説明

移動経路表示装置

【課題】現在における移動体の現在位置と、過去に通った移動経路又は予め設定された移動経路における出発地点からの経過時間に対応する移動体の仮想位置とを、地図上で同時に比較することができる移動経路表示装置を提供する。
【解決手段】移動経路表示装置100において、記憶媒体51は、第1地点から第2地点までの移動経路と、第1地点から第2地点までの移動に要する時間情報と、を対応づけた移動情報を記憶し、算出手段(CPU61、算出プログラム64d)は、記憶媒体51に記憶される移動情報に基づいて、移動経路表示装置100が、第1地点を出発してからの経過時間に対応する仮想位置を算出し、表示制御手段(CPU61、表示制御プログラム64e)は、表示部3により表示される地図上に、移動経路表示装置100の現在位置を表示させるとともに、算出された仮想位置を表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動経路表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)等を利用して現在位置を測位する技術が実用化されている。
現在位置測位技術を利用したものとして、例えば、特許文献1には、利用者が移動端末を携帯して所望の地点において自位置の測定を行い、その位置情報を移動履歴情報作成装置に送信し、移動履歴情報作成装置において、移動端末の位置情報を地図上に示した移動履歴情報を作成する移動履歴情報提供方法が開示されている。これによれば、利用者は、自分がどのような経路を辿ったのかを確認することができる。また、特許文献2においても、端末の移動履歴を記録する移動経路表示システムが開示されている。
【特許文献1】特開2001−264086号公報
【特許文献2】特開2001−194177号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、登山やハイキング、マラソン、競歩、ウォーキング等を行う利用者の間では、移動経路における今回の移動ペースを、過去の移動ペースや、他人の移動ペースと比較したいというニーズがある。しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2の技術では、このような利用者のニーズに応えることはできなかった。
【0004】
本発明の課題は、現在における移動体の現在位置と、移動経路における出発地点からの経過時間に対応する移動体の仮想位置とを、地図上で同時に比較することができる移動経路表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、移動経路を表示する、携帯可能な移動経路表示装置において、
当該移動経路表示装置の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
地図情報を表示する地図情報表示手段と、
第1地点から第2地点までの移動経路と、第1地点から第2地点までの移動に要する時間情報と、を対応づけた移動情報を記憶する、装置本体に対して着脱自在な移動情報記憶手段と、
計時手段と、
当該移動経路表示装置が移動した移動経路と、前記計時手段により計時された当該移動経路表示装置が移動に要した時間情報とを対応付けて、前記移動情報記憶手段に記憶させる移動情報記憶制御手段と、
前記移動情報を作成する移動情報作成手段と、
前記移動情報記憶手段により記憶される移動情報に基づいて、当該移動経路表示装置が前記第1地点を出発してからの経過時間に対応する仮想位置を算出する算出手段と、
前記地図情報表示手段により表示される地図上に、前記現在位置検出手段により検出される当該移動経路表示装置の現在位置を表示させるとともに、前記算出手段により算出された仮想位置を表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、移動経路を表示する移動経路表示装置において、
当該移動経路表示装置の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
地図情報を表示する地図情報表示手段と、
第1地点から第2地点までの移動経路と、第1地点から第2地点までの移動に要する時間情報と、を対応づけた移動情報を記憶する移動情報記憶手段と、
前記移動情報記憶手段により記憶される移動情報に基づいて、当該移動経路表示装置が前記第1地点を出発してからの経過時間に対応する仮想位置を算出する算出手段と、
前記地図情報表示手段により表示される地図上に、前記現在位置検出手段により検出される当該移動経路表示装置の現在位置を表示させるとともに、前記算出手段により算出された仮想位置を表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の移動経路表示装置において、計時手段と、
当該移動経路表示装置が移動した移動経路と、前記計時手段により計時された当該移動経路表示装置が移動に要した時間情報とを対応付けて前記移動情報記憶手段に記憶させる移動情報記憶制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の移動経路表示装置において、前記移動情報を作成する移動情報作成手段を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の移動経路表示装置において、前記移動情報記録手段は、装置本体に対して着脱自在であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、計時手段が備わるとともに、現在位置検出手段により、移動経路表示装置の現在位置が検出され、地図情報表示手段により、地図情報が表示され、装置本体に対して着脱自在な移動情報記憶手段により、第1地点から第2地点までの移動経路と、第1地点から第2地点までの移動に要する時間情報と、を対応づけた移動情報が記憶され、移動情報記憶制御手段により、当該移動経路表示装置が移動した移動経路と、計時手段により計時された移動経路表示装置が移動に要した時間情報とが対応付けられて、移動情報記憶手段に記憶され、移動情報作成手段により、移動情報が作成され、算出手段により、移動情報記憶手段により記憶される移動情報に基づいて、移動経路表示装置が第1地点を出発してからの経過時間に対応する仮想位置が算出され、表示制御手段により、地図情報表示手段により表示される地図上に、現在位置検出手段により検出される当該移動経路表示装置の現在位置が表示されるとともに、算出手段により算出された仮想位置が表示される。
したがって、現在における移動体の現在位置と、過去に通った移動経路又は予め設定された移動経路における出発地点からの経過時間に対応する移動体の仮想位置とを、地図上で同時に比較することができる移動経路表示装置を提供することができる。具体的には、移動経路表示装置を携帯して移動経路を移動することにより、移動経路における移動の履歴を記憶することができることとなって、現在における移動体の現在位置と、過去の移動の履歴に基づく移動体の仮想位置とを、地図上で同時に比較できることとなる。また、所望の移動情報を作成することが可能となって、現在における移動体の現在位置と、作成した移動情報に基づく移動体の仮想位置とを、地図上で同時に比較できることとなる。さらに、移動情報記録手段は、装置本体に対して着脱自在であるため、ユーザは、所望の移動情報が記憶された移動情報記録手段を用いることにより、現在における移動体の現在位置と、移動情報記録手段に記憶された所望の移動情報に基づく移動体の仮想位置と、地図上で同時に比較することが可能となる。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、現在位置検出手段により、移動経路表示装置の現在位置が検出され、地図情報表示手段により、地図情報が表示され、移動情報記憶手段により、第1地点から第2地点までの移動経路と、第1地点から第2地点までの移動に要する時間情報と、を対応づけた移動情報が記憶され、算出手段により、移動情報記憶手段により記憶される移動情報に基づいて、移動経路表示装置が第1地点を出発してからの経過時間に対応する仮想位置が算出され、表示制御手段により、地図情報表示手段により表示される地図上に、現在位置検出手段により検出される当該移動経路表示装置の現在位置が表示されるとともに、算出手段により算出された仮想位置が表示される。
したがって、現在における移動体の現在位置と、過去に通った移動経路又は予め設定された移動経路における出発地点からの経過時間に対応する移動体の仮想位置とを、地図上で同時に比較することができる移動経路表示装置を提供することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、計時手段が備わるとともに、移動情報記憶制御手段により、移動経路表示装置が移動した移動経路と、計時手段により計時された移動経路表示装置が移動に要した時間情報とが対応付けられて移動情報記憶手段に記憶される。
したがって、移動経路表示装置とともに移動経路を移動することにより、移動経路における移動の履歴を記憶することができることとなって、現在における移動体の現在位置と、過去の移動の履歴に基づく移動体の仮想位置とを、地図上で同時に比較できることとなる。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、移動情報作成手段により、移動情報が作成される。
したがって、所望の移動情報を作成することが可能となって、現在における移動体の現在位置と、作成した移動情報に基づく移動体の仮想位置とを、地図上で同時に比較できることとなる。
【0014】
請求項5に記載の発明によれば、請求項2〜4の何れか一項に発明の効果が得られるのは無論のこと、移動情報記録手段は、装置本体に対して着脱自在である。
したがって、ユーザは、所望の移動情報が記憶された移動情報記録手段を用いることにより、現在における移動体の現在位置と、移動情報記録手段に記憶された所望の移動情報に基づく移動体の仮想位置と、地図上で同時に比較することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明を行う。
【0016】
まず、本実施形態の移動経路表示装置100の要部構成について、図1を参照しながら説明する。
移動経路表示装置100は、例えば、図1に示すように、現在位置検出手段としての現在位置検出部1、通信部2、地図情報表示手段としての表示部3、入力部4、制御部6等を備え、車両等に搭載する他、ユーザが携帯することも可能であり、登山やハイキング、マラソン、競歩等の際に持ち運ぶことができるように構成されている。
【0017】
現在位置検出部1は、例えば、移動経路表示装置100の絶対座標を検出するGPS測位部等から構成され、移動経路表示装置100自身の現在位置情報を検出し、検出した現在位置情報に基づく現在位置検出信号を制御部6に出力する。
具体的には、GPS測位部は、例えば、位置が既知である複数(例えば、少なくとも3つ)の人工衛星からの電波をGPSアンテナ(図示省略)により受信し、各人工衛星から受信した電波の到達時間から、各人工衛星からの移動経路表示装置100までの距離を算出し、各人工衛星からの距離の交点の緯度・経度データを特定する。
【0018】
通信部2は、例えば、図示しない情報提供装置とネットワーク接続されており、ネットワークを介して情報提供装置から送信された地図情報等の各種情報を受信する。
【0019】
表示部3は、例えば、図2に示すように、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイを備えて構成され、制御部6からの制御に応じて、地図情報その他の各種情報を当該ディスプレイに表示させる。
【0020】
入力部4は、例えば、文字/数字キー、各種機能キー、表示部3と一体的に構成されたタッチパネル等から構成され、ユーザによるキーの押下に基づくキー押下信号を制御部6に出力するとともに、タッチパネルにおいてユーザによりタッチ操作が行われると、当該タッチ操作された座標を算出し、算出した座標に基づく押下信号を制御部6に出力する。
具体的には、入力部4には、例えば、図2に示すように、表示部3に各種地図情報を表示させるための地図表示キー4a、表示部3に表示された地図情報の拡大・縮小を行う拡大キー4b及び縮小キー4c、表示部3に表示された地図情報のスクロール操作等を行うための8方向(上・右上・右・右下・下・左下・左・左上)キー4d、移動履歴記憶処理(後述)を開始/終了するための移動履歴記憶キー4e、移動情報作成処理(後述)を開始/終了するための移動情報作成キー4f、移動比較処理(後述)を開始/終了するための移動比較キー4g、移動履歴記憶処理又は移動情報作成処理において、表示部3に表示されたマークMの位置を始点又は終点として設定するための始点・終点設定キー4h、移動比較処理において始点の出発時又は終点の到着時に押下するためのスタート・ストップキー4i、表示部3に表示されたマークMの位置を、経由地として設定するための経由地設定キー4j等が備わる。また、時間情報を表示するウィンドウ及び当該ウィンドウに表示された時間情報をアップ/ダウンすることにより、出発地点を出発してかの経過時間を指定するためのアップ/ダウンキーから構成される経過時間指定エリア4kが設けられている。
【0021】
装填部5は、例えば、メモリカード等の記憶媒体(移動情報記憶手段)51を装填するメモリカードスロット等により構成されている。
記憶媒体51は、装填部5に装填されることにより、装置本体に対して着脱自在に接続される。当該記憶媒体51は、移動情報記憶制御プログラム64b(後述)の実行による移動履歴記憶処理において、移動経路表示装置100を携帯するユーザの移動に基づく移動情報を記憶するとともに、移動情報作成プログラム64c(後述)の実行による移動情報作成処理において、ユーザの作成した移動情報を記憶する。そして、移動情報表示制御プログラム64e(後述)の実行による移動比較処理において、記憶媒体51に記憶されたこれらの移動情報に基づいて、移動経路表示装置100を携帯するユーザの現在位置とともに、当該現在の移動経路表示装置100が始点(第1地点)を出発してからの経過時間に対応する、移動情報における仮想位置が、表示部3に表示されることとなる。
この移動情報は、始点(第1地点)から終点(第2地点)までの移動経路と、出発地点から目的地点までの移動に要する時間情報を対応づけた情報であり、後述の移動情報記憶制御プログラム64b及び移動情報作成プログラム64cの説明において詳述する。
【0022】
制御部6は、CPU(Central Processing Unit)61、計時手段としてのRTC(Real Time Clock)62、メモリ部63、ROM(Read Only Memory)64等を備えて構成されている。
【0023】
CPU61は、移動経路表示装置100の各部から入力された入力信号等に応じて、ROM64に格納された各種プログラムを実行するとともに、実行にかかるプログラムに基づいて各部に出力信号を出力することにより、移動経路表示装置100の動作全般を統括制御する。
【0024】
RTC62は、現在時刻や経過時間等の時間データを計時して、計時した時間データをCPU61に対して出力する。
【0025】
メモリ部63は、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリからなるワークエリア631を備えており、CPU61によって各種プログラムが実行される際に生じる処理結果や、入力されたデータ等をこのワークエリア631に記憶させる。
【0026】
また、メモリ部63は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)等の不揮発性メモリからなるデータエリア632を備えている。データエリア632は、例えば、地図情報DB632a等を記憶している。
【0027】
地図情報DB632aは、例えば、種類や縮尺の異なる地図情報を階層構造で格納する。地図情報DB632aには、ノード情報、リンク情報から構成される道路情報の他、施設情報、店舗情報、建物情報、住所情報、公園情報、鉄道情報、地形情報等が含まれる。
なお、地図情報DB632aに格納されるこれらの情報は、通信部2により、ネットワークを介して情報提供装置(図示省略)からダウンロードした最新の地図情報に随時更新されるようになっている。
【0028】
ROM64は、例えば、不揮発性メモリから成るプログラム格納エリアを有しており、現在位置検出プログラム64a、移動情報記憶制御プログラム64b、移動情報作成プログラム64c、算出プログラム64d、表示制御プログラム64e等を記憶している。
【0029】
現在位置検出プログラム64aは、例えば、CPU61に、移動経路表示装置100の現在位置を検出する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU61は、GPS測位部等から構成される現在位置検出部1に、移動経路表示装置100自身の現在位置情報を取得させ、当該現在位置検出部1から出力される現在位置検出信号に基づいて、移動経路表示装置100の現在位置としての座標(緯度・経度)を特定する。
CPU61は、かかる現在位置検出プログラム64aを実行することにより、現在位置検出部1とともに現在位置検出手段として機能する。
【0030】
移動情報記憶制御プログラム64bは、例えば、CPU61に、移動経路表示装置100が移動した移動経路と、RTC62により計時された移動経路装置が移動に要した時間情報とを対応付けて、移動情報記憶手段としての記憶媒体51に記憶させる機能を実現させるためのプログラムである。
当該移動情報記憶制御プログラム64bの実行により、移動情報を記憶する移動履歴記憶処理が実現される。
【0031】
ここで、例えば、移動経路表示装置100を携帯するユーザが、図3において実線で示す点AB間のルートAを移動して、その移動の履歴を移動情報として記憶する場合について説明する。
まず初めに、CPU61は、ユーザによる移動履歴記憶キー4eの押下に基づいて、移動履歴記憶処理を開始する。次に、ユーザが、始点としたい点Aにおいて、始点・終点設定キー4hを押下すると、CPU61は、現在位置検出部1に移動経路表示装置100の現在位置を検出させるとともに、RTC62に現在時刻を計時させ、点Aの位置情報としての座標(緯度・経度)と、当該位置情報の検出時の時間情報とを対応づけて記憶媒体51に記憶させ、点Aを始点として設定する。
その後、ユーザは、始点として設定された点Aから出発し、点AB間のルートAを移動する。CPU61は、始点の設定後、所定の時間間隔で(例えば、60秒毎に)、現在位置検出部1により検出される移動経路表示装置100の現在位置の位置情報と、その位置情報を検出した時間情報と対応づけて記憶媒体51に記憶させる。これにより、例えば、ユーザが点AB間を移動する際に経由した点c〜点jの座標が、当該座標検出時の時間情報とともに経由地として記憶されることとなる。
そして、ユーザが、終点としたい点Bに到達して、再び、始点・終点設定キー4hを押下すると、CPU61は、現在位置検出部1に移動経路表示装置100の現在位置を検出させるとともに、RTC62に現在時刻を計時させ、点Bの位置情報としての座標と、当該座標検出時の時間情報とを対応づけて記憶媒体51に記憶させ、点bを終点として設定する。
【0032】
終点が設定されると、さらに、CPU61は、始点から終点までの位置情報と時間情報が記憶された移動情報を一つのファイルとし、ファイル番号(例えば、「A001」)を付して、ファイルの作成日時とともに所定の記憶領域に記憶する。これにより、点AB間のルートAにおけるユーザの移動履歴が記憶媒体51に記憶されることとなる。
【0033】
図4は、移動履歴記憶処理の実行により、記憶媒体51に記憶された移動情報を例示する図である。図4に例示する移動情報には、ファイル番号「A001」が付されており、ユーザが、点Aを始点として出発し、点c〜jを経由して、終点としての点Bに到達したことが、各点の座標と当該座標検出時の時刻データとともに記憶されている。
CPU61は、かかる移動情報記憶制御プログラム64bを実行することにより、移動情報記憶制御手段として機能する。
【0034】
移動情報作成プログラム64cは、例えば、CPU61に、移動情報を作成する機能を実現させるためのプログラムである。当該移動情報作成プログラム64cを実行することにより、移動情報作成処理が実現される。
当該移動情報作成プログラム64cの実行により、ユーザに移動情報を作成させる移動情報作成処理が実現される。
【0035】
ここで、例えば、ユーザが、図3において点線で示す点AB間のルートBを対象として、移動情報を作成する場合について説明する。
まず初めに、CPU61は、ユーザによる移動情報作成キー4fの押下に基づいて、移動情報作成処理を開始し、表示部3に移動情報作成画面を表示させる。そして、ユーザによる入力部4におけるキー操作に基づいて、地図情報DB632aから地図情報を検索し、検索された地図情報を表示部3に表示させる。
ユーザは、ルートBを含む所望の地図情報が表示部3に表示されると、8方向キー4dを操作して、始点として設定したい点AにマークMを移動させ、始点・終点設定キー4hを押下する。このとき、経過時間指定エリア4kには、「00:00」が表示されている。始点・終点設定キー4hの押下を検出すると、CPU61は、地図情報におけるマークMの位置情報としての座標を検出して、検出された座標を、経過時間指定エリア4kに表示されている経過時間「00:00」と対応づけて記憶媒体51に記憶させ、点Aを始点として設定する。
【0036】
次に、ユーザは、経過時間指定エリア4kのアップ/ダウンキーを操作して時間表示エリアに表示される経過時間を任意の時間だけ進め、始点から次の経由地に到達するまでの経過時間を指定するとともに(例えば、「02:30」)、8方向キー4dを操作して、経由地として設定したい点kにマークMを移動させ、経由地設定キー4jを押下する。すると、CPU61は、地図情報におけるマークMの座標を検出して、当該座標を、経過時間指定エリア4kに表示されている経過時間「02:30」と対応づけて記憶媒体51に記憶させ、点kを経由地として設定する。その後、このような処理が点l〜nを対象として繰り返されると、点l〜nが経由地として設定される。さらに、ユーザが、終点として設定したい点BにマークMを移動させ、始点・終点設定キー4hを押下すると、点Bの座標が、経過時間指定エリア4kに表示されている経過時間(例えば、「08:00」)と対応付けられて記憶媒体51に記憶され、点Bが終点として設定される。
【0037】
終点が設定されると、さらに、CPU61は、始点から終点までの位置情報と時間情報が記憶された移動情報を一つのファイルとし、ファイル番号(例えば、「B002」)を付して、ファイルの作成日時とともに所定の記憶領域に記憶する。これにより、点AB間のルートBを対象としてユーザの作成した移動情報が記憶媒体51に記憶されることとなる。
CPU61は、かかる移動情報作成プログラム64cを実行することにより、移動情報作成手段として機能する。
【0038】
図5は、移動情報作成処理において表示部3に表示される移動情報作成画面を例示する図である。図5に示すように、移動情報作成画面には、地図情報DB632aから読み出された地図情報が表示されており、地図上における点A、点B、点l〜nの位置に、始点・経由地・終点が設定された旨が表示されている。
また、図6は、移動履歴記憶処理の実行により、記憶媒体51に記憶された移動情報を例示する図である。図6に例示する移動情報には、ファイル番号「B002」が付されており、点Aを始点、点k〜nを経由地、点Bを終点として、各点の座標と、始点を出発してから各点に到達するまでの経過時間データが記憶されている。
CPU61は、かかる移動情報記憶制御プログラム64bを実行することにより、移動情報記憶制御手段として機能する。
【0039】
算出プログラム64dは、例えば、CPU61に、移動情報記憶手段としての移動情報DB又は記憶媒体51により記憶される移動情報に基づいて、移動経路表示装置100が、始点(第1地点)を出発してからの経過時間に対応する仮想位置を算出する機能を実現させるためのプログラムである。
CPU61は、かかる算出プログラム64dを実行することにより、算出手段として機能する。
【0040】
表示制御プログラム64eは、例えば、CPU61に、表示部3により表示される地図上に、現在位置検出プログラム64aの実行により検出される当該移動経路表示装置100の現在位置を表示させるとともに、算出プログラム64dの実行により算出された仮想位置を表示させる機能を実現させるためのプログラムである。
CPU61は、かかる表示制御プログラム64eを実行することにより、表示制御手段として機能する。
【0041】
上述の算出プログラム64d及び表示制御プログラム64eの実行により、移動比較処理が実現される。
ここで、例えば、ユーザが、図3に点線で示す点AB間のルートBを移動しながら、ユーザの現在位置と、点AB間のルートAを移動経路とする過去の移動情報に基づく移動ペースと、を比較する場合について説明する。
まず、ユーザは、移動比較キー4gを押下する。すると、CPU61は、移動比較処理を開始して、記憶媒体51に記憶されている移動情報のファイル番号や作成日時等を、表示部3に表示させ、ユーザに、比較対象とする一又は複数の移動情報を選択させる。CPU61は、ユーザにより、比較対象の移動情報(例えば、ファイル番号「A001」)が選択されると、選択された移動情報を記憶媒体51から読み出すとともに、現在位置検出部1に移動経路表示装置100の現在位置を検出させ、当該移動情報が対象とする移動経路と、現在位置検出部1により検出される移動経路表示装置100の現在位置の双方を含む地図情報を地図情報DB632aから検索して、検索された地図情報を表示部3に表示させる。
その後、ユーザは、始点とする点Aにおいてスタート・ストップキー4iを押下して、点Aから出発する。CPU61は、ユーザによるスタート・ストップキー4iの押下操作を検出すると、現在位置検出部1に移動経路表示装置100の現在位置を検出させる処理を開始させるとともに、表示部3に表示された地図上における検出された現在位置に、現在のユーザの位置を擬似体として示すアイコンPを表示させる。
さらに、CPU61は、始点である点Aにおいてスタート・ストップキー4iが押下されてからの経過時間をRTC62に計時させ、記憶媒体51から読み出された移動情報に基づいて、当該現在の移動経路表示装置100が始点を出発してからの経過時間に対応する当該移動情報における仮想位置の座標を逐次算出する。そして、表示部3に表示された地図上における算出された仮想位置に、過去の移動ペースを示すアイコンRを表示させる。
ユーザは、ルートBを移動して、目的地としたい点Bに到達すると、スタート・ストップキー4iを押下し、これにより、移動比較処理が終了する。
【0042】
図7は、図3の点AB間のルートAを移動経路とする過去の移動履歴を比較対象とする移動比較処理において、ユーザが、図3の点AB間のルートBを移動する場合に、表示部3に表示される移動比較画面を例示する図である。図7に示すように、移動比較画面には、ルートA及びルートBを含む地図上に、移動経路表示装置100の現在位置を示すアイコンPが表示されるとともに、過去の移動情報に基づく仮想位置を示すアイコンRが表示されており、ユーザは、今回の移動のペースと、過去の移動のペースとを、地図上で同時に比較することができる。
【0043】
次に、例えば、ユーザが、図3に点線で示す点AB間のルートBを移動しながら、ユーザの現在位置と、点AB間のルートBを対象としてユーザの作成した移動情報に基づく移動ペースと、を比較する場合について説明する。
まず、ユーザは、移動比較キー4gを押下する。すると、CPU61は、移動比較処理を開始して、記憶媒体51に記憶されている移動情報のファイル番号や作成日時を、表示部3に表示させ、ユーザに、比較対象としたい移動情報を選択させる。CPU61は、ユーザにより、比較対象の移動情報(例えば、ファイル番号「B002」)が選択されると、選択された移動情報を記憶媒体51から読み出すとともに、現在位置検出部1に移動経路表示装置100の現在位置を検出させ、当該移動情報が対象とする移動経路と、現在位置検出部1により検出される移動経路表示装置100の現在位置の双方を含む地図情報を地図情報DB632aから検索して、検索された地図情報を表示部3に表示させる。
その後、ユーザは、始点とする点Aにおいてスタート・ストップキー4iを押下して、点Aから出発する。CPU61は、ユーザによるスタート・ストップキー4iの押下操作を検出すると、現在位置検出部1に移動経路表示装置100の現在位置を検出させる処理を開始するとともに、表示部3に表示された地図上における検出された現在位置に、現在のユーザの位置を擬似体として示すアイコンPを表示させる。
さらに、CPU61は、RTC62に、始点である点Aにおいてスタート・ストップキー4iが押下されてからの経過時間を計時させ、記憶媒体51から読み出された移動情報に基づいて、当該現在の移動経路表示装置100が始点を出発してからの経過時間に対応する当該移動情報における仮想位置の座標を逐次算出する。そして、表示部3に表示された地図上における算出された仮想位置に、過去の移動ペースを示すアイコンRを表示させる。
さらに、ユーザは、ルートBを移動して、目的地としたい点Bに到達すると、スタート・ストップキー4iを押下し、これにより、移動比較処理が終了する。
【0044】
図8は、図3の点AB間のルートBを移動経路とするユーザの作成した移動情報を比較対象とする移動比較処理において、ユーザが、図3の点AB間のルートBを移動する場合に、表示部3に表示される移動比較画面を例示する図である。図8に示すように、移動比較画面には、ルートBを含む地図上に、移動経路表示装置100の現在位置を示すアイコンPが表示されるとともに、ユーザの作成した移動情報に基づく仮想位置を示すアイコンSが表示されており、ユーザは、今回の移動のペースと、ユーザの作成した移動情報に基づく移動のペースとを、地図上で同時に比較することができる。
なお、記憶媒体51は装置本体に対して着脱自在であるため、ユーザは、所望の移動情報を選択して移動比較処理を行うことができる。例えば、自らの移動に基づく移動情報、別のユーザの移動に基づく移動情報、自ら作成した移動情報、別の者が作成した移動情報、他の移動経路表示装置100において記憶/作成された移動情報等の中から、最適なものを選択することが可能となる。
【0045】
以上説明した本実施形態における移動経路表示装置100によれば、RTC62が備わるとともに、現在位置検出プログラム64aの実行により、移動経路表示装置100の現在位置が検出され、地図情報表示部3により地図情報が表示され、装置本体に対して着脱自在な記憶媒体51により、第1地点から第2地点までの移動経路と、第1地点から第2地点までの移動に要する時間情報と、を対応づけた移動情報が記憶され、移動情報記憶制御プログラム64bの実行により、当該移動経路表示装置100が移動した移動経路と、RTC62により計時された移動経路表示装置100が移動に要した時間情報と、が対応付けられて、記憶媒体51に記憶され、移動情報作成プログラム64cの実行により、移動情報が作成される。また、算出プログラム64dの実行により、記憶媒体51により記憶される移動情報に基づいて、移動経路表示装置100が第1地点を出発してからの経過時間に対応する仮想位置が算出され、表示制御プログラム64eの実行により、表示部3により表示される地図上に、現在位置検出プログラム64aの実行により検出される当該移動経路表示装置100の現在位置が表示されるとともに、算出プログラム64dの実行により算出された仮想位置が表示される。
したがって、現在における移動体の現在位置と、過去に通った移動経路又は予め設定された移動経路における出発地点からの経過時間に対応する移動体の仮想位置とを、地図上で同時に比較することができる移動経路表示装置100を提供することができる。具体的には、移動経路表示装置100を携帯して移動経路を移動することにより、移動経路における移動の履歴を記憶することができることとなって、現在における移動体の現在位置と、過去の移動の履歴に基づく移動体の仮想位置とを、地図上で同時に比較できることとなる。また、所望の移動情報を作成することが可能となって、現在における移動体の現在位置と、作成した移動情報に基づく移動体の仮想位置とを、地図上で同時に比較できることとなる。さらに、記憶媒体51は、装置本体に対して着脱自在であるため、ユーザは、所望の移動情報が記憶された記憶媒体51を用いることにより、現在における移動体の現在位置と、移動情報記録手段に記憶された所望の移動情報に基づく移動体の仮想位置と、地図上で同時に比較することが可能となる。
【0046】
なお、本発明は、上記実施の形態に限られることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
【0047】
例えば、上記実施形態では、ユーザの実際の移動に基づいて記憶された移動情報を比較対象として、当該移動情報の移動経路(ルートA)とは異なる移動経路(ルートB)を移動する場合の移動比較処理について説明したが、移動情報と同一の経路を移動経路としても良い。また、同様に、ユーザの作成した移動情報を比較対象として、当該移動情報の移動経路(ルートB)と同一の移動経路(ルートB)を移動する場合の移動比較処理について説明したが、移動情報とは異なる経路を移動経路としても良い。
さらに、上記実施形態では、説明の便宜上、移動情報と同一地点(点A・点B)を始点・終点として移動比較処理を行う場合について説明したが、始点・終点はそれぞれ異なっていても良い。
【0048】
また、移動履歴記憶処理における始点・終点の設定は、表示部3に表示された地図上で、ユーザが点A・点Bの位置をポインティングすることにより、始点・終点が設定される構成であっても良く、また、地図上に表示されたマークの位置を始点・終点として設定したい位置に移動させて、始点・終点設定キー4hを押下することにより、始点・終点が設定される構成であっても良い。
また、移動履歴記憶処理における移動情報の記憶方法は、上記実施形態において示したものに限られず、例えば、移動経路表示装置100を携帯するユーザが所定の距離(例えば、10m)を移動する度に、位置情報と時間情報を記憶する構成であっても良い。
また、当該移動履歴記憶処理において位置情報とともに記憶される時間情報は、位置情報検出時の現在時刻データに限られることなく、始点からの経過時間であっても良く、また、各地点間のラップタイムであっても良い。
【0049】
また、移動情報作成処理における移動情報の作成方法は、上記実施形態において示したものに限られない。例えば、各経由地点における経過時間を指定せずに、終点に到達するまでの経過時間のみを指定することにより、一定の移動速度で移動を行う移動情報や、地形に応じた速度で移動を行う移動情報が作成されても良い。また、例えば、地図上で指定することにより各位置を指定するのではなく、座標(緯度・経度)を数値データで入力することにより、各位置を指定しても良い。
また、移動情報作成処理において、位置情報と対応づけて記憶する時間情報は、出発地点からの経過時間データに限られることなく、各地点間のラップタイムであっても良い。
【0050】
また、上記実施形態では、一の移動情報に基づいて移動比較処理を行う場合について説明したが、複数の移動情報に基づく移動比較処理が可能な構成であっても良い。
また、算出プログラム64d及び表示制御プログラム64eの実行による移動比較処理と同時に、移動情報記憶制御プログラム64bを実行して、移動情報を記憶可能な構成であっても良い。
【0051】
また、移動情報を記憶させる移動情報記憶手段としての記憶媒体51は、メモリカードに限られることなく、装置本体に着脱可能な他の記憶媒体(例えば、FD、MO、DVD等)であっても良い。また、装置本体に対して固定的に設けたもの(例えば、磁気テープ、ハードディスク等)であっても良い。
また、記憶/読出対象の移動情報記憶手段を、複数の移動情報記憶手段から選択できる構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本実施形態の移動経路表示装置の要部構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の移動経路表示装置に備わる表示部及び入力部を例示する図である。
【図3】移動経路を例示する図である。
【図4】移動履歴記憶処理の実行により、記憶媒体に記憶された移動情報を例示する図である。
【図5】移動情報作成処理において表示部に表示される移動情報作成画面を例示する図である。
【図6】移動履歴記憶処理の実行により、記憶媒体に記憶された移動情報を例示する図である。
【図7】表示部に表示される移動比較画面を例示する図である。
【図8】表示部に表示される移動比較画面を例示する図である。
【符号の説明】
【0053】
100 移動経路表示装置
1 現在位置検出手段(現在位置検出部)
3 表示部(地図情報表示手段)
51 記憶媒体(移動情報記憶手段)
61 CPU(現在位置検出手段、移動情報記憶制御手段、移動情報作成手段、算出手段、表示制御手段)
62 RTC(計時手段)
64a 現在位置検出プログラム(現在位置検出手段)
64b 移動情報記憶制御プログラム(移動情報記憶制御手段)
64c 移動情報作成プログラム(移動情報作成手段)
64d 算出プログラム(算出手段)
64e 表示制御プログラム(表示制御手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動経路を表示する、携帯可能な移動経路表示装置において、
当該移動経路表示装置の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
地図情報を表示する地図情報表示手段と、
第1地点から第2地点までの移動経路と、第1地点から第2地点までの移動に要する時間情報と、を対応づけた移動情報を記憶する、装置本体に対して着脱自在な移動情報記憶手段と、
計時手段と、
当該移動経路表示装置が移動した移動経路と、前記計時手段により計時された当該移動経路表示装置が移動に要した時間情報とを対応付けて、前記移動情報記憶手段に記憶させる移動情報記憶制御手段と、
前記移動情報を作成する移動情報作成手段と、
前記移動情報記憶手段により記憶される移動情報に基づいて、当該移動経路表示装置が前記第1地点を出発してからの経過時間に対応する仮想位置を算出する算出手段と、
前記地図情報表示手段により表示される地図上に、前記現在位置検出手段により検出される当該移動経路表示装置の現在位置を表示させるとともに、前記算出手段により算出された仮想位置を表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする移動経路表示装置。
【請求項2】
移動経路を表示する移動経路表示装置において、
当該移動経路表示装置の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
地図情報を表示する地図情報表示手段と、
第1地点から第2地点までの移動経路と、第1地点から第2地点までの移動に要する時間情報と、を対応づけた移動情報を記憶する移動情報記憶手段と、
前記移動情報記憶手段により記憶される移動情報に基づいて、当該移動経路表示装置が前記第1地点を出発してからの経過時間に対応する仮想位置を算出する算出手段と、
前記地図情報表示手段により表示される地図上に、前記現在位置検出手段により検出される当該移動経路表示装置の現在位置を表示させるとともに、前記算出手段により算出された仮想位置を表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする移動経路表示装置。
【請求項3】
計時手段と、
当該移動経路表示装置が移動した移動経路と、前記計時手段により計時された当該移動経路表示装置が移動に要した時間情報とを対応付けて前記移動情報記憶手段に記憶させる移動情報記憶制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の移動経路表示装置。
【請求項4】
前記移動情報を作成する移動情報作成手段を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の移動経路表示装置。
【請求項5】
前記移動情報記録手段は、装置本体に対して着脱自在であることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の移動経路表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−268006(P2008−268006A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−111908(P2007−111908)
【出願日】平成19年4月20日(2007.4.20)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】