説明

穴あきボール入りソース容器

【課題】マヨネーズやケチャップ等のトロミのある粘性液状体ソースを、残さず使い切ろうとしても、自立型の容器は、押し潰すことができず、又、容器を振っても、底部にへばり付いて、完全に使い切ることが不可能であった。
本発明は、粘性液状体ソースを使い切るための容器を提供する。
【解決手段】ガラス又はポリエチレン樹脂等の合成樹脂素材を、マヨネーズやケチャップ等の粘性液状体ソースを入れる、キャップの付いた自立型のボトル容器にし、容器内部に、板状にしたポリエチレン樹脂等の合成樹脂素材の所々に穴を開け、さらに、円形の球形状に加工した、吐出口から飛び出さない大きさのボールを入れ、容器を振った時、残り少ない内容物が撹拌され、底部にへばり付いた粘性液状体ソースを残すことなく吐出使用できることを特徴とする穴あきボール入りソース容器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マヨネーズやケチャップ等のトロミのある粘性液状体ソースの容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、マヨネーズやケッチャプ等の粘性液状のソースを、残さず使い切ろうとしても、容器の底部にへばり付き、容器を振っても、完全に出し切ることが出来なかった。又、自立型の容器自体を押し潰すことも難しく、最後までソースを使い切るための容器が欲しかった。
なお、容器内に何も入れないタイプのものは知られている。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2007−45520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ソース容器に入ったトロミのある粘性液状体ソースを、残さず使い切るために工夫された容器が無かった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ガラス又はポリエチレン樹脂等の合成樹脂素材を、マヨネーズやケチャプ等の粘性液状体ソースを入れる自立型のボトル状の容器にし、容器内部に、ポリエチレン樹脂等の合成樹脂素材を板状にして所々穴を開け、さらに、円形の球形状に加工したボールを入れる。
以上の構成よりなる穴あきボール入りソース容器である。
【発明の効果】
【0006】
従来、マヨネーズやケチャップ等のトロミのあるソースを残すことなく、使い切ることが不可能であったが、本発明を使用することで、容易に内容物を吐出使用でき、使い切ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の使用状態を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の形態を説明する。
(イ)ガラス又はポリエチレン樹脂等の合成樹脂からなる自立型のマヨネーズ等の粘性液状態のソースを入れるボトル型のソース容器(1)の上部に吐出口(2)を設け、吐出口(2)はキャップ(3)で開閉自在とする。
(ロ)内部を空洞にし、表皮を板状とする球形状の合成樹脂素材からなるボール(4)に複数の穴(5)を設ける。
(ハ)ソース容器(1)の内部にボール(4)を内蔵させ、ボール(4)は吐出口(2)より大きな直径からなる。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、容器(1)を振って、内容物(6)を撹拌させ、吐出口(2)より押し出す。特に、内容物が残り少ない時に、容器底部にへばり付いた残留物を剥がし、吐出させるのに最も有効である。
【符号の説明】
【0009】
1ソース容器
2吐出口
3キャップ
4ボール
5穴
6内容物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス又はポリエチレン樹脂等の合成樹脂素材を、キャップのある吐出口の付いた自立型のソースボトル容器にし、容器内部に、板状の合成樹脂素材の所々に穴を開け、さらに、円形の球形状に加工し、吐出口から飛び出ない直径のボールを入れた、穴あきボール入りソース容器。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−71889(P2012−71889A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−234029(P2010−234029)
【出願日】平成22年9月29日(2010.9.29)
【出願人】(510157247)
【Fターム(参考)】