説明

磁歪特性に優れる方向性電磁鋼板

【課題】磁歪振動が抑制され騒音低減効果をもたらす磁歪特性に優れる方向性電磁鋼板を提供する。
【解決手段】まず、方向性電磁鋼板の表面にフォルステライトを主体とする無機鉱物質被膜を、さらにその上層には、平均密度が3.1g/cm3以上で平均硬度が15GPa以上の被膜を有することとする。例えば、上記上層被膜はコロイダルシリカとアルミナゾルを種々の割合で混合し、この混合物をフォルステライト被膜のある鋼板に900℃から1050℃の温度範囲で焼き付けることで形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、変圧器や発電器の鉄心等に利用される方向性電磁鋼板に関するものであり、中でも、例えば、低騒音トランス用の、磁歪特性に優れる方向性電磁鋼板に関するものである。
【背景技術】
【0002】
方向性電磁鋼板は変圧器やその他の電気機器用鉄心素材として利用され、磁気特性に優れること、中でも鉄損の低いことが要求される。また、近年は、電力需要の増大に伴い多数の変圧器が都市内に設置されるようになってきており、環境重視の風潮から鉄心材料から発せられる騒音の低減が求められている。この騒音の原因としては、電磁力によるコイルの振動、磁気吸引力による鉄心の継ぎ目や層間の振動、電磁鋼板自身の磁歪振動などが挙げられる。なお、磁歪振動とは、方向性電磁鋼板を交流で励磁した時に、鋼板の圧延方向に見られる伸縮運動のことである。
【0003】
上記に対して、鉄心材料からの騒音を低減する方法として、トランス設計の観点からは、鉄心の設計磁束密度を下げて磁歪振動を抑制する方法(例えば、特許文献1)が、あるいは、遮音ケースに挿入して直接的に騒音を低減したりする方法(例えば、特許文献2)が挙げられる。
【0004】
材料の観点からは、方向性電磁鋼板に施されている被膜の張力を上げることで、鉄損低減だけでなく、磁歪振動の低減を達成する方法が特許文献3に記載されている。張力付与型被膜による鉄損低減効果はよく知られており、磁区幅が減少する磁区細分化効果に依存する。磁歪特性に対しては、圧延方向と直角の90度磁区をも減少させるため、励磁していない状態での磁歪特性に有効である。
しかしながら、張力付与下での励磁挙動の観察から、磁歪振動の主原因となる90度磁区は励磁過程で一旦増加した後、消失することが明らかとなり、実使用条件下では張力付与型被膜が一概に磁歪特性、すなわちトランスの騒音改善には有益とはいえないことがわかってきた。
この張力付与型被膜は、被膜と鋼板との熱膨張係数の差を利用して鋼板に張力を付与しており、その張力発生原理から熱膨張係数が小さく、大きなヤング率を有する物質が張力付与型被膜の特性としては有利である。また、磁歪振動抑制の観点からは、被膜は厚いほどその効果は大きくなると考えられる。しかし、厚すぎる場合には、焼付け時にコーティング内部で発生した水蒸気の外部への排出が阻害され、被膜にふくれと呼ばれるふくらみ状の欠陥や穴欠陥を生じやすくなるという問題を有している。
【0005】
これに対して、特許文献4には、焼付け時の昇温速度を制御してふくれを防止する技術が、特許文献5には、コーティングを2回繰り返し行うことにより磁歪振動や歪感受性を低減する技術が開示されている。しかしながら、いずれの技術においても、被膜が厚くなると磁歪振動の減少には有利であるものの、依然としてふくれが発生し、占積率が低下するという問題を生じている。
【特許文献1】特開昭47-28419号公報
【特許文献2】特開昭48-83329号公報
【特許文献3】特公昭59-17521号公報
【特許文献4】特開平5-1387号公報
【特許文献5】特開平11-158645号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑み、好適な被膜を被成することにより、磁歪特性に優れる方向性電磁鋼板を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明者らは、被膜の物性と磁歪および騒音との関係について詳細に調査、検討を行った。その結果、平均密度と硬度を高めた被膜を電磁鋼板上に形成することにより磁歪特性に優れる方向性電磁鋼板が得られることを見出した。
【0008】
本発明は、以上の知見に基づきなされたもので、その要旨は以下のとおりである。
方向性電磁鋼板の表面にフォルステライトを主体とする無機鉱物質被膜を有し、さらに、該無機鉱物質被膜の上層に、平均密度が3.1g/cm3以上で平均硬度が15GPa以上の被膜を有することを特徴とする磁歪特性に優れる方向性電磁鋼板。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、磁歪特性に優れる方向性電磁鋼板が得られる。そして、本発明の方向性電磁鋼板を用いることにより、例えば、トランスの低騒音化がもたらされる等、環境および産業に与えるメリットは非常に大きい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明は、方向性電磁鋼板の表面にフォルステライトを主体とする無機鉱物質被膜を有し、さらに、該無機鉱物質被膜の上層に、平均密度が3.1g/cm3以上で平均硬度が15GPa以上の被膜を有することを特徴とする。このように、平均密度と硬度を高めた被膜を電磁鋼板上に形成することにより磁歪特性に優れる方向性電磁鋼板が得られることになる。
【0011】
まず、上記で用いる鋼板について説明する。本発明で用いることができる被膜を形成する前の鋼板は、方向性電磁鋼板であり、比抵抗を変化させて所望の磁気特性を得るために調整された鋼板(鉄板)であればどのような組成の鋼板でもよく、特に制限されない。以下に望ましい成分組成の一例を挙げる。この発明で使用される鋼板の成分としては、Siを1.5〜7.0%、Mnを0.03〜2.5%含有させることが望ましい。すなわち、SiやMnは製品の電気抵抗を高め、鉄損を低減するのに有効な成分であるが、Siは7.0%を超えると硬度が高くなり製造や加工が困難になりがちであり、Mnは2.5%を超えると熱処理時γ変態を誘起して磁気特性を劣化させる可能性がある。また、鋼中には、上記の元素の他に公知の方向性電磁鋼板の製造に適するインヒビター成分としてAl、B、Bi、Sb、Mo、Te、Sn、P、Ge、As、Nb、Cr、Ti、Cu、Pb、ZnおよびInなどが知られていて、これらの元素を単独、または複合で含有させることができる。さらに、C、S、Nなどの不純物はいずれも、磁気特性上有害な作用があり、特に鉄損を劣化させるので、それぞれC:0.003wt%以下、S:0.002wt%以下、N:0.002wt%以下とすることが好ましい。
【0012】
次いで、上記方向性電磁鋼板の表面にフォルステライトを主体とする無機鉱物質被膜を形成する。
最終仕上焼鈍後の方向性電磁鋼板表面には、フォルステライト被膜を有することが重要であり、本発明では、通常用いられるフォルステライトを有する最終仕上げ焼鈍板をそのまま用いることができる。電気メッキ法により被膜を被成する場合、フォルステライトが存在するとしても通電可能な程度に抵抗値が低ければ良い。溶融メッキ法や無電解メッキ法で金属被膜を被成する場合には特に問題なく被膜を形成できる。
【0013】
さらに、本発明では該無機鉱物質被膜の上層に、平均密度が3.1g/cm3以上で平均硬度が15GPa以上の被膜を形成する。これは本発明において最も重要な要件であり、以下に、平均密度が3.1g/cm3以上で平均硬度が15GPa以上の被膜を形成するに至った経緯について詳細に説明する。
【0014】
3%Siを含有する最終板厚0.23mmの方向性電磁鋼板に対して、通常のMgOを主体とする焼鈍分離剤を用いて最終仕上焼鈍を行い、フォルステライト被膜を有する鋼板を得た。次いで、得られたフォルステライト被膜を有する鋼板のさらに上層に、種々の酸化物、窒化物、炭化物、金属等からなる被膜を各々1μm被成し、上層の被膜物が異なる方向性電磁鋼板を数種類作成した。なお、上記被膜を形成するにあたって、上層の被膜物が酸化物の場合は主に酸化物コロイドを用いた塗布法を、上層の被膜物が窒化物、炭化物の場合はCVDまたはPVD法を、上層の被膜物が金属の場合はめっき法をそれぞれ用いた。
【0015】
被膜の評価については薄膜ゆえに、そのヤング率と平均硬度を原子間力顕徴鏡(AFM)のカンチレバーと圧子を利用したナノインデンテーション法にて評価し、密度については重量変化から算出した。なお、ここで、ナノインデンテーション法とは、圧子(インデンタ)を測定材料(薄膜)表面に押し付けて荷重を準静的に変化させたときの荷重と圧子の位置(変位)を正確に測定することにより硬度及び弾性率を求めるものである。そして、この硬度(H)およびヤング率(E)は下記式で定義される。
H=Pmax/A …(1)
E=(√π/2√A)・dP/dh …(2)
(但し、Pm a x は最大荷重(最大変位時の荷重)、Aは最大荷重時の圧子の接触面積、hは圧子の変位(押し込み深さ)を示す。)具体的には、圧子を最大荷重まで測定材料表面に押し付け(loading)てから離す(unloading)までの荷重(Load)−変位(displacement)曲線において、unloadingでの最大荷重時の傾きをdP/dhとする。従って、最大荷重時の圧子の接触面積(A)を求めることができれば、荷重(Load)−変位(displacement)曲線から求めたPmax値及びdP/dh値と上記(1)、(2)式から硬度およびヤング率を求めることができる。なお、上記において、接触面積(A)を求める方法は限定されず公知のいかなる方法でもよい。
【0016】
次いで、上記被膜を有する方向性電磁鋼板に対して、リン酸塩とコロイド状シリカを主成分とする絶縁被膜液をロールコーターにて種々の厚みに塗布し、800℃で1分の焼鈍を行い、供試材を作成した。
【0017】
得られた供試材について、磁束密度B=1.7T、周波数50Hzにおける磁歪特性を評価した。表1に得られた被膜の物性値と、磁歪特性評価結果を示す。なお、磁歪特性評価結果については、圧縮応力耐性として、磁歪−圧縮応力特性曲線のうち、圧縮付加応力σ=5.0MPa時の磁歪値入p-p値が2×10−6未満となる条件を○印、それ以上の値となる条件を×印で示している。
【0018】
【表1】

【0019】
表1より、磁歪振動に対する圧縮応力耐性は密度および硬度と密接な関係があり、密度が3.1g/cm3以上でかつ硬度が15GPa以上となる被膜を用いることで磁歪振動に対する圧縮応力耐性すなわち磁歪特性が良好となることがわかる。また、一般的に(例えば特許第2664323号公報など)、鉄損の低減にはヤング率が高く、低熱膨張係数の物性が有利とされているが、磁歪特性を良好とし磁歪振動を抑制するにはヤング率よりもむしろ、密度および硬度が有効であることがわかる。例えば、TiO2やZnO2を被膜として用いた場合はSiNxよリヤング率、密度ともに大きい。にもかかわらず、TiO2やZnO2の硬度は15GPa未満であるため、磁歪特性は改善されない。またムライトのように、硬度が大きくても密度が3.1g/cm3未満の場合にも磁歪特性は改善されない。
以上の結果より、磁歪特性を良好とし磁歪振動を抑制するには、被膜の密度と硬度の両者を適切な範囲にすることが重要であり、本発明においては、平均密度が3.1g/cm3以上でかつ平均硬度が15GPa以上の被膜を有することとする。
【0020】
かかる被膜の存在により磁歪特性が改善する明確な理由は定かではないが、励磁状態で生じる鋼板のミクロな磁性振動の増加に対して、高密度の被膜の慣性が大きいこと、そして、高硬度な被膜はかかる振動の増加を抑制する方向に作用すること、これらが磁歪特性が改善する理由と考えられる。
【0021】
このように、無機鉱物質被膜の上層に、平均密度を3.1g/cm3でかつ平均硬度が15GPa以上の被膜を有することにより、すなわち、被膜密度と硬度を高めることにより、被膜の慣性を増し、励磁条件での磁歪振動を抑制させることが可能となる。
【0022】
上記において、複数種の被膜を組み合わせた場合には、最終的に被膜を形成した時点での平均密度および平均硬度が本発明範囲内であればよい。例えば、金属メッキ法ならば分散粒子添加後の物性値であり、コロイド酸化物同士の混合であれば、混合、焼付け後の物性値を評価する必要がある。
【0023】
上記被膜の膜厚については、特に限定はしないが、片面当たり1g/m2以上の膜厚とすることが好ましい。上限については占積率、被膜の健全性、密着性の観点から20g/m2以下が好ましい。
【0024】
さらに、本発明においては、上記平均密度が3.1g/cm3以上で平均硬度が15GPa以上の被膜の上層として積層鋼板間の絶縁性を高めることを目的とした絶縁被膜を形成することができる。上記被膜の上に形成することが可能な絶縁被膜としては、張力付与効果を有している方が鉄損値低減にはより有効である。しかし、これに限定はされず、絶縁性を有するものであれば特に限定はしない。例えば、張力付与型被膜としては、従来からフォルステライト被膜を有する方向性電磁鋼板に用いられているリン酸塩-コロイダルシリカ−クロム酸系のコーティング等が挙げられ、その効果およびコスト、均一処理性などの点から好適に使用される。これ以外にもホウ酸−アルミナ等の酸化物系被膜を適用することも可能である。被膜の平均密度を増加させる手段のひとつとして、塗布型の被膜を用いる場合は、その中に微細粒子を分散させて、被膜の平均密度を大きくすることも有効であり、例えば、比重の大きなHfC、WC、TaC等の炭化物やHfN、TaN、CrNなどの窒化物、ほう化物、酸化物などのセラミックスや金属粉末を分散添加させると良い。不溶性微粒子の場合には粒子が均一にコーティング中に分散するために強撹拌するなどの工夫が必要である。
絶縁被膜の厚みとしては、張力付与効果や占積率、被膜密着性等の点から0.3〜10μm程度の範囲が好ましい。
さらに、このようにして得られた鋼板に、更なる鉄損低減を目的としてレーザーあるいはプラズマ炎等を照射して、磁区の細分化を行っても絶縁コーティングの密着性にはなんら問題ない。また、本発明の方向性電磁鋼板の製造工程の任意の段階で磁区細分化のため、表面にエッチングや歯形ロールで一定間隔の溝を形成することも、いっそうの鉄損低減をはかる手段として有効である。
【実施例1】
【0025】
3%Siを含有する最終板厚0.23mmに圧延された冷延板に対して、脱炭、一次再結晶焼鈍を行った後、MgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布し、二次再結晶過程と純化過程を含む最終焼鈍を施し、フォルステライト被膜のある鋼板を得た。
【0026】
次いで、コロイダルシリカとアルミナゾルを種々の割合で混合し、この混合物を上記にて得られた鋼板に900℃から1050℃の温度範囲で焼き付けた。被膜の厚みは片面当たリ8g/m2で一定とした。被膜形成による重量増加と別途SEM観察にて測定した被膜厚みから平均密度を算出した。また、ナノインデンテーション法にて被膜の硬度を測定した。また、SEM観察にてシリカとアルミナは十分均一に混合していることを確認した。
【0027】
次いで、絶縁被膜としてリン酸マグネシウムおよびクロム酸マグネシウムを主成分とする水性処理液を塗布し、800℃で焼き付け供試材を得た。得られた供試材について、磁束密度B=1.7T、周波数50Hzにおける磁歪特性を評価した。表2に、得られた被膜の物性値と、磁歪−圧縮応力特性曲線のうち、圧縮付加応力σ=5.0MPa時の磁歪入p-p値を合わせて示す。
【0028】
【表2】

【0029】
表2から明らかなように、No.1〜4の比較例では、シリカ/アルミナ複合酸化膜の硬度が15GPa未満か、もしくは平均密度が3.1g/cm3未満であるため磁歪入p-p値が高く磁歪特性が劣っている。これらに対し、No.5〜7の本発明例は磁歪入p-p値が2×10−6未満となっており優れた磁歪特性を示している。
【実施例2】
【0030】
3%Siを含有する最終板厚0.23mmに圧延された冷延板に対して、脱炭、一次再結晶焼鈍を行った後、MgOを主成分とし添加する金属塩化物の量を調整した焼鈍分離剤を塗布し、二次再結晶過程と純化過程を含む最終焼鈍を施し、フォルステライト被膜のある鋼板を得た。また、上記により得られた鋼板の表面にメッキが可能であることを確認した。
次いで、得られた鋼板に対して、浴温度と電流密度を変化させて種々のCrメッキを施した。なお、メッキ浴はCrO3:250g/l、H2SO4:2.5g/lとからなるサージェント浴を使用した。Crメッキ層の厚みは片面当たり5g/m2で一定とした。また、得られたメッキ鋼板に対して、実施例1と同様の方法にて密度を測定したところ、条件による密度の変化はほとんどなく、7.2g/cm3で一定であった。また、ナノインデンテーション法にて測定した被膜の硬度については、浴温度と電流密度の双方を適当な範囲に制御することにより、高硬度の被膜が得られた。その後、絶縁被膜としてリン酸アルミニウム、コロイダルシリカおよび無水クロム酸を主成分とする水性処理液を塗布し、800℃で焼き付けた。
【0031】
得られた絶縁被膜コーティング後の供試材について、周波数50Hz、磁束密度B8=1.7Tにおける磁歪特性を評価した。なお、評価を行うにあたっては、Crメッキを行わなかった試料を基準としてその磁歪の差分値△λppを求め、磁歪の差分値△λppとCrメッキの硬度との関係で整理した。得られた結果を表3に示す。
【0032】
【表3】

【0033】
表3より、No.1、2、6、7の比較例は、Crメッキ被膜の硬度が15GPa未満のため、Crメッキを施していない試料No.0と比較しての△λppにほとんど差がなく磁歪特性の改善が見られない。これらに対し、No.3〜5の本発明例は優れた磁歪特性を示している。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の電磁鋼板は磁気特性に優れ、かつ、磁歪振動が抑制され騒音低減効果もあるため、低騒音トランス用素材をはじめ、変圧器や電気機器用鉄心素材等、多様な用途に使用することが可能となる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
方向性電磁鋼板の表面にフォルステライトを主体とする無機鉱物質被膜を有し、
さらに、該無機鉱物質被膜の上層に、平均密度が3.1g/cm3以上で平均硬度が15GPa以上の被膜を有することを特徴とする磁歪特性に優れる方向性電磁鋼板。

【公開番号】特開2007−177260(P2007−177260A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−373896(P2005−373896)
【出願日】平成17年12月27日(2005.12.27)
【出願人】(000001258)JFEスチール株式会社 (8,589)
【Fターム(参考)】