磁力発電

【課題】エネルギー問題の解決は窮地の地球を救う、唯一の解決方法と言って過言では無い。何億年も費やして生まれた化石燃料やガス等の資源を燃焼焼失し、CO、SOX、NOX等の排出をしている。ウラン、プルトニウムを核分裂利用をしている原子力発電も放射性物質他を排出し、放射性廃棄物の処理、埋設の問題や、天災、人災、テロ、等の危機もありうる。水力、太陽熱風力、地熱による発電は気象条件、立地条件に左右される。地球温暖化問題は1日も早く解決しなければならない。
【解決手段】本発明は永久磁石の磁極(N、S)の配列で吸引力、反発力が、移動荷重体を左右移動させる。この左右移動が末端の永久磁石と連動し、ソレノイド(円筒コイル)に磁石を出し入れすることで電流が流れる。これが磁力発電システムであり資源の枯渇も害も無く地球温暖化を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は磁力をエネルギー源としたもので、限られた資源を使用しない。危険を伴う排出物が無い。無公害で地球温暖化を阻止し、地球環境を最重視した磁力発電である。
【背景技術】
【0002】
原子力発電は資源として、ウランを、再生としてプルトニウムが使われる。放射能の危険性、放射性物質や放射線の環境汚染は周知の事実である。天災、人為的ミス、テロ、その他有事の際は大変危険である。核燃料の場合、稼働時のみならず、使用後も高レベル、低レベル放射性廃棄物質の処分、埋設の問題がある。
【0003】
火力発電の資源は主に化石燃料でLNG、NGL、LPG、都市G、天然G、等の地下資源、天然資源が、燃焼使用される。資源を焼失し、同時に多くのCO、SOX、NOXを排出し大気汚染する。発電効率も問題がある。
【0004】
資源消失は前記2点だが火力発電所の発電電力量の58%の数字から考えても燃料焼失量が、いかに多いか推測出来る。付け加えれば、原子力発電所の発電電力量は37%で2つ合わせると95%にもなる。
【0005】
水力発電では資源や危険性、大気汚染の問題は無いが巨額のダム建設費が掛かり、且つ、立地条件、気象条件を要す。時として自然の景観を破壊し史跡や文化遺産をも湖底に沈める可能性もある。発電電力量は、わずか4%。
【0006】
その他の発電として太陽熱、風力、地熱等が有るが、発電電力量の合計はわずか、0.006%、自然エネルギーなので資源消失は無いが、気象条件、立地条件に大きく左右される。風力の場合適性風量があり、無風は論外であるが風速25Mを超えると停止させる。強風であれば良いと言う問題ではない。水力発電も気象条件、立地条件に左右される。雨量次第で水量不足の事もある。近年、ダム建設の適応場所の関係上、揚水式という一度落下した水を夜間電力を利用してポンプ、アップし、再利用する方式を取っているが、水量が多いだけに、資源面でも、コスト面でも相当な損失である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
何億年という長い年月を費して生まれた化石燃料を発電、発熱、又車輌、船舶、航空機等の燃料として一瞬のうちに、膨大な量を燃焼、焼失しているのが現状である。勿論、代償は得ているが、0003でも記した様に大気汚染とその他重大な害も残している。石油紛争による戦争は悲劇である。火力発電の為に限りある資源を焼失し続ける事は大問題である。核分裂による原子力発電の功績は多大であるが、反面、0002で記した様に、常に危険が付きまとう。天災、人災、テロ、有事危機という不安情勢の中で100%絶対安全はありえない。水力発電の場合、巨額なダム建設費はさる事ながら、建設の為に地形を変え、時には史跡や文化遺産をも消し去る。風力や太陽熱、地熱の発電は立地条件、気象条件に大きく、左右される。発電は国の基幹産業であるからこそ、資源を焼失する事なく、地球温暖化を含む、大気汚染、地球全体に及ぼす環境汚染を1日も早く、阻止しなくてはならない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は磁力をエネルギー源とした磁力発電である。基本原理は磁力の特性である同極(NとN)(SとS)の反発力と対極(SとN)の吸引力の活用である。補助的役割りとして圧縮コイルバネを用いている。図1、図2で示す様に移動荷重体(1)(以降、荷重体という。)は移動を役割りとする強力な永久磁石であり、その左右には固定状態の磁石A(2)と磁石B(3)がある。いずれも強力な永久磁石である。仮に磁石A(2)と荷重体(1)が、SとNの関係で互いに吸引し合うと強力な力で接近する。接近する強い力で、圧縮コイルバネ(8)圧縮され反発力が生じる。磁石A(2)と荷重体(1)は完全密着では無く隙間が設けてある。その隙間に両磁石(2と1)が反発する磁極(SにはS)(NにはN)の絶縁遮蔽板(7)を差し込む事で両者は反発分離する。この時点で同時に圧縮コイルバネ(8)も反発する。磁極の反発力とバネの反発力により、荷重体(1)は磁石B(3)方向へ移動する。磁石B(3)側でも磁石A(2)と全く同じ経緯がなされ荷重体(1)磁石A(2)へ移動して戻る この左右移動運動が荷重体(1)に付いている連係棒(4)の先端に付いている強力な永久磁石C(5)を連動させる。磁石C(5)の先にはソレノイド(円筒コイル)(6)が有り、円筒コイル(6)に磁石C(5)が出し入れする事で電流が流れる。これが磁力発電のシステムである。尚、荷重体(1)の移動は、リニアシステムのガイドレール(10)上のキャリッジ(推進器)(9)に固定して左右移動する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の磁力発電は強力な永久磁石をエネルギー源としているので資源枯渇の心配が不要である。従来、限りある資源を焼失という形で代償を得ていたが、今後、その分、膨大な費用節減になる。同時に資源を長期有効活用が出来る。本発明は0007に記載した全ての課題を解決し、地球温暖化を防ぎ、クリーンな地球環境を構築する。気象条件、立地条件に左右されず、小費用、小スペースで建設が可能な事から都会から遠く離れた場所に発電所建設の必要もなく、鉄塔、中継所、送電線も最少限で済む。当然送電ロスも少なく、冬場の鉄塔や送電線のメンテナンス面でも格段と少なくなる。危険性が無いので、大都会でも建設可能。分散効果として大停電等のライフ、ライン全面ストップも無くなり、復旧も容易に可能になり危機対策上も好ましい。
【発明を実施するための最良な形態】
【0010】
本発明を図1の磁力発電平面図と図2の同、側面図(各水平型)に基づき説明する。説明に先立ち本文中の移動荷重体(1)磁石A(2)磁石B(3)、磁石C(5)絶縁遮蔽板(7)は全て強力な永久磁石である事、それ以外は基本的には非磁性体を使用する。(止むを得ぬ場合は除く。)固定した磁石(2)と(3)の間に位置し、左右移動が可能であり、移動が役割りであるが移動荷重体(1)である。(以降荷重体(1)という。)動作は荷重体(1)のNと磁石A(2)のSが、相互に吸引し合い接近する。この際、吸引力で圧縮コイルバネ(8)を圧縮する。接近した磁石A(2)のSと荷重体(1)のNは密着した訳ではない。それは両磁石が接近しても密着出来ない隙間加工が施してあるからである。その隙間に両者が反発し合う磁極(SにはS、NにはN)の絶縁遮蔽板(7)を差し込む事で反発分離する。この時前記圧縮コイルバネ(8)も圧縮から反発する。こうした反発で荷重体(1)は磁石B(3)方向へ移動する。荷重体(1)のSと磁石B(3)のNが相互に吸引し合い接近する。この動作は、磁石A(2)の接近時から反発分離の経緯と全く同じで磁石A(2)方向へ移動する。移動方法はリニア、システムのガイドレール(10)上のキャリッジ(推進器)(9)に荷重体(1)を固定させ、キャリッジ(9)移動する。リニア、システムの特性である重量物を高速、軽快、俊敏に移動し、摩擦負荷を軽減させる。この左右移動運動を無駄なく発電エネルギに繋げる為に本図面は左右が、同一対称になっている。即ち行く力も帰る力も本図面の両サイドで発電に繋げている訳である。荷重体(1)の上部(上部限定の必要はない。)には連係棒(4)が固定され、両先端には強力な永久磁石C(5)が付いている。その先にはソレノイド(円筒コイル)(6)があり、磁石C(5)を円筒コイル(6)に出し入れする事で電流が流れる。左右移動運動はこの為である。強力な永久磁石の磁力とバネの反発力、リニアシステムの負荷軽減とソレノイド方式の組合せに依る磁力発電である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】磁力発電平面図、(水平型)
【図2】磁力発電側面図(水平型)
【図3】磁力発電側面図(垂直型)
【符号の説明】
【0012】
1、移動荷重体(強力永久磁石) 2、磁石A(強力永久磁石) 3、磁石B(強力永久磁石) 4 連係棒 5、磁石C、(強力永久磁石)、6、ソレノイド(円筒コイル) 7、絶縁遮蔽板(強力永久磁石)、8、圧縮コイルバネ 9、キャリッジ(推進器) 10、ガイドレール、11、絶縁被覆 12、支柱、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本請求は強力な永久磁石の吸引力と反発力を活用した磁力発電である。図1、図2は磁力発電平面図と側面図(各水平型)である。両図は左右同一の対称型で発電機能を2つ持っている。理由は移動荷重体(強力永久磁石)(図1の1)が左右往復の移動運動をする事が発電に繋がる為で、右移動と左移動の往復する双方の力を無駄なく利用する為である。(当然、片側利用は可能。)移動荷重体(1)を以降荷重体(1)と言う。荷重体(1)に固定された、連係棒(4)の先端には強力な永久磁石C(5)が付いていて、その先の位置に、ソレノイド(円筒コイル)(6)がある。磁石C(5)を円筒コイル(6)に出し入れすると電流が流れる。この方法で発電する。荷重体(1)の左右移動は、リニア、システムのガイドレール(10)上のキャリッジ(推進器)(9)に固定する。リニア、システムの特性として、重量物でも高速、軽快、俊敏に作動し且つ摩擦負荷を軽減させる事である。移動エネルギーは強力な永久磁石の磁力である。移動原理は固定した磁石A(2)とB(3)の間に位置するのが荷重体(1)であり、仮に磁石A(2)と吸引し合うと磁極はS極とN極である。同時にこの吸引力は圧縮コイルバネ(図2の8)をも圧縮する。磁石A(2)と荷重体(1)は接近しても密着しない隙間加工が施してある。(磁石B(3)側も同じ施しがある。)その隙間へ強力な反発力の磁極をもつ絶縁遮蔽板(7)が差し込む事(SとS)(NとN)で反発する。前記圧縮されたコイルバネ(図2の8)も同時に反発する。荷重体(1)は磁石A(2)と磁石B(3)の間で左右移動を繰り返す。強力な永久磁石の磁力とバネの反発力、リニア、システムの負荷軽減とソレノイド方式で発電する事を特徴とする磁力発電。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−5571(P2009−5571A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−201297(P2007−201297)
【出願日】平成19年6月25日(2007.6.25)
【出願人】(501139168)