説明

磁気式変位センサと変位検出方法

【課題】
永久磁石の列とコイルの列との相対速度が磁気式変位センサの出力に影響しないようにすると共に、永久磁石の列の長さを短くできるようにする。
【構成】
磁気式変位センサが、変位の検出方向に沿って、同数のコイルから成り、かつ変位の検出方向に沿っての列の始まりと終わりの位置が等しい少なくとも2列のコイルの列と、永久磁石の列とを備え、永久磁石の列とコイルの列との相対速度と、永久磁石の列からの磁界とによる変位センサの出力への影響を、少なくとも2列のコイルの列間でキャンセルする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は磁気式変位センサによる変位の検出に関する。
【背景技術】
【0002】
出願人は、永久磁石の列とコイルの列とを平行に配置することにより、これらの間の相対位置を検出する磁気式変位センサを提案した(特許文献1:JP4513673B)。この磁気式変位センサでは、コイルは永久磁石からの磁界を受けて交流インピーダンスが変化し、永久磁石の配列ピッチを基準とする位相によりコイルを流れる電流が変化する。これに対して発明者は、永久磁石の列とコイルの列との相対速度により磁気式変位センサの出力が変化することと、相対速度の影響は永久磁石の列の端部付近にあるコイルで著しいこととを見出した。これへの対策として永久磁石の列を長くすることは効率的ではないし、カーブ区間での移動体の位置を磁気式変位センサで検出する場合には、長い永久磁石の列を設けても、カーブの曲率のため、コイルの列と向き合わせることが難しい。
【0003】
ここで関連する先行技術を示す。特許文献2(JP2005-195391A)は、移動体への非接触給電線からの交流電流による起電力を打ち消すため、磁気式変位センサでのコイルの巻き方を1個毎に逆にし、巻き方が逆の2個のコイルを並列に使用することを開示している。しかし特許文献2は永久磁石の列とコイルの列との相対速度には触れていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】JP4513673B
【特許文献2】JP2005-195391A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明の課題は、永久磁石の列とコイルの列との相対速度が変位センサの出力に影響しないようにすることと、永久磁石の列の長さを短くできるようにすることとにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の磁気式変位センサは、被検出用の永久磁石の列とコイルの列との変位を検出し、
変位の検出方向に沿って、同数のコイルから成り、かつ変位の検出方向に沿っての列の始まりと終わりの位置が等しい少なくとも2列のコイルの列と、永久磁石の列とが設けられ、
永久磁石の列とコイルの列との相対速度と、永久磁石の列からの磁界とによる変位センサの出力への影響を、前記少なくとも2列のコイルの列間でキャンセルするように構成されていることを特徴とする。
【0007】
この発明の変位検出方法は、磁気式変位センサにより、被検出用の永久磁石の列とコイルの列との変位を検出する方法であって、
磁気式変位センサでは、変位の検出方向に沿って、同数のコイルから成り、かつ変位の検出方向に沿っての列の始まりと終わりの位置が等しい少なくとも2列のコイルの列と、永久磁石の列とが設けられ、
永久磁石の列とコイルの列との相対速度と、永久磁石の列からの磁界とによる変位センサの出力への影響を、前記少なくとも2列のコイルの列間でキャンセルすることを特徴とする。
【0008】
磁気式変位センサの出力が相対速度に依存する原因は、永久磁石からの磁界とコイルを流れる電流とにより生じる誘導起電力にある。ここでコイルの列を、永久磁石2個分の長さにすると、1個目の永久磁石と2個目の永久磁石とで、コイルに及ぼす磁界の向きが逆なので、誘導起電力をキャンセルできる。しかし磁石の列の端では、例えば1個の永久磁石のみがコイルの列と向き合う等により、誘導起電力をキャンセルできない。これに対して、2列のコイルの列を設けると、コイルへ流れる電流の向きとコイルの巻き方等により、誘導起電力をコイルの列間でキャンセルできる。このため、相対速度は磁気式変位センサの出力に影響しないようになり、また向き合ったコイル間で誘導起電力をキャンセルするので、永久磁石の列がコイルの列に完全に重なる必要が無くなり、永久磁石の列を短くできる。なおこの明細書において、磁気式変位センサに関する記載はそのまま変位検出方法にも当てはまり、変位検出方法に関する記載はそのまま磁気式変位センサにも当てはまる。
【0009】
好ましくは、前記少なくとも2列のコイルの列は、向かい合ったコイルの巻き方が同じで電流の向きが逆か、向かい合ったコイルの巻き方が逆で電流の向きが同じになるようにされている。例えば差動結線により、コイルの巻き方を同じにして電流の向きを逆にすると、誘導起電力の向きは逆になる。また例えば和動結線により、向かい合ったコイルの巻き方が逆にして電流の向きが同じにしても、誘導起電力の向きは逆になる。
【0010】
また好ましくは、前記2列のコイルの列の前後両端に、ダミーのコイルが設けられていることを特徴とする、請求項1の磁気式変位センサ。列の中央部のコイルでは、両側に他のコイルがあるのに対し、列の端のコイルでは片側にしか他のコイルがない。このため列の中央と端とで、コイル間の相互インダクタンスが異なり、コイルのインピーダンスは不揃いな状態になる。ここでコイルの列の前後両端に、ダミーのコイルを設けると、列の何れの位置の検出用のコイルも左右両側に他のコイルがあり、インピーダンスがコイル間で均一になる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施例での移動体の軌道を模式的に示す図
【図2】移動体と軌道の鉛直方向断面図
【図3】移動体の走行駆動系のブロック図
【図4】磁気式変位センサの出力から制御中心の位置への変換を示す図
【図5】実施例での磁気式変位センサのコイルの配置を永久磁石とを示す図
【図6】磁気式変位センサでの信号処理回路を示すブロック図
【図7】変形例での磁気式変位センサのコイルの配置を永久磁石とを示す図
【図8】第2の変形例でのコイルの配置を示す図
【図9】実施例で、端部の永久磁石を変位センサが部分的に向き合っている状態を示す図
【図10】比較例での磁気式変位センサと被検出用磁石とを示す図
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。この発明の範囲は、特許請求の範囲の記載に基づき、明細書の記載とこの分野での周知技術とを参酌し、当業者の理解に従って定められるべきである。
【実施例】
【0013】
図1〜図10に、実施例の磁気式変位センサ22とその変形とを示し、センサ22は移動体システム2での移動体8の位置を検出する。各図において、4は移動体8が走行する軌道で、直線区間5とカーブ区間6とを備えている。移動体8は例えば3輪の車輪9,10,10により軌道4に沿って走行し、カーブ区間6では軌道4によりガイドされるガイドローラ11,11によりガイドされる。カーブ区間6で軌道4は90°向きを変えるが、カーブ区間6は1/4円ではなく、入口付近と出口付近で曲率半径が大きく、中心部で曲率半径が小さい。C1はカーブ区間6の入口付近の曲率中心、C2は中心付近の曲率中心、C3は出口付近の曲率中心である。実施例では軌道4はカーブ区間6の両側に直線区間5,5を設けたL字状の軌道であるが、軌道のレイアウト,種類,及び構造は任意で、例えば直線状の軌道でも良い。また移動体8の種類と構造も任意で、例えば建屋の天井スペースに沿って周回走行する天井走行車、あるいはボールネジで移動する移動体等でもよい。
【0014】
移動体8は永久磁石の列12を備えており、これはリニアモータの可動子である。以下では、永久磁石の列12を単に永久磁石12ということがある。永久磁石12の側方に、移動体8は被検出用磁石の列14を備えており、以下、この列14を単に磁石の列14ということがある。Gは移動体8の中心から成る制御中心であり、永久磁石12の中心でもあって、この位置Gを基準にリニアモータを制御する。15は制御中心Gの軌道で、16は被検出用磁石14の軌道で、正確には被検出用磁石14の長さ方向の中心部の軌道である。
【0015】
図2に軌道4と移動体8とを示し、リニア同期モータの1次側コイル18は可動子の永久磁石12に推力を加え、移動体8を走行させる。なおリニアモータの種類は任意で、リニア誘導モータ等でも良く、またリニアモータに代えて通常の走行モータを移動体8に搭載しても良い。さらに移動体8にリニアモータの1次側コイル18を、軌道4に可動子を設けても良い。20はコイル駆動部で、1次側コイル18を駆動する。22は磁気式変位センサで、単に変位センサ22ということがあり、被検出用磁石の列14を検出する。また移動体8は、軌道4側から非接触給電を受け、24はリッツ線、25は受電用のコイルである。26は軌道4の支柱で、非接触給電に代えて、接触式の給電方式としても良く、あるいはリチウムイオン電池などを移動体8に搭載しても良い。
【0016】
図3に1次側コイル18と変位センサ22等の配置を示す。1次側コイル18は制御中心の軌道15に沿って配置され、変位センサ22は被検出用磁石の軌道16に沿って配置されている。カーブ区間での複数の変位センサ22の出力は、統合ユニット27中のセレクタ28へ入力され、セレクタ28は振幅が最大となるセンサの出力により、LUT30(参照表)から制御中心の位置を読み出す。LUT30はカーブ区間での制御中心の位置を、カーブ区間6での何番目の変位センサ22を用いているかと、用いている変位センサからの出力とを見出しとして記憶し、読み出した制御中心の位置は統合ユニット27からコントローラ32へ出力される。実施例では1個のLUT30を用いるが、各変位センサ22に個別のLUTを設けて、各変位センサ22からカーブ区間6での制御中心の位置とセンサの出力の振幅を出力し、セレクタ28で選択するようにしても良い。なお隣り合った一対の変位センサ22が同程度の振幅を出力する場合、2つのセンサの出力から各々制御中心の位置を求めて例えば平均しても、あるいは2個のセンサの一方の出力により制御中心の位置を求めても良い。
【0017】
図4に示すように、統合ユニット27への入力は、カーブ区間での変位センサの番号と変位センサの出力とで、前記のようにセレクタ28で変位センサを選択し、LUT30で制御中心の位置に変換する。なおカーブ区間のみでなく、直線区間にも、複数の変位センサの出力を統合し制御中心の位置に変換する統合ユニットを設けても良い。
【0018】
直線区間5では、変位センサ22は変位センサ22よりも間隔を空けて配置されており、例えば変位センサ22により求まる制御中心の座標を直接にコントローラ32へ出力する。以上の結果、直線区間5及びカーブ区間6で移動体8の制御中心の座標が求まり、コントローラ32はこの座標を元にコイル駆動部20を介して1次側コイル18をフィードバック制御し、移動体8を走行させる。
【0019】
図5に変位センサ22の構造を示す。永久磁石の列14ではN極の磁石34とS極の磁石35とが交互に並び、変位センサ22は少なくとも2列のコイルの列40,42を備えている。以下の各図での黒点はコイルの巻き始めを示し、図5の各コイルは時計回りに巻かれて、列40のコイル44,45は図の左から右への向きに巻かれ、列42のコイル46,47は図の右から左への向きに巻かれている。列40と列42とではコイルは時計回りに巻かれて巻き始めの位置が逆であり、これはコイルの巻き方が逆の例である。なお一方のコイルを時計回りに他方のコイルを反時計回りに巻き、巻き始めの位置を同じにしても、巻き方は逆になる。
【0020】
列40,42の各コイルは互いに向き合って、変位の検出方向の位置は同じで、コイルの列40,42の始まりと終わりは同じ位置にある。コイルの列40,42は各6個のコイルを備え、両端のコイル45,47はインピーダンス調整用のダミーコイルで、中央の各4個のコイル44,46は検出用コイルで、コイル45と47及びコイル44と46は和動結線されて、同じ向きに電流が流れる。
【0021】
48はDAコンバータを用いた交流電源で、電源の種類は任意であり、出力をV0sinωtとする。50は相補バッファで、+1/2V0sinωtと-1/2V0sinωtの2つの出力をコイルの列40,42へ供給し、検出用コイル44,46は各4個で磁石34,35の、変位の検出方向に沿った、1個分の長さとなるように配置されている。磁石の列14に対し、変位センサ22が永久磁石1個分移動すると、センサ22の出力は2πだけ位相が変化する。永久磁石に対する位相をθとすると、コイル44,46の出力は 、図の左から右への順に、sinθsinωtとcosθsinωt 並びに−sinθsinωtと−cosθsinωtの4種類となる。
【0022】
磁石の列14に対する変位センサ22の相対速度が変化すると、磁石34,35から受けるコイル44,46内の磁界が変動することにより、誘導起電力が生じる。ここで図5のように、向かい合ったコイル44,46間で巻き始めの位置を逆にして和動結線すると、誘導起電力は向かい合ったコイル44,46間で逆になり、この結果、誘導起電力をキャンセルできる。
【0023】
両端にダミーコイル45,47を設けると、検出用コイル44,46はいずれも左右両側に他のコイルがあるので、コイル間の相互インダクタンスが共通になり、検出用コイル44,46のインピーダンスを均一にできる。
【0024】
図5の回路からsinθsinωtとcosθsinωt の出力が得られる。以降の信号処理を図6に示し、ωtの値は交流電源48側で既知なので、変換部52はsinθsinωtをsinθcosωtに変換する。次いでsinθcosωtとcosθsinωtとを加算部54で加算すると、sin(θ+ωt)が得られる。そして例えばθ+ωt=nπ(nは整数)となる時刻を0クロッシング検出部56で求めて、位相θを検出する。
【0025】
図7は変形例の変位センサを示し、特に指摘した点以外は変位センサ22と同じである。60は新たなコイルの列で、61は検出用コイル、62はダミーコイルで、コイル61,62はコイル44,45と巻き方が同じで、差動結線により逆向きに電流が流れるようにしてある。そしてコイル44,61は変位の検出方向に沿って同じ位置に配置され、同様にコイル45,62も変位の検出方向に沿って同じ位置に配置されている。差動結線のため、コイル44,45とコイル61,62とでは電流の向きが逆で、このため相対速度による誘導起電力はコイル44,61間で互いにキャンセルされる。
【0026】
図8は第2の変形例を示し、磁気式変位センサでの向かい合った1対のコイル80,81のみを示し、コイル80,81が例えば6ペア直列に配置されて、図5のように和動結線されて動作する。コイル80,81は巻き始めの位置が共通で、コイル80は時計回りに、コイル81は反時計回りに巻かれ、図のように電流を加えると、誘導起電力はコイル80とコイル81とで逆向きになってキャンセルされる。
【0027】
実施例の磁気式変位センサは、検出用コイル44,46の一部が永久磁石34,35に向き合っていれば、例えば変位の検出方向に沿って2個以上のコイルが向き合っていれば、変位を検出できる。この状況を図9に示し、右端の検出用コイル44,46は右端の磁石34rからはみ出しているが、磁石34rからの磁界を受けているので、変位を検出できる。これは相対速度による誘導起電力をコイル44,46間でキャンセルしているからである。
【0028】
比較例の磁気式変位センサを図10に示し、実施例と同じ符号は同じものを表す。比較例ではコイル44aとコイル44b間で誘導起電力をキャンセルするので、2個の磁石34,35と向き合うことが必要で、長い磁石の列が必要である。また図10のように一部の検出用コイル44bが磁石34からはみ出すと、誘導起電力をキャンセルできない。
【0029】
実施例では以下の効果が得られる。
1) 永久磁石34,35とコイル44,46との相対速度が、変位の検出結果に影響し難い。
2) 永久磁石の列14が短くても、変位を検出できる。また検出用コイル44,46の一部が永久磁石34,35からはみ出していても、変位を検出できる。
3) 長い範囲に渡って永久磁石とコイルを向かい合わせることが難しく、直線区間に対して減速して走行することが多いカーブ区間でも、変位を容易に検出できる。

【符号の説明】
【0030】
2 移動体システム
4 軌道
5 直線区間
6 カーブ区間
8 移動体
9,10 車輪
11 ガイドローラ
12 永久磁石の列(可動子)
14 被検出用磁石の列
15 制御中心の軌道
16 被検出用磁石の中心軌道
18 1次側コイル
20 コイル駆動部
22 磁気式変位センサ
24 リッツ線
25 コイル
26 支柱
27 統合ユニット
28 セレクタ
30 LUT
32 コントローラ
34 N極の磁石
35 S極の磁石
40,42 コイルの列
44,46 検出用コイル
45,47 ダミーコイル
48 交流電源
50 相補バッファ
52 変換部
54 加算部
56 0クロッシング検出部
60 コイルの列
61 検出用コイル
62 ダミーコイル
80,81 コイル

G 制御中心
C1,C2,C3 曲率中心

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検出用の永久磁石の列とコイルの列との変位を検出する磁気式変位センサであって、
変位の検出方向に沿って、同数のコイルから成り、かつ変位の検出方向に沿っての列の始まりと終わりの位置が等しい少なくとも2列のコイルの列と、永久磁石の列とが設けられ、
永久磁石の列とコイルの列との相対速度と、永久磁石の列からの磁界とによる変位センサの出力への影響を、前記少なくとも2列のコイルの列間でキャンセルするように構成されていることを特徴とする、磁気式変位センサ。
【請求項2】
前記少なくとも2列のコイルの列は、向かい合ったコイルの巻き方が同じで電流の向きが逆か、向かい合ったコイルの巻き方が逆で電流の向きが同じになるようにされていることを特徴とする、請求項1の磁気式変位センサ。
【請求項3】
前記2列のコイルの列の前後両端に、ダミーのコイルが設けられていることを特徴とする、請求項1の磁気式変位センサ。
【請求項4】
磁気式変位センサにより、被検出用の永久磁石の列とコイルの列との変位を検出する変位方法であって、
磁気式変位センサでは、変位の検出方向に沿って、同数のコイルから成り、かつ変位の検出方向に沿っての列の始まりと終わりの位置が等しい少なくとも2列のコイルの列と、永久磁石の列とが設けられ、
永久磁石の列とコイルの列との相対速度と、永久磁石の列からの磁界とによる変位センサの出力への影響を、前記少なくとも2列のコイルの列間でキャンセルすることを特徴とする、変位検出方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−24779(P2013−24779A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−161284(P2011−161284)
【出願日】平成23年7月22日(2011.7.22)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】