説明

着信音制御システムおよび親子電話装置

【課題】 電話装置の着信音の音量を自動制御するにあたり、ユーザの所在を考慮することが困難であった。
【解決手段】 交換機(10)に接続された電話装置(20)と、該電話装置の回線を利用可能な子機装置(30)とを備える。電話装置は、着信音を出力する音響出力部(22)と、ユーザに携行された無線タグ(40a)を着信時に探索して識別情報を取得する無線通信部(26)と、探索の結果に基づき音響出力部の出力音量を設定する音量制御部(23)と、子機制御部(25)とを有する。子機装置は、子機音響出力部(31)と、無線タグを探索して識別情報を取得する子機無線通信部(33)とを有する。電話装置は、着信時に子機装置に対し無線タグの探索を指示し、音量制御部は、子機装置による探索の結果に基づき子機音響出力部の出力音量を設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電話装置の着信音の音量を自動制御する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電話装置の着信時に鳴動させるベルやメロディのような着信音を、ユーザ操作を介することなく自動的に変化させる手法が提案されている。その一例として、後述の特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の手法は、電話装置の周囲に存在する背景雑音を収集してその周波数を分析し、分析した周波数について、着信音を構成する周波数成分へのマスキング寄与度を算出し、算出結果に基づく補償値を着信音の周波数成分に加算するというものである。この手法によれば、背景雑音が着信音にもたらす影響を抑え、聞き取りやすい着信音を鳴動させることができる。
【特許文献1】特開2002−051108号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、着信音の音量をユーザ操作により設定する一般的な電話装置の場合、電話装置から離れた場所からも着信音を聞き取れるように、着信音には比較的大きな音量が設定されるが、時として、ユーザが電話装置の至近距離にいる際に着信があると、その着信音は、ユーザにとって耳障りなほど大きな音量に感じられることがある。
【0004】
そこで、ユーザに快適な着信音を提供すべく、上述の特許文献1に記載の手法により音量の自動制御を行うことが考えられるが、上記手法は、周囲の音環境に基づく自動制御であるから、たとえユーザが電話装置の至近距離に存在しても、会話や作業を行う等により何らかの背景雑音を発していない限り、適正な音量に調整されないおそれがある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザの所在を考慮して電話装置の着信音の音量を自動制御する手法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る着信音制御システムは、交換機に接続された電話装置と、該電話装置のユーザに携行され且つ該ユーザの識別情報を有する無線タグとを備え、前記電話装置は、着信音を出力する音響出力部と、着信時に無線通信により前記無線タグを探索し探知した前記無線タグから識別情報を取得する無線通信部と、該無線通信部による前記探索の結果に基づき前記音響出力部の出力音量を設定する音量制御部とを有する。
【0007】
本発明に係る親子電話装置は、交換機に接続された電話装置と、無線通信による前記電話装置との交信により該電話装置の回線を利用可能な子機装置とを備え、前記電話装置は、着信音を出力する音響出力部と、ユーザに携行され且つ該ユーザの識別情報を有する無線タグを着信時に無線通信により探索し探知した前記無線タグから識別情報を取得する無線通信部と、該無線通信部による前記探索の結果に基づき前記音響出力部の出力音量を設定する音量制御部と、前記子機装置の動作を制御する子機制御部とを有し、前記子機装置は、着信音を出力する子機音響出力部と、無線通信により前記無線タグを探索し探知した前記無線タグから識別情報を取得する子機無線通信部とを有し、前記電話装置の子機制御部は、着信時に前記子機装置に対し前記探索を指示し、前記音量制御部は、前記子機装置による前記探索の結果に基づき前記子機音響出力部の出力音量を設定する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザが携行する無線タグを着信時に探索し、その探索結果に基づき着信音量を設定することから、着信時の電話装置に対するユーザの所在に応じて着信音量を調整することができる。これにより、ユーザが電話装置の周辺にいても、あるいは離れた場所にいても、そのユーザにとって適した音量にて着信音を鳴動させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態のシステム101は、電話局の交換機10に収容された回線を利用する親子電話装置である親機20及び子機30と、ユーザが携行する携帯電話機のような携帯情報端末40に装着された無線タグであるRFID(Radio Frequency Identification)タグ40aとを備える。
【0010】
親機20は、通話機能及びファクシミリ機能を有する電話装置であり、図1に示すように、交換機10から呼出信号を受けることにより着信を検知するNCU(Network Control Unit)21と、着信音を出力する本発明の音響出力部を担う親機着信音生成部22と、着信時における親機着信音生成部22の出力音量を設定する本発明の音量制御部を担う電話制御部23と、携帯情報端末40のRFIDタグ40aの識別情報を保持するRFID情報管理部24と、RFIDタグ40aとの無線通信が可能な親機RFIDリーダ26と、無線通信により子機30を制御する子機制御部25と、ファクシミリ機能を果たすFAX処理部27とを有する。RFID情報管理部24及び親機RFIDリーダ26は、本発明の無線通信部を担う構成要素である。
【0011】
本実施形態の電話制御部23は、親機着信音生成部22に設定すべき出力音量として、2段階の音量設定が可能であり、比較的離れた場所からも聞き取り可能な音量と、これよりも小さな音量とを、後述の手順により親機20及び子機30に対し選択的に設定する。
【0012】
子機30は、図1に示すように、親機20との無線通信により子機制御部25から受ける指示に基づき子機30を動作させる子機電話制御部32と、着信音を出力する本発明の子機音響出力部を担う子機着信音生成部31と、RFIDタグ40aとの無線通信が可能な子機RFIDリーダ33とを有する。子機RFIDリーダ33は、本発明の子機無線通信部を担う構成要素である。
【0013】
携帯情報端末40に装着されたRFIDタグ40aには、携帯情報端末40を携行するユーザの識別情報が予め設定されており、所定周波数での親機RFIDリーダ26又は子機RFIDリーダ33との無線通信により、親機20又は子機30へ識別情報を通知する。RFIDタグ40aとしては、親機RFIDリーダ26や子機RFIDリーダ33と通信可能な距離が極力長いものを採用することが望ましく、例えば、電池搭載型で周波数帯域が950MHz〜956MHz(UHF帯)あるいは2.45GHz帯のものを用い、リーダとの間で1m〜数m程度の無線通信を行うものが好ましい。また、上記のものより電波の届く距離は短いが、電磁誘導作用の利用により電池の搭載を不要とする13.56MHz帯のものであってもよい。
【0014】
図2に示すシーケンス図に沿ってシステム101の動作手順を説明する。図2の手順は、図3に示す状況下での動作手順であり、すなわち、親機20が部屋Aに置かれる一方で、隣の部屋Bに子機30が置かれており、現時点で、上述の携帯情報端末40を携行するユーザ50が部屋Aに存在するという状況である。なお、親機RFIDリーダ26及び子機RFIDリーダ33は、それぞれが置かれた部屋をほぼカバーする通信エリア60a及び60bで、RFIDタグ40aの電波を捕捉可能であるとする。
【0015】
まず、交換機10から親機20に対してリンガーによる呼出信号が送られると(ステップS1)、親機20のNCU21が着信を検知し、その旨を電話制御部23へ通知する。電話制御部23は、着信の通知を受けたとき、RFID情報管理部24に対し、RFID検出要求、すなわちRFIDタグ40aを探索して識別情報を取得するよう要求する。この要求を受けたRFID情報管理部24が、親機RFIDリーダ26にRFID検出を指示すると、親機RFIDリーダ26により、部屋Aがカバーされる通信エリア60aにRFIDリクエストが発信される(ステップS2)。その結果、親機RFIDリーダ26が、部屋Aにいるユーザ50が持つ携帯情報端末40のRFIDタグ40aから識別情報を取得することに成功すると(ステップS3)、RFID情報管理部24は、その旨を記録する。
【0016】
また、RFID情報管理部24は、子機制御部25に対し、子機30によるRFID検出を要求する。この要求を受けた子機制御部25は、無線通信により、子機30の子機電話制御部32を介して子機RFIDリーダ33にRFID検出を指示する(ステップS4)。指示を受けた子機RFIDリーダ33は、部屋Bをカバーする範囲60bにRFIDリクエストを発信するが(ステップS5)、図3に示すように、部屋BにはRFIDタグ40aを具備する携帯情報端末40を持つユーザ50は存在しないことから、このリクエストにより識別情報を取得することはできない。子機電話制御部32は、識別情報の取得に失敗した旨を親機20の子機制御部25へ通知し(ステップS6)、この通知は、子機制御部25からRFID情報管理部24へ送られる。
【0017】
電話制御部23は、上述の手順によりRFID情報管理部24が得た探索結果に基づき、親機20及び子機30における着信音の音量を設定する(ステップS7)。具体的には、電話制御部23は、識別情報を取得できなかった部屋Bの子機30に対し、上述した2段階の音量のうちの大きい音量を設定し、また、識別情報の取得に成功した部屋Aの親機20に対しては、他方の小さい音量を設定する。そして、自機の親機着信音生成部22及び子機30の子機着信音生成部31に対し、上記の設定内容を指示する(ステップS8)。
【0018】
電話制御部23による上記指示により、ユーザ50が存在しない部屋Bでは、比較的大きな音量にて着信音が鳴動する一方で、ユーザ50がいる部屋Aでは、部屋Bよりも小さな音量にて着信音が鳴動する(ステップS9)。
【0019】
次に、子機30がある部屋Bにユーザ50がいる状況、すなわち、図4に示すような状況におけるシステム101の動作手順を、図5のシーケンス図に沿って説明する。
【0020】
交換機10から親機20に呼出信号が送られることにより(ステップS11)、着信が検知されると、RFID情報管理部24は、親機RFIDリーダ26にRFID検出要求を行う。親機RFIDリーダ26は、RFID検出のために部屋AにRFIDリクエストを発信するが(ステップS12)、この部屋Aには、携帯情報端末40を持つユーザ50が存在しないことから、RFIDタグ40aから識別情報を取得することはできない。
【0021】
また、RFID情報管理部24から子機制御部25を介して子機30にRFID検出要求が行われると(ステップS13)、子機RFIDリーダ33が部屋BにRFIDリクエストを発信する(ステップS14)。子機RFIDリーダ33は、図4に示す部屋Bに存在するユーザ50の携帯情報端末40のRFIDタグ40aから識別情報を取得する(ステップS15)。取得した識別情報は、子機電話制御部32により親機20へ送られ、RFID情報管理部24に通知される(ステップS16)。
【0022】
電話制御部23は、親機RFIDリーダ26及び子機RFIDリーダ33による上述の探索結果から、識別情報を取得できなかった部屋Aの親機20には、2段階の音量のうちの大きい音量を設定し、他方の小さい音量を、識別情報の取得に成功した部屋Bの子機30に設定する(ステップS17)。そして、親機着信音生成部22及び子機着信音生成部31に、それぞれが出力すべき音量を指示する(ステップS18)。これにより、ユーザ50が存在しない部屋Aでは、比較的大きな音量にて着信音が鳴動する一方で、ユーザ50がいる部屋Bでは、部屋Aよりも小さな音量にて着信音が鳴動する(ステップS19)。
【0023】
以上説明した第1の実施形態によれば、着信時に親機20又は子機30の近傍にいるユーザに対し、耳障りとなり難い音量にて着信を報知することができる。また同時に、ユーザが存在しない部屋に置かれた電話装置は、その他のユーザにも聞き取り可能な、より大きな音量にて着信音を鳴動させることができる。よって、ユーザの所在に応じて着信音量を自動的に調整することが可能となる。
【0024】
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態は、RFIDタグ40aのユーザに応じて着信音の音量を制御するという手法である。本実施形態は、図1に示す構成と同様な構成により実施可能であり、複数のユーザについて、その識別情報及び所望の出力音量を親機20のRFID情報管理部24に予め設定しておく。
【0025】
図6に、RFID情報管理部24に設定される情報の一覧を示す。図示の一覧は、「ユーザ名」及び「識別情報」と、そのユーザが着信時に親機20又は子機30の通信エリアに存在するときに鳴動させる着信音についての所望の音量である「出力音量」とが設定されたものである。ここでは、着信音の音量として「大」、「中」及び「小」の3段階の設定が可能であるとする。図示の例では、識別情報が「001」である「ユーザX」と、「003」の「ユーザZ」には最も小さい音量の「小」が設定され、識別情報「002」の「ユーザY」には、中間の音量である「中」が設定されている。音量レベルは、本実施形態のような3段階に限らず、2段階あるいは4段階以上であってもよく、種々の設定が可能である。
【0026】
電話制御部23は、上記第1の実施形態において図2及び図5に沿って説明した手順と同様にして、親機RFIDリーダ26及び子機RFIDリーダ33からRFIDタグ40aの探索結果を得ると、取得に成功した識別情報に対応する音量を図6の一覧から認識し、その音量を出力音量として設定する。例えば、親機RFIDリーダ26により識別情報「001」を取得した場合は、出力音量として「小」を親機着信音生成部22に指示する。これにより、近傍にユーザXが存在する親機20から音量「小」にて着信音が鳴動する。また、例えば、子機RFIDリーダ33により識別情報「002」を取得した場合、出力音量として「中」を子機30に指示し、これにより、近傍にユーザYがいる子機30が、音量「中」にて着信音を鳴動させる。
【0027】
以上説明した第2の実施形態によれば、電話装置の近傍にいるユーザに適した音量にて着信音を鳴動させることができる。よって、着信時に電話装置の近傍にユーザがいる場合の着信音量としては、上記第1の実施形態と同様に比較的小さな音量に切り替えるという設定に限らず、例えば、音を聞き取り難いユーザに対しては、他のユーザの場合よりも大きな音量にて着信音を鳴動させるという設定など、各ユーザの都合に応じた種々の音量設定が可能である。
【0028】
[第3の実施形態]
図7に、本発明の第3の実施形態の構成を示す。本実施形態のシステム102は、図1に示す第1の実施形態の構成に加え、交換機10から受信する音声データを記録する本発明のメッセージ記録部を担う留守電処理部28を備える。留守電処理部28は、発呼元からの伝言メッセージを記録する、いわゆる留守番電話機能を果たすものであり、電話制御部23による後述の手順により起動される。なお、システム102における留守電処理部28以外の構成要素は、図1に示すものと同様であり、本実施形態では各構成要素についての説明を省略する。
【0029】
図8に示すシーケンス図に沿って、本実施形態の動作手順を説明する。以下に説明する手順では、図9に示す状況、すなわち親機20が置かれた部屋Aと、子機30が置かれた部屋Bとを含む通信エリア60a及び60bに、携帯情報端末40を持つユーザ50が存在しない状況を想定する。なお、親機20及び子機30の近傍にユーザが存在する場合は、上述の第1の実施形態あるいは第2の実施形態と同様な手順により動作する。
【0030】
システム102において、交換機10から親機20に着信が入ったとき(ステップS21)、親機RFIDリーダ26が、RFIDリクエストを発信することによりRFIDタグ40aの探索を行うが(ステップS22)、図9に示すように、部屋Aにユーザ50は不在であるので、親機20はRFIDタグ40aの識別情報を取得することはできない。また、子機制御部25を介して子機30にRFID検出要求を出し(ステップS23)、これにより子機RFIDリーダ33がRFIDリクエストを発信するが(ステップS24)、部屋Bにユーザ50は存在しないことから、子機電話制御部32は、識別情報の取得に失敗した旨を親機20へ通知する(ステップS25)。
【0031】
親機20の電話制御部23は、親機RFIDリーダ26及び子機RFIDリーダ33の双方で識別情報の取得に失敗したとの結果を得ると、親機着信音生成部22及び子機着信音生成部31に対し、着信音の出力停止を指示すると共に(ステップS26)、留守電処理部28を起動し、伝言メッセージの記録を指示する(ステップS27)。これにより、親機20及び子機30で着信音が鳴動することなく自動的に伝言メッセージが受け付けられる。
【0032】
以上説明した第3の実施形態によれば、着信音の音量を自動制御することに加え、ユーザが事前に留守番電話の設定を行うことなくユーザ不在時に自動的に伝言メッセージを受け付けることができる。なお、上記の手順のように着信音の鳴動を停止することは、例えば、他の部屋で作業中のユーザが着信音の鳴動により作業を妨げられることを防止できるが、必要に応じて、留守電処理部28の起動前に着信音を鳴動させるよう設定してもよい。
【0033】
[その他の実施形態]
上記説明した各実施形態では、RFIDタグ40aを携帯電話機のような携帯情報端末40に搭載した例を説明したが、ユーザがRFIDタグ40aを携行する態様は、上記の例に限らず、例えば、ユーザが身に付けるキーホルダーやバッジにRFIDタグ40aを貼付する、あるいは、RFIDタグ40aと同様な機能を果たすICカードを携行させる等、個々のユーザに適した態様を採用することができる。
【0034】
上記説明した各実施形態では、親機20及び子機30からなる親子電話装置による手順を説明したが、本発明は、子機装置を有しない単体の電話装置にも適用可能である。また、各実施形態にて説明した親機20は、FAX処理部27を持つものであったが、これを有しないものであっても本発明を有効に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態の動作手順を示すシーケンス図である。
【図3】第1の実施形態を説明するための説明図である。
【図4】第1の実施形態を説明するための説明図である。
【図5】第1の実施形態の動作手順を示すシーケンス図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を説明するための説明図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図8】第3の実施形態の動作手順を示すシーケンス図である。
【図9】第3の実施形態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0036】
101、102 システム
10 交換機
20 親機
30 子機
40 携帯情報端末
40a RFIDタグ
21:NCU、22:親機着信音生成部、23:電話制御部、24:RFID情報管理部、25:子機制御部、26:親機RFIDリーダ、27:FAX処理部、28:留守電処理部
31:子機着信音生成部、32:子機電話制御部、33:子機RFIDリーダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交換機に接続された電話装置と、該電話装置のユーザに携行され且つ該ユーザの識別情報を有する無線タグとを備え、
前記電話装置は、
着信音を出力する音響出力部と、着信時に無線通信により前記無線タグを探索し探知した前記無線タグから識別情報を取得する無線通信部と、該無線通信部による前記探索の結果に基づき前記音響出力部の出力音量を設定する音量制御部とを有することを特徴とする着信音制御システム。
【請求項2】
さらに、無線通信による前記電話装置との交信により該電話装置の回線を利用可能な子機装置を備え、
前記子機装置は、着信音を出力する子機音響出力部と、無線通信により前記無線タグを探索し探知した前記無線タグから識別情報を取得する子機無線通信部とを有し、
前記電話装置は、着信時に前記子機装置に対し前記探索を指示する子機制御部を有し、前記音量制御部が、前記子機装置による前記探索の結果に基づき前記子機音響出力部の出力音量を設定することを特徴とする請求項1記載の着信音制御システム。
【請求項3】
前記音量制御部は、前記電話装置の出力音量として、前記無線通信部が識別情報の取得に失敗したとき第1の音量を設定し、識別情報の取得に成功したとき前記第1の音量より小さな音量である第2の音量を設定することを特徴とする請求項1又は2記載の着信音制御システム。
【請求項4】
前記音量制御部は、前記子機音響出力部の出力音量として、前記子機無線通信部が識別情報の取得に失敗したとき第1の音量を設定し、識別情報の取得に成功したとき前記第1の音量より小さな音量である第2の音量を設定することを特徴とする請求項3記載の着信音制御システム。
【請求項5】
前記音量制御部は、前記無線タグから取得した識別情報に予め関連付けられた音量を前記出力音量として設定することを特徴とする請求項1又は2記載の着信音制御システム。
【請求項6】
前記電話装置は、さらに、交換機から供給される音声データを記録するメッセージ記録部を有し、前記音量制御部は、前記無線通信部および前記子機無線通信部が識別情報の取得に失敗したとき、前記メッセージ記録部を起動することを特徴とする請求項2記載の着信音制御システム。
【請求項7】
前記音量制御部は、前記メッセージ記録部を起動するとき、着信音の出力を停止させることを特徴とする請求項6記載の着信音制御システム。
【請求項8】
前記電話装置は、さらにファクシミリ処理部を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の着信音制御システム。
【請求項9】
前記無線タグは、携帯通信端末に設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の着信音制御システム。
【請求項10】
交換機に接続された電話装置と、無線通信による前記電話装置との交信により該電話装置の回線を利用可能な子機装置とを備え、
前記電話装置は、
着信音を出力する音響出力部と、ユーザに携行され且つ該ユーザの識別情報を有する無線タグを着信時に無線通信により探索し探知した前記無線タグから識別情報を取得する無線通信部と、該無線通信部による前記探索の結果に基づき前記音響出力部の出力音量を設定する音量制御部と、前記子機装置の動作を制御する子機制御部とを有し、
前記子機装置は、
着信音を出力する子機音響出力部と、無線通信により前記無線タグを探索し探知した前記無線タグから識別情報を取得する子機無線通信部とを有し、
前記電話装置の子機制御部は、着信時に前記子機装置に対し前記探索を指示し、前記音量制御部は、前記子機装置による前記探索の結果に基づき前記子機音響出力部の出力音量を設定することを特徴とする親子電話装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−109068(P2006−109068A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−292662(P2004−292662)
【出願日】平成16年10月5日(2004.10.5)
【出願人】(000197366)NECアクセステクニカ株式会社 (1,236)
【Fターム(参考)】