.e./L;少なくとも80 g a.e./L;少なくとも90 g a.e./L;少なくとも100 g a.e./L;少なくとも110 g a.e./L;少なくとも120 g a.e./L;少なくとも130 g a.e./L;少なくとも140 g a.e./L;少なくとも150 g a.e./L;少なくとも160 g a.e./L;少なくとも170 g a.e./L;少なくとも180 g a.e./L;少なくとも190 g a.e./L;及び少なくとも 200 g a.e./Lの改良のEPM濃度を含む。典型的には、本発明のEPM濃度は、対照混合物の最大相溶化濃度より、少なくとも10 g a.e./L、好ましくは少なくとも50 g a.e./Lより高く、ある実施形態では、本発明のEPM濃度は、対照混合物の最大相溶化濃度より、少なくとも100 g a.e./Lより高い。
【0051】
下記の試験は、EPM及び、水から成る、対照混合物の最大相溶化濃度を決定する1つの方法である。
【0052】
試験
一定の割合のEPMの任意の試験量は、周囲温度で連続的に撹拌しながら約0.5 Lの水に加えられる。溶液は、試験溶液をつくるために、1Lにされ、さらに30分撹拌される。
【0053】
当業者は、任意の試験量の選択は、本発明の製剤の濃度に基づくと認識するだろう。例えば、相溶化した本発明の製剤が、3:1の割合(300 g/L 農薬A + 100 g/L 農薬B)で、400 g a.e./LのEPM濃度を有する場合、任意の試験量は以下:(1) 150 g農薬A + 50 g農薬B;(2) 180 g農薬A + 60 g農薬B;又は(3) 210 g 農薬A + 70 g 農薬B、を含む。
【0054】
試験溶液は蓋をされ、周囲温度で1週間保管され、その後−5℃に24時間(試験期間)に移される。任意の相分離又は結晶化が、試験期間中に観察された場合、試験溶液は非相溶性と考えられる。相分離又は結晶化が、試験期間中に観察されなかった場合、試験溶液は相溶性と考えられる。
【0055】
最初の試験溶液が、相溶性とみなされた場合、EPM濃度を上げた新しい試験溶液がつくられ、上記のように相溶性が評価される。最初の試験溶液が、非相溶とみなされた場合、EPM濃度を下げた新しい試験溶液がつくられ、上記のように相溶性を評価される。言うまでもなく、これらの試験は連続して、又は同時に行われる。
【0056】
新しい試験溶液は、対照混合物の最大相溶化濃度±5 g/lが決定されるまで、調製される。例として、試験溶液番号1が、濃度160 g a.e./L EPM (120 g/L農薬A + 40 g/L農薬B)において相溶性とみなされた場合、試験溶液番号2は、濃度164 g a.e./L EPM (123 g/L農薬A + 41 g/L農薬B)において非相溶性とみなされ、その結果、対照混合物の最大相溶化濃度が160 g a.e./L.である。
【0057】
水溶液濃縮物のために、高温保管安定性は、約50℃またはそれ以上の曇点により、しばしば示される。組成物の曇点は、通常、撹拌しながら、組成物を25℃から加熱することによって決定され、一方で、その温度は連続的に観察され、曇りが見つけられたときの温度が記録さる。溶液が透明なときに読まれる温度が曇点の指標である。50℃又はそれ以上の曇点は、水性濃縮物の多くの商業的目的のために好ましい。理想的には、曇点は、60℃、又はそれ以上であるべきであり、組成物は、結晶成長なしで約7日間まで、約−10℃もの低い温度に耐えるだろう。
【0058】
ある実施形態では、本発明は、保管及び輸送系を含む。典型的な保管及び輸送系は、最大容量約0.1 L〜約200 Lの範囲の容器、及び容器の中に含まれる相溶化水性農薬製剤を含む。典型的には、製剤は濃縮される。容器は、アメリカ合衆国で広く用いられている標準の2.5ガロン(9.46 L)の容器を含み、それは典型的には、取り外しできるスクリューキャップが付いた、ジョッキ又はフラスコの形をしている。これらの容器は、一般的に一回使用として設計されており、通常空になったら供給者に戻ることはなく、代わりに、最終需要者によって、地域の農薬容器廃棄のガイドライン、手続き、規制又は法律に従って処分されている。一般的に、それらの小さい容器の多数は、単一の箱の中に包装されており、そのような箱の多数はパレットに乗せて輸送される。輸送の間、小さい容器(通常はパレット上の箱の中)は、道、線路及び水による輸送のために適応した、有蓋車、トラック、船倉、又は飛行機、又はモジューラーボックスコンテナ(modular box container)などによって提供される、囲まれた容積に配置される。より大きい一回使用の容器は、最大容量は約200 Lまでに及び、例えば約50 L〜約200 L、通常はドラムの形状であり、上述のように、パレットにつき一つ、若しくはそれ以上、又はパレットに乗せずに、囲まれた容積の中で輸送される。
【0059】
本発明の製剤はまた、バルク(bulk)又はミニバルク(minibulk)タンクとして時に知られている大きい詰め替え可能な容器に分配され、それは通常インテグラルポンプ又は液体の移送を許容するための外部ポンプのためのコネクターを有する。最大容量約200〜約2000 L又はそれ以上を有するバルク又はミニバルクタンクは、空になると通常供給者に戻され、一般的にパレット上で輸送される。
【0060】
本発明による相溶化農薬製剤は、実質的に容器をみたす。
【0061】
商業的に入手可能な農薬濃縮物は、慎重に測定された、及び/又は特定の活性成分に特有のアジュバント系をしばしば含む。タンク混合は、タンクに存在しているアジュバントの量を増加することができ、及び/又は他の生成物の活性成分のその活性に与える1つの生成物由来のアジュバントが有する効果を増加することができる。そういうわけで、異なる農薬濃縮物のタンク混合は、例えば、農作物、芝生などの所望の植物などの、目的としていない植物に対しての光毒性が増加するなどの性能問題を導き得る。その他の実施形態では、本発明は、好ましくは害虫又は雑草制御の同様のレベルを維持しつつ、個々の活性成分の製剤、例えば商業的に入手可能な製剤のタンク混合物と比べて、農作物安全性を改良するための方法を含む。
【0062】
他の実施形態では、本発明は、農作物地域において、少なくとも1つの害虫を抑止する方法を含む。害虫の例は、虫、菌、及び雑草を含む。より典型的には、害虫の例は、作物収穫量を減少させる、虫、菌、及び雑草を含む。阻害には、抑制及び/又は阻止及び/又は害虫の適応性への悪影響を含む。
【0063】
有用植物の好ましい農作物は、キャノーラ、大麦、オーツ麦、ライ麦および小麦のようなシリアル、綿、トウモロコシ、大豆、サトウダイコン、サトウキビ、果物、ベリー、ナッツ、野菜、花、木、潅木および芝地を含む。
【0064】
農作物は、交配させる従来の方法によって、又は遺伝子工学によって、除草剤又は除草剤の類(例えば、ALS-、GS-、EPSPS-、PPO-、ACCase、Auxin- 及びHPPD-阻害剤)への耐性を得たそれらの農作物をまた含んでいるとして理解される。交配させる従来の方法によって、イミダゾリノン、例えばイマザモックスへの耐性を得た農作物の例は、Clearfield(登録商標)夏ナタネ(キャノーラ)(BASF)である。遺伝子工学的手法によって除草剤への耐性を得た農作物の例は、商標名RoundupReady(登録商標) (Monsanto) 及びLibertyLink(登録商標) (Bayer CropScience)から、商業的に入手可能な、例えば、グリホサート、及びグルホシナート耐性トウモロコシ種を含む。
【0065】
農作物はまた、遺伝子工学的手法によって、有害な虫に耐性を有するものがあるとして、理解され、例えばBtトウモロコシ (欧州アワノメイガ(European corn borer)耐性)、Bt綿花(綿花ゾウリムシ(cotton boll weevil)耐性)、及びBtジャガイモ(コロラドハムシ(Colorado beetle)耐性)である。Btトウモロコシの例は、Bt 176トウモロコシとNK(登録商標)(Syngenta Seeds)のハイブリッドである。Bt毒は、土壌細菌バチルス・チューリンゲシス(Bacillus thuringiensis)によって天然につくられるたんぱく質である。毒又はそのような毒の合成が可能な遺伝子組み換え植物の例は、欧州特許451 878号明細書、欧州特許374 753号明細書、 国際公開第93/07278号、国際公開第95/34656号、国際公開第03/052073号、及び欧州特許427 529号明細書に記載されている。植物農作物、又はそれらの種子原料は、除草剤耐性及び、同時に虫抵抗性の両方を有する(「積み重なった(stacked)」遺伝子組み換え事象)。例えば、種子は、殺虫剤のCry3たんぱく質を発言する能力を有しながら、同時にグリホサート耐性を有する。
【0066】
農作物はまた、交配させる従来の方法、または遺伝子工学によって得られるそれらを含み、いわゆるつくり出された特性(例えば、改良された保管安定性、より高い栄養価、及び改良された風味)も含むと理解される。
【0067】
他の有用な植物は、例えばゴルフ場、芝生、公園、及び道端などの芝草、又は芝生のために商業的に育てられた芝草、及び観賞植物、例えば花又は低木を含む。
【0068】
農作物地域は、栽培された植物がすでに生長している土地、又はその栽培された植物の種がまかれた土地の地域であり、またそれらの栽培された植物が成長することを意図する土地の地域である。
【0069】
ある実施形態では、本方法は、農作物地域において、本発明の相溶化した製剤の適用することを含む。方法はまた、適用の前に製剤を希釈することを含む。ある実施形態では、本組成物は、農作物に発芽後に適用される。
【0070】
ある実施形態では、本組成物は、グリホサートの少なくとも1つの塩、ホメサフェンの少なくとも1つの塩、及びAPGを含み、グリホサート耐性農作物、好ましくはグリホサート耐性綿、又は大豆に、発芽後に適用される。
【0071】
ある実施形態では、本組成物は、グリホサートの少なくとも1つの塩、ジカンバの少なくとも1つの塩、及びAPGを含み、グリホサート耐性農作物、好ましくはグリホサート耐性コーン、又はグリホサート及びジカンバ、に耐性を有するよう遺伝子組み換え的に改変された農作物、好ましくは大豆、及び綿に、発芽後に適用される。
【0072】
本発明の有用性は下記の実施例でさらに示される。
【実施例】
【0073】
当業者が本発明を首尾よく実行することができるために、下記の実施例は説明のために与えられ、限定のためではない。下記の実施例は、本明細書及び特許請求の範囲の他の箇所でも同様に、明確に示されない限りは温度はセルシウス度であり、圧力は周囲圧力であり、全ての部分は重量%、又は重量/体積%である。
【0074】
表1はジアンモニウムグリホサートのホメサフェンナトリウムとの標準の相溶性の分析結果を例示する。
【0075】
【表1】

【0076】
表1はまた、非相溶性が生じる異なる混合比の濃度範囲を例示する。9:1の割合において、混合物は、約137 g a.e./L〜155 g a.e./Lの間のグリホサート濃度で、非相溶性になる。6:1の割合において、混合物は、約133 g a.e./L〜150 g a.e./Lの間のグリホサート濃度で、非相溶性になる。3:1の割合において、混合物は、約135 g a.e./L〜155 g a.e./Lの間のグリホサート濃度で、非相溶性的になる。1:1の割合において、混合物は、約117 g a.e./L〜140 g a.e./Lの間のグリホサート濃度で、非相溶的になる。
【0077】
表2は、APGを用いることにより達成された、ジアンモニウムグリホサート-ホメサフェンナトリウム相溶性を例示する。
【0078】
【表2】

【0079】
驚くべきことに、それぞれの混合物の割合において、表1つの製剤と比較して、著しく高い相溶化したグリホサート濃度が調合された。
【0080】
表3は、周囲温度、4週間後において、さらに相溶的な製剤を例示する。
【0081】
【表3】

【0082】
表4は、−5℃、4週間後において、さらに相溶的な製剤を例示する。
【0083】
【表4】

【0084】
表5は、アルキルポリグリコシド非存在下の、アンモニウムグルホシナートのホメサフェンとの非相溶性、及び本発明によって達成可能な濃縮された相溶性の一例を例示する。
【0085】
【表5】

【0086】
ジカンバ-IPA、及びグリホサート-IPA塩を含む組成物は、アルキルポリグリコシド(APG)とともに、又はなしで調製される。サンプルNo.4の調製は下に示す。表6の全てのサンプルの調製は、同様の手順に従った。
【0087】
水(18.20 g、水道水)は、撹拌下のベッセルに加えられ、続いてIPA-グリホサート(34.78 g 、46%ae)水溶液、及びIPA-ジカンバ(34.92 g、22.9%ae)水溶液が加えられる。得られた溶液は、均質になるまで撹拌され、続いてプロピレングリコール(PG) (5.71 g)、消泡剤(Agnique DFM 114S、0.114 g)、Agnique PG8107 アルキルポリグリコシド(APG)(6.86 g)、及び最後にToximul TA20 (13.71 g).を加えた。最終溶液は、透明で均質な溶液が得られるまで、撹拌される。
【0088】
このサンプルの曇点は、ホットプレート(Fisher Scientific Isotemp)を用いて、そして、加熱(〜1℃/分)を制御された、水の容器に、サンプルを含むガラス瓶の部分的に水没させることによって測定された。磁気撹拌器は、加熱処理のあいだ、サンプルを撹拌するのに使用し、サンプルに接触しておかれた温度計は、サンプルの温度を測定した。濁ったサンプルの温度は、それから曇点として記録された。通常、温度範囲は、濁りの出現をよく表している。
【0089】
【表6】

【0090】
【表7】

【0091】
これらの例は、活性成分のローディングの合計%が上昇するとともに、APGが商業的に満足できる達成された曇点を許容することを明確に示す。これらの例における相分離は、生成物が25℃にて撹拌せずに24時間以上置かれる時に、二つの個別の液層がはっきりと見える(1つがもう1つの上にある)ことを意味する。
【0092】
本発明のごくわずかの典型的な実施形態はこれまで詳細に記述されているが、当業者は、本発明の新しい技術及び有用性から著しく逸脱することなく、多くの変更は典型的な実施形態において可能であることが容易に理解できる。それゆえ、全てのこのような変更は、下記の請求項に定義される本発明の範囲内に含まれると意図される。
【0093】
多数の特性及び有用性は、構造及び機能の詳細とともに、先の記述により説明される。新しい特徴は、添付の請求項に指摘される。本開示は、しかしながら、例示にすぎず、変更は、本発明の原理のうちに、一般的な請求項が表現される用語の幅広い一般的な意味によって示される全範囲まで、特に形、大きさ、及び部分の配置に関して、詳細に行われるかもしれない。
【0094】
本発明の幅広い範囲で説明する数字上の範囲及び、変数は、概算であるにもかかわらず、特定の例において説明される数字上の値は、可能な限り正確に報告される。任意の数字上の値は、しかしながら、本質的にそれらの個々の測定試験をすることで見つかる標準偏差から得られる必然的な一定の誤差を含む。出願人らは、典型的に、特定の数字又は範囲を修飾するための用語「約」を用いることによるそのような変化を説明する。さらに、本明細書で開示されている全ての範囲は、その中に含まれたありとあらゆる部分的な範囲、及び端点の間の全ての数字を取り囲むと理解されるようになる。例えば、定められた範囲「1 〜10 g/L」は、1g /Lの最小値と10 g/Lの最大値の間 (及び含めて) の、ありとあらゆる部分的な範囲を含むとみなされる;それは、最小値の1 g/L又はそれ以上からはじまる、例えば、1 g/L〜6.1 g/L、及び最大値10 g/L又はそれ以下で終わる、例えば、5.5 g/L〜10 g/Lの全ての部分的な範囲、同様に端点の内で始まって終わるすべての範囲、例えば、2〜9 g/L、3〜8 g/L、3〜9 g/L、4〜7 g/L、並びに最後に、範囲の内に含まれるそれぞれの数字1 g/L、2 g/L、3 g/L、4 g/L、5 g/L、6 g/L、7 g/L、8 g/L、9 g/L、及び10 g/L。
【0095】
さらに言及することには、本明細書で用いられる、単数形「a」、「an」、及び「the」は、明確に及び明白に単数形に限定されない限りは、複数形を含む。
【0096】
さらに、本発明の様々な実施形態の限定は、相互排他的であること意図せず、他に記載されない限り互換性があると考えられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水溶液中の電解質農薬混合物(EPM)の相溶化濃度を増加させるための方法であって、前記EPMは、少なくとも第一の電解質農薬、及び第二の電解質農薬を含み、約30〜約300 g/Lの少なくとも1つのアルキルポリグリコシド(APG)を前記溶液に添加することを含む、方法。
【請求項2】
前記増加が、前記EPM相溶化濃度を約100 g a.e./L〜約600 g a.e./Lに増加させる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記増加が、前記EPM相溶化濃度を約150 g a.e./L〜約500 g a.e./Lに増加させる、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記増加が、前記EPM相溶化濃度を約200 g a.e./L〜約500 g a.e./Lに増加させる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第一の電解質農薬が、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミノピラリド、アミトロール、アスラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニルカリウム、クロランベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4-D、2,4-DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾコート、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フラムプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパナート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシナート、グリホサート、イマザメタ、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、及びイマゼタピルなどのイミダゾリノン、イオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、フェノキシ系除草剤、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6-TBA、トリクロピル、及び式:
【化1】

の化合物の水溶性塩から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第二の電解質農薬が、前記第一の電解質農薬と異なり、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミノピラリド、アミトロール、アスラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニルカリウム、クロランベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4-D、2,4-DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾコート、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フラムプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパナート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシナート、グリホサート、イマザメタ、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、及びイマゼタピルなどのイミダゾリノン、イオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、フェノキシ系除草剤、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6-TBA、トリクロピル、及び式:
【化2】

の化合物の水溶性塩から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記EPMの第一の電解質農薬が、グリホサート及びグルホシナートの水溶性塩から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記EPMの第二の電解質農薬が、2,4-D;ジカンバ及びホメサフェンからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
キシレンスルホン酸塩、クメンスルホン酸塩、及びトルエンスルホン酸塩から選択される少なくとも1つのヒドロトロープを、重量/体積%で約1%〜約15%添加することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
水溶液中の電解質農薬混合物(EPM)の相溶化濃度を形成する方法であって、前記EPMは少なくとも第一の電解質農薬、及び第二の段階質農薬を含み、大量の水に、以下:
約30〜約300 g/Lの少なくとも1つのアルキルポリグリコシド(APG);
約75〜約500 g a.e/Lの第一の電解質農薬;及び
約10〜約400 g a.e/Lの第二の電解質農薬、
を添加することを含む、方法。
【請求項11】
前記第一の電解質農薬が、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミノピラリド、アミトロール、アスラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニルカリウム、クロランベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4-D、2,4-DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾコート、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フラムプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパナート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシナート、グリホサート、イマザメタ、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、及びイマゼタピルなどのイミダゾリノン、イオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、フェノキシ系除草剤、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6-TBA、トリクロピル、及び式:
【化3】

の化合物の水溶性塩から選択される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第二の電解質農薬が、前記第一の電解質農薬と異なり、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミノピラリド、アミトロール、アスラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニルカリウム、クロランベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4-D、2,4-DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾコート、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フラムプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパナート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシナート、グリホサート、イマザメタ、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、及びイマゼタピルなどのイミダゾリノン、イオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、フェノキシ系除草剤、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6-TBA、トリクロピル、及び式:
【化4】

の化合物の水溶性塩から選択される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記EPMの第一の電解質農薬がグリホサート及びグルホシナートの水溶性塩から選択される、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記EPMの第二の電解質農薬が2,4-D;ジカンバ及びホメサフェンからなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
キシレンスルホン酸塩、クメンスルホン酸塩、及びトルエンスルホン酸塩から選択される少なくとも1つのヒドロトロープを、重量/体積%で約1%〜約15%添加することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
相溶化水性農薬製剤であって、以下:
約30〜約300 g/Lの少なくとも1つのアルキルポリグリコシド(APG);並びに
少なくとも第一の電解質農薬及び第二の電解質農薬を含む、約85〜約600 g a.e/Lの電解質農薬混合物(EPM)、
を含む、相溶化水性農薬製剤。
【請求項17】
前記EPMが一定の割合を有し、本発明の製剤濃度が、アルキルポリグリコシドを水と置き換えたEPM対照混合物の最大相溶化濃度よりも高い、請求項16に記載の相溶化製剤。
【請求項18】
本発明の製剤EPM濃度が、対照混合物の最大相溶化濃度よりも、少なくとも10 g a.e./L;少なくとも20 g a.e./L;少なくとも30 g a.e./L;少なくとも40 g a.e./L;少なくとも50 g a.e./L;少なくとも60 g a.e./L;少なくとも70 g a.e./L;少なくとも80 g a.e./L;少なくとも90 g a.e./L;少なくとも100 g a.e./L;少なくとも110 g a.e./L;少なくとも120 g a.e./L;少なくとも130 g a.e./L;少なくとも140 g a.e./L;少なくとも150 g a.e./L;少なくとも160 g a.e./L;少なくとも170 g a.e./L;少なくとも180 g a.e./L;少なくとも190 g a.e./L;及び少なくとも 200 g a.e./L、から選択される量高い、請求項17に記載の相溶化製剤。
【請求項19】
前記第一の電解質濃度が、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミノピラリド、アミトロール、アスラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニルカリウム、クロランベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4-D、2,4-DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾコート、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フラムプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパナート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシナート、グリホサート、イマザメタ、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、及びイマゼタピルなどのイミダゾリノン、イオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、フェノキシ系除草剤、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6-TBA、トリクロピル、及び式:
【化5】

の化合物の水溶性塩から選択される、請求項16に記載の相溶化製剤。
【請求項20】
前記第二の電解質農薬が、前記第一の電解質農薬と異なり、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミノピラリド、アミトロール、アスラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニルカリウム、クロランベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4-D、2,4-DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾコート、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フラムプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパナート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシナート、グリホサート、イマザメタ、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、及びイマゼタピルなどのイミダゾリノン、イオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、フェノキシ系除草剤、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6-TBA、トリクロピル、及び式:
【化6】

の化合物の水溶性塩から選択される、請求項19に記載の相溶化製剤。
【請求項21】
前記EPMの第一の電解質農薬がグリホサート及びグルホシナートの水溶性塩から選択される、請求項19に記載の相溶化製剤。
【請求項22】
前記EPMの第二の電解質農薬が2,4-D;ジカンバ及びホメサフェンからなる群から選択される、請求項21に記載の相溶化製剤。
【請求項23】
キシレンスルホン酸塩、クメンスルホン酸塩、及びトルエンスルホン酸塩から選択される少なくとも1つのヒドロトロープを、重量/体積%で約1%〜約15%添加することをさらに含む、請求項16に記載の相溶化製剤。
【請求項24】
相溶化水性農薬製剤であって、以下:
約30〜約300 g/Lの少なくとも1つのアルキルポリグリコシド(APG);並びに
少なくとも第一の電解質農薬、及び第二の電解質農薬を含む、約85〜約600 g a.e/Lの電解質農薬混合物(EPM)、
を含み、本発明の製剤EPM濃度が、アルキルポリグリコシドを水と置き換えたEPM対照混合物の最大相溶化濃度よりも高い、相溶化水性農薬製剤。
【請求項25】
前記EPM濃度が、対照混合物の最大相溶化濃度よりも、少なくとも10 g a.e./L;少なくとも20 g a.e./L;少なくとも30 g a.e./L;少なくとも40 g a.e./L;少なくとも50 g a.e./L;少なくとも60 g a.e./L;少なくとも70 g a.e./L;少なくとも80 g a.e./L;少なくとも90 g a.e./L;少なくとも100 g a.e./L;少なくとも110 g a.e./L;少なくとも120 g a.e./L;少なくとも130 g a.e./L;少なくとも140 g a.e./L;少なくとも150 g a.e./L;少なくとも160 g a.e./L;少なくとも170 g a.e./L;少なくとも180 g a.e./L;少なくとも190 g a.e./L;及び少なくとも 200 g a.e./L、から選択される量高い、請求項24に記載の相溶化製剤。
【請求項26】
前記第一の電解質濃度がアシフルオルフェン、アクロレイン、アミノピラリド、アミトロール、アスラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニルカリウム、クロランベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4-D、2,4-DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾコート、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フラムプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパナート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシナート、グリホサート、イマザメタ、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、及びイマゼタピルなどのイミダゾリノン、イオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、フェノキシ系除草剤、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6-TBA、トリクロピル、及び式:
【化7】

の化合物の水溶性塩から選択され、前記第二の電解質農薬が、前記第一の電解質農薬と異なり、アシフルオルフェン、アクロレイン、アミノピラリド、アミトロール、アスラム、ベナゾリン、ベンタゾン、ビアラホス、ブロマシル、ブロモキシニルカリウム、クロランベン、クロロ酢酸、クロピラリド、2,4-D、2,4-DB、ダラポン、ジカンバ、ジクロルプロップ、ジフェンゾコート、エンドタール、フェナック、フェノキサプロップ、フラムプロップ、フルミクロラック、フルオログリコフェン、フルプロパナート、ホメサフェン、ホサミン、グルホシナート、グリホサート、イマザメタ、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、及びイマゼタピルなどのイミダゾリノン、イオキシニル、MCPA、MCPB、メコプロップ、メチルアルソン酸、ナプタラム、ノナン酸、フェノキシ系除草剤、ピクロラム、キンクロラック、スルファミン酸、2,3,6-TBA、トリクロピル、及び式:
【化8】

の化合物の水溶性塩から選択される、請求項24に記載の相溶化製剤。
【請求項27】
前記EPMの第一の電解質農薬がグリホサート及びグルホシナートの水溶性塩から選択される、請求項24に記載の相溶化製剤。
【請求項28】
前記EPMの第二の電解質農薬が2,4-D;ジカンバ及びホメサフェンからなる群から選択される、請求項24に記載の相溶化製剤。
【請求項29】
以下:
約0.1 L〜約200 Lの最大容量を有する容器;及び
実質的に容器を充たす請求項16又は請求項24に記載の相溶化農薬製剤、
を含む、保管及び輸送系。
【請求項30】
前記容器の最大容量が約0.1 L〜約20 Lである、請求項29に記載の系。
【請求項31】
農作物地域で少なくとも1つの害虫を抑制する方法であって、前記農作物地域に、請求項16又は請求項24に記載の製剤を適用することを含む、方法。
【請求項32】
適用する前に、前記製剤を希釈することをさらに含む、請求項31に記載の方法。

【公表番号】特表2012−519699(P2012−519699A)
【公表日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−553106(P2011−553106)
【出願日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際出願番号】PCT/US2010/026202
【国際公開番号】WO2010/102102
【国際公開日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(500584309)シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト (352)
【出願人】(500371307)シンジェンタ リミテッド (141)
【Fターム(参考)】