説明

移動端末機使用者の感情伝達および表出方法、並びにその通信システム

【課題】 音声、画像、文字およびテキストなどを送受信するだけでなく、使用者の感情状態もリアルタイムで伝達できる移動端末機使用者の感情伝達および表出方法、並びにその通信システムを提供する。
【解決手段】 移動端末機使用者の生体情報を収集する段階と;前記生体情報を用いて、前記移動端末機使用者の感情を表す感情データを生成する段階と;前記生成された感情データを前記通信信号を通して送信する段階と;を含んで移動端末機使用者の感情伝達および表出方法を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末機に関するもので、詳しくは、使用者間の感情状態を適切に取り交わせる移動端末機使用者の感情伝達および表出方法、並びにその通信システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、移動端末機は、移動中にも両者間の意志疎通を可能にするものである。
【0003】
移動端末機による意志疎通には、主に音声伝達方式が用いられる。
【0004】
一方、移動端末機は、その技術が発展するにつれて、音声はもちろんで、画像、文字およびテキストなどを総合したマルチメディアも伝達するようになった。また、移動端末機の多様なマルチメディア伝達機能を支援するための移動通信システムも発展した。したがって、現在の移動通信システムで提供可能なサービスには、音声通話サービス、画像通話サービス、データ伝送サービスおよび短文メッセージ伝送サービスなどがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の各サービスは、両者間の通話時、音声、画像、文字およびテキストなどを伝達するだけであって、使用者の現在の感情をリアルタイムで伝達できないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、音声、画像、文字およびテキストなどを送受信するだけでなく、使用者の感情状態もリアルタイムで伝達できる移動端末機使用者の感情伝達および表出方法、並びにその通信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る移動端末機使用者の感情伝達および表出方法は、移動端末機使用者の生体情報を収集する段階と;前記生体情報を用いて、前記移動端末機使用者の感情を表す感情データを生成する段階と;前記生成された感情データを前記通信信号を通して送信する段階と;を含んで構成されることを特徴とする。
【0008】
より好ましくは、前記送信された通信信号から前記感情データを抽出する段階をさらに含んで構成される。ここで、前記抽出された感情データに該当する前記移動端末機使用者の感情を表出する段階をさらに含む。また、前記移動端末機使用者の感情は、イメージ、テキストおよび音声のうち少なくとも一つで表す。より詳しくは、前記イメージは、人の感情による顔表情を表す停止映像および動映像のうちいずれか一つであり、前記テキストは、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す文句であり、前記音声は、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す合成音である。
【0009】
より好ましくは、前記感情データは、前記移動端末機使用者の感情を表す統計的数値である。
【0010】
より好ましくは、他の移動端末機が前記送信された通信信号を受信する段階と、前記他の移動端末機が前記受信された通信信号から前記感情データを抽出する段階と、前記抽出された感情データを予め備わったルック−アップテーブルの感情別表出データと比較する段階と、前記比較結果から前記抽出された感情データに該当する前記ルック−アップテーブルの表出データを出力する段階と、をさらに含んで構成される。ここで、ルック−アップテーブルの表出データは、前記移動端末機使用者の感情を表すイメージ、テキストおよび音声のうち一つにより構成される。より詳しくは、前記イメージは、人の感情による顔表情を表す停止映像および動映像のうちいずれか一つであり、前記テキストは、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す文句であり、前記音声は、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す合成音である。
【0011】
より好ましくは、前記生体情報は、前記移動端末機使用者の通信時の生理的情報およびバイオリズム情報のうち少なくとも一つ以上を含む。前記生理的情報は、前記移動端末機使用者の自律神経系の作用に関する情報である。また、前記生理的情報は、前記移動端末機使用者の移動端末機から測定された前記移動端末機使用者の体温、呼吸波、脈拍波、皮膚電気反射程度、血圧波および血流波のうち少なくとも一つ以上を含む。
【0012】
より好ましくは、前記通信信号は、音声通信のための音声信号である。それによって、前記感情データは、前記音声信号を伝送するために割り当てられた通話チャネルを通して送信する。このとき、前記感情データは、前記音声信号にコーディングする。また、前記感情データは、前記音声通信を制御するために割り当てられた制御チャネルを通して送信する。
【0013】
より好ましくは、前記通信信号は、画像通信のための画像信号、文字伝送のための短文メッセージ信号およびパケット通信のためのパケット信号のうちいずれか一つである。
【0014】
より好ましくは、前記送信された感情データを他の移動端末機が受信する段階と、前記他の移動端末機が前記受信された感情データに基づいて前記移動端末機使用者の感情を表出する段階と、をさらに含んで構成される。
【0015】
より好ましくは、前記生体情報は、両者間の通信中に収集される。
【0016】
上記目的を達成するために、本発明に係る移動端末機使用者の感情伝達および表出のための通信システムは、両者間の通信中である移動端末機使用者の少なくとも一つの生体情報を収集する第1のブロックと、前記少なくとも一つの生体情報を用いて前記移動端末機使用者の感情を表す感情データを生成する第2のブロックと、前記感情データを通信信号と一緒に送信する第3のブロックと、から構成される送信側移動端末機と;前記送信側移動端末機から受信される通信信号から前記感情データを抽出する第4のブロックと、前記抽出された感情データに該当する感情を表出する第5のブロックと、から構成される受信側移動端末機と;を含んで構成される。
【0017】
より好ましくは、前記第1のブロックは、前記移動端末機使用者の生理的情報を抽出する生理状態収集部と、前記移動端末機使用者の予め入力された生年月日に基づいてバイオリズムを計算するバイオリズム生成部と、を含んで構成される。ここで、前記生理状態収集部は、前記移動端末機使用者の自律神経系作用を測定する手段を少なくとも一つ以上備える。また、前記生理状態収集部は、前記移動端末機使用者の体温を測定する第1の手段と、前記移動端末機使用者の呼吸波を測定する第2の手段と、前記移動端末機使用者の脈拍波を測定する第3の手段と、前記移動端末機使用者の皮膚電気反射程度を測定する第4の手段と、前記移動端末機使用者の血圧波を測定する第5の手段と、前記移動端末機使用者の血流波を測定する第6の手段と、を備える。
【0018】
より好ましくは、前記感情データは、前記移動端末機使用者の感情を表す統計的数値である。
【0019】
より好ましくは、前記第3のブロックは、前記感情データを前記通信信号にコーディングする。
【0020】
より好ましくは、前記通信信号は、音声通信のための音声信号である。それによって、前記感情データは、前記音声信号を伝送するために割り当てられた通話チャネルを通して送信する。また、前記感情データは、前記音声通信を制御するために割り当てられた制御チャネルを通して送信する。
【0021】
より好ましくは、前記通信信号は、画像通信のための画像信号、文字伝送のための短文メッセージ信号およびパケット通信のためのパケット信号のうちいずれか一つである。
【0022】
より好ましくは、前記受信側移動端末機は、前記抽出された感情データに該当する前記移動端末機使用者の感情を検索するために、人の感情を数値化したルック−アップテーブルをさらに備える。
【0023】
より好ましくは、前記受信側移動端末機は、人の多様な感情を統計的数値で予め計算して保存したルック−アップテーブルをさらに備える。それによって、前記第5のブロックは、前記第4のブロックから抽出された感情データの値を前記ルック−アップテーブルで比較検索し、その比較検索結果に相応する感情を出力する。
【0024】
より好ましくは、前記第5のブロックは、前記感情を、イメージ、テキストおよび音声のうち少なくとも一つ以上を組み合わせた形態で出力する。ここで、前記イメージは、人の感情による顔表情を表す停止映像および動映像のうちいずれか一つであり、前記テキストは、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す文句であり、前記音声は、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す合成音である。
【0025】
上記目的を達成するために、本発明は、例えば、以下の手段を提供する。
(項目1)
移動端末機使用者の生体情報を収集する段階と;
前記生体情報を用いて、前記移動端末機使用者の感情を表す感情データを生成する段階と;
前記生成された感情データを前記通信信号を通して送信する段階と;を含んで構成されることを特徴とする移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目2)
前記送信された通信信号から前記感情データを抽出する段階をさらに含んで構成されることを特徴とする項目1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目3)
前記抽出された感情データに該当する前記移動端末機使用者の感情を表出する段階をさらに含んで構成されることを特徴とする項目2記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目4)
前記移動端末機使用者の感情は、イメージ、テキストおよび音声のうち少なくとも一つで表すことを特徴とする項目3記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目5)
前記イメージは、人の感情による顔表情を表す停止映像および動映像のうちいずれか一つであることを特徴とする項目4記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目6)
前記テキストは、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す文句であることを特徴とする項目4記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目7)
前記音声は、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す合成音であることを特徴とする項目4記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目8)
前記感情データは、前記移動端末機使用者の感情を表す統計的数値であることを特徴とする項目1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目9)
他の移動端末機が前記送信された通信信号を受信する段階と、
前記他の移動端末機が前記受信された通信信号から前記感情データを抽出する段階と、
前記抽出された感情データを予め備わったルック-アップテーブル(look-up table)の感情別表出データと比較する段階と、
前記比較結果に基づき、前記抽出された感情データに該当する前記ルック-アップテーブルの表出データを出力する段階と、をさらに含んで構成されることを特徴とする項目1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目10)
前記ルック-アップテーブルの表出データは、前記移動端末機使用者の感情を表すイメージ、テキストおよび音声のうち一つにより構成されることを特徴とする項目9記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目11)
前記イメージは、人の感情による顔表情を表す停止映像および動映像のうちいずれか一つであることを特徴とする項目10記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目12)
前記テキストは、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す文句であることを特徴とする項目10記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目13)
前記音声は、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す合成音であることを特徴とする項目10記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目14)
前記生体情報は、前記移動端末機使用者の通信時の生理的情報およびバイオリズム情報のうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする項目1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目15)
前記生理的情報は、前記移動端末機使用者の自律神経系作用に関する情報であることを特徴とする項目14記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目16)
前記生理的情報は、前記移動端末機使用者の移動端末機から測定された前記移動端末機使用者の体温、呼吸波、脈拍波、皮膚電気反射程度、血圧波および血流波のうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする項目14記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目17)
前記通信信号は、音声通信のための音声信号であることを特徴とする項目1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目18)
前記感情データは、前記音声信号を伝送するために割り当てられた通話チャネルを通して送信することを特徴とする項目17記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目19)
前記感情データは、前記音声信号にコーディングすることを特徴とする項目18記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目20)
前記感情データは、前記音声通信を制御するために割り当てられた制御チャネルを通して送信することを特徴とする項目17記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目21)
前記通信信号は、画像通信のための画像信号、文字伝送のための短文メッセージ信号およびパケット通信のためのパケット信号のうちいずれか一つであることを特徴とする項目1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目22)
前記送信された感情データを他の移動端末機が受信する段階と、
前記他の移動端末機が前記受信された感情データに基づいて前記移動端末機使用者の感情を表出する段階と、をさらに含んで構成されることを特徴とする項目1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目23)
前記生体情報は、両者間の通信中に収集されることを特徴とする項目1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
(項目24)
両者間の通信中である移動端末機使用者の少なくとも一つの生体情報を収集する第1のブロックと、前記少なくとも一つの生体情報を用いて、前記移動端末機使用者の感情を表す感情データを生成する第2のブロックと、前記感情データを通信信号と一緒に送信する第3のブロックと、から構成される送信側移動端末機と;
前記送信側移動端末機から受信される通信信号から前記感情データを抽出する第4のブロックと、前記抽出された感情データに該当する感情を表出する第5のブロックと、から構成される受信側移動端末機と;を含んで構成されることを特徴とする感情伝達のための通信システム。
(項目25)
前記第1のブロックは、前記移動端末機使用者の生理的情報を抽出する生理状態収集部と、前記移動端末機使用者の予め入力された生年月日に基づいてバイオリズムを計算するバイオリズム生成部と、を含んで構成されることを特徴とする項目24記載の感情伝達のための通信システム。
(項目26)
前記生理状態収集部は、前記移動端末機使用者の自律神経系作用を測定する手段を少なくとも一つ以上備えることを特徴とする項目25記載の感情伝達のための通信システム。
(項目27)
前記生理状態収集部は、前記移動端末機使用者の体温を測定する第1の手段と、前記移動端末機使用者の呼吸波を測定する第2の手段と、前記移動端末機使用者の脈拍波を測定する第3の手段と、前記移動端末機使用者の皮膚電気反射程度を測定する第4の手段と、前記移動端末機使用者の血圧波を測定する第5の手段と、前記移動端末機使用者の血流波を測定する第6の手段と、を備えることを特徴とする項目25記載の感情伝達のための通信システム。
(項目28)
前記感情データは、前記移動端末機使用者の感情を表す統計的数値であることを特徴とする項目24記載の感情伝達のための通信システム。
(項目29)
前記第3のブロックは、前記感情データを前記通信信号にコーディングすることを特徴とする項目24記載の感情伝達のための通信システム。
(項目30)
前記通信信号は、音声通信のための音声信号であることを特徴とする項目24記載の感情伝達のための通信システム。
(項目31)
前記感情データは、前記音声信号を伝送するために割り当てられた通話チャネルを通して送信することを特徴とする項目30記載の感情伝達のための通信システム。
(項目32)
前記感情データは、前記音声通信を制御するために割り当てられた制御チャネルを通して送信することを特徴とする項目30記載の感情伝達のための通信システム。
(項目33)
前記通信信号は、画像通信のための画像信号、文字伝送のための短文メッセージ信号およびパケット通信のためのパケット信号のうちいずれか一つであることを特徴とする項目24記載の感情伝達のための通信システム。
(項目34)
前記受信側移動端末機は、前記抽出された感情データに該当する前記移動端末機使用者の感情を検索するために、人の感情を数値化したルック-アップテーブルをさらに備えることを特徴とする項目24記載の感情伝達のための通信システム。
(項目35)
前記受信側移動端末機は、人の多様な感情を統計的数値で予め計算して保存したルック-アップテーブルをさらに備えることを特徴とする項目24記載の感情伝達のための通信システム。
(項目36)
前記第5のブロックは、前記第4のブロックから抽出された感情データの値を前記ルック-アップテーブルで比較・検索し、その比較検索結果に相応する感情を出力することを特徴とする項目35記載の感情伝達のための通信システム。
(項目37)
前記第5のブロックは、前記感情を、イメージ、テキストおよび音声のうち少なくとも一つ以上を組み合わせた形態で出力することを特徴とする項目24記載の感情伝達のための通信システム。
(項目38)
前記イメージは、人の感情による顔表情を表す停止映像および動映像のうちいずれか一つであることを特徴とする項目37記載の感情伝達のための通信システム。
(項目39)
前記テキストは、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す文句であることを特徴とする項目37記載の感情伝達のための通信システム。
(項目40)
前記音声は、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す合成音であることを特徴とする項目37記載の感情伝達のための通信システム。
【発明の効果】
【0026】
本発明によると、両者間の通信中に音声/画像/文字/テキストなどを送受信するとともに、使用者の感情状態をリアルタイムで伝達するため、送信者と受信者との意思伝達(意志疎通)が一層効果的になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明に係る移動端末機使用者の感情伝達および表出方法、並びにその通信システムの好適な実施の形態について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明の構成および作用は、一つの実施形態として説明されるものに過ぎなく、これによって、本発明の技術的思想、核心構成および作用が制限されることはない。
【0028】
基本的に、本発明の感情伝達のための通信システムは、音声通信、画像通信、文字伝送通信(例えば、短文メッセージサービス)およびパケット通信のうち少なくとも一つ以上のサービスを支援する。
【0029】
したがって、図1および図2に示した送信側移動端末機および受信側移動端末機も、上記のような通信システムのサービスを支援するため、音声はもちろんで、画像、文字、テキストおよびデータなどを総合したマルチメディアも伝達できる。
【0030】
図1は、本発明に係る送信側移動端末機の内部構成を示したブロック図である。
【0031】
図1に示すように、送信側移動端末機は、現在通信中である送信者(送信側移動端末機の使用者)の生体情報を所定周期に収集する第1のブロック10と、この第1のブロック10で収集された生体情報を用いて、送信者の現在の感情状態を表す感情データを生成する第2のブロック20と、この第2のブロック20で生成された感情データを現在使用中である通信サービスの信号と一緒に送信する第3のブロック30と、を含んで構成される。また、送信側移動端末機は、第2のブロック20で生成された感情データが現在の通信サービスの信号と一緒に送信されるように、その感情データを送信可能な信号フォーマットに変更するブロックをさらに含む。
【0032】
第1のブロック10は、生理状態収集部11およびバイオリズム生成部12を含む。
【0033】
生理状態収集部11は、現在通信中である送信者の生体情報を抽出する。生理状態収集部11は、送信者の生理状態、すなわち、自律神経系作用を測定する手段を備える。この手段は、送信者の体温を測定する第1の手段と、送信者の呼吸波を測定する第2の手段(例えば、送信者の通話時、マイクロフォンに入ってくる送信者の息声および息量を認識して呼吸波を測定する)と、送信者の脈拍波を測定する第3の手段と、送信者の皮膚電気反射程度を測定する第4の手段と、送信者の血圧波を測定する第5の手段と、送信者の血流波を測定する第6の手段と、を含む。前記生理状態収集部11に備わって送信者の自律神経系作用を測定する手段は、場合によって追加または変更が可能である。
【0034】
バイオリズム生成部12は、送信者が予め入力した生年月日に基づいて現在のバイオリズムを計算する。
【0035】
第3のブロック30は、第2のブロック20で生成された感情データを通信信号、すなわち、送信者が現在使用している通信サービスの信号にコーディングした後で送信する。
【0036】
ここで、前記通信信号は、音声通信のための音声信号である。よって、第2のブロック20で生成された感情データは、音声信号を伝送するために割り当てられた通話チャネルを通して送信されるが、通話チャネルのロードに影響を与えないように、音声通信を制御するために割り当てられた制御チャネルを通して送信されてもよい。このようなチャネルの使用は、通信システムのチャネル使用方式によって多様に変更することができる。
【0037】
その他に、前記通信信号は、画像通信のための画像信号、文字伝送のための短文メッセージ信号、パケット通信のためのパケット信号にもなる。すなわち、前記通信信号は、現在の両者間の通信がいかなるものであるかによって定められる。
【0038】
次いで、図1の第2のブロック20で生成される感情データは、送信者の感情状態を表す統計的数値である。すなわち、送信者の自律神経系作用を測定した値を入力とする関数の結果が感情データである。ここで使用する関数は、自律神経系作用による一般的な人の感情状態を適切に表現するように、実験によって実現される。
【0039】
例えば、感情データの統計的数値を1〜3に定め、1は、“興奮状態”、2は、“普通状態”、3は、“怒った状態”を表す数値であると仮定する。また、関数結果値が“1〜30”であると、感情データの数値“1”に対応し、関数結果値が“31〜60”であると、感情データの数値“2”に対応し、関数結果値が“61〜90”であると、感情データの数値“3”に対応すると仮定する。このとき、感情データを算出する関数に所定の入力値を代入して計算した結果が感情データの統計的数値のどの値に対応するかを確認することで、受信側に送信する感情データ値が計算される。
【0040】
図2は、本発明に係る受信側移動端末機の内部構成を示したブロック図である。
【0041】
図2に示すように、受信側移動端末機は、図1の送信側移動端末機から受信される信号から感情データを抽出する第4のブロック40と、この第4のブロック40で抽出された感情データに該当する感情状態を表出する第5のブロック50と、を含んで構成される。また、受信側移動端末機は、第4のブロック40で抽出された感情データの信号フォーマットを内部プロセッサーで解析可能な値に変更するブロック(図示せず)をさらに含む。
【0042】
また、受信側移動端末機は、第4のブロック40で抽出された感情データに該当する送信者の感情を検索するためのルック−アップテーブル60をさらに備える。
【0043】
ルック−アップテーブル60は、人の感情を一般化して数値化したものであり、人の多様な感情状態を統計的数値で予め計算して保存したものである。また、ルック−アップテーブル60は、多様な感情状態に対応する出力データを有する。これら出力データは、移動端末機の出力手段(移動端末機のディスプレイウィンドーおよび/またはスピーカー)を通して出力される。
【0044】
したがって、第5のブロック50は、第4のブロック40で抽出された感情データの値とルック−アップテーブル60の統計的数値とを比較して検索し、その比較結果に相応する値を検索して該当する感情状態を把握し、その該当する感情状態に対応する出力データを出力手段を通して出力する。
【0045】
例えば、ルック−アップテーブル60に保存された各感情状態による統計的数値を1〜3に定め、1は、“興奮状態”、2は、“普通状態”、3は、“怒った状態”を表す数値であると仮定する。このとき、第4のブロック40で抽出された感情データの値が“3”であると、第5のブロック50は、ルック−アップテーブル60を参照して送信者が“怒った状態”であると把握し、その“怒った状態”に対応する出力データを出力する。
【0046】
その結果、第5のブロック50は、ルック−アップテーブル60を参照して第4のブロック40で抽出された感情データに相応する感情状態をイメージ、テキストおよび音声のうちいずれか一つの形態で出力するか、または、抽出された感情データに相応する感情状態を、イメージ、テキストおよび音声のうち少なくとも一つ以上を組み合わせた形態で出力する。
【0047】
以下、ルック−アップテーブル60に保存された出力データをさらに詳しく説明する。
【0048】
1.イメージ−人の感情による顔表情(怒った顔、笑う顔、普通の顔など)を表す停止映像および/または動映像。
【0049】
2.テキスト−人の感情状態(怒る、楽しい、普通など)や嘘探知結果を表す文句(“今、嘘をついている”、“今、真実を言っている”などの真実性を表示する文句)。
【0050】
3.音声−人の感情状態や嘘探知結果を表現した声(合成音)。
【0051】
以上説明したように、本発明の送信側移動端末機は、現在通信中である送信者の感情をリアルタイムで送信し、受信側移動端末機は、通信中である送信者の現在の感情をリアタイムで把握する。
【0052】
図3は、本発明に係る送信側移動端末機を用いた感情収集、挿入および伝達手順を示したフローチャートである。
【0053】
図3に示すように、現在、送信側移動端末機は、受信側移動端末機と通信中である。このとき、送信側移動端末機は、送信者の生体情報を所定周期に収集する(S1)。
【0054】
ここで、生体情報は、送信者の通信時の生理的情報および送信者の現在のバイオリズム情報を含む。
【0055】
また、前記生理的情報は、送信者の通話時の自律神経系作用に関する情報であり、より詳しくは、送信側移動端末機で測定された送信者の体温、呼吸波、脈拍波、皮膚電気反射程度、血圧波および血流波である。
【0056】
また、現在のバイオリズム情報は、送信者が予め入力した生年月日に基づいて計算された情報である。
【0057】
その後、送信側移動端末機は、収集された生体情報を用いて、通信中である送信者の現在の感情状態を表す感情データを生成する(S2)。
【0058】
ここで、生成された感情データは、送信者の現在の感情状態を表す統計的数値である。
【0059】
次いで、送信側移動端末機は、生成された感情データを通信信号、すなわち、現在使用中である通信サービスの信号と一緒に送信する(S3)。また、本発明では、通信システムの多様化に適合するように、生成された感情データを、現在の通信サービスの信号と一緒に送信される信号フォーマットに変更する過程を追加できるが、これは選択的な過程である。
【0060】
現在、送信側移動端末機が音声通信サービスを使用している場合、その送信側移動端末機は、感情データを音声通信のための音声信号と一緒に送信する。特に、送信側移動端末機は、生成された感情データを、音声信号を伝送するために割り当てられた通話チャネルを通して送信するか、または、音声通信を制御するために割り当てられた制御チャネルを通して送信する。このようなチャネルの使用は、通信システムのチャネル使用方式によって多様に変更することができる。一方、送信側移動端末機が感情データを音声信号と一緒に送る方式の一例として、感情データを音声信号にコーディングして該当のチャネルを通して送信する。
【0061】
その他に、現在、送信側移動端末機が画像通信サービスを使用している場合、感情データを画像通信のための画像信号と一緒に送信する。また、現在、送信側移動端末機が短文メッセージサービスを使用している場合、感情データを文字伝送のための短文メッセージ信号と一緒に送信する。また、現在、送信側移動端末機がパケット通信サービスを使用している場合、感情データをパケット信号と一緒に送信する。一方、感情データは、現在、送信側移動端末機と受信側移動端末機とが使用している通信サービスによって多様な形態で送信される。
【0062】
図4は、本発明に係る受信側移動端末機を用いた感情表出手順を示したフローチャートである。
【0063】
図4に示すように、両者間の通信中である受信側移動端末機は、受信された信号から送信者の感情データを所定周期に抽出する(S10)。これは、両者間の通信中に送信者の現在の感情を表出するために行われる。
【0064】
次いで、受信側移動端末機は、抽出された感情データを多様な手段(ディスプレイウィンドーおよび/またはスピーカー)を通して表出する(S20)。このとき、表出される感情データは、送信者の現在の感情を表すイメージ、テキストおよび音声のうちいずれか一つの形態を有するか、または、送信者の現在の感情を表すイメージ、テキストおよび音声の少なくとも一つ以上の組合わせ形態を有する。
【0065】
以下、感情データの表出形態を詳しく説明する。
【0066】
1.イメージ−人の感情による顔表情(怒った顔、笑う顔、普通の顔など)を表す停止映像および/または動映像。
【0067】
2.テキスト−人の感情状態(怒る、楽しい、普通など)や嘘探知結果を表す文句(“今、嘘をついている”、“今、真実を言っている”などの真実性を表示する文句)。
【0068】
3.音声−人の感情状態や嘘探知結果を表現した声(合成音)。
【0069】
その他の例として、人の感情を一般化して多様な感情状態に該当する統計的数値と、多様な感情状態に対応する出力データと、を含むルック−アップテーブルを移動端末機に備えて使用する場合、受信側移動端末機は、抽出された感情データの値と予め備わったルック−アップテーブルの統計的数値とを比較して検索し、その比較結果に相応する値を検索して該当する感情状態を把握し、その該当する感情状態に対応する出力データを表出する。このとき、出力データは、前述した感情データの表出形態に該当する。
【0070】
なお、当業者であれば、本発明の技術思想から逸脱しない範囲で、多様な変更および修正が可能である。
【0071】
したがって、本発明の技術的範囲は、実施形態に記載された内容に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって定められるべきである。
【0072】
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。
【0073】
音声、画像、文字およびテキストなどを送受信するだけでなく、使用者の感情状態もリアルタイムで伝達できる移動端末機使用者の感情伝達および表出方法、並びにその通信システムを提供する。
【0074】
移動端末機使用者の生体情報を収集する段階と;前記生体情報を用いて、前記移動端末機使用者の感情を表す感情データを生成する段階と;前記生成された感情データを前記通信信号を通して送信する段階と;を含んで移動端末機使用者の感情伝達および表出方法を構成する。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明に係る送信側移動端末機の内部構成を示したブロック図である。
【図2】本発明に係る受信側移動端末機の内部構成を示したブロック図である。
【図3】本発明に係る送信側移動端末機を用いた感情収集、挿入および伝達手順を示したフローチャートである。
【図4】本発明に係る受信側移動端末機を用いた感情表出手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0076】
10 第1のブロック
11 生理状態収集部
12 バイオリズム生成部
20 第2のブロック
30 第3のブロック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動端末機使用者の生体情報を収集する段階と;
前記生体情報を用いて、前記移動端末機使用者の感情を表す感情データを生成する段階と;
前記生成された感情データを前記通信信号を通して送信する段階と;を含んで構成されることを特徴とする移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項2】
前記送信された通信信号から前記感情データを抽出する段階をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項3】
前記抽出された感情データに該当する前記移動端末機使用者の感情を表出する段階をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項2記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項4】
前記移動端末機使用者の感情は、イメージ、テキストおよび音声のうち少なくとも一つで表すことを特徴とする請求項3記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項5】
前記イメージは、人の感情による顔表情を表す停止映像および動映像のうちいずれか一つであることを特徴とする請求項4記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項6】
前記テキストは、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す文句であることを特徴とする請求項4記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項7】
前記音声は、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す合成音であることを特徴とする請求項4記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項8】
前記感情データは、前記移動端末機使用者の感情を表す統計的数値であることを特徴とする請求項1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項9】
他の移動端末機が前記送信された通信信号を受信する段階と、
前記他の移動端末機が前記受信された通信信号から前記感情データを抽出する段階と、
前記抽出された感情データを予め備わったルック-アップテーブル(look-up table)の感情別表出データと比較する段階と、
前記比較結果に基づき、前記抽出された感情データに該当する前記ルック-アップテーブルの表出データを出力する段階と、をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項10】
前記ルック-アップテーブルの表出データは、前記移動端末機使用者の感情を表すイメージ、テキストおよび音声のうち一つにより構成されることを特徴とする請求項9記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項11】
前記イメージは、人の感情による顔表情を表す停止映像および動映像のうちいずれか一つであることを特徴とする請求項10記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項12】
前記テキストは、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す文句であることを特徴とする請求項10記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項13】
前記音声は、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す合成音であることを特徴とする請求項10記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項14】
前記生体情報は、前記移動端末機使用者の通信時の生理的情報およびバイオリズム情報のうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項15】
前記生理的情報は、前記移動端末機使用者の自律神経系作用に関する情報であることを特徴とする請求項14記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項16】
前記生理的情報は、前記移動端末機使用者の移動端末機から測定された前記移動端末機使用者の体温、呼吸波、脈拍波、皮膚電気反射程度、血圧波および血流波のうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項14記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項17】
前記通信信号は、音声通信のための音声信号であることを特徴とする請求項1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項18】
前記感情データは、前記音声信号を伝送するために割り当てられた通話チャネルを通して送信することを特徴とする請求項17記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項19】
前記感情データは、前記音声信号にコーディングすることを特徴とする請求項18記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項20】
前記感情データは、前記音声通信を制御するために割り当てられた制御チャネルを通して送信することを特徴とする請求項17記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項21】
前記通信信号は、画像通信のための画像信号、文字伝送のための短文メッセージ信号およびパケット通信のためのパケット信号のうちいずれか一つであることを特徴とする請求項1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項22】
前記送信された感情データを他の移動端末機が受信する段階と、
前記他の移動端末機が前記受信された感情データに基づいて前記移動端末機使用者の感情を表出する段階と、をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項23】
前記生体情報は、両者間の通信中に収集されることを特徴とする請求項1記載の移動端末機使用者の感情伝達および表出方法。
【請求項24】
両者間の通信中である移動端末機使用者の少なくとも一つの生体情報を収集する第1のブロックと、前記少なくとも一つの生体情報を用いて、前記移動端末機使用者の感情を表す感情データを生成する第2のブロックと、前記感情データを通信信号と一緒に送信する第3のブロックと、から構成される送信側移動端末機と;
前記送信側移動端末機から受信される通信信号から前記感情データを抽出する第4のブロックと、前記抽出された感情データに該当する感情を表出する第5のブロックと、から構成される受信側移動端末機と;を含んで構成されることを特徴とする感情伝達のための通信システム。
【請求項25】
前記第1のブロックは、前記移動端末機使用者の生理的情報を抽出する生理状態収集部と、前記移動端末機使用者の予め入力された生年月日に基づいてバイオリズムを計算するバイオリズム生成部と、を含んで構成されることを特徴とする請求項24記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項26】
前記生理状態収集部は、前記移動端末機使用者の自律神経系作用を測定する手段を少なくとも一つ以上備えることを特徴とする請求項25記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項27】
前記生理状態収集部は、前記移動端末機使用者の体温を測定する第1の手段と、前記移動端末機使用者の呼吸波を測定する第2の手段と、前記移動端末機使用者の脈拍波を測定する第3の手段と、前記移動端末機使用者の皮膚電気反射程度を測定する第4の手段と、前記移動端末機使用者の血圧波を測定する第5の手段と、前記移動端末機使用者の血流波を測定する第6の手段と、を備えることを特徴とする請求項25記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項28】
前記感情データは、前記移動端末機使用者の感情を表す統計的数値であることを特徴とする請求項24記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項29】
前記第3のブロックは、前記感情データを前記通信信号にコーディングすることを特徴とする請求項24記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項30】
前記通信信号は、音声通信のための音声信号であることを特徴とする請求項24記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項31】
前記感情データは、前記音声信号を伝送するために割り当てられた通話チャネルを通して送信することを特徴とする請求項30記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項32】
前記感情データは、前記音声通信を制御するために割り当てられた制御チャネルを通して送信することを特徴とする請求項30記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項33】
前記通信信号は、画像通信のための画像信号、文字伝送のための短文メッセージ信号およびパケット通信のためのパケット信号のうちいずれか一つであることを特徴とする請求項24記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項34】
前記受信側移動端末機は、前記抽出された感情データに該当する前記移動端末機使用者の感情を検索するために、人の感情を数値化したルック-アップテーブルをさらに備えることを特徴とする請求項24記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項35】
前記受信側移動端末機は、人の多様な感情を統計的数値で予め計算して保存したルック-アップテーブルをさらに備えることを特徴とする請求項24記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項36】
前記第5のブロックは、前記第4のブロックから抽出された感情データの値を前記ルック-アップテーブルで比較・検索し、その比較検索結果に相応する感情を出力することを特徴とする請求項35記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項37】
前記第5のブロックは、前記感情を、イメージ、テキストおよび音声のうち少なくとも一つ以上を組み合わせた形態で出力することを特徴とする請求項24記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項38】
前記イメージは、人の感情による顔表情を表す停止映像および動映像のうちいずれか一つであることを特徴とする請求項37記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項39】
前記テキストは、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す文句であることを特徴とする請求項37記載の感情伝達のための通信システム。
【請求項40】
前記音声は、人の感情および嘘探知結果のうち少なくとも一つ以上を表す合成音であることを特徴とする請求項37記載の感情伝達のための通信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−5945(P2006−5945A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−178639(P2005−178639)
【出願日】平成17年6月17日(2005.6.17)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】