説明

神経変性障害を治療するのに有用な化合物

本明細書に記載の通り、本発明は、神経変性障害を治療するかまたはその重症度を低減するのに有用な化合物を提供する。本発明はまた、本発明の化合物またはその組成物を患者に投与するステップを含む、かかる障害を治療するかまたはその重症度を低減する方法を提供する。前記方法は、例えばアルツハイマー病を治療するかまたはその重症度を低減するのに有用である。本発明はまた、前記患者のアミロイド−ベータ(1−42)ペプチドレベルを選択的に低減するための方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物
【化510】

または薬学的に許容されるその塩[式中、
環Aは、窒素、酸素または硫黄から独立に選択される0〜2個のヘテロ原子を有する、4〜7員の飽和または部分的に不飽和の環であり、
環B、環Cおよび環Dは、それぞれ独立に、飽和、部分的に不飽和もしくは芳香族である環か、またはその重水素化誘導体であり、
環Eは、窒素、酸素または硫黄から独立に選択される0〜2個のヘテロ原子を有する、4〜7員の飽和の環、部分的に不飽和の環または芳香環であり、
およびRは、それぞれ独立に、ハロゲン、R、OR、適切に保護されているヒドロキシル基、SR、適切に保護されているチオール基、N(R)もしくは適切に保護されているアミノ基であるか、またはRおよびRは、一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜2個のヘテロ原子を有する、3〜7員の飽和もしくは部分的に不飽和の環を形成し、
各Rは、独立に、重水素、水素、任意選択により置換されているC1〜6脂肪族基、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和の環、部分的に不飽和の環もしくはアリール環であり、
同じ窒素原子上の2個のRは、任意選択により前記窒素原子と一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和の環、部分的に不飽和の環またはアリール環を形成し、
nは、0〜4であり、
、RおよびRは、それぞれ独立に、ハロゲン、CN、R、OR、適切に保護されているヒドロキシル基、SR、適切に保護されているチオール基、S(O)R、SOR、OSOR、N(R)、適切に保護されているアミノ基、N(R)C(O)R、N(R)C(O)C(O)R、N(R)C(O)N(R)、N(R)C(O)OR、C(O)OR、OC(O)R、C(O)N(R)もしくはOC(O)N(R)から選択されるか、または
同じ炭素上の2個のRは、任意選択により一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和のスピロ縮合環を形成するか、または
同じ炭素上の2個のRは、任意選択により一緒になって、オキソ部分、オキシム、任意選択により置換されているヒドラゾン、任意選択により置換されているイミン、もしくは任意選択により置換されているC2〜6アルキリデンを形成し、
mは、0〜4であり、
各Rは、独立に、T−C(R’)、T−C(R’)C(R’’)、OR、適切に保護されているヒドロキシル基、SR、適切に保護されているチオール基、S(O)R、SOR、OSOR、N(R)、適切に保護されているアミノ基、N(R)C(O)R、N(R)C(O)C(O)R、N(R)C(O)N(R)、N(R)C(O)OR、C(O)OR、OC(O)R、C(O)N(R)またはOC(O)N(R)、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和単環式環もしくは部分的に不飽和の単環式環もしくはアリール単環式環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている8〜10員の飽和二環式環もしくは部分的に不飽和の二環式環もしくはアリール二環式環であるか、あるいは
同じ炭素上の2個のRは、任意選択により一緒になって、オキソ部分、オキシム、任意選択により置換されているヒドラゾン、任意選択により置換されているイミン、任意選択により置換されているC2〜6アルキリデン、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和のスピロ環を形成し、
各Tは、独立に、原子価結合、または任意選択により置換されている直鎖もしくは分枝鎖の、飽和もしくは不飽和C1〜6アルキレン鎖であり、Tの最大2個のメチレン単位は、任意選択により独立に、−O−、−N(R)−、−S−、−C(O)−、−S(O)−または−S(O)−で置き換えられており、
R’およびR’’は、それぞれ独立に、ハロゲン、R、OR、SR、S(O)R、SOR、OSOR、N(R)、N(R)C(O)R、N(R)C(O)C(O)R、N(R)C(O)N(R)、N(R)C(O)OR、N(R)S(O)R、N(R)SOR、N(R)SOOR、C(O)OR、OC(O)R、C(O)N(R)、OC(O)N(R)、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和単環式環もしくは部分的に不飽和の単環式環もしくはアリール単環式環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている8〜10員の飽和二環式環もしくは部分的に不飽和の二環式環もしくはアリール二環式環から選択されるか、あるいは
2個のR’は、任意選択により一緒になって、オキソ部分、オキシム、任意選択により置換されているヒドラゾン、任意選択により置換されているイミン、任意選択により置換されているC2〜6アルキリデン、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和の環を形成するか、あるいは
2個のR’’は、任意選択により一緒になって、オキソ部分、オキシム、任意選択により置換されているヒドラゾン、任意選択により置換されているイミン、任意選択により置換されているC2〜6アルキリデン、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和の環を形成し、
は、ハロゲン、R、OR、SR、S(O)R、SOR、OSOR、N(R)、N(R)C(O)R、N(R)C(O)C(O)R、N(R)C(O)N(R)、N(R)C(O)OR、C(O)OR、OC(O)R、C(O)N(R)またはOC(O)N(R)であるか、あるいは
およびRは、任意選択により一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和の環、部分的に不飽和の環またはアリール環を形成し、
およびR7’は、それぞれ独立に、ハロゲン、CN、N、R、OR、適切に保護されているヒドロキシル基、SR、適切に保護されているチオール基、S(O)R、SOR、OSOR、N(R)、適切に保護されているアミノ基、NRC(O)R、NRC(O)C(O)R、N(R)C(O)N(R)、N(R)C(O)OR、C(O)OR、OC(O)R、C(O)N(R)またはOC(O)N(R)から選択されるか、あるいは
およびR7’は、一緒になって、オキソ部分、オキシム、任意選択により置換されているヒドラゾン、任意選択により置換されているイミン、任意選択により置換されているC2〜6アルキリデン、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和のスピロ環を形成するか、あるいは
およびRまたはRおよびR7’は、任意選択により一緒になって、窒素、酸素または硫黄から選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和または部分的に不飽和の環を形成し、
pは、0〜4であり、
各Rは、独立に、ハロゲン、R、OR、SRもしくはN(R)から選択されるか、または
同じ炭素上の2個のRは、任意選択により一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員のもしくは部分的に不飽和のスピロ縮合環を形成するか、または
同じ炭素原子上の2個のRは、任意選択により一緒になって、オキソ部分、オキシム、任意選択により置換されているヒドラゾン、任意選択により置換されているイミン、もしくは任意選択により置換されているC2〜6アルキリデンを形成し、
Qは、原子価結合または任意選択により置換されているC1〜10アルキレン鎖であり、ただしQの1個、2個または3個のメチレン単位は、任意選択により独立に、−O−、−N(R)−、−S−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−OC(O)O−、−S(O)−または−S(O)−、−OSOO−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)C(O)O−、−OC(O)NR−、−N(R)C(O)NR−または−Cy−で置き換えられており、
各−Cy−は、独立に、6〜10員のアリーレン、酸素、窒素もしくは硫黄から独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜10員のヘテロアリーレン、3〜8員のカルボシクリレン、または酸素、窒素もしくは硫黄から独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜10員のヘテロシクリレンから選択される、二価の任意選択により置換されている飽和の単環式もしくは二環式環、部分的に不飽和の単環式もしくは二環式環、または芳香族の単環式もしくは二環式環であり、
10は、水素、ハロゲン、任意選択により置換されているC1〜10脂肪族、適切に保護されているヒドロキシル基、適切に保護されているチオール基、適切に保護されているアミノ基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和単環式環もしくは部分的に不飽和の単環式環もしくはアリール単環式環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている8〜10員の飽和二環式環もしくは部分的に不飽和の二環式環もしくはアリール二環式環、検出可能な部分、ポリマー残基、ペプチド、糖を含有する部分または糖様部分であるか、あるいは
10が環である場合、R10は、任意の置換可能な炭素において1〜7個のR11で任意選択により置換され、任意の置換可能な窒素においてR12で任意選択により置換されており、
各R11は、独立に、ハロゲン、R、OR、SR、N(R)、N(R)C(O)R、N(R)C(O)OR、N(R)C(O)N(R)、N(R)SOR、N(R)SOOR、S(O)R、SOR、OSOR、C(O)R、COR、OCOR、C(O)N(R)またはOC(O)N(R)であるか、あるいは
2個のR11は、任意選択により一緒になって、オキソ部分、オキシム、任意選択により置換されているヒドラゾン、任意選択により置換されているイミン、任意選択により置換されているC2〜6アルキリデン、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和の縮合環もしくはスピロ縮合環を形成し、
各R12は、独立に、R、OR、S(O)R、SOR、OSOR、C(O)R、COR、OCOR、C(O)N(R)またはOC(O)N(R)、任意選択により置換されている脂肪族基、適切に保護されているアミノ基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和単環式環もしくは部分的に不飽和の単環式環もしくはアリール単環式環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている8〜10員の飽和二環式環もしくは部分的に不飽和の二環式環もしくはアリール二環式環であるか、あるいは
12およびR11は、任意選択により一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和または部分的に不飽和の縮合環を形成する]。
【請求項2】
Qが、任意選択により置換されているC1〜10アルキレン鎖であり、前記アルキレン鎖中の1個、2個または3個のメチレン単位が独立に−O−、−N(R)−、−S−、−C(O)−、−SO−または−Cy−で置き換えられている、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Qが−O−である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Qが、任意選択により置換されているC2〜10アルキレン鎖であり、前記アルキレン鎖中の2個または3個のメチレン単位が独立に−O−および−Cy−で置き換えられている、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Qが、Cアルキレン鎖であり、前記アルキレン鎖中の1個のメチレン単位が−O−で置き換えられており、1個のメチレン単位が−Cy−で置き換えられている、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
Qが、任意選択により置換されているC2〜10アルキレン鎖であり、前記アルキレン鎖中の2個または3個のメチレン単位が独立に−O−および−Cy−で置き換えられ、
各−Cy−は、独立に、酸素、窒素または硫黄から独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜10員のヘテロシクリレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
各−Cy−が、独立に、酸素、窒素または硫黄から独立に選択される1〜3個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている5〜7員のヘテロシクリレンである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
−Cy−が、テトラヒドロピラニレン、テトラヒドロフラニレン、モルホリニレン、チオモルホリニレン、ピペリジニレン、ピペラジニレン、ピロリジニレン、テトラヒドロチオフェニレンおよびテトラヒドロチオピラニレンから選択され、各環が、任意選択により置換されている、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
−Cy−が、任意選択により置換されているモルホリニレンである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
10が、窒素、酸素または硫黄から選択される1〜2個のヘテロ原子を含有する6員の複素環であり、任意の置換可能な炭素において1〜5個のR11で任意選択により置換され、任意の置換可能な窒素においてR12で任意選択により置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
10が、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、モルホリニルから選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
10が、次式
【化511】

からなる、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
12が、任意選択により置換されているC1〜6脂肪族基である、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
12が、t−ブチルオキシカルボニル(BOC)、エチルオキシカルボニル、メチルオキシカルボニル、トリクロロエチルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニル(Alloc)、ベンジルオキシカルボニル(CBZ)、アリル、フタルイミド、ベンジル(Bn)、フルオレニルメチルカルボニル(Fmoc)、ホルミル、アセチル、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、フェニルアセチル、トリフルオロアセチル、ベンゾイル、メシル、トシルおよびトリフリルから選択される保護基である、請求項12に記載の化合物。
【請求項15】
10が、次式
【化512】

のいずれか1つからなるが、ただし、R10が、
【化513】

である場合、Rは水素ではない、請求項12に記載の化合物。
【請求項16】
10が、
【化514】

【化515】

【化516】

【化517】

【化518】

【化519】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
前記化合物が、式V−a−xiの化合物
【化520】

または薬学的に許容されるその塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
Qが、任意選択により置換されているC2〜10アルキレン鎖であり、前記アルキレン鎖中の1個または2個のメチレン単位が独立に−OC(O)NR−または−Cy−で置き換えられている、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
Qが、任意選択により置換されているC2〜10アルキレン鎖であり、前記アルキレン鎖中の2個のメチレン単位が独立に−OC(O)NR−および−Cy−で置き換えられている、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
−Cy−が、独立に、酸素、窒素または硫黄から独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜10員のヘテロシクリレンである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
−Cy−が、独立に、酸素、窒素または硫黄から独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜4員のヘテロシクリレンである、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
−Cy−が、独立に、任意選択により置換されている3〜8員のカルボシクリレンである、請求項20に記載の化合物。
【請求項23】
−Cy−が、独立に、任意選択により置換されている4員のカルボシクリレンである、請求項20に記載の化合物。
【請求項24】
10が水素であり、Qが、任意選択により置換されているC2〜10アルキレン鎖であり、前記アルキレン鎖中の2個または3個のメチレン単位が独立に−OC(O)NR−および−Cy−で置き換えられている、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
−Q−R10が、
【化521】

【化522】

から選択される、請求項18に記載の化合物。
【請求項26】
Qが、任意選択により置換されているC2〜10アルキレン鎖であり、前記アルキレン鎖中の1個または2個のメチレン単位が独立に−OC(O)−および−Cy−で置き換えられている、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
Qが、任意選択により置換されているC2〜10アルキレン鎖であり、前記アルキレン鎖中の2個のメチレン単位が独立に−OC(O)−および−Cy−で置き換えられている、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
−Cy−が、独立に、酸素、窒素または硫黄から独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜10員のヘテロシクリレンである、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
−Cy−が、独立に、酸素、窒素または硫黄から独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている4〜6員のヘテロシクリレンである、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
少なくとも1個のヘテロ原子が、t−ブチルオキシカルボニル(BOC)、エチルオキシカルボニル、メチルオキシカルボニル、トリクロロエチルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニル(Alloc)、ベンジルオキソカルボニル(CBZ)、アリル、フタルイミド、ベンジル(Bn)、フルオレニルメチルカルボニル(Fmoc)、ホルミル、アセチル、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、フェニルアセチル、トリフルオロアセチル、ベンゾイル、メシル、トシルおよびトリフリル(trifyl)から選択される保護基で置換されている窒素である、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
10が水素である、請求項26に記載の化合物。
【請求項32】
−Q−R10が、
【化523】

から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項33】
が、次式のいずれかから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化524】

【請求項34】
が、次式のいずれかから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化525】

【請求項35】
が、次式のいずれかから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化526】

【請求項36】
の同じ窒素原子上の2個のRが、前記窒素原子と一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、任意選択により置換されている3〜8員の飽和の環、部分的に不飽和の環またはアリール環を形成する、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
各Rが、独立に、水素または任意選択により置換されているC1〜6脂肪族基である、請求項35に記載の化合物。
【請求項36】
が、
【化527】

【化528】

【化529】

から選択される、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
次式
【化530】

の請求項1に記載の化合物
[式中、R10は、
【化531】

から選択される]。
【請求項38】
次式
【化532】

の請求項1に記載の化合物
[式中、R12は、
【化533】

から選択される]。
【請求項39】
次式
【化534】

の請求項1に記載の化合物
[式中、R10は、
【化535】

から選択される]。
【請求項40】
次式
【化536】

の請求項1に記載の化合物
[式中、R12は、
【化537】

から選択される]。
【請求項41】
次式
【化538】

の請求項1に記載の化合物であって、
式中のR10は、
【化539】

から選択される、化合物。
【請求項42】
次式
【化540】

の請求項1に記載の化合物であって、
式中のR12は、
【化541】

から選択される化合物、または薬学的に許容されるその塩。
【請求項43】
【化542】

【化543】

【化544】

【化545】

【化546】

【化547】

【化548】

【化549】

【化550】

【化551】

【化552】

【化553】

【化554】

【化555】

【化556】

【化557】

【化558】

【化559】

【化560】

【化561】

【化562】

【化563】

【化564】

【化565】

【化566】

【化567】

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【化570】

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【化573】

【化574】

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【化657】

【化658】

【化659】

【化660】

【化661】

【化662】

【化663】

【化664】

【化665】

【化666】

【化667】

から選択される化合物。
【請求項44】
請求項1に記載の化合物および薬学的に許容される添加剤を含む、組成物。
【請求項45】
1つまたは複数の追加の治療剤をさらに含む、請求項44に記載の組成物。
【請求項46】
前記追加の治療剤が、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、NMDA阻害剤、多発性硬化症を治療するための薬剤、抗パーキンソン病薬、ベータ−セクレターゼ阻害剤/モジュレーター、ガンマ−セクレターゼ阻害剤/モジュレーター、HMG−CoA還元酵素阻害剤、NSAID、ヒト化モノクローナル抗体を含む抗アミロイド抗体、CB−1受容体拮抗剤またはCB−1受容体逆作動剤、抗生物質、コリンエステラーゼ阻害剤、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH拮抗剤、AMPA作動剤、PDE−IV阻害剤、PDE−V阻害剤、PDE−VII阻害剤、PDE−VIII阻害剤、PDE−IX阻害剤、GABA逆作動剤、神経細胞のニコチン作動剤および部分作動剤、セロトニン受容体拮抗剤、タウリン酸化および/または凝集の阻害剤/モジュレーター、GSK3阻害剤/モジュレーター、CDK阻害剤/モジュレーター、N−メチル−D−アスパラギン酸塩(NMDA)受容体拮抗剤、金属キレート剤、抗酸化剤、神経保護薬、Exelon(登録商標)、メマンチン、L−ドパ/カルビドパ、エンタカポン、ロピニロール、プラミペキソール、ブロモクリプチン、ペルゴリド、トリヘキシフェニジル、アマンタジン、ベータインターフェロン(例えば、Avonex(登録商標)およびRebif(登録商標))、Copaxone(登録商標)およびミトキサントロン、リルゾール、イブプロフェン、ビタミンE、ドキシサイクリンおよびリファンピン、ガランタミン、リバスチグミン、ドネペジルおよびタクリン、イブタモレン、メシル酸イブタモレンおよびカプロモレリンから選択される、請求項45に記載の組成物。
【請求項47】
請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその組成物を患者に投与するステップを含む、前記患者のアミロイド−ベータ(1−42)ペプチドレベルを低減する方法。
【請求項48】
細胞を請求項1に記載の化合物と接触させるステップを含む、前記細胞のアミロイド−ベータ(1−40)ペプチドレベルを実質的に低減することなく、前記細胞のアミロイド−ベータ(1−42)を低減するための方法。
【請求項49】
請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその組成物を患者に投与するステップを含む、前記患者のアミロイド−ベータ(1−42)ペプチドレベルを選択的に低減するための方法。
【請求項50】
請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその組成物を患者に投与するステップを含む、アミロイド−ベータ(1−42)ペプチドに関連する障害を治療するかまたはその重症度を低減するための方法。
【請求項51】
前記障害が、アルツハイマー病、パーキンソン病、ダウン症候群、封入体筋炎(末梢神経障害をもたらす、末梢筋肉へのA−ベータの沈着)、脳アミロイド血管症(脳の血管内のアミロイド)および軽度認知障害、ならびに前駆症状性AD、前駆性ADまたは前認知症のADから選択される、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるその組成物を患者に投与するステップを含む、前記患者のアルツハイマー病を治療するかまたはその重症度を低減するのに有用である、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
Notchプロセシングに影響を及ぼさない、請求項47に記載の方法。
【請求項54】
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、NMDA阻害剤、多発性硬化症を治療するための薬剤、抗パーキンソン病薬、ベータ−セクレターゼ阻害剤/モジュレーター、ガンマ−セクレターゼ阻害剤/モジュレーター、HMG−CoA還元酵素阻害剤、NSAID、ヒト化モノクローナル抗体を含む抗アミロイド抗体、CB−1受容体拮抗剤またはCB−1受容体逆作動剤、抗生物質、コリンエステラーゼ阻害剤、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH拮抗剤、AMPA作動剤、PDE−IV阻害剤、PDE−V阻害剤、PDE−VII阻害剤、PDE−VIII阻害剤、PDE−IX阻害剤、GABA逆作動剤、神経細胞のニコチン作動剤および部分作動剤、セロトニン受容体拮抗剤、タウリン酸化および/または凝集の阻害剤/モジュレーター、GSK3阻害剤/モジュレーター、CDK阻害剤/モジュレーター、N−メチル−D−アスパルテート(NMDA)受容体拮抗剤、金属キレート剤、抗酸化剤、神経保護薬、Exelon(登録商標)、メマンチン、L−ドパ/カルビドパ、エンタカポン、ロピニロール、プラミペキソール、ブロモクリプチン、ペルゴリド、トリヘキシフェニジル、アマンタジン、ベータインターフェロン(例えば、Avonex(登録商標)およびRebif(登録商標))、Copaxone(登録商標)およびミトキサントロン、リルゾール、イブプロフェン、ビタミンE、ドキシサイクリンおよびリファンピン、ガランタミン、リバスチグミン、ドネペジルおよびタクリン、イブタモレン、メシル酸イブタモレンおよびカプロモレリンから選択される1つまたは複数の追加の治療剤を投与するステップをさらに含む、請求項47に記載の方法。

【公表番号】特表2013−521307(P2013−521307A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−556249(P2012−556249)
【出願日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際出願番号】PCT/US2011/027084
【国際公開番号】WO2011/109657
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(507380300)サトリ・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (4)
【氏名又は名称原語表記】SATORI PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】