説明

知られているカレンダーイベントに基づいてデパーチャ時間を推定するための方法および装置

現在のロケーションに基づいて、イベントに対してデパーチャアラートを生成するための方法および装置。本方法は、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することであって、第1のイベントスケジューリングデータが第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、取得することと、デバイスロケーション値を取得することと、現在時間値を取得することと、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定することと、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成することと、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成することとを備え得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示する態様は、知られている基準に基づくデパーチャ(departure)時間推定に関する。
【背景技術】
【0002】
ワイヤレス通信デバイス(WCD:wireless communications device)は、様々なコンテキストにおいて組織的エイドとして使用される。たとえば、WCDは、ユーザがカレンダーおよび/または連絡先にアクセスすることを可能にする機能を含み得る。さらに、そのような情報は、ユーザがコンピューティングプラットフォームにわたって一様な情報を維持することを可能にするために、ユーザの他のコンピューティングデバイスと同期され得る。
【0003】
現在、そのようなカレンダー情報は、不慣れなロケーションへの移動中、または破壊的なイベント中など、不慣れな設定ではあまり有用でなくなり得る。たとえば、移動するとき、ユーザは、地域の状況(たとえば、交通、道順など)に不慣れであるので、時間通りに目的地に到着するために、いつユーザの現在ロケーションを出発すべきかがわからない。したがって、ユーザの現在ロケーションに基づいて、スケジュールされたイベントに対してデパーチャアラートを生成するための改善された装置および方法が望まれる。
【発明の概要】
【0004】
以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
【0005】
1つまたは複数の態様およびその対応する開示に従って、少なくとも1つのイベントに対して少なくとも1つのデパーチャアラートを生成することに関して、様々な態様について説明する。一態様によれば、少なくとも1つのイベントに対して少なくとも1つのデパーチャアラートを生成するための方法を提供する。本方法は、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することを含み得、第1のイベントスケジューリングデータは、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む。さらに、本方法は、デバイスロケーション値を取得することを含み得る。またさらに、本方法は、現在時間値を取得することを含み得る。なおさらに、本方法は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することを含み得る。なおさらに、本方法は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定することを含み得る。さらに、本方法は、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成することを含み得る。その上、本方法は、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成することを含み得る。
【0006】
さらに別の態様は、少なくとも1つのイベントに対して少なくとも1つのデパーチャアラートを生成するように構成された少なくとも1つのプロセッサに関する。本プロセッサは、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得するための第1のモジュールを含み得、第1のイベントスケジューリングデータは、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む。さらに、本プロセッサは、デバイスロケーション値を取得するための第2のモジュールを含み得る。またさらに、本プロセッサは、現在時間値を取得するための第3のモジュールを含み得る。なおさらに、本プロセッサは、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断するための第4のモジュールを含み得る。さらに、本プロセッサは、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定するための第5のモジュールを含み得る。さらに、本プロセッサは、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成するための第6のモジュールを含み得る。その上、本プロセッサは、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成するための第7のモジュールを含み得る。
【0007】
さらに別の態様は、コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品に関する。本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得させるための第1のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得、第1のイベントスケジューリングデータは、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む。さらに、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、デバイスロケーション値を取得させるための第2のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。またさらに、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、現在時間値を取得させるための第3のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。さらに、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、第1のイベントロケーション値と受信したデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断させるための第4のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。またさらに、本コンピュータプログラム製品は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、コンピュータに、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定させるための第5のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。またさらに、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成させるための第6のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。さらに、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成させるための第7のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。
【0008】
さらに別の態様は装置に関する。本装置は、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得するための手段を含み得、第1のイベントスケジューリングデータは、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む。さらに、本装置は、デバイスロケーション値を取得するための手段を含み得る。またさらに、本装置は、現在時間値を取得するための手段を含み得る。なおさらに、本装置は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断するための手段を含み得る。さらに、本装置は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定するための手段を含み得る。さらに、本装置は、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成するための手段を含み得る。その上、本装置は、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成するための手段を含み得る。
【0009】
別の態様は装置に関する。本装置は、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することであって、第1のイベントスケジューリングデータが、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、取得することと、デバイスロケーション値を取得することと、現在時間値を取得することとを行うための通信モジュールを含み得る。さらに、本装置は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定することと、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成することと、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成することとを行うためのデパーチャアラートモジュールを含み得る。
【0010】
さらに、1つまたは複数の態様およびその対応する開示に従って、少なくとも1つのイベントに対してデバイスのための少なくとも1つのデパーチャアラートを生成することに関して、様々な態様について説明する。一態様によれば、少なくとも1つのイベントに対してデバイスのための少なくとも1つのデパーチャアラートを生成するための方法を提供する。本方法は、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することを含み得、第1のイベントスケジューリングデータは、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む。さらに、本方法は、デバイスロケーション値を取得することを含み得る。またさらに、本方法は、現在時間値を取得することを含み得る。なおさらに、本方法は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することを含み得る。なおさらに、本方法は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定することを含み得る。さらに、本方法は、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成することを含み得る。その上、本方法は、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成することを含み得る。またさらに、本方法は、デバイスにデパーチャアラートを送信することを含み得る。
【0011】
さらに別の態様は、少なくとも1つのイベントに対して少なくとも1つのデパーチャアラートを生成するように構成された少なくとも1つのプロセッサに関する。本プロセッサは、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得するための第1のモジュールを含み得、第1のイベントスケジューリングデータは、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む。さらに、本プロセッサは、デバイスロケーション値を取得するための第2のモジュールを含み得る。またさらに、本プロセッサは、現在時間値を取得するための第3のモジュールを含み得る。なおさらに、本プロセッサは、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断するための第4のモジュールを含み得る。さらに、本プロセッサは、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定するための第5のモジュールを含み得る。さらに、本プロセッサは、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成するための第6のモジュールを含み得る。その上、本プロセッサは、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成するための第7のモジュールを含み得る。またさらに、本プロセッサは、デバイスにデパーチャアラートを送信するための第8のモジュールを含み得る。
【0012】
さらに別の態様は、コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品に関する。本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得させるための第1のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得、第1のイベントスケジューリングデータは、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む。さらに、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、デバイスロケーション値を取得させるための第2のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。またさらに、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、現在時間値を取得させるための第3のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。さらに、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、第1のイベントロケーション値と受信したデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断させるための第4のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。またさらに、本コンピュータプログラム製品は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、コンピュータに、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定させるための第5のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。またさらに、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成させるための第6のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。さらに、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成させるための第7のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。またさらに、本コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、デバイスにデパーチャアラートを送信させるための第8のコードセットを含むコンピュータ可読媒体を含み得る。
【0013】
さらに別の態様は装置に関する。本装置は、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得するための手段を含み得、第1のイベントスケジューリングデータは、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む。さらに、本装置は、デバイスロケーション値を取得するための手段を含み得る。またさらに、本装置は、現在時間値を取得するための手段を含み得る。なおさらに、本装置は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断するための手段を含み得る。さらに、本装置は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定するための手段を含み得る。さらに、本装置は、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成するための手段を含み得る。その上、本装置は、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成するための手段を含み得る。さらに、本装置は、デバイスにデパーチャアラートを送信するための手段を含み得る。
【0014】
別の態様は装置に関する。本装置は、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することであって、第1のイベントスケジューリングデータが、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、取得することと、デバイスロケーション値を取得することと、現在時間値を取得することとを行うための通信モジュールを含み得る。さらに、本装置は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定することと、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成することと、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成することとを行うためのデパーチャアラートモジュールを含み得る。さらに、通信モジュールは、デバイスにデパーチャアラートを送信するように動作可能である。
【0015】
上記および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明し、特に特許請求の範囲で指摘する特徴を備える。以下の説明および添付の図面に、1つまたは複数の態様のうちのいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。ただし、これらの特徴は、様々な態様の原理を採用することができる様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。
【0016】
添付の図面とともに以下に説明する開示する態様は、開示する態様を限定するためではなく、開示する態様を例示するために与えられ、同様の表示は同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】一態様による通信ネットワークのブロック図。
【図2】通信ネットワークデパーチャアラートプロセスの概観の一態様のフローチャート。
【図3】図1に示す一態様の例示的なスクリーンショット。
【図4】ワイヤレス通信デバイスの例示的なアーキテクチャのブロック図。
【図5】一態様によるデパーチャアラートシステムの例示的なブロック図。
【図6】デバイスのロケーションに基づいて少なくとも1つのイベントに対して少なくとも1つのデパーチャアラートを生成することができる例示的な通信デバイスのブロック図。
【図7】少なくとも1つのイベントに対してデバイスのための少なくとも1つのデパーチャアラートを生成することができる例示的なネットワークデバイスのブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
次に、図面を参照しながら様々な態様について説明する。以下の記述では、説明の目的で、1つまたは複数の態様の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細を記載する。ただし、そのような(1つまたは複数の)態様は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることは明らかであろう。
【0019】
知られているカレンダーイベントからデパーチャ時間を正確に判断する能力は、イベントロケーション、参加者など、知られているカレンダーイベントに関連する情報と、交通、ユーザ定義デパーチャバッファなど、現在のデバイスロケーションに関連する情報とを使用することによって達成され得る。特に、本デバイスの提示する態様では、ワイヤレスデバイスは、ユーザにとって不慣れであり得るロケーションにおいてデパーチャ時間、あり得るイベント競合などについてユーザに警告することが可能である。
【0020】
図1を参照すると、一態様による通信ネットワーク100のブロック図が示されている。通信ネットワーク100は、通信ネットワーク124、たとえば、CDMAネットワーク、GPRSネットワーク、UMTSネットワーク、IPネットワーク、および他のタイプの通信ネットワークまたは複数のタイプの通信ネットワークの組合せに通信可能に結合されたワイヤレス通信デバイス110を含み得る。通信ネットワーク100は、ネットワーク124に通信可能に結合されたデパーチャアラートサーバ130をさらに含み得る。一態様では、通信ネットワーク100は、さらに、ネットワーク124に通信可能に結合されたコンピューティングデバイス150を含み得る。
【0021】
一態様では、ワイヤレス通信デバイス(WCD)110は、カレンダーモジュール112と、デバイスロケーションモジュール119と、デパーチャモジュール120とを含み得る。そのような態様では、カレンダーモジュール112は、1つまたは複数のスケジュールされたイベント114を含み得、その各々が、イベントロケーション116および/またはイベント参加者118のうちの少なくとも1つを含み得る。たとえば、ユーザは、少なくとも1人の参加者を含む、特定の建築物における特定の部屋での会議をスケジュールし得る。一態様では、デパーチャアラートモジュール120は、ユーザデパーチャバッファ122を含み得る。そのような態様では、ユーザデパーチャバッファ122は、ユーザがイベント間に追加の時間を含めることを可能にし得、ユーザによって構成可能であったり、デフォルト値に設定されたりなどし得る。さらに、デバイスロケーションモジュール119は、デバイスの現在ロケーションを取得し得る。一態様では、デバイスロケーションモジュール119は、GPS、WiFi、Bluetooth(登録商標)など、またはそれらの任意の組合せなどのロケーション判断機能を含むこと、ユーザが入力したロケーションにアクセスすること、デパーチャアラートサーバ130によって判断されたロケーションにアクセスすることなどを行い得る。
【0022】
一態様では、デパーチャアラートモジュール130は、ロケーションモジュール132を含み得る。ロケーションモジュールは、限定はしないが、マップデータ134、交通データ136、気象データ138、公共輸送データ140、ユーザデータ142などの情報モジュールを含み得る。一態様では、そのような情報は、デパーチャアラートサーバ130によって記憶され得、周期的に更新され得る。他の態様では、そのような情報は、要求時に1つまたは複数の他のサーバから取得され得る。さらに、一態様では、デパーチャアラートサーバ130は、上記で説明したように、カレンダーモジュール112および/またはデパーチャアラートモジュール120を含み得る。さらに、一態様では、、コンピューティングデバイス150は、上記で説明したように、カレンダーモジュール112および/またはデパーチャアラートモジュール120を含み得る。
【0023】
動作中、ユーザは、カレンダーモジュール112を指定されたロケーションにおける少なくとも1つのイベントで、場合によっては特定の参加者でポピュレートし得る。一態様では、そのようにポピュレートすることは、WCD110、コンピューティングデバイス150またはデパーチャアラートサーバ130へのアクセスをもつデバイス上のカレンダーモジュールを通して行われ得る。情報がWCD110に直接与えられない態様では、情報は、次いで、通信ネットワーク100の様々な構成要素間で同期され得る。WCD110が、デバイスに記憶された少なくとも1つのスケジュールされたイベントを有すると、デパーチャアラートモジュール120は、記憶されたイベントに適用可能なデパーチャ時間を判断するためにアクティブにされ得る。一態様では、ユーザは、デパーチャアラートモジュール120をアクティブにすることを選択し得る。別の態様では、デパーチャアラートモジュールは、スケジュールされたイベント114を受信すると自動的にアクティブにされ得る。デパーチャアラートモジュール119は、デバイスロケーションモジュール119から現在のデバイスロケーションを取得し、デパーチャアラートサーバ130から、限定はしないが、マップデータ134、交通データ136、気象データ138、公共輸送データ140、ユーザデータ142などの適用可能な情報を取得し得る。取得された情報を使用して、デパーチャアラートモジュール120は、スケジュールされたイベント114のためのデパーチャ時間を判断し得る。一態様では、デパーチャアラートモジュールは、ユーザ定義バッファ122を判断されたデパーチャ時間に追加し得る。たとえば、ユーザが、ロケーション間を歩いていて、大量の荷物を有する場合、ユーザは、歩くことを遅くすることを考慮に入れるために、より大きいバッファ時間を入力し得る。一態様では、判断されたデパーチャ時間は、スケジュールされたイベント114とともに記憶され得、および/またはそれに関連し得る。そのような態様では、デパーチャアラートは、判断されたデパーチャ時間が生じたときにアクティブにされ得る。
【0024】
したがって、ワイヤレス通信デバイス110は、デパーチャアラートサーバ130から取得される、知られているスケジュールイベントおよび他の情報を処理することを通して、デパーチャ時間についてユーザに警告し得る。
【0025】
図2に、請求する主題による様々な方法を示す。説明を簡単にするために、方法を一連の行為として図示および説明するが、いくつかの行為は本明細書で図示および説明する行為とは異なる順序で、および/または他の行為と同時に、行われ得るので、請求する主題は行為の順序によって限定されないことを理解および諒解されたい。たとえば、方法は、状態図など、一連の相互に関連する状態または事象として代替的に表現できることを当業者ならば理解し、諒解するであろう。さらに、請求する主題による方法を実装するために、図示のすべての行為が必要とされるわけではない。さらに、以下および本明細書の全体にわたって開示する方法は、そのような方法をコンピュータに移送および転送することを可能にする製造品に記憶することが可能であることをさらに諒解されたい。本明細書で使用する製造品という用語は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するものとする。
【0026】
図2を参照すると、参照番号202において、WCDが1つまたは複数のスケジュールされたイベントを取得する。一態様では、スケジュールされたイベントは、イベントをWCDに直接入力することから取得され得る。別の態様では、スケジュールされたイベント情報は、イベント開始時間、イベント停止時間、イベントロケーション、イベント参加者などの任意の組合せを含み得る。さらに別の態様では、スケジュールされたイベントは、第2のコンピューティングデバイスおよび/またはサーバなどのリモートソースから受信され得る。たとえば、ユーザは、作業コンピュータ上で維持される、ポピュレートされたカレンダーをユーザのWCDと同期させ得る。
【0027】
参照番号204において、デバイスのロケーションを取得する。一態様では、デバイスロケーションは、ユーザ入力、デバイスに関連するロケーション検出センサ、ネットワークによって与えられた値などのうちの少なくとも1つを受信することによって取得され得る。参照番号206において、現在時間を取得する。一態様では、現在時間は、ユーザ入力、ネットワークによって与えられた値などのうちの少なくとも1つを受信することによって取得され得る。
【0028】
参照番号208において、複数のスケジュールされたイベントが取得されたかどうかを判断する。参照番号208において、デパーチャアラートプロセスに、ただ1つのイベントが追加されている、および/または、ただ1つのスケジュールされたイベントが選択されている場合、参照番号210において、デバイスロケーションがイベントのロケーションとは異なるかどうかを判断する。参照番号210において、デバイスとイベントとがお互いのしきい値距離内にあると判断した場合、参照番号212において、プロセスは停止する。一態様では、距離しきい値は、ユーザによって選択された値、デフォルトデバイス値、ネットワークによって与えられた値などのうちの少なくとも1つを含み得る。別の態様では、デパーチャアラートプロセスは、トリガイベントによってトリガされ得、トリガイベントは、デバイスが外部ローカリティに位置するという判断、デバイスがあらかじめ定義された持続時間内に航空機モードで動作したという判断、ユーザ選択などのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0029】
対照的に、参照番号210において、デバイスとイベントとがお互いのしきい値距離内にないと判断した場合、参照番号214において、ロケーション間の移動時間を推定する。一態様では、そのように移動時間を推定することは、WCD、関連するサーバなどのうちの少なくとも1つによって実行され得る。さらに、移動時間を判断することは、デバイスロケーションとイベントロケーションとの間の少なくとも1つのルートを判断することと、交通状態、輸送手段(mode of transportation)選択、1つのルートのユーザ選択などのうちの少なくとも1つの、移動に対する影響を判断することとを含み得る。一態様では、輸送手段情報は、デバイスの移動が、歩くこと、個人輸送車両中で移動すること、公共輸送車両中で移動することなどのうちの少なくとも1つに関連し得るかどうかを判断することを含み得る。
【0030】
参照番号216において、デパーチャ時間を生成する。一態様では、デパーチャ時間を生成することは、WCD、関連するサーバなどのうちの少なくとも1つによって実行され得る。参照番号218において、デパーチャ時間、現在時間および他のファクタからデパーチャアラートを生成する。一態様では、ユーザバッファ時間がデパーチャ時間に追加され得る。たとえば、ユーザが、ロケーション間を歩いていて、大量の荷物を有する場合、ユーザは、歩くことを遅くすることを考慮に入れるために、より大きいバッファ時間を入力し得る。
【0031】
参照番号208に戻ると、複数のスケジュールされたイベントが取得されたと判断された場合、参照番号220において、イベントロケーションおよび/またはイベントおよびデバイスロケーションのいずれかがしきい値を越えて異なるかどうかを判断する。参照番号220において、デバイスと複数のイベントおよび/または各イベントとがお互いのしきい値距離内にあると判断した場合、参照番号212において、プロセスは停止する。一態様では、距離しきい値は、ユーザによって選択された値、デフォルトデバイス値、ネットワークによって与えられた値などのうちの少なくとも1つを含み得る。別の態様では、デパーチャアラートプロセスは、トリガイベントによってトリガされ得、トリガイベントは、デバイスが外部ローカリティに位置するという判断、デバイスがあらかじめ定義された持続時間内に航空機モードで動作したという判断、ユーザ選択などのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0032】
対照的に、参照番号220において、デバイスとイベントとがお互いのしきい値距離内にないと判断した場合、参照番号222において、ロケーション間の移動時間を推定する。したがって、イベント間の移動時間および/またはデバイスロケーションとイベントの間の移動時間が推定され得る。一態様では、そのように移動時間を推定することは、WCD、関連するサーバなどのうちの少なくとも1つによって実行され得る。さらに、移動時間を判断することは、適用可能なロケーション間の少なくとも1つのルートを判断することと、交通状態、輸送手段選択、1つのルートのユーザ選択などのうちの少なくとも1つの、適用可能なロケーション間の移動に対する影響を判断することとを含み得る。一態様では、輸送手段情報は、デバイスの移動が、歩くこと、個人輸送車両中で移動すること、公共輸送車両中で移動することなどのうちの少なくとも1つに関連し得るかどうかを判断することを含み得る。
【0033】
参照番号224において、推定移動時間が適用された後に、スケジュールされたイベント間に競合が存在するかどうかを判断する。参照番号224において、競合が存在すると判断した場合、参照番号226において、競合アラートを生成する。一態様では、競合アラートを生成することは、WCD、関連するサーバなどのうちの少なくとも1つによって実行され得る。さらに、競合アラートが生成されると、ユーザは、限定はしないが、競合するイベントのうちの1つを再スケジュールすること、競合について他のイベント参加者に通知することなどの追加のタスクを実行するようにプロンプトされ得る。
【0034】
対照的に、参照番号224において、競合が存在しないと判断した場合、参照番号228において、デパーチャ時間を生成する。一態様では、デパーチャ時間を生成することは、WCD、関連するサーバなどのうちの少なくとも1つによって実行され得る。参照番号230において、生成されたデパーチャ時間のうちの1つと、現在時間と、他のファクタとからデパーチャアラートを生成する。一態様では、処理の前にユーザバッファ時間がデパーチャ時間に追加され得る。たとえば、ユーザが、ロケーション間を歩いていて、大量の荷物を有する場合、ユーザは、歩くことを遅くすることを考慮に入れるために、より大きいバッファ時間を入力し得る。
【0035】
参照番号232において、デパーチャアラートが現在時間を時間的に超えたかどうかを判断する。参照番号232において、デパーチャアラート時間が、現在時間を時間的に超えていないと、および/または現在時間の所定のしきい値内を侵していないと判断した場合、プロセスは、参照番号212において終了する。さらに、一態様では、WCD、サーバなどのうちの少なくとも1つは、デパーチャアラートが現在時間を時間的に超えたかどうかを周期的にチェックして確かめ得る。
【0036】
対照的に、参照番号232において、デパーチャアラートが現在時間を時間的に超えたと判断した場合、参照番号において、ターディネス(tardiness)アラートを生成する。一態様では、参照番号236において、ユーザは、生成されたターディネスアラートに応答して、限定はしないが、ターディネスアラートをトリガするイベントのうちの1つを再スケジュールすること、ユーザのあり得るターディネスについて他のイベント参加者に通知すること、代替輸送手段を提案すること、代替ルートを提案することなどの追加のタスクを実行するようにプロンプトされ得る。たとえば、ユーザはフライトに乗り遅れることがある。そのような場合、ターディネスアラートを航空会社に送信して、ユーザがフライトを再スケジュールする必要があること、またはすぐに到着することのいずれかについて航空会社に通知し、フライトを遅らせてもらい得る。
【0037】
図3を参照すると、ユーザカレンダー302のコンテキストにおけるデパーチャアラートプロセスの態様のアプリケーションを示す例示的なスクリーンショット300を示す。図示されたスクリーンショットでは、ユーザは、複数のイベント(320、330)がスケジュールされ得る。さらに、図示された態様では、イベントカレンダーは、たとえば、日、週、月など、イベントカレンダー上で見える持続時間304、たとえば車、バス、列車など、ロケーション間を移動するのにユーザが利用可能な輸送オプション306、ユーザが推定移動時間(たとえば、322、332)に時間バッファ(たとえば324、334)を追加することを可能にするユーザ定義バッファオプション308、適切なデパーチャ時間を判断することをさらに可能にする他のオプション310などの複数のオプションをユーザに与え得る。そのような他のオプション310は、交通情報入力、気象入力、公共輸送情報などを含み得る。
【0038】
図示されたスクリーンショットでは、2つのイベント(320、330)がスケジュールされている。さらに、図2を参照しながら説明したような、デパーチャアラートプロセスが適用されている。デパーチャアラートプロセスの結果は、移動時間(322、332)と、バッファ時間(324、334)と、デパーチャアラート(326、336)との追加として確認され得る。
【0039】
たとえば、一態様では、ユーザは、一日の始めにユーザのカレンダーにアクセスし得る。レビュー時に、ユーザは、午前9時30分にマンハッタンでクライアントと会うアポイントメント320と、午前11時45分にブルックリンで別のクライアントと会う第2のアポイントメント330とがあることに気づく。そのような例では、アポイントメント間の移動時間332が与えられる。さらに、第1のアポイントメント320にいる間、アポイントメント間のあり得るルート上で交通問題が起こる。したがって、カレンダー302は、移動時間332を調整し、移動のために必要とされる追加時間をユーザに通知し得、および/またはユーザが遅くなり得ることを第2のアポイントメントのクライアントに通知し得る。
【0040】
図1を依然として参照しながら、図4をも参照すると、ワイヤレス通信デバイス110の例示的なアーキテクチャが示されている。図4に示すように、ワイヤレス通信デバイス400は、たとえば、受信アンテナ(図示せず)から信号を受信し、受信信号に対して典型的なアクション(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバートなど)を実行し、調整された信号をデジタル化してサンプルを取得する、受信機402を備える。受信機402は、受信されたシンボルを復調し、チャネル推定のためにプロセッサ406に供給することができる復調器404を備えることができる。プロセッサ406は、受信機402によって受信された情報の分析および/または送信機420による送信のための情報の生成に専用のプロセッサ、ワイヤレス通信デバイス400の1つまたは複数の構成要素を制御するプロセッサ、ならびに/あるいは受信機402によって受信された情報の分析、送信機420による送信のための情報の生成、およびワイヤレス通信デバイス400の1つまたは複数の構成要素の制御を行うプロセッサとすることができる。
【0041】
ワイヤレス通信デバイス400は、さらに、メモリ408を備えることができ、メモリ408は、プロセッサ406に動作可能に結合され、送信すべきデータ、受信されたデータ、利用可能なチャネルに関係する情報、分析された信号および/または干渉強度に関連付けられたデータ、割当てチャネル、電力、レートなどに関係する情報、ならびにチャネルを推定し、そのチャネルを介して通信するための他の適切な情報を記憶することができる。メモリ408は、さらに(たとえば、パフォーマンスベース、容量ベースなどの)チャネルの推定および/または利用に関連するプロトコルおよび/またはアルゴリズムを記憶することができる。一態様では、メモリ408は、1つまたは複数のスケジュールされたイベント410をもつカレンダーを含むことができ、スケジュールイベントは、イベントロケーション情報412、イベント参加者に関連する情報414、イベント開始時間、イベント持続時間などを含み得る。一態様では、メモリ408はデパーチャバッファ416を含むことができ、デパーチャバッファ416は、イベントに移動するためにおよび/またはイベント間を移動するために推定された時間を超える追加の時間を与えるために、ユーザによって選択されたり、デフォルト値に設定されたり、サーバによって定義されたりし得る。
【0042】
本明細書で説明するデータストア(たとえば、メモリ408)は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかとすることができ、あるいは揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含むことができることを諒解されたい。限定ではなく例として、不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして動作するランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。限定ではなく例として、RAMは、同期RAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクトランバスRAM(DRRAM(登録商標))など、多くの形態が利用可能である。主題のシステムおよび方法のメモリ408は、これらおよび何らかの他の適切なタイプのメモリを、これらに限定されることなく、備え得る。
【0043】
ワイヤレス通信デバイス400は、WCD400上で、スケジュールされたイベントの現在のカレンダーを取得および/または維持することを可能にするためにカレンダーモジュール430をさらに含むことができる。たとえば、カレンダーモジュール430は、WCD400に直接入力されたユーザ入力からスケジュールイベント410を取得し得る。別の態様では、カレンダーモジュール430は、第2のコンピューティングデバイスおよび/またはサーバなどのリモートソースからスケジュールイベントを取得し得る。たとえば、ユーザは、作業コンピュータ上で維持される、ポピュレートされたカレンダーをユーザのWCDと同期させ得る。さらに、カレンダーモジュール430は、記憶されたスケジュールされたイベント410を格納および/または更新することを可能にし得る。
【0044】
ワイヤレス通信デバイス400は、WCD400が記憶されたスケジュールされたイベント410に関連するデパーチャアラートを生成することを可能にするためにデパーチャアラートモジュール432をさらに含むことができる。デパーチャアラートモジュールは、デパーチャアラートを生成するためにスケジュールされたイベント情報をサーバ、ユーザなどから受信した情報とともに処理し得、デパーチャアラートは、次のロケーションに時間通りに到着するために現在のロケーションをいつ出発すべきかをユーザに通知する。一態様では、デパーチャアラートモジュールによって使用される追加情報は、マップデータ、交通データ、気象データ、公共輸送データ、ユーザデータなどを含み得る。一態様では、デパーチャアラートモジュール432は、ユーザ定義バッファ416を判断されたデパーチャ時間に追加し得る。たとえば、ユーザが、ロケーション間を歩いていて、大量の荷物を有する場合、ユーザは、歩くことを遅くすることを考慮に入れるために、より大きいバッファ時間を入力し得る。一態様では、判断されたデパーチャ時間は、適用可能なスケジュールされたイベント410とともに記憶され得、および/またはそれに関連し得る。そのような態様では、デパーチャアラートは、判断されたデパーチャ時間が生じたときにアクティブにされ得る。
【0045】
さらに、ワイヤレス通信デバイス400はユーザインターフェース440を含み得る。ユーザインターフェース440は、通信デバイス400への入力を生成するための入力機構442と、通信デバイス400のユーザよって消費される情報を生成するための出力機構442とを含み得る。たとえば、入力機構442は、キーまたはキーボード、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロフォンなどの機構を含み得る。さらに、たとえば、出力機構444は、表示、オーディオスピーカー、触覚フィードバック機構、パーソナルエリアネットワーク(PAN)トランシーバなどを含み得る。図示された態様では、出力機構444は、画像またはビデオフォーマットのメディアコンテンツを提示するように動作可能なディスプレイ、あるいはオーディオフォーマットのメディアコンテンツを提示するオーディオスピーカーを含み得る。
【0046】
動作中、ワイヤレス通信デバイス400は、カレンダーモジュール430を通して少なくとも1つのイベント410に関連するスケジューリングデータを取得し得、スケジューリングデータは、適用可能なイベント開始時間と、可能な参加者414と、ロケーション412とを含み得る。さらに、WCD400は、少なくともデバイスのロケーション値と現在時間とを取得し得る。一態様では、取得された情報から、デパーチャアラートモジュール432は、スケジュールされたイベント410を互いとは異なるロケーション、および/またはデバイスロケーションとは異なるロケーションに保持すべきかどうかを判断し得る。そのような態様では、デパーチャアラートモジュール432が適用可能なイベントおよび/またはデバイスロケーションが十分に異なると判断した後、デパーチャアラートモジュール432は、イベント間および/またはイベントとデバイスとの間の移動時間を推定する。上記の態様を続けると、デパーチャアラートモジュール432は、イベント時間値と適用可能な推定された移動時間値とを比較することによって、デパーチャ時間値を生成し得る。さらに、デパーチャアラートモジュール432は、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによって、デパーチャアラートを生成し得る。一態様では、上記で説明した動作は、デパーチャアラートサーバ130などのサーバによって実行され得、得られたデパーチャアラート値はWCD400に送信され得る。さらに、別の態様では、上記で説明した動作は、コンピューティングデバイス150などのリモートコンピューティングデバイスによって実行され得、得られたデパーチャアラート値はWCD400に送信され得る。
【0047】
したがって、ワイヤレス通信デバイス400は、WCD400のロケーションに少なくとも部分的に基づいて少なくとも1つのイベントに対して少なくとも1つのデパーチャアラートを生成し得る。
【0048】
図5を参照すると、図1に示したデパーチャアラートサーバ130など、デパーチャアラートシステム500の詳細ブロック図が示されている。デパーチャアラートシステム500は、任意のタイプのハードウェア、サーバ、パーソナルコンピュータ、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、あるいは専用または汎用いずれかの任意のコンピューティングデバイスのうちの少なくとも1つを備え得る。さらに、本明細書において、デパーチャアラートシステム500上で動作するものとして、またはデパーチャアラートシステム500によって実行されるものとして説明するモジュールおよびアプリケーションは、図5に示すように単一のネットワークデバイス上で完全に実行され得、あるいは、代替的に、他の態様では、別個のサーバ、データベースまたはコンピュータデバイスが協調して動作して、使用可能なフォーマットのデータを当事者に提供し得、および/または通信デバイス110とデパーチャアラートシステム500によって実行されるモジュールおよびアプリケーションとの間のデータフローにおける別個の制御層を提供し得る。
【0049】
デパーチャアラートシステム500は、ワイヤードネットワークおよびワイヤレスネットワーク上でデータを送信および受信することができ、ルーチンおよびアプリケーションを実行することができる、コンピュータプラットフォーム502を含む。コンピュータプラットフォーム502は、読取り専用および/またはランダムアクセスメモリ(ROMおよびRAM)、EPROM、EEPROM、フラッシュカード、またはコンピュータプラットフォームに共通したいずれかのメモリなどの揮発性および不揮発性メモリを備え得るメモリ504を含む。さらに、メモリ504は、1つまたは複数のフラッシュメモリセルを含むか、あるいは磁気媒体、光学媒体、テープ、またはソフトもしくはハードディスクなど、任意の二次または三次記憶デバイスであり得る。さらに、コンピュータプラットフォーム502は、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、または他のチップセット、論理回路、または他のデータ処理デバイスであり得るプロセッサ530をも含む。プロセッサ530は、メディアコンテンツ配信システム14の機能と、ワイヤードネットワークまたはワイヤレスネットワーク上でのネットワークデバイスの動作とを可能にする、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびそれらの組合せで実施される様々な処理サブシステム532を含み得る。
【0050】
コンピュータプラットフォーム502は、デパーチャアラートシステム500の様々な構成要素間の通信、およびデパーチャアラートシステム500、デバイス110、コンピューティングデバイス150の間の通信を可能にする、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびそれらの組合せで実施される通信モジュール550をさらに含む。通信モジュール550は、ワイヤレス通信接続を確立するための必要なハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組合せを含み得る。説明する態様によれば、通信モジュール550は、要求されたコンテンツアイテム、コンテンツガイドなどのワイヤレスブロードキャスト、マルチキャストおよび/またはユニキャスト通信を可能にするために必要なハードウェア、ファームウェアおよび/またはソフトウェアを含み得る。
【0051】
コンピュータプラットフォーム502は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびそれらの組合せで実施され、特にデバイス110および/またはコンピューティングデバイス150から通信されたデータに対応する、デバイス110から受信されたメトリクスを可能にする、メトリクスモジュール540をさらに含む。一態様では、デパーチャアラートシステム500は、将来デバイス110に配信するために準備されたデータを変更するために、メトリクスモジュール540を介して受信したデータを分析し得る。たとえば、メトリクスモジュール540が、ユーザが計算された推定された時間内にイベントを行うことができなかったことを示すデータを返した場合、デパーチャアラートシステム500は、特定のユーザのための移動時間推定値に関する後続の計算を変更すること、代替ルートを提案すること、デフォルトバッファ値を変更することなどを行い得る。
【0052】
サービスプロバイダシステム500のメモリ504は、デパーチャアラートプロセスを助けるように動作可能なロケーションモジュール510を含む。一態様では、ロケーションモジュール510は、限定はしないが、マップデータ512、交通データ414、気象データ516、公共輸送データ518、ユーザデータ520などの情報モジュールを含み得る。ロケーションモジュール510は、デパーチャアラートシステム500に関連し得るデパーチャアラートモジュール524などのデパーチャアラートモジュールに上記の情報モジュールを通して取得された情報の少なくとも一部分を供給し得る。さらに、デパーチャアラートモジュール524がデパーチャアラートシステム500に関連する態様では、カレンダーモジュール522もデパーチャアラートシステム500に関連し得る。したがって、デパーチャアラートモジュール524は、デパーチャアラートを生成するために上記で説明した情報モジュールおよびカレンダーモジュールからの情報にアクセスし得る。デパーチャアラートは、図2に関して上記で説明したようなプロセスを使用して生成され得る。さらに、生成されたデパーチャアラートは、WCD110、コンピューティングデバイス150などに送信され得る。
【0053】
動作中、デパーチャアラートシステム500は、カレンダーモジュール522を通して少なくとも1つのイベントに関連するスケジューリングデータを取得し得、スケジューリングデータは、適用可能なイベント開始時間、可能な参加者、ロケーションなどを含み得る。さらに、デパーチャアラートシステム500は、少なくともデバイスのロケーション値と現在時間とを取得し得る。一態様では、取得された情報から、デパーチャアラートモジュール524は、スケジュールされたイベントを互いとは異なるロケーション、および/またはデバイスロケーションとは異なるロケーションに保持すべきかどうかを判断し得る。そのような態様では、デパーチャアラートモジュール524が適用可能なイベントおよび/またはデバイスロケーションが十分に異なると判断し得た後、デパーチャアラートモジュール524は、イベント間および/またはイベントとデバイスとの間の移動時間を推定し得る。上記の態様を続けると、デパーチャアラートモジュール524は、イベント時間値と適用可能な推定された移動時間値とを比較することによって、デパーチャ時間値を生成し得る。さらに、デパーチャアラートモジュール524は、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによって、デパーチャアラートを生成し得る。またさらに、デパーチャアラートモジュールは、WCD110にそのような生成されたデパーチャ時間値および/またはデパーチャアラート値を送信し得る。
【0054】
図6を参照すると、少なくとも1つのイベントに対して少なくとも1つのデパーチャアラートを生成することができる例示的なシステム600のブロック図が示されている。たとえば、システム600は、少なくとも部分的にワイヤレスデバイス内に常駐することができる。別の例示的な態様によれば、システム600は、少なくとも部分的にアクセス端末内に常駐することができる。システム600は機能ブロックを含むものとして表されており、その機能ブロックは、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックとすることができることを諒解されたい。システム600は、連携して動作することができる手段の論理グルーピング602を含む。たとえば、論理グルーピング602は、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得するための手段604を含むことができ、第1のイベントスケジューリングデータは、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む。一態様では、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することは、ユーザ入力から第1のイベントに関連するデータを受信すること、ネットワークから第1のイベントに関連するデータを受信することを含み得、ネットワークから受信することは、ユーザなどのための1つまたは複数のスケジュールされたイベントを均一に提示するための同期プロセスに関連する。さらに、論理グルーピング602は、デバイスロケーション値を取得するための手段606を備えることができる。一態様では、デバイスロケーション値を取得することは、ユーザ入力からデバイスロケーションを受信すること、デバイスに関連するロケーション検出センサを介してデバイスロケーションを受信すること、ネットワークによって与えられた値からデバイスロケーションを受信することなどを含み得る。さらに、論理グルーピング602は、現在時間値を取得するための手段608を備えることができる。さらに、論理グルーピング602は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断するための手段610を備えることができる。たとえば、イベントロケーションしきい値は、あらかじめ定義された距離であって、あらかじめ定義された距離がユーザ、デフォルトデバイス設定などのうちの少なくとも1つによって定義され得る、あらかじめ定義された距離と、トリガイベントであって、トリガイベントが、デバイスが外部ローカリティに位置するという判断、デバイスがあらかじめ定義された持続時間内に航空機モードで動作したという判断、ユーザ選択などのうちの少なくとも1つを含み得る、トリガイベントとのうちの少なくとも1つを含み得る。さらに、論理グルーピング602は、第1のイベントロケーション値とデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定するための手段612を備えることができる。一態様では、移動時間を推定することは、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとの間の少なくとも1つのルートを判断することを含み得る。別の態様では、移動時間を推定することは、前記少なくとも1つのルートについてトラフィック状態を取得し、取得されたトラフィック状態に関連する推定時間影響に基づいて推定された移動時間を変更することと、前記少なくとも1つのルートのために使用すべき輸送手段情報を取得し、取得された輸送手段情報に関連する推定時間影響に基づいて推定された移動時間を変更することと、少なくとも1つのルートから1つのルートのユーザ選択を取得し、選択されたルートについて移動時間値を推定することとのうちの少なくとも1つをさらに含み得る。さらに、論理グルーピング602は、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成するための手段614を備えることができる。一態様では、デパーチャ時間を判断することは、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することより前に、あらかじめ定義されたバッファ時間だけ推定された移動時間値を変更することをさらに含み得る。さらに、論理グルーピング602は、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成するための手段616を備えることができる。一態様では、生成されたデパーチャアラート値は、WCDに関連する他のデバイスに送信され得る。さらに、システム600は、手段604、606、608、610、612、614および616に関連する機能を実行するための命令を保持するメモリ618を含むことができる。メモリ618の外部にあるものとして図示されているが、手段604、606、608、610、612、614および616のうちの1つまたは複数はメモリ618の内部に存在することができることを理解されたい。
【0055】
図7を参照すると、少なくとも1つのイベントに対してデバイスのための少なくとも1つのデパーチャアラートを生成することができる例示的なシステム700のブロック図が示されている。たとえば、システム700は、少なくとも部分的にワイヤレスデバイス内に常駐することができる。別の例示的な態様によれば、システム700は、少なくとも部分的にアクセス端末内に常駐することができる。システム700は機能ブロックを含むものとして表されており、その機能ブロックは、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックとすることができることを諒解されたい。システム700は、連携して動作することができる手段の論理グルーピング702を含む。たとえば、論理グルーピング702は、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得するための手段704を含むことができ、第1のイベントスケジューリングデータは、第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む。一態様では、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することは、ユーザ入力から第1のイベントに関連するデータを受信すること、WCDから第1のイベントに関連するデータを受信することなどを含み得る。そのような態様では、WCDから受信することは、複数のコンピューティングプラットフォームにわたってユーザなどのための1つまたは複数のスケジュールされたイベントを均一に提示するための同期プロセスに関連し得る。さらに、論理グルーピング702は、デバイスロケーション値を受信するための手段706を備えることができる。一態様では、デバイスロケーション値を取得することは、ユーザ入力からデバイスロケーションを受信すること、デバイスに関連するロケーション検出センサを介してデバイスロケーションを受信すること、ネットワークによって与えられた値からデバイスロケーションを受信することなどを含み得る。さらに、論理グルーピング702は、現在時間値を取得するための手段708を備えることができる。さらに、論理グルーピング702は、第1のイベントロケーション値と受信したデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断するための手段710を備えることができる。たとえば、イベントロケーションしきい値は、あらかじめ定義された距離であって、あらかじめ定義された距離がユーザ、デフォルトデバイス設定などのうちの少なくとも1つによって定義され得る、あらかじめ定義された距離と、トリガイベントであって、トリガイベントが、デバイスが外部ローカリティに位置するという判断、デバイスがあらかじめ定義された持続時間内に航空機モードで動作したという判断、ユーザ選択などのうちの少なくとも1つを含み得る、トリガイベントとのうちの少なくとも1つを含み得る。さらに、論理グルーピング702は、第1のイベントロケーション値と受信したデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、受信したデバイスロケーションと第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定するための手段712を備えることができる。一態様では、移動時間を推定することは、デバイスロケーションと第1のイベントロケーションとの間の少なくとも1つのルートを判断することを含み得る。別の態様では、移動時間を推定することは、前記少なくとも1つのルートについてトラフィック状態を取得し、取得されたトラフィック状態に関連する推定時間影響に基づいて推定された移動時間を変更することと、前記少なくとも1つのルートのために使用すべき輸送手段情報を取得し、取得された輸送手段情報に関連する推定時間影響に基づいて推定された移動時間を変更することと、少なくとも1つのルートから1つのルートのユーザ選択を取得し、選択されたルートについて移動時間値を推定することとのうちの少なくとも1つをさらに含み得る。さらに、論理グルーピング702は、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成するための手段714を備えることができる。一態様では、デパーチャ時間を判断することは、第1のイベント時間値と推定された第1の移動時間値とを比較することより前に、あらかじめ定義されたバッファ時間だけ推定された移動時間値を変更することをさらに含み得る。さらに、論理グルーピング702は、デパーチャ時間値と現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成するための手段716を備えることができる。さらに、論理グルーピング702は、デバイスにデパーチャアラートを送信するための手段718を備えることができる。一態様では、デパーチャアラートは、生成後に送信されたり、ユーザ要求時などに、現在時間がデパーチャアラートのあらかじめ定義された時間内であることに応答して送信されたりし得る。さらに、システム700は、手段704、706、708、710、712、714、716および718に関連する機能を実行するための命令を保持するメモリ720を含むことができる。メモリ720の外部にあるものとして図示されているが、手段704、706、708、710、712、714、716および718のうちの1つまたは複数はメモリ720の内部に存在することができることを理解されたい。
【0056】
本出願で使用する「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関係のエンティティを含むものとする。たとえば、構成要素は、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、これらに限定されない。例として、コンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方を構成要素とすることができる。1つまたは複数の構成要素がプロセスおよび/または実行スレッド内に常駐することができ、1つの構成要素を1つのコンピュータ上に配置し、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散し得る。さらに、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらの構成要素は、ローカルシステム、分散システム、および/または他のシステムを用いるインターネットなどのネットワーク全体の中の別の構成要素と信号を介して対話する1つの構成要素からのデータなど、1つまたは複数のデータパケットを有する信号によるなど、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを介して通信し得る。
【0057】
さらに、本明細書では、ワイヤード端末またはワイヤレス端末とすることができる端末に関する様々な態様について説明する。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイルデバイス、リモート局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)と呼ばれることもある。ワイヤレス端末は、セルラー電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL:wireless local loop)局、携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。さらに、本明細書では基地局に関する様々な態様について説明する。基地局は、(1つまたは複数の)ワイヤレス端末と通信するために利用され得、アクセスポイント、ノードB、または何らかの他の用語で呼ばれることもある。
【0058】
さらに、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段の規定がない限り、または文脈から明白でない限り、「XはAまたはBを使用する」という句は、自然な包括的置換のいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを使用する」という句は、XがAを使用する場合、XがBを使用する場合、またはXがAとBの両方を使用する場合のいずれによっても満たされる。さらに、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する冠詞「a」および「an」は、別段の規定がない限り、または単数形を示すことが文脈から明白でない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈すべきである。
【0059】
本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、Wideband−CDMA(W−CDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。さらに、cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E−UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを採用し、アップリンク上ではSC−FDMAを採用するE−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは、不対無資格スペクトル、802.xxワイヤレスLAN、BLUETOOTH(登録商標)および任意の他の短距離または長距離ワイヤレス通信技法をしばしば使用するピアツーピア(たとえば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステムをさらに含み得る。
【0060】
いくつかのデバイス、構成要素、モジュールなどを含み得るシステムに関して、様々な態様または特徴を提示する。様々なシステムは、追加のデバイス、構成要素、モジュールなどを含んでもよく、および/または各図に関連して論じるデバイス、構成要素、モジュールなどのすべてを含まなくてもよいことを理解および諒解されたい。これらの手法の組合せも使用され得る。
【0061】
本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、上述のステップおよび/またはアクションの1つまたは複数を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを備え得る。
【0062】
さらに、本明細書で開示された態様に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、直接ハードウェアで実施され得るか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施され得るか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。さらに、ASICはユーザ端末中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に個別構成要素として常駐し得る。さらに、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令の1つまたは任意の組合せ、あるいはそのセットとして常駐し得る。
【0063】
1つまたは複数の態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、あるいはコンピュータ可読媒体上で送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、あるいは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、もしくは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、通常、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0064】
上記の開示は例示的な態様および/または態様について論じたが、添付の特許請求の範囲によって定義された、説明した態様および/または態様の範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正を本明細書で行うことができることに留意されたい。さらに、説明した態様および/または態様の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。さらに、態様および/または態様の全部または一部は、別段の記述がない限り、他の態様および/または態様の全部または一部とともに利用され得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのイベントに対して少なくとも1つのデパーチャアラートを生成するのための方法であって、
第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することであって、前記第1のイベントスケジューリングデータが第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、取得することと、
デバイスロケーション値を取得することと、
現在時間値を取得することと、
前記第1のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第1のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記デバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定することと、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成することと、
前記デパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記デパーチャ時間値が前記現在時間値を時間的に超えるかどうかを判断することと、
前記デパーチャ時間値が前記現在時間値を時間的に超えると判断されると、前記第1のイベントに関連するターディネスアラートを生成することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のイベントに関連する前記スケジューリングデータが、前記第1のイベントへの1人または複数の参加者のためのコンタクト情報をさらに備え、
前記第1のイベントへの前記1人または複数の参加者のうちの少なくとも1人に前記ターディネスアラートを送信すること
をさらに備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記送信することが、
前記ターディネスアラートが生成されたことをユーザにプロンプトすることと、
前記1人または複数の参加者のうち、前記ターディネスアラートを受信することになる参加者を選択する入力を受信することと
をさらに備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
第2のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することであって、前記第2のイベントスケジューリングデータが、第2のイベント時間値と第2のイベントロケーション値とを含む、取得することと、
前記第2のイベントと前記第1のイベントとの間にスケジューリング競合が存在するかどうかを判断することと、
前記第2のイベントと前記第1のイベントとの間にスケジューリング競合があると判断されると、スケジューリング競合アラートを生成することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
スケジューリング競合が存在するかどうかを前記判断することが、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間とから第1のイベントスケジューリングバッファ時間値を生成することと、
前記第2のイベント時間値が前記第1のイベントスケジューリングバッファ時間値と競合するかどうかを判断することと
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
スケジューリング競合が存在するかどうかを前記判断することが、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の後に生じるかどうかを判断することと、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の後に生じると判断されると、前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが前記第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記第1のイベントロケーションと前記第2のイベントロケーションとから第2の移動時間値を推定することと、
前記第2のイベント時間値と前記推定された第2の移動時間値の少なくとも1つを比較することによって第2のデパーチャ時間値を生成することと、
前記第2のデパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによって第2のデパーチャアラートを生成することと
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
スケジューリング競合が存在するかどうかを前記判断することが、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の前にあるかどうかを判断することと、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の前にあると判断されると、前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうか、または前記第2のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが前記第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されるか、または前記第2のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記デバイスロケーションと前記第2のイベントロケーションとから第2の移動時間値を推定するか、または前記第2のイベントロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第3の移動時間値を推定することと、
前記第2のイベント時間値と前記推定された第2の移動時間値とを比較するか、または前記第2のイベント時間値と前記推定された第3の時間値とを比較することによって、少なくとも1つのデパーチャ時間値を生成することと、
前記生成されたデパーチャ時間値の少なくとも1つと前記現在時間値とを比較することによって1つまたは複数のデパーチャアラートを生成することと
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のイベントに関連するスケジューリングデータを前記取得することが、
ユーザ入力から前記第1のイベントに関連する前記データを受信すること、または
ネットワークから前記第1のイベントに関連する前記データを受信することであって、前記ネットワークから前記受信することが、前記ユーザのための1つまたは複数のスケジュールされたイベントを均一に提示するための同期プロセスに関連する、受信すること
のうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のイベント時間値が、第1のイベント開始時間と第1のイベント終了時間とのうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記デバイスロケーションを前記取得することが、
ユーザ入力から前記デバイスロケーションを受信すること、または
前記デバイスに関連するロケーション検出センサを介して前記デバイスロケーションを受信すること、または
ネットワークによって与えられた値から前記デバイスロケーションを受信すること
のうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記イベントロケーションしきい値が、
あらかじめ定義された距離であって、前記あらかじめ定義された距離がユーザとデフォルトデバイス設定とのうちの少なくとも1つによって定義される、あらかじめ定義された距離と、
トリガイベントであって、前記トリガイベントが、デバイスが外部ローカリティに位置するという判断と、前記デバイスがあらかじめ定義された持続時間内に航空機モードで動作したという判断と、ユーザ選択とのうちの少なくとも1つを含む、トリガイベントと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記移動時間を前記推定することが、
前記デバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとの間の少なくとも1つのルートを判断することと、
前記少なくとも1つのルートについてトラフィック状態を取得し、前記取得されたトラフィック状態に関連する推定時間影響に基づいて前記推定された移動時間を変更すること、
前記少なくとも1つのルートのために使用すべき輸送手段情報を取得し、前記取得された輸送手段情報に関連する推定時間影響に基づいて前記推定された移動時間を変更すること、または
前記少なくとも1つのルートから1つのルートのユーザ選択を取得し、前記選択されたルートについて前記移動時間値を推定すること
のうちの少なくとも1つを行うことと、
前記デバイス上に前記選択されたルートを表示することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記輸送手段情報は、前記デバイスの移動が、歩くこと、個人輸送車両中で移動すること、または公共輸送車両中で移動することのうちの少なくとも1つに関連すべきかどうかを判断することを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
デパーチャ時間を前記判断することが、前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することより前に、あらかじめ定義されたバッファ時間だけ前記推定された移動時間値を変更することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
少なくとも1つのイベントに対して少なくとも1つのデパーチャアラートを生成するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、
第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得するための第1のモジュールであって、前記第1のイベントスケジューリングデータが第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、第1のモジュールと、
デバイスロケーション値を取得するための第2のモジュールと、
現在時間値を取得するための第3のモジュールと、
前記第1のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断するための第4のモジュールと、
前記第1のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記デバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定するための第5のモジュールと、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成するための第6のモジュールと、
前記デパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成するための第7のモジュールと
を備える、プロセッサ。
【請求項17】
コンピュータに、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得させるための第1のコードセットであって、前記第1のイベントスケジューリングデータが第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、第1のコードセットと、
前記コンピュータに、デバイスロケーション値を取得させるための第2のコードセットと、
前記コンピュータに、現在時間値を取得させるための第3のコードセットと、
前記コンピュータに、前記第1のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断させるための第4のコードセットと、
前記第1のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記コンピュータに、前記デバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定させるための第5のコードセットと、
前記コンピュータに、前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成させるための第6のコードセットと、
前記コンピュータに、前記デパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成させるための第7のコードセットと
を備える、コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項18】
第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得するための手段であって、前記第1のイベントスケジューリングデータが第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、取得するための手段と、
デバイスロケーション値を取得するための手段と、
現在時間値を取得するための手段と、
前記第1のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断するための手段と、
前記第1のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記デバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定するための手段と、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成するための手段と、
前記デパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成するための手段と
を備える、装置。
【請求項19】
第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することであって、前記第1のイベントスケジューリングデータが第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、取得することと、
デバイスロケーション値を取得することと、
現在時間値を取得することと
を行うための通信モジュールと、
前記第1のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第1のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記デバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定することと、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成することと、
前記デパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成することと
を行うためのデパーチャアラートモジュールと
を備える、装置。
【請求項20】
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記デパーチャ時間値が前記現在時間値を時間的に超えるかどうかを判断することと、
前記デパーチャ時間値が前記現在時間値を時間的に超えると判断されると、前記第1のイベントに関連するターディネスアラートを生成することことと
を行うようにさらに動作可能である、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記第1のイベントに関連する前記スケジューリングデータが、前記第1のイベントへの1人または複数の参加者のためのコンタクト情報をさらに備え、
前記デパーチャアラートモジュールが、前記第1のイベントへの前記1人または複数の参加者のうちの少なくとも1人に前記ターディネスアラートを送信するようにさらに動作可能である、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記通信モジュールが、
前記ターディネスアラートが生成されたことをユーザにプロンプトすることと、
前記1人または複数の参加者のうち、前記ターディネスアラートを受信することになる参加者を選択する入力を受信することと
を行うようにさらに動作可能である、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記通信モジュールが、
第2のイベントに関連するスケジューリングデータを取得するようにさらに動作可能であり、前記第2のイベントスケジューリングデータが、第2のイベント時間値と第2のイベントロケーション値とを含み、
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記第2のイベントと前記第1のイベントとの間にスケジューリング競合が存在するかどうかを判断することと、
前記第2のイベントと前記第1のイベントとの間にスケジューリング競合があると判断されると、スケジューリング競合アラートを生成することと
を行うようにさらに動作可能である、請求項19に記載の装置。
【請求項24】
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間とから第1のイベントスケジューリングバッファ時間値を生成することと、
前記第2のイベント時間値が前記第1のイベントスケジューリングバッファ時間値と競合するかどうかを判断することと
を行うようにさらに動作可能である、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の後に生じるかどうかを判断することと、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の後に生じると判断されると、前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが前記第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記第1のイベントロケーションと前記第2のイベントロケーションとから第2の移動時間値を推定することと、
前記第2のイベント時間値と前記推定された第2の移動時間値の少なくとも1つを比較することによって第2のデパーチャ時間値を生成することと、
前記第2のデパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによって第2のデパーチャアラートを生成することと
を行うようにさらに動作可能である、請求項23に記載の装置。
【請求項26】
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の前にあるかどうかを判断することと、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の前にあると判断されると、前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうか、または前記第2のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが前記第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されるか、または前記第2のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記デバイスロケーションと前記第2のイベントロケーションとから第2の移動時間値を推定するか、または前記第2のイベントロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第3の移動時間値を推定することと、
前記第2のイベント時間値と前記推定された第2の移動時間値とを比較するか、または前記第2のイベント時間値と前記推定された第3の時間値とを比較することによって、少なくとも1つのデパーチャ時間値を生成することと、
前記生成されたデパーチャ時間値の少なくとも1つと前記現在時間値とを比較することによって1つまたは複数のデパーチャアラートを生成することと
を行うようにさらに動作可能である、請求項23に記載の装置。
【請求項27】
前記通信モジュールが、
ユーザ入力から前記第1のイベントに関連する前記データを受信すること、または
ネットワークから前記第1のイベントに関連する前記データを受信することであって、前記ネットワークから前記受信することが、前記ユーザのための1つまたは複数のスケジュールされたイベントを均一に提示するための同期プロセスに関連する、受信すること
を行うようにさらに動作可能である、請求項19に記載の装置。
【請求項28】
前記第1のイベント時間値が、第1のイベント開始時間と第1のイベント終了時間とのうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項19に記載の装置。
【請求項29】
前記通信モジュールが、
ユーザ入力から前記デバイスロケーションを受信すること、または
前記デバイスに関連するロケーション検出センサを介して前記デバイスロケーションを受信すること、または
ネットワークによって与えられた値から前記デバイスロケーションを受信すること
を行うようにさらに動作可能である、請求項19に記載の装置。
【請求項30】
前記イベントロケーションしきい値が、
あらかじめ定義された距離であって、前記あらかじめ定義された距離がユーザとデフォルトデバイス設定とのうちの少なくとも1つによって定義される、あらかじめ定義された距離と、
トリガイベントであって、前記トリガイベントが、デバイスが外部ローカリティに位置するという判断と、前記デバイスがあらかじめ定義された持続時間内に航空機モードで動作したという判断と、ユーザ選択とのうちの少なくとも1つを含む、トリガイベントと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項19に記載の装置。
【請求項31】
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記デバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとの間の少なくとも1つのルートを判断することと、
前記少なくとも1つのルートについてトラフィック状態を取得し、前記取得されたトラフィック状態に関連する推定時間影響に基づいて前記推定された移動時間を変更すること、
前記少なくとも1つのルートのために使用すべき輸送手段情報を取得し、前記取得された輸送手段情報に関連する推定時間影響に基づいて前記推定された移動時間を変更すること、または
前記少なくとも1つのルートから1つのルートのユーザ選択を取得し、前記選択されたルートについて前記移動時間値を推定すること
のうちの少なくとも1つを行うことと
を行うようにさらに動作可能であり、
前記通信モジュールが、前記デバイス上で前記選択されたルートを表示するようにさらに動作可能である、請求項19に記載の装置。
【請求項32】
前記輸送手段情報は、前記デバイスの移動が、歩くこと、個人輸送車両中で移動すること、または公共輸送車両中で移動することのうちの少なくとも1つに関連すべきかどうかを判断することを含む、請求項31に記載の装置。
【請求項33】
前記デパーチャアラートモジュールが、前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することより前に、あらかじめ定義されたバッファ時間だけ前記推定された移動時間値を変更するようにさらに動作可能である、請求項19に記載の装置。
【請求項34】
少なくとも1つのイベントに対してデバイスのための少なくとも1つのデパーチャアラートを生成するのための方法であって、
第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することであって、前記第1のイベントスケジューリングデータが第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、取得することと、
デバイスロケーション値を受信することと、
現在時間値を取得することと、
前記第1のイベントロケーション値と前記受信したデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第1のイベントロケーション値と前記受信したデバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記受信したデバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定することと、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成することと、
前記デパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成することと、
前記デバイスに前記デパーチャアラートを送信することと
を備える、方法。
【請求項35】
前記デパーチャ時間値が前記現在時間値を時間的に超えるかどうかを判断することと、
前記デパーチャ時間値が前記現在時間値を時間的に超えると判断されると、前記第1のイベントに関連するターディネスアラートを生成することことと、
前記デバイスに前記ターディネスアラートを送信することと
をさらに備える、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記第1のイベントに関連する前記スケジューリングデータが、前記第1のイベントへの1人または複数の参加者のためのコンタクト情報をさらに備え、
前記第1のイベントへの前記1人または複数の参加者のうちの少なくとも1人に前記ターディネスアラートを送信すること
をさらに備える、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記1人または複数の参加者のうちの少なくとも1人に前記ターディネスアラートを前記送信することが、
前記1人または複数の参加者のうち、前記ターディネスアラートを受信することになる参加者を選択するユーザ選択を受信することと、
前記選択された1人または複数の参加者に前記ターディネスアラートを送信することと
をさらに備える、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
第2のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することであって、前記第2のイベントスケジューリングデータが、第2のイベント時間値と第2のイベントロケーション値とを含む、取得することと、
前記第2のイベントと前記第1のイベントとの間にスケジューリング競合が存在するかどうかを判断することと、
前記第2のイベントと前記第1のイベントとの間にスケジューリング競合があると判断されると、スケジューリング競合アラートを生成することと、
前記デバイスに前記スケジューリング競合アラートを送信することと
をさらに備える、請求項34に記載の方法。
【請求項39】
スケジューリング競合が存在するかどうかを前記判断することが、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間とから第1のイベントスケジューリングバッファ時間値を生成することと、
前記第2のイベント時間値が前記第1のイベントスケジューリングバッファ時間値と競合するかどうかを判断することと
をさらに備える、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
スケジューリング競合が存在するかどうかを前記判断することが、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の後に生じるかどうかを判断することと、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の後に生じると判断されると、前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが前記第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記第1のイベントロケーションと前記第2のイベントロケーションとから第2の移動時間値を推定することと、
前記第2のイベント時間値と前記推定された第2の移動時間値の少なくとも1つを比較することによって第2のデパーチャ時間値を生成することと、
前記第2のデパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによって第2のデパーチャアラートを生成することと、
前記デバイスに前記第2のデパーチャアラートを送信することと
をさらに備える、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
スケジューリング競合が存在するかどうかを前記判断することが、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の前にあるかどうかを判断することと、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の前にあると判断されると、前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうか、または前記第2のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが前記第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されるか、または前記第2のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記デバイスロケーションと前記第2のイベントロケーションとから第2の移動時間値を推定するか、または前記第2のイベントロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第3の移動時間値を推定することと、
前記第2のイベント時間値と前記推定された第2の移動時間値とを比較するか、または前記第2のイベント時間値と前記推定された第3の時間値とを比較することによって、少なくとも1つのデパーチャ時間値を生成することと、
前記生成されたデパーチャ時間値の少なくとも1つと前記現在時間値とを比較することによって1つまたは複数のデパーチャアラートを生成することと、
前記デバイスに前記1つまたは複数のデパーチャアラートを送信することと
をさらに備える、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記第1のイベント時間値が、第1のイベント開始時間と第1のイベント終了時間とのうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項34に記載の方法。
【請求項43】
前記イベントロケーションしきい値が、
あらかじめ定義された距離であって、前記あらかじめ定義された距離がユーザとデフォルトデバイス設定とのうちの少なくとも1つによって定義される、あらかじめ定義された距離と、
トリガイベントであって、前記トリガイベントが、デバイスが外部ローカリティに位置するという判断と、前記デバイスがあらかじめ定義された持続時間内に航空機モードで前に動作したという判断と、ユーザ選択とのうちの少なくとも1つを含む、トリガイベントと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項44】
前記移動時間を前記推定することが、
前記デバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとの間の少なくとも1つのルートを判断することと、
前記少なくとも1つのルートについてトラフィック状態を取得し、前記取得されたトラフィック状態に関連する推定時間影響に基づいて前記推定された移動時間を変更すること、
前記少なくとも1つのルートのために使用すべき輸送手段情報を取得し、前記取得された輸送手段情報に関連する推定時間影響に基づいて前記推定された移動時間を変更すること、または
前記少なくとも1つのルートから1つのルートのユーザ選択を取得し、前記選択されたルートについて前記移動時間値を推定すること
のうちの少なくとも1つを行うことと、
前記デバイス上に前記選択されたルートを表示することと
をさらに備える、請求項34に記載の方法。
【請求項45】
前記輸送手段情報は、前記デバイスの移動が、歩くことと、パーソナル交通車両中で移動することと、公共交通ビークル車両中で移動することとのうちの少なくとも1つに関連すべきかどうかを判断することを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
デパーチャ時間を前記判断することが、前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することより前に、あらかじめ定義されたバッファ時間だけ前記推定された移動時間値を変更することをさらに備える、請求項34に記載の方法。
【請求項47】
少なくとも1つのイベントに対してデバイスのための少なくとも1つのデパーチャアラートを生成するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、
第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得するための第1のモジュールであって、前記第1のイベントスケジューリングデータが第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、第1のモジュールと、
デバイスロケーション値を受信するための第2のモジュールと、
現在時間値を取得するための第3のモジュールと、
前記第1のイベントロケーション値と前記受信したデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断するための第4のモジュールと、
前記第1のイベントロケーション値と前記受信したデバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記受信したデバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定するための第5のモジュールと、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成するための第6のモジュールと、
前記デパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成するための第7のモジュールと、
前記デバイスに前記デパーチャアラートを送信するための第8のモジュールと
を備える、プロセッサ。
【請求項48】
コンピュータに、第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得させるための第1のコードセットであって、前記第1のイベントスケジューリングデータが第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、第1のコードセットと、
前記コンピュータに、デバイスロケーション値を受信させるための第2のコードセットと、
前記コンピュータに、現在時間値を取得させるための第3のコードセットと、
前記コンピュータに、前記第1のイベントロケーション値と前記受信したデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断させるための第4のコードセットと、
前記第1のイベントロケーション値と前記受信したデバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記コンピュータに、前記受信したデバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定させるための第5のコードセットと、
前記コンピュータに、前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成させるための第6のコードセットと、
前記コンピュータに、前記デパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成させるための第7のコードセットと、
前記コンピュータに、前記デバイスに前記デパーチャアラートを送信させるための第8のコードセット
を備える、コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項49】
第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得するための手段であって、前記第1のイベントスケジューリングデータが第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、取得するための手段と、
デバイスロケーション値を受信するための手段と、
現在時間値を取得するための手段と、
前記第1のイベントロケーション値と前記受信したデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断するための手段と、
前記第1のイベントロケーション値と前記受信したデバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記受信したデバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定するための手段と、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成するための手段と、
前記デパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成するための手段と、
前記デバイスに前記デパーチャアラートを送信するための手段と
を備える、装置。
【請求項50】
第1のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することであって、前記第1のイベントスケジューリングデータが第1のイベント時間値と第1のイベントロケーション値とを含む、取得することと、
デバイスロケーション値を受信することと、
現在時間値を取得することと
を行うための通信モジュールと、
前記第1のイベントロケーション値と前記受信したデバイスロケーション値とがイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第1のイベントロケーション値と前記受信したデバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記受信したデバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第1の移動時間値を推定することと、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することによってデパーチャ時間値を生成することと、
前記デパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによってデパーチャアラートを生成することと
を行うためのデパーチャアラートモジュールと
を備え、
前記通信モジュールが、
前記デバイスに前記デパーチャアラートを送信するようにさらに動作可能である、装置。
【請求項51】
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記デパーチャ時間値が前記現在時間値を時間的に超えるかどうかを判断することと、
前記デパーチャ時間値が前記現在時間値を時間的に超えると判断されると、前記第1のイベントに関連するターディネスアラートを生成することと
を行うようにさらに動作可能であり、
前記通信モジュールが、
前記デバイスに前記ターディネスアラートを送信するようにさらに動作可能である、請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記第1のイベントに関連する前記スケジューリングデータが、前記第1のイベントへの1人または複数の参加者のためのコンタクト情報をさらに備え、
前記通信モジュールが、前記第1のイベントへの前記1人または複数の参加者のうちの少なくとも1人に前記ターディネスアラートを送信することをさらに備える、請求項51に記載の装置。
【請求項53】
前記計算モジュールが、
前記1人または複数の参加者のうち、前記ターディネスアラートを受信することになる参加者を選択するユーザ選択を受信することと、
前記選択された1人または複数の参加者に前記ターディネスアラートを送信することと
をさらに備える、請求項52に記載の装置。
【請求項54】
前記デパーチャアラートモジュールが、
第2のイベントに関連するスケジューリングデータを取得することであって、前記第2のイベントスケジューリングデータが、第2のイベント時間値と第2のイベントロケーション値とを含む、取得することと、
前記第2のイベントと前記第1のイベントとの間にスケジューリング競合が存在するかどうかを判断することと、
前記第2のイベントと前記第1のイベントとの間にスケジューリング競合があると判断されると、スケジューリング競合アラートを生成することと
を行うようにさらに動作可能であり、
前記通信モジュールが、前記デバイスに前記スケジューリング競合アラートを送信するようにさらに動作可能である、請求項50に記載の装置。
【請求項55】
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間とから第1のイベントスケジューリングバッファ時間値を生成することと、
前記第2のイベント時間値が前記第1のイベントスケジューリングバッファ時間値と競合するかどうかを判断することと
を行うようにさらに動作可能である、請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の後に生じるかどうかを判断することと、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の後に生じると判断されると、前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが前記第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記第1のイベントロケーションと前記第2のイベントロケーションとから第2の移動時間値を推定することと、
前記第2のイベント時間値と前記推定された第2の移動時間値の少なくとも1つを比較することによって第2のデパーチャ時間値を生成することと、
前記第2のデパーチャ時間値と前記現在時間値とを比較することによって第2のデパーチャアラートを生成することと
を行うようにさらに動作可能であり、
前記通信モジュールが、前記デバイスに前記第2のデパーチャアラートを送信するようにさらに動作可能である、請求項54に記載の装置。
【請求項57】
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の前にあるかどうかを判断することと、
前記第2のイベント時間値が時間的に前記第1のイベント時間値の前にあると判断されると、前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうか、または前記第2のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なるかどうかを判断することと、
前記第2のイベントロケーション値と前記第1のイベントロケーション値とが前記第2のイベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されるか、または前記第2のイベントロケーション値と前記デバイスロケーション値とが前記イベントロケーションしきい値よりも大きく異なると判断されると、前記デバイスロケーションと前記第2のイベントロケーションとから第2の移動時間値を推定するか、または前記第2のイベントロケーションと前記第1のイベントロケーションとから第3の移動時間値を推定することと、
前記第2のイベント時間値と前記推定された第2の移動時間値とを比較するか、または前記第2のイベント時間値と前記推定された第3の時間値とを比較することによって、少なくとも1つのデパーチャ時間値を生成することと、
前記生成されたデパーチャ時間値の少なくとも1つと前記現在時間値とを比較することによって1つまたは複数のデパーチャアラートを生成することと、
前記デバイスに前記1つまたは複数のデパーチャアラートを送信することと
を行うようにさらに動作可能である、請求項54に記載の装置。
【請求項58】
前記第1のイベント時間値が、第1のイベント開始時間と第1のイベント終了時間とのうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項50に記載の装置。
【請求項59】
前記イベントロケーションしきい値が、
あらかじめ定義された距離であって、前記あらかじめ定義された距離がユーザとデフォルトデバイス設定とのうちの少なくとも1つによって定義される、あらかじめ定義された距離と、
トリガイベントであって、前記トリガイベントが、デバイスが外部ローカリティに位置するという判断と、前記デバイスがあらかじめ定義された持続時間内に航空機モードで前に動作したという判断と、ユーザ選択とのうちの少なくとも1つを含む、トリガイベントと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項50に記載の装置。
【請求項60】
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記デバイスロケーションと前記第1のイベントロケーションとの間の少なくとも1つのルートを判断することと、
前記少なくとも1つのルートについてトラフィック状態を取得し、前記取得されたトラフィック状態に関連する推定時間影響に基づいて前記推定された移動時間を変更すること、
前記少なくとも1つのルートのために使用すべき輸送手段情報を取得し、前記取得された輸送手段情報に関連する推定時間影響に基づいて前記推定された移動時間を変更すること、または
前記少なくとも1つのルートから1つのルートのユーザ選択を取得し、前記選択されたルートについて前記移動時間値を推定すること
のうちの少なくとも1つを行うことと、
前記デバイス上に前記選択されたルートを表示することと
を行うようにさらに動作可能である、請求項50に記載の装置。
【請求項61】
前記輸送手段情報は、前記デバイスの移動が、歩くこと、個人輸送車両中で移動すること、または公共輸送車両中で移動することのうちの少なくとも1つに関連すべきかどうかを判断することを含む、請求項60に記載の装置。
【請求項62】
前記デパーチャアラートモジュールが、
前記第1のイベント時間値と前記推定された第1の移動時間値とを比較することより前に、あらかじめ定義されたバッファ時間だけ前記推定された移動時間値を変更するようにさらに動作可能である、請求項50に記載の装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公表番号】特表2013−508725(P2013−508725A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−535312(P2012−535312)
【出願日】平成22年10月19日(2010.10.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/053252
【国際公開番号】WO2011/049984
【国際公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】