説明

磁気記録再生装置

【課題】個々のあるいは時々のユーザの使途状況に応じて、記録のための操作回数を低減すると共に無用の電力消費を防止する記録スイッチの操作モードと、被写体やその構図を厳選して記録する記録スイッチの操作モードとを、同一の記録スイッチにより切り換えて使用できるカメラ一体型磁気記録再生装置を提供する。
【解決手段】予め機能切り換えスイッチ9を閉じた場合は、記録スイッチ12を閉じるだけで撮像回路1および記録回路4への配電を開始すると共に第2の記録期間信号生成回路13により記録スイッチを押している期間の記録を行う。また、予めと機能切り換えスイッチ9を開いた場合、配電スイッチ5で配電を開始し記録待機状態に移行して構図等を厳選し、第1の記録期間生成回路により記録スイッチが押されることにより記録の開始および待機が交互に繰り返される構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は磁気テープへの記録再生装置に関わり、特にカメラ一体型磁気記録再生装置(以下、ビデオムービと記載する)の記録ミス防止と省電力化および据え置き型磁気記録再生装置(以下、ビデオデッキと記載する)の電源の消し忘れを防止するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のビデオムービでは、ユーザが電源を投入あるいは遮断するための第1のスイッチを投入すると記録待機状態に移行する。そして、ユーザが記録の開始停止を制御するための第2のスイッチを操作して記録を開始させていた。逆に、記録状態から上記の記録開始停止のための第2のスイッチを操作すると記録待機状態に移行する。そして、再び記録を開始したい場合には上記第2のスイッチを操作して記録を開始し、記録待機状態を終了し電源を遮断したい場合には第1のスイッチにより電源を遮断していた。
【0003】
これは電源スイッチを投入することによりユーザが撮像手段であるカメラからの出力信号を適当な表示装置を介して監視し、被写体や被写体に対する構図を決定した後に記録を開始するように考えられているためである。
【0004】
しかし、上記のような構成とすると、スイッチ操作が2段階であるため、1.記録チャンスを逃してしまう。
【0005】
2.電源投入のための第1のスイッチ操作を記録開始操作と誤解し、記録開始のための第2のスイッチ操作を忘れることによって記録ミスを招く。
【0006】
3.第1のスイッチ操作を忘れ記録待機状態のまま放置することによる無駄な電力消費を招く。
【0007】
等の数々の誤操作の原因となっていた。
【0008】
そこで、特開平4−56480記載のスチルビデオカメラに記載されているように、上記の電源投入のための第1のスイッチにカメラ本体を保持することによりスイッチングするタッチセンサ等を使用することによって、ユーザが意識的に操作することなく自動的な記録待機状態への移行と、逆に記録待機状態からの自動的な電源遮断する発明が提案されている。
【0009】
次に、従来のビデオデッキでは、ユーザは電源を投入あるいは遮断するための第1のスイッチを投入したのち、磁気テープを挿入(磁気テープの挿入口に機構的の電源投入のための第1のスイッチを設け、磁気テープ挿入と同じに自動的に電源が投入される装置もある)して、記録あるいは再生等の所望の動作を行い、第1のスイッチを操作して電源を遮断する必要があった。即ち、ビデオデッキの場合もビデオムービと同様に、ユーザが所望する動作とは別に電源の投入あるいは遮断といった動作が必要であった。その結果、ユーザはビデオデッキに対する所望の動作を終了したのち、電源を遮断するための第1のスイッチの操作を忘れ不要な電力を消費する原因となっていた。
【0010】
そこで、特開平2−108263の磁気記録再生装置に記載されているように特定の時間内に記録あるいは再生操作がなされない場合には電源を遮断する手段を応用することにより不要な電力の防止が可能であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開平4−56480号公報
【特許文献2】特開平2−108263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
ビデオムービにおける上記従来の技術では、タッチセンサという特殊な部品を必要とする点については特に考慮がなされていなかった。また、カメラを保持するだけで装置の電源が投入されてしまうため、ユーザに撮影の意志が無くても装置が記録待機状態に移行して電力を消費する点や、装置がタッチセンサの状態を常時監視するためにタッチセンサの信号検出に関わる部分については常時通電している必要がある点等、装置の消費電力を低減する点については特に考慮がなされていなかった。
【0013】
また、ビデオデッキにおける上記従来の技術では、ビデオデッキに電波信号を受信する手段が搭載されている場合に、ユーザがその受信信号を他の表示装置で鑑賞する場合等、ユーザが一定時間以上記録再生を行わない場合の電源の遮断方法については特に考慮がなされていなかった。
【0014】
以上、本発明の目的は、上記従来の技術が解決を試みていた課題と上記従来の技術が特に考慮していなかった課題とを含めて鑑み、特別な部品を設けることなく、装置の操作性の向上と装置の無用の電力消費の低減とを両立させる磁気記録再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するための手段は以下の通りである。
【0016】
まず、ビデオムービの場合の操作性の向上と省電力化のための手段は以下の通りである。
【0017】
電源を投入あるいは遮断するための第1のスイッチと記録を開始あるいは停止する第2のスイッチとの2操作で、配電停止の状態から記録待機状態を経由して記録状態へ移行し、あるいは、記録状態から記録待機状態を経由して配電停止状態へ移行する操作を第1のスイッチ操作方法とする。そして、上記の記録を開始あるいは停止する第2のスイッチには、この第2のスイッチを操作するだけで、配電の開始および記録の開始と、逆に、記録の停止および配電の停止とを行う機能とを持たせる。これにより、第2のスイッチを操作して配電停止状態かに記録状態に移行し、あるいは、記録状態から配電停止に移行させる操作を第2のスイッチ操作方法とする。そして、この第2のスイッチの機能を切り換えて使用する切り換え手段を設け、必要に応じてこの切り換え手段で上記第2のスイッチの機能を切り換えて使用する。
【0018】
これにより、通常は上記第2のスイッチを配電および記録開始あるいは記録および配電停止スイッチとして利用して、スイッチ操作を1操作化すると共に無用の電力消費を抑制する。一方、被写体やそれに対する構図を厳格に選びたい場合は、上記切り換え手段により上記第2のスイッチを記録待機状態から記録状態あるいは記録状態から記録待機状態へスイッチ機能に切り換えて使用することにより従来通りの使用方法を実現できる。
【0019】
ここで、上記第2のスイッチ機能の切り換え手段については特に限定するところはない。ただし、ユーザが上記第2のスイッチの機能を切り換え手段を操作する手段が機構的に構成され(以下、これを第3のスイッチと記載する)、上記第2のスイッチの機能を切り換える実際の切り換え手段が電気的に構成されている場合は、操作するスイッチが増加してしまう。そこで、記憶手段とこの記憶手段の内容を変更するための手段とを設け、この記憶手段の内容により、上記第2のスイッチの機能を電気的に切り換える手段を制御することにより、上記第3のスイッチを不要化できる。これにより、ムービの操作に不慣れなユーザにムービを使用させる場合には、上記記憶手段の内容を上記第2のスイッチが配電および記録の開始と記録および配電の停止の機能側に設定して使用させることにより、誤使用を完全に防止できる。なお、例えば上記記憶手段は半導体メモリを使用し、上記内容の変更手段はマイクロプロセッサを利用したメニュープログラム等を適当な表示手段を利用して表示し、ユーザに上記半導体メモリの内容を変更させる手段とすればよい。
【0020】
また、上記第2のスイッチを配電と記録の開始および記録と配電の停止スイッチとして設定して使用する場合には1操作で記録が開始されてしまう。そこで、上記第2のスイッチを押しボタンスイッチで構成し、押しボタンスイッチを押している間配電と記録を継続し、上記押しボタンスイッチを離すことにより記録と配電の停止を操作できる構成とすることで、不用意に上記第2の記録スイッチにふれてそのまま記録を継続してしまうことによる無用の記録と電力消費を防止できる。
【0021】
次に、ビデオデッキの場合の操作性の向上と省電力化のための手段は以下の通りである。
【0022】
ビデオデッキの場合、上記従来の技術に記載したとおり、配電の開始あるいは停止を操作する第1のスイッチの、配電を開始する操作に代わる機能については自動化がなされている。そこで、配電を停止するための第1のスイッチの操作に代わる機能の自動化は以下の通りである。
【0023】
まず、時間を計測する手段を設け、上記第1のスイッチあるいはそれに代わる手段により配電が開始されると同時に、上記時間計測手段の計測時間を初期化する。そして、ユーザが記録あるいは再生を行った場合には、それらの動作が終了した時点で再び、上記時間計測手段の計測時間を初期化する。そして、時間計測手段が所定の時間を計測した時点で、上記第1のスイッチにかわって配電を停止する。これにより、ユーザが記録あるいは再生の所望の動作を終了した後、所定の時間が経過しても記録あるいは再生の要求がない場合には、自動的に配電が停止されるため無用な電力消費を防止できる。
【0024】
ただし、電波信号を受信する手段と、この受信信号を出力して他の適当な表示装置で鑑賞するための出力手段とが設けられているビデオデッキでは、この受信信号をユーザが鑑賞している間、上記時間計測手段が時間を計測し所定の時間に至って自動的に配電が停止されてしまう可能性がある。これを防止するために、時間計測手段により自動的に配電が停止される機能を無効にする切り換え手段を設けることにより、必要に応じて自動的な配電の停止機能を無効化する。なお、この切り換え手段を操作する操作手段は、上記したビデオムービの場合と同様に、機構的なスイッチを設ける以外に、記憶手段と記憶手段の内容を変更する手段とを設けて、記憶手段の設定にしたがって切り換えを行う構成とすれば、上記切り換えのためのスイッチも不要化できる。
【0025】
また、上記時間計測手段による自動的な配電の停止機能とその機能を無効化する機能とを設けた場合には、次の点が問題となる。即ち、ユーザが現在の設定が自動的な配電の停止機能が有効であることを知らずに受信信号等を鑑賞してる状態で、自動的に配電が停止すること、ユーザは無用の混乱を生じる。そこで、上記出力手段に出力する信号に文字映像を重畳する手段かあるいは発音手段を設ける。そして、上記第1のスイッチかあるいはそれに代わる機能により配電が開始された時点あるいは上記時間計測手段が自動的に配電を停止する少し前の時点より、所定の期間、上記文字映像重畳手段あるいは発音手段により、自動的な配電の停止機能が有効である意の警告を促すことにより、ユーザの混乱を回避できる。
【0026】
また、記録あるいは再生次官が非常に長い場合を考慮し、記録あるいは再生動作中には上記時間計測手段の動作を中断するかあるいは上記自動的な配電の停止機能を無効化する。これによって、記録あるいは再生動作中に自動的な配電の停止機能が動作することによる誤動作を防止する。
【0027】
また、時刻を計測する手段と、この時刻計測手段により予め定めた時刻から予め定めた時間記録を行う予約記録手段を有するビデオデッキでは、この記録期間中に上記の自動的な配電停止機能を無効化する。これにより、予約記録期間中に自動的に配電が停止することによる予約記録の誤動作を防止する。
【0028】
以上の手段により、ビデオムービおよびビデオデッキの操作性の向上と無用な電力消費の防止とを両立することができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明によるビデオムービあるいはビデオデッキでは、厳密な使用方法よりも操作の単純化や無用な電力消費を防止する機能を優先するモードと、従来よりある厳密な操作を行えるモードとを両立できる効果がある。こりにより、ユーザはそれぞれのユーザの使用形態あるいはその時々のユーザの使用要求に応じた使用方法を選択できるため、従来のビデオムービあるいはビデオデッキと比較して、ユーザの使途を大幅に拡大できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するためのブロック図。
【図2】第1の実施の形態における各制御信号の生成回路例を示す回路図。
【図3】第1の実施の形態の各部の動作波形例を示す波形図。
【図4】撮像機構および回路の構成例を示すブロック図。
【図5】磁気テープへの記録・再生機構および回路の構成例を示すブロック図。
【図6】本発明に第2の実施の形態を説明するためのブロック図。
【図7】第2の実施の形態における記録スイッチの機能切り換えのためのシステムコントローラの処理フロー図。
【図8】第2の実施の形態における記録操作におけるシステムコントローラの処理フロー図。
【図9】第2の実施の形態における2スイッチ操作記録方式におけるシステムコントローラの処理フロー図。
【図10】第2の実施の形態における1スイッチ操作記録方式におけるシステムコントローラの処理フロー図。
【図11】第2の実施の形態における記録機構の停止滋養隊から記録待機状態への移行におけるシステムコントローラの処理フロー図。
【図12】本発明の第3の実施の形態を説明するためのブロック図。
【図13】第3の実施の形態における時刻計測回路の構成例を示すブロック図。
【図14】第3の実施の形態における時刻計測回路からの割り込み処理に対応するシステムコントローラの処理フロー図。
【図15】第3の実施の形態における各スイッチ操作に対応するシステムコントローラの処理フロー図。
【図16】第3の実施の形態における各スイッチ操作毎のシステムコントローラの処理フロー図。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、図面を使用して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のビデオムービにおける第1の実施の形態の例を示したブロック図であり、まずその構成を説明する。
【0032】
1は撮像機構とその制御回路および撮像信号の処理回路を含むカメラ部、2は再生信号とカメラ部で撮像した信号を切り換えるスイッチ、3は撮像信号あるいは再生信号を監視する表示回路、4は、撮像信号を記録再生するための機構とその制御回路および記録信号・再生信号の処理回路を含む記録再生部、5は配電のための機械的スイッチ、6は配電のための電気的スイッチ、7は電源、8,15は適当な抵抗器を介した接地回路、9は記録スイッチ12の機能切り換える機械的スイッチ、10は電源制御信号生成回路、11は第1の記録期間信号生成回路、13は第2の記録期間信号生成回路、12は記録の開始停止を指示するための機械的なスイッチ(以下、記録スイッチと記載する)、14は第1と第2の記録期間信号を切り換える電気的スイッチ、である。
【0033】
次にその動作を説明する。まず、ユーザが予め機能切り換えスイッチ9を開いた場合の動作について説明する。この場合ユーザはスイッチ5により配電を開始する。これにより、カメラ部1と記録再生部4に配電が開始され、カメラ部は撮像を開始し、記録再生部は記録待機状態に移行する。カメラ部と記録再生部の具体的構成とその動作は後に説明する。この状態で、スイッチ2を介した撮像信号を表示回路3で監視し、ユーザの所望する被写体やそれに対する構図を厳選する。そして、記録スイッチ3を押して記録を開始する。また、記録中記録スイッチを再度押すと再び記録待機状態に移行する。このとき、スイッチ14は第1の記録期間信号生成回路の信号を選択する。即ち、スイッチ9は解放の場合信号103は接地されそのときスイッチ14は第1の記録期間信号生成回路の出力を選択する。
【0034】
図2に第1の記録期間信号生成回路の例を示す。これは単純なDフリップフロップ16の反転出力を入力Dに帰還した回路で、クロック入力に記録スイッチからの信号102を入力する。これにより、記録スイッチが押される毎に出力信号が反転される。この様子を図3の(A)に示す。記録再生部には信号106が供給され、信号がHighレベルの期間撮像信号を記録する。なお、電源投入時のDフリップフロップ16の状態を確定するために、配電信号101をDフリップフロップ16のリセットに入力する。
【0035】
次に、ユーザが予め機能切り換えスイッチ9を閉じている場合の動作について説明する。この場合スイッチ5を閉じなくとも、ユーザはスイッチ2を押している期間記録を行える。ユーザがスイッチ2を押すと電源制御信号生成回路が生成する信号がHighレベルの期間スイッチ6が閉じ、カメラ部、記録再生部へと配電が行われ記録待機状態に移行する。そして、第2の記録期間信号生成回路13が適当なタイミング遅延した後Highレベルの信号をスイッチ14を介して記録再生部に出力する。第2の記録期間信号生成回路の例を図2に示す。これは記録スイッチの信号102の立ち上がりエッジから適当なパルス幅を持つ信号をモノマルチバイブレータ19で生成し、その反転信号と信号102の論理積を取ることで生成される。この様子を図3の(B)に示す。図3の(B)に示すとおり、逆に電源制御信号信号生成回路は記録スイッチが離された後適当に遅延させてLowレベルに立ち下げている。電源制御信号生成回路の例を図2に示す。これは記録スイッチの信号102の立ち下がりエッジから適当なパルス幅を持つ信号をモノマルチバイブレータ17で生成し、その信号と信号102の論理和を取ることで生成される。この様子を図3Bに示す。これにより、記録再生部は記録スイッチが押された後自動的に配電が開始され、適当な遅延の後自動的に記録が開始され、記録スイッチが離されるまで記録が継続し、記録スイッチが離されると記録が停止して、しかる後に自動的に配電が停止される。
【0036】
ここで、記録期間信号105=106の立ち上がりを記録スイッチの立ち上がりに対して遅らせ、また、電源制御信号の立ち下がりを記録期間信号105=106の立ち下がりに対して遅らせている理由を説明する。そのために、まず、カメラ部と記録再生部の具体的な構成例を図4,5により説明する。
【0037】
まず、図4にカメラ部の構成を示す。21はユーザからの指示に従い画角を調整するズームと撮像信号の先鋭度から自動的に合焦を制御するズーム・フォーカス制御回路、22はレンズ等を収納するケース、23は駆動系を含むズームおよびフォーカスレンズ、24は露光を調整する絞り、25はCCD(結合電荷デバイス)等による撮像センサ、26はセンサ25の出力信号から明るさを判別し、絞りやセンサ感度等を制御する露光制御回路、27はセンサ25の出力信号をテレビ等で表示可能な規格信号に変換するカメラ信号処理回路、28は色温度の補正回路、である。
【0038】
また、図5に記録再生部の構成を示す。29は磁気テープ、30は32のシャフトと31のピンチローラでテープを挟み込んで移送するキャプスタンモータ、33,34はテープを磁気ヘッドドラムに巻き付けるテープガイドピン、35,36は磁気ヘッド、37は38のPGマグネットの通過をからドラムモータ48の回転位相を検出するドラムPGセンサ、38はドラムモータ48の回転周波数の正数倍の周波数の信号を発生するドラムFGセンサ、40は再生時にリニアトラックに記録されているテープ走行位相を検出するCTLヘッド、41はキャプスタンモータの回転周波数の正数倍の周波数の信号を発生するキャプスタンFGセンサ、42はキャプスタンFGセンサから得られるキャプスタンモータの回転速度情報とトラッキング制御回路からの制御信号とによりキャプスタンモータの回転を制御するキャプスタンモータ制御回路、43はVHS(Video Home System方式)であればCTLヘッド40と再生信号のレベルからテープの走行位相制御を行い、8ミリビデオであれば隣接するトラックからのパイロット信号のクロストーク量が前後トラックで等量となるべくテープの走行位相を制御するトラッキング制御回路、44は記録信号処理回路、45は再生信号処理回路、45は記録再生切り換えスイッチ、である。
【0039】
ここで、カメラ部は配電が開始されると、回りが明るいか暗いか等環境を認識して露光を制御し、また、初めに映し出される被写体に合焦を試みる。これらの動作には若干の時間を必要とする。また、記録再生部では記録待機状態に移行するためには、まず、ドラムモータを起動し、カメラ部から出力される信号とドラムモータの回転位相との同期を図り、キャプスタンモータを起動して既記録信号を若干再生してつなぎ撮り撮り部の画像の乱れ無い位置にテープの止め位置を制御してテープを止めて記録開始に待機する。これらの一連の動作にも若干の時間を必要とする。そのため、第2の記録期間信号105=106は記録スイッチの信号102に対して若干遅らせる必要がある。一方、記録を停止する場合には、記録を停止した後に、次の記録開始時のことを考えて、テープを若干巻き戻した後テープを止め、また、カメラ部は次回の記録が同環境での撮像であった場合のために現在の環境の状態を保存する。そのため、電源制御信号は記録スイッチの信号102が立ち下がった後もしばらくの間保持される必要がある。
【0040】
以上が、本発明における第1の実施の形態である。本実施の形態によれば、同一の記録スイッチを使用して個々のあるいはその時々のユーザの使途状況に応じた記録操作を選択できるため、ユーザの使い勝手大幅に向上できる。また、記録スイッチ12の1操作での記録方式の場合には記録スイッチを押している期間だけ記録が行われるため、不用意なボタン操作による無効な記録の続行を防止できる効果がある。
【0041】
次に、本発明の第2の実施の形態を図6により説明する。第1の実施の形態では記録スイッチ12の機能の切り換えを全てハードウェアで実現していた。第2の実施の形態ではこれを実現するために、ハードウェアとしては記憶回路を内蔵するマイクロプロセッサを使用し、実際の制御はそのマイクロプロセッサ上でのソフトウェアプログラムによって実施した例を示す。まず、その構成を以下に示すが、図1と重複する部分については説明を割愛する。
【0042】
49は表示回路または外部へ出力する信号に文字映像を重ねて表示する文字映像重畳回路、50は電源制御回路、51はマイクロプロセッサで実現したシステムコントローラ、52は配電スイッチ、53は記録スイッチ、54は機能切り換えスイッチ、である。
【0043】
次に、動作を説明する。ここで、システムコントローラ51は以下に説明すること以外にも多数の処理(例えば、ユーザの指示に従ってカメラ部のズーム制御回路に司令を送る等)を行っているが、ここでは、本発明に関連する動作の説明にとどめる。
【0044】
まず、記録スイッチの機能の切り換え方法について図7を併用して説明する。まず、機能切り換えスイッチ54が押されると、システムコントローラ51はこれを検出し、文字映像重畳回路49に現在の記録スイッチの機能を表示する。そして、機能切り換えスイッチ54が再び押されるまでの間、記録スイッチが押される毎に現在の機能とは異なる機能に変更する。つまり、記録スイッチを押す毎に1スイッチ操作による記録開始モードと、配電スイッチを使用して2スイッチ操作で記録を開始するモードとを記録スイッチを押す毎に交互にきり変える。そして、ユーザが所望のモードを選んだ時点で機能切り換えスイッチを押すことにより、通常のモードに戻る。なお、図を複雑化しないために図7に記載していないが、この機能切り換え中の記録スイッチは記録スイッチとしての機能は禁止される。以上により、機能切り換えスイッチは第1の実施の形態とは異なり、直接変更されるのではなく間接的に変更される。これにより、不用意にスイッチに触れることによる誤動作をより強く防止できる。
【0045】
次に、図8,9,10,11を併用して記録の開始停止の動作について説明する。まず図8において、システムコントローラは、無限ループの内部で配電スイッチ52が配電側に制御されているか停電側に制御されているかを常時監視する。ここで、配電スイッチ52が配電側に制御されている場合には、2スイッチ操作による記録開始停止の制御に移行し、配電スイッチ52が停電側に制御されるまでそのループ内にとどまる。一方、配電スイッチ52が停電側に制御されている場合には、1スイッチ操作による記録開始停止の制御に移行するが、この中で記録スイッチ53の機能が1スイッチ操作による記録の開始停止側に設定されていないときは、そのループから速やかに脱出する。
【0046】
図9に、2スイッチ操作による記録の開始停止制御の処理フローを示す。配電スイッチ52が配電側に制御されると、システムコントローラ51はこれを検出してカメラ部と記録再生部に配電を開始するよう電源制御回路50を制御する。そして、第1の実施の形態で説明したとおり、前回の記録時に保存しておいた環境情報で、撮像機構およびその回路系を初期化し、また、記録再生部を記録待機状態に移行する。そして、配電スイッチ52が停電側に制御されるまで、記録スイッチ53が押される毎に記録状態と記録待機状態を遷移するよう記録再生部に指示を送る。そして、ユーザが所望の撮影を終えて配電スイッチ52を停電側に制御すると、もしこのときまだ記録中であれば、一旦記録待機状態に移行させた後、記録再生部を停止状態に移行させ、次回の記録のためにカメラ部の環境情報は保存し、カメラ部と記録再生部への配電を停止して図8のループに復帰する。
【0047】
次に、図10により1スイッチ操作による記録の開始停止制御の処理を説明する。配電スイッチ52が停電側に制御されている場合に、記録スイッチが押されると、システムコントローラ51はこれを検出し、ここで、記録スイッチによる1操作での記録開始制御が許可されていれば、カメラ部と記録再生部に配電を開始する。そして、カメラ部の初期かを行って、記録再生部を記録待機状態に移行させる。そして、記録を開始し記録スイッチ53が押されている間記録を継続する。記録スイッチ53が離されると、記録を停止して記録再生部を停止状態に移行させ、カメラ部の環境情報を保存した後、カメラ部と記録再生部への配電を停止する。以上がソフトウェアによる2および1スイッチ操作による記録開始停止の制御である。なお、図11に第1の実施の形態で説明した記録再生部の停止状態から記録待機状態への移行処理のフローを示す。この処理は第2の実施の形態でも同様である。
【0048】
次に、本発明の第3の実施の形態を図12により説明する。本実施の形態は据え置き型ビデオにおける自動的な配電の停止を実施した形態である。まず、その構成を説明するが、図1および6と重複する部分については割愛する。
【0049】
55は電波を受信するアンテナ、56はアンテナで受信した信号を選局および復調する受信回路、57はスピーカ、58は時刻計測回路、59は再生スイッチ、60は停止スイッチ、61は受信チャンネルスイッチ、62は商用電源を整流し、必要な直流電源を得る電源回路、である。
【0050】
システムコントローラ51は時刻計測回路58により、ユーザが最後に装置へ指令を出した後の時間を計測する。そこで、時刻計測回路の具体例を図13に示す。なお、時刻計測回路を同一チップ上に配したマイクロプロセッサも存在する。63は特定の周波数にのみ共振する水晶発振子、64は時刻計測用の発信回路、65は時刻計測回路が出力する信号のパルス数を計数するカウンタである。
【0051】
ここで、例えば水晶発振子の周波数を32.768[kHz]とすると、1[秒]間に発生するパルス数は32768である。32568は2の15乗であるから、15[bit]の2進カウンタのオーバフローが発生する間隔が1[秒]にあたる。システムコントローラはこのオーバフロー信号を割り込み処理信号として受け取り、図14に示す処理を行う。
【0052】
システムコントローラ51は時刻計測回路58からの割り込み処理要求を受けると、まず、予約録画等のために必要な時刻データを更新する。そして、装置受信回路あるいは記録再生回路に配電中でかつ記録または再生期間中でない場合、ユーザの装置への未操作時間データ(以下、未操作時間データと記載する)を1カウントアップする。一方、受信回路あるいは記録再生回路に配電していない場合は、未操作期間データを0にリセットする。そして、後述するシステムコントローラ51の処理から文字映像情報の出力要求があれば、文字映像重畳回路49に文字映像を出力する指令を出す。そして、その要求フラグを取り消し、文字映像を出力している時間のデータ(以下、文字出力時間データと記載する)をリセットする。一方、後述するシステムコントローラ51の処理内で文字映像出力の要求がない場合は、文字出力時間データを1カウントアップし、文字出力時間データが出力終了時間を越えていれば文字出力を終了する指示を文字映像重畳回路49に指示する。以上が、時刻計測回路からのシステムコントローラ51への割り込み処理要求である。ここで、時刻データ更新以外の処理は、必ずしも時刻計測回路からの割り込み処理内で処理する必要があるわけではない。特定の間隔で発生するプログラム処理内で上記処理を行えば十分である。
【0053】
次に、図15を併用して自動的な配電停止機能の動作について説明する。ただし、自動的な配電停止機能はシステムコントローラ51の内部にその機能の有効無効の設定データが記憶されている。この設定データの変更は、図7で説明した第2の実施の形態の場合と同様に、機能切り換えスイッチと他の何らかのスイッチ(例えば配電スイッチ)で変更を行う。
【0054】
システムコントローラ51は無限ループ内で配電スイッチが押されたか否かを監視する。そして、システムコントローラ51がこれを検出すると、まず、自動配電停止機能が有効か無効かの何れかのメッセージの出力要求フラグをセットする。これにより、先の時間計測割り込み処理内ではこのフラグを検出してこのメッセージを出力する。そして、外部に接続され表示装置を介してユーザに注意を促す。次に、受信回路の配電を開始し配電停止要求があるまで、ユーザからの司令を待つ。ユーザからの指令としては、記録、再生、停止、受信チャネル変更、配電停止等があり、それぞれ図16に示す処理へ移行する。一方、ユーザから何等操作指令がない場合は、時刻計測割り込み処理内で刻々と未操作時間データがカウントアップされていく。そして、図15のシステムコントローラの処理内で自動配電停止機能が有効であれば、配電時刻に近づいた段階で、文字映像情報として、配電時間が近づいていることの旨を出力してユーザに警告する。また、適当なパルス幅変調信号を生成出力して、スピーカ57より音声においての警告も行う。そして、更に時刻が経過して配電停止時刻を過ぎた場合には配電停止要求フラグをセットする。これにより、ユーザが何れの警告にも気がつかない場合は、ユーザはビデオデッキを必要としていない状況であると判断され、自動的に配電が停止される。
【0055】
一方、ユーザが何らかの操作要求をしてきた場合の処理を図16に示す。例えば、記録要求をしてきた場合には、記録再生部への配電を開始し、記録待機状態へ移行した後、記録を開始する。再生要求がなされた場合にも、記録再生部へ配電を開始し、再生可能状態へ移行した後に、再生を開始する。この記録と再生の期間中は、時刻計測処理回路からの割り込み処理の内部では、ユーザ未操作期間データは更新されない。従って、非常に長いテープ等を記録再生していても自動的な配電停止機能は動作せず誤動作することはない。
【0056】
また、停止要求があった場合には、記録中であれば記録待機状態へ移行し、記録再生部の機構系を停止状態に移行させ、記録再生部への配電を停止する。そして、ユーザ未操作期間データを0にリセットする。これにより、ユーザが記録あるいは再生等所望の動作を行った後、未操作期間のデータが再セットされる。また、ユーザから受信チャンネルの変更要求があった場合にも、ユーザはビデオデッキを操作していると判断できるため、その場合もユーザ未操作期間データを0にリセットする。
【0057】
以上の実施の形態によれば、ユーザのビデオデッキの電源を消し忘れた場合等無用な電力消費を防止できる。
【符号の説明】
【0058】
1…撮像機構および回路ブロック図、
4…磁気テープへの記録・再生機構および回路ブロック図、
5…配電開始・停止切り換え回路、
7…電源、
9…記録スイッチの機能切り換えスイッチ、
10…電源制御信号生成回路、
11…第1の記録期間信号生成回路、
12…記録スイッチ、
13…第2の記録期間信号生成回路、
14…記録期間信号選択回路、
21…ズーム・フォーカス制御回路、
23…ズーム・フォーカスレンズ、
24…絞り、
25…撮像センサ、
26…露光制御回路、
27…カメラ信号処理回路、
28…色温度補正回路、
29…磁気テープ、
30…キャプスタンモータ、
31…ピンチローラ、
32…キャプスタンシャフト、
35,36…磁気ヘッド、
37…ドラムPGセンサ、
38…ドラムFGセンサ、
39…ドラムPGマグネット、
40…CTLヘッド、
41…キャプスタンFGセンサ、
42…キャプスタンモータ制御回路、
43…トラッキング制御回路、
44…記録信号処理回路、
46…再生信号処理回路、
47…ドラムモータ制御回路、
48…ドラムモータ、
49…文字映像重畳回路、
50…電源制御回路、
51…システムコントローラ、
52…配電スイッチ、
53…記録スイッチ、
54…メニュー呼び出しスイッチ、
56…受信回路、
57…スピーカ、
58…時刻計測回路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像手段と、撮像信号を磁気テープに記録する記録手段と、上記撮像手段と上記記録手段へ配電して記録待機状態に移行させるあるいは記録待機状態から上記撮像手段と上記記録手段への配電を停止させる第1の操作手段と、記録待機状態から記録状態に移行あるいは記録状態から記録待機状態に移行させる第2の操作手段とを具備した磁気記録再生装置において、上記第2の操作手段を上記撮像手段と上記記録手段へ配電して記録を開始し記録状態へ移行させあるいは記録状態から記録を停止して上記撮像手段と上記記録手段への配電の停止させる操作手段に切り換える手段を具備したことを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項2】
請求項1記載の磁気記録再生装置において、記憶手段と記憶手段の内容を変更する手段とを具備し、上記切り換え手段を上記記憶手段の内容に応じて制御することを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項3】
請求項1の磁気記録再生装置において、上記第1の操作手段と上記第2の操作手段とを操作して記録状態に移行する場合と、上記第2の操作手段だけで記録状態に移行する場合とで、記録状態を継続させるための上記第2の操作手段の操作方法を異ならしめることを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項4】
請求項1記載の磁気記録再生装置において、上記切り換え手段が上記第2の操作手段だけで上記撮像手段と上記記録手段への配電と記録手段による記録開始を行わせる場合に、上記撮像手段と上記記録手段への配電を開始してから記録を開始するまでの間に適当な遅延を発生させる手段を具備したことを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項5】
撮像手段あるいは電波を受信する手段あるいはその両方と、撮像信号あるいは受信信号を磁気テープに記録する記録手段と、記録させた信号を再生する手段とを具備した磁気記録再生装置において、時間を計測する手段を具備し、記録あるいは再生を行っておらず、上記時間計測手段により一定時間以上装置に対する操作指示がない場合、上記撮像手段あるいは上記受信手段あるいはその両方と上記記録手段と上記再生手段の配電を停止する切り換え手段を具備したことを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項6】
撮像手段あるいは電波を受信する手段あるいはその両方と、撮像信号あるいは受信信号を磁気テープに記録する記録手段と、記録させた信号を再生する手段とを具備した磁気記録再生装置において、時間を計測する手段を具備し、記録あるいは再生を行っておらず、上記時間計測手段により一定時間以上装置に対する操作指示がない場合、上記撮像手段あるいは上記受信手段あるいはその両方と上記記録手段と上記再生手段の配電を停止する第1の切り換え手段と、該第1の切り換え手段が配電を停止する制御の有効無効を切り換える第2の切り換え手段とを具備したことを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項7】
請求項6記載の磁気記録再生装置において、映像表示手段を具備するかあるいは外部の映像表示装置への出力手段を具備し、上記表示手段かあるいは上記出力手段に出力する映像信号に文字映像を重畳する手段を具備し、上記第2の切り換え手段が上記第1の切り換え手段の配電の停止機能を有効とする制御としている場合、上記撮像手段かあるいは上記受信手段かあるいは上記記録手段かあるいは上記再生手段の何れかの配電が開始された時点で、配電の自動停止機能が有効である意のメッセージを上記文字映像重畳手段により適当な時間表示することを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項8】
請求項6記載の磁気記録再生装置において、映像表示手段を具備するかあるいは外部の映像表示装置への出力手段を具備し、上記表示手段かあるいは上記出力手段に出力する映像信号に文字映像を重畳する手段を具備し、上記第2の切り換え手段が上記第1の切り換え手段の配電の停止機能を有効とする制御としている場合、上記時間計測手段により配電を停止する時刻の少し前から、配電の自動停止機能が有効である意のメッセージを上記文字映像重畳手段により表示することを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項9】
請求項6記載の磁気記録再生装置において、発音手段を具備するかあるいは外部の発音装置への出力手段を具備し、上記第2の切り換え手段が上記第1の切り換え手段の配電の停止機能を有効とする制御としている場合、上記時間計測手段により配電を停止する時刻の少し前から、配電の自動停止機能が有効であることを警告音を発生することを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項10】
請求項6記載の磁気記録再生装置において、記憶手段と記憶手段の内容を変更する手段とを具備し、上記第2の切り換え手段を上記記憶手段の内容に応じて制御することを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項11】
請求項6記載の磁気記録再生装置において、上記再生手段による再生期間中や上記記録手段による記録期間中は、上記時間計測手段の計測を中断することを特徴とする磁気記録再生装置。
【請求項12】
請求項6記載の磁気記録再生装置において、時刻計測手段と、該時刻計測手段により予め定めた時刻から予め定めた時間上記記録手段による記録を行わせる予約手段とを具備し、該予約手段による記録期間中は上記第1の切り換え手段による配電の停止を行わせないことを特徴とする磁気記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−219133(P2009−219133A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−117170(P2009−117170)
【出願日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【分割の表示】特願2008−97701(P2008−97701)の分割
【原出願日】平成8年5月21日(1996.5.21)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】