説明

睡眠関連障害を含むGABA関連神経学的障害を処置するためのGタンパク質共役受容体およびその調節因子

本発明は、睡眠関連障害の治療に適した化合物としての候補化合物をスクリーニングするためにBRS−3を用いる方法に関する。本発明の逆アゴニストおよびアンタゴニストは、睡眠を促進するための、および不眠症等の、睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するための治療剤として有用である。本発明のアゴニストおよび部分アゴニストは、覚醒状態を促進するための、およびナルコレプシー等に関連する過剰な眠気などの過剰な眠気を予防もしくは治療するための治療剤として有用である。本発明は、さらに、睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害、精神病性障害または認識障害などのGABA関連神経学的障害のための医薬剤としての候補化合物をスクリーニングするためにBRS−3を用いる方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
睡眠を促進するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害、および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物を同定するための方法であって:
(a)候補化合物を宿主細胞、またはGPCRを発現する宿主細胞の膜と接触させる工程であって、ここで、該GPCRは:
(i)配列番号2のアミノ酸配列;
(ii)配列番号2のアミノ酸2〜399;
(iii)特異的プライマー配列番号3および配列番号4を用いるヒトDNA試料に対するポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によって増幅可能なポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(iv)ストリンジェントな条件下で配列番号1の相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(v)配列番号2のアミノ酸配列における1個または数個のアミノ酸の置換、欠失または付加によって配列番号2から誘導されたアミノ酸配列を有するGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(vi)配列番号2に対して少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%の同一性を有するGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(vii)配列番号2を有する受容体の構成的に活性なバージョンであるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;および
(viii)(i)〜(vii)のいずれか1つの生物学的に活性な断片;
よりなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、工程;ならびに
(b)該受容体の機能性を阻害する該候補化合物の能力を決定する工程;
を含み、
ここで、該GPCRの機能性を阻害する該候補化合物の能力は、該候補化合物が、睡眠を促進するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害、および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物であることを示す、方法。
【請求項2】
睡眠を促進するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害、および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物を同定するための方法であって、請求項1に記載の方法の工程を含み、さらに:
(c)所望により、工程(b)におけるGPCRの機能性を阻害する化合物を合成する工程;
(d)工程(b)におけるGPCRの機能性を阻害する化合物を哺乳動物に投与する工程;および
(e)該化合物が、該哺乳動物において、睡眠を促進し、抗不安活性を有し、抗痙攣活性を有し、抗偏頭痛活性を有し、抗鬱病活性を有し、または抗精神病活性を有するか否かを決定する工程;
を含み、
ここで、該哺乳動物において、睡眠を促進し、抗不安活性を示し、抗痙攣活性を示し、抗偏頭痛活性を示し、抗鬱病活性を示し、または抗精神病活性を示す該候補化合物の能力は、該候補化合物が、睡眠を促進するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害、および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物であることを示す、方法。
【請求項3】
前記哺乳動物が非ヒト哺乳動物である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記受容体の逆アゴニストを同定する工程を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記受容体のアンタゴニストを同定する工程を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
さらに、医薬として前記逆アゴニストもしくはアンタゴニストを処方する工程を含む、請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
睡眠を促進するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害、および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物を同定するための方法であって:
(a’)宿主細胞、またはGPCRを発現する宿主細胞の膜を、候補化合物の存在下または不在下において、所望により標識された該GPCRに対する公知のリガンドとを接触させる工程であって、ここで、該GPCRは:
(i)配列番号2のアミノ酸配列;
(ii)配列番号2のアミノ酸2〜399;
(iii)特異的プライマー配列番号3および配列番号4を用いるヒトDNA試料に対するポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によって増幅可能なポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(iv)ストリンジェントな条件下で配列番号1の相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(v)配列番号2のアミノ酸配列における1個または数個のアミノ酸の置換、欠失または付加によって配列番号2から誘導されたアミノ酸配列を有するGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(vi)配列番号2に対して少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%の同一性を有するGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(vii)配列番号2を有する受容体の構成的に活性なバージョンであるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;および
(viii)(i)〜(vii)のいずれか1つの生物学的に活性な断片;
よりなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、工程;
(b’)該公知のリガンドおよび該GPCRの間の複合体を検出する工程;
(c’)該候補化合物の不在下よりも該候補化合物の存在下においてより少ない該複合体が形成されるか否かを決定する工程;
(d’)所望により、その存在下でより少ない該複合体が工程(c’)で形成される化合物を合成する工程;
(e’)その存在下でより少ない該複合体が工程(c’)で形成される化合物を哺乳動物に投与する工程;ならびに
(f’)該化合物が、該哺乳動物において、睡眠を促進し、抗不安活性を有し、抗痙攣活性を有し、抗偏頭痛活性を有し、抗鬱病活性を有し、または抗精神病活性を有するか否かを決定する工程;
を含み、
ここで、該哺乳動物において、睡眠を促進し、抗不安活性を示し、抗痙攣活性を示し、抗偏頭痛活性を示し、抗鬱病活性を示し、または抗精神病活性を示す該候補化合物の能力は、該候補化合物が、睡眠を促進するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物であることを示す、方法。
【請求項8】
前記哺乳動物が非ヒト哺乳動物である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記睡眠障害が断片化された睡眠構造を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
前記睡眠障害が、精神生理学的不眠症、睡眠状態誤認、特発性不眠症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、中枢性肺胞低換気症候群、周期性四肢運動障害、不穏下肢症候群、睡眠薬依存性睡眠障害、毒物誘発性睡眠障害、タイムゾーン変化(時差ぼけ)症候群、交代勤務睡眠障害、不規則睡眠覚醒パターン、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、および非24時間睡眠覚醒障害よりなる群から選択される、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記睡眠障害が不眠症であり、または前記GABA関連神経学的障害が不眠症、全般性不安障害、パニック発作、癲癇、偏頭痛、大鬱病障害、および統合失調症よりなる群から選択される、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
前記宿主細胞が哺乳動物細胞である、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
前記宿主細胞が酵母細胞である、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
【請求項14】
前記宿主細胞がメラニン保有細胞である、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
前記GPCRが配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記GPCRが配列番号2に対して少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%の同一性を有するGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列を含む、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
前記GPCRが配列番号2を有する受容体の構成的に活性なバージョンであるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列を含む、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
睡眠を促進するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物であって、ここで、請求項1〜17のいずれかに記載の方法に従って同定される化合物。
【請求項19】
睡眠を促進するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物、および医薬上許容される担体を含む医薬組成物であって、ここで、該化合物が請求項1〜17のいずれかに記載の方法に従って同定される医薬組成物。
【請求項20】
睡眠を促進するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物、および医薬上許容される担体を混合することを含む医薬組成物を調製する方法であって、ここで、該化合物を請求項1〜17のいずれかに記載の方法に従って同定する、方法。
【請求項21】
治療上有効量の哺乳動物BRS−3の逆アゴニストもしくはアンタゴニスト、または該逆アゴニストもしくはアンタゴニストおよび医薬上許容される担体を含む医薬上許容される組成物を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、睡眠を促進する方法、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療する方法、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害、および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療する方法。
【請求項22】
前記睡眠障害が断片化された睡眠構造を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
睡眠を促進する前記方法、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療する前記方法が、睡眠の定着を促進することを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
睡眠を促進する前記方法、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療する前記方法が、デルタ力を増加させることを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記睡眠障害が、精神生理学的不眠症、睡眠状態誤認、特発性不眠症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、中枢性肺胞低換気症候群、周期性四肢運動障害、不穏下肢症候群、睡眠薬依存性睡眠障害、毒物誘発性睡眠障害、タイムゾーン変化(時差ぼけ)症候群、交代勤務睡眠障害、不規則睡眠覚醒パターン、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、および非24時間睡眠覚醒障害よりなる群から選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記睡眠障害が不眠症であり、または前記GABA関連神経学的障害が不眠症、全般性不安障害、パニック発作、癲癇、偏頭痛、大鬱病障害、および統合失調症よりなる群から選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項27】
前記哺乳動物BRS−3の逆アゴニストもしくはアンタゴニストがBRS−3選択的逆アゴニストもしくはアンタゴニストである、請求項21〜26のいずれかに記載の方法。
【請求項28】
前記哺乳動物がヒトである、請求項21〜27のいずれかに記載の方法。
【請求項29】
睡眠を促進するための、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するための、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害、および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するための医薬の製造用の哺乳動物BRS−3の逆アゴニストもしくはアンタゴニストの使用。
【請求項30】
前記睡眠障害が断片化された睡眠構造を含む、請求項29に記載の使用。
【請求項31】
前記睡眠を促進すること、または前記睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防することもしくは治療することが睡眠の定着を促進することを含む、請求項29に記載の使用。
【請求項32】
前記睡眠を促進すること、または前記睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防することもしくは治療することがデルタ力を増加させることを含む、請求項29に記載の使用。
【請求項33】
前記睡眠障害が精神生理学的不眠症、睡眠状態誤認、特発性不眠症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、中枢性肺胞低換気症候群、周期性四肢運動障害、不穏下肢症候群、睡眠薬依存性睡眠障害、毒物誘発性睡眠障害、タイムゾーン変化(時差ぼけ)症候群、交代勤務睡眠障害、不規則睡眠覚醒パターン、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、および非24時間睡眠覚醒障害よりなる群から選択される、請求項29に記載の使用。
【請求項34】
前記睡眠障害が不眠症であり、または前記GABA関連神経学的障害が不眠症、全般性不安障害、パニック発作、癲癇、偏頭痛、大鬱病障害、および統合失調症よりなる群から選択される、請求項29に記載の使用。
【請求項35】
前記哺乳動物BRS−3の逆アゴニストもしくはアンタゴニストがBRS−3選択的逆アゴニストもしくはアンタゴニストである、請求項29〜34のいずれかに記載の使用。
【請求項36】
前記哺乳動物BRS−3がヒトBRS−3である、請求項29〜35のいずれかに記載の使用。
【請求項37】
睡眠を促進するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防もしくは治療するのに、または睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害、および精神病性障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに用いるための、哺乳動物BRS−3の逆アゴニストもしくはアンタゴニスト、または該逆アゴニストもしくはアンタゴニストおよび医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項38】
前記睡眠障害が断片化された睡眠構造を含む、請求項37に記載の逆アゴニストもしくはアンタゴニスト、または医薬組成物。
【請求項39】
前記睡眠を促進すること、または前記睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防することもしくは治療することが睡眠の定着を促進することを含む、請求項37に記載の逆アゴニストもしくはアンタゴニスト、または医薬組成物。
【請求項40】
前記睡眠を促進すること、または前記睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害を予防することもしくは治療することがデルタ力を増加させることを含む、請求項37に記載の逆アゴニストもしくはアンタゴニスト、または医薬組成物。
【請求項41】
前記睡眠障害が精神生理学的不眠症、睡眠状態誤認、特発性不眠症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、中枢性肺胞低換気症候群、周期性四肢運動障害、不穏下肢症候群、睡眠薬依存性睡眠障害、毒物誘発性睡眠障害、タイムゾーン変化(時差ぼけ)症候群、交代勤務睡眠障害、不規則睡眠覚醒パターン、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、および非24時間睡眠覚醒障害よりなる群から選択される、請求項37に記載の逆アゴニストもしくはアンタゴニスト、または医薬組成物。
【請求項42】
前記睡眠障害が不眠症であり、または前記GABA関連神経学的障害が不眠症、全般性不安障害、パニック発作、癲癇、偏頭痛、大鬱病障害、および統合失調症よりなる群から選択される、請求項37に記載の逆アゴニストもしくはアンタゴニスト、または医薬組成物。
【請求項43】
前記哺乳動物BRS−3の逆アゴニストもしくはアンタゴニストがBRS−3選択的逆アゴニストもしくはアンタゴニストである、請求項37〜42のいずれかに記載の逆アゴニストもしくはアンタゴニスト、または医薬組成物。
【請求項44】
前記哺乳動物BRS−3がヒトBRS−3である、請求項37〜43のいずれかに記載の逆アゴニストもしくはアンタゴニスト、または医薬組成物。
【請求項45】
覚醒状態を促進するのに、または過剰な眠気を予防もしくは治療するのに、または覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物を同定するための方法であって:
(a)候補化合物を宿主細胞、またはGPCRを発現する宿主細胞の膜と接触させる工程であって、ここで、該GPCRは:
(i)配列番号2のアミノ酸配列;
(ii)配列番号2のアミノ酸2〜399;
(iii)特異的プライマー配列番号3および配列番号4を用いるヒトDNA試料に対するポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によって増幅可能なポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(iv)ストリンジェントな条件下で配列番号1の相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(v)配列番号2のアミノ酸配列における1個または数個のアミノ酸の置換、欠失または付加によって配列番号2から誘導されたアミノ酸配列を有するGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(vi)配列番号2に対して少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%の同一性を有するGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(vii)配列番号2を有する受容体の構成的に活性なバージョンであるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;および
(viii)(i)〜(vii)のいずれか1つの生物学的に活性な断片;
よりなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、工程;ならびに
(b)該受容体の機能性を刺激する該候補化合物の能力を決定する工程;
を含み、
ここで、該受容体の機能性を刺激する該候補化合物の能力は、該候補化合物が覚醒状態を促進するのに、または過剰な眠気を予防もしくは治療するのに、または覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択される選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物であることを示す、方法。
【請求項46】
覚醒状態を促進するのに、または過剰な眠気を予防もしくは治療するのに、または覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物を同定するための方法であって、請求項45に記載の方法の工程を含み、さらに:
(c)所望により、工程(b)におけるGPCRの機能性を刺激する化合物を合成する工程;
(d)工程(b)におけるGPCRの機能性を刺激する化合物を哺乳動物に投与する工程;および
(e)該化合物が該哺乳動物において覚醒状態を促進するか、または認識増強活性を有するか否かを決定する工程;
を含み、
ここで、該哺乳動物において、覚醒状態を促進するか、または認識増強活性を示す該候補化合物の能力は、該候補化合物が覚醒状態を促進するのに、または過剰な眠気を予防もしくは治療するのに、または覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物であることを示す、方法。
【請求項47】
前記哺乳動物が非ヒト哺乳動物である、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記受容体のアゴニストを同定する工程を含む、請求項45〜47のいずれかに記載の方法。
【請求項49】
前記受容体の部分アゴニストを同定する工程を含む、請求項の45〜47のいずれかに記載の方法。
【請求項50】
さらに、前記アゴニストまたは部分アゴニストを医薬として処方する工程を含む、請求項48または請求項49に記載の方法。
【請求項51】
覚醒状態を促進するのに、または過剰な眠気を予防もしくは治療するのに、または覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物を同定するための方法であって:
(a’)候補化合物の存在下または不在下で、宿主細胞またはGPCRを発現する宿主細胞の膜を、所望により標識された該GPCRに対する公知のリガンドとを接触させる工程であって、ここで、該GPCRは:
(i)配列番号2のアミノ酸配列;
(ii)配列番号2のアミノ酸2〜399;
(iii)特異的プライマー配列番号3および配列番号4を用いるヒトDNA試料に対するポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によって増幅可能なポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(iv)ストリンジェントな条件下で配列番号1の相補体にハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(v)配列番号2のアミノ酸配列における1個または数個のアミノ酸の置換、欠失または付加によって配列番号2から誘導されたアミノ酸配列を有するGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(vi)配列番号2に対して少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%の同一性を有するGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;
(vii)配列番号2を有する受容体の構成的に活性なバージョンであるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列;および
(viii)(i)〜(vii)のいずれか1つの生物学的に活性な断片;
よりなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、工程;
(b’)該公知のリガンドおよび該GPCRの間の複合体を検出する工程;
(c’)該候補化合物の不在下よりも該候補化合物の存在下においてより少ない該複合体が形成されるか否かを決定する工程;
(d’)所望により、その存在下でより少ない該複合体が工程(c’)で形成される化合物を合成する工程;
(e’)その存在下でより少ない該複合体が工程(c’)で形成される化合物を哺乳動物に投与する工程;ならびに
(f’)該化合物が、該哺乳動物において覚醒状態を促進するか、または認識増強活性を有するか否かを決定する工程;
を含み、
ここで、該哺乳動物において、覚醒状態を促進するか、または認識増強活性を示す該候補化合物の能力は、該候補化合物が、覚醒状態を促進するのに、または過剰な眠気を予防もしくは治療するのに、または覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物であることを示す、方法。
【請求項52】
前記哺乳動物が非ヒト哺乳動物である、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記過剰な眠気が睡眠障害に関連している、請求項45〜52のいずれかに記載の方法。
【請求項54】
前記睡眠障害が睡眠状態誤認、ナルコレプシー、再発性睡眠過剰、特発性睡眠過剰、心的外傷後睡眠過剰、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、中枢性睡眠時無呼吸症候群、中枢性肺胞低換気症候群、周期性四肢運動障害、不穏下肢症候群、睡眠薬依存性睡眠障害、毒物誘発性睡眠障害、タイムゾーン変化(時差ぼけ)症候群、交代勤務睡眠障害、不規則睡眠覚醒パターン、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、および非24時間睡眠覚醒障害よりなる群から選択される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記睡眠障害がナルコレプシーであり、または前記GABA関連神経学的障害がナルコレプシー、認知症およびアルツハイマー型の認知症よりなる群から選択される、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
前記過剰な眠気が神経学的障害に関連する、請求項45〜52のいずれかに記載の方法。
【請求項57】
前記過剰な眠気が精神病性障害に関連する、請求項45〜52のいずれかに記載の方法。
【請求項58】
前記宿主細胞が哺乳動物細胞である、請求項45〜57のいずれかに記載の方法。
【請求項59】
前記宿主細胞が酵母細胞である、請求項45〜57のいずれかに記載の方法。
【請求項60】
前記宿主細胞がメラニン保有細胞である、請求項45〜57のいずれかに記載の方法。
【請求項61】
前記GPCRが配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項45〜60のいずれかに記載の方法。
【請求項62】
前記GPCRが、配列番号2に対して少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%の同一性を有するGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列を含む、請求項45〜60のいずれかに記載の方法。
【請求項63】
前記GPCRが、配列番号2を有する受容体の構成的に活性なバージョンであるGタンパク質共役受容体のアミノ酸配列を含む、請求項45〜60のいずれかに記載の方法。
【請求項64】
覚醒状態を促進するための、または過剰な眠気を予防もしくは治療するために適した化合物であって、請求項45〜63のいずれかに記載の方法に従って同定される、化合物。
【請求項65】
覚醒状態を促進するのに、または過剰な眠気を予防もしくは治療するのに、または覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物、および医薬上許容される担体を含む医薬組成物であって、該化合物が請求項45〜63のいずれかに記載の方法に従って同定される、医薬組成物。
【請求項66】
覚醒状態を促進するのに、または過剰な眠気を予防もしくは治療するのに、または覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに適した化合物、および医薬上許容される担体を混合することを含む医薬組成物を調製する方法であって、該化合物を請求項45〜63のいずれかに記載の方法に従って同定する、方法。
【請求項67】
治療上有効量の哺乳動物BRS−3のアゴニストもしくは部分アゴニスト、または該アゴニストまたは部分アゴニストおよび医薬上許容される担体を含む医薬上許容される組成物を、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む、覚醒状態を促進する方法、または過剰な眠気を予防もしくは治療する方法、または覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療する方法。
【請求項68】
前記過剰な眠気が睡眠障害に関連する、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記睡眠障害が睡眠状態誤認、ナルコレプシー、再発性睡眠過剰、特発性睡眠過剰、心的外傷後睡眠過剰、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、中枢性睡眠時無呼吸症候群、中枢性肺胞低換気症候群、周期性四肢運動障害、不穏下肢症候群、睡眠薬依存性睡眠障害、毒物誘発性睡眠障害、タイムゾーン変化(時差ぼけ)症候群、交代勤務睡眠障害、不規則睡眠覚醒パターン、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、および非24時間睡眠覚醒障害よりなる群から選択される、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記睡眠障害がナルコレプシーであり、または前記GABA関連神経学的障害がナルコレプシー、認知症およびアルツハイマー型の認知症よりなる群から選択される、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
前記過剰な眠気が神経学的障害に関連する、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
前記過剰な眠気が精神病性障害に関連する、請求項67に記載の方法。
【請求項73】
前記哺乳動物BRS−3のアゴニストもしくは部分アゴニストがBRS−3選択的アゴニストまたは部分アゴニストである、請求項67〜72のいずれかに記載の方法。
【請求項74】
前記哺乳動物がヒトである、請求項67〜73のいずれかに記載の方法。
【請求項75】
覚醒状態を促進するための、または過剰な眠気を予防もしくは治療するための、または覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するための医薬の製造用の哺乳動物BRS−3のアゴニストもしくは部分アゴニストの使用。
【請求項76】
前記過剰な眠気が睡眠障害に関連する、請求項75に記載の使用。
【請求項77】
前記睡眠障害が睡眠状態誤認、ナルコレプシー、再発性睡眠過剰、特発性睡眠過剰、心的外傷後睡眠過剰、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、中枢性睡眠時無呼吸症候群、中枢性肺胞低換気症候群、周期性四肢運動障害、不穏下肢症候群、睡眠薬依存性睡眠障害、毒物誘発性睡眠障害、タイムゾーン変化(時差ぼけ)症候群、交代勤務睡眠障害、不規則睡眠覚醒パターン、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、および非24時間睡眠覚醒障害よりなる群から選択される、請求項76に記載の使用。
【請求項78】
前記睡眠障害がナルコレプシーであり、または前記GABA関連神経学的障害がナルコレプシー、認知症およびアルツハイマー型の認知症よりなる群から選択される、請求項76に記載の使用。
【請求項79】
前記過剰な眠気が神経学的障害に関連する、請求項75に記載の使用。
【請求項80】
前記過剰な眠気が精神病性障害に関連する、請求項75に記載の使用。
【請求項81】
前記哺乳動物BRS−3のアゴニストまたは部分アゴニストがBRS−3選択的アゴニストまたは部分アゴニストである、請求項75〜80のいずれかに記載の使用。
【請求項82】
前記哺乳動物BRS−3がヒトBRS−3である、請求項75〜81のいずれかに記載の使用。
【請求項83】
覚醒状態を促進するのに、または過剰な眠気を予防もしくは治療するのに、または覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害を予防もしくは治療するのに用いるための、哺乳動物BRS−3のアゴニストもしくは部分アゴニスト、または該アゴニストまたは部分アゴニストおよび医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項84】
前記過剰な眠気が睡眠障害に関連する、請求項83に記載のアゴニストまたは部分アゴニスト、または医薬組成物。
【請求項85】
前記睡眠障害が睡眠状態誤認、ナルコレプシー、再発性睡眠過剰、特発性睡眠過剰、心的外傷後睡眠過剰、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、中枢性睡眠時無呼吸症候群、中枢性肺胞低換気症候群、周期性四肢運動障害、不穏下肢症候群、睡眠薬依存性睡眠障害、毒物誘発性睡眠障害、タイムゾーン変化(時差ぼけ)症候群、交代勤務睡眠障害、不規則睡眠覚醒パターン、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、および非24時間睡眠覚醒障害よりなる群から選択される、請求項84に記載のアゴニストまたは部分アゴニスト、または医薬組成物。
【請求項86】
前記睡眠障害がナルコレプシーであり、または前記GABA関連神経学的障害がナルコレプシー、認知症およびアルツハイマー型の認知症よりなる群から選択される、請求項84に記載のアゴニストまたは部分アゴニスト、または医薬組成物。
【請求項87】
前記過剰な眠気が神経学的障害に関連する、請求項83に記載のアゴニストまたは部分アゴニスト、または医薬組成物。
【請求項88】
前記過剰な眠気が精神病性障害に関連する、請求項83に記載のアゴニストまたは部分アゴニスト、または医薬組成物。
【請求項89】
前記哺乳動物BRS−3のアゴニストもしくは部分アゴニストがBRS−3選択的アゴニストまたは部分アゴニストである、請求項83〜88のいずれかに記載のアゴニストまたは部分アゴニスト、または医薬組成物。
【請求項90】
前記哺乳動物BRS−3がヒトBRS−3である、請求項83〜89のいずれかに記載のアゴニストまたは部分アゴニスト、または医薬組成物。
【請求項91】
睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害、精神病性障害、覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害用の医薬剤のための候補化合物をスクリーニングする方法であって、構成要素:
(a)宿主細胞、またはGタンパク質共役受容体を含む宿主細胞の膜を提供する工程であって、該Gタンパク質共役受容体が配列番号2に対して少なくとも約75%の同一性、少なくとも約80%の同一性、少なくとも約85%の同一性、少なくとも約90%の同一性、または少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、工程;および
(b)該Gタンパク質共役受容体に対する候補化合物をスクリーニングする工程;
を含む方法。
【請求項92】
前記Gタンパク質共役受容体のアゴニストを同定する工程を含む、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記Gタンパク質共役受容体の部分アゴニストを同定する工程を含む、請求項91または請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記Gタンパク質共役受容体の逆アゴニストを同定する工程を含む、請求項91に記載の方法。
【請求項95】
前記Gタンパク質共役受容体のアンタゴニストを同定する工程を含む、請求項91に記載の方法。
【請求項96】
前記スクリーニングする工程が、前記アゴニスト、部分アゴニスト、逆アゴニストもしくはアンタゴニストが睡眠を促進し、抗不安活性を有し、抗痙攣活性を有し、抗偏頭痛活性を有し、抗鬱病活性を有し、抗精神病活性を有し、覚醒状態を促進するか、または認識増強活性を有するか否かを決定することを含む、請求項92〜95のいずれかに記載の方法。
【請求項97】
さらに、前記アゴニスト、部分アゴニスト、逆アゴニストもしくはアンタゴニストを医薬として処方する工程を含む、請求項92〜96のいずれかに記載の方法。
【請求項98】
前記Gタンパク質共役受容体が配列番号2に対して少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項91〜97のいずれかに記載の方法。
【請求項99】
前記Gタンパク質共役受容体が配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項91〜98のいずれかに記載の方法。
【請求項100】
睡眠を促進することによって緩和される睡眠障害、不安障害、痙攣障害、偏頭痛、鬱病障害、精神病性障害、覚醒状態を促進することによって緩和される睡眠障害、および認識障害よりなる群から選択されるGABA関連神経学的障害用の医薬剤としての候補化合物をスクリーニングするためのGタンパク質共役受容体の使用であって、該Gタンパク質共役受容体は配列番号2に対して少なくとも約75%の同一性、少なくとも約80%の同一性、少なくとも約85%の同一性、少なくとも約90%の同一性、または少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、使用。
【請求項101】
前記スクリーニングが前記Gタンパク質共役受容体アゴニストのためのものである、請求項100に記載の使用。
【請求項102】
前記スクリーニングが前記Gタンパク質共役受容体の部分アゴニストのためのものである、請求項100または請求項101に記載の使用。
【請求項103】
前記スクリーニングが前記Gタンパク質共役受容体の逆アゴニストのためのものである、請求項100に記載の使用。
【請求項104】
前記スクリーニングが前記Gタンパク質共役受容体のアンタゴニストのためである、請求項100に記載の使用。
【請求項105】
前記Gタンパク質共役受容体が配列番号2に対して少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項100〜104のいずれかに記載の使用。
【請求項106】
前記Gタンパク質共役受容体が配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項100〜105のいずれかに記載の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【公表番号】特表2010−515882(P2010−515882A)
【公表日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−544931(P2009−544931)
【出願日】平成20年1月4日(2008.1.4)
【国際出願番号】PCT/US2008/000116
【国際公開番号】WO2008/085888
【国際公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【出願人】(500478097)アリーナ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (97)
【Fターム(参考)】