説明

移動通信システム

【目的】限られた数の拡散符号を用いて通信チャネル数を増大することを可能としたCDMA方式の移動通信システムを提供する。
【構成】基地局と複数の移動局との間で符号分割多重(CDMA)を用いて通信を行う移動通信システムにおいて、基地局は拡散符号生成回路10から供給される複数の基地局で共通の拡散符号C1〜Cnを用いて乗算器11〜1nで情報系列S1〜Snを拡散し、これらの拡散した信号を加算器21で加算合成した後、送信タイミング調整回路22により各基地局毎に異なる基準シンボルタイミングで移動局へ送信する送信装置を有する。移動局は中心局の送信装置から送信される信号のうち当該移動局に対して予め定められた基準シンボルタイミングで送信されてきた一つの信号を受信し、この受信信号を送信装置で用いた拡散符号と同じ拡散符号を用いて逆拡散して元の情報系列を再生する受信装置を有する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動通信システムに係り、特に符号分割多重(CDMA)で通信を行う移動通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】符号分割多重(CDMA)方式は、同一周波数の下で送信すべき情報系列をチャネル毎に異なる拡散符号で拡散して多重化を行う通信方式であり、例えば文献1:ジャテック出版発行 R.C.Dixon著「スペクトラム拡散通信方式」にその詳細な構成・機能が記述されている。ここでは、直接拡散CDMAと呼ばれる方式について概要を説明する。
【0003】図7に、典型的なCDMA通信システムにおける送信装置の構成を示す。n個の情報系列S1,S2…,Snは乗算器11,12,…,1nに入力され、拡散符号生成回路2からの拡散符号C1,C2,…,Cnによってそれぞれ拡散される。乗算器11,12,…,1nの出力信号は、加算器3によって同じタイミングで合成されることにより、送信信号が生成される。
【0004】一方、受信側において受信された信号は、送信装置側で用いたのと同じ拡散符号C1,C2,…,Cnによって逆拡散され、元の情報系列S1,S2…,Snが生成される。
【0005】ここで、拡散符号C1,C2,…,Cnは通常、自己相関特性の良好な符号系列(相関をとる二つの符号系列の時間オフセットをτとすると、τ=0のところでのみ強い相関値をとり、他では相関値が小さい)で、かつ相互相関特性が良好な符号系列、すなわち他の拡散符号との相関が低い符号系列(相互相関値が任意の時間オフセットである一定値より小さい符号系列)が選ばれる。
【0006】一方、CDMA方式をマルチセルラ方式の移動通信システムに適用する場合、拡散符号を複数のセルで繰り返し利用する方式が提案されている(特公昭58−56290)。この方式によれば、使用できるチャネル数が増加し、加入者容量の増大を図ることができると考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したような自己相関特性および相互相関特性が良好であるという拡散符号の要求を満たす符号系列のクラスは少なく、また各クラスに含まれる拡散符号の数も少ない。従って、通信チャネル毎に異なる拡散符号を割り当てる従来のCDMA通信システムでは、使用できる通信チャネル数が少なく、加入者容量の大きい移動通信システムのような無線通信システムには適さないという欠点があった。
【0008】また、マルチセルラ方式の移動通信システムにおいて拡散符号を複数のセルで繰り返し利用する方式では、拡散符号を十分離れたセルでなく、隣接セルなどで繰り返し用いると、相互干渉により通信品質が劣化するため、加入者容量の増大には限界があった。
【0009】本発明の目的は、限られた数の拡散符号を用いて加入者容量の大きいCDMA方式の移動通信システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、基地局と複数の移動局との間で符号分割多重を用いて通信を行う移動通信システムにおいて、基地局は、複数の基地局で共通の拡散符号を用いて情報系列を拡散し、拡散した信号を各基地局毎に異なる送信タイミンングで移動局へ送信する送信装置を有することを基本的な特徴とする。
【0011】一方、移動局は中心局の送信装置から送信される信号のうち当該移動局に対して予め定められた送信タイミンングで送信されてきた一つの信号を受信し、この受信した信号を送信装置で用いた拡散符号と同じ拡散符号を用いて逆拡散して情報系列を得る受信装置を有することを特徴とする。
【0012】また、本発明は基地局の送信装置において複数の異なる拡散符号を用いて複数の情報系列をそれぞれ拡散し、拡散した信号を同一の送信タイミンングで移動局へ送信することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明は基地局を複数の地点に設置し、これら複数の基地局のうち空間的に離れた地点に位置する所定の少なくとも二つの基地局の送信装置で同一の送信タイミンングを使用することを特徴とする。
【0014】
【作用】このように本発明のCDMA移動通信システムでは、複数の基地局において共通の拡散符号を用いて情報系列をそれぞれ拡散した後、基地局毎に異なる送信タイミンングで複数の移動局へ送信する。この場合、基地局間の送信タイミンングの基準となる基準シンボルタイミング間隔をある程度以上の時間に選べば、複数の基地局で同じ拡散符号を使用しても相互干渉は生じない。これにより、共通の拡散符号を用いる基地局の数をNとすれば、同一の拡散符号に対してN個の独立した通信チャネルが形成される。
【0015】一方、各移動局では、送信されてきた信号のうち、当該移動局すなわち自局に対して予め定められた送信タイミンングで送信されてきた信号のみを受信し、これを送信装置で使用したのと同じ拡散符号を用いて逆拡散することで、元の情報系列が容易に再生される。
【0016】また、基地局の送信装置において複数の異なる拡散符号を用いれば、これらの拡散符号を同時に用いて複数の情報系列を同一の送信タイミンングで送信することができ、より多数の通信チャネルが得られる。
【0017】さらに、空間的に離れた地点に位置する二つの基地局の送信装置で同一の送信タイミンングを使用するという、送信タイミンングの空間的再利用を行うことにより、システム全体としてより多くの通信チャネルを使用することが可能となるため、通信容量すなわち加入者容量はより一層増大する。
【0018】
【実施例】(実施例1)図1は、基地局に設けられる送信装置の構成を示すブロック図であり、n台の移動局に対して同時に送信を行う送信装置について示している。
【0019】この送信装置は、拡散符号生成回路10、乗算器11,12,…,1n、加算器21、送信タイミング調整回路22、制御部23および同期タイミング発生回路24からなる。拡散符号生成回路10は、情報系列S1,S2,…,Snにそれぞれ同期して拡散符号C1,C2,…,Cnを生成する。乗算器11,12,…,1nは、情報系列S1,S2,…,Snに拡散符号生成回路10から供給される拡散符号C1,C2,…,Cnをそれぞれ乗じることにより情報系列S1,S2,…,Snを拡散する処理を行う。加算器21は、乗算器11,12,…,1nの出力信号を加算して合成する。送信タイミング調整回路22は、同期タイミング発生回路24から供給される同期タイミング(基準タイミング)を基に、制御部23から指示された基準シンボルタイミングで加算器21の出力信号を送信するように送信タイミングを調整するものである。
【0020】次に、この送信装置の動作を説明する。送信すべき情報系列S1,S2,…,Snは、乗算器11,12,…,1nにおいて拡散信号生成回路10からの拡散符号C1,C2,…,Cnによりそれぞれ拡散された後、加算器21で加算合成される。加算器21の出力信号は、送信タイミング調整回路22によって送信タイミングが調整されることにより、送信信号が生成される。生成された送信信号は、図示しない送信回路部より出力され、無線回線を経てn台の移動局へ向けて送信される。ここで、送信タイミングは基準シンボルタイミングが複数の基地局同士で互いに一致しないように調整される。
【0021】図2に、各基地局における基準シンボルタイミングの設定例を示す。同図に示すように、情報系列の1シンボル長Tsの期間内に複数の基準シンボルタイミングT1,T2,…,TNを設定し、各基準シンボルタイミングの基準タイミングAからの遅延量を基地局毎に送信タイミング調整回路22で与える。すなわち、基地局1はT1のタイミング、基地局2はT2のタイミング、そして基地局NはTNのタイミングでそれぞれ送信を行う場合、基準タイミングAに対してT1はd1、T2はd2、そしてTNはdNなる遅延量を持つ。これらの基準シンボルタイミングT1,T2,…,TNの間隔は、移動局の受信におけるディレイスプレッドとガードタイムの和に相当する値程度に設定される。
【0022】本実施例によると、図3に示すように各基地局1,2,…,Nで共通の拡散符号C1〜Cnを使用することが可能であり、これによって使用可能な通信チャネル数を格段に増加させることができる。さらに、このように各基地局で共通の拡散符号を使用できることは、拡散符号マネジメントが簡単あるいは不要であるという、システム構築上大きな利点ともなる。
【0023】図4は、図1の送信装置から送信される信号を受信するための、n台の移動局にそれぞれ設けられる受信装置の構成を示すブロック図であり、相関器としてマッチドフィルタを用いた例である。この受信装置はマッチドフィルタ41、復調器42、基準シンボルタイミング抽出回路43および制御部44からなる。マッチドフィルタ41は、制御部44から与えられた拡散符号と受信信号との相関を検出する。基準シンボルタイミング抽出回路43は、マッチドフィルタ41の相関出力から自局に対する信号の基準シンボルタイミングを抽出し、そのタイミングを復調器42に通知する。
【0024】復調器42は、マッチドフィルタ41の出力と基準シンボルタイミング抽出回路43の出力とから元の情報系列Si(i=1,2,…,n)を再生する。復調器42としては、例えば文献2:U.Grob,A.L.Welti,E.Zollinger,R.Kung and H.Kaufmann,"Microcellular Direct-Sequence Spread-Spectrum Radio System Using N-Path RAKE Receiver",IEEE JSAC,Vol.SAC-8,No.5,pp.772-780,June,1990に記載されたRAKE復調器を用いることができる。
【0025】制御部44は、マッチドフィルタ41に拡散符号を与えると共に、基準シンボルタイミング抽出回路43に対して基準シンボルタイミング抽出時に自局情報を与える。
【0026】次に、この移動局に設けられる受信装置の動作を説明する。受信信号、すなわち図1に示した構成の基地局における送信装置から送信され、図4に示した受信装置で受信された信号は、まずマッチドフィルタ41に入力される。マッチドフィルタ41は、制御部44から図1の送信装置において拡散符号生成回路10で生成された拡散符号と同一の拡散符号が与えられており、この拡散符号と受信信号との相関をとることで逆拡散処理を行って相関出力を発生する。
【0027】図5は、マッチドフィルタ41の相関出力の一例であり、横軸は時間、縦軸は相関出力の絶対値である。前述したように図4の受信装置の受信信号、すなわち図1の送信装置から出力される送信信号は、基地局毎に基準シンボルタイミングがT1〜TNのようにオフセットされて送信されているので、基準シンボルタイミングT1〜TNに対応する時間位置において相関値の大きいところが検出される。
【0028】基準シンボルタイミング抽出回路43は、制御部44から予め自局に対して送信される信号の基準シンボルタイミングに関する情報、例えば図2における基準タイミングAと該タイミングAから基準シンボルタイミングTi(i=1,2,…,n)までの時間長の情報が知らされており、この情報に従いマッチドフィルタ41の出力から自局が受信すべき基準シンボルタイミングを認識する。そして基準シンボルタイミング抽出回路43は、この基準シンボルタイミングが到来したことを検出すると、それを復調器42へ通知する。復調器42は、基準シンボルタイミング抽出回路43から通知された自局の基準シンボルタイミングでのマッチドフィルタ41の出力から、自局に対する情報系列Siを再生する。
【0029】拡散符号を用いた直接拡散−符号分割多重(DS−CDMA)方式では、同一の拡散符号系列を持つ複数の移動局への信号を同時に送信しても、それらのディレイプロファイルが重ならなければ、各移動局において受信すべきプロファイルの部分のみを取り込んで情報系列を再生することができる。このことは、マルチセルラ方式の移動通信システムにおける隣接セル等、接近した基地局同士で同じ拡散符号を用いても、基準シンボルタイミングが重ならなければ各チャネルの情報系列を独立に復調、復号できることを意味する。
【0030】従って、本実施例のようにN個の基地局で基準シンボルタイミングを異ならせて設定すれば、一つの拡散符号を各セルで共用でき、N個分の独立した通信チャネルが得られる。これにより、自己相関特性および相互相関特性の良い限られた数の拡散符号を用いて、従来のN倍の通信チャネルを得ることができることになり、加入者容量の大きいCDMA移動通信システムを実現することができる。
【0031】なお、復調器32としては、例えば文献3:Akihiro Higashi,Tadashi Matsumoto,"BER Performance of Adaptive RAKE Diversity(ARD)in DPSK DS/CDMA Mobile Radio",信学技報,SST92-16,1992年6 月や、特願平4−83947「スペクトラム拡散受信機」に記載されたARD受信機を用いることも可能である。このARD受信機を用いると、ディレイプロファイルの重なりが多少あっても、重なり部分の影響を除去して、送信された情報系列を再生することが可能となる。これにより、各基地局の基準シンボルタイミング間の間隔をより狭くして、通信チャネル数Nをさらに大きくとることができる。
【0032】本実施例では、相関器としてマッチドフィルタを使用した例を示したが、複数の基準シンボルタイミングを検出できる相関器であれば、スライディング相関器を組み合わせたもの等も利用できる。
【0033】(実施例2)図6に、複数の基地局と、それによってマルチセルラ方式の移動通信システム上で形成される複数のセルおよび各基地局で使用する基準シンボルタイミングと拡散符号の例を示す。T1は基地局1における基準シンボルタイミングであり、同様にTiは基地局i(i=1,2,…,)における基準シンボルタイミングである。ここで、各基地局で送信する基準シンボルタイミングを異ならせれば、実施例1で説明したように、それらの各基地局間で互いに干渉が起こることはないので、異なる基地局間で同一の拡散符号C1〜Cnを共通に使用できる。
【0034】さらに、文献4:「移動通信の基礎」電子情報通信学会編に記載されているように、ある程度空間的に距離が離れると、電波は自由空間で距離の2乗、市街地では距離の約4乗に反比例して減衰するので、このような空間的に離れた地点間では同じ基準シンボルタイミングを使っても互いに干渉を与えることはない。このことを利用して、同一の基準シンボルタイミングを空間的に再利用することができる。すなわち、例えば図6に示すように、基地局1から空間的に十分離れた基地局Jでは、基地局1と同じ基準シンボルタイミングT1を送信タイミングとして使用することが可能となる。
【0035】このように基準シンボルタイミングの空間的再利用を行うことにより、移動通信システム全体としてより多くの通信チャネルを使用することができるようになる。従って、この基準シンボルタイミングの空間的再利用と、実施例1で説明したような基準シンボルタイミングのオフセットを併用することで、使用可能な通信チャネル数がさらに増加し、加入者容量の非常に大きなCDMA通信システムを実現することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば複数の基地局で共通の拡散符号を用いて情報系列を拡散した後、基地局毎に送信タイミンングを異ならせて移動局へ送信する構成とすることにより、N個の基地局があればN個の独立した通信チャネルを形成することが可能である。従って、自己相関特性および相互相関特性の良好な少ない拡散符号のみしか含まない符号系列を用いても、N倍の通信チャネルを得ることができるため、加入者容量が大きく、またチャネル選択の自由度が高いCDMA通信システムを実現できる。また、特定の拡散符号を特定の基地局で使用するように配置するなどの拡散符号マネージメントが不要となるため、システムマネージメント負荷が軽減され、より簡単で信頼性の高いシステム構築が可能となる。
【0037】また、基地局の送信装置において複数の異なる拡散符号を用いれば、これらの拡散符号を同時に用いて複数の情報系列を同一の送信タイミンングで送信することができ、より多数の通信チャネルが得られる。
【0038】さらに、空間的に離れた地点に位置する二つの基地局の送信装置で同一の送信タイミンングを使用するという送信タイミンングの空間的再利用を行うことにより、システム全体としてより多くの通信チャネルを使用することが可能となるため、より通信容量すなわち加入者容量の大きいCDMA移動通信システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における基地局の送信装置の構成を示すブロック図
【図2】同実施例における基準シンボルタイミングの設定例を示す図
【図3】同実施例における各基地局で使用する拡散符号の例を示す図
【図4】同実施例における移動局に設置の受信装置の構成を示すブロック図
【図5】図4におけるマッチドフィルタの相関出力の一例を示す図
【図6】本発明の他の実施例における基準シンボルタイミングの再利用を説明するための図
【図7】従来のCDMA通信システムにおける送信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
10…拡散符号生成回路 11〜1n…乗算器
21…加算器 22…送信タイミング調整回路
23…制御部 24…同期タイミング発生回路
41…マッチドフィルタ 42…復調器
43…基準シンボルタイミング抽出回路 34…制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】基地局と複数の移動局との間で符号分割多重を用いて通信を行う移動通信システムにおいて、前記基地局は、複数の基地局で共通の拡散符号を用いて情報系列を拡散し、拡散した信号を各基地局毎に異なる送信タイミンングで移動局へ送信する送信装置を有することを特徴とする移動通信システム。
【請求項2】基地局と複数の移動局との間で符号分割多重を用いて通信を行う移動通信システムにおいて、前記基地局は、複数の基地局で共通の拡散符号を用いて情報系列を拡散し、拡散した信号を基地局毎に異なる送信タイミンングで移動局へ送信する送信装置を有し、前記移動局は、前記基地局の送信装置から送信される信号のうち当該移動局に対して予め定められた送信タイミンングで送信されてきた一つの信号を受信し、この受信した信号を前記送信装置で用いた拡散符号と同じ拡散符号を用いて逆拡散して情報系列を得る受信装置を有することを特徴とする移動通信システム。
【請求項3】前記送信装置は、複数の異なる拡散符号を用いて複数の情報系列をそれぞれ拡散し、拡散した信号を同一の送信タイミンングで移動局へ送信することを特徴とする請求項1または2記載の移動通信システム。
【請求項4】前記基地局は複数の地点に設置され、これら複数の基地局のうち空間的に離れた地点に設置された少なくとも二つの基地局の送信装置で同一の送信タイミンングを使用することを特徴とする請求項1、2または3記載の移動通信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開平6−164546
【公開日】平成6年(1994)6月10日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平4−312280
【出願日】平成4年(1992)11月20日
【出願人】(392026693)エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社 (5,876)