説明

硫酸バリウムスケール防止方法

【課題】紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段に発生する硫酸バリウムスケールを防止する方法を提供する。
【解決手段】一般式(1)(式中、M、M、Mはそれぞれ独立に水素、又はアルカリ金属から選択される。nは平均縮合度を表し、2〜50である。)で表される縮合リン酸又はその塩を、紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段の工程水中に含むことを特徴とする硫酸バリウムスケール防止方法であり、該酸性漂白段に発生する硫酸バリウムスケールを効果的に防止することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段に発生する硫酸バリウムスケールの防止方法に関する。
【背景技術】
【0002】
紙・パルプの原料である木材には、セルロース、ヘミセルロース、リグニン等の有機物に加えて、カルシウム、マグネシウム、バリウム等の無機物が含まれている。紙・パルプ製造工程では、これら木材に含まれていた無機物が工程水中に溶出したのち、工程水のpHや温度の変化、他物質の混入などによって、不溶性の塩となって析出することがある。この無機物の不溶性塩はスケールと呼ばれ、スケールが紙・パルプ製造工程の装置や配管等に付着すると、配管閉塞や装置の動作不良などといった操業上の様々な問題を引き起こす。
【0003】
このスケールは紙・パルプ製造工程の各所で発生するが、クラフトパルプ漂白工程もそのひとつである。従来、クラフトパルプ漂白工程では、塩素を用いたC段、アルカリ抽出によるE段、次亜塩素酸を用いたH段、二酸化塩素を用いたD段による4段漂白が行われていたが、pH5以上のH段、E段、D段においてシュウ酸カルシウムスケールや炭酸カルシウムスケールが発生していた。この問題を解決するために様々な薬品が提案されており、例えば、ポリアクリル酸を用いる方法(例えば特許文献1参照)、ホスホン酸及び/又はホスホン酸塩と低分子水溶性ポリマーを併用する方法(例えば特許文献2参照)、スルホン酸系ポリマーを使用する方法(例えば特許文献3参照)がある。
【0004】
またpH調整用の硫酸が工程水中に溶出しているバリウムと結合し、硫酸バリウムスケールもクラフトパルプ漂白工程にて発生する。この問題を解決するため、様々な薬品が提案されており、例えば、マレイン酸、アクリル酸及び2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(=AMPS)を含む共重合体および/又はその水溶性塩を用いる方法(例えば特許文献4参照)、ポリアクリル酸又はアクリル酸−アクリルアミド共重合体(アニオン性有機ポリマー)とトリポリリン酸ナトリウム(ポリリン酸塩)とヒドロキシエチリデンビスホスホン酸(=1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸=HEDP)(オルガノホスホン酸)を併用する方法(例えば特許文献5参照)、ジエチルホスファイトと、(メタ)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸塩との水溶性共重合体を使用する方法(例えば特許文献6参照)、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−プロペンスルホン酸、スルホマレイン酸の1種以上と、(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン酸、フマル酸の1種以上からなる水溶性共重合体を使用する方法(例えば特許文献7参照)、スケール物質と同一又は類似の結晶を使用する方法(例えば特許文献8参照)等がある。
【0005】
一方、近年、環境に配慮して、塩素や次亜塩素酸を使用しない新たな漂白法であるECF漂白への転換が進行している。ECF漂白では、硫酸を用いたA段、オゾンを用いたZ段、二酸化塩素を用いたD段、アルカリ抽出によるE段、過酸化水素を用いたP段などが存在する。ECF漂白ではpH調整に硫酸を用いるのが一般的であり、そのため硫酸バリウムスケールトラブルが多発し、特に多量の硫酸を用いる通常pH4以下の酸性漂白段であるA段、Z段、及びD段における硫酸バリウムスケールトラブルは激しく、従来知られた上記の硫酸バリウムスケール防止方法では、多量の硫酸イオン存在下でのスケール防止効果が十分に得られない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平10−180293号公報
【特許文献2】特開2003−53389号公報
【特許文献3】特開2004−204412号公報
【特許文献4】特開2004−293028号公報
【特許文献5】特表平11−502763号公報
【特許文献6】特開平6−91296号公報
【特許文献7】特許第2652041号公報
【特許文献8】特開2000−234295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のように、紙・パルプ製造工程において従来使用されていた硫酸バリウムスケール防止方法は主にpH中性域を想定した硫酸バリウムスケール防止方法であり、pH4以下の厳しい環境では硫酸バリウムスケールの十分な防止効果が得られなかった。しかし、ECF漂白への漂白法の転換により、pH4以下においても十分な防止効果が得られる硫酸バリウムスケール防止方法が望まれていた。本発明は、紙・パルプ製造工程におけるpH4以下の環境、特に酸性漂白段における硫酸バリウムスケール防止方法を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、pH4以下の環境における硫酸バリウムスケール防止方法を提供するために鋭意研究を重ねた結果、特定の縮合リン酸又はその塩がpH4以下において硫酸バリウムのスケールを特異的に抑制することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、請求項1記載の発明は、一般式(1)(式中、M、M、Mはそれぞれ独立に水素、又はアルカリ金属から選択される。nは平均縮合度を表し、2〜50である。)で表される縮合リン酸又はその塩を、紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段の工程水中に含むことを特徴とする硫酸バリウムスケール防止方法である。

【化1】

【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のスケール防止方法において、前記縮合リン酸又はその塩の平均縮合度が10〜40であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明のスケール防止方法により、従来、抑制が困難であった紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段に発生する硫酸バリウムスケールを防止することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本実施の形態を詳細に説明する。
本発明の工程水中に含む縮合リン酸又はその塩は一般式(1)で表され、式中、M、M、Mはそれぞれ独立に水素、又はアルカリ金属から選択される。nは平均縮合度であり、2〜50の範囲であり、より好ましくは10〜40である。nが1であるリン酸又はその塩(オルトリン酸又はその塩)が本発明の工程水中に含まれても硫酸バリウムスケールの防止効果を示さず、またnが50を超えるとこれ以上の該効果の向上が期待できないだけでなく、工業的規模で製造するのが困難であり、また水に対する溶解性が劣るようになるため、取り扱い上も好ましくない。また、前記アルカリ金属としては例えばナトリウム、カリウムなどがあるが、経済的見地からナトリウムが好ましい。
【0013】
前記縮合リン酸又はその塩の平均縮合度は、ゲル浸透クロマトグラフィー測定にて決定でき、例えば、溶解液:0.1M NaNO溶液、流量:1ml/分、標準物質:ポリエチレングリコール、検量線分子量:1000、4000、9000 の条件で測定した重量平均分子量(Mw)を下式に代入し、平均縮合度(n)を求めることができる。
n=Mw/101.97(NaPO3分子量)
【0014】
本発明における紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段は、例えば、ECF漂白法におけるA段、Z段、及びD段などが相当する。
【0015】
本発明における紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段の工程水は、該酸性漂白段内のパルプスラリーを構成する水、又はそれを供給する工程の水であり、例えば、該酸性漂白段に流入するパルプスラリーに含まれる水、そのパルプスラリーに対する希釈水、及び該酸性漂白段内のパルプスラリーに加えられるパルプ洗浄水などである。
【0016】
本発明の工程水中に含む縮合リン酸又はその塩はpH中性以上で発生するカルシウムスケール抑制物質として従来から知られているが、加水分解しやすいという特徴があり、特に加水分解が生じ易いpH4以下の強酸性域では殆ど使用されることがなかった。しかしながら、本発明者の試験結果によれば、例えば系に添加された縮合リン酸塩は強酸性環境下で遊離酸の縮合リン酸となるが、この縮合リン酸がpH4以下の環境における硫酸バリウムスケール防止に関して特異的な効果を示すことが確認され、特に、紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段の硫酸バリウムスケール防止に顕著な効果を示すことが示された。
【0017】
その作用機構などについては現在も研究中であるが、pH4以下の環境下でオルトリン酸では硫酸バリウムスケール防止効果が発揮されないことから、縮合リン酸が加水分解していく過程で硫酸バリウムに作用してスケール防止効果を発揮すると予想される。一方で、平均縮合度と加水分解率は必ずしも比例しないことから、平均縮合度を極端に増加させても効果が上がらないどころか、水への溶解性が劣る等の弊害が生じてくる。この加水分解と水への溶解性のバランスから、効果の高い平均縮合度が決まるものと推測され、平均縮合度2〜50、特に平均縮合度10〜40の縮合リン酸又はその塩の効果が優れる結果となっている。
【0018】
本発明の硫酸バリウムスケール防止方法における工程水中の縮合リン酸又はその塩の含有量は、工程の条件、対象とする水系の水質、硫酸バリウムスケールの状況、当該スケールの改善要求度などにより適宜決定されるものであり一律に決定できないが、通常、対象とする工程水中のバリウムイオン濃度1mg/Lに対して、縮合リン酸換算で0.1〜30mg/L、好ましくは0.5〜10mg/L、さらに好ましくは1〜5mg/Lである。この含有量が0.1mg/Lより低いと、本発明の効果が十分に得られない場合があり、30mg/Lを越えると本発明の効果は得られるが含有量の割には効果の向上が小さく、経済的見地から好ましくないことが多い。
【0019】
本発明における紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段の工程水に縮合リン酸又はその塩を含有させる方法は、例えば、該酸性漂白段に流入するパルプスラリーに含まれる水であって硫酸が添加される前の水に縮合リン酸塩を添加する方法が用いられる。その他、該酸性漂白段内のパルプスラリーに対する希釈水、及び該酸性漂白段内のパルプスラリーに加えられるパルプ洗浄水に縮合リン酸塩を添加することも好ましい。その添加方法は特に限定されるものではなく、縮合リン酸塩を水で任意の濃度に溶解して使用する方法等がある。また、本発明の縮合リン酸塩の添加手段は、特に限定するものではないが、通常、薬品注入ポンプを用いて添加される。また、本発明の縮合リン酸塩の添加方法は、特定の添加箇所に一点添加する方法、複数の箇所に分けて多点添加する方法、さらに添加を連続的に行なう連続添加方法、または一定時間毎に添加を行なう間欠添加方法などがあり、種々の状況に沿って適宜選択すれば良い。
【0020】
本発明の硫酸バリウムスケール防止方法において、本発明の効果を損なわない範囲において、本発明の縮合リン酸塩と従来から使用されてきた他のスケール抑制剤、例えば、EDTA、ポリマレイン酸およびその水溶性塩、ポリアクリル酸およびその水溶性塩、ポリAMPSおよびその水溶性塩、マレイン酸−アクリル酸共重合体およびその水溶性塩、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸(=PBTC)やHEDP等のホスホン酸塩等を併用しても良く、本発明は何ら制限を加えるものではない。
【実施例】
【0021】
以下、実施例を挙げて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[実施例に使用した薬剤]
A−1:ピロリン酸ナトリウム(平均縮合度2)(商品名「化粧品原料基準ピロリン酸ナトリウム」、太平化学産業株式会社製)
A−2:トリポリリン酸ナトリウム(平均縮合度3)(商品名「化粧品原料基準トリポリリン酸ナトリウム」、太平化学産業株式会社製)
A−3:テトラポリリン酸ナトリウム(平均縮合度4)(商品名「食品添加物テトラポリリン酸ナトリウム」、太平化学産業株式会社製)
A−4:ペンタポリリン酸ナトリウム(平均縮合度5)(商品名「食品添加物ペンタポリリン酸ナトリウム」、太平化学産業株式会社製)
A−5:縮合リン酸ナトリウム(平均縮合度10)(商品名「ポリロンN」、クラリアントジャパン株式会社製)
A−6:縮合リン酸ナトリウム(平均縮合度30)(商品名「ヘキサメタリン酸ナトリウムスーパー」、米山化学工業株式会社製)
A−7:縮合リン酸ナトリウム(平均縮合度40)(商品名「ヘキサメタリン酸ナトリウム」、ビーケーギューリニジャパン製)
A−8:縮合リン酸ナトリウム(平均縮合度50)(商品名「ヘキサメタリン酸ナトリウム」、米山化学工業株式会社製)
【0022】
[比較例に使用した薬剤]
B−1:リン酸二水素ナトリウム(試薬、関東化学株式会社製)
B−2:ポリアクリル酸ナトリウム(分子量5000)(商品名「アクアリックDL40」、日本触媒株式会社製)
B−3:1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(商品名「ベルクレン660」、BWA社製)
B−4:アクリル酸−AMPS−マレイン酸共重合体(分子量9000)
〔B−4の製造〕
500mlの5つ口フラスコに、無水マレイン酸24g及び水60gを加え、50%水酸化ナトリウム水溶液でpHを6に調整した。フラスコ内を窒素ガス雰囲気とし、撹拌下、溶液を90℃に加温維持した。滴下漏斗により、過硫酸ナトリウム3.2gと水50gの混合液、およびアクリル酸17g、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(=AMPS)19g、水60gの混合液をそれぞれゆっくり滴下した。滴下後、90℃にて、更に3時間反応を行った。次いで撹拌冷却し、共重合体溶液を得た。イオンクロマトグラフィー法により、反応率100%であることを確認した。得られた共重合体溶液をゲル浸透クロマトグラフィーにて測定し、分子量が9000であることを確認した。
【0023】
〔硫酸バリウムスケール防止試験−1〕
(実施例1)
製紙工場のパルプ製造工程の未晒パルプスラリー(固形分14重量%、硫酸イオン:26ppm、バリウムイオン:0.1ppm以下、pH=10.1)とECF漂白工程のA塔(=A段)抽出液(硫酸イオン:1500ppm、バリウムイオン:0.1ppm、pH=2.2)を固形分10重量%になるよう混合しNo.2濾紙で濾過した。その後、塩酸または水酸化ナトリウム水溶液でpH=3に調整し、これを試験水とした。この試験水を140ml広口瓶に50ml採取し、そこにA−1を縮合リン酸換算で5ppm添加した後、1重量%塩化バリウム水溶液をバリウムイオンとして5ppm添加した。85℃の湯浴で30分間静置させた後、この液をNo.6濾紙で濾過し、濾液の残存バリウムイオン濃度を原子吸光法で測定した。
次式によりスケール防止率(%)を求めた。
スケール防止率(%)={(α−β)/(γ−β)}×100
α:スケール防止剤添加時の残存バリウム濃度(ppm)
β:スケール防止剤無添加時の残存バリウム濃度(ppm)
γ:試験水中の総バリウム濃度(ppm)
【0024】
(実施例2〜8)
実施例2〜8は、実施例1のA−1をそれぞれA−2〜A−8に置き換えた以外は実施例1と同様であり、説明を省略する。
【0025】
(比較例1〜4)
比較例1〜4は、実施例1のA−1をそれぞれB−1〜B−4に置き換えた以外は実施例1と同様であり、説明を省略する。
【0026】
(比較例5)
比較例5は、実施例1のA−1を添加しなかった(薬剤無添加)以外は実施例1と同様であり、説明を省略する。
【0027】
実施例1〜8と比較例1〜5の結果を表1に示した。
【表1】

【0028】
表1の結果から、紙・パルプ製造工程のpH3の酸性漂白段において、本発明の硫酸バリウムスケール防止方法は従来の薬剤を用いたスケール防止方法に比べて明らかに高い硫酸バリウムスケール防止効果を有していることが判った。
【0029】
〔硫酸バリウムスケール防止試験−2〕
(実施例9、10、11)
実施例9、10、11は、実施例5の試験水のpHをそれぞれpH=1、pH=2、pH=4に置き換えた以外は実施例5と同様であり、説明を省略する。
【0030】
(比較例6、7)
比較例6と7は、実施例5の試験水のpHをそれぞれpH=5とpH=6に置き換えた以外は実施例5と同様であり、説明を省略する。
【0031】
(比較例8〜12)
比較例8〜12は、比較例4の試験水のpHをそれぞれpH=1、pH=2、pH=4、pH=5、pH=6に置き換えた以外は比較例4と同様であり、説明を省略する。
【0032】
実施例5、9〜11と比較例4、6〜12の結果を表2に示した。
【表2】

【0033】
表2の結果から、紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段において、本発明の硫酸バリウムスケール防止方法は従来の薬剤を用いたスケール防止方法に比べて明らかに高い硫酸バリウムスケール防止効果を有していることが判った。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、pH4以下の環境における硫酸バリウムスケールの防止に有効であり、pH4以下の環境を有するあらゆる産業工程で利用可能であるが、特に、紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段の硫酸バリウムスケール防止に利用できる。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)(式中、M、M、Mはそれぞれ独立に水素、又はアルカリ金属から選択される。nは平均縮合度を表し、2〜50である。)で表される縮合リン酸又はその塩を、紙・パルプ製造工程のpH4以下の酸性漂白段の工程水中に含むことを特徴とする硫酸バリウムスケール防止方法。

【化1】

【請求項2】
前記縮合リン酸又はその塩の平均縮合度が10〜40であることを特徴とする請求項1に記載のスケール防止方法。


【公開番号】特開2011−256469(P2011−256469A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−130438(P2010−130438)
【出願日】平成22年6月7日(2010.6.7)
【出願人】(000234166)伯東株式会社 (135)
【Fターム(参考)】