説明

神経芽細胞増殖促進剤及び神経突起伸展剤

【課題】神経芽細胞の増殖を促進させ、また、神経芽細胞の神経突起の伸展を促進させることにより、神経芽細胞に障害が起こっていない状態であっても、神経芽細胞が神経細胞に変化することを促進し、これにより、脳による老化を効果的に予防し、また、脳の機能を更に向上させることができる新規な神経芽細胞増殖促進剤等を提供する。
【解決手段】 ハマウツボ科の植物の抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
また、フェニルエタノイド配糖体を有効成分として含有することが好ましい。フェニルエタノイド配糖体としてエキナコサイド及びアクテオサイドのうちの少なくとも1種を含有することが好ましい。また、エキナコサイド及びアクテオサイドの両方を含有することが好ましい。更に、上記神経芽細胞増殖促進剤等は、ヒトを含む哺乳類動物の医薬品、皮膚外用剤、飲食品、哺乳類動物用飼料として利用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な成分を用いた神経芽細胞増殖促進剤及び神経突起伸展剤に関するものである。本発明は、ヒトを含む哺乳類動物の医薬品、皮膚外用剤、食品等に広く利用される。
【背景技術】
【0002】
従来より、ハマウツボ科(Cistanche)に属する草本の新鮮な茎が不妊症、インポテンツ、便秘などの治療に有効であることが知られている(特許文献1参照)。加えて、このような多年生草本の新鮮な茎から得られる調製物は血液及び腎臓の栄養となる。これらの寄生及び多年生草本は、中国の北西地方で広く栽培され、地方によっては「砂漠のチョウセンニンジン(desert ginseng)」として知られている。最も大量に栽培されているハマウツボ科(Cistanche)の種は、ハマウツボ科の全寄生植物[Cistanche tubulosa(カンカニクジュヨウ)]である。
【0003】
日本の科学者らによってハマウツボ科(Cistanche)の化学成分及び薬理活性が組織的に研究された結果、フェニルエタノイド配糖体がこれらの多年生草本の主な活性成分であることが分かった(例えば、非特許文献1〜3参照)。このような活性成分は、効果的な抗酸化剤、代謝促進剤、記憶促進剤、性欲促進剤などである。様々なフェニルエタノイド配糖体化合物の医学的な特性が多くの研究者によって研究されてきた。
【0004】
また、特許文献1によれば、脳に何らかの障害を起こさせたマウス又はラットにフェニルエタノイド配糖体を投与すると、脳の機能が回復することが報告されている。
更に、TNFαを添加して障害を起こさせた神経芽細胞にフェニルエタノイド配糖体を添加すると神経突起の伸展が正常(即ち、ほぼ細胞に障害が起こる前の状態)にもどることが報告されている(非特許文献4)。
【0005】
【特許文献1】特開2004-250449号公報
【非特許文献1】Sato T., et al. Yakugaku Zasshi, 1985, 105 (12): 1131
【非特許文献2】Jimenez C., et al. Nat Prod Rep, 1994, 11 (6): 591
【非特許文献3】Cometa F., et al. Fitoterapia, 1993, 64 (3): 195
【非特許文献4】Deng Min et al. Acta Pharmacoe Sin,2004,25(10) 1276-1284
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1は、脳の機能に障害が起きた場合において、フェニルエタノイド配糖体を投与することにより脳の機能を回復させることを見出しているが、脳の機能の障害が起きる前に脳の機能が向上することは全く記載されていない。
更に、上記非特許文献4によれば、神経芽細胞に障害を起こさせた後にフェニルエタノイド配糖体を添加することにより神経突起が伸展して脳の機能を回復させる旨の記載はされているが、神経芽細胞に障害が起きていない状態でフェニルエタノイド配糖体を添加させた場合に神経芽細胞を増殖させ、また、神経芽細胞の神経突起の伸展を促進することは全く知られていない。
このような背景の下、本発明者らは障害を起こしていない神経芽細胞(SK-N-SH)にフェニルエタノイド配糖体化合物やそれを含有するハマウツボ科の植物の抽出物を添加すると神経芽細胞の増殖が促進され、更に、神経芽細胞の神経突起の伸展が促進されることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、神経芽細胞に障害が起こっていない状態であっても、神経芽細胞の増殖を促進させ、また、神経芽細胞の神経突起の伸展を促進させることにより、神経芽細胞が神経細胞に変化することを促進し、神経細胞の変性が起こった場合であっても、神経細胞が減少することを効果的に防止し、これにより、脳による老化を効果的に予防し、また、脳の機能を更に向上させることができる新規な神経芽細胞増殖促進剤及び神経突起伸展剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために第1発明の神経芽細胞増殖促進剤は、フェニルエタノイド配糖体を有効成分とすることを特徴とする。
また、前記フェニルエタノイド配糖体として、エキナコサイド及びアクテオサイドのうちの少なくとも1種を含有することを特徴とすることが好ましい。
更に、前記フェニルエタノイド配糖体として、エキナコサイド及びアクテオサイドの両方を含有することが好ましい。
第2発明の神経芽細胞増殖促進剤は、ハマウツボ科の植物の抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
また、前記抽出物は、フェニルエタノイド配糖体を有効成分として含有することが好ましい。
更に、前記抽出物は、前記フェニルエタノイド配糖体としてエキナコサイド及びアクテオサイドのうちの少なくとも1種を含有することが好ましい。
また、前記抽出物は、前記フェニルエタノイド配糖体としてエキナコサイド及びアクテオサイドの両方を含有することがより好ましい。
第3発明の神経突起伸展剤は、フェニルエタノイド配糖体を有効成分とする。
また、前記神経突起伸展剤は、前記フェニルエタノイド配糖体として、エキナコサイド及びアクテオサイドのうちの少なくとも1種を含有することが好ましい。
更に、前記フェニルエタノイド配糖体として、エキナコサイド及びアクテオサイドの両方を含有することがより好ましい。
第4発明の神経突起伸展剤は、ハマウツボ科の植物の抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
また、前記抽出物は、フェニルエタノイド配糖体を有効成分として含有することが好ましい。
更に、前記抽出物は、前記フェニルエタノイド配糖体としてエキナコサイド及びアクテオサイドのうちの少なくとも1種を含有することが好ましい。
また、前記抽出物は、前記フェニルエタノイド配糖体としてエキナコサイド及びアクテオサイドの両方を含有することがより好ましい。
【発明の効果】
【0008】
上記第1発明及び第2発明の神経芽細胞増殖促進剤は、神経芽細胞に障害が起こっていない状態であっても、神経芽細胞の増殖を促進させ、これにより神経芽細胞から神経細胞への変化を促進させることができる。これにより、記憶力、計算力、判断力等の機能を更に向上させることができる。また、老化等により神経細胞の変性が起こっても、神経芽細胞から変化した神経細胞によって脳の機能を維持することができる。これにより、脳の老化や認知症等の脳障害を効果的に予防することができる。
また、上記第3発明及び第4発明の神経突起伸展剤は、神経芽細胞に障害が起こっていない状態であっても、神経突起の伸展を促進する。これにより、正常な脳に対し、更に多くのシナプスを構築できるので、脳の機能を更に向上させことができる。また、老化等により神経細胞の変性が起こっても、その機能を補充するためのシナプスの構築を速やかに行うことができるので、脳の機能を維持することができる。これにより、脳の老化や認知症等の脳障害を効果的に予防することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の「神経芽細胞増殖促進剤及び神経突起伸展剤(以下、単に「神経芽細胞増殖促進剤等」ともいう。)」は、フェニルエタノイド配糖体を有効成分とすることを特徴とする。
尚、本明細書では、「神経芽細胞増殖促進剤等」とは、「神経芽細胞増殖促進剤」及び「神経突起伸展剤」の両方を意味する。
【0010】
ここで上記「フェニルエタノイド配糖体」とは、以下の化学式(1)にて示される化合物のことをいう。
【化1】

【0011】
上記フェニルエタノイド配糖体は特に限定されず、例えば、エキナコサイド、アクテオサイド、2’−アセチルアクテオサイド(2'-acetylacetoside);カンプネオサイド(campneoside)I;カンプネオサイドII;シスタンチュブロサイド(cistantubuloside)A,B1,B2,C1,C2;クレナトサイド(crenatoside);デカフェオイルアクテオサイド(decaffeoylacteoside);イソアクテオサイド(isoacteoside);ロディオロサイド(rhodioloside);シリンガライド(syringalide)A;3’−α−L−ラムノピラノシド(rhamnopyranoside)、及びチュブロサイド(tubuloside)A等が挙げられる。尚、これらは1種のみ使用しても良いし、2種以上併用しても良い。
【0012】
また、上記神経芽細胞増殖促進剤等は、フェニルエタノイド配糖体として、エキナコサイド及びアクテオサイドのうちの少なくとも1種を含有することが好ましい。より高い神経芽細胞増殖作用や神経突起伸展作用を有するからである。
更に、特に神経突起伸展剤においては、少なくともエキナコサイドを有効成分として含有することがより好ましい。より優れた神経突起伸展を有するからである。
【0013】
フェニルエタノイド配糖体を得る方法は特に限定されず、合成により得ても良いし、植物から抽出することにより得ても良い。
また、植物から抽出する場合、原料となる植物は特に限定されず、例えば、生薬である地黄、シソ科植物のチョロギ、コショウ科コショウ属、オリーブの実、ハマウツボ科の草本植物等が挙げられる。尚、これらは1種のみを用いても良いし、2種類以上併用しても良い。これらのうち、ハマウツボ科の植物を用いることが最も好ましい。フェニルエタノイド配糖体としてエキナコサイド及びアクテオサイドの他に2’−アセチルアクテオサイド;カンプネオサイド(campneoside)I;カンプネオサイドII;シスタンチュブロサイド(cistantubuloside)A,B1,B2,C1,C2;デカフェオイルアクテオサイド(decaffeoylacteoside);イソアクテオサイド(isoacteoside);ロディオロサイド(rhodioloside);シリンガライド(syringalide)A;3’−α−L−ラムノピラノシド(rhamnopyranoside)、及びチュブロサイド(tubuloside)A等を含有しているため、より高い神経芽細胞増殖作用や神経突起伸展作用を有するからである。
ここで、原料として用いるハマウツボ科の植物は特に限定されず、例えば、全寄生植物[Cistanche tubulosa:カンカニクジュヨウ]、ホンオニク(Cistanche salsa:ニクジュヨウ)、ナンバンギセル(Aeginetia indica)、オニク(Boschniakia rossica)等が挙げられるが、これらに限定されない。尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上併用しても良い。また、これらのうち、特に、全寄生植物[Cistanche tubulosa:カンカニクジュヨウ]が好ましい。
【0014】
上記フェニルエタノイド配糖体のうち上述した成分と上記化学式(1)との関係を以下に示す。但し、クレナトサイド(crenatoside)の構造式は、下記化学式(2)に示す。上記成分のうち、エキナコサイド及びアクテオサイド以外の成分はほとんど、調製物中に少量または微量しか含まれない。
【0015】
【化2】

【0016】
【表1】

【0017】
上記表1に示される化合物はすべて、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によって確認できる。この際、高速液体クロマトグラフィーの条件は、以下のとおりである。固定相は、C18アルキルシランのシリコーンであり、移動相は、アセトニトリル−0.05Mリン酸水溶液(溶出勾配
4:96→15:85)であり、流速が1ml/分であり、検出波長が330nmである。
【0018】
また他の本発明の神経芽細胞増殖促進剤等は、ハマウツボ科の植物から抽出された抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
【0019】
ここで、原料として用いるハマウツボ科の植物は特に限定されず、例えば、全寄生植物[Cistanche tubulosa:カンカニクジュヨウ]、ホンオニク(Cistanche salsa:ニクジュヨウ)、ナンバンギセル(Aeginetia indica)、オニク(学名:Boschniakia rossica)等が挙げられるが、これらに限定されない。尚、これらは、1種のみ用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
更にハマウツボ科の植物のうち特に全寄生植物[Cistanche tubulosa:カンカニクジュヨウ]を用いることが好ましい。
【0020】
更に、上記「抽出物」は、フェニルエタノイド配糖体を含有することが好ましい。ここで、上記「フェニルエタノイド配糖体」は特に限定されないが、エキナコサイド,アクテオサイド,2’−アセチルアクテオサイド(2'-acetylacetoside);カンプネオサイド(campneoside)I;カンプネオサイドII;シスタンチュブロサイド(cistantubuloside)A,B1,B2,C1,C2;クレナトサイド(crenatoside);デカフェオイルアクテオサイド(decaffeoylacteoside);イソアクテオサイド(isoacteoside);ロディオロサイド(rhodioloside);シリンガライド(syringalide)A;3’−α−L−ラムノピラノシド(rhamnopyranoside)、及びチュブロサイド(tubuloside)等が挙げられる。この際、上記成分は、単独で含まれてもあるいは2種以上の混合物の形態で含まれてもよい。
これらのうち特に、エキナコサイド及びアクテオサイドのうちの少なくとも1種を含有することが好ましい。
また、特に神経突起伸展剤として用いる場合、上記抽出物中に少なくともエキナコサイドを含有することが好ましい。より優れた神経突起伸展作用を有するからである。
【0021】
このとき、エキナコサイドの含有量は特に限定されないが、ハマウツボ科の植物(例えば、全寄生植物[Cistanche tubulosa:カンカニクジュヨウ])の抽出物の全質量を100質量%とした場合、10〜70質量%、好ましくは15〜50質量%、より好ましくは20〜40質量%、更に好ましくは23〜38質量%とすることができる。
更に、アクテオサイドの含有量は特に限定されないが、ハマウツボ科の植物の抽出物の全質量を100質量%とした場合、1〜40質量%、好ましくは5〜30質量%、より好ましくは7〜20質量%、更に好ましくは8〜10質量%とすることができる。
【0022】
ここで、抽出されるハマウツボ科の植物の部位は、特に制限されず、所望の効果が得られれば、葉、根、茎などいずれでもよい。好ましくは、ハマウツボ科の植物の茎、特に新鮮な茎から抽出される。
【0023】
原料のハマウツボ科の植物から抽出物を得る方法は特に制限されず、例えば、溶媒抽出法、超臨界抽出等が挙げられる。
【0024】
また、溶媒抽出法にて抽出する場合、用いる溶媒は特に限定されないが、極性溶媒を用いることが好ましい。また、上記極性溶媒は特に限定されないが、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、酢酸、酢酸エチル、エーテル等が挙げられる。尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上併用しても良い。
その後、更に希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施すことがこのましい、高濃度のフェニルエタノイド配糖体を含有する抽出物を得ることができるからである。
なお、精製方法としては、例えば、活性炭処理、樹脂吸着処理、イオン交換樹脂、液−液向流分配等の方法が挙げられる。
【0025】
上記抽出物の具体的な製造方法の一態様を以下に詳述する。尚、抽出物の製造方法は以下に限定されない。
上記抽出物の製造方法は、抽出及び精製の2段階からなる。第一の段階では、ハマウツボ科の植物(例えば全寄生植物[Cistanche tubulosa:カンカニクジュヨウ]、)、の茎、より好ましくは当該植物の新鮮な茎を、フレーク状に切断する、または微粒子若しくは粉末状に粉砕する。次に、このようにして得られたフレーク、または微粒子若しくは粉末を、水若しくはエタノール、メタノール等の低級脂肪族アルコールなどの溶媒またはこれらの混合液に浸漬する。この際、抽出は、室温で行われる。次に、この混合溶液を濾過して、濾液を減圧下または真空中で濃縮し、抽出物を得る。次に、第二段階として、この抽出物を水中で熱した後、D−101タイプまたはAB−8タイプのマクロ細孔の吸着樹脂が充填された吸着カラムに移すことによって、抽出物を精製する。この際、カラムは、水、メタノール、エタノール、水及びメタノールの混合液、または水及びエタノールの混合液などを溶出溶媒として使用して溶出する。溶出は、上記したような溶出溶媒を、一定濃度の溶液でまたは溶液に濃度勾配をつけて行ってもよい。溶出液を集めて、濃縮した後、公知の乾燥方法によって乾燥する。溶出液が乾燥し終わったら、上記抽出物が得られる。このようにして得られた抽出物はフェニルエタノイド配糖体を含有するものである。
【0026】
本発明の神経芽細胞増殖促進剤等は、各種飲食品の素材として使用することができる。飲食品としては、例えば、食用油(サラダ油)、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。これらの飲食品に本発明の神経芽細胞増殖促進剤等を適宜配合するとよい。
【0027】
これら飲食品には、その種類に応じて種々の成分を配合することができ、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等の食品素材を使用することができる。さらに、健康維持機能をもった本神経芽細胞増殖促進剤等には、他の抗酸化物質や健康食品素材などの配剤、(例えば、抗酸化物質、還元型アスコルビン酸(ビタミンC)、ビタミンE、還元型グルタチン、トコトリエノール、ビタミンA誘導体、リコピン、β−クリプトキサンチン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、フコキサンチン、尿酸、ユビキノン、コエンザイムQ10、葉酸、ニンニクエキス、アリシン、セザミン、リグナン類、カテキン、イソフラボン、カルコン、タンニン類、フラボノイド類、クマリン、イソクマリン類、ブルーベリーエキス、アルブチン、タンニン、アントシアニン、リンゴポリフェノール、ブドウ種子エキス、エラジ酸、コウジ酸、サージ抽出物健康食品素材、V.(ビタミン)A、V.B1、V.B2、V.B6、V.B12、V.C、V.D、V.E、V.P、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸カルシウム、EPA、オリゴ糖、食物繊維、スクアレン、大豆レシチン、タウリン、ドナリエラ、プロテイン、オクタコサノール、DHA、卵黄レシチン、リノール酸、ラクトフェリン、マグネシウム、亜鉛、クロム、セレン
、カリウム、ヘム鉄、カキ肉エキス、キトサン、キチンオリゴ糖、コラーゲン、コンドロイチン、ウコン、カンゾウ、クコシ、ケイヒ、サンザシ、生姜、霊芝、シジミエキス、スッポン、カンゾウ、クコシ、ケイヒ、サンザシ、生姜、霊芝、オオバコ、カミツレ、カモミール、セイヨウタンポポ、ハイビスカス、ハチミツ、ボーレン、ローヤルゼリー、ライム、ラベンダー、ローズヒップ
、ローズマリー、セージ、ビフィズス菌、フェーカリス菌、ラクリス、小麦胚芽油、ゴマ油、シソ油、大豆油、中鎖脂肪酸、アガリクス、イチョウ葉エキス、ウコン、コンドロイチン、玄米胚芽エキス、レイシ、タマネギ、DHA、 EPA、 DPA、 甜茶、冬虫夏草、ニンニク、蜂の子、パパイヤ、プーアル、プロポリス、メグスリの木、ヤブシタケ、ロイヤルゼリー、ノコギリヤシ、ヒアルロン酸、コラーゲン、ギャバ、ハープシールオイル、サメ軟骨、グルコサミン、レシチン、ホスファチジルセリン、田七ニンジン、桑葉、大豆抽出物、エキナセア、エゾウコギ、大麦抽出物、オリーブ葉、オリーブ実、ギムネマ、バナバ、サラシア、ガルシニア、キトサン、セントジョーンズワート、ナツメ、ニンジン、パッションフラワー、ブロッコリー、プラセンタ、ハトムギ、ブドウ種子、ピーナッツ種皮、ビルベリー、ブラックコホシュ、マリアアザミ、月桂樹、セージ、ローズマリー、ラフマ、黒酢、ゴーヤー、マカ、紅花、亜麻、ウーロン茶、花棘、カフェイン、カプサイシン、キシロオリゴ糖、グルコサミン、ソバ、シトラス、食物繊維、プロテイン、プルーン、スピルリナ、大麦若葉、核酸、酵母、椎茸、梅肉、アミノ酸、深海鮫抽出物、ノニ、カキ肉、スッポン、シャンピニオン、オオバコ、アセロラ、パイナップル、バナナ、モモ、アンズ、メロン、イチゴ、ラズベリー、オレンジ、フコイダン、メシマコブ、クランベリー、コンドロイチン硫酸、亜鉛、鉄、セラミド、シルクペプチド、グリシン、ナイアシン、チェストツリー、セラミド、L-システイン、L-カルニチン、赤ワイン葉、ミレット、ホーステール、ビオチン、センテラアジアティカ、ハスカップ、ピクノジェノール、フキ、ルバーブ、クローブ、ローズマリー、カテキン、プーアル、クエン酸、ビール酵母、メリロート、ブラックジンガー、ショウガ、ガジュツ、ナットウキナーゼ、ベニコウジ、トコトリエノール、ラクトフェリン、シナモン、韃靼ソバ、ココア、ユズ種子エキス、シソの実エキス、ライチ種子エキス、月見草エキス、黒米エキス、α−リポ酸、ギャバ、生コーヒー豆エキス、フキエキス、キウイ種子エキス、温州みかんエキス、アカショウガエキス、アスタキサンチン)なども配合することができる。
【0028】
具体的な製法としては、本発明の神経芽細胞増殖促進剤等をそのまま、又は粉末デキストリンとともにスプレードライまたは凍結乾燥し、これを粉末、顆粒、打錠または溶液にすることで容易に食品(インスタント食品等)に含有させることができる。また必要に応じてアラビアガム等のバインダーと混合して粉末状あるいは顆粒状にし、固形食品に添加することも可能である。また、そのまま、又は例えば、水、エタノール、グリセリンあるいはこれらの混合物に分散溶解して、飲料に添加することも可能である。
【0029】
本発明の神経芽細胞増殖促進剤等は、薬品(医薬品および医薬部外品を含む。)の素材として用いてもよい。薬品製剤用の原料に、本発明の神経芽細胞増殖促進剤等を適宜配合して製造することができる。尚、上記薬品は、ヒトに用いても良いし、ヒト以外の哺乳類動物に用いても良い。本発明の神経芽細胞増殖促進剤等に配合しうる製剤原料としては、例えば、賦形剤(ブドウ糖、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等)、結合剤(蒸留水、生理食塩水、エタノール水、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等)、崩壊剤(アルギン酸ナトリウム、カンテン、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖、アラビアゴム末、ゼラチン、エタノール等)、崩壊抑制剤(白糖、ステアリン、カカオ脂、水素添加油等)、吸収促進剤(第四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等)、吸着剤(グリセリン、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、硅酸等)、滑沢剤(精製タルク、ステアリン酸塩、ポリエチレングリコール等)などが挙げられる。
【0030】
本発明による神経芽細胞増殖促進剤等の投与方法は、一般的には、錠剤、丸剤、軟・硬カプセル剤、細粒剤、散剤、顆粒剤等の形態で経口投与することができる。また、水溶性製剤は、液剤として経口的に投与することができる。さらに非経口投与であってもよい。非経口剤として投与する場合は、本発明の神経芽細胞増殖促進剤等をエタノールや水など適当な可溶化剤に分散させた後、パップ剤、ローション剤、軟膏剤、チンキ剤、クリーム剤などの剤形で適用することができる。また本神経芽細胞増殖促進剤等の水溶性製剤は、そのままで、あるいは分散剤、懸濁剤、安定剤などを添加した状態で、パップ剤、ローション剤、軟膏剤、チンキ剤、クリーム剤などの剤形で適用することができる。
【0031】
投与量は、投与方法、病状、患者の年齢等によって変化し得るが、大人では、通常、1日当たり有効成分として5〜400mg、子供では通常0.5〜200mg程度投与することができる。
【0032】
本発明の神経芽細胞増殖促進剤等を薬品として使用する際の配合比は、剤型によって適宜変更することが可能であるが、通常、経口または粘膜吸収により投与される場合は約0.01〜10wt%、非経口投与による場合は、0.01〜20wt%程度にするとよい。なお、投与量は種々の条件で異なるので、前記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて投与する必要のある場合もある。医薬組成物は、前記神経芽細胞増殖促進剤等以外に、医薬分野において常用される既知の他の化合物、および経口投与に適した形態に成型するのに必要な化合物を包含していてもよい。そのような化合物と しては、例えば、乳糖、デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、カオリン、タルク、炭酸カルシウムなどが挙げられる。
【0033】
また、本発明の神経芽細胞増殖促進剤等は、哺乳類の動物用飼料に含有することができる。上記動物用飼料は、上記飲食品と同様の方法にて含有することができる。また、上記動物用飼料は、使用する動物は特に限定されず、例えば、牛、豚等の家畜用動物、犬、猫、ハムスタ等の伴侶動物(ペットとして飼われている動物)等にも使用することができる。
また、例えば、伴侶動物の飼料として、穀粉、食肉等を用いることができる。このとき、穀粉としては、小麦粉、米粉、ライ麦粉、えんばく粉、ひえ粉、あわ粉、トウモロコシ粉、大豆粉などが例示でき、これらの穀粉は2種以上を併用してもよい。穀粉を使用することにより、伴侶動物に炭水化物などの栄養素を供給することができる。上記の穀粉の中で小麦粉を使用するのが最も好ましく、小麦粉としては、強力粉、中力粉、薄力粉を単独又は適宜組み合わせて使用することができ、また係る小麦粉と他の穀粉を併用してもよい。更に、加熱処理後の動物用飼料の弾力を調整するために、小麦粉と小麦グルテン、大豆蛋白質などを組み合わせてもよい。なお、小麦粉に含まれるグルテンに由来する網目構造は、加熱処理されると、膨化した組織構造を構成することができ、食感の改善に寄与する。
【0034】
このとき、使用される食肉は特に限定されず、鶏肉、豚肉、牛肉、羊肉、山羊肉、兎肉、七面鳥肉、馬肉などを使用するこができるが、風味の点から鶏肉が好適に使用される。上記の食肉は常法により家畜類を屠殺し解体して得られる。なお、中間水分又は低水分状態の製品の品質劣下は主に脂肪の酸化により生じるので、使用する食肉は脂肪含量が少ないか脂肪を取り除いた赤身肉が好適に使用される。また、食肉の共存は、良質の動物性蛋白質の強化と共に伴侶動物に対する嗜好性の改善を図ることができる。
【0035】
伴侶動物の飼料は種々の方法により調製することができるが、好ましい方法としては、穀粉(好ましくは小麦粉)及び食肉を含有した練りあがり原料混合物(以下、「ドウ」という。)を調製し、成形後、加熱処理する方法が例示できる。ドウ中の穀粉及び食肉の組成は特に限定されないが、通常、穀粉5〜60%程度、好ましくは10〜50%程度、食肉5〜80%程度、好ましくは20〜50%程度、及び必要量の水からなるように調整される。また、Aw調整剤を使用する場合には、当該Aw調整剤は5〜30%程度、好ましくは10〜20%程度となるように添加される。なお、水の使用量は、ドウが混練・成形できる程度に、穀粉、食肉、Aw調整剤などの使用量に応じて適宜調整すればよい。
ドウの調製方法は特に限定されないが、好ましくは、まず食肉をサイレントカッター、チョッパーなどにより細挽する。この際、細挽した食肉に気泡が十分に含まれるように細切しておくのが好ましい。ついで、細挽した食肉に、穀粉、水及び必要に応じてAw調整剤などを添加し、十分に混練して気泡を含有させることにより含泡体ドウを調製することができる。ドウの調製に際して、起泡剤を添加してもよく、特に穀粉として小麦粉以外の穀粉を使用する場合には起泡剤を使用するのが好ましい。起泡剤の添加により、ドウ中に微細な気泡を均一に含有させることができる。起泡剤としては各種起泡剤が使用できるが、気泡の安定性などの点から、大豆蛋白系起泡剤及び/又は酵素分解大豆蛋白系起泡剤を使用するのが好ましい。
【0036】
かくして調製されたドウを成形し、加熱処理することにより、本発明の伴侶動物の飼料が得られる。ドウの成形は、本発明の伴侶動物用飼料を伴侶動物が食する際の食べ易さ、飼い主の取扱い易さなどに応じて適宜な形状に成形すればよく、例えば、板状、スティック状、円板状、ドーナツ状、ハート形状などが例示される。また、同一の配合から調製したドウから、各々異なる色調の色素で染色し、又は野菜又はフルーツなどを配合して異なる外観の複数のドウを調製し、それらを多層状又は同心円状に組み合わせて成形することもできる。
成形されたドウの加熱手段は特に限定されず、例えば、オーブン加熱、マイクロ波加熱などが例示される。これらの加熱方法は公知であり、常法に準じて加熱処理を行えばよい。加熱処理後の飼料の水分含量は、通常20〜40%程度である。上記の加熱処理により、水分の蒸発と気泡の膨張によりドウは膨化し、また短時間に水分が蒸発するのでAwが低下し、保存性が向上する。また、穀粉として小麦粉を使用した場合には、加熱処理により、小麦粉に含まれるグルテンに由来する網目構造が固定化し、食感が改善される。なお、オーブン加熱の場合には、飼料に独特の色調(狐色)や香気を生じさせることができる利点があり、一方、マイクロ波加熱による場合には、ドウの内部から加熱することができるので、均質に膨化させることが可能であり、均一な気泡を有する飼料を得ることができる利点がある。上記の加熱処理に際して、得られた飼料のAwが0.6〜0.9の範囲になるように調整するのが好ましい。前述のように、Awをこの範囲に調整することより、飼料の保存性を著しく高めることができる。
【0037】
かくして得られた上記伴侶動物の飼料は、パン状の性状を有する飼料であり、ソフトな食感と適度な柔軟性と弾力性を有するので、幼犬、老齢犬や猫などの歯の弱い伴侶動物の飼料、おやつなどとして好適である。勿論、健常な成犬や成猫の飼料、おやつなどとしても利用することができる。上記動物用飼料は、包装容器に適当量を収納し、密封することにより製品化される。包装容器としては、酸素ガス非透過性の包材を使用するのが好ましい。包装の形態としては、真空包装、不活性ガス充填包装などが例示されるが、脱酸素剤(例えば、エージレスTM等)と共に不活性ガス充填包装するのが好ましい。係る包装形態によれば、保存期間中における酸素による品質劣化と微生物の増殖を防止することができる。
【0038】
本発明の神経芽細胞増殖促進剤等は、皮膚外用剤(化粧品、医薬品および医薬部外品を含む。)として用いても、神経突起伸展作用を期待することができる。尚、上記皮膚外用剤は人間に用いても良いし、人間以外の哺乳類動物に用いても良い。
本発明の神経芽細胞増殖促進剤等を配合しうる皮膚外用剤の形態としては、例えば、乳液、石鹸、洗顔料、入浴剤、クリーム、乳液、化粧水、オーデコロン、ひげ剃り用クリーム、ひげ剃り用ローション、化粧油、日焼け・日焼け止めローション、おしろいパウダー、ファンデーション、香水、パック、爪クリーム、エナメル、エナメル除去液、眉墨、ほお紅、アイクリーム、アイシャドー、マスカラ、アイライナー、口紅、リップクリーム、シャンプー、リンス、染毛料、分散液、洗浄料等が挙げられる。
また、本発明の神経芽細胞増殖促進剤等を配合しうる医薬品または医薬部外品の形態としては、軟膏剤、クリーム剤、外用液剤等が挙げられる。
【0039】
上記形態の皮膚外用剤には、本発明による神経芽細胞増殖促進剤等の他に、その神経突起伸展作用を損なわない範囲で化粧品、医薬部外品などの皮膚外用剤に配合される成分、油分、高級アルコール、脂肪酸、紫外線吸収剤、粉体、顔料、界面活性剤、多価アルコール・糖、高分子、生理活性成分、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。
例を以下に羅列するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
【0040】
(1)油分の例
エステル系の油相成分:トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、2-エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸イソアラキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、カプリル酸セチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸オクチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルデシル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、炭酸ジプロピル、炭酸ジアルキル(C12-18)、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソアラキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル等が挙げられる。
炭化水素系の油相成分:スクワラン、流動パラフィン、α-オレフィンオリゴマー、イソパラフィン、セレシン、パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。
動植物油とその硬化油、および天然由来のロウ:牛脂、硬化牛脂、豚脂、硬化豚脂、馬油、硬化馬油、ミンク油、オレンジラフィー油、魚油、硬化魚油、卵黄油等の動物油およびその硬化油、アボカド油、アルモンド油、オリーブ油、カカオ脂、キウイ種子油、杏仁油、ククイナッツ油、ゴマ油、小麦胚芽油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、シアバター、大豆油、月見草油、シソ油、茶実油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、硬化ナタネ油、パーム核油、硬化パーム核油、パーム油、硬化パーム油、ピーナッツ油、硬化ピーナッツ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ホホバ油、硬化ホホバ油、マカデミアナッツ油、メドホーム油、綿実油、硬化綿実油、ヤシ油、硬化ヤシ油等の植物油およびその硬化油、ミツロウ、高酸価ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬化ラノリン、液状ラノリン、カルナバロウ、モンタンロウ等のロウ等が挙げられる。
シリコーン系の油相成分:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルシクロシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アミノ変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等が挙げられる。
フッ素系の油相成分:パーフルオロポリエーテル、フッ素変性オルガノポリシロキサン、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
【0041】
(2)高級アルコールの例
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、2-エチルヘキサノール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。
【0042】
(3)脂肪酸の例
カプリル酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、エルカ酸、2-エチルヘキサン酸等が挙げられる。
【0043】
(4)紫外線吸収剤の例
パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸アミル、パラアミノ安息香酸エチルジヒドロキシプロピル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸オクチルジメチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸オクチル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸フェニル、サリチル酸ブチルフェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ホモメンチル、ケイ皮酸ベンジル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ2-エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシヒドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、ジイソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその塩、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシオクトキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、2、4、6-トリアニリノ-p-(カルボ-2-エチルヘキシル-1-オキシ)-1、3、5-トリアジン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、メチル-O-アミノベンゾエート、2-エチルヘキシル-2-シアノ-3、3-ジフェニルアクリレート、フェニルベンゾイミダゾール硫酸、3-(4-メチルベンジリデン)カンフル、イソプロピルジベンゾイルメタン、4-(3、4-ジメトキシフェニルメチレン)-2、5-ジオキソ-1-イミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等、およびこれらの高分子誘導体やシラン誘導体等が挙げられる。
【0044】
(5)粉体・顔料の例
赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号ALレーキ、黄色203号BAレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、デンプン、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等の金属セッケン、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)および粒子径に特に制限はない。なおこれらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N-アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属セッケン処理、アミノ酸処理、レシチン処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
【0045】
(6)界面活性剤の例
アニオン性界面活性剤:脂肪酸セッケン、α-アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N-アシルアミノ酸塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤:塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤:カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤:プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、POE・POP共重合体、POE・POPアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質等が挙げられる。
天然系界面活性剤:レシチン、サポニン、糖系界面活性剤等が挙げられる。
【0046】
(7)多価アルコール、糖の例
エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、3-メチル-1、3-ブタンジオール、1、3-ブチレングリコール、ソルビトール、マンニトール、ラフィノース、エリスリトール、グルコース、ショ糖、果糖、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロース、アルキル化トレハロース、混合異性化糖、硫酸化トレハロース、プルラン等が挙げられる。またこれらの化学修飾体等も使用可能である。
【0047】
(8)高分子の例
アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28-1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28-2930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、T-ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、アクリレート/アクリルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール、BFGoodrich社製)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレン、BF Goodrich社製)等のアニオン性高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER、NSC社製)等の両性高分子化合物、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社製)等のカチオン性高分子化合物、ポリビニルピロリドン(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマーVC713、ISP社製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチン及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
【0048】
(9)生理活性成分の例
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、免疫賦活剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。これらの好適な配合成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キナエキス、キューカンバ-エキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セ-ジエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、加水分解ペプチド、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリシンなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、フィトスフィンゴシン、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコールチゾン等の免疫賦活剤、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、DL-α-トコフェロール、酢酸DL-α-トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D-パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエストラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、L-メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ-アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコールチゾン、ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ハッカ油、ササニシキエキス等の育毛剤などが挙げられる。
【0049】
(10)酸化防止剤の例
亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフェロール、トリルビグアナイド、ノルジヒドログアヤレチン酸、パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン、リンゴエキスやチョウジエキスなどの酸化防止効果の認められる植物エキス等が挙げられる。
【0050】
(11)溶媒の例
精製水、エタノール、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N-メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン、次世代フロン等が挙げられる。
【実施例】
【0051】
本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例
本発明の神経芽細胞増殖促進剤等の調整
実施例1;ハマウツボ科の全寄生植物[Cistanche tubulosa:カンカニクジュヨウ](以下、単に「カンカニクジュヨウ」とする。)の抽出物の調製
<抽出工程>
カンカニクジュヨウの新鮮な茎のフレーク10kgを、フレークの8倍量の水に浸漬した。フレークを1時間水に漬けた後、水で2時間煎出した。このようにして煎出された混合物を濾過して、第一の濾液を得た。次に、煎出された混合物の残渣を、残渣の4倍量の40%エタノールと混合して、4時間煎出して、煎出された混合物を濾過して、第二の濾液を得た。第二の濾液の残渣について、上記と同様の操作を2回繰り返して、第三及び第四の濾液を得た。これら4種の濾液を合わせて、比重が1.05(50℃)となるように、真空中で濃縮することによって、最終抽出物を得た。このようにして得られた最終抽出物の重量は、6.2kgであった。
【0052】
<精製工程>
最終抽出物6kgを、加熱しながら、最終抽出物の半分の量の水に溶解した。次に、この抽出物溶液を、D−101タイプの予め処理されたマクロ細孔の吸着樹脂が充填された吸着カラムにのせた。カラムをまず水で溶出して、新鮮な茎の2倍量の水溶出液を得、カラムをさらに20%エタノールで溶出して、新鮮な茎の2倍量の第一の20%エタノール溶出液を得た。水溶出液は、再度吸着−脱着操作を繰り返して、第二のエタノール溶出液を得た。これらの2種の20%エタノール溶出液を合わせて、濃縮し、乾燥することによって、フェニルエタノイド配糖体を含む調製物(実施例1)を得た。このようにして得られた調製物の重量は、0.865kgであった。
【0053】
エキナコサイド及びアクテオサイドの含量を、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によって測定した。この際、HPLCの条件は、以下のとおりである。固定相は、C18アルキルシランのシリコーンであり、移動相は、メタノール−0.15%酢酸水溶液(30:70)であり、流速が1ml/分であり、検出波長が330nmであった。
【0054】
60℃で真空中で24時間乾燥したエキナコサイド及びアクテオサイドを測定し、50%メタノールに溶解して、参考溶液(各1ml溶液は0.1mgの溶質を含む)を調製した。
【0055】
試験溶液は、超音波処理しながら、25mlの目盛りの付いた容器に適当量の50%メタノール中に50mgのフェニルエタノイド配糖体を含む調製物を溶かすことによって、調製した。そして、25mlの目盛の部分まで50%メタノールを上記溶液に添加した。その後、約1mlのこの溶液を正確に採り、10mlの目盛りの付いた容器に移し、10mlの目盛の部分まで50%メタノールを添加した。その後、この溶液を0.45μmの膜で濾過することによって、試験溶液とした。
【0056】
参考溶液及び試験溶液を、それぞれ、5μl量採り、液体クロマトグラフィーカラムに注入し、エキナコサイド及びアクテオサイドのピーク面積を測定した。これらのピーク面積を用いて、含量を算出した。この結果、エキナコサイドの含量は調製物(実施例1)の29.3質量%であり、アクテオサイドの含量は調製物(実施例1)の10.0%であった。
【0057】
実施例2及び実施例3
実施例2として純品エキナコサイド、実施例3として純品のアクテオサイド(いずれも杏輝藥品工業股▲粉▼有限公司製)のものを用いた。
【0058】
試験例1:神経芽細胞増殖作用の評価
試験方法
ヒト神経芽細胞(SK-N-SH)をMEM培地(10%FCS, 100 units/mL ペニシリン,100μg/mL ストレプトマイシン含有)にサスペンド(1×104
cells/mL)し,6mmのシャーレに5mLずつ播種した。そして、各種濃度に調製した実施例1のカンカニクジュヨウ抽出物を添加して5日間培養し、培養5日目の細胞について,細胞の増殖度をMTTアッセイ法で評価した。その結果を図1に示す。実施例2及び実施例3について同様に試験を行った。その結果を図2に示す。
【0059】
結果及び試験例1における実施例の効果
図1によれば、MTTアッセイを用いて,細胞の増殖度を測定したところ,カンカニクジュヨウ抽出物において濃度依存的に神経芽細胞増殖作用が認められた(図1)。細胞の増殖度10μg/mLで7%,30μg/mLで16%であった。これにより、カンカ抽出物は、神経芽細胞に障害が起こっていない状態であってもヒト神経芽細胞(SK-N-SH)の増殖作用を有することが確認された。
更に、図2によれば、MTTアッセイを用いて,細胞の増殖度を測定したところ,エキナコサイドおよびアクテオサイドにおいて濃度依存的に神経芽細胞増殖作用が認められた。特に,エキナコサイド1μg/mL,10μg/mLで有意差が認められた。これにより、フェニルエタノイド配糖体、特に、エキナコサイドおよびアクテオサイドは、神経芽細胞に障害が起こっていない状態であってもヒト神経芽細胞(SK-N-SH)の増殖作用を有することが確認された。
【0060】
試験例2:神経突起伸展作用の評価
ヒト神経芽細胞(SK-N-SH)をMEM培地(10%FCS, 100 units/mL ペニシリン,100μg/mL ストレプトマイシン含有)にサスペンド(1×104
cells/mL)し,6mmのシャーレに5mLずつ播種した。そして、各種濃度に調製した実施例1のカンカニクジュヨウ抽出物を添加して神経突起の経時的変化を顕微鏡にて観察し、写真撮影を行った。その結果を図3に示す。また、同様にして実施例2及び実施例3についても試験を行った。その結果をそれぞれ図4及び図5に示す。
【0061】
図3によれば、コントロールの細胞増殖は認められたが,神経突起の伸展の様子はあまり観察されなかったのに対し,カンカニクジュヨウ抽出物ではより多くの神経突起の伸展が観察された(図3の実線円内を参照)。特に、30μg/mLの濃度において,隣り合う細胞とのネットワーク形成が確認された。これにより、本実施例のカンカニクジュヨウ抽出物は、神経芽細胞に障害が起こっていない状態であっても濃度依存的に神経突起伸展作用を有するが確認された。
【0062】
また,図4及び図5において,コントロールの細胞増殖は認められたが,神経突起の伸展の様子はあまり観察されなかったのに対し,エキナコサイド(図4)およびアクテオサイド(図5)ではより多くの神経突起の伸展が観察された(図4及び図5の破線円内を参照)。また,エキナコサイドにおいては,低濃度で隣り合う細胞とのネットワーク形成が顕著に確認された(図5の破線円内を参照)。これにより、神経芽細胞に障害が起こっていない状態であってもフェニルエタノイド配糖体、特にエキナコサイドは濃度依存的に神経突起伸展を促進する作用を有することが確認された。
【0063】
以下に本発明の神経芽細胞増殖促進剤等の配合例を挙げるが、下記配合例は本発明を限定するものではない。
配合例1:チューインガム
砂糖 53.0wt%
ガムベース 20.0
グルコース 10.0
水飴 16.0
香料 0.5
神経芽細胞増殖促進剤等 0.5
100.0wt%
【0064】
配合例2:グミ
還元水飴 40.0wt%
グラニュー糖 20.0
ブドウ糖 20.0
ゼラチン 4.7
水 9.68
ブドウ果汁 4.0
ブドウフレーバー 0.6
色素 0.02
神経芽細胞増殖促進剤等 1.0
100.0wt%
【0065】
配合例3:キャンディー
砂糖 50.0wt%
水飴 33.0
水 14.4
有機酸 2.0
香料 0.2
神経芽細胞増殖促進剤等 0.4
100.0wt%
【0066】
配合例4:ヨーグルト(ハード・ソフト)
牛乳 41.5wt%
脱脂粉乳 5.8
砂糖 8.0
寒天 0.15
ゼラチン 0.1
乳酸菌 0.005
神経芽細胞増殖促進剤等 0.4
香料 微量
水 残余
100.0wt%
【0067】
配合例5:清涼飲料
果糖ブドウ糖液糖 30.0wt%
乳化剤 0.5
神経芽細胞増殖促進剤等 0.05
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
【0068】
配合例6:錠菓
砂糖 76.4wt%
グルコース 19.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
神経芽細胞増殖促進剤等 0.5
精製水 3.9
100.0wt%
【0069】
配合例7:ソフトカプセル
ブドウ種子油 87.0wt%
乳化剤 12.0
神経芽細胞増殖促進剤等 1.0
100.0wt%
【0070】
配合例8:錠剤
乳糖 54.0wt%
結晶セルロース 30.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
神経芽細胞増殖促進剤等 1.0
100.0wt%
【0071】
配合例9:顆粒内服剤(医薬品)
神経芽細胞増殖促進剤等 1.0wt%
乳糖 30.0
コーンスターチ 60.0
結晶セルロース 8.0
ポリビニールピロリドン 1.0
100.0wt%
【0072】
配合例10:化粧クリーム
スクワラン 20.0wt%
ミツロウ 5.0
精製ホホバ油 5.0
グリセリン 5.0
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタン-
モノステアレート 2.0
神経芽細胞増殖促進剤等 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
【0073】
配合例11:化粧水
エタノール 5.0wt%
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
ポリエチレンオレイルエーテル 0.5
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.1
神経芽細胞増殖促進剤等 0.1
精製水 残余
100.0wt%
【0074】
配合例12:ボディージェル
マカデミアナッツ油 2.0wt%
ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
ベヘニルアルコール 3.0
ステアリン酸 3.0
バチルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 2.0
水素添加大豆リン脂質 1.0
セラミド 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
防腐剤 適量
ツボクサ抽出物 1.0
神経芽細胞増殖促進剤等 1.0
1、3−ブチレングリコール 5.0
精製水 残余
100.0wt%
【0075】
配合例13:乳液
スクワラン 4.0wt%
ワセリン 2.5
セタノール 2.0
グリセリン 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0
ステアリン酸 1.0
L−アルギニン 1.0
神経芽細胞増殖促進剤等 0.5
水酸化カリウム 0.1
香料 微量
精製水 残余
100.0wt%
【0076】
配合例14:浴用剤(液状)
プロピレングリコール 50.0wt%
エタノール 20.0
硫酸ナトリウム 5.0
神経芽細胞増殖促進剤等 0.5
ラノリン 0.5
アボガド油 0.5
色素 1.5
香料 22.0
100.0wt%
【0077】
配合例15:キャットフード
とうもろこし 34.0wt%
小麦粉 35.0
ミートミール 15.0
牛脂 8.9
食塩 1.0
かつおエキス 4.0
神経芽細胞増殖促進剤等 1.0
タウリン 0.1
ビタミン類 0.5
ミネラル類 0.5
100.0wt%
【0078】
配合例16:ドッグフード
とうもろこし 30.0wt%
肉類(チキン) 15.0
脱脂大豆 10.0
小麦粉 25.0
糟糠類 5.0
神経芽細胞増殖促進剤等 5.0
動物性油脂 8.9
オリゴ糖 0.1
ビタミン 0.5
ミネラル 0.5
100.0wt%
【産業上の利用可能性】
【0079】
以上、説明したように、本発明は、神経芽細胞に障害が起こっていない状態であっても、神経芽細胞の増殖を促進させ、また、神経芽細胞の神経突起の伸展を促進させることにより、神経芽細胞が神経細胞に変化することを促進し、神経細胞の変性が起こった場合であっても、神経細胞が減少することを効果的に防止し、これにより、脳による老化を効果的に予防し、また、脳の機能を更に向上させることができる新規な神経芽細胞増殖促進剤及び神経突起伸展剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】カンカニクジュヨウ抽出物の神経芽細胞増殖作用を示すグラフである。
【図2】エキナコサイド及びアクテオサイドの神経芽細胞増殖作用を示すグラフである。
【図3】カンカニクジュヨウ抽出物による神経突起の伸展状態を撮影した写真である。
【図4】エキナコサイドによる神経突起の伸展状態を撮影した写真である。
【図5】アクテオサイドによる神経突起の伸展状態を撮影した写真である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フェニルエタノイド配糖体を有効成分とする神経芽細胞増殖促進剤。
【請求項2】
前記フェニルエタノイド配糖体として、エキナコサイド及びアクテオサイドのうちの少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1に記載の神経芽細胞増殖促進剤。
【請求項3】
前記フェニルエタノイド配糖体として、エキナコサイド及びアクテオサイドを含有することを特徴とする請求項2に記載の神経芽細胞増殖促進剤。
【請求項4】
ハマウツボ科の植物の抽出物を有効成分とする神経芽細胞増殖促進剤。
【請求項5】
前記抽出物は、フェニルエタノイド配糖体を有効成分として含有することを特徴とする請求項4に記載の神経芽細胞増殖促進剤。
【請求項6】
前記抽出物は、前記フェニルエタノイド配糖体としてエキナコサイド及びアクテオサイドのうちの少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項5に記載の神経芽細胞増殖促進剤。
【請求項7】
前記抽出物は、前記フェニルエタノイド配糖体としてエキナコサイド及びアクテオサイドを含有することを特徴とする請求項6に記載の神経芽細胞増殖促進剤。
【請求項8】
フェニルエタノイド配糖体を有効成分とする神経突起伸展剤。
【請求項9】
前記フェニルエタノイド配糖体として、エキナコサイド及びアクテオサイドのうちの少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項8に記載の神経突起伸展剤。
【請求項10】
前記フェニルエタノイド配糖体として、エキナコサイド及びアクテオサイドを含有することを特徴とする請求項9に記載の神経突起伸展剤。
【請求項11】
ハマウツボ科の植物の抽出物を有効成分とする神経突起伸展剤。
【請求項12】
前記抽出物は、フェニルエタノイド配糖体を有効成分として含有することを特徴とする請求項11に記載の神経突起伸展剤。
【請求項13】
前記抽出物は、前記フェニルエタノイド配糖体としてエキナコサイド及びアクテオサイドのうちの少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項12に記載の神経突起伸展剤。
【請求項14】
前記抽出物は、前記フェニルエタノイド配糖体としてエキナコサイド及びアクテオサイドを含有することを特徴とする請求項13に記載の神経突起伸展剤。
【請求項15】
請求項1〜6の何れか1項に記載の神経芽細胞増殖促進剤又は請求項7〜14の何れか1項に記載の神経突起伸展剤を有効成分とするヒトを含む哺乳類動物用医薬品。
【請求項16】
請求項1〜6の何れか1項に記載の神経芽細胞増殖促進剤又は請求項7〜14の何れか1項に記載の神経突起伸展剤を有効成分とするヒトを含む哺乳類動物用皮膚外用剤。
【請求項17】
請求項1〜6の何れか1項に記載の神経芽細胞増殖促進剤又は請求項7〜14の何れか1項に記載の神経突起伸展剤を有効成分とする飲食品。
【請求項18】
請求項1〜6の何れか1項に記載の神経芽細胞増殖促進剤又は請求項7〜14の何れか1項に記載の神経突起伸展剤を有効成分とする哺乳類動物用飼料。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−239505(P2008−239505A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−78638(P2007−78638)
【出願日】平成19年3月26日(2007.3.26)
【出願人】(594045089)オリザ油化株式会社 (96)
【Fターム(参考)】