短期人材派遣管理システム、及び人材派遣管理方法
【課題】 本発明は携帯電話、PDA(personal digital assistants )等の携帯端末機器を使用する人材派遣管理システムに関し、特に同報メールを使用し効率よくスタッフの募集を行うと共に、仕事の日時、場所に変更が生じた場合でも迅速に対応できる人材派遣管理システムを提供するものである。
【解決手段】 管理センタ1には本発明の人材派遣管理システムのシステム管理を行う管理サーバが置かれ、管理サーバにはネットワーク2を介して携帯電話、PDA等の携帯機器が接続される。また、携帯機器からエントリーする者は予め人材派遣センタに登録した会員であり、スキル等の個人の特性情報が管理センタのサーバに登録されている。このように構成することにより、短期の派遣依頼があった場合でも、迅速且つ効率よく登録した会員の人材派遣を行うことができる。
【解決手段】 管理センタ1には本発明の人材派遣管理システムのシステム管理を行う管理サーバが置かれ、管理サーバにはネットワーク2を介して携帯電話、PDA等の携帯機器が接続される。また、携帯機器からエントリーする者は予め人材派遣センタに登録した会員であり、スキル等の個人の特性情報が管理センタのサーバに登録されている。このように構成することにより、短期の派遣依頼があった場合でも、迅速且つ効率よく登録した会員の人材派遣を行うことができる。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話や、PDA(personal digital assistants )等の携帯端末機器を使用する短期人材派遣管理システム、及び人材派遣管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、携帯電話やPHS(personal handy phone system )、PDA等の携帯機器が広く普及し、特に若者層に広く使用されている。このような状況下、アルバイト等の短期の人材派遣管理についても携帯電話が使用されている。例えば、ある仕事のスタッフを募集する場合、予め登録した会員に対し、電話で仕事内容を知らせ、参加の有無を確認するシステムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシステムでは、招集人員が多い場合、連絡に時間がかかり、迅速な対応ができない。このため、所謂仕事の取りこぼしが発生する。また、仕事の日時、場所に変更が生じた場合、その連絡に時間を要する。
【0004】そこで、本発明は上記実情に鑑み、同報メールを使用し効率よくスタッフの募集を行うと共に、仕事の日時、場所に変更が生じた場合でも迅速に対応できる短期人材派遣管理システム、及び人材派遣管理方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は請求項1記載の発明によれば、携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理システムであり、前記管理センタは予め登録された会員の情報を記憶するデータベースと、受注した派遣依頼に基づいて、前記データベースに記憶した条件に合致した会員にエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信手段と、エントリーがあった会員に対し、前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定手段と、前記参加者に対し事前に同報メールによって参加確認を行う確認手段とを有する短期人材派遣管理システムを提供することによって達成できる。
【0006】このように構成することにより、同報メールを使用して応募条件に合った会員に対して応募依頼の送信を効率良く、迅速に行うことができる。請求項2の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記携帯機器は、携帯電話である。
【0007】このように構成することにより、現在多くの人が所有する携帯電話を利用して仕事への応募確認を行うことができ、短期の人材派遣業務をより迅速に行うことができる。
【0008】請求項3の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記確認手段は、前日に仕事の存在を確認する確認メールである。また、請求項4の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記確認手段は、当日に起床の確認を行う確認メールである。
【0009】さらに、請求項5の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記確認手段は、当日に仕事への出発の有無を確認する確認メールである。このように構成することにより、管理センタでは当該確認メールに対する応答を判断して派遣先への出勤を確実に確保する。
【0010】請求項6の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記募集情報には、依頼先の住所情報も含まれ、該住所情報に基づいて前記選定手段は応募者の選定を行う構成である。
【0011】このように構成することにより、応募した会員の中から最適な会員を選定することができ、より優れた人材派遣管理システムとすることができる。請求項7の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記募集情報には、応募者のスキル情報が含まれ、該スキル情報に基づいて前記選定手段は応募者の選定を行う構成である。
【0012】このように構成することによっても、応募した会員の中から最適な会員を選定することができ、より優れた人材派遣管理システムとすることができる。請求項8の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記仕事の参加者に対し、仕事の終了確認メールを行う構成である。
【0013】このように構成することにより、管理センタでは依頼された仕事の終了を知ることができ、依頼された仕事を取りこぼしなく、かつ確実に人材を派遣して処理することができる。
【0014】上記課題は請求項9記載の発明によれば、携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理方法であり、前記管理センタは予め登録された会員の情報を記憶するデータベースを有し、受注した仕事に基づいて、前記データベースに記憶した条件に合致した会員にエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信処理と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定処理と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認処理とを行う短期人材派遣管理方法を提供することによって達成できる。
【0015】本発明は人材派遣管理方法の発明であり、このように構成することによっても、同報メールを使用して応募条件に合った会員に対して応募依頼の送信を効率良い、迅速に最適な参加者を選択することができる。
【0016】上記課題は請求項10記載の発明によれば、携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理システムに使用するプログラムであり、受注した仕事に基づいて、予め登録された会員の情報を記憶するデータベースに記憶した条件に合致した会員に対してエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信機能と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定機能と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認機能とを有する短期人材派遣管理プログラムを提供することによって達成できる。
【0017】本発明は短期人材派遣管理システムに使用されるプログラムの発明であり、このように構成することによっても、同報メールを使用して応募条件に合った会員に対して応募依頼の送信を効率良い、迅速に最適な参加者を選択することができる。
【0018】上記課題は請求項11記載の発明によれば、携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理システムに使用するプログラムであり、受注した仕事に基づいて、予め登録された会員の情報を記憶するデータベースに記憶した条件に合致した会員に対してエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信機能と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定機能と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認機能とを有するプログラムであって、コンピュータが処理可能なプログラムを記録する記録媒体を提供することによって達成できる。
【0019】本発明は短期人材派遣管理システムに使用されるプログラムの記録媒体の発明であり、例えば上記機能を有するプログラムの記録するフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMであり、このように構成することによっても、同報メールを使用して応募条件に合った会員に対して応募依頼の送信を効率良い、迅速に最適な参加者を選択することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の人材派遣管理システムのシステム構成図である。同図において、1は管理センタであり、インターネット2を介して会員の端末機器3a、3b、3c、・・・に接続可能である。ここで、会員の端末機器3a、3b、3c、・・・は携帯電話に限らず、PDA等であってもよい。また、管理センタ1は専用回線、又は上記インターネット2を介して各種業界の契約法人11a、11b、・・・に接続され、契約法人11a、11b、・・・から短期のスタッフ派遣の依頼を受ける。
【0021】図2は管理センタ1に構築された管理サーバの構成を説明する模式図である。管理サーバ4はCPU4a、ROM4b、RAM4cで構成され、CPU4aはROM4bに登録されたシステムプログラムに従って処 理を行い、必要に応じて管理サーバ4に接続された記憶装置5a、5bに後述する情報を書き込み、記憶装置5a、5bから情報を読み出す。また、ディスプレイ4dには必要な情報が表示され、通信回線を介して情報の授受が行われる。
【0022】また、上記CPU4aの制御はROM4bに記憶したプログラムに従って実行されるが、図2に示すようにサーバ4に配設されたメディアドライバ4dにフロッピーディスク6やCD−ROM7等の記録媒体を装着し、当該記録媒体から上記プログラムを読み出して使用する構成としてもよい。
【0023】ここで、上記記憶装置5aには会員のデータベースが構築されている。図3は当該データベースの具体例を説明する図である。同図において、会員のデータベースは氏名、性別、年齢、住所、電子メールアドレス、及びスキルの各記憶エリア8a〜8fで構成され、各記憶エリアに対応する情報が登録されている。この情報の登録は、予め本例の人材派遣管理システムに入会する際行われる。
【0024】例えば、同図の会員番号「0001」の会員Aの場合、記憶エリア8aに会員Aの氏名「○○○」が登録され、記憶エリア8bに性別「例えば、男(M)」が登録され、記憶エリア8cに年齢「例えば、25歳」が登録され、記憶エリア8dに住所「東京都新宿区・・・」が登録され、記憶エリア8eに電子メールアドレス「abc@de. ・・・」が登録され、記憶エリア8f にA氏のスキル「例えば、スポーツ○○歴3年」の情報が登録されている。
【0025】同様に、会員番号「0002」の会員Bの場合、記憶エリア8aに会員Bの氏名「□□□」が登録され、記憶エリア8bに性別「例えば、女(F)」が登録され、記憶エリア8cに年齢「例えば、21歳」が登録され、記憶エリア8dに住所「神奈川県横浜市・・・」が登録され、記憶エリア8eに電子メールアドレス「fgh@ijk. ・・・」が登録され、記憶エリア8f にスキル「例えば、英検1級」の情報が登録されている。以下、同図に示すようにデータベースには予め登録された会員の住所やスキル等の情報が登録されている。
【0026】一方、記憶装置5bには、例えば契約企業から受注した短期人材派遣のデータベースが構築されている。図4は当該データベースを説明する図である。同図において、このデータベースは受注した短期人材派遣の依頼毎に依頼企業名(依頼先会社名)、派遣先住所、電話番号、職種、及び参加者情報へのリンク先アドレスが記述されている。また、このデータベースは人材派遣の依頼を受注する毎に登録される。
【0027】例えば、同図に示すK社からイベントコンパニオンの仕事が依頼されると、記憶エリア9a〜9eに各情報が書き込まれる。例えば、記憶エリア9aには受注番号「例えば、H13−001」が記述され、記憶エリア9bには依頼会社名「K社」が記述され、記憶エリア9cには派遣先住所「例えば、神奈川県川崎市・・・」が記述され、記憶 エリア9dには電話番号「例えば、044−123・・・」が記述され、記憶エリア9eには職種「イベントコンパニオン」の情報が記述され、更に記憶エリア9fにはリンク先アドレス「0000H」が登録される。
【0028】同様に、X社から引っ越し作業の派遣依頼を受けると、記憶エリア9a〜9eに対応する情報が書き込まれる。例えば、記憶エリア9aには受注番号「H13−002」が記述され、記憶エリア9bには依頼会社名「X社」が記述され、記憶エリア9cには派遣先住所「例えば、東京都渋谷区・・・」が記述され、記憶エリア9dには電話番号「例えば、03−456・・・」が記述され、記憶エリア9eには職種「引っ越し作業」が記述され、更に記憶エリア9fにはリンク先アドレス「2222H」が登録される。以下、データベースには派遣依頼が入る毎に情報が書き込まれる。
【0029】また、上記リンク先アドレスには当該派遣依頼に関する会員への応募情報、及び参加者情報が書き込まれる。例えば、上記イベントコンパニオンの派遣依頼の場合、アドレス「0000H」のエリア10にイベントコンパニオンの応募情報が書き込まれ、更に決定した参加者情報も書き込まれる。
【0030】図5はこのエリアの具体的な構成を説明する図である。同図において、10aは募集情報であり、募集人員、性別、派遣期間、仕事内容等の情報が書き込まれる。また、10bは参加者情報であり、応募者の中から決定され、このエリアに書き込まれる。尚、図4に示す他のリンク先アドレス「2222H」等についても同様な構成である。
【0031】以上の構成において、以下に処理動作を説明する。先ず、本例の基本処理について説明する。図6に示すフローチャートは本例の基本処理を説明する図である。
【0032】本例の処理は派遣候補者を決定する事前処理、候補者の参加を確認する前日処理、そして当日確実に派遣先に向かってもらう為の当日処理に分けられる。先ず、事前処理は管理センタ1(管理者サイド)から応募情報を会員に同報メールで通知し、会員からのエントリーを待ち(ステップ(以下、Sで示す)S1)、上記応募情報を確認した会員からエントリーがあると(S2)、候補者(参加者)を決定する(S3)。この確定情報は同報メールで対応する会員に通知され(S4)、当該会員から返信があると(S5)、返信状況を把握し、派遣候補者を確定し、データベースに記録する(S6)。
【0033】次に、前日処理は、管理センタ1から前日確認メールを送り(S7)、会員に注意を促し、当該会員からの返信メールによって参加の意思を確認する(S8、S9)。
【0034】次に、当日処理は所定に時間に起床確認メールを送り(S10)、会員からの返信メールによって起床を確認し(S11、S12)、更に派遣先への出発時刻に出発確認メールを送り(S13)、会員からの返信メールによって派遣先への出発を確認する(S14、S15)。また、仕事現場への到着時刻に到着確認メールを送り(S16)、会員からの返信メールによって派遣先への到着を確認する(S17、S18)。そして、最後に終了確認メールを送り(S19)、会員からの返信メールによって仕事の完了を知る(S20、S21)。以下、具体例に沿って更に説明する。
<第1の実施例>本例は派遣依頼がイベントコンパニオンの場合の例である。
【0035】先ず、図7に示すフローチャートに従って、管理センタでは、常時新たな派遣依頼を判断している(ステップ(以下、STPで示す)1)。この状態で、例えばK社から上記イベントコンパニオンの派遣依頼を受けると(STP1がYES)、同社から送られる依頼情報に基づいて募集情報を作成し、前述のデータベースに登録する(STP2、STP3)。具体的には、図4に示すデータベースの記憶エリア9a〜9eに必要な情報を記述し、更にリンク先アドレス「0000H」の指定するエリア10(10a)に募集情報を書き込む。
【0036】次に、管理サーバ4は参加者募集プログラムを起動する(STP4)。この処理は基本的には前述の図6に示す処理であり、具体的な事前処理、前日処理、当日処理を以下に示す図8〜図10のフローチャートに従って説明する。
【0037】先ず、事前処理について説明する。図8に示すフローチャートは事前処理を説明するものであり、同図の左側が管理者サイド(管理サーバ4)の処理を示し、同図の右側が会員サイド(携帯機器1a、1b、・・・)の処理を示す。先ず、発生した派遣依頼の情報を記述する(ステップ(以下、STで示す)1)。この処理は、前述のように図4に示すデータベースに派遣先住所、職種等を記述し、更に募集人数、性別、派遣時間、仕事内容等の募集情報を図5に示すエリア10aに登録する。
【0038】ここで、上記イベントコンパニオンの場合、募集情報として募集人数が例えば20人、年齢20歳〜26歳、性別は女性(F)、派遣時間は10時〜19時とする。また、仕事内容は、例えばモータショーや情報関連機器の展示会等である。尚、派遣先住所は例えば横浜とする。
【0039】次に、当該派遣依頼におけるスタッフ選定の個人別情報の優先順位のアルゴリズムを指定する(ST1)。例えば、性別、年齢、派遣先住所との関係、スキルの順に検索を行い、その後重み付けを行い、会員の中から募集資格者を選定する。
【0040】図11はこの処理を説明するフローチャートである。先ず、管理サーバ4は前述の図3に示す会員のデータベースを順次検索し、先ず会員が女性であるか判断する(ステップ(以下、Wで示す)1)。ここで、会員が男性であれば除外し(W1がNO)、女性のみを選択する(W1がYES)。
【0041】次に、年齢が20歳〜26歳であるか判断する(W2)。ここで、年齢が20歳〜26歳でなければ除外し(W2がNO)、年齢が20歳〜26歳の女性を順次選択する。さらに、派遣先住所から一定範囲内に住む会員とする(W3)。例えば、上記例では派遣先住所が横浜であるので、住所が東京都と神奈川県である会員とし(W3がYES)、他のエリアの会員は除外する(W3がNO)。
【0042】次に、上記処理の結果検索された人数を判断し(W4)、例えば60人以上である場合、更に人数を絞り込む為重み付け処理を行う(W4がYES)。一方、検索された人数が60人以下である場合(W4がNO)、更に検索された人数が20人以下であるか判断する(W5)。
【0043】ここで、人数が20人以下であれば募集人数に達しない為、再度上記処理を繰り返す。この場合、例えば住所の範囲を広げて処理を繰り返す(W6、W3)。一方、人数が20人以上であれば検索結果を確定し(W7)、後述する同報メールの送信処理に移行する。
【0044】また、上記判断(W4)がNOの場合、重み付け処理を行う(W8)。この処理は、会員にスキルや年齢に重み付けを行い、対象者を絞り込む処理である。例えば、上記イベントコンパニオンの場合、先ず募集情報から年齢が20歳〜26歳に絞られており、更にこの年齢に重み付けを行う。例えば、年齢20歳〜26歳の真ん中の年齢である23歳をレベル4とし、以下22歳と24歳をレベル3、21歳と25歳をレベル2、20歳と26歳をレベル1として絞り込みを行う。
【0045】また、スキルについても、例えば英語力が必要なイベントコンパニオンの募集であれば、英検やトッフルのスキルを判断し、会員が取得する英検やトッフルのレベルに従って優先順位を付け候補者を選択する。
【0046】次に、上記処理によって検索人数が60人以下、20人以上に絞られたかか判断し(W9)、未だこの範囲に達していない場合、再度上記重み付け処理を繰り返す(W9がNO、W8)。一方、上記処理によって検索人数が60人以下、20人以上に絞られた場合(W9がYES)、検索を確定し(W10)、後述する同報メールの送信処理に移行する。
【0047】次に、上記処理によって選択された対象者に同報メールを送る(図8に戻って、ST3)。この処理によって、派遣依頼の募集情報は対象会員に送られ、募集内容が対象者に知らされる。尚、この時送信する対象者のメールアドレスは前述の図3に示すデータベースに登録されたメールアドレスを参照して行われる。
【0048】会員サイドでは管理者サイドから送信されたメール受信し、募集情報を確認する(ST4)。ここで、より詳しい募集情報を知りたい場合、会員は担当者に携帯電話を使用して電話をする(ST5)。そして、知りたい情報を口頭で確認することもできる(ST6)。
【0049】次に、上記募集情報によって派遣依頼に参加するか決定した場合、例えばワンクリックでウエッブサイトに飛び、自身で選定する(ST7)。そして、当該派遣依頼にエントリーする、又はエントリーしないを選択する(ST8、又はST9)。
【0050】上記処理によって、当該派遣依頼のデータベース(図4に示す10bのエリア)には個人別エントリー情報が順次入力し、蓄積されていく(ST10)。このエントリー状況はマニュアル作業により、管理サーバのディスプレイに表示され、管理者は会員毎のエントリーの有無、未返送の会員確認等を行う。尚、データベースの処理としては、特定エリアにフラグを設定することによって対応する。
【0051】上記処理によって図5に示すエリア10bにはエントリー情報が順次登録され(ST11)、管理サーバではエントリーした会員の中から事前に指定した優先順位に従ってJ0Bのスタッフを決定し、決定者にメールで通知する(ST12)。
【0052】メール送信を受けた会員は、選択されたことを確認する(ST13)。尚、当該決定後、何らかの理由でJ0Bのスタッフとして参加できないことになった場合、ウェブ(Web)サイトにアクセスし、キャンセル操作を行うこともできる(ST14)。この場合、同図のフローチャートに示すように、再度エントリーの検査を行い、募集を行う。
【0053】したがって、この場合前述の処理(ST2)に戻り、データベースを検索し、募集情報に従って対象者をソートする。そして、対象者に同報メールを送り(ST3)、派遣依頼へのエントリーを求める。尚、最初の募集の際、予めキャンセル者がでることを予測して、一定枠内でバックアップ要員を確保する構成としてもよい。
【0054】上述のようにして事前作業によってエントリースタッフを確定した後、派遣日時が近づき、派遣日の前日になると以下の処理を行う。図9に示すフローチャートは前日の処理を説明するものである。
【0055】先ず、管理サーバでは同報一斉メールを行い、派遣依頼の再確認を行う(ST15)。一方、このメールを受信した会員は、内容を確認し(ST16)、必要に応じて担当者に、例えば携帯電話を使用して連絡する(ST17)。また、会員は管理者のウェブ(Web)サイトに飛び、「起床確認メール」の申請時間、及び「出発確認メール」の申請時間を登録する(ST18〜ST20)。上記イベントコンパニオンの場合、派遣時間が10時〜19時であり、例えば「起床確認メール」の申請時間を7時とする。また、「出発確認メール」の申請時間を8時とする。このようにして指定した情報を管理者サイドに送信する(ST21)。
【0056】管理サーバには、上記会員からの情報が表示され、管理者は各会員から送られる「起床確認メール」の申請時間、及び「出発確認メール」の申請時間を確認する(ST22)。ここで、ルート検索による予想時間より申請時刻が大幅に異なる場合警告メールを配信する(ST23)。例えば、会員の住所から派遣先住所までの距離を考慮して申請のあった「出発時間」を検討すると仕事開始時間までに派遣先に到達できない場合である。
【0057】尚、申請された時間に問題がない場合、当該時刻を了承し(ST24)、派遣依頼当日各会員の申請時刻に自動的にメールを送信する(S25)。次に、図10は当日の作業を説明するフローチャートである。同図において、先ず前述の「起床確認メール」、及び「出発確認メール」の送信を行う(ST26)。メールを受信した会員は、前述と同様担当者に連絡を望む場合担当者の携帯電話に電話をする(ST27)。一方、起床を確認した場合には管理センタ1のウェブ(Web)サイトに飛び、例えば「確認しました」をワンクリックする(ST28)。
【0058】管理サーバには、上記会員からの情報が表示され、管理者は各会員から送られる返信状況を自動表示し、確認の有無等を判断する(ST30)。ここで、例えば返信が無かった会員については、例えばバックアップ要員に「出勤メール」を送ると同時に、管理者にエマージェンシーメールを送る。
【0059】このように処理することにより、対応する会員には派遣先への出勤を確認でき、もし何らかの理由によって派遣先に行けない場合でもバックアップ要因を派遣することができ、確実に依頼の顧客に対して人材派遣を行うことができる。
【0060】また、更に管理者が設定した時間に自動的に到着、終了確認メールを送信することによって、上記派遣処理を確実なものとする(ST32)。この場合、このメールに対する返信が無ければ、上述と同様アックアップ要因への派遣要請を行う。但し、通常ではメールを受信した会員は、必要に応じて担当者に連絡を望む場合には電話を行い(ST34、ST35)、又はウェブ(Web)サイトに飛んで、「確認しました」をワンクリックする(ST36、ST37)。上記会員からの情報は管理サーバのディスプレイに自動表示され、管理者は派遣依頼の処理が完了したことを知る(ST38)。
【0061】以上説明したように処理することによって、派遣依頼に所謂穴を空けることがなく、確実に人材派遣を行うことができる。しかも同報メールを使用して効率よく、迅速に派遣処理を行うことができる。
<第2の実施例>次に、本発明の第1の実施例を説明する。
【0062】本例は派遣依頼が引っ越し作業の場合である。尚、本例においても図7乃至図11に示す図面を使用して説明する。先ず、図7に示すフローチャートに従って、管理センタでは、常時新たな派遣依頼を判断し(STP1)、例えばX社から上記引っ越し作業の派遣依頼を受けると(STP1がYES)、同社から送られる情報に基づいて募集情報を作成し、前述のデータベースに登録する(STP2、STP3)。
【0063】具体的には、図4に示すデータベースの記憶エリア9a〜9eに必要な情報を記述し、更にリンク先アドレス「2222H」の指定するエリア10(10a)に募集情報を書き込む。
【0064】次に、前述と同様、管理サーバは参加者募集プログラムを起動し(STP4)、先ず図8に示すフローチャートに従って事前処理を実行する。先ず、前述のように図4に示すデータベースに派遣先住所、職種等を記述し、更に募集人数、性別、派遣時間、仕事内容等の募集情報を対応するエリア(10a)に登録する。本例は、上記引っ越し作業であり、募集情報として募集人数が例えば100人、年齢18歳〜30歳、性別は男性(M)、派遣時間は13時〜17時とする。尚、派遣場所は例えば新宿とする。
【0065】次に、前述と同様、当該派遣依頼における登録スタッフ選定のアルゴリズムを指定する(ST1)。例えば、性別、年齢、派遣先住所との関係、スキルの順に検索を行い、その後重み付けを行い、会員の中から募集資格者を選定する。
【0066】この選定処理は、図12に示すフローチャートに従って実行され、先ず管理サーバ1が会員のデータベースを検索し、会員が男性(M)であるか判断する(ステップ(以下、Vで示す)1)。ここで、会員が女性であれば除外し(V1がNO)、男性のみの会員を選択する(V1がYES)。
【0067】次に、年齢が18歳〜30歳であるか判断する(V2)。ここで、年齢が30歳〜30歳でなければ除外し(V2がNO)、年齢が18歳〜30歳の男性を順次選択する。さらに、派遣先住所から一定範囲内に住む会員を選定する(V3)。例えば、上記例では派遣先住所が新宿であるので、住所が東京である会員を選択し(V3がYES)、他のエリアの会員は除外する(V3がNO)。
【0068】次に、上記処理の結果検索された人数を判断し(V4)、例えば200人以上である場合、更に人数を絞る為重み付け処理を行う(V4がYES)。一方、検索された人数が200人以下である場合(W4がNO)、更に検索された人数が100人以下であるか判断する(W5)。
【0069】ここで、人数が100人以下であれば募集人数に達していない為、再度上記処理を繰り返す。この場合、例えば前述と同様、住所の範囲を広げ処理を繰り返す(V6、V3)。一方、人数が100人以上であれば検索結果を確定し(V7)、後述する同報メールの送信処理に移行する。
【0070】また、上記判断(V4)がNOの場合、重み付け処理を行う(V8)。この処理は、会員にスキルや年齢に重み付けを行い、対象者を絞り込む処理である。この処理によって検索人数が200人以下、100人以上に絞られた場合(V9がYES)、検索を確定し(V10)、同報メールの送信処理を行う(図8のST3)。この処理によって、派遣依頼の募集情報は対象会員に送られ、募集内容が対象者に知らされる。
【0071】会員サイドでは管理者サイドから送信されたメールを受信し、募集情報を確認する(ST4)。ここで、より詳しい募集情報を知りたい場合、会員は担当者に携帯電話を使用して電話し(ST5)、知りたい情報を口頭で確認する(ST6)。
【0072】次に、上記募集情報によって派遣依頼に参加するか決定した場合、例えばワンクリックでウェブ(Web)サイトに飛び、自身で選定する(ST7)。そして、当該派遣依頼にエントリーする、又はエントリーしないを選択する(ST8、又はST9)。
【0073】上記処理によって、当該派遣依頼のデータベース(図4に示す10bのエリア)には個人別エントリー情報が順次入力し、蓄積されていく(ST10)。このエントリー状況は前述のように管理サーバのディスプレイに表示され、管理者は会員毎のエントリーの有無、未返送の会員確認等を行う。尚、データベースの処理としては、特定エリアにフラグを設定することによって対応する。
【0074】上記処理によって、管理サーバではエントリーした会員の中から事前に指定した優先順位に従って派遣依頼に参加するスタッフを決定し、決定者にメールで通知する(ST12)。
【0075】メール送信を受けた会員は、選択されたことを確認し(ST13)、当該決定後、何らかの理由で派遣依頼のスタッフとして参加できないことになった場合、ウェブ(Web)サイトにアクセスし、キャンセル操作を行うこともできる(ST14)。この場合、同図のフローチャートに示すように、再度エントリーの検査を行い、募集を行う。
【0076】上述のようにして事前作業によってエントリースタッフを確定した後、派遣日時が近づき、派遣日の前日になると前述の前日処理を行い、仕事の確認を行い(前述の図9に示すフローチャート)、当日処理によって起床確認、出発確認を行う(前述の図10に示すフローチャート)。
【0077】尚、本例においては派遣時間が13時〜17時であるので、「起床確認メール」は例えば10時とし、「出発確認メール」は例えば11時とする。このように設定することにより、派遣先に遅れることなく出向くことができ、派遣依頼に所謂穴を空けることがなく、確実に人材派遣を行うことができる。しかも同報メールを使用して効率よく、迅速に派遣処理を行うことができる。
【0078】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によれば、同報メールを使用して応募条件に合った会員に対して応募依頼の送信を効率良く、迅速に行うことができる。
【0079】また、若者の間に広く使用されている携帯電話を使用し、より効率よく派遣依頼に対応することができる。さらに、前日確認、当日確認を同報メールできめ細かく行うことによって、派遣依頼に穴を空けることがなく、確実に短期の人材派遣を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の人材派遣管理システムのシステム構成図である。
【図2】管理センタに構築された管理サーバの構成を説明する模式図である。
【図3】会員のデータベースの具体例を説明する図である。
【図4】派遣依頼のデータベースを説明する図である。
【図5】リンク先アドレスの記憶エリアの構成を説明する図である。
【図6】本発明の基本処理について説明するフローチャートである。
【図7】本発明の事前処理、前日処理、当日処理を説明するフローチャートである。
【図8】事前処理を説明するフローチャートである。
【図9】前日処理を説明するフローチャートである。
【図10】当日処理を説明するフローチャートである。
【図11】第1の実施例の重み付け処理を説明するフローチャートである。
【図12】第2の実施例の重み付け処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 管理センタ
2 インターネット
3a、3b、3c、・・・ 端末機器
4 管理サーバ
4a CPU
4b ROM
4c RAM
4d ディスプレイ
4e マルチメディアドライバ
5a、5b 記憶装置
6 フロッピーディスク
7 CD−ROM
8a〜8f 記憶エリア
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話や、PDA(personal digital assistants )等の携帯端末機器を使用する短期人材派遣管理システム、及び人材派遣管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、携帯電話やPHS(personal handy phone system )、PDA等の携帯機器が広く普及し、特に若者層に広く使用されている。このような状況下、アルバイト等の短期の人材派遣管理についても携帯電話が使用されている。例えば、ある仕事のスタッフを募集する場合、予め登録した会員に対し、電話で仕事内容を知らせ、参加の有無を確認するシステムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシステムでは、招集人員が多い場合、連絡に時間がかかり、迅速な対応ができない。このため、所謂仕事の取りこぼしが発生する。また、仕事の日時、場所に変更が生じた場合、その連絡に時間を要する。
【0004】そこで、本発明は上記実情に鑑み、同報メールを使用し効率よくスタッフの募集を行うと共に、仕事の日時、場所に変更が生じた場合でも迅速に対応できる短期人材派遣管理システム、及び人材派遣管理方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は請求項1記載の発明によれば、携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理システムであり、前記管理センタは予め登録された会員の情報を記憶するデータベースと、受注した派遣依頼に基づいて、前記データベースに記憶した条件に合致した会員にエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信手段と、エントリーがあった会員に対し、前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定手段と、前記参加者に対し事前に同報メールによって参加確認を行う確認手段とを有する短期人材派遣管理システムを提供することによって達成できる。
【0006】このように構成することにより、同報メールを使用して応募条件に合った会員に対して応募依頼の送信を効率良く、迅速に行うことができる。請求項2の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記携帯機器は、携帯電話である。
【0007】このように構成することにより、現在多くの人が所有する携帯電話を利用して仕事への応募確認を行うことができ、短期の人材派遣業務をより迅速に行うことができる。
【0008】請求項3の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記確認手段は、前日に仕事の存在を確認する確認メールである。また、請求項4の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記確認手段は、当日に起床の確認を行う確認メールである。
【0009】さらに、請求項5の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記確認手段は、当日に仕事への出発の有無を確認する確認メールである。このように構成することにより、管理センタでは当該確認メールに対する応答を判断して派遣先への出勤を確実に確保する。
【0010】請求項6の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記募集情報には、依頼先の住所情報も含まれ、該住所情報に基づいて前記選定手段は応募者の選定を行う構成である。
【0011】このように構成することにより、応募した会員の中から最適な会員を選定することができ、より優れた人材派遣管理システムとすることができる。請求項7の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記募集情報には、応募者のスキル情報が含まれ、該スキル情報に基づいて前記選定手段は応募者の選定を行う構成である。
【0012】このように構成することによっても、応募した会員の中から最適な会員を選定することができ、より優れた人材派遣管理システムとすることができる。請求項8の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記仕事の参加者に対し、仕事の終了確認メールを行う構成である。
【0013】このように構成することにより、管理センタでは依頼された仕事の終了を知ることができ、依頼された仕事を取りこぼしなく、かつ確実に人材を派遣して処理することができる。
【0014】上記課題は請求項9記載の発明によれば、携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理方法であり、前記管理センタは予め登録された会員の情報を記憶するデータベースを有し、受注した仕事に基づいて、前記データベースに記憶した条件に合致した会員にエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信処理と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定処理と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認処理とを行う短期人材派遣管理方法を提供することによって達成できる。
【0015】本発明は人材派遣管理方法の発明であり、このように構成することによっても、同報メールを使用して応募条件に合った会員に対して応募依頼の送信を効率良い、迅速に最適な参加者を選択することができる。
【0016】上記課題は請求項10記載の発明によれば、携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理システムに使用するプログラムであり、受注した仕事に基づいて、予め登録された会員の情報を記憶するデータベースに記憶した条件に合致した会員に対してエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信機能と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定機能と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認機能とを有する短期人材派遣管理プログラムを提供することによって達成できる。
【0017】本発明は短期人材派遣管理システムに使用されるプログラムの発明であり、このように構成することによっても、同報メールを使用して応募条件に合った会員に対して応募依頼の送信を効率良い、迅速に最適な参加者を選択することができる。
【0018】上記課題は請求項11記載の発明によれば、携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理システムに使用するプログラムであり、受注した仕事に基づいて、予め登録された会員の情報を記憶するデータベースに記憶した条件に合致した会員に対してエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信機能と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定機能と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認機能とを有するプログラムであって、コンピュータが処理可能なプログラムを記録する記録媒体を提供することによって達成できる。
【0019】本発明は短期人材派遣管理システムに使用されるプログラムの記録媒体の発明であり、例えば上記機能を有するプログラムの記録するフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMであり、このように構成することによっても、同報メールを使用して応募条件に合った会員に対して応募依頼の送信を効率良い、迅速に最適な参加者を選択することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の人材派遣管理システムのシステム構成図である。同図において、1は管理センタであり、インターネット2を介して会員の端末機器3a、3b、3c、・・・に接続可能である。ここで、会員の端末機器3a、3b、3c、・・・は携帯電話に限らず、PDA等であってもよい。また、管理センタ1は専用回線、又は上記インターネット2を介して各種業界の契約法人11a、11b、・・・に接続され、契約法人11a、11b、・・・から短期のスタッフ派遣の依頼を受ける。
【0021】図2は管理センタ1に構築された管理サーバの構成を説明する模式図である。管理サーバ4はCPU4a、ROM4b、RAM4cで構成され、CPU4aはROM4bに登録されたシステムプログラムに従って処 理を行い、必要に応じて管理サーバ4に接続された記憶装置5a、5bに後述する情報を書き込み、記憶装置5a、5bから情報を読み出す。また、ディスプレイ4dには必要な情報が表示され、通信回線を介して情報の授受が行われる。
【0022】また、上記CPU4aの制御はROM4bに記憶したプログラムに従って実行されるが、図2に示すようにサーバ4に配設されたメディアドライバ4dにフロッピーディスク6やCD−ROM7等の記録媒体を装着し、当該記録媒体から上記プログラムを読み出して使用する構成としてもよい。
【0023】ここで、上記記憶装置5aには会員のデータベースが構築されている。図3は当該データベースの具体例を説明する図である。同図において、会員のデータベースは氏名、性別、年齢、住所、電子メールアドレス、及びスキルの各記憶エリア8a〜8fで構成され、各記憶エリアに対応する情報が登録されている。この情報の登録は、予め本例の人材派遣管理システムに入会する際行われる。
【0024】例えば、同図の会員番号「0001」の会員Aの場合、記憶エリア8aに会員Aの氏名「○○○」が登録され、記憶エリア8bに性別「例えば、男(M)」が登録され、記憶エリア8cに年齢「例えば、25歳」が登録され、記憶エリア8dに住所「東京都新宿区・・・」が登録され、記憶エリア8eに電子メールアドレス「abc@de. ・・・」が登録され、記憶エリア8f にA氏のスキル「例えば、スポーツ○○歴3年」の情報が登録されている。
【0025】同様に、会員番号「0002」の会員Bの場合、記憶エリア8aに会員Bの氏名「□□□」が登録され、記憶エリア8bに性別「例えば、女(F)」が登録され、記憶エリア8cに年齢「例えば、21歳」が登録され、記憶エリア8dに住所「神奈川県横浜市・・・」が登録され、記憶エリア8eに電子メールアドレス「fgh@ijk. ・・・」が登録され、記憶エリア8f にスキル「例えば、英検1級」の情報が登録されている。以下、同図に示すようにデータベースには予め登録された会員の住所やスキル等の情報が登録されている。
【0026】一方、記憶装置5bには、例えば契約企業から受注した短期人材派遣のデータベースが構築されている。図4は当該データベースを説明する図である。同図において、このデータベースは受注した短期人材派遣の依頼毎に依頼企業名(依頼先会社名)、派遣先住所、電話番号、職種、及び参加者情報へのリンク先アドレスが記述されている。また、このデータベースは人材派遣の依頼を受注する毎に登録される。
【0027】例えば、同図に示すK社からイベントコンパニオンの仕事が依頼されると、記憶エリア9a〜9eに各情報が書き込まれる。例えば、記憶エリア9aには受注番号「例えば、H13−001」が記述され、記憶エリア9bには依頼会社名「K社」が記述され、記憶エリア9cには派遣先住所「例えば、神奈川県川崎市・・・」が記述され、記憶 エリア9dには電話番号「例えば、044−123・・・」が記述され、記憶エリア9eには職種「イベントコンパニオン」の情報が記述され、更に記憶エリア9fにはリンク先アドレス「0000H」が登録される。
【0028】同様に、X社から引っ越し作業の派遣依頼を受けると、記憶エリア9a〜9eに対応する情報が書き込まれる。例えば、記憶エリア9aには受注番号「H13−002」が記述され、記憶エリア9bには依頼会社名「X社」が記述され、記憶エリア9cには派遣先住所「例えば、東京都渋谷区・・・」が記述され、記憶エリア9dには電話番号「例えば、03−456・・・」が記述され、記憶エリア9eには職種「引っ越し作業」が記述され、更に記憶エリア9fにはリンク先アドレス「2222H」が登録される。以下、データベースには派遣依頼が入る毎に情報が書き込まれる。
【0029】また、上記リンク先アドレスには当該派遣依頼に関する会員への応募情報、及び参加者情報が書き込まれる。例えば、上記イベントコンパニオンの派遣依頼の場合、アドレス「0000H」のエリア10にイベントコンパニオンの応募情報が書き込まれ、更に決定した参加者情報も書き込まれる。
【0030】図5はこのエリアの具体的な構成を説明する図である。同図において、10aは募集情報であり、募集人員、性別、派遣期間、仕事内容等の情報が書き込まれる。また、10bは参加者情報であり、応募者の中から決定され、このエリアに書き込まれる。尚、図4に示す他のリンク先アドレス「2222H」等についても同様な構成である。
【0031】以上の構成において、以下に処理動作を説明する。先ず、本例の基本処理について説明する。図6に示すフローチャートは本例の基本処理を説明する図である。
【0032】本例の処理は派遣候補者を決定する事前処理、候補者の参加を確認する前日処理、そして当日確実に派遣先に向かってもらう為の当日処理に分けられる。先ず、事前処理は管理センタ1(管理者サイド)から応募情報を会員に同報メールで通知し、会員からのエントリーを待ち(ステップ(以下、Sで示す)S1)、上記応募情報を確認した会員からエントリーがあると(S2)、候補者(参加者)を決定する(S3)。この確定情報は同報メールで対応する会員に通知され(S4)、当該会員から返信があると(S5)、返信状況を把握し、派遣候補者を確定し、データベースに記録する(S6)。
【0033】次に、前日処理は、管理センタ1から前日確認メールを送り(S7)、会員に注意を促し、当該会員からの返信メールによって参加の意思を確認する(S8、S9)。
【0034】次に、当日処理は所定に時間に起床確認メールを送り(S10)、会員からの返信メールによって起床を確認し(S11、S12)、更に派遣先への出発時刻に出発確認メールを送り(S13)、会員からの返信メールによって派遣先への出発を確認する(S14、S15)。また、仕事現場への到着時刻に到着確認メールを送り(S16)、会員からの返信メールによって派遣先への到着を確認する(S17、S18)。そして、最後に終了確認メールを送り(S19)、会員からの返信メールによって仕事の完了を知る(S20、S21)。以下、具体例に沿って更に説明する。
<第1の実施例>本例は派遣依頼がイベントコンパニオンの場合の例である。
【0035】先ず、図7に示すフローチャートに従って、管理センタでは、常時新たな派遣依頼を判断している(ステップ(以下、STPで示す)1)。この状態で、例えばK社から上記イベントコンパニオンの派遣依頼を受けると(STP1がYES)、同社から送られる依頼情報に基づいて募集情報を作成し、前述のデータベースに登録する(STP2、STP3)。具体的には、図4に示すデータベースの記憶エリア9a〜9eに必要な情報を記述し、更にリンク先アドレス「0000H」の指定するエリア10(10a)に募集情報を書き込む。
【0036】次に、管理サーバ4は参加者募集プログラムを起動する(STP4)。この処理は基本的には前述の図6に示す処理であり、具体的な事前処理、前日処理、当日処理を以下に示す図8〜図10のフローチャートに従って説明する。
【0037】先ず、事前処理について説明する。図8に示すフローチャートは事前処理を説明するものであり、同図の左側が管理者サイド(管理サーバ4)の処理を示し、同図の右側が会員サイド(携帯機器1a、1b、・・・)の処理を示す。先ず、発生した派遣依頼の情報を記述する(ステップ(以下、STで示す)1)。この処理は、前述のように図4に示すデータベースに派遣先住所、職種等を記述し、更に募集人数、性別、派遣時間、仕事内容等の募集情報を図5に示すエリア10aに登録する。
【0038】ここで、上記イベントコンパニオンの場合、募集情報として募集人数が例えば20人、年齢20歳〜26歳、性別は女性(F)、派遣時間は10時〜19時とする。また、仕事内容は、例えばモータショーや情報関連機器の展示会等である。尚、派遣先住所は例えば横浜とする。
【0039】次に、当該派遣依頼におけるスタッフ選定の個人別情報の優先順位のアルゴリズムを指定する(ST1)。例えば、性別、年齢、派遣先住所との関係、スキルの順に検索を行い、その後重み付けを行い、会員の中から募集資格者を選定する。
【0040】図11はこの処理を説明するフローチャートである。先ず、管理サーバ4は前述の図3に示す会員のデータベースを順次検索し、先ず会員が女性であるか判断する(ステップ(以下、Wで示す)1)。ここで、会員が男性であれば除外し(W1がNO)、女性のみを選択する(W1がYES)。
【0041】次に、年齢が20歳〜26歳であるか判断する(W2)。ここで、年齢が20歳〜26歳でなければ除外し(W2がNO)、年齢が20歳〜26歳の女性を順次選択する。さらに、派遣先住所から一定範囲内に住む会員とする(W3)。例えば、上記例では派遣先住所が横浜であるので、住所が東京都と神奈川県である会員とし(W3がYES)、他のエリアの会員は除外する(W3がNO)。
【0042】次に、上記処理の結果検索された人数を判断し(W4)、例えば60人以上である場合、更に人数を絞り込む為重み付け処理を行う(W4がYES)。一方、検索された人数が60人以下である場合(W4がNO)、更に検索された人数が20人以下であるか判断する(W5)。
【0043】ここで、人数が20人以下であれば募集人数に達しない為、再度上記処理を繰り返す。この場合、例えば住所の範囲を広げて処理を繰り返す(W6、W3)。一方、人数が20人以上であれば検索結果を確定し(W7)、後述する同報メールの送信処理に移行する。
【0044】また、上記判断(W4)がNOの場合、重み付け処理を行う(W8)。この処理は、会員にスキルや年齢に重み付けを行い、対象者を絞り込む処理である。例えば、上記イベントコンパニオンの場合、先ず募集情報から年齢が20歳〜26歳に絞られており、更にこの年齢に重み付けを行う。例えば、年齢20歳〜26歳の真ん中の年齢である23歳をレベル4とし、以下22歳と24歳をレベル3、21歳と25歳をレベル2、20歳と26歳をレベル1として絞り込みを行う。
【0045】また、スキルについても、例えば英語力が必要なイベントコンパニオンの募集であれば、英検やトッフルのスキルを判断し、会員が取得する英検やトッフルのレベルに従って優先順位を付け候補者を選択する。
【0046】次に、上記処理によって検索人数が60人以下、20人以上に絞られたかか判断し(W9)、未だこの範囲に達していない場合、再度上記重み付け処理を繰り返す(W9がNO、W8)。一方、上記処理によって検索人数が60人以下、20人以上に絞られた場合(W9がYES)、検索を確定し(W10)、後述する同報メールの送信処理に移行する。
【0047】次に、上記処理によって選択された対象者に同報メールを送る(図8に戻って、ST3)。この処理によって、派遣依頼の募集情報は対象会員に送られ、募集内容が対象者に知らされる。尚、この時送信する対象者のメールアドレスは前述の図3に示すデータベースに登録されたメールアドレスを参照して行われる。
【0048】会員サイドでは管理者サイドから送信されたメール受信し、募集情報を確認する(ST4)。ここで、より詳しい募集情報を知りたい場合、会員は担当者に携帯電話を使用して電話をする(ST5)。そして、知りたい情報を口頭で確認することもできる(ST6)。
【0049】次に、上記募集情報によって派遣依頼に参加するか決定した場合、例えばワンクリックでウエッブサイトに飛び、自身で選定する(ST7)。そして、当該派遣依頼にエントリーする、又はエントリーしないを選択する(ST8、又はST9)。
【0050】上記処理によって、当該派遣依頼のデータベース(図4に示す10bのエリア)には個人別エントリー情報が順次入力し、蓄積されていく(ST10)。このエントリー状況はマニュアル作業により、管理サーバのディスプレイに表示され、管理者は会員毎のエントリーの有無、未返送の会員確認等を行う。尚、データベースの処理としては、特定エリアにフラグを設定することによって対応する。
【0051】上記処理によって図5に示すエリア10bにはエントリー情報が順次登録され(ST11)、管理サーバではエントリーした会員の中から事前に指定した優先順位に従ってJ0Bのスタッフを決定し、決定者にメールで通知する(ST12)。
【0052】メール送信を受けた会員は、選択されたことを確認する(ST13)。尚、当該決定後、何らかの理由でJ0Bのスタッフとして参加できないことになった場合、ウェブ(Web)サイトにアクセスし、キャンセル操作を行うこともできる(ST14)。この場合、同図のフローチャートに示すように、再度エントリーの検査を行い、募集を行う。
【0053】したがって、この場合前述の処理(ST2)に戻り、データベースを検索し、募集情報に従って対象者をソートする。そして、対象者に同報メールを送り(ST3)、派遣依頼へのエントリーを求める。尚、最初の募集の際、予めキャンセル者がでることを予測して、一定枠内でバックアップ要員を確保する構成としてもよい。
【0054】上述のようにして事前作業によってエントリースタッフを確定した後、派遣日時が近づき、派遣日の前日になると以下の処理を行う。図9に示すフローチャートは前日の処理を説明するものである。
【0055】先ず、管理サーバでは同報一斉メールを行い、派遣依頼の再確認を行う(ST15)。一方、このメールを受信した会員は、内容を確認し(ST16)、必要に応じて担当者に、例えば携帯電話を使用して連絡する(ST17)。また、会員は管理者のウェブ(Web)サイトに飛び、「起床確認メール」の申請時間、及び「出発確認メール」の申請時間を登録する(ST18〜ST20)。上記イベントコンパニオンの場合、派遣時間が10時〜19時であり、例えば「起床確認メール」の申請時間を7時とする。また、「出発確認メール」の申請時間を8時とする。このようにして指定した情報を管理者サイドに送信する(ST21)。
【0056】管理サーバには、上記会員からの情報が表示され、管理者は各会員から送られる「起床確認メール」の申請時間、及び「出発確認メール」の申請時間を確認する(ST22)。ここで、ルート検索による予想時間より申請時刻が大幅に異なる場合警告メールを配信する(ST23)。例えば、会員の住所から派遣先住所までの距離を考慮して申請のあった「出発時間」を検討すると仕事開始時間までに派遣先に到達できない場合である。
【0057】尚、申請された時間に問題がない場合、当該時刻を了承し(ST24)、派遣依頼当日各会員の申請時刻に自動的にメールを送信する(S25)。次に、図10は当日の作業を説明するフローチャートである。同図において、先ず前述の「起床確認メール」、及び「出発確認メール」の送信を行う(ST26)。メールを受信した会員は、前述と同様担当者に連絡を望む場合担当者の携帯電話に電話をする(ST27)。一方、起床を確認した場合には管理センタ1のウェブ(Web)サイトに飛び、例えば「確認しました」をワンクリックする(ST28)。
【0058】管理サーバには、上記会員からの情報が表示され、管理者は各会員から送られる返信状況を自動表示し、確認の有無等を判断する(ST30)。ここで、例えば返信が無かった会員については、例えばバックアップ要員に「出勤メール」を送ると同時に、管理者にエマージェンシーメールを送る。
【0059】このように処理することにより、対応する会員には派遣先への出勤を確認でき、もし何らかの理由によって派遣先に行けない場合でもバックアップ要因を派遣することができ、確実に依頼の顧客に対して人材派遣を行うことができる。
【0060】また、更に管理者が設定した時間に自動的に到着、終了確認メールを送信することによって、上記派遣処理を確実なものとする(ST32)。この場合、このメールに対する返信が無ければ、上述と同様アックアップ要因への派遣要請を行う。但し、通常ではメールを受信した会員は、必要に応じて担当者に連絡を望む場合には電話を行い(ST34、ST35)、又はウェブ(Web)サイトに飛んで、「確認しました」をワンクリックする(ST36、ST37)。上記会員からの情報は管理サーバのディスプレイに自動表示され、管理者は派遣依頼の処理が完了したことを知る(ST38)。
【0061】以上説明したように処理することによって、派遣依頼に所謂穴を空けることがなく、確実に人材派遣を行うことができる。しかも同報メールを使用して効率よく、迅速に派遣処理を行うことができる。
<第2の実施例>次に、本発明の第1の実施例を説明する。
【0062】本例は派遣依頼が引っ越し作業の場合である。尚、本例においても図7乃至図11に示す図面を使用して説明する。先ず、図7に示すフローチャートに従って、管理センタでは、常時新たな派遣依頼を判断し(STP1)、例えばX社から上記引っ越し作業の派遣依頼を受けると(STP1がYES)、同社から送られる情報に基づいて募集情報を作成し、前述のデータベースに登録する(STP2、STP3)。
【0063】具体的には、図4に示すデータベースの記憶エリア9a〜9eに必要な情報を記述し、更にリンク先アドレス「2222H」の指定するエリア10(10a)に募集情報を書き込む。
【0064】次に、前述と同様、管理サーバは参加者募集プログラムを起動し(STP4)、先ず図8に示すフローチャートに従って事前処理を実行する。先ず、前述のように図4に示すデータベースに派遣先住所、職種等を記述し、更に募集人数、性別、派遣時間、仕事内容等の募集情報を対応するエリア(10a)に登録する。本例は、上記引っ越し作業であり、募集情報として募集人数が例えば100人、年齢18歳〜30歳、性別は男性(M)、派遣時間は13時〜17時とする。尚、派遣場所は例えば新宿とする。
【0065】次に、前述と同様、当該派遣依頼における登録スタッフ選定のアルゴリズムを指定する(ST1)。例えば、性別、年齢、派遣先住所との関係、スキルの順に検索を行い、その後重み付けを行い、会員の中から募集資格者を選定する。
【0066】この選定処理は、図12に示すフローチャートに従って実行され、先ず管理サーバ1が会員のデータベースを検索し、会員が男性(M)であるか判断する(ステップ(以下、Vで示す)1)。ここで、会員が女性であれば除外し(V1がNO)、男性のみの会員を選択する(V1がYES)。
【0067】次に、年齢が18歳〜30歳であるか判断する(V2)。ここで、年齢が30歳〜30歳でなければ除外し(V2がNO)、年齢が18歳〜30歳の男性を順次選択する。さらに、派遣先住所から一定範囲内に住む会員を選定する(V3)。例えば、上記例では派遣先住所が新宿であるので、住所が東京である会員を選択し(V3がYES)、他のエリアの会員は除外する(V3がNO)。
【0068】次に、上記処理の結果検索された人数を判断し(V4)、例えば200人以上である場合、更に人数を絞る為重み付け処理を行う(V4がYES)。一方、検索された人数が200人以下である場合(W4がNO)、更に検索された人数が100人以下であるか判断する(W5)。
【0069】ここで、人数が100人以下であれば募集人数に達していない為、再度上記処理を繰り返す。この場合、例えば前述と同様、住所の範囲を広げ処理を繰り返す(V6、V3)。一方、人数が100人以上であれば検索結果を確定し(V7)、後述する同報メールの送信処理に移行する。
【0070】また、上記判断(V4)がNOの場合、重み付け処理を行う(V8)。この処理は、会員にスキルや年齢に重み付けを行い、対象者を絞り込む処理である。この処理によって検索人数が200人以下、100人以上に絞られた場合(V9がYES)、検索を確定し(V10)、同報メールの送信処理を行う(図8のST3)。この処理によって、派遣依頼の募集情報は対象会員に送られ、募集内容が対象者に知らされる。
【0071】会員サイドでは管理者サイドから送信されたメールを受信し、募集情報を確認する(ST4)。ここで、より詳しい募集情報を知りたい場合、会員は担当者に携帯電話を使用して電話し(ST5)、知りたい情報を口頭で確認する(ST6)。
【0072】次に、上記募集情報によって派遣依頼に参加するか決定した場合、例えばワンクリックでウェブ(Web)サイトに飛び、自身で選定する(ST7)。そして、当該派遣依頼にエントリーする、又はエントリーしないを選択する(ST8、又はST9)。
【0073】上記処理によって、当該派遣依頼のデータベース(図4に示す10bのエリア)には個人別エントリー情報が順次入力し、蓄積されていく(ST10)。このエントリー状況は前述のように管理サーバのディスプレイに表示され、管理者は会員毎のエントリーの有無、未返送の会員確認等を行う。尚、データベースの処理としては、特定エリアにフラグを設定することによって対応する。
【0074】上記処理によって、管理サーバではエントリーした会員の中から事前に指定した優先順位に従って派遣依頼に参加するスタッフを決定し、決定者にメールで通知する(ST12)。
【0075】メール送信を受けた会員は、選択されたことを確認し(ST13)、当該決定後、何らかの理由で派遣依頼のスタッフとして参加できないことになった場合、ウェブ(Web)サイトにアクセスし、キャンセル操作を行うこともできる(ST14)。この場合、同図のフローチャートに示すように、再度エントリーの検査を行い、募集を行う。
【0076】上述のようにして事前作業によってエントリースタッフを確定した後、派遣日時が近づき、派遣日の前日になると前述の前日処理を行い、仕事の確認を行い(前述の図9に示すフローチャート)、当日処理によって起床確認、出発確認を行う(前述の図10に示すフローチャート)。
【0077】尚、本例においては派遣時間が13時〜17時であるので、「起床確認メール」は例えば10時とし、「出発確認メール」は例えば11時とする。このように設定することにより、派遣先に遅れることなく出向くことができ、派遣依頼に所謂穴を空けることがなく、確実に人材派遣を行うことができる。しかも同報メールを使用して効率よく、迅速に派遣処理を行うことができる。
【0078】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によれば、同報メールを使用して応募条件に合った会員に対して応募依頼の送信を効率良く、迅速に行うことができる。
【0079】また、若者の間に広く使用されている携帯電話を使用し、より効率よく派遣依頼に対応することができる。さらに、前日確認、当日確認を同報メールできめ細かく行うことによって、派遣依頼に穴を空けることがなく、確実に短期の人材派遣を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の人材派遣管理システムのシステム構成図である。
【図2】管理センタに構築された管理サーバの構成を説明する模式図である。
【図3】会員のデータベースの具体例を説明する図である。
【図4】派遣依頼のデータベースを説明する図である。
【図5】リンク先アドレスの記憶エリアの構成を説明する図である。
【図6】本発明の基本処理について説明するフローチャートである。
【図7】本発明の事前処理、前日処理、当日処理を説明するフローチャートである。
【図8】事前処理を説明するフローチャートである。
【図9】前日処理を説明するフローチャートである。
【図10】当日処理を説明するフローチャートである。
【図11】第1の実施例の重み付け処理を説明するフローチャートである。
【図12】第2の実施例の重み付け処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 管理センタ
2 インターネット
3a、3b、3c、・・・ 端末機器
4 管理サーバ
4a CPU
4b ROM
4c RAM
4d ディスプレイ
4e マルチメディアドライバ
5a、5b 記憶装置
6 フロッピーディスク
7 CD−ROM
8a〜8f 記憶エリア
【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理システムであり、前記管理センタは予め登録された会員の情報を記憶するデータベースと、受注した仕事に基づいて、前記データベースに記憶した条件に合致した会員にエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信手段と、エントリーがあった会員に対し、前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定手段と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認手段とを有することを特徴とする短期人材派遣管理システム。
【請求項2】 前記携帯機器は、携帯電話であることを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項3】 前記確認手段は、前日に仕事の存在を確認する確認メールであることを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項4】 前記確認手段は、当日に起床の確認を行う確認メールであることを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項5】 前記確認手段は、当日に仕事への出発の有無を確認する確認メールであることを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項6】 前記募集情報には、依頼先住所情報が含まれ、該住所情報に基づいて前記選定手段は応募者の選定を行うことを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項7】 前記募集情報には、応募者のスキル情報が含まれ、該スキル情報に基づいて前記選定手段は応募者の選定を行うことを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項8】 前記参加者に対し、終了確認メールを送信することを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項9】 携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理方法であって、前記管理センタは予め登録された会員の情報を記憶するデータベースを有し、受注した仕事に基づいて、前記データベースに記憶した条件に合致した会員にエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信処理と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定処理と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認処理とを行うことを特徴とする短期人材派遣管理方法。
【請求項10】 携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する短期人材派遣管理システムに使用するプログラムであって、受注した仕事に基づいて、予め登録された会員の情報を記憶するデータベースに記憶した条件に合致した会員に対してエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信機能と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定機能と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認機能とを有する短期人材派遣管理プログラム。
【請求項11】 携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する短期人材派遣管理システムに使用するプログラムであり、受注した仕事に基づいて、予め登録された会員の情報を記憶するデータベースに記憶した条件に合致した会員に対してエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信機能と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定機能と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認機能とを有するプログラムであって、コンピュータが処理可能なプログラムを記録する記録媒体。
【請求項1】 携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理システムであり、前記管理センタは予め登録された会員の情報を記憶するデータベースと、受注した仕事に基づいて、前記データベースに記憶した条件に合致した会員にエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信手段と、エントリーがあった会員に対し、前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定手段と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認手段とを有することを特徴とする短期人材派遣管理システム。
【請求項2】 前記携帯機器は、携帯電話であることを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項3】 前記確認手段は、前日に仕事の存在を確認する確認メールであることを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項4】 前記確認手段は、当日に起床の確認を行う確認メールであることを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項5】 前記確認手段は、当日に仕事への出発の有無を確認する確認メールであることを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項6】 前記募集情報には、依頼先住所情報が含まれ、該住所情報に基づいて前記選定手段は応募者の選定を行うことを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項7】 前記募集情報には、応募者のスキル情報が含まれ、該スキル情報に基づいて前記選定手段は応募者の選定を行うことを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項8】 前記参加者に対し、終了確認メールを送信することを特徴とする請求項1記載の短期人材派遣管理システム。
【請求項9】 携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する人材派遣管理方法であって、前記管理センタは予め登録された会員の情報を記憶するデータベースを有し、受注した仕事に基づいて、前記データベースに記憶した条件に合致した会員にエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信処理と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定処理と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認処理とを行うことを特徴とする短期人材派遣管理方法。
【請求項10】 携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する短期人材派遣管理システムに使用するプログラムであって、受注した仕事に基づいて、予め登録された会員の情報を記憶するデータベースに記憶した条件に合致した会員に対してエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信機能と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定機能と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認機能とを有する短期人材派遣管理プログラム。
【請求項11】 携帯機器と、該携帯機器とネットワークを介して接続された管理センタとを有する短期人材派遣管理システムに使用するプログラムであり、受注した仕事に基づいて、予め登録された会員の情報を記憶するデータベースに記憶した条件に合致した会員に対してエントリーの有無を確認する同報メールを送信する送信機能と、エントリーがあった会員に対して前記応募条件に基づいて参加者を選定する選定機能と、前記参加者に対し事前に同報メールによって確認を行う確認機能とを有するプログラムであって、コンピュータが処理可能なプログラムを記録する記録媒体。
【図3】
【図1】
【図2】
【図5】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図1】
【図2】
【図5】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2003−44639(P2003−44639A)
【公開日】平成15年2月14日(2003.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−228794(P2001−228794)
【出願日】平成13年7月27日(2001.7.27)
【出願人】(501297907)株式会社フロンティアインターナショナル (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成15年2月14日(2003.2.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成13年7月27日(2001.7.27)
【出願人】(501297907)株式会社フロンティアインターナショナル (1)
【Fターム(参考)】
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