説明

着脱可能なバルブカートリッジを有するウォータージェットガン、調整可能なハンドグリップ及び調整可能な銃床

【課題】(1)ウォータージェットガンのハンドグリップをバレルに、又は(2)ウォータージェットガンの銃床を供給管に、調整可能に連結する調整アセンブリを提供する。
【解決手段】調整アセンブリは、切り欠き部を有するカムピンを備え、カムピンは、(1)グリップ72に連結し、バレル88と近接し、又は(2)銃床に連結し、ノブ76a,76bは、カムピンに回転可能に連結する。ウォータージェットガンのアセンブリは、本体と、バルブカートリッジと、アクセスポートと、アダプタ50を有する。アダプタには、本体に螺合するネジ山がある。アダプタはヘッドにより形成され、ヘッドは本体の上方にある。アダプタは手で締め付け、ウォータージェットガンは、アダプタを更に締め付けることなく操作可能状態となる。操作可能状態において、アダプタは、手工具に頼ることなく、手でヘッドを握る人がアダプタを手で回すことにより本体から着脱可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、銃本体から着脱可能なバルブカートリッジを有するウォータージェットガンに関し、この銃は調整可能なハンドグリップ及び調整可能な銃床も有する。
【背景技術】
【0002】
ウォータージェットガンは公知である。ウォータージェットガンの一種でハンド・ランスとも称されるものは排出管を有する。特許文献1は、排出管を有するウォータージェットガンを開示する。銃は、銃ハウジング又はブロックを有する。バルブカートリッジがブロックのバルブ室内に保持される。ブロック内のバルブカートリッジを修理するためには、モンキーレンチ等の手工具を用いてブロックから排出アダプタを取り外さなければならない。アダプタをブロックに締め付け、銃の操作準備をするために手工具を使うことがある。
【0003】
特許文献2も排出管付き放水銃を開示する。この銃は、調節可能な銃床を有する。銃は、手工具を用いてからハウジングから着脱可能なバルブカートリッジアセンブリを有する。手工具は、バルブカートリッジの六角ヘッドを嵌める。カートリッジをハウジングに締め付け、操作準備をするのに手工具を使ことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第5349982号明細書
【特許文献2】米国特許第5636785号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術である図1A〜1Bには、15,000psi圧ウォータージェットガン用のハンドルアセンブリ10が開示される。このハンドルアセンブリは、排出管12と共に使用するように構成される。図2Bを参照されたい。このアセンブリは、銃ハウジング又は銃ブロックとも称する本体14を有する。本体又はハウジングは、本体14により画定されるバルブ室18内にバルブカートリッジアセンブリ16を保持する。バルブ室18は、アダプタ22により密封されたアクセスポート20を有する。アダプタ22は、アダプタの結合端23でバルブカートリッジ16に連結される。結合端23は、本体14と螺合する。アダプタは、ブロックの外部表面26の上にある六角ヘッド24を有する。ヘッド24は、モンキーレンチ等の手工具に嵌るよう構成される。操作者は、アダプタ22を本体14から緩めることにより、アダプタ22とそれに結合するバルブカートリッジ16を取り外すことができる。操作者22は、手工具を使用してもよい。そして操作者は、手でアダプタ22を引き上げ本体14から外す。カートリッジ16は、アダプタ22と共に取り外される。操作準備ができたときに、手工具を用いて10IN.LB〜15IN.LBの間のトルクでカートリッジ16と共にアダプタ22を本体に締め付ける。
【0006】
従来技術である図2A〜2Bに見られるように、供給管28は、ブロック14を通る給水導管30に導管30の第1の端部31で螺合される。供給管28は、銃床32を支える。銃床32は、カムスタッド34により調整可能に供給管28に連結される。カムスタッド34を手工具により緩められ、締め付けられる。緩めた場合、銃床32は、供給管28の全長に沿って前後に調節してもよい。
【0007】
ニップルとも称されるバレル36は、第2の端部33で給水導管30に螺合される。バレル36は、ハンドグリップ38を支える。ハンドグリップも、カムスタッド40により調整可能にバレル36に連結される。カムスタッド40は手工具により緩められ、締め付けられる。緩めた場合、グリップは、バレルの全長に沿って前後に調節してもよい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一つの態様は、(1)ウォータージェットガンのハンドグリップをバレルに、又は(2)ウォータージェットガンの銃床を供給管に調整可能に連結する調整アセンブリに関する。この調整アセンブリは、切り欠き部を有するカムピンを含む。カムピンは、(1)グリップに連結し、バレルと近接する、又は(2)銃床に連結し、供給管と近接する。ノブが、カムピンに回転可能に連結する。
【0009】
本発明の別の態様は、ウォータージェットガンのアセンブリに関する。このアセンブリは、本体、本体のバルブカートリッジ室内のバルブカートリッジ、バルブカートリッジ室につながるアクセスポート、及びアクセスポートを通って延びるアダプタを有する。アクセスポートを通って延びるアダプタの一部は、本体に螺合するネジ山を有する。ヘッドはアダプタにより形成される。ヘッドは本体の上方にある。このウォータージェットガンは、アダプタを更に締め付けることなく、使用準備が整った操作可能状態となる。アダプタは、手工具に頼ることなく、人が手でヘッドを握りアダプタを手で回して緩めることにより、本体から取り外すことができる。
【0010】
本発明の更なる態様は、ウォータージェットガンのアクセスポートからアダプタを取り外す方法を含んでいる。この方法は、アダプタを更に締め付けることなく、使用準備が整った操作可能状態にあるウォータージェットガンを準備することを含む。アダプタは、本体に螺合される。アダプタのヘッドは、人の手に握られる。アダプタは、手工具に頼ることなく手で回して緩める。アダプタは、アクセスポートから取り外される。
【0011】
更に、本発明は、詳細な説明と添付の図面により以下に更に説明する方法、アセンブリ及び特徴を含む。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1A】図1Aは、従来技術のウォータージェットガンのハンドルアセンブリの断面図である。
【図1B】図1Bは、図1Aに示すアセンブリの背面図である。
【図2A】図2Aは、従来技術のウォータージェットガンの斜視図である。
【図2B】図2Bは、図2Aに示すウォータージェットガンの断面図である。
【図3A】図3Aは、本発明の機能を実現するウォータージェットガンの斜視図である。
【図3B】図3Bは、銃のブロックの一部を切り欠いた図3Aに示す銃の側面図である。
【図4】図4は、図3Aに示す銃のハンドアセンブリの部分断面図である。
【図5A】図5Aは、図3に示すグリップを支持するカムピンの断面図である。
【図5B】図5Bは、図5Aに示すピンの斜視図である。
【図5C】図5Cは、図3Bのウォータージェットガンのバレルに設置されたグリップを支持する調整アセンブリの一部として、図5Aのピンを示す部分断面図である。
【図5D】図5Dは、図5Cに示すアセンブリの別の図である。
【図6A】図6Aは、図3の示す銃床を支持するカムピンの断面図である。
【図6B】図6Bは、図6Aに示すピンの斜視図である。
【図6C】図6Cは、図3Bのウォータージェットガンの供給管に設置された銃床を支える調整アセンブリの一部として、図6Aのピンを示す部分断面図である。
【図6D】図6Dは、図6Cに示すアセンブリの別の図である。
【図7A】図7Aは、図3Bに示す銃のアダプタの斜視図である。
【図7B】図7Bは、図7Aに示すアダプタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図3A〜図4に、本発明を実施するウォータージェットガンを開示する。銃は、図1A〜図2Bに示す従来技術の銃と同様に水を受け入れ、放出する。しかし、銃49は、手工具を使わず操作者又は修理者の手で握って回せる大きさのヘッド52を備えたアダプタ50を有する。銃が組み立てられて操作可能状態にある場合、アダプタ50は、ヘッドを握る操作者の手で締め付けられている。手工具を使わずヘッドを握る手で得られるトルクでブロック54に締め付ける。トルクは、1IN.LB程度に小さくすることができる。銃は、更に締め付けを行うことなく使用準備が整う。意外にも、5IN.LB以下のトルクの手による締めつけでも、アダプタ50はアクセスポート56を強固に密封できることを出願人は発見した。これは、15,000psi〜40,000psiの圧力を発生させるように設計された銃に言えることである。以前は、これらの銃に少なくとも50IN.LBのトルクを付与するために、手工具が必要であると考えられていた。
【0014】
更に詳細には、銃のブロック、ハウジング又は本体54は、本体54により画定されたバルブ室60内にバルブカートリッジ58を支持する。チャンバ60は、アダプタ50により密封されたアクセスポート56を有する。アダプタ50は、アダプタ50の結合端51でバルブカートリッジ58に連結される。結合端51に近接するネジ山62は、アダプタをブロックに螺合する。アダプタ50のヘッド64は、ブロックの外部表面66とアクセスポート56の上方に上がる。アダプタ50は、ヘッド52を手で握り、手でアダプタ50を緩める方向に回してブロック54から取り外す。回転により、ブロック54からアダプタ50が緩められる。そして、連結するカートリッジ58と共にアダプタ50は、手工具に頼ることなく、手でブロックから取り外すことができる。最終操作可能状態で工具を使わず銃から着脱できる、即ち、銃は、アダプタを更に締め付けることなく使用準備が整う。
【0015】
一旦取り外したカートリッジ58は、検査、修理、交換ができる。カートリッジをブロック54に再装着または装着するためには、カートリッジ58を結合端51でアダプタ50に連結する。カートリッジ58及び結合端51は、アクセスポート56を介してバルブ室60に挿入される。そして、操作者は、ヘッドを握るその手で、手工具を使わず手で得られるトルクによりアダプタ50をブロック54に締めつける。トルクは、1IN.LB程度に小さくすることができる。これで銃49は、使用準備の整った操作可能状態となる。
【0016】
アダプタ50のヘッド52は、空間68に境界を設ける外周側壁67を有する。ヘッドは、外周側壁67により境界を設けられた床面69を含む。床面69は、円錐状凹部70を有する。壁は、その外表面にローレットが施される。外周壁の外径は、1.75INである。
アダプタ50は、ヘッド52の下にショルダ150を有する。ショルダ150は、ブロック54と突合せされる。Oリング受け入れ溝151はショルダ150の下でアダプタ50の中に形成される。Oリング受け入れ溝151がOリングに嵌め合せられ、Oリングはブロック54を密封する。
【0017】
本発明を実施する図3A、図3Bのウォータージェットガンは、ハンドグリップ72と銃床74との間の調整方法において従来技術と異なる。操作者は、銃におけるハンドグリップと銃床の位置を調節し、それから手工具を使わずに銃床とハンドグリップを所定の位置に固定することができる。調節を可能とするために、グリップと銃床はそれぞれ調整アセンブリに取り付けられる。各アセンブリは、手で握るように構成されたノブ76a又は76bを含む。またアセンブリは、スタッド又はラグとも称される独自に構成されたカムピン78a又は78bも含んでいる。
【0018】
カムピン78a又は78bは、ノブのネジ山が切られた端部を受けるように一端にネジ山が切られる。カムピンは、その軸長の一部に沿って切り欠きを有する。切り欠き部の表面80a又は80bは、切り欠き部の一端から下向きに傾く傾斜面を形成する。傾斜面の断面形状は、坂として示される。傾斜は徐々に設けられている。傾斜はカムの軸に平行な水平から測って10〜20度の間である。緩やかな傾斜を伴った端部とは反対側の端部にある切り欠き部の表面82a又は82bは弧状をしており、中心角を有する。切り欠き部を形成する他の表面84a又は84bは、カムの軸に平行である。そして、傾斜面80a又は80bと弧面82a又は82bの間に延びる。
【0019】
調整アセンブリに連結したグリップ72は、バレルの全長に沿ってグリップが前後に摺動可能となる第1の方向を有する。グリップは、グリップがバレルと固定連結される第2の方向を有する。図5C及び5Dを参照されたい。ここではバレルに対して摺動可能ではない。第1の方向から第2の方向にグリップの位置を合わせる操作者は、第1の方向に時計回りにノブ76aを回す。第1の方向にノブを回すと、ピンとノブ76a内のネジ山85aによって、ピン78aが軸方向にノブ76aに向かって移動する。ピンの移動に従い、傾斜面80aがノブ76aのより近くに移動する。ピンがノブのより近くに移動するに従い、傾斜面の高い部分がバレル88の軸86のより近くに移動する。傾斜面の高い部分が軸86に向かって移動するに従い、ピン78aは楔を打ち込むように徐々に増大する強い力を働かせる。ピンの傾斜面80aはバレルに対し力を加え、傾斜面とは反対側の面90aはグリップに対して力を加える。グリップが第2の方向にある場合、この力はグリップを所定位置に保持するのに十分な強さがある。よって、グリップが第2の方向にある場合、傾斜面80aは、第1の方向にある時よりもノブの近くにある。実際には、平行面84a及び弧面82aもまた、第1の方向の場合とは対照的に、第2の方向ではよりノブの近くにある。
【0020】
銃床74も、供給管92の全長に沿って銃床74が前後に摺動可能となる第1の方向を有する。銃床は、銃床が供給管92に固定連結される第2の方向を有する。ここでは銃床に対して摺動可能ではない。第1の方向から第2の方向に銃床74の位置を合わせる操作者は、第1の方向に時計回りにノブ76bを回す。第1の方向にノブ76bを回すと、ピン78bとノブ76b上のネジ山85bによって、ピン78bが軸方向にノブ76bに向かって移動する。ピン78bの移動に従い、傾斜面80bがノブのより近くに移動する。ピンがノブのより近くに移動するに従い、傾斜面80bの高い部分が供給管の軸93の軸のより近くへ移動する。傾斜面80bの高い部分が軸に向かって移動するに従い、ピン78bは楔を打ち込むように徐々に増大する強い力を働かせる。ピンの傾斜面80bは供給管92に対して力を加え、傾斜面とは反対側の面90bは銃床に対し力を加える。銃床が第2の方向にある場合、力が十分強いため、銃床を所定位置に保持することができる。よって、銃床が第2の方向にある場合、傾斜面80bは、第1の方向にある時よりもノブ76bの近くにある。実際には、平行面84b及び弧面82bもまた、第1の方向の場合とは対照的に、第2の方向ではよりノブの近くにある。
【0021】
第2の方向から第1の方向にグリップ72又は銃床74を調整するために、操作者又は修理者は、第1の方向とは逆の第2の方向へ手でノブ76a又は76bを回す。また、操作者は、調整する部材(グリップ又は銃床)側へとノブを押す。グリップ72が第1の方向に調整された場合、ピンの傾斜面80aの底辺部分は、ノブに最も近いバレルの側面から離れるように移動する。弧面82a及び平行面84aは、バレルの中心軸側へ移動する。ここで、バレル88とグリップ72との間のくさび力は低減し、グリップはバレルの全長に沿って自由に移動できる。銃床74が第1の方向に調整された場合、ピンの傾斜面80bの底辺部分は、ノブ76bに最も近い供給管92の側面から離れるように移動する。弧面82b及び平行面84bは、供給管の中心軸93側に移動する。ここで供給管92と銃床74との間のくさび力は低減し、銃床74は供給管92の全長に沿って自由に移動できる。
【0022】
本発明を実施するウォータージェットガンは、他の特徴も有する。ブロックを通過する給水導管97は、バルブ室60に流体的に結合され、バルブ室60を横切る。また、排水導管もバルブ室に流体的に結合され、バルブ室を横切る。給水導管97には、両端にネジ山が切られる。
【0023】
図3A及び図4に見られるように、排出管95は、排出導管96に螺合される。供給管92は、第1の端部98で給水導管97に螺合される。ニップルとも称されるバレル88は、第2の端部99で給水導管97に螺合される。ノズルホルダー100は、バレル88の端部にある。銃の引き金101を作動させ、銃49が流水源に接続されると、供給管92から銃に水が入る。そして給水導管97を通過し、バレル88に入り、ノズルホルダー100に保持されるノズル(図示せず)を介してバレルから放出される。引き金が作動していない場合、水は排出管95を介して銃から排出される。
【0024】
好適な実施の形態を開示及び説明してきたが、添付の請求項に規定する本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかであろう。
【0025】
本明細書に開示する全ての特徴(添付の特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)、及び/又は開示された全ての工程、方法又はプロセスは、少なくともいくつかの特徴及び/又は工程が相互排他的である全ての組み合わせにおいて併用することができる。
【0026】
本明細書で開示されるそれぞれの特徴(添付の特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)は、特に明記されない限り、同一、同等又は同様の目的を果たす代替的な特徴に置き換えることができる。つまり、特に明記されない限り、開示されるそれぞれの特徴は、一般的な一連の同等又は同様の特徴の単なる一例である。
【0027】
本発明は先述の実施態様の詳細に制限されない。本発明は、本明細書に開示される特徴(添付の特許請求の範囲、要約及び図面を含む)の全ての新規なもの又は全ての新規な組み合わせ、又は、開示される全ての方法又はプロセスの全ての工程の全ての新規なもの又は全ての新規な組み合わせに拡大する。
【符号の説明】
【0028】
10・・・ハンドルアセンブリ、12・・・排出管、14・・・本体、16・・・バルブカートリッジアセンブリ、18・・・バルブ室、20・・・アクセスポート、22・・・アダプタ、23・・・結合端、24・・・六角ヘッド、26・・・外部表面、28・・・供給管、30・・・給水導管、31・・・第1の端部、32・・・銃床、33・・・第2の端部、34・・・カムスタッド、36・・・バレル、38・・・ハンドグリップ、40・・・カムスタッド、49・・・銃、50・・・アダプタ、51・・・結合端、52・・・ヘッド、54・・・ブロック、56・・・アクセスポート、58・・・バルブカートリッジ、60・・・バルブ室、62・・・ネジ山、66・・・外部表面、67・・・外周側壁、68・・・空間、69・・・床面、70・・・円錐状凹部、72・・・ハンドグリップ、74・・・銃床、76a・・・ノブ、76b・・・ノブ、78a・・・カムピン、78b・・・カムピン、80a・・・表面、80b・・・表面、82a・・・表面、82b・・・表面、84a・・・表面、84b・・・表面、85a・・・ネジ山、85b・・・ネジ山、86・・・軸、88・・・バレル、90a・・・反対側の面、90b・・・反対側の面、92・・・供給管、93・・・軸、95・・・排出管、96・・・排出導管、97・・・給水導管、98・・・第1の端部、99・・・第2の端部、100・・・ノズルホルダー、101・・・引き金、150・・・ショルダ、151・・・Oリング受け入れ溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(1)ウォータージェットガンのハンドグリップをバレルに、又は(2)ウォータージェットガンの銃床を供給管に、調整可能に連結し、
切り欠き部を有し、(1)前記グリップに連結し、前記バレルと近接する、又は(2)前記銃床に連結し、前記供給管と近接するカムピンと、
前記カムピンに回転可能に連結するノブと、を備えることを特徴とする調整アセンブリ。
【請求項2】
前記ノブは外表面で囲まれた範囲の寸法であり、前記寸法は十分に大きく、最小の寸法の円で前記外表面を取り囲み、前記円が前記外表面の少なくとも1ヶ所と接する点を有する場合に、前記円の直径が少なくとも1.5インチである請求項1記載の調整アセンブリ。
【請求項3】
前記カムピンは切り欠き部を有し、
前記切り欠き部は、
前記切り欠き部の端部から下向きに傾斜する下方傾斜面と、
前記切り欠き部の前記傾斜面とは反対側の端部にある弧面と、
前記カムピンの軸と平行であり、前記傾斜面と前記弧面の間に平行に延びる面を備える請求項1記載の調整アセンブリ。
【請求項4】
前記カムピンの傾斜面は前記バレルに対して力を加え、前記ピンの前記傾斜面とは反対側の面はグリップに対して力を加え、前記力は、前記ウォーターガンの通常動作中において前記バレルに対し前記グリップを所定位置に保持するのに十分な強さである請求項3記載の調整アセンブリ。
【請求項5】
前記カムピンの傾斜面は前記供給管に対し力を加え、前記ピンの前記傾斜面とは反対側の面は前記銃床に対して力を加え、前記力は、前記ウォーターガンの通常動作中において前記銃床に対して前記銃床を所定位置に保持するのに十分な強さである請求項3記載の調整アセンブリ。
【請求項6】
前記グリップは、前記バレルの全長の一部に沿って前記グリップが前後に移動可能となる第1の方向を有し、
前記グリップは、前記バレルの全長の前記一部に沿って前記グリップが前後に移動できない第2の方向を有し、
前記グリップが第2の方向にあるとき、
前記ノブを握り、手で前記ノブを回す人が、前記グリップに連結した前記ピンから前記ノブを回して緩められる請求項1記載の調整アセンブリ。
【請求項7】
前記銃床は、前記供給管の全長の一部に沿って前記銃床が前後に移動可能となる第1の方向を有し、
前記銃床は、前記供給管の全長の前記一部に沿って前記銃床が前後に移動できない第2の方向を有し、
前記銃床が第2の方向にあるとき、
前記ノブを握り、手で前記ノブを回す人が、前記銃床に連結した前記ピンから前記ノブを回して緩められる請求項1記載の調整アセンブリ。
【請求項8】
バルブカートリッジ室を有する本体と、
前記バルブカートリッジ室内にあるバルブカートリッジと、
前記バルブカートリッジ室につながるアクセスポートと、
前記本体と螺合するネジ山を有する一部が前記アクセスポートを通って延びるアダプタと、
前記アダプタにより形成され、前記本体の上方にあるヘッドを備え、
前記銃は、前記アダプタを更に締め付けることなく使用準備が整った操作可能状態にあり、
前記アダプタは、人が手でヘッドを握り、前記手で前記アダプタを回して緩めることで前記本体から取り外しが可能であることを特徴とするウォータージェットガンアセンブリ。
【請求項9】
前記ヘッドの外径は、前記アダプタの前記ネジ部の外径の少なくとも1.5倍である請求項8記載のアセンブリ。
【請求項10】
バルブカートリッジ室を有する本体と、前記バルブカートリッジ室内のバルブカートリッジと、前記バルブカートリッジ室につながるアクセスポートと、前記本体に螺合するネジ山を有する一部が前記アクセスポートを通って延びるアダプタと、及び、前記アダプタにより形成され前記本体の上方にあるヘッドとを有し、前記アダプタを更に締め付けることなく使用準備が整った操作可能状態にあるウォータージェットガンを提供し、
人の手で前記ヘッドを握り、
前記手で前記アダプタを回して緩め、
前記アクセスポートから前記アダプタを取り外すことを特徴とするウォータージェットガンのアクセスポートからアダプタを取り外す方法。
【請求項11】
ウォータージェットガンの本体のバルブカートリッジ室にバルブカートリッジを挿入し、
前記バルブカートリッジ室内に開口する前記本体のアクセスポートにアダプタを差し込み、
前記アダプタを前記本体に螺合し、
手で前記アダプタのヘッドを握り、前記銃が前記アダプタを更に締め付けることなく使用準備が整った操作可能状態になるまで、前記手で前記アダプタを前記本体に締め付けることを特徴とするウォータージェットガンの使用方法。
【請求項12】
ウォータージェットガンを、グリップがバレルの全長の一部に沿って前後に自由に移動しない方向に配置し、
前記グリップに連結したピンに連結したノブを握り、
前記ノブを握る手で前記ノブを回し、
前記手で前記グリップを動かすことを特徴とするウォータージェットガンのバレルに対してハンドグリップを調整する方法。
【請求項13】
ウォータージェットガンを、銃床が供給管の全長の一部に沿って前後に自由に移動しない方向に配置し、
前記銃床に連結したピンに連結したノブを握り、
前記ノブを握る手で前記ノブを回し、
前記手で前記銃床を動かすことを特徴とするウォータージェットガンの供給管に対して銃床を調整する方法。
【請求項14】
前記ノブを手で握るように構成された請求項1記載の調整アセンブリ。
【請求項15】
前記手は平均的で健康な45歳の女性の握力を有する手である請求項6記載のアセンブリ。
【請求項16】
前記手は平均的で健康な45歳の女性の握力を有する手である請求項7記載のアセンブリ。
【請求項17】
前記ウォータージェットガンは15,000psi以上の圧力を生成可能である請求項8記載のアセンブリ。
【請求項18】
前記手は平均的で健康な45歳の女性の握力を有する手である請求項8記載のアセンブリ。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図7A】
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【図7B】
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【公開番号】特開2012−179594(P2012−179594A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−41219(P2012−41219)
【出願日】平成24年2月28日(2012.2.28)
【出願人】(512050542)ガードナー デンヴァー ウォーター ジェッティング システムズ、インク (1)
【氏名又は名称原語表記】GARDNER DENVER WATER JETTING SYSTEMS,INC.
【Fターム(参考)】