説明

着脱可能なフレームを有したゴーグル、そのゴーグルの作成方法およびそのゴーグルの使用方法

【課題】レンズを保持するフレームを有するゴーグルに着脱可能に取り付けることのできる着脱自在フレームを提供する。
【解決手段】前記着脱自在フレームは、前記ゴーグルフレームよりも高い剛性を有し、前記ゴーグルに取り付けられたときに、前記ゴーグルフレームを遮る、および/もしくは、前記ゴーグルフレームを硬化なものとすることにより、前記ゴーグルを好ましくない衝撃により生じる損傷から保護する。前記着脱自在フレームは、前記ゴーグルフレームよりも高い可撓性を有し、前記ゴーグルに取り付けられたときに、ユーザに快適な装着感を与える。また、前記着脱自在フレームに着脱可能に取り付けることのできる着脱自在ドレープも提供する。前記ドレープは、ゴーグルから吊り下げられ、装着されたときにユーザの顔面を保護し、ユーザが前記ゴーグルをユーザが装着しているヘルメットの上など、別の場所に移動させたときは、レンズの上に着脱可能に取り付けられてレンズを保護する形状を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
顔面に密着する柔らかいフレームを有したゴーグルの多くは、ユーザにとって付け心地がよい。しかしながら、これらのゴーグルは、ペイントボールゲームや、戦闘訓練、戦闘実務に参加するなど、衝撃力の強い動作に使用される場合には、いくつかの問題が生じうる。つまり、比較的柔らかいフレームは、発射体や破片の衝撃を受けている最中ないしは、衝撃を受けた後に変形することがある。また、柔らかいフレームは、かかる衝撃の最中ないしは後においてフレーム内のレンズを保持できないことがしばしばある。
【背景技術】
【0002】
同様にユーザがゴーグルを目に装着していないときは、ゴーグルの多くは、ユーザの目の上方に位置する頭やヘルメットの上に置かれている。かかる状況においては、ゴーグルは外部環境にさらされており、破片やその他の外的物質によって損傷を受ける可能性がある。例えば、ゴーグルをヘルメットの上や目の上方にゴーグルを移動させてタンク内にいる人は、タンク内の部材に不注意にもゴーグルをぶつけ、レンズを擦ったり、損傷することがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらに鑑み、改良されたゴーグルやこれの問題を解決する方法が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願発明の一態様は、レンズとレンズを保持するフレームとを有する着脱可能なフレームを提供するものであり、着脱可能なフレームは、ゴーグルに取り付けられてユーザがゴーグルを目の前方に装着したときに、ゴーグルフレームを衝撃から保護する本体部を含む。着脱自在フレームはゴーグルに係合して本体部をゴーグルに固定するよう設計された少なくとも1つの取付部を含む。着脱自在フレームはゴーグルのフレームより堅く、望ましくない衝撃を遮ぎり、ゴーグルのフレームを支持することによりゴーグルを保護することができる。フレームはゴーグルに着脱可能に取り付けられており、ユーザは必要であれば、フレームを剛性の異なる別のフレームと交換することにより、保護角度を代えることができる。
【0005】
本願発明の他の態様は、ゴーグルに取り付けられ、ユーザがレンズの付いたゴーグルを目の前方に装着したときに、ゴーグルとユーザの間に接触面を形成する着脱自在フレームを提供する。本願発明のこの実施態様において、着脱自在フレームは、ユーザの顔面を気密にシールする顔面沿設部材を備えた本体部を含む。着脱自在フレームは、ゴーグルのフレームよりも可撓性を有し(柔らかく)、よりユーザになじむ。フレームはゴーグルに着脱可能に取り付けられているので、ユーザは必要であれば、環境や目的の変化に応じて、フレームを別のフレームと交換することにより、ゴーグルの装着具合が変わるゴーグルに変更することができる。さらに、ユーザは必要であれば、フレームを異なる可撓性を有するフレームと交換することにより、別の人の顔に適合するゴーグルに変更することもできる。
【0006】
本願発明のさらに別の態様では、レンズおよびレンズを保持するフレームを備えた着脱自在フレームにドレープが着脱可能に取り付けられ、ゴーグルがヘルメット上ないしは別の部品の上に装着された、もしくはユーザから取り外されてダッフルバッグや作業ベンチに置かれた場合でもゴーグルやゴーグルの部品が保護される。ドレープはゴーグルもしくは、レンズなどのゴーグルの特定の部品を覆っており、望ましい位置でゴーグルに着脱可能に取り付けられる。
【0007】
本願発明の他の態様として、レンズおよびレンズを保持するゴーグルにフレームを着脱可能に取り付けるゴーグルの作成方法がある。前記方法は、ゴーグルから着脱自在フレームを取り外し、別の着脱自在フレームをゴーグルに取り付ける方法も含む。
【0008】
本願発明の他の態様として、ドレープを着脱自在フレームに取り付け、すくなくとも1以上のゴーグルの部品を覆い、ユーザの顔面を保護するためにゴーグルからドレープを吊り下げることを含む、ゴーグルの作成方法がある。
【0009】
開示する実施例に対してさまざまな変形例が容易く理解されるであろうし、ここに示す一般原理は本議論の精神や範囲を超えない限度で他の実施例や出願に適用することができる。したがって、本議論は、開示した実施例に限ることを意図しておらず、ここに開示した原理や特徴で定められる外延に従う。
【0010】
本願発明の一態様として、レンズを保持するフレームを有し、ゴーグルに着脱可能に取り付けるゴーグルフレームを提供する。ある実施例において、着脱自在フレームの剛性はゴーグルフレームよりも高く、ゴーグルに取り付けられたときに、ゴーグルを遮ぎり、かつ/またはゴーグルフレームを支持することにより、ゴーグルを望ましくない衝撃により生ずる損傷から保護する。他の実施例において、着脱フレームはゴーグルフレームに比べて可撓性を有しており、ゴーグルに取り付けられたときにユーザにより快適な装着感を与える。
【0011】
本願発明の他の実施態様として着脱自在フレームに着脱可能に取り付けられるドレープを提供する。ある実施例において、ドレープは着脱自在フレームの下に吊り下げられ、着脱自在フレームがゴーグルに取り付けられ両者がユーザに装着されたときに、ユーザの顔面を保護する形状を有している。また、ゴーグルのレンズや着脱自在フレーム、もしくは両者に着脱可能に取り付けられて、ユーザが着脱自在フレームとゴーグルを別の場所に、例えばヘルメット上に移動させたときにレンズを保護する形状を有している。他の実施例において、ドレープは着脱自在フレーム及びゴーグルの全てを覆っている。
【0012】
ある実施例においては、本願発明は着脱自在フレームのみを対象としており、他の実施例においては、本願発明は着脱自在フレームと該着脱自在フレームが取り付けられるゴーグルの両者を対象としている。同様に、ある実施例においては、本願発明は着脱自在ドレープのみを対象としており、他の実施例においては、本願発明は、着脱自在ドレープと該ドレープが取付られるゴーグルの両者を対象としている。さらに本願発明は、本システム及び装置の使用方法同様に、各種要素の組立方法も対象としている。
【0013】
本出願では2005年5月18日に出願された米国仮出願60/682793の利益を主張する。発明の名称は、着脱可能なフレームを有したゴーグル、そのゴーグルの作成方法およびそのゴーグルの使用方法、である。この仮出願は現在係属中であり、本明細書において全体的に参照されここに組み込まれる。
【0014】
次の文献は本明細書において全体的に参照されここに組み込まれる。2002年12月10日発行米国特許第6490729号明細書;2004年3月23日発行米国特許第6708340号明細書;2002年10月31日公開米国特許出願公開明細書2002/0157175;2004年5月6日公開米国特許出願公開明細書2004/0083540;2005年1月27日公開米国特許出願公開明細書2000515862;2000年4月11日発行米国特許第6048410号明細書;2000年3月21日発行米国特許第6038707号明細書
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本願発明の一実施例であるゴーグルの分解斜視図。
【図2】図1に示されたゴーグルの斜視図。
【図3】本願発明の他の実施例であるゴーグルの斜視図。
【図4】本願発明のさらに別の実施例であるゴーグルの斜視図。
【図5】図2に示された本願発明の一実施例であるゴーグルの切断線5−5での断面図。
【図6】図2に示された本願発明の一実施例であるゴーグルの切断線6−6での断面図。
【図7】本願発明の一実施例における着脱自在フレームの分解斜視図。
【図8】本願発明の他の実施例であるゴーグルの分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、本願発明の一実施例であるゴーグル20の分解斜視図である。ゴーグル20は、内ゴーグル22と、該内ゴーグル22に取り付けられて内ゴーグルを好ましくない衝撃から保護する着脱可能フレーム24とを含んでいる。ゴーグル22は、汎用のゴーグルや特定用途のゴーグル、軍事用弾道ゴーグルなど望ましいものであればいずれでもよい。ゴーグル20のいくつかの実施例においては、取付部26によりフレーム24がゴーグル22に着脱可能に取り付けられている。
【0017】
ゴーグル22は、レンズ28とレンズ28を保持するフレーム30とを含んでいる。いくつかの実施例においては、ゴーグル22は、ユーザの目とレンズ28とフレーム30とで囲まれる領域に空気の流出入を可能にする通気孔32を含んでいる。ゴーグル22は、ユーザが装着したときにユーザに固定させるゴーグル固定部材34を含んでいる。フレーム30は、ユーザの目を保護すべくゴーグルが装着されたときにレンズ28がユーザの目の前方の位置で維持される大きさ及び形状を有している。フレーム30は、常にではないが、中程度の圧力を加えられ様々な形状の顔に適合できるよう十分な可撓性を有する材料で形成される。
【0018】
着脱自在フレーム24はフレーム30を保護しており、フレーム30が衝撃から保護される結果、ゴーグル22は望ましくない衝撃から保護される。望ましくない衝撃の例としては、ペイントボールゲームにおいてペイントボールがフレーム30に打ち込まれたり、軍事演習中ないしは実際の戦闘中に破片がフレーム30に刺さったりすることが含まれる。フレーム30は曲がりやすいため、かかる衝撃がフレーム30に加わることでゴーグル22が、例えば部品が全部外れたり、フレーム30の一部がレンズから外れるなどの損傷が生じることがある。
【0019】
着脱自在フレーム24は、フレーム30を保護するのに望ましい剛性を有した材料からなる本体部36を含んでいる。剛性とは、圧力を受けた状態における変形や屈曲に対する材料の耐力を示す指標である。例えば、たいていのペーパークリップは、同寸法の小枝に比べて剛性が高い。というのも、ペーパークリップを曲げるには小枝を曲げるより力が必要だからである。本実施例ないしは他の実施例において、着脱自在フレーム24および本体部36は、フレーム30の剛性の少なくとも10倍の剛性を有するプラスチック材料からなる。その他の実施例におけるプラスチック材料は、フレーム30の剛性よりわずかに小さい値からフレーム30の剛性の10倍の値よりわずかに小さい値の範囲内の剛性を有している。さらに他の実施例における着脱自在フレーム24および本体部36は、フレーム30の剛性よりわずかに小さい値からフレーム30の剛性より大きい値の範囲内の剛性を有する金属材料からなる。さらに別の実施例における着脱自在フレーム24および本体部36は、フレーム30を保護するのに十分な剛性を有する材料を混合したものからなる。
【0020】
本体部36は、望ましくない衝撃からフレーム30を保護し、かかる衝撃の最中にフレーム30を支持するような大きさと形状を呈している。例えば、本実施例ないしは他の実施例において、フレーム24、本体部36は、着脱自在フレーム24をゴーグル22に取り付けられたときに、フレーム30を覆っている(図2、5および6を参照)。他の実施例においては、フレーム24と本体部36は一つ以上のフレーム30のセグメント(上下両端のフルサイド)を覆っている。例えば、本体部36は、独立した部品(図示しない)を含んでおり、それぞれがフレーム30に取り付けられてボトムセグメント37やブローセグメント40を保護する。他の例では、本体部36は、1つの部材(図示しない)を含んでおり、フレーム30のブローセグメント40および両側部セグメント38に固定されてフレーム30のセグメントを保護する。
【0021】
さらに図1を参照するに、本実施例ないしは他の実施例のゴーグル20において、着脱自在フレーム24は取付部26を含んでいる。フレーム24は、取付部26の所望の部材を所望の位置に含ませてよい。例えば、本実施例ないしは他の実施例の着脱自在フレーム24において、フレーム24はフレーム30に係合する大きさおよび形状を有する4つの係止部42(分かりやすくするために図1では1つのみを図示。)を含んでいる。(より詳細な説明は図5とともに行う。)着脱自在フレーム24のその他の実施例では、フレーム24はレンズ28などゴーグル22の他の部材に係合する大きさないし形状を有する取付部(図示せず)を含んでいる。
【0022】
ゴーグル20の他の実施例において、ゴーグル22は取付部26を含んでいる。ゴーグル22は取付部26の所望の部材を所望の位置に含ませてよい。さらに他の実施例において、フレーム24を、衝撃の最中ないしは後においてフレーム24をゴーグル22に固定できる何らかの固定技術を用いて、ゴーグル22に固定させてもよい。
【0023】
フレーム24はゴーグル22に着脱可能に取り付けられているので、ユーザは必要に応じて、フレーム24を異なる剛性やカバー形状を有する別のフレーム24と交換することにより、ゴーグル22が保護される角度を修正することができる。
【0024】
さらに図1を参照するに、本実施例ないしは他の実施例の着脱自在フレーム24において、フレーム24は、ユーザによって装着されたときにフレーム24をユーザに固定するフレーム固定部材44を含んでいる。例えば、ある実施例におけるフレーム固定部材44は、弾性ストラップ46からなり、本体部36の右端部50に接続される第1の端部48と、本体部36の左端部54に第2の端部52とを備えた一定長を有している。ゴーグル20のある実施例においては、フレーム固定部材44は、ユーザによって装着されたときにゴーグル20をユーザに固定する唯一の部材となる。フレーム24の他の実施例では、右端部50か左端部54もしくは両端部ともに、ゴーグル固定部材34を受けて保持する受け部56を含んでいる。かかる実施例において、ゴーグル固定部材34は、ゴーグルがユーザに装着されたときにゴーグル20をユーザに固定する唯一のゴーグル20の部材となる。
【0025】
ゴーグル20は他の実施態様をとることも可能である。例えば、ゴーグル20はゴーグル20をヘルメットやイヤープロテクターのような防具に固定するクリップ(図示せず。)や他の部材(図示せず。)を含んでもよい。さらに、ゴーグル22は、ユーザが装着しているかもしれない眼鏡やアイウェアに適合するようユーザの目の近傍で付着し取り外される大きさおよび形状を有している。ユーザが外ゴーグルフレームをスタイルに関連した理由(反対に保護以外の機能的な理由でもよい)で取り換えることができるよう、着脱自在フレーム24に、さまざまな種類の色や技巧的スキームを備えさせてもよい。
【0026】
図2は、図1に示したゴーグル20を、着脱自在フレーム24がゴーグル22に取り付けられた状態で示す斜視図である。ある実施例においては、ゴーグル20はユーザの目、レンズ28およびフレーム30で囲まれる領域内57の空気の流出入を促進させるファン(図示せず)を含んでいる。この態様は、通気孔32および領域57を保護する通気カバー58を備えた本体部36を含むフレーム24がゴーグル22に取り付けられた場合に望ましい。フレーム24のある実施例において、通気カバー58は、領域57内の空気の流出入を妨げ、領域57内の換気を十分に阻止することができる。換気がなされないと、発汗によりレンズの内側が結露し、ユーザの視界を悪くする。領域57内を換気により回復させるために、前記ファンがゴーグル20に取り付けられている。
【0027】
本実施例ないしは他の実施例のゴーグル20において、ファンは着脱自在フレーム24のグリル60に覆われた箇所でゴーグルフレーム30に取り付けられている。ファンはあらゆる望ましい固定技術を用いてフレーム30に取り付けることができる。他の実施例においてファンは、望ましい固定技術を用いて着脱自在フレーム24に取り付けられる。ある実施例において、グリル60はファンに空気の流出入を可能とする通気孔62を含んでいる。
【0028】
図3は、本発明の他の実施例におけるゴーグル70を示す斜視図である。ゴーグル70は、着脱自在フレーム72がレンズ74を含んでおり、ゴーグル76はレンズを含んではいない点を除き、図1および2に示されるゴーグル20とほぼ同じである。レンズ74が着脱自在フレーム72の一部を形成しているので、必要に応じてゴーグル70のレンズを容易に変更することができ、例えば、より軽いものに変えることができる。
【0029】
レンズ74は、外気中に浮遊する塵と同様に、まぶしい光や有害な光からもユーザの目を保護する。一般的にレンズ74は、半透明の軽い材質からなる。例えば、必要であればレンズ74を透明にして、レンズに到達した光を全て透過させることもできる。しかしながら、まぶしい光や微小光、高輝度のコリメート光、例えばレーザビームや高運動エネルギー物質などに対しては、特定の条件に応じて設計されたレンズも使用される。例えば、ティンテッドレンズや偏光レンズは、着色材や偏光材から成形したり、着色フィルムや偏光フィルムをレンズ74に付着させて作製される。さらに、着色材や着色フィルムは、レーザや溶接トーチから放出される光波長に対応した狭い範囲内での光波長を除去するものであってもよい。レンズ74の材料は、弾道レンズのように耐破損性のみならず耐衝撃性を備えた材料とすることもできる。レンズ74は、赤外線や約670ナノメートルよりも長い波長の光を選択的に減衰するレンズとしてもよい。加えて、レンズ74は、紫外線や約420ナノメートルよりも短い波長の光を選択的に減衰するレンズとしてもよい。また、赤外線および紫外線の両者を減衰させるものであってもよい。さらに、レンズ74は“ティアアウェイ”(tear away)(図示せず)、つまりレンズの外表面を覆う着脱シート、を含ませることもできる。ティアアウェイは簡単にはがせるので、汚れたりオイルの付いたレンズを素早くかつ簡単にきれいにすることができる。
【0030】
図1および2に示されたゴーグル22のレンズ28は、レンズ74とほぼ同じである。したがって、レンズ74に関する議論はレンズ28にも適用される。
【0031】
図4は、本発明における他の実施例におけるゴーグル80の斜視図である。ゴーグル80は、着脱自在フレーム82以外の点は、図1および2に示されるゴーグル20に、また図3に示されるゴーグル70とほぼ同じであり、ゴーグル84はレンズ85および87を含んでいる。レンズを2枚85,87含んでいることにより、ゴーグル80は、ゴーグル20や70に比べ、好ましくない衝撃からの防御性が高まるし、レンズ85、87は、両者を組み合わせることにより、それぞれ他方のレンズ85、87が防御できない光から保護することができ、防御できる光の幅が広がる。
【0032】
図5は、本願発明の実施例である図2に示されたゴーグル20の切断線5−5での断面図である。本実施例ないし他の実施例の着脱自在フレーム24において、取付部26(図示せず)がゴーグル22のフレーム30に係止することにより、フレーム24をゴーグル22に固定している。さらに、本実施例ないし他の実施例の取付部26は、フレーム30に取付部26を備えるための特殊な形状をフレーム30に要求することなく、フレーム30をフレーム24に固定するための大きさ及び形状を備えていている。
【0033】
例えば、本実施例ないしは他の実施例において、取付部26は、係止部42、カンチレバー86、解除タブ88を含んでいる。係止部42は、ゴーグル22のフレーム30を着脱自在フレーム24の本体部36に係止する大きさと形状を備え、フレーム24をゴーグル22に固定する位置に設置されている。カンチレバー86は、端部に係止部42を備え、係止部42がフレーム30を本体部36に保持しているときに、係止部42がフレーム30に当接する位置となるよう設計されている。図5に示されるように、取付部26が本体部36をフレーム30に固定しているときは、係止部42は、フレーム30の裏面90と当接している。また、図5に示されるように、係止部42がフレーム30から解除されると、係止部42が裏面90およびフレーム30上の係止部ホルダから引き離される。
【0034】
たいていのゴーグルは、ゴーグル22の表面90とほぼ同じ裏面を含むフレームを有しているので、必要であれば取付部26によりフレーム24を様々なタイプのゴーグル22に取り付けることができる。ゴーグル20の他の実施例において、ゴーグル22は、着脱自在フレーム24の係止部ないしは他の構造を受けるよう特別に設計された受け部を含んでいる。
【0035】
本実施例または他の実施例において、ユーザは必要であればフレーム24をゴーグル22とともに並べ、フレーム24をゴーグル22の方向に移動させることにより取り付けることができる。本体部36がフレーム30へ近づくと、係止部がフレーム30の外表面92に当接し、カンチレバー86を屈曲させてフレーム30から遠ざける。本体部36がフレーム30と当接しているとき、カンチレバー86は、係止部42が裏面90と当接する位置となるよう強制される。係止部によるフレーム30への固定を解除するために、解除タブ88をフレーム30から動かして係止部42を裏面90から離なす。
【0036】
図6は、本願の実施例における図2に示したゴーグルの切断線6−6での断面図である。本実施例および他の実施例において、本体部36は領域57やゴーグル22の通気孔32を塗料や、発射物、破片や他の好ましくない物質から保護するための通気カバー58を含んでいる。
【0037】
通気カバー58は、通気孔32を覆う長さを有し、通気孔32から適度な距離が保たれるよう設計されている。例えば、本実施例および他の実施例において、通気カバー58は本体部36から伸延し、通気孔32を覆い、通気孔32から1インチ以下の距離が保たれるよう設置されている。通気カバー58が通気孔32を覆っていることにより、フレーム30、通気孔32および領域57が保護されている。しかしながら、かかる設計により、通気孔32からの空気の流れが妨げられ、領域57内の換気が十分になされない。換気がなされないと、発汗によりレンズの内側が結露し、ユーザの視界を悪くする。空気の流れの制約を減らすために、他の実施例では、通気孔32の上方に伸びる通気カバーを含ませてもよいし、通気孔32から1インチ以上遠ざけたり、換気を促進させる物理的形状とする、もしくはこれら手段を組み合わせて設計してもよい。
【0038】
図7に示されるような着脱自在フレーム24の他の実施例において、通気カバー58は、通気孔32およびゴーグル22の顔面沿設部材94の一部を覆うこともできる。
【0039】
図7は、本願発明の実施例における着脱フレーム100の分解斜視図である。本実施例および他の実施例において、着脱自在フレーム100は、図6で説明したように顔面沿設部材(図7に図示せず)の一部を覆うように伸びる通気カバー110同様に、フレーム100がドレープ102、チークガード104、ゴーグル保持ガード106及びノーズガード108を含んでいる点を除き、図1、2、5および6に示されるフレーム24とほぼ同じである。他の実施例において着脱自在フレーム100は、1以上のこれらの構成部品を必要に応じて含ませることができる。
【0040】
本実施例および他の実施例のフレーム100では、本体部111は、着脱自在フレーム100がゴーグル(図示せず)に取り付けられゴーグルがユーザ(図示せず)に装着されたときにユーザの頬を保護するチークガード104を含んでいる。チークガード104は、所望の角度で保護できる大きさ及び形状を有している。例えば、本実施例および他の実施例において、チークガード104は、ユーザの頬部を覆う位置に広がり、ユーザの口に沿った形状をなす開口部112を有している。チークガード104の他の実施例として、ユーザの口を保護するために、口の一部ないしは全部を覆うように広がるものとしてもよいし、ユーザの頬や下あごを覆うように広がるものとしてもよい。
【0041】
本実施例および他の実施例における着脱自在フレーム100は、着脱フレーム100がゴーグル22(図7はなく図1に図示)に取り付けられゴーグル22やレンズ28(図7ではなく図1に図示)などのゴーグルの部品を保護するさいに、ユーザの顔面(図示せず)および所望の部位を保護するためのドレープ102を含んでいる。着脱自在フレーム100がゴーグル22に取り付けられ、ゴーグル22がユーザに装着されるときには、ドレープ102は着脱自在フレーム100に吊り下げられて、ユーザの顔面や所望の体の部位、首など、を覆う。着脱自在フレーム100がゴーグル22に取り付けられ、このセットがヘルメットなどユーザの他の位置で保持されるときや、ユーザから取り外されて、ダッフルバッグや作業ベンチなどに置かれるときには、ドレープ102はレンズ28上やゴーグルの他の部品上に取り付けられるようにすることもできる。
【0042】
ドレープ102は、さまざまな好ましい材料で形成することができる。本実施例および他の実施例として、ドレープ102を弾道クロスなどの保護クロスで形成することもできる。他の実施例として、熱可塑性ゴムや熱可塑性エラストマーなどの柔軟な弾性材料で形成してもよい。
【0043】
ドレープ102は所望の角度で保護できるように設計することができる。例えば、本実施例および他の実施例のドレープ102では、ユーザの顔面や首部をゴーグル22や着脱自在フレーム100で覆うことなく十分に保護できるだけの大きさを有している。また、ドレープ102は、ゴーグル22に取り付けられたときにレンズ28のみを覆う形状に設計してもよい。この形状の場合は、ドレープが着脱自在フレーム100に吊り下げられても、ドレープ102がユーザの顔面を覆うこともあるし、覆わないこともある。また、必要であればドレープ102が着脱フレーム100に吊り下げられたときにユーザの顔面の一部のみを覆うようにしてもよい。
【0044】
ドレープ102は、ドレープ取付具を含んでおり、着脱自在フレーム100の所望の位置に取り付けることができる。例えば、本実施例および他の実施例において、ドレープ102はチークガード104に取り付けられる第1の取付具150と、本体部111の頂部152に取り付けられる第2の取付具151とを含んでいる。前記第1の取付具150は、着脱自在フレーム100のベルクロストリップ156に固着されるベルクロとすることができ、フレーム100から吊り下げられるとドレープ102はレンズ28を覆う。第2の取付具151は、ドレープ102がレンズ28を覆う際に、着脱自在フレーム100のベルクロストリップ160に固着されるベルクロとすることができる。他の実施例において、ベルクロストリップ160は、ベルクロストリップ156に合わせて位置調整され、第2のドレープ取付具151は、ドレープ102がゴーグル22を覆ったのちにストリップ160に固着される。さらに他の実施例として、ドレープはスナップを用いて着脱自在フレーム100に取り付けられるようにしてもよい。
【0045】
着脱自在フレーム100の他の実施例として、ドレープ102を他の望ましい固着技術を用いて本体部111に取り付けてもよい。他の実施例において、ドレープ102は、接着剤や縫合などの一般的な方法でフレーム100に取り付けられている。
【0046】
図7を参照するに、本体部111はフレーム100とフレーム固定部材(図示せず)との接合、ないしはゴーグル固定部材(図示せず)との接合を保護するため、もしくは、ゴーグルフレーム(図示せず)とゴーグル固定部材との接合を保持するためのゴーグル保持ガード106を含んでいる。ガード106は、所望の角度で保護できるよう設計されている。例えば、本実施例および他の実施例において、ガード106は、フレーム100の受け部116、およびゴーグル(図示せず)がフレーム100に取り付けられたときのゴーグルフレームがゴーグル固定部材と接合される部分を覆って広がっている。他の実施例において、ガード106は、ユーザの目や耳の部分を覆って広がっている。
【0047】
本実施例及び他の実施例におけるフレーム100において、本体部111は、着脱自在フレーム100がゴーグルに取り付けられて、ユーザに装着されるときに、ユーザの鼻(図示せず)を保護するノーズガード108を含んでいる。ノーズガード108は、所望の角度で保護できる大きさ及び形状を有している。例えば、本実施例および他の実施例におけるノーズガード108は、ユーザの鼻を覆い、ユーザがフレームの装着中に鼻から呼吸ができる開口部(図示せず)を含んでいる。他の実施例として、ノーズガード108が開口部を含まないこともある。さらに他の実施例として、ノーズガード108をユーザの鼻部に広がるものとすることもできる。
【0048】
図8は、本願発明の別の実施例におけるゴーグル120の分解斜視図である。ゴーグル120はゴーグル122と、ゴーグル122に取り付けられてユーザに装着されたときに顔面を気密にシールする着脱自在フレーム124とを含む。ゴーグル120は、着脱自在フレーム124が、ゴーグル120の装着時にユーザの顔面と接触するゴーグル120の内側部分を構成し、ゴーグル122が着脱自在フレームを望ましくない衝撃から保護している点を除き、図3に示されるゴーグル70とほぼ同じである。本実施例および他の実施例におけるゴーグル120において、着脱部材126がフレーム124をゴーグル122に固定している。
【0049】
ゴーグル122は、図3に示されたレンズ74と同じレンズ128からなり、汎用のゴーグルや特定用途のゴーグル、軍事用弾道ゴーグルなど望ましいものであればいずれでもよい。
【0050】
着脱自在フレーム124は、顔面沿設部材132を有する本体部130を含んでいる。本体部130は、ゴーグル120が装着されたときにゴーグル122を無理なく支える可撓性を有した材料で形成することができ、顔面沿設部材132は、さまざまなユーザの顔面を快適に気密にシールすることのできる柔軟性を有した材料で形成することができる。可撓性および柔軟性とは、物質が外力を受けた際の耐変形能力を表す指標である。両者を比較するに、柔軟性のある材料は可撓性が高いが、可撓性のある物質は柔軟性がないこともある。例えば、ゴムバンドは小さな外力を受けて変形するので典型的な柔軟性物質であるが、プラスチック定規は、中程度の外力を受けて変形するので典型的な可撓性物質であるものの、柔軟性物質ではない。本実施例および他の実施例において着脱自在フレーム124、本体部130は、ゴーグル122よりも可撓性の高いゴムないしはプラスチックで形成され、顔面沿設部材132は、本体部130よりもより柔軟性および可撓性の高いゴムないしはプラスチックで形成されている。
【0051】
顔面沿設部材132は望ましい形状に設計される。例えば、本実施例および他の実施例の着脱自在フレーム124において、顔面沿設部材132は、ゴーグル120がレンズ128とともにユーザの両目の前方に装着されたときに、両目を取り囲むだけの周囲長を有している。これにより、顔面沿設部材132は、塗料や、発射物、破片や他の好ましくない物質が目とレンズ128およびフレーム124とで形成される空間に進入するのを防ぐために、両目の周りを気密にシールしている。他の実施例の着脱自在フレーム124において、顔面沿設部材132は顔面の1つ以上の要素と接触して、その顔面要素とともに気密にシールしている。例えば、顔面沿設部材132は本体部の頂面に渡って伸び、ユーザの眉(図示せず)と接触して、眉とともに気密にシールする。他の実施例としては、顔面沿設部材132は、2つの独立した部材を含み、1つは、本体部の頂部に渡って伸び、ユーザの眉と接触し、もう一方の部材は本体部の底部に渡って伸び、ユーザの鼻と接触する。かかる構成により、ユーザの目、レンズ128およびフレーム124で形成される空間に十分な換気を提供することができる。
【0052】
図1を参照するに、本実施例および他の実施例のゴーグル120において、着脱自在フレーム124は、着脱自在部材126を含んでいる。フレーム124は、望ましい位置に取り付けることのできる着脱自在部材126を含んでいる。例えば、本実施例および他の実施例の着脱自在フレーム124において、フレーム124は、ゴーグル122に係合する4つの係止部136を含んでいる。係止部136とゴーグル122との係合は、係止部136がゴーグル122を着脱自在フレーム124に固定しているときに、係止部136がゴーグル122の孔を貫通して伸びている点を除き、図5に示される係止部42と図5に示される係止部136とフレーム30との係合とほぼ同じである。着脱自在フレーム124の他の実施例において、フレーム124は、レンズ128のようなゴーグル22の他の部材と係合できるよう着脱自在部材を含んでいる。
【0053】
ゴーグル120の他の実施例において、ゴーグル122は、着脱自在部材126を含んでおり、ゴーグル122は、望ましい場所で取り付けることのできる着脱自在部材126の部材を含んでいる。他の実施例において、フレーム124は、フレーム124をゴーグル122に固定することのできる望ましい固定技術を用いてゴーグル122を固定してもよい。
【0054】
フレーム124はゴーグル122に固定されているので、ユーザは必要であれば環境の変化に対応してゴーグルの装着態様を変更するために、もしくは、異なる本体部130および顔面沿設部材132とを備えた異なるフレーム124に交換するために、ゴーグル120を変更することができる。さらに、ユーザは必要に応じてゴーグル120を、別の顔面にも心地よく装着できるように、フレーム124を、異なる可撓性および柔軟性を備えた顔面沿設部材を有する別のフレーム124に交換することで変更することができる。
【0055】
図8を参照するに、本実施例および他の実施例のゴーグル120において、着脱自在フレーム124は、ユーザの目、レンズ128、およびフレーム124で形成される空間への空気の流出入を可能にする、図1−6に示され議論された通気孔とほぼ同じ通気孔を含んでいる。ゴーグル120の他の実施例において、着脱自在フレーム124は通気孔を全く含んでいない。
【0056】
以上のように、説明の便宜上特定の実施例について説明してきたが、ここでの議論の精神と範囲を超えない範囲でさまざまな変形例が考えられることは明らかである。したがって、装置および方法には、ここに説明した主題の置換および組合せと同様に、かかる変形例を含み、添付の請求項に限定されない。
【符号の説明】
【0057】
20、22 ゴーグル
24 着脱自在フレーム
26 取付部
32 通気孔
36 本体部
42 係止部
44 フレーム固定部材
46 弾性ストラップ
58 通気カバー
70、76 ゴーグル
72 着脱自在フレーム
80、84 ゴーグル
82 着脱自在フレーム
85、87 レンズ
86 カンチレバー
88 解除タブ
100 着脱自在フレーム
102 ドレープ
104 チークガード
106 ゴーグル保持ガード
108 ノーズガード
110 通気カバー
111 本体部
120、122 ゴーグル
124 着脱自在フレーム
128 レンズ
130 本体部
132 顔面沿設部材
136 係止部
150、151 ドレープ取付具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズと該レンズを保持するゴーグルフレームとを有するゴーグルに着脱可能に取り付けられる着脱自在フレームであって、
前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられ、ユーザが前記前記レンズを備えた前記ゴーグルを目の前方に装着したときに前記ゴーグルフレームを衝撃から保護する本体部と、
前記本体部を前記ゴーグルに着脱可能に取り付けるために前記ゴーグルに係合する大きさ及び形状を有する取付部とを含む、着脱自在フレーム。
【請求項2】
前記本体部は前記ゴーグルよりも剛性が高い、請求項1に記載の着脱自在フレーム。
【請求項3】
前記本体部は、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられているときに、前記ゴーグルフレームを衝撃から保護するために前記ゴーグルフレームを支持する大きさ及び形状を有する、請求項1または2に記載の着脱自在フレーム。
【請求項4】
前記本体部は、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられているときに、前記ゴーグルフレームを衝撃から保護するために前記ゴーグルフレームを遮る大きさ及び形状を有する、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項5】
前記本体部は、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられているときに、前記ゴーグルフレームのセグメントを覆う大きさ及び形状を有する、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項6】
前記本体部は、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられているときに、外部環境にさらされている前記フレームの全ての部分を覆う大きさ及び形状を有する、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項7】
前記取付部は、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられているときに、前記ゴーグルに係合している、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項8】
前記取付部は、前記ゴーグルフレームに当接し、前記本体部を前記ゴーグルに取り付ける大きさ及び形状を有する係止部を含む、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項9】
前記取付部は、前記本体部を前記ゴーグルに取り付けるために、前記ゴーグルフレームを前記本体部に固定する大きさ及び形状を有する係止部を含む、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項10】
前記本体部を前記ゴーグルに取り付けるために、前記ゴーグルフレームを前記本体部に固定する大きさ及び形状を有する係止部と、
該係止部を一端に有し、前記ゴーグルフレームを保持するよう前記係止部を位置させる大きさ及び形状を有する可撓性カンチレバーとを含む、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項11】
前記本体部を前記ゴーグルに取り付けるために、前記ゴーグルフレームを前記本体部に固定する大きさ及び形状を有する係止部と、
該係止部を一端に有し、前記ゴーグルフレームを保持するよう前記係止部を位置させる大きさおよび形状を有する可撓性カンチレバーと、
前記ユーザが前記係止部による前記ゴーグルフレームの固定を解除する大きさ及び形状を有する解除タブとを有する、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項12】
前記取付部は、一定長さを有し、かつ、前記着脱自在フレームの左端部と接続される第1の端部と、前記着脱自在フレームの右端部と接続される第2の端部とを有する弾性ストラップを含む、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項13】
前記本体部は、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられているときに、前記ゴーグルの通気孔を覆うように広がる大きさ及び形状を有する通気カバーを含む、請求項1ないし12のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項14】
前記通気カバーは、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられているときに、前記ゴーグルの前記通気孔を覆う大きさ及び形状を有する、請求項13に記載の着脱自在フレーム。
【請求項15】
前記通気カバーは、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられているときに、前記ゴーグルの通気孔を通して空気が流出入することを可能にする大きさ及び形状を有する、請求項14に記載の着脱自在フレーム。
【請求項16】
前記本体部は、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられ、前記ユーザが前記レンズを備えた前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに、前記ユーザの鼻を覆うように伸びた大きさ及び形状を有するノーズガードを含む、請求項1ないし15のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項17】
前記ノーズガードは、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられ、前記ユーザが前記前記レンズを備えた前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに、前記ユーザの鼻を覆う大きさ及び形状を有する、請求項16に記載の着脱自在フレーム。
【請求項18】
前記本体部は、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられ、前記ユーザが前記レンズを備えた前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに、前記ユーザの頬を覆うように伸びた大きさ及び形状のチークガードを含む、請求項1ないし17のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項19】
前記チークガードは、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられ、前記ユーザが前記レンズを備えた前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに、前記ユーザの頬を覆う大きさ及び形状を有する、請求項18に記載の着脱自在フレーム。
【請求項20】
前記チークガードは、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられ、前記ユーザが前記レンズを備えた前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに、前記ユーザの両頬を覆うように伸びた大きさ及び形状を有する、請求項18に記載の着脱自在フレーム。
【請求項21】
前記本体部は、前記ゴーグルの通気孔を通して換気を促進する大きさ及び形状を有したファンを前記着脱自在フレームに据え付けるための形状及び大きさを有する取付架台を含む、請求項1ないし20のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項22】
前記本体部は、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられているときに、前記ゴーグルのゴーグル固定部材が前記ゴーグルフレームと当接している前記ゴーグルの上方位置に伸びる大きさ及び形状を有したゴーグル保持ガードを含む、請求項1ないし21のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項23】
前記本体部は、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられているときに、前記ゴーグルのゴーグル固定部材を支え、該ゴーグル固定部材が前記着脱自在フレームを前記ユーザに固定することを可能とする大きさ及び形状を有した受け部を有する、請求項1ないし22のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項24】
一定長さを有し、かつ、前記着脱自在フレームの左端に接続される第1の端部と前記着脱自在フレームの右端に接続される第2の端部とを有する弾性ストラップを含むフレーム固定部材を含む、請求項1ないし23のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項25】
前記本体部に取り付けられ、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられ、前記ユーザが前記レンズを備えた前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに前記ユーザの顔面を覆うように広がる大きさ及び形状を有するドレープを含む、請求項1ないし24のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項26】
前記ドレープは、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられ、前記ユーザが前記レンズを備えた前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに前記ユーザの顔面および首部を覆うように広がる大きさ及び形状を有する、請求項25に記載の着脱自在フレーム。
【請求項27】
前記ドレープは、前記本体部に着脱可能に取り付けられる、請求項25に記載の着脱自在フレーム。
【請求項28】
前記ドレープは、前記着脱自在フレームに吊り下げられ、前記ユーザの顔面および前記ゴーグルの部品を覆っているときに、前記ドレープを前記着脱自在フレームに固定する大きさ及び形状を有する第1のドレープ取付具と、
前記ドレープが前記ゴーグルの部品を覆っているときに、前記ドレープを前記着脱自在フレームに固定する大きさ及び形状を有する第2のドレープ取付具とを含む、請求項27に記載の着脱自在フレーム。
【請求項29】
前記ドレープは、前記第2のドレープ取付具により前記着脱自在フレームに固定されているときに前記レンズを覆う、請求項28に記載のドレープ。
【請求項30】
前記第1および第2のドレープ取付具には、ベルクロを含む、請求項28に記載のドレープ。
【請求項31】
前記本体部に保持されたレンズを含む、請求項1ないし30のいずれか一項に記載のドレープ。
【請求項32】
レンズおよび該レンズを保持するゴーグルフレームを有するゴーグルに着脱可能に取り付けられた着脱自在フレームであって、
該着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられ、ユーザが前記レンズを備えた前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに、前記ユーザの顔面を気密にシールする顔面沿設部材を有する本体部と、
前記ゴーグルに係合して前記本体部を前記ゴーグルに固定する形状の取付部とを有する、着脱自在フレーム。
【請求項33】
前記本体部は可撓性を有する、請求項32に記載の着脱自在フレーム。
【請求項34】
前記本体部は前記ゴーグルフレームよりも可撓性が高い、請求項32または33に記載の着脱自在フレーム。
【請求項35】
前記顔面沿設部材は柔軟性を有する、請求項32ないし34のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項36】
前記顔面沿設部材は一定の周囲長を有する、請求項32ないし35のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項37】
前記取付部は、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられたときに前記ゴーグルに係合する、請求項32ないし36のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項38】
前記取付部は、前記本体部を前記ゴーグルに着脱可能に取り付けるために前記ゴーグルフレームと当接する大きさ及び形状を有する係止部を含む、請求項32ないし37のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項39】
前記取付部は、前記本体部を前記ゴーグルに着脱可能に取り付けるために前記ゴーグルフレームを前記本体部に固定する大きさ及び形状を有する係止部を含む、請求項32ないし38のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項40】
前記本体部は、通気孔を含み、前記着脱自在フレームが前記ゴーグルに取り付けられたときに、前記ユーザの目、レンズおよび着脱自在フレームで形成される空間領域に空気の流出入を可能としている、請求項32ないし39のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項41】
前記着脱自在フレームを前記ユーザに固定する大きさ及び形状を有するフレーム固定部材を含む、請求項32ないし40のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項42】
前記フレーム固定部材は、一定長さを有し、かつ、前記着脱自在フレームの左端部に接続された第1の端部と前記着脱自在フレームの右端部に接続された第2の端部とを有する弾性ストラップを含む、請求項41に記載の着脱自在フレーム。
【請求項43】
前記本体部に保持されたレンズを含む、請求項32ないし42のいずれか一項に記載の着脱自在フレーム。
【請求項44】
第1のゴーグルフレームと、レンズと、第2の着脱自在フレームとを含むゴーグルであって、
前記第2の着脱自在フレームは、前記第1のゴーグルフレームに着脱可能に取り付けられ、ユーザが前記レンズを備えた前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに前記第1のゴーグルフレームを衝撃から保護するための大きさ及び形状を有する本体部と、該本体部を前記第1のゴーグルフレームに着脱可能に取り付けるために前記第1のゴーグルフレームに係合する形状を有する取付部とを含む、ゴーグル。
【請求項45】
前記第1のゴーグルフレームは前記レンズを保持する、請求項44に記載のゴーグル。
【請求項46】
前記第2の着脱自在フレームは前記レンズを保持する、請求項44または45に記載のゴーグル。
【請求項47】
第2のレンズを含み、
前記第2の着脱自在フレームは前記第2のレンズを保持し、
前記第1のゴーグルフレームは他のレンズを保持する、請求項44ないし46のいずれか一項に記載のゴーグル。
【請求項48】
前記第1のゴーグルフレームは、前記ユーザの目、前記ゴーグルのレンズ及び第1のゴーグルフレームで形成される空間への空気の流出入を可能とする大きさ及び形状を有する通気孔を含む、請求項44ないし47のいずれか一項に記載のゴーグル。
【請求項49】
前記第1のゴーグルフレームに取り付けられ、前記ゴーグルの前記通気孔を通して空気の流出入を促進させる大きさ及び形状を有するファンを含む、請求項44ないし48のいずれか一項に記載のゴーグル。
【請求項50】
前記第1のゴーグルフレームに接続され、前記第1のゴーグルフレームを前記ユーザに固定する大きさ及び形状を有するフレーム固定部材を含む、請求項44ないし49のいずれか一項に記載のゴーグル。
【請求項51】
前記第2の着脱自在フレームに接続され、前記第2の着脱自在フレームを前記ユーザに固定する大きさ及び形状を有するフレーム固定部材を含む、請求項44ないし50のいずれか一項に記載のゴーグル。
【請求項52】
前記フレーム固定部材は、一定長さを有し、かつ、前記第1のゴーグルフレームの左端に接続される第1の端部と前記第1のゴーグルフレームの右端に接続される第2の端部とを有する弾性ストラップを含む、請求項50に記載のゴーグル。
【請求項53】
前記フレーム固定部材は、一定長さを有し、かつ、前記第2の着脱自在フレームの左端に接続される第1の端部と前記第2の着脱自在フレームの右端に接続される第2の端部とを有する弾性ストラップを含む、請求項51に記載のゴーグル。
【請求項54】
第1のゴーグルフレームと、レンズと、第2の着脱自在フレームとを含むゴーグルであって、
前記第2の着脱自在フレームは、前記第1のゴーグルフレームに着脱可能に取り付けられ、前記フレームが前記ゴーグルに取り付けられてユーザが前記レンズを備えた前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに前記ユーザの顔面を気密にシールする顔面沿設部材を有する本体部と、該本体部を前記ゴーグルに着脱可能に取り付けるために前記第1のゴーグルフレームに係合する大きさ及び形状を有する取付部とを含む、ゴーグル。
【請求項55】
前記第1のゴーグルフレームは前記レンズを保持する、請求項54に記載のゴーグル。
【請求項56】
前記第2の着脱自在フレームは前記レンズを保持する、請求項54または55に記載のゴーグル。
【請求項57】
第2のレンズを含み、
前記第2の着脱自在フレームは前記第2のレンズを保持し、
前記第1のゴーグルフレームは他のレンズを保持する、請求項54ないし56のいずれか一項に記載のゴーグル。
【請求項58】
前記第2の着脱自在フレームは、前記ユーザの目、前記ゴーグルのレンズ及び前記第2の着脱自在フレームで形成される空間へ空気の流出入を可能とする大きさ及び形状を有する通気孔を含む、請求項54ないし57のいずれか一項に記載のゴーグル。
【請求項59】
ゴーグルに取り付けられ、ユーザが前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに、ゴーグルフレームを衝撃から保護する大きさ及び形状を有した本体部を含む着脱自在フレームを、レンズおよび該レンズを保持する前記ゴーグルフレームを有する前記ゴーグルに取り付けることを含む方法。
【請求項60】
前記着脱自在フレームを前記ゴーグルから取り外すことを含む、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記着脱部材を前記ゴーグルから取り外し、
前記ゴーグルに取り付けられ、前記ユーザが前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに、前記ゴーグルフレームを衝撃から保護する大きさ及び形状を有した本体部を含む別の着脱自在フレームを前記ゴーグルに取り付けることを含む、請求項59または60に記載の方法。
【請求項62】
前記ゴーグル及び前記着脱自在フレームを、前記ゴーグルの前記レンズが前記ユーザの両目の前方に位置し、かつ、前記ゴーグルが前記ユーザの顔面と当接するよう位置させることを含む、請求項59ないし61のいずれか一項に記載の方法。
【請求項63】
前記ゴーグルを前記ユーザの顔面に装着させることを含む、請求項59ないし62のいずれか一項に記載の方法。
【請求項64】
前記ゴーグルを前記ユーザの顔面に装着させることは、前記着脱自在フレームを前記ゴーグルに取り付けることの前に行う、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記着脱自在フレームを前記ゴーグルに取り付けることは、前記ゴーグルを前記ユーザの顔面に装着させることの前に行う、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
ゴーグルに取り付けられ、ユーザが前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに、前記ユーザの顔面を気密にシールする顔面沿設部材を有する本体部を含む着脱自在フレームを、レンズおよび該レンズを保持する前記ゴーグルフレームを有する前記ゴーグルに取り付けることを含む方法。
【請求項67】
前記着脱自在フレームを前記ゴーグルから取り外すことを含む、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記着脱自在フレームを前記ゴーグルから取り外し、
前記ゴーグルに取り付けられ、前記ユーザが前記ゴーグルを目の前方に位置させたときに、前記ユーザの顔面を気密にシールする顔面沿設部材を有する本体部を含む別の第2の着脱自在フレームを前記ゴーグルに取り付けることを含む、請求項66または67に記載の方法。
【請求項69】
前記ゴーグル及び前記着脱自在フレームを前記ゴーグルの前記レンズが前記ユーザの両目の前方に位置し、かつ、前記ゴーグルが前記ユーザの顔面と当接するよう位置させることを含む、請求項66ないし68のいずれか一項に記載の方法。
【請求項70】
前記ゴーグルを前記ユーザの顔面に装着させることを含む、請求項66ないし69のいずれか一項に記載の方法。
【請求項71】
前記ゴーグルを前記ユーザの顔面に装着させることは、前記着脱自在フレームを前記ゴーグルに取り付けることの前に行う、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記着脱自在フレームを前記ゴーグルに取り付けることは、前記ゴーグルを前記ユーザの顔面に装着させることの前に行う、請求項70に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−179429(P2012−179429A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−124411(P2012−124411)
【出願日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【分割の表示】特願2008−512548(P2008−512548)の分割
【原出願日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【出願人】(503435332)アイ セイフティ システムズ インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】