説明

移動通信装置のためのマルチメディアモジュール

移動通信装置は、タッチスクリーンデバイスと、タッチスクリーンデバイスに移動可能に接続されるマルチメディアモジュールとを有する。マルチメディアモジュールは、タッチスクリーンデバイスの下であるマルチメディアモジュールの第1位置に配され、第1位置からタッチスクリーンデバイスの第1端部の上に移動可能である第1の入力または出力装置と、タッチスクリーンデバイスの下であるマルチメディアモジュールの第2位置に配され、第2位置からタッチスクリーンデバイスの第2端部の上に移動可能である第2の入力または出力装置とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信装置のためのマルチメディアモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
移動通信装置(携帯電話、携帯情報端末(PDA)等)等の装置は、接触検知入力装置(接触検知インタフェースまたはディスプレイ、タッチスクリーン等)を含む。タッチスクリーンは、通常、ディスプレイの上に配置され、ユーザの指またはスタイラスの接触を検知するために用いる抵抗または容量フィルム層により形成される。いくつかのタッチスクリーンは、タッチスクリーンに表示された情報とのインタラクションを通じて、情報(文字、数字等)の入力、マルチメディア(音楽、ゲーム、映像等)の再生等をユーザに可能にする。しかし、このようなタッチスクリーン型の移動通信装置は、移動通信装置を通じてマルチメディアを再生するための追加のマルチメディアコンポーネント(マルチメディアキー、キーパッド等)をユーザに提供するものではない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明のある観点によれば、タッチスクリーンデバイスと、タッチスクリーンデバイスに移動可能に接続されるマルチメディアモジュールとを有し、マルチメディアモジュールは、タッチスクリーンデバイスの下であるマルチメディアモジュールの第1位置に配され、第1位置からタッチスクリーンデバイスの第1端部の上に移動可能である第1の入力または出力装置と、タッチスクリーンデバイスの下であるマルチメディアモジュールの第2位置に配され、第2位置からタッチスクリーンデバイスの第2端部の上に移動可能である第2の入力または出力装置とを備える移動通信装置が提供される。
【0004】
また、移動通信装置は、無線電話、パーソナル通信システム(PCS)端末、携帯情報端末(PDA)、携帯型ゲームシステムまたは全地球測位システム(GPS)装置のうち1以上でもよい。
【0005】
また、タッチスクリーンデバイスは、ケースと、ケースにより支持されたディスプレイと、入力物体を検知するためのセンサ層とを備えてもよい。
【0006】
また、マルチメディアモジュールは、タッチスクリーンデバイスから取外し可能でもよい。
【0007】
また、タッチスクリーンデバイスが第1方向に移動されるとき、第1の入力または出力装置が露出して第1位置からタッチスクリーンデバイスの第1端部に移動可能でもよい。
【0008】
また、タッチスクリーンデバイスが第1方向とは反対の第2方向に移動されるとき、第2の入力または出力装置が露出して第2位置からタッチスクリーンデバイスの第2端部に移動可能でもよい。
【0009】
また、第1の入力または出力装置は、キーパッドを備えてもよい。
【0010】
また、キーパッドは、1以上のキー、ポインタデバイス、タッチパッドまたはカメラのうち1以上を備えてもよい。
【0011】
また、第1の入力または出力装置は、スピーカを備えてもよい。
【0012】
また、第2の入力または出力装置は、キーパッドを備えてもよい。
【0013】
また、キーパッドは、1以上のキー、ポインタデバイス、タッチパッドまたはカメラのうち1以上を備えてもよい。
【0014】
また、第2の入力または出力装置は、スピーカを備えてもよい。
【0015】
本発明の他の観点によれば、タッチスクリーン移動通信装置と、タッチスクリーン移動通信装置に移動可能に接続されるマルチメディアモジュールとを有し、マルチメディアモジュールは、タッチスクリーン移動通信装置の下であるマルチメディアモジュールの第1位置に配され、第1位置からタッチスクリーン移動通信装置の第1端部の上に移動可能である第1の入力装置と、タッチスクリーン移動通信装置の下であるマルチメディアモジュールの第2位置に配され、第2位置からタッチスクリーン移動通信装置の第2端部の上に移動可能である第2の入力装置とを備えるシステムが提供される。
【0016】
また、タッチスクリーン移動通信装置は、無線電話、パーソナル通信システム(PCS)端末、携帯情報端末(PDA)、携帯型ゲームシステムまたは全地球測位システム(GPS)装置のうち1以上でもよい。
【0017】
また、マルチメディアモジュールは、取外し可能であり、タッチスクリーン移動通信装置とは別のコンポーネントでもよい。
【0018】
また、タッチスクリーン移動通信装置が第1方向に移動されるとき、第1の入力装置が露出して第1位置からタッチスクリーン移動通信装置の第1端部に移動可能でもよい。
【0019】
また、タッチスクリーン移動通信装置が第1方向とは反対の第2方向に移動されるとき、第2の入力装置が露出して第2位置からタッチスクリーン移動通信装置の第2端部に移動可能でもよい。
【0020】
また、第1の入力装置と第2の入力装置のそれぞれは、1以上のキー、ポインタデバイス、タッチパッドまたはカメラのうち1以上を備えるキーパッドを備えてもよい。
【0021】
本発明の他の観点によれば、タッチスクリーンデバイスと、タッチスクリーンデバイスに移動可能に接続されるマルチメディアモジュールとを有し、マルチメディアモジュールは、タッチスクリーンデバイスの下であるマルチメディアモジュールの第1位置に配され、第1位置からタッチスクリーンデバイスの第1端部の上に移動可能である第1の出力装置と、タッチスクリーンデバイスの下であるマルチメディアモジュールの第2位置に配され、第2位置からタッチスクリーンデバイスの第2端部の上に移動可能である第2の出力装置とを備える移動通信装置が提供される。
【0022】
また、第1の出力装置と第2の出力装置のそれぞれは、スピーカを備えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
本明細書の一部として組み込まれた添付図面は、ここで説明する1以上の実施形態を記載しており、詳細な説明とともに、これらの実施形態を説明している。
【図1】ここで説明するシステムおよび/または方法を実施可能な装置の一例を示す図である。
【図2】図1に示した装置のコンポーネント例を示す図である。
【図3】図1に示した装置のディスプレイ(タッチスクリーン等)のコンポーネント例を示す図である。
【図4A】図1に示した装置のマルチメディアモジュールの構成例を示す図である。
【図4B】図1に示した装置のマルチメディアモジュールの構成例を示す図である。
【図4C】図1に示した装置のマルチメディアモジュールの構成例を示す図である。
【図4D】図1に示した装置のマルチメディアモジュールの構成例を示す図である。
【図4E】図1に示した装置のマルチメディアモジュールの構成例を示す図である。
【図4F】図1に示した装置のマルチメディアモジュールの構成例を示す図である。
【図5A】図1に示した装置の平面図の一例を示す図である。
【図5B】図1に示した装置の図5Aの5B−5B線に沿った正面図の一例を示す図である。
【図5C】図1に示した装置の図5Aの5C−5C線に沿った側面図の一例を示す図である。
【図6】ここで説明する実施形態による図1に示した装置とのインタラクションの処理例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下の詳細な説明は、添付図面を参照している。異なる図面中の同一の参照符号は、同一または同様の要素を示している。また、以下の詳細な説明は、本発明を限定するものではない。
【0025】
ここで説明されるシステムおよび/または方法は、タッチスクリーンデバイス(ディスプレイ等)を含みうる移動通信装置(携帯電話、PDA等)のユーザの、マルチメディアおよび/またはゲームの経験を充実したものにしうる。一実施形態では、例えば、システムおよび/または方法は、(移動通信装置等の)タッチスクリーンデバイスを第1方向に移動して第1キーパッドを露出させ、第1キーパッドをタッチスクリーンデバイスの上に移動しうる。システムおよび/または方法は、タッチスクリーンデバイスを第2方向に移動し、タッチスクリーンデバイスを第1キーパッドの下に配して第2キーパッドを露出させ、第2キーパッドをタッチスクリーンデバイスの上に移動しうる。システムおよび/または方法は、タッチスクリーンデバイスを第1方向に移動し、タッチスクリーンデバイスを第1キーパッドの一部の下かつ第2キーパッドの一部の下に配しうる。
【0026】
ここで用いる用語「ユーザ」は、移動通信装置または移動通信装置のユーザを含んで広く解釈されることを意図している。ここで用いる用語「タッチスクリーン」は、タッチスクリーンディスプレイ、接触検知入力装置、接触検知インタフェース等を含んで広く解釈されることを意図している。
【0027】
図1は、ここで説明するシステムおよび/または方法を実施可能な移動通信装置(以下では「装置100」と称する。)の一例を示す図である。装置100は、無線電話、(例えば携帯無線電話にデータ処理およびデータ通信能力を組合せた)パーソナル通信システム(PCS)端末、(無線電話、ページャ、インターネット/イントラネットアクセス等を含む)PDA、携帯型ゲームシステム、全地球測位システム(GPS)装置、タッチスクリーンディスプレイ、これら装置の1つで実行されるスレッドまたはプロセス、および/またはこれら装置の1つにより実行可能なオブジェクトを利用可能な他の移動通信装置を含みうる。図1に示すように、装置100は、(例えばケース120、ディスプレイ130、スピーカ140および/またはマイク150を含む)タッチスクリーンデバイス110と、マルチメディアモジュール160とを含みうる。
【0028】
タッチスクリーンデバイス110は、タッチスクリーンディスプレイ、接触検知入力装置、接触検知インタフェース、タッチスクリーン移動通信装置(例えば、無線電話、PCS端末、PDA、携帯型ゲームシステム、GPS装置等)を含みうる。一実施形態では、タッチスクリーンデバイス110は、非接触スクリーンディスプレイ、非接触スクリーンの無線電話、PCS端末、PDA、携帯型ゲームシステム、GPS装置等のような非接触スクリーンデバイスに置換されうる。
【0029】
ケース120は、タッチスクリーンデバイス110のコンポーネントを外部の要素から保護しうる。ケース120は、タッチスクリーンデバイス110に用いる装置およびコンポーネントを保持するように構成された構造を含み、様々な材料から形成されうる。例えば、ケース120は、プラスチック、金属または複合物から形成され、ディスプレイ130、スピーカ140および/またはマイク150を支持するように構成されうる。一実施形態では、ケース120は、マルチメディアモジュール160と(例えばスライド形式で)接続されるように構成されうる。
【0030】
ディスプレイ130は、ユーザに視覚情報を提供しうる。例えば、ディスプレイ130は、装置100への文字入力、他の装置から受信した文字、画像、映像および/またはグラフィック、および/または着呼び/発呼び、テキストメッセージの着信/発信、Eメール、メディア、ゲーム、電話帳、アドレス帳、現在時刻等を表示しうる。一実施形態では、ディスプレイ130は、ユーザがディスプレイ130に接触するときにユーザ入力を受けるように構成されるタッチスクリーンディスプレイを含みうる。例えば、ユーザは、ユーザの指を通じて直接的に、またはスタイラス等の他の入力物体を通じて、ディスプレイ130に入力を提供しうる。ディスプレイ130を通じて受けたユーザ入力は、装置100内で動作するコンポーネントおよび/または装置により処理されうる。タッチスクリーンディスプレイは、1以上の動作を装置100に実行させるために、装置100とのインタラクションをユーザに可能にする。ディスプレイ130の詳細は、例えば図3に関連して以下で説明される。
【0031】
スピーカ140は、装置100のユーザに聴覚情報を提供しうる。スピーカ140は、タッチスクリーンデバイス110の上部に配置され、ユーザが装置100を用いて通信セッションに関与しているときにイヤホンとして機能しうる。スピーカ140は、装置100上で再生されるゲームおよび/またはビデオ画像に関連する音楽および/または音声情報のための出力装置としても機能しうる。
【0032】
マイク150は、ユーザから聴覚情報を受信しうる。マイク150は、発話または他の音響信号を装置100による利用のための電気信号に変換する装置を含みうる。マイク150は、タッチスクリーンデバイス110の下側の付近に配置されうる。
【0033】
マルチメディアモジュール160は、装置100へ/装置100から入力/出力を提供するためのマルチメディア入力および/または出力装置からなるモジュールを含みうる。例えば、マルチメディアモジュール160は、マルチメディアキーパッド、キー、スピーカ等を含みうる。一実施形態では、マルチメディアモジュール160は、タッチスクリーンデバイス110とは別体の(例えば、脱着可能、取外し可能な)コンポーネントであり、(マルチメディアモジュール160の長手方向に沿ってタッチスクリーンデバイス110をスライド可能にする接続(ベアリング、グルーブ等)を通じて)タッチスクリーンデバイス110に対して機械的に接続(および取外し)されうる。このような構成では、マルチメディアモジュール160のマルチメディア入力および/または出力装置は、有線および/または無線接続を通じてタッチスクリーンデバイス110と通信しうる。他の実施形態では、タッチスクリーンデバイス110とマルチメディアモジュール160は、装置100の統合コンポーネントでもよい。このような構成では、タッチスクリーンデバイス110は、(例えば、マルチメディアモジュール160の長手方向に沿ってタッチスクリーンデバイス110をスライド可能にする接続を通じて)マルチメディアモジュール160に対して移動可能であり、マルチメディアモジュール160のマルチメディア入力および/または出力装置は、有線および/または無線接続を通じてタッチスクリーンデバイス110と通信しうる。マルチメディアモジュール160の詳細は、例えば図4A〜図5Cに関連して以下で説明される。
【0034】
図1は装置100のコンポーネント例を示しているが、他の実施形態では、装置100は、図1に示したコンポーネントに対して、より少ないコンポーネント、異なるコンポーネント、異なる配置のコンポーネント、または追加コンポーネントからなってもよい。さらに他の実施形態では、装置100の1以上のコンポーネントは、装置100の1以上の他のコンポーントにより実行されるとして説明された1以上の他のタスクを実行してもよい。
【0035】
図2は、装置100のコンポーネント例を示す図である。図示するように、装置100は、プロセッサ200、メモリ210、ユーザインタフェース220、通信インタフェース230および/またはアンテナアセンブリ240を含みうる。
【0036】
プロセッサ200は、1以上のマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または等価物を含みうる。プロセッサ200は、装置100およびそのコンポーネントの動作を制御しうる。一実施形態では、プロセッサ200は、ここで説明するように、装置100のコンポーネントの動作を制御しうる。
【0037】
メモリ210は、プロセッサ200により用いられうるデータおよび指令を格納するためのランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)および/または他の形式のメモリを含みうる。
【0038】
ユーザインタフェース220は、装置100に情報を入力するための装置、および/または装置100から情報を出力するための装置を含みうる。入出力装置の例は、装置100へのデータおよび操作コマンドの入力を可能にするボタン(操作ボタン、キーパッドのキー、ジョイスティック等)またはタッチスクリーンインタフェース(タッチスクリーンデバイス110等)、電気信号を受信して音声信号を出力するスピーカ(スピーカ140等)、音声信号を受信して電気信号を出力するマイク(マイク150等)、視覚情報(装置100への文字入力等)を出力するディスプレイ(ディスプレイ130等)、装置100を振動させるバイブレータ、マルチメディアモジュール160のマルチメディア入力および/または出力装置等を含みうる。
【0039】
通信インタフェース230は、例えば、プロセッサ200からのベースバンド信号を無線(RF)信号に変換しうる送信機、および/またはRF信号をベースバンド信号に変換しうる受信機を含みうる。代替的に、通信インタフェース230は、送信機と受信機の両方の機能を実行する送受信機を含みうる。通信インタフェース230は、RF信号の送信および/または受信のためにアンテナアセンブリ240に接続されうる。
【0040】
アンテナアセンブリ240は、RF信号を無線で送信および/または受信する1以上のアンテナを含みうる。アンテナアセンブリ240は、例えば、通信インタフェース230からRF信号を受けて無線で送信し、RF信号を無線で受信して通信インタフェース230に供給しうる。一実施形態では、例えば、通信インタフェース230は、ネットワーク、および/またはネットワークに接続された装置に接続されうる。
【0041】
以下で説明するように、装置100は、メモリ210等のコンピュータ読取可能な媒体に格納されたアプリケーションのソフトウェア指令を実行するプロセッサ200に応答して、ここで説明する特定の動作を実行しうる。コンピュータ読取可能な媒体は、物理的または論理的な記憶装置として定義されうる。論理記憶装置は、単一の物理的な記憶装置内のメモリ空間または複数の物理的な記憶装置に広がるメモリ空間を含みうる。ソフトウェア指令は、他のコンピュータ読取可能な媒体から、または通信インタフェース230を通じて他の装置からメモリ210に読込まれうる。メモリ210に格納されたソフトウェア指令は、ここで説明する処理をプロセッサ200に実行させうる。代替的に、ここで説明する処理を実行するために、ソフトウェア指令に代えて、またはソフトウェア指令と組合せて配線回路が用いられてもよい。よって、ここで説明する実施形態は、配線回路とソフトウェアの特定の組合せに限定されない。
【0042】
図2は装置100のコンポーネント例を示しているが、他の実施形態では、装置100は、図2に示したコンポーネントに対して、より少ないコンポーネント、異なるコンポーネント、異なる配置のコンポーネント、または追加コンポーネントからなってもよい。さらに他の実施形態では、装置100の1以上のコンポーネントは、装置100の1以上の他のコンポーントにより実行されるとして説明された1以上の他のタスクを実行してもよい。
【0043】
図3は、装置100のディスプレイ130のコンポーネント例を示す図である。図示するように、ディスプレイ130は、光源300、スクリーン310および/またはセンサ層320を含みうる。
【0044】
光源300は、情報を表示するためにスクリーン310の下面に背面照明を提供する装置(バックライト等)を含みうる。例えば、光源300は、スクリーン310を部分的に照らす1以上の白熱電球、1以上の発光ダイオード(LED)、蛍光パネル(ELP)、1以上の冷陰極蛍光ランプ(CCFL)、1以上の熱陰極蛍光ランプ(HCFL)等を含みうる。白熱電球は、非常に高い輝度が所望されるときに用いられうる。LEDは、小型で廉価な照明構成に用いられ、有色または白色の光を含みうる。ELPは、大型の照明構成に用いられ、または一様な照明が所望されるときに用いられ、有色または白色の光を含みうる。CCFLは、大型の照明構成に用いられ、白色光でありうる。他の例では、光源300は、非一様な光源から一様な照明を提供するための1以上の拡散器または導光器を利用しうる。さらに他の例では、光源300は、任意色(黄色、緑色、青色、白色等)の光源または有色/無色の光源の組合せを含んでもよい。光源300により提供される光は、ユーザに対面するスクリーン310の上面に前面照明を提供するために用いられてもよい。
【0045】
スクリーン300は、視覚情報(文字、画像、映像、発呼び/着呼び、ゲーム、電話帳、現在時刻、Eメール等)をユーザに提供可能な装置を含みうる。例えば、スクリーン310は、薄膜トランジスタ(TFT)液晶ディスプレイ等の液晶ディスプレイ(LCD)を含みうる。一実施例では、スクリーン310は、(ガラス基板よりはむしろ)金属箔上にTFTを配置するプラスチック基板を含んでもよく、プラスチック基板は、スクリーン310を折り曲げ後に原型に復帰可能にする。スクリーン310は、スクリーン310にカラー画像を表示可能にする、プラスチック基板を被膜する有色フィルタを含みうる。他の実施形態では、スクリーン310は、モノクロームLCDを含んでもよい。
【0046】
センサ層320は、ディスプレイ130上の入力物体330(ユーザの指、スタイラス等)の存在を検知し、ディスプレイ130上の入力物体330の位置(または接触領域)を検出し、ディスプレイ130上にあるユーザの指の数を決定する装置を含みうる。例えば、センサ層320は、指330がセンサ層320に接触するときに電荷(蓄えられた電荷量等)が変化しうる、(例えば、不図示の保護カバーの下に配される)容量性物質の層を含みうる。一実施例では、センサ層320は、電極アレイを含む自己容量回路を含み、ユーザが(指330等により)センサ層320に接触したときに電極アレイの変化を監視しうる。他の実施例では、センサ層320は、電流を伝導する駆動線の層を含み、ユーザがセンサ層320に接触したときに電荷の変化を検出するセンサ線の他の層を含みうる。
【0047】
センサ層320は、ユーザがセンサ層320に接触するたびに、その電気特性に関連する変化を検知し、この情報をプロセッサ200および/またはメモリ210に供給しうる。プロセッサ200は、この情報を用いて、ディスプレイ130上のユーザの指の形状、大きさおよび/または位置を決定しうる。
【0048】
図3は装置100のディスプレイ130のコンポーネント例を示しているが、他の実施形態では、ディスプレイ130は、図3に示したコンポーネントに対して、より少ないコンポーネント、異なるコンポーネント、異なる配置のコンポーネント、または追加コンポーネントからなってもよい。さらに他の実施形態では、ディスプレイ130の1以上のコンポーネントは、ディスプレイ130の1以上の他のコンポーントにより実行されるとして説明された1以上の他のタスクを実行してもよい。
【0049】
マルチメディアモジュール入力/出力装置の例
図4A−4Fは、装置100のマルチメディアモジュール160の構成例を示す図である。図4Aに示すように、タッチスクリーンデバイス110が(例えば、マルチメディアモジュール160の長手方向に沿って)方向400に移動(スライド等)されると、(例えば、タッチスクリーンデバイス110の下に格納された)マルチメディアモジュール160のキーパッド410が露出しうる。キーパッド410は、ゲームキー420、キー430および/または他の入力装置(ポインタ装置、タッチパッド、カメラ等)を含みうる。
【0050】
キーパッド410は、装置100に1以上の動作を実行させるために装置100とのインタラクションをユーザに可能にする操作ボタンを含みうる。例えば、操作ボタンは、ゲームをするために用いられてもよく、マルチメディア機能(映像、音声および/または画像の操作および/または取込み、音楽の再生等)を実行するため等に用いられてもよい。キーパッド410は、標準的な電話キーパッド、QWERTYキーボード(またはQWERTYキーボードの一部)等を含んでもよい。一実施形態では、キーパッド410は、タッチスクリーンデバイス110を通じて提供されない(または容易に利用できない)機能を提供してもよい。
【0051】
ゲームキー420は、ジョイスティック、ポインタ装置、タッチパッド等、ゲームをするために用いるキーを含みうる。キー430は、ゲームをするために用いるキー、マルチメディア機能を実行するために用いるキー、タッチスクリーンデバイス110の他の機能(電話機能、映像機能、音楽機能等)を作動させるために用いるキー等を含みうる。
【0052】
図4Bに示すように、キーパッド410は、タッチスクリーンデバイス110の外側かつ上の方向440(上向きおよび下向き等)に移動されうる。キーパッド410は、キーパッド410をタッチスクリーンデバイス110の外側かつ上の方向440に移動可能にする装置(ヒンジ、ベアリング等)を通じてマルチメディアモジュール160に装着されうる。図4Cに示すように、キーパッド410がタッチスクリーンデバイス110の外側かつ上に配されると、タッチスクリーンデバイス110は、タッチスクリーンデバイス110がキーパッド410の下に配されるように、(例えば、方向400(図4A)とは反対の)方向450に移動(スライド等)されうる。これにより、キーパッド410は、タッチスクリーンデバイス110の上にロックされうる。
【0053】
図4Dに示すように、タッチスクリーンデバイス110が(例えば、マルチメディアモジュール160の長手方向に沿って)方向450に移動(スライド等)され続けると、(例えば、タッチスクリーンデバイス110の下に格納された)マルチメディアモジュール160のキーパッド460が露出しうる。キーパッド460は、ゲームキー470、キー480および/または他の入力装置(ポインタ装置、タッチパッド、カメラ等)を含みうる。
【0054】
キーパッド460は、装置100に1以上の動作を実行させるために装置100とのインタラクションをユーザに可能にする操作ボタンを含みうる。例えば、操作ボタンは、ゲームをするために用いられてもよく、マルチメディア機能(映像、音声および/または画像の操作および/または取込み、音楽の再生等)を実行するため等に用いられてもよい。キーパッド460は、標準的な電話キーパッド、QWERTYキーボード(またはQWERTYキーボードの一部)等を含んでもよい。一実施形態では、キーパッド460は、タッチスクリーンデバイス110を通じて提供されない(または容易に利用できない)機能を提供してもよい。
【0055】
ゲームキー470は、ジョイスティック、ポインタ装置、タッチパッド等、ゲームをするために用いるキーを含みうる。キー480は、ゲームをするために用いるキー、マルチメディア機能を実行するために用いるキー、タッチスクリーンデバイス110の他の機能(電話機能、映像機能、音楽機能等)を作動させるために用いるキー等を含んでもよい。
【0056】
図4Eに示すように、キーパッド460は、タッチスクリーンデバイス110の外側かつ上の方向490(上側および下側等)に移動されうる。キーパッド460は、キーパッド460をタッチスクリーンデバイス110の外側かつ上の方向490に移動可能にする装置(ヒンジ、ベアリング等)を通じてマルチメディアモジュール160に装着されうる。キーパッド410がタッチスクリーンデバイス110の外側かつ上に配されると、タッチスクリーンデバイス110は、図4Fに示すように、タッチスクリーンデバイス110がキーパッド460の下に配されるように、(例えば、マルチメディアモジュール160の長手方向に沿って)方向400に移動(スライド等)されうる。これにより、キーパッド460は、タッチスクリーンデバイス110の上にロックされうる。一実施形態では、タッチスクリーンデバイス110は、キーパッド410の一部の下およびキーパッド460の一部の下に配されてもよい。
【0057】
図4Fに示す構成では、装置100は、様々なマルチメディア用途に利用されうる。一例では、タッチスクリーンデバイス110は、(ディスプレイ130を通じて)ゲームを表示し、キーパッド410、460は、ゲームに関連する機能を実行するために装置100のユーザにより利用されうる。他の例では、タッチスクリーンデバイス110は、(ディスプレイ130を通じて)同一または異なるゲームを表示し、キーパッド410は、ゲームに関連する機能を実行するために装置100の一方のユーザにより利用され、キーパッド460は、ゲームに関連する機能を実行するために装置100の他方のユーザにより利用されうる。この例では、ゲームは、異なるゲームコントローラ(キーパッド410、460等)の操作を各ユーザに要求する、2プレイヤ形式のゲームでありうる。さらに他の実施形態では、1以上のキーパッド410、460は、スピーカにより置換されてもよく、タッチスクリーンデバイス110は、(例えば、装置100に格納されている)音楽を再生可能な音楽プレイヤを(ディスプレイ130を通じて)表示してもよい。スピーカは、装置100により再生される音楽のためにステレオ品質の音声を提供してもよい。他の例では、1以上のキーパッド410、460は、ゲームキー420、キー430、ゲームキー470およびキー480とともに、キーパッド410、460の1以上の部分に配された1以上のスピーカを含んでもよい。
【0058】
図4A−4Fはマルチメディアモジュール160のコンポーネント例および構成例を示しているが、他の実施形態では、マルチメディアモジュール160は、図4A−4Fに示したコンポーネントに対して、より少ないコンポーネント、異なるコンポーネント、異なる配置のコンポーネント、または追加コンポーネントからなってもよい。さらに他の実施形態では、マルチメディアモジュール160の1以上のコンポーネントは、マルチメディアモジュール160の1以上の他のコンポーントにより実行されるとして説明された1以上の他のタスクを実行してもよい。
【0059】
図5Aは、装置100の平面図の一例を示す図である。図示するように、装置100は、タッチスクリーンデバイス110、マルチメディアモジュール160、キーパッド410およびスピーカ500を含みうる。タッチスクリーンデバイス110とマルチメディアモジュール160は、例えば図1から図4Fに関連して説明した特徴を含みうる。
【0060】
キーパッド410は、例えば図4A−4Fに関連して説明した特徴を含みうる。図5Aにさらに示すように、キーパッド410は、ポインタ510、タッチパッド520、カメラ530およびキー540を含みうる。ポインタ510は、タッチスクリーンデバイス110のディスプレイ130上でポインタ(またはカーソル)を移動させ、タッチスクリーンデバイス110により提供されるゲームに関連する機能を実行するため等に用いる入力装置(ポインティングスティック、トラックボール等)を含みうる。タッチパッド520は、(入力物体330(図3)等から)接触を検出し、タップ操作の接触を通じてマウスクリックを生成し、接触圧を検知し、特殊なジェスチャ(エッジに沿う指の移動を通じたスクロール等)を検知する平坦面を含みうる。カメラ530は、画像および/または映像を取込んで格納する装置を含みうる。例えば、カメラ530は、従来のカメラのような現像フィルムを用いる代わりに、画像および/または映像を電子的に取込んで格納するデジタルカメラを含みうる。カメラ530は、多機能であり、画像とともに音声および/または映像を記録可能に構成されてもよい。キー540は、ゲームをするために用いるキー、マルチメディア機能を実行するために用いるキー、タッチスクリーンデバイス110の他の機能(電話機能、映像機能、音楽機能等)を作動させるために用いるキー等を含んでもよい。
【0061】
スピーカ500は、聴覚可能な音声を生成するためにアナログ音声信号を等価な空気振動に変換する装置を含みうる。スピーカ500は、装置100のユーザに聴覚可能な情報を提供しうる。スピーカ500は、ユーザが装置100を用いた通信セッションに関与しているときにハンズフリー音声装置として機能してもよい。スピーカ500は、装置100上で再生されるゲームおよび/または映像イメージに関連する音楽および/または音声情報のための出力装置として機能してもよい。一実施形態では、キーパッド410は、他のスピーカ500により置換されてもよく、スピーカ500は、装置100のユーザにステレオ音声を提供してもよい。
【0062】
一実施例では、キーパッド410は、タッチスクリーンデバイス110に表示されるアプリケーションに応じて変化しうる入力装置(ソフトタッチキー等)を提供する(タッチスクリーンデバイス110と同様の)タッチスクリーンデバイスでもよい。例えば、タッチスクリーンデバイス110が映画を表示していると、キーパッド410は、再生、一時停止、停止、音量キー等、映画に関連するキーを表示してもよい。タッチスクリーンデバイス110がゲームを表示していると、キーパッド410は、上、下、左、右、他のゲーム関連キー等、ゲームに関連するキーを表示してもよい。このような構成では、装置100のユーザは、タッチスクリーンデバイス110に表示されるアプリケーションに基づきキーパッド410がどのように変更されるかを設定してもよい。
【0063】
図5Bは、装置100の図5Aの5B−5B線に沿った正面図の一例を示す図である。図5Cは、装置100の図5Aの5C−5C線に沿った側面図の一例を示す図である。図5B、5Cに示すように、キーパッド410とスピーカ500は、タッチスクリーンデバイス110の上かつ部分的に外側に配されうる。タッチスクリーンデバイス110の上かつ部分的に外側にキーパッド410とスピーカ500を配することで、装置100は、図4Fに関連して説明したように、様々なマルチメディア用途に利用されうる。
【0064】
図5A−5Cは装置100のコンポーネント例および構成例を示しているが、他の実施形態では、装置100は、図5A−5Cに示したコンポーネントに対して、より少ないコンポーネント、異なるコンポーネント、異なる配置のコンポーネント、または追加コンポーネントからなってもよい。さらに他の実施形態では、装置100の1以上のコンポーネントは、装置100の1以上の他のコンポーントにより実行されるとして説明された1以上の他のタスクを実行してもよい。
【0065】
処理例
図6は、ここで説明する実施形態による装置100とのインタラクションの処理例600を示すフロー図である。一実施形態では、処理600は、装置100の1以上のコンポーネントにより実行されうる。
【0066】
図6に示すように、処理600は、タッチスクリーンデバイスを第1方向に移動させて第1キーパッドを露出させ(ブロック610)、第1キーパッドをタッチスクリーンの上に移動する(ブロック620)ことで開始しうる。例えば、図4A、4Bに関連して説明した実施形態では、装置100のタッチスクリーンデバイス110が(例えば、マルチメディアモジュール160の長手方向に沿って)方向400に移動(スライド等)されると、(タッチスクリーンデバイス110の下に格納された)マルチメディアモジュール160のキーパッド410が露出しうる。キーパッド410は、ゲームキー420、キー430および/または他の入力装置(ポインタ装置、タッチパッド、カメラ等)を含みうる。キーパッド410は、タッチスクリーンデバイス110の外側かつ上の方向440に移動されうる。キーパッド410は、タッチスクリーンデバイス110の外側かつ上の方向440にキーパッド410を移動可能にする装置(ヒンジ、ベアリング等)を通じてマルチメディアモジュール160に装着されうる。
【0067】
さらに図6に示すように、タッチスクリーンデバイスは、(第1方向とは反対の)第2方向に移動され、タッチスクリーンデバイスを第1キーパッドの下に配して第2キーパッドを露出させ、(ブロック630)、第2キーパッドは、タッチスクリーンデバイスの上に移動されうる(ブロック640)。例えば、図4D、4Eに関連して説明した実施形態では、タッチスクリーンデバイス110が(例えば、マルチメディアモジュール160の長手方向に沿って)方向450に移動(スライド等)され続けると、(例えば、タッチスクリーンデバイス110の下に格納された)マルチメディアモジュール160のキーパッド460が露出しうる。キーパッド460は、ゲームキー470、キー480および/または他の入力装置(ポインタ装置、タッチパッド、カメラ等)を含みうる。キーパッド460は、タッチスクリーンデバイス110の外側かつ上の方向490に移動されうる。キーパッド460は、タッチスクリーンデバイス110の外側かつ上の方向490にキーパッド460を移動可能にする装置(ヒンジ、ベアリング等)を通じてマルチメディアモジュール160に装着されうる。
【0068】
図6に戻って、タッチスクリーンデバイスは、タッチスクリーンデバイスを第1キーパッドの一部の下かつ第12キーパッドの一部の下に配するように、第1方向に移動されうる(ブロック650)。例えば、図4Fに関連して説明した実施形態では、キーパッド410がタッチスクリーンデバイス110の外側かつ上に配されると、タッチスクリーンデバイス110は、(例えば、マルチメディアモジュール160の長手方向に沿って)方向400に再び移動(スライド等)され、タッチスクリーンデバイス110がキーパッド460の下に配されうる。これにより、キーパッド460は、タッチスクリーンデバイス110の上にロックされうる。一例では、タッチスクリーンデバイス110は、キーパッド410の一部の下かつキーパッド460の一部の下に配されてもよい。
【0069】
ここで説明したシステムおよび/または方法は、タッチスクリーンデバイスを含みうる移動通信装置のユーザの、マルチメディアおよび/またはゲームの経験を充実したものにしうる。一実施形態では、例えば、システムおよび/または方法は、(移動通信装置等の)タッチスクリーンデバイスを第1方向に移動し、第1キーパッドを露出させ、第1キーパッドをタッチスクリーンデバイスの上に移動しうる。システムおよび/または方法は、タッチスクリーンデバイスを第2方向に移動し、タッチスクリーンデバイスを第1キーパッドの下に配して第2キーパッドを露出させ、第2キーパッドをタッチスクリーンデバイスの上に移動しうる。システムおよび/または方法は、タッチスクリーンデバイスを第1方向に移動し、タッチスクリーンデバイスを第1キーパッドの一部の下かつ第2キーパッドの一部の下に配しうる。
【0070】
実施形態の前述した説明は、説明と記載を提供するが、開示した通りの形態に本発明を限定することを意図するものではない。前述した教示をふまえた修正と変形が可能であり、本発明の実践からも修正と変形が得られるであろう。
【0071】
また、図6に関して一連のブロックが説明されたが、他の実施形態では、ブロックの順序が変更されてもよい。また、互いに依存しないブロックが並列に実行されてもよい。
【0072】
本明細書では、用語「備える(comprises/conprising)」は、記載された特徴、整数(integer)、ステップまたはコンポーネントの存在を特定するが、1以上の他の特徴、整数、ステップ、コンポーネント、またはこれらの組合せの存在または追加を除外するものではないことは勿論である。
【0073】
ここで説明する観点は、図面に示された実施形態のソフトウェア、ファームウェアおよびハードウェアとは異なる多くの形態で実施されてもよい。これらの観点を実施するために用いる、実際のソフトウェアコードまたは特殊な制御ハードウェアは、本発明を限定するものではない。よって、これらの観点の動作と挙動は、特定のソフトウェアコードを参照せずに説明された。これらの観点を実施するためのソフトウェアや制御ハードウェアは、ここでの説明に基づき設計可能であろう。
【0074】
請求項および/または明細書中の開示は、特徴の特定の組合せを記載しているが、これらの組合せは、本発明の説明を限定することを意図するものではない。実際に、これらの特徴の多くは、請求項および/または明細書中の開示に具体的に記載されていない方法で組合されてもよい。
【0075】
本出願内で用いられる要素、動作または指令は、そのように明記されていない限り、本発明に必須または不可欠なものではない。また、冠詞「a」は、1以上の要素を含むことを意図している。単一の要素を意図する場合、用語「1つの」または同様な用語が用いられる。また、表現「〜に基づく」は、他に明記されていない限り、「少なくとも一部で〜に基づく」を意味することを意図している。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンデバイスと、前記タッチスクリーンデバイスに移動可能に接続されるマルチメディアモジュールとを有し、
前記マルチメディアモジュールは、
前記タッチスクリーンデバイスの下である前記マルチメディアモジュールの第1位置に配され、前記第1位置から前記タッチスクリーンデバイスの第1端部の上に移動可能である第1の入力または出力装置と、
前記タッチスクリーンデバイスの下である前記マルチメディアモジュールの第2位置に配され、前記第2位置から前記タッチスクリーンデバイスの第2端部の上に移動可能である第2の入力または出力装置と
を備える移動通信装置。
【請求項2】
無線電話、パーソナル通信システム(PCS)端末、携帯情報端末(PDA)、携帯型ゲームシステムまたは全地球測位システム(GPS)装置のうち1以上である、請求項1に記載の移動通信装置。
【請求項3】
前記タッチスクリーンデバイスは、ケースと、前記ケースにより支持されたディスプレイと、入力物体を検知するためのセンサ層とを備える、請求項1に記載の移動通信装置。
【請求項4】
前記マルチメディアモジュールは、前記タッチスクリーンデバイスから取外し可能である、請求項1に記載の移動通信装置。
【請求項5】
前記タッチスクリーンデバイスが第1方向に移動されるとき、前記第1の入力または出力装置が露出して前記第1位置から前記タッチスクリーンデバイスの前記第1端部に移動可能である、請求項1に記載の移動通信装置。
【請求項6】
前記タッチスクリーンデバイスが前記第1方向とは反対の第2方向に移動されるとき、前記第2の入力または出力装置が露出して前記第2位置から前記タッチスクリーンデバイスの前記第2端部に移動可能である、請求項5に記載の移動通信装置。
【請求項7】
前記第1の入力または出力装置は、キーパッドを備える、請求項1に記載の移動通信装置。
【請求項8】
前記キーパッドは、1以上のキー、ポインタデバイス、タッチパッドまたはカメラのうち1以上を備える、請求項7に記載の移動通信装置。
【請求項9】
前記第1の入力または出力装置は、スピーカを備える、請求項1に記載の移動通信装置。
【請求項10】
前記第2の入力または出力装置は、キーパッドを備える、請求項1に記載の移動通信装置。
【請求項11】
前記キーパッドは、1以上のキー、ポインタデバイス、タッチパッドまたはカメラのうち1以上を備える、請求項10に記載の移動通信装置。
【請求項12】
前記第2の入力または出力装置は、スピーカを備える、請求項1に記載の移動通信装置。
【請求項13】
タッチスクリーン移動通信装置と、前記タッチスクリーン移動通信装置に移動可能に接続されるマルチメディアモジュールとを有し、
前記マルチメディアモジュールは、
前記タッチスクリーン移動通信装置の下である前記マルチメディアモジュールの第1位置に配され、前記第1位置から前記タッチスクリーン移動通信装置の第1端部の上に移動可能である第1の入力装置と、
前記タッチスクリーン移動通信装置の下である前記マルチメディアモジュールの第2位置に配され、前記第2位置から前記タッチスクリーン移動通信装置の第2端部の上に移動可能である第2の入力装置と
を備えるシステム。
【請求項14】
前記タッチスクリーン移動通信装置は、無線電話、パーソナル通信システム(PCS)端末、携帯情報端末(PDA)、携帯型ゲームシステムまたは全地球測位システム(GPS)装置のうち1以上である、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記マルチメディアモジュールは、取外し可能であり、前記タッチスクリーン移動通信装置とは別のコンポーネントである、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記タッチスクリーン移動通信装置が第1方向に移動されるとき、前記第1の入力装置が露出して前記第1位置から前記タッチスクリーン移動通信装置の前記第1端部に移動可能である、請求項13に記載のシステム。
【請求項17】
前記タッチスクリーン移動通信装置が前記第1方向とは反対の第2方向に移動されるとき、前記第2の入力装置が露出して前記第2位置から前記タッチスクリーン移動通信装置の前記第2端部に移動可能である、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記第1の入力装置と前記第2の入力装置のそれぞれは、1以上のキー、ポインタデバイス、タッチパッド、またはカメラのうち1以上を備えるキーパッドを備える、請求項13に記載のシステム。
【請求項19】
タッチスクリーンデバイスと、前記タッチスクリーンデバイスに移動可能に接続されるマルチメディアモジュールとを有し、
前記マルチメディアモジュールは、
前記タッチスクリーンデバイスの下である前記マルチメディアモジュールの第1位置に配され、前記第1位置から前記タッチスクリーンデバイスの第1端部の上に移動可能である第1の出力装置と、
前記タッチスクリーンデバイスの下である前記マルチメディアモジュールの第2位置に配され、前記第2位置から前記タッチスクリーンデバイスの第2端部の上に移動可能である第2の出力装置と
を備える移動通信装置。
【請求項20】
前記第1の出力装置と前記第2の出力装置のそれぞれは、スピーカを備える、請求項19に記載の移動通信装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−505568(P2012−505568A)
【公表日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−529652(P2011−529652)
【出願日】平成21年9月21日(2009.9.21)
【国際出願番号】PCT/IB2009/054136
【国際公開番号】WO2010/125430
【国際公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】