神経再生のための組成物および方法
本発明は、神経の再生およびその神経の再生に基づいて神経学的疾患を処置するための薬学的組成物および方法を提供する。本発明は、p75シグナル伝達経路に関与するPep5、PKC,IP3、p75、Rho、Rho GDI、MAG、GT1b、p21、Rhoキナーゼなどの組成物またはそれに特異的に相互作用する因子を用いることによって、p75シグナル伝達経路を遮断または抑制することによって、再生阻害がストップすることにより再生が再開することによって解決された。本発明はまた、PTDドメインが神経再生薬において有用であることを初めて開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
神経を再生するための組成物であって、Pep5ポリペプチドを含む、組成物。
【請求項2】
前記Pep5ポリペプチドは、
(a)配列番号1に記載の核酸配列もしくはそのフラグメントによってコードされる、ポリペプチド;
(b)配列番号2に記載のアミノ酸配列もしくはそのフラグメントを有する、ポリペプチド;
(c)配列番号2に記載のアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する、改変体ポリペプチド;または
(d)(a)〜(c)のいずれか1つのポリペプチドのアミノ酸配列に対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列からなり、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド、
を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記Pep5ポリペプチドは、配列番号2のアミノ酸配列の全範囲を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記Pep5ポリペプチドは、さらに、PTDドメインを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
神経を再生するための組成物であって、Pep5ポリペプチドをコードする核酸分子を含む、組成物。
【請求項7】
前記Pep5ポリペプチドをコードする核酸分子は、
(a)配列番号1に記載の塩基配列またはそのフラグメント配列を有する、ポリヌクレオチド;
(b)配列番号2に記載のアミノ酸配列またはそのフラグメントをコードする、ポリヌクレオチド;
(c)配列番号2に記載のアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)(a)〜(c)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(e)(a)〜(c)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、
を含む、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記Pep5ポリペプチドをコードする核酸分子は、配列番号1の核酸配列におけるヌクレオチド配列の全範囲を含む、請求項6に記載の組成物。
【請求項9】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項6に記載の組成物。
【請求項10】
前記Pep5ポリペプチドをコードする核酸分子は、PTDドメインをコードする配列を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
神経を再生するための組成物であって、Rho GDIポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項12】
前記Rho GDIポリペプチドは、
(a)配列番号5に記載の核酸配列もしくはそのフラグメントによってコードされる、ポリペプチド;
(b)配列番号6に記載のアミノ酸配列もしくはそのフラグメントを有する、ポリペプチド;
(c)配列番号6に記載のアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する、改変体ポリペプチド;
(d)配列番号5に記載の塩基配列のスプライス改変体もしくは対立遺伝子改変体によってコードされる、ポリペプチド;
(e)配列番号6に記載のアミノ酸配列を有するポリペプチドの、種相同体ポリペプチド;または
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリペプチドのアミノ酸配列に対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列からなり、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド、
を含む、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
前記Rho GDIポリペプチドは、配列番号6のアミノ酸配列の全範囲を含む、請求項11に記載の組成物。
【請求項14】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項11に記載の組成物。
【請求項15】
前記因子は、抗体を含む、請求項11に記載の組成物。
【請求項16】
神経を再生するための組成物であって、Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項17】
前記Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子は、
(a)配列番号5に記載の塩基配列またはそのフラグメント配列を有する、ポリヌクレオチド;
(b)配列番号6に記載のアミノ酸配列のアミノ酸またはそのフラグメントをコードする、ポリヌクレオチド、
(c)配列番号6に記載のアミノ酸配列のアミノ酸において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)配列番号5に記載の塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体である、ポリヌクレオチド;
(e)配列番号6に記載のアミノ酸配列からなるポリペプチドの種相同体をコードする、ポリヌクレオチド;
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(g)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、
からなる群より選択される、ポリヌクレオチド、
を含む、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
前記Rho GDIは、配列番号5の核酸配列の全範囲を含む、請求項16に記載の組成物。
【請求項19】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項16に記載の組成物。
【請求項20】
前記因子は、アンチセンス分子またはRNAiを含む、請求項16に記載の組成物。
【請求項21】
神経を再生するための組成物であって、Rhoポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項22】
前記Rhoポリペプチドは、
(a)配列番号11に記載の核酸配列もしくはそのフラグメントによってコードされる、ポリペプチド;
(b)配列番号12に記載のアミノ酸配列もしくはそのフラグメントを有する、ポリペプチド;
(c)配列番号12に記載のアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する、改変体ポリペプチド;
(d)配列番号11に記載の塩基配列のスプライス改変体もしくは対立遺伝子改変体によってコードされる、ポリペプチド;
(e)配列番号12に記載のアミノ酸配列を有するポリペプチドの、種相同体ポリペプチド;または
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリペプチドのアミノ酸配列に対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列からなり、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド、
を含む、請求項21に記載の組成物。
【請求項23】
前記Rhoポリペプチドは、配列番号12のアミノ酸の1位〜193位を含む、請求項21に記載の組成物。
【請求項24】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項21に記載の組成物。
【請求項25】
前記因子は、抗体を含む、請求項21に記載の組成物。
【請求項26】
神経を再生するための組成物であって、Rhoポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項27】
前記Rhoポリペプチドをコードする核酸分子は、
(a)配列番号11に記載の塩基配列またはそのフラグメント配列を有する、ポリヌクレオチド;
(b)配列番号12に記載のアミノ酸配列またはそのフラグメントをコードする、ポリヌクレオチド;
(c)配列番号12に記載のアミノ酸配列のアミノ酸において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)配列番号11に記載の塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体である、ポリヌクレオチド;
(e)配列番号12に記載のアミノ酸配列のアミノ酸からなるポリペプチドの種相同体をコードする、ポリヌクレオチド;
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(g)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、
からなる群より選択される、ポリヌクレオチド、
を含む、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
前記Rhoポリペプチドをコードする核酸分子は、配列番号11の1位〜579位を含む、請求項26に記載の組成物。
【請求項29】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項26に記載の組成物。
【請求項30】
前記因子は、アンチセンス分子またはRNAiを含む、請求項26に記載の組成物。
【請求項31】
神経を再生するための組成物であって、Rhoキナーゼポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項32】
前記Rhoキナーゼポリペプチドは、
(a)配列番号18に記載の核酸配列もしくはそのフラグメントによってコードされる、ポリペプチド;
(b)配列番号19に記載のアミノ酸配列もしくはそのフラグメントを有する、ポリペプチド;
(c)配列番号19に記載のアミノ酸配列のアミノ酸において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する、改変体ポリペプチド;
(d)配列番号18に記載の塩基配列のスプライス改変体もしくは対立遺伝子改変体によってコードされる、ポリペプチド;
(e)配列番号19に記載のアミノ酸配列を有するポリペプチドの、種相同体ポリペプチド;または
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリペプチドのアミノ酸配列に対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列からなり、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド、
を含む、請求項31に記載の組成物。
【請求項33】
前記Rhoキナーゼポリペプチドは、配列番号19のアミノ酸の1位〜1388位を含む、請求項31に記載の組成物。
【請求項34】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項31に記載の組成物。
【請求項35】
前記因子は、抗体を含む、請求項31に記載の組成物。
【請求項36】
神経を再生するための組成物であって、Rhoキナーゼポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項37】
前記Rhoキナーゼポリペプチドをコードする核酸分子は、
(a)配列番号18に記載の塩基配列またはそのフラグメント配列を有する、ポリヌクレオチド;
(b)配列番号19に記載のアミノ酸配列またはそのフラグメントをコードする、ポリヌクレオチド、
(c)配列番号19に記載のアミノ酸配列のアミノ酸において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)配列番号18に記載の塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体である、ポリヌクレオチド;
(e)配列番号19に記載のアミノ酸配列のアミノ酸からなるポリペプチドの種相同体をコードする、ポリヌクレオチド;
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(g)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、
からなる群より選択される、ポリヌクレオチド、
を含む、請求項36に記載の組成物。
【請求項38】
前記Rhoキナーゼポリペプチドをコードする核酸分子は、配列番号18に記載の核酸配列のヌクレオチド1位〜4164位を含む、請求項36に記載の組成物。
【請求項39】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項36に記載の組成物。
【請求項40】
前記因子は、アンチセンス分子またはRNAiを含む、請求項36に記載の組成物。
【請求項41】
PTDドメインおよび神経再生因子を含む、神経を再生するための組成物。
【請求項42】
前記神経再生因子は、p75シグナル伝達経路を阻害する、請求項41に記載の組成物。
【請求項43】
前記神経再生因子は、p75シグナル伝達経路における伝達因子もしくはその改変体もしくはフラグメント、またはp75シグナル伝達経路における伝達因子に対して特異的に相互作用する因子を含む、請求項41に記載の組成物。
【請求項44】
前記p75シグナル伝達経路における伝達因子は、MAG、PKC、IP3、GT1b、p75、Rho GDI、Rho、p21およびRhoキナーゼからなる群より選択される少なくとも1つの伝達因子を含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項45】
前記神経再生因子は、MAGとGT1bとの相互作用の阻害、PKCの阻害、IP3の活性化、GT1bとp75との相互作用の阻害、p75とRhoとの相互作用の阻害、p75とRho GDIとの相互作用の阻害、RhoとRho GDIとの相互作用の維持または強化、Rho GDPからRho GTPへの変換阻害、RhoとRhoキナーゼとの相互作用の阻害およびRhoキナーゼの活性阻害からなる群より選択される少なくとも1つの作用を有する、請求項41に記載の組成物。
【請求項46】
前記神経再生因子は、MAGとGT1bとの相互作用を抑制または消失する因子、PKCの阻害因子、IP3の活性化因子、GT1bとp75との相互作用を抑制または消失する因子、p75とRho GDIとの相互作用を抑制または消失する因子、p75とRhoとの相互作用を抑制または消失する因子、RhoとRho GDIとの相互作用を維持または強化する因子、Rho GDPからRho GTPへの変換を阻害する因子、RhoとRhoキナーゼとの相互作用を阻害する因子、およびRhoキナーゼの活性を阻害する因子からなる群より選択される少なくとも1つの因子を含む、請求項41に記載の組成物。
【請求項47】
前記神経再生因子は、Pep5ポリペプチド、Pep5ポリペプチドをコードする核酸分子、PKCの阻害因子、IP3の活性化因子、p75ポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、p75ポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、p75細胞外ドメインポリペプチド、p75細胞外ドメインポリペプチドをコードする核酸分子、Rho GDIポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、Rho GDIポリペプチド、Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子、MAGポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、MAGポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、p21ポリペプチド、p21をコードする核酸分子、Rhoポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、Rhoポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、Rhoキナーゼに対して特異的に相互作用する因子およびRhoキナーゼをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子ならびにその改変体およびフラグメントからなる群より選択される因子を含む、請求項41に記載の組成物。
【請求項48】
前記PTDドメインは、YGRKKRRQRRRまたはその1つ以上の置換、付加および/もしくは欠失を含むアミノ酸配列を有する、請求項41に記載の組成物。
【請求項49】
前記PTDドメインは、前記p21ポリペプチドのC末端側またはN末端側に配置される、請求項41に記載の組成物。
【請求項50】
前記神経再生因子は、細胞質に留まり得る、請求項41に記載の組成物。
【請求項51】
PTDドメインをコードする核酸配列および神経再生因子をコードする核酸配列を含む核酸分子を含む、神経を再生するための組成物。
【請求項52】
前記神経再生因子は、p75シグナル伝達経路を阻害する、請求項51に記載の組成物。
【請求項53】
前記神経再生因子は、p75シグナル伝達経路における伝達因子もしくはその改変体もしくはフラグメント、またはp75シグナル伝達経路における伝達因子に対して特異的に相互作用する因子を含む、請求項51に記載の組成物。
【請求項54】
前記p75シグナル伝達経路における伝達因子は、MAG、PKC、IP3、GT1b、p75、Rho GDI、Rho、p21およびRhoキナーゼからなる群より選択される少なくとも1つの伝達因子を含む、請求項53に記載の組成物。
【請求項55】
前記神経再生因子は、MAGとGT1bとの相互作用の阻害、PKCの阻害、IP3の活性化、GT1bとp75との相互作用の阻害、p75とRhoとの相互作用の阻害、p75とRho GDIとの相互作用の阻害、RhoとRho GDIとの相互作用の維持または強化、Rho GDPからRho GTPへの変換阻害、RhoとRhoキナーゼとの相互作用の阻害およびRhoキナーゼの活性阻害からなる群より選択される少なくとも1つの作用を有する、請求項51に記載の組成物。
【請求項56】
前記神経再生因子は、MAGとGT1bとの相互作用を抑制または消失する因子、GT1bとp75との相互作用を抑制または消失する因子、PKCの阻害因子、IP3の活性化因子、p75とRho GDIとの相互作用を抑制または消失する因子、p75とRhoとの相互作用を抑制または消失する因子、RhoとRho GDIとの相互作用を維持または強化する因子、Rho GDPからRho GTPへの変換を阻害する因子、RhoとRhoキナーゼとの相互作用を阻害する因子、およびRhoキナーゼの活性を阻害する因子からなる群より選択される少なくとも1つの因子を含む、請求項51に記載の組成物。
【請求項57】
前記神経再生因子は、Pep5ポリペプチド、PKCの阻害因子、IP3の活性化因子、p75ポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、p75ポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、p75細胞外ドメインポリペプチド、Rho GDIポリペプチド、MAGポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、MAGポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、p21ポリペプチド、Rhoポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、Rhoポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、Rhoキナーゼに対して特異的に相互作用する因子およびRhoキナーゼをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子ならびにその改変体およびフラグメントからなる群より選択される因子を含む、請求項51に記載の組成物。
【請求項58】
前記PTDドメインは、YGRKKRRQRRRまたはその1つ以上の置換、付加および/もしくは欠失を含むアミノ酸配列を有する、請求項51に記載の組成物。
【請求項59】
前記PTDドメインをコードする配列は、前記p21ポリペプチドの5’末端側または3’末端側に配置される、請求項51に記載の組成物。
【請求項60】
前記神経再生因子は、細胞質中に留まり得る、請求項51に記載の組成物。
【請求項61】
神経の再生を調節するための組成物であって、p75シグナル伝達経路を調節する因子を含み、ここで、p75シグナル伝達経路における伝達因子はPKCおよびIP3を含む、組成物。
【請求項62】
さらに、PKCを調節する因子およびIP3を調節する因子からなる群より選択される少なくとも1つの因子を含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項63】
PKCを調節する因子およびIP3を調節する因子の両方をさらに含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項64】
PKCを阻害する因子をさらに含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項65】
IP3を活性化する因子をさらに含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項66】
前記p75シグナル伝達経路を調節する因子は、MAG、PKC、IP3、GT1b、p75、Rho GDI、Rho、p21およびRhoキナーゼからなる群より選択される少なくとも1つの伝達因子の調節因子を含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項67】
前記p75シグナル伝達経路を調節する因子は、RhoAの調節因子を含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項68】
前記p75シグナル伝達経路を調節因子は、RhoAの活性化因子およびPKCの阻害因子を含み、前記神経再生の調節は神経再生の活性化である、請求項61に記載の組成物。
【請求項69】
さらにIP3の活性化因子を含む、請求項68に記載の組成物。
【請求項70】
前記PKCの調節因子は、MAG、Nogoおよびp75からなる群より選択される、請求項62に記載の組成物。
【請求項71】
前記IP3の調節因子は、MAG、Nogoおよびp75からなる群より選択される、請求項62に記載の組成物。
【請求項72】
前記神経の再生は、インビボまたはインビトロで行われる、請求項61に記載の組成物。
【請求項73】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項61に記載の組成物。
【請求項74】
前記因子は、PTDドメインに結合する、請求項62に記載の組成物。
【請求項75】
神経疾患、神経障害および/または神経の状態を、処置、予防、診断または予後するための組成物であって、p75シグナル伝達経路を調節する因子を含む、組成物。
【請求項76】
さらに、PKCを調節する因子およびIP3を調節する因子からなる群より選択される少なくとも1つの因子を含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項77】
PKCを調節する因子およびIP3を調節する因子の両方をさらに含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項78】
PKCを阻害する因子をさらに含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項79】
IP3を活性化する因子をさらに含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項80】
前記p75シグナル伝達経路を調節する因子は、MAG、PKC、IP3、GT1b、p75、Rho GDI、Rho、p21およびRhoキナーゼからなる群より選択される少なくとも1つの伝達因子の調節因子を含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項81】
前記p75シグナル伝達経路を調節する因子は、RhoAの調節因子を含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項82】
前記p75シグナル伝達経路を調節する因子は、RhoAの活性化因子およびPKCの阻害因子を含み、前記神経再生の調節は神経再生の活性化である、請求項75に記載の組成物。
【請求項83】
さらにIP3の活性化因子を含む、請求項82に記載の組成物。
【請求項84】
前記PKCの調節因子は、MAG、Nogoおよびp75からなる群より選択される、請求項76に記載の組成物。
【請求項85】
前記IP3の調節因子は、MAG、Nogoおよびp75からなる群より選択される、請求項76に記載の組成物。
【請求項86】
前記神経の再生は、インビボまたはインビトロで行われる、請求項75に記載の組成物。
【請求項87】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項75に記載の組成物。
【請求項88】
前記因子は、PTDドメインに結合する、請求項76に記載の組成物。
【請求項89】
p75シグナル伝達経路を阻害する因子を含む、組成物。
【請求項90】
神経疾患、神経障害および/または神経の状態を、処置、予防、診断または予後するための組成物であって、p75シグナル伝達経路を調節する因子を含み、該p75シグナル伝達経路を調節する因子は、PKCを調節する因子およびIP3を調節する因子からなる群より選択される少なくとも1つの因子を含む、組成物。
【請求項91】
p75シグナル伝達経路を阻害する因子を含む、神経突起伸展の阻害を破壊または減少する組成物。
【請求項92】
p75シグナル伝達経路を阻害する因子を含む、神経細胞のネットワークの構築のための組成物。
【請求項93】
神経を再生するための組成物であって、p75ポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項94】
神経を再生するための組成物であって、p75細胞外ドメインポリペプチドを含む、組成物。
【請求項95】
神経を再生するための組成物であって、p21ポリペプチドを含む、組成物。
【請求項96】
神経を再生するための組成物であって、p21ポリペプチドをコードする核酸分子を含む、組成物。
【請求項97】
神経学的疾患を処置するためのキットであって、
(A)p75シグナル伝達経路を阻害する因子を含む組成物によって再生された細胞集団;
(B)該細胞集団を保存するための容器
を包含する、キット。
【請求項98】
神経を再生するための方法であって、p75シグナル伝達経路を阻害する工程を含む、方法。
【請求項99】
神経疾患、神経障害および/または神経の状態を、処置、予防、診断または予後する方法であって、該処置、予防、診断または予後を必要とするかまたはそのことが予想される被検体においてp75シグナル伝達経路を調節する工程を包含する、方法。
【請求項100】
神経の再生を調節する方法であって、p75シグナル伝達経路を調節する工程を含む、方法。
【請求項101】
神経突起伸展の阻害を破壊または減少する方法であって、p75シグナル伝達経路を阻害する工程を含む、方法。
【請求項102】
神経細胞のネットワークの構築のための方法であって、該神経細胞におけるp75シグナル伝達経路を阻害する工程を含む、方法。
【請求項103】
神経学的疾患を処置するための方法であって、該方法は、以下:
(a)p75シグナル伝達経路を阻害する因子を含む組成物によって再生された細胞集団を提供する工程;および
(b)該細胞集団を該患者に移植する工程、
を包含する、方法。
【請求項104】
神経疾患、神経障害および/または神経の状態を、処置、予防、診断または予後する方法であって、該処置、予防、診断または予後を必要とするかまたはそのことが予想される被検体において、p75シグナル伝達経路を調節する工程であって、p75シグナル伝達経路における伝達因子は、PKCおよびIP3を含む、工程を包含する、方法。
【請求項105】
神経再生を誘導する因子を同定するためのスクリーニング方法であって、該方法は、以下:
(a)p75シグナル伝達経路において相互作用する少なくとも2つの因子を、試験因子の存在下で接触させる工程、および
(b)該少なくとも2つの相互作用する因子の間の試験因子の存在下における相互作用レベルを、該試験因子の非存在下における相互作用レベルと比較する工程、
を包含し、
ここで、該試験因子の非存在下と比較して、試験因子の存在下において相互作用が減少した場合、該試験因子は、神経を再生するための因子として同定される、方法。
【請求項106】
請求項105に記載の方法によって同定される、調節因子。
【請求項107】
請求項106に記載の調節因子を含む、薬学的組成物。
【請求項108】
神経学的疾患、障害または状態を、予防または処置する方法であって、該方法は、請求項107に記載の薬学的組成物を被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項109】
MAGポリペプチドをコードする核酸分子、p75ポリペプチドをコードする核酸分子、Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子、Rhoをコードする核酸分子、p21をコードする核酸分子およびRhoキナーゼをコードする核酸分子からなる群より選択される少なくとも1つの核酸分子の配列において野生型とは異なる配列が導入された配列を有する少なくとも1つの核酸分子を含む、ベクター。
【請求項110】
請求項109に記載のベクターを含む、細胞。
【請求項111】
請求項109に記載のベクターを含む、組織。
【請求項112】
請求項109に記載のベクターを含む、臓器。
【請求項113】
請求項109に記載のベクターを含む、生物。
【請求項114】
請求項109に記載のベクターで形質転換された、神経改変トランスジェニック動物。
【請求項115】
MAGポリペプチドをコードする核酸分子、p75ポリペプチドをコードする核酸分子、Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子、Rhoをコードする核酸分子、p21をコードする核酸分子およびRhoキナーゼをコードする核酸分子からなる群より選択される少なくとも1つの核酸分子が欠失された、神経改変ノックアウト動物。
【請求項1】
神経を再生するための組成物であって、Pep5ポリペプチドを含む、組成物。
【請求項2】
前記Pep5ポリペプチドは、
(a)配列番号1に記載の核酸配列もしくはそのフラグメントによってコードされる、ポリペプチド;
(b)配列番号2に記載のアミノ酸配列もしくはそのフラグメントを有する、ポリペプチド;
(c)配列番号2に記載のアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する、改変体ポリペプチド;または
(d)(a)〜(c)のいずれか1つのポリペプチドのアミノ酸配列に対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列からなり、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド、
を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記Pep5ポリペプチドは、配列番号2のアミノ酸配列の全範囲を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記Pep5ポリペプチドは、さらに、PTDドメインを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
神経を再生するための組成物であって、Pep5ポリペプチドをコードする核酸分子を含む、組成物。
【請求項7】
前記Pep5ポリペプチドをコードする核酸分子は、
(a)配列番号1に記載の塩基配列またはそのフラグメント配列を有する、ポリヌクレオチド;
(b)配列番号2に記載のアミノ酸配列またはそのフラグメントをコードする、ポリヌクレオチド;
(c)配列番号2に記載のアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)(a)〜(c)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(e)(a)〜(c)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、
を含む、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記Pep5ポリペプチドをコードする核酸分子は、配列番号1の核酸配列におけるヌクレオチド配列の全範囲を含む、請求項6に記載の組成物。
【請求項9】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項6に記載の組成物。
【請求項10】
前記Pep5ポリペプチドをコードする核酸分子は、PTDドメインをコードする配列を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
神経を再生するための組成物であって、Rho GDIポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項12】
前記Rho GDIポリペプチドは、
(a)配列番号5に記載の核酸配列もしくはそのフラグメントによってコードされる、ポリペプチド;
(b)配列番号6に記載のアミノ酸配列もしくはそのフラグメントを有する、ポリペプチド;
(c)配列番号6に記載のアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する、改変体ポリペプチド;
(d)配列番号5に記載の塩基配列のスプライス改変体もしくは対立遺伝子改変体によってコードされる、ポリペプチド;
(e)配列番号6に記載のアミノ酸配列を有するポリペプチドの、種相同体ポリペプチド;または
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリペプチドのアミノ酸配列に対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列からなり、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド、
を含む、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
前記Rho GDIポリペプチドは、配列番号6のアミノ酸配列の全範囲を含む、請求項11に記載の組成物。
【請求項14】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項11に記載の組成物。
【請求項15】
前記因子は、抗体を含む、請求項11に記載の組成物。
【請求項16】
神経を再生するための組成物であって、Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項17】
前記Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子は、
(a)配列番号5に記載の塩基配列またはそのフラグメント配列を有する、ポリヌクレオチド;
(b)配列番号6に記載のアミノ酸配列のアミノ酸またはそのフラグメントをコードする、ポリヌクレオチド、
(c)配列番号6に記載のアミノ酸配列のアミノ酸において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)配列番号5に記載の塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体である、ポリヌクレオチド;
(e)配列番号6に記載のアミノ酸配列からなるポリペプチドの種相同体をコードする、ポリヌクレオチド;
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(g)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、
からなる群より選択される、ポリヌクレオチド、
を含む、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
前記Rho GDIは、配列番号5の核酸配列の全範囲を含む、請求項16に記載の組成物。
【請求項19】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項16に記載の組成物。
【請求項20】
前記因子は、アンチセンス分子またはRNAiを含む、請求項16に記載の組成物。
【請求項21】
神経を再生するための組成物であって、Rhoポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項22】
前記Rhoポリペプチドは、
(a)配列番号11に記載の核酸配列もしくはそのフラグメントによってコードされる、ポリペプチド;
(b)配列番号12に記載のアミノ酸配列もしくはそのフラグメントを有する、ポリペプチド;
(c)配列番号12に記載のアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する、改変体ポリペプチド;
(d)配列番号11に記載の塩基配列のスプライス改変体もしくは対立遺伝子改変体によってコードされる、ポリペプチド;
(e)配列番号12に記載のアミノ酸配列を有するポリペプチドの、種相同体ポリペプチド;または
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリペプチドのアミノ酸配列に対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列からなり、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド、
を含む、請求項21に記載の組成物。
【請求項23】
前記Rhoポリペプチドは、配列番号12のアミノ酸の1位〜193位を含む、請求項21に記載の組成物。
【請求項24】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項21に記載の組成物。
【請求項25】
前記因子は、抗体を含む、請求項21に記載の組成物。
【請求項26】
神経を再生するための組成物であって、Rhoポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項27】
前記Rhoポリペプチドをコードする核酸分子は、
(a)配列番号11に記載の塩基配列またはそのフラグメント配列を有する、ポリヌクレオチド;
(b)配列番号12に記載のアミノ酸配列またはそのフラグメントをコードする、ポリヌクレオチド;
(c)配列番号12に記載のアミノ酸配列のアミノ酸において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)配列番号11に記載の塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体である、ポリヌクレオチド;
(e)配列番号12に記載のアミノ酸配列のアミノ酸からなるポリペプチドの種相同体をコードする、ポリヌクレオチド;
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(g)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、
からなる群より選択される、ポリヌクレオチド、
を含む、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
前記Rhoポリペプチドをコードする核酸分子は、配列番号11の1位〜579位を含む、請求項26に記載の組成物。
【請求項29】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項26に記載の組成物。
【請求項30】
前記因子は、アンチセンス分子またはRNAiを含む、請求項26に記載の組成物。
【請求項31】
神経を再生するための組成物であって、Rhoキナーゼポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項32】
前記Rhoキナーゼポリペプチドは、
(a)配列番号18に記載の核酸配列もしくはそのフラグメントによってコードされる、ポリペプチド;
(b)配列番号19に記載のアミノ酸配列もしくはそのフラグメントを有する、ポリペプチド;
(c)配列番号19に記載のアミノ酸配列のアミノ酸において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する、改変体ポリペプチド;
(d)配列番号18に記載の塩基配列のスプライス改変体もしくは対立遺伝子改変体によってコードされる、ポリペプチド;
(e)配列番号19に記載のアミノ酸配列を有するポリペプチドの、種相同体ポリペプチド;または
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリペプチドのアミノ酸配列に対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列からなり、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド、
を含む、請求項31に記載の組成物。
【請求項33】
前記Rhoキナーゼポリペプチドは、配列番号19のアミノ酸の1位〜1388位を含む、請求項31に記載の組成物。
【請求項34】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項31に記載の組成物。
【請求項35】
前記因子は、抗体を含む、請求項31に記載の組成物。
【請求項36】
神経を再生するための組成物であって、Rhoキナーゼポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項37】
前記Rhoキナーゼポリペプチドをコードする核酸分子は、
(a)配列番号18に記載の塩基配列またはそのフラグメント配列を有する、ポリヌクレオチド;
(b)配列番号19に記載のアミノ酸配列またはそのフラグメントをコードする、ポリヌクレオチド、
(c)配列番号19に記載のアミノ酸配列のアミノ酸において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)配列番号18に記載の塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体である、ポリヌクレオチド;
(e)配列番号19に記載のアミノ酸配列のアミノ酸からなるポリペプチドの種相同体をコードする、ポリヌクレオチド;
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(g)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、
からなる群より選択される、ポリヌクレオチド、
を含む、請求項36に記載の組成物。
【請求項38】
前記Rhoキナーゼポリペプチドをコードする核酸分子は、配列番号18に記載の核酸配列のヌクレオチド1位〜4164位を含む、請求項36に記載の組成物。
【請求項39】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項36に記載の組成物。
【請求項40】
前記因子は、アンチセンス分子またはRNAiを含む、請求項36に記載の組成物。
【請求項41】
PTDドメインおよび神経再生因子を含む、神経を再生するための組成物。
【請求項42】
前記神経再生因子は、p75シグナル伝達経路を阻害する、請求項41に記載の組成物。
【請求項43】
前記神経再生因子は、p75シグナル伝達経路における伝達因子もしくはその改変体もしくはフラグメント、またはp75シグナル伝達経路における伝達因子に対して特異的に相互作用する因子を含む、請求項41に記載の組成物。
【請求項44】
前記p75シグナル伝達経路における伝達因子は、MAG、PKC、IP3、GT1b、p75、Rho GDI、Rho、p21およびRhoキナーゼからなる群より選択される少なくとも1つの伝達因子を含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項45】
前記神経再生因子は、MAGとGT1bとの相互作用の阻害、PKCの阻害、IP3の活性化、GT1bとp75との相互作用の阻害、p75とRhoとの相互作用の阻害、p75とRho GDIとの相互作用の阻害、RhoとRho GDIとの相互作用の維持または強化、Rho GDPからRho GTPへの変換阻害、RhoとRhoキナーゼとの相互作用の阻害およびRhoキナーゼの活性阻害からなる群より選択される少なくとも1つの作用を有する、請求項41に記載の組成物。
【請求項46】
前記神経再生因子は、MAGとGT1bとの相互作用を抑制または消失する因子、PKCの阻害因子、IP3の活性化因子、GT1bとp75との相互作用を抑制または消失する因子、p75とRho GDIとの相互作用を抑制または消失する因子、p75とRhoとの相互作用を抑制または消失する因子、RhoとRho GDIとの相互作用を維持または強化する因子、Rho GDPからRho GTPへの変換を阻害する因子、RhoとRhoキナーゼとの相互作用を阻害する因子、およびRhoキナーゼの活性を阻害する因子からなる群より選択される少なくとも1つの因子を含む、請求項41に記載の組成物。
【請求項47】
前記神経再生因子は、Pep5ポリペプチド、Pep5ポリペプチドをコードする核酸分子、PKCの阻害因子、IP3の活性化因子、p75ポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、p75ポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、p75細胞外ドメインポリペプチド、p75細胞外ドメインポリペプチドをコードする核酸分子、Rho GDIポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、Rho GDIポリペプチド、Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子、MAGポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、MAGポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、p21ポリペプチド、p21をコードする核酸分子、Rhoポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、Rhoポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、Rhoキナーゼに対して特異的に相互作用する因子およびRhoキナーゼをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子ならびにその改変体およびフラグメントからなる群より選択される因子を含む、請求項41に記載の組成物。
【請求項48】
前記PTDドメインは、YGRKKRRQRRRまたはその1つ以上の置換、付加および/もしくは欠失を含むアミノ酸配列を有する、請求項41に記載の組成物。
【請求項49】
前記PTDドメインは、前記p21ポリペプチドのC末端側またはN末端側に配置される、請求項41に記載の組成物。
【請求項50】
前記神経再生因子は、細胞質に留まり得る、請求項41に記載の組成物。
【請求項51】
PTDドメインをコードする核酸配列および神経再生因子をコードする核酸配列を含む核酸分子を含む、神経を再生するための組成物。
【請求項52】
前記神経再生因子は、p75シグナル伝達経路を阻害する、請求項51に記載の組成物。
【請求項53】
前記神経再生因子は、p75シグナル伝達経路における伝達因子もしくはその改変体もしくはフラグメント、またはp75シグナル伝達経路における伝達因子に対して特異的に相互作用する因子を含む、請求項51に記載の組成物。
【請求項54】
前記p75シグナル伝達経路における伝達因子は、MAG、PKC、IP3、GT1b、p75、Rho GDI、Rho、p21およびRhoキナーゼからなる群より選択される少なくとも1つの伝達因子を含む、請求項53に記載の組成物。
【請求項55】
前記神経再生因子は、MAGとGT1bとの相互作用の阻害、PKCの阻害、IP3の活性化、GT1bとp75との相互作用の阻害、p75とRhoとの相互作用の阻害、p75とRho GDIとの相互作用の阻害、RhoとRho GDIとの相互作用の維持または強化、Rho GDPからRho GTPへの変換阻害、RhoとRhoキナーゼとの相互作用の阻害およびRhoキナーゼの活性阻害からなる群より選択される少なくとも1つの作用を有する、請求項51に記載の組成物。
【請求項56】
前記神経再生因子は、MAGとGT1bとの相互作用を抑制または消失する因子、GT1bとp75との相互作用を抑制または消失する因子、PKCの阻害因子、IP3の活性化因子、p75とRho GDIとの相互作用を抑制または消失する因子、p75とRhoとの相互作用を抑制または消失する因子、RhoとRho GDIとの相互作用を維持または強化する因子、Rho GDPからRho GTPへの変換を阻害する因子、RhoとRhoキナーゼとの相互作用を阻害する因子、およびRhoキナーゼの活性を阻害する因子からなる群より選択される少なくとも1つの因子を含む、請求項51に記載の組成物。
【請求項57】
前記神経再生因子は、Pep5ポリペプチド、PKCの阻害因子、IP3の活性化因子、p75ポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、p75ポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、p75細胞外ドメインポリペプチド、Rho GDIポリペプチド、MAGポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、MAGポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、p21ポリペプチド、Rhoポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子、Rhoポリペプチドをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子、Rhoキナーゼに対して特異的に相互作用する因子およびRhoキナーゼをコードする核酸分子に対して特異的に相互作用する因子ならびにその改変体およびフラグメントからなる群より選択される因子を含む、請求項51に記載の組成物。
【請求項58】
前記PTDドメインは、YGRKKRRQRRRまたはその1つ以上の置換、付加および/もしくは欠失を含むアミノ酸配列を有する、請求項51に記載の組成物。
【請求項59】
前記PTDドメインをコードする配列は、前記p21ポリペプチドの5’末端側または3’末端側に配置される、請求項51に記載の組成物。
【請求項60】
前記神経再生因子は、細胞質中に留まり得る、請求項51に記載の組成物。
【請求項61】
神経の再生を調節するための組成物であって、p75シグナル伝達経路を調節する因子を含み、ここで、p75シグナル伝達経路における伝達因子はPKCおよびIP3を含む、組成物。
【請求項62】
さらに、PKCを調節する因子およびIP3を調節する因子からなる群より選択される少なくとも1つの因子を含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項63】
PKCを調節する因子およびIP3を調節する因子の両方をさらに含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項64】
PKCを阻害する因子をさらに含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項65】
IP3を活性化する因子をさらに含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項66】
前記p75シグナル伝達経路を調節する因子は、MAG、PKC、IP3、GT1b、p75、Rho GDI、Rho、p21およびRhoキナーゼからなる群より選択される少なくとも1つの伝達因子の調節因子を含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項67】
前記p75シグナル伝達経路を調節する因子は、RhoAの調節因子を含む、請求項61に記載の組成物。
【請求項68】
前記p75シグナル伝達経路を調節因子は、RhoAの活性化因子およびPKCの阻害因子を含み、前記神経再生の調節は神経再生の活性化である、請求項61に記載の組成物。
【請求項69】
さらにIP3の活性化因子を含む、請求項68に記載の組成物。
【請求項70】
前記PKCの調節因子は、MAG、Nogoおよびp75からなる群より選択される、請求項62に記載の組成物。
【請求項71】
前記IP3の調節因子は、MAG、Nogoおよびp75からなる群より選択される、請求項62に記載の組成物。
【請求項72】
前記神経の再生は、インビボまたはインビトロで行われる、請求項61に記載の組成物。
【請求項73】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項61に記載の組成物。
【請求項74】
前記因子は、PTDドメインに結合する、請求項62に記載の組成物。
【請求項75】
神経疾患、神経障害および/または神経の状態を、処置、予防、診断または予後するための組成物であって、p75シグナル伝達経路を調節する因子を含む、組成物。
【請求項76】
さらに、PKCを調節する因子およびIP3を調節する因子からなる群より選択される少なくとも1つの因子を含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項77】
PKCを調節する因子およびIP3を調節する因子の両方をさらに含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項78】
PKCを阻害する因子をさらに含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項79】
IP3を活性化する因子をさらに含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項80】
前記p75シグナル伝達経路を調節する因子は、MAG、PKC、IP3、GT1b、p75、Rho GDI、Rho、p21およびRhoキナーゼからなる群より選択される少なくとも1つの伝達因子の調節因子を含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項81】
前記p75シグナル伝達経路を調節する因子は、RhoAの調節因子を含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項82】
前記p75シグナル伝達経路を調節する因子は、RhoAの活性化因子およびPKCの阻害因子を含み、前記神経再生の調節は神経再生の活性化である、請求項75に記載の組成物。
【請求項83】
さらにIP3の活性化因子を含む、請求項82に記載の組成物。
【請求項84】
前記PKCの調節因子は、MAG、Nogoおよびp75からなる群より選択される、請求項76に記載の組成物。
【請求項85】
前記IP3の調節因子は、MAG、Nogoおよびp75からなる群より選択される、請求項76に記載の組成物。
【請求項86】
前記神経の再生は、インビボまたはインビトロで行われる、請求項75に記載の組成物。
【請求項87】
前記神経は、脊髄損傷、脳血管障害または脳外傷を含む状態にある、請求項75に記載の組成物。
【請求項88】
前記因子は、PTDドメインに結合する、請求項76に記載の組成物。
【請求項89】
p75シグナル伝達経路を阻害する因子を含む、組成物。
【請求項90】
神経疾患、神経障害および/または神経の状態を、処置、予防、診断または予後するための組成物であって、p75シグナル伝達経路を調節する因子を含み、該p75シグナル伝達経路を調節する因子は、PKCを調節する因子およびIP3を調節する因子からなる群より選択される少なくとも1つの因子を含む、組成物。
【請求項91】
p75シグナル伝達経路を阻害する因子を含む、神経突起伸展の阻害を破壊または減少する組成物。
【請求項92】
p75シグナル伝達経路を阻害する因子を含む、神経細胞のネットワークの構築のための組成物。
【請求項93】
神経を再生するための組成物であって、p75ポリペプチドに対して特異的に相互作用する因子を含む、組成物。
【請求項94】
神経を再生するための組成物であって、p75細胞外ドメインポリペプチドを含む、組成物。
【請求項95】
神経を再生するための組成物であって、p21ポリペプチドを含む、組成物。
【請求項96】
神経を再生するための組成物であって、p21ポリペプチドをコードする核酸分子を含む、組成物。
【請求項97】
神経学的疾患を処置するためのキットであって、
(A)p75シグナル伝達経路を阻害する因子を含む組成物によって再生された細胞集団;
(B)該細胞集団を保存するための容器
を包含する、キット。
【請求項98】
神経を再生するための方法であって、p75シグナル伝達経路を阻害する工程を含む、方法。
【請求項99】
神経疾患、神経障害および/または神経の状態を、処置、予防、診断または予後する方法であって、該処置、予防、診断または予後を必要とするかまたはそのことが予想される被検体においてp75シグナル伝達経路を調節する工程を包含する、方法。
【請求項100】
神経の再生を調節する方法であって、p75シグナル伝達経路を調節する工程を含む、方法。
【請求項101】
神経突起伸展の阻害を破壊または減少する方法であって、p75シグナル伝達経路を阻害する工程を含む、方法。
【請求項102】
神経細胞のネットワークの構築のための方法であって、該神経細胞におけるp75シグナル伝達経路を阻害する工程を含む、方法。
【請求項103】
神経学的疾患を処置するための方法であって、該方法は、以下:
(a)p75シグナル伝達経路を阻害する因子を含む組成物によって再生された細胞集団を提供する工程;および
(b)該細胞集団を該患者に移植する工程、
を包含する、方法。
【請求項104】
神経疾患、神経障害および/または神経の状態を、処置、予防、診断または予後する方法であって、該処置、予防、診断または予後を必要とするかまたはそのことが予想される被検体において、p75シグナル伝達経路を調節する工程であって、p75シグナル伝達経路における伝達因子は、PKCおよびIP3を含む、工程を包含する、方法。
【請求項105】
神経再生を誘導する因子を同定するためのスクリーニング方法であって、該方法は、以下:
(a)p75シグナル伝達経路において相互作用する少なくとも2つの因子を、試験因子の存在下で接触させる工程、および
(b)該少なくとも2つの相互作用する因子の間の試験因子の存在下における相互作用レベルを、該試験因子の非存在下における相互作用レベルと比較する工程、
を包含し、
ここで、該試験因子の非存在下と比較して、試験因子の存在下において相互作用が減少した場合、該試験因子は、神経を再生するための因子として同定される、方法。
【請求項106】
請求項105に記載の方法によって同定される、調節因子。
【請求項107】
請求項106に記載の調節因子を含む、薬学的組成物。
【請求項108】
神経学的疾患、障害または状態を、予防または処置する方法であって、該方法は、請求項107に記載の薬学的組成物を被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項109】
MAGポリペプチドをコードする核酸分子、p75ポリペプチドをコードする核酸分子、Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子、Rhoをコードする核酸分子、p21をコードする核酸分子およびRhoキナーゼをコードする核酸分子からなる群より選択される少なくとも1つの核酸分子の配列において野生型とは異なる配列が導入された配列を有する少なくとも1つの核酸分子を含む、ベクター。
【請求項110】
請求項109に記載のベクターを含む、細胞。
【請求項111】
請求項109に記載のベクターを含む、組織。
【請求項112】
請求項109に記載のベクターを含む、臓器。
【請求項113】
請求項109に記載のベクターを含む、生物。
【請求項114】
請求項109に記載のベクターで形質転換された、神経改変トランスジェニック動物。
【請求項115】
MAGポリペプチドをコードする核酸分子、p75ポリペプチドをコードする核酸分子、Rho GDIポリペプチドをコードする核酸分子、Rhoをコードする核酸分子、p21をコードする核酸分子およびRhoキナーゼをコードする核酸分子からなる群より選択される少なくとも1つの核酸分子が欠失された、神経改変ノックアウト動物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
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【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【公表番号】特表2007−528202(P2007−528202A)
【公表日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−507697(P2006−507697)
【出願日】平成16年3月26日(2004.3.26)
【国際出願番号】PCT/JP2004/004385
【国際公開番号】WO2004/087744
【国際公開日】平成16年10月14日(2004.10.14)
【出願人】(503328506)株式会社インテレクチャル・プロパティ・コンサルティング (4)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年3月26日(2004.3.26)
【国際出願番号】PCT/JP2004/004385
【国際公開番号】WO2004/087744
【国際公開日】平成16年10月14日(2004.10.14)
【出願人】(503328506)株式会社インテレクチャル・プロパティ・コンサルティング (4)
【Fターム(参考)】
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