説明

磁気媒体取扱装置

【課題】
保磁力の異なる磁気カードが混在して使われるATM等の装置において、磁気カードの保磁力に適した電流にて磁気カードに情報の書込みを行う。
【解決手段】
磁気媒体の読取り/書込みを行う媒体読取り/書込み部12と、磁気媒体読み書き部の制御を行う主制御部11を備える磁気媒体取扱装置において、磁気媒体読取り/書込み部12は、磁気媒体の所定の領域に予め書き込まれた磁気媒体の磁気保磁力に関する保磁力情報を読む。主制御部11は読取られた該保磁力情報を判定し、この主制御部11での判定結果に従って、磁気媒体読取り/書込み部12は、所定の電流にて磁気媒体に情報の書込みを行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気媒体取扱装置に係り、特に、金融機関等で使用される磁気カードの記録の情報に基づき現金の取引を行う現金自動取引装置(ATM)における磁気媒体の取扱装置及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ATMで磁気カードを用いて現金の取引きを行う場合、例えば特開平7−254030公報に記載のように、利用者が操作案内表示に従って磁気カードを挿入口に入れ、キーボードもしくはタッチパネルより入力された暗証番号をチェックして、本人であることを確認した後、現金の預け入れ、払い出し、振り込み等の取り引きを行っている。
通常使用される磁気カードは、その表(おもて)面に磁気ストライプを備え、そこに金融機関用の情報が書込まれている。また、金融機関がクレジット会社と提携している場合には、磁気カードの裏面にある磁気ストライプにクレジット用の情報が書込まれている。
【0003】
磁気カードの磁気ストライプの保磁力について見ると、一般的に、表面の磁気ストライプの保磁力が51.7 kA/m(650 Oe)、裏面の磁気ストライプの保磁力が23.9 kA/m(300 Oe)程度であり、比較的低い保磁力のものが主流である。しかしながら低い保磁力の場合、外部からの磁界の影響により磁気記録の一部または全部が消えてしまったり、出力が低くなってしまい、これにより読取りができなくなる恐れがある。
このような磁気消えの対策として、最近では、裏面の磁気ストライプの保磁力を218.8 kA/m(2750 Oe)とし、高い保磁力を使用したものが増えている。
【0004】
このような状況から、異なる保磁力を持った磁気カードが混在してATMで使用される事態になっている。このような場合、ATMでは磁気カードの情報を読取る時には影響ないが、情報を磁気ストライプに書込む時には、それぞれの保磁力に適した書込み電流で書込みする必要がある。このため高保磁力の磁気カードに対して、低保磁力カード用の書込み電流で書込みを行うと、電流が弱すぎるために磁気カードの情報が書き変わらず、前の情報が残ったままになってしまう。また、低保磁力カードに対して高保磁力カード用の書込み電流で書込みを行うと、電流が強すぎるために疑似ピークが発生してしまう恐れがあり、書込み情報が異常となってしまう場合がある。
【0005】
【特許文献1】特開平7−254030公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これらの問題に対処する手段として、保磁力を測定できる機器を付加し、書込みをする際に、ATMに取り込まれた磁気カードの保磁力を測定し、その磁気カードが低保磁力か高保磁力かを判定した後、最適な書込み電流で情報の書込みを行う案や、ATMに一旦取り込まれた磁気カードに対して低保磁力用の電流で書込み、書込んだ情報をチェックし、情報が書き変わっていない場合は高保磁力用の電流で再度書込む案などが考えられる。
【0007】
従来の磁気カードでは、金融機関による情報が書きこまれている、表面の磁気ストライプについては、情報の書き換えを行う場合があるが、クレジット提携の情報が書込まれている、裏面の磁気ストライプは読取専用である。磁気ストライプの保磁力が、低保磁力のタイプと高保磁力のタイプが混在するのは裏面の磁気ストライプのみであるため、前述したような、保磁力の違いを判断する必要はない。
【0008】
しかし、表面の磁気ストライプについても高保磁力タイプを採用するニーズがあること、また、裏面の磁気ストライプについても書き換え可能とすることを要求される可能性があることから、保磁力の異なる磁気カードを混在して取扱う場合、磁気カードの保磁力を判断し、適切な書込み電流にて書き換えを行う必要性が増している。
上述のように、ATMに磁気カードの磁気ストライプの保磁力を測定する機能を追加する案では、高価格な磁気測定機器を搭載しなければならなくなる。また、磁気情報の二度書込みを行う案の場合には、高保磁力の磁気カードの取り引きにおいて書込み時間がかかり、現金の取引処理時間が長くなると言う問題が生じる。
【0009】
本発明の目的は、保磁力の異なる磁気媒体が混在して取扱われる装置において、比較的安価な構成によって、磁気媒体の保磁力に適した電流で情報の書込みを行うことができる磁気媒体取扱装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、磁気媒体の読取り/書込みを行う媒体読取り/書込み部と、磁気媒体読み書き部の制御を行う主制御部を備える磁気媒体取扱装置において、磁気媒体読取り/書込み部は、磁気媒体の所定の領域に予め書き込まれた磁気媒体の磁気保磁力に関する保磁力情報を読み、主制御部は読取られた保磁力情報を判定し、磁気媒体読取り/書込み部は、主制御部で判定された結果に従って、所定の電流にて磁気媒体に情報の書込みを行うように構成される。
【0011】
好ましい例では、磁気媒体読取り/書込み部で、保磁力情報が記録されていない磁気媒体が読取られた場合、磁気媒体読取り/書込み部は、低保磁力用の書込み電流によって低保磁力用の情報を追加記録し、磁気媒体の全ての情報を書き換えた後、磁気媒体の情報を読取り、情報が書き換わっていない磁気媒体に対しては、高保磁力用の書込み電流にて高保磁力用の情報を追加記録して磁気媒体の全ての情報を書き換える。
また、好ましい例では、磁気媒体の磁気ストライプが低保磁力または高保磁力であるかを判別するための保磁力情報を、磁気媒体の所定の領域に記録する。
【0012】
また、好ましい例として、本発明を現金自動取引装置に適用した場合の磁気媒体の取扱い方法において、磁気媒体読取り/書込み部で、磁気媒体の所定の領域に予め書き込まれた磁気媒体の磁気保磁力に関する保磁力情報を含む情報を読むステップと、磁気媒体の利用者から入力された暗証番号をチェックするステップと、チェックの結果、暗証番号が正当な場合に、利用者により指定された現金の取引きを行うステップと、チェックの結果、暗証番号が誤りである場合に、前記読取られた保磁力情報から磁気媒体の保磁力を判定するステップと、磁気媒体読取り/書込み部で、この判定結果に従った電流により、利用者が暗証番号を誤って入力した回数に関する情報を磁気媒体に書き込むステップと、を有する磁気媒体の取扱い方法である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、保磁力の異なる磁気カードが混在して扱われるATM等の装置において、磁気媒体の磁気ストライプに予め書込まれた抗磁力情報に従って、抗磁力に適した電流で情報の書込みを行い、これにより比較的安価な構成で情報を書込むことができる。
また、保磁力情報がない磁気カードに対しても、初めの取り引きで保磁力情報を追加して書込むことで、以降の取り引きについて高速書込みを可能とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。
図1は一実施例が適用されるATMの模式図、図2はATMの制御ブロック図である。
【0015】
ATM1は、入力/表示部10、主制御部11、媒体読取り/書込み部12、紙幣入出金部13、明細票発行部14、音声出力部15から構成される。ATM1はセンター7と専用回線で接続されている。主制御部11はATM1全体の制御を行い、センター7とデータの送受信を行う。入力/表示部10は、操作パネル2上で利用者に暗証番号や取引金額の入力を行わせたり、操作案内などの表示を行う。音声出力部15は操作案内などのガイダンスを音声スピーカ6から流す。紙幣入出金部13は、紙幣入出金口3から現金取引時の入金及び出金を行う。明細票発行部14は、出金や残高などの明細情報を明細票発行口4から出力する。媒体読取り/書込み部12は、磁気カード入出口5から挿入された磁気カードAに書き込まれた情報の読取り及び情報の書込みを行う。情報の読み書きが行われた磁気カードAは磁気カード入出口5へ放出される。
【0016】
次に、図3を参照して磁気カードAの磁気ストライプの情報構成について説明する。
【0017】
磁気ストライプの情報は、読取り順にタイミング信号20(連続した2進符号“0”)、始め符号21(1バイト)、データ22(表面磁気ストライプの場合は最大69バイト)、終り符号23(1バイト)、水平冗長検査文字(以後LRCと称す)24(1バイト)、タイミング信号25(連続した2進符号“0”)で構成される。データ22には金融機関の情報、例えば利用者の口座番号等を含む情報が書込まれているが、一般的に取引に使用されている情報は69バイト以下であり、取引に使用しない部分には“0”(30)が書込まれている。
【0018】
図4は、一実施例による磁気カードの磁気ストライプの構成を示す。
あらかじめ磁気カードのデータ22の69バイト目を保磁力情報と定義しておく。例えば「00」ならば、低保磁力を示し、「01」ならば高保磁力を示すとする。
媒体読取り/書込み部12で、磁気カードの磁気ストライプ情報を読取った際に、主制御部11で、データ22の69バイト目をチェックすることで、取り込まれた磁気カードが低保磁力なのか高保磁力なのかを判断する。なお、保磁力情報の場所は69バイト目以外でも構わない。
【0019】
図5は、他の実施例による磁気カードの磁気ストライプの構成を示す。
あらかじめ磁気カードのLRC直後の1ビット目を保磁力情報と定義しておき、「0」ならば低保磁力を示し、「1」ならば高保磁力を示すものとする。媒体読取り/書込み部12で磁気カードの磁気ストライプ情報を読取った際に、主制御部11でLRC直後の1ビット目をチェックすることで、取り込まれたカードが低保磁力なのか高保磁力なのかを判断する。なお保磁力情報の場所は1バイトで表しても構わない。
【0020】
次に、図6のフローチャートを参照して、一実施例における磁気カードの取扱い動作を説明する。
本実施例では、例えば利用者が暗証番号入力を間違え、カード情報の書き換えが行われる場合を例に上げて説明する。
【0021】
まず、利用者は、操作パネル2に表示される現金の預入れ、払出し、振込み等の取り引き内容のひとつを選択する(S1)。ここで、利用者は「払出し」を選択したとする。
利用者が磁気カードAを磁気カード入出口5に挿入する(S2)。磁気カードAに書込まれている情報を媒体読取り/書込み部12で読取られ(S3)、操作パネル2から利用者に暗証番号を入力させる(S4)。この時、主制御部11は暗証番号のチェックを行う。利用者が暗証番号を連続して間違えたことが分かると、主制御部11は暗証番号不一致の累積回数を磁気カードAに記録する処理を行なう。
【0022】
そのため、主制御部11の制御により、磁気カードAの情報を書き換える処理が始まる(S5)。情報の書き換えが必要な場合、磁気カードAの保磁力が低保磁力か高保磁力かの判定を行い(S9)、磁気カードAの保磁力に適した電流にて、媒体読取り/書込み部12で情報の書き換えを行う(S10)。そして、磁気カードAの情報が正しく書き換えられたことを認識した後(S11)、取扱いできない旨を操作パネル2、または音声出力部15より利用者にガイダンスし(S12)、磁気カードAを返却する(S13)。
【0023】
一方、主制御部11における判定の結果、入力された暗証番号が正しい場合には、払出し金額を入力させる(S6)。入力された金額情報等は、主制御部11で一次処理され、その後センター7との間でデータ送受信して、取り引き処理を行う(S7)。そして処理が終わると、磁気カードAを磁気カード入出口5から放出する(S8)。この時、明細票が明細票発行口4から発行され、また紙幣入出金口3から指定された払出し金額の紙幣が出金される。これにより一連の取引き処理を終了する。
【0024】
次に、図7を参照して他の実施例による磁気カードの取扱い動作について説明する。
図7のステップS5までは、前述した図6と同じである。
ステップS3の磁気カードの情報読取りにおいて、磁気カードAの所定の領域に保磁力情報が無いと判定された場合には、媒体読取り/書込み部12は磁気カードAの情報を低保磁力用の電流で書き換える(S14)。その際、同時に低保磁力である旨の情報を、所定の領域に追加して書込む。そして、磁気カードAの情報が正しく書き換えられたかどうかを判定し(S15)、磁気カードAが高保磁力カードであった場合は書き換え不良としてエラーになる。
【0025】
エラーになった磁気カードAに対しては、媒体読取り/書込み部12は、磁気カードAの情報を高保磁力用の電流で書き換える(S16)。その際、同時に高保磁力用の情報を追加して書き込む。磁気カードAの情報が正しく書き換えられたことを主制御部11が認識した後(S17)、取扱いできない旨を操作パネル2、または音声出力部15より利用者にガイダンスし(S18)、磁気カードAを返却する(S19)。
一方、暗証番号の入力が正しい場合は、前述と同様にステップS6〜S8の動作が行われる。
【0026】
本発明の実施態様について示すと、例えば以下の通りである。
(1)磁気媒体の読取り/書込みを行う媒体読取り/書込み部と、該磁気媒体読み書き部の制御を行う主制御部を備えた磁気媒体取扱装置において、該磁気媒体読取り/書込み部は、該磁気媒体の所定の領域に予め書き込まれた該磁気媒体の磁気保磁力に関する保磁力情報を読み、該主制御部は読取られた該保磁力情報を判定し、該磁気媒体読取り/書込み部は、該主制御部で判定された結果に従って、所定の電流にて該磁気媒体に情報の書込みを行う磁気媒体取扱装置。
(2)前記保磁力情報は該磁気媒体に設けられた磁気ストライプのデータ領域内の未使用部に記録される(1)の磁気媒体取扱装置。
(3)前記保磁力情報は、磁気ストライプの記録領域の水平冗長検査文字が記録されている領域の後に記録される(1)の磁気媒体取扱装置。
(4)該磁気媒体読取り/書込み部は、該保磁力情報の読取り結果に基き、保磁力に適した書込み電流にて磁気媒体の全ての情報を書き換える(1)の磁気媒体取扱装置。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】一実施例によるATMの模式図。
【図2】一実施例によるATMの制御ブロック図。
【図3】一実施例における磁気カードの磁気ストライプの構成を示す図。
【図4】一実施例における磁気カードの磁気ストライプの構成を示す図。
【図5】他の実施例による磁気カードの磁気ストライプの構成を示す図。
【図6】一実施例によるATMにおける磁気カードの取扱い動作を示すフローチャート。
【図7】他の実施例によるATMでの磁気カードの取扱い動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0028】
1 ATM、 2 操作パネル、 3 紙幣入出金口、
4 明細票発行口、 5 磁気カード入出口、 6 音声スピーカ、
7 センター、 10 入力/表示部、 11 主制御部、
12 媒体読取り/書込み部、 13 紙幣入出金部、 14 明細票発行部、
15 音声出力部、 20 タイミング信号、 21 始め符号、
22 データ、 23 終り符号、 24 LRC、
25 タイミング信号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気媒体の読取り/書込みを行う媒体読取り/書込み部と、該磁気媒体読み書き部の制御を行う主制御部を備える磁気媒体取扱装置において、
該磁気媒体読取り/書込み部は、該磁気媒体の所定の領域に予め書き込まれた該磁気媒体の磁気保磁力に関する保磁力情報を読み、
該主制御部は読取られた該保磁力情報を判定し、
該磁気媒体読取り/書込み部は、該主制御部で判定された結果に従って、所定の電流にて該磁気媒体に情報の書込みを行うことを特徴とする磁気媒体取扱装置。
【請求項2】
該磁気媒体読取り/書込み部で、保磁力情報が記録されていない磁気媒体が読取られた場合、該磁気媒体読取り/書込み部は、低保磁力用の書込み電流によって低保磁力用の情報を追加記録し、該磁気媒体の全ての情報を書き換えた後、該磁気媒体の情報を読取り、情報が書き換わっていない磁気媒体に対しては、高保磁力用の書込み電流にて高保磁力用の情報を追加記録して磁気媒体の全ての情報を書き換えることを特徴とする請求項1記載の磁気媒体取扱装置。
【請求項3】
該磁気媒体の磁気ストライプが低保磁力または高保磁力であるかを判別するための保磁力情報を、該磁気媒体の所定の領域に記録することを特徴とする請求項1又は2の磁気媒体取扱装置。
【請求項4】
磁気媒体を取扱う装置における磁気媒体へ情報の読取り/書込み方法であって、
磁気媒体読取り/書込み部で、該磁気媒体の所定の領域に予め書き込まれた該磁気媒体の磁気保磁力に関する保磁力情報を読むステップと、
読取られた該保磁力情報を判定するステップと、
該磁気媒体読取り/書込み部で、該判定結果に従って所定の電流にて該磁気媒体に情報の書込みを行うステップと、
を含む磁気媒体への情報の読取り/書込み方法。
【請求項5】
磁気媒体を用いて現金の取引きが行われる現金自動取引装置における磁気媒体の取扱い方法において、
磁気媒体読取り/書込み部で、該磁気媒体の所定の領域に予め書き込まれた該磁気媒体の磁気保磁力に関する保磁力情報を含む情報を読むステップと、
該磁気媒体の利用者から入力された暗証番号をチェックするステップと、
該チェックの結果、暗証番号が正当な場合に、利用者により指定された現金の取引きを行うステップと、
該チェックの結果、暗証番号が誤りである場合に、前記読取られた保磁力情報から該磁気媒体の保磁力を判定するステップと、
磁気媒体読取り/書込み部で、該判定結果に従った電流により、利用者が暗証願号を誤って入力した回数に関する情報を該磁気媒体に書き込むステップと、
を有することを特徴とする磁気媒体の取扱い方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−11582(P2006−11582A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−184525(P2004−184525)
【出願日】平成16年6月23日(2004.6.23)
【出願人】(504373093)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 (1,225)
【Fターム(参考)】