神経保護因子及び抗血管新生因子の少なくともいずれかをコードし且つ分泌するカプセル化された細胞を用いる眼疾患の治療
本願は、眼疾患の(眼内)治療に好適な神経保護因子、抗血管新生因子、及び/又はその他のタンパク質若しくはタンパク質様物質をコードし且つ分泌する細胞、例えば、間葉系幹細胞又は間葉系間質細胞、又は任意の更に好適な細胞に言及する。そのような眼疾患には、緑内障及びその他の視神経障害、網膜疾患、特に、網膜色素変性症(RP)、加齢黄斑変性症(AMD)、及び糖尿病性網膜症等が挙げられる。本明細書で使用される細胞は、好ましくはコアと少なくとも1層の表面層を含む(球状)マイクロカプセルに封入されて、治療される患者の免疫系の応答を妨げる。本願はまた、そのような眼疾患の治療のための((医薬)組成物の調製のための)本明細書で定義されるような眼疾患の(眼内)治療のためのこれら(球状)マイクロカプセル又はそのような因子の使用にも言及する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼疾患又は眼障害の眼内治療に使用するための、神経保護因子、抗血管新生因子、及びそれらのフラグメント又は変異体から選択される少なくともいずれかをコードし且つ分泌するように操作されている細胞であって、前記細胞が球状マイクロカプセルに封入されていることを特徴とする細胞。
【請求項2】
神経保護因子が、GLP−1ペプチド、GLP−1融合ペプチド、及びそれらのフラグメント又は変異体から選択され、抗血管新生因子が、エンドスタチン及びそのフラグメント又は変異体から選択される請求項1に記載の細胞。
【請求項3】
球状マイクロカプセルが、球状コアと少なくとも1層の表面コーティング層とを含み、
前記球状コアが、架橋ポリマーと、神経保護因子、抗血管新生因子、及びそれらのフラグメント又は変異体から選択される少なくともいずれかをコードし且つ分泌する細胞との混合物を含むか、又はそれから成り、
前記少なくとも1層の表面コーティング層が架橋ポリマーを含むか、又はそれからなる請求項1から2のいずれかに記載の細胞。
【請求項4】
球状マイクロカプセルが、約120μm〜約800μmの総径、約120μm〜約700μmの総径、約150μm〜約650μmの総径、約165μm〜約600μmの総径、約120μm〜約300μmの総径、約150μm〜約250μmの総径、約165μm〜約225μmの総径、又は約180μm、185μm、190μm若しくは200μmの総径を含む約180μm〜約200μmの総径を有する請求項1から3のいずれかに記載の細胞。
【請求項5】
細胞が、神経保護因子、抗血管新生因子、及びそれらのフラグメント又は変異体から選択される少なくともいずれかをコードし且つ分泌する、間葉系幹細胞、間葉系間質細胞、ヒト間葉系幹細胞、ヒト間葉系幹細胞に由来する分化した細胞、同種異系細胞又は自己細胞である請求項1から4のいずれかに記載の細胞。
【請求項6】
コアの架橋ポリマー及び少なくとも1層の表面コーティング層の架橋ポリマーの少なくともいずれかが、化学的に同一のポリマーを同一の濃度又は異なる濃度で含み、前記ポリマーが更に、それぞれ異なる分子量を有していてもよいし、それぞれ異なる形態で架橋されていてもよいし、又はそれぞれ異なる分子量を有し且つそれぞれ異なる形態で架橋されていてもよい請求項3から5のいずれかに記載の細胞。
【請求項7】
架橋ポリマーが、生体ポリマー及びアルギネートからなる群から選択される請求項3から6のいずれかに記載の細胞。
【請求項8】
球状マイクロカプセルが、1層、2層、3層、4層、又は5層以上の表面コーティング層を含む請求項3から7のいずれかに記載の細胞。
【請求項9】
球状マイクロカプセルが、ポリカチオンからなる更なる外部表面コーティング層を含む請求項3から8のいずれかに記載の細胞。
【請求項10】
神経保護因子及びそのフラグメント又は変異体の少なくともいずれかが、
(a)GLP−1のaa7−35を含むペプチド;
(b)GLP−1のaa7−36又はGLP−1(7−36)アミドを含むペプチド;
(c)GLP−1のaa7−37を含むペプチド;
(d)式II:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Xaa16−Ser−Xaa18−Xaa19−Xaa20−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Xaa25−Xaa26−Xaa27−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Xaa33−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa16は、Val又はLeuであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa19は、Tyr又はGlnであり;Xaa20は、Leu又はMetであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa25は、Ala又はValであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa27は、Glu又はLeuであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa33は、Val又はLysであり;Xaa34は、Lys、Glu、Asn又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg、Gly又はLys又はアミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu、Pro、Lys、アミド又は非存在である)で表される配列を含むペプチド;
(e)式III:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Val−Ser−Xaa18−Tyr−Leu−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Ala−Xaa26−Glu−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Val−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa34は、Lys、Glu、又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg又はLys、アミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu又はLys、アミド又は非存在である)で表される配列を含むペプチド;及び
(f)前記(a)から(e)のペプチドのいずれかと少なくとも80%の同一性を示すペプチド、
からなる群から選択されるGLP−1ペプチドである請求項1から9のいずれかに記載の細胞。
【請求項11】
神経保護因子及びそのフラグメント又は変異体の少なくともいずれかが、構成成分(I)及び構成成分(II)を含むGLP−1融合ペプチド又はそのフラグメント若しくは変異体であり、N−末端側の前記構成成分(I)が、
(a)GLP−1(7−35、7−36又は7−37)配列;
(b)配列番号1にで表される配列;
(c)式II:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Xaa16−Ser−Xaa18−Xaa19−Xaa20−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Xaa25−Xaa26−Xaa27−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Xaa33−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa16は、Val又はLeuであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa19は、Tyr又はGlnであり;Xaa20は、Leu又はMetであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa25は、Ala又はValであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa27は、Glu又はLeuであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa33は、Val又はLysであり;Xaa34は、Lys、Glu、Asn又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg、Gly又はLys又はアミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu、Pro、Lys、アミド又は非存在である)で表される配列を含む又はそれからなるペプチド;
(d)式III:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Val−Ser−Xaa18−Tyr−Leu−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Ala−Xaa26−Glu−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Val−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa34は、Lys、Glu、又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg又はLys、アミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu又はLys、アミド又は非存在である)で表される配列を含む又はそれからなるペプチド;及び
(e)前記(a)から(d)の配列のいずれかの配列と少なくとも80%の配列同一性を有する配列、
からなる又はそれを含むペプチドの群から選択され、
C末端側の前記構成成分(II)が、少なくとも9個のアミノ酸のペプチド配列及びその機能的なフラグメント又は変異体から選択される請求項1から9のいずれかに記載の細胞。
【請求項12】
GLP−1融合ペプチドの構成成分(II)が、
(a)配列番号22(RRDFPEEVAI)、配列番号27(DFPEEVAI)、配列番号28(RDFPEEVA)、配列番号29(RRDFPEEV)、配列番号30(AADFPEEVAI)、配列番号31(ADFPEEVA)、配列番号32(AADFPEEV)で表される配列、及び前記配列番号22、27、28、29、30、31又は32と少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含むペプチド配列;
(b)配列番号23(RRDFPEEVAIVEEL)、配列番号24(RRDFPEEVAIAEEL)、配列番号33(AADFPEEVAIVEEL)、配列番号34(AADFPEEVAIAEEL)で表される配列、及び前記配列番号23、24、33又は34と少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含むペプチド配列;及び
(c)配列番号2(RRDFPEEVAIVEELG)、配列番号3(RRDFPEEVAIAEELG)、配列番号35(AADFPEEVAIVEELG)、又は配列番号36(AADFPEEVAIAEELG)で表される配列、及び配列番号2、3、35又は36と少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含むペプチド配列、
から選択される請求項11に記載の細胞。
【請求項13】
GLP−1融合ペプチドの構成成分(I)と構成成分(II)とが、直接連結される又はリンカー配列を介して連結される請求項11から12のいずれかに記載の細胞。
【請求項14】
GLP−1融合ペプチドが、構成成分(I)及び構成成分(II)に代えて又はこれらに加えて構成成分(III)を含有し、前記構成成分(I)及び前記構成成分(III)が前記融合タンパク質に存在する場合には、前記構成成分(III)は、前記構成成分(I)のC末端及び前記構成成分(I)のN末端の少なくともいずれかに連結されていてもよく、前記構成成分(I)、(II)及び(III)が前記融合タンパク質に存在する場合には、前記構成成分(III)は、前記構成成分(II)のC末端及び前記構成成分(I)のN末端の少なくともいずれかに連結されていてもよい請求項11から13のいずれかに記載の細胞。
【請求項15】
構成成分(III)が、少なくとも4個のアミノ酸残基、好ましくは少なくとも10個の追加のアミノ酸残基、更に好ましくは少なくとも20個、最も好ましくは少なくとも30個のアミノ酸残基を含むか、又は
前記構成成分(III)が、
(a)プログルカゴン中のようなGLP−2のN末端配列;
(b)GLP−1(5−37、6−37又は7−37)配列;
(c)式II:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Xaa16−Ser−Xaa18−Xaa19−Xaa20−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Xaa25−Xaa26−Xaa27−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Xaa33−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa16は、Val又はLeuであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa19は、Tyr又はGlnであり;Xaa20は、Leu又はMetであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa25は、Ala又はValであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa27は、Glu又はLeuであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa33は、Val又はLysであり;Xaa34は、Lys、Glu、Asn又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg、Gly又はLys又はアミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu、Pro、Lys、アミド又は非存在である)で表される配列を含むペプチド;
(d)式III:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Val−Ser−Xaa18−Tyr−Leu−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Ala−Xaa26−Glu−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Val−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa34は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg又はLys、アミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu又はLys、アミド又は非存在である)で表される配列を含むペプチド;又は
(e)前記(a)から(d)の配列のいずれかの配列と少なくとも80%の配列同一性を有する配列、
の少なくとも4個、好ましくは少なくとも10個、更に好ましくは少なくとも20個の追加のアミノ酸残基を含むか、又は
構成成分(III)が、配列番号4若しくは5の配列、又は配列番号4若しくは5と少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む又はそれから構成される請求項14に記載の細胞。
【請求項16】
GLP−1融合ペプチドが、構成成分(IV)としてキャリアタンパク質、特にトランスフェリン又はアルブミンを追加的に含む又はそれから構成される請求項2から15のいずれかに記載の細胞。
【請求項17】
GLP−1融合ペプチドが、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号26、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、又は配列番号48の配列、及び配列番号6、7、8、10、11、12、26、37から48と少なくとも80%の配列同一性を有する配列から選択されるペプチド配列を含む又はそれからなる請求項2から16のいずれかに記載の細胞。
【請求項18】
球状マイクロカプセルのコアにおける細胞が、抗アポトーシス因子、増殖因子、VEGF、エリスロポエチン(EPO)、抗血小板薬、抗凝固薬、及び抗血栓薬からなる群から選択される因子を追加的に分泌するようにされる操作;VEGF、IL6、IL8、GDNF、NT3及びMCP1から選択される、治療レベルでカプセルを通じて放出されるパラクリン因子としての内因性のタンパク質又はペプチドを分泌するようされる操作;及び自殺遺伝子を追加的に含有するようにされる操作;の少なくともいずれかの操作が施されている請求項1から17のいずれかに記載の細胞。
【請求項19】
眼疾患及び眼障害が、網膜色素変性症(RP)、黄斑変性症(MD)、加齢黄斑変性症(AMD又はARMD)、網膜症、糖尿病性網膜症、黄斑浮腫、血管内皮及び周皮細胞の異常、網膜血管閉塞、小柱網を含む緑内障から選択される網膜疾患を含む網膜の変性が原因で起きる眼疾患及び眼障害、及び小柱網の変性を含む視神経症、及び角膜内皮の異常、眼の血管新生による眼疾患、脈絡膜の血管新生、黄斑変性による脈絡膜の血管新生、持続性及び再発性の脈絡膜の血管新生、ヒストプラスマ症及び病的近視による脈絡膜の血管新生、網膜色素線条症から生じる脈絡膜の血管新生、前部虚血性視神経症、細菌性心内膜炎、ベスト病、バードショット網膜脈絡膜症、脈絡膜血管腫、脈絡膜母斑、脈絡膜非潅流、脈絡膜骨腫、脈絡膜破裂、先天性脈絡膜欠如、慢性網膜剥離、網膜の欠損、ドルーゼン、内因性カンジダ眼内炎、網膜色素上皮の乳頭外過誤腫、黄色斑眼底、特発性斑紋穴、悪性黒色腫、膜増殖性糸球体腎炎(II型)、金属眼内異物、朝顔症候群、多発一過性白点症候群(MEWDS)、鋸状縁における血管新生、手術用顕微鏡のバム、視神経頭ピット、光凝固、点状脈絡膜内層症、風疹、サルコイドーシス、匐行性又は地図状の脈絡膜炎、網膜下の体液排出、傾斜乳頭症候群、トキソプラズマ性脈絡網膜炎、結核、又はフォークト・小柳・原田症候群、糖尿病性網膜症による血管新生、非糖尿病性網膜症、静脈分枝閉塞症、中心網膜静脈閉塞、未熟児網膜症、虹彩ルベオーシス、血管新生緑内障、周中心窩毛細血管拡張症、鎌状赤血球網膜症、イールズ病、網膜血管炎、フォン・ヒッペル・リンドウ病、放射線網膜症、網膜凍結傷害、網膜色素変性症、網膜脈絡膜コロボーマ、単純ヘルペス性角膜炎による角膜の血管新生、角膜潰瘍、角膜移植、翼状片、又は外傷を含む請求項1から18のいずれかに記載の細胞。
【請求項20】
治療される患者の眼、眼の組織又は領域、治療される患者の眼の冒された領域又は組織、網膜、虹彩、虹彩から2mm〜3mm離れた領域又は部位、結膜及び強膜をやや乱された後の虹彩から2mm〜3mm離れた領域又は部位、眼の硝子体腔、眼又は網膜の任意の表面、虹彩又はその組織又は周辺領域、前眼房、水晶体嚢、網膜下腔、脈絡膜上腔、眼の内部、及び眼の任意の腔から選択される投与部位に、球状マイクロカプセルが埋め込まれる又は注入される請求項1から19のいずれかに記載の細胞。
【請求項1】
眼疾患又は眼障害の眼内治療に使用するための、神経保護因子、抗血管新生因子、及びそれらのフラグメント又は変異体から選択される少なくともいずれかをコードし且つ分泌するように操作されている細胞であって、前記細胞が球状マイクロカプセルに封入されていることを特徴とする細胞。
【請求項2】
神経保護因子が、GLP−1ペプチド、GLP−1融合ペプチド、及びそれらのフラグメント又は変異体から選択され、抗血管新生因子が、エンドスタチン及びそのフラグメント又は変異体から選択される請求項1に記載の細胞。
【請求項3】
球状マイクロカプセルが、球状コアと少なくとも1層の表面コーティング層とを含み、
前記球状コアが、架橋ポリマーと、神経保護因子、抗血管新生因子、及びそれらのフラグメント又は変異体から選択される少なくともいずれかをコードし且つ分泌する細胞との混合物を含むか、又はそれから成り、
前記少なくとも1層の表面コーティング層が架橋ポリマーを含むか、又はそれからなる請求項1から2のいずれかに記載の細胞。
【請求項4】
球状マイクロカプセルが、約120μm〜約800μmの総径、約120μm〜約700μmの総径、約150μm〜約650μmの総径、約165μm〜約600μmの総径、約120μm〜約300μmの総径、約150μm〜約250μmの総径、約165μm〜約225μmの総径、又は約180μm、185μm、190μm若しくは200μmの総径を含む約180μm〜約200μmの総径を有する請求項1から3のいずれかに記載の細胞。
【請求項5】
細胞が、神経保護因子、抗血管新生因子、及びそれらのフラグメント又は変異体から選択される少なくともいずれかをコードし且つ分泌する、間葉系幹細胞、間葉系間質細胞、ヒト間葉系幹細胞、ヒト間葉系幹細胞に由来する分化した細胞、同種異系細胞又は自己細胞である請求項1から4のいずれかに記載の細胞。
【請求項6】
コアの架橋ポリマー及び少なくとも1層の表面コーティング層の架橋ポリマーの少なくともいずれかが、化学的に同一のポリマーを同一の濃度又は異なる濃度で含み、前記ポリマーが更に、それぞれ異なる分子量を有していてもよいし、それぞれ異なる形態で架橋されていてもよいし、又はそれぞれ異なる分子量を有し且つそれぞれ異なる形態で架橋されていてもよい請求項3から5のいずれかに記載の細胞。
【請求項7】
架橋ポリマーが、生体ポリマー及びアルギネートからなる群から選択される請求項3から6のいずれかに記載の細胞。
【請求項8】
球状マイクロカプセルが、1層、2層、3層、4層、又は5層以上の表面コーティング層を含む請求項3から7のいずれかに記載の細胞。
【請求項9】
球状マイクロカプセルが、ポリカチオンからなる更なる外部表面コーティング層を含む請求項3から8のいずれかに記載の細胞。
【請求項10】
神経保護因子及びそのフラグメント又は変異体の少なくともいずれかが、
(a)GLP−1のaa7−35を含むペプチド;
(b)GLP−1のaa7−36又はGLP−1(7−36)アミドを含むペプチド;
(c)GLP−1のaa7−37を含むペプチド;
(d)式II:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Xaa16−Ser−Xaa18−Xaa19−Xaa20−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Xaa25−Xaa26−Xaa27−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Xaa33−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa16は、Val又はLeuであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa19は、Tyr又はGlnであり;Xaa20は、Leu又はMetであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa25は、Ala又はValであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa27は、Glu又はLeuであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa33は、Val又はLysであり;Xaa34は、Lys、Glu、Asn又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg、Gly又はLys又はアミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu、Pro、Lys、アミド又は非存在である)で表される配列を含むペプチド;
(e)式III:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Val−Ser−Xaa18−Tyr−Leu−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Ala−Xaa26−Glu−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Val−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa34は、Lys、Glu、又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg又はLys、アミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu又はLys、アミド又は非存在である)で表される配列を含むペプチド;及び
(f)前記(a)から(e)のペプチドのいずれかと少なくとも80%の同一性を示すペプチド、
からなる群から選択されるGLP−1ペプチドである請求項1から9のいずれかに記載の細胞。
【請求項11】
神経保護因子及びそのフラグメント又は変異体の少なくともいずれかが、構成成分(I)及び構成成分(II)を含むGLP−1融合ペプチド又はそのフラグメント若しくは変異体であり、N−末端側の前記構成成分(I)が、
(a)GLP−1(7−35、7−36又は7−37)配列;
(b)配列番号1にで表される配列;
(c)式II:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Xaa16−Ser−Xaa18−Xaa19−Xaa20−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Xaa25−Xaa26−Xaa27−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Xaa33−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa16は、Val又はLeuであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa19は、Tyr又はGlnであり;Xaa20は、Leu又はMetであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa25は、Ala又はValであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa27は、Glu又はLeuであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa33は、Val又はLysであり;Xaa34は、Lys、Glu、Asn又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg、Gly又はLys又はアミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu、Pro、Lys、アミド又は非存在である)で表される配列を含む又はそれからなるペプチド;
(d)式III:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Val−Ser−Xaa18−Tyr−Leu−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Ala−Xaa26−Glu−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Val−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa34は、Lys、Glu、又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg又はLys、アミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu又はLys、アミド又は非存在である)で表される配列を含む又はそれからなるペプチド;及び
(e)前記(a)から(d)の配列のいずれかの配列と少なくとも80%の配列同一性を有する配列、
からなる又はそれを含むペプチドの群から選択され、
C末端側の前記構成成分(II)が、少なくとも9個のアミノ酸のペプチド配列及びその機能的なフラグメント又は変異体から選択される請求項1から9のいずれかに記載の細胞。
【請求項12】
GLP−1融合ペプチドの構成成分(II)が、
(a)配列番号22(RRDFPEEVAI)、配列番号27(DFPEEVAI)、配列番号28(RDFPEEVA)、配列番号29(RRDFPEEV)、配列番号30(AADFPEEVAI)、配列番号31(ADFPEEVA)、配列番号32(AADFPEEV)で表される配列、及び前記配列番号22、27、28、29、30、31又は32と少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含むペプチド配列;
(b)配列番号23(RRDFPEEVAIVEEL)、配列番号24(RRDFPEEVAIAEEL)、配列番号33(AADFPEEVAIVEEL)、配列番号34(AADFPEEVAIAEEL)で表される配列、及び前記配列番号23、24、33又は34と少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含むペプチド配列;及び
(c)配列番号2(RRDFPEEVAIVEELG)、配列番号3(RRDFPEEVAIAEELG)、配列番号35(AADFPEEVAIVEELG)、又は配列番号36(AADFPEEVAIAEELG)で表される配列、及び配列番号2、3、35又は36と少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含むペプチド配列、
から選択される請求項11に記載の細胞。
【請求項13】
GLP−1融合ペプチドの構成成分(I)と構成成分(II)とが、直接連結される又はリンカー配列を介して連結される請求項11から12のいずれかに記載の細胞。
【請求項14】
GLP−1融合ペプチドが、構成成分(I)及び構成成分(II)に代えて又はこれらに加えて構成成分(III)を含有し、前記構成成分(I)及び前記構成成分(III)が前記融合タンパク質に存在する場合には、前記構成成分(III)は、前記構成成分(I)のC末端及び前記構成成分(I)のN末端の少なくともいずれかに連結されていてもよく、前記構成成分(I)、(II)及び(III)が前記融合タンパク質に存在する場合には、前記構成成分(III)は、前記構成成分(II)のC末端及び前記構成成分(I)のN末端の少なくともいずれかに連結されていてもよい請求項11から13のいずれかに記載の細胞。
【請求項15】
構成成分(III)が、少なくとも4個のアミノ酸残基、好ましくは少なくとも10個の追加のアミノ酸残基、更に好ましくは少なくとも20個、最も好ましくは少なくとも30個のアミノ酸残基を含むか、又は
前記構成成分(III)が、
(a)プログルカゴン中のようなGLP−2のN末端配列;
(b)GLP−1(5−37、6−37又は7−37)配列;
(c)式II:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Xaa16−Ser−Xaa18−Xaa19−Xaa20−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Xaa25−Xaa26−Xaa27−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Xaa33−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa16は、Val又はLeuであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa19は、Tyr又はGlnであり;Xaa20は、Leu又はMetであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa25は、Ala又はValであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa27は、Glu又はLeuであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa33は、Val又はLysであり;Xaa34は、Lys、Glu、Asn又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg、Gly又はLys又はアミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu、Pro、Lys、アミド又は非存在である)で表される配列を含むペプチド;
(d)式III:
Xaa7−Xaa8−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Val−Ser−Xaa18−Tyr−Leu−Glu−Xaa22−Xaa23−Ala−Ala−Xaa26−Glu−Phe−Ile−Xaa30−Trp−Leu−Val−Xaa34−Xaa35−Xaa36−Xaa37
(式中、Xaa7はL−ヒスチジンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Val、Leu、Ile又はLysであり;Xaa18は、Ser、Lys又はArgであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、Lys又はArgであり;Xaa26は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa30は、Ala、Glu又はArgであり;Xaa34は、Lys、Glu又はArgであり;Xaa35は、Glyであり;Xaa36は、Arg又はLys、アミド又は非存在であり;Xaa37は、Gly、Ala、Glu又はLys、アミド又は非存在である)で表される配列を含むペプチド;又は
(e)前記(a)から(d)の配列のいずれかの配列と少なくとも80%の配列同一性を有する配列、
の少なくとも4個、好ましくは少なくとも10個、更に好ましくは少なくとも20個の追加のアミノ酸残基を含むか、又は
構成成分(III)が、配列番号4若しくは5の配列、又は配列番号4若しくは5と少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む又はそれから構成される請求項14に記載の細胞。
【請求項16】
GLP−1融合ペプチドが、構成成分(IV)としてキャリアタンパク質、特にトランスフェリン又はアルブミンを追加的に含む又はそれから構成される請求項2から15のいずれかに記載の細胞。
【請求項17】
GLP−1融合ペプチドが、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号26、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、又は配列番号48の配列、及び配列番号6、7、8、10、11、12、26、37から48と少なくとも80%の配列同一性を有する配列から選択されるペプチド配列を含む又はそれからなる請求項2から16のいずれかに記載の細胞。
【請求項18】
球状マイクロカプセルのコアにおける細胞が、抗アポトーシス因子、増殖因子、VEGF、エリスロポエチン(EPO)、抗血小板薬、抗凝固薬、及び抗血栓薬からなる群から選択される因子を追加的に分泌するようにされる操作;VEGF、IL6、IL8、GDNF、NT3及びMCP1から選択される、治療レベルでカプセルを通じて放出されるパラクリン因子としての内因性のタンパク質又はペプチドを分泌するようされる操作;及び自殺遺伝子を追加的に含有するようにされる操作;の少なくともいずれかの操作が施されている請求項1から17のいずれかに記載の細胞。
【請求項19】
眼疾患及び眼障害が、網膜色素変性症(RP)、黄斑変性症(MD)、加齢黄斑変性症(AMD又はARMD)、網膜症、糖尿病性網膜症、黄斑浮腫、血管内皮及び周皮細胞の異常、網膜血管閉塞、小柱網を含む緑内障から選択される網膜疾患を含む網膜の変性が原因で起きる眼疾患及び眼障害、及び小柱網の変性を含む視神経症、及び角膜内皮の異常、眼の血管新生による眼疾患、脈絡膜の血管新生、黄斑変性による脈絡膜の血管新生、持続性及び再発性の脈絡膜の血管新生、ヒストプラスマ症及び病的近視による脈絡膜の血管新生、網膜色素線条症から生じる脈絡膜の血管新生、前部虚血性視神経症、細菌性心内膜炎、ベスト病、バードショット網膜脈絡膜症、脈絡膜血管腫、脈絡膜母斑、脈絡膜非潅流、脈絡膜骨腫、脈絡膜破裂、先天性脈絡膜欠如、慢性網膜剥離、網膜の欠損、ドルーゼン、内因性カンジダ眼内炎、網膜色素上皮の乳頭外過誤腫、黄色斑眼底、特発性斑紋穴、悪性黒色腫、膜増殖性糸球体腎炎(II型)、金属眼内異物、朝顔症候群、多発一過性白点症候群(MEWDS)、鋸状縁における血管新生、手術用顕微鏡のバム、視神経頭ピット、光凝固、点状脈絡膜内層症、風疹、サルコイドーシス、匐行性又は地図状の脈絡膜炎、網膜下の体液排出、傾斜乳頭症候群、トキソプラズマ性脈絡網膜炎、結核、又はフォークト・小柳・原田症候群、糖尿病性網膜症による血管新生、非糖尿病性網膜症、静脈分枝閉塞症、中心網膜静脈閉塞、未熟児網膜症、虹彩ルベオーシス、血管新生緑内障、周中心窩毛細血管拡張症、鎌状赤血球網膜症、イールズ病、網膜血管炎、フォン・ヒッペル・リンドウ病、放射線網膜症、網膜凍結傷害、網膜色素変性症、網膜脈絡膜コロボーマ、単純ヘルペス性角膜炎による角膜の血管新生、角膜潰瘍、角膜移植、翼状片、又は外傷を含む請求項1から18のいずれかに記載の細胞。
【請求項20】
治療される患者の眼、眼の組織又は領域、治療される患者の眼の冒された領域又は組織、網膜、虹彩、虹彩から2mm〜3mm離れた領域又は部位、結膜及び強膜をやや乱された後の虹彩から2mm〜3mm離れた領域又は部位、眼の硝子体腔、眼又は網膜の任意の表面、虹彩又はその組織又は周辺領域、前眼房、水晶体嚢、網膜下腔、脈絡膜上腔、眼の内部、及び眼の任意の腔から選択される投与部位に、球状マイクロカプセルが埋め込まれる又は注入される請求項1から19のいずれかに記載の細胞。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【公表番号】特表2012−526524(P2012−526524A)
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510157(P2012−510157)
【出願日】平成22年5月11日(2010.5.11)
【国際出願番号】PCT/EP2010/002899
【国際公開番号】WO2010/130418
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(303039785)バイオコンパティブルズ ユーケー リミテッド (23)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年5月11日(2010.5.11)
【国際出願番号】PCT/EP2010/002899
【国際公開番号】WO2010/130418
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(303039785)バイオコンパティブルズ ユーケー リミテッド (23)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]