説明

神経防護作用組成物および方法

神経突起伸長促進プロスタグランジン類(NEPPs)および他の求電子化合物は、転写因子の負の調節因子Nrf2であるKeap1に結合し、かつNrf2のKeap1媒介不活性化を予防し、したがって、Nrf2の神経細胞の核への転位を強化する。したがって、かかる神経保護化合物、およびかかる化合物のプロドラッグを使用し、Keap1/Nrf2複合体からのNfr2の解離をもたらす神経保護組成物および関連方法が提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学式IV
【化1】

[式中、
21、X22、X23、X24、X25、X26およびX27はそれぞれ独立してH、OH、オキソ、またはYであり、
YはB−C−DまたはC−B−DまたはC−B−C−Dであり、そのうちいずれかは環炭素に結合して縮合環を形成してもよく、
Bは不存在、カルボニル、カルボキシ、エーテル、スルファニル、アミノ、−NHC(O)−および−C(O)NH−より成る群から選択され、そのいずれかは場合により置換され、
Cは不存在、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アリールアルキル、およびアリールアルケニルより成る群から選択され、そのいずれかは場合により置換され、かつ縮合環を形成するために環炭素に結合されてもよく、
Dは不存在、カルボキシ、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、SO3H、PO3、NO3、NO2、NO、アミノ、ヒドロキシル、並びにそのエーテルおよびエステル誘導体より成る群から選択される]
で表される化合物、又はその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩または溶媒和物。
【請求項2】
Bが不存在である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
21およびX24がそれぞれ独立してメチル、カルボキシ、−C(O)OCH3、CH2OH、またはCH2OC(O)CH3である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
22およびX23がそれぞれ独立してH、OH、オキソ、または−OCH3である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
25もしくはX27またはその両方がメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
21、X26またはX27の少なくとも1つがカルボキシである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
21またはX24の1つがCH3であり、かつもう1つがカルボキシ、−C(O)OCH3、−CH2OH、および−CH2OC(O)CH3より成る群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
22およびX23の少なくとも1つがヒドロキシまたはオキソである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
前記求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩または溶媒和物がX26のRエナンチオマーを含んでなる、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
(a)請求項1に記載の化合物、パラカルノシン酸、パラL−ドーパ、パラカフェ酸、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩または溶媒より成る群の一員から選択される神経保護的量の化合物と、(b)薬学的に許容される担体とを含んでなる医薬組成物。
【請求項11】
神経保護的量の求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩または溶媒を含んでなる組成物であって、前記求電子化合物が哺乳動物の細胞におけるKeap1/Nrf2からNrf2の解離をもたらす組成物。
【請求項12】
前記求電子化合物がKeap1に結合し、Keap1/Nrf2複合体からNrf2の解離をもたらす請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
前記求電子化合物が細胞における第二相酵素の発現を増大させる、請求項11に記載の組成物。
【請求項14】
前記第二相酵素がHO−1である、請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
前記求電子化合物がニューロンもしくは星状細胞またはその両方において蓄積する、請求項11に記載の組成物。
【請求項16】
前記求電子化合物がニューロンもしくは星状細胞またはその両方へ活発に輸送される、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
前記求電子化合物が親油性である、請求項11に記載の組成物。
【請求項18】
前記求電子化合物が、細胞におけるGSHレベルを実質的に削減することなくKeap1/Nrf2複合体からNrf2の解離をもたらす請求項11に記載の組成物。
【請求項19】
前記求電子化合物がエノンまたはジエノン化合物である、請求項11に記載の組成物。
【請求項20】
前記求電子化合物がクルクミンまたはNEPPである、請求項19に記載の組成物。
【請求項21】
前記求電子化合物がNEPP6またはNEPP11である、請求項20に記載の組成物。
【請求項22】
前記求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩又は溶媒和物が、コアベンゼン環を有する化学式I
【化2】

[式中、
1、X2、X3、X4、X5およびX6は、それぞれ独立して、X1−X6の少なくとも2つがOHであり、かつX1−X6の少なくとも1つがYであるという条件で、H、OH、アルキルまたはYであり、
YはB−C−DもしくはC−B−DまたはC−B−C−Dであり、そのいずれかはコアベンゼン環に結合し、縮合環を形成してもよく、
Bは不存在、カルボニル、カルボキシ、エーテル、スルファニル、アミノ、−NHC(O)−および−C(O)NH−より成る群から選択され、そのいずれかは場合により置換され、
Cは不存在、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アリールアルキル、およびアリールアルケニルより成る群から選択され、そのいずれかは場合により置換され、かつ縮合環を形成するためにコアベンゼン環に結合されてもよく、そして
Dは不存在、カルボキシ、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、SO3H、PO3、NO3、NO2、NO、アミノ、ヒドロキシル、及びそのエーテルおよびエステル誘導体より成る群から選択される]
で表される化合物である、請求項11に記載の組成物。
【請求項23】
前記求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩または溶媒和物が化学式Iの化合物であり、かつX1、X2、X3、X4、X5およびX6が、それぞれ独立して、X1−X6の2つがOHであり、かつX1−X6の1つがYであるという条件で、H、OH、アルキルまたはYである、請求項22に記載の組成物。
【請求項24】
前記求電子化合物、もしくは薬学的に許容されるプロドラッグ、塩又は溶媒和物が化学式Iの化合物であり、X1、X2、X3、X4、X5およびX6が、それぞれ独立して、X1−X62つがパラまたはオルト配置でOHであり、かつX1−X6の1つがYであるという条件で、H、OH、アルキルまたはYである、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
前記求電子化合物、もしくは薬学的に許容されるプロドラッグ、塩又は溶媒和物が化学式Iの化合物であり、X1、X2、X3、X4、X5およびX6が、それぞれ独立して、X1−X62つがパラ配置でOHであるという条件でH、OH、アルキルまたはYであり、そしてDがカルボキシ、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、SO3H、PO3、NO3、NO2、NO、アミノ、ヒドロキシル、かつそのエーテルおよびエステル誘導体である、請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
1、X2、X3、X4、X5およびX6が、それぞれ独立して、X1−X6少なくとも2つがOHであり、かつX1−X6の少なくとも1つがYであるという条件で、H、OH、アルキルまたはYである、請求項22に記載の組成物。
【請求項27】
Dが前記求電子化合物のカルボキシまたはエステル誘導体である、請求項22に記載の組成物。
【請求項28】
Bが不存在またはカルボニルである、請求項22に記載の組成物。
【請求項29】
YがB−C−Dである、請求項22に記載の組成物。
【請求項30】
前記求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩又は溶媒和物が、環E、環Fおよび環Gを含んでなる化学式IIまたは化学式III
【化3】

[式中、
11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、およびX20は、それぞれ独立して、X11−X20の少なくとも2つがOHであるという条件でH、OH、またはYであり、YはB−C−DもしくはC−B−DまたはC−B−C−Dであり、そのいずれかは環炭素に付着されて縮合環を形成することができ、
Bは不存在、カルボニル、カルボキシ、エーテル、スルファニル、アミノ、−NHC(O)−および−C(O)NH−より成る群から選択され、そのいずれかは場合により置換され、
Cは不存在、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アリールアルキル、およびアリールアルケニルより成る群から選択され、そのいずれかは場合により置換され、かつ縮合環を形成するために環炭素に付着されうるとともに、
Dは不存在、カルボキシ、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、SO3H、PO3、NO3、NO2、NO、アミノ、ヒドロキシル、及びそのエーテルおよびエステル誘導体より成る群から選択される]
で表される化合物である、請求項11に記載の組成物。
【請求項31】
11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、およびX20が、それぞれ独立して、X11−X15の2つがOHであり、またはX16−X19の2つがOHであり、またはX11−X15の2つがOHであり、かつX16−X19の2つがOHであるという条件でH、OH、またはYである、請求項30に記載の組成物。
【請求項32】
11−X20の少なくとも1つがYである、請求項30に記載の組成物。
【請求項33】
Yが親水性または不存在である、請求項32に記載の組成物。
【請求項34】
Yが親水性である、請求項33に記載の組成物。
【請求項35】
化学式IIまたは化学式IIIの前記化合物がパラまたはオルト配置で2つのOH基を含んでなるE環を含んでなる、請求項30に記載の組成物。
【請求項36】
化学式IIまたは化学式IIIの前記化合物がパラ配置で2つのOH基を含んでなるE環を含んでなる、請求項35に記載の組成物。
【請求項37】
化学式IIまたは化学式IIIの前記化合物がパラまたはオルト配置で2つのOH基を含んでなるG環を含んでなる、請求項30に記載の組成物。
【請求項38】
化学式IIまたは化学式IIIの前記化合物がパラ配置で2つのOH基を含んでなるG環を含んでなる、請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
前記求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩又は溶媒和物が、化学式IV、化学式Vまたは化学式VI
【化4】

[式中、
21、X22、X23、X24、X25、X26およびX27は、それぞれ独立してH、OH、オキソ、またはYであり、
YはB−C−DもしくはC−B−DまたはC−B−C−Dであり、そのいずれかは環炭素に結合して縮合環を形成してもよく、
Bは不存在、カルボニル、カルボキシ、エーテル、スルファニル、アミノ、−NHC(O)−および−C(O)NH−より成る群から選択され、そのいずれかは場合により置換され、
Cは不存在、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アリールアルキル、およびアリールアルケニルより成る群から選択され、そのいずれかは場合により置換され、かつ縮合環を形成するために環炭素に結合されうるとともに、
Dは不存在、カルボキシ、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、SO3H、PO3、NO3、NO2、NO、アミノ、ヒドロキシル、かつ
そのエーテルおよびエステル誘導体より成る群から選択される]の化合物である、請求項11に記載の組成物。
【請求項40】
Bが不存在である、請求項39に記載の組成物。
【請求項41】
前記求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩又は溶媒和物が化学式IVまたは化学式Vの化合物である、請求項39に記載の組成物。
【請求項42】
前記求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩又は溶媒和物が化学式IVの化合物である、請求項39に記載の組成物。
【請求項43】
21およびX24が、それぞれ独立してメチル、カルボキシ、−C(O)OCH3、CH2OH、またはCH2OC(O)CH3である、請求項39に記載の組成物。
【請求項44】
22およびX23が、それぞれ独立してH、OH、オキソ、または−OCH3である、請求項39に記載の組成物。
【請求項45】
25もしくはX27またはその両方がメチルである、請求項39に記載の組成物。
【請求項46】
21、X26またはX27の少なくとも1つがカルボキシである、請求項39に記載の組成物。
【請求項47】
21またはX24の1つがCH3であり、かつもう1つがカルボキシ、−C(O)OCH3、−CH2OH、および−CH2OC(O)CH3より成る群から選択される、請求項39に記載の組成物。
【請求項48】
22およびX23の少なくとも1つがヒドロキシまたはオキソである、請求項47に記載の組成物。
【請求項49】
前記求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩又は溶媒和物がX26のRエナンチオマーを含んでなる、請求項39に記載の組成物。
【請求項50】
前記求電子化合物が、TBHQ;NEPP;パラL−ドーパ;ベンゼン酢酸、2,5-ジヒドロキシ−α−オクチリデン−、(Z)−(9CI);ベンゼンデカン酸、2,5-ジヒドロキシ−ι−オキソ−(9CI);ベンゼンウンデカン酸、2,5-ジヒドロキシ−(9CI);ベンゼンブタン酸、2,5-ジヒドロキシ−γ−オキソ−β−フェニル−(9CI);ベンゼンブタン酸、2,5-ジヒドロキシ−β−(4−メチルフェニル)−γ−オキソ−(9CI);安息香酸、2−[2−(2,5-ジヒドロキシフェニル)エチル]−6−ヒドロキシ−(9CI);安息香酸、5−[2−(2,5-ジヒドロキシフェニル)エチル]−2−ヒドロキシ−(9CI);安息香酸、4−[2−(2,5-ジヒドロキシフェニル)−2−オキソエチル]−(9CI);安息香酸、3−[[(2,5-ジヒドロキシフェニル)メチル]アミノ]−(9CI);[1、1’−ビフェニル]−4−カルボン酸、2’、5’−ジヒドロキシ−(9CI);ペンタン酸、5−(2,5-ジヒドロキシフェノキシ)−2,2−ジメチル−(9CI);オクタン酸、8−[(2,5-ジヒドロキシベンゾイル)アミノ]−(9CI);ベンゼンブタン酸、2,5-ジヒドロキシ−γ−フェニル−(9CI);5,9−ウンデカジエン酸、2−[2−(2,5-ジヒドロキシフェニル)エチリデン]−11−ヒドロキシ−6,10−ジメチル−、(2Z,5E,9E)−(9CI);5,9−ウンデカジエン酸、2−[2−(2,5-ジヒドロキシフェニル)エチリデン]−6,10−ジメチル−、(2Z,5E)−(9CI);ベンゼンブタン酸、α−[(3E)−4,8−ジメチル−3,7−ノナジエニル]−2,5-ジヒドロキシ−γ−オキソ−、(+)−(9CI);2,6−オクタジエン酸、8−(2,5-ジヒドロキシフェニル)−2,6−ジメチル−8−オキソ−、(2E,6E)−(9CI);3−(3,4)−ジヒドロキシフェニル]−2−プロペン酸のエステル;および3−(2,5)−ジヒドロキシフェニル]−2−プロペン酸のエステルより成る群から選択される、請求項11に記載の組成物。
【請求項51】
前記組成物が前記求電子化合物の前記プロドラッグを含んでなることを特徴とする、請求項11に記載の組成物。
【請求項52】
前記細胞が酸化的ストレス下にあり、かつ前記プロドラッグが細胞において酸化され、求電子化合物を産生する、請求項51に記載の組成物。
【請求項53】
哺乳動物における神経学的障害、眼科学的障害、およびその組合せより成る群の一員を治療するために有効である量の前記求電子化合物、そのプロドラッグ、塩または溶媒を含んでなる、請求項11に記載の組成物。
【請求項54】
前記哺乳動物がヒトである、請求項53に記載の組成物。
【請求項55】
前記神経学的障害、眼科学的障害、またはその組合せが、精神的外傷、虚血、および低酸素症より成る群の少なくとも一員に起因する、請求項53に記載の組成物。
【請求項56】
前記神経学的障害、眼科学的障害、またはその組合せが、疼痛を伴う神経障害、神経障害痛、糖尿病性神経障害、薬物依存、薬物添加、薬物離脱症状、ニコチン離脱症状、アヘン耐性、アヘン離脱症状、うつ病、不安神経症、運動障害、遅発性ジスキネジー、血液−脳関門を中断させる脳感染、髄膜炎、髄膜脳炎、発作、低血糖症、心停止、脊髄傷害、頭部傷害、周産期低酸素症、心停止、低血糖神経傷害、緑内障、網膜虚血、虚血性視神経障害、黄斑変性症、多発性硬化症、高ホモシステイン血症の続発症、けいれん、疼痛、統合失調症、筋けいれん、片頭痛、尿失禁、嘔吐、脳浮腫、遅発性ジスキネジー、AIDS−誘発(または関連)認知症、眼傷害、網膜症、認知障害、およびHIV感染と関連した神経傷害より成る群から選択される、請求項53に記載の組成物。
【請求項57】
前記神経学的障害、眼科学的障害、またはその組合せが、てんかん、アルツハイマー病、血管(多発梗塞性)認知症、ハンチントン病、パーキンソニズム、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、および最小認知障害より成る群から選択される、請求項53に記載の組成物。
【請求項58】
哺乳動物における老化または症状を削減または減速させるために有効である量の前記求電子化合物、そのプロドラッグ、塩または溶媒を含んでなる、請求項11に記載の組成物。
【請求項59】
薬学的に許容される担体をさらに含んでなる、請求項11に記載の組成物。
【請求項60】
神経保護的量の求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩または溶媒を含んでなる組成物であって、前記求電子化合物が哺乳動物の細胞におけるKeap1に結合し、Keap1/Nrf2複合体からのNrf2の解離をもたらし、かつ細胞におけるGSHレベルを実質的に削減することなく細胞における第二相酵素の発現を増大させる化合物。
【請求項61】
請求項11の組成物を細胞に投与するステップを含んでなる哺乳動物の細胞の傷害、損傷または死を予防または遅延させる方法。
【請求項62】
前記組成物を細胞にインビトロで投与するステップを含んでなる、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記組成物を哺乳動物に投与するステップを含んでなる、請求項61に記載の方法。
【請求項64】
かかる治療を必要とする哺乳動物における神経学的障害、眼科学的障害、またはその組合せを治療する方法であって、前記方法が請求項11に記載の組成物を哺乳動物に投与するステップを含んでなる方法。
【請求項65】
神経保護求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩または溶媒を特定する方法であって、前記方法が前記求電子化合物、そのプロドラッグ、塩または溶媒を含んでなる組成物を細胞に投与するステップと、前記組成物の投与が細胞におけるKeap1/Nrf2複合体からのNrf2の解離をもたらすかを判定するステップとを含んでなる方法。
【請求項66】
前記組成物をインビトロで細胞に投与するステップを含んでなる、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記組成物をインビボで細胞に投与するステップを含んでなる、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
前記求電子化合物がKeap1に結合するかを判定するステップを含んでなる、請求項65に記載の方法。
【請求項69】
前記組成物の投与が細胞におけるNrf2によって転写活性化をもたらすかを判定するステップを含んでなる、請求項65に記載の方法。
【請求項70】
前記組成物の投与が細胞における第二相酵素の発現の増大をもたらすかを判定するステップを含んでなる、請求項65に記載の方法。
【請求項71】
前記第二相酵素がHO−1である、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記組成物の投与が細胞のストレス誘発死を低下または遅延させるかを判定するステップを含んでなる、請求項65に記載の方法。
【請求項73】
前記組成物の投与が適切なインビボアッセイにおける脳虚血/再灌流傷害に対して細胞を含んでなる実験動物を保護するかを判定するステップを含んでなる、請求項65に記載の方法。
【請求項74】
前記求電子化合物がニューロンもしくは星状細胞またはその両方に蓄積するかを判定するステップを含んでなる、請求項65に記載の方法。
【請求項75】
前記組成物の投与が、細胞におけるGSHレベルを実質的に削減することなくKeap1/Nrf2複合体からのNrf2の解離をもたらすかを判定するステップを含んでなる、請求項65に記載の方法。
【請求項76】
神経学的障害、眼科学的障害、またはその組合せを治療する薬剤を調製する、患者の細胞におけるKeap1/Nrf2複合体からのNrf2の解離をもたらす求電子化合物、もしくはその薬学的に許容されるプロドラッグ、塩または溶媒の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3−A】
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【図3−B】
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【図4−a】
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【図4−b】
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【図4−c】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2010−505958(P2010−505958A)
【公表日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−532414(P2009−532414)
【出願日】平成19年10月10日(2007.10.10)
【国際出願番号】PCT/US2007/021748
【国際公開番号】WO2008/108825
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(508080241)バーンハム インスティトゥート フォー メディカル リサーチ (6)
【Fターム(参考)】