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着色炎ろうそく及びその製造方法
説明

着色炎ろうそく及びその製造方法

【課題】全体的な特性が向上した着色炎ろうそく及びその製造方法を提供する。
【解決手段】ろうそく本体と芯を含む着色炎ろうそくであって、前記ろうそく本体が、この本体の総重量を基準として、60〜100wt%の主要な燃焼剤、0〜15wt%の高級脂肪酸アミド、0〜15wt%の高級脂肪酸トリグリセリド、及び0〜10wt%の色形成剤を含み、前記ろうそく本体を構成する成分の総含量が100wt%であり、前記芯が色形成剤を含むように予備処理されており、この芯がろうそく本体の長さよりも長く、そのろうそく本体よりも長い部分が溶融したろうそく本体混合物に浸漬されてろうそく本体混合物を含み、ろうそく本体に含まれる色形成剤が芯の予備処理に用いられる色形成剤と同じである、着色炎ろうそく。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な着色炎ろうそく及びその製造方法に関する。より詳細には、本発明は、全体的な特性が向上した着色炎ろうそく及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の着色炎ろうそくは、主要な燃焼剤、色形成剤及び他の助剤より形成され、赤色、黄色、青色、緑色、紫色等のような着色した炎を伴って燃焼する。着色炎ろうそく及びその製造方法に関して、多くの特許出願が存在する。例えば、中国特許出願公開No. CN1043340Aは、着色炎ろうそく及びその製造方法を開示しており、その着色炎ろうそくは、主要な燃焼剤としてエチルカルバメートを、色形成剤として非毒性有機もしくは無機物質(これらはエチルカルバメートに可溶である)を、強度向上剤として高級脂肪アルコールを、滑剤及び離型剤として高級脂肪酸アミドを、燃焼向上剤として高級脂肪酸を、フィルム形成剤としてセルロース誘導体を、そして表面保護剤として樹脂溶液もしくは溶融したパラフィンを含んでいる。中国特許出願公開No. CN1073201Aは、着色炎ろうそく及びその製造方法を開示しており、その着色炎ろうそくは、主要な燃焼剤として有機多塩基酸エステルを、強度向上剤として高級脂肪アルコールを、離型剤として高級脂肪酸アミドを、ろうそく芯改良剤として金属酸化物を、そして色形成剤として金属もしくは有機塩もしくはこれらの錯体を含んでいる。しかしながら、従来の着色炎ろうそくは脆く、可撓性が低く、燃焼時の炎が不安定である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記欠点を克服するため、本願の発明者は、ろうそく本体の強度が向上し、かつ炎の安定性に優れた着色炎ろうそくを開発した(中国特許出願No.02124149.Xを参照されたい)。実際、発明者は、そのような着色炎ろうそくが以下の欠点:ろうそく芯が緩んでおり、見栄えが悪く、芯の色がろうそく本体の色と一致しておらず、保存によりカビが生じ、着火困難であり、炎が小さく、着火と同時に着色炎を発することができず、暗い煙を発生させる等、を有することを見出した。従って、上記欠点を克服する新規着色炎ろうそくが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の発明者は、上記欠点のない新規着色炎ろうそくを開発することを目的として、着色炎ろうそくの分野において広範なかつ困難な研究を行った。その結果、本発明の発明者は、ろうそく芯を色形成剤で予備処理することにより、ろうそく芯が色形成剤を含み、ろうそく芯の長さがろうそく本体よりも所定の比率で長くなり、そのろうそく本体よりも長い部分が溶融したろうそく本体混合物に浸漬され、ろうそく本体混合物を含むようになり、着色炎ろうそくの芯が容易に着火され、着火後に大きな炎を有し、着火により着色炎を発し、堅く、心地よい外観を示し、ろうそく本体の色と一致した色を有し、黒い煙を発することなく、保存の際にカビが生えないことを見出した。
【0005】
本発明の目的は、くずれたり好ましくない外観の芯、芯と本体の色が一致しないこと、保存の際に容易にカビが生えること、着火困難、着火後の炎が小さい、着火後に着色炎を同時に発しない、といった従来のろうそくの欠点を克服する新規着色炎ろうそくを提供することである。
【0006】
本発明の他の目的は、上記新規着色炎ろうそくの製造方法を提供することである。
【0007】
従って、本発明は、その一態様において、ろうそく本体とろうそく芯を含む着色炎ろうそくであって、前記ろうそく本体が、主要な燃焼剤、所望の高級脂肪酸アミド及び高級脂肪酸トリグリセリド、及び所望の色形成剤を含み、前記ろうそく芯が色形成剤を含むように予備処理されており、このろうそく芯がろうそく本体の長さよりも長く、そのろうそく本体よりも長い部分が溶融したろうそく本体混合物に浸漬されてろうそく本体混合物を含み、ろうそく本体に含まれる色形成剤が芯の予備処理に用いられる色形成剤と同じである、着色炎ろうそくを提供する。
【0008】
本発明は、その第二の態様において、着色炎ろうそくの製造方法であって、ろうそく本体を構成する成分の均一な溶融した混合物を形成し、得られた溶融した混合物を、色形成剤による予備処理によって色形成剤を含む芯を含む型に、所望の比率で芯が残るように注ぎ、冷却し、次いで型から取り出し、芯の残りの部分を溶融したろうそく本体混合物に浸してろうそく本体混合物を含むようにし、そして冷却して最終製品を得ること、又はろうそく本体を構成する成分の均一な溶融した混合物を形成し、得られた溶融した混合物を、色形成剤による予備処理及びその後溶融したろうそく本体混合物に浸漬することによって色形成剤およびろうそく本体を含む芯を含む型に、所望の比率で芯が残るように注ぎ、冷却し、次いで型から取り出して最終製品を得ること、又はろうそく本体を構成する成分の均一な溶融した混合物を形成し、得られた溶融した混合物を、色形成剤による予備処理によって色形成剤を含む芯を含む型に注ぎ、冷却し、次いで型から取り出して最終製品を得ること、ここで前記型は前記ろうそくの上端に対応する末端に孔の開いた部分を有し、その孔の開いた部分の長さは前記芯の残っている部分の長さに対応し、前記孔の開いた部分の直径は前記芯の直径に対応する、を含む方法を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の着色炎ろうそくは、ろうそく本体とろうそく芯を含み、前記ろうそく本体は、このろうそく本体の総重量を基準として、以下の成分を含んでいる。
主要な燃焼剤 60−100重量%
高級脂肪酸アミド 0−15重量%
高級脂肪酸トリグリセリド 0−15重量%
色形成剤 0−10重量%
ここで前記ろうそく本体を構成する成分の総含量は100重量%であり、ろうそく芯は色形成剤を含むように色形成剤で予備処理されており、このろうそく芯がろうそく本体の長さよりも長く、そのろうそく本体よりも長い部分が溶融したろうそく本体混合物に浸漬されてろうそく本体混合物を含み、ろうそく本体に含まれる色形成剤が芯の予備処理に用いられる色形成剤と同じである。
【0010】
本発明の着色炎ろうそくのろうそく本体において有用な主要な燃焼剤は、当該分野において従来より用いられているものより選ばれ、その例は、パラホルムアルデヒド、エチルヒドロキシホルメート、パラフィン、セレシン、エチルカルバメート(ウレタン)、無水ソルビン酸、有機ポリ塩基酸エステル、ポリエチレングリコール、ヘキサメチレンテトラアミン(ウロトロピン)、ステアリン酸、酢酸ビニル−エチレンコポリマー樹脂(EVA)又はこれらの混合物、好ましくはエチルカルバメート及び有機ポリ塩基酸エステル、例えばジC1-5アルキルオキサレート、モノC1-5アルキルスクシネート、トリC1-8アルキルシトレートもしくはこれらの混合物、より好ましくはジメチルオキサレート、モノメチルスクシネート、トリメチルシトレート、最も好ましくはトリメチルシトレートを含む。上記のC1-5アルキルは分枝もしくは直鎖C1-5アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n−アミル及びsec-アミルであってもよい。上記C1-8アルキルは分枝もしくは直鎖C1-8アルキル、例えばC1-5アルキルにおいて例示したアルキル、n−ヘキシル、sec-ヘキシル、n−ヘプチル、sec-ヘプチル、n−オクチル、sec-オクチル及び2−エチルヘキシルであってよい。
【0011】
本発明の着色炎ろうそくにおいて、主要な燃焼剤の量は、ろうそく本体の総重量を基準として、60〜100重量%、好ましくは65〜99重量%、より好ましくは75〜98重量%である。
【0012】
本発明の着色炎ろうそくのろうそく本体に所望により用いられる高級脂肪酸アミドは、C8-30脂肪酸アミド、例えばカプリルアミド、カプラミド、ラウラミド、トリデカンアミド、ミリストアミド、パルミトアミド、ステアラミド、オレアミド等、及びこれらの混合物であり、好ましくはミリストアミド、ステアラミド又はこれらの混合物である。
【0013】
本発明の着色炎ろうそくにおいて、前記高級脂肪酸アミドの量は、ろうそく本体の総重量を基準として0〜15重量%、好ましくは1〜10重量%である。
【0014】
本発明の着色炎ろうそくのろうそく本体に所望により用いられる高級脂肪酸トリグリセリドは、C8-30脂肪酸トリグリセリド、例えばグリセリントリカプリレート、グリセリントリカプレート、グリセリントリラウレート、グリセリントリデカノエート、グリセリントリミリステート、グリセリントリパルミテート、グリセリントリステアレート(ステアリン)、グリセリントリオレエート等、及びこれらの混合物であり、好ましくはグリセリントリラウレート、グリセリントリパルミテート、ステアリン又はこれらの混合物であり、最も好ましくはステアリンである。
【0015】
本発明の着色炎ろうそくにおいて、前記高級脂肪酸トリグリセリドの量は、ろうそく本体の総重量を基準として0〜15重量%、好ましくは1〜10重量%である。
【0016】
本発明の着色炎ろうそくにおいて、ろうそく本体に含まれる色形成剤は、ろうそく芯の予備処理に用いられるものと同じである。本発明の着色炎ろうそくのろうそく本体に含まれる、ろうそく芯の予備処理に用いられる色形成剤は、当該分野において従来より用いられているものより選ばれ、その例は、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、ホウ素(B)、バリウム(Ba)、カルシウム(Ca)、セシウム(Cs)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、マグネシウム(Mg)、ストロンチウム(Sr)又はアンチモン(Sb)の有機塩、例えばホルメート、アセテート、プロピオネート、シトレート、ステアレート等、無機塩、例えばハロゲン化物(例えば塩化物、臭化物等)、オキシクロリド、ニトレート、スルフェート等、及び酸(例えばホウ酸)、又は上記金属の錯体、又はこれらの混合物、例えばプロピオン酸リチウム、クエン酸ナトリウム、硫酸カリウムアルミニウム、ホウ酸、塩化カリウム、塩化バナジウム、オキシ塩化アンチモン、硝酸ストロンチウム等であってよい。
【0017】
本発明の着色炎ろうそくにおいて、前記色形成剤の量は、ろうそく本体の総重量を基準として0〜10重量%、好ましくは1〜8重量%である。
【0018】
本発明の着色炎ろうそくのろうそく本体は、当該分野において従来より用いられている香料及び/又は顔料をさらに含んでもよい。香料の例は、サンタル油、バニラ、丁子油、マンゴ油、レモン油等である。その量は当該分野において従来より用いられている量であり、例えばろうそく本体の総重量を基準として、0.001〜0.1重量%、好ましくは0.005〜0.05重量%である。顔料の例は、Oil Red、Oil Yellow、Oil Blue等である。この顔料は、その色が、ろうそく本体を燃焼させた際にろうそく芯により発する光の色と本質的に一致するように選択することが好ましい。顔料の量は当該分野において従来より用いられている量であり、例えばろうそく本体の総重量を基準として、0.001〜0.1重量%、好ましくは0.005〜0.05重量%である。顔料は加えなくてもよく、ろうそく芯中の色形成剤に応じて、白色本体が異なる色の炎を伴い燃焼する。異なる色のろうそく本体は、ろうそく芯中の色形成剤に応じた異なる色の炎を伴い燃焼する。
【0019】
さらに、本発明の着色炎ろうそくのろうそく本体に、所望により、蔗糖脂肪酸エステル、脂肪酸モノ/ジグリセリド、及び/又は高級脂肪アルコールを用いてもよい。好適な蔗糖脂肪酸エステルは、蔗糖C10-30脂肪酸エステル、より好ましくは蔗糖モノC10-30脂肪酸エステル又は蔗糖ポリC10-30脂肪酸エステル、例えば蔗糖ジC10-30脂肪酸エステル、蔗糖トリC10-30脂肪酸エステル等を含む。本発明の特定の態様によれば、Shanghai Longni Fine Chemicals Co., Ltd.より供給されているSEシリーズの蔗糖脂肪酸エステル、特に好ましくはSE11−SE15、さらに好ましくはSE11(ここで数値は親水性親油性バランス、すなわちHLB値を示す)が用いられる。本発明の着色炎ろうそくにおいて、蔗糖脂肪酸エステルの量は、ろうそく本体の総重量を基準として、好ましくは1〜3重量%である。有用な脂肪酸モノ/ジグリセリドは、C10-30脂肪酸モノグリセリド及びC10-30脂肪酸ジグリセリド、好ましくはC10-30脂肪酸モノグリセリドを含む。本発明の特定の態様によれば、グリセリルモノステアレートが用いられる。本発明の着色炎ろうそくにおいて、脂肪酸モノ/ジグリセリドの量は、ろうそく本体の総重量を基準として1〜3重量%である。有用な高級脂肪アルコールは、C10-30脂肪アルコール、好ましくはC12、C16、C18脂肪アルコール又はこれらの混合物、好ましくはオクタデカノールである。本発明の着色炎ろうそくにおいて、高級脂肪アルコールの量は、ろうそく本体の総重量を基準として、1〜4.5重量%である。
【0020】
上記成分に加えて、本発明の着色炎ろうそくのろうそく本体は、当該分野において従来より用いられている酸化促進剤、例えば過酸化バナジウム及び/又は三酸化クロムも含んでよい。この酸化促進剤の量は通常用いられている量である。
【0021】
本発明の着色炎ろうそくのろうそく芯は、当該分野において従来より用いられているもの、例えば綿ろうそく芯(例えば純水な脱脂綿糸)より選ばれる。本発明の着色炎ろうそくに用いられるろうそく芯は、この心が色形成剤を含むように、従来の方法で色形成剤により予備処理される。この予備処理は、例えばろうそく芯が色形成剤を含むように、浸漬、噴霧等により行われる。例えば、本発明の着色炎ろうそくのろうそく芯は、色形成剤の水溶液に浸漬するもしくはこの溶液を噴霧し、次いで乾燥(例えば風乾)することにより予備処理される。こうして予備処理されたろうそく芯は、予備処理されたろうそく芯の総重量を基準として、2〜55重量%の色形成剤を含む。
【0022】
さらに、色形成剤で予備処理されたろうそく芯を、他の試薬(例えばセミカルバジド)によりさらに予備処理してよく、そのような予備処理は従来の方法、例えば浸漬もしくは噴霧により行われる。他の方法として、このさらなる予備処理は、色形成剤によるろうそく芯の予備処理の前又は同時に行ってよい。特に好ましい態様において、本発明の着色炎ろうそくのろうそく芯は、色形成剤による予備処理後、セミカルバジドの10〜30重量%、例えば20重量%の水溶液に1〜30分間、例えば10分間浸漬し、ついで風乾することにより予備処理され、こうして炎安定性が向上する。
【0023】
本発明の着色炎ろうそくの全体の特性を向上させるため、ろうそく芯は所定の比でろうそく本体から飛び出ており、この飛び出た部分を溶融したろうそく本体材料に浸漬する。例えば、ろうそく本体より飛び出たろうそく芯の長さは、ろうそく本体の断面の最も長い直径の80〜200%、好ましくは100〜185%、より好ましくは110〜170%、最も好ましくは130〜160%であってよい。
【0024】
本発明の着色炎ろうそくは、従来用いられている方法と本質的に同じ方法、例えば上記比率でろうそく本体を構成する成分の均一な溶融した混合物を形成すること(例えば容器内で90〜95℃に加熱することにより成分を溶融する)、得られた溶融した混合物を、色形成剤による予備処理によって色形成剤を含む芯を含む型に、所望の比率で芯が残るように注ぎ、冷却し、次いで型から取り出し、芯の残りの部分を溶融したろうそく本体混合物に浸してろうそく本体混合物を含むようにし、そして冷却して最終製品を得ること、により製造することができる。又は、前記方法は、上記比率でろうそく本体を構成する成分の均一な溶融した混合物を形成すること(例えば容器内で90〜95℃に加熱することにより成分を溶融する)、得られた溶融した混合物を、色形成剤による予備処理及びその後溶融したろうそく本体混合物に浸漬することによって色形成剤およびろうそく本体を含む芯を含む型に、所望の比率で芯が残るように注ぎ、冷却し、次いで型から取り出して最終製品を得ること、を含む。又は前記方法は、上記比率でろうそく本体を構成する成分の均一な溶融した混合物を形成すること(例えば容器内で90〜95℃に加熱することにより成分を溶融する)、得られた溶融した混合物を、色形成剤による予備処理によって色形成剤を含む芯を含む型に注ぎ、冷却し、次いで型から取り出して最終製品を得ること、ここで前記型は前記ろうそくの上端に対応する末端に孔の開いた部分を有し、その孔の開いた部分の長さは前記芯の残っている部分の長さに対応し、前記孔の開いた部分の直径は前記芯の直径に対応する、を含む。
【0025】
本発明の着色炎ろうそくの断面はどの様な形状、例えば円形、楕円形、長方形、多角形、不規則形状等であってもよく、好ましくは円筒形である。
【0026】
従来の着色炎ろうそくと比較して、本発明の着色炎ろうそくは優れた特性を有し、簡単なかつ低コストの方法で製造することができる。
【実施例】
【0027】
本発明を以下の例によってさらに説明するが、これは本発明の範囲を限定するものではない。特に示さない限り、パーセントは重量パーセントである。
【0028】
例1
赤色の炎のろうそくのろうそく本体の組成は以下のとおりである。
トリメチルシトレート 96.98%
ステアラミド 1.5%
ステアリン 1.5%
オイルレッド(顔料) 0.02%
【0029】
上記成分を90〜95℃に加熱した容器内で溶融させて均質な溶融混合物を形成する。コットンのろうそく芯をプロピオン酸リチウムの30重量%水溶液に浸し、風乾して19重量%のプロピオン酸リチウムを含むコットンろうそく芯を得る。こうして得られたコットンろうそく芯を型に入れ、着色炎ろうそくのろうそく本体から飛び出る芯の長さを6nmにする。次いで溶融混合物を前記コットンろうそく芯を含む型に注ぎ、冷却し、型から取り出す。ろうそく芯の飛び出た部分を前記ろうそく本体の溶融混合物に浸し、冷却して最終着色炎ろうそくを得る。これは直径4mmの円筒形である。
【0030】
例2
赤色の炎のろうそくのろうそく本体の組成は以下のとおりである。
トリメチルシトレート 99.98%
オイルレッド(顔料) 0.02%
上記成分によりろうそく本体を形成することを除き、例1と実質的に同じ方法で着色炎ろうそくを製造する。
【0031】
黄色の炎のろうそくのろうそく本体の組成は以下のとおりである。
トリメチルシトレート 96.98%
ステアラミド 1.5%
ステアリン 1.5%
オイルイエロー(顔料) 0.02%
【0032】
上記成分によりろうそく本体を形成し、コットンろうそく芯を以下のようにして、すなわちコットンろうそく芯をクエン酸ナトリウムの5%水溶液に浸し、風乾し、2重量%のクエン酸ナトリウムを含むコットンろうそく芯を得る、ことを除き、例1と実質的に同じ方法で着色炎ろうそくを製造する。
【0033】
例4
青色の炎のろうそくのろうそく本体の組成は以下のとおりである。
トリメチルシトレート 96.98%
ステアラミド 1.5%
ステアリン 1.5%
オイルブルー(顔料) 0.02%
【0034】
上記成分によりろうそく本体を形成し、コットンろうそく芯を以下のようにして、すなわちコットンろうそく芯を硫酸カリウムアルミニウムの15%水溶液に浸し、風乾し、7重量%の硫酸カリウムアルミニウムを含むコットンろうそく芯を得る、ことを除き、例1と実質的に同じ方法で着色炎ろうそくを製造する。
【0035】
例5
緑色の炎のろうそくのろうそく本体の組成は以下のとおりである。
トリメチルシトレート 94.98%
ステアラミド 1.5%
ステアリン 1.5%
ホウ酸 2%
オイルグリーン(顔料) 0.02%
【0036】
上記成分によりろうそく本体を形成し、コットンろうそく芯を以下のようにして、すなわちコットンろうそく芯をホウ酸の30%水溶液に浸し、風乾し、21重量%のホウ酸を含むコットンろうそく芯を得る、ことを除き、例1と実質的に同じ方法で着色炎ろうそくを製造する。
【0037】
例6
紫色の炎のろうそくのろうそく本体の組成は以下のとおりである。
トリメチルシトレート 94.98%
ステアラミド 1.5%
ステアリン 1.5%
塩化カリウム 2%
ピグメントパープル(顔料) 0.02%
【0038】
上記成分によりろうそく本体を形成し、コットンろうそく芯を以下のようにして、すなわちコットンろうそく芯を塩化カリウムの6%水溶液に浸し、風乾し、3重量%の塩化カリウムを含むコットンろうそく芯を得る、ことを除き、例1と実質的に同じ方法で着色炎ろうそくを製造する。
【0039】
例7
白色の炎のろうそくのろうそく本体の組成は以下のとおりである。
トリメチルシトレート 96%
ステアラミド 1.5%
ステアリン 1.5%
塩化バナジウム 2%
【0040】
上記成分によりろうそく本体を形成し、コットンろうそく芯を以下のようにして、すなわちコットンろうそく芯を塩化バナジウムの15%水溶液に浸し、風乾し、9重量%の塩化バナジウムを含むコットンろうそく芯を得る、ことを除き、例1と実質的に同じ方法で着色炎ろうそくを製造する。
【0041】
例8
赤紫色の炎のろうそくのろうそく本体の組成は以下のとおりである。
トリメチルシトレート 94.98%
ステアラミド 1.5%
ステアリン 1.5%
硝酸ストロンチウム 2%
ピグメントマゼンタ 0.02%
【0042】
上記成分によりろうそく本体を形成し、コットンろうそく芯を以下のようにして、すなわちコットンろうそく芯を硝酸ストロンチウムの20%水溶液に浸し、風乾し、9重量%の硝酸ストロンチウムを含むコットンろうそく芯を得る、ことを除き、例1と実質的に同じ方法で着色炎ろうそくを製造する。
【0043】
比較例1
赤色の炎のろうそくのろうそく本体の組成は以下のとおりである。
トリメチルシトレート 96.98%
ステアラミド 1.5%
ステアリン 1.5%
オイルレッド(顔料) 0.02%
【0044】
上記成分を90〜95℃に加熱した容器内で溶融させて均質な溶融混合物を形成し、次いで、プロピオン酸リチウムの30%水溶液に浸し、風乾することにより19重量%のプロピオン酸リチウムを含むコットンのろうそく芯を含む型に流す(このコットンろうそく芯は着色炎ろうそくのろうそく本体から飛び出る芯の長さが6nmである)。ついでこの溶融混合物を冷却し、型から取り出し、採集着色炎ろうそくを得る。これは直径4mmの円筒形である。
【0045】
燃焼試験
例1及び比較例1において得られた着色炎ろうそくについて燃焼試験及びカビ試験を行い、肉眼による観察によって以下の結果が得られた。
【0046】
【表1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ろうそく本体と芯を含む着色炎ろうそくであって、前記ろうそく本体が、この本体の総重量を基準として、60〜100wt%の主要な燃焼剤、0〜15wt%の高級脂肪酸アミド、0〜15wt%の高級脂肪酸トリグリセリド、及び0〜10wt%の色形成剤を含み、前記ろうそく本体を構成する成分の総含量が100wt%であり、前記芯が色形成剤を含むように予備処理されており、この芯がろうそく本体の長さよりも長く、そのろうそく本体よりも長い部分が溶融したろうそく本体混合物に浸漬されてろうそく本体混合物を含み、ろうそく本体に含まれる色形成剤が芯の予備処理に用いられる色形成剤と同じである、着色炎ろうそく。
【請求項2】
前記芯が、色形成剤で予備処理後、10〜30wt%、例えば20wt%のセミカルバジドの水溶液で1〜30分、例えば10分浸漬され、次いで風乾されることによりさらに予備処理されている、請求項1記載の着色炎ろうそく。
【請求項3】
前記主要な燃焼剤が、パラホルムアルデヒド、エチルヒドロキシホルメート、パラフィン、セレシン、エチルカルバメート、無水ソルビン酸、有機ポリ塩基酸エステル、ポリエチレングリコール、ウロトロピン、ステアリン酸、酢酸ビニル−エチレンコポリマー樹脂(EVA)又はこれらの混合物、好ましくはエチルカルバメート、ジC1-5アルキルオキサレート、モノC1-5アルキルスクシネート、トリC1-8アルキルシトレートもしくはこれらの混合物、より好ましくはトリメチルシトレートである、請求項1又は2記載の着色炎ろうそく。
【請求項4】
前記主要な燃焼剤の量が、ろうそく本体の総重量を基準として65〜99重量%、好ましくは75〜98重量%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の着色炎ろうそく。
【請求項5】
前記高級脂肪酸アミドがC8-30脂肪酸アミド、好ましくはカプリルアミド、カプラミド、ラウラミド、トリデカンアミド、ミリストアミド、パルミトアミド、ステアラミド、オレアミド、又はこれらの混合物、より好ましくはステアラミドである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の着色炎ろうそく。
【請求項6】
前記高級脂肪酸アミドの量が、ろうそく本体の総重量を基準として1〜10重量%である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の着色炎ろうそく。
【請求項7】
前記高級脂肪酸トリグリセリドがC8-30脂肪酸トリグリセリド、好ましくはグリセリントリカプリレート、グリセリントリカプレート、グリセリントリラウレート、グリセリントリデカノエート、グリセリントリミリステート、グリセリントリパルミテート、グリセリントリステアレート(ステアリン)、グリセリントリオレエート、又はこれらの混合物、及びより好ましくはステアリンである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の着色炎ろうそく。
【請求項8】
前記高級脂肪酸トリグリセリドの量が、ろうそく本体の総重量を基準として1〜10重量%である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の着色炎ろうそく。
【請求項9】
前記芯を予備処理するための、及びろうそく本体に含まれる色形成剤が、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、ホウ素(B)、バリウム(Ba)、カルシウム(Ca)、セシウム(Cs)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、マグネシウム(Mg)、ストロンチウム(Sr)又はアンチモン(Sb)の有機塩、無機塩又は酸、上記金属の錯体、又はこれらの混合物である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の着色炎ろうそく。
【請求項10】
ろうそく本体に含まれる色形成剤の量が、ろうそく本体の総重量を基準として1〜8重量%である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の着色炎ろうそく。
【請求項11】
前記ろうそく本体が、香料、顔料、蔗糖脂肪酸エステル、脂肪酸モノ/ジグリセリド、及び/又は高級脂肪アルコールをさらに含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の着色炎ろうそく。
【請求項12】
ろうそく本体より飛び出た芯の部分が、ろうそく本体の断面の最も長い直径の80〜200%、好ましくは100〜185%、より好ましくは110〜170%、最も好ましくは130〜160%の長さを有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の着色炎ろうそく。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか1項に記載の着色炎ろうそくの製造方法であって、
1)ろうそく本体を構成する成分の均一な溶融した混合物を形成し、得られた溶融した混合物を、色形成剤による予備処理によって色形成剤を含む芯を含む型に、所望の比率で芯が残るように注ぎ、冷却し、次いで型から取り出し、芯の残りの部分を溶融したろうそく本体混合物に浸してろうそく本体混合物を含むようにし、そして冷却して最終製品を得ること、又は
2)ろうそく本体を構成する成分の均一な溶融した混合物を形成し、得られた溶融した混合物を、色形成剤による予備処理及びその後溶融したろうそく本体混合物に浸漬することによって色形成剤およびろうそく本体を含む芯を含む型に、所望の比率で芯が残るように注ぎ、冷却し、次いで型から取り出して最終製品を得ること、又は
3)ろうそく本体を構成する成分の均一な溶融した混合物を形成し、得られた溶融した混合物を、色形成剤による予備処理によって色形成剤を含む芯を含む型に注ぎ、冷却し、次いで型から取り出して最終製品を得ること、ここで前記型は前記ろうそくの上端に対応する末端に孔の開いた部分を有し、その孔の開いた部分の長さは前記芯の残っている部分の長さに対応し、前記孔の開いた部分の直径は前記芯の直径に対応する、
を含む方法。
【請求項14】
残っている芯の長さが、ろうそく本体の断面の最も長い直径の80〜200%、好ましくは100〜185%、より好ましくは110〜170%、最も好ましくは130〜160%である、請求項13記載の方法。

【公表番号】特表2013−521384(P2013−521384A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−556372(P2012−556372)
【出願日】平成23年3月8日(2011.3.8)
【国際出願番号】PCT/CN2011/071604
【国際公開番号】WO2011/110085
【国際公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(506268153)ジアンデ ジアシュアン アーティクルス カンパニー,リミティド (2)
【Fターム(参考)】