説明

砥石車装置及びこれを備えた研削盤

【課題】 荒研削時に砥石軸における過度の撓み発生を防止することができ、安定した粗研削加工を行うことができる砥石車装置及びこれを備えた研削盤を提供する。
【解決手段】 砥石軸31のワーク反加工領域A側への移動を規制するためのローラ40,41を備えたことを特徴とする。このため、ワークの粗研削加工時には砥石軸31が研削抵抗によってワーク反加工領域A側に撓むと、この撓み力を受けてその一部を矯正するような作用力をローラ40,41が砥石軸31に付与し、砥石軸31のワーク反加工領域A側への移動が規制される。これにより、砥石軸31においては許容範囲内の剛性・負荷容量を得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、円筒状のワークを研削する砥石車装置及びこれを備えた研削盤に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、工作機械としての研削盤は、ワークテーブル及び砥石台を搭載するベッドと、回転駆動装置によって回転駆動可能な砥石軸及びワークを研削する砥石車を有する砥石車装置とを備え、全体の駆動がコンピュータ数値制御(CNC)装置によって制御される。
【0003】
従来、この種の研削盤においては、砥石車の取り付け・取り外し(交換)や保守・点検の作業性が容易であることから、砥石軸を砥石台に対して回転可能に片持ち支持してなるものが採用されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
このような研削盤においては、砥石軸の剛性を高くし、安定した研削加工を実現することが要求される。
【0005】
ところで、研削盤においては、近年における砥石車の小型化(小径化)に伴い、砥石車(砥粒層)の加工量(加工時間)を十分に確保する面から、またワークテーブル上の心押し台等との干渉を回避するために、砥石軸を支持する軸受の外径をできるだけ縮小することが行われる。
【特許文献1】特開平7−40237号公報(図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に示す研削盤においては、軸径の外径を縮小すると、砥石軸の軸径が縮小され、その剛性・負荷容量が低下するため、荒研削時に砥石軸が過度に撓み、安定した粗研削加工を行うことができないという問題がある。このことは、精(仕上げ)研削時と比べ粗(荒)研削時において顕著である。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、荒研削時に砥石軸における過度の撓み発生を防止することができ、もって安定した粗研削加工を行うことができる砥石車装置及びこれを備えた研削盤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明(第1の発明)の砥石車装置は、砥石台に対して回転可能に片持ち支持され、回転駆動装置によって回転駆動可能な砥石軸と、前記砥石軸の自由端部に取り付けられ、ワークを研削する砥石車とを備えた砥石車装置であって、前記砥石軸のワーク反加工領域側への移動を規制するための移動規制手段をさらに備えたことを特徴とする。
第1の発明の砥石車装置によれば、ワークの粗研削加工時には砥石軸が研削抵抗によってワーク反加工領域側に撓むと、この撓み力を受けてその一部を矯正するような作用力を移動規制手段が砥石軸に付与し、砥石軸のワーク反加工領域側への移動が規制される。これにより、粗研削時に砥石軸における過度の撓み発生を防止することができ、安定した粗研削加工を高能率で行うことができる。一方、精研削時には、研削抵抗が小さいため、砥石軸が移動規制手段に当接するような撓みが発生せず、砥石軸のみの安定した回転動作となり、精度の高い研削加工を行うことができる。
【0009】
(2)上記(1)に記載の砥石車装置において、前記移動規制手段は、前記砥石軸の外周面に接触可能な形状を有し、前記砥石台に前記砥石軸と平行な支持軸を有する回転体であることが好ましい。
このように構成されているため、粗研削時に砥石軸の当接によって回転体が回転すると、砥石軸の回転駆動力を大きく増加させることなく砥石軸の受ける研削抵抗が低減できる。
【0010】
(3)上記(1)又は(2)に記載の砥石車装置において、前記移動規制手段は、前記砥石軸の外周円上に同一面内における前記砥石車の軸心とワーク研削点とを結ぶ仮想延長線から等間隔をもって互いに並列する一対のローラからなることが好ましい。
このように構成されているため、粗研削時に砥石軸からの負荷抵抗が一対のローラに均等に分散され、バランスの良好な砥石軸の回転動作を得ることができる。
【0011】
(4)上記(2)又は(3)に記載の砥石車装置において、前記支持軸は、前記砥石台に軸受を介して回転可能に支承されていることが好ましい。
このように構成されているため、支持軸が砥石台に軸受を介して回転することにより、砥石軸の回転駆動力を大きく増加させることなく砥石軸の受ける研削抵抗が低減できる。
【0012】
(5)上記(2)から(4)のいずれかに記載の砥石車装置において、前記支持軸は、前記砥石軸と平行な仮想線に沿って進退可能に前記砥石台に対し配設されていることが好ましい。
このように構成されているため、砥石軸に対して移動規制手段を接近させるには、支持軸を仮想線に沿って砥石軸側に進行させることになる。一方、砥石軸側から移動規制手段を離間させるには、支持軸を仮想線に沿って砥石軸側から退避させることになる。これにより、砥石車の交換時には、移動規制手段を砥石軸から離間する方向に移動させると、砥石車を交換するための十分なスペースを移動規制手段と砥石軸との間に確保することができる。
【0013】
(6)本発明(第2の発明)の研削盤は、砥石台に対して回転可能に片持ち支持され、回転駆動装置によって回転駆動可能な砥石軸と、前記砥石軸の自由端部に取り付けられ、ワークを研削する砥石車とを有する砥石車装置を備えた研削盤であって、前記砥石車装置は、上記(1)から(5)のいずれかに記載の砥石車装置であることを特徴とする。
第2の発明の研削盤によれば、ワークの粗研削加工時には砥石軸が研削抵抗によってワーク反加工領域側に撓むと、この撓み力を受けてその一部を矯正するような作用力をローラが砥石軸に付与し、砥石軸のワーク反加工領域側への移動が規制される。これにより、安定した粗研削加工を高能率に行うことができる研削盤が得られる。一方、精研削時には、研削抵抗が小さいため砥石軸がローラに当接するような撓みが発生せず、砥石軸のみの安定した回転動作となり、精度の高い研削加工を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態につき、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る砥石車装置を備えた研削盤(円筒研削盤)を示す平面図である。図2は、本発明の実施の形態に係る砥石車装置を示す断面図である。図3は、本発明の実施の形態に係る砥石車装置における移動規制部材によって砥石軸が移動規制された状態を示す断面図である。図4は、本発明の実施の形態に係る砥石車装置における移動規制手段の進退動作を説明するために示す断面図であり、図4(a)は、非研削位置における移動規制手段を示す断面図、図4(b)は、研削位置における移動規制手段を示す断面図である。
【0015】
(各部の構成)
図1において、円筒研削盤1は、基台部としてのベッド2と、ワークWを研削加工するための砥石車装置3と、砥石車装置3における砥石軸31のワーク反加工領域A側への移動を規制するための移動規制部4と、ワークWを支持して回転駆動するためのワーク支持・回転駆動装置5と、ワーク支持・回転駆動装置5及び砥石車装置3等を駆動制御するNC(数値制御)装置(図示せず)とによって大略構成されている。
【0016】
ベッド2上には、図1に示すように、第1移動装置(図示せず)によって±X軸方向に進退可能な砥石台21及び第2移動装置(図示せず)によって±Z軸方向に進退可能なワークテーブル22が搭載されている。
【0017】
砥石車装置3は、図1に示すように、砥石軸31及び砥石車32を有し、砥石台21上に配設されている。そして、回転駆動モータ(図示せず)によって駆動されるように構成されている。
【0018】
砥石軸31は、図2に示すように、砥石台21上に軸受33を介して回転可能に片持ち支持され、各外径が互いに異なる複数の軸部31A〜31C等を有する段付きシャフトによって形成されている。そして、回転駆動装置(砥石車装置3の回転駆動モータ)によって回転駆動されるように構成されている。
【0019】
軸部31Aは、他の軸部31B,31Cの外径より大きい外径をもち、流体軸受等の軸受33に回転可能に支承されている。軸部31Aの反砥石車側端部にはプーリ506が固着されている。これにより、回転駆動装置(砥石車装置3の回転駆動モータ)からの回転駆動力が伝達ベルト507を介してプーリ506に伝達され、このプーリ506の回転によって砥石軸31が回転駆動される。軸部31Aの反プーリ側端面の周縁部には、砥石車32のプーリ側への移動を規制するホイールストッパ34が設けられている。また、軸部31Aの反プーリ側端面部(ホイールストッパ側端面部)には、円周方向に等間隔をもって並列する複数(図2では2個)のボルト取付孔35,35,…が設けられている。
【0020】
軸部31Bは、軸部31Aの外径と軸部31Cの外径の中間寸法の外径をもち、軸部31Aの反プーリ側端面の中央部に連設されている。
【0021】
軸部31Cは、他の軸部31A,31Bの各外径より小さい外径をもち、軸部31Bの反プーリ側端面の中央部に連設されている。
【0022】
砥石車32は、図2に示すように、ホイール32A及び砥粒層32Bを有し、砥石軸31の自由端部(軸部31A)にボルト36によって取り付けられている。そして、砥石軸31と共に回転駆動されるように構成されている。
【0023】
ホイール32Aは、全体が環状板からなり、そのホイール片側端面をホイールストッパ34に圧接して砥石軸31の軸部31Bに保持されている。ホイール32Aには、複数のボルト取付孔35,35,…にそれぞれ対応する複数のボルト挿通孔32a,32a,…が設けられている。
【0024】
砥粒層32Bは、ホイール32Aの外周面に配設され、砥石車32(砥石軸31)の回転によってワークWを研削するように構成されている。
【0025】
移動規制部4は、図3に示すように移動規制部材としての1対のローラ40,41を有する回転手段からなり、砥石台21に流体軸受等の軸受42(図2に示す)を介して回転可能に支承されている。このため、粗研削時に矢印M方向に回転する砥石軸31(軸部31C)が研削抵抗によって図3に2点鎖線で示す位置から図3に実線で示す位置に移動すると、砥石軸31から受ける回転接触抵抗によってローラ40,41が矢印m,n方向にそれぞれ回転することになる。これにより、砥石軸31の当接によってローラ40,41が回転すると、砥石軸31の受けるローラ40,41からの研削抵抗を低減できる。
【0026】
ローラ40,41は、図3に示すように、砥石軸31(軸部31C)の外周面31cに接触可能な外周面40a,41aを有し、支持軸43A,43Bに軸支されており、砥石軸31の外周円上に同一面(仮想面)内における砥石車32の軸心Oとワーク研削点Pとを結ぶ仮想延長線aから等間隔をもって互いに並列する位置に配設されている。これにより、粗研削時に仮想延長線a上を移動する砥石軸31がその負荷抵抗をローラ40,41に均等に分散して当接するため、バランスの良好な砥石軸31の回転動作を得ることができる。
【0027】
支持軸43A,43Bは、砥石軸31と平行な仮想線bに沿って軸受42と共に進退可能に砥石台21に対し配設されている。このため、図4(a)に示す退避位置にあるローラ40,41(ローラ41のみ図示)を砥石軸31に対して接近させるには、砥石軸31に砥石車32を取り付けた後に、ローラ40,41を軸受42と共に仮想線aに沿って図4(b)に示す進行位置に移動させることになる。
【0028】
一方、図4(b)に示す進行位置にあるローラ40,41を砥石軸31から離間させるには、ローラ40,41を軸受42共に仮想線bに沿って図4(a)に示す退避位置に移動させることになる。これにより、砥石車32の交換時には、ローラ40,41を砥石軸31から離間する方向に軸受42と共に移動させると、図4(a)に示すように砥石車32を交換するための十分なスペースSをローラ40,41と砥石軸31との間に確保することができる。
【0029】
ワーク支持・回転駆動装置5は、図1に示すように、主軸台5A及び心押し台5Bを有し、ワークテーブル22上に搭載されている。そして、ワークWを支持して回転駆動するように構成されている。
【0030】
主軸台5Aは、心押し台側に突出する主軸51及び主軸51を回転駆動する回転モータ(図示せず)を有し、ワークWを心押し台5Bと共に支持して回転駆動するように構成されている。
【0031】
心押し台5Bは、主軸側に突出するセンタ52を有し、ワークWを主軸台5Aと反対側から回転可能に支持するように構成されている。
【0032】
NC装置(図示せず)は、ワークWの研削加工に際して実行される加工プログラムを格納するハードディスクを内蔵するコンピュータ数値制御(CNC)装置からなり、砥石台21の第1移動装置及びワークテーブル22の第2移動装置(共に図示せず)や、砥石車装置3及びワーク支持・回転駆動装置5等を駆動制御するように構成されている。
【0033】
(本実施の形態におけるワークWの研削)
以上の構成により、本実施の形態の研削盤1において、図4(a)に示す状態の砥石車装置3によってワークWを研削するには、ローラ40,41(ローラ41のみ図示)を図4(b)に示す進行位置に軸受42と共に仮想線aに沿って移動させ、ローラ40,41を砥石軸31の周囲に配置してから行う。この場合、ワークの粗研削加工時には砥石軸31が研削抵抗によってワーク反加工領域A側に撓むと、この撓み力を受けてその一部を矯正するような作用力をローラ40,41が砥石軸31(軸部31C)に付与し、砥石軸31のワーク反加工領域A側への移動が規制される。
【0034】
(本実施の形態の効果)
上記した本実施の形態によると、砥石軸31においては常に許容範囲内の剛性・負荷容量となるので、粗研削時に砥石軸31における過度の撓み発生を防止することができ、安定した高能率の粗研削加工を行うことができる。
【0035】
また、精研削時には、砥石軸31がローラ40,41に当接するような撓みが発生せず、砥石軸31のみの安定した回転動作となり、精度の高い研削加工を行うことができる。
【0036】
また、本実施の形態の研削盤1において、図4(b)に示す状態の砥石車装置3の砥石車32を交換するには、ローラ40,41を図4(a)に示す退避位置に軸受42と共に仮想線bに沿って移動させてから行う。この場合、ローラ40,41が軸受42と共に退避位置に配置されると、砥石車32を交換するための十分なスペースSをローラ40,41と砥石軸31との間に確保することができる。
【0037】
なお、本発明の研削盤1(砥石車装置3)を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次に示すような変形も可能である。
【0038】
(1)上記実施の形態の砥石車装置3は、移動規制部4がローラ40,41のからなる場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、球体や、砥石軸31の曲率と略同一の曲率をもつ軸受面を有するオイルレスメタル等の軸受からなるものでもよい。
【0039】
(2)上記実施の形態の砥石車装置3は、砥石台21に支持軸43A,43Bを回転可能に支承する軸受42として流体軸受(すべり軸受)である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、転がり軸受(ラジアル軸受)であってもよく、粗研削時にローラ40,41の接触によって砥石車32による研削動作を妨げるものでないなら、他の軸受であっても差し支えない。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施の形態に係る砥石車装置を備えた研削盤を示す平面図。
【図2】本発明の実施の形態に係る砥石車装置を示す断面図。
【図3】本発明の実施の形態に係る砥石車装置における移動規制手段によって砥石軸が移動規制された状態を示す断面図。
【図4】本発明の実施の形態に係る砥石車装置における移動規制手段の進退動作を説明するために示す断面図。
【符号の説明】
【0041】
1…円筒研削盤、2…ベッド、3…砥石車装置、4…移動規制部、5…ワーク支持・回転駆動装置、5A…主軸台、5B…心押し台、21…砥石台、22…ワークテーブル、31…砥石軸、31A,31B,31C…軸部、31c…外周面、32…砥石車、32A…ホイール、32B…砥粒層、32a…ボルト挿通孔、33軸受、34…ホイールストッパ、35…ボルト取付孔、40,41…ローラ、40a,41a…外周面、42…軸受、43A,43B…支持軸、51…主軸、52…センタ、506…プーリ、507…伝達ベルト、A…ワーク反加工領域、a…仮想延長線、b…仮想線、M…砥石軸の回転方向、m…ローラ40の回転方向、n…ローラ41の回転方向、P…ワーク研削点、O…軸心、S…スペース、W…ワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
砥石台に対して回転可能に片持ち支持され、回転駆動装置によって回転駆動可能な砥石軸と、
前記砥石軸の自由端部に取り付けられ、ワークを研削する砥石車とを備えた砥石車装置であって、
前記砥石軸のワーク反加工領域側への移動を規制するための移動規制手段をさらに備えたことを特徴とする砥石車装置。
【請求項2】
前記移動規制手段は、前記砥石軸の外周面に接触可能な形状を有し、前記砥石台に前記砥石軸と平行な支持軸を有する回転体である請求項1に記載の砥石車装置。
【請求項3】
前記移動規制手段は、前記砥石軸の外周円上に同一面内における前記砥石車の軸心とワーク研削点とを結ぶ仮想延長線から等間隔をもって互いに並列する1対のローラからなる請求項1又は2に記載の砥石車装置。
【請求項4】
前記支持軸は、前記砥石台に軸受を介して回転可能に支承されている請求項2又は3に記載の砥石車装置。
【請求項5】
前記支持軸は、前記砥石軸と平行な仮想線に沿って進退可能に前記砥石台に対し配設されている請求項2から4のいずれか1項に記載の砥石車装置。
【請求項6】
砥石台に対して回転可能に片持ち支持され、回転駆動装置によって回転駆動可能な砥石軸と、
前記砥石軸の自由端部に取り付けられ、ワークを研削する砥石車とを有する砥石車装置を備えた研削盤であって、
前記砥石車装置は、請求項1から5のいずれか1項に記載の砥石車装置であることを特徴とする研削盤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−150483(P2006−150483A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−343127(P2004−343127)
【出願日】平成16年11月26日(2004.11.26)
【出願人】(000003470)豊田工機株式会社 (198)
【Fターム(参考)】