碁の規則を活用したボードゲームプログラムが記録された記録体及び碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムとそのボードゲーム方法
碁の規則を活用した対戦用ボードゲームプログラムが記録された記録媒体と、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム及び方法が提供される。前記対戦用ボードゲームによると、M個の横線とN個の縦線が相互交差するように構成されたM×N個の着点を備えたマップが提供されて、色相の異なる2組の石がそれぞれ使用される。一般的な碁の規則と共に、多数着点の同時布石、込み(特別補償点数)ベッティング、点数を異ならせて設定した着点、点数を異ならせて設定した石、そして相手にばれずに使用できるヒドン石などの規則がさらに含まれる。計家(地の計算)ではない、石が着手された瞬間に着点の点数と石の点数などを合算して実時間で表示される最終点数が高いプレイヤーが勝者になるようにする。このような方式で、碁の規則が分からない人でも、容易に規則を習得してゲームを楽しんだり、対局状況を観戦することができて、暴力的ではないため、子供から大人まで誰もが楽しむことができ、また、ゲーム時間が相対的に短くなるため、プレイヤーたちが時間の負担無しに気軽にゲームを利用することができて、またこのゲームは、多様な反転の妙味を提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、碁の規則を活用したボードゲームプログラムが記録された記録媒体、及び碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムとそのボードゲーム方法に関する。本発明のボードゲームによると、M個の横線とN個の縦線が相互交差するように構成されたM×N個の着点を備えたマップが提供されて、それぞれ色相の異なる2組の石が使用される。一般的な碁の規則と共に、多数着点の同時布石、込み(特別補償点数)ベッティング、点数を異ならせて設定した着点、点数を異ならせて設定した石、そして相手にばれずに使用できるヒドン石などの規則をさらに含む。計家(地の計算)の代わりに、石が着手された瞬間に着点の点数と石の点数などを合算して実時間で表示される最終点数が高いプレイヤーが勝者になるように決定する。このような方式で、碁の規則が分からない人でも、容易に規則を習得してゲームを楽しんだり、対局状況を観戦したりすることができて、暴力的ではないため、子供から大人まで誰もが楽しむことができる。ゲーム時間が相対的に短くなるため、プレイヤーが時間の負担無しに気軽にゲームを利用することができて、またこのゲームは、多様な反転の妙味を提供する。
【背景技術】
【0002】
碁は、数千年の歴史を有した地上最高の戦略ゲームである。一般的な碁の規則は、次のようである。19×19の横線と縦線を有する碁盤に、それぞれ白石と黒石を有した人が前記碁盤の横線と縦線が交差する着点に白石と黒石を一点ずつ交互に着手する。このオフライン上のゲームにおいて、さらに多い地(白石のみまたは黒石のみで囲まれた着点)を確保する人が最終的に勝利するようになる。碁盤と碁石のみあれば、プレイヤーは時間と場所に関係なくゲームを楽しむことができて、高度の数学的且つ科学的な思考と礼節に基づき多様な戦略を駆使できる。したがって、碁のゲームは、成長期の子供たちの頭脳啓発と人性発達はもちろん、大人の余暇活用と精神健康によい効果を有している。
【0003】
しかしながら、前記碁は、ゲームを終えるまで多い時間が所要されるため、短い暇な時間などを活用して楽しむには無理があり、他の人たちの対局を観戦するにも時間がかかる。また、型にはまった定石とこれに基づいたゲーム進行が退屈に感じられることがある。したがって、成長期の子供たちやコンピューターゲームを楽しむ大多数の青少年たちと大人たちから目を背けられているという問題点があった。
【0004】
さらに、最初に碁を習うためには、複雑な規則と共に覚えなければならない定石などが多くて、碁が楽しめるまでには多い時間を投資しなければならないという問題点がある。したがって、上記のような効果にもかかわらず、碁人口の底辺拡大に難航を極めており、実際、碁の強国と言われる韓国でさえ、毎年碁人口が急激に減少している。
【0005】
また、現在コンピュータ技術及びインターネットの発達により、多様な戦略ゲームが市中で販売されるか、オンラインで提供されている。その一例として、リネージュ(Lineage)、スタークラフト(StarCraft)、ウォークラフト(Warcraft)などが、オンラインやインターネットカフェなどを通じて、多様な年齢代のコンピューター使用者に提供され愛用されている。
【0006】
しかし、現在市中で流通されているゲームは、幾つかのゲーム(FIFA 2007、Kart
Riderなど)を除いては、ほぼ全ての対戦ゲームが、相手方を殺すか、相手方の建物を破壊または奪取するものとなっている。ほとんどのゲームは、成長期の子供たちが接するには暴力的な性格が非常に強くて、末梢神経を刺激するものばかりで、不適切である。また、現実的にも、暴力の助長など、オンラインゲームによる弊害が増加しているという問題点があった。
【0007】
また、暴力的なゲームはほとんど、その中毒性が非常に深刻である。プレイヤーたちの一部は、社会生活を等閑視し、ゲームにばかり没頭するなど、社会的にも大きな人力損失及び経済的な損失が発生している。
【0008】
上記のような問題点を解決するために、伝統的な碁が有する多様な教育的、創意的性格と、好ましい余暇善用などの長所を生かし、インターネットを活用したオンライン方式で多様な人と楽しむことができるオンライン碁ゲームが提供されている。
【0009】
しかしながら、大部分のオンライン碁ゲームは、碁の規則をそのまま採用しつつ、これを単純にオンライン上に移したものに過ぎないため、一般の碁が有している上記のような問題点をそのまま内包していた。
【0010】
また、オンライン上で、上記のような問題点を解決し、碁ゲームに興味を誘発するために、着点に地雷を埋設して、その埋設された地点に石が着手される場合、一定点数を控除するオンライン碁ゲームの方法がある。しかし、これは、碁の対局者が、ゲーム開始前にいちいち地雷埋設位置を設定しなければならないなど、ゲームの準備作業が煩わしいという問題点がある。そして、地雷埋設の他には、既存の碁の規則をそのまま踏襲しているため、依然として従来の碁の問題点をそのまま内包しているという問題点があった。
【0011】
また、碁盤に代わって、地図上に碁盤のような線を区画して、碁盤の代わりにその地図を使用するゲームがある。これらのゲームによると、碁を進行した後、獲得した地の属する地図の領域を勝者の領域と認定し、これをオンライン上に登録することにより、持続的な対局を通じて地図の領域を確保するようにする。しかし、これも同様に、碁と同じ問題点をそのまま内包しており、活発に利用されていないのが現状である。
【0012】
上記のように、碁をオンラインゲームにした多様なプログラムが開発されているが、オンライン上の他の暴力的なゲームと肩を並べるようなゲームは、まだ開発されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
したがって、本発明は、上述のような碁をオンラインゲームにした従来のゲームの問題点を解決して、子供から大人まで短時間で容易にゲーム規則を習得し楽しむことができて、暴力的で非教育的な問題点を解決することにより、多様な人たちがオンラインまたはパソコンなどでスピーディーに楽しむことができる、碁の規則を活用したボードゲームを提供することを目的とする。
【0014】
さらに具体的に、本発明は、M個の横線とN個の縦線が相互交差するM×N個の着点を備えたマップと、基本点数が付与された一般石と少なくとも1種以上の加算点の付与された石とを混合して備えて、前記石をボードの着点に着手する瞬間、点数が加減され表示されて、小さい大きさのマップを選択して短時間内にゲームの結果が分かるようにすることにより、ゲームのスピーディーな展開と興味を倍加させて、実時間で対局状況が把握できるようにすることを目的とする。
【0015】
また、本発明は、上記のようなマップ上に、最初布石段階で多数個の着点に同時に布石するようにしてからゲームを進行することにより、もっと迫真感のある、 戦略的なボードゲームを楽しむことができるようにすることを他の目的とする。
【0016】
また、本発明は、前記マップ上において布石した部分が重なる場合、その部分に布石された石を取り除き、前記石の取り除かれた着点を、加算点または減点が付与された着点にするか、空白に処理することにより、布石の客観的な立場を見地して、ゲームの興味をより一層倍加させることをまた他の目的とする。
【0017】
また、本発明は、石を最初に着手する先手を決定するために、互いに込みをベッティングするようにして、より多い込みをベッティングしたプレイヤーが先手として石を着手してゲームを進行し、後手プレイヤーは、前記ベッティングで得た込みを本人の点数に加算することにより、碁で発生する込みの条件を客観的に定立できるようにすることをまた他の目的とする。
【0018】
また、本発明は、ゲームの進行中に、異なる点数の加算点が付与された石を一定な規則によって所望の着点に着手できるようにすることにより、高い点数の石が死石とならないようにして、また相手が死石となる位置に加算点の付与された石を着手するしかないように誘導することにより、ゲームの緊張感と迫真感を増大させることをまた他の目的とする。
【0019】
また、本発明は、プレイヤーがゲーム進行中に、自分の石が相手の石に囲まれて、一手では自分の石を生かせない位置またはゲームの反転のために少なくとも二手以上が必要な位置に、相手にはばれずに自分のみが分かるヒドン石を少なくとも一回以上使用できるようにすることにより、プレイヤーたちの相互ヒドン石の位置によって多様な逆転機会を付与し、ゲームの興味を倍加させることをまた他の目的とする。
【0020】
また、本発明は、上記のようなゲームの進行状況を表すために、例えば石がマップに着手される瞬間、またはマップから石が死石として除去される瞬間、加算着点や減算着点に石が着手される瞬間など、マップ上に石が着手されるか除去される実時間で点数を点数板に掲示することにより、ゲーム進行者が点数を見て迅速に作戦を駆使できるようにして、ゲームの途中から観戦する人でも、現在の進行状況が容易に把握できるようにすることをまた他の目的とする。
【0021】
また、本発明は、前記のような碁の規則を活用したボードゲームをコンピューターまたは電子娯楽装置で実行できるようにプログラムを提供して、コンピューターを相手としてゲームをすることができるようにして、プレイヤー一人でも、前記ボードゲームを楽しむことができるようにすることをまた他の目的とする。
【0022】
また、本発明は、前記ボードゲームを提供するゲームサーバーを構築し、インターネットに接続したコンピューター使用者を会員として登録させて、オンライン上で接続した相手とゲームを楽しめるようにすることにより、多数の人と多様な形態のボードゲームを楽しむことができるようにすることを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明の一様態によると、本発明は、コンピューターで駆動されるもので、多数個の横線と縦線で構成されるマップを表示し、選択するようにするマップ選択過程と、前記選択したマップ上に置かれる基本点数の付与された一般石、そして加算点の付与された加算点石が異なる比率で混合された多数組の石を表示して、一組の石を選択するようにする石選択過程と、前記選択したマップと石をもって、プレイヤーたちが交互に1手ずつ着手する碁の規則を活用してゲームを進行するが、ゲーム進行過程でマップ上の着点に石が着手される瞬間、その着手された石の点数と着点の点数を合算して実時間で表示し、最終点数の高いプレイヤーが勝者となるようにするゲーム進行過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0024】
また、本発明の他の様態によると、本発明は、コンピューターで駆動されるもので、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、点数が追加される少なくとも一つ以上の加算着点または点数が減算される少なくとも一つ以上の減算着点がそれぞれ異なる色相の点や図形で表示されている多数個のマップを表示して選択するようにするマップ選択過程と、前記選択したマップ上に置かれる基本点数の付与された石で構成された一組の石を選択するようにする石選択過程と、前記選択したマップ上において、選択した石をもってプレイヤーたちが相互1手ずつ交互に着手する一般的な碁の規則を活用してゲームを進行するが、ゲーム進行過程でマップ上に石が着手される瞬間、着手された石の基本点数とその石が着手された加算着点または減算着点の点数とを合算加減して実時間で表示するゲーム進行過程と、前記ゲーム進行中、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して、プレイヤーが確保した地を自分の石で埋めながら実時間で点数を合算して表示するようにして、最終点数の高いプレイヤーを勝者と決定する勝者決定過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0025】
また、本発明の他の様態によると、本発明は、コンピューターで駆動されるもので、M個の横線とN個の縦線で構成された多数個のマップを表示して選択するようにするマップ選択過程と、前記選択したマップ上に着手される石を選択するようにする石選択過程と、前記選択したマップ上に、選択した石を使用してプレイヤーたちが同時に多数個の着点に布石するようにする布石過程と、を含み、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームを進行することを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0026】
また、本発明のまた他の様態によると、本発明は、コンピューターで駆動されるもので、M個の横線とN個の縦線で構成される多数個のマップを表示して選択するようにするマップ選択過程と、前記選択したマップ上に着手される石を選択するようにする石選択過程と、前記選択したマップ上で選択した石をもって、ゲーム進行のための先手を決定するために、プレイヤー相互間に込みの数を入力するようにして、込みベッティングを行う込みベティング過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0027】
また、本発明のまた他の様態によると、本発明は、インターネット可能な会員用端末と連結されるもので、前記会員用端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、石の点数のみが付与される一般着点と点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数または位置がそれぞれ異なる多数個のマップと、基本点数が付与された一般石及び加算点が付与された加算点石がそれぞれ異なる比率で混合されて、前記一般石及び加算点石と異なる色相の点や図形が表示された多数個の布石用石を含む多数組の石を提供して、選択できるようにして、ゲームを希望する相手の会員を選択するようにして、会員端末と相手会員端末に選択したマップと石を提供して、1手ずつ交互に着手する碁の規則にしたがってゲームを進行するが、前記マップ上に石が着手される実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示し、最終的に点数が高い会員を勝者と決定するボードゲームサーバーを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームシステムを提供する。
【0028】
また、本発明のまた他の様態によると、本発明は、前記碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させて、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、前記接続した会員端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を載せる場合に点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数を異ならせた多数個のマップを提供して選択するようにするマップ選択過程と、前記マップ上に着手される多数組の石を提供して選択できるようにする石選択過程と、前記マップと石を選択した後、ゲームを希望する相手の会員を選択するようにする会員招待及び選択過程と、前記ゲームのためにマップと石を選択した会員と、その会員が相手として選択した会員たちの端末に、選択されたマップと石を表示して、碁の規則を活用して交互に石を着手してゲームを進行するが、前記マップ上の着点に石が着手されると、実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示するゲーム進行過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法を提供する。
【0029】
また、本発明のまた他の様態によると、本発明は、前記碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させ、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、前記ボードゲームサーバーに接続した会員端末に、多数個の横線と多数個の縦線で構成された着点の数が異なる多数個のマップを提供して選択するようにするマップ選択過程と、前記マップ上に置かれる多数個の布石用石と、基本点数が付与された一般石と、加算点が付与された加算点石とが異なる比率で混合された多数組の石を提供して、選択できるようにする石選択過程と、前記マップと石を選択した後、ゲームを希望する相手の会員を選択する会員招待及び選択過程と、前記ゲームのためにマップと石を選択した会員と、その会員が相手として選択した会員の会員端末に、選択されたマップと石を表示して、碁の規則を活用して順に石を着手してゲームを進行するが、前記マップ上の着点に石が着手される実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示するゲーム進行過程と、前記ゲーム進行過程で、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して勝者を決定し、そのゲーム結果情報を蓄積管理するゲーム結果処理過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法を提供する。
【0030】
また、本発明の他の様態によると、本発明は、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させて、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、前記ボードゲームサーバーに接続した会員端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されたマップを提供するマップ提供過程と、前記マップ上に着手される色相の異なる多数組の石を提供して選択できるようにする石選択過程と、前記選択したマップと石を使用して、プレイヤーたちが同時に多数個の着点に布石するようにする布石過程とを含み、碁の規則を活用してオンライン上で対戦用ボードゲームを進行することを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法を提供する。
【発明の効果】
【0031】
本発明による碁の規則を利用した対戦用ボードゲームプログラムが記録された記録媒体によると、ゲームは、石を着手する場合、点数が加減される多数個の着点を有する多様な大きさのマップと、基本点数を有する一般石と加算点の付与された加算点石とが混合された石とを含み、碁の規則を活用して進行する。着点に石を着手する実時間で石の点数または着点の点数を合算して表示し、地の計算無しに、表示された点数で勝敗を決定することにより、ゲームの興味が倍加されて、マップの大きさを選択するようにして、ゲームのスピーディーな展開と共に、実時間で対局状況を把握することができる。
【0032】
また、一般的な碁との異なって、同時に多数個の点に布石を行うようにすることにより、プレイヤーの所望の布石状態でゲームを始めることができるようにし、多様な戦略と戦術を具現することができる。
【0033】
また、先手を取るために、相手に込みの数を提示する込み(特別補償点数)ベッティングを行って、より多い込みをベッティングしたプレイヤーが先手としてゲームを進行するようにすることにより、先手者によって支払われる込み(特別補償点数)の条件を客観的に定立することができる。
【0034】
また、ゲームの進行中に、異なる点数の加算点が付与された石を一定な規則によって着点に着手できるようにすることにより、多様なゲーム状況を導くことができるようにして、これを通じて、ゲームの緊張感と迫真感を増大させることができる。
【0035】
また、ゲームの進行中に、少なくとも一回のヒドン石をマップに着手するようにするが、そのヒドン石が位置した着点を相手にばれないように処理した後、ゲームを進行することにより、互いにヒドン石の位置によって多様な逆転機会を付与し、ゲームの興味を倍加させることができる。
【0036】
また、前記のような碁の規則を活用したボードゲームをコンピューターで実行できるようにプログラムを提供して、プレイヤーがコンピューターを相手としてゲームを進行することができるようにして、コンピューター使用者の一人でも、前記ボードゲームを楽しむことができる。
【0037】
また、碁の規則を利用したオンライン対戦用ボードゲームシステムを提供し、前記ボードゲームを提供するゲームサーバーを構築して、ゲームを希望するインターネットに接続したコンピューター使用者を会員として登録させる。これを通じて、コンピューター使用者たちは、オンライン上で接続した相手とゲームを楽しむことができ、したがって、多数の人と多様な形態のボードゲームを楽しむことができる。
【0038】
また、上述のような従来のオンライン碁ゲームの問題点を解決し、子供から大人まで短時間で容易にゲーム規則を習得してすぐに楽しむことができ、また、現在提供される対戦用オンラインゲームの暴力的且つ非教育的な問題点を解決して、多様な人たちがオフラインまたはオンラインでパソコンなどで楽しむことができる。
【0039】
本発明の上述の目的及び効果は、添付の図面を参照して好ましい実施例を詳細に説明することにより、さらに明確にされる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明によって、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームに使用されるマップと石を示したもので、図1(a)は、マップの一実施例を、図1(b)は、石の一実施例を示した図である。
【図2】本発明に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームに使用されるマップの他の実施例を示した図である。
【図3】本発明の一実施例によって、パソコンを利用して碁の規則を活用した対戦用ボードゲーム方法を順次的に示した図である。
【図4】本発明に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームにおいて、石の使用順序の一実施例を示した図である。
【図5】本発明に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲーム方法により、コンピューターのモニタに表示される画面の一実施例を示した図である。
【図6】図6(a)及び図6(b)は、本発明に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームの序盤布陣のために布石された状態の実施例を示した図である。
【図7】図7(a)及び図7(b)は、本発明の一実施例に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームのヒドン石の使用の一実施例を示した図である。
【図8】本発明に係わる、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムの概略的な構成を示したブロック図である。
【図9】本発明に係わる、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムを構成するボードゲームサーバーの一実施例を示したブロック図である。
【図10】本発明によって、図9のボードゲームサーバーを構成するマップ/石選択手段の一実施例を示したブロック図である。
【図11】本発明によって、図9のボードゲームサーバーを構成する会員選択手段の一実施例を示したブロック図である。
【図12】本発明によって、図9のボードゲームサーバーを構成するゲーム進行手段の一実施例を示したブロック図である。
【図13】本発明によって、図9のボードゲームサーバーを構成するゲーム観戦手段の一実施例を示したブロック図である。
【図14】本発明によって、図9のボードゲームサーバーに付加される実時間ベッティング手段の一実施例を示したブロック図である。
【図15】本発明に係わる、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムを利用して、ボードゲームを進行する過程の一実施例を順次的に示した順序図である。
【図16】本発明の一実施例による図15の過程中、ゲーム進行過程のさらに詳細な段階を順次的に示した順序図である。
【図17】本発明に係わる、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムを利用して、ボードゲームを進行する過程の他の実施例を順次的に示した順序図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
本発明は、碁の規則を活用したボードゲームプログラムが記録された記録媒体、及び碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムとそのボードゲーム方法に関する。本発明によると、碁の規則による定石や基本布石などを活用してゲームを進行するが、従来の碁とは異なって、伝統的な碁盤に代わる、M個の横線とN個の縦線で構成されたM×Nの大きさを有するマップと、碁石のような石を使用して、ゲーム終了後、プレイヤーが得た地を数えて勝敗を決定するのではなく、着点に石を着手する度に点数を加減して実時間で表示し、最終点数の高い人がゲームの勝者になる。添付の図面に示された実施例を参照して、以下で本発明をさらに詳細に説明する。
【0042】
まず、図1は、本発明に係わる、碁の規則を活用したボードゲームに使用されるマップと石の一実施例を示したもので、図1(a)は、本発明に使用されるマップ10、図1(b)は、本発明に使用される石20の実施例である。
【0043】
前記マップ10は、碁盤のような形態で、M個の横線とN個の縦線が相互交差するように構成されたM×N個の着点を備え、また、碁の規則で重要視されない各辺に位置した多数個の着点を選択して表示した加算着点12と、碁で定石とされて、布石時に重要な位置を占める点から多数個の着点を選択して表示した減算着点11を有する
【0044】
この際、前記マップ10は、横線Mの数は、5≦M≦19とし、縦線Nの数は、5≦N≦19として構成することができて、前記減算着点11は、定石で主に布石に使用される多数個の着点を設定して一つの色で表示し、前記加算着点12は、重要ではない辺の着点から多数個を設定して、異なる色で着点を表示する。ここで、前記マップの大きさは、特にプレイヤーの規則熟練程度やゲームの進行速度を考慮して、5×5、11×11、15×15、19×19などに設定することが好ましい。
【0045】
また、前記マップ10aは、図2に示されたように、碁盤のような形態で、M個の横線とN個の縦線が相互交差するように構成されたM×N個の着点を有して、前記加算着点または減算着点に代わって、前記横線と縦線により形成された空間の中、隣接した少なくとも二つ以上の空間を異なる色相で彩色した加算領域13または減算領域14を設定して、前記加算領域13に含まれた着点に石を着手する場合は、設定された加算点を石の点数に追加して合算し、前記減算領域14に含まれた着点に石を着手する場合は、設定された減算点を、得点した点数から差し引くようにする。即ち、前記加算領域13内の全ての着点は、加算着点に設定されて、前記減算領域14内の全ての着点は、減算着点に設定される。
【0046】
次に、前記マップ10上に着手される一組の石20は、碁石のような形態で二種の色相を有し、布石に使用するために、前記二種の色相の石のぞれぞれに、前記石の色相と異なる色相の点や図形が表示された(例えば、白色と黒色の石にそれぞれ赤色点が表示される)布石用石21と、布石後、ゲーム進行中に使用されて且つ前記布石用石21とは異なる色相で表示された(例えば、白色と黒色の石にそれぞれ黄色点が表示される)加算点石22と、一般石23とに区分し、プレイヤーが石21、22、23を区分することができるようにする。一実施例として、前記布石用石21は5点、加算点石22は3点、一般石は1点を付与することができる。
【0047】
また、前記のような一組の石には、一般石の点数を1点、加算点石の点数を2、3、4点などのように、差等的に多様な加算点を有するように設定して、この際、前記一般石と加算点石との混合比率は、N1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であって、N1≧N2≧…≧Nnである)で構成できる。
【0048】
上記のようなマップ10または石20を利用してゲームを進行するための規則は、次のようである。(1)布石は、多数個の布石用石21を所望の位置に同時に着手する。(2)布石後、込み(特別補償点数)ベッティングを通じて、より多い込みをベッティングしたプレイヤーを先手とする。この際、布石前に込みベッティングを行うこともできる。(3)ゲーム進行過程において、加算点石22は、前記一般石と加算点石の混合比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であって、N1≧N2≧…≧Nnである)である場合、1手から一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手まで、一般石23と加算点石22をそれぞれN1、…、Nn回ずつ着手して、その後、前記一般石23と加算点石22が着手された手順により、各一般石または加算点石を反復的に使用するようにする。例えば、1点の一般石N1、2点の加算点石N2、3点の加算点石N3が5:3:2の比率で混合されている場合、一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+N3)は10であり、その比率の合の手以内である1手から10手まで、一般石N1は5回、2点の加算点石N2は3回、3点の加算点石N3は2回着手することができて、次の着手手順から10手毎に(11手から20手、21手から30手まで)、前記1手から10手までに一般石と加算点石を使用した手順によって、一般石と加算点石を反復的に使用することができる。即ち、プレイヤーが自分の着手順番で、1手−一般石、2手−一般石、3手−2点の加算点石、4手−3点の加算点石 、5手−一般石、6手−3点の加算点石、7手−一般石、8手−2点の加算点石、9手−一般石、10手−2点の加算点石を着手して、一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合である10手以内に一般石5回、2点の加算点石3回、3点の加算点石2回などを着手したならば、11手から20手、21手から30手までなど、10手単位で前記1手から10手までの一般石と加算点石の使用手順と同一に一般石と加算点石を着手することができる。(4)各プレイヤーが相手の予想着点位置を予め記載するようにして、相手がその誘引着点に石を着手した場合、ボーナス点数を付与する。(5)ゲームの進行中、プレイヤーがゲームの重要な転機(turning point)と思われる時に使用できるヒドン石(使用者には見えるが、相手には見えない石)を提供する。(6)ゲーム進行及び終了時、点数の計算は、石がマップに着手される実時間で石と着点の点数を合算して、着手された石の点数+込み+ボーナス点数+加算着点の点数−減算着点の点数で勝敗を決定する。この際、前記(1)乃至(6)の規則は、ゲーム進行中にいずれか一つ以上を選択的に使用することもできる。
【0049】
上記のような規則以外は、プレイヤーたちが互いに1手ずつ交互に着手する一般的な碁の規則によってゲームを進行し、特に碁の規則と定石が分からなくても、相手の石を取り除く死石の概念が分かる人ならば、前記規則によってゲームを進行することができる。
【0050】
次に、図3は、本発明に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームが記録された記録媒体をコンピューターで駆動して、対戦用ボードゲームを実行する過程を示したもので、前記図1のようなマップと石をコンピューターのモニタにディスプレイして、以下のような方法によりボードゲームが進行されるようにプログラムが駆動される。
【0051】
その方法は、(A)コンピューターに、碁の規則を活用したボードゲームが内装された記録媒体を挿入し駆動させるプログラム駆動過程と、(B) M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数または位置が異なる多数個のマップを表示して、一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、(C)前記選択したマップ上に着手されて、多数個の布石石と、基本点数が付与された一般石と、加算点が付与された加算点石とが異なる比率で混合された、色相の異なる多数組の石を表示して、一組の石を選択するようにする石選択過程と、(D)前記選択したマップ上で選択した石をもって碁の規則を活用してゲームを進行するが、ゲーム進行過程でマップ上に石が着手される瞬間、その着手された石の点数とその石が着手された着点の点数を合算して実時間で表示し勝者を決定するゲーム進行過程を含めて構成する。
【0052】
この際、(B)のマップ選択過程で提供されるマップは、加算着点または減算着点を備えず、着点の数だけを異ならせて提供することもでき、(C)の石選択過程で提供される石は、基本点数のみが付与された、色相の異なる一般石を提供することもできる。
【0053】
また、(E)前記ゲーム進行過程(D)の前に、プレイヤーたちが少なくとも二つ以上の着点に同時に布石するようにする同時布石過程をさらに含むことができる。
【0054】
また、前記ゲーム進行過程(D)の前または前記布石過程(E)の後に、(F)先手を決定するために、プレイヤー相互間に込み(特別補償点数)の数を入力するようにして、より多い数の込みを入力したプレイヤーを先手として決定する込みベッティング過程をさらに含めて構成することもできる。
【0055】
前記図3に説明した(A)過程から(D)過程で構成されるか、前記(D)過程中に実行される(E)過程、または(F)過程をさらに含めて構成された本発明の碁の規則を活用した対戦用ボードゲーム方法は、一つの記録媒体に記録されたプログラム形態として提供され、パソコンのハードディスクに設置するか、CD−ROM、DVD−ROM、またはその他の多様な再生装置で駆動されるようにする。これは、パソコン保有者が、前記対戦用ボードゲームプログラムが記録された記録媒体を購入して、一人でもコンピューターを相手としてゲームを楽しむことができるようにするためのものである。
【0056】
前記各段階をさらに詳細に説明すると、前記(B)のマップ選択過程は、図1及び図2に示されたように、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数または位置をそれぞれ異ならせて備えた多数個のマップ、またはM個の横線とN個の縦線が相互交差するように図示されたM×N個の着点を有して、前記横線と縦線が交差して形成された少なくとも二つ以上の隣接した空間を異なる色相で表示した加算領域または減算領域を設定して、その異なる色相で図示された領域に含まれた着点に加算点または減算点が設定された多数個のマップを提供して、コンピューター使用者(以下、プレイヤーという)が、このような多数のマップからある一つのマップを選択できるようにする過程である。この際、前記マップの大きさは、5≦M≦19個の横線Mと、5≦N≦19個の縦線Nで構成されて、ゲームの進行速度とゲームの水準などを考慮し、11×11、15×15、19×19のいずれか一つが好ましい。また、加算着点、減算着点または加算領域、減算領域の数及び大きさの異なるマップを提供して、プレイヤーが選択できるようにする。
【0057】
次に、(C)の石選択過程で提供される一組の石は、多数個の布石用石と、一般石及び加算点石を一定な比率で混合して提供される。即ち、前記一組の石は、一般石と、 一般石より点数が大きい少なくとも1種以上の加算点石とを含み、一般石と加算点石は、N1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石23の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であって、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されて提供される。したがって、プレイヤーに布石用石の数及び点数、加算点石の種類と数、一般石と加算点石の混合比を異ならせた多数組の石が提供されて、各プレイヤーがこれらから一組の石を選択できるようにする。
【0058】
一実施例として、1組の加算点石と一般石が、図4に示されたように1:4の比率で混合されており、最初の5手以内に加算点石22の使用始点を決定し、3手目に着手したならば、それ以後は、加算点石22は、3手を基準に5手目毎に、即ち、8手、13手、18手などに、一回ずつ使用してゲームを進行する。
【0059】
以下、前記(B)過程と(C)過程で選択されたマップと石をコンピューター上で具現する一方法を説明する。上記方法によると、図5に示されたように、プレイヤーのコンピューターモニタ80に、選択したマップ81を中央に配置して、左側に相手方(コンピューター)用の石82を、右側にプレイヤーの石83を位置させて、スクリーン上端に点数板84をディスプレイしてゲームの進行を準備する。また、プレイヤーまたは相手が石を使用する順番が来ると、一般石85と加算点石86を区別して表示し、これを選択して使用できるようにする。
【0060】
次に、前記(D)のゲーム進行段階は、碁のように、互いに一手ずつ交互に石をマップに着手してゲームが進行される。この際、前記一組の石は、布石用石を除いて、一般石より点数が大きい1種以上の加算点石を含み、一般石と加算点石は、N1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されて提供されるため、前記一般石と前記加算点石を1手から、前記比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手まで、それぞれN1、N2、...、Nn回ずつ着手するようにする段階と、前記一般石と加算点石は、N1、N2、...、Nn回ずつ着手された後、次の手順から、最初に一般石と加算点石が着手された手順によって、各一般石23と加算点石22を反復的に使用するようにする段階とを含み、マップ上にそれ以上石を着手する着点がなくなるまでゲームを進行する。
【0061】
ここで、一般石と加算点石の使用方法に対する他の実施例として、1点の一般石(N1)と3点の加算点石(N3)が4:1の比率で混合されている場合、最初の1手から5手まで加算点石を1回、一般石を4回使用する。この際、加算点石を3手目に使用したならば、次の5手毎に加算点石を再び一回ずつ使用してゲームを進行する。例えば、加算点石は、6手から10手、11手から15手の間の8手目、そして13手目に使用される。
【0062】
上記のように、(D)のゲーム進行過程を通じてゲームが進行される間、一般石と加算点石がマップ上の一般着点に着手される実時間で該当点数が加算されて、点数板84に表示される。また、ゲームの進行中にマップ上の加算着点または減算着点に石が着手されたら、その加算着点の点数を合算するか、減算着点の点数を差し引いた最終点数が点数板84に表示されて、一方のプレイヤーの石の布陣により相手方の石を死石として取り除く場合、相手の点数から、取り除かれた石の点数だけ差し引いた点数が点数板84に表示される。
【0063】
上記のように、ゲームが進行される間、実時間で点数を表示して、最終点数がより大きい人が勝者となる。前記ゲームの進行中、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して、ここで各プレイヤーが確保した地を自分の石で埋めながら、実時間で点数を合算して表示するようにし、最終点数がより高いプレイヤーを勝者と決定する勝者決定過程をさらに含めて構成することができる。
【0064】
前記勝者決定過程は、プレイヤー相互間にそれ以上石を着手する着点が存在しない場合、ゲームを終了して、相互間に確保した地を一般石で埋めた後、埋める石の点数を点数板に合算する段階と、前記点数板に合算された点数を判定して、より高い点数を獲得したプレイヤーまたはコンピューターを勝者と決定する段階とで構成される。
【0065】
そして、上記のようにゲーム進行過程中にゲームの反転と迫真感、そして戦略性を向上させるために、本発明の記録媒体に記録された碁の規則を活用したボードゲームプログラムは、(D−1)相手が着手すると予想される位置に誘引点を設定して、その誘引点に相手が着手する場合、ボーナス得点ができる誘引着点実行過程と、(D−2)少なくとも一回のヒドン石を使用するヒドン石使用過程とをさらに含めて構成することができる。
【0066】
前記(D−1)の誘引着点実行過程は、プレイヤーに前記選択したマップ上で選択した石で、相手が着手する位置を予測して誘引するための誘引着点を入力するようにして、その誘引着点の点数を設定する誘引着点設定段階と、前記誘引着点に相手が石を着手する場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定したプレイヤーに、予め設定されたボーナス点数を付与して点数に合算する点数合算段階とで構成される。また、前記誘引着点を設定した後、相手が誘引着点に着手しないまま、10手乃至20手が経過すると、誘引着点が自動に消滅する段階をさらに含めて、誘引着点を短時間内に使用するように、相手のプレイヤーを誘導する作戦と戦略を立てるようにすることもできる。
【0067】
また、前記(D−2)のヒドン石使用過程は、ゲームの進行の途中、相手のプレイヤーにばれずに一手が打てるヒドン石の使用を要請して、所望の着点に前記ヒドン石を着手するようにするヒドン石着手段階と、前記ヒドン石の着点に相手のプレイヤーが石を着手するか、プレイヤーがヒドン石と連係した石で相手の石を包囲し死石として除去する場合、ヒドン石を相手のプレイヤーが分かるように表示するヒドン石表示段階とで構成される。
【0068】
図6は、前記ヒドン石の使用過程の一実施例を示したもので、図6(a)に示されたように黒石が白石に包囲されているが、黒石が4目を有しているため、白石をもったプレイヤーは、黒石を死石として取り上げることができない。しかし、黒石をもったプレイヤーが二手以上そこに打たない場合、白石をもったプレイヤーが黒石を取ることができる。このような状況が発生した場合、白石をもったプレイヤーは、ヒドン石の使用を要請して、着点2の位置にヒドン石Aを着手する。この際、前記ヒドン石は、これを使用したプレイヤーの端末にのみ表示されて、黒石をもったプレイヤーはヒドン石を見ることができない。したがって、黒をもったプレイヤーがそこにヒドン石が位置したことを知らずに、他のところに次の手を打ったとしたら、白をもったプレイヤーは、図6(b)に示されたように、次の手として着点1の位置に白石を打つようになる。上記のように、黒の地に二つの白石が位置すると、次の手順により黒石は死石となる。しかし、黒石をもったプレイヤーがヒドン石の位置を予測して、1または2の着点に黒石を着手する場合、白をもったプレイヤーのヒドン石の使用は、無用のものになる。
【0069】
次に、前記(E)の布石過程は、選択したマップ上において、プレイヤーとコンピューターの両者とも少なくとも二つ以上の所望の着点に同時に布石を実施するが、相手(コンピューター)の布石はプレイヤーに見えないようにする布石段階と、前記布石の最後の手を打った後、プレイヤーとコンピューターの布石を全てマップ上に表示する布石表示段階と、前記プレイヤーとコンピューターの布石を点検して、同じ着点に布石が重なっているかどうかを確認する布石位置確認段階と、プレイヤーとコンピューターの布石の重なる着点がなければ、布石を終了する布石終了段階とで構成される。また、前記プレイヤーとコンピューター相互間に同時に布石した着点が重なる場合、その重なった布石着点には、プレイヤーたちの布石用石を表示せず、その重なった着点に加算点を付与し、一般着点と異なる色相の点や図形で表示した加算着点、重なった着点に減算点を付与し、加算着点と異なる色相の点や図形で表示した減算着点、またはプレイヤーたちの誰もが着手できないように禁止着点に設定した後、布石を終了する段階をさらに含めて構成することもできる。
【0070】
一実施例として、図7の(a)に示されたように、白石をもったプレイヤーが(3、4)、(4、3)、(11、11)に布石して、黒石をもったプレイヤーが(4、10)、(5、12)、(11、4)に布石したならば、相互プレイヤーの布石が重なる着点がないため、プレイヤー相互間に布石が見えるように端末に表示する。しかし、白石をもったプレイヤーが(4、6)、(5、4)、(11、4)に布石して、黒石をもったプレイヤーも同時に(10、12)、(11、4)、(12、11)に布石したならば、図7の(b)のように(11、4)の布石位置が重なってしまうため、この場合は、重なったA着点の布石用石21を全て取り除いた後、そのA着点を加算着点または減算着点に設定するか、禁止着点にしてゲームを進行することもできる。この際、前記布石用石21がマップ10に置かれる瞬間、布石用石21の点数(例えば、5点の布石用石を使用したならば、図7の(a)の場合、それぞれ15点、図7(b)の場合は、それぞれ10点)を合算して、点数板に表示する。また、前記布石の数は、マップの大きさによって選択的に使用することもできる。
【0071】
次に、前記(G)の込みベッティング過程は、ゲームの開始と同時にまたは布石が完了した後、先手を取るために、相手に与える込みの数を入力するようにする段階と、プレイヤーの込みが入力されると、コンピューターとプレイヤーがベッティングした込みを表示する段階と、込みをより多くベッティングした側を先手として、後手の点数板に、先手がベッティングした込みだけの点数を加算する段階とで構成される。
【0072】
また、前記ベッティングした込みが同一な場合、再び両側プレイヤーにベッティングする込みを入力するようにして、込みベッティングを繰り返す段階と、ベッティングされた込みが連続的に同一な場合、石の選択(stone selection)を行って先手を決定し、後手の点数板に、ベッティングされた込みを加算する段階とをさらに含めて構成することもできる。
【0073】
上記のように、(A)過程乃至(E)過程、または前記過程に(F)過程と(G)過程のいずれか一つまたは全てをさらに含む、碁の規則を活用した対戦用ボードゲーム方法は、コンピューターで駆動可能なプログラムとして製作され、記録媒体に記録された状態で、パソコン保有者たちに提供される。
【0074】
次に、図8は、本発明の一実施例に係わる、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムの概略的な構成を示したブロック図であって、前記システムは、会員端末200とボードゲームサーバー100を含む。
【0075】
前記ボードゲームサーバー100は、前記会員用端末200と、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、石の点数のみを付与する一般着点と、予め設定された点数が追加される加算着点または予め設定された点数が減算される減算着点の数または位置を異ならせた多数個のマップと、前記マップ上に着手される多数個の布石石、基本点数が付与された一般石及び加算点が付与された加算点石がそれぞれ異なる比率で混合された多数組の石とを提供する。前記多数のマップと石を提供することにより、前記ボードゲームサーバー100は、マップ及び一組の石が選択されるようにする。なお、前記ボードゲームサーバー100は、会員がゲームを希望する相手の会員を選択するようにして、会員端末と相手の会員端末に選択したマップと石を提供して、碁の規則にしたがってゲームを進行するが、ゲーム進行中、前記マップ上の着点に石が着手される実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを加減して結果を点数板に表示し、最終的に点数が高い会員を勝者と決定するようになる。
【0076】
次に、図9は、図8のボードゲームサーバーの概略的な構成を示したもので、前記ボードゲームサーバー100は、会員登録/認証手段110、会員情報DB120、マップ/石選択手段130、会員選択手段140、ゲーム進行手段150及びゲーム結果処理手段160を含む。前記会員登録/認証手段110は、インターネット使用者たちの会員登録要請を受け付け、個人情報を入力させて検証した後、会員として登録してID/パスワードを提供し、登録された会員がID/パスワードを入力して接続を要請する場合、これを認証して接続を許容する。前記会員情報DB120は、前記登録した会員の個人情報及びゲームに関する諸般情報を蓄積管理する。前記マップ/石選択手段130は、前記登録認証を受けて接続した会員がボードゲーム進行を希望する場合、マップと碁石を選択するようにする。前記会員選択手段140は。前記マップと石を選択した会員が、ゲームを希望する相手の会員を選択するようにする。前記ゲーム進行手段150は、前記選択した会員と接続させて、石がマップ上に着手される実時間で石の点数と着点の加算点または減算点とが合算して表示されるように、ゲームの進行を誘導する。前記ゲーム結果処理手段160は、前記ゲームが終了すると、ゲームの勝者を決定して、そのゲーム結果を会員DBに蓄積する。
【0077】
また、前記会員情報DB 120には、会員に関する一般的な情報と、マップ別のゲーム回数、勝敗回数、ゲーム棋譜、ゲームレベル(水準)などが蓄積されていて、他の会員とゲームを希望する会員の要請によって、ゲームに関する他の会員の情報を見ることができるようにする。
【0078】
また、前記マップ/石選択手段130は、ゲームを希望する会員が、自分のゲームレベルやゲームを楽しめる時間などを考慮してマップと石を選択できるようにするために、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、石の点数のみを付与する一般着点と点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数と位置が異なる多数個のマップを提供するか;またはM個の横線とN個の縦線が相互交差するように図示されたM×N個の着点を有して、前記横線と縦線が交差して形成された少なくとも二つ以上の隣接した空間を異なる色相で表示した加算領域または減算領域を設定して、その異なる色相で図示された領域に含まれた着点に加算点または減算点を付与する多数個のマップを提供する。この際、前記マップは、5≦M≦19個の横線Mと、5≦N≦19個の縦線Nで構成されて、特にゲーム時間及びレベルなどを考慮し、11×11、15×15、19×19のいずれか一つが好ましい。ここで、前記加算着点と減算着点、または加算領域と減算領域は、固定されず、会員たちが選択できるように多様な形態で提供される。
【0079】
また、前記マップと共に提供される石としては、布石用石、加算点石、一般石が一定比率で混合し、色相をそれぞれ異ならせた多数組の石を提供して、所望の色相を有する一組の石を選択できるようにする。
【0080】
したがって、前記マップ/石選択手段130は、図10に示されたように、着点設定部131、マップ提供部132、石設定部133及び石提供部134を含む。前記着点設定部131は、M個の横線とN個の縦線を有する多様な大きさのマップによって、加算着点と減算着点を設定し、前記マップ提供部132は、前記着点設定部131で設定された加算着点及び減算着点を有する多様な大きさのマップを会員端末に伝送して選択できるようにして、前記石設定部133は、前記布石用石の数と点数、N1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されるように、一般石及び加算点石の数及び点数を設定して、前記石提供部134は、前記設定された各組の石の色相を異ならせて会員端末に伝送し、会員が選択できるようにする。
【0081】
この際、会員たちが選択したマップに、加算着点と減算着点を選択できるように、加算着点と減算着点の数と位置を入力するようにする着点入力部135と、布石石と一般石と、少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石とを含み、一般石と加算点石の混合比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)となるように、布石石、一般石及び加算点石の数と点数を入力するようにする石の比率入力部136をさらに含めて、会員自らマップと石を設定するようにすることもできる。
【0082】
また、前記着点入力部135は、加算領域や減算領域を設定するために、前記領域の範囲及び位置、そして領域に含まれた着点の点数などを入力して設定することもできる。
【0083】
次に、前記会員選択手段140は、前記ボードゲームサーバーに接続してマップ/石選択手段130からゲームに使用するマップと石を選択した会員が、ゲーム相手の会員を選択または招待するようにする。前記会員選択手段140は、図11に示されたように、自分が選択したマップと石に関する情報を表示して、そのマップ上でゲームを希望する相手の会員を招待するための招待ルーム開設部141と、前記招待ルームに入場した会員の中、所望の会員を選択すると、同じマップを、選択された会員の会員端末に伝送し、ゲームに使用する一組の石の色相を選択するようにするゲーム連結部142とで構成される。また、マップを選択しなかった会員が、所望のマップをもって招待ルームを開設した会員たちを選択できるようにする招待ルーム検索部143と、前記招待ルーム検索部で検索された招待ルームを選択して入場させるための招待ルーム選択部144とをさらに含み、マップ/石選択手段を経ることなく、直にゲーム相手の会員を選択するように構成することもできる。
【0084】
次に、前記ゲーム進行手段150は、前記会員選択手段140を介してゲームを進行するための相手選定と準備作業が完了した後、前記会員たちの会員端末に表示されたマップと石を利用して布石を行うか、込みベッティングによって先手を決定してゲームを進行し、そのゲームが進行中、マップ上に石が着手される度に、着手された石の点数と着点の点数とを実時間で合算して表示する手段として、基本的には先手から一般石と加算点石を、その混合された比率に該当する手順によってマップ上に着手するようにしてゲームを進行するゲーム進行部153と、前記ゲーム進行部153を介してマップ上に石が着手されると、石の点数と着点の点数とを合算して、実時間でゲーム進行中の会員端末に表示する点数表示部155とを含めて構成する。ここで、前記ゲーム進行部153は、前記一般石と前記加算点石を1手から、前記比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手までそれぞれN1、N2、…、Nn回ずつ着手するようにして、前記一般石と加算点石がN1、N2、…、Nn回ずつ着手された後、次の手順から、先に一般石と加算点石が着手された手順によって、一般石と加算点石を再び反復的に使用するようにする手順でゲーム進行を誘導する。
【0085】
また、図12に示されたように、布石部51と込みベッティング部152が選択的に含まれるか、全て含まれることができる。前記布石部51は、マップ上に、プレイヤー相互間に相手のプレイヤーに見えないように多数個の布石用石を所望の着点に位置させた後、相互布石用石が重なっている着点があるかを判断して、重なる着点がない場合、プレイヤー相互間に分かるように布石用石を表示して、布石した布石用石が重なっている着点がある場合、プレイヤーたちに通報し、その重なった着点にはプレイヤーたちの布石用石を除去して表示せず、その重なった着点に加算点を付与し、一般着点と異なる色相の点や図形で表示した加算着点を設定するか、または重なった着点に減算点を付与し、加算着点と異なる色相の点や図形で表示した減算着点に設定し、前記込みベッティング部152は、前記布石部を通じて布石が完了すると、プレイヤーたち相互間に先手を取るために、相手のプレイヤーに与える込みをベッティングするようにして、より多い込みをベッティングしたプレイヤーを先手と決定して、後手になったプレイヤーに、先手がベッティングした込みの点数を与える。
【0086】
また、誘引着点設定部156とヒドン使用部154が選択的に含まれるか、全て含まれることもできる。前記誘引着点設定部156は、前記選択したマップと石で、相手が着点する位置を予測して誘引着点を設定するために、その誘引着点を入力するようにして、前記誘引着点に相手が石を載せた場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定した会員に、設定されたボーナス点数を付与し、前記ヒドン使用部154は、前記ゲーム進行部153を通じてゲームの進行途中、相手のプレイヤーにばれずに一手が打てるヒドン石の使用を要請して、所望の着点にヒドン石を着手するようにして、その後、前記ヒドン石の着点に相手のプレイヤーが石を着手するか、次の手順によってヒドン石と連係した石で相手の石を死石として除去する場合、ヒドン石を相手のプレイヤーが分かるように表示する。
【0087】
次に、前記ゲーム結果処理手段160は、前記ゲーム進行手段150を通じて、布石、込みベッティング、ヒドン石の使用などでゲームが進行されると同時に実時間で表示されるプレイヤーたちの最終点数を利用して勝者を決定し、勝者に多様なボーナス(サイバーマネー、レベルアップなど)を提供して、会員情報DBに蓄積するための勝者決定部と、前記勝者が決定されることにより終了した会員間のゲーム内容を、手順によって蓄積管理する棋譜蓄積部とを含んで構成される。
【0088】
また、上記のように構成されたボードゲームサーバーに付加して、図13に示されたように、会員間に進行されているゲーム目録を提供して選択できるようにする進行ゲーム目録提供部171と、前記進行ゲーム目録提供部171から会員が選択した進行中のゲームを、その会員端末に伝送して観戦できるようにする進行ゲーム観戦部172と、既に終了したゲームのマップ種類によってゲーム目録を提供し、接続した会員が選択できるようにする棋譜目録提供部173と、前記棋譜目録提供部173から会員が選択した棋譜を、ゲームが行われた時間及び会員情報と共に、目録を選択した会員端末に伝送し、再び見ることができるようにする棋譜再生部174とから構成されたゲーム観戦手段170をさらに含めて構成することにより、プレイヤーたちだけではなく、前記ボードゲームサーバーに接続した多数の会員が現在進行中のゲームを実時間で観戦できるようにして、既に終了したゲームであっても、棋譜目録からこれを選択して再び観戦できるようにする。
【0089】
また、前記観戦手段170を通じて、現在進行されているゲームを観戦しながら、開始前、布石後、込みベッティングによる先手決定後、またはヒドン石使用前・後などに、実時間で勝者を予測してベッティングを行い、ゲーム終了後、ベッティングに対する結果を確認して補償を実施する実時間ベッティング手段180をさらに含めて構成することができる。
【0090】
前記実時間ベッティング手段180は、図14に示されたように、ベッティング情報提供部181、ベッティング要請部182、ベッティング金額入力部183、ベッティング情報蓄積部184及びベッティング結果処理部185を含む。前記ベッティング情報提供部181は、実時間でゲームを観戦する会員端末のモニター上に、現在のベッティング時期におけるベッティング会員数、ベッティング金額、予想勝率などのベッティング状態情報を提供し、前記ベッティング要請部182は、前記ベッティング情報によってベッティングする時期を決定し、ベッティングを要請して、前記ベッティング金額入力部183は、前記ベッティング要請部182を介してベッティング時期を決定した後、ベッティング金額を入力し、前記ベッティング情報蓄積部184は、前記入力した金額でベッティングが完了したことを通知し、このベッティング情報を蓄積して、前記ベッティング結果処理部185は、前記ゲームが終了した後、決定された勝敗によって、ベッティングに失敗した会員たちの金額は会員情報DBから削減して、ベッティングで勝利した会員たちのベッティング金額によって配当金を策定し、会員情報DBに合算する。このために、会員たちが登録する場合、サイバーマネーを支給してベッティングに使用できるようにし、積み立てられたサイバーマネーを利用して、前記ボードゲームサーバーの利用料が納付できるようにして、このような方式でボーナスも提供される。
【0091】
上記のように構成された本発明の碁の規則を活用した対戦用オンラインボードゲームシステムを利用した対戦用ボードゲームの実行方法は、図15に順次的に示されたように、(i)会員登録及び認証過程、(ii)マップ選択過程、(iii)石選択過程、(iv)会員招待及び選択過程、(v)ゲーム進行過程、(vi)ゲーム結果処理過程から構成される。
【0092】
まず、(i)の会員登録及び認証過程は、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームを提供するボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させて、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する過程である。
【0093】
次に、(ii)のマップ選択過程は、前記接続した会員端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する一般着点と、所定着点に石を着手する場合に点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数または位置を異ならせた多数個のマップを提供して選択するようにするマップ選択過程であって、前記ボードゲームサーバーでM×N個の着点を有する多様な大きさのマップを提供する段階と、前記提供されたマップから、ゲーム水準やゲーム時間を考慮して一つのマップを選択するようにする段階と、前記選択されたマップ上に位置する加算着点及び減算着点の位置を会員に入力させて表示する段階とから構成され、このような方式で、前記マップの加算着点及び減算着点を会員が直接入力するようにしてゲームを進行することもできる。
【0094】
次に、(iii)の石選択過程は、前記マップ上に着手されて、多数個の布石石、基本点数が付与された一般石、加算点が付与された加算点石が異なる比率で混合された多数組の石を提供して、一組の石を選択できるようにする過程である。前記提供される各組の石は、布石石と一般石、そして少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石を含み、一般石と加算点石は、その比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)となるように混合して提供する。
【0095】
また、前記それぞれ色相の異なる多数組の石を提供する段階と、前記提供された多数組の石から二種類の色相を選択して、布石石と一般石、そして少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石を含み、一般石と加算点の混合比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)となるように、一般石及び加算点石の数及び点数を入力するようにする段階と、前記入力された比率及び点数によって、2種の石の布石石、加算点石及び一般石を設定する段階とを含み、これを通じて、前記石の種類と種類別の点数及び混合比率を、会員が端末を介して直接入力し、ゲームを進行するようにすることもできる。
【0096】
次に、(iv)会員招待及び選択過程は、前記マップと石を選択した後、ゲームを希望するゲーム相手の会員を選択する過程であって、(iv-1)ゲームを希望する会員が選択したマップと石に関する情報を表示して、他の会員を招待するための招待ルームを開設した後、他の会員がその招待ルームに入場しゲーム意思を打診して、ゲーム相手として選択される過程と、または、(iv-2)ゲームを希望する会員が、自分の水準に合うマップ情報を表示した他の会員の招待ルームに入場しゲーム意思を打診した後、ゲーム相手として選択される過程とを含むことができる。
【0097】
前記(iv-1)の過程は、会員が選択したマップと石に関する情報を表示して、ゲームを希望する他の会員を招待するための招待ルームを開設するようにする段階と、前記開設された招待ルームに入場した会員と個別的なコミュニケーションを通じてゲーム意思を打診する段階と、前記接触した会員たちから一人の会員を選択する段階とで構成されて、(iv-2)の過程は、ゲームを希望する会員がマップと石を選択せず、他の会員たちの招待ルームを検索し、自分の所望のマップと石を有している会員の招待ルームを選択するようにする段階と、前記選択した招待ルームに入場し、その会員にゲーム意思を打診する段階と、前記招待ルームを開設した会員が、ゲーム意思を打診した他の会員たちから会員端末を通じて相手を選択することを待機する段階とで構成されて、もし前記会員が招待ルームを開設した会員からゲーム相手として選択されなかった場合は、前記過程を組み返してゲーム相手を選択するようにする。
【0098】
次に、(iv)の会員招待及び選択過程を通じてゲーム相手が選択されたら、二人の会員の端末に、一人の会員が選択したマップと石が表示されるようにしてゲームを準備する。
【0099】
次に、(v)のゲーム進行過程は、前記ゲームのためにマップと石を選択した会員と、その会員がゲーム相手として選択した会員たちの会員端末に、選択されたマップと石を表示して、碁の規則を活用してゲームを進行するが、前記マップ上の着点に石が着手されると、実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示する過程であって、前記(v)のゲーム進行過程は、前記一般石と前記加算点石を1手から、前記一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手まで、それぞれN1、N2、...、Nn回ずつ着手するようにする段階と、前記一般石と加算点石が、1手から前記混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手までN1、N2、...、Nn回ずつ着手された後、前記混合比率の合と同じ数の石が着手される度に、一般石と加算点石の最初の着手手順によって、各一般石23と加算点石22を反復的に使用するようにする段階とで構成される。
【0100】
また、前記一般石や加算点石がマップ上に着手される度に、その石に該当する点数を、点数板に表示された点数に合算して結果を表示する段階と、前記石がマップ上の加算着点や減算着点に着手される場合、点数板に表示された点数にその着点の加算点数または減算点数を合算して結果を表示する段階と、一方のプレイヤーが端末を通じて石を着手して相手のプレイヤーの石を死石にして除去する場合、除去される石の点数だけ、点数板に表示された相手の会員の点数から減算して結果を表示する段階と、前記マップ上にそれ以上着手する着点がなくなるまで前記過程を反復的に行う段階とを含めて構成される。
【0101】
また、プレイヤーが多様な作戦と戦略を立てられるようにするために、前記(v)のゲーム進行過程は、前記選択したマップと石で、相手が着手する位置を予測して誘引するための誘引着点を入力するようにして、その誘引着点の点数を設定する段階と、前記誘引着点に相手が石を着手する場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定したプレイヤーに、定められたボーナス点数を付与して点数を合算する段階とをさらに含めて構成されることもできる。
【0102】
この際、誘引着点の使用に限界を置くために、誘引着点を設定した後、プレイヤーたちが誘引着点に着手しなかったまま10手乃至20手が経過すると、誘引着点が自動に消滅される段階をさらに含むことにより、誘引着点の使用を促進し、多様な戦術が採択できるようにする。
【0103】
また、前記(v)のゲーム進行過程は、ヒドン石の使用段階をさらに含むことができる。前記ヒドン石の使用段階は、相手には見えないヒドン石を使用する時点を決定し、ヒドン石を所望の着点に位置させることができるようにヒドン石の使用を要請する段階と、前記ヒドン石の使用要請を相手に通報する段階と、前記ヒドン石の使用の通報後、相手の会員には見えないようにして、ヒドン石を所望の着点に着手するようにする段階と、前記相手の会員にはヒドン石が見えない状態で次の手を進行するようにしてゲームを進行する段階と、から構成されたヒドン石の使用段階をさらに含み、ゲームの反転と手の戦いに緊迫感を感じることができるようにすることもできる。
【0104】
この際、前記ヒドン石の使用後、相手が、ヒドン石が使用された着点に石を着手しようとする場合、ヒドン石を一般石に転換して相手に見えるように表示し、その着点に相手が石を打てないようにする段階、または前記ヒドン石と連係された、マップ上に置かれたヒドン石使用者の他の石により、相手の石を死石として除去するか、ヒドン石が死石となる場合、ヒドン石を一般石に転換して、相手に見えるようにする段階をさらに含めて、相手がヒドン石を探し出すための手読みの戦いを通じて、さらに緊張感あふれるボードゲームを進行することができる。
【0105】
次に、前記(vi)ゲーム結果処理過程は、前記ゲーム進行過程で、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して勝者を決定し、そのゲーム結果情報を蓄積管理する過程である。前記(vi)ゲーム結果処理過程は、前記ゲーム進行結果、マップ上にそれ以上石を載せる着点が存在しない場合、ゲームを進行した会員が確保した地に自分の石を着手するようにする段階と、前記石が着手される間、一つの石毎に点数を加算して、点数板に表示された会員相互間の点数に合算して結果が表示されるようにする段階と、前記合算されて表示された点数によって勝者を決定し、勝者になった会員にボーナス(レベルアップ、サイバーマネーの支給など)を策定して、各会員の会員情報と共に蓄積する段階と、前記ゲーム結果に対する情報とゲームが終了された棋譜をボードゲームサーバーに蓄積する段階とから構成される。
【0106】
また、上記のように構成された、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法は、前記多数個の布石用石を利用し、プレイヤーの布石された石を相手の端末には表示しないことにより、プレイヤーたち相互間に見えないようにして、同時布石を行う布石過程と、前記会員相互間に先手を取るために、相手に提供する込みの数を入力するようにして先手を決定する込みベッティング過程とを、それぞれ選択的にまたは全てを含めて構成することもできる。
【0107】
まず、前記布石過程は、ゲームをする会員間に相手の布石石が見えないようにして、相互間に自分の会員端末を介して所望の着点に多数個の布石用石を着手する段階と、二人の会員の布石石が全部着手されると、相手に着点に着手された布石石が表示されるようにする段階と、前記相互間に布石した石が重なっていないと、そのまま布石を認定して、布石された石の点数を点数板に合算して表示する段階とを含み、多数個の着点に対する同時布石を通じて、多様な戦略を具現することができる。
【0108】
また、前記布石過程は、前記プレイヤー相互間に同時に布石した着点が重なる場合、その布石を再びするようにするか、またはその重なった布石着点にはプレイヤーたちの布石用石を表示せず、その重なった着点に加算点を付与し、一般着点と異なる色相の点や図形で表示した加算着点、重なった着点に減算点を付与し、加算着点と異なる色相の点や図形で表示した減算着点、またはプレイヤーたちの誰もが着手できないように、加算着点または減算着点と異なる色相の点や図形で表示した禁止着点に設定する段階をさらに含み、プレイヤー相互間の同一な着点の布石を禁止するようにする。
【0109】
次に、前記込みベッティング過程は、前記布石された石の着点を確認して、両プレイヤー相互間に先手を取るために、相手に与える込みの数を入力するようにする段階と、前記入力された込みをマップ上に表示して、込みベッティングの結果を確認するようにする段階と、前記込みベッティングで勝利した会員を先手として、後手になった会員に、先手会員がベッティングした込みの点数を与え、点数板に込みが合算されて表示するようにする段階とを含み、込みに対する客観的な立場を見地できるようにする。
【0110】
また、相互間にベッティングした込みが同一である場合、前記段階をもう一回繰り返して先手を決定する段階と、繰り返された込みベッティングによっても先手が決定されない場合、石の選択を通じて先手を決定して、後手となった会員に、ベッティングした込みを与え、点数板に表示されるようにする段階とをさらに含み、同じ込みを提示することによりゲームが遅延されることを防止する。
【0111】
次に、図17に示されたように、前記ボードゲームサーバーに接続した会員が他の会員間のゲームを観戦するか、既に終了したゲームの棋譜を再生して観戦できるようにするゲーム観戦過程と、実施されるゲームの観戦中に、プレイヤーたちの情報とマップの特性などを考慮し、布石前・後、込みベッティング後、またはヒドン石の使用後など、実時間で勝者に対するベッティングを行うことができるようにするベッティング過程とを、それぞれ選択的にまたは全てをさらに含めて構成することもできる。
【0112】
前記ゲーム観戦過程は、現在進行中のゲームを観戦する実時間ゲーム観戦過程と、終了したゲームの棋譜を検索して、選択、再生及び観戦する棋譜再生過程とに区分できる。
【0113】
まず、前記実時間ゲーム観戦過程は、ゲームの観戦を希望する会員がボードゲームサーバーに接続して会員認証を受ける段階と、認証を受けた会員たちに現在進行中のゲーム目録を提供する段階と、前記提供されたゲーム目録から、観戦したいゲームを選択するようにする段階と、前記選択されたゲームのマップと進行状況が観戦会員の会員端末に表示されるようにする段階とから構成される。
【0114】
また、前記棋譜再生過程は、棋譜を再生して観戦しようとする会員がボードゲームサーバーに接続して会員認証を受ける段階と、前記認証を受けた会員に、終了したゲームの棋譜をマップの大きさ別に分類して提供する段階と、前記提供されたゲームの棋譜から一つを選択する段階と、前記選択された棋譜を会員端末を介して再生させる段階とから構成される。
【0115】
次に、前記ベッティング過程は、前記ゲーム観戦過程を通じて、ベッティングしたいゲームを選択して自分の会員端末に表示されるようにする段階と、前記進行されるゲームの画面上に、プレイヤーたちの情報(マップによる勝率、レベルなど)とベッティング配当率情報を提供する段階と、前記プレイヤーたちの情報と配当率などを考慮し、ベッティング時期とベッティング金額を決定するようにする段階と、前記ベッティング時期と金額を決定したら、これを入力してベッティングの承認を要請するようにする段階と、前記ベッティング時期と金額が入力されたら、ベッティングを承認し、変動された配当率を表示する段階と、ゲームが終了すると、ベッティングした結果によって、敗者のベッティング金額を会員情報DBから削減して、勝者には、配当率によって獲得した金額を会員情報DBに加算する段階とから構成される。
【0116】
上記のように、本発明による碁の規則を活用したボードゲーム道具、碁の規則を活用したボードゲームプログラムが記録された記録媒体及び碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムとそのシステムを利用した対戦用ボードゲーム方法は、一般に知られた碁の規則に幾つかの規則を加えて容易に習得することができて、またマップによってゲーム時間を短くし、短い暇でも時間の負担無しに気軽に楽しむことができて、また多様な戦略と戦術を具現し、より一層熾烈で興味津々なゲームを広げることができ、反転の妙味が内在されたゲームを提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0117】
上述のように、本発明による、碁の規則を活用したボードゲーム道具は、携帯が容易で、室内や野外で気軽にゲームを楽しむことができるため、余暇善用とレザー産業の発展に寄与することができる。
【0118】
また、碁の規則を活用したボードゲームプログラムが記録された記録媒体は、オフライン状態のパソコンで駆動し、コンピューターとコンピューター使用者間にゲームを楽しむことができるようにし、ゲームCD−ROM産業に寄与することができる。
【0119】
また、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムとそのシステムを利用した対戦用ボードゲーム方法は、暴力的且つ刺激的且つ扇情的なオンラインゲームが乱立する現在の状況で、子供から大人まで誰もが安全に楽しむことができ、1:1対戦方式であるため、e−スポーツが活性化されている今、e−スポーツの一種目を担当し、オンラインゲーム産業の復興に寄与することができる。
【図1(a)】
【図1(b)】
【技術分野】
【0001】
本発明は、碁の規則を活用したボードゲームプログラムが記録された記録媒体、及び碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムとそのボードゲーム方法に関する。本発明のボードゲームによると、M個の横線とN個の縦線が相互交差するように構成されたM×N個の着点を備えたマップが提供されて、それぞれ色相の異なる2組の石が使用される。一般的な碁の規則と共に、多数着点の同時布石、込み(特別補償点数)ベッティング、点数を異ならせて設定した着点、点数を異ならせて設定した石、そして相手にばれずに使用できるヒドン石などの規則をさらに含む。計家(地の計算)の代わりに、石が着手された瞬間に着点の点数と石の点数などを合算して実時間で表示される最終点数が高いプレイヤーが勝者になるように決定する。このような方式で、碁の規則が分からない人でも、容易に規則を習得してゲームを楽しんだり、対局状況を観戦したりすることができて、暴力的ではないため、子供から大人まで誰もが楽しむことができる。ゲーム時間が相対的に短くなるため、プレイヤーが時間の負担無しに気軽にゲームを利用することができて、またこのゲームは、多様な反転の妙味を提供する。
【背景技術】
【0002】
碁は、数千年の歴史を有した地上最高の戦略ゲームである。一般的な碁の規則は、次のようである。19×19の横線と縦線を有する碁盤に、それぞれ白石と黒石を有した人が前記碁盤の横線と縦線が交差する着点に白石と黒石を一点ずつ交互に着手する。このオフライン上のゲームにおいて、さらに多い地(白石のみまたは黒石のみで囲まれた着点)を確保する人が最終的に勝利するようになる。碁盤と碁石のみあれば、プレイヤーは時間と場所に関係なくゲームを楽しむことができて、高度の数学的且つ科学的な思考と礼節に基づき多様な戦略を駆使できる。したがって、碁のゲームは、成長期の子供たちの頭脳啓発と人性発達はもちろん、大人の余暇活用と精神健康によい効果を有している。
【0003】
しかしながら、前記碁は、ゲームを終えるまで多い時間が所要されるため、短い暇な時間などを活用して楽しむには無理があり、他の人たちの対局を観戦するにも時間がかかる。また、型にはまった定石とこれに基づいたゲーム進行が退屈に感じられることがある。したがって、成長期の子供たちやコンピューターゲームを楽しむ大多数の青少年たちと大人たちから目を背けられているという問題点があった。
【0004】
さらに、最初に碁を習うためには、複雑な規則と共に覚えなければならない定石などが多くて、碁が楽しめるまでには多い時間を投資しなければならないという問題点がある。したがって、上記のような効果にもかかわらず、碁人口の底辺拡大に難航を極めており、実際、碁の強国と言われる韓国でさえ、毎年碁人口が急激に減少している。
【0005】
また、現在コンピュータ技術及びインターネットの発達により、多様な戦略ゲームが市中で販売されるか、オンラインで提供されている。その一例として、リネージュ(Lineage)、スタークラフト(StarCraft)、ウォークラフト(Warcraft)などが、オンラインやインターネットカフェなどを通じて、多様な年齢代のコンピューター使用者に提供され愛用されている。
【0006】
しかし、現在市中で流通されているゲームは、幾つかのゲーム(FIFA 2007、Kart
Riderなど)を除いては、ほぼ全ての対戦ゲームが、相手方を殺すか、相手方の建物を破壊または奪取するものとなっている。ほとんどのゲームは、成長期の子供たちが接するには暴力的な性格が非常に強くて、末梢神経を刺激するものばかりで、不適切である。また、現実的にも、暴力の助長など、オンラインゲームによる弊害が増加しているという問題点があった。
【0007】
また、暴力的なゲームはほとんど、その中毒性が非常に深刻である。プレイヤーたちの一部は、社会生活を等閑視し、ゲームにばかり没頭するなど、社会的にも大きな人力損失及び経済的な損失が発生している。
【0008】
上記のような問題点を解決するために、伝統的な碁が有する多様な教育的、創意的性格と、好ましい余暇善用などの長所を生かし、インターネットを活用したオンライン方式で多様な人と楽しむことができるオンライン碁ゲームが提供されている。
【0009】
しかしながら、大部分のオンライン碁ゲームは、碁の規則をそのまま採用しつつ、これを単純にオンライン上に移したものに過ぎないため、一般の碁が有している上記のような問題点をそのまま内包していた。
【0010】
また、オンライン上で、上記のような問題点を解決し、碁ゲームに興味を誘発するために、着点に地雷を埋設して、その埋設された地点に石が着手される場合、一定点数を控除するオンライン碁ゲームの方法がある。しかし、これは、碁の対局者が、ゲーム開始前にいちいち地雷埋設位置を設定しなければならないなど、ゲームの準備作業が煩わしいという問題点がある。そして、地雷埋設の他には、既存の碁の規則をそのまま踏襲しているため、依然として従来の碁の問題点をそのまま内包しているという問題点があった。
【0011】
また、碁盤に代わって、地図上に碁盤のような線を区画して、碁盤の代わりにその地図を使用するゲームがある。これらのゲームによると、碁を進行した後、獲得した地の属する地図の領域を勝者の領域と認定し、これをオンライン上に登録することにより、持続的な対局を通じて地図の領域を確保するようにする。しかし、これも同様に、碁と同じ問題点をそのまま内包しており、活発に利用されていないのが現状である。
【0012】
上記のように、碁をオンラインゲームにした多様なプログラムが開発されているが、オンライン上の他の暴力的なゲームと肩を並べるようなゲームは、まだ開発されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
したがって、本発明は、上述のような碁をオンラインゲームにした従来のゲームの問題点を解決して、子供から大人まで短時間で容易にゲーム規則を習得し楽しむことができて、暴力的で非教育的な問題点を解決することにより、多様な人たちがオンラインまたはパソコンなどでスピーディーに楽しむことができる、碁の規則を活用したボードゲームを提供することを目的とする。
【0014】
さらに具体的に、本発明は、M個の横線とN個の縦線が相互交差するM×N個の着点を備えたマップと、基本点数が付与された一般石と少なくとも1種以上の加算点の付与された石とを混合して備えて、前記石をボードの着点に着手する瞬間、点数が加減され表示されて、小さい大きさのマップを選択して短時間内にゲームの結果が分かるようにすることにより、ゲームのスピーディーな展開と興味を倍加させて、実時間で対局状況が把握できるようにすることを目的とする。
【0015】
また、本発明は、上記のようなマップ上に、最初布石段階で多数個の着点に同時に布石するようにしてからゲームを進行することにより、もっと迫真感のある、 戦略的なボードゲームを楽しむことができるようにすることを他の目的とする。
【0016】
また、本発明は、前記マップ上において布石した部分が重なる場合、その部分に布石された石を取り除き、前記石の取り除かれた着点を、加算点または減点が付与された着点にするか、空白に処理することにより、布石の客観的な立場を見地して、ゲームの興味をより一層倍加させることをまた他の目的とする。
【0017】
また、本発明は、石を最初に着手する先手を決定するために、互いに込みをベッティングするようにして、より多い込みをベッティングしたプレイヤーが先手として石を着手してゲームを進行し、後手プレイヤーは、前記ベッティングで得た込みを本人の点数に加算することにより、碁で発生する込みの条件を客観的に定立できるようにすることをまた他の目的とする。
【0018】
また、本発明は、ゲームの進行中に、異なる点数の加算点が付与された石を一定な規則によって所望の着点に着手できるようにすることにより、高い点数の石が死石とならないようにして、また相手が死石となる位置に加算点の付与された石を着手するしかないように誘導することにより、ゲームの緊張感と迫真感を増大させることをまた他の目的とする。
【0019】
また、本発明は、プレイヤーがゲーム進行中に、自分の石が相手の石に囲まれて、一手では自分の石を生かせない位置またはゲームの反転のために少なくとも二手以上が必要な位置に、相手にはばれずに自分のみが分かるヒドン石を少なくとも一回以上使用できるようにすることにより、プレイヤーたちの相互ヒドン石の位置によって多様な逆転機会を付与し、ゲームの興味を倍加させることをまた他の目的とする。
【0020】
また、本発明は、上記のようなゲームの進行状況を表すために、例えば石がマップに着手される瞬間、またはマップから石が死石として除去される瞬間、加算着点や減算着点に石が着手される瞬間など、マップ上に石が着手されるか除去される実時間で点数を点数板に掲示することにより、ゲーム進行者が点数を見て迅速に作戦を駆使できるようにして、ゲームの途中から観戦する人でも、現在の進行状況が容易に把握できるようにすることをまた他の目的とする。
【0021】
また、本発明は、前記のような碁の規則を活用したボードゲームをコンピューターまたは電子娯楽装置で実行できるようにプログラムを提供して、コンピューターを相手としてゲームをすることができるようにして、プレイヤー一人でも、前記ボードゲームを楽しむことができるようにすることをまた他の目的とする。
【0022】
また、本発明は、前記ボードゲームを提供するゲームサーバーを構築し、インターネットに接続したコンピューター使用者を会員として登録させて、オンライン上で接続した相手とゲームを楽しめるようにすることにより、多数の人と多様な形態のボードゲームを楽しむことができるようにすることを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0023】
本発明の一様態によると、本発明は、コンピューターで駆動されるもので、多数個の横線と縦線で構成されるマップを表示し、選択するようにするマップ選択過程と、前記選択したマップ上に置かれる基本点数の付与された一般石、そして加算点の付与された加算点石が異なる比率で混合された多数組の石を表示して、一組の石を選択するようにする石選択過程と、前記選択したマップと石をもって、プレイヤーたちが交互に1手ずつ着手する碁の規則を活用してゲームを進行するが、ゲーム進行過程でマップ上の着点に石が着手される瞬間、その着手された石の点数と着点の点数を合算して実時間で表示し、最終点数の高いプレイヤーが勝者となるようにするゲーム進行過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0024】
また、本発明の他の様態によると、本発明は、コンピューターで駆動されるもので、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、点数が追加される少なくとも一つ以上の加算着点または点数が減算される少なくとも一つ以上の減算着点がそれぞれ異なる色相の点や図形で表示されている多数個のマップを表示して選択するようにするマップ選択過程と、前記選択したマップ上に置かれる基本点数の付与された石で構成された一組の石を選択するようにする石選択過程と、前記選択したマップ上において、選択した石をもってプレイヤーたちが相互1手ずつ交互に着手する一般的な碁の規則を活用してゲームを進行するが、ゲーム進行過程でマップ上に石が着手される瞬間、着手された石の基本点数とその石が着手された加算着点または減算着点の点数とを合算加減して実時間で表示するゲーム進行過程と、前記ゲーム進行中、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して、プレイヤーが確保した地を自分の石で埋めながら実時間で点数を合算して表示するようにして、最終点数の高いプレイヤーを勝者と決定する勝者決定過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0025】
また、本発明の他の様態によると、本発明は、コンピューターで駆動されるもので、M個の横線とN個の縦線で構成された多数個のマップを表示して選択するようにするマップ選択過程と、前記選択したマップ上に着手される石を選択するようにする石選択過程と、前記選択したマップ上に、選択した石を使用してプレイヤーたちが同時に多数個の着点に布石するようにする布石過程と、を含み、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームを進行することを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0026】
また、本発明のまた他の様態によると、本発明は、コンピューターで駆動されるもので、M個の横線とN個の縦線で構成される多数個のマップを表示して選択するようにするマップ選択過程と、前記選択したマップ上に着手される石を選択するようにする石選択過程と、前記選択したマップ上で選択した石をもって、ゲーム進行のための先手を決定するために、プレイヤー相互間に込みの数を入力するようにして、込みベッティングを行う込みベティング過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0027】
また、本発明のまた他の様態によると、本発明は、インターネット可能な会員用端末と連結されるもので、前記会員用端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、石の点数のみが付与される一般着点と点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数または位置がそれぞれ異なる多数個のマップと、基本点数が付与された一般石及び加算点が付与された加算点石がそれぞれ異なる比率で混合されて、前記一般石及び加算点石と異なる色相の点や図形が表示された多数個の布石用石を含む多数組の石を提供して、選択できるようにして、ゲームを希望する相手の会員を選択するようにして、会員端末と相手会員端末に選択したマップと石を提供して、1手ずつ交互に着手する碁の規則にしたがってゲームを進行するが、前記マップ上に石が着手される実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示し、最終的に点数が高い会員を勝者と決定するボードゲームサーバーを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームシステムを提供する。
【0028】
また、本発明のまた他の様態によると、本発明は、前記碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させて、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、前記接続した会員端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を載せる場合に点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数を異ならせた多数個のマップを提供して選択するようにするマップ選択過程と、前記マップ上に着手される多数組の石を提供して選択できるようにする石選択過程と、前記マップと石を選択した後、ゲームを希望する相手の会員を選択するようにする会員招待及び選択過程と、前記ゲームのためにマップと石を選択した会員と、その会員が相手として選択した会員たちの端末に、選択されたマップと石を表示して、碁の規則を活用して交互に石を着手してゲームを進行するが、前記マップ上の着点に石が着手されると、実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示するゲーム進行過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法を提供する。
【0029】
また、本発明のまた他の様態によると、本発明は、前記碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させ、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、前記ボードゲームサーバーに接続した会員端末に、多数個の横線と多数個の縦線で構成された着点の数が異なる多数個のマップを提供して選択するようにするマップ選択過程と、前記マップ上に置かれる多数個の布石用石と、基本点数が付与された一般石と、加算点が付与された加算点石とが異なる比率で混合された多数組の石を提供して、選択できるようにする石選択過程と、前記マップと石を選択した後、ゲームを希望する相手の会員を選択する会員招待及び選択過程と、前記ゲームのためにマップと石を選択した会員と、その会員が相手として選択した会員の会員端末に、選択されたマップと石を表示して、碁の規則を活用して順に石を着手してゲームを進行するが、前記マップ上の着点に石が着手される実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示するゲーム進行過程と、前記ゲーム進行過程で、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して勝者を決定し、そのゲーム結果情報を蓄積管理するゲーム結果処理過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法を提供する。
【0030】
また、本発明の他の様態によると、本発明は、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させて、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、前記ボードゲームサーバーに接続した会員端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されたマップを提供するマップ提供過程と、前記マップ上に着手される色相の異なる多数組の石を提供して選択できるようにする石選択過程と、前記選択したマップと石を使用して、プレイヤーたちが同時に多数個の着点に布石するようにする布石過程とを含み、碁の規則を活用してオンライン上で対戦用ボードゲームを進行することを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法を提供する。
【発明の効果】
【0031】
本発明による碁の規則を利用した対戦用ボードゲームプログラムが記録された記録媒体によると、ゲームは、石を着手する場合、点数が加減される多数個の着点を有する多様な大きさのマップと、基本点数を有する一般石と加算点の付与された加算点石とが混合された石とを含み、碁の規則を活用して進行する。着点に石を着手する実時間で石の点数または着点の点数を合算して表示し、地の計算無しに、表示された点数で勝敗を決定することにより、ゲームの興味が倍加されて、マップの大きさを選択するようにして、ゲームのスピーディーな展開と共に、実時間で対局状況を把握することができる。
【0032】
また、一般的な碁との異なって、同時に多数個の点に布石を行うようにすることにより、プレイヤーの所望の布石状態でゲームを始めることができるようにし、多様な戦略と戦術を具現することができる。
【0033】
また、先手を取るために、相手に込みの数を提示する込み(特別補償点数)ベッティングを行って、より多い込みをベッティングしたプレイヤーが先手としてゲームを進行するようにすることにより、先手者によって支払われる込み(特別補償点数)の条件を客観的に定立することができる。
【0034】
また、ゲームの進行中に、異なる点数の加算点が付与された石を一定な規則によって着点に着手できるようにすることにより、多様なゲーム状況を導くことができるようにして、これを通じて、ゲームの緊張感と迫真感を増大させることができる。
【0035】
また、ゲームの進行中に、少なくとも一回のヒドン石をマップに着手するようにするが、そのヒドン石が位置した着点を相手にばれないように処理した後、ゲームを進行することにより、互いにヒドン石の位置によって多様な逆転機会を付与し、ゲームの興味を倍加させることができる。
【0036】
また、前記のような碁の規則を活用したボードゲームをコンピューターで実行できるようにプログラムを提供して、プレイヤーがコンピューターを相手としてゲームを進行することができるようにして、コンピューター使用者の一人でも、前記ボードゲームを楽しむことができる。
【0037】
また、碁の規則を利用したオンライン対戦用ボードゲームシステムを提供し、前記ボードゲームを提供するゲームサーバーを構築して、ゲームを希望するインターネットに接続したコンピューター使用者を会員として登録させる。これを通じて、コンピューター使用者たちは、オンライン上で接続した相手とゲームを楽しむことができ、したがって、多数の人と多様な形態のボードゲームを楽しむことができる。
【0038】
また、上述のような従来のオンライン碁ゲームの問題点を解決し、子供から大人まで短時間で容易にゲーム規則を習得してすぐに楽しむことができ、また、現在提供される対戦用オンラインゲームの暴力的且つ非教育的な問題点を解決して、多様な人たちがオフラインまたはオンラインでパソコンなどで楽しむことができる。
【0039】
本発明の上述の目的及び効果は、添付の図面を参照して好ましい実施例を詳細に説明することにより、さらに明確にされる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明によって、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームに使用されるマップと石を示したもので、図1(a)は、マップの一実施例を、図1(b)は、石の一実施例を示した図である。
【図2】本発明に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームに使用されるマップの他の実施例を示した図である。
【図3】本発明の一実施例によって、パソコンを利用して碁の規則を活用した対戦用ボードゲーム方法を順次的に示した図である。
【図4】本発明に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームにおいて、石の使用順序の一実施例を示した図である。
【図5】本発明に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲーム方法により、コンピューターのモニタに表示される画面の一実施例を示した図である。
【図6】図6(a)及び図6(b)は、本発明に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームの序盤布陣のために布石された状態の実施例を示した図である。
【図7】図7(a)及び図7(b)は、本発明の一実施例に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームのヒドン石の使用の一実施例を示した図である。
【図8】本発明に係わる、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムの概略的な構成を示したブロック図である。
【図9】本発明に係わる、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムを構成するボードゲームサーバーの一実施例を示したブロック図である。
【図10】本発明によって、図9のボードゲームサーバーを構成するマップ/石選択手段の一実施例を示したブロック図である。
【図11】本発明によって、図9のボードゲームサーバーを構成する会員選択手段の一実施例を示したブロック図である。
【図12】本発明によって、図9のボードゲームサーバーを構成するゲーム進行手段の一実施例を示したブロック図である。
【図13】本発明によって、図9のボードゲームサーバーを構成するゲーム観戦手段の一実施例を示したブロック図である。
【図14】本発明によって、図9のボードゲームサーバーに付加される実時間ベッティング手段の一実施例を示したブロック図である。
【図15】本発明に係わる、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムを利用して、ボードゲームを進行する過程の一実施例を順次的に示した順序図である。
【図16】本発明の一実施例による図15の過程中、ゲーム進行過程のさらに詳細な段階を順次的に示した順序図である。
【図17】本発明に係わる、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムを利用して、ボードゲームを進行する過程の他の実施例を順次的に示した順序図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
本発明は、碁の規則を活用したボードゲームプログラムが記録された記録媒体、及び碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムとそのボードゲーム方法に関する。本発明によると、碁の規則による定石や基本布石などを活用してゲームを進行するが、従来の碁とは異なって、伝統的な碁盤に代わる、M個の横線とN個の縦線で構成されたM×Nの大きさを有するマップと、碁石のような石を使用して、ゲーム終了後、プレイヤーが得た地を数えて勝敗を決定するのではなく、着点に石を着手する度に点数を加減して実時間で表示し、最終点数の高い人がゲームの勝者になる。添付の図面に示された実施例を参照して、以下で本発明をさらに詳細に説明する。
【0042】
まず、図1は、本発明に係わる、碁の規則を活用したボードゲームに使用されるマップと石の一実施例を示したもので、図1(a)は、本発明に使用されるマップ10、図1(b)は、本発明に使用される石20の実施例である。
【0043】
前記マップ10は、碁盤のような形態で、M個の横線とN個の縦線が相互交差するように構成されたM×N個の着点を備え、また、碁の規則で重要視されない各辺に位置した多数個の着点を選択して表示した加算着点12と、碁で定石とされて、布石時に重要な位置を占める点から多数個の着点を選択して表示した減算着点11を有する
【0044】
この際、前記マップ10は、横線Mの数は、5≦M≦19とし、縦線Nの数は、5≦N≦19として構成することができて、前記減算着点11は、定石で主に布石に使用される多数個の着点を設定して一つの色で表示し、前記加算着点12は、重要ではない辺の着点から多数個を設定して、異なる色で着点を表示する。ここで、前記マップの大きさは、特にプレイヤーの規則熟練程度やゲームの進行速度を考慮して、5×5、11×11、15×15、19×19などに設定することが好ましい。
【0045】
また、前記マップ10aは、図2に示されたように、碁盤のような形態で、M個の横線とN個の縦線が相互交差するように構成されたM×N個の着点を有して、前記加算着点または減算着点に代わって、前記横線と縦線により形成された空間の中、隣接した少なくとも二つ以上の空間を異なる色相で彩色した加算領域13または減算領域14を設定して、前記加算領域13に含まれた着点に石を着手する場合は、設定された加算点を石の点数に追加して合算し、前記減算領域14に含まれた着点に石を着手する場合は、設定された減算点を、得点した点数から差し引くようにする。即ち、前記加算領域13内の全ての着点は、加算着点に設定されて、前記減算領域14内の全ての着点は、減算着点に設定される。
【0046】
次に、前記マップ10上に着手される一組の石20は、碁石のような形態で二種の色相を有し、布石に使用するために、前記二種の色相の石のぞれぞれに、前記石の色相と異なる色相の点や図形が表示された(例えば、白色と黒色の石にそれぞれ赤色点が表示される)布石用石21と、布石後、ゲーム進行中に使用されて且つ前記布石用石21とは異なる色相で表示された(例えば、白色と黒色の石にそれぞれ黄色点が表示される)加算点石22と、一般石23とに区分し、プレイヤーが石21、22、23を区分することができるようにする。一実施例として、前記布石用石21は5点、加算点石22は3点、一般石は1点を付与することができる。
【0047】
また、前記のような一組の石には、一般石の点数を1点、加算点石の点数を2、3、4点などのように、差等的に多様な加算点を有するように設定して、この際、前記一般石と加算点石との混合比率は、N1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であって、N1≧N2≧…≧Nnである)で構成できる。
【0048】
上記のようなマップ10または石20を利用してゲームを進行するための規則は、次のようである。(1)布石は、多数個の布石用石21を所望の位置に同時に着手する。(2)布石後、込み(特別補償点数)ベッティングを通じて、より多い込みをベッティングしたプレイヤーを先手とする。この際、布石前に込みベッティングを行うこともできる。(3)ゲーム進行過程において、加算点石22は、前記一般石と加算点石の混合比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であって、N1≧N2≧…≧Nnである)である場合、1手から一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手まで、一般石23と加算点石22をそれぞれN1、…、Nn回ずつ着手して、その後、前記一般石23と加算点石22が着手された手順により、各一般石または加算点石を反復的に使用するようにする。例えば、1点の一般石N1、2点の加算点石N2、3点の加算点石N3が5:3:2の比率で混合されている場合、一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+N3)は10であり、その比率の合の手以内である1手から10手まで、一般石N1は5回、2点の加算点石N2は3回、3点の加算点石N3は2回着手することができて、次の着手手順から10手毎に(11手から20手、21手から30手まで)、前記1手から10手までに一般石と加算点石を使用した手順によって、一般石と加算点石を反復的に使用することができる。即ち、プレイヤーが自分の着手順番で、1手−一般石、2手−一般石、3手−2点の加算点石、4手−3点の加算点石 、5手−一般石、6手−3点の加算点石、7手−一般石、8手−2点の加算点石、9手−一般石、10手−2点の加算点石を着手して、一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合である10手以内に一般石5回、2点の加算点石3回、3点の加算点石2回などを着手したならば、11手から20手、21手から30手までなど、10手単位で前記1手から10手までの一般石と加算点石の使用手順と同一に一般石と加算点石を着手することができる。(4)各プレイヤーが相手の予想着点位置を予め記載するようにして、相手がその誘引着点に石を着手した場合、ボーナス点数を付与する。(5)ゲームの進行中、プレイヤーがゲームの重要な転機(turning point)と思われる時に使用できるヒドン石(使用者には見えるが、相手には見えない石)を提供する。(6)ゲーム進行及び終了時、点数の計算は、石がマップに着手される実時間で石と着点の点数を合算して、着手された石の点数+込み+ボーナス点数+加算着点の点数−減算着点の点数で勝敗を決定する。この際、前記(1)乃至(6)の規則は、ゲーム進行中にいずれか一つ以上を選択的に使用することもできる。
【0049】
上記のような規則以外は、プレイヤーたちが互いに1手ずつ交互に着手する一般的な碁の規則によってゲームを進行し、特に碁の規則と定石が分からなくても、相手の石を取り除く死石の概念が分かる人ならば、前記規則によってゲームを進行することができる。
【0050】
次に、図3は、本発明に係わる、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームが記録された記録媒体をコンピューターで駆動して、対戦用ボードゲームを実行する過程を示したもので、前記図1のようなマップと石をコンピューターのモニタにディスプレイして、以下のような方法によりボードゲームが進行されるようにプログラムが駆動される。
【0051】
その方法は、(A)コンピューターに、碁の規則を活用したボードゲームが内装された記録媒体を挿入し駆動させるプログラム駆動過程と、(B) M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数または位置が異なる多数個のマップを表示して、一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、(C)前記選択したマップ上に着手されて、多数個の布石石と、基本点数が付与された一般石と、加算点が付与された加算点石とが異なる比率で混合された、色相の異なる多数組の石を表示して、一組の石を選択するようにする石選択過程と、(D)前記選択したマップ上で選択した石をもって碁の規則を活用してゲームを進行するが、ゲーム進行過程でマップ上に石が着手される瞬間、その着手された石の点数とその石が着手された着点の点数を合算して実時間で表示し勝者を決定するゲーム進行過程を含めて構成する。
【0052】
この際、(B)のマップ選択過程で提供されるマップは、加算着点または減算着点を備えず、着点の数だけを異ならせて提供することもでき、(C)の石選択過程で提供される石は、基本点数のみが付与された、色相の異なる一般石を提供することもできる。
【0053】
また、(E)前記ゲーム進行過程(D)の前に、プレイヤーたちが少なくとも二つ以上の着点に同時に布石するようにする同時布石過程をさらに含むことができる。
【0054】
また、前記ゲーム進行過程(D)の前または前記布石過程(E)の後に、(F)先手を決定するために、プレイヤー相互間に込み(特別補償点数)の数を入力するようにして、より多い数の込みを入力したプレイヤーを先手として決定する込みベッティング過程をさらに含めて構成することもできる。
【0055】
前記図3に説明した(A)過程から(D)過程で構成されるか、前記(D)過程中に実行される(E)過程、または(F)過程をさらに含めて構成された本発明の碁の規則を活用した対戦用ボードゲーム方法は、一つの記録媒体に記録されたプログラム形態として提供され、パソコンのハードディスクに設置するか、CD−ROM、DVD−ROM、またはその他の多様な再生装置で駆動されるようにする。これは、パソコン保有者が、前記対戦用ボードゲームプログラムが記録された記録媒体を購入して、一人でもコンピューターを相手としてゲームを楽しむことができるようにするためのものである。
【0056】
前記各段階をさらに詳細に説明すると、前記(B)のマップ選択過程は、図1及び図2に示されたように、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数または位置をそれぞれ異ならせて備えた多数個のマップ、またはM個の横線とN個の縦線が相互交差するように図示されたM×N個の着点を有して、前記横線と縦線が交差して形成された少なくとも二つ以上の隣接した空間を異なる色相で表示した加算領域または減算領域を設定して、その異なる色相で図示された領域に含まれた着点に加算点または減算点が設定された多数個のマップを提供して、コンピューター使用者(以下、プレイヤーという)が、このような多数のマップからある一つのマップを選択できるようにする過程である。この際、前記マップの大きさは、5≦M≦19個の横線Mと、5≦N≦19個の縦線Nで構成されて、ゲームの進行速度とゲームの水準などを考慮し、11×11、15×15、19×19のいずれか一つが好ましい。また、加算着点、減算着点または加算領域、減算領域の数及び大きさの異なるマップを提供して、プレイヤーが選択できるようにする。
【0057】
次に、(C)の石選択過程で提供される一組の石は、多数個の布石用石と、一般石及び加算点石を一定な比率で混合して提供される。即ち、前記一組の石は、一般石と、 一般石より点数が大きい少なくとも1種以上の加算点石とを含み、一般石と加算点石は、N1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石23の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であって、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されて提供される。したがって、プレイヤーに布石用石の数及び点数、加算点石の種類と数、一般石と加算点石の混合比を異ならせた多数組の石が提供されて、各プレイヤーがこれらから一組の石を選択できるようにする。
【0058】
一実施例として、1組の加算点石と一般石が、図4に示されたように1:4の比率で混合されており、最初の5手以内に加算点石22の使用始点を決定し、3手目に着手したならば、それ以後は、加算点石22は、3手を基準に5手目毎に、即ち、8手、13手、18手などに、一回ずつ使用してゲームを進行する。
【0059】
以下、前記(B)過程と(C)過程で選択されたマップと石をコンピューター上で具現する一方法を説明する。上記方法によると、図5に示されたように、プレイヤーのコンピューターモニタ80に、選択したマップ81を中央に配置して、左側に相手方(コンピューター)用の石82を、右側にプレイヤーの石83を位置させて、スクリーン上端に点数板84をディスプレイしてゲームの進行を準備する。また、プレイヤーまたは相手が石を使用する順番が来ると、一般石85と加算点石86を区別して表示し、これを選択して使用できるようにする。
【0060】
次に、前記(D)のゲーム進行段階は、碁のように、互いに一手ずつ交互に石をマップに着手してゲームが進行される。この際、前記一組の石は、布石用石を除いて、一般石より点数が大きい1種以上の加算点石を含み、一般石と加算点石は、N1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されて提供されるため、前記一般石と前記加算点石を1手から、前記比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手まで、それぞれN1、N2、...、Nn回ずつ着手するようにする段階と、前記一般石と加算点石は、N1、N2、...、Nn回ずつ着手された後、次の手順から、最初に一般石と加算点石が着手された手順によって、各一般石23と加算点石22を反復的に使用するようにする段階とを含み、マップ上にそれ以上石を着手する着点がなくなるまでゲームを進行する。
【0061】
ここで、一般石と加算点石の使用方法に対する他の実施例として、1点の一般石(N1)と3点の加算点石(N3)が4:1の比率で混合されている場合、最初の1手から5手まで加算点石を1回、一般石を4回使用する。この際、加算点石を3手目に使用したならば、次の5手毎に加算点石を再び一回ずつ使用してゲームを進行する。例えば、加算点石は、6手から10手、11手から15手の間の8手目、そして13手目に使用される。
【0062】
上記のように、(D)のゲーム進行過程を通じてゲームが進行される間、一般石と加算点石がマップ上の一般着点に着手される実時間で該当点数が加算されて、点数板84に表示される。また、ゲームの進行中にマップ上の加算着点または減算着点に石が着手されたら、その加算着点の点数を合算するか、減算着点の点数を差し引いた最終点数が点数板84に表示されて、一方のプレイヤーの石の布陣により相手方の石を死石として取り除く場合、相手の点数から、取り除かれた石の点数だけ差し引いた点数が点数板84に表示される。
【0063】
上記のように、ゲームが進行される間、実時間で点数を表示して、最終点数がより大きい人が勝者となる。前記ゲームの進行中、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して、ここで各プレイヤーが確保した地を自分の石で埋めながら、実時間で点数を合算して表示するようにし、最終点数がより高いプレイヤーを勝者と決定する勝者決定過程をさらに含めて構成することができる。
【0064】
前記勝者決定過程は、プレイヤー相互間にそれ以上石を着手する着点が存在しない場合、ゲームを終了して、相互間に確保した地を一般石で埋めた後、埋める石の点数を点数板に合算する段階と、前記点数板に合算された点数を判定して、より高い点数を獲得したプレイヤーまたはコンピューターを勝者と決定する段階とで構成される。
【0065】
そして、上記のようにゲーム進行過程中にゲームの反転と迫真感、そして戦略性を向上させるために、本発明の記録媒体に記録された碁の規則を活用したボードゲームプログラムは、(D−1)相手が着手すると予想される位置に誘引点を設定して、その誘引点に相手が着手する場合、ボーナス得点ができる誘引着点実行過程と、(D−2)少なくとも一回のヒドン石を使用するヒドン石使用過程とをさらに含めて構成することができる。
【0066】
前記(D−1)の誘引着点実行過程は、プレイヤーに前記選択したマップ上で選択した石で、相手が着手する位置を予測して誘引するための誘引着点を入力するようにして、その誘引着点の点数を設定する誘引着点設定段階と、前記誘引着点に相手が石を着手する場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定したプレイヤーに、予め設定されたボーナス点数を付与して点数に合算する点数合算段階とで構成される。また、前記誘引着点を設定した後、相手が誘引着点に着手しないまま、10手乃至20手が経過すると、誘引着点が自動に消滅する段階をさらに含めて、誘引着点を短時間内に使用するように、相手のプレイヤーを誘導する作戦と戦略を立てるようにすることもできる。
【0067】
また、前記(D−2)のヒドン石使用過程は、ゲームの進行の途中、相手のプレイヤーにばれずに一手が打てるヒドン石の使用を要請して、所望の着点に前記ヒドン石を着手するようにするヒドン石着手段階と、前記ヒドン石の着点に相手のプレイヤーが石を着手するか、プレイヤーがヒドン石と連係した石で相手の石を包囲し死石として除去する場合、ヒドン石を相手のプレイヤーが分かるように表示するヒドン石表示段階とで構成される。
【0068】
図6は、前記ヒドン石の使用過程の一実施例を示したもので、図6(a)に示されたように黒石が白石に包囲されているが、黒石が4目を有しているため、白石をもったプレイヤーは、黒石を死石として取り上げることができない。しかし、黒石をもったプレイヤーが二手以上そこに打たない場合、白石をもったプレイヤーが黒石を取ることができる。このような状況が発生した場合、白石をもったプレイヤーは、ヒドン石の使用を要請して、着点2の位置にヒドン石Aを着手する。この際、前記ヒドン石は、これを使用したプレイヤーの端末にのみ表示されて、黒石をもったプレイヤーはヒドン石を見ることができない。したがって、黒をもったプレイヤーがそこにヒドン石が位置したことを知らずに、他のところに次の手を打ったとしたら、白をもったプレイヤーは、図6(b)に示されたように、次の手として着点1の位置に白石を打つようになる。上記のように、黒の地に二つの白石が位置すると、次の手順により黒石は死石となる。しかし、黒石をもったプレイヤーがヒドン石の位置を予測して、1または2の着点に黒石を着手する場合、白をもったプレイヤーのヒドン石の使用は、無用のものになる。
【0069】
次に、前記(E)の布石過程は、選択したマップ上において、プレイヤーとコンピューターの両者とも少なくとも二つ以上の所望の着点に同時に布石を実施するが、相手(コンピューター)の布石はプレイヤーに見えないようにする布石段階と、前記布石の最後の手を打った後、プレイヤーとコンピューターの布石を全てマップ上に表示する布石表示段階と、前記プレイヤーとコンピューターの布石を点検して、同じ着点に布石が重なっているかどうかを確認する布石位置確認段階と、プレイヤーとコンピューターの布石の重なる着点がなければ、布石を終了する布石終了段階とで構成される。また、前記プレイヤーとコンピューター相互間に同時に布石した着点が重なる場合、その重なった布石着点には、プレイヤーたちの布石用石を表示せず、その重なった着点に加算点を付与し、一般着点と異なる色相の点や図形で表示した加算着点、重なった着点に減算点を付与し、加算着点と異なる色相の点や図形で表示した減算着点、またはプレイヤーたちの誰もが着手できないように禁止着点に設定した後、布石を終了する段階をさらに含めて構成することもできる。
【0070】
一実施例として、図7の(a)に示されたように、白石をもったプレイヤーが(3、4)、(4、3)、(11、11)に布石して、黒石をもったプレイヤーが(4、10)、(5、12)、(11、4)に布石したならば、相互プレイヤーの布石が重なる着点がないため、プレイヤー相互間に布石が見えるように端末に表示する。しかし、白石をもったプレイヤーが(4、6)、(5、4)、(11、4)に布石して、黒石をもったプレイヤーも同時に(10、12)、(11、4)、(12、11)に布石したならば、図7の(b)のように(11、4)の布石位置が重なってしまうため、この場合は、重なったA着点の布石用石21を全て取り除いた後、そのA着点を加算着点または減算着点に設定するか、禁止着点にしてゲームを進行することもできる。この際、前記布石用石21がマップ10に置かれる瞬間、布石用石21の点数(例えば、5点の布石用石を使用したならば、図7の(a)の場合、それぞれ15点、図7(b)の場合は、それぞれ10点)を合算して、点数板に表示する。また、前記布石の数は、マップの大きさによって選択的に使用することもできる。
【0071】
次に、前記(G)の込みベッティング過程は、ゲームの開始と同時にまたは布石が完了した後、先手を取るために、相手に与える込みの数を入力するようにする段階と、プレイヤーの込みが入力されると、コンピューターとプレイヤーがベッティングした込みを表示する段階と、込みをより多くベッティングした側を先手として、後手の点数板に、先手がベッティングした込みだけの点数を加算する段階とで構成される。
【0072】
また、前記ベッティングした込みが同一な場合、再び両側プレイヤーにベッティングする込みを入力するようにして、込みベッティングを繰り返す段階と、ベッティングされた込みが連続的に同一な場合、石の選択(stone selection)を行って先手を決定し、後手の点数板に、ベッティングされた込みを加算する段階とをさらに含めて構成することもできる。
【0073】
上記のように、(A)過程乃至(E)過程、または前記過程に(F)過程と(G)過程のいずれか一つまたは全てをさらに含む、碁の規則を活用した対戦用ボードゲーム方法は、コンピューターで駆動可能なプログラムとして製作され、記録媒体に記録された状態で、パソコン保有者たちに提供される。
【0074】
次に、図8は、本発明の一実施例に係わる、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムの概略的な構成を示したブロック図であって、前記システムは、会員端末200とボードゲームサーバー100を含む。
【0075】
前記ボードゲームサーバー100は、前記会員用端末200と、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、石の点数のみを付与する一般着点と、予め設定された点数が追加される加算着点または予め設定された点数が減算される減算着点の数または位置を異ならせた多数個のマップと、前記マップ上に着手される多数個の布石石、基本点数が付与された一般石及び加算点が付与された加算点石がそれぞれ異なる比率で混合された多数組の石とを提供する。前記多数のマップと石を提供することにより、前記ボードゲームサーバー100は、マップ及び一組の石が選択されるようにする。なお、前記ボードゲームサーバー100は、会員がゲームを希望する相手の会員を選択するようにして、会員端末と相手の会員端末に選択したマップと石を提供して、碁の規則にしたがってゲームを進行するが、ゲーム進行中、前記マップ上の着点に石が着手される実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを加減して結果を点数板に表示し、最終的に点数が高い会員を勝者と決定するようになる。
【0076】
次に、図9は、図8のボードゲームサーバーの概略的な構成を示したもので、前記ボードゲームサーバー100は、会員登録/認証手段110、会員情報DB120、マップ/石選択手段130、会員選択手段140、ゲーム進行手段150及びゲーム結果処理手段160を含む。前記会員登録/認証手段110は、インターネット使用者たちの会員登録要請を受け付け、個人情報を入力させて検証した後、会員として登録してID/パスワードを提供し、登録された会員がID/パスワードを入力して接続を要請する場合、これを認証して接続を許容する。前記会員情報DB120は、前記登録した会員の個人情報及びゲームに関する諸般情報を蓄積管理する。前記マップ/石選択手段130は、前記登録認証を受けて接続した会員がボードゲーム進行を希望する場合、マップと碁石を選択するようにする。前記会員選択手段140は。前記マップと石を選択した会員が、ゲームを希望する相手の会員を選択するようにする。前記ゲーム進行手段150は、前記選択した会員と接続させて、石がマップ上に着手される実時間で石の点数と着点の加算点または減算点とが合算して表示されるように、ゲームの進行を誘導する。前記ゲーム結果処理手段160は、前記ゲームが終了すると、ゲームの勝者を決定して、そのゲーム結果を会員DBに蓄積する。
【0077】
また、前記会員情報DB 120には、会員に関する一般的な情報と、マップ別のゲーム回数、勝敗回数、ゲーム棋譜、ゲームレベル(水準)などが蓄積されていて、他の会員とゲームを希望する会員の要請によって、ゲームに関する他の会員の情報を見ることができるようにする。
【0078】
また、前記マップ/石選択手段130は、ゲームを希望する会員が、自分のゲームレベルやゲームを楽しめる時間などを考慮してマップと石を選択できるようにするために、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、石の点数のみを付与する一般着点と点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数と位置が異なる多数個のマップを提供するか;またはM個の横線とN個の縦線が相互交差するように図示されたM×N個の着点を有して、前記横線と縦線が交差して形成された少なくとも二つ以上の隣接した空間を異なる色相で表示した加算領域または減算領域を設定して、その異なる色相で図示された領域に含まれた着点に加算点または減算点を付与する多数個のマップを提供する。この際、前記マップは、5≦M≦19個の横線Mと、5≦N≦19個の縦線Nで構成されて、特にゲーム時間及びレベルなどを考慮し、11×11、15×15、19×19のいずれか一つが好ましい。ここで、前記加算着点と減算着点、または加算領域と減算領域は、固定されず、会員たちが選択できるように多様な形態で提供される。
【0079】
また、前記マップと共に提供される石としては、布石用石、加算点石、一般石が一定比率で混合し、色相をそれぞれ異ならせた多数組の石を提供して、所望の色相を有する一組の石を選択できるようにする。
【0080】
したがって、前記マップ/石選択手段130は、図10に示されたように、着点設定部131、マップ提供部132、石設定部133及び石提供部134を含む。前記着点設定部131は、M個の横線とN個の縦線を有する多様な大きさのマップによって、加算着点と減算着点を設定し、前記マップ提供部132は、前記着点設定部131で設定された加算着点及び減算着点を有する多様な大きさのマップを会員端末に伝送して選択できるようにして、前記石設定部133は、前記布石用石の数と点数、N1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されるように、一般石及び加算点石の数及び点数を設定して、前記石提供部134は、前記設定された各組の石の色相を異ならせて会員端末に伝送し、会員が選択できるようにする。
【0081】
この際、会員たちが選択したマップに、加算着点と減算着点を選択できるように、加算着点と減算着点の数と位置を入力するようにする着点入力部135と、布石石と一般石と、少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石とを含み、一般石と加算点石の混合比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)となるように、布石石、一般石及び加算点石の数と点数を入力するようにする石の比率入力部136をさらに含めて、会員自らマップと石を設定するようにすることもできる。
【0082】
また、前記着点入力部135は、加算領域や減算領域を設定するために、前記領域の範囲及び位置、そして領域に含まれた着点の点数などを入力して設定することもできる。
【0083】
次に、前記会員選択手段140は、前記ボードゲームサーバーに接続してマップ/石選択手段130からゲームに使用するマップと石を選択した会員が、ゲーム相手の会員を選択または招待するようにする。前記会員選択手段140は、図11に示されたように、自分が選択したマップと石に関する情報を表示して、そのマップ上でゲームを希望する相手の会員を招待するための招待ルーム開設部141と、前記招待ルームに入場した会員の中、所望の会員を選択すると、同じマップを、選択された会員の会員端末に伝送し、ゲームに使用する一組の石の色相を選択するようにするゲーム連結部142とで構成される。また、マップを選択しなかった会員が、所望のマップをもって招待ルームを開設した会員たちを選択できるようにする招待ルーム検索部143と、前記招待ルーム検索部で検索された招待ルームを選択して入場させるための招待ルーム選択部144とをさらに含み、マップ/石選択手段を経ることなく、直にゲーム相手の会員を選択するように構成することもできる。
【0084】
次に、前記ゲーム進行手段150は、前記会員選択手段140を介してゲームを進行するための相手選定と準備作業が完了した後、前記会員たちの会員端末に表示されたマップと石を利用して布石を行うか、込みベッティングによって先手を決定してゲームを進行し、そのゲームが進行中、マップ上に石が着手される度に、着手された石の点数と着点の点数とを実時間で合算して表示する手段として、基本的には先手から一般石と加算点石を、その混合された比率に該当する手順によってマップ上に着手するようにしてゲームを進行するゲーム進行部153と、前記ゲーム進行部153を介してマップ上に石が着手されると、石の点数と着点の点数とを合算して、実時間でゲーム進行中の会員端末に表示する点数表示部155とを含めて構成する。ここで、前記ゲーム進行部153は、前記一般石と前記加算点石を1手から、前記比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手までそれぞれN1、N2、…、Nn回ずつ着手するようにして、前記一般石と加算点石がN1、N2、…、Nn回ずつ着手された後、次の手順から、先に一般石と加算点石が着手された手順によって、一般石と加算点石を再び反復的に使用するようにする手順でゲーム進行を誘導する。
【0085】
また、図12に示されたように、布石部51と込みベッティング部152が選択的に含まれるか、全て含まれることができる。前記布石部51は、マップ上に、プレイヤー相互間に相手のプレイヤーに見えないように多数個の布石用石を所望の着点に位置させた後、相互布石用石が重なっている着点があるかを判断して、重なる着点がない場合、プレイヤー相互間に分かるように布石用石を表示して、布石した布石用石が重なっている着点がある場合、プレイヤーたちに通報し、その重なった着点にはプレイヤーたちの布石用石を除去して表示せず、その重なった着点に加算点を付与し、一般着点と異なる色相の点や図形で表示した加算着点を設定するか、または重なった着点に減算点を付与し、加算着点と異なる色相の点や図形で表示した減算着点に設定し、前記込みベッティング部152は、前記布石部を通じて布石が完了すると、プレイヤーたち相互間に先手を取るために、相手のプレイヤーに与える込みをベッティングするようにして、より多い込みをベッティングしたプレイヤーを先手と決定して、後手になったプレイヤーに、先手がベッティングした込みの点数を与える。
【0086】
また、誘引着点設定部156とヒドン使用部154が選択的に含まれるか、全て含まれることもできる。前記誘引着点設定部156は、前記選択したマップと石で、相手が着点する位置を予測して誘引着点を設定するために、その誘引着点を入力するようにして、前記誘引着点に相手が石を載せた場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定した会員に、設定されたボーナス点数を付与し、前記ヒドン使用部154は、前記ゲーム進行部153を通じてゲームの進行途中、相手のプレイヤーにばれずに一手が打てるヒドン石の使用を要請して、所望の着点にヒドン石を着手するようにして、その後、前記ヒドン石の着点に相手のプレイヤーが石を着手するか、次の手順によってヒドン石と連係した石で相手の石を死石として除去する場合、ヒドン石を相手のプレイヤーが分かるように表示する。
【0087】
次に、前記ゲーム結果処理手段160は、前記ゲーム進行手段150を通じて、布石、込みベッティング、ヒドン石の使用などでゲームが進行されると同時に実時間で表示されるプレイヤーたちの最終点数を利用して勝者を決定し、勝者に多様なボーナス(サイバーマネー、レベルアップなど)を提供して、会員情報DBに蓄積するための勝者決定部と、前記勝者が決定されることにより終了した会員間のゲーム内容を、手順によって蓄積管理する棋譜蓄積部とを含んで構成される。
【0088】
また、上記のように構成されたボードゲームサーバーに付加して、図13に示されたように、会員間に進行されているゲーム目録を提供して選択できるようにする進行ゲーム目録提供部171と、前記進行ゲーム目録提供部171から会員が選択した進行中のゲームを、その会員端末に伝送して観戦できるようにする進行ゲーム観戦部172と、既に終了したゲームのマップ種類によってゲーム目録を提供し、接続した会員が選択できるようにする棋譜目録提供部173と、前記棋譜目録提供部173から会員が選択した棋譜を、ゲームが行われた時間及び会員情報と共に、目録を選択した会員端末に伝送し、再び見ることができるようにする棋譜再生部174とから構成されたゲーム観戦手段170をさらに含めて構成することにより、プレイヤーたちだけではなく、前記ボードゲームサーバーに接続した多数の会員が現在進行中のゲームを実時間で観戦できるようにして、既に終了したゲームであっても、棋譜目録からこれを選択して再び観戦できるようにする。
【0089】
また、前記観戦手段170を通じて、現在進行されているゲームを観戦しながら、開始前、布石後、込みベッティングによる先手決定後、またはヒドン石使用前・後などに、実時間で勝者を予測してベッティングを行い、ゲーム終了後、ベッティングに対する結果を確認して補償を実施する実時間ベッティング手段180をさらに含めて構成することができる。
【0090】
前記実時間ベッティング手段180は、図14に示されたように、ベッティング情報提供部181、ベッティング要請部182、ベッティング金額入力部183、ベッティング情報蓄積部184及びベッティング結果処理部185を含む。前記ベッティング情報提供部181は、実時間でゲームを観戦する会員端末のモニター上に、現在のベッティング時期におけるベッティング会員数、ベッティング金額、予想勝率などのベッティング状態情報を提供し、前記ベッティング要請部182は、前記ベッティング情報によってベッティングする時期を決定し、ベッティングを要請して、前記ベッティング金額入力部183は、前記ベッティング要請部182を介してベッティング時期を決定した後、ベッティング金額を入力し、前記ベッティング情報蓄積部184は、前記入力した金額でベッティングが完了したことを通知し、このベッティング情報を蓄積して、前記ベッティング結果処理部185は、前記ゲームが終了した後、決定された勝敗によって、ベッティングに失敗した会員たちの金額は会員情報DBから削減して、ベッティングで勝利した会員たちのベッティング金額によって配当金を策定し、会員情報DBに合算する。このために、会員たちが登録する場合、サイバーマネーを支給してベッティングに使用できるようにし、積み立てられたサイバーマネーを利用して、前記ボードゲームサーバーの利用料が納付できるようにして、このような方式でボーナスも提供される。
【0091】
上記のように構成された本発明の碁の規則を活用した対戦用オンラインボードゲームシステムを利用した対戦用ボードゲームの実行方法は、図15に順次的に示されたように、(i)会員登録及び認証過程、(ii)マップ選択過程、(iii)石選択過程、(iv)会員招待及び選択過程、(v)ゲーム進行過程、(vi)ゲーム結果処理過程から構成される。
【0092】
まず、(i)の会員登録及び認証過程は、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームを提供するボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させて、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する過程である。
【0093】
次に、(ii)のマップ選択過程は、前記接続した会員端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する一般着点と、所定着点に石を着手する場合に点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数または位置を異ならせた多数個のマップを提供して選択するようにするマップ選択過程であって、前記ボードゲームサーバーでM×N個の着点を有する多様な大きさのマップを提供する段階と、前記提供されたマップから、ゲーム水準やゲーム時間を考慮して一つのマップを選択するようにする段階と、前記選択されたマップ上に位置する加算着点及び減算着点の位置を会員に入力させて表示する段階とから構成され、このような方式で、前記マップの加算着点及び減算着点を会員が直接入力するようにしてゲームを進行することもできる。
【0094】
次に、(iii)の石選択過程は、前記マップ上に着手されて、多数個の布石石、基本点数が付与された一般石、加算点が付与された加算点石が異なる比率で混合された多数組の石を提供して、一組の石を選択できるようにする過程である。前記提供される各組の石は、布石石と一般石、そして少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石を含み、一般石と加算点石は、その比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)となるように混合して提供する。
【0095】
また、前記それぞれ色相の異なる多数組の石を提供する段階と、前記提供された多数組の石から二種類の色相を選択して、布石石と一般石、そして少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石を含み、一般石と加算点の混合比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)となるように、一般石及び加算点石の数及び点数を入力するようにする段階と、前記入力された比率及び点数によって、2種の石の布石石、加算点石及び一般石を設定する段階とを含み、これを通じて、前記石の種類と種類別の点数及び混合比率を、会員が端末を介して直接入力し、ゲームを進行するようにすることもできる。
【0096】
次に、(iv)会員招待及び選択過程は、前記マップと石を選択した後、ゲームを希望するゲーム相手の会員を選択する過程であって、(iv-1)ゲームを希望する会員が選択したマップと石に関する情報を表示して、他の会員を招待するための招待ルームを開設した後、他の会員がその招待ルームに入場しゲーム意思を打診して、ゲーム相手として選択される過程と、または、(iv-2)ゲームを希望する会員が、自分の水準に合うマップ情報を表示した他の会員の招待ルームに入場しゲーム意思を打診した後、ゲーム相手として選択される過程とを含むことができる。
【0097】
前記(iv-1)の過程は、会員が選択したマップと石に関する情報を表示して、ゲームを希望する他の会員を招待するための招待ルームを開設するようにする段階と、前記開設された招待ルームに入場した会員と個別的なコミュニケーションを通じてゲーム意思を打診する段階と、前記接触した会員たちから一人の会員を選択する段階とで構成されて、(iv-2)の過程は、ゲームを希望する会員がマップと石を選択せず、他の会員たちの招待ルームを検索し、自分の所望のマップと石を有している会員の招待ルームを選択するようにする段階と、前記選択した招待ルームに入場し、その会員にゲーム意思を打診する段階と、前記招待ルームを開設した会員が、ゲーム意思を打診した他の会員たちから会員端末を通じて相手を選択することを待機する段階とで構成されて、もし前記会員が招待ルームを開設した会員からゲーム相手として選択されなかった場合は、前記過程を組み返してゲーム相手を選択するようにする。
【0098】
次に、(iv)の会員招待及び選択過程を通じてゲーム相手が選択されたら、二人の会員の端末に、一人の会員が選択したマップと石が表示されるようにしてゲームを準備する。
【0099】
次に、(v)のゲーム進行過程は、前記ゲームのためにマップと石を選択した会員と、その会員がゲーム相手として選択した会員たちの会員端末に、選択されたマップと石を表示して、碁の規則を活用してゲームを進行するが、前記マップ上の着点に石が着手されると、実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示する過程であって、前記(v)のゲーム進行過程は、前記一般石と前記加算点石を1手から、前記一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手まで、それぞれN1、N2、...、Nn回ずつ着手するようにする段階と、前記一般石と加算点石が、1手から前記混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手までN1、N2、...、Nn回ずつ着手された後、前記混合比率の合と同じ数の石が着手される度に、一般石と加算点石の最初の着手手順によって、各一般石23と加算点石22を反復的に使用するようにする段階とで構成される。
【0100】
また、前記一般石や加算点石がマップ上に着手される度に、その石に該当する点数を、点数板に表示された点数に合算して結果を表示する段階と、前記石がマップ上の加算着点や減算着点に着手される場合、点数板に表示された点数にその着点の加算点数または減算点数を合算して結果を表示する段階と、一方のプレイヤーが端末を通じて石を着手して相手のプレイヤーの石を死石にして除去する場合、除去される石の点数だけ、点数板に表示された相手の会員の点数から減算して結果を表示する段階と、前記マップ上にそれ以上着手する着点がなくなるまで前記過程を反復的に行う段階とを含めて構成される。
【0101】
また、プレイヤーが多様な作戦と戦略を立てられるようにするために、前記(v)のゲーム進行過程は、前記選択したマップと石で、相手が着手する位置を予測して誘引するための誘引着点を入力するようにして、その誘引着点の点数を設定する段階と、前記誘引着点に相手が石を着手する場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定したプレイヤーに、定められたボーナス点数を付与して点数を合算する段階とをさらに含めて構成されることもできる。
【0102】
この際、誘引着点の使用に限界を置くために、誘引着点を設定した後、プレイヤーたちが誘引着点に着手しなかったまま10手乃至20手が経過すると、誘引着点が自動に消滅される段階をさらに含むことにより、誘引着点の使用を促進し、多様な戦術が採択できるようにする。
【0103】
また、前記(v)のゲーム進行過程は、ヒドン石の使用段階をさらに含むことができる。前記ヒドン石の使用段階は、相手には見えないヒドン石を使用する時点を決定し、ヒドン石を所望の着点に位置させることができるようにヒドン石の使用を要請する段階と、前記ヒドン石の使用要請を相手に通報する段階と、前記ヒドン石の使用の通報後、相手の会員には見えないようにして、ヒドン石を所望の着点に着手するようにする段階と、前記相手の会員にはヒドン石が見えない状態で次の手を進行するようにしてゲームを進行する段階と、から構成されたヒドン石の使用段階をさらに含み、ゲームの反転と手の戦いに緊迫感を感じることができるようにすることもできる。
【0104】
この際、前記ヒドン石の使用後、相手が、ヒドン石が使用された着点に石を着手しようとする場合、ヒドン石を一般石に転換して相手に見えるように表示し、その着点に相手が石を打てないようにする段階、または前記ヒドン石と連係された、マップ上に置かれたヒドン石使用者の他の石により、相手の石を死石として除去するか、ヒドン石が死石となる場合、ヒドン石を一般石に転換して、相手に見えるようにする段階をさらに含めて、相手がヒドン石を探し出すための手読みの戦いを通じて、さらに緊張感あふれるボードゲームを進行することができる。
【0105】
次に、前記(vi)ゲーム結果処理過程は、前記ゲーム進行過程で、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して勝者を決定し、そのゲーム結果情報を蓄積管理する過程である。前記(vi)ゲーム結果処理過程は、前記ゲーム進行結果、マップ上にそれ以上石を載せる着点が存在しない場合、ゲームを進行した会員が確保した地に自分の石を着手するようにする段階と、前記石が着手される間、一つの石毎に点数を加算して、点数板に表示された会員相互間の点数に合算して結果が表示されるようにする段階と、前記合算されて表示された点数によって勝者を決定し、勝者になった会員にボーナス(レベルアップ、サイバーマネーの支給など)を策定して、各会員の会員情報と共に蓄積する段階と、前記ゲーム結果に対する情報とゲームが終了された棋譜をボードゲームサーバーに蓄積する段階とから構成される。
【0106】
また、上記のように構成された、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法は、前記多数個の布石用石を利用し、プレイヤーの布石された石を相手の端末には表示しないことにより、プレイヤーたち相互間に見えないようにして、同時布石を行う布石過程と、前記会員相互間に先手を取るために、相手に提供する込みの数を入力するようにして先手を決定する込みベッティング過程とを、それぞれ選択的にまたは全てを含めて構成することもできる。
【0107】
まず、前記布石過程は、ゲームをする会員間に相手の布石石が見えないようにして、相互間に自分の会員端末を介して所望の着点に多数個の布石用石を着手する段階と、二人の会員の布石石が全部着手されると、相手に着点に着手された布石石が表示されるようにする段階と、前記相互間に布石した石が重なっていないと、そのまま布石を認定して、布石された石の点数を点数板に合算して表示する段階とを含み、多数個の着点に対する同時布石を通じて、多様な戦略を具現することができる。
【0108】
また、前記布石過程は、前記プレイヤー相互間に同時に布石した着点が重なる場合、その布石を再びするようにするか、またはその重なった布石着点にはプレイヤーたちの布石用石を表示せず、その重なった着点に加算点を付与し、一般着点と異なる色相の点や図形で表示した加算着点、重なった着点に減算点を付与し、加算着点と異なる色相の点や図形で表示した減算着点、またはプレイヤーたちの誰もが着手できないように、加算着点または減算着点と異なる色相の点や図形で表示した禁止着点に設定する段階をさらに含み、プレイヤー相互間の同一な着点の布石を禁止するようにする。
【0109】
次に、前記込みベッティング過程は、前記布石された石の着点を確認して、両プレイヤー相互間に先手を取るために、相手に与える込みの数を入力するようにする段階と、前記入力された込みをマップ上に表示して、込みベッティングの結果を確認するようにする段階と、前記込みベッティングで勝利した会員を先手として、後手になった会員に、先手会員がベッティングした込みの点数を与え、点数板に込みが合算されて表示するようにする段階とを含み、込みに対する客観的な立場を見地できるようにする。
【0110】
また、相互間にベッティングした込みが同一である場合、前記段階をもう一回繰り返して先手を決定する段階と、繰り返された込みベッティングによっても先手が決定されない場合、石の選択を通じて先手を決定して、後手となった会員に、ベッティングした込みを与え、点数板に表示されるようにする段階とをさらに含み、同じ込みを提示することによりゲームが遅延されることを防止する。
【0111】
次に、図17に示されたように、前記ボードゲームサーバーに接続した会員が他の会員間のゲームを観戦するか、既に終了したゲームの棋譜を再生して観戦できるようにするゲーム観戦過程と、実施されるゲームの観戦中に、プレイヤーたちの情報とマップの特性などを考慮し、布石前・後、込みベッティング後、またはヒドン石の使用後など、実時間で勝者に対するベッティングを行うことができるようにするベッティング過程とを、それぞれ選択的にまたは全てをさらに含めて構成することもできる。
【0112】
前記ゲーム観戦過程は、現在進行中のゲームを観戦する実時間ゲーム観戦過程と、終了したゲームの棋譜を検索して、選択、再生及び観戦する棋譜再生過程とに区分できる。
【0113】
まず、前記実時間ゲーム観戦過程は、ゲームの観戦を希望する会員がボードゲームサーバーに接続して会員認証を受ける段階と、認証を受けた会員たちに現在進行中のゲーム目録を提供する段階と、前記提供されたゲーム目録から、観戦したいゲームを選択するようにする段階と、前記選択されたゲームのマップと進行状況が観戦会員の会員端末に表示されるようにする段階とから構成される。
【0114】
また、前記棋譜再生過程は、棋譜を再生して観戦しようとする会員がボードゲームサーバーに接続して会員認証を受ける段階と、前記認証を受けた会員に、終了したゲームの棋譜をマップの大きさ別に分類して提供する段階と、前記提供されたゲームの棋譜から一つを選択する段階と、前記選択された棋譜を会員端末を介して再生させる段階とから構成される。
【0115】
次に、前記ベッティング過程は、前記ゲーム観戦過程を通じて、ベッティングしたいゲームを選択して自分の会員端末に表示されるようにする段階と、前記進行されるゲームの画面上に、プレイヤーたちの情報(マップによる勝率、レベルなど)とベッティング配当率情報を提供する段階と、前記プレイヤーたちの情報と配当率などを考慮し、ベッティング時期とベッティング金額を決定するようにする段階と、前記ベッティング時期と金額を決定したら、これを入力してベッティングの承認を要請するようにする段階と、前記ベッティング時期と金額が入力されたら、ベッティングを承認し、変動された配当率を表示する段階と、ゲームが終了すると、ベッティングした結果によって、敗者のベッティング金額を会員情報DBから削減して、勝者には、配当率によって獲得した金額を会員情報DBに加算する段階とから構成される。
【0116】
上記のように、本発明による碁の規則を活用したボードゲーム道具、碁の規則を活用したボードゲームプログラムが記録された記録媒体及び碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムとそのシステムを利用した対戦用ボードゲーム方法は、一般に知られた碁の規則に幾つかの規則を加えて容易に習得することができて、またマップによってゲーム時間を短くし、短い暇でも時間の負担無しに気軽に楽しむことができて、また多様な戦略と戦術を具現し、より一層熾烈で興味津々なゲームを広げることができ、反転の妙味が内在されたゲームを提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0117】
上述のように、本発明による、碁の規則を活用したボードゲーム道具は、携帯が容易で、室内や野外で気軽にゲームを楽しむことができるため、余暇善用とレザー産業の発展に寄与することができる。
【0118】
また、碁の規則を活用したボードゲームプログラムが記録された記録媒体は、オフライン状態のパソコンで駆動し、コンピューターとコンピューター使用者間にゲームを楽しむことができるようにし、ゲームCD−ROM産業に寄与することができる。
【0119】
また、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステムとそのシステムを利用した対戦用ボードゲーム方法は、暴力的且つ刺激的且つ扇情的なオンラインゲームが乱立する現在の状況で、子供から大人まで誰もが安全に楽しむことができ、1:1対戦方式であるため、e−スポーツが活性化されている今、e−スポーツの一種目を担当し、オンラインゲーム産業の復興に寄与することができる。
【図1(a)】
【図1(b)】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューターで駆動されて、
多数個の横線と縦線で構成される複数のマップを表示し、一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
基本点数の付与された一般石と、加算点の付与された加算点石が異なる比率で混合された多数組の石を表示して、一組の石を選択するようにする石選択過程と、
前記選択したマップと石をもって、プレイヤーたちが1手ずつ交互に着手する碁の規則を活用してゲームを進行するが、ゲーム進行過程でマップ上の着点に石が着手される瞬間、その着手された石の点数と着点の点数を実時間で表示し、最終点数の高いプレイヤーが勝者となるようにするゲーム進行過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項2】
前記マップ選択過程に提供されるマップは、
M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記マップには、横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、点数が追加される少なくとも一つ以上の加算着点、または着点に石を着手する場合、点数が減算される少なくとも一つ以上の減算着点が設定されて、前記マップ上の一着点に石を着手する瞬間、着手された石の点数と加算着点の点数または減算着点の点数とを合算して表示することを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項3】
前記マップ選択過程に提供されるマップは、
M個の横線とN個の縦線が相互交差するように構成されたM×N個の着点を有して、前記横線と縦線が交差して形成された少なくとも二つ以上の隣接した空間を異なる色相で表示した加算領域または減算領域を設定して、その異なる色相で表示された領域に含まれた着点に加算点または減算点を付与したことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームプログラムが記録された記録媒体。
【請求項4】
前記マップ選択過程に提供されるマップは、
M個の横線とN個の縦線とで構成されて、Mは、5≦M≦19であり、Nは、5≦N≦19であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項5】
前記石選択過程で提供される各一組の石は、ゲーム進行時に使用され且つ基本点数が付与された一般石と、前記一般石の色相と異なる色相の点や図形が表示されて、前記一般石でゲームを進行する前に前記マップの多数個の着点に同時に布石を行う多数個の布石用石とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項6】
前記石の選択過程において、一組の石に含まれた一般石と加算点石は、少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石を含み、一般石と加算点石がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されて提供されることを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項7】
前記ゲーム進行過程は、
前記一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手の限度内で、それぞれ一般石と加算点石をN1、N2、...、Nn回ずつ着手するようにする段階と、
前記一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手まで、前記一般石と加算点石がN1、N2、...、Nn回ずつ着手された後、前に一般石と加算点石が着手された手順によって、それぞれの一般石と加算点石を反復的に再び使用するようにする段階とを含むことを特徴とする、請求項6に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項8】
前記ゲーム進行過程は、
布石用石、一般石、及び加算点石がマップ上の着点に着手される瞬間毎に、該当石の点数と石が置かれるマップ上の加算着点または減算着点の点数とを合算して点数板に表示する段階を含むことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項9】
前記ゲーム進行過程は、
前記選択したマップ上で選択した石で、相手が着手する位置を予測して誘引するために、誘引着点を入力するように要請して、その誘引着点の点数を設定する段階と、
前記誘引着点に相手が石を着手する場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定したプレイヤーに、定められたボーナス点数を付与して点数を合算する段階とで構成された誘引着点実行過程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項10】
前記ゲーム進行過程は、
ゲームの進行の途中、相手のプレイヤーにばれずに一手が打てるヒドン石の使用を要請して、所望の着点にヒドン石を着手する段階と、
前記ヒドン石の着点に相手のプレイヤーが石を着手するか、次の手順によってヒドン石と連係された石で相手の石を死石として除去する場合、ヒドン石を相手のプレイヤーが分かるように表示する段階とで構成されたヒドン石の使用段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項11】
前記対戦用ボードゲームコンピュータープログラムは、
前記ゲーム進行過程の前に、プレイヤーたちが同時に少なくとも二つ以上の着点に、布石用石を利用して同時に布石するようにする同時布石過程をさらに含むことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項12】
前記同時布石過程は、
相手には見えないように、少なくとも二つ以上の着点に同時に布石するようにする段階と、
前記同時布石が完了すると、互いに布石した位置の布石用石を表示する段階とを含むことを特徴とする、請求項11に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項13】
前記同時布石過程は、
前記プレイヤー相互間に同時に布石した着点が同一な着点で重なる場合、その重なった布石着点にはプレイヤーたちの布石用石が除去されて、その重なった着点に加算点を付与して一般石とは異なる色相の点や図形で表示した加算着点、重なった着点に減算点を付与して加算着点とは異なる色相の点や図形で表示した減算着点、またはプレイヤーの誰も着手できないように加算着点または減算着点と異なる色相の点や図形で表示した禁止着点に設定する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項11または12に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項14】
先手を決定するために、プレイヤー相互間に込みの数を入力するように要請して、より多い数の込みを入力したプレイヤーを先手に決定する込み(特別補償点数)ベッティング過程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項15】
前記込みベッティング過程は、
前記プレイヤー相互間に入力した込みの数が同一な場合、再び込みの数を入力するようにする再ベッティング段階と、
前記再ベッティング段階でも込みの数がまた同一な場合、石の選択(stone selection)を通じて先手を決定して、後手には、再ベッティングで記載された込みを付与して点数に合算するようにする段階とをさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項16】
前記対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体は、
前記ゲーム進行中、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して、各プレイヤーが確保した地を自分の石で埋めながら実時間で点数を合算して表示するようにし、最終点数の高いプレイヤーを勝者と決定する勝者決定過程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項17】
コンピューターで駆動されて、
M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、点数が追加される少なくとも一つ以上の加算着点または点数が減算される少なくとも一つ以上の減算着点がそれぞれ一般着点と異なる色相の点や図形で区分されて表示されている多数個のマップを表示して一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
前記選択したマップ上に置かれる基本点数の付与された石で構成された一組の石を選択するようにする石選択過程と、
前記選択したマップ上において、選択した石をもってプレイヤーたちが相互1手ずつ交互に着手する一般的な碁の規則を活用してゲームを進行するが、ゲーム進行過程でマップ上の着点に石が着手される瞬間、着手された石の基本点数とその石が着手された加算着点または減算着点の点数とを加減合算して実時間で表示するゲーム進行過程と、
前記ゲーム進行中、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して、各プレイヤーが確保した地を自分の石で埋めながら実時間で点数を合算して表示するようにして、最終点数の高いプレイヤーを勝者と決定する勝者決定過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項18】
コンピューターで駆動されて、
M個の横線とN個の縦線で構成された多数個のマップを表示して一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
前記選択したマップ上に着手される石を選択するようにする石選択過程と、
前記選択したマップ上に、選択した石を使用してプレイヤーたちが同時に多数個の着点に布石するようにする布石過程と、を含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項19】
前記布石過程は、
選択したマップ上において、各プレイヤーたちが、相手の布石が分からないようにして、多数個の着点に同時に布石を行う段階と、
前記同時布石された石を全てマップ上に表示する段階と、
前記布石の重なる着点がなければ、布石を終了する段階とを含むことを特徴とする、請求項18に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項20】
前記布石過程は、
前記プレイヤーたちが着手した布石用石が、ある一つの着点に重なっている場合、その着点に布石されたプレイヤーたちの布石用石を除去して表示せず、その布石用石が重なっている点を、加算点が付与されて一般石とは異なる色相の点や図形で表示される加算着点、減算点が付与されて加算着点とは異なる色相の点や図形で表示される減算着点、またはプレイヤーたちの誰もが着手できず、加算着点と減算着点とは異なる色相の点や図形で表示される禁止着点に指定した後、布石を終了する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項18または19に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項21】
コンピューターで駆動されて、
M個の横線とN個の縦線で構成される多数個のマップを表示して一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
前記選択したマップ上に着手される石を選択するようにする石選択過程と、
前記選択したマップ上で選択した石をもって、ゲーム進行のための先手を決定するために、プレイヤー相互間に込みの数を入力するようにして、込みベッティングを行う込みベティング過程と、を含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項22】
前記込みベッティング過程は、
先手を取るために、相手に与える込みの数を入力するようにする段階と、
プレイヤーたちの込みが入力されると、プレイヤーたちがベッティングした込みを表示する段階と、
前記込みをより多くベッティングしたプレイヤーを先手と決定して、後手に、先手がベッティングした込みを付与する段階とを含むことを特徴とする、請求項21に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項23】
前記込みベッティング過程は、
ベッティングした込みが同一な場合、再びプレイヤーにベッティングする込みの数を入力するようにする段階と、
ベッティングした込みが連続的に同一な場合、石の選択(stone
selection)を行って先手を決定して、後手に、ベッティングされた込みを付与する段階とをさらに含むことを特徴とする、請求項21または22に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項24】
インターネット可能な会員用端末と連結されて、
前記会員用端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、石の点数のみが付与される一般着点と点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数または位置がそれぞれ異なる多数個のマップと、基本点数が付与された一般石及び加算点が付与された加算点石がそれぞれ異なる比率で混合されて、前記一般石及び加算点石と異なる色相の点や図形が表示された多数個の布石用石を含む多数組の石を提供して、マップと石を選択できるようにして、
ゲームを希望する相手の会員を選択するようにして、会員端末と相手会員端末に選択したマップと石を提供して、1手ずつ交互に着手する碁の規則にしたがってゲームを進行するが、前記マップ上に石が着手される実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示し、最終的に点数が高い会員を勝者と決定するボードゲームサーバーを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項25】
前記ボードゲームサーバーは、
インターネット使用者の会員登録要請を受け付け、個人情報を入力させて検証した後、会員として登録してID/パスワードを提供し、登録された会員がID/パスワードを入力して接続を要請する場合、これを認証して接続を許容する会員登録/認証手段と、
前記登録した会員の個人情報及びゲームに関する諸般情報を蓄積管理する会員情報DBと、
前記登録認証を受けて接続した会員が、大きさの異なるマップから一つのマップと一組の碁石を選択するようにするマップ/石選択手段とを含むことを特徴とする、請求項24に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項26】
前記マップ/石選択手段は、
M個(5≦M≦19)の横線とN個(5≦N≦19)の縦線を有する多様な大きさのマップによって、加算着点と減算着点の数と位置を決定し、該当加算着点または減算着点を表示する着点設定部と、
前記着点設定部で設定された加算着点及び減算着点を有する多様な大きさのマップを会員端末に伝送して選択できるようにするマップ提供部とを含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項27】
前記マップ/石選択手段は、
前記会員が選択したマップに加算着点と減算着点が設定できるように、加算着点と減算着点の数と位置を入力するようにする着点入力部をさらに含むことを特徴とする、請求項25または26に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項28】
前記マップ/石選択手段は、
一般石と、少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石とを含み、一般石と加算点石がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されるように、一般石及び加算点石の数及び点数を設定する石設定部と、
前記設定された各組の石の色相を異ならせて、会員端末に伝送して選択できるようにする石提供部を含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項29】
前記マップ/石選択手段は、
一般石と、少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石とを含み、その比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)となるように、一般石と加算点石の混合比率が設定できるように、一般石及び加算点石の数と点数を会員が直接入力するするようにする石の比率入力部をさらに含むことを特徴とする、請求項25または28に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項30】
前記ボードゲームサーバーは、
前記マップと石を選択した会員が、ゲームを希望する相手の会員を選択するようにする会員選択手段をさらに含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項31】
前記会員選択手段は、
会員が選択したマップと石に関する情報を表示して、そのマップ上でゲームの進行を希望する相手の会員を招待するための招待ルーム開設部と、
前記招待ルームに入場した会員の中、所望の会員を選択すると、同じマップを、選択された会員の会員端末に伝送し、使用する一組の石の色相を選択するようにするゲーム連結部とを含むことを特徴とする、請求項30に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項32】
前記会員選択手段は、
マップを選択しなかった会員が、所望のマップをもって招待ルームを開設した会員を選択できるようにする招待ルーム検索部と、
前記招待ルーム検索部で検索された招待ルームを選択して入場させるための招待ルーム選択部とをさらに含み、
前記マップ/石選択手段を経ることなく、直にゲーム相手の会員を選択できるようにすることを特徴とする、請求項30または31に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項33】
前記ボードゲームサーバーは、
前記選択した会員と接続させて、碁の規則を活用してゲームを進行するが、石がマップ上の着点に着手される実時間で石の点数と着点の加算点または減算点とを合算して表示するように、ゲームの進行を誘導するゲーム進行手段をさらに含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項34】
前記ゲーム進行手段は、
先手から、前記一般石と前記加算点石を1手から、前記混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手までそれぞれN1、N2、…、Nn回ずつ着手するようにして、前記一般石と加算点石がN1、N2、…、Nn回ずつ着手された後、次の手順から、前記一般石と加算点石が最初に着手された手順によって、一般石と加算点石を反復的に使用するようにゲーム進行を誘導してゲームを進行するゲーム進行部と、
前記ゲーム進行部を通じてマップ上に石が着手されると、実時間で石の点数と着点の点数とを合算して、結果をゲーム進行中の会員端末に表示する点数表示部とを含むことを特徴とする、請求項33に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項35】
前記ゲーム進行手段は、
マップ上に、プレイヤー相互間に多数個の布石用石を相手のプレイヤーに見えないように所望の着点に位置させて、プレイヤー相互間の布石用石が重なる着点があるかを判断して、重なっていない場合、プレイヤー相互間に分かるように表示して、布石用石が重なっている着点がある場合、プレイヤーたちにその着点を知らせた後、着点に置かれた布石用石を除去した後、その着点を加算着点または減算着点に設定する布石部をさらに含むことを特徴とする、請求項33または34に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項36】
前記ゲーム進行手段は、
前記プレイヤー相互間に先手を決定するために、相手のプレイヤーに与える込みをベッティングするようにして、より多い込みをベッティングしたプレイヤーを先手と決定して、後手になったプレイヤーに、先手がベッティングした込みの点数を与える込みベッティング部をさらに含むことを特徴とする、請求項33または34に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項37】
前記ゲーム進行手段は、
前記選択したマップ上で選択した石で、相手が着点する位置を予測して誘引着点を設定するために、プレイヤーに誘引着点を入力するようにして、前記誘引着点に相手が石を打った場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定した会員に、設定されたボーナス点数を付与する誘引着点設定部をさらに含むことを特徴とする、請求項33または34に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項38】
前記ゲーム進行手段は、
ゲームの進行途中、相手のプレイヤーにばれずに一手が打てるヒドン石の使用を要請して、所望の着点にヒドン石を置くようにして、前記ヒドン石の着点に相手のプレイヤーが石を着手するか、ヒドン石と連係したプレイヤーの石で相手の石を死石として除去する場合、ヒドン石を相手のプレイヤーが分かるように表示するヒドン石使用部をさらに含むことを特徴とする、請求項33または34に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項39】
前記ボードゲームサーバーは、
前記ゲームが終了すると、ゲームの勝者を決定して、そのゲーム結果を会員情報DBに蓄積するためのゲーム結果処理手段をさらに含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項40】
前記ゲーム結果処理手段は、
前記ゲームの進行中に実時間で表示されるプレイヤーたちの最終点数を利用して勝者を決定し、勝者にボーナスを提供して、会員情報DBに蓄積するための勝者決定部と、
前記勝者が決定され終了した会員間のゲーム内容を、手順によって蓄積管理する棋譜蓄積部とを含むことを特徴とする、請求項39に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項41】
前記ボードゲームサーバーは、
会員間に進行されているゲーム目録を提供して選択できるようにする進行ゲーム目録提供部と、
前記進行ゲーム目録提供部から会員が選択した進行中のゲームを、その会員端末に伝送して観戦できるようにする進行ゲーム観戦部とから構成されたゲーム観戦手段をさらに含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項42】
前記ゲーム観戦手段は、
既に終了したゲーム目録をマップの種類によって提供し、サーバー接続した会員が選択できるようにする棋譜目録提供部と、
前記棋譜目録提供部から会員が選択した棋譜を、ゲームが行われた時間及び会員情報と共に会員端末に伝送し、再び見ることができるようにする棋譜再生部をさらに含むことを特徴とする、請求項41に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項43】
前記ボードゲームサーバーは、
前記観戦手段を通じて、現在進行されているゲームを観戦しながら、実時間で勝者を予測してベッティングを行い、ゲーム終了後、ベッティングに対する結果を確認して補償を実施する実時間ベッティング手段をさらに含むことを特徴とする、請求項41または42に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項44】
前記実時間ベッティング手段は、
実時間でゲームを観戦する会員端末のモニター上に、現在ベッティング時期におけるベッティング人員、ベッティング金額、予想勝率などのベッティング状態情報を提供するベッティング情報提供部と、
前記ベッティング情報によってベッティングする時期を決定し、ベッティングを要請するベッティング要請部と、
前記ベッティング要請部を介してベッティング時期を決定した後、ベッティング金額を入力するベッティング金額入力部と、
前記入力した金額でベッティングが完了したことを通知し、このベッティング情報を蓄積するベッティング情報蓄積部と、
前記ゲームが終了した後、決定された勝敗によって、ベッティングに失敗した会員たちの金額は会員情報DBから削減して、ベッティングで勝利した会員たちのベッティング金額によって配当金を策定し、会員情報DBに合算するベッティング結果処理部とから構成されたことを特徴とする、請求項43に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項45】
請求項24、25、30、33、39または41のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームを提供するボードゲームシステムを利用して、前記ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末から入力されたIDとパスワードによって会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させて、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、
前記接続した会員端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を載せる場合に点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数を互いに異ならせた多数個のマップを提供して、一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
前記マップ上に着手されて基本点数が付与された一般石と加算点が付与された加算点石とが異なる比率で混合されている多数組の石を提供して、一組の石を選択するようにする石選択過程と、
前記マップと石を選択した後、ゲームを希望する相手の会員を選択するようにする会員招待及び選択過程と、
前記ゲームのためにマップと石を選択した会員と、その会員が相手として選択した会員の端末に、選択されたマップと石を表示して、1手ずつ交互に着手する碁の規則を活用してゲームを進行するが、前記マップ上に石が着手される実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示するゲーム進行過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項46】
前記マップ選択過程は、
前記ボードゲームサーバーからM×N個の着点を有する多様な大きさのマップを提供する段階と、
前記提供されたマップの中、ゲーム水準やゲーム時間によって、一つのマップを選択するようにする段階と、
前記選択されたマップ上に位置する加算着点及び減算着点の位置を会員に入力させて表示する段階とを含み、
前記選択されたマップの加算着点及び減算着点を会員端末から直接入力されてゲームを進行できるようにすることを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項47】
前記会員招待及び選択過程は、
前記選択したマップと石に関する情報を表示して、ゲームを希望する他の会員を招待するための招待ルームを開設するようにする段階と、
前記開設された招待ルームに入場した他の会員と個別的なコミュニケーションを通じてゲーム意思を打診するようにする段階と、
前記接触した会員たちから一人の会員を選択するように段階とで構成されたことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項48】
前記会員選択過程は、
ゲームを希望する会員が端末を介してマップと石を選択しないようにして、開設された他の会員の招待ルームを検索し、所望のマップと石を有する会員たちの招待ルームを選択するようにする段階と、
前記選択した招待ルームに入場し、その招待ルームを開設した会員にゲーム意思を打診するようにする段階と、
前記招待ルームを開設した会員が、端末を介して前記意思を打診した他の会員たちから一人を相手として選択するようにする段階とで構成されたことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項49】
前記ゲーム進行過程は、
前記石がマップ上に置かれる度に、その石に該当する点数を、点数板に表示された点数に合算して表示する段階と、
前記石がマップ上の加算着点や減算着点に置かれる場合、点数板に表示された点数にその着点の加算点数または減算点数を合算して表示する段階と、
一方の会員の端末を介して着手された石により、相手の会員の端末を介して既に着手された石が死石として除去される場合、除去される石の点数だけ、点数板に表示された相手の会員の点数から減算して表示する段階と、
前記マップ上にそれ以上着手する着点がなくなるまで前記各段階を反復的に行う段階とを含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項50】
前記オンライン対戦用ボードゲーム方法は、
前記会員相互間に先手を決定するために、相手に提供する込みの数を入力するようにして先手を決定する込みベッティング過程をさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項51】
前記込みベッティング過程は、
前記布石された石の着点を確認して、両プレイヤー相互間に先手を取るために、相手に与える込みの数を入力するようにする段階と、
前記入力された込みをマップ上に表示して、込みベッティングの結果を確認するようにする段階と、
前記込みベッティングで勝利した会員を先手と決定して、後手になった会員に、先手会員がベッティングした込みの点数を与え、点数板に込みが合算されて表示するようにする段階とを含むことを特徴とする、請求項50に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項52】
前記込みベッティング過程は、
相互間にベッティングした込みが同一である場合、前記段階をもう一回繰り返して先手を決定する段階と、
繰り返された込みベッティングによっても先手が決定されない場合、石の選択を通じて先手を決定して、後手となった会員に、ベッティングした込みを与え、点数板に表示されるようにする段階とをさらに含むことを特徴とする、請求項51に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項53】
前記ゲーム進行過程は、
プレイヤーに、前記選択したマップ上で選択した石で相手が着手する位置を予測して誘引するために、誘引着点を入力するようにして、その誘引着点の点数を設定する段階と、
前記誘引着点に相手が石を着手する場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定したプレイヤーに、設定されたボーナス点数を付与して点数に合算する段階とをさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項54】
前記ゲーム進行過程は、
誘引着点を設定した後、プレイヤーたちが誘引着点に着手しなかったまま10手乃至20手が経過すると、誘引着点が自動に消滅される段階をさらに含むことを特徴とする、請求項53に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項55】
前記ゲーム進行過程は、
使用時期を決定して、相手には見えない一手を所望の着点に位置させることができるヒドン石の使用を要請するようにする段階と、
前記ヒドン石の使用の要請時、相手にそれを通報する段階と、
前記ヒドン石の使用の通報後、ヒドン石の使用者には見えるが相手の会員には見えないようにして、ヒドン石を所望の着点に着手するようにする段階と、
前記相手の会員にはヒドン石が見えない状態で次の手を進行するようにしてゲームを進行する段階と、から構成されたヒドン石の使用段階をさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項56】
前記ヒドン石の使用段階は、
前記ヒドン石の使用後、相手が、ヒドン石が着手された着点に石を載せようとする場合、ヒドン石を一般石に転換して相手に見えるように表示し、その着点に相手が石を打てないようにする段階、または
前記ヒドン石と連結されたヒドン石使用者の他の石により、相手の石を死石として除去するか、使用したヒドン石が死石として除去される場合、ヒドン石を一般石に転換して、相手に見えるようにする段階をさらに含むことを特徴とする、請求項55に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項57】
前記ゲーム進行過程で、マップ上にそれ以上石を載せる着点がない場合、ゲームを終了して勝者を決定し、そのゲーム結果情報を蓄積管理するゲーム結果処理過程をさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項58】
前記ゲーム結果処理過程は、
ゲームの結果、それ以上マップ上に石を載せる着点が存在しない場合、ゲームを進行した会員が確保した地に自分の石を載せるようにする段階と、
前記石が載せられる間、一つの石毎に点数を加算して、点数板に表示された会員相互間の点数に合算して表示されるようにする段階と、
前記合算されて表示された点数によって勝者を決定し、勝者になった会員にボーナスを策定して、各会員の会員情報と共に蓄積する段階と、
前記ゲーム結果に対する情報とゲームが終了された棋譜をボードゲームサーバーに蓄積する段階とを含むことを特徴とする、請求項57に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項59】
前記ボードゲームサーバーに接続した会員が他の会員間に進行中のゲームを観戦するか、既に終了したゲームの棋譜を再生して観戦できるようにするゲーム観戦過程をさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項60】
前記ゲーム観戦過程は、
現在進行中のゲームを実時間で観戦する実時間ゲーム観戦過程と、
既に終了したゲームの棋譜を検索、選択し、再生して観戦する棋譜再生過程とから構成されたことを特徴とする、請求項59に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項61】
前記実時間ゲーム観戦過程は、
ゲームの観戦を希望する会員がボードゲームサーバーに接続して会員認証を受ける段階と、
認証を受けた会員に現在進行中のゲーム目録を提供する段階と、
前記提供されたゲーム目録から、観戦したいゲームを選択するようにする段階と、
前記選択されたゲームのマップと進行状況が、観戦を希望する会員の会員端末に表示されるようにする段階とを含むことを特徴とする、請求項60に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項62】
前記棋譜再生過程は、
棋譜を再生して観戦しようとする会員がボードゲームサーバーに接続して会員認証を受ける段階と、
前記認証を受けた会員に、終了したゲームの棋譜をマップの大きさ別に分類して提供する段階と、
前記提供されたゲームの棋譜から一つを選択する段階と、
前記選択された棋譜を会員端末を介して再生させる段階とを含むことを特徴とする、請求項60に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項63】
現在実施中のゲームを観戦する間に、プレイヤーたちの情報とマップの特性などを考慮して、実時間で勝者に対するベッティングを行うことができるようにするベッティング過程をさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項64】
前記ベッティング過程は、
前記ゲーム観戦過程を通じて、ベッティングしたいゲームを選択して自分の会員端末に表示されるようにする段階と、
前記進行されるゲームの画面上に、プレイヤーたちの情報とベッティング配当率情報を提供する段階と、
前記プレイヤーたちの情報と配当率を考慮し、ベッティング時期とベッティング金額を決定するようにする段階と、
前記ベッティング時期と金額を決定したら、これを入力してベッティングの承認を要請するようにする段階と、
前記ベッティング時期と金額が入力されたら、ベッティングを承認し、変動された配当率を表示する段階と、
ゲームが終了すると、ベッティングした結果によって、敗者のベッティング金額を会員情報DBから削減して、勝者には、配当率によって獲得した金額を会員情報DBに加算する段階とを含むことを特徴とする、請求項63に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項65】
請求項24、25、30、33、39または41のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームを提供するボードゲームシステムを利用して、前記ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させ、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、
前記接続した会員端末に、多数個の横線と多数個の縦線で構成された着点の数が異なる多数個のマップを提供して、一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
前記マップ上に置かれた多数個の布石用石と、基本点数が付与された一般石と、加算点が付与された加算点石とが異なる比率で混合された多数組の石を提供して、一組の石を選択できるようにする石選択過程と、
前記マップと石を選択して、ゲームを希望する相手の会員を選択する会員招待及び選択過程と、
前記ゲームのためにマップと石を選択した会員と、その会員が相手として選択した会員たちの会員端末に、選択されたマップと石を表示して、1手ずつ交互に着手する碁の規則を活用してゲームを進行するが、前記マップ上に石が着手されると、実時間で石の点数と着点の加減される点数とを合算して点数板に表示するゲーム進行過程と、
前記ゲーム進行過程で、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して勝者を決定し、そのゲーム結果情報を蓄積管理するゲーム結果処理過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項66】
前記石選択過程は、
前記提供される各組の石は、一般石と、少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石とを含み、その混合比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)となるように、一般石と加算点石が提供されることを特徴とする、請求項65に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項67】
前記石選択過程は、
互いに異なる色相を有する多数組の石を提供する段階と、
前記多数組の石から二種類の色相の石を選択して、一般石と、少なくとも一般石より点数の大きい一種類以上の加算点石がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されるようにして、布石用石と一般石及び加算点石の数と点数を入力するようにする段階と、
前記入力された比率と点数によって、布石用石と一般石と加算点石を設定するようにする段階とを含み、
会員たちがゲームのために直接各種類の石の点数と混合比率を入力するようにすることを特徴とする、請求項65に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項68】
前記ゲーム進行過程は、
前記一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手以内に、それぞれ一般石と加算点石をN1、N2、...、Nn回ずつ着手するようにする段階と、
前記一般石と加算点石が、その混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手までそれぞれN1、N2、...、Nn回ずつ着手された後、次の手順から、前記一般石と加算点石が着手された先の手順によって、各一般石と加算点石を反復的に使用するようにする段階とを含むことを特徴とする、請求項67に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項69】
多数個の布石用石を利用し、相手のプレイヤーの端末に表示されないようにして、同時布石を行う布石過程をさらに含むことを特徴とする、請求項65に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項70】
前記布石過程は、
ゲームをする会員間に相手の布石石が見えないように、相互間に自分の会員端末を介して所望の着点に多数個の布石用石を載せる段階と、
二人の会員の布石用石が全部着手されると、相手に着点に着手された布石用石が相手に見えるように表示する段階と、
前記相互間に布石した石が重なっていないと、そのまま布石を認定して、布石された石の点数を点数板に合算して表示する段階とを含むことを特徴とする、請求項69に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項71】
前記布石過程は、
相互間に布石した石が同じ着点に重なる場合、重なった着点の布石用石を除去して表示されないようにして、その重なった着点に石が着手される場合、点数が加算されて一般着点と異なる色相の点や図形により表示される加算着点、その重なった着点に石が着手される場合、点数が減算されて加算着点とは異なる色相の点や図形で表示される減算着点、またはその着点にプレイヤーの誰もが着手できないように、加算着点や減算着点とは異なる色相の点や図形で表示される禁止着点に設定する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項70に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項72】
請求項24、25、30、33、39または41のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームを提供するボードゲームシステムを利用して、前記ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させて、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、
前記ボードゲームサーバー接続した会員端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されたマップを提供するマップ提供過程と、
前記マップ上に着手される色相の異なる多数組の石を提供して選択できるようにする石選択過程と、
前記選択したマップに選択された石を使用して、プレイヤーたちが同時に多数個の着点に布石するようにする布石過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項73】
前記布石過程は、
選択したマップ上で、各プレイヤーが相手の端末に表示されないように多数個の着点に同時布石を行うようにする段階と、
前記同時布石された石を全てマップ上に表示する段階と、
前記プレイヤーたちの布石を点検して、同じ着点に布石されているかを確認する段階と、
前記布石が重なっている着点がなければ、布石を終了する段階とを含むことを特徴とする、請求項72に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項74】
前記布石過程は、
プレイヤー相互間に布石した石が同じ着点に着手された場合、再び布石するようにするか、または重なった着点の布石用石を除去して表示せず、その重なった着点に石が着手される場合、点数が加算されて一般石と異なる色相の点や図形で表示される加算着点、その重なった着点に石が着手される場合、点数が減算されて加算着点とは異なる色相の点や図形で表示される減算着点、またはその着点にプレイヤーの誰もが着手できないように、加算着点や減算着点とは異なる色相の点や図形で表示される禁止着点に設定する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項72に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項1】
コンピューターで駆動されて、
多数個の横線と縦線で構成される複数のマップを表示し、一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
基本点数の付与された一般石と、加算点の付与された加算点石が異なる比率で混合された多数組の石を表示して、一組の石を選択するようにする石選択過程と、
前記選択したマップと石をもって、プレイヤーたちが1手ずつ交互に着手する碁の規則を活用してゲームを進行するが、ゲーム進行過程でマップ上の着点に石が着手される瞬間、その着手された石の点数と着点の点数を実時間で表示し、最終点数の高いプレイヤーが勝者となるようにするゲーム進行過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項2】
前記マップ選択過程に提供されるマップは、
M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記マップには、横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、点数が追加される少なくとも一つ以上の加算着点、または着点に石を着手する場合、点数が減算される少なくとも一つ以上の減算着点が設定されて、前記マップ上の一着点に石を着手する瞬間、着手された石の点数と加算着点の点数または減算着点の点数とを合算して表示することを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項3】
前記マップ選択過程に提供されるマップは、
M個の横線とN個の縦線が相互交差するように構成されたM×N個の着点を有して、前記横線と縦線が交差して形成された少なくとも二つ以上の隣接した空間を異なる色相で表示した加算領域または減算領域を設定して、その異なる色相で表示された領域に含まれた着点に加算点または減算点を付与したことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームプログラムが記録された記録媒体。
【請求項4】
前記マップ選択過程に提供されるマップは、
M個の横線とN個の縦線とで構成されて、Mは、5≦M≦19であり、Nは、5≦N≦19であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項5】
前記石選択過程で提供される各一組の石は、ゲーム進行時に使用され且つ基本点数が付与された一般石と、前記一般石の色相と異なる色相の点や図形が表示されて、前記一般石でゲームを進行する前に前記マップの多数個の着点に同時に布石を行う多数個の布石用石とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項6】
前記石の選択過程において、一組の石に含まれた一般石と加算点石は、少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石を含み、一般石と加算点石がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されて提供されることを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項7】
前記ゲーム進行過程は、
前記一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手の限度内で、それぞれ一般石と加算点石をN1、N2、...、Nn回ずつ着手するようにする段階と、
前記一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手まで、前記一般石と加算点石がN1、N2、...、Nn回ずつ着手された後、前に一般石と加算点石が着手された手順によって、それぞれの一般石と加算点石を反復的に再び使用するようにする段階とを含むことを特徴とする、請求項6に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項8】
前記ゲーム進行過程は、
布石用石、一般石、及び加算点石がマップ上の着点に着手される瞬間毎に、該当石の点数と石が置かれるマップ上の加算着点または減算着点の点数とを合算して点数板に表示する段階を含むことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項9】
前記ゲーム進行過程は、
前記選択したマップ上で選択した石で、相手が着手する位置を予測して誘引するために、誘引着点を入力するように要請して、その誘引着点の点数を設定する段階と、
前記誘引着点に相手が石を着手する場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定したプレイヤーに、定められたボーナス点数を付与して点数を合算する段階とで構成された誘引着点実行過程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項10】
前記ゲーム進行過程は、
ゲームの進行の途中、相手のプレイヤーにばれずに一手が打てるヒドン石の使用を要請して、所望の着点にヒドン石を着手する段階と、
前記ヒドン石の着点に相手のプレイヤーが石を着手するか、次の手順によってヒドン石と連係された石で相手の石を死石として除去する場合、ヒドン石を相手のプレイヤーが分かるように表示する段階とで構成されたヒドン石の使用段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項11】
前記対戦用ボードゲームコンピュータープログラムは、
前記ゲーム進行過程の前に、プレイヤーたちが同時に少なくとも二つ以上の着点に、布石用石を利用して同時に布石するようにする同時布石過程をさらに含むことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項12】
前記同時布石過程は、
相手には見えないように、少なくとも二つ以上の着点に同時に布石するようにする段階と、
前記同時布石が完了すると、互いに布石した位置の布石用石を表示する段階とを含むことを特徴とする、請求項11に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項13】
前記同時布石過程は、
前記プレイヤー相互間に同時に布石した着点が同一な着点で重なる場合、その重なった布石着点にはプレイヤーたちの布石用石が除去されて、その重なった着点に加算点を付与して一般石とは異なる色相の点や図形で表示した加算着点、重なった着点に減算点を付与して加算着点とは異なる色相の点や図形で表示した減算着点、またはプレイヤーの誰も着手できないように加算着点または減算着点と異なる色相の点や図形で表示した禁止着点に設定する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項11または12に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項14】
先手を決定するために、プレイヤー相互間に込みの数を入力するように要請して、より多い数の込みを入力したプレイヤーを先手に決定する込み(特別補償点数)ベッティング過程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項15】
前記込みベッティング過程は、
前記プレイヤー相互間に入力した込みの数が同一な場合、再び込みの数を入力するようにする再ベッティング段階と、
前記再ベッティング段階でも込みの数がまた同一な場合、石の選択(stone selection)を通じて先手を決定して、後手には、再ベッティングで記載された込みを付与して点数に合算するようにする段階とをさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項16】
前記対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体は、
前記ゲーム進行中、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して、各プレイヤーが確保した地を自分の石で埋めながら実時間で点数を合算して表示するようにし、最終点数の高いプレイヤーを勝者と決定する勝者決定過程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項17】
コンピューターで駆動されて、
M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、点数が追加される少なくとも一つ以上の加算着点または点数が減算される少なくとも一つ以上の減算着点がそれぞれ一般着点と異なる色相の点や図形で区分されて表示されている多数個のマップを表示して一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
前記選択したマップ上に置かれる基本点数の付与された石で構成された一組の石を選択するようにする石選択過程と、
前記選択したマップ上において、選択した石をもってプレイヤーたちが相互1手ずつ交互に着手する一般的な碁の規則を活用してゲームを進行するが、ゲーム進行過程でマップ上の着点に石が着手される瞬間、着手された石の基本点数とその石が着手された加算着点または減算着点の点数とを加減合算して実時間で表示するゲーム進行過程と、
前記ゲーム進行中、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して、各プレイヤーが確保した地を自分の石で埋めながら実時間で点数を合算して表示するようにして、最終点数の高いプレイヤーを勝者と決定する勝者決定過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項18】
コンピューターで駆動されて、
M個の横線とN個の縦線で構成された多数個のマップを表示して一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
前記選択したマップ上に着手される石を選択するようにする石選択過程と、
前記選択したマップ上に、選択した石を使用してプレイヤーたちが同時に多数個の着点に布石するようにする布石過程と、を含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項19】
前記布石過程は、
選択したマップ上において、各プレイヤーたちが、相手の布石が分からないようにして、多数個の着点に同時に布石を行う段階と、
前記同時布石された石を全てマップ上に表示する段階と、
前記布石の重なる着点がなければ、布石を終了する段階とを含むことを特徴とする、請求項18に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項20】
前記布石過程は、
前記プレイヤーたちが着手した布石用石が、ある一つの着点に重なっている場合、その着点に布石されたプレイヤーたちの布石用石を除去して表示せず、その布石用石が重なっている点を、加算点が付与されて一般石とは異なる色相の点や図形で表示される加算着点、減算点が付与されて加算着点とは異なる色相の点や図形で表示される減算着点、またはプレイヤーたちの誰もが着手できず、加算着点と減算着点とは異なる色相の点や図形で表示される禁止着点に指定した後、布石を終了する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項18または19に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項21】
コンピューターで駆動されて、
M個の横線とN個の縦線で構成される多数個のマップを表示して一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
前記選択したマップ上に着手される石を選択するようにする石選択過程と、
前記選択したマップ上で選択した石をもって、ゲーム進行のための先手を決定するために、プレイヤー相互間に込みの数を入力するようにして、込みベッティングを行う込みベティング過程と、を含むことを特徴とする、碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項22】
前記込みベッティング過程は、
先手を取るために、相手に与える込みの数を入力するようにする段階と、
プレイヤーたちの込みが入力されると、プレイヤーたちがベッティングした込みを表示する段階と、
前記込みをより多くベッティングしたプレイヤーを先手と決定して、後手に、先手がベッティングした込みを付与する段階とを含むことを特徴とする、請求項21に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項23】
前記込みベッティング過程は、
ベッティングした込みが同一な場合、再びプレイヤーにベッティングする込みの数を入力するようにする段階と、
ベッティングした込みが連続的に同一な場合、石の選択(stone
selection)を行って先手を決定して、後手に、ベッティングされた込みを付与する段階とをさらに含むことを特徴とする、請求項21または22に記載の碁の規則を活用した対戦用ボードゲームコンピュータープログラムが記録された記録媒体。
【請求項24】
インターネット可能な会員用端末と連結されて、
前記会員用端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を着手する場合、石の点数のみが付与される一般着点と点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数または位置がそれぞれ異なる多数個のマップと、基本点数が付与された一般石及び加算点が付与された加算点石がそれぞれ異なる比率で混合されて、前記一般石及び加算点石と異なる色相の点や図形が表示された多数個の布石用石を含む多数組の石を提供して、マップと石を選択できるようにして、
ゲームを希望する相手の会員を選択するようにして、会員端末と相手会員端末に選択したマップと石を提供して、1手ずつ交互に着手する碁の規則にしたがってゲームを進行するが、前記マップ上に石が着手される実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示し、最終的に点数が高い会員を勝者と決定するボードゲームサーバーを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項25】
前記ボードゲームサーバーは、
インターネット使用者の会員登録要請を受け付け、個人情報を入力させて検証した後、会員として登録してID/パスワードを提供し、登録された会員がID/パスワードを入力して接続を要請する場合、これを認証して接続を許容する会員登録/認証手段と、
前記登録した会員の個人情報及びゲームに関する諸般情報を蓄積管理する会員情報DBと、
前記登録認証を受けて接続した会員が、大きさの異なるマップから一つのマップと一組の碁石を選択するようにするマップ/石選択手段とを含むことを特徴とする、請求項24に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項26】
前記マップ/石選択手段は、
M個(5≦M≦19)の横線とN個(5≦N≦19)の縦線を有する多様な大きさのマップによって、加算着点と減算着点の数と位置を決定し、該当加算着点または減算着点を表示する着点設定部と、
前記着点設定部で設定された加算着点及び減算着点を有する多様な大きさのマップを会員端末に伝送して選択できるようにするマップ提供部とを含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項27】
前記マップ/石選択手段は、
前記会員が選択したマップに加算着点と減算着点が設定できるように、加算着点と減算着点の数と位置を入力するようにする着点入力部をさらに含むことを特徴とする、請求項25または26に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項28】
前記マップ/石選択手段は、
一般石と、少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石とを含み、一般石と加算点石がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されるように、一般石及び加算点石の数及び点数を設定する石設定部と、
前記設定された各組の石の色相を異ならせて、会員端末に伝送して選択できるようにする石提供部を含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項29】
前記マップ/石選択手段は、
一般石と、少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石とを含み、その比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)となるように、一般石と加算点石の混合比率が設定できるように、一般石及び加算点石の数と点数を会員が直接入力するするようにする石の比率入力部をさらに含むことを特徴とする、請求項25または28に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項30】
前記ボードゲームサーバーは、
前記マップと石を選択した会員が、ゲームを希望する相手の会員を選択するようにする会員選択手段をさらに含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項31】
前記会員選択手段は、
会員が選択したマップと石に関する情報を表示して、そのマップ上でゲームの進行を希望する相手の会員を招待するための招待ルーム開設部と、
前記招待ルームに入場した会員の中、所望の会員を選択すると、同じマップを、選択された会員の会員端末に伝送し、使用する一組の石の色相を選択するようにするゲーム連結部とを含むことを特徴とする、請求項30に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項32】
前記会員選択手段は、
マップを選択しなかった会員が、所望のマップをもって招待ルームを開設した会員を選択できるようにする招待ルーム検索部と、
前記招待ルーム検索部で検索された招待ルームを選択して入場させるための招待ルーム選択部とをさらに含み、
前記マップ/石選択手段を経ることなく、直にゲーム相手の会員を選択できるようにすることを特徴とする、請求項30または31に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項33】
前記ボードゲームサーバーは、
前記選択した会員と接続させて、碁の規則を活用してゲームを進行するが、石がマップ上の着点に着手される実時間で石の点数と着点の加算点または減算点とを合算して表示するように、ゲームの進行を誘導するゲーム進行手段をさらに含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項34】
前記ゲーム進行手段は、
先手から、前記一般石と前記加算点石を1手から、前記混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手までそれぞれN1、N2、…、Nn回ずつ着手するようにして、前記一般石と加算点石がN1、N2、…、Nn回ずつ着手された後、次の手順から、前記一般石と加算点石が最初に着手された手順によって、一般石と加算点石を反復的に使用するようにゲーム進行を誘導してゲームを進行するゲーム進行部と、
前記ゲーム進行部を通じてマップ上に石が着手されると、実時間で石の点数と着点の点数とを合算して、結果をゲーム進行中の会員端末に表示する点数表示部とを含むことを特徴とする、請求項33に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項35】
前記ゲーム進行手段は、
マップ上に、プレイヤー相互間に多数個の布石用石を相手のプレイヤーに見えないように所望の着点に位置させて、プレイヤー相互間の布石用石が重なる着点があるかを判断して、重なっていない場合、プレイヤー相互間に分かるように表示して、布石用石が重なっている着点がある場合、プレイヤーたちにその着点を知らせた後、着点に置かれた布石用石を除去した後、その着点を加算着点または減算着点に設定する布石部をさらに含むことを特徴とする、請求項33または34に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項36】
前記ゲーム進行手段は、
前記プレイヤー相互間に先手を決定するために、相手のプレイヤーに与える込みをベッティングするようにして、より多い込みをベッティングしたプレイヤーを先手と決定して、後手になったプレイヤーに、先手がベッティングした込みの点数を与える込みベッティング部をさらに含むことを特徴とする、請求項33または34に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項37】
前記ゲーム進行手段は、
前記選択したマップ上で選択した石で、相手が着点する位置を予測して誘引着点を設定するために、プレイヤーに誘引着点を入力するようにして、前記誘引着点に相手が石を打った場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定した会員に、設定されたボーナス点数を付与する誘引着点設定部をさらに含むことを特徴とする、請求項33または34に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項38】
前記ゲーム進行手段は、
ゲームの進行途中、相手のプレイヤーにばれずに一手が打てるヒドン石の使用を要請して、所望の着点にヒドン石を置くようにして、前記ヒドン石の着点に相手のプレイヤーが石を着手するか、ヒドン石と連係したプレイヤーの石で相手の石を死石として除去する場合、ヒドン石を相手のプレイヤーが分かるように表示するヒドン石使用部をさらに含むことを特徴とする、請求項33または34に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項39】
前記ボードゲームサーバーは、
前記ゲームが終了すると、ゲームの勝者を決定して、そのゲーム結果を会員情報DBに蓄積するためのゲーム結果処理手段をさらに含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項40】
前記ゲーム結果処理手段は、
前記ゲームの進行中に実時間で表示されるプレイヤーたちの最終点数を利用して勝者を決定し、勝者にボーナスを提供して、会員情報DBに蓄積するための勝者決定部と、
前記勝者が決定され終了した会員間のゲーム内容を、手順によって蓄積管理する棋譜蓄積部とを含むことを特徴とする、請求項39に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項41】
前記ボードゲームサーバーは、
会員間に進行されているゲーム目録を提供して選択できるようにする進行ゲーム目録提供部と、
前記進行ゲーム目録提供部から会員が選択した進行中のゲームを、その会員端末に伝送して観戦できるようにする進行ゲーム観戦部とから構成されたゲーム観戦手段をさらに含むことを特徴とする、請求項25に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項42】
前記ゲーム観戦手段は、
既に終了したゲーム目録をマップの種類によって提供し、サーバー接続した会員が選択できるようにする棋譜目録提供部と、
前記棋譜目録提供部から会員が選択した棋譜を、ゲームが行われた時間及び会員情報と共に会員端末に伝送し、再び見ることができるようにする棋譜再生部をさらに含むことを特徴とする、請求項41に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項43】
前記ボードゲームサーバーは、
前記観戦手段を通じて、現在進行されているゲームを観戦しながら、実時間で勝者を予測してベッティングを行い、ゲーム終了後、ベッティングに対する結果を確認して補償を実施する実時間ベッティング手段をさらに含むことを特徴とする、請求項41または42に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項44】
前記実時間ベッティング手段は、
実時間でゲームを観戦する会員端末のモニター上に、現在ベッティング時期におけるベッティング人員、ベッティング金額、予想勝率などのベッティング状態情報を提供するベッティング情報提供部と、
前記ベッティング情報によってベッティングする時期を決定し、ベッティングを要請するベッティング要請部と、
前記ベッティング要請部を介してベッティング時期を決定した後、ベッティング金額を入力するベッティング金額入力部と、
前記入力した金額でベッティングが完了したことを通知し、このベッティング情報を蓄積するベッティング情報蓄積部と、
前記ゲームが終了した後、決定された勝敗によって、ベッティングに失敗した会員たちの金額は会員情報DBから削減して、ベッティングで勝利した会員たちのベッティング金額によって配当金を策定し、会員情報DBに合算するベッティング結果処理部とから構成されたことを特徴とする、請求項43に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームシステム。
【請求項45】
請求項24、25、30、33、39または41のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームを提供するボードゲームシステムを利用して、前記ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末から入力されたIDとパスワードによって会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させて、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、
前記接続した会員端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されて、前記横線と縦線が交差する着点に石を載せる場合に点数が追加される加算着点または点数が減算される減算着点の数を互いに異ならせた多数個のマップを提供して、一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
前記マップ上に着手されて基本点数が付与された一般石と加算点が付与された加算点石とが異なる比率で混合されている多数組の石を提供して、一組の石を選択するようにする石選択過程と、
前記マップと石を選択した後、ゲームを希望する相手の会員を選択するようにする会員招待及び選択過程と、
前記ゲームのためにマップと石を選択した会員と、その会員が相手として選択した会員の端末に、選択されたマップと石を表示して、1手ずつ交互に着手する碁の規則を活用してゲームを進行するが、前記マップ上に石が着手される実時間で石の点数と着点に付与された加算点または減算点とを合算して点数板に表示するゲーム進行過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項46】
前記マップ選択過程は、
前記ボードゲームサーバーからM×N個の着点を有する多様な大きさのマップを提供する段階と、
前記提供されたマップの中、ゲーム水準やゲーム時間によって、一つのマップを選択するようにする段階と、
前記選択されたマップ上に位置する加算着点及び減算着点の位置を会員に入力させて表示する段階とを含み、
前記選択されたマップの加算着点及び減算着点を会員端末から直接入力されてゲームを進行できるようにすることを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項47】
前記会員招待及び選択過程は、
前記選択したマップと石に関する情報を表示して、ゲームを希望する他の会員を招待するための招待ルームを開設するようにする段階と、
前記開設された招待ルームに入場した他の会員と個別的なコミュニケーションを通じてゲーム意思を打診するようにする段階と、
前記接触した会員たちから一人の会員を選択するように段階とで構成されたことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項48】
前記会員選択過程は、
ゲームを希望する会員が端末を介してマップと石を選択しないようにして、開設された他の会員の招待ルームを検索し、所望のマップと石を有する会員たちの招待ルームを選択するようにする段階と、
前記選択した招待ルームに入場し、その招待ルームを開設した会員にゲーム意思を打診するようにする段階と、
前記招待ルームを開設した会員が、端末を介して前記意思を打診した他の会員たちから一人を相手として選択するようにする段階とで構成されたことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項49】
前記ゲーム進行過程は、
前記石がマップ上に置かれる度に、その石に該当する点数を、点数板に表示された点数に合算して表示する段階と、
前記石がマップ上の加算着点や減算着点に置かれる場合、点数板に表示された点数にその着点の加算点数または減算点数を合算して表示する段階と、
一方の会員の端末を介して着手された石により、相手の会員の端末を介して既に着手された石が死石として除去される場合、除去される石の点数だけ、点数板に表示された相手の会員の点数から減算して表示する段階と、
前記マップ上にそれ以上着手する着点がなくなるまで前記各段階を反復的に行う段階とを含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項50】
前記オンライン対戦用ボードゲーム方法は、
前記会員相互間に先手を決定するために、相手に提供する込みの数を入力するようにして先手を決定する込みベッティング過程をさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項51】
前記込みベッティング過程は、
前記布石された石の着点を確認して、両プレイヤー相互間に先手を取るために、相手に与える込みの数を入力するようにする段階と、
前記入力された込みをマップ上に表示して、込みベッティングの結果を確認するようにする段階と、
前記込みベッティングで勝利した会員を先手と決定して、後手になった会員に、先手会員がベッティングした込みの点数を与え、点数板に込みが合算されて表示するようにする段階とを含むことを特徴とする、請求項50に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項52】
前記込みベッティング過程は、
相互間にベッティングした込みが同一である場合、前記段階をもう一回繰り返して先手を決定する段階と、
繰り返された込みベッティングによっても先手が決定されない場合、石の選択を通じて先手を決定して、後手となった会員に、ベッティングした込みを与え、点数板に表示されるようにする段階とをさらに含むことを特徴とする、請求項51に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項53】
前記ゲーム進行過程は、
プレイヤーに、前記選択したマップ上で選択した石で相手が着手する位置を予測して誘引するために、誘引着点を入力するようにして、その誘引着点の点数を設定する段階と、
前記誘引着点に相手が石を着手する場合、誘引着点であることを相手のプレイヤーに通報して、誘引着点を設定したプレイヤーに、設定されたボーナス点数を付与して点数に合算する段階とをさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項54】
前記ゲーム進行過程は、
誘引着点を設定した後、プレイヤーたちが誘引着点に着手しなかったまま10手乃至20手が経過すると、誘引着点が自動に消滅される段階をさらに含むことを特徴とする、請求項53に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項55】
前記ゲーム進行過程は、
使用時期を決定して、相手には見えない一手を所望の着点に位置させることができるヒドン石の使用を要請するようにする段階と、
前記ヒドン石の使用の要請時、相手にそれを通報する段階と、
前記ヒドン石の使用の通報後、ヒドン石の使用者には見えるが相手の会員には見えないようにして、ヒドン石を所望の着点に着手するようにする段階と、
前記相手の会員にはヒドン石が見えない状態で次の手を進行するようにしてゲームを進行する段階と、から構成されたヒドン石の使用段階をさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項56】
前記ヒドン石の使用段階は、
前記ヒドン石の使用後、相手が、ヒドン石が着手された着点に石を載せようとする場合、ヒドン石を一般石に転換して相手に見えるように表示し、その着点に相手が石を打てないようにする段階、または
前記ヒドン石と連結されたヒドン石使用者の他の石により、相手の石を死石として除去するか、使用したヒドン石が死石として除去される場合、ヒドン石を一般石に転換して、相手に見えるようにする段階をさらに含むことを特徴とする、請求項55に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項57】
前記ゲーム進行過程で、マップ上にそれ以上石を載せる着点がない場合、ゲームを終了して勝者を決定し、そのゲーム結果情報を蓄積管理するゲーム結果処理過程をさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項58】
前記ゲーム結果処理過程は、
ゲームの結果、それ以上マップ上に石を載せる着点が存在しない場合、ゲームを進行した会員が確保した地に自分の石を載せるようにする段階と、
前記石が載せられる間、一つの石毎に点数を加算して、点数板に表示された会員相互間の点数に合算して表示されるようにする段階と、
前記合算されて表示された点数によって勝者を決定し、勝者になった会員にボーナスを策定して、各会員の会員情報と共に蓄積する段階と、
前記ゲーム結果に対する情報とゲームが終了された棋譜をボードゲームサーバーに蓄積する段階とを含むことを特徴とする、請求項57に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項59】
前記ボードゲームサーバーに接続した会員が他の会員間に進行中のゲームを観戦するか、既に終了したゲームの棋譜を再生して観戦できるようにするゲーム観戦過程をさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項60】
前記ゲーム観戦過程は、
現在進行中のゲームを実時間で観戦する実時間ゲーム観戦過程と、
既に終了したゲームの棋譜を検索、選択し、再生して観戦する棋譜再生過程とから構成されたことを特徴とする、請求項59に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項61】
前記実時間ゲーム観戦過程は、
ゲームの観戦を希望する会員がボードゲームサーバーに接続して会員認証を受ける段階と、
認証を受けた会員に現在進行中のゲーム目録を提供する段階と、
前記提供されたゲーム目録から、観戦したいゲームを選択するようにする段階と、
前記選択されたゲームのマップと進行状況が、観戦を希望する会員の会員端末に表示されるようにする段階とを含むことを特徴とする、請求項60に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項62】
前記棋譜再生過程は、
棋譜を再生して観戦しようとする会員がボードゲームサーバーに接続して会員認証を受ける段階と、
前記認証を受けた会員に、終了したゲームの棋譜をマップの大きさ別に分類して提供する段階と、
前記提供されたゲームの棋譜から一つを選択する段階と、
前記選択された棋譜を会員端末を介して再生させる段階とを含むことを特徴とする、請求項60に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項63】
現在実施中のゲームを観戦する間に、プレイヤーたちの情報とマップの特性などを考慮して、実時間で勝者に対するベッティングを行うことができるようにするベッティング過程をさらに含むことを特徴とする、請求項45に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項64】
前記ベッティング過程は、
前記ゲーム観戦過程を通じて、ベッティングしたいゲームを選択して自分の会員端末に表示されるようにする段階と、
前記進行されるゲームの画面上に、プレイヤーたちの情報とベッティング配当率情報を提供する段階と、
前記プレイヤーたちの情報と配当率を考慮し、ベッティング時期とベッティング金額を決定するようにする段階と、
前記ベッティング時期と金額を決定したら、これを入力してベッティングの承認を要請するようにする段階と、
前記ベッティング時期と金額が入力されたら、ベッティングを承認し、変動された配当率を表示する段階と、
ゲームが終了すると、ベッティングした結果によって、敗者のベッティング金額を会員情報DBから削減して、勝者には、配当率によって獲得した金額を会員情報DBに加算する段階とを含むことを特徴とする、請求項63に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項65】
請求項24、25、30、33、39または41のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームを提供するボードゲームシステムを利用して、前記ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させ、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、
前記接続した会員端末に、多数個の横線と多数個の縦線で構成された着点の数が異なる多数個のマップを提供して、一つのマップを選択するようにするマップ選択過程と、
前記マップ上に置かれた多数個の布石用石と、基本点数が付与された一般石と、加算点が付与された加算点石とが異なる比率で混合された多数組の石を提供して、一組の石を選択できるようにする石選択過程と、
前記マップと石を選択して、ゲームを希望する相手の会員を選択する会員招待及び選択過程と、
前記ゲームのためにマップと石を選択した会員と、その会員が相手として選択した会員たちの会員端末に、選択されたマップと石を表示して、1手ずつ交互に着手する碁の規則を活用してゲームを進行するが、前記マップ上に石が着手されると、実時間で石の点数と着点の加減される点数とを合算して点数板に表示するゲーム進行過程と、
前記ゲーム進行過程で、マップ上にそれ以上石を着手する着点がない場合、ゲームを終了して勝者を決定し、そのゲーム結果情報を蓄積管理するゲーム結果処理過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項66】
前記石選択過程は、
前記提供される各組の石は、一般石と、少なくとも一般石より点数が大きい1種以上の加算点石とを含み、その混合比率がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)となるように、一般石と加算点石が提供されることを特徴とする、請求項65に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項67】
前記石選択過程は、
互いに異なる色相を有する多数組の石を提供する段階と、
前記多数組の石から二種類の色相の石を選択して、一般石と、少なくとも一般石より点数の大きい一種類以上の加算点石がN1:N2:...:Nn(ここで、N1は、それぞれ基本点数が付与された一般石の数、N2は、それぞれ2点が付与された加算点石の数、Nnは、それぞれn点が付与された加算点石の数であり、N1≧N2≧…≧Nnである)の比率で混合されるようにして、布石用石と一般石及び加算点石の数と点数を入力するようにする段階と、
前記入力された比率と点数によって、布石用石と一般石と加算点石を設定するようにする段階とを含み、
会員たちがゲームのために直接各種類の石の点数と混合比率を入力するようにすることを特徴とする、請求項65に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項68】
前記ゲーム進行過程は、
前記一般石と加算点石の混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手以内に、それぞれ一般石と加算点石をN1、N2、...、Nn回ずつ着手するようにする段階と、
前記一般石と加算点石が、その混合比率を示す各数の合(N1+N2+...+Nn)と同じ手までそれぞれN1、N2、...、Nn回ずつ着手された後、次の手順から、前記一般石と加算点石が着手された先の手順によって、各一般石と加算点石を反復的に使用するようにする段階とを含むことを特徴とする、請求項67に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項69】
多数個の布石用石を利用し、相手のプレイヤーの端末に表示されないようにして、同時布石を行う布石過程をさらに含むことを特徴とする、請求項65に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項70】
前記布石過程は、
ゲームをする会員間に相手の布石石が見えないように、相互間に自分の会員端末を介して所望の着点に多数個の布石用石を載せる段階と、
二人の会員の布石用石が全部着手されると、相手に着点に着手された布石用石が相手に見えるように表示する段階と、
前記相互間に布石した石が重なっていないと、そのまま布石を認定して、布石された石の点数を点数板に合算して表示する段階とを含むことを特徴とする、請求項69に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項71】
前記布石過程は、
相互間に布石した石が同じ着点に重なる場合、重なった着点の布石用石を除去して表示されないようにして、その重なった着点に石が着手される場合、点数が加算されて一般着点と異なる色相の点や図形により表示される加算着点、その重なった着点に石が着手される場合、点数が減算されて加算着点とは異なる色相の点や図形で表示される減算着点、またはその着点にプレイヤーの誰もが着手できないように、加算着点や減算着点とは異なる色相の点や図形で表示される禁止着点に設定する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項70に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項72】
請求項24、25、30、33、39または41のいずれか一つの項に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲームを提供するボードゲームシステムを利用して、前記ボードゲームシステムのボードゲームサーバーに接続したインターネット可能な端末の使用者が会員であれば、IDとパスワードを入力するようにして会員であることを認証し、非会員である場合は、個人の情報を入力させて、会員として登録させた後、認証を行って接続を許容する会員登録及び認証過程と、
前記ボードゲームサーバー接続した会員端末に、M個の横線とN個の縦線で構成されたマップを提供するマップ提供過程と、
前記マップ上に着手される色相の異なる多数組の石を提供して選択できるようにする石選択過程と、
前記選択したマップに選択された石を使用して、プレイヤーたちが同時に多数個の着点に布石するようにする布石過程とを含むことを特徴とする、碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項73】
前記布石過程は、
選択したマップ上で、各プレイヤーが相手の端末に表示されないように多数個の着点に同時布石を行うようにする段階と、
前記同時布石された石を全てマップ上に表示する段階と、
前記プレイヤーたちの布石を点検して、同じ着点に布石されているかを確認する段階と、
前記布石が重なっている着点がなければ、布石を終了する段階とを含むことを特徴とする、請求項72に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【請求項74】
前記布石過程は、
プレイヤー相互間に布石した石が同じ着点に着手された場合、再び布石するようにするか、または重なった着点の布石用石を除去して表示せず、その重なった着点に石が着手される場合、点数が加算されて一般石と異なる色相の点や図形で表示される加算着点、その重なった着点に石が着手される場合、点数が減算されて加算着点とは異なる色相の点や図形で表示される減算着点、またはその着点にプレイヤーの誰もが着手できないように、加算着点や減算着点とは異なる色相の点や図形で表示される禁止着点に設定する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項72に記載の碁の規則を活用したオンライン対戦用ボードゲーム方法。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6(a)】
【図6(b)】
【図7(a)】
【図7(b)】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6(a)】
【図6(b)】
【図7(a)】
【図7(b)】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公表番号】特表2010−508060(P2010−508060A)
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−534517(P2009−534517)
【出願日】平成20年8月22日(2008.8.22)
【国際出願番号】PCT/KR2008/004907
【国際公開番号】WO2009/025522
【国際公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(509122290)イープレイオン インク (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年8月22日(2008.8.22)
【国際出願番号】PCT/KR2008/004907
【国際公開番号】WO2009/025522
【国際公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(509122290)イープレイオン インク (2)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]