説明

石けん

【課題】からだの肌を健康な状態に導き、潤いある肌を守ること、美肌作用に役立つ植物成分エキス、海藻成分エキスを混合配合した石けんを提供する。
【解決手段】本発明の石けんは、美肌効能成分を含有している植物類、海藻類から加熱、粉砕、液化、乾燥してできた粉末の植物成分エキスと海藻成分エキスを混合配合することにより、健康な肌が得られる。この石けんを洗顔、浴用、および手洗いなどに使用することによるアトピー性皮膚炎の改善と肌荒れ、かさつきから来るかゆみ、およびあかぎれ等を解消して保湿、潤い効果を維持して肌の健康や美肌作用に大きな成果を得られるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、植物成分エキスと海藻成分エキスを混合配合することにより、お肌を守り健康な美肌状態を維持することができる石けんに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、各種の成分エキスを含有させて洗浄力、美肌によいとした石けんがあるが、ただ単一成分エキス(例えば植物成分エキス)のみ配合したため美肌効果が限られていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−269496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
からだの肌に対する保護、潤いを維持するために、植物類、海藻類から抽出した美肌成分エキスを混合配合した石けんを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、美肌作用の効能を含有するよもぎ、さくら葉などの植物成分エキスとわかめ、昆布などの海藻成分エキスを混合配合したことを特徴とする石けんである。
【発明の効果】
【0006】
植物成分エキスの保湿効果、潤い効果および肌荒れ抑止効果等と海藻成分エキスのぬめり性保護効果が相乗作用して健康な肌、美肌効果がより多く得られるものである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の石けんは、従来の石けん製造方法と同様に、植物性オイルと水溶性アルカリ成分の鹸化反応中に植物成分エキス、海藻成分エキスを混合撹拌して柔らかいクリーム状になれば、型に流して熟成乾燥することで製造できる。
【0008】
本発明に配合される植物成分エキスの採取法は、よもぎ、さくら葉などの植物を水洗い、加熱粉砕液化して乾燥粉末する方法、または乾燥粉砕粉末する方法である。
【0009】
本発明に配合される海藻成分エキスの採取法は、わかめ(とくに、めかぶ)、昆布(とくに、根昆布)などを加熱粉砕液化して乾燥粉末する方法、または乾燥粉砕粉末する方法である。
【0010】
本発明の石けんは、効能成分としてよもぎ、さくら葉などの植物成分エキスとわかめ、昆布などの海藻成分エキスが数種類含有混合するので、植物性オイルの洗浄力、泡立ちのよさを維持し、肌を弱酸性に保って健康な状態に導き、ニキビ、アトピー性皮膚炎の解消することと、肌の荒れを和らげて潤いを維持する植物成分エキスと、肌トラブル(例えば、あかぎれ)を解消するフコイダン類のぬめり成分を含有する海藻成分エキスが、肌の新陳代謝、保護機能、および保湿効果を促進して健康な肌、美肌効果を得られる。
【実施例】
【0011】
本発明を具体的に説明する。オリーブオイル、ココナッツオイル、およびパームオイルの植物性オイルと水溶性アルカリの原料が混ぜあった中に、植物成分エキスと海藻成分エキスを全原材料中1.15〜2.05質量%に配合して、少しずつ混ぜ合わし撹拌を繰り返した後、型に流し熟成乾燥して石けんを形成した。
【0012】
この石けんを洗顔石けん、浴用石けん、および手洗い石けんとして使用したが、使用時、使用後の肌に不適合な症状が生じることなく、しっとり感を得られながら使い続けられた。植物成分エキス、海藻成分エキスの相乗効果でアトピー性皮膚炎の改善、ニキビやあかぎれなどの肌トラブルを解消しつつ、保湿効果と保護機能により健康な状態の潤いある肌を守り維持して美肌つくりとなる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
美肌の効能成分として、よもぎ、さくら葉などの植物成分エキスとわかめ、昆布などの海藻成分エキスを混合配合することを特徴とする石けん。

【公開番号】特開2012−255087(P2012−255087A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−128901(P2011−128901)
【出願日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【出願人】(711004849)
【Fターム(参考)】